HOME(通常盤) (詳細)
Mr.Children(アーティスト), Kazutoshi Sakurai(その他)
「近年のアルバムの中では一番」「リアルタイムで見ていない中高生の意見」「「彩り」は名曲です。」「It's a Mr.Children。」「ミスチル」
Q (詳細)
Mr.Children(アーティスト), 桜井和寿(その他), 小林武史(その他)
「とっても、いい!」「最高傑作」「凄いという強烈な印象」「地球規模の9枚目」「奇妙な名盤」
ハチミツ (詳細)
スピッツ(アーティスト), 草野正宗(その他), 笹路正徳(その他)
「スピッツの魅力を凝縮」「目標の一枚」「可愛いらしくて切ない」「不思議なことに」「優しい気持ちになれる☆」
ハヤブサ (詳細)
スピッツ(アーティスト), 草野正宗(その他), 石田小吉(その他)
「8823!!」「何といっても「8823」だ」「アンビバレントが秘密のスパイス」「ロックなスピッツ。」「That's the Japanese rock'n roll band 」
Fool on the planet (詳細)
the pillows(アーティスト), 山中さわお(その他), 鹿島達也(その他), 鈴木淳(その他), 吉田仁(その他)
「「ピロウズ入門編」」「色褪せない名曲の数々!!!」「ストレンジカメレオンに感動」「ベスト盤を超えるベスト盤、変わらないピロウズ」「yeah!」
ether[エーテル] (詳細)
レミオロメン(アーティスト)
「ある種癒しです」「やっぱりいいなぁ…。」「HORIZONとは違ったレミオ」「風が吹いてくる数少ないROCKバンド」「優しさが染み付いたアルバム」
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (詳細)
THE YELLOW MONKEY(アーティスト), 吉井和哉(その他), 山上路夫(その他), THE SAINT(その他)
「アルバムは全部持ってるんですけど」「最後だったけど、嬉しかったです。」「今からでも。」「虜になっちゃいました。」「長く聞ける☆ほんとのBEST」
CAN'T BUY MY LOVE (通常盤) (詳細)
YUI(アーティスト), northa+(その他), Akihisa Matzura(その他), Kenji Ogura(その他), SHIGEZO(その他), COZZi(その他)
「初めて聴きました」「自分の気持ちと重なる部分を感じたから」「J-POPの傑作」「カッコいい。」「「How crazy」凄い」
FRESH (詳細)
JUDY AND MARY(アーティスト), YUKI(その他), Tack and Yukky(その他), TAKUYA(その他)
「恋してる女の子へ。」「おすすめです。」「懐かしい」「ジュデイマリ! 素敵♪」「女性ボーカルバンドの新たな形」
「この作品を読まずに現代ミステリーは語れない」「宮部みゆきさんらしくない?」「家と言うものは器に過ぎないのです」「家族とは」「ジグソーパズル」
龍は眠る (新潮文庫) (詳細)
宮部 みゆき(著)
「サイドストーリーである恋愛ネタが好き」「視線が優しい」「超能力を持つということ。」「アナタの龍はどこ?」「苦悩する少年の描写」
第三の時効 (集英社文庫) (詳細)
横山 秀夫(著)
「素晴らしい」「傑作」「著者の筆さばきが冴える警察小説」「ゼッタイこの管轄では事件を起こしたくない(笑)」「満を持しての捜査一課」
深追い (新潮文庫) (詳細)
横山 秀夫(著)
「いい短編を書くなぁ」「一つの生活場としての警察署で」「”巧い”」「絶賛に値する警察短編集」「警察官も一人の人間。」
砦なき者 (講談社文庫) (詳細)
野沢 尚(著)
「テレビ界の人間だからこそ」「主従関係がいつの間にか逆転している点がスリリングな傑作」「マスメディアに関わる人に是非読んで欲しい」「報道のありかたを追求する意欲作」「ドラマを見て読みました」
ビタミンF (新潮文庫) (詳細)
重松 清(著)
「65点の1日」「十分に「ビタミン」となる作品」「現実は甘くは無い。しかし・・・・。」「がんばって生きていきましょう!」「昭和30年代~40年代生まれ世代におすすめ」
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>ま行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>や・ら・わ行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>な行の著者>その他
J-POP>アーティスト別>ま行>み>Mr.Children
Custom Stores>By Formats>国内盤>ポップス
Custom Stores>By Formats>国内盤>ロック
Custom Stores>By Labels>J-POP>キングレコード
Custom Stores>By Labels>J-POP>ビクターエンタテインメント
J-POP>アーティスト別>あ行>い>THE YELLOW MONKEY
Custom Stores>By Labels>J-POP>BMGファンハウス
・「近年のアルバムの中では一番」
非常にこなれた、すっきりしたアルバムである。ベテランらしく洗練されたメロディーとアレンジ、気負いの無いボーカル。「彩り」に代表されるように毎日を生きる糧となるような、メッセージ性。どこをとっても美味しい、アルバムの見本のようなアルバムである。
ただ、このアルバムが他のベテランと大きく違う点は「冒険心」の有無である。歌詞を見てれば判るが基本的に愛や恋、人生をただ楽観的に歌った歌ばかりではなくポジティブな中にもネガティブな言葉を混ぜている。ミスチルのこういう所が信用できる。
音的に引っかかったのは「ポケットカスタネット」。最初はまったりしているんだが後半のほうでいきなりの急展開、ミスチルでこういうパターンの曲は少ないので新鮮。また「通り雨」は初期のミスチルらしい原点回帰のようなナンバー。「あんまり覚えてないや」は歌詞と曲調のハマリ具合が凄い。一番好きな締めかも。
まあこんなことをつらつら書き殴っておいて一番好きなのは「フェイク」なんだけどね・・・。私は基本的にあまのじゃくだから。この「フェイク」のような曲をポンといれてしまうのも冒険心だなあ・・と思う。あの流れで「似せて作ったマガイモノ」とは。最高。
15周年に発売するアルバムだけあって奇しくも集大成のようなアルバムになった。非常に満足だ。それ以外なし!
・「リアルタイムで見ていない中高生の意見」
今まで様々な面を見せてきてくれたミスチル。今回の「HOME」でどのような一面が見られるのか非常に楽しみである。親としての目線や夫としての目線が感じられる曲は勿論、フェイクなどのブラックなナンバーも織り交ぜて色彩豊かなアルバムになってくれるのではないだろうか。
以下はCDに対してのレビューではなくなってしまうし、書くべきことではないと思うのだが……我慢できなかったので少し言わせてほしい。国語のテストで「作者はこの作品を通して何を伝えたかったのだと思いますか」という問題をよく見かけるが、正直「んなもん作者にしかわかんねーだろ」と言いたくなる。作品から受け取った感情が、本当に作者(作曲者)が伝えたかった感情なのかは作者本人にしか分からない。「フェイクでは素が出ていた」と感じる人もいるだろう。個々が何を感じようとそれはかまわない。でもそれが本当に素なのかは桜井にしか分からないことだ。じゃあ「しるし」や「箒星」は大衆向けに作られた作品で、素ではないのかというと、それだって本人にしか分からないだろう。(因みに私は全部素なんじゃないかと思うが)例えば「深海」というアルバムだって、あの時の桜井の素であったとしても、今の桜井の素では無いかもしれない。大事なのはそれが素であるかとか一般向けであるとかそういうことじゃなくて、その曲を聴いてどう思ったかではないのだろうか。単に「フェイクは好きだけどしるしは嫌い」「昔のミスチルは好きだけど今のミスチルは嫌い」って感情にそれらしい理屈をつけてるだけじゃないのか。
色々な場所で「リアルタイムのミスチルを知らない中高生は〜」とか言われるが、その中高生から言わせてもらうと、余計な知識やら固定観念のない世代のほうが純粋に曲を聴けることもあるのではないか。逆に名作と言われている曲だって好きではない人間もいるんだし。HOME発売後は、曲やアルバム構成そのものに対する批評・感想が読めることを期待している。
・「「彩り」は名曲です。」
僕は今、街の本屋さんでアルバイトをしています。目の前に並べられた単純作業の繰り返しですが、それでも、それの繰り返しによって、お客さんが喜んでくれるのが何より嬉しく、軽く生き甲斐すら感じます。そんな中、「彩り」の歌詞が、非常に今の僕の心境にシンクロし、グッと来て、何回も聞いて、心の中で涙しています。『深海』『ボレロ』『Discovery』などで、スター(ピエロ)であることに対する葛藤などについて、常人では体験し得ない様々な苦難を乗り越えてきた桜井さんですが、今は、「普通の人」として、音楽を奏でているような、ただ、純粋に音楽を楽しんでいるような、力の抜けた凄みを感じます。明/暗や速/遅の幅が無く、社会に対する問題提起もあまり無く、極めてニュートラルな、日常にフィットした傑作です。もしもミスチルに、刺激やメッセージ性を欲するのならば、過去の膨大な作品群が、それを余り無いほど補ってくれるのは間違いありません。
・「It's a Mr.Children。」
今回の作品ではMr.Childrenの成長を感じました。
今までのアルバムと比べてよりいっそうあったかいアルバムになっています。タイトルのHOMEは、まさにぴったりという感じ。
昔、桜井さんは見たことも会ったこともないファンの人から「ファンなんです」と声をかけられるのが嫌で嫌でしょうがなかったらしいです。ちょうど『ALIVE』の頃でしょうか。けど、今回のアルバムの中にある『彩り』を聞いて思いました。
「あっ、自分たちがMr.Childrenの曲を聞いていつも励まされ、日々成長して行く中で、実はMr.Children自身も常に変化し、成長し続けているんだなぁ。」と。『彩り』はきっと、あの頃の桜井さんにはたぶん描けなかった詞だと思います。そういう意味でも、『彩り』は今、1番最高の作品になり得ると思います。
歌詞がストレートに胸に来ます。。。
いつでも変わることなくその時代を生きて、ありのままに表現している、そんなMr.Childrenに僕らはずっと魅かれ続けて行くのではないでしょうか。
常に変化し、進化しているMr.Children。これからも目が離せません。
・「ミスチル」
Mr.Childrenというバンドは、15年という活動の中で何度も大きな変化をしたバンドだ。AtomicHeart以前は彼らの若さが全開かつ青い曲が多かったがそれ以降は桜井の内面的な苦悩や社会への批判的な姿勢が曲に入り名曲と言われる曲が多く作られた。最高の名盤の深海、セールスの最盛期のBOLEROの頃にまさにロックな感情が爆発しマシンガン〜やタイムマシン〜、ALIVEなどの感傷的なものや、ご存知名もなき詩、TomorrowNeverKnows、everybodygoesなどの名曲が生まれた。しかし終わりなき旅をリリースした頃から彼らの姿勢は変わってきた。闇雲に真実とは何かを見出そうとするよりも、今目の前にある 足元に転がっているものが本当に幸せなものではないのかと気づいたのだ。QからIt's a wonderful world、シフクノオト、I LOVE YOU、そして今作HOME。些細なものが幸せと、ささやく様に力強く暖かく主張する今の彼らの音楽の、まさに完成形のアルバムだと思う。昔のミスチルが好きな人は今の丸くなった彼らを評価しない人が多い。しかし昔の彼らの音楽も、今の彼らの音楽も、場所は違えど私達の生活のどこかに必ずリンク出来る音楽であると思う。日常の中の何気ない時に聞くと、このアルバムの真価を感じることが出来るだろう。
●Q
・「とっても、いい!」
「CENTER OF UNIVERSE」から始まり、「安らげる場所」で終わる。いつも、ミスチルは一つのアルバムに一曲一曲を収録するだけでなく、アルバム単位でストーリーが作られています。
その中でも私のお気に入りは、「つよがり」「ロードムービー」「Hallelujah」。特に「ロードムービー」はこのアルバムを買ったらすぐに聞いて欲しい一曲です。
“情熱 キス ビーチハウス”という押韻のすばらしさに感動してください!さらに、メロディーもどこか懐かしい感じがして聞きやすいですよ。友達にめっちゃ薦められて聞いたのですが、薦めるのも頷ける出来です。
・「最高傑作」
発売当時買ってから、何度も何度も聴いていますが全く飽きません。『Q』以降発売されたMR.CHILDRENのアルバムは全て購入していますが、いつも戻るところはやはり『Q』です。私の中ではこれが今の最高傑作だと思っています。ラブソングだけじゃなく、今私たちの身近で起こっている地球規模・人間としての問題をも唄っている。でも決して重く批判的ではなく、上手く言えませんが、前向きな、未来に繋げていこうという感じが伝わってきます。また詩なのか音なのか全体の雰囲気なのか、聴いていると気分が高揚し、不思議な感覚になる。とにかく面白い。また、個人的にとても好きな桜井さんの言葉選びの面白さも沢山味わえますし、詩の素晴らしさあり、音の壮大さかっこよさあり、とにかくイイ!!全曲好きですが特にお薦めは、「友とコーヒーと嘘と胃袋」「CENTER OF UNIVERSE」「Hallelujah」です。私の周りでMR.CHILDRENを好きと言う人でも、『Q』を聴いたことのない人が多い・・・こんなに素晴らしいのに。もっと沢山の人に聞いて欲しいアルバムです。
・「凄いという強烈な印象」
当時中学生だった私はこのアルバムを聴いた時何か物凄いものが出来上がったような感覚を受けた。全体を通してポップな雰囲気もあるがベースやドラムの音が全面に出た今までに無い重厚なサウンドである。ミスチルがポップソングを歌うだけのバンドではないことを再認識させられた。遊び心が詰まった「友とコーヒーと嘘と胃袋」や、「Everything is made from a dream」など、曲の個々の個性は強いのに、決して寄せ集めの曲群とは思えず、アルバムとして様々な展開を見せ、且つそれが自然に耳に馴染んでくる。ミスチルは曲単位で評価される事が多いと思うがこの「Q」と「深海」だけはアルバム単位で評価せざるを得ない。それだけ完成度の高いものとなっている。何故このアルバムが売れなかったのか不思議で仕方ない。
・「地球規模の9枚目」
ミスチル全作の中でも最高の1枚。このアルバムにして、セールスが80万枚程度というところに日本のリスナーのレベルが顕れる。リリース当時、ゲスト出演したラジオ番組でDJに「似た感じの曲が多いですよね」と問いかけられ、桜井さん、絶句してた。視点は、地球という“Q”にもあるような。宇宙の中心で愛をすでに叫び(1曲目)、人類の文明を批評し(10曲目)、やがて惑星として滅していく(12曲目)。この15年、日本人が作ったアルバムで、これ以上のものを私は知らない。J-POPが辿り着いた巨大な可能性。惜しみなく愛を注ぎ、切なく、強く、そして弱い、人とその心。人類と地球。壮大でいて、マンションのポストでも見つけられそうな、日本の今。黙して噛みしめよう、このリズムを。
・「奇妙な名盤」
初めて聴いた印象は「・・・なんだこれは!?」。とにかく変。それしか思い浮かびませんでした。ミスチルのアルバムでここまで実験的要素の強いものは、他にはないでしょう。「アトミックハート」も、当時としては、サウンド面において相当凝った作りだったのですが、これは構造そのものが実験的なのです。
いわゆるチャンスオペレーション。リズムやコード進行をダーツの合計点数、あみだくじなどで決めたと桜井さんは語っていました。2曲目の「その向こうへ行こう」のねじれまくったコード進行に頭がクラクラ。これにはかなり参りました。正直、これだけはどんなに聴き込んでも好きになれないと思ったのですが、3回目できました。麻薬のような(喩えが悪い)楽曲ですね。シングルの「NOT FOUND」。これもそういう作り方をしたらしいのですが、本当ですか?あまりにも美しい展開なんですけど・・・。
「12月のセントラルパークブルース」「友とコーヒーと嘘と胃袋」「Everything is made from a dream」など、今までのミスチルのイメージからはかけ離れた楽曲が多くありますが、要所にはキチンと「つよがり」「ロードムービー」「口笛」と、リスナーをいとも簡単に落とす美しい旋律の楽曲が配置されています。
そしてクライマックスの「Hallelujah」ですが、実はこれはかなりの紆余曲折を経て完成した曲なのです。00年正月にCSで放送されたドキュメント「ハレルヤ」では、リズムも歌詞も演奏も全く違う「Hallelujah」が演奏されていました。個人的にはドキュメント版の方が好きです。アルバム版は全てが壮大になりすぎていて、視点がぼやけてしまっているように思えます。
桜井さんは、このアルバムを最後にミスチル解散を考えていたそうです。それだけ全てをやり尽くしたと言っても過言ではない内容です。しかしその後、彼らはポップの無限の可能性を信じて突き進みました。
●ハチミツ
・「スピッツの魅力を凝縮」
スピッツの名盤達の中でも、一番癖の無いプレーンな味のアルバムだと思う。スピッツの曲の醍醐味を一枚に凝縮させたダイジェスト版のような感じでお腹一杯楽しめる。何年経っても色褪せない名盤の中の名盤で、スピッツを語るのに欠かせない傑作である。Recycleのようなベスト版ではスピッツの重さや軽さを十分に味わえないが、そうした良さを全てこの一枚で経験できる事は受請け合いだ。 個人的には、「Y」と「グラスホッパー」が好きで、バラードからロック系までこなすスピッツの柔軟で才気溢れる側面が伝わってくる。今も尚毎日耳にする。90年代のJPOPを創った確かな実力者スピッツの歴史的名盤を是非一度は聴いて欲しいところだ。
・「目標の一枚」
僕はペーペーの18歳です。当時小学生だった僕が初めて聞いたスピッツの曲はこのアルバムのハチミツで、小学生ながらに感動しました。でも最近久しぶりにこの曲を聞いて何とも言えない穏やかな気持ちになりました。とにかく感動しました。これがレビューを書こうと思った理由です。普段あまりこういうクソ真面目な文を書くことはあまりないのですが何か猛烈に文にしたい、誰かに伝えたいと思いました。草野さんの書く詩は難しくて僕なんかにはまだまだ理解できないけどそれがわかるようになった時、もっとスピッツが好きになれる気がします。そういう意味で僕の目標の一枚です。みなさん是非聞いてみてください!きっと何か感じるものがあるはずです。
・「可愛いらしくて切ない」
「ハチミツ」はこれまでのスピッツの中で一番売り上げが良かったアルバムだそうです。初めて聴くときから全体的に耳馴染みが良く、可愛らしくて少し切ない名曲が並びます。そして収録されている曲は全て、ジャケットの爽やかな風景とイメージがピッタリです!ボーっと聴いていると、それぞれの曲が作り出すキレイな世界にワープしそうになります。「ハチミツ」に限らず、スピッツの曲は皆、聴き手の想像力をかきたて、実際に自分が歌で描かれている世界にいるかのような錯覚を起こさせるものばかりですが。
ただ可愛いアルバムといっても、一色単に似たような曲が散りばめられているのではなく、「ロビンソン」「愛のことば」のような王道POPsから、「グラスホッバー」や「トンガリ'95」といったロックな遊び心満載の曲まで盛りだくさん・・・絵本をめくっているような感覚で飽きずに聴けること間違いなしです☆
(この歌詞カードの中のデザインもキュートで大好きです!)
・「不思議なことに」
聴きたくなっては聴いて飽きて、飽きたと思ったらまた聴きたくなる。トータルすると結局一年のなかで一番聴いているかもしれないです。丁度、疲れると海を見に行きたくなる感じに似てます。それとスピッツの新しいアルバムが出るとまたハチミツが舐めたくなります。本当にさわやかな甘さであるためまた聴きたくなるのでしょう。
・「優しい気持ちになれる☆」
洋楽フリークだった私が初めて心惹かれた邦楽が、スピッツの「ハチミツ」です。大ヒットした「ロビンソン」はもちろん、どの曲も、素敵!会社でいやなことがあった日、友達とケンカした日、なんだか心がささくれ立っているようなときでも、これを聴くといつのまにか優しい気持ちになり、元気がわいてきます。
タイトル曲の「ハチミツ」が一番お薦めです。
●ハヤブサ
・「8823!!」
問題作という言われ方もしているこのアルバム。でもそんな堅いこと抜きに7曲目『8823』を聴いてみてください。ポップが好きな人もロックが好きな人も。スピッツファンの人もそうでない人も。なぜこれがシングルでないのか??不思議でなりません。この曲が入っているというだけで、このアルバムは☆5つ以外つけようがありません。
・「何といっても「8823」だ」
確か「ホタル」聞きたさに買ったはずなのですが、「8823」にすっかり魅了されてしまった事が印象深いです。
「今」の「ありがとう〜」からいきなりガツン!とやられてしまい、スピッツの毒気を散りばめた曲調。かと思ったら「ハートが帰らない」「ジュデーム?」のような心の安らぎもあります。刺激と安らぎ、両方がある物凄いアルバム。
「8823」は「これは…ライブで聞いたら凄いんだろうな…!」と始めて思わせた一曲。
「今は振り向かず 8823 クズと呼ばれても笑う」
ゾクリとします。これを始めて聞いた時に感じる高揚感を未だ確かに覚えています。
「ハヤブサ」はスピッツアルバムの中でも別格に扱っています。
・「アンビバレントが秘密のスパイス」
実にロックなアレンジでカッコいい!!ギターもぎゅんぎゅん鳴っている!(笑)シングルから受けるポップで爽やかなスピッツのイメージではないけれど、不快感がまったくなく、むしろ耳に心地いいのは何故?
・「ロックなスピッツ。」
割と静かなイメージのあるスピッツですが、このアルバムでは男気全開。ライブに欠かせないだろう『8823』に始まってとにかく疾走感のあるアルバムです。
・「That's the Japanese rock'n roll band 」
大ブレイク以来、随分大きくカッコよくなった感じがしました。フェイクファーより隼の方が更に爆発しています。妄想大王、恋愛至上主義者、草野マサムネ大先生の妄想ワールドもよりポジティブ。サウンドは、グランジ、ハードロック、パンク、歌謡曲、さらにはシャンソン、フォークフレーバーをまぜこぜにしてspitz印のハーブを利かせた逸品だなあ。巷に音楽、ロックミュージックは多いですが、良いバンドサウンドを持ったグループはあまり多くは無いと思う中、spitzは日本のロックバンド代表選手の一つですね。バンドサウンド大好きな人は聴くべし。いっせーのでじゃん!と音を鳴らしている感じ。本当はすごく作りこまれているんでしょうが、このいっせーの、の感じが出ているバンド、大好きです。
・「「ピロウズ入門編」」
このCDが発売された2001年2月までのシングル曲・代表曲が「絶妙な曲順」でたくさん入ってます。 「ピロウズって興味が有るけどイロイロありすぎてどれから聴けば良いかわからない」というキャリアの長いバンドに付きがちな第一印象を持っている人がいたら、コレを聴くのが大正解。
ピロウズの全CDを持っているワタクシでもこのCDに対しては「単なるベスト盤」以上の愛着があり,かなり聴きました。けどホント飽きないんです。それは「絶妙な曲順」ゆえですかね。
ワタクシは「屋上に昇って」~「ミッドナイトダウン」の流れがとても大好き。勿論「ストレンジカメレオン」~「ハイブリッドレインボウ」も最高!!
・「色褪せない名曲の数々!!!」
先日発売された、トリビュートでpillowsを知った人もそうでない人もぜひ聞いてみてください。アルバムもシングルも持っていますが、ヘビーに聞くのはこのCDです。しかも、飽きません・・・。ベスト版なのに、曲の並びが最高です!もっと、もっと皆さんにpillowsの魅力を知って欲しいです。まずは、お試しでレンタルでも(amazonさんごめんなさい)。きっと、CDを買いたくなるはずです♪
・「ストレンジカメレオンに感動」
”君といるのが好きで あとはほとんど嫌いで 回りの色に馴染まない出来損ないのカメレオン” ”優しい歌を歌いたい 拍手は一人分でいいのさ それは君のことだよ”たった数行の言葉で泣いてしまったのは初めてです。詞・歌声・演奏に誰か1人の為に歌いたいという彼らのひたむきさが伝わってきます。全曲良いです。店頭じゃなかなか売ってないので是非この機会にどうぞ。
・「ベスト盤を超えるベスト盤、変わらないピロウズ」
私は『Good Dreams』から聴きはじめていたので、最初の頃、ベスト盤と知らず本作を聴いていたのだが、なんの違和感もなく、普通に完成された一つの作品として楽しんでいた。後にベスト盤だということに気付きニ度驚かされた。今までの他のアーティストにおけるベスト盤の私のイメージは、シングル曲を中心としたお得感の高い「ベター盤」だったからである。私は、アーティストは常にベストなものをリリースし続けなければならないと思っている。とは云っても中々そんな怪物は現われないのだが、ピロウズには期待しても良さそうである。これだけ繰り返して聴いても飽きの来ないしっかりしたものは、なかなか普通のアルバムでもない。
一番頭に新曲及びアルバムタイトル曲の『Fool on the planet』を置く点も粋である。ベスト盤のみに収録の曲なんてものは、いいところ「客寄せパンダ」みたいなもので、くだらないものが多いけれど、さすがはピロウズ。おまけでは終わらせない。この曲が一番頭に入ってることで、彼らの主張(アルバムのコンセプトとレコード会社移籍後の活動)がまっすぐに通っていくように思える。曲順もさることながら、すべての曲の温度が、匂いがすべて同時期に作ったようなものに感じるのは何故なんだろうか。彼ら(特に山中さわお)は、こんなにも変化、上昇しながらも、何故こんなに変わらないのだろう。そして何故こんな良いものが日本では受けないんだろう。コアなファンのみしか理解できない世界観ではないはずなのに不思議だ。
・「yeah!」
日本のアーティストで「yeah!」と叫ぶのがここまで気持ちよく聞こえる人たちがいるとは。
バカっぽく滑稽なこのフレーズがとてもカッコよく聞こえます。
詩や曲もあまり飾らず伝えたいことが素直に伝わってくる、そんな感じがする稀なバンドです。
そんなthe pillowsを知るならこの一枚に尽きるのではないでしょうか。
・「ある種癒しです」
レミオロメンのアルバムの中では一番好きで、カセットだったら擦り切れてるんじゃないかと思うくらい聞いてます(笑)キレイな自然描写に感情や希望や切なさなどを重ねて、すごく引き込まれます。ライブ終了後のブログなどを見ると「あの歌を歌って欲しかった」と書かれてることを良く見ますが、それは名曲が多いからなんでしょうね。ジャケットのように全体的にキラキラしていて、でもその輝きは四季だったり雨だったり人の葛藤や希望だったり恋人同士だったり・・・。私はある種癒しであり、芸術的な作品だと思ってます。というか仕事帰りに精神的に疲れた時に聞くとはぁ〜っとなります。夜風に当たってワザと自転車から下りて引いて帰ったりとか。
・「やっぱりいいなぁ…。」
久しぶりに聴きかえしてみましたが、やっぱりこのアルバムはいいですね。
『HORIZON』に比べると全然派手ではないのですが、落ち着いた優しさの様なものを感じました。
藤巻くんの声も変に頑張っていないので、こっちも安心して聴くことができます。
曲の順番も良いし、一曲一曲のクオリティも高いので、一旦再生ボタンを押してしまうと気がついたら最後まで聴いてしまいます。
個人的には『アカシア』→『永遠と一瞬』→『深呼吸』の流れがとても好きです。
やっぱりこのアルバムは長い間聴けるアルバムだと思います。まさに名盤ですね。
・「HORIZONとは違ったレミオ」
HORIZONでレミオロメンに興味を持ち、以前に出たアルバムも聞いてみようと思い、購入しました。話は聞いていましたが、HORIZONとは全然違います。歌詞、曲調、どちらにも違いが見られます。個人的には春夏秋冬、アカシア、永遠と一瞬、深呼吸、南風がお勧めです。HORIZONはなかなか売れましたが、こちらも素晴らしい出来だと思います。私と同じく粉雪、HORIZONからレミオロメンを知った方にはぜひ聞いて欲しいです。最初は違いに違和感を感じるかもしれませんが繰り返し聞いてみてください。
・「風が吹いてくる数少ないROCKバンド」
メロの軽やかさと切り裂くギターが、ボーカルの声質と高く調和しているROCKでした。ボーカル自体もその優しさとキレの強さに、オリジナリティを感じます。系統としてはスピッツやスキマスイッチの透明系の声なのですが、もっと芯があり声に影も感じられてROCKに相応しい才能なのではないでしょうか。また、ミスチルと比べられたりもするようですが、桜井氏と比べて感情を感情そのままで歌わず、淡々と歌い上げるスタイルが、詞の内省的な光や影を一層伝えてきます。
作品はずっと香しい風が吹き続けていますね。疾走感だけでなく高揚感があります。つまりストリングスもリズムセクションも空へ飛び出してゆきそうな音なんです。これだけの作品がまだ2nd?と驚くばかりです。この風こそ、ROCKなのに「シアワセ感」をリスナーに届けてくれる鍵のような気がするのです。
⑧の出だしは、お!U2の「デザイアー」を(あえて)思い切り使ったな!と思ったのですが、瞬間、ああそうか、このバンド全体から吹いてくる風はU2と同じだと思いました。でもそれは真似とは全然違い、レミオロメンが本来持ち合わせた音として醸し出している音です。こういうものを持っているバンドは絶対貴重です。そのことは、よく言われるミスチルとの比較においても、断然ROCK感が増しているといえる要素だと思います。
・「優しさが染み付いたアルバム」
3月9日、モラトリアムなどが収録されているアルバム。捨て曲が無いと言ってもいいぐらい、いい曲が多いです。特に3月9日は別格。歌詞が素晴らしい。
全曲通して聴くと、春から夏へ、夏から秋へ…みたいな、季節が流れていくような雰囲気を味わえて、穏やかな気持ちになれると思います。
●THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST
・「アルバムは全部持ってるんですけど」
おおまかに知りたいならGOLDEN YEARS Singles 1996-2001、初期を知りたくなったらSINGLE COLLECTION、さらに知りたくなったらこのベスト、深みに嵌ったらSICKSとJAGUAR HARD PAINをどうぞ。
・「最後だったけど、嬉しかったです。」
こんな選曲で、こんな曲数で(初回盤はCD3枚でした…)ベストを出してくれて…。彼らが「紫の炎ツアー」をやってた頃にファンになって、もう10年近い年月です。終わり方が最悪だと思って、解散ベストなんか買わない!と思ってましたが、一曲目が「NAI」だったという事だけで、買いました。正直、ちょっと泣けました。「NAI」は、イエローモンキーの曲の中では有名な方の「LOVE LOVE SHOW」のTrack2でした。それ以外どこにも収録されていなかったこの曲は、個人的見解でいうと、「4000粒の恋の唄」や「シルクスカーフに帽子のマダム」を彷彿とさせる曲でした。女言葉で唄われています。いわば、いろんな意味で”日陰”の曲です。でありながら、イエローモンキーの個性の強烈な一面を担う曲です。そんな曲を、ベストの1曲目にもってきた事に、メンバーのこのバンドへの強い想いを感じて、嬉しいと同時に、さらに喪失感が募りました。別に、この曲だけが、このベストの聴きどころではありません。ただ、この曲のこの位置が、このベストの内容を象徴していると思います。それゆえに、1stからの選曲「This is for you」にも、何の違和感もありません。「初心者は〜のアルバムから聴くのが良い」とか言われる事は、自分自身好きではないので、あまり言いたくもありませんが、もうイエローモンキー亡き今、あえて初心者は、このベストから聴くのも良いのではないかと思います。このベストアルバムは、THE YELLOW MONKEYへの、レクイエムでしょうから。
・「今からでも。」
軽く代表曲だけを抑えようってならGOLDEN YEARS Singles 1996-2001がいいですが、もう少し深く聴きこみたいなって人はこれを。もう解散してしまったTHE YELLOW MONKEYですが、ポピュラリティーもあり、ロック好きな人にも受け入れられるバンドでした。現在は吉井さんがソロで活躍していますし、新たにTHE YELLOW MONKEYに興味を持つ方も出てくるでしょう。そんな時ルーツを知るためにこれを聴くというのもいいことです。もちろんファンにとっては一生の宝物です。
・「虜になっちゃいました。」
このベストを聴くまで私はほとんど、イエモンの曲を知らなかったのですがベストが出た事を知って何となく聴いてみたらものすごく良かったです。シングル中心の構成なのかなと思っていたらカップリングの曲なども入っていて、お得です。個人的にはDisc1がお気に入りですねー。私みたいに「イエモンの曲はほとんど知らないけれど聴いてみようかな」と思っている人にはピッタリだと思います。
ホント解散してからハマってしまった自分が悔しいです。何でもっと早く聴かなかったのかしら―・・。
・「長く聞ける☆ほんとのBEST」
よくあるメンバーの意思に無関係なセールス目的のシングルの寄せ集めではなくメンバーも制作に関わっていて、質のいいアルバムだと思う。シングルだけでなくカップリング、アルバムからも名曲が入っておりDISK1、DISK2とも流していても飽きのこないしバランスの取れている。長く聞けると思うのでイエモン知らない人にもおすすめ
・「初めて聴きました」
CHE.R.RYをテレビで聴いて可愛い曲だなと思ったのでこのアルバムを手に取ってみました。初めてYUIというアーティストの音楽を聴いてみましたが良いですね・・聴きやすく飾り気がない。歌唱力が抜群にあるわけではないけど歌が好きというのがとてもよく伝わってきます。これからも成長するアーティストとして期待です☆
・「自分の気持ちと重なる部分を感じたから」
YUIちゃんは、「LIFE」の頃からファンで、今回このアルバムが発売されると知った時。買おうかどうか本気で悩んで。「How crazy」、ちょうど発売された頃、CD屋で視聴した時に聴いたこの曲で買う事を決めました。彼女の曲は、どの曲の歌詞も揺らぎながらも自分自身の力で歩いていこうというメッセージが込められているように感じられて。そして自分自身の心境とちょうど重なるものを感じられて。そこに惹かれずにはいられないんです。
・「J-POPの傑作」
最近のBESTアルバム乱発のご時世に、こんなピュアなアルバムが出るなんて…まだまだJ-POP界も捨てたもんじゃないですね。
1stの地味だけど、芯のある音作りから一転、今回は骨のあるROCK色強いアルバムに仕上がってます。明らかに賛否両論分かれそうな感じですが…どこを切っても、正真正銘YUIのアルバムです。
1曲目のソリッドなロックナンバー「How crazy」からラストのバラード「Why?」まで、イッキに聴かせてくれます。このアルバムを前に「1stが良かった」とか「YUIはバラードじゃなきゃだめ」とか…論外。YUIが唄えばYUIの曲だし、この13曲の中には、YUI独自の世界観が、これでもかってくらい詰まってます。
収録時間は45'28''と最近にしては短く思うかもしれませんが、内容は80分クラスでも足りないくらいの濃さ!やはり、YUIには福岡…メンタイロックの血が流れてるんだなって、実感させられる1枚です。
YUIが好きな人はもとより、最近のJ-POPにうんざりしてる人、ROCKが好きな人にも、自信を持ってお勧め出来る1枚です。
・「カッコいい。」
1stに比べて曲の粒が揃った、待望の2ndアルバム。
全体的にドライブ感抜群のベースとドラムが、楽曲の力強い下支えになっている。「CHE.R.RY」みたいなポップな曲においても、その存在感は目を見張るものがある。
個人的には、オープニングを飾る「How Crazy」が特に素晴らしいと思った。今年聴いた曲の中でも10本の指に入ると思う。曲調にはなんとなく不似合いな「純情じゃいられない」というフレーズが、妙に頭に残る。
ライブで聴いたらもっと楽しいかもしれない。ロックな曲もポップな曲も。
・「「How crazy」凄い」
1stアルバムの頃と比べて、曲種も広がり、人気も高まった事でアーティストとして成長したと思うが、YUIが「言いたい事を言う」というストレートな歌は少なくなってきたと思った。別にそれはプロとしての道を進んでるのだなぁと思って嫌ではなかったが…
しかし、「How crazy」の歌詞を見て思わずため息を付いてしまった。「物事への反発」「今をどうにかしたい」という強い思いが鋭い言葉となっている。YUIの詞は本当に人の心に突き刺さってくる。
YUIの魅力は本当に多い。このアルバムを聴いてもっとその底知れぬ魅力を感じそうでとても楽しみ。
・「恋してる女の子へ。」
恋する喜び、痛み、せつなさ、はかなさ・・・いろんな場面が等身大になってるCDです。私にとっては「人生のBGM」です。
・「おすすめです。」
ジュディマリの名曲ぞろいですし、いい曲ばかりです。ヴォーカルのYUKIの歌声も最高です!
・「懐かしい」
すごく良いアルバムだと思います。ジュディマリの歌を聴いているととても懐かしく感じます。どんな方にもお勧めできる一枚です。
・「ジュデイマリ! 素敵♪」
実力派といったらまさにこのユニットのこと。ご存知ジュディマリのベスト版。少し不思議だけれども、とてもかわいらしい雰囲気の実にピースフルなバンドです。
90年代の音楽界に大きな影響を与え、今なおファンの心を掴んで離さない素敵過ぎる曲たちが豪華に収録されています。
なんと言っても特徴は、ボーカルYUKIのコクの効いたハイトーンな歌声♪セクシーでありながらかわいらしくもあり、キャッチーでありながらつかみ所がなさそう。なんとも不思議な魅力に溢れています。ファッションやステージパフォーマンスにも独特のコダワリが感じられ、アーティストとしては超一級のモノスゴい人物です。
各メンバーの演奏技術もなかなかハイレベル。特にギターがテクニカルな刻みで斬ることが多く、バックトラックだけでも十分聴き応えがあります。
そして何より、作曲センスが秀逸!全体的にポップで爽やかでとてもかわいらしいです。それでいて、非常に流麗なメロディラインを見せることが多く、アッパーなナンバーであっても、非常に美しい響きになっていたりします。しかも、覚えやすくて親しみやすい♪
歌詞の世界観も、少し不思議なフィーリングを含みながら、女の子のかわいい恋心を楽しげにまとめてくれています。ポップなミュージックと相まり、楽しいことこの上なし♪
どの曲も、上記のような特徴がとてもよく出ており、非常に好印象。ギター、ベース、ドラムというベタなバンド構成で、ここまで独創的な世界観を作り上げられるのは、ジュディマリだけでしょう。
これはどう考えても買い!理屈抜きで楽しくさせてくれる、素晴らしい作品です。
・「女性ボーカルバンドの新たな形」
女性ボーカルのバンドは古くはメンバー全員女性としてはshow-yaやプリプリ等の活躍により女性ボーカルの市民権はこの時代にして既に確実に獲得していた。けれど、ジュディマリは今までの女性ボーカルにないキャラクターを幾つか持っていた。例えばロリータテイストのファッション特に初期はその傾向が強かった。歌唱法や振り付けも何となくそのような雰囲気を醸し出していた。
けれど、ベース部分にはきっちりとしたロックバンドとしての音作りが為されていて、それに加え女心を共感するような歌詞も加わりと、共通或いは相反する要素を一色単に「ジャム状態」になったキャラクターこそがこのバンドの魅力だったのかもしれない。またそのようなキャラを持ったバンドはそれ以前にはあまり無いタイプだった。それが長期間に及ぶ活動の下敷きになっていたのかもしれない。
全体的に曲調はジュディマリらしく、明るくポップな曲調が多くて調子にのれそうな曲が多い、カラオケやドライブにぴったりな曲ばかりだ。
・「この作品を読まずに現代ミステリーは語れない」
99年度版 このミス 3位1998文春ベスト10 1位文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 7位
現代を代表する作家の直木賞受賞作。良質な社会派ミステリーである。
事件が解決した後に、関係者をまわってインタビューを集めた、ルポルタージュ形式で、事件を伝えるという形式が特徴的な作品。この形式が功を奏し、事実の積み重ねられることで、直接、作者の伝えんとすることが伝わってくる。
個人的には、本作品と、「火車」「模倣犯」が作者のベスト3と考えている(読者によってさまざまな意見はあると思うが・・・)。本作品は、先述のとおり、「ルポルタージュ形式で事件を再構築する」という特殊な手法を用いている分、ほかの2作品と比して、とっつきは悪いかもしれない。しかし、「この作品を読まずに現代ミステリーは語れない」という高いレベルの作品である。
・「宮部みゆきさんらしくない?」
第120回直木賞受賞作品。 「宝島社 このミステリーがすごい!」 99年版 3位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 98年 1位
宮部みゆきさんの他の作品を読んだことのある方なら、この「理由」を読んだ時に違和感を感じることがあるとは思う。しかし、その違和感は決して不快なものではない。この作品の手法はそれはそれで素晴らしいと思う。
東京都荒川区にそびえ立つ超高層マンションで凄惨な殺人事件が起こる。犯人ばかりでなく、被害者はいったい誰なのか。そして、事件の起こった理由とは…事件が全て解決した後に読者を置き、ノンフィクションの手法で事件を紐解いていく。 事件に絡む人間関係等がノンフィクションの手法を使っているからか、現実のことであるかのようにすーっと自分の中に入ってくる。 また、読破後に「家族とは」ということを考えさせられた。 600頁以上ある長編だが、すらすらと一気に読破できる。
ソレデハ…
・「家と言うものは器に過ぎないのです」
バブルがはじけ、不良債権という言葉がはやり文句になっていた時代。バブルで見失った、自分の身の丈に合った生活に戻れず、怨念のように幻にすがりつく人。
家庭が壊れているのに気づかず、器である家にこだわる。器が家族だと誤解する人。
バブルで見失った、絆は修復できるのだろうか?血がつながっていさえすれば、家族になれるのだろうか?
この中で、一番家族だったのは、占有屋の他人たちだったのは皮肉である。
・「家族とは」
謎解き=犯人当てを楽しむだけの小説ではない。こんなに被害者や周辺人物の家族事情を細かく掘り下げたミステリー小説も珍しいだろう。三代前辺りまでいちいち遡るのである。それも犯罪とは直接関係のない事情まで、執拗なまでに叙述されている。東京でコミュニティー=共同体とは会社だろう。すでに居住地は食う寝るだけの機能を果たすのみだ。隣近所もあまり意味の無い存在で、人によっては家族すら共同社会というよりは、なんらかの目的=理由の為に存在する利益社会にすぎない。昔の人は家族の存在「理由」など考えもしなかっただろう。共同体はその存続自体が目的だからだ。家族を拒否し一生独身であろうとする若者が増えているもきく。だが、家族の煩わしさを忌避し、その価値を否定し、個人の欲求追及のための集団とみなしてしまうと、その個人自体が空虚なものと成り、遂には恐るべき自己喪失人間となってしまう。煩わしさはなくなるが、何の喜びも目的も無い空っぽの人間になってしまう。作者はこんなことが言いたいのだろう。純粋にミステリーを楽しみたい人には無駄な描写だらけの冗長な作品かもしれぬが、この作品のテーマは現代的で極めて切実なものだ。それにしても「宝井康隆」というネーミングは謎だ。この作品を読んで筒井康隆がどう思ったのか知りたい。
・「ジグソーパズル」
本作は、東京都荒川区の高層マンションで起きた殺人事件にまつわる謎を、すべてが解決した時点からフリージャーナリストが回顧するという形式をとった小説です。
・「サイドストーリーである恋愛ネタが好き」
主人公・慎司のサイキックであることのつらさ、切なさはそのままクロスファイアの主人公につながります。自分のもつ独特な力の意味を、そして自分の存在意義を必死で追求していくんですよね。切ないです。
私はサイドネタですが、高坂と七恵の恋のお話が好きです。巡り会うべくして出会った二人。人の心の痛みがわかる優しい人たちですよね。
幸せになって欲しいです。
・「視線が優しい」
宮部みゆきの作品の中でも、一番好きな作品の1つです。超能力という題材をとてもうまく描いていて、信じる人も信じない人も、違和感無く引き込まれるんじゃないででしょうか。綿密に構築されたストーリーは、飽きることなく一気に最後まで読ませてくれます。
そして、これは彼女の他の作品にも言えることだけれど、とても優しい視線で物語が描かれていて、ちょっと切なくてでも暖かい読後感が何とも心地良くて好きです。ミステリー好きな人は勿論、そうでない人にもお薦め。
・「超能力を持つということ。」
たぶん、今まで読んだ宮部作品の中で、二番目に好きな作品かもしれません(一番は『ステップファザー・ステップ』)。この作品の中で繰り広げられる事件は、良く考えたら、そんなに難しいトリックを使っているわけでもありません。だけど、その事件の真相を、どのように世間に理解させれば良いのか……。普通の人にはない力を持った少年たちが、自分の存在をかけて事件に向き合う。その姿勢に、私はハッとさせられました。彼らの力の前には、普通の人間はこうまでも醜く映るのか……。そう思わずにはいられない作品です。人の中に潜む、利己に彩られた悪。それに、ぜひ向き合ってください。
・「アナタの龍はどこ?」
数ヶ月に一度は開いてしまいたくなるのが宮部みゆきの作品。
宮部作品に登場する超能力者は皆、正義の味方であることが読者をよりのめりこませているのだと思いますが、それと同時にいくつかの事件を絡ませながら最後には切なくもスムーズに終焉を迎える辺りがさすが、宮部みゆき。なところではないでしょうか?
人が信じきれなくなったとき、誰かに話を聞いてもらいたいときに読んでいただきたいです。
・「苦悩する少年の描写」
時代劇ものも素晴らしいですが、この人の書く『少年』の描写は特筆すべきものがあると思います。自分の能力に苦悩しながら、生きていく少年と青年2人の苦しみを『大人の』目線で見る男性の対比。大好きな作品のひとつです。
・「素晴らしい」
文句なしです。
横山さんの作品はどれも面白いのですが、物によってはリズムが独特で、作者が一人でのめりこんで走っていくのを「ちょっと待って〜」と追いかけているような気がしていたものです。
しかし、この作品にはそういうところが殆どありませんでした。
人物の心理や事件の流れの描写の距離感が絶妙で、個々の人物像もくっきりと浮かび上がっています。
連作短篇ですが、どの短篇にも、事件の核や登場人物、彼らの織りなす泥臭くも熱き戦いがあますところなく描かれていて、きらりと光る作品群です。
泥臭いのや熱血は嫌いという人以外には、是非一度読んで欲しいです。
・「傑作」
横山秀夫の「刑事物」短編集。
「陰の季節」や「動機」で警務部等、刑事以外にフォーカスした作品もそれはそれでおもしろかったが、「第三の時効」はそれを上回ると思う。横山作品の中では一番好き。帯に「これが横山秀夫の最高傑作だ!」とあるが、それは過大表現ではない。
緊迫した捜査、他の強行犯との熾烈な争いの中で、予想外の結末が・・・。
最後の話の結末を読んだあと、最初の話をもう一度読み返した。
読んで損はない傑作集。★5つ。
・「著者の筆さばきが冴える警察小説」
管理部門をメインとした警察小説を書き注目を浴びた著者が、捜査畑の最前線―F県警強行犯係―を舞台に据えて描いた短編集。
捜査部門を舞台にしているだけに動的な興奮を呼び、緻密な構成で事件を鮮やかに解決してみせる。しかし、著者の作品が事件や謎解きだけに終始するはずがない。事件を描きながら人を描く。むしろ人が主役と言っていいかもしれない。刑事たちそれぞれの懊悩、葛藤、トラウマ、苛烈な手柄争い・・・人と事件を、限られた枚数で十分に書ききる筆さばきの見事さ。ほんの1、2行で、物語を一気に展開させ、あるいは心情を痛いほどに表現する文章の魅力。その結果、短編でありながら、濃密な味わいと満足感をもたらしてくれる。
冒頭一ページの文章とラストの一篇が響き合って印象的だ。
本書を著者のベスト1にあげる池上冬樹氏の解説によると、すでに続編が連載されているらしい。著者の小説はどこまで進化するのか、見逃せない。
・「ゼッタイこの管轄では事件を起こしたくない(笑)」
捕まるのは時間の問題だし、もしアノ"冷血"楠見(二班班長)が取調官だったら、私はすぐにオチるっ!〜さっさとオチた方がなんか楽に思える(涙)次にイヤなのは"青鬼"朽木(一班班長)。田畑課長じゃないけど、表情があるだけ、村瀬(三班班長)がマシ?! そう、結局は、単なる究極の選択に過ぎない。どうあがいたって逃げることはできないのだから...
この短編集に出てくる F県警捜査第一課強行犯捜査の3人の班長達は、互いに競いあい、恐るべき検挙率を誇っている。部下たちを手足のように、ある時は道具のように遣って目の前を事件を他の班より早く終らせ、新しい事件をかっさらい...部屋にはギスギスとした雰囲気が常に漂う。彼らの直属の上司の田畑課長は、色は全く違えど独断専行のやり方に腹に据えかねることは少なくない。が、しかし全く持ってつけいるスキがない彼らが出してくる"結果"のおかげで、課長自身が着々と出世しているのである...そんな課長が班長達を評してコトバ。「”事件で食ってきた”のではなく、”事件を食って生きてきた”」なんか、ハゲタカに内臓えぐられているような表現(怖)
でも、この作品、決して後味が悪くない。娘の父親をかばっていた母親がよよと泣き崩れたら、通常は「なんで捕まえるの〜かわいそうじゃない」と同情に走るのだが、それをすっぱり斬りさげるところに何やら爽快感すら感じるのはなぜ?横山作品に共通するのだが、何か”柔らかい”部分をいつも残しておいてくれるのだ。それがどんなカタチを取るのかはその時々だが。
だから、一見非道に見える班長達の捜査の行方をじっくりと観ていられる気がする...
・「満を持しての捜査一課」
警察小説としては普通なかなかスポットがあてられない、地方の県警、警務部なんていう部所を扱った作品をスタートに婦人警官の問題や、退職刑事の問題などなど、とにかくこれまでの警察モノと一線を画した作品が続いた、横山秀夫。今回、言わば満を持してというか、待ってましたというか、捜査の第一線、中核である、とある県の捜査一課をど真ん中に据えた連作集が、本作品である。
いずれも個性的な人物に率いられる一係から三係までの、三班によって構成される捜査一課。6つの作品からなる本書だが、舞台はこの架空のF県の捜査一課から外さず、個性的な班長達と、どちらか言うと彼らに振り回されがちな課長を舞台回しに、非常にスリリングに事件を扱っていく。犯罪者と、これを暴こうとする捜査一課。事件の謎解きというより、むしろ人間に注目しているとこが一層ドラマチックになっている。
捜査陣に負けず劣らず個性的な犯罪者、容疑者達。そして、この表題「第三の時効」が最も顕著だが、いずれの話しでも重要なキーファクターになるのが「時間」。さまざまな「時間」に人間模様が相まって、これまたおもしろいシリーズが始まったもんだ。しばらく、F県警捜査一課から目が離せない、って感じです。
しかし、こんな班長達に調べられる側にはなりたくないなぁ。。。
・「いい短編を書くなぁ」
どの短編をとっても、一級品。どれも甲乙つけがたい出来である。「真相」では、出来不出来が激しかったが、本作は短編のお手本といっていい作品ばかりである。横山秀夫の本を手に取ったことがない方にぜひ薦めたい。この本が出された2002年は、横山秀夫がまさに脂ののったときであろう。こういう作者と同時代を生きている喜びをかみ締めている。
・「一つの生活場としての警察署で」
横山秀夫は正直、長編よりも短編、と言うか、本作品のように、何らか一つの共通の場、例えば本作では三ツ鐘署、を舞台にした連作のような形式に、最もその真骨頂が現われるのではないだろうか。いち警察署にも、交通係、鑑識係、少年係、あるいは会計課や次長等、様々な部所で様々な警察官、事務官が働いている。当然同じ警察署内のことだから話は発散せず、別の話から、前の、後の話の舞台も見え隠れする。だから、それぞれの話は短い短編で、もちろん完結した物語だけど、一方で全体として言わば三ツ鐘警察署物語とでも言うような構成の物語とも言えるものになっている。とても重層的で、しかも個々は秀作の短編で構成されているので非常に読みやすくなっていて興味深い。
なお、甘いと言われるかも知れないけど、本作では、どの話も読後どこかホッとする、救われた気分になるところが嬉しかった。
・「”巧い”」
どんな人にも葛藤や悩みがある。例えば、電車内で無邪気にはしゃぐ子供にも、人には想像できない葛藤や悩みがあると思う。そんな誰にでもある葛藤や悩みを描かせたら巧いのが、昔で言えば山本周五郎や松本清張ではないかと思うが、同時代で真っ先に思い浮かぶのは、本著「深追い」の横山秀夫ではないかと思う。 本著「深追い」では、地方都市のその又はずれにある”三ツ鐘署”を舞台にした連作短編小説集である。惚れ惚れするぐらいに7つの短編すべてが葛藤や悩みを”巧く”描いている。
山本周五郎・松本清張の後を継ぐのは、やっぱり、横山秀夫なんだろう(そういえば、松本清張賞を受賞している)。
・「絶賛に値する警察短編集」
警察を舞台とした、この緻密な短編集は、本当にしみじみと心に染みる。表題作「深追い」も味わい深いが、それ以外の作品にも、大きく心が動かされる。
物語には、意地、どうしようもない衝動、あきらめ、ほのかな恋愛感情などが盛り込まれ、それが、緻密なプロットのもと、ダイナミックな展開が、短編に凝集されている。
警察官が、警察組織に対して、斜めに構えているところに、味がある。そして、物語は、警察官個人の内面の中で展開してゆく。
それぞれの物語の余韻は、殊の外長い。絶賛に値する一冊だ。
・「警察官も一人の人間。」
警察官も一人の人間ということですね。警察署内におけるさまざまな部署の人間の、苦悩・葛藤が見事に描かれています。読んでいてスカッとするというよりは、ちょっと切なくなることが多いですが、何度も読み返してじっくりと味わいたくなる連作短編集です!
・「テレビ界の人間だからこそ」
テレビドラマの脚本家、野沢尚ならではの作品。
報道や取材に関する描写が丁寧で細かい。 そしてそこで起こる人間関係の力学に始まり、 報道被害、そしてテレビが作り出す「カリスマ」の姿が、 克明に描き出される。
「破線のマリス」の延長線上にあるこの作品は、 テレビを含むメディアの恐ろしさを自覚した 一人のテレビマンからの警鐘と言えるだろう。
つくづく、惜しい作家を亡くしたものである。
・「主従関係がいつの間にか逆転している点がスリリングな傑作」
最初は連作短編に面白い間奏が入っているなと思っていたが、後半ではその間奏が逆転して主旋律になっていくという構成だ。それに気づいたときに、まず「やられたなぁ〜」と言う感じだった。 ストーリーは「破線のマリス」と同じテレビ局で、登場人物たちはそれを過去の事実として受け止めている。しかし、独立して読んでも特に支障はない。前作ではテレビの番組作りのプロセスが中心となっていて、そこがもの珍しかった。前作のテーマがマスコミの内部での操作が及ぼす影響の怖さとすれば、本作品はマスコミを外部から攪乱、利用することの可能性という怖さがテーマと言えようか。取材する側がされる側に翻弄される様が面白い。 取材するテレビ局側の人間が「砦に守られている」という表現が出てきてタイトルにつながるわけだが、企業の中にいると気づかないうちに企業の論理や制約の中で行動することで外部から見るとそれが「あたかも砦に守られているようだ」という意味だ。しかし戦いは企業や組織同士から、組織と個人の戦い方へと様相を変えていく。そんなとき個人が使えるのはゲリラ戦的な戦術だ。しかしいつの間にか砦から離れた組織の人間の方がゲリラ的に活動するようになるなど、ここでも主従の関係がいつの間にか逆転している。このような立場の入れ替えが本作をよりスリリングにしている。 そして全体から感じるのは、マスコミの一員である著者の「マスコミの責任」に対する想いだ。これはこの作家の根幹にいつも感じられる。
・「マスメディアに関わる人に是非読んで欲しい」
以前のTVドラマが深く印象に残ったので、改めて読み直しました。八尋がカリスマ化していく過程には多少無理がある面も否めませんが、それを補って余りある迫力が感じられる作品だと思います。また、主人公やその部下達の報道にかける意気込みやプライドは、低俗なバラエティばかりの今の日本のマスコミ(特にテレビ)関係者には是非見習ってもらいたいと感じさせるものでした。
・「報道のありかたを追求する意欲作」
■砦なき者 野沢尚 講談社文庫この作品は、4つの短編で構成されている。しかし、それぞれが互いに関連性を持つため、連作と言っていいだろう。舞台は、これより先に発表された「破線のマリス」と同じテレビ局で、報道の有用性と放送被害とのあいだのジレンマを取り上げるモチーフも一緒だ。著者も脚本家というテレビ側にいる人間のひとりとして、またひとりの小説家として、連綿とつづくであろうこのテーマをより深く掘り下げてみたかったのだろう。最終的に、サスペンス色を濃くしたため、物語が過大になってしまった感があるが、報道に携わる者の気概を示すところへは到達している。前述したが、この作品は「破線のマリス」の延長上にある。この作品をより愉しむためにも、そちらを先に読むことをおすすめする。また、この作品は、2004年に映像化された。
・「ドラマを見て読みました」
ドラマのCMを見たときに何となく見てみたいと思い、見てみたところ、ラストの斬新さと衝撃とでぜひ原作を読んでみたいと思って読みました。
原作者が脚本をしているので、比較的忠実なドラマでしたが、やはり原作とドラマとでは多少の違いはありました。ラストも微妙に異なっているので、
ドラマを見て興味を持った方はその違いを比べながら読むと楽しいかも。
・「65点の1日」
重松清の書く物語は「65点の1日」だ。1日の合格点を50点だとするなら、僕らのすごす毎日は、おそらく45点だったり56点だったりする。
でも、人の記憶の中に残るのは“恋人にふられた10点”の日や“子どもが生まれた95点”の日なんだろう。
中途半端な日のできごとは、忘れてしまう。
その、普通の人が忘れてしまう「65点の1日」を重松さんは思い出させてくれるのだ。
息子が少し大人にみえた日、愛想をつかしかけていた自分を少しだけ見直した瞬間、ひさしぶりに家族写真をとったいきさつ、65点のある1日だからこそ持っているリアリティーが、色んな場面で、僕らの胸を気持ちよく締め付ける。
この重松さんの作品は、何でもない日に近況報告を含めてムダ話でもしたくなる兄弟のような小説だと思う。
・「十分に「ビタミン」となる作品」
第124回 直木賞受賞作
30代後半から40代なかばまでの父親と、「家族」との関係を書いた七編の短編集。このテーマは作者の作品の多くにみられるものだが、読者によって感想が異なる作品であると思う。やはり、主人公と同年代の読者にとっては、十分に「ビタミン」となる作品だと思う。ここまでストレートに「家族」というテーマに切り込んでくる作家はそうそういないと思う。
・「現実は甘くは無い。しかし・・・・。」
重松さんの小説はとても読みやすい文体かつ現実味溢れる会話でわりとさくさく読めるのですが、いきなり現実の厳しさが突如として現れるストーリーにまずどきりとさせられます。ライト感有る文体に隠された、重いテーマ性に気づいたとき、あなたはどう感じるでしょう? この7つの短編にはそれぞれに現代社会の問題が描き出されています。人事ではない身近な不安がここにはあります。とくに「セッちゃん」の中で出てくる台詞に「だって、それが現実だもん」がこの本を象徴している言葉でしょう。しかしあえて作者はそれぞれに、ほんのりと希望の見えるお話として終えています。後記に書かれた作者のメッセージにその意図が語られています。 私もその言葉を信じている一人です。いろんな人にこの「お話」を読んで欲しいですね。
・「がんばって生きていきましょう!」
30代後半から40代にさしかかった普通のサラリーマンであり父親。東京郊外の住宅街にあるマンションか小さな一戸建て住まい。妻がいて、思春期にさしかかる小学校高学年から中学生、高校生のこどもがひとりかふたり。職場では成功しているわけではないが地道な中間管理職として働き、自分の人生の枠組みが今の延長にあると決まりつつあるような感慨を持ち、「もう若くない」と自覚しているといった主人公たちの造形に限りない共感を覚えます。「ナイフ」では著者は子どもの視点を忘れていないと感じましたが、本作ではこんな父親像を愛着をもって描き出しています。
家族がぶちあたる、子どものいじめや娘の異性交遊といった問題もまたどこにでも起こりそうな問題です。明確な解決がなされないのもまた現実の反映でしょうか・・・。
どの作品もどこかしら明るいのは、いろいろなことがあっても、解決されない問題があっても乗り越えていこうという声高ではないけれども、前向きのメッセージを感じることができるためでしょう。
・「昭和30年代~40年代生まれ世代におすすめ」
自分にとって重松氏は同時代(30歳代後半から50歳まで)の代表的書き手として、最も生活感覚的にピッタリくる存在である。小中学生の子供のいる、ごく平均的な、バブル崩壊後の日本のサラリーマン家庭に起こる、ごくありふれた日常。自分が育った景気のよかった頃(昭和40年~50年代)と違って平成不況に成長するわが子たち(実際は学校でいじめられながらも生徒会長に立候補する娘、不良仲間に悪事に荷担させられる息子など)にエールを送る父親の視点から書かれたものや、大学時代の女友達とかわした、たわいない約束を大事にしまっている中年モラトリアム男など、おもわず「そうそう」とうなずいてしまいそうになる。家庭に満足を得られない新米中年世代のこころ模様が上手に描写されていて、共感を呼ぶ。FはfamilyのFです、念のため。
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