ロバート・ディルツ博士の天才達のNLP戦略 (詳細)
ロバート・ディルツ(著), 田近秀敏(監修), 佐藤志緒(翻訳)
「とにかく凄い!」「「戦略」をモデリングする。これが「天才」への道。」「モデルに親近感が持てません」
ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く (詳細)
リサ・ランドール(著), 塩原 通緒(翻訳)
「宇宙物理学の歴史と最新理論がたのしめる」「提唱者本人から聞ける幸せ!」「文系の人にも!」「自然科学で宇宙は理解できない」「文系読者も安心して楽しめる!」
Warped Passages: Unraveling the Mysteries of the Universe's Hidden Dimensions (詳細)
Lisa Randall(著)
「Violation of the Law of Conservation of Energy?」「必要とされる予備知識は?」「数式の無い専門書」「平易な表現ではあるが中身は難解」「ようやく和訳が」
リサ・ランドール異次元は存在する (NHK未来への提言) (詳細)
リサ・ランドール(著), 若田 光一(著)
「ハーバード大のリサ・ランドール博士はアインシュタイン以来の天才?」「物理学は本来、大衆のものであり学者のものではない。」「最新の物理学による次元論」「かたい話は抜きにして・・・」「これからの研究にさらなる期待」
Warped Passages (Penguin Press Science) (詳細)
Lisa Randall(著)
「Violation of the Law of Conservation of Energy?」「必要とされる予備知識は?」「数式の無い専門書」「平易な表現ではあるが中身は難解」「ようやく和訳が」
「反マルクス的唯物論的唯脳論」「唯脳論より少し難しいが・・・やはり、面白い!」「絹織物完成」「唯脳論発展編」「さすがの養老節です」
Handbook Of Quantitative Science And Technology Research: The Use Of Publication And Patent Statistics In Studies Of S&T Systems (詳細)
Henk F. Moed(編集), Wolfgang Glanzel(編集), Ulrich Schmoch(編集)
The Oxford Handbook of Innovation (Oxford Handbooks) (詳細)
Jan Fagerberg(編集), David C. Mowery(編集), Richard R. Nelson(編集)
Technology, Institutions And Economic Growth: , (詳細)
Richard R. Nelson(著)
The Elegant Universe: Superstrings, Hidden Dimensions, and the Quest for the Ultimate Theory (詳細)
Brian Greene(著)
「エレガントな読み物」「超ひも理論に一番詳しい本です」「理解」「超弦理論について知りたい人にお薦め」「究極理論に向かって」
The Trouble with Physics (詳細)
Lee Smolin(著)
The Physics Of The Early Universe (Lecture Notes in Physics) (詳細)
E. Papantonopoulos(著), Aegean School on the Early Universe 2003(著)
Science and Ultimate Reality: Quantum Theory, Cosmology and Complexity (詳細)
John D. Barrow(編集), P. C. W. Davies(編集), Charles L. Harper(編集)
利己的な遺伝子 <増補新装版> (詳細)
リチャード・ドーキンス(著), 日高 敏隆(翻訳), 岸 由二(翻訳), 羽田 節子(翻訳), 垂水 雄二(翻訳)
「読むのは大変だがおもしろい」「普遍の進化論」「自然界の美しさの理由」「統計的影響力を及ぼす複製子=遺伝子」「次の進化の行方は、、」
盲目の時計職人 (詳細)
リチャード・ドーキンス(著), 日高 敏隆(翻訳)
「説得される快感」「さすがDawkins」「最高傑作の進化論概説書」「ドーキンスに魅せられた方へ1」「ドーキンスに魅せられた方へ2」
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫) (詳細)
リチャード P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 大貫 昌子(翻訳)
「読まないと損をする自伝の傑作」「素晴らしい!!」「面白いだけの読み物ではない、でもやっぱり面白い」「卓越した科学者の楽しい人生」「ファインマンさん,大好き」
理工学系からの脳科学入門 (詳細)
合原 一幸(編さん), 神崎 亮平(編さん)
トンデモ仮説の世界―まだ9割の人がだまされている (詳細)
竹内 薫(著)
「相変わらずわかりやすい」「もっと深く踏み込んで!」
したたかな生命 (詳細)
北野 宏明(著), 竹内 薫(著)
「システム・バイオロジー格好の入門書」「ロバストネスとは何か?」「したたかさと脆さ」「生命だけではない「ロバストネス」」「肝心な点の議論が今一つ〜「99.9%の仮説」の一つ」
動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ (詳細)
池上 高志(著)
「刺激とチャレンジのある本です」「学問、思想もまた爆発である。」「魅力的、ただし途中から失速」
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (詳細)
竹内 薫(著)
「科学を正しく理解するための本」「常識教信者に読ませたい」「語り口で読みやすいです。」「子供と一緒に考えたい」「科学とは常に反証できるものである」
ホーキングとペンローズが語る時空の本質―ブラックホールから量子宇宙論へ (詳細)
スティーヴン ホーキング(著), ロジャー ペンローズ(著), Stephen Hawking(原著), Roger Penrose(原著), 林 一(翻訳)
「面白いが、誰のための本なのか?」「碩学の二人の講義ではあるが、無理して読むことはない。」
時空の幾何学―特殊および一般相対論の数学的基礎 (詳細)
J.J. キャラハン(著), James J. Callahan(原著), 樋口 三郎(翻訳)
「これいいです」「数学のりの特殊/一般相対論の教科書」
ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫) (詳細)
ロジャー ペンローズ(著), Roger Penrose(原著), 竹内 薫(翻訳), 茂木 健一郎(翻訳)
「待望の再刊」「ペンローズの分厚い本を読むべきか読まざるべきかの判断を助ける本」「便利な一冊」
・「とにかく凄い!」
本書はNLPの理論を駆使して、天才達がなぜ天才なのかを説明しています。
アリストテレス、ホームズ、ウォルトディズニー、モーツァルトの4人の天才について語っており、最終的には彼ら4人に共通する天才のパターンをまとめています。個人的には、ホームズのメタ認知のところがとても面白いと思いました。
NLPを学んでいるとスムーズに本書の内容に入れると思いますが、NLPを学んでいない方には見慣れない用語がたくさんあって読みづらいかもしれないので、「NLPの基本がわかる本」などを読んでから本書を読んだほうがいいかもしれません。
・「「戦略」をモデリングする。これが「天才」への道。」
本書は、思想・推理・エンターテイメント・芸術の分野から「天才」をセレクトし、彼らがどのように自らの五感や思考回路を駆使したかを解き明かしています。
そのキーワードとなるのが、NLPの根幹を成す要素のひとつである「モデリング」。本書におけるモデリングは、行動&能力レベルのみならず、信念・価値観&自己認識レベルまで含めた、奥の深いものとなっています。
まず、アリストテレスで、本書全体を通底するモデルを定義していきます。その上で、他の3人(シャーロック・ホームズ、ウォルト・ディズニー、モーツァルト)にモデルを適用しつつ、それぞれのユニークさと共通性を紐解いています。
他のNLP関連書籍と違い、テクニックが満載!というわけではありませんが、NLPを学んでいる人にとっては、NLPを自分の生活にどう落とし込むか、いいヒントになる一冊だと思います。
・「モデルに親近感が持てません」
実在または架空の天才4人(アリストテレス、ホームズ、ウォルトディズニー、モーツァルト)のモデリングですが、対象となる天才に親近感が持てないので、どうにも興味が持てませんでした。(NLP的には「ラポールが形成できなかった」と言うべきなのでしょうか)
本としてのアイデアは面白いと思うので、対象とする天才をもっと広げる&もっと最近の人にすれば、より興味深くなると思います。
・「宇宙物理学の歴史と最新理論がたのしめる」
この宇宙にはもうひとつの次元「余剰次元」があるという、最新の理論物理学を紹介するのが本書。とはいえ、前半の大半はニュートン力学などの古典物理学から相対性理論、素粒子物理学、そしてひも理論にいたる現在までの一連の理論物理学、実験物理学の発展と軌跡の紹介に費やしているのだが、これがめっぽう解りやすく、面白い。物理学の歴史がひととおりおさらいできる仕組みになっているのだ。これだけでも本書を読む価値があるというもの。そのあと後半で著者の研究テーマ、余剰次元の話しへと移る。古典物理学と最新の余剰次元理論をどう整合性をつけるか、内容は興味深い。 「数式を一切用いない」という宣言どおり、出てくる数式は、かの「E=mc2」のみ。 宇宙論に興味のある方ならまさに1冊で2度おいしい本。損はしない。
・「提唱者本人から聞ける幸せ!」
「ワープした余剰次元」理論の提唱者本人から教えてもらえる幸せを感じますね。
・「文系の人にも!」
私は文系高校生ですが、この本は数式が一切使われておらず、とても理解しやすかったので、興味のある文系の方にもおすすめします。難解な科学理論が身近な例に置き換えられて説明されています。おもしろかった!!
・「自然科学で宇宙は理解できない」
第20章 からが著者の主張である。それまでは、素粒子物理学とひも理論派の到達したレベルを解説している。その解説も、高校での物理学の相当程度を理解しているという事が前提で書かれている。原子核や、電磁波の理解を前提にし、スペクトル解析などの数学の理解も要求される。しかし、その前提さえあれば、著者の 主張する ワープする宇宙 が理解できる。
多次元が、目に見えないのは、時空が歪曲していて、重力が特定の領域に集中しているからである。したがって、多次元は、無限に伸びているが、我々には4次元にしか見えない。直近の著者の説では、この4次元空間は、多次元宇宙のなかの、孤立した孤島であるという。つまり、この世界は宇宙の中で閉じ込められた特異な世界という事なのだ。
しかし、著者が、第24章(あなたは、そこにいるのか、いないのか?)で指摘するように、時間と空間の存在は、人間の幻想であるかも知れないし、物質やエネルギーの根源的理解には、未だ、ほど遠いとしかいいようがない。人間の五感と意識は、限られた認識装置でしかない。自然科学では、全宇宙が理解できないのではないだろうか というのが、読後感です。
・「文系読者も安心して楽しめる!」
私達は、三つの空間次元と一つの時間次元を合わせた四次元空間に暮らしているが、「認識できないだけで、本当は五番目以降の次元が存在するのではないか??」という疑問に、<数式を一切使わず>、最新の宇宙理論でもって答えるというのが本書の内容。同じく数式を使わないで一般読者に最新の宇宙理論を紹介するというスタンスの本に、『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』(日本放送出版協会)がある。それを読んだ時には面白過ぎて感動さえ覚えたが、本書はそれに勝るとも劣らない素晴らしい出来だ。
最新の宇宙理論を説明するには、物理学の歴史をある程度理解しなければいけないということで、相対性理論や量子力学等も詳しく解説されていて、現代の物理学の入門書としても読める。もちろんそれらの解説にも一切数式は使われていないが、数学的な詳細を知りたい読者にために、巻末に「数学ノート」として数学的な補注がまとめられているので、数学をきちんと理解している読者にとっても物足りないということはないはずである。
もちろん、「数式を一切使わないからわかりやすい」といっても流石に限度があるので、文系読者にとっては理解しにくい部分もかなりあるが、読み飛ばしても大丈夫な箇所は著者が示してくれているし、何より細かい部分が理解できなくても、問題の本質はしっかりと理解できるようになっている。数学ができない人もご安心を。
本書自体とてもわかりやすい本であるが、導入として同じ著者の『異次元は存在する』(日本放送出版協会)を読んでおくと、全体像をハッキリさせてから読めるのでお勧め。
間違いなく、「読み終えるのが惜しい本」のカテゴリーに入る一冊。
●Warped Passages: Unraveling the Mysteries of the Universe's Hidden Dimensions
・「Violation of the Law of Conservation of Energy?」
This is a very educational book for lay readers interested in science, particularly in physics, to know the current scientific understanding of particle-physics and our universe. The author, a Harvard professor of physics, writes at the end of the book: “If, instead, other extra-dimensional models describe the universe, energy will disappear into extra dimensions and we’ll ultimately detect these dimensions through the resulting unbalanced energy accounting.” I am sure, however, that the author knows the tale of “the missing 21 grams” (which has been also an unaccountable energy loss from “our brain?”) of Dr. Duncan MacDougall published in 1907, but just does not take it seriously, maybe because it is too big a loss for her to be true, compared with the loss of gravitons from “our brane.”
・「必要とされる予備知識は?」
現代物理学の最先端の宇宙論を解説したもの。著者はstring theoryを専門とする理論物理学者の女性。物理学がどのようにこの世界を理解してきたかを、ニュートン力学、相対論、量子力学等について取り上げ、章が進むにつれて、string, brane, hidden dimension等と次第にcontentiousな分野にまで踏み込んで書かれている。評者は本書についてその正否を述べる能力を持ち合わせていない(特に最近の理論については)が、説明はおおむね分かりやすい。科学の最新の成果を分かりやすく伝えようとする伝統は、カール・セーガンやスティーブン・J・グールド等の科学者(もっと言えばガリレオだってそうかもしれない)に現れているが、本書の著者もそうした伝統の上に立っているといえる。記述はくだけた形だが、厳密性を損なわないようになっていて、こうしたところにも著者の筆力が見える。英語の文章も、上記を反映して平易であるが、日本人が読むと、物理学の基礎知識よりもアメリカのポップカルチャーの予備知識がないとつらいかもしれない。まあ、これも勉強かもしれないが。
・「数式の無い専門書」
近年学界だけでなくマスコミでも注目されている、米国名門大Harvard、Princeton、MITの終身教授である物理の美人教授の注目の著作である。 一般読者向けの平易な物理の解説書と見ると間違える。数式こそ無いものの骨のある内容は高度かつ広範で、恐らく専門家が読んでも退屈しないであろう。著者が1999年に提唱して有名になった2つの4次元世界が歪んだ(Warpした)5次元世界をサンドイッチにしている物理モデルの解説を学ぶ本と見ても間違える。500頁の厚い本の中で、それは最後の100頁にやっと出てきて探偵小説の解決部のようだ。著者は、Newton以来の3百年間、世界の物理学者が何を考え、何が矛盾として残り、それをどう解決しようと試みたかを、著者の広範な科学史の知識と学界最先端の諸説の的確な理解を以って、正確に解説する本を書きたかったに違いないと、読み終わってから得心した。 重要点が何度も表現を変えて説明してあり、豊富な比喩が挿入されているのは、初心者には親切でもあり、専門家には若干冗長でもあろう。但しスキップしてよい部分はきめ細かく丁寧にそのように指摘してある。また各章冒頭で「不思議な国のアリス」に擬えた童話を導入部としており、初心者に親しみ易くという努力が光る。 だから、まず英語で読めることは前提だが、最新の物理学の動向のあらましを理解したい初心者から専門家まで広い読者、但し真剣な読者に歓迎される著書である。ただ、例えば素粒子の分類一覧表とか、もう少し図表を充実してくれるともっと初心者に判り易かったと思う。
・「平易な表現ではあるが中身は難解」
プリンストン・MIT・ハーバードで終身教授となった著者は知的で魅力的な女性物理学者としても有名であるらしい。裏表紙の写真を参照ください。
・「ようやく和訳が」
邦題は、「ワープする宇宙〜5次元時空の謎を解く」です。向山信治 訳 です。
邦訳のほうには、向山信治さんの注釈がついているので、これが参考になります。ランドール博士の理論が失敗に終わったと言う話をご存知の方もいると思いますが、補正理論があるようで、そのへんの説明があります。
・「ハーバード大のリサ・ランドール博士はアインシュタイン以来の天才?」
2006年のNewsweek誌に続き、TIME誌が2007年 “世界の100人”に選んだリサ・ランドール博士(1962年生/女性)は人類の世界観を覆す概念で、宇宙物理学の分野で革命を巻き起こしている。高次元世界の中の3次元の膜世界こそが、わたしたちの住む世界であるとし、5次元やさらに高次元時空(余剰次元)の存在を提唱し、宇宙自身が何次元なのかを解き明かそうとするノーベル賞に最も近い人物といわれている。2008年、スイスでの加速器実験で博士の理論が実証されれば、アインシュタイン以来の21世紀最大の発見になるかもしれないそうだ。わたしたちが暮らす縦、横、高さの3次元空間に時間軸を加えたのが4次元だが、5次元は普段経験している3次元の生活とはまったく異なった、もうひとつの別世界であるという。わたしたちの住む宇宙は、3次元の膜のようなものの上にはりつけられているため、5次元を感じることも行くこともできないが、5次元世界は確かに存在していて、3次元世界に驚くような影響を与えている可能性があるという。さらに5次元宇宙には別の3次元宇宙が平行して存在しているかもしれないとし、この間を行き来できるエネルギーが重力で、重力エネルギーが5次元宇宙とその向こうにある別の3次元宇宙を調べる大きな手がかりになるという。わたしたちの住んでいるという膜世界をシャワーカーテンに例えてみせたり、フラットランド(平面の国)による説明は秀逸で、イメージしにくい理論をビジュアライズしてみせる発想力には脱帽させられる。異次元について、考えれば考えるほど、現時点でのわたしたちの知識がどれほど限られたものであるかを実感させられるが、宇宙はわたしたちが考えているよりはるかに大きくて豊かで、変化に富んでいると考えているそうだ。本書で博士の人となりや、SFはもはや空想ばかりだとはいえないというなど、最先端の理論に誰もが知的興奮を味わうだろう。
・「物理学は本来、大衆のものであり学者のものではない。」
夢を抱く少女が大成功して人生も楽しんで年齢も重ねた感じで、五次元理論もいいけれど生き方も素晴らしいと思いました。「物理学は女性にだって、やる気さえあればできる。」という希望を与えてくれます。インタビュアーの宇宙飛行士の若田光一氏には手に負えない大物だと感じました。若田氏が「高校の時、力学が微分方程式で表せるのに感動した。」とあるけれど、物事を難しくさせようとする権威主義の香りがしました。第一、感動するのかなぁ。世の中、解けない微分方程式の方が多いわけですから・・・。それに大してリサは権威主義をなるべく出さないようにしていて好感が持てます。リサの英語本「ワープする宇宙」は数式を用いないでわかるように一般向けに書かれました。学者に認められる事も大切ですが一般人に認められるのはもっと素晴らしい。彼女は物理学の大衆化に大変貢献したのだと思いますし、大衆に認められるよう、美しくしています。「女性科学者は女を捨てている。」なんて思われたら後輩が出て来なくなりますからね。
・「最新の物理学による次元論」
「ワープする宇宙」をまだ読んでいなかったら、この本からリサ・ランドールの世界にはいるのがいいでしょう。次元については昔から多くの本がかかれて来ましたが、本書は最新の物理学の成果を生かして説明しています。しかもそれがコンパクトにわかりやすくかかれています。「ワープする宇宙」にチャレンジする前におすすめです。
・「かたい話は抜きにして・・・」
米国の物理学会で認められた人だから、大衆にも認められたわけです。だから権威の全面否定はしませんがランドール博士は一般に認められる努力もしました。それが素晴らしいです。「ワープする宇宙」という一般向けの本題に入る前の序論のような本ですが値段的に買って損はないと思います。
私は工学をやっている者ですが科学者にも技術者にも夢が持てる本です。
・「これからの研究にさらなる期待」
私にとって異次元が存在するかどうかは、知的好奇心のみでなく、それが私たちの生活、ひいては文明の発展や人生の幸せにどのように関係してくるのかということのような気がします。多くの子供たちが異次元の探求に興味を持つのは、実際にその世界をのぞいてみたいからだと思います。そのきっかけを作るために、「異次元なんて存在しない」という既成概念を科学者が打ち破ろうとする試みは賞賛に値すると思います。著者およびその周辺の研究者の方々の今後に期待したいと思います。
●Warped Passages (Penguin Press Science)
・「Violation of the Law of Conservation of Energy?」
This is a very educational book for lay readers interested in science, particularly in physics, to know the current scientific understanding of particle-physics and our universe. The author, a Harvard professor of physics, writes at the end of the book: “If, instead, other extra-dimensional models describe the universe, energy will disappear into extra dimensions and we’ll ultimately detect these dimensions through the resulting unbalanced energy accounting.” I am sure, however, that the author knows the tale of “the missing 21 grams” (which has been also an unaccountable energy loss from “our brain?”) of Dr. Duncan MacDougall published in 1907, but just does not take it seriously, maybe because it is too big a loss for her to be true, compared with the loss of gravitons from “our brane.”
・「必要とされる予備知識は?」
現代物理学の最先端の宇宙論を解説したもの。著者はstring theoryを専門とする理論物理学者の女性。物理学がどのようにこの世界を理解してきたかを、ニュートン力学、相対論、量子力学等について取り上げ、章が進むにつれて、string, brane, hidden dimension等と次第にcontentiousな分野にまで踏み込んで書かれている。評者は本書についてその正否を述べる能力を持ち合わせていない(特に最近の理論については)が、説明はおおむね分かりやすい。科学の最新の成果を分かりやすく伝えようとする伝統は、カール・セーガンやスティーブン・J・グールド等の科学者(もっと言えばガリレオだってそうかもしれない)に現れているが、本書の著者もそうした伝統の上に立っているといえる。記述はくだけた形だが、厳密性を損なわないようになっていて、こうしたところにも著者の筆力が見える。英語の文章も、上記を反映して平易であるが、日本人が読むと、物理学の基礎知識よりもアメリカのポップカルチャーの予備知識がないとつらいかもしれない。まあ、これも勉強かもしれないが。
・「数式の無い専門書」
近年学界だけでなくマスコミでも注目されている、米国名門大Harvard、Princeton、MITの終身教授である物理の美人教授の注目の著作である。 一般読者向けの平易な物理の解説書と見ると間違える。数式こそ無いものの骨のある内容は高度かつ広範で、恐らく専門家が読んでも退屈しないであろう。著者が1999年に提唱して有名になった2つの4次元世界が歪んだ(Warpした)5次元世界をサンドイッチにしている物理モデルの解説を学ぶ本と見ても間違える。500頁の厚い本の中で、それは最後の100頁にやっと出てきて探偵小説の解決部のようだ。著者は、Newton以来の3百年間、世界の物理学者が何を考え、何が矛盾として残り、それをどう解決しようと試みたかを、著者の広範な科学史の知識と学界最先端の諸説の的確な理解を以って、正確に解説する本を書きたかったに違いないと、読み終わってから得心した。 重要点が何度も表現を変えて説明してあり、豊富な比喩が挿入されているのは、初心者には親切でもあり、専門家には若干冗長でもあろう。但しスキップしてよい部分はきめ細かく丁寧にそのように指摘してある。また各章冒頭で「不思議な国のアリス」に擬えた童話を導入部としており、初心者に親しみ易くという努力が光る。 だから、まず英語で読めることは前提だが、最新の物理学の動向のあらましを理解したい初心者から専門家まで広い読者、但し真剣な読者に歓迎される著書である。ただ、例えば素粒子の分類一覧表とか、もう少し図表を充実してくれるともっと初心者に判り易かったと思う。
・「平易な表現ではあるが中身は難解」
プリンストン・MIT・ハーバードで終身教授となった著者は知的で魅力的な女性物理学者としても有名であるらしい。裏表紙の写真を参照ください。
・「ようやく和訳が」
邦題は、「ワープする宇宙〜5次元時空の謎を解く」です。向山信治 訳 です。
邦訳のほうには、向山信治さんの注釈がついているので、これが参考になります。ランドール博士の理論が失敗に終わったと言う話をご存知の方もいると思いますが、補正理論があるようで、そのへんの説明があります。
●人間科学
・「反マルクス的唯物論的唯脳論」
ä¹...ã...ã«èªã¿å¿ãã®ããæ¬ã«ã§ãã£ããç§ã¯é¤èæ°ã®æ¬ã¯ã¯ããã¦ã ããããã¸ã"ã«å¥½æã'è¦ããã
人é-"ç§'å¦ã¨ã¯ã人é-"ã¨ãããã®ã'èªç¶ç§'å¦ã社ä¼ç§'å¦ã人æ-ç§'å¦ãªã©å¤æ-¹é¢ããåéã'è¶...ãã¦ç "ç©¶ããæ¯"è¼çæè¿'ã®å¦åã ãã¨ã"ã¨ããã®å...容ã¯ãåã«ãããã®è¬ç¾©ã'ããã¯ã¹ãããã ã'ã®ãã®ãããããåéã®å°é-æ§ã'å¾¹åºçã«äººé-"ã¨ãããã®ã«ç...§æº-ã'åããããã®ã¾ã§æ§æ§ã§ããã
é¤èæ°ã¯ãè§£å-å¦ã®è¶...æåãªå...ç"ã§ããã³ãã ã-ãæ°ã®äººä½"ã'è¦ã¦ããã§ãããããã人ãå°é-æ§ã'ç"ãã-ã¦æè¦ã'è¿°ã¹ãã¨ããã®ã¯å¤§å¤èå'³æ·±ãã
å...容ããä¸è¬äººã«ããããããã«ãåãäºã'è¨ãæ-¹ã'å¤ãã¦ä½åº¦ãä½åº¦ã説æã-ã¦ãããå°é-å®¶ã«ã¨ã£ã¦ã¯æ¯ãããã ããããã¨ããä¸è¬äººã«ã¯ããããªããããªããæ-¹ã«çµå§ã-ã¦å°é-å®¶!ã!!¶ã人ãå¤ãä¸ãã»ã"ã¨ãã«é ãä¸ããã
å...容ã¯ã人é-"ç§'å¦ã®å®ç¾©ã«å§ã¾ããç©äºã®æ ¹æ¬ã'æãã«èãããè'-è...ã®èãæ-¹ã'æç¢ºã«ã-ï¼ç©è³ªã¨æ...å ±ã«åã'ã¦èããï¼ãéºä¼åã¨ç'°èã®é-¢ä¿ãè¨è'ã¨è³ã®é-¢ä¿ãªã©ã'ä¾ã«ãææ-°ã®ç "ç©¶ã®è«-è°ãªã©ã'ç'¹ä»ã-ãªããã話ã¯ãæ"¿æ²»çµæ¸ã社ä¼ç§'å¦ã®åéã¾ã§åºãã£ã¦ã-ã¾ãã
æå¾ã«ãé²å-ã¨ç"·å¥³è«-ã«ã¤ãã¦èãã¦çµããããå¦è...ã«ã-ã¦ã¯é常ã«å¤§èãªæ-ç« ã§ãèªã"ã§ãã¦ã¹ã«ãã¨ã-ããã¨ããèªåã®å°é-åéã«é-ãã"ãã£ã¦ãå°é-å¤-ã®ã"ã¨ã¯ç¥ãã¬åãã¬ã¨ãã人ãå¤ãä¸ãè§£å-å¦ã®å°é-å®¶ã社ä¼ã®ããæ-¹ã¾ã§è«-ãã¦ããã®ã¯ããå¦è...ã¨ã¯æ¬å½"ã¯ã"ãããã¹ããªã"ã ãªãã¨æå¿ãããããã
ã¾ããç§'å¦çã«è¨¼æããã¦ããªãã¨ããããããã¼ã¦ã£ã³ã®èªç¶é¸æèª¬ãã¡ã³ãã«ã®éºä¼è«-ã«ã¤ãã¦ã!!!ãã©ãæããã¹ãããæè¨ããã¦ãã¦èªã¿å¿ããããã
確ãã«ã髿 ¡ç¨åº¦ã®ç"ç©å¦ãããã£ã¦ããªãã¨èªãã®ããã¤ãããåãå¦è...ãã"ã"ã¾ã§å¤§è¡ã«ãèªããå°é-æ¸ã'ãããã®ã¯è³è³ã«å¤ããã
・「唯脳論より少し難しいが・・・やはり、面白い!」
é¤èæ°ã®è¦-ç¹ã¯ç§ã«ã¨ã£ã¦ããã¤ãæ-°é®®ã§æ-¬æ-°ãªãã®ã«æãããã¾ãã
é½å¸å-ãè³å-ã§ãããèªç¶ã®æ'é¤ã§ããã¨ããå½¼ã®è¦-ç¹ã¯ã¨ã¦ã極端ãªããã§ããããã-ãã-ãã"ãªãã¨å¿ã«å-ã'æ¢ããããã®ã§ããããã¯ãèªç¶ï¼ã©ãã«ããªããªããã®ãã¨ãé½å¸ï¼ã©ãã«ãã§ãããã®ãã¨ããäºã¤ã®è¦-ç¹ãæç¢ºã«æç¤ºããã¦ããã"ã¨ããã®çç"±ã§ã-ãããè«-çã«ã¯å¿...ãåæï¼ä»®å®ï¼ãããããé¤èæ°ã¯ããã'æç¢ºã«ç¤ºã-ã¦ãããããå¤ããããã®ã§ã-ããã
ã人ç"ã«ã¯äºéãã®ç"ãæ-¹ã-ããªãããã¹ã¦ã'å½"ããåã¨æã£ã¦ç"ãããããã¹ã¦ã'å¥è·¡ã®ããã«æã£ã¦ç"ããããã§ãããã¨ãã£ãã®ã¯ç¢ºãã¢ã¤ã³ã·ã¥ã¿ã¤ã³ã ã£ãã¨æãã¾ã-ãããé¤èæ°ã®ã"ã®æ¬ã'èªãã¨ãç§é"ã«ã¨ã£ã¦å½"ããåã®ç'°å¢ã¨ãªã£ããé½å¸ãã'å½"ããåã¨è¦ã!!ã"ã¨ã®å±éºã'ãæããã'æ°-ä»ããã¦ãããããã«æãã¾ãããã£ã¨æè«å¥½ããªä¸é¢ãé½å¸ã¨èªç¶ã'ç¸å¯¾å-ã-ã¦èããããã"ã§ã-ããããé¢ç½ãã£ãã§ãã䏿°-ã«èªãã¾ãã
・「絹織物完成」
å»å¦ã®ç¶ãã'ãã¯ã©ãã¹ãã³ã¹å³¶ã§å»å¦ã'æããã®ãç'å...åï¼ä¸-ç'ãå½¼æ°ããè³ã'éãã¦äººé-"ã¯ãã®ã'èãããè³ã¯æèã®é訳å¨å®ã§ãããã2000å¹'以ä¸ã®æã'çµã¦ãé²å-ãããã®ãé¤èæ°ã®ãå"¯è³è«-ãã§ãããä»åã¯ããã'çºå±ãããéºä¼åã'ä»ã'å ããããã«ãæ...å ±ã¨ãã縦糸ã§ç'¡ãã ã®ã§ããã詳ã-ãã¯ãP.ï¼"ï¼-ãã¼ã¸ã®å³ã'ã"覧ããã ãã¨ã-ã¦ãï¼è³ã¼è¨è'ï¼ãåã³ï¼éºä¼åã¼ç'°èï¼ã®ã»ãããæ¨ªç³¸ã§ãæ...å ±è¨å·ããã³ã·ã¹ãã ã縦糸ã§ããããã½ã¯æ...å ±ã¨ããæ¦å¿µã'å°å...¥ããã"ã¨ã«ãã£ã¦ã人é-"ã'ç§'å¦ã-ãè«-è©ã§ãããããã«ãã£ã¦ãè¦äºãªçµ¹ç¹"ç©ã'èªç"ãããã¨ãããã«éããªããåãå'³ã¯ç¸å¤ããããè§£å-å¦è...ãªãã§ã¯ã®éããã®ã§ããã®ã§ãå®å¿ã-ã¦ã"ä¸èªã'ããã ã-ãåãã¦æ°ã®ãã®ã'æã«ã¨ãæ-¹ã¯ãã¾ãããå!"¯!!è³è«-ãã'èªã¾ãªãã¨ãããªãé£è§£ã§ããã"ã¨ã'è¦æã-ã¦ããã ãããã表ç¾ãç°¡æ½"ã§ããããããããã¨ãã£ã¦ãå...容ãå¹³æ"ã§ããã¨ã¯ãéããªãã®ã§ããããã
・「唯脳論発展編」
「人は動いているもの、情報はとまっているもの」。その動いている=変化している人というものを「私は私である」という意識が統一している。と、養老氏は言う。養老氏の著作に、我々の存在そのものがとても不安定なものであることを認識させられる。しかし、不安定であるということは変化するという要素を孕んでいる。氏の論の発展を期待したい。
・「さすがの養老節です」
今では「バカの壁」で良くも悪くも有名になってしまった養老孟司氏が、その「バカの壁」以前に発表した著作。人間を従来の客観的に、物質・エネルギー系からの視点で説明するのではなく、そこに情報の理念を盛り込み説明を試みるのが、養老流「人間科学」と言う。
考え方としては、「唯脳論」以来の「脳は世界を意識に取り込もうとする」ことを基本に、論を展開していると思う。ただ、その時よりも分かりやすいと感じたのは「情報記号とシステム」という構造として「言語と脳」「遺伝子と細胞」という視点を明確にした点。その背後にはヒューマンゲノム計画によって解明されつつあるゲノム解析の結果、現代の基礎科学の結果があることが予想される。
私は■上記のように現在に基礎科学の結果を視点に取り入れたことで、その結果によっては養老氏の論が変更されることが予想される(本人も脳は変化することを「君子は豹変す」の例を出して説明しているので)ので、その時にこの本をベンチマークとして変更された論と比較が出来るであろうこと
■文中に養老氏は「自分が主張したことを正しいと捉えられる人が多いと思うが、自分はこのようなモノの捉えかた、立場で物事を考えたときに、世の中がどう見えるかである」といった主張をしている。そのことは「バカの壁」以来誤解も多くなっている著者の基本的なスタンスを改めて確認することができるといった点からこの本を、良くも悪くも養老孟司氏が気になる人に薦められます。
養老氏の考え方・モノの捉えかたは、今までの社会科学には無かった視点だと思います。しかしながら、そう物事を捉えた時に「どうしたらいいか?」まで主張されていない点が消化不良を感じてしまう(特に「自分を認識するためには異物の排除が基本的に発生過程からあると捉えた時の差別の問題など)ことが多いと思います。
とはいえ、そのような視点を是とした時に自分達がどうするか?というのが養老氏からの宿題なのかもしれませんが…。それはそれで面白いと思います。
●The Elegant Universe: Superstrings, Hidden Dimensions, and the Quest for the Ultimate Theory
・「エレガントな読み物」
この本は、一般の物理を学ばなかった方にも直観的な方法で、現在の最先端の物理(相対論・量子論・弦理論・M理論etc..)を極めて明快に知ることが出来る。ユーモアたっぷりの軽快な言葉で書いてあるが、本質をきちんと突いている。一方物理を学んだことのある学生には大変わかりやすく、すらすらと読み進むことが出来るだろう。また歴史背景に沿って書かれているため、史実的な理解の混乱もなく読み進めることが出来、まさにエレガントな一冊。またこれから素粒子・重力理論の研究を志望する人にとっても、概要を知る上で大変面白い。物理を学ぶ者は是非一読と言っても過言ではない。ただ、ケーラー多様体をカーラー多様体と表記したり、訳的にちょっと嫌な所を感じる方はいるもしれないが、そこは訳本の性なので気にするなかれ。(ちなみに、読み物なので勿論数式が展開してないのでどんな方でも気楽に読めます)
・「超ひも理論に一番詳しい本です」
超ひも理論について、素人にもわかるように書いた和書は少ないが、その中でもこの本が飛び抜けて詳しい。他の本で物足りないと感じた人にお勧めだ。
なぜひもなのか、膜や立体でもいいのではないか、なぜ10次元や11次元なのか、もっと詳しく知りたい人に懇切丁寧に説く。数式をまったく使わず、言葉だけで説明するのは、超ひも理論の最先端で実際に活躍する著者でなければ、できないことだ。
・「理解」
数学や物理に関して専門的な勉強は一切したことはないが、相対性理論・量子力学・ひも理論への興味はなぜかもっていた。これまでも、宇宙論関係を詳述した一般書を何冊が読んだが、いまいち理解したと自分で納得できることは無かった。
しかしこの本は違った。式等難解な表示はほとんどないが、豊富な例により素人の頭にもイメージを沸きやすく展開されている。 もちろん、実際に数式を解き、物理学に精通しないと本当の理解はできないであろうが、宇宙論にかかる理論がそんなに怖いものではないことがよくわかる。
この本のおかげでもっと宇宙関係の書籍を読んでみようという勇気がついた。
・「超弦理論について知りたい人にお薦め」
ã¹ã¼ã'ã¼ã¹ããªã³ã°çè«-ã®ååã'ç§ãåãã¦è³ã«ã-ãã®ã¯ç§ãç©çã®å¤§å¦é¢ç"ã®ã¨ãã ã£ãããã®å¾ã"ã®çè«-ãã©ã®ãããªçºå±ã'éã'ãã®ããã£ã¨æ°-ã«ãªã£ã¦ããã空é-"ã«ã¯ãã£ã¨æ¬¡å...ãããã¨ãã話ã¯èãã¦ãããããããã£ããã©ã®ãããªæ ¹æ ã«ãããã®ãªã®ãï¼ã"ã®æ¬ã¯ããã-ãç-'åã«ç"ããã¨åæã«ä¹...ã-ã¶ãã«ç¥è欲ã'ãã£ã·ãã¨æºè¶³ããã¦ãããï¼'åã§ããã
é£ã-ãæ°å¼ãªã-ã«ã"ãã ã'ããã£ãããã«ã-ã¦ãããæ¬ã'æ¸ã'ãã®ã¯è'-è...ã®çè«-ã«å¯¾ããæ·±ãçè§£ããªããæ¥ã§ãããç©çã'å¦ã"ã å¦ç"ãªã誰ã§ããã¹ã"ã³ãã®æå'³ãããã®ã¯ç¥ã£ã¦ããã ãããã誰ãããã'åãã¦è¨ãåºã-ããã'ãã«ãã¼ã ã§è¨ãã人ã¯å°'ãªãã ãããããã-ãè³æ-ã'ããããã ã'ã§ã大å¤ãªã"ã¨ã ã¨ããã£ã¦ããã®ã§ãã"ãã ã'ãããã!!!ããé¢ç½ãæ¬ã'è'-ã-ãè'-è...ã®åéã«ã¯é ãä¸ããï¼ã»ãã®æ-¹ã®æ¹è©ã«ãããããã«èª°ãããçè«-ãçºè¦ã«è²¢ç®ã-ããã¨ããè¨è¿°ã«ã¯ããããåãã¯ããããã ããã®è¾ºã¯å¤§ç®ã«è¦ãã¨ã-ã¦ï¼ã
ã¾ããå...容ã¨åæã«ç¿»è¨³æ¬ã§ããã"ã¨ã'æããããªãäºäººã®æ-æ°ã®ç¿»è¨³ãè¦äºãªãã®ã§ããããã¼ã¸æ°ã¯å¤ãã¦ãï¼'æ-¥ã»ã©ã§ä¸æ°-ã«èªç 'ã§ããã®ã¯ç¿»è¨³ãåªãã¦ããã"ã¨ãä¸å½¹è²·ã£ã¦ããã®ã§ã¯ã¨æããï¼èªã"ã§ããã¨ãã¯æ°-ãä»ããªãã£ããï¼
è¶...ã²ãçè«-ã¯å®é¨"ã§æ¤è¨¼ã§ããã¨ã"ãã¾ã§æ¥ã¦ããªãããããã¾ã æ¹å¤ã®çµ¶ããªãçè«-ã§ããããçè...ã¯ãã¡ãã"ãã®ã"ã¨ã«ãè¨åã-ã¦ããã-ãå½"ç¶ã®ã"ã¨ãªããçè...ã¯ã²ãçè«-ã'æ"¯æããå'ã®äººé-"ãªã®ã§çè«-ã'æ'è·ã¯ãããã'ã£ã-ã¦èªè...ã«æ¼ã-ä»ã'ããã¨ã¯ã-ã¦ããªãï¼å·§å¦ãªè©±è¡"ã§å¼ãè¾¼ã!ã!!ã¨ã-ã¦ããã¨è¦æ-¹ã«ãã£ã¦ã¯è¦ããããã-ããªããï¼ãã¾ãå®é¨"ã§æ¤è¨¼ã§ããªãã¨ã¯ãã£ã¦ãå®é¨"ã«ç¡é-¢ä¿ã«ç"ã¾ãã¦ããçè«-ã§ã¯ãªãããã¨ãã¨ã¯æ ¸ç¸äº'ä½ç"¨ã'説æããããã«ç"ã¾ãã¦ãããã®ã ããã£ãã"ã¯éã'ããããã®ã®éåã®ç' ç²'åï¼ã°ã©ã"ãã³ï¼ã¾ã§å...å«ããã"ã¨ãã§ããããã-ããªãçè«-ã¨ã-ã¦åã³èå...ã'æµ'ã³ããã¾ããè¶...ã²ãçè«-ã¯ã-ã©ãã¯ãã¼ã«ã«é-¢ããä»ã¾ã§ã¾ã£ãã説æã®ã§ããªãã£ãåé¡ã«ã¾ã§çè§£ã®ç³¸å£ã'ä¸ããããã¡ãã"説æãã§ãããããããæ£ã-ãã¨ããã"ã¨ã«ã¯ãªããªãããã¾ã£ãã説æãã§ããªãã®ã¨ãããªãã«ã§ããã®ã¨ã¯é²æ³¥ã®å·®ã§ããããã-è¶...ã²ãçè«-ã®èª¬æãé-"éã£ã¦ããã¨ã-ã¦ãããæ£ã-ãçè«-ãã¯è¶...ã²ãçè«-ã®èª¬æã®ã©ã®é¨åãé-"éã£ã¦ãããã'è§£æã-ã¦ããã"ã¨ã§ããããçºå±!ã!!-ã¦ããã"ã¨ã«ãªãã ããããã
æ¬æ¸ã'èªã"ã§ä¹...ã-ã¶ãã«ã"ã®åéã¸ã®ç¥èæ¬²ãæ¹§ãã¦ããããçè«-ã¯ããããã«çºå±ãããã®ã§ã¯ãªãã®ã§ãã¾ãï¼'ï¼ãï¼'ï¼å¹'ã¯å¾...ããªãã¨æ-°ã-ãé©ãã«ä¼ããªãã®ãã¨æãã¨å°'ã-æ®å¿µã§ãããï¼ãã£ã¯ã·ã§ã³ãªãã°é¡æ¸ã'çã£ç«¯ãããããã¨ããã"ã¨ãå¯è½ãªã®ã ãï¼
・「究極理論に向かって」
ひも理論の第一線で活躍している作者が、平易な文章で私のような物理を専門に習っていない人に書いている本です。特に第11章の、ひも理論で有名な物理学者ウィッテンとの空間を引き裂くフロップ転移の証明競争の場面など、当事者である作者ならではのスリリングな展開があり面白かったです。また、今まで良く解らなかった、ひも理論とM理論の関係もこの本には丁寧に書かれていた。ただし、この理論はまだ新しい理論で、階層性問題つまり重力の問題はまだ解決されていないということが分かりました。それでも余剰次元を頭の中で想像するのは普通ではなかなか味わえない事なので一読の甲斐が有ります。
・「読むのは大変だがおもしろい」
確かドーキンスだと思うが、別のところで「進化論は誰でもちょっと努力すれば理解できるくらいシンプルだが、理解したことを他の誰かに話さずにいられない程度には難しい」と言っていた。なるほどその通り、本書はすらすらと読めるほど簡単ではなく、かみ砕いて理解しようとすれば何ヶ月もかかるが、そうしたくなるだけの面白さを持っている。本書が述べていることは、進化論全般ではなく、「自然淘汰が働く実質的な実体は種や個体ではなく遺伝子であること」と「個体が利他的に振る舞っても、実はそれは表面的なもので、実質的に自分自身に利益があるのだ(利己的なのだ)」ということ。進化論の概要を知らなくても読める程度にやさしく書かれてはいるが、さきに概説書などで進化論の概要を知っておく方が読みやすいだろう。
で、ハチの話。自然淘汰で説明できるというのは実は説明になっていない。現生の生物は全て自然淘汰を受けて残っているわけだから。なぜハチが(自分自身では子供を作らず、母の手助けに全人生を費やすかという)きわめて強い利他性を発揮するかという問題には個別の解説が必要だ。生物が持つ一つ一つの性質にはそうやって個別の説明が必要なのだ。それを簡単に述べたのが本書の10章。つまり、自分で子供を作るより母にもっと産ませる方が(働きバチの中の遺伝子としては)より都合が良いのだ、と言うこと。母の手伝いは利他的ではなく純利己的な行動なのだ。人間の娘が母の家事の手伝いをしてお小遣いをもらう、のようなことよりももっと直接的に自己の利益になるのである。そして同じように群れを作るハチでも、それぞれの生殖習慣によって働きバチの振る舞いが若干異なること、また群れの中で(繁殖的な)主導権を握っているのは女王蜂ではなく実は働きバチなのだと言うことも明らかにしている。
利己的と言う言葉は大変誤解しやすく、読んでいても混乱することがある。しかし他に適当な言葉はないし、しっかりと意味をつかむことが出来、理解できたときの喜びは何事にも代え難い。
・「普遍の進化論」
中学生の頃だったか、高校生の頃だったか忘れてしまったけれど、一度読んで衝撃を受けた本の増補版ということで、思わず手にとってしまった。当時は「遺伝子機械」という表現を真に受けて所詮人間なんて。。。と悩んでしまったが、30も過ぎて読むとひと味もふた味も違う。
端的に言ってしまえば、生物は意思を持って自己増殖行うように進化したわけではなく、ある環境において効率的に自己増殖が行えたから結果として生き残っているというある種の結果論的な進化論のように見受けられる。しかし、同一種の遺伝子数が最大化することを前提とした上で、ゲーム理論によって生物の行動が予測できたり、遺伝子にとどまらず、自己複製子という定義に拡張しても理論が破綻しない点などから、長期に亘って存続可能なもの全てに対して適用できる普遍的な公理にも相当するのではないかと思う。
多くの示唆を含んでいて、それでいて数式を全く使わず読みやすく書かれている。まさに名著である。
・「自然界の美しさの理由」
自然界は多様で美しい。なぜかくも美しい自然が創られたのか。植物の花のひとつひとつの美しさ、昆虫の多様な世界、そして何よりも動物たちの多様な行動のレパートリー。魚の婚姻色、親鳥の偽傷行動(巣のありかを知らせないために親鳥が傷を負っているふりをして捕食者をだます)、犬や狼や鮎のなわばり行動、蜂の神風特攻隊……身近な犬・猫の行動の複雑さを想定してもよい。これらすべてを説明するのが「利己的な遺伝子」という原理。タイトルの「利己的な」という言葉に感情的に反発するのはやめよ。「遺伝子」という言葉に決定論的な反応をするのもやめよ。ドーキンスは、この本でこうした想定される反応に明快に答えている。ドーキンスの二作目『延長された表現型』(最近、邦訳も復刊された)も読めば「世界は「利己的な遺伝子」が創る網の目構造」と読める。大英帝国の著者らしく、「大きな世界観を語るのが好きなのだ」。ポスト・ドーキンスの論を構築するには、この本を精読する以外からはできないと信じ、再読したが、索引の充実は便利。この本をマスターすれば、議論上手になれる。相手の行動の裏も感じ取れる。「浮気する理由がわかる」というのは安直な理解。「利己的な遺伝子のせいで、自然はかくも美しく、世の中はかくも複雑、だから人は考え悩みつつ、生きることがかくも楽しいのだ」。
・「統計的影響力を及ぼす複製子=遺伝子」
自然淘汰は遺伝子のレベルで行われていることを論証し、それによってこれまで説明がつかなかった利他的行為に説明を与えた本。
ただ注意が必要なのは、自然淘汰というのは「自らが生き残ろうとして主体的に子孫を多く残す」のではなく、「子孫を多く残すものが増えてしまった」だけである。遺伝子もミームも、それ自身が主体的に「生き残ろう」としていたわけではない。
数学的に遺伝子の自然淘汰を書くと以下のようになるだろう。ある遺伝子(A)の最初の個数をa、別の遺伝子(B)の最初の個数をbとする(遺伝子はこれしかないものと仮定する)また、Aが次世代に残す遺伝子の個数の期待値をp、Bが次世代に残す遺伝子の個数の期待値をqとする。すると、n世代後の、全遺伝子中にAが占める割合はap^n/(ap^n+bq^n)である。p>qであるならば、nが十分大きいとき、ap^n/(ap^n+bq^n)=1 つまり全遺伝子がAになっているということだ。逆にp<qであるならば、nが十分大きいとき、ap^n/(ap^n+bq^n)=0 つまりAはいなくなるということだ。
利他的行動は、少し単純化して以下のように考えることにしよう。ある遺伝子(A)の最初の個数をa、別の遺伝子(B)の最初の個数をbとする(遺伝子はこれしかないものと仮定する)A,Bともに、次世代に残す遺伝子の個数の期待値をrとする。ただ、確率kで遺伝子3個が死ぬ事態が発生する。そして、Aは上記事態が発生したとき、確率zで自己犠牲行動をとり、その遺伝子3個を助けるとしよう。(Bはいっさい自己犠牲行動をとらない)このとき、1世代後の、Aの個数はa(rー3rk(1−z)ーrkz)=ar(1−3k+2kz)Bの個体数はb(r−3rk)=br(1−3k)よって、n世代後のAの占める割合はa(r−3rk+2rkz)^n/{a(r−3rk+2rkz)^n+b(r−3rk)^n}r(1−3k+2kz)>r(1−3k)より、この値はnが十分大きいとき1。つまり全遺伝子がAになる。よって、利他的行動は遺伝子レベルで見れば利己的である。
繰り返しになるが、遺伝子が作用するのは統計的に見てであり、個別の個体の行動を完全に左右してしまうわけではない。実際、ドーキンスは「一方で遺伝子は人間の行動に統計的な影響力を行使すると考え、しかし他方で、その影響力を他の影響力によって変形させたり、克服したり、あるいは逆転したりできると信ずることは完璧に可能である」と述べている。
しかし、そう考えるとタイトルの『利己的な遺伝子』というのはミスリーディングだろう。そこら辺に注意して読んでいただきたい。
・「次の進化の行方は、、」
ビッグバンで生まれた素粒子が、原子となり、分子となり、、、ある時、自己を複製する形態となり、遺伝子として自然淘汰を繰り返し、時空を超えて私たちの中にも受け継がれてくる。。。もし、遺伝子が生き残るために、私たち人間を乗り物として進化させたのならば、、、私たちを生かすために感情を発展させ、思考を発展させたのならば、、、もし脳のクオリアが、その結果であるとするならば、、、、、環境破壊や世界規模の戦争の危機に、生き残るために、次にどのような進化を起こすのでしょう。。。もし遺伝子が利己的であり、そして賢ければ、全世界が滅んで遺伝子自体が消滅しないために、生き残るために、環境破壊や世界規模の戦争や紛争をとめることもあるのでしょうか? 心身二元論者であり、かつ唯脳論者でもある私にとって、とっても深いインスピレーションを与えてくれた一冊です。もちろん私の脳はドーキンスのミームに感染してます。。。
・「説得される快感」
名著「ブラインド・ウォッチメイカー」の改題新装版。生物の持つ複雑で見事な適応を説明できる唯一の理論が自然淘汰説だけであることを実に解りやすく、実に丁寧に、実に説得力を持って示す手腕にはただただ舌を巻く。
なんとなく「自然淘汰って間違ってるんじゃないの?」と思っている人もこれを読めばたちまち熱狂的なネオ・ダーウィニストに転向するだろう(私がそうであった様に)。
神による創造や根強い人気を誇るラマルキズムを正面から粉砕し、それらが実際問題として間違っているだけでなく、そもそも論理的にありえないことを指摘したくだりは美文とあいまって圧巻。旧版の帯には「ダーウィン進化論の理論的到達点」、ある本のコメントには「説得される快感を味わわせてくれる」とあったがこれらの言葉に嘘はない。
・「さすがDawkins」
ダーウィンの進化論に対してしばしばなされる批判として次のようなものがあります。猿に適当にタイプライターを叩かせて、それが偶然シェイクスピアの詩になるにはどれくらいの時間がかかるだろうか。その可能性はとてつもなく低いものなので、莫大な時間がかかるだろう。そのようにして考えると、自然淘汰では、たった46億年という時間では、人間のような恐ろしく複雑なものができあがるはずはない。進化というプロセスには、人間を作り出そうという(神の)意図があったのではないか、というのがそれです。Dawkinsはこの本の中で、cumulative selectionという概念を用いて、盲目の(blind)職人でも、腕時計(watch)のような構造物を作り出す(make)ことがある、という議論を展開しています。その議論の説得力と、読者を最後まで飽きさせない面白さには、「さすがDawkins」と思わざるを得ませんでした。
・「最高傑作の進化論概説書」
ドーキンスは前著「利己的な遺伝子」と「延長された表現型」で、“個体”中心の進化観から“遺伝子”中心の進化観へのパラダイムシフトを提案してきました。しかしこれらの著書では読者が前提としてダーウィン進化論を受け入れていることが想定されているようで、門外漢にはよく理解されなかったのではないかと思います。
・「ドーキンスに魅せられた方へ1」
正否の立証材料に事欠くダーウィン進化論(突然変異と自然淘汰)は、論理の問題として詰めざるを得ないのだが、こう考えれば上手くいくというオモテの議論(A⇒B)ばかりで、これ以外では上手くいかないというウラの論理(notA⇒notB ⇔ B⇒A)が欠けているからいつまでも論争が続くのである。「正しいと私が信じていないことは、決して口にしない」← 勇ましい発言である。書く必要など全くないこうした信念ばかりが目立つ立論であるにも関わらず、著者がなぜこれ程支持されるのか?ダーウィン進化論の馬脚を露わにした武谷三男氏の立論を御披露したい。突然変異は可逆変化(←記憶されたい)であり、進化という不可逆性を担ってきたのは自然淘汰のはずである。よく考えていただきたい。以上の論理的帰結として、我々進化の最前線にいる現生生物は、初発の原生物の突然変異株の集合に当初から含まれていたことにならざるを得ないのである。突然変異という可逆変化(元に戻れる変化)の許す範囲でしか自然淘汰が作用しない所以である。初発の原生物の突然変異株の集合内で変異してきたにすぎない過程(=ダーウィン進化論)を、「進化」と呼ぶことには、躊躇せざるを得ない・・・以上が、武谷三男氏の立論である。初発の原生物の突然変異に人間が含まれると信じられる人に対しては、ダーウィン進化論は説得力があるのかもしれないが、私は全く信じていない。
・「ドーキンスに魅せられた方へ2」
発生論の因果律にはあえて言及せず、恣意的かつ多様な構造の突然かつ共時的定立(遺伝子の表現型の多様性)を謳った池田清彦氏の構造主義進化論の方が、私には突然変異よりもはるかに説得力があるのである。個(遺伝子)が全体(生存機械)を規定する還元論の帰結は、ニュートン力学同様に決定論である。ドーキンスのしたたかさは、決定論(=還元論=利己的な遺伝子)を非決定論にすり替えた手際の良さにある。遺伝子に働くとされる自然淘汰を、自然界の「盲目(=無目的)の時計職人」と述べ、無目的な自然淘汰(=非決定論)の結果が順次蓄積した「累積淘汰」を以って、目的があったかのような精巧な生物体が現われたのだと論じているが、目的を持った時計職人ならば、矛盾するのだという立論が全くなされていないのである。はじめに非決定論ありき・・・ゲーデルの不完全性定理を履修すれば、非決定論など当たり前である。論理の問題として詰めざるを得ない進化論においてこそ、信念の開陳よりも可謬性を自覚した諦観が求められるのである。「利己的な遺伝子」なる決定論(=因果律)の破綻を認める時期がやって来たのだ!
・「読まないと損をする自伝の傑作」
自らを語って一片の自惚れも自虐もなくこれほど澄明なユーモアに満ちた文章も珍しいのではないか。時にこのユーモアは抱腹絶倒の笑いに発展し、例えば徴兵検査で精神科医の検診を受けたさいの面白さはさながらウッディアレンの喜劇である。自分のことをまるで他人事のように語る筆遣いは欧米人によくあるスタイルの一つだけれども、この本のそれはちょっと一味違うように感じられる。それは自分自身の今に至る軌跡を面白おかしく描きながらも微動だにせぬ目で観察する科学者の視線といったものだろうか。沸騰する笑いと冷厳な観察眼その微妙なバランスがこの本の魅力を生み出しているのかもしれない。決して短くはない内容だが読み始めて気が付けばいつのまにか終章に至っており、そして読後感は実に爽やか!である。
・「素晴らしい!!」
ファインマンは、くりこみ理論で朝永振一郎と一緒にノーベル物理学賞をとった物理学者。でも、その話はぜんぜん出てこない。出てくるのは、ちょっとしたことへの着眼と興味、筋道だったアプローチ。それは物理にとどまらず、女の子だったり、絵画だったり、音楽だったりする。 わたしが、「努力」とよんで歯を食いしばってやることを、難しい面倒だといってあきらめてしまうことを、この人は眼をきらきらさせて、おもしろい!といって、わらいながらやってのける。 きっと、人生というのは、何も考えずに楽しく過ごすものではなく、広く深く考えれば考えるほど楽しいものなんだ。
・「面白いだけの読み物ではない、でもやっぱり面白い」
これをはじめて読んだのは小学生の時でした。もし姉が小学生の私にこの本を貸してくれなければ、私の人生は大幅に変わっていたと断言できます。
当たり前ですが難解な本ではありません。エッセイ集みたいなイメージでとらえてもらえると間違いないでしょう。日常の些細な出来事に注目して、
それをとても面白く語っています。本当に楽しく読めると思います。
一つ一つの話が、とても印象に残る、心からお勧めする本です。
・「卓越した科学者の楽しい人生」
ノーベル物理学受賞者として有名なファインマン博士(故人)の自伝。「ご冗談でしょうファインマンさん」の原書です。戦前、戦中、戦後にわたる物理学者としての目覚しい成果の一方、恋物語から金庫破りまで、私生活を楽しむ一個人の側面が描かれています。仕事一辺倒の生き方を再考させられる一冊です。
・「ファインマンさん,大好き」
中学時代に恩師の推薦図書として知ったのが最初.何度も読み返している.型破りな発想と実行力で,数々のいたずらやとんちを繰り広げるファインマンさん.物理に関する記述はないものの,発想や理屈はやはり研究者らしい.弱者のことも理解でき,自分を優者とは見ていないところが一番の魅力であり,見習うべき点であると思う.
・「相変わらずわかりやすい」
科学に対して素人が持っている素朴な疑問にわかりやすく答え続けている竹内薫氏。今回はUFOだの地底都市だのといったトンデモ系に対する仮説を科学的に分析してくれております。彼の著書に大してはわかりやすいの一言。口に出すのは恥ずかしいけど実はみんな興味を持っているトンデモ系の話が、飲み会で話題にできそうです。トンデモ系の仮説に対し、現状の科学でわかっていることを明確に語ってくれます。欲を言えば、客観的な意見だけでなく、それらの仮説に対する筆者の考えも語って欲しかったかな。
・「もっと深く踏み込んで!」
水棲人類説から宇宙論、超古代文明などを対談形式で紹介してある。取り上げてある説は玉石混淆だが、著者の最近のスタンスは「バカバカしい説でも頭から否定せずに検討しよう」みたいなので、筋は通っているかもしれない。
とはいえ本人の専門である物理学(宇宙論のとこ)以外では歯切れが悪すぎる。水棲人類説ではwikiの記述に否定の方向から妥当なツッコミを入れているが、妥当すぎてちょっと古人類学をかじれば誰でも思い付く内容だし、超古代文明のようにせっかく取り上げていながら僕は詳しくないからわからないと結論を避けている項目もある。たんなる紹介に終わってるよ!しかもわざわざ助手と掛け合い漫才のようなことを始めたり最後にオチをつけようとするので余計分かりにくい。なんだかテレビ番組用のネタ帳を読まされている気分になってしまった。
ところでインテリジェントデザインに好意的な発言はどう解釈したらいいんだろうか。既存概念への挑戦のつもりか、信仰の告白をしているのか?信仰するのは構わないと思うけど、ID論者がアメリカの高校生から正統な科学教育の機会を奪おうとしていることなどを考えたら、とても科学書の紙上で支持を表明するなんて狂気の沙汰としか思えない。
疑似科学本の執筆に関わって狂信的なバッシングを受け科学者としてのキャリアを棒に振ったとインタビューで答えていたが、叩く方が悪かったのではなく、著者が科学者として越えてはいけない一線をうまく引けないのではないかと感じてしまう。
・「システム・バイオロジー格好の入門書」
専門書や,英文誌でシステムバイオロジーを提唱してきた著者(北野宏明氏)による初めての一般向けの解説書である.ゲノムプロジェクト熱が一段落し,マイクロアレイやプロテオームをいくらやっても生命の本質には到達しがたいことに多くの医師や医学生物学者がもどかしい思いをしているときに,物理学領域から生命現象を多様な環境変化に対するロバストネスとして認識する方法論が出てきたことに感銘を受ける. 著者は,最新の文献もフォローし,シグナル伝達や悪性腫瘍の化学療法耐性,糖尿病の発症機構,HIVによる免疫機構の荒廃などの理解も正確かつ正統的である.また,引用文献もしっかりしている.本書ですぐに自分の健康を改善しようと思ったり,会社経営の参考にしようとして読むと,あてがはず入れるかもしれないが,知的興味をかきたてる上ではこの上ない良書である. 冒頭に本書は医学上の仮説を述べているが,治療方針は主治医と十分に相談して決めるように述べるなど,医師・非医師双方による怪しげな健康本が氾濫する中で本著者に研究者としての良識を感じる.
・「ロバストネスとは何か?」
ロバストネスをあらゆる角度から見つめた本です。
・「したたかさと脆さ」
何かを強くすれば、何かが弱くなる。あたりまえのことだとは思うけど、改めて、いろいろな事例を出して説明をされるとうなずくこと頻り。
わかりやすさという点では、生物学の話よりも、工学的な話のがわかりやすかった。でも、生物学の話のほうが、深みはある。
ロバストネス、流行るかな、流行らないかな。
・「生命だけではない「ロバストネス」」
生物など形あるもの、動きあるものが残っていくための知恵を学びたくて購入して通読。非常に面白かった。「ロバストネス」のという機能を生命だけでなく目的を持っているシステム全体にあてて、実際にロバストネスな生命、癌細胞、会社としての組織などを例に挙げながらロバストネスの各機能「モジュール化」「バッファリング」「多様性」「フィードバック」などを具体的に説明してくれている。特におもしろかったのはソフトウェアのコードに適用した例だった。ソフトウェアは確かに進化していくべきだと思うし、複数の機能的目的をもって存在しているもので、各モジュールが疎結合で結び付いてこそ、ロバストネスな存在として価値があると定義している。またコアモジュールの概念も、現在のソフトウェアの在り方についての定義に聞こえる。生命に焦点を当てている本かと思いましたが、ロバストネスというシステムの特性をわかりやすく説明してくれている書籍だと思いました。組織としてのシステムを考えている人や、生命をシステムの側面から考えてみたい人、実際に何らかの複数の構成要素からシステムを設計するひとは是非ロバストネスの価値観をもって取り組むべきだと思いました。
・「肝心な点の議論が今一つ〜「99.9%の仮説」の一つ」
生命をロバストネス(robustness)と言う観点から捉え、生物を物理的システム系として捉える事が可能である事を主張した本。robust(頑健な)と言う形容詞は良く耳にするが名詞形は珍しい。説明は平易で例も豊富なのでロバストネスの入門書としては好適な本。
ロバストネスの定義は「システムが色々な擾乱に対してその機能を維持する能力」の事で、生物は進化の過程で獲得したと述べる(進化との関係は最終章で詳述される)。そして、ロバストネスの向上要因としてフィードバック機能、冗長性・多様性、モジュール構造、デカップリングが説明される。また、特定部位のロバストネスの向上を考える際には、他の脆弱部分とのトレードオフが生じ、フラジャイル(fragile=余談だがYESのアルバム名と同一=壊れやすいもの)な部分が出来てしまうと言う。ソフトウェア(それも大規模プログラム)開発を生業とする私にとっては御馴染み過ぎる概念で、どこに新規性があるのか、ここまででは理解できない。続いてビルの火災やF1を例に引いて説明されるが、システム工学の知識がある方には当たり前過ぎる概念であろう。次いで糖尿病の話になって、少し生体との関連性が出る。私自身糖尿病なので、ロバストネスの働きで血糖値が上下するという論は興味深かった。"進化に適応した生活習慣"と"現代の適応習慣"と言う捉え方も面白い。続く、robustな吉野家の例はサービスか。更に、癌とロバストネスの関係が取り上げられるが、癌のメカニズムを知っている方には今更の感じがある。
全体的にロバストネスの概念及びそれが社会の他の分野にも適用できる事を紹介しようと言う意図があり、その意味では成功している。しかし、本書で言うロバストネスの概念は上述の通り、システム工学の分野では当たり前の概念で、それが生物系にどう適用できるかと言う肝心な点を深く議論して欲しかった。今の所は"99.9%の仮説"の一つか。
・「刺激とチャレンジのある本です」
人工生命、認知の数理モデルの分野を精力的に牽引してきた研究者による待望の単著。生命(≒認知)に対面したとき、自律性を抜きには語れない。それを、主体性と呼んだり、自由と呼んだり、いくつか言い方はあるだろうが、これらの語は一体どのような様相を意味しているのだろうか。本書は、身体性と時間の中に展開される運動を通奏低音にして、自律性という捉えずらい概念を、ひも解いていこうという試みである。
【おすすめの理由】◆多数の具体的な認知実験にもとづいている◆そこから引き出される認知の諸側面を明確にし、それぞれについて定性的な数理モデルを提示している◆文理をまたぐ深い教養に裏打ちされている
・「学問、思想もまた爆発である。」
この本の中身は岡本太郎の作品のように爆発している。 筆者の魂は、物理学を出発点とし、計算論、複雑系、心理学、現象学からはたまた芸術のかなたまでと、縦横無尽に駆け巡ぐる。 しかしながら、筆者の志向性は常に生命と意識の起源を自律運動性という一つの概念から理解しようとする試み一点に向けられており、その独自の考え方は問題の本質に鋭く切り込んでいる。筆者の使う言葉は聴きなれない言葉ばかりかもしれない。一見、読みにくいかもしれないが、それらは彼自身が文中に書いているようにジャーゴンであって、その一つ一つの言葉にはあまり意味はない。読者はそのジャーゴンの嵐にただ身をおいて、それらの使われ方を身をもって感じ入れば、筆者の思想は深く潜在意識に刻まれるはずである。 文章と同様、またはそれ以上に素晴らしいのは、筆者の生み出した多様な人工生命が織り成す活動のプロット図である。無理にそれらの数理的な意味を理解しようとしなくてもよいかもしれない。そこにたち現れる、濁流のように渦巻くカオス、きめの細かいフラクタルから、生命、意識のもつ混沌とした暴力性、同時にそこに息づく美しいまでに緻密な構造性を読者は直に感じ入ることができるはずである。 この傑出した天才の作品に、世界はどう反応するのだろう? いまから楽しみである。
・「魅力的、ただし途中から失速」
タイトルにもなっているダイナミクスこそが生きているということの本質であるという主張には全面的に賛同する。冒頭で語られる中間層の必要性も痛感する。と、すこぶる共鳴して読み進んだが、中盤以降、明らかに文章の質が落ちてしまい、当然、読後感をも損なっている。それでも行間から匂いたつ知の香りは豊かであり、著者の主張を理解したいと心の底から思うのだが、正直、ぼくには理解し尽くせなかった。一読後に著者の論文を渉猟して、理解を進めることができたが、それを要求する書物を「一般向け」とは呼べない。序盤が非常に平易かつ魅力的であるだけに、中盤以降明らかに失速してしまった原因は、筆者の力不足というよりは、執筆や推敲に充分に時間を割くことなく出版してしまったプロセスにあるように思われる。十全に力を注いだ、次の1冊に期待したい。
・「科学を正しく理解するための本」
「科学」で証明されているがゆえに、当たり前とされているいろいろな事象が、実は「仮説」にすぎないということを事例をもとに明かしています。
本当に、この新書のシリーズはタイトルがすばらしいですね。「さおだけ屋は……」とか、この本とか。タイトルだけで食指を動かしてしまいました。
で、実際読んでみて思ったことは、「科学というのは、“哲学”なんだなあ」ということ。
つまり、「真理とは何か」を考えるための道具でしかないんですよ。科学万能の世の中ですが、科学的に証明されたとしても、それが真理なのではないってことです。あくまでも、真理を追究していくその過程でしかないんですね。
再現性があること、ってのが科学の決まりになっていますが、この再現性にしても、実験者の主観があるわけですし、仮説に合致しないデータを故意にはずしてしまうこともあると書かれています。
いや〜、いっちゃなんですが、科学ってのも結構、適当なんですね。ある意味「壮大な屁理屈」といえなくもない。ほんと、それに命をゆだねているってのはそら恐ろしい気がします。と、同時に「科学」というものに対する正しい認識がもてたような気がします。
講義調の文章も非常に読みやすいですし、一読しておくと、ちょっと価値観が変わるかもしれません。「頭が固くなったな」と思ったとき、読んでみるといいと思いますよ。
☆5つ。
・「常識教信者に読ませたい」
すらすら読んだ後、もっと自由に発想していいのだな、という気になれます。世の中には、自分こそ正しい科学知識や良識、正しい常識の持ち主だ、という視点から、他人に不寛容で、他人を“正しく”“常識的に”変えてやろうとする独善的な迷惑人間がたくさんいるものだが、そうした人にも読ませたい。
最近出た「バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣」という本でも、脳科学の最高権威が、「現在本やテレビで言われている脳を良くする話の多くは科学的根拠が薄弱、ゲーム脳はもちろん、養老孟司氏も川島隆太氏も池谷裕二氏も時にいい加減なことを言っている、まだ科学ではそこまで言えない、という話が多い」といった主張をしており、たいへんためになります。この本がおもしろかった方にはそちらもおすすめです。世の中の見方が変わります。
・「語り口で読みやすいです。」
タイトルに惹かれて読んでみました。内容は、人間がいかに既存の常識や先入観にとらわれ疑わないかを、地動説を唱えたガリレオの時代から現在までのさまざま科学の事例にふれながら解説をしています。興味深かったのは、科学的に解明されていると思っていたものが、実は未だに仮説の域を出ていないものばかりだということです。例えば、飛行機がなぜ飛ぶのかは、はっきりと解っていなかったり。 本書を読むと、今は絶対的に真実だと思っている事が、今後まだ否定される可能性のある仮説であることがわかります。いかに自分が常日頃からあまり考えもせずに固定観念や思い込みに凝り固まって、世の中をわかったつもりになっていたかに気づかされます。また帰納法や演繹法、相対性理論など難解な科学用語が非常に解り易く書いてあるので、すらすらと読めます。読むと頭が柔らかくなるとともに、頭がちょっと良くなったような気にもなれますよ。
・「子供と一緒に考えたい」
科学の基本―それは「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということ…この内容に新たな発見をしたような、前から漠然と思っていたことを見つけたような。とても納得できる本でした。
・「科学とは常に反証できるものである」
学校で習う科学の知識・常識は時間がたてば変わってしまうことがある。お父さんの習った教科書と息子が使っている教科書では記述が変わっていることがあることに気づくだろう。学校の成績が優秀だった人は、その成績のよさが自分の価値になってしまっているため、自分が学んだことに絶対の価値を置いてしまうことがある。所詮、仮説に過ぎないものを絶対視してしまうことは非常に危険である。本書はカナダのトップ校マギル大学の理学博士号を持つ著者が科学とは仮説を体系化したものであることをわかりやすい文章で説明している。「科学」という言葉に惑わされないよう、大学生以上の人には必読の1冊と言える。
●ホーキングとペンローズが語る時空の本質―ブラックホールから量子宇宙論へ
・「面白いが、誰のための本なのか?」
ホーキングとペンローズという、現代を代表する理論物理学の両雄が三回ずつ講義を行い、最後に討論で激突する、という誠に面白い企画を書物にしたものである。1994年ケンブリッジ大学アイザック・ニュートン数理科学研究所で開催された。有名なボーアとアインシュタインの論争の現代版、という位置づけである。
実証主義者と自他共に認める冷淡なホーキングに、「シュレーディンガーの猫」の中途半端な立場を本気で心配するプラトン主義者ペンローズが挑む展開は、なかなか面白いのだが、内容が高度過ぎて専門家でなければ理解できない内容である。表紙を見ると一般向けの通俗書のような趣だが、実際は全く違う。一体誰が読むのだろう?
・「碩学の二人の講義ではあるが、無理して読むことはない。」
未だにはっきりしていない「量子重力」などをテーマにした、講義録である。薄い本なのだが、レベルは大学院生向けのようだ。本書の講義の後に、M理論など、さまざまな発展があるので、もはや最新の内容ではない。特にペンローズの議論は、クセがあるようだ。物理学者が議論しながら問題を解決していこうとしている過程を楽しめればいいのだが、私には難しい。翻訳も、上手く説明できていないような日本語になっているような感じがした。
・「これいいです」
相対論を理解することは小学生のころからの夢であった。中学や高校のときにブルーバックスなんかをいろいろ買って読んだけど、数学を排した啓蒙書はどれを読んでも理解できない。この本読んでわかったんだけど、それもそのはず。相対論は数学だからだ。啓蒙書は数学を排してわけわかんなくするし、専門書は数学がむずかしそうに書いてあるし、物理的な意味がわかりにくかったりと、バランスの悪い本ばかりの中、本書はとてもバランスのとれた書き方がなされているように思う。
・「数学のりの特殊/一般相対論の教科書」
日本には少ない, 数学畑の人向けの相対論の教科書である.
この本は, 数学者である著者が, 大学の数学科の幾何学や応用数学のコースで教えた内容がもとになっている.日本の大学でいうと, 大学の理工学部の1年生が学ぶ微積分と線型代数だけを仮定して(しかし物理はほとんど仮定しないで),曲線と曲面の微分幾何(の最低限の部分)を経由して,
特殊相対論と一般相対論を解説している.数学的に抽象化した内容ではなく,物理としての相対論を数学っぽいギャップの小さい記述スタイルで,それなりの厳密性で述べている.マイケルソン-モーレーの実験や水星の近日点移動などの物理的帰結についても無理なく述べられている.
標準的な物理のりの教科書とは展開の仕方がだいぶ異なるが,
数学好きな物理の学生にも気分よいかもしれない.
なお, レビュアーによる和訳「時空の幾何学」が,シュプリンガー・フェアラーク東京から刊行されている.
●ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)
・「待望の再刊」
1997年徳間書店より刊行されたものの文庫版です。以前のものは図書館で読みましたが、気に入って買おうと思っていたら、既に絶版でした。私にとっては、待望の復刻版、となりました。「心の影」が出版された後の話題について、いろいろと集めたもので、ペンローズオリジナルのものや、インタビュー、竹内薫、茂木健一郎両氏の解説など、多方面から楽しめます。時系列的には、「皇帝の新しい心」や「心の影」を前もって読んだ方がいいような気もしますが、それだとかなり長い道のりになりますので、いきなり本書から入るという読み方も十分に有り得ますね。
・「ペンローズの分厚い本を読むべきか読まざるべきかの判断を助ける本」
ペンローズの著作「皇帝の新しい心」「心の影」の要点をざっと眺めて、これらのオリジナル著作を読む時間を投資すべきかどうかの判断を助ける一冊です。(内容の賛否はおいておいて、上の意味で星4つ)そうか、ゲーデルの不完全性定理(=チューリング機械の停止問題)と、「意識の計算不可能性」の前提から、古典力学(=計算可能)を超えた存在である量子力学(波動関数の波束の収縮)が意識を説明するはずだ、ということがペンローズの主張なわけね、と把握出来ます。個人的には、ペンローズのゲーデル流論法は面白いと思いましたが、意識の計算不可能性を説明するには古典論でなく量子論でないといけない、という論法には如何しても飛躍がありすぎると思えました(注)。また、彼の主張は客観的実験で検証可能な新予測を含まないことは明白であり、それは物理とは言えないでしょう。そういうわけで「皇帝の新しい心」「心の影」は急いで読まなくても良いな、と判断出来ました(感謝!)。また、今よりも若い竹内氏と茂木氏の文章は面白く読めました。(内容がペンローズ寄りすぎで「それはどうかなぁ?」と思う処や、物理的議論が舌足らずな処も少々ありましたが(CPT対称性を語らずして、T非対称性を述べられても...))(注)自らの科学知識の"バランス"を保つためにも、複雑系の本(カウフマンなど)や複雑ネットワークの本(バラバシなど)も読むべきだと思います。他にラフリン著「物理学の未来」やストロガッツ著「SYNC」もお薦めします。これらの本を読むと、意識の問題は多体的相互作用(→創発)の観点からのアプローチも可能では、と思えるようになります。("More is different"(P.W. Anderson, Science 177 (1972) 393-396)なのです) 数学者としてのペンローズは「物理学は階層的である」ということを良しとしないから、自ら進んで袋小路に入り込んじゃったのかなぁ。
・「便利な一冊」
ペンローズの脳・認知観を,手軽に理解できる便利な1冊。
おもしろいっちゃあおもしろいのだが,あまりに無根拠なペンローズの突飛な提案自体はまあそんなものかというものだが,なぜそう考えるにいたったのか,ペンローズの思想的背景もふくめて理解しやすくまとめられている。それは訳者による解説に頼るところが大きいが,それにしても訳者の物理学原理主義とでも呼べるような世界観からの,他の世界観についての蔑視は(毎度のことだが)読んでいて恥ずかしくなる。訳者自身による文章自体も,ここまで自分に酔えるか?とあきれてしまい,いったい量子脳理論の理解に何の役にたつ話なんだとイライラしてくるが,不思議なことに読み終わってみると,明確な一つのイメージをもたらしてくれているから大した筆力だ。
ともかく,ツイスターなどペンローズ本流の理解には当然大して役に立たないが,その量子脳理論についてはよくわかる1冊であることは間違いない。読みやすい。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。