「やっぱりオリジナルエイジア!」「US盤です。歌詞も載っています!!」「寺尾聡の「リフレクション」に似ている!?」「キミタチサイコダヨ」「こちらのほうが好き」
Genesis Revisited (詳細)
Steve Hackett(アーティスト)
「商業的な勝負をかけたハケットのジェネシスセルフカバーアルバム」
Voyage of the Acolyte (詳細)
Steve Hackett(アーティスト)
「最後の曲がすごい」「月影の騎士withoutガブリエル。」「我こそがジェネシス」「GENESISの面影を残す作品」
レッド(紙ジャケット仕様) (詳細)
キング・クリムゾン(アーティスト)
「クリムゾンもうひとつの頂点。」「一気に聴き通して下さい。」「ホントの結末」「宮殿に次ぐ名作!!!」「壮絶なロックバンドとしての遺書」
Night Watch (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「3期KCによる名演が楽しめるライブアルバムです」「後期クリムズンならこれを買え」「クリムゾン史上最高のパフォーマンスの1つ」
チェイシング・ザ・ドラゴン(紙ジャケット仕様) (詳細)
ジョン・ウェットン(アーティスト)
「ジョン・ウェットンのライヴ・アルバムでは、コレが1番っっ!!」「1994年の来日公演を収録した代表曲満載のライブアルバム!!」
デンジャー・マネー(紙ジャケット仕様) (詳細)
U.K.(アーティスト)
「エイジアより数段良い!」「この時代でのJ.WETTONの理想形に近いのでは…。」「「プログレ」過渡期の名盤」
U.K.ライヴ・イン・ボストン(紙ジャケット仕様) (詳細)
U.K.(アーティスト)
「音質がよく,ライブの熱気が伝わる」「30年前だもんね」「それにしても、今のいま」「音質・音圧がアップして再登場!」「これはホント凄い!」
「一回限りの傑作アルバム!」「もっと評価されていい一枚」「捨て曲なし!の傑作」「いいスピーカで、音を大きくして聴いて下さい!」「リズム隊最強のアルバム」
Going for the One (詳細)
Yes(アーティスト)
「Yes(プログレ)の最後の輝き。」「駄曲なしの傑作」「聴きどころはHoweのスライド・ギター」「こんな録音あったの?」「美しいイエス」
「一般的な評価は低いが実は隠れた傑作」「数あるイエスの作品で最もポップでシンプルな作品」「試行錯誤」「ヒプノシスの誘惑」
対(TSUI)(紙ジャケット仕様) (詳細)
ピンク・フロイド(アーティスト)
「プログレ風泣きギターアルバム」「泣きのギター満載」「次はまだか」「 鬱が「夜」ならこちらは「昼」的なアルバム」「美を追求した、わかりやすいプログレシブ・ロック」
And Then There Were Three (詳細)
Genesis(アーティスト)
Seconds Out (詳細)
Genesis(アーティスト)
「この頃のGENESISが一番好き!」「Genesis聴くならこれでしょう。」「最強のLiveバンドの証明」「恐るべし!究極&至高のジェネシス!」「名ライブアルバム」
Azure d'Or (詳細)
Renaissance(アーティスト)
「端正なブリティッシュクラシカルロック」「試行錯誤」「ヤマハJr.コンサートみたいだった」
The Missing Piece (詳細)
Gentle Giant(アーティスト)
Stormwatch (詳細)
Jethro Tull(アーティスト)
「苦境の産物」「ガンコな音」
The Broadsword and the Beast (詳細)
Jethro Tull(アーティスト)
「Tull中期、力みのない傑作が更に充実!」
恐るべき静寂(紙ジャケット仕様) (詳細)
タイ・フォン(アーティスト)
「恐るべき静寂!!」「ひたすら美しく繊細な名盤」「美しく繊細な名盤」「Prog-Rock」「prog-rock」
Moonmadness (詳細)
Camel(アーティスト)
「Peter Bardensよ永遠に」「美しいロック~おとぎ話やRPGのような音世界」「間違いなくキャメル最高のアルバム」「オリジナル・メンバーでのラスト作。名曲ルナシーはぜひ聞いてほしい」「「The Snow Goose」と並ぶ名盤。」
フォーカス・アット・ザ・レインボー(K2HD/紙ジャケット仕様) (詳細)
フォーカス(アーティスト)
「やっぱりシルヴィアは良いですね!」
レディーズ&ジェントルメン(K2HD/紙ジャケット仕様) (詳細)
レイク&パーマー エマーソン(アーティスト)
「星5個をつけたかったのだが、、、」
クック(K2HD/紙ジャケット仕様) (詳細)
P.F.M.(アーティスト)
「高精度アンサンブル」「高精度アンサンブル」「ドライブするヴァイオリンソロ」「PFMの絶頂期を捉えた歴史的価値を持つライヴレコーディング盤」「ライブでも高い演奏能力を維持できることを証明したが…」
「私はこれを聞いてフランスのプログレにはまった 全曲すばらしい」「ドラマチックな世界を楽しめます」
Cunning Stunts (詳細)
Caravan(アーティスト)
「キャラバンの最高傑作かも」「ポップとプログレ。。。」「ロッキン・コンチェルトはキャラバン屈指の名曲」「ヒプノシスのジャケットもユニークな、中期キャラバンの傑作(1975年作、通算7作目)」
● シトシト雨が止んだその瞬間、、夜空に光り奏でるかのロックの名盤たち
● エイジアのオリジナルメンバーの歴史(ジョン・ウエットン中心)
● 2007/2008年もプログレで極めるのだ!(主にAPP)
● 割と好きなもの
● 厳選
・「やっぱりオリジナルエイジア!」
トレードマークである「ピラミッドアイ」のデザインコンセプトは、フリーメイソンのシンボリズムとして知られた「万物を見通す目」である。
まさに復活祭。今ここにロック職人プログレ四天王は降臨した。マグナムオーパスをひっさげて、21世紀のミュージックシーンに堂々と重しをのせてきたというわけだ。
四半世紀の時を経てフルメンバーによって再現される4分間ドラマの数々は、その歌詞を一瞥するだけで、ゴージャスなサウンドを確信できる。のっけからNEVER AGAINは壮大なスケールで描かれたスペイシーなハードポップ。一転して癒し系バラードへのシフトチェンジは想定の範囲内だ。
意味ありげで実はナンセンスな(気もする)プログレ特有の歌詞を、音声言語の特長を活かし切って歌いあげるリリカルで耳ざわりのよいウェットンボイスで脳内合成してからサウンドを検証する、というコアリスナーにのみ許される変態的行為も密かな楽しみとなるだろう。(んなわけないか。)
ステーキとスイーツを交互に勧めてメタボリック状態にさせるような別腹満腹作戦は今なお健在だ。往年のファンは言うまでもなく、初めて接するリスナーにとっては、間違いなく衝撃的な一枚としてピックアップされるだろう。
もはやライブコンサートでは、ハラハラして見守るしかないハウの運指も、スタジオワークでは毅然として、老獪なテクニックでスペクトラムなサウンドデコレーションに徹してくれる。Parallel Worlds/Vortex/Deya の、セバスチャンハーディー(マリオ・ミーロ)風の哀愁漂う泣きのムード、Over and Overの、そのまんまイエスのテクニカルなフレーズなどは、70年代フレイバーを教科書的に引用した、ノスタルジックなサービスプロモーションだ。
ジェフの神々しいオーケストラルなサウンドは相性抜群の味付で、このバンドを絶妙のバランスでキープしている。残念なことに、TVCMの「アワアワ」はタイムリーなコマーシャルなはずだが、今の若者は「ブログ炎上 ネットスターの悲劇」でなければ説明を要するであろう。
カールは相変わらず賛否両論ドラミング。少し控えめになったかな?
しかし、なんといってもメロディーメイカーはジョンウェットンであった。温め過ぎたアイディアの数々が、エイジア版「VOICE MAIL」として結実したのである。
・「US盤です。歌詞も載っています!!」
2008年5月3日付、ビルボードアルバムチャート初登場73位!!!1985年にサードアルバム「アストラ」が67位を記録して以来のTOP100位返り咲きです。本CDはEMI AMERICA RECORDSのプレスです。歌詞もしっかり載っています。 US盤嗜好の方は安心してお求めできますよ!内容については他の方のレビューを参照してください。
・「寺尾聡の「リフレクション」に似ている!?」
さすが、ASIAやってくれましたね。聴けば、聴くほど、良くなります。1日一回は聴かないと気が済まない感じです。とくに、8曲目の「パラレルワールド」は、ASIAの新型プログレですな。メローでドラマテック。渋く哀愁に満ちたジョンのボーカル、にカールの高速ドラムソロ、終盤のダウンズのキーボードワークは、往年のクリムゾンを彷彿とさせ、それに絡めてくるハウのギータは、とても懐かしく心地がよい。何かに感じが似ていると思って聴いていましたがよく考えて見ると、寺尾聡の「リフレクション」に似ているのだ!驚き!!(あくまでニュアンスや感覚が)要は、大人の渋い哀メロであると言う事です。全体的に凄く、日本人好みだと思います。凄く満足です!!
・「キミタチサイコダヨ」
1stの衝撃と素晴らしさはあの頃だったからこそ出来たもので、今さら同じものを作れないことはファンのみならず、本人達も理解しているはず。それでも、このオリジナル再結成でファンの期待と自身の挑戦に、彼等は見事に答えたのではないだろうか。iconの延長と言ってしまえばそれまでかもしれないが、このアルバムにはこれまでのエイジア軌跡が凝縮してる気がしてならない。「never again」「nothing's forever」は言うに及ばず、一番の聴き所でもある4人の共作「alibis」や「don't cry」を彷彿させる「shadow of a doubt」にワクワクさせられる。やはりこの4人にしか出せない音がある。そして、改めてハウの存在がいかに重要だったかがわかります。随所に彼のフレーズが聴けるのはほんと嬉しい限りです。ひとつだけ残念なのはウェットンとハウの共作がなかったことくらいだ。それにしても、正直これほどとは思ってなかった。素直に拍手を送りたい。
・「こちらのほうが好き」
リアルタイムで1st,2ndを体験、それなりに気になる存在ではありましたが、ウェットンだけとれば、UKなどの時代の方が好きでしたし、ASIA独特のくどさが、今一のめり込めないでいました。ところが、この新作はビックリ。最近の40歳台以降のアルバムとしてはベストではないかと思うくらい、いい出来だと思います。ここからASIAのファンになっても遅くない。やってくれました。
・「商業的な勝負をかけたハケットのジェネシスセルフカバーアルバム」
1994年の「ギターノワール」が評論家から暖かく迎えられ、90年代以降のツアーではジェネシス時代からのファンに暖かく迎えられたハケット、不遇で不幸だった80年代の悪夢から解放されたハケットはジェネシス時代の古い楽曲のセルフカバーアルバムを企画、ビルブラッフォードやジョンウエットン、ポールキャラック、トニーレビン、コリンブランストーン、チェスタートンプソンなど英国の名の知れたテクニシャンや有名人を集めて、これまでのハケットの作品に見られなかった話題性の大きい作品に仕上がった。名の知れたゲストを多数参加させてアルバムを作るということはそれまでのハケットには見られなかった。商業的な成功を収めるためにはこの方法が最も有効で、最後の切り札としてとっておいた奥の手だったのかもしれない。アルバムは英国では話題となり、日本でだけ行われたライブ盤「東京テープ」も話題になった。収録曲は原曲のイメージに沿ったリメークを施したものもあれば、原曲のイメージを大胆に変えた曲まで様々である。個人的にはジョンウエットンが歌う「ウオッチャーオブスカイズ」、ポールキャラックの歌うマイク作の「ユアオウンスペシャルウエイ」コリンが歌う「今いない友のために」、「月影の騎士」のボツ曲「デジャブ」等が好きで、今回初めて収録された「ロスエンドス」の収録はファンにはうれしい選曲、この曲のためにファンは再び買い直しを迫られることになるだろう。
・「最後の曲がすごい」
インビジブルタッチが売れまくっていた87年2月にはけっとのソロで始めて買ったアルバムだった。一聴した印象はフィルコリンズボーカルの曲はいいが「何か聞いてはいけないような危ない世界の音楽」というか異様にダークで、深入りしてはいけない忌み嫌うものだった。しかし、何度か聴くうちに抵抗感はなくなり、この独特な世界が快感に変わった。特にラストのサリーオールドフィールドボーカル曲は完璧だと思う。こんなドラマチックな構成の曲にはめったに出会えないだろうと感じた。この曲はマイクラザフォードと共作でジェネシスで使われなかった曲だと推察するが、ハケットはきっと自分のアルバムの最後を飾るためにストックしていたのだろう。当時ライバルのトニーバンクスと張り合いこのアルバムのヒットがきっかけで脱退することになるが、ギターだけの作品ではなく、またこのような形式の作品を作ってほしいと願う。2003年の1月に東京でのアコースティックライブでも①を演奏していたがあのライブは自分がこれまでの人生の中で見たライブの中でも最高のライブだった。あのライブCDが出ていれば即買したい。
・「月影の騎士withoutガブリエル。」
このアルバムはタイトルにある通りのアルバムだと思います。いやむしろ個人的には月影よりこちらの方が好きかもしれません。ハケットのギターはクリムゾンのフリップっぽいなあと昔から思っていたのですが、このアルバムを聴けば納得で、クリムゾンの影響が随所から感じられます。特に最後の曲「法皇の影」のメロトロンの使い方なんてまんま宮殿です。その「法皇の影」ではサリー・オールドフィールドがゲストで参加しています。変拍子で突っ込んでくるようなイントロが印象的な1曲目や、組曲風の234曲目、哀愁漂うアコギとチェロが印象的な5曲目、フィル・コリンズがゲストヴォーカルで参加の6曲目、最終曲のテーマをかすかに響かせている7曲目と楽曲のクオリティは非常に高く、プログレファンならば誰もが感動すること間違いなしです。ジェネシスが嫌いな方も是非一度聴いてみてください。
・「我こそがジェネシス」
75年発表の1st。ジェネシス在籍中に発表された作品だが、その製作にあたっては彼がジェネシスに提示したほとんどのアイディアを取り上げてもらえなかったことによるらしい。ちょうどジェネシスは『プロードウェイ』という最高傑作とも問題作とも言える作品を製作しており、彼の持つ、いからも“プログレ”いかにも“ジェネシス”と言うよりも“ジェネシスそのもの”のサウンドがピーターの世界とはズレていたことを伺わせる。この作品は完全にジェネシスそのもののと言い切ってしまうと若干ズレるが、おおよそ彼がイメージするジェネシスが提示されていると思う。繊細で美しく、ファンタジックでドラマティックな音絵巻。プログレ好きでこの作品を外す人間など存在しないとは思うが、本家をも凌ぐ名作と改めて断言しておこうと思う。彼こそがジェネシスの様式美を受け継ぐ伝承者であり、保守的な美意識を極限まで発揮したのがこの名作である。次作では若干アメリカナイズされたサウンドも聞かれるが、本作ではクソが付くほどのドップリの大英帝国サウンド。彼のギターも解き放たれた鳥のように生き生きとしてしており、強い躍動感を感じる。弟ジョンのフルートもハケットの作品の大きな魅力。オーボエには末期クリムゾンにもゲスト参加したロビン・ミラーが参加。ジェネシスからはフィルとマイクが参加している。(やっぱりトニーとは仲が悪かったのか?) フィルは6.で素晴しいヴォーカルも披露しており、次期ジェネシスの青写真とも取れる曲となっている。8.で美しいヴォーカルを聞かせるのはマイク・オールドアィールドの姉、サリー。英国ロック・ファンなら絶対の必聴盤。
・「GENESISの面影を残す作品」
スティーブ・ハケットのソロ1作目。2005年リマスター盤キム・プーアの幻想的なジャケに包まれたこの作品は、ハケットの初期の最高作と名高い。サウンドの方は、このアルバム制作時はまだGENESISに在籍していたこともあり、フィル・コリンズ、マイク・ラザフォードらも参加していて、初期GENESISの面影を感じさせるものとなっている。軽やかでメロディアスな1曲目から、2曲目以降はしだいにしっとりとした雰囲気となりたおやかなフルートの音色に、つまびかれるアコースティックギター、ゆるやかなメロトロンなどがジャケのような幻想的な美しさをかもし出す。ボーナストラックには、1曲目“Ace of Wands”のライブバージョンと、大曲“Shadow of the Hierophant”のロングバージョンを収録。
・「クリムゾンもうひとつの頂点。」
クリムゾンファンの間ではこの「レッド」までを真のクリムゾンとする人も多いようだ。それはこのアルバムの完成度、そして「スターレス」による壮絶な幕引きによるものだ。また参加メンバーもジャケットの三人に加え、イアン・マクドナルド、デヴィッド・クロス、メル・コリンズ等まさにクリムゾンオールスターズとでも呼べそうなメンバーである。アルバムタイトル曲「レッド」は最初から最後まで高いテンションのまま突っ走る。このへヴィさは一度聴いたら鮮明に記憶されることだろう。まさに「堕天使」の悲鳴が聞こえてきそうになる「堕落天使」、これまたヘヴィな「再び赤い悪夢」、クロスのヴァイオリンソロに始まるインプロの頂点とも言うべき「プロヴィデンス」。そして宮殿クリムゾン的雰囲気から始まり、暗黒的中間部を超えるとヘヴィなレッドクリムゾンに戻り、最後はタイトル通りまるでブラックホールに飲み込まれて輝きを失ったかのようにどこまでも堕ちていく「スターレス」。この幕引きは何度聴いても感動的である。当時すでに飽和状態にあったプログレにおいて自ら幕引きするというフリップの姿勢が日本人にはうけたのであろう。それもあってプログレバンドの中でもわが国でのクリムゾン人気は非常に高いのだろう。
・「一気に聴き通して下さい。」
最新ベストで無惨にも短縮されてしまった#5を聴くたびに、改めて本アルバムの素晴らしさを痛感します。動と静が交互に現れる曲構成は「宮殿」と似ていますが、全体を通してがんがんギターが鳴り響き、怒りと悲しみのような感情、はちきれそうな緊張感が全曲から伝わってきます。ここでも私の持論「#5でディスクの最後を締めくくるべき!」特に「濃縮キングクリムゾン」を聴いて「スターレスってバラードなのか〜」と思った入門者にはぜひ。
・「ホントの結末」
フリップ、ウェットン、ブラフォード、マクドナルド…、とこのアルバムに主に関わった4人のメンバーが、ステージで演奏しているのを時々、想像してしまうのは私だけでしょうか!?75年以降にクリムゾンが続くことが意欲的な気持ちだった頃のフリップは、「日本、南米で演奏したい」と公言した時期もあると言うし。やはり残念に思ってしまうのが、これも一部のファンの心理状態である。そういえば、どこかの学園祭で学生さんのコピーバンドが苦心しながら、「レッド」を3人で演奏しているのを見るだけでもときめいてしまったことがあった。やはり70年代ライヴ録音の「レッド」やアルバムに収められている諸楽曲を聞きたかった渇望感もあるのだと日頃から感じる。でもこの渇望感もこのアルバムをさらに自分の中で孤高の存在にしていると思う。ジャケの表のメンバー写真、裏のぶっちぎったスピードメーターを見て、ジャケ買いしてしまう人もいただろう。音楽、ジャケ、ともに5つ星!そして解散…。参った!かっこいいぜ!
・「宮殿に次ぐ名作!!!」
個人的には懐かしいKCの卒業式のようなアルバム。デヴュー時から安定・円熟という言葉には縁はないが、突っ走ってきたバンドの終焉の寂しさが滲んでいる。メンバー間の状態はまさにレッド・ゾーン、危機的状況。それでもこれほどの緊張感・完成度、素晴しい。
「ひばり」以降インプロヴィゼーション志向を強めていたが、ここでは練り上げたアレンジを聴かせる。しかし、例によっていかにも楽譜通りというものではなく、緊迫感・迫力は凄まじい。
1曲目で残った3人だけによる、KCの一面である最高のヘヴィロックを聴かせた後は、ヴォーカル曲・ライヴ録音を挟み、最後にKCの別の一面である叙情的な曲を聴かせる。特に後半に元メンバーが順にソロを演奏していくあたりは、長年聴いてきた者には感動的な所である。
しかし、そんな興味だけではなくとも、プログレのBEST10には入る作品であろう。
・「壮絶なロックバンドとしての遺書」
メタルクリムゾンとしての壮絶な自爆。本作レコーディングの時点でフリップはプログレにはオサラバしていたのではないか?そんな気がする。考えてみれば、これほどエレキギターを強調したプログレアルバムも無いし。クリムゾンは他のプログレバンドみたいに舞台演出に凝ったり、安易なクラッシク音楽との融合アルバムを作った事が無い。本作のスターレスを聴いてしみじみ思うのは、メンタル的にはほとんどパンク。ブチ切れてるのだ。勝手に絶望して、勝手に暴走するのだ。ピストルズの「勝手にしやがれ」やレノンの「ジョンの魂」が好きな人なら、愛聴盤になると思う。思想や形式をブッ壊した自己解放があるのだ。この時期フリップはボウイの「ヒーローズ」に参加。数時間ギターソロを弾きまくってサッサと帰ってしまったそうだ。この時期のフリップはいったい何を考えていたのだろう?
・「3期KCによる名演が楽しめるライブアルバムです」
3期KCによる73年11月23日のアムステルダム公演の模様を「ほぼ」完全に収録したライブアルバムです。当公演はブートレッグが多数作られたこと、また、ライブ音源を加工して作られている「暗黒の世界」収録曲の元音源であることでも有名です。
3期KCによるライブというと名作「USA」がありますが、「USA」との違いでいうと、「USA」に収録されていない、「演奏に参加しなかったことがブラッフォード最大の功績」とフィリップに言わしめたDISK2①やDISK1③⑤といった、いわゆるKCの「静」の美しさを表現した曲が多数収録されていること、「21世紀~」がエコーなしの生声で歌われていること、エディジョブソンによるオーバーダヴィングなしなどが特徴でしょうか。何れにせよ、3期KCのライブだけにテンションの高い聴き応えのあるライブアルバムになっており、KCファンにはお奨めします。
・「後期クリムズンならこれを買え」
アムス・ライブとか、最高のパフォーマンスだったとか、暗黒の世界の元トラックが、とかは、ちょっと調べればわかることなのでここでは割愛しよう。ライブ・クリムズンの醍醐味は、そのインプロ部分にある。それは純然たるインプロもそうだが、既に存在する曲のソロ部分もインプロで変化しまくっているのだ。
長い前置きになってしまった。「21馬鹿」のソロは、ここのヴァージョンが最凶である、と断言しよう。いきなり高速ストロークでブチ切れるフリップ。ウェットンとブラフォードのみで展開されるソロ部分。最凶という意味ではアースバウンドを凌駕する演奏がここにある。
もちろん知的+カタルシスを与えてくれるクリムズンとして、fructureが配されている。このまんまスタジオ盤につっこんで当然の、とんでもない集中力が、ここにある。あのテンションの高いステージ上で、あえて音を出さなかったブラフォードに讃辞が与えられるのも当然な「TRIO」もフルヴァージョンで収録されている。
・「クリムゾン史上最高のパフォーマンスの1つ」
リズムセクションのコンビネーション,切れが凄まじいです。特に「EASY MONEY」の中間部では,ウェットンの手が無意識に動いてフレーズを作り出しているかのような躍動感あふれるフレーズを連発しています。同曲の大サビでのビルブラのハイハットも凄まじい切れを見せています。また,多くのリスナーの方が指摘しているように,「21st〜」の中間部のウェットンとビルブラのインプロもすばらしい。ロックバンドでここまでインプロができる(あくまでロックとしての)バンドがあっただろうかと思えるほどです。他の曲も文句の付けようなしですが,「NIGHT WATCH」「STARLESS」に関しては,この時期のLIVE集の「GREAT DECEIVER」DISC3収録のピッツバーグでのパフォーマンスがベストだと思います。
・「ジョン・ウェットンのライヴ・アルバムでは、コレが1番っっ!!」
『ヘイジー・モネット』等の様な、ヴォイスプリント・ジャパンからリリースされとる、「おい、おい、これって海賊盤かいや!?」と思わせるくらい、音質最悪なジョン・ウェットンのライヴ盤群なんかと比べると、はるかに、ごっつ音が良い。
…つーか、これが本来の“ゼニを取ってのライヴ音源”のありかたやろう。
ウェットンに限らず、ASIA(ウェットン在籍時)のライヴ音源も、すんごい高価にかかわらず、音質最悪といったモノがリリースされとるので、コレクターとしては、ごっつムカついた!!
#1「ヒート・オブ・ザ・モーメント」のアコースティック・ヴァージョンで始まる。スティーヴ・ハケットのライヴ盤『東京テープ』でも、ウェットンはヴォーカリストとして参加しとって、この曲を演ってるし、演奏中に必ず言う「キミタチ・サイコー・ダヨ」という片言な日本語が、お約束で嬉しい。
ASIA(ウェットン在籍時)ファンなオレにとっては、#2「ドント・クライ」、#9「オンリー・タイム・ウィル・テル」、#14「オープン・ユア・アイズ」あたりは嬉しい選曲。
ソロとしてのナンバー#13「バトル・ラインズ」(この曲も『東京テープ』に入っている)の、メロディーの綺麗かつ力強さ、そして、ライヴで完璧に歌えるキャリアに脱帽。
“企画モノ”やの、なんやの言うてんと、素直に音楽を楽しみましょうっっ!!おそらくジョン・ウェットン最高のライヴ音源やから。
・「1994年の来日公演を収録した代表曲満載のライブアルバム!!」
1994年リリースのジョンウエットン大阪&東京の来日公演を収録したアルバム・・・CD盤面には「龍を追う」なんて記されてます(笑)。まさにロックの歴史そのものという選曲で、彼の偉大さを痛感・・・KINGCRIMSON・UK・ASIA等だから本当凄い!!バックを固めたのは、ジョンベック(Key)・ボブダルトン(Ds)・のイットバイツ組とアンディスケルトン(G)・・・なかなか器用なミュージシャン達です!!正直全体的にしょぼいサウンドなのですが、曲の持つ凄み特にもKINGCRIMSONでのジョンは迫力あります!!!!個人的にはUKの曲が良かったです・・・結局再結成もなかったし。アルバム「ヴォイスメイル」とセットで買う事をオススメします!!!!
・「エイジアより数段良い!」
yes、family人脈で聴いたUKはファーストが小難しくていまいちでしたが、これは分かり易くて傑作となりました。ジャケもヒプノシスですし、トータルのパッケージングにも力入ってます。BILLのファンでしたが、ZAPPA人脈のTERRYがすんごい。並みのドラマーではありませんでした。楽曲が粒揃いです。捨て曲なし。ポップだけどディティールまで聴ける本物プログレですな。WETTONのボーカルもお子さま向けエイジアなんかより数段良い。クリムゾンの太陽と戦慄の好きな方、絶対どーぞ。
・「この時代でのJ.WETTONの理想形に近いのでは…。」
J.WETTONのポピュラー指向を嫌ってアラン、ビルの脱退を招き“また一枚で終わりか”とのムードを打開するかの如く、所謂「プログレ」のレンジを大きく広げた功績は大きい作品ではないかと思います。特に、ザッパスクールの伝手でE.JOBSONが担ぎ出したT.BOZZIO大先生の貢献があっての話。当時、ザッパ(テリー在籍の頃はレコード会社との契約の問題で、御大が納得して送り出した作品は少なかった時期)在籍後半からブレッカーズ等々、その独自のコンセプトに基づく超絶ドラミングがひっぱりだことなり、このUKのセカンド、次で最後になるライブインジャパン『NIGHT AFTER NIGHT』で当時のドラミングのピーク(その後のMISSING PERSONS以降は長くなるので話は割愛)を迎えたと思っています。トリオでのプログレ、限界的なところまで追求できている、かつライブでも手数の多いBOZZIO大先生、E.JOBSON師匠の活躍もあってスカスカ感が全くない素晴らしい仕上がりになっています。曲も前述のとおり凝り過ぎたものはなく、変拍子、少し長めの曲にプログレ的な要素が感じられるものの、多くの方に受け入れ易くなった、つまりはJ.WETTONのコンセプトがうまく反映し、メンバーもそれに呼応できたと思います。『NIGHT AFTER NIGHT』も併せてお聴きいただけると良いと思います。本作がなければASIAはなかったでしょう!
・「「プログレ」過渡期の名盤」
長らく日本盤廃盤となっていた作品が再発されました。プログレッシブロックの叙情性、ロックのグルーヴ、ポップの分かりやすさが高いレベルで融合した名盤です。個人的にはファーストより好きです。ファーストは小難しい、エイジアはポップすぎるという方も一聴の価値ありです。
・「音質がよく,ライブの熱気が伝わる」
30年以上前のバンドであるUKのライブがこういう形で手にはいるとは想像していませんでした。各楽器の音はバランスよくミックスされており,特に大好きなホールズワースの独特のフレージングが左のスピーカーから,そしてジョブソンのバイオリンとキーボードが右のスピーカーから響き,両者が競い合うように演奏する。ウェットンの声とベース,ブルフォードのドラムスは左右にうまく溶け込んでいます。スタジオだけでしか演奏できないのかと思っていましたが,ステージではさらに個性むき出しで演奏していたのですね。キミタチサイコダヨ!とはこの中でウェットンは言っていませんが,私から彼らに対して言いたいですね。
・「30年前だもんね」
ブート等では有名な音源。バランスも調整されており、随分聞きやすくなっている。いずれにせよ、約30年前の音源であることを考えると驚異的。音質だけではなく、演奏も凄まじい迫力。ASIAファンも是非一度聞くべき。軟弱ではないジョンが大変なミュージシャンだと良くわかります。コンサート完全収録なら星6つですが、これは無理かな
・「それにしても、今のいま」
どの様な購買層を予想してレコード会社さんは発売したのでしょう。やっぱり僕みたいなヒト?約30年前のデビュー作で一番のお気に入りが、サーティイヤーズ。30年たってこんな風に再聴できるとは大感激です。ここで聞けるアラン氏はこれまたホールズワース街道爆進!健気に皆とリフを合せていても、自分の意志とは別に(なワケ無いけど)イケナイ左手が大暴走。そんなギタリストに、曲の途中でスティックを落とした(のかな)キレた?ビル氏が猛追撃!ブル流フレーズをこれでもかとあびせて応戦。かくしてほのかに哀愁漂うはずのサーティイヤーズは大変な出来栄えに。僕のようなアラン、ビルファンは大拍手ですが。ウエットン、エデイ両氏は後に内心「脱退してくれてアリガトウ」だったカモ。懲りた?二人は当初のアイデアどうりトリオで続行、まとまりの良いバンドにはなったけれど程無く分解。この一枚、たしかに他レビューさんの言うとうり、スタジオ盤を越える程の出来ではない。個性のぶつかり合いが収斂して昇華するまでにも達していない。尻すぼみのスーパーグループだったかもしれない。瀕死のプログレ鳥のスワンソングかもしれない。向上したとはいえ今日のデジタル音質当り前の世代には「?」の音レベルかもしれない。しかし、歴史に残る名盤とはとても言えない(残念!)出来かもしれないが、ティーンエイジにプログレにハマった自分には愛聴せずにはいられない一枚。今やそれぞれの分野で大御所となった感のある彼らの、若い才気がぶつかり合う際に発する奇跡的なキラキラ光線の輝きに目がくらみそう。クラクラ。
・「音質・音圧がアップして再登場!」
70年代プログレシーンを代表するスーパーグループ「U.K.」はファースト「憂国の四士」のプロモーションのために78年4月から10月にかけて英国と米国でツアーを行いましたが、うち北米ツアーの中でもベストといえる1978年9月11日、マサチューセッツ州ボストン、パラダイス・シアターでのギグを収録した音源です。メンバーはご存知、エディ・ジョブソン、ジョン・ウエットン、ビル・ブラフォード、アラン・ホールズワースの第1期の布陣。ご存知のとおりブラフォードとホールズワースはツアー終了後、「ブラフォード」のアルバム制作のためにグループを脱退してしまいます。
この音源は99年に「コンサート・クラシックスVol4」というタイトルで一度CD化されましたが、メンバーの了解を得ていなかったという初歩的なミスのため即刻廃盤という憂き目に。以後、海賊盤としてコピー音源が出回っていました。今回は、正式なライセンスを得て、新規リマスタリング加工が施してあります。
個人的には前出の「コンサート・クラシックスVol4」や海賊盤で何度も聴いているので、音源そのものに新味は感じませんが、今回のリマスタリング効果は抜群で音質・音圧・バランスとも非のうちどころがありません。スタジオ盤を遥かに凌駕するド迫力のプレイとメンバーの超絶技巧ぶりは、29年経ったいまでも聴いていて鳥肌が立つほど。すでに海賊盤を含めて何度も聴いているマニアにとっても、UK未体験の人にとっても、大満足の傑作ライブです。来年3月には、第1期メンバーによる未発表曲&アウトテイクを追加した「憂国の四士」が再発売されるという嬉しいニュースもあり、そちらもいまから楽しみです。
・「これはホント凄い!」
短命に終わってしまったスーパーバンド「UK」の貴重なライブ盤。UKの短い歴史の中で最もスリリングなサウンド・バトルを展開していたのがこの第1期の4人の時期である。かつてブリティッシュ・プログレには多様な形態のバンドが存在していたが、やはり「王者」キング・クリムゾンの存在感が抜きん出ていたのは事実。そのクリムゾンの代表作『太陽と戦慄』の頃の緊張感溢れるサウンド・バトル、暴力性と繊細さが同居した唯一無二のサウンドを、最も系承していたのがこのUKであった事をこのライブ盤は証明している。クリムゾンにおけるデビッド・クロスとは資質は違うがバイオリンとキーボードを担当するエディ・ジョブソンが大活躍する一方で、我を押し通し狂気のギターソロを弾きまくるアラン・ホールズワース、ボーカルと変則リズムのベースを同時進行でこなし切るジョン・ウェットン、例によってハイテンションのキツい音で変拍子を自在に刻むビル・ブラッフォード。この4人による張り詰めたPCケーブルのごとき緊迫感は、アルバムの最後まで緩む事がない。「In The Dead Of Night」での極限にまで達した緊張感は単に「ロック」というカテゴリーに仕舞い込むのが惜しいくらいのアートだと言える。この第1期の4人は、あまりにも緊迫した音を求めすぎて結局はメンバー自身がバンド自体を重たく感じてしまった事が分離分散につながったのではないか。音のぶつかり合いが凄まじい一方で4人の向きが若干ズレている感じがしないでもないが、このライブ盤はブリティッシュ・プログレの王道を行く生きた音を伝えているという面からも貴重。とにかく「凄い」という言葉以外には言葉が見つからないくらいの名作だと思う。ロックファンなら絶対聴くべき。
・「一回限りの傑作アルバム!」
イエスのメンバーチェンジの激しさも極まったか?と思えた顔ぶれで作られたアルバム。ジョン・アンダーソンがいなくなって、イエスと呼べるのか?という思いが交錯して、異質な感じのあるこの作品だが、正直、傑作と呼べる作品だと思う。
ベースのクリス・スクワイアが音作りをリードしたようでロック色の強い軽快な曲が多く、ジョンがいたがゆえに表に現われにくかったメンバーの個性が発揮されている。
その後ジョンが復帰し、元のイエスに納まってゆくことを考えれば、たった一回限りのイエスであり、時間が経つにつれ貴重な作品になってゆくと思う。イエス・ファンで敬遠されていた方には是非一度聞いてほしいと思う。
・「もっと評価されていい一枚」
イエスだと思って聴くと、ジョンの声がないので、評価は難しい…というか、評価不能、というのが正直なところです。「i know a lot of fans did not like drama.」と言われるのもむべなるかな。
バグルスがまるごと加入、というのも、考えてみればどえらい事なのですが、イエスファンからすると、「必死だな」「痛々しい」「ぶちこわしだ」としか思えず、宣伝効果としてはプラスにはたらいたとは言いづらい面があります。
しかし、改めてこのアルバムを聴いてみると、「なんだ、いいじゃないか。というか、傑作じゃないか」という感想しか生まれません。
ピザを食べに行って天ぷらうどんが出てきたら、客は「ふざけるな」と怒るでしょうが、その天ぷらうどんは、相当に出来が良かったのです。
「ドラマ」は、そんなアルバムです。そうですね。バンド名のほうを変えてれば、評価は一変していたでしょうね。
・「捨て曲なし!の傑作」
YESの顔ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンの脱退で「YES解散?」と騒がれたけど、代わりに加入したトレバー・ホーンとジェフ・ダウンズが実にいい味を出している。特にトレバー・ホーンの声質はジョンと聞き間違えるほど似ているので、違和感なく聴ける。アルバムは1980年リリース。「リレイヤー」以降、試行錯誤を繰り返していた時期を超越し、全体的に緊張感溢れる作品で、捨て曲がぜんぜん無く一気に聴き終えることができる。「こういう音楽を待っていたんだ!」と叫びたくなる傑作。
特に1曲目の「Machine Messiah」は約10分の大作で、往時にYESを想起させる完璧な演奏。起承転結に富んだ曲運び。それから以降「Tempus Fugit」までの感動的展開は、何度繰り返し聴いても飽きが来ない。そんな傑作アルバムであるが、世間の評価は今ひとつなんだよね〜。
今からでも遅くないので、じっくり聴き入ってほしいな。
・「いいスピーカで、音を大きくして聴いて下さい!」
U.Kの「デンジャーマネー」といい、この Yesの「Drama」といい、80年代のプログレとしては、隠れた名盤ですね。
・「リズム隊最強のアルバム」
好きな人以外はほぼ無視されている鬼っ子アルバムではありますが、90125イエスとエイジアという80年代プログレ・リバイバルの起点となった点でも意外と重要な、質の高い作品。 バグルスとの合体、スティーブ・ハウ中心の曲作りと言ったバンドの上モノが話題の中心でしたが、意外な聞きものは前2作の不甲斐なさから復活したクリス・スクワイアとアラン・ホワイトが、イエス史上最強と言えるリズム・コンビネーションを見せているところじゃないでしょうか。ここまで、リズム隊がきまっているロックアルバムはそうそうお目に掛かりません(クリムゾンのレッドと双璧かも)。なぜ、クリス・スクワイアが、アラン・ホワイトをパートナーとし続けるのかがが分かるような、二人の一体感を感じる1枚です。 ライブ映えしそうな曲が多いのになかなか叶わぬことが残念です。
・「Yes(プログレ)の最後の輝き。」
パトリック・モラーツは自身のソロアルバムが好評だったことにより脱退、代わりにリック・ウェイクマンが復帰、再びシンフォニックな曲調を取り戻した傑作。70年代後半のプログレアルバムとしては出色の出来であり、Genesisの「静寂の嵐」、Renaissanceの「お伽話」、U.K.の1st等とともにプログレ最後の輝きの一つと言えるでしょう。1曲目「Going For The One」は後のポップ化を予感させ、2曲目「Turn Of The Century」ではハウが、3曲目「Parallels」ではウェイクマンが、4曲目「Wonderous Stories」ではアンダーソンがそれぞれ見せ場を作っています。しかし真に語られるべきは5曲目「Awaken」でしょう。アンダーソン自身が究極のYesと認める大曲で、その完成度の高さは「危機」「錯乱の扉」にも劣りません。ハウのギターソロやウェイクマンのパイプオルガンなど、今までの集大成のような一曲でこの一曲だけでお腹一杯になれるはずです。Yesファンだけでなく、全プログレファンにお薦めの一枚。
・「駄曲なしの傑作」
従来のYesに比べて美しいメロディー・ラインの曲が多いとともに、タイトなリズムが特徴的なアルバムである。このアルバムの凄いところは一曲として駄曲がないことである(Additional Trackはその限りではないので念のため)。このアルバムを聞いたとき、昔ながらのファンは一曲目のリズム・カウントとスライド・ギターに面食らいつつ、新しいリズム・フィギュアに驚き、2曲目以降の美しいメロディを聞いて安心し、最後の"Awaken"で感動のピークを迎えるはずである。緊張感という観点では"Close to the Edge"には及ばないが、Yesのキャリアの中でも優れた出来を示す傑作。
・「聴きどころはHoweのスライド・ギター」
なんといっても聴きどころは表題曲でのHoweのスライド・ギター。スライド・ギターと言ってもHoweの場合はハワイアン・ギターをスライドとして使っています。この曲とClose To The EdgeのAnd You And IのスライドはHoweのスライド・ギターのベストプレイだと思います。一曲も駄作なし。傑作。
・「こんな録音あったの?」
私は、今まで、いわゆる”リマスター版”という物を買った事がありませんでした。しかし、今回、初めてこのアルバム『究極』の2003年版リマスター盤を買って、とても良かったと思いました!イエスはとても好きなロック・グループなので他にも良いアルバムはいっぱいありますが、個人的には一番好きな1枚だったので、買おうという気持ちになったのですが、買おうと思った理由は、ボーナス・トラックに注目したからでした。そして、実際に買ってみて、とてもお買い得だなと思ったのは、①~⑤が今までの物より、音のメリハリが良くなっている様に思える点です。それから、ボーナス・トラックが貴重な録音だったからです。特に⑨~⑫のリハーサルという4曲の演奏が、通常版の①~⑤の荒削りな原形になっているというのは、聞いていてとても興味深く、イエス・ファンの方なら、絶対に買って損はないと思います。
・「美しいイエス」
「危機」「こわれもの」「サードアルバム」に次ぐ傑作がこの「究極」だと思う。従来の楽曲に比べ繊細な音が並ぶ。特に「不思議なお話しを」はジョンアンダーソンのエンジェル・ボイスが最大限生きていてとても切なく美しい。このリマスターによってさらに音が洗練されて、おすすめできます。
・「一般的な評価は低いが実は隠れた傑作」
リックウエークマンが復帰し、前作「究極」が大ヒットし、ワンダラスストーリーが全英1位を獲得するなど、前作の存在が大きすぎるために日陰に回ってしまった作品、大作が少なく、ポップな作風でこじんまりにまとめた曲でアルバムが作られたために「危機」のような大作を求めるファンからは軽視されてしまい、「UFOの到着」「鯨に愛を」という曲名にもスケールの狭さを感じてしまう。しかし僕は長めの曲が多い「究極」よりも1曲1曲を短めにまとめたこっちの方が好きで、フューチャータイムズ、マドリガル、サーカスオブヘブンなどの楽曲はやや当時の時代に迎合している感はあるものの、聞き応えのある聞き捨てられない曲だと思う。ラストの自由の翼も傑作で、クリスのエフェクトをかけたベースを中心に異様な雰囲気を作っている。この後でバンド結成10周年ツアーを敢行するが、リックとジョンが脱退し、バグルスの2人を補充して、「ドラマ」の制作に入ることになり、重厚な存在感のあるサウンドがさらに本作の軽いサウンドを存在感のないものにしてしまうのが残念だ。しかし本作はセールス的には成功し、プラチナディスクを獲得するほど売れており、馬鹿にできない作品だと思う。
・「数あるイエスの作品で最もポップでシンプルな作品」
78年発表の11作目。明るく爽やかな1.のイントロだけでこの作品の素晴しさは伝わる。78年頃と言えばパンク/ニューウェイヴの全盛期。イエスは彼らならではの手法で時代に合わせようとしていたことが良く分かる。シンプルでポップな曲の中にイエスのエッセンスをコンパクトに収録した充実の全8曲。プログレの大袈裟さをやや後退させ、その分、躍動感のあるロック的な演奏を強調したサウンドはエネルギッシュなパワーが漲っていて非常に若々しい。直線的なスピード感のある演奏は間違いなく狙ったものだろうが、モロにパンクな曲をやっていても大袈裟なリック・ウェイクマンのシンセが加わることによってどこをどう聞いてもイエスになっている。このサウンドがあの時代にどれくらい受け入れられたかは分からないが、今聞くと本当に魅力的なアルバムだと思う。ファンクやR&Bなどの従来のイエスにはないエッセンスもスパイスとして効いている。リック・ウェイクマンの鍵盤も非常にモダンで本作ではポリ・ムーグの分厚いサウンドが満喫出来る。ヒプノシスによるモダンなジャケットも素晴しく、イエスの中でも個人的には群を抜く最高のものだと思う。ただしジョンによる歌詞は少し病んでいるのでは?と思わせるほどの内容を持っており、非常に意欲的な作品ではあるものの、彼らの限界であったことも確かなのだろう。このメンバーにおける脱プログレ的な極限の作品とも言えるのだが、不思議なことに従来の作品と全く違和感はない。イエス・マジック。
・「試行錯誤」
1978年発表。ジャケットは前作『Going For The One』同様ヒプノシスが担当している。『Relayer』までの大作主義とロジャー・ディーンのコンセプトから抜け出し、新しいYESの音を模索している時期の作品である。具体的には曲をよりコンパクトにし、様々な音楽的方向に自慢の超絶技巧とアンサンブルをどう生かすべきかを模索している。スマッシュ・ヒットをメッセージ性に託した2『Don't Kill The Whale』やUFOにまでテーマの触手を伸ばした5『Arriving UFO』などが、その『悩み』の所産である。旧来からのYESファンにはやっぱり、1・2のような見事なアンサンブルが最も響く。『Future Time』から『Rejoice』の見事な曲想と演奏こそファンがYESに求めているものだ。このあと1979年にはジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマン脱退という最高の『危機』をYESは迎える。
・「ヒプノシスの誘惑」
ロジャー・ディーンからヒプノシスにジャケットデザインが変わって、彼らの曲調は変わりました。より親しみやすくなった中で、このアルバムは鯨問題を取り上げるなど、より現実的な話題を追求していました。トマトをつぶすジャケットデザインも衝撃的でしたが、日本に対する批判もショックが大きかった。
・「プログレ風泣きギターアルバム」
ギターバンドが好きな私としましては、ギルモア・フロイドは個人的には非常に贔屓にしてしまう音を持っていますので理性的な評価は難しいです。ただ、従来のピンクフロイドと比べると数段聞きやすく、ここの差がロジャー・ウォータスの存在か?などと勝手に解釈しております。聞きやすい分だけやや軽くみられているかもしれませんが私は好きですね。まさに「プログレ風泣きギターアルバム」です。昔、ドイツにマイケル・ローザーというギタリストがいた記憶がありますが音質は似たものを感じます。こちらはもっと宇宙的でしたが。ジャケットそれだけを見て過ごせる時間を提供できるバンドが少なくなりました。もっともCDでは昔のレコードジャケトと同じ表現をするのは無理があるのも事実ですが。もうぼちぼち最新版を出して欲しいですね。
・「泣きのギター満載」
全編が美しい。デイヴ・ギルモアのギターが泣いている。それにギルモアのヴォーカルも最高だ。特に『転生 Coming back to life』の美しさは突出している。
・「次はまだか」
ギルモア・フロイド2作目にして現状における最新作。もう出てから10年以上経つのか。年の流れは早いものです。この作品もデビッド・ギルモアら三人が過去のフロイド作品を彼らなりに解釈し、そこからロジャーの変質狂的な憂いを除いた作品となっております。それにより非常に聴きやすい上質な(プログレ)ロック・ミュージックが満載された好アルバムに仕上がっております。このアルバム発売と同時に行われたツアーはライブ盤「P・A・L・S・E」で明らかですが、「狂気」再現に話題を奪われ、このアルバムの曲群は忘れられたものになってしまって大変さびしい思いをしたものです。紙ジャケは英国初版LPを再現しておりますので、皆さんお持ちのCDと比べて表の写真の間違い探しをされるのも一興かと。
・「 鬱が「夜」ならこちらは「昼」的なアルバム」
リリースされた季節が春なので春になるとつい聞きたくなるのがこのフロイドの「対」だ。米英ともにアルバムは大ヒットし、同時期にロジャーが出した「死滅遊戯」の売り上げを遥かに超え、その後の世界ツアーも大成功だった。前作「鬱」で見られた悲壮感や終末観などまるでネガティブなイメージは少なく、さわやかな陽光をイメージする曲が目立っている。特に「極み」(ドリームアカデミーのメンバーが作曲にかかわっている)や「転生」などはこんな曲も書けるのかと驚いたほどこれまでのイメージを変えた曲だと思う。逆にシリアスな曲も健在で、デーブの夫婦喧嘩の会話を歌詞にした「俺から何が欲しいのか?」やファーストシングルで氷のような冷たいギターが冴える「キープトーキング」、リック作の「インサイドアウト」英国議会の鐘の音が印象的な「ハイホープス」など傑出した曲も多い。1曲目のインストではオープニングの蛙や虫のせせらぎが好きで、冬に虫のせせらぎが聞けない時期になると聞きたくなる。(僕の家は田んぼの中にあるので)このアルバムのリリース当時に僕はかなりこれを聞きまくっていたが、僕の周辺にいる同世代フロイドファン(特に狂気やウオール好きなファン)には不評だった記憶がある。この作品と同じような系統の新作を待って12年が過ぎてしまった。ロジャー抜きでもいいから「対」パート2のような最新作がある日突然発表されることを心待ちにしていたらデーブの22年振りのソロがリリースされた。
・「美を追求した、わかりやすいプログレシブ・ロック」
難解さはなく、美を追求したサウンド重視のプログレシブ・ロックといった印象。ギルモアのボーカル、ギターは十分堪能できる。前作「鬱」をポップにした印象で聴きやすい。前編美しい曲であるが、特に6・曲が個人的には気に入りました。また、8・曲はまるでポップロックのような明るいギターを聴かせてくれます。
・「この頃のGENESISが一番好き!」
GENESISのアルバムで最初に買ったのがこれ。目当てはブラフォードのドラムスでしたが、GENESISの世界にすっかりハマってしまいました。当時のLPジャケットの綺麗だったこと。でもやはり素晴らしいのは3人のスーパードラマー達のサウンドでしょう。チェスターのドラムはムード色の強い作品もタイトにスケールを大きく響かせてくれて、フィルとのツインドラムでのDance On A Volcano~Los Endosなんてオリジナル以上で、他のプログレバンドには無い最高のスケール感を味わえます。また、Cinema Showのブラフォードのシャープなテクニックも最高です。楽曲は当時のベスト的選曲で、どの曲もオリジナルを越える出来映え。スティーブのまさに幻惑ギターも堪能できます。ホント凄いバンドでした。この面子で見たかったなー。このアルバムのおかげで、ガブリエル時代から全て聴きあさる羽目になってしまったのです。ブロードウェイ、フォックストロット、その他傑作は数多くありますが、個人的にはGENESISはこれが最高作と思っています。
・「Genesis聴くならこれでしょう。」
オープニングの「Squonk」からエンディングの「Los Endos」まで、これがライブ盤?というくらい完璧なまでに隙のない演奏を聴かせてくれます。特に「Firth of Fifth」は、泣きのギター、唸るメロトロン、怒濤のツインドラムなどなど聴き所満載。この1曲でGenesisのとりこになった人も数多し(私もその一人)。また、個々人のマルチプレーヤーぶりがそこかしこに発揮されており、トニーの12弦G(Supper's Ready、Cinema Showイントロ)、スティーヴのタウラス(Apocalypse in 9/8)マイクのダブルネックB&Gとタウラス等により、わずか4人(+α)にしてこれだけ厚いサウンドが得られるというのも、彼等の演奏能力の高さを表していると思います。このアルバム中、「Cinema Show」のみ76年のツアーからのピックアップですが、当時のゲストドラマーであるB.ブラフォードとのツインドラムも目玉の1つとなっています。「ジェネシスのお勧め1枚」といってスタジオ盤を挙げられる方は多いと思いますが、私は迷わずこれですね。特にプレーヤーの方は参考になること多々有と思います。そしてこのアルバムを一番聴いて欲しいのは「プログレ4大バンド」と称して「Genesis」抜きでプログレを語っている「評論家さん達」ですね。
・「最強のLiveバンドの証明」
ガブリエル脱退後のジェネシスのトニー・バンクス言うところの『シーツ・オブ・サウンド』を実践した名盤。いくつかのLive盤を出しているジェネシスのアルバムの中で断トツの素晴らしさだ。
特に最後の『シネマ・ショー』からのメドレーは最高でフィル・コリンズとチェスター・トンプソンのダブル・ドラムスは圧巻。
ジェネシスは最強のLiveバンドだった。
・「恐るべし!究極&至高のジェネシス!」
ジェネシスの数多いアルバムの中でも、スタジオ盤/ライヴ盤を通して間違いなくベスト!ロックのエネルギー、パワーを維持しながらも、楽曲を練り上げることにおいて、最も充実していた時期のステージを完全パックした名盤と言ってはばかることはありません。選曲も文句なしです。ピーター・ガブリエル在籍時の雰囲気とはまた違う味わいがあります。この後、スティーヴ・ハケットが脱退し、いわゆる「3人ジェネシス」の時代に入るわけですが(この時期の来日コンサートも素晴らしい出来でした。東京では、新宿・厚生年金ホール!サポートの、チェスター・トンプソン、ダリル・ステューマーの熱演と、ステージ狭しと飛び回るフィル・コリンズも忘れることは出来ません)、「そして3人が残った・・・」以降のポップ路線で多くのファンの失望を誘う直前の、限りなく美しく哀しいジェネシスの最後の光芒が収められた、貴重な記録と言えると思います!ただただ必聴&必携の1作!
・「名ライブアルバム」
ライブでピーターガブリエルのかぶりものを見てみたかったけど(^^)、このセカンズアウトも見てみたかったなぁと思います。ドラムは主にチェスタートンプソンが叩いてるけど、『firth of fifth』などではフィルも叩いていて、ヘッドフォンで聴くとより楽しめます。その他『cinema show』ではビル・ブラッフォードとのツインドラムが堪能でき、トニーバンクスのキーボードが絡めばもう感動の嵐です。このライブアルバムは、『squonk』から始まり、最後までスタジオ盤を凌駕しているほどの出来だと思います。特にdisk1では、『the lamb lies down on broadway』の終わりに、ミュージカルボックスのスティーブハケットのアルペジオが始まり、そのまま静かな興奮とともに盛り上がって、やがてキーボードの洪水になだれこみエンディングを迎える構成は本当にすごいの一言に尽きると思います。『supper's ready』も入ってるし、選曲も見事だと思います。スタジオ盤を聴いてからの方がより楽しめるんじゃないでしょうか。ザッパ好きの自分にはチェスタートンプソン参加のこの作品は余計にうれしい1枚です。
・「端正なブリティッシュクラシカルロック」
初春の山あいの川を流れる雪解け水のような、凛とした美しさを感じる端正なクラシカル・ポップロックアルバムです。全体に涼やかなサウンドの中、それになじむ透明さを持ちながらもまろやかさを感じさせるアニー・ハスラムのボーカルに、そのキャラクターの暖かさが春の日差しのように顔を覗かせます。こう感じるのは、これ以前のアルバムでは、演奏とアニーのボーカルがともにプログレ的な陰影で統一されていることがあったのが(「Turn of the Cards 」「Scheherazade & Other Stories」など、それはそれで私は大好きですが)、このアルバムではそのような陰影が少ないためでしょう。「Winter Tree」「Golden Key」「Kalynda」などメロディーの良い曲が多い佳作アルバムです。
・「試行錯誤」
当時の最新鋭シンセを使用していますが今だと陳腐に感じてしまいます。これをメロトロンで録音していたら印象がかなり違っているでしょう。曲は全て練りこまれていますしルネッサンスそのものの華麗な音です。今となってはなんとも形容しがたい独自性だと思いますね。
・「ヤマハJr.コンサートみたいだった」
パンクムーヴメントの直後なので曲は短め。ある意味エイジア的と言えるかも。シンセは最新のモノを使ったのだろうが現時点ではエレクトーンに聞こえる。
オーケストラが使われてないのでルネッサンス黄金期に比べれば陳腐に聞こえてしょうがない。
ただアニーハズラムの歌声は十分に楽しめる。
・「苦境の産物」
英国ロック界の重鎮の’79年発表の、オリジナル・アルバム12作目。 ’77年発表の「Songs from The Woods」、’78年発表の「Heavy Horses」と併せて、“トラッド3部作”と称されている通り、ハードなロック・サウンドの中に、ストリングス、アコースティック・ギター、マンドリンが彩りを添え、それをI.ANDERSONが大らかに歌い上げる、英国情緒溢れるJETHRO TULLならではの世界を構築している。 前2作と比べると、ややロック色が強く感じられるが、その割には軽い音作りで、ポップさが前面に押し出されている。 また、楽曲にもこれと言った強く印象に残るものも無く、全体的に変化の乏しい、平坦なきらいがある。 複雑で緻密なアレンジ、テクニカルな演奏は健在だが、トラディショナル・ミュージックとロックとの融合が、今ひとつ噛み合っていないような観がある。 本作制作中に、メンバーの病気、発表後の死去や、他のメンバーの相次ぐ脱退と、バンドにとって、非常に不安定な状況が作風に表れてしまったのかもしれない。 そんな中、インストゥルメンタル曲⑩が、レクイエムかのように、美しくも切なく響くのが、何とも物悲しい。
・「ガンコな音」
79 年にしてはオールドウェーブな音にびっくり、いやいやこのガンコな音が TULL なのだ...といってあげたいところだが、こういう流れのコメントを評論家やファンに吐かせたいというオッサンの意図が見えるので、あえていいません。(いってるか) 一聴オールドウェーブと思わせて、じつはけっこうちゃんとそのときの音を散りばめるところがしたたかです。007 ばりのジャケットの効果のほどはかなり不明でしたが、ハードロックと受け取れば全体にポップで聴きやすい佳作です。「Dark Ages」はしかけのあるハードロックの力作。次作ほどは混迷/迎合しておらず反骨精神は健在です。
・「Tull中期、力みのない傑作が更に充実!」
Tullの'82年の作品。ハズレの少ない彼らの作品ですが、敢えて言ってしまえば”Aquqlung”、"Thick as a brick"と並ぶ傑作と思います。ビッグヒットによる話題もなければ大作でもないのですが、1)力みのない聴きやすさ、2)メロディアスな佳曲が多さ、3)シンセ系の音の混ぜ具合の上手さが本作の特色。2)の代表が"Slow marching band"、"Pussy willow"(これはTull屈指の名曲!)あたり、3)は"Flying colors"、"Seal driver"って感じでしょうか。ジャケットからは想像しづらいとても親しみを感じる、人懐っこい作品と言えそうです。Tullをベストでお聴きになって、泥くささよりトラッドな香りの英国風がお好みの方に特にお薦めしたい傑作です。更に今回、同時期に録音された佳曲”Jack A Lynn”、”Mayhem, Maybe”などボーナストラックが8曲プラス!オリジナル10曲の雰囲気そのままに、なんともお得なパッケージになったものです。
・「恐るべき静寂!!」
究極の悲哀がココにある。邦題が「恐るべき静寂」とは良く言ったものだ。どうしても今なお語り継がれる名バラードSister Janeに焦点がいってしまうが、このアルバムのハイライトはなんと言ってもFields Of Goldと続くOut Of The Nightだろう。この2曲は歌詞を追いながら目を瞑って聴き込めばあたかも目の前に曲の光景が浮かび上がるかのような視覚効果(マジック)を持っている。そのドラマティックで幻想的な、見事なまでの曲の構成とアレンジが一層感動を引きたている。あまりにも美しく、あまりにも強烈で、あまりにも悲しい。心の琴線に響きわたるその「恐るべき静寂」は20数年経っても褪せる事がない。またリズミカルで練り練った構成で唸らせるプログレ・ハードの1曲目なども名曲だ。
・「ひたすら美しく繊細な名盤」
ジャケのイメージ通りの淡い水彩画のような音楽が聴ける名盤。 ジャケットになぜ侍が描かれているのか正確なことはわからないのですが、中身そのものは確かに日本的な繊細さが溢れており、これを聴いて何も感じない日本人はほとんどいないのではないんでしょうかと言いたくなるほどです。 丁寧に作られたやさしく美しい音づくり、泣きまくるギター、美しいヴォーカルライン…息を呑むぐらい素晴らしいです。プログレというイメージを抜きにしても十分感動できるアルバムでしょう。メロディアスなロックが好きな人にも聴いてもらいたいです。 個人的には「Goin' Away」「Out Of The Night」の構成と泣きのギターに大感動してしまったんですが、「Fields Of Gold」のオープニングのささやくようなコーラスと展開。そして当時シングルヒットしたバラード「Sister Jane」の感動的なVo。ここまで日本人の琴線に触れる音楽はそうはないのではないでしょうか。文句なしの☆5つです。 サウンドプロデュースが向上した2ndの「Windows」はこの1stよりも洗練された印象もありますが、それぞれの好みといったところでしょうが、美しさと繊細さは損なわれることのない名盤でおすすめです。
・「美しく繊細な名盤」
ジャケのイメージ通りの淡い水彩画のような音楽が聴ける名盤。 ジャケットになぜ侍が描かれているのか正確なことはわからないのですが、中身そのものは確かに日本的な繊細さが溢れており、これを聴いて何も感じない日本人はほとんどいないのではないんでしょうかと言いたくなるほどです。 丁寧に作られたやさしく美しい音づくり、泣きまくるギター、美しいヴォーカルライン…息を呑むぐらい素晴らしいです。プログレというイメージを抜きにしても十分感動できるアルバムでしょう。メロディアスなロックが好きな人にも聴いてもらいたいです。 個人的には「Goin' Away」「Out Of The Night」の構成と泣きのギターに大感動してしまったんですが、「Fields Of Gold」のオープニングのささやくようなコーラスと展開。そして当時シングルヒットしたバラード「Sister Jane」の感動的なVo。ここまで日本人の琴線に触れる音楽はそうはないのではないでしょうか。文句なしの☆5つです。 サウンドプロデュースが向上した2ndの「Windows」はこの1stよりも洗練された印象もありますが、それぞれの好みといったところでしょうが、美しさと繊細さは損なわれることのない名盤でおすすめです。
・「Prog-Rock」
メロディーがやけに美しいです。シスタージェーンが印象的。シンセサーザーをはでにじゃかじゃか使用しているわけではなく、『耽美的に』『間を聞かせる』『泣きのメロディーの多用』が特色のバンド。じっくり聞き込みたい音のさざなみという感触。あくせくした毎日。ほっと一息つきたいときに聞きたいアルバムである。テクニック押し売りというよりも、やはりオルガン+シンセサイザーを薄味でアレンジに組み込んでいる部分がよい。10点中8点
・「prog-rock」
クラシカルな美を大切にした叙情派音楽。泣きが特色。 10点中10点
・「Peter Bardensよ永遠に」
昨年、Peter Bardensがこの世を去った。ちょうどこのアルバムをはじめとするCAMELの一連のリマスター盤の発売を前にしてのことで、ショックは大きかった。特に思い入れの深いこのアルバムでの彼のキーボードプレイは、Andy Latimerの独壇場を許さず、確固としたポジションをキープしている。
このアルバムほどサウンドとジャケットが一致するものも珍しい。淡い夢み心地の色合いそのままに展開する幻想的なサウンドは、ブリティッシュ・プログレと呼ばれるジャンルの中でもGENESISやフランスのTai Phongをまぜ合わせたような浮遊感に溢れている。傑作である。
・「美しいロック~おとぎ話やRPGのような音世界」
まるでロールプレイングゲームのテーマ曲のようなオープニングから、最後まで、とても美しく、ファンタジックな雰囲気のアルバムです。アルバム全編に渡って大々的にフューチュアされているキーボードはとても美しく、ギターも適度に湿り気を帯びた繊細なサウンドでとても良い感じです。エフェクトがかかったようなヴォーカルもひとつの楽器のような使われ方をしており、上手く楽曲に溶け込んでいます。またフルートが非常に効果的に使われており、このアルバムの魅力を増すことに貢献しているように思います。
ジャンル的にはプログレの部類に入るのかもしれませんが、どの曲もメロディが非常に美しく、とても聴きやすいので、普段そういった音楽に馴染みのない人でも、それほど身構える必要はないかと思います。 ブリティッシュロックならではの、美しく、気品に満ち溢れた音楽です。
・「間違いなくキャメル最高のアルバム」
キャメルの・・・。と云うよりアルバムとしての完成度では秀逸である。個人的には6曲目の"Air Born"が最高に気に入っているが、邦題は「ゆるやかな飛行」で、珍しく?ピッタリはまってくる。全体を通してファンタジックでムディーなトーンで覆われており、女性が聞いてもかなりしっくりくるのではないだろうか。アナログレコードに入っていなかった?8曲目以降のボーナストラックもファンならば喜ばれる。ただ1点残念なのは、CD化されたことによってか、低域と中高域のバランスが狂ったようで、アナログ盤にみられた包み込まれるような、やわらかく芳醇な低域がスポイルされてしまったことだ。全体的にレンジが狭くなった感じで時代に逆行する思いだ。キャメルを分からない人間がCD化したのかは知る由も無いがこういった手抜きのCD化は非常に残念だ。
・「オリジナル・メンバーでのラスト作。名曲ルナシーはぜひ聞いてほしい」
76年発表の4作目。オリジナル・メンバーによる最後の作品であり、本作をもってベースのダグ・ファーガスンが脱退する。本作はムーグのシンセが全編で大活躍しており、あの暖かみのある不器用な音色を楽しむには最適だと思う。またオルガンのプレイは特筆ものであり、エレピのプレイなどを含めて鍵盤関係は特に聞き応えがあると思う。作品としては地味なポジションになりそうだが、彼ららしい高水準の楽曲が揃っている。1.の現代音楽的な響きを持ったシンセを中心としたインストは聞き物。キャメルらしいトーンは保ってはいるものの、かなりエキセンントリックで刺激的なサウンドを出している。2.ではメランコリックな演奏にアンドリューの美しいフルートが絡み、直後に物憂気なヴォーカルが登場するキャメルらしい佳曲。この流れはなかなか素晴しい。3.はムーグとハモるギターの音色が美しいインスト曲。キャメルらしいフュージョンっぽい曲であり、この曲のオルガンのソロはキャメルのオルガン・プレイの中でも一、二位を争う出来だと思う。5.は哀感溢れるアンディのヴォーカルが素晴しい曲。プログレを強く意識した複雑な展開はこの時期のキャメルならでは。やはりピーターのオルガンが光っている。6.はピアノをバックに演奏されるフルートによるイントロが素晴しい。ちょっぴり演歌っぽいメロディと変則的なリズムはクリムゾンのファンなら直撃級。ソリーナ?っぽいストリング・マシンの音色も感動的。7.はスティーヴ・ハケットならば「スペクトラル・モーニング」的位置にあるキャメルのインスト曲の代表作の一つ。アンドリューの素晴しいギター・ソロが満喫出来る名曲である。
・「「The Snow Goose」と並ぶ名盤。」
名作コンセプトアルバム「The Snow Goose」でその地位を不動のものとした彼らが余裕を持って制作した4thアルバム。「Mirage」のような荒々しさに前作のような滑らかな感覚でかぶせた本作はファンの間からも人気が高く、前作と共に最高傑作と呼べる作品だ。名曲揃いの本作であるが、その中でも特筆すべきは最終曲「Lunar Sea」。7拍子の疾走が印象的で、本当に月面の湖の上を飛んでいるかのような感覚を味わうことができる。ドラマーのワードが作曲していて、彼のセンスをうかがわせる。プログレファンは勿論のこと、70年代のロックファンは是非とも聴いてほしい一枚だ。
●フォーカス・アット・ザ・レインボー(K2HD/紙ジャケット仕様)
・「やっぱりシルヴィアは良いですね!」
リマスター化もどんどん進んでいるので買ってみました(前のも買いました)。 音質は良くなった感じがしますが…どうかな…? まあバランスはいいから良いでしょうか…。
やっぱり今のノイズより昔のノイズのほうがノリますね!!
フォーカスのアルバムの中ではこれが1番最高ですかねェ…
悪魔の呪文(HOCUS POCUS)もこれが最高潮なんじゃないでしょうか。リズム感がヤバい!
・「星5個をつけたかったのだが、、、」
74年発表のこのライヴ盤は当時LP3枚組で発売され、(「展覧会の絵」を除く)彼らのそれまでの作品の代表曲が揃っており、とてもギターなしの3人のバンドとは思えぬ演奏の凄さに圧倒され、彼らのそれまでのスタジオ録音盤を聴く気が失せてしまった経験がある。私自身の音楽の好みが変ったことと、ELPとして本作を凌ぐ作品はおそらく出ないだろうという思いが重なって、その後ELPとは疎遠になった。この度、高音質のCDを廉価で入手して、約30年ぶりに再会できて大変嬉しい。LP3枚の曲・演奏はすべてCD2枚に収録されている。演奏内容は文句のつけようがなく、彼らのベスト盤的作品であるので、星5個当確と思っていたが、実際に本作を入手・聴いてみて、不満に感じる点があった。まず、ライナーノーツ、歌詞・対訳がついていない。価格を安くするために省いたのか、著作権の問題があったのか、不明だが、グレッグ・レイクが朗々と歌い上げる曲もあるのだから、少し高価になるとしても、歌詞・対訳はつけるべきだ。今年6月発売のELP旧作シリーズは全部歌詞・対訳なしなのだろうか。それと、K2HDマスタリングのためか、マスタリング対象の音源が原因か不明だが、ノイズもクリアに聴こえる。特にディスク2前半では耳障りに感じる部分がある。LPではこのようなノイズは気にならなかったのだが。以上を考慮して星4個の評価とした。それと、LPのときはタルカスの6.戦場〜エピタフの後、7.アクアタルカスのイントロでサイド2が終わり、サイド3でアクアタルカスが改めて始まるという構成はやむを得なかったが、本作でもそのパターンがディスク1で踏襲されている。CD1枚にタルカス全曲が収録できるようになったのだから、同じ構成にしなくてもよいはずなのに。瑣末なことかもしれないが、気になった。
・「高精度アンサンブル」
世界進出を見事に果たしたイタリアを代表するプログレ・バンドPFMのアメリカ公演の模様を収録した’75年発表のライヴ・アルバム。 その卓越した演奏技術は、スタジオ作品と同等か、ライヴならではの緊張感も手伝って、さらに凄みを増している事を感じさせる。
表現力は文句なし。さらに時折アドリヴも挟まれて、聞かせるだけではなく、見せる技術も持ち合わせているのが強く伝わってくる。 圧巻はクラシックの曲のカヴァーを盛り込んだ15分以上に及ぶ⑥。PFMがライヴ・バンドである事を証明する強烈な演奏だ。 PFMと言うバンドが本領を発揮した、凄まじい内容である。
・「高精度アンサンブル」
世界進出を見事に果たしたイタリアを代表するプログレ・バンドPFMのアメリカ公演の模様を収録した’75年発表のライヴ・アルバム。 その卓越した演奏技術は、スタジオ作品と同等か、ライヴならではの緊張感も手伝って、さらに凄みを増している事を感じさせる。 表現力は文句なし。さらに時折アドリヴも挟まれて、聞かせるだけではなく、見せる技術も持ち合わせているのが強く伝わってくる。 圧巻はクラシックの曲のカヴァーを盛り込んだ15分以上に及ぶ⑥。PFMがライヴ・バンドである事を証明する強烈な演奏だ。 PFMと言うバンドが本領を発揮した、凄まじい内容である。
・「ドライブするヴァイオリンソロ」
ラストの曲での正にラストを飾るパガーニのバイオリンソロは何度聞いても鳥肌が立つ。これに匹敵するのはVIVA ROXIEのOUT OF THE BLUEでのソロしかない。どちらも生半可なギターソロを凌駕するドライブ感に満ちている。
・「PFMの絶頂期を捉えた歴史的価値を持つライヴレコーディング盤」
PFMはイタリアのスタジオミュージシャンとシンガーソンクライターによって結成された超絶技巧プログレッシヴロックグループ。クリムゾンのイタリア公演をきっかけにピートシンフィールドの知るところとなり彼によりプロデュースされ、ユーロエッセンスを大胆に取り入れた叙情性と美しいメロディー、深みと奥行きのあるアレンジとテクニカルな超絶技巧の同居したサウンドは世界の音楽ファンに衝撃を与えた。これは世界進出に伴い行われたワールドツアーからカナダのトロント大学のホール及びアメリカ、ニューヨークのセントラルパークでのライヴ録音を編集したライヴアルバム。録音自体は高域の周波数レンジがやや詰まり気味であるが、当時のライヴ録音としては良い出来であり、2箇所のライヴの編集であるにも関わらず音質差は無く統一感の取れたサウンドとなっており、PFMの特徴である叙情性と超絶技巧アンサンブルを見事に捕らえた素晴らしい出来のライヴアルバムとなっている。
曲目は「幻の映像」と「甦る世界」から選曲されているが、1stアルバム「幻想物語」を所有していない人にとっては「何処・・・何時・・・」が聴ける唯一のアルバムとなっている。また 6 はライヴ専用のインストゥルメンタルナンバーということであり、現存するどのアルバムにも収録されていない。唯一の不満は「幻想物語」の代表曲である「ハンスの馬車」収録されていないことで、これにより☆マイナス1とした。「何処・・・何時・・・」が気に入られた方は是非、「幻想物語」の方も聞いていただきたい。
なお、大方のリスナーに評判の悪いジャケットデザインであるが、これはワールド仕様のデザインであり、イタリア国内向けには別のデザインが用意されていたと思うが現状でCD化されているかどうかは不明。
・「ライブでも高い演奏能力を維持できることを証明したが…」
本作と同じ1974年、家元ELPは、三枚組みのアルバム「レディース・アンド・ジェントルメン」を世に問うた。そして、それは素晴らしいできばえであった。 スタジオ作としては、既に前年で頭打ちとなり、マンネリの気配さえ匂わせていたが、ライブでは、既存の曲を、スタジオでの演奏をはるかに上回るダイナミズムで演奏していたことが如実に分かり、あえてLP3枚という長さで、コンサートの全貌をほぼ再現しようとしたことも十分に理解できる。逆に、無用な編集や抜粋では彼らの魅力が分からないのだ。 それに引きかえ、1974年8月の二箇所でのライブをコンパクトに1枚にまとめたPFMの本作では、ライブでも同じように素晴らしい演奏能力を誇示していたことは伺えるが、それ以上の発見は無い。 スタジオでの演奏があまりにパーフェクト過ぎるせいもあったろうが、ライブとスタジオでの乖離が逆に少なすぎて、新鮮味が無いのだ。 決して悪くは無いのだが、何故だか繰り返し聞いてみようと思えないアルバム。 それから、ジャケットのセンス、悪すぎ!!! なお、帯には1973年発売と記されているが、1974年の誤り。
今回の「ビクター音楽事業80周年記念紙ジャケ80!」シリーズは、音はK2 HD MASTERINGのままであるが、価格を抑えるために、一律、歌詞対訳ライナーノーツの類をきれいさっぱり省いている。PFMを初めて聴くという方には、解説が皆無なので、要注意だ。
◎ジャケットの紙=厚紙で合格です。×CDレーベルのデザイン=レコードの黒い溝の部分まで再現
●Au
・「私はこれを聞いてフランスのプログレにはまった 全曲すばらしい」
74年の3rd。ANGEで特に好きな一枚。農夫が聖書の中へ迷い込み、救世主になりかわろうとする物語を描く。メランコリックなメロディでフランス語が強烈に絡み付いてくる、暗く怪しげ、狂気の滲む幻想世界。クリスチャンデカンの演劇的ボーカル、クラシカルで独特の音色のオルガン、へヴィでメロディアスなギター、重みあるリズム隊。西洋らしい高雅・芸術性だけでなく、フランスの田舎の農民パワー(?)みたいな泥臭い野太さを持つサウンドが何とも豪快でカッコイイ。アコースティックで甘美な場面や陰鬱に沈む場面からギターやオルガンが荒々しく走り出す展開には圧倒的なダイナミックさがある。ジェネシスのフォロワーとされがち、実際影響されてはいるが、彼らにとって本質的な部分ではないと思う。ジェネシス無しでも、シャンソンというフランス文化とこの時代のロックが出会うことで必然的に発生するのがこのサウンドだと思う。「農夫ゴドバン」はバイオリンとボーカルが何とも悲しげなメロディで、一気に御伽世界へ誘い込む。「アイザックの長い夜」は憂いと狂気が交錯する暗く耽美的な名曲。陰鬱なオルガンが垂れ込め、うねるギターとともにボーカルが苦悶、錯乱し叫ぶ。「救世主だったなら」は語りが演奏とともに狂気を増し爆発!怖い。「酒祭神のバラード」は美しい歌に陶酔。「出エジプト記」は優雅な歌声、クラシカルで野太い音像が行進。後半は爆発的に駆け出し、ギターがオルガンと絡みながら高揚。スリリング、胸が高鳴るカッコよさ。「砂糖戦争」は旋律自体はけっこうメルヘンだが不穏な空気を纏い、気付けばどす黒い闇に絡め取られる。「光の子」は闇を振り払う勇ましい突進。歌声はヒステリックな叫びへと変わっていく。「錯乱の果てに」は笛の音が跳ねる牧歌的なムードだが、徐々にボーカルが変になり笑い出す。後半は情熱的なギターソロ中心に盛り上がる。
・「ドラマチックな世界を楽しめます」
デカン兄弟を中心とした、フランスのユーロロックの雄、ANGEの3枚目のアルバムです。高校生の頃の記憶では、フランスのELPという紹介をされていたような記憶があるのですが、サウンド的には、フランスのジェネシスと言うほうが適当でしょうか。とりわけ、フランシスデカンの演劇的ボーカルは、どこか、ガブリエルにも似た所があります。ドラマチックな楽曲に、演劇的ボーカル、ヘヴィなリズム隊、激しいg、重いorg、それにクラシックの要素が絡み、なかなか、聴き応えのある世界を作っています。ユーロロック特有のボーカルな苦手な方も、この1枚は大丈夫ではないでしょうか。ユーロロックの名盤とでもいうべき1枚です。
・「キャラバンの最高傑作かも」
このアルバムは前半はポップな曲がならび、時間的にも短く楽しめます。後半の組曲が非常によいです。最初の始まりのなんとも言えないキーボードの音はやはりカンタベリーの伝統を受け継ぐメロデイラインで、途中のフルートやヴァイオリン、ギターが次々と
ソロをとるところのジャズテイストの進行の部分でも、やはりカンタベリーの雰囲気があって、最後の激しい音の込み入ったところで、盛り上がり最後に明るい大合唱という感じで消えていきます。 カンタベリーサウンドの伝統を持ちながら、シンフォニックな構成で、しかも各楽器の音が重ならないで、それぞれが美しい調和をもたらし、それぞれの楽器が今どういう音を出して聞かせてくれるかをおいかけていくだけでも、実によく作られていると思います。リチャードシンクレアのいないぶん、ジャズ色がなくなってポップになったけど、パイのメロデイの美しさがとても気持ちいいですね。これはプログレッシブロックの名盤だと思います。是非おすすめします。
・「ポップとプログレ。。。」
アナログ盤ではA面がポップな歌曲集。B面は1曲だけの長い大作、プログレ定番の組曲である。ポップとプログレを1枚で堪能できる。特に後者の大作は素晴らしく、いまだにライブバ-ジョン等を探しつつ、聴いてしまってます。
・「ロッキン・コンチェルトはキャラバン屈指の名曲」
75年発表の7作目。前作でベースのジョン・G・ペリーが脱退して本作からは元カーブド・エアのマイク・ウェッジウッドが参加した。この作品は彼らの代表曲「ロッキン・コンチェルト」を含む作品であり、ドラマーであるリチャード以外の全員で曲を持ち寄った充実した内容を誇る。全曲が力作揃いだが、その大作の名曲6.と1.を提供したデイヴはソングライターとしてもかなり充実していたと言える。バラードが中心になっているアルバムというのもキャラバンとしては珍しい。
1.はキャラバンにしては珍しいピアノのストロークを活かした普通のバラード。しかしこれが素晴しい。メロディ展開の美しさ、そして爽やかなバック・コーラス、ギター・ソロ、エンディングのチューブ・ベルと最初から最後まで聞き所満載の名曲。2.はサビのメロディが強力なキャラバンらしいパワー・ポップ調の曲。前々作を踏襲した感じだ。3.も1.同様にピアノのバッキングで歌われるバラード。美しいストリングスが付く。曲調はかなり異なるのだが、なぜかピーター・フランプトンを思い出させるヴォーカルである。4.はフォーク的な雰囲気を持ったバラード。寂し気なメロディとサビのハモリのコーラスが印象的だ。この曲でのビオラはハマリ過ぎ。5.はファンクっぽい曲。作者である新加入のマイクの素晴しいベース・プレイが楽しめる。6.は冒頭からのキャラバンでも屈指の美しいメロディで勝負が決まる大作。7.はいかにもアンコール的なアコギの曲。なかなか構成が素晴しい作品だ。
・「ヒプノシスのジャケットもユニークな、中期キャラバンの傑作(1975年作、通算7作目)」
①THE SHOW OF OUR LIVESはゆったりとした名曲。②STUCK IN A HOLEは疾走感もある爽やかな、これまた名曲。ここまで聴いただけで、ひじょうにPOPになった印象を持ちます。また、聴きやすいです。⑥THE DABSONG CONSHIRTOEは打って変わって18分台の大作。(組曲、この曲はプログレ)
アルバム全体としての印象は、やはりプログレ色が薄まり、POPになった感じですが、綺麗で壮麗な曲が何曲かあり、仕上がりの美しい作品になっていると思います。逆にその分緊迫感はあまり感じられません。(ですが、くどいですが、美しい仕上がりで違う魅力がある。) アルバムジャケットはヒプノシスが手掛けてます。
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