退屈の花(期間限定特別価格盤) (詳細)
GRAPEVINE(アーティスト)
「生意気」「彼らの花園とでも」
Flora(初回限定盤)(DVD付) (詳細)
ART-SCHOOL(アーティスト)
「これでいい…」「天才購入」「え?これってART-SCHOOL?」「SWAN DIVE」「俯く青年は、俯いたまま少し大人になった」
Lifetime (詳細)
GRAPEVINE(アーティスト), 田中和将(その他), 金延幸子(その他), 根岸貴幸(その他)
「衝撃」「いけすかないぞ。」「どこへ向かうベクトル」「バイン色」「満を持した2nd」
・「生意気」
一言で言うなら、良くも悪くも「閉鎖的」。
非常にポップで、いわゆる歌謡の王道的メロディラインが光る 亀井亨の曲ですら、ある種、枯れた感じがしてしまう。 最初のフルアルバムでこんなに渋いことをやっていたら、 そりゃ各方面から「生意気」って言われても仕様がない。
そういえば、奥田民生はGRAPEVINEのことを「みょーん」と表現していた。 初期の作品では文学的な歌詞を書くことの多かった田中和将。 独特な声と歌唱法は、好きな人には堪らないだろう。
個人的に「遠くの君へ」は、大学時代ずっと聞いていた曲だ。 別に恋愛関係でどうこうあったわけではないけど、本当に素晴らしい曲だと思う。 ギターラインも渋くて良い。 これを作った西川弘剛のおっさん具合たる所以であろうか。
・「彼らの花園とでも」
バンドの初アルバムであるこの『退屈の花』は良い意味でグレイプバインというバンドの土台を作っているものだと思う。確かに1stにしては歌詞も曲調もニヒルすぎるし、若々しさなんてものはあまり感じさせない。この作品全体のフォルムについて語るのはとても難しいことだと思うし、僕なんかよりもっと語彙が豊富な方が上手く説明してくれるはずだから省略するけれども。そんな小難しさを差し引いても、この雰囲気が好きという人は少なくないはず。
一度は聴いたことがある、という人でももう一度聴いてみて欲しい。
・「これでいい…」
初期の血が騒ぐような旋律は、影を潜めたものの、胸がしめつけられるような切なさ、エロさは健在。大人の日常なんて、そんなドラマチックでも、恋愛三昧でもない…少年期の感情を忘れる必要はないけれど、少年のままではいられない。木下理樹が28歳になり、大人の「現実」に向き合いつつ、そこに安住できない戸惑いが伝わってくるような…(この時期を、戸惑いなく通過できる人は、ただのオジサンと化していくのでしょう)そんな切なさを、時には優しく、エロく歌に表現するのって、とても難しく、苦しみを伴う作業だと思う。でも万人受けを狙わず、切なさとエロさが醸し出せる限り、ART-SCOOLでいられると思う。戸高クンも良いです。
・「天才購入」
一度聴いた……………良かった。
二度聴いた……………ヤッパリ良かった。
三度聴いた…………………傑作やと確信した。
確かに初期のグランジな感じは余り感じない。まあ、前作のパラダイスロストでそれは明らかにしていたがな。
しかし、俺様としてはこっちの方が良い。
パワーポップやらシューゲイザーやら俺様の大好きな音が盛り沢山!!嫌いな方は残念!!
そこで一言いいたい…………………ミッシングのPVに出ていた女優メチャクチャ綺麗やな!!
惚れたぜ、ボンバー!!
・「え?これってART-SCHOOL?」
憧れてたカート・コバーンの曲の姿が一切無く「SWAN DIVE」も新しく感じるこのCDでART-SCHOOLを知った人は初期の曲を聴いてどう思うだろう。変わってしまったな。。。
全体的にPOPで戸高の曲が良かった。個人的に好きなので90点くらいで良かった
・「SWAN DIVE」
SWAN DIVEを期待して買いました。すごくよかったです。歌詞がすごく懐かしい感じがした。他の楽曲も個人的に悪くなかったと思います。程よく暗くて、程よく明るい。パラダイスロストがあまり好きになれなかったぶん、このアルバムがすごくよく感じました。
・「俯く青年は、俯いたまま少し大人になった」
前作『PARADISE LOST』で試みた『ポストロック的な魅力を注入したギターポップ』路線を、前作以上にポップ寄りに、そして高度に作り上げた快作。ART自身もシングル『フリージア』でその路線の完成度を高めていたが、この作品の音づくりが素晴らしいのにはやはり、益子樹氏の貢献を語らずにはいられない。スーパーカーの『HIGHVISION』のあのキラキラ感をそのままARTに置き換えた(もちろんバンドに合わせてはいるんだけど)その仕事はもう、見事としか言いようがない。瑞々しくも鋭さを決して失わないギターの音から、後ろで楽曲にもう一つ花を添えるシンセまで、アルバム中での氏の活躍は驚く他ない。正直前半の何曲かは結構凡策なのを益子マジックが救っている感さえある。
しかし、それでもART自身もこの世界観に相応しい曲をしっかりと作っている。とりわけ木下の作曲スタイルの変化と戸高曲を入れるようになったことは大きい。『PARADISE LOST』のちょっと背伸びした感じのアレンジよりもずっと自然で聴きやすい曲が並んでいて、まあグランジ大好きな人や「ARTは初期!」みたいな人からすればクソなのかもしれないけど、後期スマパンやデスキャブ、あとペイヴメントのラストアルバムなんかにも通じるよるなメロウでどこか現実的な世界観は大いに魅力的だと思う。1の高揚感、木下ソロ時代の曲の美しいリメイク9、新境地な11、ライブDVDではハイライトとなった12、14の感傷、15の優しい夢から醒めるまでと、映像的で美しい曲が揃っている。
それと、一枚としての纏まりがすごく良い。プロデュースのおかげなのかは知らないが、世界観がしっかりと一本通っていて、浸るに十分な音が広がっていて良い。相変わらず情けなくて、青臭くて、そして木下はなぜかキャリア中でもとりわけ歌が不安定なんだけれど。耽美な幻想と現実との折り合いをつけ、とりあえず一歩踏み出すような力強さ・バンドの一体感は感動的です。
・「衝撃」
最近急に聴きたくなってPCに入れたこのアルバム。当時高校生だった私は、ラジオから流れてきた白日に衝撃を受けました。それまで何となく流行の音楽を聴いていたのに、一気に引き込まれてしまった。数え切れない程聴いて、授業中こっそり歌詞を暗記していた風景が甦ります。あの時初めて"ロック"に触れたのかもしれない。今聴いても鳥肌。1stも素晴らしいけど、これも捨て曲なしです。
・「いけすかないぞ。」
CDを整理しているとなんとなく目に留まったので、久しぶりに聞く。すると、このアルバムを、はじめて聞いたときの感情が、次から次へと溢れてきた。先ずは冒頭の「いけすかない」を聞いて衝撃。続く「スロウ」、「SUN」、「光について」楽曲の途中に入るインストまで。何か大きなものに揺り動かされたような感覚。楽曲的なセンスとしてももちろん抜群なのだが、なんと言っても、ボーカルの田中和将の歌詞が良い。なんとなく、脱力感のある雰囲気で聞く側を引きずり込む。「〜さ」といった言い回しも、奇妙な魅力を漂わせている。彼らはこのアルバムで商業的に成功したらしいが、納得。こんな出来の良いアルバムが売れないほうがおかしい。これからも私は、彼らの楽曲を聴き、引きずり込まれることだろう。そして彼らは、そ知らぬ顔で、魔法のかかった楽曲たちを、世に送り出し続けるのだろう。「いけすかないぞ。」
・「どこへ向かうベクトル」
人ごみの中で、ふと立ち止まったときに見える風景、と例えると抒情っぽいが、そんな雰囲気も併せ持つアルバム。「白日」のような、僅かな焦燥感さえ感じられる敏感な曲や「光について」のように、眩しさの中にこそある哀しさを描き出した名曲や、短い永遠にも似た「スロウ」、他の曲もすべて最高である。
遊び心も感じられ、何より不思議なことに「サイケデリック感」があるのだ。田中氏は文学青年だと何かで読んだが、昭和の文豪たちのそういう雰囲気を彼は自分の中でリミックスし、排出しているのかもしれない。
・「バイン色」
GRAPEVINEのアルバムはどれも素晴らしいが、『光について』のリリースで彼らの認知度が上がったことからこのアルバムは彼らの出世作といえるのではないでしょうか?『退屈の花』は割と歌詞が中性的でしたが、このアルバムはガッツリとしたロックサウンドを聴かせてくれます。バインの良さは某子ども達4人組バンドみたいにアンサンブル(弦楽器のみやピアノのみの曲でボーカル以外のメンバーが楽器に参加しない曲が多い)ではなく生楽器のみの演奏で今現在も変わらぬスタンスでいることです。メジャーとまではいかなくともバインには確固たるファンが多いのも納得がいきます、好きになると絶対にやめられなくなるバンドですよ♪
・「満を持した2nd」
「光について」「白日」などのヒットを飛ばし、満を持してのメジャー2枚目。
冒頭からの「いけすかない」、メロディアスなサビに空間系のエフェクトであっという間に世界に飲まれてしまいます。シングル曲の配置もしっかりアルバムの一部になっていて自然に聴ける上に「RUBBERGIRL」や「RUGGERGIRL No.8 」などの飛び道具的な曲も登場して面白い。1stの「退屈の花」より重厚で洗練された印象を受けます。「白日」は文句なしにカッコイイですね。
1stから2ndへのこの勢い。この2枚で本格的にバインにはまった人も多いでしょう。とどめを刺されるような一枚です。
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