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▼異界を開くフルート至高の名盤たち:セレクト商品

ブラームス&ライネッケ:ソナタ集ブラームス&ライネッケ:ソナタ集 (詳細)
パユ(エマニュエル)(アーティスト), ライネッケ(作曲), ブラームス(作曲), パユ(その他), ブロンフマン(イェフィム)(演奏)

「透明で繊細で硬質な美で変貌したブラームス」


シランクス~フランス近代フルート作品集シランクス~フランス近代フルート作品集 (詳細)
瀬尾和紀(アーティスト), ドビュッシー(作曲), フランセ(作曲), プーランク(作曲), ピエルネ(作曲), ゴダール(作曲), ワックスマン(作曲), ワグシャル(ローラン)(演奏)

「迷ったけど、購入して正解!」「素敵な演奏でした」


EARTHEARTH (詳細)
高木綾子(アーティスト), 西脇千花(演奏)

「尺八の音がする」「人間臭いフルート。」


バッハ:フルートによる無伴奏チェロ組曲バッハ:フルートによる無伴奏チェロ組曲 (詳細)
藤井香織(アーティスト), バッハ(作曲)

「見事です」


ジェームズ・ゴールウェイの芸術 VOL.6 フランスの伝統ジェームズ・ゴールウェイの芸術 VOL.6 フランスの伝統 (詳細)
ゴールウェイ(ジェームズ)(アーティスト), フォーレ(作曲), ムーケ(作曲), ゴベール(作曲), ヴィドール(作曲), ドビュッシー(作曲), シャミナード(作曲), ビゼー(作曲), デュトワ(シャルル)(指揮), オライリー(クリストファー)(演奏), モル(フィリップ)(演奏)

「超お買い得:あまりに美しく歌われすぎるとしても」


テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 (詳細)
ランパル(ジャン=ピエール)(アーティスト), テレマン(作曲)

「長岡さん最晩年の推薦盤」「面白い」「飛び散る宝石のロココ空間」「ランパルのこの作品集は特に朝方、聴くと凄く気持ちがゆったり出来ます!超お薦め!」「至宝の12曲」


グラーフ/ソロ・フルート・リサイタルグラーフ/ソロ・フルート・リサイタル (詳細)
グラーフ(ペーター=ルーカス)(アーティスト), バッハ(作曲), マレ(作曲), C.P.E.バッハ(作曲), カルク=エーレルト(作曲), ブルクハルト(作曲), バレーズ(作曲), ベリオ(作曲), 福島和夫(作曲)

「グラーフのもう一つの音」「一条の笛の音の中の多彩な神秘感」


Last DateLast Date (詳細)
Eric Dolphy(アーティスト)

「僕が中学生だった頃」「改めて聴いても」「劇的なドルフィーの最期の象徴」「百年の孤独」「ドルフィの最高傑作」


▼クチコミ情報

ブラームス&ライネッケ:ソナタ集

・「透明で繊細で硬質な美で変貌したブラームス
ブラームス最晩年の傑作クラリネット・ソナタが、パユの精緻な演奏で、元来の枯れた美しさとは異質の、透明でリリカルな美感を現わし、ブラームスの未知の傑作が新発見されたかのよう。

クラリネット原曲が作られたのは1894年。すでに『牧神の午後への前奏曲』や『ジムノペディ』が出現している時代。この遅れてきたロマン主義のメランコリーは、作曲者自身の晩年感情でより枯れた哀感を湛え、クラリネットのほの暗い音色に似合っている。 そうした情感を、パユは、フルートの軽く明るい高音域を抑え、ヴィブラートも控えながら、フルートの中低音域の多様な表情を活かして捉えています。

 しかしそれ以上に、パユの完璧な技巧とセンスに支えられたフルートの繊細な響きで、旋律線がクラリネットの場合より際立って、ブラームスの重層的な構成美が原曲以上に透明に現われる。その結果、一方で、この後期ロマン派のトーンに潜んでいた、アールヌーヴォのアラベスク美学という時代の感性の、耽美趣味の木霊さえ、仄かに浮き出す。 同時に他方で、パユの精緻極まりない造形と完璧なテンポ感は、後の無調音楽以降の抽象美まで暗示するクールな美感をも呼び寄せています。ブロンフマンのピアノも良く絡み合っている。

 こうして、多くのクラリネット盤やヴィオラ盤と並べても特異な価値が誕生して、この曲のベスト盤の一つとなっています。この二つのソナタは、近頃、様々なフルーティストが挑戦し始め、フルートの定番となりつつありますけれど、この演奏を超えるのは至難でしょう。

ライネッケのソナタもとても精緻なアラベスクで、世紀末美学を見事なタッチで描いています。グラーフの透明な極上の神話的な響きや、ゴールウェイの煌く官能美など、見事な演奏が多いこの曲、パユの「水の精」はクールビューティーの瑞々さが特徴ですね。

近年、ニュアンスが一層多彩になったパユ。その精緻なニュアンス・コントロールと見事なテンポ感が生む瑞々しいリリシズムには、グレン・グールドに通じる稀有の美感が感じられます。

ブラームス&ライネッケ:ソナタ集 (詳細)

シランクス~フランス近代フルート作品集

・「迷ったけど、購入して正解!
瀬尾さんのライブに行って、その余韻が忘れられずに翌日即購入しました。

タイトルになっているシランクスはライブの方が良かったけれど、フランセのディヴェルティメントは最高に素晴らしく、ゴダールのジョスランの子守唄も大好きになりました。ラストのカルメンファンタジーは本当に楽しめて、このアルバム一枚でフランスものの良さを改めて感じました。毎日何回も何十回も聴いていますが全然飽きません。瀬尾さんのライブも絶対おすすめです!素晴らしいテクニック、瑞々しい演奏を、ぜひ聴いてみてください。

・「素敵な演奏でした
瀬尾さんの繊細かつダイナミックな演奏に聴き惚れてしまいました。牧神の午後への前奏曲、いいですね!欲を言えば、録音自体の音量が小さいせいなのか、かなり音量を上げて聴かないといけない点を次回の作品では改善して頂きたいです。素敵な時間を過ごせる作品だと思います!

シランクス~フランス近代フルート作品集 (詳細)

EARTH

・「尺八の音がする
音がぶっとい!これは尺八の音だ。まず出だしの1「鳥の歌」からびっくりする。極めて深みのある内省的な音で奏でられ、とびきり切ない感じがする。2「ハンガリー田園幻想曲」もしかり。6「牧神の午後への前奏曲」なんて、ほとんど瞑想の世界。とは言え、聴いていて思わず身震いするような箇所も多数あり。

高い音楽性と技術を兼ね備えていることはかねてから承知していたが、ここまでスゴイ演奏をするとは、一体この人は何者?という感じ。

・「人間臭いフルート。
高木氏の”EARTH”のイメージ。”EARTH”は収録曲の最後を飾る曲ですが。収録曲は民謡、民族風の曲。カルメン幻想曲という女性を題材にした曲など、テーマは”人間”なのだと思う。一見煌びやかな印象のある楽器ではあるが、非常に情緒的な人間臭い音楽がこのCDでは展開される。作者のコンセプトに惹かれると共に、高木氏の奏法技術も圧巻だ。

EARTH (詳細)

バッハ:フルートによる無伴奏チェロ組曲

・「見事です
難しい曲を難なく聞かせます。前作と合わせて、この人の演奏が模範的なものとして、ひとつの基準になるでしょう。パルチータはこんな風に演奏するのかと考えさせられました。どこと無く、有田の演奏が思い浮かびました。日本情緒の絡みかな。楽しみました。感謝。

バッハ:フルートによる無伴奏チェロ組曲 (詳細)

ジェームズ・ゴールウェイの芸術 VOL.6 フランスの伝統

・「超お買い得:あまりに美しく歌われすぎるとしても
近代室内楽の、またフルート音楽の最高傑作の一つなのに現役盤が少ないドビュッシーの『フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ』、前代未聞の音の世界を開いた『牧神の午後への前奏曲』のフルート&ピアノ版、無伴奏の傑作『シランクス』、そこにフォーレのヴァイオリンソナタ第1番を編曲した『ソナタ』、イベール『フルート協奏曲』などフランス近代の珠玉の名作群を含む、超お買い得盤。

 むろんゴールウェイ、超絶的な技巧、妖精の笛のような透明すぎるほどの高域の美音、虹のように変化する音色で自在に歌う演奏は、超一級。

 とはいえ、そのあまりに天真爛漫かつゴージャスなゴールウェイ節は、繊細・緻密ゆえに神秘的なドビュッシーにはしばしば饒舌すぎる。特にドビュッシーの『ソナタ』では、その繊細で緻密なゆえの神秘感が、世俗的な華美に留まってしまう感もあります(だからこそゴージャスの帝王カラヤンが惚れた)。 この点では、透明で硬質な造形で古代神話的な神秘感を生むグラーフ、ほの暗い情感が象徴主義の退廃と耽美を感じさせるシュルツ、シリアスな造形で純音楽的な情感を放つニコレなどの方がお薦めですけれど、音と流れのゴージャス美という点ではゴールウェイは凄い。

『牧神の午後』も磨き上げられた流麗な演奏ですが、この曲はピアノとの二重奏版が定番化して、哀感を漂わせるシュルツ、端整で典雅な瀬尾くん、官能的な高木さんなど、とても異なったタイプの演奏が聴き比べられるのが素敵です(編曲の差異も興味深い)。

 フォーレの『ソナタ』では、ゴールウェイの豊富なパレットが見事に生きて、曲に潜む多彩な色感が原曲のヴァイオリンより鮮明に浮き上がり、ヴァイオリン原曲盤を含めてもこの曲のベスト盤に推したい。ゴールウェイの特質が曲の可能性と見事に響き合って、彼の数多い録音の中でも最良の一つでしょう。

 イベールの『協奏曲』では絢爛豪華なテクニックが全速全開。でも一見華麗な曲だから、曲芸的ブラボーでは盛り上がっても、作りは繊細な曲だから、その良さを聴くには、グラーフや瀬尾くんの端整な演奏の方かな。

ジェームズ・ゴールウェイの芸術 VOL.6 フランスの伝統 (詳細)

テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲

・「長岡さん最晩年の推薦盤
レコード芸術に長岡鉄男さんが連載されていた頃に、音の良さで紹介された盤です。私もこの盤は持っている訳ですが、演奏は勿論、広い空間でランパルが演奏しているというのが分かる、3次元音場と、雰囲気のある名録音です。私の部屋で居眠りしていた友人も、この曲が掛かるや突然起きてしまったという程の名演の名録音です。

・「面白い
フルートで無伴奏って何?といった興味で買ってみましたが、珍しさも加わっているかもしれませんが、非常に面白いCDでした。フルートといえば桶の中で美しい旋律を奏でるといったイメージだったのですが、アレグロ、プレストとそういったテンポの速い曲が結構多く、フルートにはこういったことも出来るんだということを知りました。これでも技巧的にはあまり難しくないと冊子に書かれているので、超絶技巧のフルート曲が聞いてみたいものです。演奏者はフルートの名手と名高いランパルで安心して聞けます。お勧めですよ。

・「飛び散る宝石のロココ空間
音楽が始めると共に、アルペジオの煌きが宝石が舞い散るようにあたりを満たす。そして、万華鏡のように変容するテレマンの装飾的な旋律が、ランパル絶頂期のF1マシンのようなドライヴ感で織り上げられて、軽妙なロココ世界を紡いでゆく。

ランパルが遺した三百数十枚もの録音の中でも代表的な傑作というだけでなく、フルート音楽全体の中でもいつまでも残されるべき名盤でしょう。

ランパルはしばしば、技巧の過剰で曲を吹き飛ばす、と非難もされますが、この曲のロココ風の装飾的で官能的な煌きは、そんな即興的な奔放さでこそ息づいている。

だた、ランパルの「華麗な音色」は、残響バランスによって捉えられない録音も多い。デジタル録音初期のこの音源は、残響を多くとりながら、ランパル特有の鋭いジェット音など直接音も捉えて、ランパル・トーンが最も華麗に響くポジションを捉えています。

他方、この曲をじっくり味わうには、音色の美感は渋いけれど、ガロワの緻密で端整に造形された演奏が素晴らしい。トラヴェルソによる有田盤は、鄙びた響きと学究的な緻密さの中に奔放さがある。

必ずしもランパル・ファンとは言えない評者の観点からも、この盤や、ハチャトゥリアンやC.P.E.バッハ、J.S.バッハ、タルティーニらの協奏曲、クーラウのフルート五重奏などで炸裂する絢爛な迫力は、比類ないものです。

・「ランパルのこの作品集は特に朝方、聴くと凄く気持ちがゆったり出来ます!超お薦め!
美輪明宏さんが著書『天声美語』(講談社刊)の中で特別付録として“美へ誘う「美輪リスト」”を巻末に、美意識の栄養素になるものを書き出されており、美人を超えた麗人になるカンニングペーパーとして文学、映画(邦画・洋画)、絵画、古典芸能、宝石等々を紹介されております。美輪明宏さんのファンの中では通称「美輪リスト」と呼ばれておりますが、その中の音楽のページにこのジャン・ピエール・ランパルの作品が紹介されております。とりわけ、疲れたときにホッとして…という音楽として、ランパルのこの作品を真っ先に取り上げられています。

ジャン・ピエール・ランパル。フランスのフルート奏者。20世紀の最も偉大なフルート奏者と看做されている。マルセイユ出身。フルートという楽器を、ピアノや弦楽器と同じように大聴衆の鑑賞に堪えうる楽器として、世界的に認識させた最初の演奏家である。(ウィキペディア事典より抜粋)

と、こういう素晴らしいお人なのですが、この作品を聴いたときに「はあ、心の中まで癒される、癒し系音楽でもないのに…そうだ、朝方、起きたら聴くと良いかも知れない!」と直感的に感じて、それからはほぼ聴き続けても現代音楽のように「飽きることがない」音楽です。これは健常な方々も、心に病を抱えている方々も是非聴いてみて下さい。損無し、です。超、お薦めします!

・「至宝の12曲
LPを中古レコード屋で購入したのが最初の出会いでした。安い価格で、音は粗雑でしたが、演奏の明快さは見事でした。今回、自分で演奏する機会を得ましたので、CD盤で購入しました。軽快・明快な演奏を支える技法と、表現テクニック、そして細やかな変化は、秀逸です。

テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 (詳細)

グラーフ/ソロ・フルート・リサイタル

・「グラーフのもう一つの音
 「彼は全く別の二つの音を持っている。」

かつて私が、そう、ボウ楽器製造メーカーで言って嘲笑された事が有ります。

そのメーカーの元部長さんー現在は独立していらっしゃいますーが、グラーフ本人に確認を取って下さり、誤解は解けたのですが。

このCDには、日本デビュー版の曲と他の音源からの曲が三曲入っています。

この、音の違いは、単に音響効果や録音機材などの違いによるものでは有りません。

この二つの音をなぜ彼が持っているのか、持ちえたのか、良く現れたCDだと、思います。

・「一条の笛の音の中の多彩な神秘感
ファンにとってだけでなく音楽一般で見ても、「歴史的名盤」といえる作品。 グラーフの、古代ギリシア彫刻のように硬質で清冽な音が、教会空間の中に響きわたります。

グラーフの笛は、なにより強く美しいタンギング、 低音を十分に響かせつつも余計な成分はそぎ落とした、 クリスタルのように硬質で透明な、それでいてとても木管の肌理も豊かな響き、 音価を精確に捉える芯が強く比類なく安定したフレージングとで、高雅で澄み渡った構築的な音楽を創ります。

CPEバッハでは、作品のロココ様式の装飾性と疾風怒濤様式の情感表現とのどちらにも偏りすぎず、 バロックというよりルネサンス的な荘厳で典雅な美感を生み出している。 (ランパルや工藤はロココ的、高木は情感的、ベザリーはマニエラ、有田はバロック的、ゴー様はゴー様・・・)。 福島の「冥」では、ベリオの「セクエンツァ」などと並ぶモダニズムの構築性が鮮明に出され、 能曲のような日本的幽玄さ(これは初演者ガッゼローニが見事に描いた)は薄いけれど、 どの曲も、一本の笛で厳しくも美しい音楽的構築を築き上げた、風前絶後の傑作。

このCDは、当初LPででた二枚の無伴奏曲集から、フランスものを省いてまとめ、さらにJSバッハのソナタ全集からの「無伴奏パルティータ」を加えたものです。そのため録音年代に開きもあり、他の方も言われているように、複数の響を緻密に使い分けるグラーフの響の差異を聴くのも興味深い。

フランス曲集に移されたシランクスや牝山羊の踊りも、フランス近代の神話的な曲のギリシア的美感の表現で傑出。 清冽な構築美のグラーフ、神秘的な官能美のガッゼローニなど、今のフルーティストにない音楽美、 もっと聴かれて欲しく、CDも残して欲しいと願います。

グラーフ/ソロ・フルート・リサイタル (詳細)

Last Date

・「僕が中学生だった頃
家にはこのアルバムを含む三十枚ぐらいのジャズレコードがありました。父がジャズファンで、というよりドルフィーファンで、彼のアルバムがほとんどを占めていました。学校から帰ってきても、家族でドライブのときにも、朝起きてすぐにも、繰り返し繰り返し聴いていました。

何も知らなかった僕は、ジャズの名盤というのは家にあるので全部だと勘違いしていました。後に色んな本などを読んで、もっと色々あるんだということを知りましたが、しかしこのアルバムにはそう思っても仕方のない魔力があったのです。

ドルフィーの異様な作曲、命を削って吹いたかのような深いフルートの音色、超人的技巧と変態的発想とが縦横に織り合わさった衝撃的なアドリブフレーズ、ここには彼の全てがあります。

そして、アメリカ人ジャズメンの薫陶のおかげで当時メキメキその実力と個性とを身に着けつつあったヨーロッパのミュージシャンの勢いも、このアルバムの素晴らしいところだと思います。今やヨーロッパジャズシーンはアメリカのそれを凌駕しつつあるのですから。

とどめはやはり最後の言葉「音楽は空中に放たれると、二度とそれを取り戻すことはできない」でしょうか。ジャズに限らず、全ての音楽の命題であり、全ての演奏家が胸に刻み込まねばならないテーマでしょう。オシャレでなくても、こんなに変態でも、全く初心者向けでなくとも胸を打つこんなアルバムが、世の中にはあるのです。

・「改めて聴いても
 一時、何かに取り付かれたかの如くジャズを聴き続けていた。最近、ふっとこのアルバムを聴いて何だか生き返った気がする。会社で色々とあり、考えがガチガチに固まっていた自分の色々なものが一気に昇華させられた気分になった。 また"You don't what love is"…。 いつ聴いてもいい演奏です。 新しい一歩をくれたこのアルバムに拍手!

・「劇的なドルフィーの最期の象徴
エリック・ドルフィーの才能についてはさまざまな意見があるだろう。フリージャズにも加担しながら一線を画し、モードでもバップでもない不思議な世界を飛翔したサックス奏者だった。コルトレーン、ミンガスとの共演では、主役に負けないくらいの個性を発揮し、灰汁のあるアルトサックスやバスクラリネットで周囲を圧倒する。かと思えばフルートでの見事な美しく素直な表現はジキル博士とハイド氏かと思っていしまう。そんなドルフィーのラストレコーディングがこれまた劇的過ぎる。まさに悲劇の天才として彼の残像が消えることはないほど強烈なアルバムである。初心者にはあまりお奨めできないが、いずれ避けては通れないジャズの一つの姿なのだといえるだろう。

・「百年の孤独
エリック・ドルフィーの事実上の遺作であると同時に神懸かり的名演揃いの一枚。中でも傑出しているのがバス・クラリネットを吹いた「エピストロフィー」。これを聴かずしてジャズは語れまい。オランダ人のサイドメンに若干の違和感は感じるものの、ドルフィーの演奏を邪魔してはいない。最後に象徴的な肉声を残して彼はこの世を去った。予断になるが、数年前に「百年の孤独」という焼酎を入手したところ、このドルフィーの最後の言葉がラベルに記してあった。以来その焼酎は私の宝物である。とにかくジャズファンもそうでない人も聴いてみてほしい。

・「ドルフィの最高傑作
ここには最良のドルフィのほとんど全てが凝縮されている。あまり派手な演奏ではないが、聞くほどに、凄い深みが感じられるようになるだろう。評判にだまされて「Out to Lunch」を買った人も、これを聴いてみて欲しい。あらゆるジャズ演奏の極北だ。

Last Date (詳細)
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