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▼(2006/03)Prestige RVG Remaster_01:セレクト商品

DjangoDjango (詳細)
The Modern Jazz Quartet(アーティスト)

「ジャズ初心者にもおすすめ!」「モダン・ジャズ・カルッテットの傑作の1枚」「とんでもないことを」「リマスターで聴きたい」「ジャンゴ聴き比べの基準となる音源でしょう」


Out ThereOut There (詳細)
Eric Dolphy(アーティスト)

「鳥となるベクトル」「哲学的な作品」「非凡」「OUT THERE」「摩訶不思議なサウンドが展開!」


Boss TenorBoss Tenor (詳細)
Gene Ammons(アーティスト), Ray Barretto(アーティスト)

「”ボス・テナー”をRVGリマスター盤で!」


Lush LifeLush Life (詳細)
John Coltrane(アーティスト)

「ライク・サムワン・イン・ラブ」「モダーンじゃっz」


Relaxin'Relaxin' (詳細)
Miles Davis Quintet(アーティスト)

「リラックス・アンド・ビューティフル」「4部作中2作目」「有名な1956年10月のマラソン・セッション」「タイトルとは裏腹に」「リラックスします!」


Saxophone ColossusSaxophone Colossus (詳細)
Sonny Rollins(アーティスト)

「このCDの最高の音質」「これぞ本当のホンモノ!」「奇跡的快演」「ロリンズの最高傑作!」「2曲目に名演あり」


The Hawk RelaxesThe Hawk Relaxes (詳細)
Coleman Hawkins(アーティスト)


Kenny Burrell & John ColtraneKenny Burrell & John Coltrane (詳細)
Kenny Burrell(アーティスト), John Coltrane(アーティスト)

「新進の二人が見せるインタープレイの妙味」「特に一騎打ちになっている『Why Was I Born?』は名演」「名演奏」「貴重な共演盤」「トレーンとバレルの“フライト”」


Quiet KennyQuiet Kenny (詳細)
Kenny Dorham(アーティスト)

「目立たないけど・・・」「狭い日本にあったアルバム?」「実はケニー・ドーハムらしいアルバム?」


Red Garland's PianoRed Garland's Piano (詳細)
Red Garland(アーティスト)

「レッドガーランド最上級の一品」


▼クチコミ情報

Django

・「ジャズ初心者にもおすすめ!
聴いて懐かしく癒される木琴の調べ。

ジャズを聴いてみたいけど難しそうで・・・何から聴いていいかわからない・・・と思っている方にもオススメです!

女性にもこの甘い響きはロマンチックに感じるられるはず。夜、少し灯りを落としてお酒なんて飲みながら聴いてみたら最高ですよ

泥臭さが全く無い洗練されたオトナのジャズをどうぞ。

・「モダン・ジャズ・カルッテットの傑作の1枚
MJQの音楽を聴いたことがありますか?

これは彼らの最高傑作の1枚だと思います。

このカルッテットの特徴は、なんといってもバイブ(ビブラフォン)でしょう。いわゆる木琴です(笑)

ジャズにこの澄み切った響きが加わることで、ほんとうに美しく、癒される音楽になっています。

なかなか音楽の説明をするのは難しいのですが、まるで霧の朝のような白く澄んだような空気が感じられる・・といった感じでしょうか

おすすめです。ほんとうに美しく、澄んでいます。

・「とんでもないことを
このアルバム中の楽曲「ジャンゴ」の演奏ですが、これは作曲者自身が最もこの楽曲のオリジナリティに忠実にアレンジ、演奏されたと確信します。他にMJQのアルバムでピラミッドやヨーロピアン・コンサートなど、多数自己カヴァー録音(こう解釈します)してますが、このDjangoアルバムの演奏に勝るものはなく、時系列が後になると、どんどんテンポアップされ演奏が軽薄、粗野になって行きます。ドラムスのケニー・クラークはモダンジャズ・ドラミングの開祖?の一人として名高く、後年MJQに参加したコニー・ケイとは比較にならない素晴らしいリズムのドラマーですが、残念ながらピアノのジョン・ルイスとの折り合い悪く?早期に脱退しています。またメンバーのミルト・ジャクソンの演奏する楽器は木琴ではなく、ヴァイブラフォン(日本ではビブラフォン)という楽器で、金属の鍵盤を専用のマレット(ばち)で叩いて音を出します。鍵盤下には共鳴用のパイプがあり、パイプと鍵盤の間に回転する羽根があります。この羽根の回転で、独特のビブラートが出ます。ちなみにジャクソンの使っている楽器はディーガンというメーカーのもので、このメーカーではヴァイブラフォンと呼ばずにヴァイブラハープと呼んでいるようです。ついでですが金属鍵盤の下に羽根がないのをザイロフォン(日本ではシロフォン)といいます。どちらも鉄琴の種類といえると思います。いずれにしてもこのDjangoというアルバム、ジャズ入門用には適さないと思います。理由としては古いモノラル録音で、現代の録音に慣れた耳には心地よい音質でなく、演奏そのものも大変ベーシックで真面目なアプローチで、入門用として重過ぎると思えます。

・「リマスターで聴きたい
大好きなCDを今回リマスターを買い直しました。タイトル・ソングを聴いて下さいおすすめです、T-FMの坂上さんもオンエアーしていましたビューティフルです。ミルト・ジャクソンの木琴(ヴァイブ)がクールにスイングしています。

・「ジャンゴ聴き比べの基準となる音源でしょう
MJQで最も有名な曲の一つ、Django。ジプシーギタリストDjango Reinhardtの死を悼み、John Lewis が作曲した名曲です。このアルバムのtakeが最も親しまれている録音ですが、PyramidにおいてもMJQ名義で録音されています。どうぞ、聴き比べて下さい。

Django (詳細)

Out There

・「鳥となるベクトル
 先ずはタイトル曲でのドルフィーのソロ。若しチャーリー・パーカーがもう少し生きていたなら、この様に吹いていたのではないか、という妄想を掻きたててくれるのです。飛翔しています。

 前衛、とはドルフィーに関しては僕はあまり思いません。ま、先鋭的ではあるのでしょうが、豊かな伝統の上に立脚している、と素直に感じられるのです。この作品は、ピアノレスでチェロが入っているという一風変わった編成。ワンホーンなので、ドルフィーのソロと、彼の音楽世界というものをストレートに堪能できます。自由です。でも基本はオーソドックスなのです、ドルフィーという人は。 『ファイヴ・スポット』も最高ですが、最初にドルフィーを聴くアルバムとしてもこの作品は悪くないのではないかと僕は思!います。 

・「哲学的な作品
PrestigeのDolphy作品としては、私が昔LPで聞いた時には異質に感じた作品であった。しかし久しぶりに(約20年ぶりに!)CDでじっくり聞くと、彼の音楽(Jazzに限定していない)に対する貪欲な姿勢が当時としては突出していた事が分かる。とっつきにくいかも知れないが、聞いた後に充実感が残る作品である。音質も申し分ない。よし!prestige時代の作品は全部CDで揃えよう!。

・「非凡
ドルフィーの残した演奏はどれも名演ぞろいであるが、この初期(といっても活動期間は実に短かったが)のアルバムもすばらしいの一語に尽きる。まずはタイトル曲だけでも聴いてほしい。彼の演奏の非凡さがただちに聴き取れるだろう。人間の血のかよった前衛として、彼の地位は不滅である。

・「OUT THERE
自分自身の音を追い越しているスリリングな演奏。OUT THERE本来の持ち味が十二分に発揮されているSERENE17WESTとBARONは曲の構成の面白さが際立っている。ECLIPSEとSKETCHOFMELBAはミンガスやランディウエストンのスケールの大きさが感じられる。FEATHERSはこんな綺麗な音を残してくれてありがとう。としか言えん。稀に見る‘スモール,な男ドルフィーの懸命の冒険に耳を傾けて欲しい。

・「摩訶不思議なサウンドが展開!
エリック・ドルフィーのNew Jazzレーベル第2弾は、ピアノの代わりにロン・カーターがチェロで参加したカルテット編成。抽象画的ジャケットが暗示するように、ドルフィーだけが創造しうる摩訶不思議なサウンドが全編で展開されています。これはよく考えると、ドルフィーが在籍した「チコ・ハミルトン・クインテット」からギターを抜いた編成なんですね。コード楽器が無い分、ドルフィーのプレイに集中出来ます。

なお今回(2006/03)は、ルデイー・バン・ゲルダーがリマスターを手がけています。□Rudy Van Gelder Remasters [Concord]

Out There (詳細)

Boss Tenor

・「”ボス・テナー”をRVGリマスター盤で!
”ボス・テナー”ことジーン・アモンズのテナー・サウンドを、ルディー・バン・ゲルダー(RVG)のリマスター盤でどうぞ!しかしRVGリマスター盤の第1回で発売(2006/03)されていることを考えると、アメリカでは今でもこの手のサウンドが好まれているんですね。

□Rudy Van Gelder Remasters [Concord]

Boss Tenor (詳細)

Lush Life

・「ライク・サムワン・イン・ラブ
1957年5月31日・8月16日、1958年1月10日ハッケンサックにて録音。

このアルバムはロマンチックだ。『ライク・サムワン・イン・ラブ』の肉太なテナーは、後のインパルスでの名盤『バラード』を思い起こさせる。何となく誰かに捧げているようなロマンチックさを感じてしまう。愛する人に向かってコルトレーンがテナーで語りかけているようだ。それはコルトレーンの最初の妻、『NAIMA』に向けての様な気がする。彼女とは1954年に結婚、63年に別居、66年に離婚している。アトランティックでの名盤『ジャイアント・ステップス(1959年)』の名曲『NAIMA』が彼女に捧げられているように、この頃のコルトレーンはナイーマへの愛で一杯だったのではないだろうか。

『バラード』の次に2人で聴きたい一枚である。

・「モダーンじゃっz
凝るトレーンにはまってはや1年?57年オリジナルということもあって、その時代のムード?って知らないけど、グラス片手に薄暗いバーでジャズを聞くともなしに手な感じ。・・・シンプルだがコルトレーンのソロをたっぷり聴ける。名盤「バラード」に始まり、「ジャイアントステップ」で弾けてしまった私ですが、このラッシュライフもいいですね。あくまでも個人的にですが、ブルートレイン、ソウルトレインもいいけど、やっぱりコルトレインか、なんちゃって!

Lush Life (詳細)

Relaxin'

・「リラックス・アンド・ビューティフル
イエロー・オーカーを貴重とした黒の構成的な人型のジャケットは、渋くてユーモラスなデザインで、このアルバムのリラックスしたイメージが直截伝わり、愛着を感じる。1曲目を聞こうとすると、いきなり演奏をはじめる直前のスタジオでの会話が聞こえる。その場の空気さえ伝わってきそうなその臨場感は、いまや伝説化したIf I Were A Bellへと、つながっていく。リラックスした雰囲気はガーランドのイントロ、チェンバースのよく歌うベースを絡ませ、フィーリー・ジョーの繊細かつ攻撃的なドラムスを引き出す。そしてもちろん千両役者マイルス・デイビスの美しく、詩情あふれるミュート・トランペットが登場する。続くコルトレーンのテナー・サックスもやや硬質なトーンながら独自の曲の解釈で奮闘している。まさに4部作の中で最も際立ったトラックであろう。歴史に「もし」や「たら」は禁物だが、もしこのテナーが、もっと上手で歌心のあるロリンズだったなら、さらにスムーズで、まとまりのあるアルバムに仕上がったかもしれない。しかし、むしろコルトレーンの未完成な前衛性こそ、この時代のマイルス・クインテットの斬新さを高めているように思う。すなわちマイルスは不足した部分に新たな可能性を感じ、コルトレーンをはじめとしたメンバーへの期待をこめてマラソンセッションという、とてつもない苦行を決行したのであろう。それは契約を履行する義務があったというビジネス上の問題を超えた、マイルスの確信に満ちた新たな時代への一里塚なのである。

・「4部作中2作目
マイルス・デイビスの最初のクィンテットによる不滅の4部作の2作目。スタンダード中心の編成となった。2曲目のYou're My Everythingはスタートでミスがあったためか、マイルスがレッド・ガーランドに指示を入れている。最後のWoody 'N Youのみトランペットがオープンで、あとはすべてミュートだ。マイルスはフランク・シナトラやナット・キング・コールなどのボーカリストからも大きな影響を受けたと自認している。それゆえかこれらのミュートサウンドはやさしく甘く響く。マイルスの歌を聴けるアルバムだ。

・「有名な1956年10月のマラソン・セッション
1956年10月26日の有名なプレスティッジのマラソン・セッションで録音された4部作の一つ。

マイルスは不遇時代にめんどうを見てくれたプレスティッジにこの頃金銭的な不満を持っていて、それが原因でコロンビアと契約することになる。それが1956年のことでこの段階でマイルスはプレスティッジとの間にこの年のおしまいまでにLPにして4枚分作品を創ることを約束していた。これをわずか2日間で25曲、しかもほとんどがワン・テイクでOKという脅威のレコーデイングを行う。これが有名なプレスティッジでのマラソン・セッションで、プレスティッジ最後の4部作(クッキン・ワーキン・スティーミン・リラキシン)だ。

マイルスはプレスティッジに16枚のアルバムを残しているが、この時の充実度は他に例を見ない驚異的なものだったと言えるだろう。

面白いのはプレスティッジのその後の対応だ。これから益々マイルスの人気が上がることを予想したプレスティッジは、その録音を年に1枚という超スローペースで徐々に世に送り出したのだ。まず、『クッキン』を1957年に、次の『リラクシン』を1958年3月に、次の『ワーキン』を1960年2月に、最後の『スティーミン』を1961年9月に出したのだ。この戦略はハード・バップからモードへと移り変わるマイルスの傑作がコロンビアから出される中大成功をおさめたのだ。

マイルスだけでなくジョン・コルトレーンを語る場合においてもこの4部作は一つとして外せない大傑作なことは言うまでも無い。マイルスはこの時のレギュラー・クインテットを結成して約1年。特にジョン・コルトレーンの成長がこの4部作を不動のものとしている。これを聴かずして何を聴くのか、と言える作品だ。

・「タイトルとは裏腹に
●このアルバムを含め、ing4部作の所謂“マラソン・セッション”はどれも素晴らしい。プレスティッジ・レーベルとの契約を一刻も早く消化すべく、とてもやっつけ仕事とは思えないほど内容が充実し過ぎてる、と言ってもいいだろう。4部作の中でどれか1枚挙げるとしたら、とりあえず私はこのアルバムを選びます。と言っても4枚全部選びたいのだけど…。

●一連の“マラソン・セッション”は、実質的にはスタジオライブと言ってもいいでしょう。実際、このレコーディング・セッションは殆どの曲が1テイクのみの録音だったとか。ing4部作の各々のタイトル命名についての経緯は知らないが、この『Relaxin'』というアルバム、タイトルとは裏腹に演奏そのものはハードです。しかし、『Relaxin'』なのは、演奏前後の会話が何ともリラックスな気分にさせるのです。この気分というか雰囲気が何ともたまらないのです。

・「リラックスします!
リラックスします。ポールチェンバースのベースはすごく心地よい。ワーキン・クッキン・スティーミンも一緒に買いましょう!

Relaxin' (詳細)

Saxophone Colossus

・「このCDの最高の音質
 このアルバムのCD化は私が知っている限りでは、80年代前半に最初に出た国内盤、ロリンズのPRESTIGEのCOMPLETE BOX、OJC盤、DCC盤そして3年くらい前に出た紙ジャケ国内盤、そして本作。これらのCDはすべて聴いていますが、まだまだいっぱいあります。この中でもスタジオの空気感、各楽器の生々しさ、演奏者の呻き声、音圧etc.とどれをとっても御大RVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー、オリジナルの録音技師)自らがディジタルリマスターした本作がダントツで優れています。

 本作以外で聴くに値するのはDCC盤とかろうじてOJC盤のみで、あとはハッキリ言ってとるに足らないものばかりですね(涙)。それでは何故同じアルバムを聴き続けるのか?それはオリジナルアナログ盤の物凄い音を聴いているからなのです。前に出たCDは不発でも、今回のはオリジナル盤に匹敵する立派な音になっているのではないかと、期待を持ってしまうからなのです。しかもオビには「何ビットでディジタルリマスターした迫真の音!」なんて平気で書いているしね。

 話は変わって、4年前にDECCA時代のローリングストーンズの一連のアルバムがABKCOから発売されたとき、私も何枚か買いましたが、その素晴らしい音に腰を抜かすほどビックリしたものでした。そのころある雑誌に現ABKCO社長のジョディ・クライン氏のインタビューが載りましたが、とても興味深いものでした。クライン氏によると、リマスターに時間がかかったのは、音質的な決定版を作りたかったのと、中途半端な音のCDを何度も小出しにして、ファンに迷惑をかけたくなかったそうなんです。

 たいへん立派な心意気ですが、私に言わせればこれがあたりまえ。中途半端な音のCDを何度も小出しにして、ファンに迷惑をかけまくっている、わが国のレコード会社のジャズ部門の担当者は、ジョディさんの爪の垢を煎じて飲まれてはいかが?

・「これぞ本当のホンモノ!
ソニーロリンズの名盤として有名なこの「サキソフォンコロッサス」はジャズ入門者の方にとって最適の一枚だと推薦できます。まず何と言っても、セントトーマスとモリタートの二曲がとっても聴きやすくて良いです。テナーサックスの名人ソニーロリンズのメロディアスなプレイも見事です。私なんぞは、もう何十年も聴いていますが未だに聞き飽きることがないほどです。こういうのが本物のジャズというモノです。バックを務めるミュージシャン達も腕達者が揃っています。まずはドラムスのマックス・ローチ。速くて正確なリズムに、重たいバックビートに変拍子。聞き惚れるしかないですね。この人主役のロリンズに全然負けていません。ピアノのトミー・フラナガンも上手い。決して出しゃばることがないが、リリカルで美しいメロディを小出しにする。ベースのダク・ワトキンスも渋いボトムキープをする。ほれぼれとさせられる縁の下の力持ちぶりです。もう只じっくりと聴いて頂きたいです。ジャズを知りたいという方は、是非これを外さないでくださいね。

・「奇跡的快演
1950年代のイーストコースト・ジャズを代表するだけでなく、モダン・ジャズの最高傑作一つとしてあげられる本作は、ジャズのもつアドリブ芸術の一つの極点ともいえる。早くから、豪快なトーンとイマジネーティブな楽想を発揮していた、ソニー・ロリンズだったが、自らの過剰な才能を疑うかのごとく、数度の一時的引退によって雲隠れすることを繰り返した。この傑作は、復帰したマックス・ローチ=クリフォード・ブラウンのクインテット参加の後吹込みされたものであったが、成熟しつつあったロリンズがブラウンの死によって、一気に完成されたプレイを見せた奇跡的快演である。モリタート、セント・トーマス、ブルーセブンなどどれをとっても、音色、フレージング、リズム感、アドリブの意外性に優れた名演である。まさに50年代ジャズの古きよき時代を現代に伝えるモダン・ジャズの必須アイテムであろう。ワーデル・グレイの死、デクスター・ゴードンの低迷、ジョン・コルトレーンの未完成にあった56年におけるテナー・サックスのずば抜けた金字塔である。

・「ロリンズの最高傑作!
ロリンズの最高傑作! カリプソ調のセント・トーマスで軽快に歌い、ユー・ドント・ノウ・ホヮット・ラヴ・イズでスロー・バラードを太く吹き、モリタートをリラックスして歌い上げる。 ダグ・ワトキンスのベースのギシギシとしたウォーキング・ベースとマックス・ローチの堅実なドラムも最高です。トミー・フラナガンは決してでしゃばらない。 傑作です。

・「2曲目に名演あり
ロリンズ自身の作曲の1曲目「セント・トーマス」や4曲目の「モリタート」(三文オペラの主題曲)が有名だが、名演と分かるものの、ちょっと明るすぎてジャズの哀愁といったものが感じられない。むしろ2曲目の「あなたは愛について知らない」、3曲目の「ストロード・ライド」、5曲目「ブルーセヴン」にジャズを感じる。トミーフラナガンのピアノ、マックス・ローチのドラム、ダグ・ワトキンスのベースの超名演、ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音の素晴らしさについては今さら、言うまでもない。(松本敏之)

Saxophone Colossus (詳細)

Kenny Burrell & John Coltrane

・「新進の二人が見せるインタープレイの妙味
当時はプレスティジで数々のオールスターセッションが組まれ、さまざまな組み合わせにより魅力的なレコーディングが試みられていった。コルトレーンとバレルはともに当時の売り出し中で、急速に台頭してきた新進プレイヤーとして注目されていた。ギターとテナーの組み合わせといっても、ロリンズのコンボのように、ギターがピアノレスによるリズム楽器としてバッキングを務めるというケースが多く、このアルバムのように両者が対等な立場でインタープレイを繰り広げるのは意外と珍しい。バレルのブルース・フィーリングあふれるシングルトーンはリズム楽器というよりホーン楽器的な魅力を前面に打ち出しているといえよう。もちろんジャズ・ギターはホーン奏者的演奏を試みたチャーリー・クリスチャンという革新者によってビ・バップ(モダン・ジャズ)の成立に大きく貢献した事実はあるが、総合的な機能を持ったギターがホーン奏者と対等に張り合うにはやはりバレルのような個性とオリジナリティをもったギタリストの登場を待つしかないであろう。また、コルトレーンにとっても、やがてこれら対外試合で力をつけ、大きく飛翔するための大切な腕試しの時期であった。その意味でも重要で新鮮なセッションだといえよう。

・「特に一騎打ちになっている『Why Was I Born?』は名演
1958年3月7日録音。表題からすると2人のデュオ・アルバムのような気がするが、実際はデュオなのは4『Why Was I Born?』1曲だけで、残りはトミー・フラナガン(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)というリズム部隊が支えるアルバムだ。このアルバムのカバー・デザインは当時としてはかなりステキだとぼくは思うのだが残念ながらデザイナーは誰かという記述がない。

この時期のコルトレーンは自身のアルバムでも様々な組み合わせのミュージシャンと録音を重ねていて、その上デュオでアルバムを作ることも多かった。その中でもこのアルバムとセロニアス・モンクとのデュオ・アルバム(1957-58年録音)がぼくは特に好みだ。コルトレーンにしてみればメンバーを様々にスクランブルさせながらアルバムを量産し、徐々に自分の目指す音楽に最適なメンバーと奏法を構築していたのだろう。その完成型が『あの』カルテットということになるのだろう。

曲はトミー・フラナガンのオリジナルが2曲、ケニー・バレルのオリジナルが1曲。いずれもすばらしい演奏だ。特に一騎打ちになっている4『Why Was I Born?』は名演だと思う。コルトレーン好きには外せないアルバムだ。

・「名演奏
文句なし!!名演奏です。音質もバランスも良好。スムースジャズが好きな人にも、バップが好きな人にもお薦め。

・「貴重な共演盤
~タイトルを見るとデュオアルバムかと思ってしまいますが、Tommy Flanagan, Paul Chambers, Jimmy~~ Cobbのピアノトリオをバックにバレルとコルトレーンが共演する、オーソドックスなハードバップです。全体の雰囲気はコルトレーン色が強く、バレルのブルージーなテイストはあまり表に出ていません。また、ピアノがいるためか、バレルはソロに徹しておりバッキングはほとんどやっていません。唯一M4のバラードWhy Was I~~ Born がバレル&コルトレーンのみの純粋なデュオ演奏で、バレルらしい繊細なコードワークとコルトレーンゆったりと歌うソロのコンビネーションがすばらしいです。~

・「トレーンとバレルの“フライト”
英語の知識がいい加減なもので、愛聴盤であるにもかかわらず1曲目のタイトルを長い間“Flight Trane”だと勘違いしていた。正しくは“Freight Trane”“Flight”は飛行、飛行便。“Freight”は貨物運送。意味が大きく異なっていたのだが、テーマをコルトレーンとバレルが奏するあたり、まさに聴き手が航空便のように空へ舞い上げられるような心地。

(ポール・チェンバースのアルコが苦手な方にはどうだかわからないが)全体的に最後までダレない演奏。しかもここでのコルトレーンは具体的なわかりやすいコルトレーン。雨の日のはじまりに元気をつけるのにもってこい。4曲目のバレルとコルトレーンのデュオもいい。

Kenny Burrell & John Coltrane (詳細)

Quiet Kenny

・「目立たないけど・・・
実は演奏がすごいんです。真似が出来ないところがあると、プロ系の人が言ってました。派手さは無いですが、マーチン・コミッティのハスキーでなんとなくダークな音色がとってもGood!聴けば聴くほどいいかも。また2曲目の演奏は皆さん、変な音だと言っておられますね。実は、特殊なミューティングをしているのではないかと思われます。普通のミュート(マイルス・ディビスのような)では有りません。

・「狭い日本にあったアルバム?
ケニーの代表曲「Lotus Blossom」をワン・ホーンでじっくりと聴けます。日本ではこのアルバムの印象が強いので、「静かな男」のイメージが定着していますし、このアルバムも昔は「四畳半ジャズ」とか言う呼び名で愛聴されていたようです。最後の追加曲「Mack The Knife」もご機嫌な演奏でおすすめです。

ケニーも「Blue Note Records」での諸作や「Jazz Messengers」時代は、「Una Mas」や「Minor's Holiday」などのラテン系・ナンバーで激しくブロー!しているんですが。ミュージシャンのイメージが定着してしまうと面倒ですね。

□Rudy Van Gelder Remasters [Concord]

・「実はケニー・ドーハムらしいアルバム?
 ここ10年は"Afro-Cuban"の知名度がぐっと上がって、「ラテン系爆発男」のイメージが強くなった感のあるケニー・ドーハムですが、かつてケニー・ドーハムの最も有名な作品といえば間違いなく本作品が挙がりました。"Blue Bossa"に並ぶ畢生の名曲"Lotus Blossom"を収録し、更に2,4,6,7,8とスタンダード・ナンバーが続いて取っつきやすいのが人気の理由でしょう。 一曲目はラテン・フレイヴァー溢れる名曲ですが、ジャズ寄りのアプローチで、"Afro-Cuban"で見られたような爆発的なノリはありません。あくまでもテーマの美しさにあわせてのプレイです。"My Ideal"のテーマの処理なんかは個人的にはこの曲のベスト・トラックと言いたい美しい解釈です。ただドーハムのソロは、途切れ途切れで構成力を感じさせない、物足りない出来と思います。3曲目のブルースは某評論家が「陰気」と言ってましたが、確かに耐えがたく地味です。その他の曲も、全体を通してジャズ寄りで、ドーハムにしては地味なプレイに終始しております(だからこそ"Quiet"なのでしょう)。 卓越した作曲能力をもってしても、リー・モーガンやドナルド・バード、フレディ・ハバードらの陰に隠れてしまった不運なトランペッター、ケニー・ドーハム。真面目な人だったといいますし、また腎不全で透析を受ける金がなくて亡くなったといいます。こうしたエピソードからは、ここで聴こえてくるような悲哀がむしろドーハムには似合っているのかもしれません。 とはいえ、個人的にはやはり爆発するドーハムが好きです。この静かなアルバムは、テクニックのなさが目立ってしまっているので、あまりお勧めできないかなと思ってます。

Quiet Kenny (詳細)

Red Garland's Piano

・「レッドガーランド最上級の一品
ピアニストレッドガーランドは、1950年代半ばから60年代の初頭にかけて、マイルスデイビスの第一期黄金カルテットのメンバーとして飛ぶ鳥を落とす勢いだった。当時、リーダーのトランペットの音に続いて人気が高かったのが、ガーランドのピアノだった。まるでボクサーがサンドバッグを叩いているかのような、鐘の音を連想させるシングルトーン。都会的なブルースフィーリングが冴えるバラードプレイ。プレステージからのソロ第2作となる本作も、名作「グルーヴィー」に負けるとも劣らない内容を誇る一枚だ。一曲目のパーシーメイフィールドのR&Bクラシック「プリーズ・センド・ミー・サンワン・ツー・ラブ」がゆっくりとしたブルースで渋い。その後に続くのはスタンダーズの名曲7曲。マイルスがやっていた「イフ・アイ・ワー・ベル」もやっている。テンポを少し早めてガーランド節にアレンジされていて小気味よい。ベースはポールチェンバースで、ドラムスはアートテイラー。彼のブラシは名人級だ。この最新リイシューではルディバンゲルダーがリマスターしていて、音質も格段に向上している。レッド・ガーランドがお好きな方はコレクトしておいて損はないだろう。

Red Garland's Piano (詳細)
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