The Man and His Music (詳細)
Sam Cooke(アーティスト)
「生涯の友になるCDです」「いつも隣に」「12,000円て何」
「のびやか・軽やか・あでやか。」「今いちばん好きなエリス」「なんじゃこりゃ?」「唐辛子はいかが?」「やや荒削りなエリスが良い。」
Pet Sounds [from UK] [Import] (詳細)
The Beach Boys(アーティスト)
「まさに究極のPET SOUNDS」「CDのレビューから転載ではない」「名盤」「We could live forever tonight」「最高」
The Royal Scam (詳細)
Steely Dan(アーティスト)
「Steely Danの“ウラ最高傑作”」「ダンの傑作」「間違いなく星5つの傑作アルバム」「スティーリー・ダンをロックのカテゴリーで語れた最後の作品」「近代ロックの礎」
Moondance (詳細)
Van Morrison(アーティスト)
「★10個!!」「ムーンダンス」「ロックの名盤14」「最高です、最高です。」「みなさ~ん、最高傑作ですよ~!聴かないと損ですよ~!」
The Miseducation of Lauryn Hill (詳細)
Lauryn Hill(アーティスト)
「「伝える」強さ」「ここ20年で最高の洋楽アルバム」「一家に一枚、必需品です!」「グラミー賞総ナメ!!」「骨が1本通っているファンクアルバム」
Going to Go-Go / Away We Go-Go (詳細)
Smokey Robinson & Miracles(アーティスト)
「"GoingToAGo-Go"だけでも五つ星!!」
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・「生涯の友になるCDです」
サム・クックの全キャリアを1枚にまとめた素晴らしいベスト盤です、ソロ歌手になる前のSoul Stirrers時代の音源から始まり最後の28曲目にA change is gonna comeが収録されている、という文句の付けようのない
内容です、サム・クックにはたくさんベスト盤がありますから初めて購入しようというかたはぜひ購入可能なベスト盤から聴いてみてください、60年代初めにサム・クックが黒人音楽のあるひとつの「高み」に確かに達していたことが容易に理解できます、もし中古を見つけた場合は迷わず購入することをお勧めします、
・「いつも隣に」
人種を超え、国境を超え、ただ同じ人間として、泣いたり笑ったり唄ったりできる数少ないCDだと思います。ジャンルを超えて、ただ「うた」としてすばらしい。上手下手を超えて、一緒に歌いたくなります!
・「12,000円て何」
確かに、入門書として選曲は最高だと思いますよ。「THAT's HEAVEN TO ME」が入っていることで内山田洋とクールファイブの意図が理解できることは、重要ですが、それでその値段はちょっとね(-_-;)
・「のびやか・軽やか・あでやか。」
一曲目から驚かされます。まるで朝の鳥のように軽やかなヴォーカル。かと思えば、ぐっと聴かせるバラードあり。びっくり箱のような一枚!彼女のアルバムは他にも持っているけれど、この”IN LONDON”が私は一番好きです。オケに負けないパワフルな(でも決して力強く聞こえるわけではない)彼女の声に最初から最後まで圧倒されるアルバムです。
・「今いちばん好きなエリス」
わたしも彼女のアルバムは数枚持っていますが、その中でもこれが一番好き。本当にのびのびと、力まずに歌ってると思います。同じ1969年の "COMO & PORQUE" や、それ以降では、もっと力強く迫力のある歌い方なんだけど。曲もアップビートなものが多いし。わたしは "IN LONDON" のほうが好き。でも、もっとエリスを聴き込んだらまた変わるのかも知れないけど。両手をぴょこっとさせて、羽ばたく前の小鳥みたいなエリスのジャケ写もすごくかわいい。オムニバスに入ってた1963年の1曲(Domingo Em Copacabana, これはめちゃくちゃ爽やかなエリスでした)と、かなり堂に入った1969年以降のものしかもってないから、その間のエリスが聴いてみたい。
・「なんじゃこりゃ?」
まずクオリティの高さにビックリ。たった2日間で録音したなんてホントに驚き。まずプレーヤーにセットしていきなりエリスの声だけがパーンと聞こえてきて曇り空なんか吹っ飛びそう。英国にむけてのアルバムだったから本国ブラジルで発売になったのはだいぶ後になったそう。そういうエピソードを聞くとエリスはほんとに波瀾万丈な人生だったなと。でもその中のたった2日間のテンションの高さが聴けるのはウレシイことだと思います。
・「唐辛子はいかが?」
その人生が、その生き方が「唐辛子」の様なスパイシーな存在であったレジーナを理解するにもってこいのロンドンレコーディングな1枚。
このレコーディングは、1曲(それはボーカルダビングだけ)を除いて一発録りだったことに驚かざるを得ない。 なぜならばこのCDに収められている熱情と愛情がダイレクトだからだ。 激しく、そして包み込む優しさが同居している、そして稀なる名盤だと言えよう。
できれば、寂しくなった時に聴いて欲しい。 ジャケットのレジーナが鳩の戯れを喜ぶのと同様に、このCDを聴き終わったあなたの心がロンドンの雲を吹き飛ばしてしまうかも知れないから。いつでも買える珠玉の1枚であって欲しい。
・「やや荒削りなエリスが良い。」
数あるエリスのアルバムの中でも特別な存在。ベストアルバムとは言わないがエリス入門には最適です。後期の完成されたボーカルとはまた違うやや荒削りな彼女の魅力が詰まってます。本当にうまいですね。ロック好きな方にも聞き易いのではないでしょうか。
●Pet Sounds [from UK] [Import]
・「まさに究極のPET SOUNDS」
両面仕様で、片面がDVD Audio用、もう片面が通常DVDプレーヤー用で、'97年のマルチ・マスターからの5.1chサラウンドはDDのみならず、DTSも収録。その他、高音質96KHz / 24bitでそれぞれstereoとmonoも収録されており、ボーナス曲も5.1chで7曲入り。プロモやメイキングなど、映像特典も満載で、ファンならずとも絶対に買い!のソフトです。
これ一枚あれば、あとは'ヴァージョン違いの'01年版のstereo盤(monoとの2 in 1 CDで発売。'99年発売のものは'97年マスターなので注意。)があれば、音質いまいちのオリジナル・アナログ盤すらも入りません!
・「CDのレビューから転載ではない」
DVD Audio でましたよ。ペットサウンズ・セッションズ等からの音源も含む20曲が、モノ・ステレオ(2002リマスター),さらに5.1サラウンドでも収録。音のよさに感動(うちのしょぼいオーディオでも)。また、DVD Audio らしく特典映像として、ペットサウンズ・セッションズのドキュメント、スループジョンBやペットサウンズのプロモヴィデオに、ディスコグラフィーと盛りだくさん。CDとさほど変わらない値段だし、絶対買うべし。
・「名盤」
このアルバムは、私が20歳のとき初めて聴いて涙を流した作品です。最近のビーチボーイズへの(やっとの正当な)再評価はうれしい限りですが、個人的にはペットサウンズのみ突出した評価はちょっと・・・と考えているのもホンネ(ビーチボーイズの他のアルバムも素晴らしい!!)。が、そんなことは差し引いてもこれは後世に残すべき作品だと思います。
このアルバムに興味を持っている方は、とにかく買ってまずは10回聴いてみよう。ちょっと難解な世界が少しづつときほぐされ、美しくも哀しい、そしてメランコリックなブライアンのハートに触れることでしょう。全てのポップ/ロックファン(もちろん全ての音楽ファンにも)に聴いてもらいたい名盤です。
・「We could live forever tonight」
『ペットサウンズ』は時間の流れを変えてしまう。それぞれの楽曲がもつ3分なら3分という時間がほんの一瞬に感じられたり、逆にある一秒にも満たない一瞬の響きが永遠の広がりをもつように感じられたりする。
”God only knows”や ”Wouldn't it be nice”は最初に聴いた時から大好きになったが、その他の曲に関しては何度も繰り返して聴いてゆくうちに少しずつその素晴らしさを理解していった。その過程のなかで僕にとって決定的だったのは”Don't talk”の素晴らしさに気がついた瞬間だ。本当に突然、僕はその曲が引き起こす”うねり”のようなものに気づいた。その”うねり”にあわせて時間の流れは伸びたり縮んだりするようだった。それはまるで”永遠の一瞬”ともいえるような瞬間であり、同時に僕が『ペットサウンズ』という音楽に”出会った”瞬間だった。
『ペットサウンズ』はその全編が途切れることのない”永遠の一瞬”の連なりによって成り立っている。僕が感じた”うねり”とは、もしかしたら宇宙のうねりなのかもしれない。
・「最高」
初めは??でしたが、繰り返し聴くとよさが分かってきました。今では事あるごとに聴いています。多分、一生聴けます。
・「Steely Danの“ウラ最高傑作”」
こういうアルバムを聴くにつけ、昨今の多くのバンドの“秩序を失った”音作り、アルバム作りを嘆かわしく思う。スティーリー・ダンは当初、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーを中心とした“バンド”だったが、途中から2人を核にした音楽制作集団(他のパートはセッションマンによる道具と化した)に変わって行った。通常パーマネント・ネームを持ったバンドまたはグループは、その集合体を前提にアルバムを発表して行くものだが、スティーリー・ダンは違う。“2人の音楽を具現化するための場”として「スティーリー・ダン」があり、これを維持して行くために2人以外の“構成員”はアルバム制作ごとにサポート・メンバー的に入れ替わる。このアルバムは彼らの5作目であるが、前作『Katy Lied』あたりから徐々にその形態に変化して行った。彼らの最高作と言えば6作目『Aja』もしくは7作目『Gaucho』を挙げる人が多いと思うが、聴く側の受け入れ易さなどを加味して考えた場合は本作『The Royal Scam』が“ウラ最高作”と言えるのではないかと思う。とにかくボーカルを中心としたサウンド全体の音の輪郭がハッキリしていながらも、それらを構成する各楽器の絡み具合いがまるで完成したジグソーパズルのごとく正確無比に構築されているのには驚かされる。とにかく隅々まで丁寧な作りであり、30年前に発表されたこの作品をピークに、音楽は無秩序で短絡的になって衰退・崩壊を通り越し、「雑音となった」と言っても過言ではないだろう。このアルバムの“構成員”であるチャック・レイニーとバーナード・パーディーのリズム隊は全く非の打ち所がなく、またラリー・カールトンによるギターは圧巻。音とフレーズの構成が本当に素晴らしい。①のソロなどはギターで表現可能な範囲の限界まで到達した、まさに入魂のギターワークである。これらを取りまとめた“本隊”の2人は、フル・オーケストラの指揮者のごとき働きだ。本当に凄い芸術作品である。
・「ダンの傑作」
ダンを初めて聴いたアルバム。きっかけはスティーブ、ルカサーが古いインタビューで、カールトンのプレイは異常(凄い)と言っていたことに興味を持ったからだった。確かに1でのソロをはじめスリリング。2はサックス嫌いの私がすきになつたブラスセクションがかっこいい。(今ではサックスも聴く)3は歌メロが良い。そのほか緻密な仕掛けで楽しめる曲が多い。私は「エイジャ」よりもこちらが好きだ。
・「間違いなく星5つの傑作アルバム」
1976年リリース、ジェフポーカロやマイケルマクドナルドが抜けて、代わりにバーナードパーディ等が参加し、よりリズムが黒く、粘り気のあるジャジーなサウンドにシフトした。自分的ベストトラックは「滅びゆく英雄」でイントロ、ミディアムテンポのリズム、メロディー、ギターソロ、全てが完璧で、なぜこのシングルがビッグヒットに至らなかったのか本当に不思議に思えて仕方がない。このアルバムは捨て曲や、足を引っ張る楽曲や違和感のある曲が皆無で、凄い曲がずらりと並ぶ。2曲や3曲目にも1曲目に似たような迫るような緊迫感があり、4曲目の「サインオブストレンジャー」はややリラックスして聞けるが、エンディングの畳み掛けるような構成には驚かさせる。5曲目はディスコ風でシンセがきれいな曲だが、歌詞はコンドームを歌っている。6曲目の緑のイヤリングはギターテク披露会のような曲で、様々な音色のギターが次々に繰り出される。7曲目の「ハイチ式離婚」は珍しくレゲエ調の曲で、歌詞が非常に笑える曲。なぜか英国ではシングルカットされヒットしているが、ものすごく下品なギターソロがなんともいえない。8曲目のエブリシングユーディドは一転して寒気がするほど怖い歌詞で、浮気を知った旦那が妻を銃で撃ち殺す曲、「イーグルスを鳴らせ、近所が聞いている」という歌詞は「ホテルカリフォルニア」の歌詞の中で「スティーリーナイフ」と歌われたお返しとする説があるが、使われ方はどちらもアンハッピーで共通している。最後の曲は妙な余韻を与えて終わる曲、全体的には「うそつきケイティ」ほど爽やかではなく、「彩」ほど芸術的ではなく、猥雑で男の世界的なサウンドといえるかもしれない。ジャケットもNYがどんな世界かということを見事に物語っていると思う。
・「スティーリー・ダンをロックのカテゴリーで語れた最後の作品」
普通のロックバンドより洒落たセンスを持っていたバンド スティーリー・ダンを極上のバンドに引き上げた一枚とでも言えばいいんでしょうか。ソングライティングチームが、自分の聞き入ったセッションマンを集めて完璧な音を作り上げるという、通常のロックバンドのコンセプトから外れた作品ですが、次作以降がロックの範疇を超えた傑作であるなら、本作はロックという枠の中での、最高傑作でしょう。元々が様々な音楽要素のごった煮状態だったんですが、前作の「うそつきケティ」はかなりロック色が強い作品で、その後一年をかけて作られたこの作品も、方法論は変わっても依然機軸はロック。そういう意味では、後期の3部作的に語られることは多いんですが、この作品と「エイジャ」「ガウチョ」はちょっと違うかなと思います。(むしろ「エイジャ」「ガウチョ」「ナイトフライ」を3部作として結び付けたいと思ってます。)ちなみに、私はこのアルバムが一番好き。最高傑作というのではありませんが、バンドの枠を外れた開放感に満ちて、勢いが伝わってきます。
・「近代ロックの礎」
ダンの作品はデビュー時のポップ性の高いロックから時代を経るに従ってフュージョン色の強い大人の音楽的なものに変化していった。そしてロック系とフュージョン系の間に存在したのが本作である。音は初期に比べればクールさを増しているが、ヘヴィーなロック感覚も増大傾向にあった。そんな時代である。「トルコ帽」のジャージーな軽快さを除けば暗いテンポを感じさせるアルバムであるが、ジャケットの摩訶不思議な大都会のイメージによくフィットしている。「シャルマーニュ」「アルタミラ」「ハイチ式離婚」「幻想の摩天楼」等は彼らのキャリアーの中でも名曲の部類に加えたいものばかりだ。 私には、ここから何故一気に「彩」のような音に飛んで行ったのかと言う必然性が理解できていないのだが、ダンのピークを飾る作品であることに間違いはなかろうと思う。フェイゲン&ベッカーの最高傑作である。と個人的にロック派の私は思っている。
・「★10個!!」
とにかく名曲「しか」入っていないのがこのアルバムです。ジャズっぽいアレンジがクールな"moon dance"、数々のアーティストがカヴァーした、とろけるようなバラード"crazy love"、ダイナミックなアレンジでライヴの定番曲となった"caravan"・・・。どこを切っても完璧な演奏、完璧なアレンジ、完璧なヴォーカルしか聴こえてきません。
ソウルフルで深みのあるヴァンのヴォーカルとソングライティングはまさに絶品。ロック、ジャズ、ソウルを見事に消化しきった天才に脱帽するほかありません。
・「ムーンダンス」
10年前にロンドンのCD屋で出会ったのが最初でした。何気なく手に取り、帰国後聴いて以来、ファンになりました。30年前のアルバムながら、まったく音褪せてないアルバム。1曲目から10曲目まで、流れるように作り出される音のマジック。そして30年経った今でも「現役」で新作を出しているという驚き。
この人にジャンルなんてないと思わせる1枚です。
・「ロックの名盤14」
心に染み入るアルバムです。ヴァン・モリソンは名前こそ知っていたものの、これまで聴こうとしませんでした。もっと早く聴いていれば良かったと今更ながら後悔です。心を打つ音楽には滅多に出会えないのですが、初めて聴いた時「これだッ!」と思いました。こんな音楽に出会いたくて今までいろいろなアーティストを聴きました。それぞれに良い音楽に出会えたと思います。しかし探していた音楽はこのアルバムにありました。
・「最高です、最高です。」
ゼムを前身バンドに持つヴァンモリソンだが、ゼムの頃は激しいロックンロールが多かったように思う。しかしこのアルバムの中には、激しい曲も優しい曲も、まれに聴ける超傑作も含まれている。ヴァンモリソンは、アメリカ人でもカナダ人でもない。そのヴァンモリソンがこれだけロックというものを作り上げた真実は、とても嬉しいことだ。日本人でロックを語ると臭くなるが、同じようにロック発祥の地で生まれたわけではないヴァンモリソンが、このアルバムを作り上げている事がとにかく凄いのだ。何か混乱めいたことを書いているが、とにかく一度聞いてみて欲しい。とんでもなく飛んでもいい、傑作アルバムであるのだから。
・「みなさ~ん、最高傑作ですよ~!聴かないと損ですよ~!」
とんでもないアルバムですこれは!文字や言葉でも説明できないし何かを表現して相手に勧める手立てがありません。もうただただ聴いて欲しい!それだけのアルバムです。ビートルズやストーンズ、サムクックやオーティス、ディランやクラプトン等のどんな最高傑作と比較しても絶対に引けを取らない全ての音楽の中の「金字塔」です。 この音楽に出会えて良かった!絶対にそう思うアルバムです。ちなみに早くリマスター出ないかな~?ワーナーさん!
●The Miseducation of Lauryn Hill
・「「伝える」強さ」
FUGEES「The Score」も黄昏ていたが、この名盤も負けぬほどに夕陽に包まれていた。こころの夕焼け色の中にある思い出、彼女自身を作り上げたもの。そういうシナリーのひとつひとつを彼女は情感豊かに表現している。例えば、女の内にある優しさも強さも、心象的な“懐かしさ”(=黄昏)と共に、せつせつと伝えられてくる。この“懐かしさ”の抽象さは文化やことばを超えた何かがあり、うたごえだけ聴いていても、こんな東洋の人間にもそれは伝わる。彼女のうたは「伝える」ということに関しては、そんじょそこらのR&Bシンガーを確実に凌駕している力があるのだ。
そういう、イメージを伝えるちからの源は、ことごとく彼女のうたごころにある。単に歌が上手いとかそういう技術的なことを言うのではない(勿論技術があるから止揚できるレベルに彼女はある)。そのうたごころは空気感や人肌を感じさせる説得力というのか、伝えたいイメージを口から出す際にこえによってその姿を立体的に表せる業だといえる。そこにある小さな光や影、でこぼこさえも、歌い方の微妙な柔軟性と自由さで表現できてしまう。勿論その根底にあるイメージへの愛をくみ出しながらである(このイメージへの接近がなければただの技術屋に留まる)。こういうイメージの作り方が誰よりもVIVIDに出来、目の前に歌声だけで創りみせてくれること、即ち「伝える」強さこそ彼女の表現の特徴だと思い知らされた。
HIPHOPという無限の可能性ある表現媒体では、ついつい技術至上主義になってしまう場合があるが、今作では彼女のうたごころがHIPHOPという媒体力を最大限に発揮せしめている点に、他との差異を感じる。
・「ここ20年で最高の洋楽アルバム」
これが出た9年前は,「ここ10年で最高の洋楽アルバム」だった。今でもこれを越えるものは出ていないと思っている。多分これからも出る可能性はほとんど無いと思う。
なぜこれだけ聞き込んでも飽いたりすることがないのか,自分でも良く分からない。詩のスピリチュアルさと,メアリー・Jのコラボレーションの華麗さとサンタナのギターのソウルフルさと,人生のあらゆるエモーションのかなりの部分を,この一枚は表現し尽くしてしまっている。
価値とは何か? 音楽とは?多分国籍とか民族性とか思想とか宗教とか,そういうものをこのアルバムは超えていると思う。
・「一家に一枚、必需品です!」
このCDを聴くと鼻腔に沈丁花や淡いプアゾンの香りが漂って来る。優れた音楽は嗅覚を刺激するのだ。毅然としたラップと自然なヴォーカルのバランスが絶妙。もし、ラップがこのバランスで入っていなかったらここまで印象が引き締まりはしなかったであろう。冬の日だまり、春の宵、真夏の夜、秋の午後など四季の折々にフィットするはずだ。聴いていると元気づけられるし、不思議に落ち着く。このひと月、毎日通勤時に車の中で聴いているが、全く飽きることがない。滅多に無い完璧な作品。2003年の時点で1200万枚以上売れていると聞くが、一家に一枚常備して欲しいアルバムと言いたい。絶対に買って損はしないと断言できる。
・「グラミー賞総ナメ!!」
フージーズのメンバー、ローリン・ヒルのソロデビューアルバム。リズムとメロディに言葉を語るように乗せて歌い上げるローリン節(アレステッド・ディベロップメントに似た所あるがよりR&B性が高い)と言ったところか。彼女自身がプロデュースしたアルバムはクオリティ高し。Can't take my eyes off of you のカバーもうれしい。1998GRAMMY・Album Of The Year ,Best New Artist ,Best Female R&B Vocal Performance ,Best Rhythm & Blues Song, Best R&B Album受賞作品
・「骨が1本通っているファンクアルバム」
間違えてこれを買わないでください。これは『ラップ』アルバムです。ブラコンというよりも、語りが多いと言う印象です。決して口当たりのよいものが連続するわけではありません。エンターテーメント要素よりも、彼女の歌声の素晴らしさが、このアルバムを際立たせている印象です。アレサフランクリンを出すまでもないが、彼女の声はかなりソウルフルでディープで彼女のトレードマークです。
一般の洋楽ファンというよりは聞き込んでるブラック音楽ファンのかたにおすすめするアルバムです。わたしでさえもなんだかとっつきにくい印象を持ちましたからね。馴染むのに時間がかかるアルバムといえましょう。するめアルバムなのだと思います。むしろレゲエファンにこのアルバムはアピールすると思いますね。
●Going to Go-Go / Away We Go-Go
・「"GoingToAGo-Go"だけでも五つ星!!」
2in1CD+ボーナストラック3曲の丁寧なリイシューです。 65年に"GoingToAGo-Go" 66年に"AwayWeAGo-Go"が発表されています。MOTOWN SOUND全盛時の作品群で,特にスローな曲の傑作が多く収録してある"Going"はMiraclesのベストだと思います。複数プロデュースの
"AwayWe"は作品によってややムラがあるものの勢いはあります。おまけの3曲もライヴやLittleAnthonyのカヴァー曲で!です。珍しい写真やオリジナルカヴァーアートを損ねることのないブックレットもありがたいです。 似た内容のUK盤もありますがこちらの方がお買い得です。 それにしてもSmokeyの若くてセクシーな歌声は魅力的だなぁ!
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