TAKESHIS' (詳細)
北野武(監督), ビートたけし(俳優), 京野ことみ(俳優), 岸本加世子(俳優), 大杉漣(俳優), 寺島進(俳優), 渡辺哲(俳優), 美輪明宏(俳優)
「ゴダールの影響が見える、たけし版不思議の国のアリス」「今までの北野さんの映画にない精神構造」「哀しい映画」「かなり主観的な感想だが」「スパイラル」
GONIN コンプリートボックス (詳細)
石井隆(監督), 佐藤浩市(俳優), 本木雅弘(俳優), 根津甚八(俳優), ビートたけし(俳優), 緒形拳(俳優), 大竹しのぶ(俳優), 喜多嶋舞(俳優), 夏川結衣(俳優)
「まさに“百花繚乱”!!」「唯一無二」「“香港や韓国製フィルム・ノワールが、なんぼのもんじゃい!”と思わず叫びたくなる大傑作。」「本当に待望の「GONIN」DVD化!!」「待ってました!」
黒の天使 Vol.2 デラックス版 [DVD] (詳細)
石井隆(監督), 天海祐希(俳優), 大和武士(俳優), 片岡礼子(俳優), 鶴見辰吾(俳優)
「黒の天使VOl.2」「奇蹟的に美しい瞬間を持つ秀作」
人が人を愛することのどうしようもなさ [DVD] (詳細)
石井隆(監督), 喜多嶋舞; 津田寛治; 永島敏行; 美景; 竹中直人(俳優)
「凄い」「大人の映画」「最後の名美?」「石井隆が土屋名美を描くことのどうしようもなさ」「みんながみんな、ただ一人に…」
クラッシュ 《ヘア解禁ニューマスター版》 (詳細)
デヴィッド・クローネンバーグ(監督), ジェームズ・スペイダー(俳優), ホリー・ハンター(俳優), イライアス・コティーズ(俳優)
「変態さん大集合」「寂寥感」「気持ちが理解できました」
裸のランチ (詳細)
デイヴィッド・クローネンバーグ(監督), ピーター・ウェラー(俳優), ジュディ・デイヴィス(俳優), イアン・ホルム(俳優), ロイ・シャイダー(俳優), ジュリアン・サンズ(俳優), ウィリアム・バロウズ(原著)
「ベンウェイ!!!(ネタバレ?)」「いや〜。」「幻視者たちの饗宴」「クローネンバーグ監督のグロテスクな幻想的SFX映画」「裸のランチ」
イグジステンズ (詳細)
デヴィッド・クローネンバーグ(監督), ジェニファー・ジェイソン・リー(俳優), ジュード・ロウ(俳優), イアン・ホルム(俳優), ウィレム・デフォー(俳優)
シン・シティ スタンダード・エディション (詳細)
ロバート・ロドリゲス(監督), フランク・ミラー(監督), ブルース・ウィリス(俳優), ミッキー・ローク(俳優), クライヴ・オーウェン(俳優), ジェシカ・アルバ(俳優), ベニチオ・デル・トロ(俳優), イライジャ・ウッド(俳優), ブリタニー・マーフィ(俳優), クエンティン・タランティーノ(監督)
「ここまでやれば拍手するしかない」「ハードボイルド・・・」「マンガを100%映像化に成功」「すごいぞ!ロバート・ロドリゲス!」「21世紀のパルプ・フィクション?」
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】 [DVD] (詳細)
デイヴィッド・リンチ(監督), カイル・マクラクラン.マイケル・オントキーン.ララ・フリン・ボイル.シェリリン・フェン(俳優)
「上出来」「ずっと浸っていたい世界」「隔絶された世界を楽しめるドラマ」「満足です♪」「すべての日本人に見て欲しい予言的な作品」
ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 (詳細)
デイヴィッド・リンチ(監督), カイル・マクラクラン(俳優)
「さわやかな変態」「映像感覚」「本編+特典=4点」「情報不足でした・・・」
ロスト・ハイウェイ [DVD] (詳細)
デイヴィッド・リンチ(監督), ビル・プルマン(俳優), パトリシア・アークェット(俳優), バルサザール・ゲティ(俳優), ロバート・ロッジア(俳優), ゲイリー・ビュシー(俳優), マリリン・マンソン(俳優), ヘンリー・ロリンズ(俳優), バリ・ギフォード(脚本)
「疑心と狂気の果てに辿り着いた超現実」「天才恐るべし・・・」「考えながら観るな、観て感じればいい!」「ひとりでじっくり観ることをお勧めします。」「悪夢のヴィジュアル化。」
イレイザーヘッド 完全版<ニュープリント・スクイーズ> (詳細)
ジャック・ナンス(俳優), シャーロット・スチュワート(俳優), アレン・ジョゼフ(俳優), デヴィッド・リンチ(俳優)
「奇形児ではない」「デヴィッド・リンチの原点」「他の映画へのプロローグ的映画!」「嫌いな人は絶対嫌いであろう…」「もう映画ではないです」
バットマン リターンズ (詳細)
ティム・バートン(監督), マイケル・キートン(俳優), セリーナ・カイル(俳優), ミッシェル・ファイファー(俳優), クリストファー・ウォーケン(俳優), ダニエル・ウォーターズ(脚本)
「大ヒットに続く二作目は・・・?」「前作路線に味付け」「ラストシーンの・・・」
エンゼル・ハート (詳細)
アラン・パーカー(監督), ミッキー・ローク(俳優), ロバート・デ・ニーロ(俳優), シャーロット・ランプリング(俳優), ウィリアム・ヒョーツバーグ(原著)
「ミッキーローク、ロバートデニーロ、2大スターの共演」「ミステリーの傑作」「このてのオチの元祖(?)」「そういえば、、そうか、、そうだったのか、、おおおおー」「クールでダークなオカルトハードボイルド」
デリカテッセン <デジタルニューマスター版> (詳細)
ジャン=ピエール・ジュネ(監督), マルク・キャロ(監督), ドミニク・ピノン(俳優), ジャン=クロード・ドレフュス(俳優), リュフュス(俳優), マリー=ロール・ドゥーニャ(俳優)
「Soylent Green」「東京国際映画祭ヤングシネマグランプリ受賞」「デリカテッセン」「なぜDVDがない!」「遊び満載の音と映像がすばらしい」
【初回限定生産】『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(5枚組み) (詳細)
ハリソン・フォード(俳優), リドリー・スコット(俳優), ルトガー・ハウアー(俳優), ショーン・ヤング(俳優), ダリル・ハンナ(俳優), キャシディ.エドワード(俳優), ジェームズ・オルモス(俳優), ブライオン・ジェームズ(俳優), ウィリアム・サンダーソン(俳優)
「THE FINAL CUTの概要」「至福の日々」「映像やメイキングは申し分ありません!!・・・ですが!!」「あの噂は間違いだった!」「なぜ今まで最終版が廃盤になっていたのか」
・「ゴダールの影響が見える、たけし版不思議の国のアリス」
この映画は一言でいえば、たけし版・不思議の国のアリスであろう。
しかしその不条理で苦しく切なくフラストレーションのたまる狂った世界は、外部へではなく、ひたすらたけしの内面に向かって開けている。スターである自分、卑小な自分、生きることそのものにつきまとう煩わしさと滑稽さ、気を遣って生きている自分や周囲への破壊衝動と不安、欲望……
この映画は明らかに、ゴダール版・不思議の国のアリスであるウィークエンドに影響を受けているし(どちらの作品にも、悪夢のいらだちがある)、実際、明らかなオマージュと言えるシーンが出てくるが、単なる模倣にとどまらない、独自の素晴らしい高みに達した傑作と言えると思う。
映画を貫いているコンセプトは明快であり、そのメッセージが臭くならないよう巧みに工夫がこらしてあるわけだが、各要素の解釈は一義的に決まるものではなく多義的に受け取られるように出来ているので、繰り返し何度も見ても楽しめる、深みのある希有な映画に仕上がっている。
たけしの芸術性がフルに発揮された傑作で、この不条理で暴力的でありながらもの悲しく孤独でめまいを起こすようなファンタジーは、私の中では現時点では、たけしのベストの傑作にして怪作であると言える。ヨーロッパでは受けそうな作品ではあるが、日本では残念ながらあまり評価が高くないようで、たけし氏の気持ちを考えると微妙でもある。
・「今までの北野さんの映画にない精神構造」
北野武さんの大ファンで、ほぼ全ての映画を見ましたが、今までの映画が似たような精神構造を中心としてできているのに対し、TAKESHIS'は北野さんの新分野への挑戦とも思えます。この映画で、金持ちと貧乏人という二役を北野さんは見事に演技されています。オーディションの合格を夢にまで見るシーンの北野さんの演技は、ご自身の経験があってこその演技で、とてもリアルです。『哀しい気分でジョーク』と共に、北野ファンなら見逃せない映画です。既に世界の映画界でも大御所となられた北野さんですが、今後も新分野に挑戦され、今まで以上の幅の広さを見せて頂けるよう期待しています。
・「哀しい映画」
監督の映画に対するチャレンジ精神が感じられる。とくに終盤の夜空の星のシーンから海岸での銃撃戦までが度肝を抜かれる。あれだけ激しい銃撃戦なのにあれほどの哀しさを感じさせる何かがこの映画には閉じ込められている。理由も無くこんなにも哀しくなった映画は経験したことがない。やはり監督が言うように理解するよりも体感するということなのだろう。
・「かなり主観的な感想だが」
この映画を見るにあたって理解しようと努力する必要は無い。私が星5つを付けたのはただ単に感情移入できたからなのです。岸本加代子に象徴される「彼女のような」存在、そういった苛立ちにぶっ放したくなる衝動、しかし狙っても当たらない弾丸、そういった我々が常に感じている怒りや不満を伴う不快感や不条理をこれほど観客に生々しく訴える映画を私は知らない。登場人物が不条理に遭遇する作品は他にもあるが、これは主だったストーリーが存在せず、象徴的なものが多いだけに観客が共感できる部分も多い。被害者意識が強い人は特にそうなのではないだろうか。
・「スパイラル」
私は座頭市以外にTAKESHIの映画を見た事はないので、オマージュシーンについてはわかりませんから、それ以外について書きます。
非常に狭い世界(登場人物&場所)でデジャビュの連続のような摩訶不思議なシーンが次々と展開します。花束から出てきた芋虫が、冴えない方のたけしが見る夢シーンの最初と最後という事になり、これが何か人間の、というか武の中にある拗けた欲望みたいなものの象徴となっている気がします。この映画は、武の中にある、現状の成功した武と若い頃おそらく持ち、今もまだ抜けきれてはいない(?)コンプレックスを抱えるたけしの二面性を交錯させて描かれた、武の内面表現映画という事になるのでしょう。だからこそ、登場人物を厳選し、彼らにもまた一人二役あてがったのでしょう。一貫して邪魔をしてくる岸本加代子は、人生のどうにもならない部分みたいなものの象徴でしょうか。
一度見ても消化不良気味ですが、だからこそ何度も見て確かめたくなる、知的好奇心をくすぐられる映画です。でも良く考えれば、TAKESHIが武とたけしを演じているので、その内面も演技という見せ掛けのものかもしれません。スパイラルに陥ってしまいそうな映画でもあります。
・「まさに“百花繚乱”!!」
『GONIN』という映画が語り草になるのは、何故なんだろうと考えてみると、これはもう男の色香にノックアウト!、ということに尽きるんですね。当時30代半ばの佐藤浩市をリーダーにして本木雅弘、鶴見辰吾、木村一八が“美丈夫”を演じ切っている。ワイルドともセンシュアルとも表現しきれない、なんていうか艶(つや)があってさ、胸元や襟足(えりあし)、身にまとったスーツからえも言われぬ甘くパウダリーな薫りが漂ってくる。
脇を固める根津甚八、北野武、永島敏行も存在感あふれて素敵で、ほんとうに心にくい配合がされている言わば上等な香水なんだよ。特に佐藤浩市さんと本木君は美しくって危険過ぎます。あのユニセックスな香りを嗅いでしまうとかなりの興奮作用ありますよ。
さらに黒豹のような余貴美子、子猫みたいな夏川結衣、したたかな野良猫みたいな喜多嶋舞を中心にした『GONIN2』が一緒になって“百花繚乱”の愉しさ、嬉しさ!謎のディレクターズ・カット版にも興味が尽きません。ゴージャスで渋い香調を期待して、発売が待ち遠しいです。
・「唯一無二」
石井隆にアクション映画を撮らせない日本映画界なんぞ、少しも復興していない。ジャリ俳優のママゴト映画がヒットし【本物】はヒットしない。日本のエンターテイメントなんて所詮、ただの糞袋だ。
・「“香港や韓国製フィルム・ノワールが、なんぼのもんじゃい!”と思わず叫びたくなる大傑作。」
がけっぷちまで追い込まれた男女各5人の、土壇場での捨て身の反撃と跳躍を、ハードなヴァイオレンス描写で叩きつけた石井隆のカルトな傑作、BOXとして待望のリリースだ。「名美」シリーズで見られる、強烈で観念的な色彩、徹底して“絵”作りにこだわったカメラ・ワーク、そして、過剰なまでのメロドラマ的なねっとりしたタッチの中で展開される男女の激しくて哀しい情念と性(サガ)の世界は抑制されているが、両作共、クールな映像感覚に異様な緊迫感、まるでフィルム自体に血が脈々と流れ、それが噴出するような激しさに満ちている。男たちは狂熱的な色気を漂わせ、ひたすら美しく、女たちは日常から越境し生き生きと解き放たれ、しぶとく生き続ける。他のレビュアー諸氏も指摘されているように、まるで、石井映画の男女の関係を映し出しているかのようだ。公開当時は残念ながら不入りだった記憶がある両作。今日、香港や韓国製フィルム・ノワールばかりがもてはやされるきらいがあるが、この極めて刺激的な日本映画を存分に堪能して欲しい。
・「本当に待望の「GONIN」DVD化!!」
「GONIN」のDVD化は本当に待たされ、期待していました。数年前に発売企画があったものの、権利問題が未解決で立ち消えに・・。それから数年、2007年、公開12年目にして、ついに「GONIN」が配給元松竹より発売されます。今回は単品2作品に加え、「GONIN<ディレクターズカット盤>」を加えた3枚組「コンプリBOX」が限定5000セットで発売されます。この「ディレクターズ版」はLDで発売されたものではなく、新たに石井隆監督が編集、デジタルリマスタリングを監修、新たなCGなどを加えたこのBOXでしか見れない「GONIN<21世紀版>」ともいうべき作品で期待がさらに膨らみます。LD版での追加部分のフレームの違和感の修正や、さらなる高音質化(発砲シーンの重厚な衝撃音、雨の音等・・。)でのDVD化を期待します。できれば未公開シーンの追加や、「2」とのリンクを濃厚にさせるCG追加などすると面白いと思います。こちらの「ディレクターズ版」も楽しみですが、とにかく、前回のような突然の発売中止にならないのをもっとも心配しています。ファンが待ちわびていた作品だけに完璧な形でのDVD化を期待します!。なお、発売は当初発売予定2月ではなく、3月にズレこんだ模様です。延期はいいけど、中止はなしでお願いします!松竹様。
・「待ってました!」
私自身は石井隆監督の作品の中で最も好きな作品です。待たせましたね、版権の問題なのか土壇場での発売中止から数年、海外版を入手したが画質も今一で納得出来なかった。それが、今回は国内初DVD化のオリジナルの1、既発売だが廃盤となりプレミアまでついてしまった2、そして1のディレクターズカット版の計3枚組という。もう買うしかないでしょう。5000セット限定は直ぐに予約完売となるか?今回も発売発表翌日には発売日が1ヶ月延期されてしまった。前途多難、また悪夢の発売延期再来かと心配するも、絶対にあきらめられない作品。邦画の数多いバイオレンス作品の中でも、この作品は最高の出来です。出演者誰もが個性派揃いで素晴らしい演技をしている。いつ撃たれるのか分からない恐怖感、音と映像でこれでもかと迫るサスペンス、全ての人にお薦め出来る作品ではないかもしれないが、石井ワールドが好きな人にはたまらない作品です。
・「黒の天使VOl.2」
石井隆監督の「GONIN」シリ-ズに続くアクション・ バイオレンス「黒の天使」シリ-ズ第2弾。 2作目だが前作の「1」とは物語上つながりはない。 今回は天海祐希の「黒の天使」の演技と大和武士のリアルな殴り合いシ-ンが見所。 前回の葉月里緒菜はヒットマン的には今一つの感じだが 今回の天海は元宝塚女優だけあり、堂々のヒットマンぶり
を見せている。 この作品は当時松竹奥山騒動の渦中で危うく公開が お流れになる危険があったのだが、東京単館上映(2週間!)されただけの作品であり、見逃した方は、DVDの高画質で鑑賞するのをお勧めする。
・「奇蹟的に美しい瞬間を持つ秀作」
ヒロインが天海祐希なので、さすがに、いつもの石井隆作品のようなハードな演技は出来ない。そのハードさを代わりに演じる片岡礼子や、ボクサーならではの格闘シーンを見せる大和武士、大胆な役を演じる鶴見辰吾と、脇役が健闘して盛り立てる。強烈な人物が周囲にいる分、ヒロインの「凛とした美しさ」が際立つ。これが監督の計算なのだろう。そして結末では、監督の計算外の事態でありながら、画面に映画の神が宿り、奇蹟的な美しさ。石井隆作品としては異色の部類に属するが、これもまた秀作だと思う。
・「凄い」
一言で言うなら圧巻、凄いに尽きる。映画という独特のフィルムでなければ表現できない絵の迫力、存在感。石井隆や佐々木原氏の「映画フィルム」であることへの執念を感じる。
そして名美と岡野のそれこそどうしようもない程の美しさ。無様なまでに異様な形に見える根底にあるのはどうしようもない人間の純粋さ。それが最後に人間の持つ複雑な感情全てを成し遂げて、ひとつだけポツンと残る。純粋で不器用な魂だけがポツンと残る。それがたまらなく愛おしい。そのどうしようもない愛おしさに泣いた。愛おしい映画です。
・「大人の映画」
私たちは映画を観たとき、物象を自らの意思で目撃したと思いがちです。けれど、ほとんどの場合“見せられた”に過ぎません。巧みな編集やCGを駆使出来る時代に女優喜多嶋舞と監督石井隆がわたしたちに“見せた”ものは何だったのか、そこを充分に考えないと『人が人を愛することのどうしようもなさ』を“見た”ことにはならないと感じています。
かれこれ二十年程前、カメオ工房に立ち寄った際に刻まれた強烈な記憶が蘇えります。それは年老いた職人の著しく変形した指です。何十年と鉄製のノミ“ブリーノ”を振るい続けた結果、男の人差し指は通常の二倍に膨れ、硬い皮に包まれていました。許しを請い触らせてもらったその指は皮膚の弾力、温かさを失い、別種の生物が貼り付いたようでした。凄いね、思わず声を上げると老職人は目を細めて笑顔をこちらに向けました。
ひとの肉体は変わっていくものです。労働にいそしむ男の腕には血管が浮き出て変形します。子供を産んだ女性は相応のふくよかな体型になります。労働と長い人生を経て、人は変化するのが自然であり美しいとわたしは思います。
喜多嶋舞さんの身体は美しかったですよ。その美しさを、その人生の重さと匂いを女優と監督は表現したかったに違いありません。
描かれたのはカミーユ・クローデルの彫刻に例えれば、「分別盛りL'Age mur」を引き裂き無残に孤立させた「嘆願する女 L’Implorante」の像です。性愛の女神として複数の男たちに次々言い寄られる名美でなく、愛が消えることのどうしようもなさに身悶えして、淋しさに狂った名美、ひとりきりのおんなの姿が描かれています。胸に迫るものがありましたが、これに気付き共振するには相応の年齢を経なければ難しいでしょう。大人の映画ですよ、これ。
・「最後の名美?」
ひょっとすると最後の名美になるのではないかと思わせるほどの、濃縮された名美がそこにある。間違いなく女優・喜多嶋舞の代表作となるであろうこの一作。間違いなく女優・喜多嶋舞、入魂のこの一作。そこにあるのは単なるヌードではない。喜多嶋舞という人生を映すスクリーンなのだ。愛人役の美景といい、女を艶かしく撮ることに、なんと長けていることか。名美と愛人のヌードの対比が哀しい。津田寛治が哀しい。何故この映画が評判にならないのだろう?間違いなく監督・石井隆の作家性を再認識させる一作である。
・「石井隆が土屋名美を描くことのどうしようもなさ」
石井隆の映画に土屋名美が出ると空気が変わる。そして独特の風が「ヒューっ」と吹く。ずっと封印され続けていた“名美”とスクリーンで再会して、改めてそう感じた。
石井隆の劇画に登場した土屋名美は、ひとりの女優として石井隆のイマジネーションを具現化するために渾身の演技を繰り返した。そしてそれらが原作として映画化されると、生身の女優たちが土屋名美という女優を凌駕しようと渾身の演技を披露する…そんな入れ子現象が起きる。そこに、独特の風を産み出す作用があるのではないかと思うのだがどうだろうか。
「人が人を愛することのどうしようもなさ」という言葉は、石井隆が自作を語るたびに口にしていた作品世界の普遍的テーマだ。『天使のはらわた』も、『死んでもいい』も、『ヌードの夜』も、『夜がまた来る』も、『GONIN』も、『花と蛇』も、裏タイトルを付けるとすれば、全部「人が人を愛することのどうしようもなさ」だ。今作は自らの普遍的テーマを映画のタイトルにしてしまったのである。映画を観る前にこのタイトルを聴いた時、作家としての名美名美(?)ならない決意と覚悟を感じた。そしてその予感は、当たっていた。
封印を解かれて解放されたのは、土屋名美ではなく、実は石井隆だったのかも知れない。そして、その試みが実現したのは土屋名美という女優の魂と覚悟を一身に受け止めることのできる生身の女優、喜多嶋舞との再会、存在なくてはあり得なかったであろう。どうしてここまで演れるのか…目を疑うような演技も迷いなく突き進むその迫力は歴代名美女優の中でも突出していた。彼女もまた「土屋名美を演じることのどうしようもなさ」に憑き動かされ、その運命を受け入れていたに違いない。でなければ、あの素晴らしいミューズぶりの理由を説明することは不可能だ。
今作『人が人を愛することのどうしようもなさ』は、石井隆の世界とは何ぞや、というエッセンスを凝縮した一本だ。名美の告白という進行形式を通して吐露された言葉の数々によって、石井隆の繊細なメッセージがフィルムの中に刻まれている。どうして石井隆が土屋名美を描くのか、どうして石井隆が映画を撮り続けるのか…そうすることのどうしようもなさが名美によって代弁されている。後年、石井隆とはなんぞやと語られるとき、この作品にスポットが当てられることは間違いない!
・「みんながみんな、ただ一人に…」
深作監督「おもちゃ」の芸者役も大好き。ナイスレスポンス!運動神経すごく良さそう。舞さんの裸、綺麗。もう、服はいらん。見る側に幻滅させない、稀有な女優さんです。独白シーンには、賢そうな理屈っぽい表情がハマります。(若かりし頃に飛び級したとかいう、アメリカの人工おっぱい女優みたいにならないでね。)産院のダークファンテジー。私も母親だから、分かるところはあります。成人指定映画、文芸エロスという表現が、しみじみ合うなあ。「穴だけありゃいい」と隣でホザくヤローを無視して、ラストシーンで泣いてしまった。名美のすすり泣きが耳にこびりついて離れません…哀しいのに、この明るさはなんなんだろう。私も岡野を呼びつけたい……
・「変態さん大集合」
以前出ていたプラケース仕様のソフトに較べると確かに抜群に画が綺麗になってます。この映画で基盤になっているブルーの色が実に鮮やかで画は本当に綺麗。それがまたこの変態さんしか出てこない、ある意味無茶苦茶なラブストーリーを際立たせています。ただし初スクイーズヴィスタ化ですが、撮影はスタンダードだったようで、プラケースバージョンの上下にマスキングをしている(まぁこれが正しい劇場公開版なのでしょうけど)ものですから、クローネンバーグファンはどちらも揃えなければならないのでしょうか?でもこの映画、クローネンバーグにしてはあまり面白くはないですよね。最初に劇場で見た時には、出てくる人出てくる人全てが変態さんの道まっしぐらという展開が衝撃で強烈に印象に残ったのですが、こうしてしみじみDVDで見てみるとちょっと所々退屈かなぁ。ただこれが正しくこの映画のテーマなのですが、事故シーンとかが本当に溜息つくほど綺麗に撮ってあってこれがある意味本当に変態ちっくです。そこがクローネンバーグぽいというかなんというか。
・「寂寥感」
交通事故の興奮でしか性的エクスタシーを得られないという、変態ファクトリーのお話。夫婦愛の形としてはナンでもアリだろうが、性の渇望というより生の悲哀である。(見ているうちに疲労してくるので、ふんだんなセックスシーンとヘアはどうでもいい。)それなのに映像は綺麗なもんだから、面喰らってしまう。巻き込まれ型万年好青年顔のジェームズスペイダーが主役だからこそ、よかった。一方、妻役のデボラカーラアンガーは野性的な美貌がいい。女医役のホリーハンターは、白衣を想起させるコート姿がセクシーだし、バンビ顔のロザンナアークエッドに、器具を全身装着させたのもよかった。(どんな経緯であのような不具になったのか、考えたくもない。)
ジェームズディーンの死亡事故シーンの再現、主人公の役名もジェームズなので、あらぬ想像をかきたてられる。いやぁな気分のまま、ラストになだれ込む。でもジェームズはCFプロデューサー。あるいは彼の、一条の夢だったのか…と思う。
・「気持ちが理解できました」
劇場公開のときはクローネンバーグも変わった題材に取り組んだなぐらいの気持ちでしたが、あれから死んでもおかしくない事故に遭って初めてこの作品が理解できた。事故の瞬間って、快感なんです。共感してくれる人は絶対にいるはず。その経験をしていないと楽しめないかも。
・「ベンウェイ!!!(ネタバレ?)」
十分にバロウズ的な雰囲気を感じることが可能な価値ある映像作品。個人的に忘れられないのがロイ・シャイダー演じるベンウェイ医師。終盤での登場時のあのインパクトといったら噴飯モノで、フレンチコネクションでの渋さやオールザットジャズで見せた輝き、それらを含めた自分の中の彼の偶像が粉砕された気さえした。面と向かって人と真面目な話をしてる際に中から彼が現れる様を想像したりすると取り返しがつかない。それ程の怪演を見せたロイはやはり偉大だった。
・「いや〜。」
おもろいですね〜、奇怪な世界が笑えるほどまともに描かれててGOOD!あんなタイプライターがあったら一日中話しかけていそうな自分に「怖っ」しかしタイトルの意味はなんなんでっしゃろか?
・「幻視者たちの饗宴」
劇場公開からもぅ15年、DVD版も発売から4年経っているので、いい加減「うっかり観ちゃう」人もいなくなったとは思うのですが、もしも予備知識なしに、問題作という触れ込みだけにつられて観ようとする人がいたら、やめておいたほうが無難です。特に虫や同性愛に生理的な嫌悪感を抱く人、物語の筋道がきちんとしていなければ気がすまない人、映画に感動を求める人は、お願いだから観ないでください。さてさて、これらの高い高いハードルを乗り越えた「セレクテッドピープル」の皆さんには、これ以上の説明も不要かと思いますが、あえて付け加えるならば、この作品は「バロウズとクローネンバーグの合作」であること、それからほとんどセットで撮影された「ライティングのうそ臭さ」に注目してほしいと思います。なにしろ、ある意味では「ヴィデオドローム」へ先祖がえりしたような演出がこれでもかというほど出てきますし、人口光のもつ「必然的なうそ臭さ」が悪夢的なまがい物感を濃厚に漂わせ、文字通りの意味で観客を幻惑させてしまいます。それから、DVD特典映像のメイキングは必見です。でも、本編より先に観ると、どちらも面白さが激減してしまうので、必ず本編を先に観てくださいね
・「クローネンバーグ監督のグロテスクな幻想的SFX映画」
監督・脚本 D.クローネンバーグ、原作 ウィリアム・S.バローズ、92年日本公開。
ニューヨークで害虫駆除をしているウィリアム・リー(ピーター・ウェラー)は、ドラッグでハイな状態で過って妻(ジュディ・デイビス)を射殺してしまう。彼はドラッグの力に導かれるまま"インターゾーン"に逃げ込むが、そこは奇怪なひとびとが蠢く混沌と幻惑の世界で、やがて自分自身を見失い"陰謀"に巻き込まれてゆくのだった...
映像化が困難といわれていたバロウズの原作を、例によって内臓のようなグチョグチョしたオブジェをはじめとするSFXで表現したクローネンバーグ監督に拍手!! 個人的にはカブトムシのようなタイプライターがお気に入りです。
助演は『エイリアン』『未来世紀ブラジル』のイアン・ホルム、『オール・ザット・ジャズ』『ジョーズ』のロイ・シャイダー、『アラクノフォビア』のジュリアン・サンズなど。
VHSも持っていますが、DVD化ということで躊躇わず購入します。
・「裸のランチ」
20世紀最後の小説家ウイリアム・バロウズ原作をクローネンバーグが料理した「裸のランチ」!バロウズもシナリオを絶賛したそうです。クローネンバーグの最高傑作だと思います。主人公の妄想かモロッコの幻影か、どちらかわからなくなり、やがてどちらでもよくなる裸の世界。シリアスSFファンタジーの最高峰ですね。
・「ここまでやれば拍手するしかない」
星の数が足りないくらい面白い。とにかく悪い奴だらけ、みんな悪い奴、オムニバス形式なのにとにかく全編悪いもの同士の争い。映像の斬新さといい、えぐさといいなんとも言いがたいまさにシンシティワールド。悪い奴らの身勝手な論理を悪びれず強烈に押し出して戦わせちゃうとこんなにもスピード感とワイルドさがでてしまうのか。出演者も素晴らしく、男と女の単純なストーリー展開もいい。 個人的には2005年公開映画ではナンバーワン!(血が苦手な人は観ちゃ駄目よ)
・「ハードボイルド・・・」
とにかくかっこいい、男でもほれるような主人公たちとハードボイルドなアクション。こうくれば、大抵の男性にはもってこいの映画だ。オニムバス形式で、三人の主人公を中心にとりまくストーリー。各主人公の話に共通して登場する人物、場所はあるが3つのストーリーが直接つながっているわけではない。全編ハードボイルドタッチで血もバンバン流れる。しかしモノクロ映像なので、思っていたほどグロくもなかったのが好印象。むしろカラーだったら拒絶していたかもだ。リアルなアクションばかりではなく、原作のアメコミをそのまま映像化したような変わったシーンも所々あるのだが、これもマイナスポイントにはなっていない。むしろ好印象を持った。
そしてなにより主人公たちがかっこよすぎる。ブルース・ウィルス演ずる刑事、クライヴ・オーウェン演ずる自警者、ミッキー・ローク演ずるマーヴなどなど。それぞれのキャラクターの個性等がはっきりと描かれ、ドラマパートも見せてくれる。またセクシーな女性陣も本当に見所ですばらしかった。
どの話も男が、女性を守ったり、愛した女性のための復習にでるストーリー。単純明快なようにも思えて男にしかわからないような感傷的だったり、何か複雑な気持ちも感じられる。深く考えず、とにかくカッコいい男の物語を見る!ということで非常にお勧めしたい。
・「マンガを100%映像化に成功」
白と黒のコンストラクトな画面はまさにマンガをフレームごと、その一コマには書かれない世界観ごと全て映像化したため。最初は見にくいが、確実にハマった。
まさに映像とCGの魔術音楽も登場人物の動作もアクションも1場面ごと、印象的で芸術的だ。それだけで絵になる。これはアートだ。
世界観もスタイリッシュで殺伐とした荒野の都市に天使が舞い降り、男を殺戮へと駆り立てる。
影響を受けやすい子供には刺激が強すぎ、見せてはいけない。
血に汚れたヒーローが、非道な悪者を弁解の余地無く、残忍にそれでいてテンポ良く、格好良くスタイリッシュに殺す。
正義の(と思わせている)ヒーローが完璧なまでに悪を叩き潰す姿はカタルシスで確かに魅力的だ。これは精神の麻薬といっても過言ではない。
「ありふれた事件」や「ナチュラル・ボーン・キラーズ」レオンの「ゲイリー・オールドマン」のように黒い(悪の)格好よさに満ちている。
そう思うと大変危険で恐ろしい映画だ。
・「すごいぞ!ロバート・ロドリゲス!」
いやあ、久々に度肝を抜かれる映画を見ました!モノクロの画面は、”劇画” の世界を見事に表現してますし、凡百の監督では映像化をためらう血みどろ描写を”白い鮮血” として処理したことで、原作の持つ残酷さと美学をそのまま保存して映像化することに成功してます。素晴らしいアイデア! この後のスタンダードになる手法では?
タランティーノとともに、デスペラード、フロム・ダスク・ティル・ドーンで90年代映画ファンのハートを打ち抜いた個性派・天才監督の久々の本領発揮じゃないですか!又、そのタランティーノをゲスト監督に、3話構成でそれぞれが微妙に交差するストーリー、ブルース・ウィリス主演、と濃厚に 『パルプ・フィクション』 を思わせる諸所の仕掛けは、スパイ・キッズシリーズ等で長らく”普通の映画監督” に甘んじていたロドリゲスの、自らの嗜好・ルーツへの回帰宣言では?いいぞ!ガンバレ!ロバート・ロドリゲス!
パート2も製作予定だそうです。見なくちゃ。
・「21世紀のパルプ・フィクション?」
と思いながら見てたら、コメンタリでBウィリスが同じこと言っててビックリ ・モノクロではなく、白黒銀が近い映像 ・映像美という点では押井のアヴァロンを想起させる ・タランティーノのパートは、売春婦が半裸で股開いてマシンガン乱射、というくだらなくバカエロ過ぎて大笑いしました ・コンセプトは原作コミックの忠実な実写化だがきっちり娯楽作品になっている ・そのコンセプトのせいか、映画がコミックになりたがっている、という印象も受ける ・パルプ〜で当時かなり落ち目だったトラボルタが復活しましたが、最近落ち目と囁かれ始めたウィリスが復活・・・とはなっていないようです ・この映画で得られる教訓とかはありません
●ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】 [DVD]
・「上出来」
まず「一部のシーンがカットされている」というレビューがありますが本編はカットされていません。カットされているのは「これまでのツインピークスは・・・」で始まる冒頭のあらずじ紹介の部分だけです。
それから吹替えについての批判もありましたがWOWOW放送当時の吹替えそのままですから初期からのファンにはこちらの方が馴染みがあると思います。けっして劣悪な吹替えではないし、むしろキャラクターを良くとらえている良質な部類だと思います。ご安心ください。
内容は本編はもちろんですがジョージアのCMやサタデイナイトライブも最高です。迷わず買ってください。
・「ずっと浸っていたい世界」
毎回オープニングからその世界に浸る。製材所にグレートノーザンホテルに緑の字。「24」のように先を急ぐドラマではないので,観ているとこのまま時が過ぎないで・・・って感じの朦朧とした気分になる。 私などは,深夜眠りに就く前に前回の覚えているところから再生しているから,大抵繰り返し観る部分も多くなり,心の奥に何かゆっくりと染み渡る不思議な感覚を愉しんでいる。 登場人物たちの狂気すれすれの真面目さ,絶妙の間と時間の流れ,そしてぼうっと流れるメロウな音楽が毎晩私を虜にする。 5.1chの音響が素晴らしいということも,本製品の良さの一つだろう。
・「隔絶された世界を楽しめるドラマ」
単純にドラマの内容についてのみの意見を書かせていただきマス。
一見すると殺人犯を探す探偵ものですが、時間に取り残された町ツイン・ピークスで起こる不可思議で邪悪な出来事はそこに収まりません。登場人物の隙のない役づくりには頭が下がりました。始終一貫した陰鬱とした雰囲気により、リアリティあるストーリーに拍車がかかっています。吐き気をもよおす残酷な犯罪、それに立ち向かう唯一(?)まともな主人公(?)の刑事の人間性は誰もが好きになりそう。 たまに出てくるミステリアスで幻想的なシーンに、このドラマの濃い部分が表れていますね。リアルな悪い夢を見ているようでした。
・「満足です♪」
90年代に1度リタイアしてしまったけれど、セールを機に購入しました。
美しい自然風景。暖かくて、人間味のあるキャラクターたち。幻想的で入り組んだストーリー展開。全体に漂う悲壮感と、なぜか癒し感。かなり、ハマりました。
ローラはとても幻想的で、あっという間に物語に引き込まれます。そして、何より音楽が良い!!
懐かしさに思わずしてしまった衝動買いですが、買ってよかったです。
・「すべての日本人に見て欲しい予言的な作品」
90年代初頭、世界中を熱狂の渦に巻き込んだTVシリーズがついにDVDとなって帰ってきました。
・「さわやかな変態」
最初からゾクゾクする変態映画。真っ青な空、キレイな花、くったくのない笑顔、幸せな時はゆっくりと流れ。。。しかし、現実は醜いのだ。たくさんの醜悪がそこかしこに渦巻いているのだ。そんな現実を意識しながら、日々さわやかさを求めているんだな、ボクらは。どっちが現実でどっちが幻想かはどーでもいい。コインの表に裏があるように、すべては2面で構成されている。どっちに生きるかは勝手だ。少しやりすぎな狂気のデニスホッパー最高!ってことで、☆5つ。
・「映像感覚」
エロティックな描写 美しい映像 この映画で思い出したのは「ピエロとアルカン」という絵だ ピエロは悪魔悪魔を陽気に描きしていることを残酷に描いている 今回の映画は正に「ピエロとアルカン」そのものであろう デ二スホッパーは悪魔だが陽気に描いかれている彼にとって暴力は普通の事その事がわかるシーンが主人公がホッパーに殴られるシーンだこの時に流れる曲は実に陽気だそれだけにこの映像がだんだん怖くなるこの映画は悪魔を描いた傑作だ
・「本編+特典=4点」
本作は、独特の作風で高評価を得ているデビット・リンチ監督の1986年作品です。
・「情報不足でした・・・」
廉価版と全く同じ内容なんですね。レビューで特典に変更が無いことは分かっていましたが、画質も全く同じとは・・・。好きな作品なので、ブルーレイまでの繋ぎにちょっと良い画質版を持っておきたいと思って購入したのですが・・・。パッケージ変更だけで廉価版の4倍・・・。この時期に既商品を値上げして売る姿勢を疑いますよ。楽しみにしていただけに本当にがっかりしました。
※レビューの評価はこの「商品」に関してのもので、「作品」自体は☆4つです。
・「疑心と狂気の果てに辿り着いた超現実」
サックス奏者フレッドから見る妻レネエは,貞淑だが謎めいた存在。レネエから見たフレッドは自分を束縛する庇護者。隣りで眠っても逃れられない悪夢に追い立てられるフレッドは錯乱。レネエはそんなフレッドを哀れむような瞳で見つめる。 修理工ピートから見るアリスは魔性の娼婦。バックに権力者に怯えつつ肉の魔力から逃れられない。アリスから見たピートは都合のいい優男。虜にして破滅へ誘う。 「いいように記憶する」フレッドが疑心と狂気に囚われて創り出した現実は・・・どちらの現実も彼にとっての超現実。一枚の写真に写るレネエとアリス。「二人を別人格と捉えたい」彼に都合の良い記憶。アリスは自分の妻ではない,淫乱で不純な別人格・・・でも二人の顔は同じというパラドックスに苦悶する男。 冒頭のワンカット,ベッドで振り返るレネエの別の顔,前に会ったという化粧男,燃え盛る炎の逆再生。分かり過ぎるほど分かっているのに,答えは出ない。
・「天才恐るべし・・・」
リンチは映画の出来不出来に差が激しすぎる。イケルかな?と思ったらアウト。で、もうダメ?と思っていたらオオ!これは!・・・と、天才ゆえのどえらい波が。TP映画版以降不遇の生活を送っていた(?)であろう彼が破綻寸前の狂気のプロットを映像化しギリギリの冒険をした今作の評価は、人により分かれるところ。
個人的にはリンチの全作を通して一つの頂点と考えています。映像を観ているだけで触感が伝わってくるかのような不気味さは鳥肌モノ。どうして彼がメガホンを取るとこういう雰囲気ができてしまうんだろう?並の映像作家には模倣することすら出来ないんだよな。
・「考えながら観るな、観て感じればいい!」
この作品は考える必要はない、理解しようとする必要もない、ただ目を離さずに観ていればいい。監督も言っているように「作品の中ですべて説明している」。つまり観た通りの事を心に刻めばいい。いちいち説明を求めるのは、デヴィッド・リンチ監督自身やこの作品にとっても良くないことである。これはすべての作品において共通することである。それにリンチファンだったらこんなこと考える必要もない、観ているだけで良い。 「もっと自分の感覚を信じてくれ」by David Lynch
・「ひとりでじっくり観ることをお勧めします。」
10年前、昼間、友達と観たんですけど、暗くて地味な印象しか受けませんでした。しかし、マルホランド ドライブ、インランド エンパイアを深夜にひとりで鑑賞したら、すごく面白かったので、10年ぶりに、深夜にひとりでみたら、最高に面白かったです。サントラにも興味が沸きました。リンチ節の大道なのですが、それが心地良いです。今度、10年前、理解できなかった、ブルーベルベットやワイルドアットハートも鑑賞してみようと思います。
・「悪夢のヴィジュアル化。」
「マルホランド・ドライブ」を見るまではこれが最高傑作と思ってました。Lynchの凄さの1つは、夢を見ている最中の、非現実的だけどリアルなドライヴ感を見事にヴィジュアル化することで、「マルホランド」は現時点ではその最高峰であるけど、この「ロスト・ハイウェイ」も映像のスタイリッシュさでは勝る作品だと思う。
時空がねじれて、映画の中の時間軸がメビウスの輪のようになる構造はむしろ分りやすく、クールなテイストの映像はストーリーと無関係にパワーがある。
・「奇形児ではない」
DVDブルーベルベットにある特典で監督や俳優の話を聞き、リンチ監督の映画に興味を持ちました。イレイザーヘッドは、監督の悪夢だと思います。映画紹介には、主人公の彼女が奇形児を産むと紹介されていますが、それは映画に出てくる赤子があまりにも印象的な姿をしているからです。しかし、奇形児という表現は赤子の見た目でしかなく、映画の主旨から外れていると思います。赤子が奇形だ、ということを意味する会話や表現は一切ありません。主人公ヘンリーの、自分の子供だと受け入れたくない心から生まれてしまった妄想の中の姿です。現実逃避が生んだ妄想から赤子殺しに繋がる過程をを監督の感性で映画にしています。
・「デヴィッド・リンチの原点」
近年に見られるアメリカ映画とは全く違うスタイル。少ないセリフと、モノクロ映像でみせる映画本来の撮り方、映像で物語を語るカルト映画である。見る人によっては生理的に嫌悪感を感じる映像とインダストリアルノイズの連続。まさにリンチ映画の原点がここにある。無機質な世界で精子と卵子が受精し子供が生まれる。世話をする主人公の垣間見る狂気の世界と生命を否定するかの様に思われる天使のいる天国。それを外示的表現と共示的表現の繰り返しで見事に映像表現した傑作。見る人の感性に訴えかける映画のひとつである。映画を学びたい人にはお薦めの作品である。この映画を観た後、「エレファントマン」を観ると、単純な感動作品では終わらせてはいけない何かを感じる。それがリンチ監督のテーマなのかも知れない。
・「他の映画へのプロローグ的映画!」
この映画のすばらしさは後の映画作品に見られる、よく言うリンチ節が後の映画に含まれるの以上にふんだんに含まれています。例えば、メアリーの両親やメアリーXの奇怪な行動は「マルホランドドライブ」に登場する不条理キャラ的だし、チャ―リーのマンションのフロアの模様が「ツインピークス」に登場する(これが一番デビッド・リンチの映画で秀逸な設定だと思いますが)赤い部屋のイメージと全く酷似しています。以上で述べた点とこの作品の赤子は若くして(大学を出てすぐ)一児の父になったリンチの不安のメタファーであるということをふまえて見れば更にこの映画の世界にはまれること請け合いです!
・「嫌いな人は絶対嫌いであろう…」
私はこの映画をロンドンのユースホテルで、バックパッカー達と観たが、余りの胸糞悪さに一人減り、二人減り…最後には誰もいなくなっていた。
ズーンと重く、息苦しい…
これぞ前期のリンチ映画。グロテスクな造形に徹底的こだわっており、そのこだわりは次作エレファントマンにも繋がっている。
画面からは、自分の世界観を探究している若き映像作家のエネルギーが、抑圧しながらホトバシっている… という印象を受け、強く心に残る。奇怪な女がステージで踊っているシーン等、後のブルーベルベットや、マルホランド…にも多少形を変え使われる、リンチ独特の奇抜な表現が顔を覗かせており、一見の価値がある。
この強烈な映像を不快に感じる人は多いだろうが、私はリンチ映画の中でも三本の指に入る位好きだ。
余談だが、昔某誌の「私の好きなカルトムービー」特集で、戸田奈津子がこの映画を選んでいたのは意外だった
・「もう映画ではないです」
これはレンタルするんじゃなくて、買って何度も何度もみるべき作品だと思います。僕は毎日爆音でみ続けて、今では相当癒されています。
こういう完全な世界のある映画はそうはないでしょう。もちろんストーリーは難解でいろいろな解釈がなされていますが、物語としてみるのではなくひとつの世界に入り込むといった感じでどうでしょうか?ちょっと危ないですかね。とにかく、はまればエンヤよりはるかに癒されます!
・「大ヒットに続く二作目は・・・?」
大ヒットした89年のバットマンに続くバットマンシリーズ二作目である本作、バットマンリターンズを、前作よりも明るくなったと言う人と、暗くなったと言う人と二通りいるらしいが、それは何を視点に置いてこの映画を観ているかで意見が違うのだと思う。バットマンに主に視点を置いて観ている人は、何よりバットマンの口数も前作より増え、表情も豊かになったことから、前作よりも明るくなったという印象を受けるはずだ。またストーリー・映画全体に視点を置いて観ている人は、あのダークな内容、悲しい感じの物語ゆえに、前作よりも暗くなったと感じるのだと思う。とらえ方の違いであるが、個人的には明るくなったと思うのだが・・・?
・「前作路線に味付け」
シリアスな中にもコミカルな要素があるのが、ティム・バートンのバットマン。第2作は、その路線を生かしつつ、ダークな部分が少し強くなっている。特に、終わりの方にその傾向が強い。このエンディングでいいのかと思うところもある。今回は、ミシェル・ファイファー演じるキャットウーマンが登場。こちらも魅力あり。
・「ラストシーンの・・・」
今回登場するキャットウーマン。皆さんラストシーンの後姿が良かったとかなり好評らしいですが、私は逆で「何で後姿出したんだ! 出さなければ良かったのに」と思いました。最後に死んだか否かの余韻を残して終わって欲しかった。後姿出したら生きてたんだって丸分かりでしょ。つまらない事なんですがこの一点だけで評価が落ちてしまった。
・「ミッキーローク、ロバートデニーロ、2大スターの共演」
まだミッキーロークが落ちぶれる前の絶大な人気を博したころの作品。この頃の時代設定としてはギャングが多いのに対して、宗教がらみの探偵サスペンス。終盤にはつじつまの合わないシックスセンスとは大違いのどんでん返しがあり、繰り返し観たい映画。2回目からはなるほどと納得する場面も多々...
・「ミステリーの傑作」
繰り返し見る映画です。サスペンスミステリー映画の傑作ですが、完成度の高い映画で、物語の展開、構成が抜群です。恐怖の描き方が秀逸で、どんどん追い詰められていく主人公ハリーの様が鬼気迫ります。主演のミッキー・ロークがはまり役で、とにかくいい味だしてます。ロバート・デニーロも迫力あります。ミステリー好きはもちろんお薦めですが、単に謎解きミステリーではない奥の深さを感じさせる映像美、少し昔の映画ですが、若い人に見てもらいたいと思います。
・「このてのオチの元祖(?)」
一人称(主人公の視点で物語が進む)ならではのオチ。この映画の後に、この種のオチが連発された気がします。
初めて、このオチを観た人は衝撃を受けるかもしれません。ただ、このDVDのメニュー画面にはクライマックスの画像が‥最初は、メニューを見ないで、いきなり本編を観てください。
出演している役者さんが素晴らしいので、引き込まれますよ。
・「そういえば、、そうか、、そうだったのか、、おおおおー」
というような展開が好きな方には、こたえられません。ところどころに仕掛けられたヒントが、怒涛のようにラストに収斂していく。私は大好きです。(相対評価ではなく、絶対評価で5星になりました、お許しあれ)この手の構成の映画で、これ以上の話があったら紹介してください。そっちも是非みたいです。
・「クールでダークなオカルトハードボイルド」
ミッキーロークがもっとも油ののっていた時期の映画。クールでぶっきらぼうなローク。ロバートデニーロは彼と同じアクターズスタジオ出身であり、今回は奇怪な男を演じている。ストーリーは探偵ものだが所どころ白昼夢のような不思議なシーンがこの映画の冷たい雰囲気をみごとに演出している。アランパーカー監督の映像センスが光る作品であるし、現代のデヴィットフィンチャー(セブン、パニックルーム等)などに代表されるスタイリッシュサスペンスの先駆け的作品。
・「Soylent Green」
まず人間を食用としているところが、「ソイレントグリーン」ですね。あっちの方が最後に事実が明らかになるのに対して、これは初めから現実であることを表現しています。地底人がいいですね、まともな菜食主義者なのに悪党として、地上の人から迫害をうけている。アメリカとフランスのちがいですね。ラストの近くで主人公とヒロインが危機を脱出するときのシーンは「新動く標的」からの引用でしょうか。最後まではハラハラドキドキとします。持ち主の思いのままに動く投げナイフが効果的に使われています。処女作でこれほど完成度の高い作品とは、ジャン=ピエール・ジュネ監督は天才ですね。
・「東京国際映画祭ヤングシネマグランプリ受賞」
ジュネ&キャロの長編デビュー作品です。 暗黒面なコメディーというネガティブになりそうなノリが、意外にセンシブに観れて気持ちよく映画館(シネスイッチ銀座で公開)を後にした記憶があります。 何といっても、カメラワークがとても斬新且つ軽快。
特にルイゾンがプリュスの部屋にベッドの修理にやって来て、テレビから聞こえるハワイアンメロディーにアワせてベッドを軋ませるシーンは印象的でした。
5階建てアパートの住人たちは全員個性的ですが、やはりジャン=クロード・ドレフュス演じるデリカテッセンの親父と、三叉ブーメランを操る主人公のルイゾン(ドミニク・ピノン)が出ているシーンはすべて最高! 実験映画のようなジャンルがお好きな人は、絶対高い評価をしてくれる映画だと思います。
・「デリカテッセン」
この映画は、90年代の映画撮影方法で使われだしたアナログなトリックをいち早く取り入れていた傑作中の傑作です。SFXや、ストーリー、構成、音楽等の映画評論に使われる物差しが使えません。ダークなジョークが中心になりますが、一般的なフランス人を笑わすのはこの様な職人芸が必要なのかも知れません。DVDが出たらすぐに欲しい一本です。
・「なぜDVDがない!」
文句のつけようがなく素晴しい作品。サントラも素晴しいです。テルミンのようなのこぎり演奏もきけます。
・「遊び満載の音と映像がすばらしい」
ストーリーや舞台設定のブラックなセンスを受け入れられる方であれば楽しめると思います。ストーリー自体はシニカルなドタバタコメディなのですが、なによりも音と映像が芸術的です。ベッドのスプリングのきしむ音(と映像)から始まって、各階のアパートの住人達の生活に連動していく映像は特に秀逸。
ブラックな部分を上手に水面下に潜らせて演出したアメリとは違って、ブラックな部分を前面にだし、でもいやらしくなくセンスよく仕上がっているところは流石。
●【初回限定生産】『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(5枚組み)
・「THE FINAL CUTの概要」
ファイナル・カットっていうけど、ディレクターズ・カットとそんなに変わってないんじゃないの?そういう貴方はおそらく正しいし、また間違ってもいる。というのは、この真の「最終版」はディレクターズ・カットとあらすじ的にはさほどの差異はないものの、さまざまなシーンに(地味ではあるが重要な)修正や編集作業が数多く成されているからだ。ブレードランナーは入念に練られた世界観を醸し出している作品ではあるが、ご存知のように撮影や編集上に生じた粗などはむしろ比較的多かった。台詞の音とリップがシンクしていない、スピナーを吊ったワイアーが見える、デッカードがレオンに殴られるまえに傷がもうある、などなど、、これらの撮影上生じてしまい、編集上見過ごされてしまったミスや矛盾の数々が、(映り込んだスタッフの姿からガラスに飛び込むゾラ役のスタントウーマンの姿、鳩の飛び立つL.A.の空にいたるまで)ファイナル・カットでは巧妙にデジタル修正され、また再編集されている。メイキング本やファンサイトで散々細かく分析されてきたこの映画ならではの手の込みようとも言えるが、なんとデッカードのリップシンクの修正のためにスケジュールの合わなかったハリソン・フォードに変わって彼の息子のベンが起用され、まったく同じコスチュームで撮影し、口元を合成したというのだからその徹底ぶりには驚かされる。また、今回ワーナーとの完璧なタッグを得た監督は、倉庫に眠っていた膨大な素材の使用により究極とも言える映画のグレードアップをはかっている。それは冒頭の「眼」のカットからして既に違っているのだ。(虹彩が火柱に反応している!)このような微妙な改訂の数々はハイ・レゾ時代に突入した現代においてこそ成されるにふさわしいものであったかもしれない。出色のシーンとしては少し長い「ユニコーン」のシーン、「ホッケーガール」の挿入、などなど、、傷やホコリが取り除かれた画像は超高精細映像処理が施されている。音声も既出ヴァージョンを遥かに凌駕する迫力だ。正にファイナル・カットと呼ぶにふさわしい作品であるが、その完成は長年に渡って支持してきたファンやスタッフの愛情の賜物と言えるだろう。
・「至福の日々」
25年前、ハリソン主演というだけで、何の前情報もないまま映画館に入りました。そして結果は、連日ず〜っと観続け、何回観たのか分からない映画となりました。LDは当然購入し、家でも連日観続けました。「ディレクターズ・カット」も同様で、毎日LDを観てから映画館に行き、見続ける日々でした。
そして、今回の作品を観てから、日本で予約を入れました。価格に対して不満が無いとは言いません。DVDのみの販売にも、納得がいっている訳では有りません。
当時から、ファンの間で撮影上、編集上の粗について話されて来ました。それに、監督自身が納得して公開した訳ではない事も知っています。そして、2年の歳月(製品が届いて、7年と知った)をかけ、監督自らが今回の作品に手を加えてくれた事に感謝します。また、「ファイナル・カット」を映画館で観れる機会を作ってくれた事に、本当に感謝します。
今回観て、25年の歳月を感じる事のない作品に、本当に感激しました。手元に届いたら、5つの作品を毎日観続けていくのが楽しみです。
商品が届いたので追記毎日至福の時を過ごしています。1つの作品で、5つのバージョンが有る映画って他になるのかな?
好きな順を書くと、「ファイナルカット」、「劇場版」、「ディレクターズ・カット」、「インターナショナル」、「ワークプリント」です。
この作品を観た事がない人は、是非観て下さい。元々賛否両論の多い映画なので、好きと思った方は是非この製品を買って下さい。どうしてこんなにもこの映画が好きなのか、分かって貰えると思います。
CGの無いSF映画として、僕は最高傑作と思っています。リドリー・スコット監督、本当にありがとう!
p.s.この製品が届いてから、毎日同じ映画ばかり見せられ、「あ〜でもない、こ〜でない」と言われている、うちのかみさんに感謝します。
・「映像やメイキングは申し分ありません!!・・・ですが!!」
難があるのはワークプリントの字幕とパッケージです。ワークプリントの字幕は何故か画面の下の黒い部分ではなく映画の画面の下部ですwもう字幕が邪魔で邪魔でwじっくりパイロット(ワークプリント)版ブレードランナーを楽しみたい方は字幕を消された方がいいかもしれません。あとレビューを書いていらっしゃる方で言及されている方もいますがパッケージが紙でしかもDVDを素で重ねて収納していますので保存には適さないと思います。DVDのケースを5個(最低でも二つ)購入してそれぞれ単品で保存された方がベストと思います。
さてDVD本編の話ですが画質は素晴らしいばかりです。当方15年使用しているテレビのブラウン管で視聴しましたが画質の美しさは前のDVDの比では無いことがわかりました。内容ですがファイナルカットの素晴らしさは元よりメイキングも侮る無かれ没案やカットされたシーンが満載です。25年ぶりのキャスト&スタッフ集合は涙。ブライアン(M・エメット・ウォルシュ氏)タイレル博士(ジョー・ターケル氏)謎の中国人チュウ博士(ジェームズ・ホン氏)は今なお健在です。ディレクターズカット版で十分だと思っていましたがこれは買ってよかった!!
・「あの噂は間違いだった!」
作品の内容については、今更言うことはありません。とにかく購入して家宝にして下さい。とりあえず、購入した感想は・・・・『ファイナルカット版』は当然のことながら『ワークプリント』を除いて、画質は綺麗でした(満足)・プリスがセバスチャンに始めて会うシーンでセバスチャンの背後の壁に青文字で○○○○の文字が・・・(これっていいの?)・そして「二つで十分ですよ!」の二つとは、エビ天説が一般的でしたが、完全な間違いでした(ご確認あれ)・基本的に満足ですが、やはり日本は高い!アメリカでは、限定セットの高い方で、かつブルーレイにも関わらず、10,000円を切ります。
・「なぜ今まで最終版が廃盤になっていたのか」
「最終版」はDVDで既に持っているし五枚組みは高いな〜と迷ってましたが、劇場で「ファイナルカット」を見たら結局購入。オリジナル劇場公開版など今回初めて見たverもありとても楽しませて頂きました。貴重なインタビューや資料、監督のイントロダクションも入っているのでブレランファンは損はしない内容です!
◆不満な点◆・二枚重なってるディスクが取り出しにくい・日本語吹き替えがオリジナル劇場公開版にしか入っていない・日本語吹き替えが重要な場面でも突如英語に切り替わる・ばら売りされていないので価格が高い
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