「Please ! don't sell your dreams !」「既成概念を崩壊させる衝撃的な作品」「こわかった」「奔流する衝動!」「モノリスのように聳え立つ、傑作。」
クローサー (詳細)
ジョイ・ディヴィジョン(アーティスト)
「燦然と輝くアルバム」「ジョイ ディヴィジョンの最高作」「最後の2曲のためにあるアルバム」「名盤」「イアン・カーティスの遺作」
Warsaw (詳細)
Warsaw (Joy Division)(アーティスト)
「初期JOY DIVISION」「掘り出し物」「音は普通にパンク。「神の手に触れられる」以前の彼らを知ることが出来る。」
Marquee Moon (詳細)
Television(アーティスト)
「「マーキー・ムーン」FROMライノ」「これもパンク」「正にニューヨークパンクの原点」「蒼い炎」「TELEVISION!!」
「リマスターおよび紙ジャケ化切望の重要作」「これぞ知られざる傑作!」「CAN meet the JAD Fair!」
Ambient 1: Music for Airports (詳細)
Brian Eno(作曲), Robert Wyatt(Piano)
「アンビエントシリーズ第一作」「音を環境のためにデザインし配置するという発想」「聴くというより、流しておくという感じ。。。」「憂鬱な時の音楽。」「環境音楽のマスターピース」
Greatest Hits (詳細)
The Cure(アーティスト)
「気分にあわせて使い分け」
White Music (詳細)
XTC(アーティスト)
「ヤワなハードロックに飽きた10代の諸君へ」「えくすたし」「デビュー作品」「実はニュー・ウェイヴとはこのアルバムを指した言葉」「変態ポップ、でもパンク」
「オリジナルの曲順で聴くのがいいです」「よく聞いたね」「XTCの傑作」「エネルギー充填120パーセントのハイテンション」「ライブバンドもしくはギタリスト=アンディのピーク」
DNA on DNA (詳細)
DNA(アーティスト)
「究極」「重要指定文化財」「これを聴かずに」「 YOU & YOU ? ・・・・・・・・・・・・・」
Volume, Contrast, Brilliance... Sessions & Singles, Vol. 1 (詳細)
The Monochrome Set(アーティスト)
「文句なし」「モノクロ聴くなら、これに尽きます。」
International Rescue (詳細)
Swell Maps(アーティスト)
「迫力満点!」
20 Jazz Funk Greats (詳細)
Throbbing Gristle(アーティスト)
「最高作」「ジャケットに騙されて買ってしまった」「1つの優れた作品として、ポピュラーミュージックの歴史の大事な一部として」「空虚 荒廃 純粋 歪曲」「発禁ジャケあり」
(Who's Afraid Of?) The Art of Noise! (詳細)
The Art of Noise(アーティスト)
「当時びっくりしました」「フェアライトの魅力、実験的なサンプリングの波」
23 Skidoo (詳細)
23 Skidoo(アーティスト)
Colour by Numbers (詳細)
Culture Club(アーティスト)
「彼等自身も超えられなかった名作」「「生きていて良かった」と感激したいあなたへ」「お手軽なのに深い深いアルバム。」「リマスター&ボーナストラックについて」「格好いい!」
Searching for the Young Soul Rebels (詳細)
Dexys Midnight Runners(アーティスト)
「モッズ・ホワイト・ソウル!」
「私の中の一枚」「Roman Holliday」「名作復刻」「Fire Me Up」「おすすめです」
Where's Captain Kirk: Very B.O. Spizz (詳細)
Spizz Energi(アーティスト)
New Age Steppers (詳細)
New Age Steppers(アーティスト)
「どうにもこうにも良いアルバム」
Bummed (詳細)
The Happy Mondays(アーティスト)
「マッドチェスター・レイヴ・オン・アゲイン!」「癖になるグルーヴがたまらない」
「ピクシーズの狂気。」「REMASTERDというより、ただの再発では?」「理解されなかった名盤。」「」「もっとも聴きやすく親しみやすいアルバム」
Loveless (詳細)
My Bloody Valentine(アーティスト)
「参考までに。」「愛無き世界…」「少しマニアックな比較」「崇拝してしまう。」「'91リリース...」
Colossal Head (詳細)
Los Lobos(アーティスト)
「20世紀最高のロックアルバム!」「傑作です」「キャバレーミュージックの世界標準」「名盤・双肩するもの無し」「名盤・双肩するもの無し」
Daydream Nation (詳細)
Sonic Youth(アーティスト)
「80年代アメリカインディーのマスターピース」「ソニックユースのインディーズへの置き土産」「"若き日"」「万華鏡のように変化する」
● 最近よく効く
● punk
● 旅の音楽
● 無題
● 独断で選ぶ、名盤&その他(パンク系・70's&80's)その3
● ネオアコ入門編
● 気ままに〜4
● Reggae
●Y
・「Please ! don't sell your dreams !」
皆さんが書いているように、本当に音楽的にすばらしいCDです。聞いてみてください。買うべきです。
Thief of fireSnowgirlWe are time名曲です。パンクとかオルタとかそういうジャンルに分類されていますが、このCDの存在を知った人は全て聞くべき対象の人だと思います。10回聞いてつまらなかったら売って下さい。ここで見過ごすリスクより全然小さいと思います。本気で。
個人的なことで言うと、この25年間諦めそうなことがあると、「青二才の」マークスチュワートがDon't sell your dreams!と頭の中から叫びます。Please....don't sell your dreamsと囁きます。pleaseですよ、このPleaseが心にこたえます。そうだよな。そんな頼まれなくても。自分の夢を売り渡すことは無いよな・・・と、何とか這い上がってこれてます。
二十歳の青年に教わることはまだまだ多い。
PS.当時シングルで出た曲が一曲目に入っているがじゃま。出来れば最後にいて欲しかったのは私だけ?
・「既成概念を崩壊させる衝撃的な作品」
79年にリリースされた彼らのデビューアルバム。本来1曲目の「She is Beyond Good and Evil」はシングル曲で96年のre-release時に追加された。
パンクの洗礼を受けた以降のイギリスのバンドの作品としては最重要作品であると思う。既成概念の枠を全てぶち壊し、アナーキーな発想によるファンク、ダブ、パンク、ジャズ、民族音楽など自分なりに解釈し昇華させたような斬新な音楽や思想は今もブリストルのバンド群に受け継がれている。
この後3枚のアルバムを残して分裂するが、この1st以外の作品は手に入らない状況になっており、彼らの素晴らしい音楽を聴けない今の状況はとても残念だ。
・「こわかった」
初めて聴いたときはそりゃぁ、こわかったよ だって、この人、殺す気だもん イギーポップだって破壊的だけども、夜中にベッドの上で電気を消して一人でヘッドホンで、ってなったらI wanna be your dogは聴けても、マークスチュワートの叫びは聴けない。ぞくっとする ここにあるのは旋律じゃなくて戦慄だ、と、変換ミスを利用したコメントでしめてみる
・「奔流する衝動!」
マーク・スチュワートは、世の中に対する義憤を抑えきれずに音楽を作り出した。それが偽りでない本物だということは、喉から鮮血が噴出しているかの如き叫びを聴けば分かるはず。カオス渦巻く「Thief Of Fire」もそりゃあ傑作だが、マーク・スチュワートが最も爆裂しているのは「We Are Time」だろう。声というのは空気の振動である、と彼の絶叫は実証している。若気の至りを超越した、吹き上げてくる感情の昂ぶりを肌で感じろ。度肝抜かれるほどの傑作だぜ。
・「モノリスのように聳え立つ、傑作。」
アルバムタイトル「Y」、この「泥人間ジャケット」、そして、「ザ・ポップ・グループ」の名。今でこそ、傑作と言う評価でまかりとおっていますが、‘79年発売時、これを手にしたときの感動は、忘れえません。パンク、フリージャズ、ファンク、ジャーマンロック(これは後から気が付きましたが)、そして、ダブ。
あれから30年ですか、いまだに、衝撃的です。で、このライノ盤、音もかなりいいです。アナログ時よりも、音の位相がはっきりしてます。
セカンドも大傑作ですが、やはりこの「Y」。
言葉を失います。
で、セカンドもオリジナルな形で、是非再発を。マークさん、いいかげん、他メンバーと仲直りして下さい。
・「燦然と輝くアルバム」
私の思春期はこのアルバムと共にあった。私の友人はイアンカーティスと同じ運命を辿った。ピラネージの牢獄、古代ローマの廃墟、縋るべくもない「失われた時」。このアルバムは奇蹟に等しい輝きを持っている。土の中から掘り起こされた大理石。最後の曲で我々はイアンカーティスの墓場へ導かれる。大理石を望む若い人々(young man)よ、イアンカーティスの絶望なき絶望を聴くがよい。このアルバムは絶望の向こうにある白い覆い布を表しているのだ。
Pop Groupと対局するものでありながら同じ時代を感じる、燦然と輝くアルバムです。
・「ジョイ ディヴィジョンの最高作」
今更このアルバムに、何を付け加えられるものでもないが、誰もレビューを書いてないので、失礼ながらわたくしが。
ヨーロッパの中世では、常に苦しみ、病気、死というものが人の身近にあった。封建制のもとキリスト教文化が中心となっていた時代、人々が教会に行くと、神の子がその正しさ故に磔刑にされ、傍では聖母が悲嘆の涙を流す絵画や彫刻を見ることができる。そこにあるのは、庶民の人々に蔓延する苦役の癒しであり、慰めである。神の子でさえ、これほどの苦痛を負ったのだと。 『クローサー』のピエタを思わす彫刻を写したジャケットはすばらしい。静謐のなかにある深い悲しみ。ゴシックの精神が野卑とも言われる現代のロックミュージックに甦ったというのだろうか? このアルバムにあるイアンの絶望や苦悩のシャウトは、巧みに美的に昇華されたもので、聴く者に無類のカタルシスを与えてくれる。バンド消失後に発表されたライブ作を聴くと、これらの曲がバンドの演奏活動のなかで新たなレパートリーとして生まれ、磨かれていったものだとわかる。「あの若者達は、いったいどこにいたというのか?」その絶唱に誰も答えることはできない。『アンノン プレジャーズ』よりも熱く、そしてディープに...。 「ジョイ ディヴィジョンの傑作ともいえるセカンド アルバム」...そんな、ありきたりな表現を超越している
・「最後の2曲のためにあるアルバム」
前作に比べ曲は意外とバラエティーに富んでいますが、このアルバムはやはり⑧「THE ETERNAL」と⑨「DECADES」の2曲のために存在すると言ってもよいのではないでしょうか。JOY DIVISIONの究極のイメージは、この2曲で表現されつくしています。ちなみに⑧と⑨をリピートで聴いていると、この2曲だけでもこのCDが成り立っていることがわかります。それだけこの2曲は、重過ぎて、深すぎて、悲しすぎます。
・「名盤」
Joy divisionの魅力といえば、やはりどこか陰鬱としたところでしょうか。歌詞も、それほどストレートではなく、どちらかと言えば抽象的ですがそれが逆に不安を煽られます。お勧めです。
・「イアン・カーティスの遺作」
80年5月18日に衝撃的な自殺を遂げたイアン・カーティスの遺作となったセカンド・アルバム。
未だに多くのアーティストからリスペクトを受けていることもあり、未だにベストセラーを続けているのだという。まさにイアンの死を悲しむような白無垢のジャケット(現在は違うようだが)が象徴的であった。素晴らしいレビューを前にして付け加える事も少ないが、多分これからも歴史を刻んだ名盤として、語り継がれていくアルバムなんだと思う。
・「初期JOY DIVISION」
~77年7月18日、昼間に働きながら貯金を蓄え、彼らの初めてのデモトラック録音が行われた。それが後半の5曲であり、うち4曲が後に「ideal for Beggining」という海賊盤で出回っている。その後ドラムが交代し、78年2月にJOY DIVISIONとバンド名を変更。RCAデビューを前提に78年5月より録音が開始されたデモ・トラックが残りの曲である。~~マネージャーだったロブ・グレットンの談によると「当時のイアンは客席に飛び降り、客のグラスを割って、その破片を客に突きつけて脅かしていた。本当に狂気そのものだった。」と当時の鬼気迫るイアン・カーティスのパフォーマンスを語っている。~
・「掘り出し物」
Joy Divisionの前身なんですが、J.Dとは全然別のエネルギーでびっくりしますよ。これはパンクでしょう。ほとんどが未発表テイク(いくつかはボックスセットに入っています)で、ファンにはうれしい。J.Dの頃、無表情で歌ってたVo.のイアン・カーチスはこれらの曲をどんな感じで歌ってたんだろう・・・見てみたかったな。
・「音は普通にパンク。「神の手に触れられる」以前の彼らを知ることが出来る。」
一応知らない人のために説明しておくと、このワルシャワというバンドはニュー・オーダーの前身バンドであるジョイ・ディヴィジョンのさらに前身となるバンド。ファクトリー・レコードと契約して正式にレコードデビューする前の名前であり、音源としてはデモ録音のような形でしか残っていない。
他の方も書いているように、ジョイ・ディヴィジョンがポストパンク/ニューウェイヴな音だとしたら、ワルシャワは正にパンクな音だ。荒削りで真直ぐなエネルギーはあるが、後にゴシックと呼ばれるような特別な個性や、エレクトロニクスを取り入れたダンス的な要素はない。それこそ楽曲によっては「音楽キャリアのためにパンクバンドになりすました」ポリスの1stに通ずるような曲もある。要はピストルズやクラッシュ、ジャムのように頭一つ抜きでた存在感は獲得できていないということ。
ただ、これを聴いて思ったのはジョイ・ディヴィジョンのあの特別な個性は、プロデューサーのマーティン・ハネットによってつくり出された部分が大きいのだと言うこと。そしてハネットは実質ファクトリーのお抱えプロデューサーだった訳だから、ファクトリーの社長であるトニー・ウィルソンとの出会いが無ければジョイ・ディヴィジョンの音は誕生せず、ワルシャワはワルシャワのままだったろう。
そしてまたイアンを精神的に追い詰める一つのきっかけとなったアネークという女性との出会いも、ファクトリーのベルギー支局であるファクトリー・ベネルクスのスタッフの紹介だったというのだから、運命や出会いというのは全く人がコントロールできる類のものではなく、それはイアンだけでなく残りの三人にも、また私達一人一人にもあてはまる。
とまあ、ニュー・オーダーのファンというのはジョイ・ディヴィジョンにせよメンバーの課外活動にせよ単なる音楽としてではなく、巨大なマトリックスの断片としてそれらを認識し、「運命の歯車」に思いをはせてしまう訳で、このワルシャワに関しても正にそういうものでありました。で、考える訳です。「生きるということは変化を受け入れるということなんだ」と。
・「「マーキー・ムーン」FROMライノ」
NYパンクを代表する名盤がボーナストラック付きリマスター盤で登場です。ボーナストラックが5曲追加されていますが、目玉はエレクトラ・レコードとの契約前の75年にインディ・レーベルのORKレコードよりリリースされた幻のデビュー・シングル「LITTLE JOHNNY JEWEL」で待望の初CD化です。あとの4曲は収録曲3曲の別ヴァージョンと無題のインスト曲です。タイトル曲「マーキー・ムーン」はアナログ盤では曲がフェイド・アウトで終了していましたが、最初のCD化の際にフル・ヴァージョンに差し替えられていました。今回もフル・ヴァージョンが使用されています。
・「これもパンク」
今の日本の若い人が認識しているパンクという音楽とはかけ離れている物である。今の日本人に認識されているパンクは多分、後期ダムドのメロディアスにポップ化した時の物や、元祖メロコアのトイドールズの影響を受けた、バッドレリジョンやグリーンデイなどの90年代のバンド達の系列にあると思う。そんな人たちに聞かせても「は?これパンク」てな感じになると思うが、当時のセオリー通りの商業主義に凝り固まっていた音楽界にニューウェーブとして新しいムーブメントを当時の若い人が起こしたのがパンクと呼ばれる物で、その元祖はデトロイトで生まれた(多分)。イギーポップのいたストゥージスが代表格のガレージロックである。数年してニューヨークのCBGB’sで生まれたニューヨークパンクと言われる物はイギーらの物とは異なりインテリ向けの物だった(多分)。代表格の「テレヴィジョン」「トーキングヘッズ」「パティスミス」「ベルベットアンダーグラウンド」などは、インテリ大学生の集団といった感じで、デトロイトの物や後のロンドンパンクの様に反体制的な感じは無かった。そういう意味でニューヨークパンクは異質な音楽性を持っている。ただ「元テレヴィジョン」「元ハートブレイカーズ」のリチャードヘルの破れたシャツなどの服装やジャンキーロッカー、ジョニーサンダースの「ニューヨークドールズ」の女装などのイカれた反社会性はロンドンパンクの仕掛け人マルコムマクラーレンによってロンドンに持ち込まれるのだが。話がそれたがCBGB’sのニューヨークパンクは異質の音楽である。これは実際、聴いてみないとなんとも表現出来ない。チープなギターにトムヴァーラインの何とも言えないボーカルが絶妙に混ざり合い、聴いてて飽きないドラッグ的な不思議な傑作を生み出しています。ニューヨークパンクの女王と言われた「パティスミス」は当時トムヴァーラインと付き合っていたせいかどうか、声も異性なのに何か似たような魅力を持ち合わせています。「プリテンダーズ」のクリッシーハインドの独特のボーカルをさらに独特に語り口調にした様なパティスミスの声は必聴。「テレヴィジョン」「パティスミス」この二つの個性的なミュージシャンは、どちらかと言えばイギーの様な麻薬でブチ切れたイカれ声が好きな私にも長年聞き続けられるニューヨークパンクであります。
・「正にニューヨークパンクの原点」
いわゆる歴史的名盤と世に呼ばれるものの一つ。どれをとってもニューヨーク・パンクを代表する名演、名曲の連続。トム・ヴァーラインとリチャード・ロイドの二人によるツイン・ギターの絡み合い、せめぎ合いの素晴らしさ。後のパンク・ニューウェーヴでは当たり前になった事だが、いわゆるパンクのグループで二台のギターの自在な絡み合いを展開させた多分初のグループだと思う。正に元祖ソニック・ユースか。 とりわけ名曲FrictionからMarquee Moonにかけての焦燥感、切迫感は他に比するものがないぐらいのものがある。特にMarquee Moonのドラマチックな起承転結を孕んだ展開はやっぱり甘美の一言。パンクというよりもどちらかといえばサイケなものを感じる。Elevationから続く叙情的な後半も素晴らしい。全体に漂う淡い虚無感がドアーズ好きだという彼らの嗜好がうかがえる。
そして、なんといってもこのCDのボーナス・トラックが凄い。①③④の別ヴァージョンと初出のインスト・ナンバー、極めつけはファーストシングルにしてアルバム未収録の「Little Johnny Jewel」が初めてCD化されたことだろう。ブルースをいびつに解釈したような不思議な魅力を持ったようなナンバーでこの曲の初収録はかなり大きいと思う。ちなみに、後にリリースされたラストライヴ盤「Blow Up」はこのアルバムのさらに5割増しぐらいの凄まじくエネルギッシュ演奏が聴ける。是非チェックしてみて下さい。
・「蒼い炎」
名盤には違いない。しかしとても奇妙なアルバムだ。一見してとても硬い鉄のようなのに、触れてみると柔らかくグニャグニャとしている。とても冷たそうなのに、意外な程に熱い。感覚的な音なのだ。しかし聴きこめば聴きこむほどに、妥協のない演奏と曲構成が見えてくる。パンクなんて言葉で表すのは陳腐すぎる。しかし現在のバンドが絶対に持つことができない切迫した表現はパンクと言うしかないのか
・「TELEVISION!!」
どうもテレビジョンは日本では過小評価されすぎている。トム・ヴァーレインのジャズマスターとリチャード・ロイドのテレキャスターのあの絶妙すぎるひしめき合い。トム・ヴァーレインの独特で官能的な声。詩人としもその才能を発揮できる天才的な詩。圧倒的な音楽的密度の濃さ。冷徹だが熱烈的な独特な雰囲気・・・。まったく新しく、今まで聴いたことがない音楽。ニューヨークパンクとか呼ばれてるけどパンクとか呼ぶこと自体無意味だし、全くその本質を理解していないという気がする。これほどロックを体現したバンドは他に類を見ないし、ロックでありながらロックという概念をぶち壊してしまっている。目をつぶってマーキー・ムーンを聴いているとまるで竜宮城に行った浦島太郎みたいに1日があっという間に過ぎてしまう。
DIDJA FEEL LOW? NO, Not at all. HOH???
・「リマスターおよび紙ジャケ化切望の重要作」
【1.Krautrock】「クラウトロック」という言葉は、英国人が"British rock"に対してドイツのロックを指して使う、多少侮蔑の気持ちを含んだものだと、スコットランド出身の友人から聞いたことがあります。この言葉の意味に普遍性はないにしても、その英国流のロイヤルティーのようなものに反抗して、一種自嘲的な気持ちで、ファオストの面々がこのタイトルを冠したと想像するのも面白いでしょう。10分を超える反復リフとノイズの洪水は、ミニマリズムがロックに流入した一つの典型的な例かも知れません。混沌の中に突如として登場するドラムの反復ビートと、それに重なるマイナーコードの物悲しいギターで終わる長尺なイストルメンタル・ナンバーです。国内LPのタイトルだった『廃墟と青空』という日本語のイメージが妙にマッチする名曲で、当時の日本のアンダーグラウンドシーンに多大な影響を及ぼしたに違いないと信じます。所々、初期タンジェリン・ドリームの諸作を連想させる部分もありますが、シリアスな暗さは無く、むしろ冷笑的で乾いたクールさが魅力です。
【2.Sad Skinhead】英語のボーカルが入る普通のロック・アンサンブルですが、決してポップとは言えない、ピンク・フロイドの『夜明けの口笛吹き』に入っていそうなライトなサイケデリック・ナンバーです。ドラム、ベース、ストラトキャスターのカッティングによるミドル・テンポの曲の間奏は、ファズ・ギターによる多少稚拙なソロですが、マリンバのバッキングや微妙なSEが一味違います。
【3.Jennifer】"Jennifer, your red heart's nervous, yellow jokes come out of your mouth."(「ジェニファー、君の赤い心臓はいらいらしていて、君の口からは黄色い冗談がやって来る。」)というコーラスのテーマ・リフは風変わりで、正にシュルレアリスティックな歌詞ですが、英語詞のスローなテンポで、やはりミニマル・ミュージック的な反復を繰り返しながらも、後半では徐々に凶暴なファズ・ギターの洪水が被さり、一転して無調風のピアノで終わる、正にシュールな展開の曲です。
【4.Just a Second (Starts Like That)】ドラム、ベース、ギターを中心にミドル・テンポのミニマル・ミュージック的展開から始まる曲ですが、中盤から重なるシンセサイザーや「呪術的」とでも呼ぶべき様々なSEが、「ただものならぬ」展開へとなだれ込むインストルメンタル・ナンバーです。
【5.Picnic on a Frozen River, Deuxieme Tableaux】 ~ 【6.Giggy Smile】ファズを通したボーカルで乱暴に英語詞が歌われる、かなりラフな短いシャッフル・ナンバーに、前作"So Far"に収録された曲の一部をリメイクしたインストルメンタル・ナンバーが続きます。これもやはりミニマル・ミュージック的展開が中心ですが、ハットフィールド&ザ・ノースのファースト・アルバムに収録されている"Licks for the Ladies"という曲と似たような展開で、いわゆるカンタベリー・ミュージック・ファンにもアピールするものがあるかも知れません。
【7.Leuft...Heist das Es Leuft Oder Es Kommt Bald...Leuft】前曲が突然中断した後、ガット・ギターのイントロから、ヴァイオリンのメロディーに続いて、6/8拍子と7/8拍子のリフレインが交互に反復して登場し、フランス語のヴォーカルが重なります。中間部で登場する不思議なパーカッションが穏やかな曲調に神秘性を加え、一転した後半では、テリー・ライリーやロバート・フリップのフリッパーロニクスの諸作を想起させる、ファズをかけたオルガンが凶暴に音場を埋め尽くします。
【8.It's a Bit of Pain】「レントゲン写真」のファースト・アルバムのラストに収録された"Miss Fortune"を想起させる、いわば実存主義的な英語の詞が、比較的穏やかな伴奏にのって歌われますが、仕掛けはたっぷりで、特にエンディングのファズとワウワウを掛けたフリーキーなギター・ソロは圧巻です。
"So Far"同様、いわばミニマリズム的展開の「サイケデリック」かつ「ポップ」な曲とノイズのサンドイッチと呼ぶべきアルバム構成ですが、そこには確実にバンドとしての進化が認められ、続編が期待されながら、その後の長い沈黙に入ってしまったのがとても残念です。とは言うものの、パンク前夜の混沌とした音楽状況の極北とでも呼ぶべき歴史的名盤の一つです。まずはこの『FAUST IV』、次に『SO FAR』、そして『FAUST TAPES』、最後に「レントゲン」という順番に聞き進めてゆくと、このバンドの70年代の魅力が理解できると思います。往時のファンには最新のリマスターおよび紙ジャケ化が切望される一枚でしょう。
・「これぞ知られざる傑作!」
どうもこれだけボックスから外されてしまっていて忘れがちの作品になってしまいますが、どうしてこの作品も傑作です。ロック的躍動感を一番感じられる作品でもあります。アグレッシブという意味では一番。入門盤としても最適だと思います。
・「CAN meet the JAD Fair!」
Faustの名作と言えばこれですよ。テクノFUNとLO-FIのFUNにお勧めです。
あとSo farも良いけど(この2枚はホント良い)全体を通して聞くと一番良い。今や大手のバージンレコードの初期の配給だよね。タンジェリンドリームのフェードラとかと同時期に出てた。90年以降のテクノに通じる浮遊感はCAN名作のFUTURE DAYに通じるものがある。
でもFAUSTは「何か変」。その分癖になる。
プロジューサーでメンバーのUWEさんが作った世界だと思うけど、住民が彼の思うとおり動いてくれない、と言うか指示を出してるとは思えない。混沌と構成のせめぎ合いで生まれた奇跡。自分でももう2度と出来ないことをしてしまった事は、再結成後のFAUSTが奇しくも証明している。
CAN meet the JAD Fair! そんな感じ。
ピンと来た人は無くなる前に出合っておくべき名作・快作!
●Ambient 1: Music for Airports
・「アンビエントシリーズ第一作」
アンビエントシリーズの第一作です。曲名はone over one、two over one、one over two、two over twoと読むのだそうです。近未来のAirportの雰囲気を醸しだしています。輸入盤なので日本人によるライナーノートがついていません。当時のレコードに添付されていたやつは難解で何度読んでも理解できない代物でした。僕はそれを有難がっていつまでも手元に置いていたりしたものです。なんらかの解説が欲しい方はこのページのDouglas Wolkによるレビューを参考にされたらよいでしょう。明解です。イメージが大事です。
・「音を環境のためにデザインし配置するという発想」
1978年リリース。イーノのオブスキュア(あいまいな)・シリーズに続くアンビエント(囲まれる)・シリーズの第一弾。AMBIENT 1として発売された。曲名も『1/1』、『1/2』、『2/1』、『2/2』と無機質極まりない。全てイーノ自身のオリジナルだが、『1/1』のみこの中でアコースティック・ピアノをとつとつと弾いているロバート・ワイアットとの共作になっている。ここでの音楽は『無視出来る』を一歩踏み出して、音を環境のためにデザインし配置するという発想に到達している。あたかも映画の為に映画音楽や映画のための効果音があるように、その環境にふさわして音楽を作り配置するという発想である。その最初の環境として選ばれたのが『空港』だったということだろう。それを1978年に到達しカタチにしたイーノはやはり天才と言わざるをえないだろう。この発想は今では携帯電話の着信音にまで波及している。どのような空間であっても心地よく空間に溶け込む音が必要な時代を今まさに迎えている。着信音を選択する行為と同じように聴く音楽。それがイーノの考えるアンビエント(囲まれる)だ。
時に僕らはその心地よさに眠りについてしまうこともある。それこそがイーノの術中に落ちたということなのだ(●^o^●)。
・「聴くというより、流しておくという感じ。。。」
アンビエントシリーズの1作目ということもあり、イーノのコンセプトが最も高純度に表現されていると思います。睡眠中でも偏頭痛の時でも、部屋に流しておいても苦にならない、まさにミネラルウォーターのような味わいの普遍的音楽です。「今から死ぬまで一生、同じアルバムを四六時中流し続けよ」と命令されたら、迷わず私はこのアルバムを選ぶでしょう。(無人島に1枚だけ持っていくという意味ではありません)ジャケットも素敵なこのCDは、いつも私の疲れをすっきりと癒してくれます。
・「憂鬱な時の音楽。」
昨今の癒し系ブーム(これって今も続いているのだろうか?)のせいか、少しアンビエント・ミュージックというものの存在が知られるようになってきた。アンビエント・ミュージックとは、字の如く「環境音楽」のこと。発案者、ブライアン・イーノによればその定義は、「どんな聴き方をも許容する音楽ということ、
そしてもうひとつの意味は、聴き手の環境を補ったり、作り変えるような雰囲気を与える音楽」だそうだ。紹介するこの録音はイーノによるアンビエント・ミュージックの実験作第一弾。人の声と、シンセサイザー、グロッケンなどが静かに鳴り続け、音楽というよりは、プリミティヴな「音」の存在を感じさせてくれる。
この録音を聴いて不眠症を治した、という知り合いがいる
・「環境音楽のマスターピース」
アンビエント・シリーズの1作目。イーノが着手した環境音楽の部類では初期の作品であるが、特筆すべきはその完成度の高さであろう。我々が無意識に呼吸している時に空気の存在を認識していないのと同様に、この音は聴く者の聴覚に刺激的な作用は何も及ぼさない。意識して聴いても良し、無意識に聴き流しても良し。
そう、紛れもなくこの作品は、無視することが許された音楽なのである。タイトルからも分かるとおり、本作は空港で流されることをイメージして作られたものであるが、現実にこの曲を流していた国際空港があったと聞いている。部屋の中にほんの少しの音がほしい時、間違いなくその空間に淡い彩りを添えてくれること間違いなしの作品である。
・「気分にあわせて使い分け」
高校生のとき(1988ごろ)よくきいていたんですが、2000年、出張先でInbetween Daysのアコースティックバージョンが偶然かかっているのをきいて、とても懐かしくなりました。
購入したのは、しばらくあとですが、通常のベストアルバムであるDisc1と、全く同じ曲順で全曲アコースティック(アンプラグド)バージョンの
Disc2があり、その日の気分で聞き分けています。暗い気分のとき、自分のその暗い気持ちをよく代弁してくれるような気がして、聞くとなんとなくすっきりします。
・「ヤワなハードロックに飽きた10代の諸君へ」
発売当時17歳の私が一発にしてXTCの虜になったアルバム。当時はパンク全盛で既存のロックが全て色あせて見えた(聞こえた)時だった。破壊的かつ否定的なパンクの中でもこのXTCは作曲、アレンジ、歌詞に一つ頭飛び出した才能が感じられたものだった。特にB.アンドリュースが弾くキーボードが聞ける
このデビュー作はある意味では彼らの最高傑作といっても良いくらいだが、もっとあとで良いものが出るので残念だけど言えない......とにかくキーボードがこんなに激しくパンクなアルバムはありません。ディランのAll Along The Watchtowerはジミヘンのそれを超えている!(ちょっと言いすぎ?)。CDになってからLPでは、入ってなかったシングルやそのB
面が入ってお買い得です。ヤワなハードロックに飽きた10代の諸君、とにかくこれを聞きなさい!
・「えくすたし」
初期パンク世代でこの完成度。イングリッシュ・セットゥルメントもブラック・シーもいいし、大好きである。作品としてはイングリッシュ〜が一番好きだ。でも、コレが、一番カッコいい。キュートでキッチュで、ボーカルの声もやっぱこういうヒネたポップに合う。コロコロ曲展開が変わってく感じの。 XTCの他の作品聴いて「何か魅力ないなぁ」と思ったあなた。ファーストはぶっ飛んでますよ。
・「デビュー作品」
XTCのデビュー作。その後言われつづけることになる「ひねくれポップ」という形容はスタート時からずっとそう。もっとも「ひねくれ」だからといって難解ではない。というよりもこれほど難解でないロックアルバムも珍しい。マニアの間ではいまだに最高傑作として推されることも多い。あらゆるロックアルバムの中でもっともオススメといっても過言ではない。
・「実はニュー・ウェイヴとはこのアルバムを指した言葉」
NEW WAVE という言葉は、このXTCを指した言葉であったことは結構知られているのだろうか?ギター、ベース、ドラムス、オルガンという編成でここまで斬新でポップな音楽を作ってしまったのだから、思わず誰かが付けてしまったのだろうけど、後発のNEW WAVE勢には絶対に辿り着けないような孤高の何かと危険な臭いがある。刺激の強さもスピード感もパンクのそれとは一味違う。まさに唯一無二の存在が初期のXTCだったと思う。カギを握っていたのはポロポロのオルガンをステージでも転がしまくっていたバリー・アンドリュースにあるのは間違いないのだけど、エキセントリックな雰囲気を醸し出していたのはそのチープなオルガンの音色だけではなく、アンディーのヴォーカルの声質とコリンの堅いベースの音も重要だったと思う。このアルバムの究極の一曲はテレビのライヴでも見たネオン・シャッフルだと思うけど一般的には12インチにもに入っていた3.と7.かな。特に3.はシングル・バージョンより屈折度が高くて好き。近年アンディはバリーとの活動も再開しているようだけど、やっぱりアンディーにとってもこれは重要なアルバムだったんだと思う。極稀にこのアルバムを「卒業した」とか「音が悪い」とか批判する人を見ますが、見当違いもいいところなので信じないように。当たり前ですが、歴史的な名盤です。
・「変態ポップ、でもパンク」
78年リリース。XTCのデビュー作にして最高傑作でしょう。当時はパンクにくくられたが、明らかに同時代のパンクバンド達とは異なる。後年、どんどんそれが顕著になっていくが、この頃はキーボードが目立つパンクバンドと言えなくもない。やはりパンク全盛の時代の情熱とエネルギーがこのバンドにも高揚して影響している。この時代だから生まれたポップパンクの傑作と言えるかもしれない。アンディバートリッジはUKポップ界の魔術師トットテイラーと同じ音楽性の持主と感じる。という事でトットテイラーが在籍した「ADVERTISING」の「JINGLE」と一緒に聴こう。この後のXTCはポップバンドとしてメロディ好きの日本人にも人気なので、アンディバートリッジの音楽性に興味が沸いた方は後の作品も聴こう。
・「オリジナルの曲順で聴くのがいいです」
XTCのアルバムは、他のも含めて、CD化されたときに、当時発売されたシングル盤のB面等が間に挟み込まれていて、ファンとしては貴重な音源なのでありがたいのですが...そもそもの完成度が損なわれます。 この版では、追加曲が後にまわされて、オリジナルの曲順に戻っているので5つ星です。
・「よく聞いたね」
これを聞いてから、90's Britポップを聞くと、2番煎じだと気がつく、本当にオリジナルな作品。
この頃はポストニューウェーブだのポストパンクだのいわれてだんですよね、XTCの若さと勢いが伝わる力作。スティーブリリィホワイトのエンジニアも光る音圧のあるアルバム。
XTCはミュージシャンズミュージシャンの典型です。
・「XTCの傑作」
だね。1,2,7番が有名だけど他の曲も良作ぞろいです。それにしてもコリン・モールディングのベースは練り込みどがあるというか、いい音だよねー。
あとジャケットも大好き。
・「エネルギー充填120パーセントのハイテンション」
XTCが精神的にも肉体的にもエネルギー充填120パーセントだった文武両道期の金字塔。
・「ライブバンドもしくはギタリスト=アンディのピーク」
彼らは本作発表後のツアーで「ライブ」から撤退する。アンディは「ステージフライト」に耐えられないと言っているが、正直なところブラック・シー以上に音楽的に複雑なアルバムを作った時点で、それはライブでは再現不可能だからだろう。つまり本作がライブで再現可能な最高レベルのXTCミュージックなのである。このアルバムを聞いてしみじみ思うのは、この頃のアンディはエレキギターとライブサウンドが大好きだったんだなってこと。さらにこのアルバムの画期的な点はアンディがミュージシャンとして成長するのと同時進行でリリーホワイトの録音テクニックも進化していくのだ。80年代は音楽と録音技術がシンクロしながら進化したダイナミックな時代だ。ほとんどの曲は親しみやすいポップスでありロックンロールであるがアンディ+リリーホワイトのコンビが手がけると変態チックでエレクトリックな楽曲に変貌する。全曲シングルにしてもいいくらいの楽曲が並ぶ①②③は代表作、ヒットした。XTCは80年代最良のバンドだった。
・「究極」
とうとう出ましたか・・・。このアルバムはあの伝説的なパンク・トリオ、DNAがこれまでに発表した全音源をまとめたもの。前半部分がシングル、ミニ・アルバム「A Taste of DNA」、名作コンピ「NO NEW YORK」からの曲、舞台音楽の為に録音したインスト曲(これがまた強烈)、未発表曲等のスタジオ音源、後半がこれまで一度もリリースされたことが無かった(一部、既発音源もアリ)各地でのライヴ音源を収録したもの。特に唯一のアルバムである「A Taste of DNA」のCD化は本当に嬉しい。アート・リンゼイの唯一無二の強烈なノイズ・ギターは勿論の事、楽器に負けない音量で叫び続ける彼のヴォーカルも凄い。それと、恐らくメンバーの中では一番音楽的な素養があった(真っ当に楽器を弾く事が出来た)と思われるティム・ライト(元ペル・ウブ)のベースも非常に重要だったのだな・・・と再確認した。時にアートに対抗するかの如く激しく弦を掻きむしるプレイをしたかと思えば、明確なメロディを奏でることによって、アンサンブルの主な骨格を作ったりと、重要な役割を果たしていたことが窺える。(ロビン・クラッチフィールド在籍時は彼がその役割を果たしていた)そこにイクエ・モリのフリーキーなドラムが絡むことによって独自のサウンドを形成していたと。当時のニューヨークの熱い息吹が全32曲、約70分感たっぷりと味わえる。恐らく、今後パンク・ニューウェーヴを語る上で避けて通ることができないアルバムとして、認知されていくこととなるでしょう。必聴!
・「重要指定文化財」
いやはや、これはすごい。DNAにまつわる音源はこれ1枚もってれば大丈夫と言えるような内容。まさにBEST of BEST。アート・リンゼイの弾けてるのか弾けてないのか、いまいちよく分からないギター、イクエ・モリの脱臼したビート。唯一無二ながらも現在のDFAや昨今のポスト・パンクシーンにまで、正に「遺伝子」として脈々と受け継がれているのでは。この内容でこの価格なら間違いなく買いなのではないでしょうか。
・「これを聴かずに」
これを聴かずにNoWaveの話は出来ないでしょうアルバム単位で聴くのはちょいとしんどいですが、ここにある緊張感は半端では耐えられず、すぐノイズにしか聞こえなくなるかもしれない けれども、これぞ音楽的なパンクの体現であり、ピストルズと対称的だが対をなすと考える (ジェームス・チャンスはクラッシュとの対称じゃあなかろうか)
・「 YOU & YOU ? ・・・・・・・・・・・・・」
さて、ウワサに名高い 『 DNA 』 の貴重音源やミニアルバム、インストものや LIVE音源 を収めた本作です。 ジャケもニヤリと不適な微笑みを浮かべています。(たしかドーナツ盤のものだったかな) ブライアン・イーノがプロデュースを努めた「NO NEW YORK」からや78年〜82年からのLIVE音源、スタジオ音源など 全32曲なかなかヴォリューム感あるアルバムですが、1曲が2分前後が大半な為、(1分位のもあります)いつの間にかに次の曲へ次の曲へと・・・・・と言った感じで流れていきます。
なんだか滅茶苦茶に弾いてる様なノイズギターだが・・・・・・なぜだか曲として成り立っているのも不思議。捉え方は千差万別かもしれないが、こんな音作りもアリか?と音楽の自由性も感じてしまうなかなか面白い味のある作品。
●Volume, Contrast, Brilliance... Sessions & Singles, Vol. 1
・「文句なし」
ギターポップの最高峰と思うし、ポップさとひねくれと毒が入り混じった初期のコンビレーションはU.Kニューウエーブ好きなら家庭に1枚!
・「モノクロ聴くなら、これに尽きます。」
この作品でモノクローム・セットを知った私は、本当に本当に幸福だった。彼らの怪しげな魅力が溢れんばかりに詰まった、宝石のような傑作。どれから手を付けようか迷っているなら、この作品から入るべき。乱暴に言えば、他の作品は聴く必要ないとすら思う。基本的にラジオ番組のセッション集であり、演奏は英国(便宜上、そう定義する)のバンドとして当然ガタピシいっているが、それ自体が最高の味付けなのだ。むせ返るような怪しい雰囲気を放つ極上のポップス。最高に愛しい一枚だ。
・「迫力満点!」
腰のある鋭い音!
・「最高作」
なんと再結成するというTGの代表作。非常にアヴァンギャルドな作風なので、聴くのにも気合いが必要ですが、本作が多分一番聴きやすいので、初めての方は、本盤からチャレンジしてください(wTG自体の活動は短命に終わりましたが、メンバーはサイキックTV、クリス&コージーとして活動を続け、初期インダストリアル・ミュージックに大きな影響をあたえました。
ジェネシス・P・オリッジの強烈なキャラクターも実に印象的でしたよ。
ちなみにこのアルバムのタイトル[20 Jazz Funk Greats]は、ジェネシスの「これからはジャズ・ファンクが絶対流行る」という予言(?)からつけられたとか(ちなみに当時はジャズ・ファンクなんか全く流行っていなかった)。この10年後くらいにACID JAZZなんかが流行ったとき、「うわっ、ホントにジャズ・ファンクがきちゃったよ!」と思いましたね。
80年代はTGとかキャバレー・ヴォルテールなんかの実験的なバンドを「オルタナティヴ」と称していましたね。ニルヴァーナ以降意味が変わってしまいましたが。
・「ジャケットに騙されて買ってしまった」
約25年前に日本盤LPを買って持っているのですが、ジャケ・オビを見たところでも、海のものだか山のものだかも判らず、実は本当にジャケットに騙されて購入してしまったのです。聞いてビックリ、どこがjazzfunk?という状態でした(このページ見ている人はそもそもご存知でしょうが)。よくよく見るとjazzfunkやるにしては目が据わってる方々ばかりで、おかしいと思ったのですが…。このバンド以降、欧州オルターナティブ・ミュージックが一気に開花。以来、本当のジャズ&フュージョンしか聞いていなかったのに、この時期、ほんのわずかの期間ですが、PILやホルガー・チューカイ(CAN)、DAF、ア・サータン・レイシオ、アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテン等々の音楽にはまってしまいましたが、そのきっかけをつくってくれた懐かしいアルバムです。ちなみにTG(スロッビング・グリッスル)とは「脈打つ男根」という意味だそうです。ゲ~。
・「1つの優れた作品として、ポピュラーミュージックの歴史の大事な一部として」
四半世紀以上も前の作品ですが、例えばこれが2005年の現在に「ドイツあたりの音響系インディー・レーベルから出る大物新人!」みたいな謳い文句で売り出されてたら、知らない人はたぶん気づかないんじゃないですかね。ってのはこの作品がリリースされた頃には、まだ地球上に存在すらしてなかった僕の感想なのですが。
と言いつつ昨今の整然とした音楽に慣れてしまった耳からしたら、最初は「やってる事は面白いけど、楽曲としては…?」って思ったんですね、正直。しかし何度も聴いていくと、これが結局いろんな後世の音楽に繋がっていくって事が手に取るように感じられるんです。
それは何も音響・テクノといったフロア向け音楽だけの話じゃなく、例えば有名な所で言えばTortoiseとかMozaikとか、まあRadioheadでもいいんですけど、この作品にある「音の空間の作り方」ってのがその後のポピュラー・ミュージックにすごい影響を与えたんだなってのが、ハッキリとわかります。
そうなると、また聴くのが楽しくなるんですねー。百聞は一見に如かず、とりあえず手に取ってみる事をおススメします。
・「空虚 荒廃 純粋 歪曲」
歪んでいます。彼らの音は疑うことなく歪んでいます。それは世界の様々な歪みと波長が合うからでしょうか、自分にはとても純粋な音として響きました。Discipline (Berlin)は最初の無機的凶暴性から聴き続けていると、最後の方は不思議とどこかへ昇天してしまうような不思議な感覚になります。音自体はこれでもかというぐらい空虚で、荒廃しています。しかしどうにも自分には美しく感じられます。どうしようもなく空虚で歪んでしまった音達。この音はこの世界の嘆きの一部に感じられました。
・「発禁ジャケあり」
このアルバム 発売禁止バージョンがありましてイギリスの自殺の名所で撮られたんですがこのメンバーの前に本物(?)の死体が写ってるモノが最初発売されてそれはすぐにヤバいから回収されて今のこのクリーンバージョンのジャケになったそうです。今ではその死体入りジャケはかなりレアだそうです。みなさん知ってましたか?
●(Who's Afraid Of?) The Art of Noise!
・「当時びっくりしました」
このアルバムが発売されてもう20年近くなりますが、未だに発見があるすごいアルバムだと感じます。初めて聴いた時はなんかサンプリングの嵐だな、うるさいなと思いましたが、今発表されても全然謙遜無いサウンドだと思います。ですので当時は音楽の実験という感じでしたが、聴いていく内に「すげえ!」と思う事しきりで、今でも愛聴盤です。この作品で一時CMとかにも使われてくさってしまったオーケストラヒットですが、この作品ではやたら出てきますが、当時は「これが元なんだ」と感動しながら聴いていた思い出があります。ただ、レコードでオーケストラヒットを初めて使ったのはバグルス(トレバー・ホーンとジェフ・ダウンズのユニット、「ラジオスターの悲劇」が大ヒットしましたね)の2ndアルバムでした。この「モダンレコーディングの冒険」もお勧めです。1作目より完成度が近いです。ちなみにThe Art Of Noiseのこのアルバムのプロデューサーはトレバー・ホーンです。是非聴いて、驚いて下さい。約20年前にこんなすごいアルバムがあったのかって。2作目に関しては皆さん書いておられますが、Mr.マリックのテーマソングにいつのまにかなってた「Legs」が収録されています。その「Invisible Silence」もいいですよ。
・「フェアライトの魅力、実験的なサンプリングの波」
フェアライトCMIとはこのアルバム製作に使われた、1台1200万のサンプラーです。ZTT時代(ゲーリー・ランガン在籍時)のライブでは、ファライトは3台使用してます。86年のライブでは2台だけのような‥。(見落としてるだけかも)つまり一人一台ずつ購入したのでしょうか。何にしても金かけてるグループです。今聴くと、当時のサンプラーの音質の悪さやピッチの変化で音が変わるのが新鮮ですね。私としては、ZTTを離れて出されたアルバム「In Visible Silence」よりこのアルバム発売前に出されたミニアルバム「Into Battle」と「Who's Afraid Of?〜」の方がいかにも実験的な感じで好きですね。黎明期のアート・オブ・ノイズを堪能できます。
・「彼等自身も超えられなかった名作」
驚異的な飛躍を見せた2nd。80年代を代表する名作であり、エヴァーグリーンなポップス集でもある。全10曲中、5曲がシングルとして大ヒット。シングル曲とは違う表情を見せる残り5曲の出来も素晴らしく、まさに捨て曲なしの完璧なアルバムといえる。おなじみの「カーマは気まぐれ」は彼等のほんの一面でしかなく、このアルバムの中では少し影が薄いようにさえ感じる。ソウルミュージックのエッセンスを取り入れながら洗練されたポップスを作り出すという彼等のスタイルは、その後イギリスのスタンダードとなり多くのフォロワーを生んだ。しかしソウル風なボーカルの安易なダンスミュージックやルーツに片寄りすぎて「ポップ」と「独創性」を失ってしまう作品がほとんどで、このアルバムほど「ポップ」と「独創性」が絶妙のバランスで成り立っている作品は生まれなかった。そして、この奇跡的なアルバムを生み出したculture clubも、その後これ以上の作品を作ることはできなかった。ボーナストラックのmelting potは、当時彼等のライブの最後を飾る定番曲。彼等にしては珍しいカバー曲だが、詩もソウルフルな曲調も彼等にふさわしく、聴くたびに暖かい気持ちになる名演だと思う。
・「「生きていて良かった」と感激したいあなたへ」
チープなジャケットデザインが80年代を彷彿させるものの、内容はまったく古さを感じさせないすばらしい出来栄え。曲、演奏、アレンジ、そして美しい歌声。歌・巧すぎ。曲・良すぎ。ボーナストラックはあくまで「おまけ」と割り切ってしまえば「完璧」と言い切れる一枚。この感動を一人でも多くの方に感じて欲しい。買って損なし。こんな名盤ありえません。
・「お手軽なのに深い深いアルバム。」
DURAN DURAN「セヴン&ザ・ラグド・タイガー」とともに中学時代に一番聴いたアルバムです。
ボーイ・ジョージのソウル・ヴォーカリストとしての上手さは同時代のイギリス勢ならミック・ハックネルとジョージ・マイケルと五分。他には誰も寄せ付けない。
曲が良い。「タイム」なんて、ホント奇跡的に良い曲。
「カーマ・カメレオン」以上の曲が何曲入ってます?!
バック・ボーカルのヘレン・テリーもこのアルバムの重要なファクター。
ああ、いまでもキラキラした眩さは不変。
POP MUSICが良質に機能していた最後の時代:80’s。
ワム!「メイク・イット・ビッグ」と並ぶ大名盤。
異議なし!!
・「リマスター&ボーナストラックについて」
まずリマスターについて。ハイ上がりです。再生環境にもよると思いますが、家ではハイハットなど金物系が耳に痛くなってしまいます。旧盤CDをボリューム上げて聴いた方がバランスは良く感じました。ただ小音量で聴く場合、リマスター盤の方がメリハリがあって良いです。勿論全体の音圧は上がってます(上げ過ぎかも。大音量だとツライ)。ボートラのMystery Boyは特に耳新しい物ではありません(違う部分は僅か)。Romance~はVictimsのインスト版。タイトル曲でありながらアルバムに漏れたColour~や、Man Shakeは佳曲とも言えず。Melting Potはライブです。マニア向けかな。
・「格好いい!」
このアルバムから僕の洋楽ライフが始まりました。懐かしい~。80Sポップの繊細さや緻密さを再確認できます。リマスターされて音が良くなりさらに格好良くなった。80Sって実はベースラインとかリズムギターとか格好いいし基本に忠実。今の音楽会に復活しても充分いける!当時CULTURE CLUBのコンサートに行きましたがボーイ・ジョージは生歌がヘッタクソで驚きました・・・
●Searching for the Young Soul Rebels
・「モッズ・ホワイト・ソウル!」
モッズ・ホワイト・ソウルの名盤!ソウルフルなヴォーカリスト、ケヴィン・ローランドを中心としたバンドの、後に「Come On Eileen」で突如として大ブレイクしてしまい、見過ごされがちな初期のアルバムです。ホーンを印象的に使用したソウルフルなポップ・パンクが並ぶ名盤です。アルバムのリード・トラックである名曲「Geno」のように過去のソウルにも深く傾倒しながらパンキッシュな面も思いっきりフューチャーした、正にモッズ・バイブルといえるアルバム。これは基本でしょう!必聴盤!
・「私の中の一枚」
ついに発売!80年代音楽を愛する人が心のそこから待っていたと思います。'40年代のスィングから'50年代のロックン・ロールを基調に、20才そこそこの若さでモダン・ジャイヴなサウンドを作り上げ、極上のポップ・アルバムをヒットさせた。'82年10月に「スタン・バイ」でデビュー。全英61位。全米でも54位のヒットとなり、2ndシングル「俺はハリキリ・ボーイ」でも全英14位。全米68位をマーク。3rdシングル「モーター・マニア」も全英40位と、このデビュー・アルバムから3枚のシングル・ヒットが生まれた。ローマン・ホリデイはエセックス州のハーロウ出身で週末にロンドンにやってきて、ディスコ巡りをしているうちにできあがったバンドで、オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ベックの主演映画「ローマの休日」からバンド名がとられたことは有名。
・「Roman Holliday」
最高に愉快な7人編成のバンドが繰り広げる音楽は、テンポ良いノリノリのスイングに甘い声のボーカル。JAZZの要素も入った本格的な音楽!心躍らせる、1日を元気にさせてくれるアルバムです。
・「名作復刻」
1980年代中盤に2枚だけアルバムを発表して消滅したイングランドのバンド。音楽性はアップテンポなビッグバンド・ジャズにロックを足したような感じで、アレンジ良し演奏良し歌良し楽曲良し。問題は・・・・アルバム短いよ!!! 35分くらいじゃないのさ!!! もっと聞かせてくれい!!!! ブライアン・セッツァーなどが好きな方には絶対のお奨め。
本当はセカンドアルバム「FIRE ME UP」こそ復刻して欲しいのだが、そもそもあれはCDにすらなっていなかった気がする(LPのみ)。
・「Fire Me Up」
2nd「Fire Me Up」も再発をお願いします。「Hear It in the Night」をもう一度CDで聞きたい。
・「おすすめです」
曲名の邦題タイトルといい、ジャケの服装といい、モロ時代を感じる。イギリスでクラブ巡りをしてた軟派なやつらが結成したバンドなんですが、ジャイブミュージックをここまでポップにして、ダサくないのはある意味奇跡かと。本人達がめちゃくちゃ楽しそうに歌っています。
・「どうにもこうにも良いアルバム」
フィッシュマンズとか日本のダブから興味を持ち始めたひとで、「ダブ聞こう」とおもってキングタビーとかリー・ペリーとか聞いても、レゲエ色が強くてなんか違うなあ、と感じた日とって多いと思う。そんな人にはげしくおすすめしたいです。ダラダラしつつも時々本気でしゃきっとしたり、とにかくいろんな角度からすてきなアルバムですよ。つーか、2001ねんの夏は、これしか聞きませんでした。
・「マッドチェスター・レイヴ・オン・アゲイン!」
マイケル・ウィンターボトム監督の映画『24Hour Party People』では中心的なバンドのひとつとして登場するハッピー・マンデイズ(タイトルも彼らの楽曲から採られている)の88年の2ndアルバム。80年代後半から90年代初期にかけて興った(というか、マスコミがでっち上げた)所謂「マンチェスター・ムーヴメント」の一番の功労者であり、また一番の恩恵に与った代表的なバンドだが、同じくマンチェスター出身のストーン・ローゼズの1stがロック史上に残る名盤と認知されているのに較べ、ムーヴメントの盛衰と運命を共にし、その後は急速に忘れられつつあっただけに、映画の公開とともに再び脚光を浴びることになったことは喜ばしい。より洗練されたサウンドとメロディアスな旋律を聴かせる3rdの「Pills ‘n’ Thrills and Bellyaches」を高く評価する向きもあるだろうが、何かが起きる前の緊張感と彼ら特有の猥雑なグルーヴ感をバンド一丸となって表現し尽くしているこのアルバムが個人的にはベスト。通常のヴァース→コーラスという展開とはまるで違うショーン・ライダーの曲作りにおける独特のセンスとカンの良さみたいなものは、その後のブラック・グレープでも遺憾なく発揮されることになるが、このアルバムの白眉であるWrote for Luckの、反復されるギターのリフとダンサブルなビートとの絡みが生み出す熱狂的な感覚は何度聴いても、いつ聴いても興奮させられてしまう。
・「癖になるグルーヴがたまらない」
発売当時、スミスのジョニーマーが絶賛したことでも話題になったハピマンのセカンドにして日本では本作から紹介された記念すべき作品。マーティンハネット特有の地下室からもれてくるような音処理が素晴らしい。次作で時代の先端に躍り出る彼らだが、真面目に音楽に取り組んでいたのは本作くらいまでではないかと言えなくもない。まだハウスの要素が入り込む前の完全なバンドサウンドだが、そのヨレヨレかつシャープなギターとズンドコしたリズムが絡む風変わりなファンクサウンドは今聴いても衝撃的。個人的にはハピマンはこれとファーストアルバムに尽きると思う。
・「ピクシーズの狂気。」
ファンの間では「影の最高傑作」と言われているらしい。私もピクシーズの作品の中で、一番「ドリトル」がお気に入りである。一曲目の「ディベイサー」(名曲!!)を聴いてしまえば、大抵最終曲まで一曲も飛ばさずに聴けてしまうのである。
優れた、そして特異なポップ感覚はピクシーズの全作品において共通ではあるが、この「ドリトル」においては過剰なまでにエモーショナルな『狂気』が感じられ、ポップである事が更に相乗効果を生んでいる。どこかSFっぽい、現実から切り離された世界観。「モンキー・ゴーン・トゥ・ヘブン」(これも名曲)を聴くと、やっぱりそんな世界に連れて行かれてしまうのだ。これらの音はピクシーズにしか出せないのだなあ、と思うと同時に、ピクシーズはかなり重要なロックバンドであったという事を再確認させられてしまう。
もちろん捨て曲など一切無し。聴いた事の無い人はお試しあれ。オルタナ・ロックの名盤です。
・「REMASTERDというより、ただの再発では?」
PixiesのDoolittle。言わずと知れた大名盤です。他のレビューの方々が詳しく書いていらっしゃるので、内容についてのコメントは控えさせて頂きますが、こちらのアルバムを購入予定の方へ一つ注意点を。
このアルバムは[ORIGINAL RECORDING REMASTERED] となっていますが、旧盤と比べて音の変化は、ほとんどありません。少なくとも私には全く違いは感じられませんでした。
商品のパッケージには「CLASSICS AT THE RIGHT PRICE」というシールが貼ってあるだけで、アルバムのどこにも「Remaster」の文字はありません。またこちらの商品の型番「GAD 905 CD」というのも旧盤と同一のものです。
リマスター目当てでこちらの商品の購入を検討している方には、ご一考をお勧めします。
・「理解されなかった名盤。」
時は90年代初頭。まわりではニルヴァーナを聴いている奴がたくさんいた。彼らにPixiesもいいぜ、こいつも聴いてみてくれと言うが反応はいつもいまいちだった。<ひねくれ者のカートが『俺たち聴きにくるぐらいなら、Pixies聴けよ』って言うぐらいすごいんだぜ>。いつも返事は『ふ〜ん』だった。青春時代の苦い涙のつまった名盤中の名盤。捨て曲は一曲も無し。2004に再結成し、フジロックに出演したがフランクは更に体重を増し、その声はカントリーの歌手のそれになってた。もうこの頃の切羽詰まった感はなかったな〜。
その後Pixiesの再結成のドキュメンタリー映画「Loud Quiet Loud』を見た。カントリー歌手のような声って言って本当にごめんなさい。ライブハウスの映像ではPixiesの音が鳴ってた。フランクに貫禄がでたとはいえ紛れも無くPixiesだった。ほとんど会話をしない彼らがステージ上では濃密な会話を音でする。フランクは言う『俺は曲を書いてあいつらが言ってくるのを待ってるんだ』。新しいアルバムはあるのかな?無いだろうな...
・「」
なんといっても前半の充実ぶりが素晴らしい。『MONKEY GONE TO HEAVEN』までの流れは、よくまぁ、次から次へとこんなに出せるもんだ。って感心するほど名曲連発状態。もちろん後半も、味のあるミディアムナンバーから、ブラックフランシスの本領発揮なパンクナンバーまで多彩な構成で飽きません。そして極めつけはラストの『GOUGE AWAY』。90年代のグランジムーブメントを予期していたかのような名曲。
もちろん捨て曲など一切なしの大名盤。90年代はすでにここにあった!
・「もっとも聴きやすく親しみやすいアルバム」
PIXIES史上、ベストアルバムと評判の高い2ndアルバム。最もPOPな作品である。入門編"カモンピルグリム"で言う処の"リビテイト・ミー"路線のアルバムで最も親しみやすいためそういわれるのでしょう。ウィーザーのリバース・クオモやナンバーガールの向井秀徳も好んでおり、"ウェイブ・オブ・ミューティレイション”をカバーしている。
・「参考までに。」
日本版にも歌詞はついてませんから輸入版でいいと思いますよ。
・「愛無き世界…」
Creationが、インディーレーベルとしては会社が傾くほどの大金(約5千万円!…破産寸前)を費やして完成「させた」、この大名盤にして超問題作。その裏には、レコード発売を迫るCreation総帥アラン・マッギーと、超(スロー)マイペースで制作に没頭するマイブラの頭脳・ケヴィン・シールズとの、こんな激しい戦いがあったという。
外界からの一切を断絶し、スタジオに篭もりっきりのマイブラ。会社が傾くほどの大金を費やしながらも、音源のひとつも届かない…。文字通り「音沙汰無し」の状況に、業を煮やしたアラン・マッギー。
「おい、いつ出来るんだ!?」と聞くと、
先行シングルには「soon(すぐ)」という曲名が。・・それから更に10ヵ月後。「アルバムはいつ出来るんだ!?」と聞くと、
次のシングルには「to here knows when(いつなのかと聞く)」という曲が。・・そして、さらに9ヵ月後。もうノイローゼ寸前のアラン。だが、全ての曲が終わり、ようやくアルバムは完成。
そこには『loveless(愛が無い)』ときたもんだ・・・。(アラン・マッギーとケヴィンの関係はボロボロだったらしい)
事実は小説よりも奇なり。嘘のようなほんとの話。
★詳しくは、「クリエイション・レコーズ物語(原題~This Ecstasy Romance Cannot Last)」を読みましょう!!(^-^)
・「少しマニアックな比較」
このアルバムが、音楽が、如何に素晴らしいかの説明は他の方に譲るとして、少しマニアックかつちょっと気になる事について書こうと思います。
このアルバム「loveless」は曲間がほとんどなく、曲の終わりと始まりが重なり合っている曲もあります。Sire盤は曲の頭がきっちりタイミングが合っていますが、現行のsony邦盤はややタイミングがずれています(旧コロンビア邦盤はほとんどタイミングが合っていて、大元のcreation盤が一番ずれています…)アルバムを最初から最後まで通して聴くのではなく曲単位で聴くとなると、これが案外気になります。
それと、Sire盤はジャケットが鮮明できれいです。裏ジャケットでは他の盤には見られない補色である青を重ねてあります。それに比べ現行のsony邦盤はカラーコピーしたようなぼやけた感じになっています。レコードではなくCDですがジャケットも重要だと考える人はちょっと注意です。
・「崇拝してしまう。」
躊躇したけど、やっぱこの作品については語りたいので書きます。
ラブレスの魅力が何かということについて考えると、まずそのエポックメイキングなサウンドメイクに論点が行くわけですが、それについてはもう何百何千の先人が薀蓄を述べているので私はここでは書きません。あまり触れられていないのが不思議なのですが、この作品、まずメロディーがいいとおもいませんか?私はこれこそこの作品を名盤たらしめる一番の理由であると捉えています。
ケヴィンシールズの書く曲は独特です。ISN'T ANYTHING収録のFeed Me With Your Kissやアルバム未収録のYou Made Me Realiseあたりが特に顕著で、これらの曲で彼はアグレッシブな曲調に乗せてコードをかき鳴らしていますのですが、そのコードの進行の仕方が実にスリリングでカッコいいのです。あんな曲調今まで聞いたこと無かった。初めて聴いた時はとてつもないショックを受けたものです。今作に於いてそれらの要素は、さらに甘美な世界観をもってしてマイブラのイメージを完全に確立しました。soonあたりははいうに及ばずですが、その一つ前のwhat you wantあたりをよくきいてみてください。面白いコード進行だと思いませんか?心はどうしようもなく高揚しているのに、なんでこんな寂しくて居心地がいいんだろうか。この曲調はケヴィンが例の衝撃的な音響の世界観を補完するためだけに編み出したものであると私は考えています。マイブラのフォロワーと呼ばれる人たちがこの一枚に追いつけないのは、勿論音作りの才能もあるでしょうが、その音響の奥行きに呼応するメロディを持っていないからだと思います。
完璧と呼ばれるにはやはりワケがある。表面だけなぞっただけでは永遠にこのクオリティには追いつけないでしょう。スタンダードにして孤高の逸品。
・「'91リリース...」
このアルバムのせいでマイブラの新譜をどれだけ待っているか。ケヴィンがスタジオに入ったとか、誰々と共作しているとか、真偽がわからない薄ーい希望にどれだけすがったか。あまりにも出ないもんだから、フォロワーに代わりを期待してどれだけ裏切られてきたか。10年位それの繰り返し。
フィードバックギターのオーバーダブでなんでこんな浮遊感が感じられるんだろう。
・「20世紀最高のロックアルバム!」
ロス・ロボス=ラ・バンバと思ってる人まだまだ多いと思うんですが、これはほんっとにスゴいんです!!だってもうすごいロックなんです。ラテンの要素と今のロックの要素が絶妙に重なり合っていて、他に似たもののない新しいロックになってます。映画の「デスペラード」で認識変わった人も多いかと思うのですが、本当にこれはクラシックでもなければワールドミュージックでもない。めちゃくちゃ気合の入ったロックです。ラ・バンバしか知らない人にこそ聴いて貰いたい、20世紀最高のロックアルバムです。しかもすごく安い!!嬉しい~!!(大興奮!!)
・「傑作です」
ロスロボスって活動歴は長い割に派手なヒットも飛ばさないので(ラバンバ以外ありますか?)、ラテン風ロックをのんびり演奏するだけのバンドかと思っていましたが、このアルバムを聴いてそんな考えは吹っ飛びました。何てトンガったロックを演奏する人達なんでしょう。確かにラテンフレーバーは一つの要素ですが、どことなく歪んだ音像や、攻撃的なギター&ホーンの奏でる印象的なフレーズで、誰もが初めて体験する世界を見事描き出していると言えるのではないでしょうか。
このキャリアにしてこの先鋭感。脱帽です。
半年ほど前に観たコンサートでのMas y Masはとにかく圧巻。ギターとボーカルは切れていました。もちろん客も大熱狂。外見は只のオッサンなのに...。ちなみにアンコールではWhoのMy GenerationとNeil YoungのCinamon Girlを演ってくれました。
・「キャバレーミュージックの世界標準」
文句なしにイカすアルバム。
雰囲気的には、メキシコの場末の薄暗いBARで気の抜けたBEER片手に、その界隈を徘徊する胡散臭いゴロツキ共にはめられて、もう5時間近くインチキポーカーにつき合わされ、すでに負けが500万ペソに達し、下品なウェイトレスのおネエちゃんに軽く肩をポンポンと2回叩かれ、「ねぇ、ねぇ。お兄ちゃん、ホントに大丈夫?」って、悲しげな微笑を投げかけられた時の、いささかヤバ目な状況を感じさせる。ボクが音楽を評価する時の重要な要素の一つは、この「インチキ感」で、そういう意味では、このアルバムが「世界最高のインチキMUSIC」に君臨していることは、疑いようがない。
真面目にやるより、はるかに多くの労力かけて作り上げる「はったりの美学」って愚かで、馬鹿馬鹿しいけど、シビれるくらいにカッコいい!!そんな中でも「Mas Y Mas」は疾走感とイッちゃってる感じがまさに「最優秀キャバレー楽曲部門」グラミー最有力候補。
・「名盤・双肩するもの無し」
私はロス・ロボスの熱心なファンではありません。このアルバムが発売された当時も、たまたまCDショップの店頭に並んでいるのを見て初めて知ったくらいです。そういう意味で、店頭の試聴機でこのアルバムを聴くことができたのは幸運でした。
万人向きではないと思うのですが、今のロック・ミュージックに物足りなさを感じている方には是非聴いていただきたいと思います。
(ラテン系という先入観はまず捨てて下さい)
・「名盤・双肩するもの無し」
私はロス・ロボスの熱心なファンではありません。このアルバムが発売された当時も、たまたまCDショップの店頭に並んでいるのを見て初めて知ったくらいです。そういう意味で、店頭の試聴機でこのアルバムを聴くことができたのは幸運でした。
万人向きではないと思うのですが、今のロック・ミュージックに物足りなさを感じている方には是非聴いていただきたいと思います。
(ラテン系という先入観はまず捨てて下さい)
・「80年代アメリカインディーのマスターピース」
金字塔としか言いようがない。①「Teen Age Riot」のことだ。この曲とダイナソー Jr.の「Freak Scene」、R.E.Mの「Radio Free Europe」が私にとってのアメリカインディーベスト3曲。この三曲に共通していえるのだが、ハードでポップ。さらにシンプルなアンサンブルで狂おしいほどのドライブ感を出している。
本作は当時のソニック・ユースの絶頂ぶりがうかがえ、全曲通してクオリティーが高い。同年にチッコーネ・ユース (Ciccone Youth) 名義で「The Whitey Album」を出すが、こちらも併せてお勧めしたい。「Daydream Nation」が表名盤なら、「The Whitey Album」は裏名盤なので。
・「ソニックユースのインディーズへの置き土産」
ソニックユースのインディーズ最後のアルバムとなった本作。1曲目の疾走感から始まり、ラストのノイジーな混沌で締めくくられており、このバンドの持つ多面性をよくあらわしている。現在でもよくライブで取り上げられる曲も収録されており、今聴いてもまったく新鮮な音をかなでている。必聴の1枚。
・「"若き日"」
ソニックユースを語る上で絶対に欠かすことのできない最高にポップな名曲"ティーンエイジ・ライオット"、これです、このアルバムに入っています!はじめてこの曲を聴いたときはカッコよすぎてぶっ倒れそうになりました・・・、ほんとイイ曲ですねー、何年経ってもヘビーローテーションで聴いています。アルバム全体を通しても他のアルバムと比べてとてもポップな仕上がりになっていて、若き日のソニックユースのエネルギーが爆発しています。「これからソニックユースを聴いてみようかなぁ」という方にもぜひおすすめしたい非常に聴きやすい一枚です。サイコーです!
・「万華鏡のように変化する」
これは彼らのアルバムの中で”聴きやすい”部類であるのと同時に彼らを一気に表舞台へと引き上げた超傑作である。
疾走するナンバーの影でなりを潜めるギターノイズが次々に変化して行き化学反応を起こす。つまりソニック・ユースが最もシーンに歩み寄った瞬間であり大人数の人間に対して自分たちの伝えたい事を理解させようとしたアルバムである。
教科書的な役割とでも言うか
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