ソムリエール 1 (1) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「ワインに詳しくなれる?」「ワインが飲みたくなるコミックです♪」「少し残念」
ソムリエール 2 (2) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「ワインを通して小さな幸福を(>_<)」「2巻目です」「ちょっと暗いかなぁ?」「幸せな気分になれない」「変人の品評会か?」
ソムリエール 3 (3) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「3巻目」「この巻はまずまず」「ソムリエールである必然性は?」
ソムリエール 4 (4) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「そろそろ」「もはやワインは過去のブームなのか?」「う〜ん」
ソムリエール 5 (5) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「今巻はまずまず」「期待したのに」
ソムリエール 6 (6) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「なかなか良い感じに熟成されてきました」
ソムリエール 7 (7) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「頑張れ!」
ソムリエール 8 (8) (ヤングジャンプコミックス) (詳細)
城 アラキ(著), 松井 勝法(イラスト)
「偉大な先人と同じくらい偉大な現代人はいる」
GUNSLINGER GIRL 1 (1) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「読者に何かを訴えかける作品」「フィクションの楽しさ」「読者に何かを訴えかける作品」「少年誌の作品か?」「理由」
GUNSLINGER GIRL 2 (2) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「ただの不幸自慢には終始しない物語」「何度も読み返したくなる作品。」「冷たい非日常 暖かい日常」「一巻に比べて切ない作品が多いです・・・」「とらえ方は人それぞれ」
GUNSLINGER GIRL 3 (3) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「動き出したという感が」「この巻で殺されかけた少女は、他人の父親に生理痛を訴えたことがあります」「波瀾万丈な日々を過ごす少女達の、過激な日常」「文句なしにイイですよ」「久々に集めてます!!」
GUNSLINGER GIRL 4 (4) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「今回も最高です!」「文学作品のような味わい…イイです!」「充実の読みごたえ!」「She is a flower that blossoms in bona fides.」「ガンスリ観が変わる人も出てくるかも(良いほうに)」
GUNSLINGER GIRL 5 (5) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「ピノッキオ編」「何もかも、愛が足りない」「素晴らしい!」「ピノッキオ再び、、」「すごい!」
GUNSLINGER GIRL 6 (詳細)
相田 裕(著)
「新キャラで新展開か?」「新キャラ登場」「より女性に共感されやすく」「これからの展開に期待」「絵柄の変更より」
GUNSLINGER GIRL 7 (詳細)
相田 裕(著)
「ペトルーシュカとアレッサンドロ、そしてエリザヴェータ」「物語の転換点?」「ペトルーシュカがメインだけど、トリエラも良かった」「思い出せない約束と新たな旅立ち」「オシャレと演出に酔いしれる時」
GUNSLINGER GIRL 8 (詳細)
相田 裕(著)
「このエリザヴェータの魂は・・・」「義体に愛情は生まれるか?」「レビューの評価が低いのにビックリ」「パンドラの箱は開かれた」「第二部最高。」
GUNSLINGER GIRL 9 (9) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「最後のとき」「号泣!!! (*'Д`)」「人生は短く、技術は長い…」「「お前をかばって死んでも仕方ないって言うのか?」」「おしまいはいつだって唐突」
GUNSLINGER GIRL 10 (10) (電撃コミックス) (詳細)
相田 裕(著)
「一期生、最高潮」「愛すること、死ぬこと」「表紙が今巻の内容のほとんど全てを物語る・・・」「トリエラファンは読まなきゃダメですな」「生きる意志、生きた意味」
ツマヌダ格闘街 1 (1) (ヤングキングコミックス) (詳細)
上山 道郎(著)
「萌えと格闘技(リアルなファンタジーとして)」「たんなるメイドものと思いきや、なかなかの逸品。」「青いアレとは無関係・・・だと思う。」
ツマヌダ格闘街 2 (2) (ヤングキングコミックス) (詳細)
上山 道郎(著)
「ムチムチだけじゃないっすよ」「期待を裏切らぬ2巻」「美しき兄妹愛」
ツマヌダ格闘街 3 (3) (ヤングキングコミックス) (詳細)
上山 道郎(著)
「くるくるっとするよ」「広がる三巻」「安定した内容の第三巻」
ツマヌダ格闘街 4 (4) (ヤングキングコミックス) (詳細)
上山 道郎(著)
「加速の前に、一度踏み込む」
・「ワインに詳しくなれる?」
ワインはそれを作ってきた人達の歴史を反映させる飲み物だと思います。この作品を読んで私はワインの世界に興味を持ちました。
主人公カナは孤児の集うワイン園からある人の依頼で東京のレストランで働く事になります。そのお店に現れるお客さん達は皆、何かしらの背景事情を持っています。カナは持ち前の知識を元に自分が勧めるワインでお客さんと通じ合っていくという人間ドラマです。ワインを中心にしたマンガですので青年マンガにありがちな意味のないサービスシーンもなく、絵柄も見やすいのでお勧めです。ワインをほとんど知らない私でも、解説があるのでそれを読むことによって置いてけぼり感はかなり解消されました。
・「ワインが飲みたくなるコミックです♪」
タイトル通り、思わずワインが飲みたくなるコミックです香りも味もわからないのに…と思いますよね?でも、アクのない丁寧な描写と、巧みな文章表現で「こんな味なのかな?」とか思わず想像してしまいます(作者の思うツボですよね^^;)ワイン自体の説明も、適度な長さと読みやすさでわかりやすく価格等も書いてあったりするので(これ何気に大事ですよね!w)自然と購買欲がでてきます^−^
絵はすごく丁寧で、物語的にはやや淡々としてるので子供にはオススメ出来ませんが(飲みたくなっても飲めないし^^;)ワインに興味がある方も、ない方も1度手に取ってみて欲しい作品です♪
・「少し残念」
城アラキ原作ということで期待して読んでみましたが、ちょっと残念です。私自身が主人公にあまり好感が持てないからかもしれませんが、ワイン関連の面白い本は他にたくさんあると思いました。結構真面目な話の割に絵は子供っぽいというか・・・マンガは読むだけの素人ですが、バランスが取れていない気もしました。
個人的な好みもあると思いますので、現在ワインに興味を持ち始めている方は読んでみても良いかもしれません。
・「ワインを通して小さな幸福を(>_<)」
(収録内容) ワインの心得 シャトレーヌ ワインの嘘 ワインの花束 開くワイン 過去の扉
新米のソムリエールである主人公樹カナがワインで人に小さな幸福を導いたり、父の真相が明らかになっていくという作品。
主人公はそのワインが有名、無名にかかわらずそのワインに込められたワイナリーの心と、お客様としてくる人々にワインを通してその心とを絡め小さな幸福を導く手助けをする展開がこの作品の持ち味です。
しかし、父が詐欺師と言われたり、日本でのワインの評価方法の状況についてなど辛辣な展開も待ち受けています。
正直、ワインのことは私は知りませんが、ワインを誰と飲むかで小さな幸福を得られるかどうかが大切な部分もあるんじゃないかと思いましたね。
・「2巻目です」
同じ集英社の「バーテンダー」の作者の話で、こちらはワインの話です。ブドウ農園をまもるために東京で働くことになった主人公です。1巻でJohn Smithの正体は判ってしまいましたが。2巻目も様々な人間模様を映し出して、そこにワインがさりげなく登場してきます。この作者の秀逸なのは決して酒が出しゃばらないのが良いです。物語をないがしろにしてマニアックな方向へと行かないのが秀逸です。各話の末には登場したワインと価格が出ていますので、それを参考にして見るのも良いでしょう。この巻では副料理長の親子の物語などがあります。ワインも良いですけど、同じ醸造酒である日本酒の方が遥かに手間のかかる醸造方法なのに敬遠されるなぜだろう。
・「ちょっと暗いかなぁ?」
ソムリエールもあっという間に2巻目。城アラキ氏…バーテンダーと掛け持ちで良く廻っていますなぁ…。
全体のストーリーとしては、東京に来てすっかり定着感のあるカナちゃんのお節介エピソードが続くのだが…どうもエピソードがどれもこれも暗いのよね…。そしてカナちゃんが説教臭い。
イーデンホールに行って佐々倉君に「さりげない接客」を学んだ方が良いかも…。
それなりに期待はしているものの、「バーテンダー」にはちょっと及ばないかなぁと感じ始めた第2巻です。
・「幸せな気分になれない」
コミックに何を求めるかは人それぞれだが、私の場合読んでマイナスの気分になるのは好きじゃない。そういう意味でこのシリーズは縁を切ろうと思います。
・「変人の品評会か?」
1巻目は割とほほえましい内容だったのですが、2巻目はいけません。変な客、変な先生、変な同僚、見ていていらいらする上、馬鹿らしくて読んでいられません。(最後まで読みましたけどね。)読者にもっと読むという、素敵な時間を提供していただきたいものです。こういう漫画を描いてはいけません。(こういう原作を書いてはいけません。)
・「3巻目」
さて、ソムリエールの活躍を描いた3巻目です。悪戦苦闘しながらも、ソムリエールとして健気に働く主人公です。様々な人間模様を描きながらワインが紹介されています。それがマニアックにならずしかも為になる。作者の城アラキ氏のこういった描き方はバーテンダーでも遺憾なく発揮されています。両方読めばお酒に対して蘊蓄をかなり垂れることが出来ます。作品単体としても充分に読ませてくれるコミックです。
・「この巻はまずまず」
第2巻の妙に暗い印象からは少し抜け出せた第3巻。
相変わらずカナちゃんは説教臭さが抜けきらず…ですが、支配人の片瀬氏が情熱を取り戻し、新シェフの加入でエスポワール全体が少しずつ活気が取り戻されたことで、ストーリーが少し明るくなった(そう言えば表紙も明るい色だ)ので、読める作品になってきた印象。次巻にも期待。
それから、おまけに付いてくる特別編だが、蛇足以外の何者でもない。本編に多少なりとも影響があるならともかく、全くないのであれば掲載する意味もない。これは止めていただきたいものだ。
・「ソムリエールである必然性は?」
城アラキ氏のファンとして敢えて厳しいことを書かせてもらいます。1巻から3巻まで読んできた印象では、氏の原作の他の作品、「ソムリエ」「新ソムリエ/瞬のワイン」「バーテンダー」に比べると、この作品では作話や役の作りこみの段階で随分と手を抜いているように思った。そもそも若い娘にワインを語らせるという設定自体に無理があるように思う。カナがどう見ても彼女よりも人生経験のある相手にワインについて語ると、それがワインに対する「愛情」を語っていたとしても、高みからの説教のように聞こえ、「小娘が、、、」「何様?」という抵抗感を持ってしまう。つまり、語られる内容に比べていかにも彼女は弱い印象があるのだ。結局、他の作品ではワインに対して(そして人生経験という点でも)かなりの実績のある、あるいは実力のある男達にやらせていたことを、この作品では小娘にやらせているだけであり、(その点で多少一般には受け入れ易くなっているかもしれないが)ソムリエ−ルである必然性が感じられないのだ。今後は、その点が改善されて、説得力を増していくことを期待したい。
・「そろそろ」
さて、発売月にボジョレー・ヌーボが発売されましてこれに合わせての発売なのかは判りませんが、4巻目となりました。 物語も段々と深まり、主人公がワインを探します。けど、ワインの種類はある程度限られていますので、そろそろ纏めないといけません。同じ作者の城アラキ氏の「バーテンダー」の法が物語として幅もあり一日の上長に長けている感じがします。巻末などにワインに関する蘊蓄あります。解説者は亜硫酸塩を添加しないワインは飲むに耐えないと書いています。けど、亜硫酸塩(亜硫酸ガスだが)を添加しているワインを飲むと頭痛、吐き気を催す人もいます。こういう人にはワインを飲むなと言うことなのか?なら、そう言う人にもおいしく飲めるような方法を書くべきです。 話としては相変わらずの暗いムードの話ばかりなのも頂けません。五つ星つけるのもここまで、次巻もこんな展開なら期待は出来ません。ワインをチヤホヤもてはやすなら同じ醸造酒である日本酒の法が遥かに高度な醸造法なんですけど。
・「もはやワインは過去のブームなのか?」
赤、ロゼ、白(緑だったけど)ときてシャンパンゴールドですかアイデアは買うけど次はどうするつもり?私もソムリエの端くれとして読んでますが肝心の主人公が未だ魅力的に見えませんこの表紙が暗示してるように4巻ぐらいで大団円する方がダラダラ長く続けて傷口を広げて終了するより良かったのではないでしょうか?
・「う〜ん」
ソムリエールも4巻目。初期の頃の暗さからは脱却しつつあるものの、なんか読んでいて「カタルシス」が得られないエピソードばかりでげんなり。ちょっと明るいエピソードが出たと思えばカナちゃん+カナちゃん父の過去が徐々に見えてきて、その度にトーンが暗くなっていくストーリーは読んでいて少々辛い。
バーテンダーと同じ原作者が書いているとは思えない救いのなさにいささか食傷気味。いっそのこと、過去の出来事とあしながおじさんの正体を洗いざらい明らかにして、気分一新でワインのエピソードに特化した方が良い作品になると思うのだが・・・。
・「今巻はまずまず」
なかなか評価の難しいソムリエールですが、「カナちゃんお父さんネタ」が出てこないと、割と安定感があるんだよな・・・。このままで行って欲しいところですが。
全般的にはお客様の恋の話とうまくワインの話が絡む様なエピソードが多く、また前向きでホッとする事が出来るものが多かったと思う。
ただ、あまり仲が良くなかったはずのスーシェフと急に仲良くなっていたりするのは、いくら何でも雑にストーリーを作りすぎではないだろうか?。また、例によって番外編の下品さがいささか鼻に付く。全体的に良いストーリーで纏まっているのに、非常に残念でならない(教養講座としての位置づけなのだろうが・・・)。
とは言え、前巻に比べれば圧倒的に「読める」内容となっていると思う。もう少し佐々倉君にさりげない接客を学んで、奥ゆかしいストーリーに仕立ててもらえると、なお良いのだが。次巻以降に期待である。
・「期待したのに」
第3巻のレヴューで「ソムリエ−ルである必然性が感じられないのだ。今後は、その点が改善されて、説得力を増していくことを期待したい」と書かせてもらったが、やはり一向に改善されていない。むしろ、そこで述べた「そもそも若い娘にワインを語らせるという設定自体に無理がある」ということがより強く感じられる。本文中にも「小娘」とか「説教」とかいう言葉が散見されており、原作者もカナのキャラクター作りに苦慮しているのを窺わせる。しかし、巻を重ねるごとに、どんどん主人公カナの存在が希薄になっている気がする。なお、帯には『バーテンダー』の第10巻との同時発売を謳っているが、『バーテンダー』とのクォリティーの差は歴然としていて、原作者が同じでどうしてこんなことになるのだろうかと思わざるを得ない。その理由として唯一思い当たるのは「設定に無理がある」ということだけである。
・「なかなか良い感じに熟成されてきました」
カナちゃんの説教臭さと、全体のトーンの暗さで評価が低かった本作品ですが、5巻くらいからようやく「読める」作品になってきた感じがします。カナちゃんは相変わらず説教臭いものの、カナちゃん父親エピソード&支配人の過去エピソードが絡まなければ救いがあるストーリーに成っているし、全体に無理がないように感じられる。
またストーリーが一巡し、過去の登場人物が絡むようになり、1話から読んでいる読者に取って親近感が沸く、感情移入しやすいストーリーになってきている点は評価できる(このままで進んで欲しいのだけど、どこかで伏線回収に掛かってボロボロになるんだろうなぁ・・・)。
他方で、今巻のテーマが「カナちゃんの成長」であるらしく、随所にそのエピソードが出てくるのだが、支配人の「(カナちゃんが)成長したな」との心の中の想いが語られる訳だが、その場面・・・全然成長しているように見えなかったのですけど・・・。他に成長が感じられるエピソードはあったのになぁとちょっと残念に思う。
いささかストーリーの構成や展開が雑なところがこの作品の短所でもある。バーテンダー同様全体に無理のない構成に仕上げて頂きたいものです。
・「頑張れ!」
おやおや人の顔のアップだらけ、背景スカスカ。どうしたのでしょう。ストーリーも間延び。6巻までの勢いはどこへ?がんばれ!!
・「偉大な先人と同じくらい偉大な現代人はいる」
正直、惰性で購入したのだが、今回はいつもより良かった。エピソード的には、開国期にカリフォルニアでワイナリーを経営した長沢鼎の逸話を知れたのは収穫だった。おそらく現代にも、世界のどこかで、日本では話題になることもなく頑張っている日本人が多くいるのだろう。 今回は、片瀬支配人がメインのストーリーがいくつかあり、それが光っていたように思う。カナが若さでズカズカと踏み入って壁を壊す話も悪くはないのだけれど、時を経たワインに重ねて何かを語るような格好良さは、片瀬支配人の様な深みのある大人に言われた方がしっくり来る気がする。 個々のストーリーはともかく、全体的な流れとして、カナの恋愛話にシフトして来たようだ。どのようにしてワインと絡めて物語を構築していくのか楽しみ。
●GUNSLINGER GIRL 1 (1) (電撃コミックス)
・「読者に何かを訴えかける作品」
まず、この漫画において言うことは、万人向けではないと言うことです。残酷な描写や、政治批判とも取れる内容の含まれたそれは、人によってはとても気分を悪くするでしょう。さらに、この漫画には「思想」と思われるものもあり、それと正反対の思想を持つ人には絶対に気分を損ねる漫画と言えます。 この漫画の見所…それは何度も読み返したくなるようなとても深い意味を持ったストーリーです。少年誌にあるような、簡潔で分かりやすいストーリーではなく、暗く複雑なストーリーは、何度も何度も、次の内容、次のセリフが分かっていたとしても読むものを飽きさせません。暗く残酷で悲しいストーリーにもかかわらず、全く後味の悪さを感じさせず、次を読みたいと思ってしまいます。 この作品の中にある何かが分からない人にとってとてもつまらなく、たが嫌悪を感じる作品でしょう。これには少年漫画にある夢も希望も無く、ハッピーエンドになることも無く、登場するキャラクター達が一つの答えを導き出すことも無い、ある意味現実に近く、ある意味とても現実に遠い存在です。 この漫画を「ガンアクションがすごい」や、「キャラクターがかわいい」だけで読んでいる人はごく一部だと思われます。この漫画にある本当の面白さは、「自分自身が考える」という行為にあると自分は思います。 最後に、この漫画を読んでいてよく考えさせられるのが、日常にあふれている、とても些細な幸せについてです。この漫画に描かれている些細な幸せは、自分たちにもおきているようなことです。そして、自分はどれだけこの幸せを大事にしているのだろうかと考えさせてくれる、すばらしい漫画だと言っておきます。
・「フィクションの楽しさ」
少女改造に洗脳、実際にあれば嫌悪感あふれる話だ
だがフィクションというフィルターが掛かっているので少女も可愛く見え、個々に悩む姿が可哀相だと感情移入も出来るある時は大切な人を守るために人を殺傷すること、それさえも魅力的に(これは一般的な娯楽性で、個人次第のもの 全否定すると人気のデスノートや他の漫画でも否定出来てしまう)
逆に大人組の背負った業も物凄く魅力があるこちらでは上記に対するアンチテーゼとして読め、とても強く倫理観を刺激される
いろいろな読み方がある漫画で、絵でも設定でも人を選ぶ漫画だが、ストーリーは重厚で読み応えがある『受け入れられた人』には今後どうなっていくのかとても気になる作品だ
・「読者に何かを訴えかける作品」
まず、この漫画において言うことは、万人向けではないと言うことです。残酷な描写や、政治批判とも取れる内容の含まれたそれは、人によってはとても気分を悪くするでしょう。さらに、この漫画には「思想」と思われるものもあり、それと正反対の思想を持つ人には絶対に気分を損ねる漫画と言えます。
この漫画の見所…それは何度も読み返したくなるようなとても深い意味を持ったストーリーです。少年誌にあるような、簡潔で分かりやすいストーリーではなく、暗く複雑なストーリーは、何度も何度も、次の内容、次のセリフが分かっていたとしても読むものを飽きさせません。暗く残酷で悲しいストーリーにもかかわらず、全く後味の悪さを感じさせず、次を読みたいと思ってしまいます。
この作品の中にある何かが分からない人にとってとてもつまらなく、たが嫌悪を感じる作品でしょう。これには少年漫画にある夢も希望も無く、ハッピーエンドになることも無く、登場するキャラクター達が一つの答えを導き出すことも無い、ある意味現実に近く、ある意味とても現実に遠い存在です。
この漫画を「ガンアクションがすごい」や、「キャラクターがかわいい」だけで読んでいる人はごく一部だと思われます。この漫画にある本当の面白さは、「自分自身が考える」という行為にあると自分は思います。
最後に、この漫画を読んでいてよく考えさせられるのが、日常にあふれている、とても些細な幸せについてです。この漫画に描かれている些細な幸せは、自分たちにもおきているようなことです。そして、自分はどれだけこの幸せを大事にしているのだろうかと考えさせてくれる、すばらしい漫画だと言っておきます。
・「少年誌の作品か?」
表紙の少女とSIG P239に惹かれて、なんとなく買った作品でしたが、コミックではここ数年に一度のヒット作品だと思いました。
銃と少女の組合せは、園田健一さんのガンスミスキャッツ以来です。向こうがどちらかと言うとコミカルなのに対して、こちらはひたすらダークです。本作品が連載されている電撃大王の読者層が何歳か分かりませんが、とても少年誌の作品とは思えないほどテーマが深いです。一巻の最後の作品は涙無くして見れません・・・。
命が軽視されている今日に、コミックスでその尊さを再認識させられるとは思ってもいませんでした。ぜひとも読んでみて下さい。
・「理由」
自分がこのマンガを購入した理由は、考えさせてくれて、心境を少し改善させてくれるものを求めていたからである。
その点について、このマンガに出会ったことは自分としては大変良かったと言える。
義体という機械の体を与えられ、平然にテロリストなどを暗殺する彼女らだが、その心境は普通の少女そのもの、いや、それ以上に感受性が高く、生きる喜びを我々以上に感じ取っているのだ。それが、あの施設にいる彼女達の救いであるかもしれないが、それがどういうことかは自信の目で見てもらいたい。
このマンガを読んで、彼女達と自らを比較してもらいたい。きっと何かからの変化を与えてくれるだろう。
もし、変化を与えなくとも、マンガとして読むという観点でも楽しめると思う。しかし、自分としては銃火気や銃撃戦、女の子がかわいい、という点だけで読むには非常にもったいないと思う。
心境を感じてもらいたい。
●GUNSLINGER GIRL 2 (2) (電撃コミックス)
・「ただの不幸自慢には終始しない物語」
今回も哀しい話ばかりである。特に「パスタの国の王子様」は、少女だけでなく、教官の哀しさも伝わってくる。ただ、不幸自慢話で終始しない点が、この漫画の良いところ。少女達は不幸でもあるが、また幸福でもあるということを忘れてはいけないかと。見る者が不幸だと思っても、当事者が不幸とは限らない。これについても、作中にて以下の台詞がある。「私がサミシイかどうかは 私が決めるの」
それでも、やはり哀しい話である。
・「何度も読み返したくなる作品。」
2巻発売を機に、1巻から読み返し、数日間枕元にこの作品を置いて読み返しながら眠りについた。非現実の物語にも関わらず、これほど苦しく、切なく、心を締め付けて離さない作品は、私の近年見てきた漫画には無い物だ。
この物語の登場人物達は、必ずしも幸福ではない。むしろ、我々一般の価値観からすれば不幸である。そうした中、個々の境遇における捉え方は様々だが、それぞれの想うほんの少しの幸せに向かって直向きに生きる姿は、読者の胸を打つ。
どのような境遇においても、人はそれぞれの幸せの可能性を、必死に守りながら生きて行く物なのだと、空想の物語に教えられてしまった気がする。人間の生き方、人間の感情的な本質をえぐり出すかのような、心痛む感動を与えてくれるこの作品は、どのような言葉をしても賛美しきれない程の名作であると思う。
この物語の結末に、せめて可能な限りの幸福がある事を、願ってやまない。
・「冷たい非日常 暖かい日常」
つらく悲しい過去と今を背負った少女達の物語の続編。前巻で焦点が当てられた、ヘンリエッタ、リコ、トリエラに加え、この巻から新たに、クラエス、アンジェリカが登場してますます暗く沈んだ話が展開されます。それでも、時折出てくる少女達の日常と笑顔をみていると、この作品が暗い方向に進まないことを物語っています。
『毎日は過酷だが、不幸ではない』彼女たちの毎日の先に何があるのか、先の展開が非常に気になる作品です。
・「一巻に比べて切ない作品が多いです・・・」
徐々に登場人物が増えてくるのですが、この二巻で登場する少女たちのパートナーはどちらかと言うと彼女たちに対して冷たいです。「条件付け」と呼ばれる洗脳の副作用で、徐々に記憶を失っていく少女たち。どれだけ彼女たちに優しく接しようと、その思い出は副作用で崩壊していく。そのジレンマに挟まれて苦悩するパートナー達。
身勝手な大人と言ってしまえばそれまでなのですが、その一言では片づけられない何かを垣間見る事が出来るのは、僕も歳をとったからなんでしょうかねぇ・・・。
・「とらえ方は人それぞれ」
とらえ方は人それぞれだ。
銃火気が格好いい。銃撃戦が面白い。女の子がかわいい。残酷さを感じられる。といったとらえ方は確かにある。が、それ以上に読み取ってもらいたいものがこのマンガにはあるということを 知り、読んでみたらよりいっそう、いろんな意味で面白いマンガだと思えるだろう。
個人的にはかなりお勧めするものだ。自分が興味深く感じるのは、登場人物の女の子達の心情である。細かく描写されている。描写されているのは感受性が我々より高い、いや感受性がにぶって我々にあったはずの感情を見せてくれるものだと思う。
自分が購入した目的とは、なにかについて考えさせてくれるものが欲しかったからだ。その点でいうとこのマンガは大当たりであった。
むしろ、今ではこれからの彼女たちの心情をどのように表してくれるかを非常に期待しているくらいだ。
とらえ方は人それぞれだが、一読してみる価値は大いにあるので是非読んでもらいたい。
●GUNSLINGER GIRL 3 (3) (電撃コミックス)
・「動き出したという感が」
若い暗殺者「ピノッキオ」の登場で今までは単発(もしくは前後)エピソード中心だった展開が、本格的に連続性を帯びた展開になってきた。大人顔負けの戦闘能力と子供ながらの純粋さが共存する少女達の存在がやはり胸を締めつける。
・「この巻で殺されかけた少女は、他人の父親に生理痛を訴えたことがあります」
真実の愛を受けた少女が、自分自身に嫉妬します。 親孝行ないたずら小僧が、もうすぐ街を出て行きます。 いたずら小僧を慕う少女が、「ピノッキオの冒険」をふざけていると呆れる少女と、間違われます。 呆れる少女が殺されそうになる瞬間、いたずら小僧が大昔のつらい出来事を思い出して、殺しません。 約束を破られた病み上がりの少女が、速い動作で防弾車のいい場所に弾丸を連続で当てます。 万華鏡を直してもらった少女が、直してくれた人の仲間たちを殺します。
さて、第4巻はどうなってしまうのでしょうか。
・「波瀾万丈な日々を過ごす少女達の、過激な日常」
厳しい現実は、哀しくもあり、嬉しくもあり。 それは3巻でも変わりはなく、優しさと厳しさは表裏一体。 すぐに裏返しになる、といったところかと。義体と呼ばれる彼女達と同じで。 話はというと、徐々に進行しているので、どう進展するのか愉しみ。
願わくば、少女達に小さき幸せを……無理かなぁ。
・「文句なしにイイですよ」
アンジェリカを見守る人々の気持ちを思うともう…泣けちゃいます。
・「久々に集めてます!!」
最近中々面白い漫画に会えなかったんですが、この作品は買い揃える価値有り!私的に絵が非常に好きで、ストーリーも切なくてイチオシです。ただ、戦争屋さんや、中近東辺りに詳しい人には甘ったるい話かも(^^;
●GUNSLINGER GIRL 4 (4) (電撃コミックス)
・「今回も最高です!」
この巻は、画風がより漫画っぽくなってきて良いです(まぁもともと漫画だから、当たり前といえば当たり前なのですが)。それと徐々に明らかになっていくキャラクターたちの過去。こういうものを内に秘めていたんだなぁとか、過去にこんな事があったんだとか、今回も今まで以上に目が離せない展開になっていますよ。22話のトリエラの話が印象深い4巻ですが、「ビタースイートフールズ」も大好きな自分としては20話「トスカ」も必見です。
・「文学作品のような味わい…イイです!」
最後のトリエラの話には涙がこぼれました。ここに描かれている子供達はみんなに悲惨な過去があって、なおかつ現在は人殺しの道具に使われているというどうしようもない状況なのに、どこかあたたかでやさしい感じがします。本当の不幸を知っているからこそ、ささやかな幸せに微笑むことが出来るのでしょうか。もっと続きが読みたいです。
・「充実の読みごたえ!」
ついに、gunslinger girlファン待望の4巻が発売されました。この4巻では、今まで語られることの無かったヘンリエッタのフラテッロであるジョゼの過去や、トリエラが何故公社に入ることになってしまったのか?そして、何故トリエラが義体にされてしまったのか?など、読者として今まで気になっていたガンスリの真相に迫るもの描かれています。また、4巻からの新キャラ(なのかな?)のベアトリーチェがでてきます。この巻では目立った活躍はありませんが、これからの活躍が楽しみなキャラです。1、2、3巻に劣らぬ高いクオリティを維持した4巻目だと思います。
・「She is a flower that blossoms in bona fides.」
この巻もトリエラですね。なんとも切ないです。表題のエピソードで明かされた凄惨な過去を持つ彼女が、その過去の記憶を隠して殺人兵器として活躍するのだから、込められたメッセージは強烈です。そんな彼やリコやヘンリエッタの日常とは対極にある、穏やかなクラエスの日常もまた過去を隠したが故の穏やかさであり、時折滲み出す記憶のまた切ないこと。そして、彼女達の作られた愛情の向かう先である担当官達の過去もまた。大きな流れはあるにしろ、ジグゾーパズルのピースの如く、登場人物たちのひとつひとつのエピソードを重ねて行くスタイルな為、まだ見えていない部分が多くあるこの作品ですが、トリエラはこの物語を駆動するエンジンなのかも知れません。
・「ガンスリ観が変わる人も出てくるかも(良いほうに)」
はじめは一部の趣向の人間に都合の良い設定に吐き気がして読む気も起こらなかったんですが、この巻の最終話を偶然本誌の「コミック電撃大王」で読み、急遽コミックスを買ってはまってます。
この作品を毛嫌いしてる人がわざわざ買ってまでは読まないだろうけど、もし読む人がいるのなら、その人のガンスリ観は確実に変わるでしょう。
●GUNSLINGER GIRL 5 (5) (電撃コミックス)
・「ピノッキオ編」
5巻はこれまでの巻と少し違っています。今までの巻では、一話一話のつながりが緩やかでしたが、5巻では一本の線で全ての話しが繋がっています。また、ヘンリエッタやリコといった義体の少女達はあまり出てきません。この巻の主役は以前登場した、ピノッキオとフランコ・フランカ達です。五共和国派に属する彼等を中心にしてストーリーが進んでいきます。今までわからなかった彼等の過去、彼等と公社との戦いが描かれていてかなり読み応えがあります。特にピノッキオの心情が丁寧に描かれていて、彼とフランコ、クリスティアーノとの会話は読んでいて感動しました。そして、ラストではピノッキオとトリエラとの壮絶な死闘が繰り広げられます。大切な人のため絶対に後には引かないという覚悟がぶつかる戦いは、ラストを飾るのにふさわしいシーンです。戦いの結末を是非読んで確かめてください。
巻末の3人のイラストは泣けた・・
・「何もかも、愛が足りない」
ガンスリンガー・ガール第五巻。光溢れるローマ近郊でのフランコ&フランカ+ピノッキオ――家族の休暇、一方フィレンツェ、仄暗いサン・マルコ美術館(フラ・アンジェリコ『受胎告知』前!)にて行われるクリスティアーノ・”サヴォナローラ”捕捉命令。走り続ける意味を見失い始めた”テロリスト”たちの悩みと、躊躇なく彼らに襲いかかる福祉公社。避けられぬ宿命の激戦、トリエラv.s.ピノッキオが残したものは、悲しい涙と癒えない傷。イタリアの激しいコントラスト、明と暗、動と静、善と悪の狭間に、物語はいよいよその本当の姿を現し始める。
・「素晴らしい!」
人工的に肉体を強化され精神をコントロールされた少女達が誰かの正義の為にマフィアやテロリスト達に向けて銃を放つ…とても不幸な境遇の中で小さな幸せを微笑んだり、無情にも壊れてしまったりする姿に心を打たれます。イタリア人という設定に割にはあっさりとした人物の表情の見せ方が淡白な感じもしますが、物語の雰囲気に合っていて良いと思います。…この作品をこの巻から読み始める方はあまり無いと思いますが、是非1巻から読むのをお勧めします。
・「ピノッキオ再び、、」
「何しろ正義ってのはあちこちに転がっているもんだから、、」
「情に触れると弱くなる」
この二つが今回のキーワードだと思います。今作のもう1人の主人公とも言えるピノッキオ編がメインです。
「読んでよかった」「見たくなかった」と、読後に二つの感情が上のキーワードと共に心に重くのしかかって来る衝撃の第5巻。
争いが絶えない今の世の中だからこそ読ま、なければいけない作品だと思います。
・「すごい!」
5巻目はピノッキオの人間的な部分が描かれており、それだけにラストのトリエラとの死闘は感動せずにはいられません。今回も感慨深い内容であり、作者の力に驚くばかりでした。是非とも、多くの方に読んでもらいたい作品です。
・「新キャラで新展開か?」
6巻に来て、新展開と言うか新キャラの登場です。
・「新キャラ登場」
今度の新キャラは今までの義体よりも少し大人っぽいペトルーシュカと担当官のアレッサンドロが登場。二人ともルックスが良いです。後半はこの二人がメインの話。すごく魅力的なコンビになると思う。
・「より女性に共感されやすく」
6巻のような演出をずっと待ってました。ヨーロッパ映画を漫画化したようなオシャレでロマンチックなものを。相田さんの頭角の現れだと思います。
アクションに偏るとファッションや恋愛には無頓着になるし逆の場合でも、ありふれた少女マンガとして区別されてしまうでしょうね。これは完璧。二つを見事にミキシングしてくれてる。
途中みかけたベタなバレエ話は惚れこみました。ダンサーの描写は「相田さんってバレエ経験者!?」っていう位美しくて。それから目、登場人物の目に惹かれました。特にP144の女の子2人の吸い込まれるような目(サンドロという男の意見も注目)。
ペトラ(20歳前後をイメージ)という義体は年齢もそうだけど、ファッションや男性に対する意識の持ち方なんて10代後半〜20代の女性に共感されると思う。今までの義体は私より若い小さいコだし、って傍観的なイメージを拭う感じじゃないかしら。
銃を乱用しない美学。まさに’メイクデッサン’や笑顔を重視するサンドロのスマートさには憧れます。ちなみにヨーロッパの女性での間ではタバコはオシャレの一環として捉えている方が多いそうです。サンドロがペトラにタバコを勧めたその他の理由として推測すると面白いですね。
6巻以降はアクションもオシャレも恋も教養も手に入れられる流行で言えば’セレブな漫画’って代名詞がついてもOKかも。今後は男性より女性読者が大幅に増えるんじゃないかな?VI*IやJ*に広告出せばかなりヒットを期待できそうだけど…。
・「これからの展開に期待」
リコ、ヘンリエッタ、トリエラなどのおなじみのメンバーの話は少ない巻です。(前半に少しだけ)その変わりにペトルーシュカという新メンバー(新しい義体)が追加され、彼女の話が多く語られることになる巻になります。マンガを読んでいても大変魅力的なキャラクターで、今後、アレッサンドロとのフラテッロの関係、ともに活躍する展開に期待したいところです。
・「絵柄の変更より」
ジャンの変節がショック。彼にはああいうことは簡単に言って欲しくなかった。彼は担当官の中で最も「人間的」な存在だと思う。だからこそ、所詮どうごまかしても「人殺しの道具」である義体とどう向き合うのか、というディレンマと正面から向き合って欲しかった。
絵の方はどうなんだろう…。1巻から5巻までの絵柄の変化は自然なものだったと思う。好みもあるだろうが、試行錯誤の結果垢抜けた、といってもいいかと思う。でも、6巻の変化は意識的なものだろう。新キャラ投入のためのものだったのか、他に理由があったのか知る由もないが、やはり1ページ目を開いたときの違和感は消すことが出来ない。
でも、絵柄が変わっても物語は何もなかったかのように進んでいくのよりは良かったかもしれない。その是非は読んだ人が下すとして、物語は大きな転機を迎えた。アレッサンドロとペトルーシュカのフラテッロに大いに期待したい。
・「ペトルーシュカとアレッサンドロ、そしてエリザヴェータ」
6巻から登場したペトルーシュカとアレッサンドロのコンビ。ペトラは一期生たちと違い、条件付けが薄いためかさらに“人間”らしい感情を持ち、行動をする。サンドロは飄々とした性格で、今までの担当官とは全く違ったタイプ。
確かにこの二人が登場してからは、「これまでのガンスリファン」には戸惑いの連続だったと思います。僕も「ずいぶん変わったな・・・」とびっくりしました。しかし、ペトラとサンドロのコンビには非常に好感と共感を覚えます。「頑張りたい」「あきらめたくない」「悔しい」「嬉しい」・・・そんなペトラのひたむきな感情は非常に人間的で、実際クラエスなどの一期生にも影響を与えています。また作者の“新しいものへの挑戦”が伺えます。それはペトラの素体であるエリザヴェータの背景がしっかりと描写されていること。
6巻にはサンドロとエリザヴェータが偶然出会うシーンがあります。これが後に生きてくるのか・・・非常に興味深い伏線です。
・「物語の転換点?」
条件付けが甘い新たな義体、公社新入りの担当官のフラッテロと一期組とは立場の異なる新キャラ投入する事で、少しばかり公社側から離れた視点から物語が見えます。
前巻でストーリーに区切りをつけたのか今までのフラッテロはある程度見せ終えたと考えたのか、全体的に雰囲気はライトになっています。が、別にそれが悪いと言う訳ではなく、元々のガンスリには確かにそういう話もありました。
悲壮感を潜めたガンスリも、大きなストーリーの流れの中の一部だと考えると楽しめるかと思います。
兎にも角にもついにペトラの登場です。ペトラが出たという事は……と今後のストーリーが益々気になります。
絵柄の変化については好みはあるでしょうが、初連載で未だ成長過程の作家さんである事を考えれば悪い事では無いかと思います。
・「ペトルーシュカがメインだけど、トリエラも良かった」
この巻ではほとんどがペトルーシュカがメインの話になっています。義体の中ではこの娘がお色気担当のようです。あと、今までの義体と違って人懐っこくて誰とでも仲良くなれる性格らしく、クラエスやトリエラとの絡みも描かれています。担当官のアレッサンドロとの仲もすごく良い雰囲気です。
そしてこの巻ではクラエスとトリエラの変装姿を見ることができます。クラエスの珍しい変装姿はすごく可愛いし、特にトリエラはとても美人で大人っぽくて、多分トリエラファンなら気に入ると思います。
ただ、初期の暗さが無くなってるような気がします。その辺が気になる人もいるかもしれません。
残念ながらそれ以外の義体の娘たちは一度も登場はしません。
・「思い出せない約束と新たな旅立ち」
7巻の前半は公社の生活を始めたばかりのペトラと、思い出せない約束に葛藤するクラエスが中心に描かれています。最初はソリが合わないペトラとクラエスですが、2人には胸の奥深くに刻んだ大切な“過去”があるという共通点があります。2人の間に友情が芽生えたときは、ジーンと来るものがありました。
後半は、ジャン&ジョゼ兄弟の家族に関わる事件のお話。パダーニャと公社の悲劇の連鎖を思い知らされます。『ガンスリ』の真骨頂ともいえる、バトルシーンもあります。トリエラの大人変装もグッド!ますます目が離せません!!
・「オシャレと演出に酔いしれる時」
オシャレ、素敵すぎる_ガンスリ7巻のセールスポイントだと思います。内容も現実に少々スパイスを足した共感できる刺激性。ぃぃ割合でアクションもあります。シンプルにもなったので登場人物、ファッション、小道具、背景を堪能するよう意識すると気分よく読めます。ほろ酔いした時みたいに。
・「このエリザヴェータの魂は・・・」
・・・ちゃんと残っていたではないか。努力家で、しかしそうあり続けたいと願う潜在意識をもつ素性のぺトラが陰で仕事のために努力しつづけるサンドロに惹かれていくのは当然のことのように思う。確かにこれは条件付けではない。・・・このフラテッロは他のフラテッロと比べて設定や心象が細かく描かれている。6巻〜8巻を読み返してみれば、この二人のことをより理解できた気になれるかも。「バレエは別人になれるのが・・・」 「役柄を考えて演じるのって・・・」「ケンカの実践は苦手の・・・」 「サンドロ様はこうゆうの嫌い・・・」「特技は人間観察ってわけ・・・」 「安全な傍観者に甘んじて・・・」とかいろいろ。結構細かい。解ろうとしなかったサンドロ。解ろうとしたぺトラ。他人になりすまし騙すことが仕事だったロッサーナに、唯一信じることができる娘ができたとき彼女が職を辞したように。俺にはこいつしかいないとしながらも、義体の目は窺い知れないとして信用してなかったぺトラが、信頼できる他人に変わった時、彼の中で何かが起こったのだろう。・・・HEAT弾を9mmで撃つのはちょっと無謀な気がするが、まぁ漫画だし。
・「義体に愛情は生まれるか?」
今回も基本はアレッサンドロとぺトラ中心の展開。ヘンリエッタやリコ達の出番はわずかしかない・・・。エッタ達1期生はもう用済みになってしまったのか?。
が、今回は義体1期生と2期生との感情的な違いが見られる。盲目的に愛情を感じるヘンリエッタやアンジェに対して、愛することに理由を求めるぺトラ。そして、その上司サンドロもまた、ひたむきで純粋なぺトラの愛情の前に、己の寂寥感を感じずにはいられない・・・。
ヘンリエッタ達1期生の出番が少ないとは言え、ぺトラとサンドロの関係は新しいフラテッロの関係の始まりを感じさせてくれる。
その一方で、アンジェ登場の次巻予告の方が結構インパクトがあった。次巻はいろいろな意味で期待できそう。
・「レビューの評価が低いのにビックリ」
文句なしに★5つ。この巻はシリーズの中でも最高でしょう。演出もセリフも洗練されてるし、ドラマが綿密に書き込まれてる。「腕上げたなぁ」ってのが感想です。
「アマチュアとプロ」「ウソと本音」「師匠と弟子」「煙草とサングラス」「コンビネーション」「アレサンドロの失恋」「成長」 語り足りない。
演出がバツグンにいい。アクションシーンは少ないけれど、それがいっそう弟子が師匠を越える瞬間を引き立ててる。銃撃戦なんかよりもずっと魅力的だ。ジョゼとヘンリエッタのシーンは次の伏線でしょう。
後味がいいしね。
・「パンドラの箱は開かれた」
ペトルーシュカとサンドロの関係が描かれた6〜8巻。これらの話では「希望」が強調して描かれている。条件付けの軽減。それに伴う義体の寿命の延長。また最後には第6巻で課題とされた、サンドロ→ペトルーシュカへの「経験の蓄積」が行われている。これらは全て、2期生もしくはそれ以降の義体には未来が祝福されている事を意味している。
しかし根幹のテーマが「絶望」であるガンスリンガーガール。それでは今回の「希望」にはどんな意味があるのだろうか。恐らくこれは、絶望をより深く描くための味付けであろう。例えば、あの有名なパンドラの箱の話には色々な解釈がありその中の一つに、「パンドラの箱の中の希望は、それにより希望を持った人間を、最後に絶望に突き落とすために存在する」というものがある。
本作はこれから恐らく、希望が無くなったしまったパンドラの箱のように数多くの「絶望」が描かれるだろう。しかしそれは同時に本作の真のテーマであると思われる、「普通の事が普通である事の大切さ」を読者である我々の心に深く刻みつけてくれるであろう。
願わくば、本作の全ての登場人物に少しでも幸多からん事を・・・。
・「第二部最高。」
8巻だけ自分で買いました。幼い少女を改造、洗脳し、兵器として扱う…大人の歪んだ性欲を感じさせ、薄ら寒いものを感じていた漫画ですが、5巻より始まった第二部より登場したペトラ&サンドロのコンビに救われる思いです。一期生よりも条件付けが弱い分、ペトラは悩み苦しむでしょう。その事に生きるとは何か、人を愛するという事は何かを考えさせてくれる気がします。目が離せない展開です。
●GUNSLINGER GIRL 9 (9) (電撃コミックス)
・「最後のとき」
初期から「短い命」「長くはもたない」という定義づけを義体にしていたが遂にこの巻でそれが現実になってしまった。なってしまった、というか作者のさじ加減次第、といってしまえばそれまでだが、それでも感慨深い・・・残念な気持ちだ。この時まで9巻も使ったからこそ、この「来てしまった」感を感じれたと思った。
義体メンバーの第1期にして、最も初期に実験体となった少女アンジェリカ。この巻ではまるまる彼女に向けられた内容・構成になっていて増増気持ちが高ぶる。彼女の見た昔の夢やパスタの話、そしてそれを最後まで看取るマルコーの想い、など様々な思いや記憶が入り混じり長年の読者にはたまらない内容になっている。そして彼女のことだけじゃなく、その周りのトリエラやぺトラ、ヒルシャーなどにもスポットライトが当てられており、その構成も非常に巧さを感じる。
ガンスリは1巻の時から構成や背景、感情ラインなどに異様なまでのこだわりや執念を感じさせる漫画であったがこの巻では逆にシンプルに一つのことをやる、という流れになっておりそれが新鮮だった。ぺトラのフラテッロの登場によりフラテッロの恋、という新たな概念も生まれてることだし、本当に読者を飽きさせない最高の漫画の一つとしてずっと展開してると思う。そんな長年の読者なら涙腺を緩まずには得ない至上の巻であることは間違いない。
・「号泣!!! (*'Д`)」
不覚!まさかマンガで泣くとは…
Vol.9 第48話クレプスコロ(4)
読む度に号泣デス★(*'Д`)
・「人生は短く、技術は長い…」
今回は哀しみの一作だと思います。でもとても良い話。
忘れても忘れきれないパスタのお話。最期は消えゆく燈火のようにアンジェは静かに眠った…そう、黄昏の夕陽が沈むその刻に…。
そしてそれをきっかけに蠢く担当官達、死に怖れを感じるトリエラ。
いまから次巻が楽しみですよコレハ
第一期ファンには哀しくも読んで欲しい巻です。
・「「お前をかばって死んでも仕方ないって言うのか?」」
9巻はアンジェリカ中心の話です。タイトルは1巻フェルミの言葉。1巻からずっと漂う 死の気配。この物語の根底にある 避けようの無い事実。担当官の彼らも 義体の彼女らも 公社の職員達も アンジェリカを通して再びそれを強く認識させられてゆきます。おそらく読者達も。「南部は政府の支援がないとどうにもなりませんからね」公社の存在理由のひとつ 北部と南部の格差と 義体技術の社会貢献彼女と 彼女と関わる人たちの表情が細かく描かれています。アンジェリカの部屋でのリコの表情が印象的。
表紙絵見ただけでもう涙目。最高にして最悪の物語。ハンカチはどこだ。。義体の彼女たちは「銀河鉄道の夜」でいうトコの蠍の火のような存在かもしれません。望むと 望まざるとにかかわらず。ならばアンジェは星になれただろうか。彼女は確かに「幸せ」を見つけたかもしれない。 けれどもほんとうの幸せは一体何だろう。あとヘンリエッタ砂糖入れすぎ。。。。
・「おしまいはいつだって唐突」
メディアワークス刊・月刊コミック電撃大王連載相田裕作「GUNSLINGER GIRL」第45〜50話を収録したコミックス9巻ですヨーロッパの社会福祉公社という建前を持った政府の超法規的諜報機関を舞台に、五共和国派(テロ)との政治抗争と、異常な身体能力の「義体」として生まれ変わった少女達の堕ちゆく様をクールに描いたドラマ要素の濃い作品です(総合9/10点)
今回は2巻収録#10,11「パスタの国の王子様(前,後編)」の終幕に相当するお話が中心。ぜひ読み直してから購読することをお薦めします
最後の最期で自分を思い出し、大切な物語を楽しそうに語るその無垢な姿に涙を誘われます。忘れてしまっても、判らなくなってしまってもかつての自分は消せない二人の絆の物語を綺麗に寂しく締めくくっており、きっちり決別させた作者の意気込みに感心させられました
しかし、エルザ同様に別れを体感しても実感できない義体の無味乾燥で哀れな姿を捉える点は抜かりなく、次第に深まる終焉の憂鬱さに拍車を掛けています。特にトリエラの言動には心はあれど、少女ではなくあくまで戦闘用に特化した義体であると無意識に主張しているようでやるせない気持ちにさせられますね・・・
また、目の描き方が幾分大きめになっているものの、動きを的確に一枚で捉えたレイアウトとデッサン能力がかなり向上しているのに驚かされました。従来の丁寧ながらこじんまりしすぎた作画に荒々しさが加わって今まで以上に良い均衡を保っています。作画面では個人的に一番気に入っている巻です
●GUNSLINGER GIRL 10 (10) (電撃コミックス)
・「一期生、最高潮」
アンジェリカの死が描かれ、一期生を取り巻く雰囲気が一変した本作。9巻では涙を誘われた人も少なくないのではないでしょうか。前回を悲涙の物語とするならば、10巻の大台となる今回は感涙の物語。哀しみの後にほんの少しの安らぎを。最近のガンスリは一味違う気がします。
というわけで、衝撃のアンジェ死去から明けて今回の話。メインはヒルシャー・トリエラのフラテッロ。あらすじ:アンジェの一件でこれまで以上にトリエラを守護しようと決意を新たにしたヒルシャー。それも全て、戦闘の道具としての義体ではなく一人の少女として少しでも長く生きてもらうため。しかし彼の想いに反しトリエラはその気持ちを汲んではくれない。このまま想いはすれ違い続けるのか。しかしそんな折にトリエラはある人物との再会を果たし・・・。
個人的にこのペアには思い入れが強かったため、今回訪れた転機によってトリエラの心境に変化が見られ、生きることへの姿勢が変わったこと。そして何より、二人がより良好な関係となったことが非常に感慨深い。
アンジェ、トリエラと立て続けにクライマックスを向かえている観のある一期生の物語。この巻の終盤ではいよいよクローチェ兄弟と過去の事件を巡るストーリーが核心入りする素振りを見せ、次はヘンリエッタを主軸にストーリーが動きそうな気配。まだまだ終わらない、終われない、終わらせない。
・「愛すること、死ぬこと」
アンジェの逝去によって、いやおうなく「死」を意識するトリエラ。限られた命のなかで、少しでもトリエラに生きながらえてほしいと願うヒルシャー。
『GUNSLINGER GIRL』の登場人物、とくにフラテッロという関係におかれている人物たちのなかでも、トリエラとヒルシャーの関係は少し複雑だ。
互いを仕事の道具(と無私で仕えるパートナー)としてのみ見ているわけではないが、特別な感情があるのかどうか、よくわからない。それは第三者視点から見てわからないだけではなく、本人たちにも、どうすればよいか戸惑いがあるためだろう。ヒルシャーにとっての過去、トリエラにとっての条件付けが、それぞれの感情を縛っている……。
そんなふたりだけど、今巻をもって少し素直になれたのかな、と思う。過去や条件付けとは関係なく、相手の今を受け入れたい。傷を負ったヒルシャーに対してとったトリエラの行動が、すべてを物語っているように思う。
義体と担当官という以上の感情をもつことによって、いずれおとずれる「死」の悲しみは倍加するだろう。義体の悲しみの根源は、義体としてしか生きれないことへのあきらめから来るものだった。ただし、それは周囲にとっての悲しみであり、義体にとっては当然のこと。
トリエラとヒルシャーをまつ運命は、けっして易しいものではないはずだ。それでも、互いを大切な人として受け入れることで、ふたりがともに生きたことは、確かな意味をもつだろう。そうであることを切に願う。
・「表紙が今巻の内容のほとんど全てを物語る・・・」
収録内容・第51話 灯 ヒルシャーにパネットーネを薦められるトリエラ、そしてワインを飲む彼女だったが・・・・第52話 暗殺任務 ジャンからヒルシャー掃除の指令が・・・そしてヒルシャーは一人でターゲットに・・・・第53話 再会 ヒルシャーのもとを飛び出したトリエラだったが、ナポリマフィアに・・・そこへ現われたのは・・・・第54話 告白 依存症の発作の中、マリオからヒルシャーの過去を聞きだすトリエラ・・・・第55話 善意の花 マリオから語られる過去、そして倉庫で助けられたトリエラが戦闘擬体へ・・・・第56話 鳥籠に還る ヒルシャーと共にホテルに戻るトリエラ、そして彼女は自分の気持ちに・・・・第57話 ヴェンデッタ(1) ジョゼとクリスマス公演を一緒にみたヘンリエッタだったが・・・そして『復讐』が・・・・第58話 ヴェンデッタ(2) 兄弟の『復讐』の相手が・・・そして第一期メンバー達は・・・
第51話〜第56話まではトリエラの話となっています。 第57話〜は遂に兄弟の『復讐』相手クローチェ検事一家暗殺事件の主犯が・・・物語が動き出す中、第一期メンバーはそれぞれ前巻におけるアンジェリカから死を身近に感じ・・・ このところ今ひとつの感があったガンスリンガーガールでしたが、前巻からまた面白さが復活した感じですね。
・「トリエラファンは読まなきゃダメですな」
トリエラファンは読まなきゃダメですな。トリエラの知った絶望と幸福。歯をギリギリとさせ読みました。 トリエラはもう迷わない。鼓動を止めるときは笑って逝くでしょう。ヒルシャーとトリエラ。彼らの共にすごす時間に幸あらんことを。 トリエラは幸せを手にいれたと想いたい。 読み応えあり。 早く続きを。買って損無し。
・「生きる意志、生きた意味」
メディアワークス刊・月刊コミック電撃大王連載相田裕作「GUNSLINGER GIRL」第51〜58話を収録したコミックス10巻ですヨーロッパの社会福祉公社という建前を持った政府の超法規的諜報機関を舞台に、五共和国派(テロ)との政治抗争と、異常な身体能力の「義体」として生まれ変わった少女達の堕ちゆく様をクールに描いたドラマ要素の濃い作品です(総合7/10点)
今まで当人の知りえなかった事の真相を暴露したヒルチャーの献身的で愛ある人柄、トリエラの葛藤と涙は胸にグッとくるものの、7巻でほぼネタばらし済のためか、衝撃度が幾分薄く感動必至とまで感じられなかったのが残念です。ただ、前巻で完全に「転」までお話が到達した分最期を見据えた終末の悲壮感がさらに強まったのは事実で、ダラダラ続けず、第1期生達の終着駅を見据えた割り切りの良さが秀でています。
作画に関しては相変わらずデッサンの微妙な不安定感は拭いきれませんが、画面内の黒色が実に締まっており、話の展開の憂鬱さに拍車を掛けているようにも感じられました。(前巻と比べると、灰色と黒の中間の境目をボカすことで立体感を向上させているのが良く分かります。)
・「萌えと格闘技(リアルなファンタジーとして)」
掘り出し物かも。イラストレーターを目指して上京した線の細い文化系青年が、古流柔術の達人である外人メイドに導かれて路上格闘者になる…。まぁ設定は荒唐無稽ですが、メイドさんの格闘理論や対戦の様子は、長くフルコン空手を学ぶ自分も結構頷けます。…ファンタジーとして、ですが。作者は青年誌デビューという事ですが、画力もあり、体がしっかり描けてます。
金髪のブラコン(らしき)妹も現れて、格闘共々今後の展開が楽しみです。
・「たんなるメイドものと思いきや、なかなかの逸品。」
ああ、最近のメイドものかーと思って読むといい意味であれ?とさせられる逸品。格闘素人が強くなる話は数あれど、なかなかの説得力。ヒロイン?のメイドもかわいく、よく脱ぎますが、彩りとしてはよいかと。なにより荒唐無稽な話なのに、面白いです。メイドさん、色と名前からしてドラ*モンかと思いましたが(笑)の*太ならぬ主人公の先が楽しみです。
・「青いアレとは無関係・・・だと思う。」
マンガ、機獣新世紀ゾイドを描かれてた作者さんです。メイドのドラエさんに格闘を教わりながら、少しづつ強くなるイラストレーターの物語。すぐ脱ぐ(主人公に説明をする為に)ドラエさんによってお色気要素も完備。地域振興ストリートファイトとという設定が面白いので、これからが楽しみな作品。
・「ムチムチだけじゃないっすよ」
やはり上手いなあ。コンセプトはシンプルですが、このマンガでは体術としての武道、という観点が新鮮で、不条理な特訓や、滅茶苦茶な必殺技等がなく、力比べのケンカバトルになっていません。練習での技術の習得と、その技術が試合で活きる、という作り自体はベタながらも、大事に描かれており、面白さに繋がっています。キャラ達も生活の中での表情や、武道に打ち込む姿勢や動機等も描かれ、魅力的。
格闘技自体、一枚の絵として切り取るのが難しいんですよね。特に身体が接触しあう、投げや関節技等はなおさら。そんなアクションンをかっこよく、違和感なく、綺麗に、時に色っぽく魅せてくれます。個人的にとても感心したのは「手、指の表情」(ドラエさんとクーちゃんの「座技」のシーンが特にイイ)一度読まれた方は、もう一度ここに気をつけて読んで欲しいです。
しかし次はどんなキャラクターが登場するんでしょうね、忍者?覆面ヒーロー?プロゴルファー?セールスマン?
・「期待を裏切らぬ2巻」
1巻が楽しめた人は、より楽しめる2巻。主人公もちょっぴり頼もしく(なってないか(笑))、妹も増えてにぎやかに。ライバル?も登場して先が気になる展開になっています。武道をやってた人ならば、いちいちうなずきつつ、「いや、それはそんなに簡単には出来ないから!」と突っ込みつつ楽しめると思います。欠点は…連載ペースの問題で、次の巻までが長そうだということ…好みはわかれますが、読むとハマれるシリーズだと思います。
・「美しき兄妹愛」
最初は地元が舞台なので読んだのですが、なかなか面白かったです。メイドさんで在る必要性がまったく判りませんがっていうか有り得ないギャップがまた魅力。漫画ってやっぱり日常から少しかけ離れた位が丁度良いのでしょうね、例えば隣が喫茶店で美人で世話好きな幼馴染みが居たり、下北でヤンキーを張り倒してるヒッキーが居たり、なのでラミィの存在が大変良い感じ、エプロンのポケットがチェックなところが泣かせます。で兄妹愛の話は?読んで確かめるべし〜
・「くるくるっとするよ」
相変わらず武道ウンチクが面白い五輪書の足の件はたしかに現代格技との大きな違いで,作者の解釈は興味深い
いやしかし,そんなことより,ドラエさんがすげえかわいい私服でくるくるっとするよ幼女バージョンもあるよ
・「広がる三巻」
円熟していく物語…というほどでもないですが、ライバル兼仲間の登場、ドラエさんに関連した人物の登場など、これからの話作りに必要な要素が満載です。プロになるまでの壁の話でもあり、あいかわらずのうんちくというか、解説が楽しいです。主人公の成長が実感出来るのもいい感じ。しかし、主人公は基本技だけでよく戦ってるな…いや実際、ひとつの技を練習し続ければ、どうやってその技につなぐかを練習することで、新たな技を覚えるより強くなるものなんですが(柔道とかそうですしね)、物語の上でとはいえ、なんとなく感慨深いです。投げ以外の技も覚えたしね(^^)今までの巻が楽しかった人は、かわらず楽しめるはずです。
・「安定した内容の第三巻」
解説系ストリート格闘まんがの佳作。三巻目。
基本構成メンバー(チーム)が揃ったことで基調になるドラマが安定し、各話にバラエティを振れるようになった第三巻。 物語が直線的だった序盤と異なり、多彩な周辺人物や『ツマヌダ』システムそのものへの言及、キャラクターの過去など今まで横に置いておいたものを披露した「ふくらませ」の巻となっている。 その分単行本としては若干まとまりのない感じもするのだが、内容的には知名度の上昇からプロ合格までという区切りが明確で、プロ編に入る前に基本的な枠組みを整理したという感じなのだろう。
主人公の妹が相変わらずヒロインとして良いつなぎ役を果たしており、設定優先で淡泊になりそうな話を明るいドラマに変えている。キャラクター配置にかぶりがないため、ほとんど孤軍奮闘の役所であるにもかかわらず『ファミリー』ものとしても魅力のあるレベルで話が作られているのは素晴らしい。台詞のないキャラの作画もしっかりしている筆者の高い技術力の現れだと思う。
単巻で「ここから」というのはいささか散漫に過ぎると思うが、二巻以前から通巻ということであれば充分にお勧めできる。プロ編も大いに期待。
・「加速の前に、一度踏み込む」
実際の技もそうですが、動作には「溜め」が必要です。物語もそうであるようで、今回は次の展開への溜めの物語。そして、家族の物語。今まで謎だった、主人公の家族の話。王姉弟の話など、主人公を取り巻く人々の話がメインです。修行や技がたくさん出てくるわけではありませんが、物語としての幅ははっきりと広がっています。新登場のキャラもグッドでした。あと、主人公が人間として成長して、きちんと格闘をやろうとしているのも好感。普通に等身大の人なんで、読んでいてほっとします。新キャラクターも含めて、主人公サイドの人達はやっぱり藤子先生の作品をリスペクトしてるんでしょうね〜、P子かなぁ、今回は(笑)五巻も年内には出そうですし、先が楽しみになってきました。この巻から買う人もいないでしょうが、順当におもしろさが続いていると思います。
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