The Stone Roses (詳細)
The Stone Roses(アーティスト)
「伝説!」「石と薔薇 ☆パンクとダンスへのロマンティシズム的解釈☆」「炭鉱の中のダイヤモンド」「ギターポップの名盤」
Screamadelica (詳細)
Primal Scream(アーティスト)
「夢」「セカンドサマーオブラブは太陽より高く星のように輝き」「まにマニ。」「永遠の呪縛」「Ready let's go」
ヘッド博士の世界塔 (詳細)
Flipper's Guitar(アーティスト)
「ラストにして最高傑作」「小沢も小山田も、いまだにこのアルバムを超えていないと思う。」「発売当時は吐くほど聴きました」「天才が一生に一度だけ作る事のできる名盤・・・」「憧れのオシャレさんでした。」
「自信作」「リマスター/リマスタリング→購入する価値あり」「このアルバムが嫌いだった人、今一度聴いてみよう。」「今だによく聞きます」「時代背景とClassics1」
In the Court of the Crimson King (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「もはや語るべきことなど無いが」「2枚目の宮殿」「クリムゾン・キングの宮殿。」「CDは2005年以降で」「待ちに待ったオリジナルマスターの素晴らしさに興奮!」
The Man-Machine (詳細)
Kraftwerk(アーティスト)
「アナログだからこそ」「クラフトワーク入門」「テクノとは。」「ジャーマンプログレッシヴロック」「ゲルマンテクノ」
「Suedeの原点」「煌びやかなロック・スター」「涙の遅咲き。」「どエロ」「聴かずに死ねるか?」
レッド・ツェッペリンIV (詳細)
レッド・ツェッペリン(アーティスト)
「タイトルのないアルバム」「「天国への階段」収録の最高傑作」「神秘的」「懐かしい・・・」「ロックの実力を証明し得る傑作」
ORIGIN OF SYMMETRY (詳細)
ミューズ(アーティスト), ブリキューズ(その他), マシュー・ベラミー(その他), ニューリー(その他)
「名盤」「西洋近代音楽 meets Rock」「耽美な激情迸るロック・オペラ」「ロック馬鹿一代(?) 自覚してんだか無いんだか…」「星5つ以上は無いんですか」
Frances the Mute (詳細)
The Mars Volta(アーティスト)
「迸る熱情」「オマーの脳内音楽 フリーのおもしろトランペット」「才気煥発・爆ぜる熱情」「今年のベストアルバム」「神懸り的」
Close to the Edge (詳細)
Yes(アーティスト)
「究極音質のリマスター版。買い替え必須」「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」「買って損なし!!!」「これぞプログレッシヴロック」「リマスター最高」
LIFE (詳細)
小沢健二(アーティスト), スチャダラパー(アーティスト), 服部隆之(その他)
「続く、ということ」「いつまでも、かわらないもの」「素敵な歌詞&MELODY」「90年代における一つの奇跡」「90年代J-POPの最重要アルバムの一つ」
「もしも私が列車なら遅れてくるだろう」「シンフォニック!」「プログレの夜明け」「出産体験音楽」「あまり肩肘張らずに聴きたい作品」
・「伝説!」
89年にリリースされたデビューアルバム。これに対するイギリスでの反応はとても早く、マンチェスター・ブームを引き起こし、更にはその年のベスト新人賞に選ばれたくらいなんです。今聴き返しても古いと感じさせないそのメロディーには感心を通り越してしまうほどのものがある。彼らには『光』とか『透明』と言ったような言葉がしっくり来る。
ブリティッシュの流れは充分に組んでいると思う。60年代、ビートルズやゾンビーズを彷彿させるようなメロディーを持ち、なおかつ80年代のダンス・ミュージックの要素を上手く取り入れている。彼らはそれ以上に、彼ら独特のグルーヴ感があった。ホント1度聴くと、このサウンドは病み付きになります(笑)
押し寄せてくる音の洪水。大音量で聴くと、ほんとに気持ち良いんですよー!興味のある人は是非聴いてみて欲しい。Waterfall・ELEPHANT STONE・MADE OF STONE・FOOLS GOLDなどは、特に好きな曲です!!でも、ローゼスの曲、どれも大好き!!!
・「石と薔薇 ☆パンクとダンスへのロマンティシズム的解釈☆」
1曲目“憧れられたい” こんなに短い4分52秒があるのなら、人生に対する意味なんていらない。無駄を排除し、効果的な華やかさのみを添えるギター。波のように自由にうねるベース。覚醒のボーカル。そして、ストイックなまでに核心をついたドラムとバックボーカル。この1曲目は、アルバムの全編を物語る。このアルバムは、90年代のみならず2000年代以降をも予感させる。手にし、耳にしたいだけでなく、失いたくない音楽。
・「炭鉱の中のダイヤモンド」
北イギリスの炭鉱の中から、こんなダイヤモンドが生まれ出るとは。このアルバムはまさにダイヤモンドである。グループ自体が後に、このアルバムで描いた軌道から道を外れてしまっただけに、よりいっそうそう思える。曲の一節一節が生き生きとしており、ギターはたくましく奏でられ、詞は率直に語りかけてくる。
マンチェスターのような腐りかけの産業都市に生まれた事についての憤怒と絶望や、そこからの脱出の欲望を。
I wanna be adored を聞くと未だにどこかに飛んでいきそうになる。
・「ギターポップの名盤」
本作、やたら「ロックとダンスの融合」「アシッドロック」「マンチェスタームーブメントを生んだ奇跡の名盤」などとガイド本なんかで書かれているもんだから、期待して聴いてみたら、普通のギターポップじゃないか。どこにもダンス色などない。シングルはダンスビートが強調されているが、本アルバムではジョンレッキーがまとめているため、ダンス色なしの地味バージョンでシングル曲も収録されている。本作はマンチェスタームーブメントの名盤とされているが、そのサウンドは意外にもマンチェスタームーブメントを殆ど体現していない。当時のマンチェの雰囲気を味わいたいなら、ハッピーマンディスやインスパイラルカーペッツやシャーラタンズの初期作を聴くほうが、イメージがつかみ易いでしょう。まあ典型的マンチェサウンドでないからこそ、ここまで生き残っていると言えるかもしれないが。ロックの歴史を変えた奇跡の一枚・・・とそこまでベタ褒めするほどの作品ではないと思うけど。同時期の作品ならハッピーマンディズのアルバムのほうがグルーヴを感じるけどなあ。
・「夢」
このアルバムに入っている「Damaged」のような美しい曲を書けるバンドというのが、90年代以降いなくなってしまった気がします。(vanishing point収録の「STAR」も素晴らしいです)
とりあえず「Movin on up」から「Loaded」まで、最高の時間が流れます。それから、「Damaged」が始まる瞬間。何度聴いても感動してしまいます。それはあらゆる人たちの心に響くものだと思います。全ての夢が叶うわけではないからこそ、こういうアルバムが必要なのでしょう。
・「セカンドサマーオブラブは太陽より高く星のように輝き」
この真っ赤なジャケを見ると、クラブチッタで開演前に見知らぬ方から裏拳を頂いた事を思い出します。
「movin'on up」や「don't fight it,feel it」もイイんですが、「higher than the sun」、「shine like stars」の方が好きです。
「higher than the sun」のプロデュースは the orb のアレックスパターソン。後半の転調具合はかなりハマる。日本の猛暑だったらヤク中でなくても軽くいける。
「shine like stars」は波の音がしたりオルガン?とチャカポコリズムが奏でるとってもメローな曲。ボビーさんのべちゃっとした歌声も良し。風呂上りにさっぱりして星でも探そうかってかんじのチルアウトな1曲。
トニーマーティンがどこら辺をやってるのかはいまいちわからず。
一度虜になれば癖になって抜け出せない。ジャンルもクソもなくうろうろしてこんなにおもしろくてハマれるバンドはなかなかないと思います。
・「まにマニ。」
このレコードにはほとんどなんだってある。ダンシーで、トリッピー。夢幻のサウンドが紡ぎだすのはマンチェスターの夢であり、イギリスの夢であり、世界の夢であり、ワイルドサイドを歩くみんなの夢であり、つまりあなたの夢だ。ゆえにこのアルバムはこの世で最も温かくて美しい。目をつぶり、耳を澄まし、流れに身を任そう。
・「永遠の呪縛」
呪縛って漢字で書くとめっちゃヘビーだな、と今思いました。呪って縛る。とてもヘビーです。確かに最高のアルバムです。何百回と聞き込みまくり、『ボビーになりてー!!』と思ったものです。でも、こういった最強のアルバムを出すと後が大変で、結局のところ、彼らは未だに新しいアルバムを出すたびに多かれ少なかれでこのアルバムとの比較をされてしまっているのです。それだけ彼らへの期待は高いわけですし、そういう歴史に名を残すアルバムを世に送り出せただけでもいいとは思いますが、そういう過度の期待の結果、次のアルバムではコテンパンに打ちのめされてしまい、バンド自体も数年間は停滞を余儀なくされてしまうことになったりと、このアルバムは云わば諸刃の剣みたいなものだったのかもしれません。各楽曲の評価は他の方々もなさっていますので、割愛。問題はアルバムとしてのコンセプト。ビートルズでいうならラバーソウル以前。なんかシングルの寄せ集めみたいな感じ?適当に曲作ってシングルにして出していたら、アルバム一枚分の曲が出来ちゃった。だから足りない分だけ曲作ってアルバムにしちゃおっか?わからないけどそんな感じ。逆に言えばぶっ飛びまくってたアシッドハウス全盛期のそういう『気分』みたいなものを感じずにはいられません。
・「Ready let's go」
リアルタイムに20代前半をサイケにこのアルバムと共に旅をしていた。クラブチッタのライブ(確かREMIX主催のオールナイトのイベントでもあった)あの夜は忘れられない。やっと日本にも波が来たんだって本気で嬉しかった。
LOADED のあのピアノのループの中に永遠に浸っていたっけ。永遠と音楽そしてつかの間のまやかしが味わえるとびっきりのスタッフでした。ありがとう。
このアルバム以後は僕はゴアトランス方面へ逝ってしまいましたが今聞いても本当にアンセムであります。
・「ラストにして最高傑作」
フリッパーズ・ギターの3枚目のアルバムにしてラスト・アルバム。これまでのネオアコ路線からうって変わって、全編に渡って大胆な打ち込みとサンプリング音源を使用したアルバムである。それにしても、プライマル・スクリームの「ローデッド」「カム・トゥゲザー」の影響はあるにしても、ここまでの作品を作り上げた彼らには本当に脱帽せざるを得ない。サイケデリックな音の質感もそうだが、このアルバムを特徴づけている要因の一つとして、小山田君の歌い方の変化が挙げられる。あんなに快活でポップな響きを持っていた歌がこれまでに無いダークなトーンで歌われていたり、小沢君の歌詞にしてもこれまで以上に諦念、焦燥といったキーワードを突き詰めた内容となっている。それが最も良く現われているのが「ゴーイング・ゼロ」「奈落のクイズマスター」そして「ヘッド博士の世界塔」の3曲だと思う。詳細は省略するが、この3曲を聞けばこれを最後に彼らが解散してしまったのも残念ながら納得せざるを得ないからだ。80年代に現われた「恐るべき子供たち」が最後に放った最高傑作。ちなみに、「ヘッド博士~」のラスト・パートのアイデアは後にコーネリアス自身が「69/96」「ファンタズマ」でも応用していることからも、このアルバムが彼にとって逃れがたいプロトタイプであったのかも知れない。
・「小沢も小山田も、いまだにこのアルバムを超えていないと思う。」
ありふれた言い方になるが、10代後半から20歳過ぎあたりの前後数年間だけに、とりわけリアルに感じられる倦怠感や憧憬、スピード感といった相矛盾する感覚を、途方もない密度と完成度で歌い上げてしまったのが、このアルバムだと思う。
前作とはうって変わって、サンプリングを多用しつつ緻密に練り上げた楽曲と、あえてスカしたところに、かえって甘やかさを感じさせる歌詞の双方が素晴らしく、リリースからすでに15年ほどが経った今も、このアルバムに肩を並べる水準のものは、ほとんど出ていないのではないか。
元メンバーである小沢と小山田の2人にしても同様で、ハジけまくっていた短い一時期を経て、内向性を強めつつある小沢と、渋谷系から一転、音色のマエストロ的な方向に突っ走りつつある小山田の、2人ともが、いまだに単独では『世界塔』を超える作品を作り出していないと思う。
どのバンドにしても、その内部の人間関係というのは不思議なもので、今、同じものを作れと言われても作れないだろうし、作りたくもないはずだが、当時はなぜかそれが出来てしまうような条件が揃っていて、それは同じ形では、二度とは戻らないということなのだろう。(なんだか書いているこっちまで、パーフリ調になってきた(笑))
その後の2人に共通するのは、「実は歌が下手」という自覚でもあるのか、歌える歌詞をほとんど、あるいは全く書かなくなってしまったことだが、もうすぐ40代を迎えつつある彼らが、これからどんな展開を見せてくれるのか、また、真に『世界塔』を超えたと言えるような作品を生み出せるのか、それなりに気になる存在であり続けることに変わりはないと思う。
・「発売当時は吐くほど聴きました」
自分の青春の一枚。色々とリスペクトしまくりなので当時から賛否両論いわれていたけど、このアルバムで小沢健二の紡ぐ歌詞は今読んでもなおスゴイ。もう発売から10年過ぎたというのに、今でも聞き返すことのできる名盤です。最近の音楽ってなんかブルーハーツまがいのキャッチーなメロコアバンドばっかりでちょっとねぇ...とか思ってる
フリッパーズギターをリアルに聴いたことのない世代の人に是非聴いてもらいたいと思います。
・「天才が一生に一度だけ作る事のできる名盤・・・」
このアルバムが発表されフリッパーズが解散した時、日本のロック/ポップスは終わった、と思った。いや、日本の音楽に夢を持てなくなる、と言った方が正しいかも知れない。まぁ、どっちにしても少なくとも今後10年間これ程までに私を夢中にさせてくれる音楽と出会う事はないだろう、と漠然としながらも確固たる想いが私の胸に湧きおこったのは事実。これが91年当時の私の素直な感想、嘘偽りの無い正直な想いだった。
そして90年代の邦楽は悲惨を極めた。全ては歴史が証明している。
日本のロック/ポップスは「J−POP」という適当で曖昧な名称で一緒くたにされ、輸入盤専門店だったタワレコも資本の波に逆らう事ができずに「J−POP」を店頭に並べるようになり、その「J−POP」はフリッパーズの幻影を追い求める「渋谷系」と、あくまでビジネスライクに徹する「AVEX(&KT)」勢との覇権争いになるも、「渋谷系」は音楽好きを対象に「聴きたい奴だけ聴けばいいさ」と至ってクールな姿勢を崩さなかった代わり、「AVEX」勢は音楽に興味のない一般層をマーケティングの対象として戦略を展開する。その結果、小中高生はおろかイイ年こいたオトナまでもを取り込む事に成功する「AVEX」勢。そんなカネの亡者とも言える「AVEX」勢に、ビジネスライクに徹しきれず音楽に純粋すぎた「渋谷系」が覇権争いで敗れるのは当然と言えば当然。こうして「AVEX」帝国は誕生し一時代を築く事となる。ただ、これは時代を象徴する出来事であって「渋谷系」を責める事は出来ないし、もちろん「AVEX」勢を責める事もできない。時代の波に立ち向かう事のできる救世主を失った後のマーケットが只単に資本の手に委ねられただけ、なのだから。
当時、このアルバムを初めて聴いた時の衝撃をどう説明すれば良いか・・・。グルーブチューブを録音した際にフリッパーズは「これで天下取った!」と発言したそうだけど、これは奢りでも何でもなく正直な気持ちだったんだろうと思う。だって、この曲を越える曲なんて当時考える事も出来なかったしね。世間的にはどうか知らないけど、このアルバムで間違いなくフリッパーズは「天下を取った」のだと私は確信している。それ程までに、このアルバムには「特別な何か」が孕んでいたのだ。この時、間違いなくフリッパーズの二人は「天才」だったのだと思う。
たまに、フリッパーズは何故解散したのか?と想いを馳せる事がある。そんな事に何の意味もない事は分かっている。でも、もしフリッパーズが解散しなかったら日本の音楽はどうなっていたのか?、歴史はどうなっていたのか?、なんて一人妄想するのも悪くない。だって、多くの音楽リスナーにとって興味深い事だろうし、まぁ、何と言っても単純に楽しい。そして、結論。多分フリッパーズの二人はこのアルバムを越えるモノを作れない、と諦めたんじゃないかな。なんて、そんな結論に落ち着きつつある。えっ?、そんなバカなって?。分かってる分かってる(笑)。だけど、試行錯誤の末に一番納得できた回答がこれだったのだ。そう結論付けた方が気持ちよく全てを納得できると思わない?。フリッパーズギターを愛する一人の人間として。
・「憧れのオシャレさんでした。」
パーフリの心臓は小山田君のヴォーカルで、頭脳は小沢君のワーズと云ってしまうといかにもでどーもスイマセン。「グルーヴ・チューブ」は90年代前半を象徴する楽曲です。
●BGM
・「自信作」
人気のピークに商業的に成功し得ないアルバムを作り,それが後で最高傑作であるとしっかり認められる辺りが彼らの非凡さの一端を示している.人気が爆発しているのにマーケットを無視し,自分達の音楽を追求した彼らの自信と才能を感じさせる作品.
・「リマスター/リマスタリング→購入する価値あり」
「リマスター/リマスタリング」という言葉を聞いても、あまりこれまで気にしてきませんでした。「どうせピークぎりぎりまでゲイン上げて、ノイズがちょっと減るくらいなんでしょ?」というのが理由です。が、しかし。偶然手持ちのUC.YMOを聴いて、最近リマスターされた音源の「音質がぜんぜん違う」ことに気づきました。これまでUC.YMOを含むベスト盤は、未発表音源しか聴きませんでしたので、既リリースの音源の音質が改善されていることには全く気づきませんでした(購入後、約3年経過しています!)。手持ちのYMOのオリジナルアルバムは、アルファ(東芝EMI)から1998年にかけてリリースされた紙ジャケ・ピクチャCD仕様(ALCA-5214〜ALCA-5226)のものだったのですが、どうやらこの翌年リリースされたものからは細野さん監修のリマスター音源を使用しているようです。
試しにBGM,technodelicを購入し、聴いてみましたが、これまでのものと全然音質が違いました。音が厚く、微細な音もクリアに聞こえます。これまで聴いてきたCDの音が薄っぺらく聞こえてしまう程です。多少、細野さん好みの音になっているような気もしますが、「細野さん好みの音がはっきりわかる音質になっている」ということなのかもしれません。この音質の向上は、音質にうるさくない人でも気づくレベルで、その差は歴然です。YMOに関してはこれまで様々な企画盤を買わされてきましたが、それらのどんなレアトラックよりも、オリジナルアルバムの音質改善はうれしいものです。YMOファンで、手持ちのCDの背が赤いものを持っている人は、買い換えても絶対損はしません。
昨年も各メンバーのソロなど、関連作がリマスターされて各社から出ており、今年もユキヒロ関連など、リリース予定があるようです。リマスターされたものについては順次購入していきたいと思います。
・「このアルバムが嫌いだった人、今一度聴いてみよう。」
中学生の頃、「テクノポリス」「ライディーン」の“ピコピコサウンド”で音楽に目覚めた自分にとって、このアルバムは失望そのものであったし現にここで一回ファンをやめている。その後、自分の音楽的嗜好がパンク・ニューウェイヴ/テクノから極北のノイズ/アヴァンギャルドにまでイッてしまい、煮詰まっていた38歳。ふとレコード棚からこのアルバムを出して聴いてみたところ、すっかりハマってしまい、まさしく毎日のBGMと化した。この歳になるまでに聴いて来た様々な音楽体験が方程式となり、難解なこのアルバムの謎を解いてくれた快感のようなものがあったのだ。発表当時このアルバムが嫌いだった人にこそ、今一度聴いてもらいたい。当時感じた失望は「あの当時、すでにこんなスゴイことしてたんだ!」という驚愕に変わるだろう。まさに刻を超えた名盤!
・「今だによく聞きます」
次のテクノデリックとジャパンのTIN DRUMは今でもよく聞きます、何十回、いや何百回は聞きました、今だに聞くたびに新しい発見や、聞こえなかった音が現れます、こんなアルバムは他にはありません、一回聞いていいと思ったのって、結構すぐ飽きちゃうんですが、最初聞いて理解出来ない方が長く付き合っていける気がします、上記3枚はまさにそれでした、中でもBGMは最初に聞いた時は1番理解不能でしたが、体が求めてしまうと言うか、中毒性がありますね、1曲目のBALLETは全YMOナンバーの中で1番好きです。
・「時代背景とClassics1」
問答無用の大名盤(LP1981年リリース、1999年リマスター)。当時の音楽としては、世界レベルで最先端に立った、日本初のクラシックといえる作品。語り尽くされた名盤なので、ここでは素人耳で聴いたリマスター後の特徴を以下にレビューします。・全般的にリズム系の音が太くなった・"Happy End" のくぐもった音が立体的になった・"1000 Knives" が、インダストリアルのような迫力になった・"Loom" の水滴のような音がしっかり聴こえるリマスター効果抜群! おすすめです。余談ですが、時代背景から考えると、この作品が81年にリリースされたのは奇跡だと思います。「歌年鑑'81」という81年のヒット曲を集めたCDがありますが、そこに収録されている曲は "ルビーの指輪" "ギンギラギンにさりげなく" "大阪しぐれ"(イモ欽も・笑)…歌謡曲と、ニューミュージック(シティーポップ?)が中心という状況です。個人的にはアジア感も結構残っている年だったと思います。そんな年に出た、抽象的で暗く、世界でも最先端の「BGM」と「Technodelic」…1位を取れなかったとはいえ、「BGM」2位、「Technodelic」4位と、内容からすると意外とヒットしています。1981年は不思議な年だと思います。
●In the Court of the Crimson King
・「もはや語るべきことなど無いが」
ついに出た羨望のCDと言えよう。現在ではあまりに高騰した感のあるアナログ盤オリジナル1stプレスですが、初期のアイランドレーベルはプレスが非常に悪く、音質的に満足できるモノは現在ではほとんど無いのではと思われます。その点、今回のオリジナルマスターによるCD化は、ほぼ完成した感のあるデジタルリマスター技術も相まってオリジナルアナログ盤をついに凌いだ(?)・・・とも言えるのではないだろうか。高品位なCDPでの再生が条件となるが、安価なCDPでも大きな遜色なく聴けるのがCDの利点。ソフトの価格もリーズナブルで◎やがてSACD化されるのも遠くないと思われるが、そうなればアナログ盤は確実に過去のモノとなるだろう。自分的には「グッドコンディションの“宮殿”を探す日々はこれで終わった」と思っております。
・「2枚目の宮殿」
2枚目のCDです。正直言うと、何枚も同じCDを買う人の気が知れなかったんですけれど、これを買って納得しました。音質が素晴らしい。21世紀の精神異常者のイントロのノイズがはっきりと聴こえますし、マイケル・ジャイルズのドラムは今までのCDではぼやけていた部分がクリアに聴こえます。あと、何だかよくわからなかったムーンチャイルドの後半部分もしっかりと聴こえます。それが、このお手頃価格。付属の解説書も、英語が読めれば、色々と付いているLP発売当時の雑誌等々の切り抜きも楽しめると思います。 混沌の始まりを想起させる21世紀の精神異常者に始まり、一転して穏やかな表情を見せる風に語りて、静まり返った美しさを湛えるエピタフ、幻想的なムーンチャイルド、アルバムのラストを飾るに相応しい荘厳なクリムゾンキングの宮殿。 クリムゾンの古いCDしか持っていない方にも、これからクリムゾンを聴いてみようと言う方にも、お勧め出来るアルバムです。
・「クリムゾン・キングの宮殿。」
プログレってジャンルを知りたい人、入門したい人には最初の一枚に是非オススメ。1曲目「21世紀の精神異常者」でノックアウトされること間違いなし!実際僕がそうだったから。壮大な中にジャズの軽快さが入ってるこの曲は無条件でノレます。そして2曲目はフルートが美しく日曜の昼下がりにでも聞きたくなる「I Talk To The Wind]。3曲目は哀愁漂う「Epitaph]。4曲目は迷路に迷い込むように世界観に引きずり込まされる「Moonchild]。そしてラストナンバーは一気に心を解放してくれる「クリムゾン・キングの宮殿」。
最高の物語です。
・「CDは2005年以降で」
pink island盤も入れて比較しました。2点のアナログ 日本盤P10115A(リイシュ-) UK盤ILPS9111(マト2/2)3点のCD 1990バージンジャパン 2003紙ジャケ日本盤 2005US盤 アナログ音源はCDに録音して使用。5つのスキゾイドマンをそれぞれ10分割し当家のオーディオで判定した。(アナログはSPU Classic、ラックスマン550という普通の組み合わせで再生しコンピュータに取り込んだ。) 音のクリアさにおいては2005US盤=UK盤ILPS9111>1990バージンジャパン=2003紙ジャケ日本盤(この2枚は同じものではないかと思われる)>日本盤P10115A。低音は2005US盤>アナログUK盤(僅差)>>>残りの3だった。定位に関しては2005US盤が優れていた。つまり2005US盤はオリジナルマスターテープを使用したとされるILPS9111とほぼ同様の音質であり高価なオーディオセットにも十分通用する音と考える。驚くことにP10115A UK盤ILPS9111の差がわからないという仲間もおり、おそらくコンピュータに付属するオーディオで楽しんでいるためだろうと思われる。私個人はMP3に落としてもこの二つのアナログメディアの差を感じた。結論だが、大きなスピーカのある方は2005年以降のCDで楽しむのがよいと思う。今回2005US盤を聴くまではUK盤ILPS9111(マト2/2)がもっともすばらしい音だった。そして2005US盤にフィルタリングの形跡(高音<低音)を感じるため現時点においてもUK盤ILPS9111がこのアルバムの標準的なバランスの音を提供するメディアと考える。しかし現在このLPを手にし鑑賞するのはかなり投資が必要であり2005年US盤こそが全世界的標準音質と考えて良いだろう。今後フィルタリングを施さずにオリジナルマスターからCD化されればもはやバージョン更新の必要はないだろう。
・「待ちに待ったオリジナルマスターの素晴らしさに興奮!」
内容は、ビートルズの「アビー・ロード」をヒットチャートから引きずりおろした事が物語っており、あらためて言う必要は無いでしょう。問題は、ヴァージンの倉庫から発見されたオリジナルマスターの素晴らしさです!まず、冒頭のスキゾイドマンの出だしから、SN比が高く、個々の音の分離が良く、綺麗に聴き分けられるのです。従来盤の音の塊であったものが、エネルギー感を損なわずに聴く事ができるのには、正直言って、これ程凄いとは思いもよりませんでした。しかもCDレーベルは、マニアには伝説の初版LPのピンク色!憎い心配り。聴き始めたら、最後まで身動き出来ず、全神経を耳に集中しました。24ビットHDCD規格なので、いずれ、SACDも出るのでしょうね(SACDマスタリングなのですから)。でも、今は、このCDで満足です。SACDが出れば、きっと買う事になるでしょうが。 素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!
・「アナログだからこそ」
moog,arp,ems,korg,rolandなどサンプリングではないシンセサイザーが図太い音を奏でます。モノフォニックが当たり前で、電子音が当たり前だった時代、彼らの音作りは衝撃的でした。ヴィジュアル的にも世界に与えた影響は大きいものでした。ADSRをつまみをひねって調整し、一期一会の音に賭けた時代のの傑作です。
・「クラフトワーク入門」
知名度がある「Robots」はもちろん良いけど、このアルバムでは「Spacelab」「Metropolis」をぜひ聴いていただきたい。「宇宙研究所」「メトロポリス」と言うある種ベタなイメージの曲ではあるけど、未だこれらを超える古き良きSFの世界を表現した楽曲を聴いたことが無い。インストでアナログシンセの音が堪能できるし、何よりメロディが美しい!ポップだけど、どこかドイツ的な構築美が見えて美しい。他の曲も全て良く、全く捨て曲が無い。曲数は少ないけど、その分何回でも繰り返し聴きたくなる。そんな傑作。
・「テクノとは。」
テクノのイメージの全てがこのアルバムにある。しかし、ドイツ語で聞いてこそのKRAFTWERK。ドイツ語では、We are the robots.が字余り気味になるのが良い。"ドイツ語はとっても機械的な言語なんだよ" ラルフ・ヒュッター
・「ジャーマンプログレッシヴロック」
なんて当時は呼ばれていましたね、クラフトワークは。だから彼らのことをテクノポップと呼ぶ人を見ると???。当時のことを知らない人のために簡単に説明しよう。テクノポップなる言葉は、YMOを筆頭とする日本のバンドにつけられたもので、そのYMOが大きな影響を受けたバンドとしてマスコミが紹介したのがクラフトワークなのだ。だから彼らもテクノ扱いされてしまったが、アウトバーンの頃は誰も彼らのことをそう呼ばなかったことを声を大にしていっておこう。従ってリアルタイムで追っ掛けている自分には、どうしてもテクノポップという言葉はなじめない。まぁ、どう呼ぼうとその人の主観なのでいいんですけど・・・・。確かにデビューの頃の難解さは影を潜め、聴きやすくはなっているね。ディスコでも彼らの曲がかかったそうだからリズミカルでもあるという事だろう。収録曲全部彼らの代表曲といっていいくらいの傑作ぞろいである。日本のPーモデル(だったっけ?)も.#4をカバーしていたっけ。とにかく聴いてみてください。
・「ゲルマンテクノ」
テクノポップの先駆け的グループです。YMOもかなり意識していたようです。ヴォーカルにイコライザー、そしてシンセサイザーと直結させることで創り上げる、彼らが言うところのヴォイス効果にしても、ある意味で初期のような不自然さは見受けられません。音楽的には、イージーリスニングの部類にはいるのかもしれません。ジャッケットの写真のインパクトがあり、ビジュアル的にも洗練されたものがあります。落ち着いた感じで、聴けます。
・「Suedeの原点」
偉大なバンド「Suede」のファーストアルバム。彼らの持つ毒性が見事に表現されている作品です。
同性愛、近親相姦などの危険なキーワードが彼らの作る独特のメロディに載る。これらが見事に絡み合って、中毒性の高いSuedeの「音」になります。この、絶対に彼ら以外には誰も出せないSuedeの「音」は必聴です。ぜひ彼らの毒を味わってみてください。
・「煌びやかなロック・スター」
世代的には私よりもずっと上の人々が熱狂しただろうバンドなのだが、その眼の眩むようなきらめきには時を経てなお感動させられた。切ないほどに痛々しく、刹那的な美しさを散りばめた言葉と音の数々、剥き出しの、暴力的な程の若さ、そして退廃、刺激的なイメージ…。ロックンロールに必要な全てのものがここに凝縮されていると感じた。
何より特筆すべきなのは、彼らのとにかくグラマラスな印象だろう。ブレット・アンダーソンの特徴的な歌声と、バーナード・バトラーのギターサウンドのエロティックな絡みは、言葉にし難いものさえある。ギターが歌っている、などと感じたのは、このアルバムに収録された「ザ・ドラウナーズ」という曲が生まれて初めてだった。
今でこそ死語になりつつあり、そう呼べる人々も少なくなりつつあるが、まさしくスウェードは、「スター」と呼ぶに相応しいバンドであると、このアルバムは感じさせてくれる。
・「涙の遅咲き。」
93年発売のスウェードのデビューアルバムですね。三平にとっては人生10枚に入るかも知れないナイスなアルバムです。何歌ってんだかよくわかんない女みたいなヴォーカルに(笑、妖しくも美しいメロディ、情念のこもったギター。初期スウェードの骨子はヴォーカルのブレッド・アンダーソン、そしてギターのバーナード・バトラーの掛け合いのようなギター&ヴォーカルのからみに尽きます。ヴォーカルにクセがあるので、生理的にうけつけない人もいるでしょうが(三平はモリッシーがだめですね。)、もし大丈夫なら是非聞きましょう。
人間はいろいろなものが限界を超えるとゲロちんを吐きますが、美しさの限界を超えても吐くかも。「美しすぎる!ぼげぇー!」みたいな(笑という点からは「吐きまくりの一枚」と言えるでしょう。ジャンジャカ鳴らせばロックギターだと思っているロックキッズ達には必聴の一枚。美しくてエロいギターで漏らします。
ロックスター然りとしたヴォーカルのブレッドだけど、デビュー前は便所掃除のバイトをしてたところとかも、涙をさそってバンドの美しさに花を添えますね。デビューは27歳の遅咲きだし(笑
・「どエロ」
自意識過剰でナルシスティックで挑発的なロックスター(死語?)って、最近いませんよね?このSUEDEのブレットアンダーソン、まさにそんな人でした。アクターとオーディエンスの距離感がどんどん狭まっているような昨今、こんな毒々しくって近寄りがたいような人はもう現れないのかもしれません。パフォーマンスが「毒」ならば、この1stも見事に「毒」な内容です。発売当時、ブレットが「大衆を堕落させたい」と言っていたとおり、歌詞は近親相姦やホモセクシャルなど、タブーを連発。(「陵辱」なんて和訳詞、見たことありますか?笑)そんなエロ歌詞にエロい曲調が乗っかるもんですから、聴くほうはもうたまりません。ガクガク腰がくだける感じがします。この頃のツアー映像を見たことがあるのですが、聴衆のカップル(?)が人目もはばからずに抱き合っているシーンが映っていました。そんな気持ちになるってことが妙にうなずけてしまっていた当時の自分は、やっぱり立派なSUEDE中毒者だったのでしょう。ちなみにこの頃の初期SUEDEのCDジャケット、イエローモンキーのアルバム「SMILE」がパクってます。吉井和哉もSUEDEのファンであると公言していました。いずれにしても華々しかった90年代英国ロックの偉大な遺産のひとつです。歴史を辿るにも避けては通れない作品だと思います。
・「聴かずに死ねるか?」
今から10時年以上も前にリリースされた、SUEDEのデビューアルバム。そもそも、彼らはデビュー自体が衝撃的だった。ゲイの様な出で立ち、発言、そしてそれは彼らの音楽にも反映された。が、実は、ある意味では凄く男らしい部分もあった。ブレットの艶のある、妖しく裏返る声と、バーナードのノイジーでラウドなギターは、時に、殴り合いの喧嘩をしている様にも聴こえる。(実際にこのアルバムの後、二人の仲がおかしくなっちゃったけど)これは、そんな彼らを語るに必聴なアルバム。やっぱり、SUEDEとは、しなやかで妖しい耽美さ、破壊的で退廃した荒々しさ、正に「LOVE&POISON」なバンドだった。
・「タイトルのないアルバム」
邦題「レッド・ツェッペリンⅣ」と呼ばれているこのアルバム。実は、公式にはタイトルの存在しないアルバムである。
それまでのレコード会社のシステムに辟易していたメンバーは、前作「Ⅲ」で受けた酷評を克服すべく、全精力を注いでこのアルバムを作った。
更に、メンバーはアルバムジャケットにも徹底的な拘りを見せた。
CDには曲名などの表記が入っているが、1971年のアルバム発売当時は、ジャケットの何処にも一切の文字が入っていなかった。バンド名も、アルバムタイトルも、ジャケットの背にも、その上、当時所属していたアトランティック・レコードのレーベルマークでさえもこのアルバムには印刷されていなかったのである。
中にある歌詞カードにも、曲名こそあるが!、作詞・作曲者、メンバーの表記は一切なし。歌詞もロック史に残る名曲「天国への階段」1曲のみの記載。これは、バンド名や知名度で自分達の音楽を見て欲しくないと言うメンバーの意思表示の表れだった。
サウンドは、「Ⅰ」「Ⅱ」で見せたハードロックへの回帰を入れつつ、
リフを中心とした骨太なサウンドに変化を遂げた。更に、「Ⅲ」で見せたアコースティック・サウンドを更に発展させ、独自のツェッペリン・サウンドを作り上げている。
これ以降、ツェッペリンは、独自のサウンドを突き詰めていく事になる。それは、70年代を象徴する脅威のサウンドの幕開けでもあった。
今回のリリースは、98年にもあった発売当時のレコードのアルバム・ジャケットをCDサイズで忠実に再現したもの。もちろん、アルバムには一切の文字は入っていない。これにはないが、からくりがあったアルバム・ジャケットは(「Ⅲ」「フィジカル・グラフィティ」など)そのからくりも再現されている。
・「「天国への階段」収録の最高傑作」
71年発表、レッド・ツェッペリンの傑作4thアルバム『レッド・ツェッペリン IV』。70年代ロックを代表する歴史的名盤の一つである本作はハード・ロックの傑作と認知されていますが、厳密にはただのハード・ロックではありません。「天国への階段」や「カリフォルニア」を聴けばよくわかるように、トラッド、フォークといった面が本作において大きな役割を持っています。ロックと他ジャンルの融合。これこそ本作が専門家から高い評価を受け、今なお永遠の名盤として語り継がれている理由の一つです。
ハードなギター・リフが炸裂する名曲「ブラック・ドッグ」。テレビでもよく耳にする“いかにも”ロックな「ロックン・ロール」。フォークとエレキが完璧に融合した永遠の名曲「天国への階段」(ここで聴けるギター・ソロはギター史に残る最高の名演の一つ)。カントリー・テイスト溢れる「カリフォルニア」。最後は、ここでもリフの天才ジミー・ペイジが大活躍する「レヴィー・ブレイク」。
全編通して非常に完成度の高い作品です。
また、ここで少し付け加えておきたいのが、「ミスティ・マウンテン・ホップ」から旧B面であるという点。おそらく、本作を聴く人の中には“洋楽を聴き始めてまだ間もない”という方も少なくないと思いますので、一応説明しておきます。80年代半ば以前の作品の場合LPで発売されたため、大げさに言うと“A面で一旦終了する”といったイメージで作品が作られていることが多いです。これもその典型で、アルバムの流れを考えると最後に来るべきはずの「天国への階段」がラストでなく4曲目に入っているのは、そこが“A面のラスト”だからです。
大体の場合、40分の作品なら半分の20分位までがA面です。今後、60年代や70年代の作品を聴くときに少し意識してみて下さい。完成度の高い名盤になればなるほど、それが意外と重要になってきます。
・「神秘的」
LED ZEPPELINの4枚目の作品。楽曲の前にこのジャケットはロック至上もっとも印象に残るジャケットではないだろうか?文字が書いてないのだ。あえて題名をつけなかった作品としてある種神秘性をもっている。といってセールス的に売れなかったのかというと、アメリカだけでも2300万枚を売り上げているモンスターアルバムだ。さて中身は「天国への階段」が有名だが、1〜4のA面、5〜8のB面それぞれに起承転結があって聴くものを飽きさせないし、陶酔させてくれる素晴らしい完成度だ。シンプルで豪快な1stや2ndと比べると、おとなしくなった感は否めないが「限りなき戦い」や「カリフォルニア」など前作のアコースティックな流れを昇華した素晴らしい曲もあるし、「レヴィー・ブレイク」のようにどこか屈折した中にもドラムとギターが響き渡る名曲もある。
個人的にはこの作品がLED ZEPPELINの最高傑作だとは思わないけど熟練した楽曲、題名をつけなかった精神も合わしてロック史に残る名盤だと思う。是非どうぞ
・「懐かしい・・・」
ZEPで初めて聴いたアルバム。中学2年生であった僕がグッときたのは何故か「限りなき戦い」。その後、高校2年生頃にはロックNO.1アルバムになってました。何故なら、全曲が大好きになってしまっていたから。15年経ってみると、結構POPな所もあるアルバムかな、と思います。今は、ロックは殆んど耳にしなくなり、ここ7、8年はブルーズにひたりっぱなしですが、時々、どうしても聴きたくなる魔法がかけられたままになっているアルバムです。
・「ロックの実力を証明し得る傑作」
①「Black Dog」、②「Rock And Roll」、④「Stairway To Heaven」という著名な3曲を含むことで、Zeppelinの代表作として挙げられることの多い4作目。確かに本作の楽曲はどれも奇跡的に素晴らしい。が、注目して欲しいのは「Stairway To Heaven」の最後で "To be a rock and not to roll." と言い放った事だ。この時から、彼らは他の数多の"roll"するロックバンドと同じ地平を離れ、ロックというスタイルの中で、軽々しくrollしない絶対的な存在感のある音やリズムの追及を始める。彼らの試みは後の『Presence』で完結するが、rollしないロックを高らかに主張し始めたという点で、本作の価値は極めて高い。
…ま、そんな小難しいことを考えずに、本作を何度も聞き込んで欲しい。音の存在が手に取るように感じられ、それが目に見えるようになったとき、あなたもZeppelinの偉大さに気付くと同時に、Zeppelinフリークになっている筈だ。
・「名盤」
MUSEのなかでもこのアルバムは最高だと思います。下の方達のようにうまく説明は出来ないですけど、とても中毒性のあるアルバム。何回聴いても飽きない。 マシューの細い体から溢れる歌声とギターの凄まじさ。3ピースとはとても思えないこの迫力とドラマティックな展開。とてもロックなアルバムです。個人的には「シチズン・イレイズド」が特に好きです。脳にガツンとやられます。
マシューの歌声を聴いていると何故か涙が出そうになります。特におすすめしたいアルバムです。
・「西洋近代音楽 meets Rock」
バロック様式の大伽藍を思わせる、豪華絢爛で重厚なサウンド、さらに、扇情的なヴォーカルやドラマチックな展開が相まって、退廃的な美を湛えた音世界が現出する。
サウンドの核の一つは、フロントマンであるマシューのピアノ。彼は幼少の頃からピアノを習っていたというだけあって、このアルバムも、J.S.バッハから、ラフマニノフなどのロマン派まで、様々なクラシックからの影響が感じられる。
クラシックとロックの融合など、使い古された方法論だが、実際にそれをここまでのレベルで成し遂げたバンドは稀有な存在だ。
麻薬的な魅力を持つ傑作。
・「耽美な激情迸るロック・オペラ」
現在のUKシーンにおいて最も異彩を放ち、絶対に真似のできない独自の世界を築いているバンドといえば、間違いなくこのMUSEだろう。デビューの時点で既に特異な存在感を濃厚に放っていた彼らは、01年リリースの今作にて完全に別の地平へと遷移した。
一言で言うなら「過剰」。爪弾かれる妖艶なピアノの旋律へ、地鳴りの如く襲い掛かるへヴィ・メタリックなギターが轟く"New Born"からして、何だかもう分けの分からないド派手さ。ギター・ベース・ドラムというシンプルな3ピースから成り立っているなどとは到底信じがたいようなドラマティックな音の洪水。何とも言えぬ憂いを背後に従えながら、叙情の奔流を横溢させていくその様は、さながらロシア古典派の協奏曲のようである。そしてこうした過剰なメロディや、時としてほとんどへヴィ・メタル然とした激しいインストゥルメンタル群の狂騒を、全くクドさを感じさせずに纏めあげてしまうマシュー・ベラミーの声の素晴らしいこと。
叙情、耽美、ブルース、へヴィ・メタリック、クラシック、そうした全てを飲み込んで奏であげられる途轍もないロック・オペラ。異常に濃い中身の詰まった、名盤である。
・「ロック馬鹿一代(?) 自覚してんだか無いんだか…」
1stも勿論いいアルバムだった。ただ、物足りなさも否めなかった。行儀良すぎというか…ただ、ライブは凄い!との評判(残念ながら未だ観れてない…祈・北海道上陸!)から、何れは…それをそのままスタジオ録音盤に焼き付けてくれるのでは、と期待していた。先行シングル“プラグ・イン・ベイビー”が正にそうなっていたから、期待は確信に変わった。発売日が待ち遠しかった。で、ワクワクしながら聴いた本作。いや~…笑った笑った。我ながらどうかと思いつつも、笑えて仕方がなかった。但し、嘲笑・失笑に非ず。もんのすごいモノを目の当たりにして、圧倒されて、呆気に取られて思わず爆笑。そんな感じ。
今時こんなんアリか?!っつ~ぐらいの過剰さ。荘厳且つ華麗なフレーズ、重厚にして壮大な!スケール感。1stではレディオヘッドと比較されてたのに…ここでその対象はクイーンへと変わった(笑)
なのに。何故か古臭さは感じない。あざとさも、然り。これについては、うまいコト説明出来ないのが悔しいのだけど…それだけマシューの音楽に対する情熱・そして才能が凄まじいという事なのだと思う。にしても…曲タイトルが妙に単純なのが微笑ましい。ちなみに個人的ベストは“ハイパー・ミュージック”。
あ、そういやまだ最新作『アブソルーション』聴いてない…更にとんでもない事になってるやうで。早く買わねば!
・「星5つ以上は無いんですか」
本気ではまります。はまったら抜けれなくなります。聴いた方は分かると思いますが、とにかく最高です。普通あんまり自分に伝わってこない音楽ってあくまでBGMとして右から左へ流れていくものですが、これはそうは行きません。頭のどっかでつっかえるようなサウンドです。終わるまでmuseの世界から出てこられない恐れがあります。おススメは、文字通り無上の幸福に浸れるBLISS,スピード狂にはたまらないHYPER MUSIC,渋茶のようなFEELING GOODなどなど。
・「迸る熱情」
まず言ってしまおう、「凄まじい作品だ」。”スゴイ”のではなく、”凄まじい”。扇情的なセドリックの声、あらん限りの熱量を放出するオマーのギター、そしてジョン・セオドアのしなやかに爆ぜる破壊的なドラミングと、その神憑り的に高い個々の演奏レベルは勿論”スゴイ”のだが、The Mars Voltaという存在が吐き出したこの有機的な一枚の作品は、そうした表層的な面を遥かに超えた部分で五感を昂ぶらせ、内側から肉体を突き動かす凄まじさを持っている。
抽象的な物言いになってしまった。ここまで形容が難しい作品もまた、無い。総時間にして70分強。形式上いくつかのパートに分けられているものの、明らかにその楽曲は全てで一つのモノを形成している。蠢く轟音から一気に彼方へと飛翔する高揚感、直情的なインプロヴィゼーションからサルサピアノのチルな空気感まで、相当な物量を詰め込んだ楽曲群。にも関わらず、そこにあるのは研ぎ澄まされた鋭利な刃物を思わせる張りつめた緊張感、そしてあまりにも生々しい熱情。"The Widow"以降においては、さらに加熱・加速する音の化学反応をもう止められず、随所で核爆発を起こしながらクライマックスへと驀進していく。
1枚目もそのオリジナリティには目を見張るものがあったが、今作を聴いてしまうと、もう聴けない。あれはお遊戯だったのか。私は、ATDIをよく知らない。だから比べてどうこう言う人にはこういう風にしか言えない。「これを聴かないで死ぬのは勿体無いよ」と。
・「オマーの脳内音楽 フリーのおもしろトランペット」
はっきりいってファーストアルバムが驚くべき高密度、高次元、エモ-ショナルな素晴らしいロックアルバムであったので、2nd には大きな期待と同時に不安もありました。そんなことはこのアルバムを初めて耳にした時点で吹っ飛んでしまいました。超絶ドラミング、独自とも言えるオマーのハイセンス変態ギター(弾きまくってる 笑)、セドリックの素晴らしい歌唱力、それでメンバー全員で楽曲を高みまで膨らますテンション。ながーいインプロのような部分には彼らのライブでのサイケデリックかつ神がかり的な演奏の良い所をうまく作品の中に凝縮できているようにも感じました。 前作に続き、プログレ、ラテン、サルサ、ダブ等の音楽的要素は健在で、それらの要素を前作よりも生音を大事にして作られているような印象も受けました。(前作は楽器にいろんなエフェクトかかりまくってたので・・)ややノイズ、音響的な部分が多く感じられるが、ファーストが好きであれば問題ないと思います。(曲ホントながーいですが) 今のシーンでこれほどまで音楽的試行をして、尚且つ楽曲の素晴らしさも損なわず、メインストリームにいるバンドは他にはいないと思います。素晴らしいロックバンドです。個人的な意見ですが、もうちょっとラテンパートが聞きたかった。(ホント個人的・・)あと初めて聞く方は曲のまとまりが良いファーストをおすすめします。
・「才気煥発・爆ぜる熱情」
まず言ってしまおう、「凄まじい作品だ」。”スゴイ”のではなく、”凄まじい”。扇情的なセドリックの声、あらん限りの熱量を放出するオマーのギター、そしてジョン・セオドアのしなやかに爆ぜる破壊的なドラミングと、その神憑り的に高い個々の演奏レベルは勿論”スゴイ”のだが、The Mars Voltaという存在が吐き出したこの有機的な一枚の作品は、そうした表層的な面を遥かに超えた部分で五感を昂ぶらせ、内側から肉体を突き動かす凄まじさを持っている。
抽象的な物言いになってしまった。ここまで形容が難しい作品もまた、無い。総時間にして70分強。形式上いくつかのパートに分けられているものの、明らかにその楽曲は全てで一つのモノを形成している。蠢く轟音から一気に彼方へと飛翔する高揚感、直情的なインプロヴィゼーションからサルサピアノのチルな空気感まで、相当な物量を詰め込んだ楽曲群。にも関わらず、そこにあるのは研ぎ澄まされた鋭利な刃物を思わせる張りつめた緊張感、そしてあまりにも生々しい熱情。"The Widow"以降においては、さらに加熱・加速する音の化学反応をもう止められず、随所で核爆発を起こしながらクライマックスへと驀進していく。
1枚目もそのオリジナリティには目を見張るものがあったが、今作を聴いてしまうと、もう聴けない。あれはお遊戯だったのか。私は、ATDIをよく知らない。だから比べてどうこう言う人にはこういう風にしか言えない。「これを聴かないで死ぬのは勿体無いよ」と。
・「今年のベストアルバム」
星五つでも足りないというくらい素晴らしい。激しいナンバーもあれば、ゆったりと流れるバラードもある。ともかく、静と動の演出が巧い。80分近くある長尺のアルバムだがそれを微塵にも感じさせない。 どんな音楽にもジャンル付けされる昨今、このバンドはどこにも位置付けることが出来ない。パンク、ジャズ、フュージョン、サルサ、様々な音楽を取り入れつつ、それをMARSVOLTAという音楽に還元している。見事としか良い様が無い。その音楽の底辺にはポップという要素も含んでいるため、とっつきやすく幅広いリスナーにも届く堅苦しく無い世界をもっている。詩もとてもいいし、ジャケなどのアートにもこだわりを感じる。歴史に残る一枚と言っても過言では無いだろう。
・「神懸り的」
脳髄を引っ掴んで思いきり揺さぶるが如きリズム隊、まさに「エフェクターの兵隊で敵を攻撃する(オマー談)」変態ギタープレイ、そして遥か上空を飛翔する扇情的なセドリックの声。凄まじいの一言に尽きます。こんな作品にリアルタイムで出会えたことを誇りに思います。
・「究極音質のリマスター版。買い替え必須」
アナログ版から数えて、本作を買い換えるのは4回目。1994年度のリマスター版もかなりいい音だったので、これ以上の改善は無理かと思いつつも、今回(2003年度)リマスターを聴いて驚き。音のクリアー感と広がり感が増し、イエスの演奏のすごさがさらに強烈になった。Close to the edgeのイントロの水の音、Siberianの出だしのギターの音を聞けば、いかにこのリマスター版の音がいいかが実感できます。
イエス・ファンで長年聞き込んでいる方も、今回のは買い替え必須です。
・「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」
片手にジャケットを持って、ジャケットを眺めながら聴くのがよいでしょう。間違っても、歌詞とにらめっこはしないこと。訳詞を読んでも意味不明ですし、歌の内容がわからなくても、イエスを聴く上でちっとも障害にはなりません。曲を演奏をサウンドを楽しむことが大事です。ジョン・アンダーソンの声もサウンドのひとつとして楽しむべきです。
・「買って損なし!!!」
この歴史的名盤の内容をとやかく言う必要はないだろう。要は既発盤を持ってる人が買い直す価値があるかだ。私が持っている日本盤(32XD-532)と聴き比べてみた。まず全体の音量は今回のリマスター盤の方がデカイ。導入部のせせらぎなど聞こえ始めるのがおよそ10秒も早かった(1万円以下のCDウォークマンで試聴)。その分、音の分離がはっきりしレンジも広くなった感がある。以前からこのアルバムでのビル・ブラフォードの音量の比率が他のパートに較べて抑えめにミックスされたように思っていた。今回もそれは変わらなかった。あくまで個人的印象だが、本来はもっと固い音で叩く人のように思う。どうだろう。ボーナストラックに関しては、サイモン&ガーファンクルのカバーなどシングル2曲に2,3のオルタネイト。6はジョン・アンダーソンの鼻風邪声バージョンとして聴くと面白い。また8分過ぎに入る逆回転のようなフレーズはかなり新鮮だった。未発表バージョンは、リック・ウェイクマンのキーボードがオリジナルに較べてかなりダサいのもまた一興。本編の完璧さ知るにはいいかもしれない。
・「これぞプログレッシヴロック」
この「危機」という作品を聴き終わった後の感動は、まるで山の頂上に到達し、素晴しい景色を見ているときのような感覚に似ている。 「プログレッシヴ・ロック」は、今となっては様々な形に変化し、拡散しているが、いつ聴いてもこのアルバムは、聴くごとに新しい発見を与え、いつまでも新鮮で飽きさせることがない。
この一枚で、他のプログレグループには無いわかりやすさと素晴しさで、プログレッシブ・ロックの素晴しさを教えてくれる。 このアルバムこそ、真の「プログレッシヴ・ロック」を歴史に築いた決定盤であることに相違はない。
・「リマスター最高」
危機はLP盤、初回CD盤、紙ジャケリマスター盤と買い続け今回が4回目の購入ですが、興味深い貴重なボーナストラックと、表題曲のSE部分や「同志」のスティールギターの最後のグリスアップまでクリアに聞こえる手をかけたリマスターなど、買って損のない内容です。私自身は大満足でした。Rhino万歳!
●LIFE
・「続く、ということ」
アルバムタイトルの「ライフ」について小沢健二はこんなことを話していた。
『法律用語でライフ契約というのがあって。(中略)ライフっていうのを生命や人生とかじゃなくて、存続=あり続けるっていうのがかっこよくて、おお!って思って。在り続ける期間がライフだっていうのが凄くかっこよくて。やっぱライフって言葉凄いなあ、存続と訳しちゃうとさらにカッコイイ、なんて思って。』
このアルバムには何度も「続く」という言葉が出てくる。
『続いてくのさデイズ』(ラブリー)
『たぶんこのまま素敵な日々がずっと続くんだよ』(ドアをノックするのは誰だ?)
『そして毎日はつづいてく』(ぼくらが旅に出る理由)
etc...
また、「続く」と「過ぎる」というのは言葉こめられた感情はずいぶん違っていても現象としては同じことのように思う。
『過ぎていく日々を、踏みしめて僕らは行く』(いちょう並木のセレナーデ)
キャラバンが熱力学的に進んでいくように、毎日は、日々は美しく、無慈悲に、進んでいく。あっけからんとした無敵の幸福感と老人のような達観した視線。
『とてもとてもきれいな世界』(おやすみなさい、子猫ちゃん!)
続くことの歓びと、過ぎることの悲しみ、そして何より、それら自体が驚異的に美しいことであると謳う、最高の作品。
・「いつまでも、かわらないもの」
私はこのアルバム、10年以上聞き続けています。楽しいとき、寂しいとき、いろんな場面で私の傍にあった言葉と音楽。初めて聞いた印象と今まで変わらない自然で無理のない言葉と音楽。すごく不思議なアルバムです。オザケンさんは今はお話などを作っているようですが自分の好きなことだけを好きなようにやっている今のスタイルの原点にもなっているんじゃないかと私は勝手におもいます。
・「素敵な歌詞&MELODY」
小沢健二さん、最近あまりみかけなくて残念。CUTEな笑顔に正直な人柄...。生意気とも言われますが 素直な方だと思います。
この作品は 明るく元気な曲調のものが多く聴きやすいながら、歌詞が深くて考えさせられます。恋する気持ちや 忘れたくない一瞬を表した詩e.t.c...こういう表現が思いつくということがやっぱり天才、と思ってしまいます。そう感じても言葉でうまく表現するのは 難しい!何度も共感しながら聞いた思い出の名アルバムです。
・「90年代における一つの奇跡」
もはや、説明不要の名作。今では考えられない事だけれど、当時はテレビをつければ必ずと言ってよいほど彼に会うことができたし、その独特なキャラクターによって、あっという間に文字通りの王子様となり、紅白出場歌手にまでなってしまったのだから・・・。にしてもこのアルバムの持つ圧倒的なまでの包容力、高揚感は何時聞いても本当に凄まじいものがある。それは当時だって、今だってずっと変わらない。⑤での永遠なる多幸症状態から、一気にクールダウンして⑥が始まるところなんて何時聞いても本当にゾクゾクさせられるし、名曲中の名曲である②でのあまりにも眩い世界観といい、まるで、自らのその後を暗示するかのような⑦など、一種の儚さを含んだ上での幸福感がまたこのアルバムを特別なものにしているように思う。1回聞こうが50回聞こうが変わらずに圧倒し続けてくれる数少ないアルバムである。 この頃の彼が「刹那」だったのかなんてことはどうでもいい。ただ一言、小沢健二及びこのアルバムが90年代における一つの奇跡だったことは間違いない。
・「90年代J-POPの最重要アルバムの一つ」
今更オザケン・・・?だなんて思わずに、まずは聴いてください。自分もそう思っていた一人ですが、今や何物にも換えがたい愛聴盤になってしまいました。
1曲目の「愛し愛されて生きるのさ」から、もう得体の知れないプラスのオーラが出まくり(否、躁)。「ラブリー」は7分19秒もある大曲ですが、反復しながら広がっていくメロディー、嬉しそうに弾んだ音、詞の世界にすぐに引き込まれるので、無問題。リズムに乗って踊りましょう。
そしてずっと飛んで(その間も名曲揃いですが)、「ぼくらが旅に出る理由」。秋晴れの日の正午にぴったりな、本当に切ない一曲です。この曲を聴いている間だけは、世界が無条件に輝いて見えます。歌詞も素晴らしい。
“そして毎日は続いてく 丘を越え僕たちは歩く 美しい星に訪れた夕暮れ時の瞬間 切なくて切なくて胸が痛むほど”
メロディーとともに口ずさむとその真価が分かるでしょう。まさに「歌詞」。自分が最も愛する曲の一つです。
言い足りない事がまだまだたくさんありますが、個人的には「ライフ」はマイラバ「evergreen」、ミスチル「深海」と並んで、90年代J−POP最重要アルバムの一つだと考えています。
●原子心母
・「もしも私が列車なら遅れてくるだろう」
↑収録曲”IF”の一節ですがなかなか心に沁みます。この曲から始まる、アナログ盤で言うところのB面が特に好きです。ふわふわしたうつろな、徹夜明けの日曜の朝みたいな幸せな気分が味わえるいいCDです。この喪失感みたいな気分はどう書いて良いのかわかりませんが、現実逃避できて、とても気に入っています。歌詞もそんな気分に拍車をかける感じで大好きなので、ぜひ日本盤で聴いてほしいと思います。音楽に何を求めるかは人によって違うと思いますが、逃避型の喜びを求める人にはぴったりです。おすすめします。
長いタイトル曲については、若い時分、「なんじゃこのクラシックの出来損ないみたいなのは」なんて思ってましたが、今聴くとどうしていいメロディがたくさん含まれていて、とばすのは勿体無いです。あと余談ですが、日本盤CDにオマケでついている、収録曲”アランのサイケデリック朝食”の献立表カード(!)は、何に使ったらいいのか不明ですが、ちょっと嬉しい一品です、かな?
・「シンフォニック!」
A面全てを使った、6楽章からなる表題曲の圧倒的な構成力が、この後のフロイドの代名詞になる。映像的なイメージを喚起させ、スケール感が抜群かつシンフォニックで素晴らしいのだが、B面の、各メンバーが提供したメロディの美しさが光る小品集は、ムーディで各人の個性を生かしたプロダクションが最高で、これまた素晴らしいのだ。アコースティックな“イフ”の病み方の「美」、あまりにも涼しい“サマー’68”など、ポピュラリズムも兼ね備えている。このポピュラリズムが、フロイドの傑出した才能で、人々に圧倒的に受け入れられていった最大の理由だと、僕は思う。
・「プログレの夜明け」
LP時代にレコードが針ですり切れて、音がカサカサになるまで聴いた。表題作「原子心母」はトランペットをメインとした激しい叫び、甘美なヴァイオリン、合唱団が醸し出す不思議な雰囲気。当時としては非常に斬新だったが、これでもロックなのだ。当時もてはやされたロックはツェッペリンやパープルなどのハードなものだったが、激しいリズムやギターテクニックよりも交響曲的な曲全体の精神性を求める方にはウケた。FM放送でも斬新なロックとして繰り返し流された。プログレッシヴ・ロックという言葉が一般的になったのはこのアルバム発売後くらいからだと思う。1970年代前半頃だった。この頃からイエス、クリムゾン、ELPも一つの時代を築いていった。原子心母はプログレの一つの方向性を明示した後、ピンクフロイドは名作「狂気」を完成させた。こういう背景を云々する以前に、プログレファンにはこの作品は理屈抜きで本当に楽しい。
表題作以外の曲も興味深い。「もしも」は鼻に空気がスカスカと抜けている様な声でギターをバックに穏やかに歌うが、暖かい雰囲気に満ちている。「アランのサイケデリック・ブレックファスト」は面白い曲だ。否、これを曲と呼べるだろうか。男が目覚めて顔を洗ったり、朝食を食べたりする場面の音が収録され、コーヒーがどうのとか呟いている。こんな状況が続く中に3曲の歌の無い短い曲が挿入されている。作り手がこれでも曲だと思っているあたりが斬新?だが、この曲は退屈だけど意外に楽しめる。
発売当時はLP1枚2000円から2500円に値上げされた時期でもある。当時の物価水準としては高かった。今はCDとしてこの価格で買えるのなら、興味のある方には是非おすすめしたい。
・「出産体験音楽」
私はロックは嫌いだ!!なのに木製レコードボックスの中には、「狂気」と「原子心母」のLPが大切にしまわれている。高校生の時に買ったものだ。部屋には「狂気」のポスターが貼ってあった。たしかプルシャンブルーの中に黒く鎮座するピラミッドの写真。どんなヤツだったんだ私。
その何年か後に、出産をした。陣痛が三日間続き、口から泡を吹いて、・・・結局帝王切開だった。全身麻酔とは、ふわふわした気持ちいいものと思っていたらとんでもない、頭の回転が次第に早くなり、「原子心母」が流れ出した。最初から最後まで。産声は聞いていないはずなのに、原子心母とリンクしていたような・・・。カッコイイとか、スゴいとかそんな安っぽい言葉では現せない、もっと神聖な音楽だったと思う。「だった」・・・というのは、もう何十年も聴いていないので。これを書いていて、CDが欲しくなってしまった。
追伸。買いましたよCD。懐かしいというよりは新鮮でした。これはロックではありませんね。タイトルも、エリック・サティの真似みたいだし。でもやっぱり出産を思い出します。その時の赤子がもう18歳。彼にはCDを聴かせていません。もしもこれを読まれたら恥ずかしいでしょう。'05.9.29.
・「あまり肩肘張らずに聴きたい作品」
私は長きに渡ってPINK FLOYDを敬遠していたが、意を決して、今更ながらではあるが、有名作である本作を聴いてみた。
私個人は、評判が悪いタイトルトラックに感動した。確かにクロスジャンルでもあり、万人が受け付ける種類の音楽とはとても考えにくいが、このグループやクラシックに何を求めるかによって評価は異なってくると思う。ちなみに私は、それほどクラシックに詳しい訳ではないが、交響曲はあまり聴かず、室内楽やバロックが好きである。
②③④は普通に名曲と呼んで差し支えないだろう。⑤については、曲自体はとても良いが、冒頭の、食べ物をグチャグチャ食べる音が効果音として入っているのは…?これもこのグループの味付けなのかも知れないが…
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