温め美人プログラム―「冷え」を取るだけで、女の悩みはすべて解決する (詳細)
石原 結實(著)
「効果絶大!」「かわいい~♪」「簡単で続けられそうなところがヒット!」「分かりやすく可愛らしい本」「なにより、押し付けがましくない」
「あったかーい本です」「日常の中にあるすばらしさ」「今日も食べる!」「料理研究家の生身の日記」「生きるってこういうこと」
チルドレン (講談社文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)
「伊坂流日常の謎」「笑いながら、気持ちがほっこりする本」「子供の世界は、、、」「いいなあ」「魅力的な登場人物」
「この本で心を治しましょう♪」「優しく効く、漢方薬のような小説」「読んだ後の心があなただけの処方箋」「漢方の知識もつきますよ!」「よくわかります。」
「ゆるゆるきく」「知識として」「PMS小説」「生理前の精神的に不安定な状況が活字化された小説」「許してほしい、どうしようもないあの時期!」
「いいとも!」「もしも私が家を建てたなら」「独身女の居場所探し」
この人と結婚するかも (詳細)
中島 たい子(著)
「どうするのかは、ちゃんと自分の中にある。」「それでも恋は楽しいもの」
知ってるつもり?思い込み? スキンケアの常識・非常識 (詳細)
木更 容子(著)
仕事がみるみる速くなるパソコン絶妙ちょいワザ164―選びに選び抜いたワンランク上の感動テクニック (ブルーバックス) (詳細)
トリプルウイン(著)
「効率的」「役に立つテクニック」
はじめてのハングル「超」入門 ビビンバを正しい発音で注文する (ソフトバンク新書) (詳細)
八田 靖史(著)
「3日で記号が文字になってきた」「韓国料理・食材の話題を通じてハングルの読み方の基本が楽しく学べる」
ku:nel (クウネル) 2008年 07月号 [雑誌] (詳細)
マガジンハウス
「シンプルな自己啓発書」「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。」「役に立つ成功本です!」「心があったか〜くなる本」「自己啓発本を笑え!」
あおい (小学館文庫) (詳細)
西 加奈子(著)
「感覚。」「日常の中のきらりと光るもの。」「オッサンには向かない本」「破壊的行動と癒し。」
きいろいゾウ (小学館文庫) (詳細)
西 加奈子(著)
「切ないところを」「作品の雰囲気を大切に読みたい。」「わかる?」
「ほんものみたいな日常」「染み込む」「「街」文学の傑作」「スローライフ」「ネクスト・ステップ」
nid vol.7 (2008/Spring)―ニッポンのイイトコドリを楽しもう。 (7) (Musashi Mook) (詳細)
エフジー武蔵
ecocolo (エココロ) 2008年 08月号 [雑誌] (詳細)
エスプレ
ひな菊とペパーミント (詳細)
野中 柊(著)
「可愛くて温かい…☆」「夢見る少女マンガのようなお話」
● 冷えは万病の元
● 読みものの本。
● 図書リスト
● +RINA'S RECOMMEND_COOK_高山なおみ
● わたしの本棚
● マイ料理バイブル
● つれづれに
● エッセイ2
●温め美人プログラム―「冷え」を取るだけで、女の悩みはすべて解決する
・「効果絶大!」
まず、見かけがすごくかわいい本です。カバーが薄いピンク色で、角が取れてまあるくなっています。
そして、中身は題名の通り「あたためる」ことに重点が置かれています。筆者曰く、冷えは万病の元!体を温めれば すべてよくなる! というものでした。(ものすごく簡潔に言うと)
私はこれを読んで生姜紅茶を飲むことを実践しているのですが、体重が落ちて、生理痛が軽くなり、体が丈夫になりました。よく風邪をひきやすかったのですが、喉痛いな、くらいで終わるようになりました。そして、今まで 特に食べ物に関する考えはなく、肉=駄目 野菜=すべてよい と思っていましたが、お野菜の中でも体を冷やすものがある などこの本からたくさんのことを学び、今は体を温める素材を中心に食べるようにしています。
見かけもかわいいですが、値段も割合とかわいめです。
是非オススメしたい本です。
・「かわいい~♪」
この本を手に取った瞬間思いましたよ、かわいい!本の角が丸くなっていて、カバーもかわいい♪また挿絵もかわいくって、楽しんで読めました。
さて内容はというと、ちょっと今までの健康感が変わりました。冷え性ってそんなに気にしてなかったけど、体の不調は全て冷えからくるんだなーと思いました。
ためしに紹介されている生姜入り紅茶を飲んでみたところ、次の朝にはお肌が・・・・!フェイスラインにあった吹出物(婦人科系?)がなくなりました!!さわると痛かったほどのぶつぶつが消えましたよ!!びっくり!子宮あたりが温まったからでしょうか・・
他にもいろいろな症状に合わせて対処法が載っているので、手元におきたい一冊です。わかりやすいダイエット方法もためになりました。
・「簡単で続けられそうなところがヒット!」
1年間で10キロを超えた重量オーバーの私にとって手持ちの服もどんどん制限されてきており(太って入らない!!)体質をかえることは急務だった。(生活のそうとっかえはお金もかかるし)
しかしこの本に出会い、ようやく光を見出した。
どれもがスローな自分にあわせてできる。何より、簡単に取り入れられるレシピやいろんな入浴方法、体操は気分さえイキイキしてくる!!
温めは、これからの季節にもぴったりのファッションとかでも取り入れられるし。
読み込まなくてもひっぱてくれるかわいいイラスト解説も○。
減量はまだはじまったばかりだけど体質が変わったのか?「肌がきれいになった」と友達に言われたことはかなり嬉しい効果です。
・「分かりやすく可愛らしい本」
私は冷え性で疲れやすく体調も崩しやすく非常に辛い時がありましたが書店で何気なくこの本を購入し今、このプログラムを実行している所です。
イラストも可愛いし内容も簡単なのですぐに始める事ができます
またはじめたばかりなのでどれくらい効果があるのかは分かりませんが信じて頑張ろうと思いました。
・「なにより、押し付けがましくない」
この本の良さは既に皆様書かれている通りなのですが、ヘルスケア系の本にしばしばありがちな「押し付けがましさ」が感じられないのがいいと思いました。さぁ、この本に従いたまえ!みたいな印象が(?!)全くなく、自分で出来ること・必要だと思うことを判断して実行できると思います。
内容の質もさることながら、デザインやイラストの可愛らしいこと!石原先生は、温めることの大事さについて非常にたくさんの本を出されていますが、何か1冊おススメするとしたら迷わずこの本を推すでしょう。
・「あったかーい本です」
HPで見るよりも、よりしっくりとことばが入ってきます。文章はもちろん、表紙・文字の配置・紙質・手にとったかんじなど高山さんを囲むいろんな人の愛を本全体から感じます。誰かと比べたりしないで、自分の気持ちに向き合って正直にいればいいんだな、とか素直に思えました。
・「日常の中にあるすばらしさ」
高山さんの料理本が大好きで、本の中に出てくるエッセイも大好きでした。ホームページの掲載時より、はやく書籍化されるのを心待ちにしてました。表紙も素敵で、おまけレシピがついているのでお得感もいっぱいです。著者の日常に触れる事が出来るのもこの本の魅力の一つですが、毎日の献立がちゃんと書いてあるのが、とても参考になりました。
改めて高山さんの魅力に、どっぷり浸ってしまいました。
・「今日も食べる!」
2002年7月25日、高山さん家の夜ご飯は、茄子といんげんの炒め煮、秋刀魚の干物、生ゆば、麩と葱の味噌汁だ。夏野菜がおいしそう。この日の私は何を食べていたのかな? 2巻も早く読みたいな。
・「料理研究家の生身の日記」
料理研究家といえば、良妻賢母の栗原はるみ、とか料理まっしぐらみたいな小林克代とか、いろいろ綺麗な、ショウアップされたイメージがありますが、高山なおみという人は少し違うような気がします。
この本は夫スイセイとの暖かな生活と、その娘との微妙な関係とか、自分の悩みやら不満を正直に日記に書き記す「料理を核とした日記文学」です。その生身かげんがわたしたちと同じラインにいるんだと安心させてくれるような、そんな日記です。
もちろん書き下ろしのレシピもいいですよ。
・「生きるってこういうこと」
毎日作って食べて働いて・・・その繰り返しが生きるってことなんだとしみじみ思わされる本。お昼ご飯を食べた後お茶を飲みながら夕飯はなんにしようかなあと考えてしまう人におすすめ。
・「伊坂流日常の謎」
『日常の謎』的な作品5本が収められた連作短編集です.
中心となる人物の言動や性格,やや気取った雰囲気など,登場人物や世界観がほかのそれらより丁寧に描かれていて,ただの『日常の謎』でおわっていないのが楽しいところです.
また,連作なのですが順に繋がっているのではなく,それぞれの作品の時間が前後しているのが特徴的です.とはいうものの,繋がりをややこしく感じることはなく,読んでいるうちに自然と気づき「ニヤリ」とさせられます.
ほかにも,全編をとおして絡んでくる父と子の関係や,盲目の成年をめぐる少しチクリとさせられるやり取りと,楽しいだけではない物語としての読みごたえもじゅうぶん.
短編ということもあって読みやすく,おすすめの1冊です.
・「笑いながら、気持ちがほっこりする本」
4人の視点から見た陣内物語!登場した途端は、「なんだ、この男っ?!」って思いましたが、読み進んでいくにつれて、快感になっていくんです!お友達にいたら、迷惑することもあるだろうなと思いつつ、同時にこんな人がお友達にいたらいいなとも思いました。
ところで、回りがどう思おうと(どんなに迷惑しようと)自分がやりたいと思う事はやっちゃうところとか、ギターが巧いこと、傍若無人でありながら人の心にどこか温かさを残すところが、島田荘司の御手洗潔に似ていると思ったので、陣内が好きな人は御手洗も好きだし、逆も真なりと思ったのですが、これは私だけでしょうか?!(笑)
人間的には、目の見えない永瀬が素敵でした!そして、一番印象に残ったシーンは、彼がどこぞのおばさんに5000円を勝手に寄付された時のエピソードです!あのシーンの陣内の普通ぶりは見事でした。そして、永瀬はさぞや嬉しかっただろうと思いました。
図書館で借りた本でしたが、これは買います!「死神の精度」以上に気に入りました。
・「子供の世界は、、、」
日々成長がある、そんな生活はみな違っていて同類的友達とがひきあいながら進んでゆく。ちょっとしたきっかけが、ちいさな謎をつくりまたちょっとしたことが物語をおおきくしてゆくきひきつけられる。大人が読むとなーんだのようだが、少年の心の動き周りの状況がつぎの短編へとみちびく。
たいへんにシンプルであり読みやすいが、なかにある主のジグソーパズルのようでもあり読後はさわやかだ。 一読推薦します。
・「いいなあ」
嘆息。昨日『オーデュボンの祈り』を読了し、今日この『チルドレン』を読了。伊坂作品4作目です。とにかく漂う空気がたまらなく心地いい。なんとなく嬉しくなります。特に理由はありません。「俺たちは奇跡を起こすんだ」
・「魅力的な登場人物」
2002年文春傑作ミステリーベスト10 5位。2005年度版このミス10 16位。第131回直木賞候補作品。
本当に、魅力的な登場人物を造型するのが上手な作者である。この作品では、陣内、陣内の大学の同級生鴨居、陣内と銀行強盗の際に知り合った盲目の青年永瀬、永瀬の恋人優子、陣内の職場の後輩武藤の5名が主要世登場人物であるが、特に陣内の人物造型が秀逸である。(自分の友人としては歓迎できないかもしれないが・・・。詳細は作品をお読み頂きたい) 作品は、陣内の学生時代と、家庭裁判所の調査官として勤務するおよそ10年後のエピソードを配した5編で構成される連作短編集である。いずれの作品も、作者の他の作品同様、ミステリーでありながら、暖かくそしてユーモアにあふれた作品になっている。
●漢方小説
・「この本で心を治しましょう♪」
日常生活のストレスから誰もが悩み、誰もが病んでいる現代社会。
この本は、主人公が過去の恋人の結婚の知らせを聞き、体のバランスを崩してしまうことから始まります。
数々の病院をあたり、漢方に出会い友人との関わりやほのかな恋心を経て、体と心を癒されていく主人公。
いつの間にか読者も心の漢方であるこの「漢方小説」にほんのりしっかり癒されています。
題材自体はよくあるものでベテラン作家だったら短編集の中のひとつにうずもれてしまうところかもしれませんがテーマを大事に丁寧に描いている感じが伝わってきて嬉しく思いました。
・「優しく効く、漢方薬のような小説」
~まず文章表現が抜群にうまい。美しさの中にユーモアもあり、読んでいて飽きさせない。物語はゆったりと、ジンワリ体にしみこんでいくような心地よさがある。女性、特に30代の方はいろんな意味で共感を覚えて読むことができるのでは? 作者の人間を見つめる視点が暖かく、そういった雰囲気が作品全体を包み込んでいる。僕は男ですが、すっかり癒されました。
・「読んだ後の心があなただけの処方箋」
タイトルだけだと「何のこっちゃ」という様子ですが、思わず笑ってしまうような表現が随所に盛り込まれ、「そうなの、そう!」という相槌を打っているうちに読み終えてしまった感があります。だからと言って読者の共感だけを追う流行ものということではなく、誰しもが感じる悩みや心の痛みを、ほんわりふんわり癒してくれる気持ちのよい作品です。読みやすいので私はいつもかばんに入れています。
・「漢方の知識もつきますよ!」
物語は31歳の女性が体調をくずして救急車で搬送される事から始まります。納得出来ずに病院を転々として最後に漢方薬を処方してくれる病院にたどり着き、徐々に快復していくと言う話です。現代社会では誰の身にも起こりえる話しで、読んでいて他人事では済まされないと感じました。そして、中医学では陰陽五行説を基礎理論として使っているらしく、木は肝・火は心・土は脾・金は肺・水は腎を現す等、漢方の知識にも少し詳しく成りますよ。
・「よくわかります。」
同年代としての悩みや気持など共感するところが多かったです。
・「ゆるゆるきく」
主人公の秀ちゃんは、PMS(月経前症候群)で、生理前は心身共にダウンする。 涙もろくなったり、いらだったり、食欲が止められなくなったり。 そんなPMSまっただ中の秀ちゃんは、友達の弟・基樹くんとつきあうことになるが、基樹君にもある症状があるらしく・・ これと言って事件も起こらなければ、主人公が波乱に巻き込まれるでもない、恋愛もしているけど、喧嘩もしないし、かといって心変わりもない。 でも、中身がスカスカしているわけではなく、「わかるなあ、その気持ち」とうなずいているうちに一冊読み終わっちゃいました、という感じ。 前作「漢方小説」同様、ゆるゆるききます。
・「知識として」
PMS(月経前症候群)のお話です。といっても、小説仕立てなので、普通に仕事恋愛盛り込まれてて、一人の女性の日常の中に、PMSが組み込まれてる。そう、現実が描かれている。とっても共感しましたね。そして、男性の登場人物、基樹くん。彼もまた、いい描かれ方をしてる。…というか私好み…なのかもしれない。ちょっとコンプレックスをもってるような、人。好きです。自分もそうだからだろうな。
こういうこと、なんにも知らない男性、こういう症状、まったくない女性、一人で悩んでる女性に読んでみてもらいたいですね。もちろん、すべてそれのせいにしてはいけないけれど、知ってるのと知らないのとでは雲泥の差があると思うんです。
・「PMS小説」
普段、女性誌のようなものを読まないので、これまでPMSと言う言葉を知りませんでした。なんでもかんでも不調や突拍子もない行動を「生理前だから」の一言で片付けていいのかな?読み終わってそんな気分が残りました。生理というのは、受精しなかった卵子が死んで流れていく印・・昔、女の人が10人くらい子供を生むのが普通だった頃は、女の人は生理になる暇がなかった・・と、かつて話題になった「オニババ化する女たち」という本に書かれていました。なのでこの「そろそろくる」を読むと、毎月生理がくるのが当然で(妊娠しなければ当然ですね)、生理中だけでなく生理前も不機嫌な現代女性って、人生の4分の1くらい不機嫌なのかなあ?と考えてしまい、そう考えると、ちょっと違和感の湧いてくる小説でした。
・「生理前の精神的に不安定な状況が活字化された小説」
生理前のあの感情の不安定な嫌な時期。生理が始まると自分は復活してそんなに覚えてないのに、PMSのその様子を見た周囲が変化する。「PMSなんです。」なんて言ってもまだ世間から認知度は低い言葉だ。そんな症状を周囲に理解してもらうのにこの本はいいかもしれない。毎月生理によってコントロールが難しい精神状況が理解してもらえるかもしれない。ただ、1冊丸まるその症状の内容なので、生理に伴う症状がない人にとってはぐちゃぐちゃの内容に感じるかもしれない。
・「許してほしい、どうしようもないあの時期!」
そろそろくる・・・あのどんよ〜りした気持ち。どうにもならないイライラ。けどこれは女の宿命。このつらーい時期ともなんとかうまくやっていきましょう、そんな開き直りを持てました。
男性方には、この本はついついあの時期にイライラしてしまう女性達の“言い訳”と思っていただければ幸いです。そして少しでも女の生理を理解していただければ・・・。
タイトルと表紙のドロドロしたかんじがなんともうまい!前作の「漢方小説」といい、中島たい子さんは毎回面白いところに目をつけてきますね。なんだか力強い味方を得たようなかんじ!!今後も女性の心と身体にトコトンこだわって、私たちを癒してくれるような作品を書いてほしいです。
・「いいとも!」
自立女性の新しい生き方を模索する作者が、漢方薬に続いてたどり着いた答は、なんと『家』。や、やりますなあ。思いもつきませんでした。た、建てちゃいますか、家を…。家とは何かにまで立ち返り、私達の概念を揺さぶる。 モデルハウスで独身女性と宣言して気まずくなる場面は、痛い。痛くて面白い。ぷぷぷ。でも、周りのみんなを大騒ぎさせながらも、自分の居場所を見つけていく。ちょっとかっこいいかも。
併録の「彼の宅急便」も、短編ながら秀作。
・「もしも私が家を建てたなら」
主人公は長田真理さん。30代の独身OL。冬のある日、アパートの階段が凍っていた事に気付かず転落、怪我した所から物語は動き出す。
『こんな所から一刻も早く出たい、このままじゃダメだ!!』。結婚すれば幸せも手に入るはずだし、アパートからも脱出が叶うから、と見合いをセッティングしてもらう。が、見合いとは知らされず連れて来られた相手の建築士の男、
どうやらゲイのようだ…。それに肝心の自分自身が、本気で結婚を求めてないぞ!気付き驚き、真剣に考える真理さん。一つの答えに辿り着く。
『私が本当に欲しいのはホッと出来る場所。そうか、自分の家が建てたい!!建てて、いい?』。いざ行動を起こしてからも、モデルハウスで【独身女性】に対しての残念な現状を思い知らされたり、
見合い相手だった建築士さんの事務所では、理想の家を語り合うも、予算の現実で悩んだりと中々に忙しい真理さん。最初の情けなさが嘘の様に、例え一度位、周囲に反対され様と、どんどん自分の考えや意見を持ち行動的になって行くのがカッコいい。
逞しくなる彼女に周囲も感化され…。果たして彼女の家の完成形や、如何に!? 自分の居場所。家族や友達との関係について。自分ならば?等と思いつつ読める内容の詰まった本。オススメです。
・「独身女の居場所探し」
漢方やPMS(月経前症候群)など女性特有の悩みや興味深いテーマを扱うのがうまい中島たい子さんの新作。
今度のテーマは「家を建てる」です。しかも独身の女性が自分一人で住むための家。
新聞の折り込みチラシに住宅の間取りのついているものがあると、ついウキウキと「ここは私の部屋」「ここに犬をつないでおこう」などとしばし空想の世界に浸ったことはありませんか?
独身女でも土地と建てるのに十分なお金や仕事があれば家を建ててもいいはず。なのに、どうして彼女たちが家を建てようとするとみんな驚くのだろう。
家は一生に一度の大きな買い物。でもあまりにも大きな買い物すぎて、妥協しなきゃいけなくなる部分が多いのも事実。でも女一人なら、家族の都合は考えることはない。きっと家族のいる人よりも自分の好みの素敵な家を建てられるのかも♪
この本の中で「家」は「自分の居場所」を表しています。主人公の建てた家は不思議な形の変わった家・・・。何とも似ていない、自分だけの家・・・。家を建てるということで彼女は自分自身をも見つけていきます。女一人でも何かができる・・・ちょっと勇気をくれる本でした。
・「どうするのかは、ちゃんと自分の中にある。」
私設の美術館に勤める28歳の節子の心の動きと日常を等身大で描いた作品である。恋にも走れず、何が何でも結婚を……!というほどの願望もなく、出会う男性に「この人と結婚するかも」という気持ちを抱いては失望することの繰り返しにも疲れた節子は、もうそんなことを二度と思わないでいようと決意する。
・「それでも恋は楽しいもの」
恋人のいないカン違い女を描く「この人と結婚するかも」。また、同じように恋人のいないカン違い男を描く「ケイタリング・ドライブ」の二編を収録。
「この人と結婚するかも」「この人と付き合うかも」なんて思い込みは誰でも一度は経験したことがあるはず。2人に独身時代の自分の姿を重ねてしまい、苦笑してしまうようなかわいらしい作品でした。
どちらの主人公も勘違いや妄想に走りすぎて、なかなか現実的な恋に至りません。でもねぇ、無事に恋愛をして結婚できた今の私だから言えるのかもしれないけど、こんな勘違いや妄想も恋愛の面白さじゃないのかな。
これまで中島たい子さんといえば、20〜30代の女性が興味を持つテーマばかりを上手に選んで書いてきた人だけど、今回は男性が主人公のお話もアリ。読み始めたばかりの段階では裏切られたような気がしてしまったけど、男性の気持ちもリアルに書ける人ですね。でもやっぱりこの人には女性の気持ちを描く「女性の味方」であってほしいなぁ。
●仕事がみるみる速くなるパソコン絶妙ちょいワザ164―選びに選び抜いたワンランク上の感動テクニック (ブルーバックス)
・「効率的」
この本のタイトルどおり、仕事が効率的に進んでいます。パソコンをエクセル、ワード、グーグルの分野で使っているので電車の中で読んでみて、「これはすごい」というところだけ会社で操作して使っています。この本の著者が書いた「エクセル2007の裏技・便利技」を最初から使っているので安心して買いました。とても便利という一言です。
・「役に立つテクニック」
ますます奥深くなっているパソコン・ソフト。仕事のスピードを速めるためのわずかな工夫。それを知っているか知らないかで作業の質と量とは大きく異なってくる。本書はエクセル、ワードなどのビジネスソフト、標準的なOSである”Windows Vista”、そしてインターネット検索サービスの Google を効果的に使うための164のテクニックを説明。最初からとおして読む本ではないがひととり通読した。役に立つ。
●はじめてのハングル「超」入門 ビビンバを正しい発音で注文する (ソフトバンク新書)
・「3日で記号が文字になってきた」
先日ソウルに行ったときに、ハングルのメニューしかない店で手も足もでなかったので、本書でさわりでも...と言うのは言い訳で、本当は少しはハングルを知っておかないとこの先まずいなぁと考えまして。#どちらが本当の購入理由か、言い訳かは...さらりと読めて、ハングルの読み方の基礎の基礎がちょっと分かった気がする。単なる記号の集まりが、本の少しだけだけど、文字に見えてきた(^^;
与太話や脱線ぎみの話も多いけど、それで読み進める意欲も生まれるし、気がつくと母音・子音と覚えてきて、一通り「文字を読む」事は出来るようになる。
サポートサイトで発音もmp3化されたファイルとしてダウンロードできるし、初めて読むなら価格も手頃でおすすめです。
私は次のステップに進もうかと考えています。
・「韓国料理・食材の話題を通じてハングルの読み方の基本が楽しく学べる」
韓国料理や食材の話題を通じてハングルの読み方を楽しく学べる本です。主要目次:第1章「ビール好きな先生が教えてくれる韓国語の特徴」第2章「キュウリ先生が教えてくれる韓国語の母音」第3章「お肉先生が教えてくれる韓国語の子音」第4章「コーヒー先生が教えてくれる激音と濃音」第5章「キウイ先生が教えてくれる複合母音」第6章「キムチ先生が教えてくれるパッチム」第7章「ビビンバ先生が教えてくれる発音変化」第8章「韓国料理店における必勝ワンフレーズ」付録・韓国料理名辞典&必勝フレーズ集2−3時間あれば一通り読み通すことが出来ます。(blog.sbcr.jp/hatta/で音声ファイルをダウンロード可能) 漢字語に関する説明はありますので、韓国語がグッと身近に感じることが出来ると思います。韓国人の食文化・マナーに関するコラムも興味深く読めます。(韓国人の知り合いが居ると彼らの言動に合点がいきますね。職場のランチ・タイムでは誘ってあげないと!) 本書の目的は「韓国で韓国料理を注文する例文をキチンと発音できること」ですので、この一冊で韓国語が話せる訳ではありません。(基本会話「こんにちは」「ありがとう」「すみません」等も記載なし)また、ハングル文字の歴史やその仕組み(口・舌の形に由来すること)について触れられていません。その辺りの知識は他の新書(「漢字でわかる韓国語入門」(水谷嘉之)「韓国がわかる。ハングルは楽しい!」(金裕鴻)など)で補えますので、ご興味のある方は御覧下さい。
・「シンプルな自己啓発書」
本書はいわゆる「自己啓発書」であり「成功本」と言われるジャンルです。
物語として書かれており、非常にシンプルです。
従ってそのシンプルさゆえに、多くの自己啓発書を読んだ人にとっては物足りなさを感じるのではないかと思いました。
しかし読み進めるに従い、その考えは一転しました。
話の中にも書かれていますが、この本の内容は他の自己啓発書と何ら変わりません。
しかしこの本では、それを実践していない人が多いことを指摘しています。
その事によって、痛いところを指摘され、「ドキッ」とする内容も多々あります。
そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。
多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。
シンプルであるため、読み終えてもきちんと頭に内容が残る構成です。
もちろん初心者にもお勧めです。
本当にシンプルなので、ページ数の割にはすぐに読み切れてしまうのも良い点です。
・「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。」
主人公(標準語)とそのメンターたるガネーシャ(関西弁)のやり取りで織りなされる成功法則本。
あえてメンターに関西弁を話させている意図を、重苦しい話題の軽量化、堅苦しい話題に対する笑いの注入、と解釈しました。翻って、それは読者に対する、
1.読み進めさせるための工夫2.内容を真剣に考えさせない工夫3.内容を受け入れさせる工夫
に転化しています。
読者は、関西人の日常会話を垣間見るかのようなテンポで本書を読み進め、笑い話を聴いているかのように異論、反論を抑制し、場合によってはいわゆる「ツッコミ」に昇華させてしまう。そもそもが笑い話ならば、その内容は素直に受け入れられる。しかし、ただ受け入れられたとしても、黙ってスルーさせないために、各トピックの話題に対する理由を説明すると同時に、過去から現代の偉人、有名人にまつわるトピックを織り交ぜ、印象に残す工夫をしている。
さらに深読みすると、読者の好き嫌いが明確に分かれるであろう成功本というジャンルにおいて、少なくとも笑い話としては「面白かった」と言わせられる工夫は、あえて敵を作らない対策でもあるのかもしれません。
書いてある内容以上に、実はそこに盛り込まれている工夫も深い。そんな意味では、他人に勧めても失敗しにくい、万人受けする成功本だと感じました。
・「役に立つ成功本です!」
私は「成功本」の類は片っ端から読んでおりますが、役に立つ度数でいうと相当上位に入ると思います。関西弁を話す象の姿の神様・ガネーシャを登場させることにより、物語が読みやすく仕上がっております。本書のすばらしいところは、「これまで成功本を読んでいるのに、成功していない人」にメッセージを向けられているところです。私が一番響いたのは、「自分を変えたいのなら『意識』を変えるのではなく、『具体的な何か』を変えなければいけない。」というくだり。成功本を読みまくっているのに未だ成功していない自分にはショックでした。読了後、ガネーシャの教えを一つずつ、守っているのは言うまでもありません。
・「心があったか〜くなる本」
この本を読んでも、運命や人格は大きく変わらないし、成功者になれるとも思えない。しかし、ガネーシャの課題を、自分を含めた周囲の人間が実践したら…みんな少しずつ「何かが変わる」と思う。朝起きることが苦痛でなくなったり、職場の苦手な同僚とも普通に話せたり。些細なことかもしれないが、こういう積み重ねが人を変えていくんだと思う。
・「自己啓発本を笑え!」
…自己啓発。本でもセミナーでも良ければ良いほど、メンターに心酔し、無しには生きられなくなって、いつの間にか信者にとか、弟子入りとか、取巻きにとか、なっているという矛盾に切り込んだ本。出てくる神様「ガネーシャ」はダメ人間(ダメ象?)の類で、少なくともなりたくはない存在、真似したくない存在。それ故自立を促す効果がある。しかし、物語では主人公はこんなダメ象にも次第に心開き心酔してしまう。(それなりに言っていることは正しいからかな?)そんな中での最後の突き放しには天晴れ!そう!!必要なのは自分で自身で立ち上がること。
自己啓発本の矛盾に切り込んだ本。正面からではなくパロディにして鋭く抉る。
しかし、結局私もミズノンノ信者になってしまいそう。やられた。
電車の中で読んでいたら思わず吹き出してしまった、気をつけて。
・「感覚。」
西加奈子を好きになったきっかけの一冊。ふわふわとやわらかな文章と内容の力強さ。主人公さながら、風間君に惹かれてしかたない。中盤あたりから終りにかけての疾走感がたまらない。ぐんぐんと勢いが増してゆく。読了後は清々しく気持ちが澄みわたり、裸足で大地にたっているような気分になった。
・「日常の中のきらりと光るもの。」
西加奈子さんの本は初めて読みました。「さくら」もベストセラーになっていたのは知っていましたが、なんとなく読みそびれ・・・文庫化を機会に「あおい」を読んでみました。
表現がうまい、美しい、詩的、な作家は多々居ると思うのですがこのひとの表現は感覚的でいて、日常離れしていない感じがします。ストーリーもたいしたことはない筋なのに、リアリティがあり、読んだあとにはこの本が大好きになってしまいました。刺激的ではないけれどまたきっと読み返す本に、入ります。
・「オッサンには向かない本」
著者の本を初めて読んだオッサンです。活字も大きく、会話も多いのですが、読了するのに時間がかかりました。というのも、会話はキャッチボールと言いますがそうでない会話が多いこと、比喩なのだろうけれど想像できない例えが多いこと、主人公の心の揺れと同調できないことが多く、何度も読み返していたためです。ただし映像化すれば、うまく流れるような気がします。結論として、オッサンには向かない本と言えるでしょう。すみません。
・「破壊的行動と癒し。」
「あたしの体は、なんて頼りないのだろう」
思春期の女の子ならきっと、誰しも感じる ふわふわ浮いてるような不確かな身体の感覚。
少女の身体を失うコトの喪失感、 それから、おとなになるコトの漠然とした不安、
そんなモノがごちゃまぜになってる状態。
この作品は、西加奈子のデビュー作。
読んでみて、
ふうん
という感じ。
可もなく不可もなく。 さるきちにはちょっぴりモノ足りなくも感じてしまう。
でもね、
主人公さっちゃんが、被ったレイプ。 それに伴う自己破壊の感覚。
さるきち共感できてしまうのが、ツライ。
物語はファミレスから始まる。 カザマ君との何気ない会話と、ホットケーキ。
少しずつ明らかになっていく、 さっちゃんの、ある意味での、自傷行動。
「そう、あたしは馬鹿なんだ。
いつも人の顔色をうかがって、 心の動きに敏感で、 ちっちゃいネズミくらい臆病なくせして、
時々、一瞬の感情の波に、 全てを任せきってしまうことがある。
ただ流れに捨て鉢に身を任せるのではなくて、 なんてゆうか、一度起こった感情の波を、 より大きな波へ変化させるのだ。
何故そうしたいと思うのか、そのきっかけを 忘れてしまうくらいに、恐ろしいほど早くて、 大きく渦を巻いた波」
さるきちの場合は、 その渦に巻き込まれる時って、 過食嘔吐だったり、 鬱だったり、リストカットだったりする。
抗えない力のように思いながら、 実は、自らその身を投じているのだ、きっと。
「すごく理性的な判断をわざとしなくなるのだ。
そうゆうときは、許してほしい、ごめんなさい、 という感情が全く起こらない。
まったく逆で、
こんなことをしてしまうあたしを どうか許さないでください、と思う。
だってあたしがこんなにも馬鹿なんだもの。
涙を流したお母さんも、優しい友達も、 偶然会った男の子も、誰も悪くない」
誰も悪くない
悪いのは、さるきちなのです。
そうして悪いコトをわざとして、 自分を痛めつけているのだ。
自分を罰しているのだ。
でも一方でね、
ココロの底では叫んでるの。
さるきちは悪くない。
ねぇ、「さるきちは悪くない」って、
誰か、そう、さるきちに言ってくれ!!
さっちゃんは、 処女の身体をキズつけられて 独りがくがくと震えながら、 必死で、自分の身体を抱きしめてた。
「あたしの体は、なんて頼りないのだろう。
あたしがここにいることを、 自分の体を抱きしめて座り込んでいることを、 誰かに気付いてほしかった。
何も言ってくれなくていいから、 ただ、あたしがここにいることを知ってほしかった。
気が違ったみたいに、 世界中の人に愛されたいと思った。
あたしは、生きてるんだ」
人生には、いろんな出来事が起きる。
それらがその後の、そのヒトの生き方に 何らかの影響を及ぼし、
プラスに働くコトもあれば、
ひどく苦しめる要因にもなるのだろう。
女の子が“男性”を知るコトも 人生の中の一つの経験。
それってね、もちろん、
すっごく大好きなヒトと、 すっごくロマンチックな場所で、 すっごく素敵なセックス
だったら、幸せなコトなんだろうけど、
でも、それにしたって 痛みや流血を伴うモノ。
ある意味、 それまでの古い身体を破壊する行為であると思うのよね。
そして、悲しいコトに、それが、 レイプという暴力的な方法でなされるのは、
女性の身体は受動的な構造なんだ、って 簡単に壊れてしまうものなんだ、って
それに伴って、
ココロも壊れてしまうものなんだ、って
理解するのに易しいのかもしれない。
だから、レイプを扱う小説やドラマが 共感を得て、人気を博するのかもしれない。
なーんて。
・「切ないところを」
切ないところを、ざっくりと斬りこんでくる。 見せてはいけないとか、見せたら恥ずかしいとおもうところ、で、実際、見せてしまって嫌な目に遭ってしまったところ。 それは、とても切実で、大事なことだったのだと、気がついて、そこに戻っていく勇気。でも、忘れてしまえば、忘れて普通に振舞っていれば、普通に暮らせてしまう。 恥ずかしくて、切なくて、今さら、どうしようもない過去を切実に思い返される作品。
・「作品の雰囲気を大切に読みたい。」
結論がなくても良い作風っていうのがあると思う。精一杯生きてる人物がいて、その精一杯の日常が綴られているだけでなんとなく心が暖かくなるような。この作品が、それのような気がしました。自然のものたちの声が聞こえ、その声ときちんと向き合って、大切にしているツマという人。お互いに、お互いを失う恐怖を感じ大切にしあうばかりに、大切なことから逃げてしまうムコとツマの夫婦像。ストーリーをみると、後半部分の複雑な人間模様を描いた部分が妙に浮いてしまっていたり、きいろいゾウがあまり効果的に使われていないかもしれないと感じてしまったり、感動!という感じではないかもしれない。でも、文章全体から滲み出るその暖かさだけで、十分読み進められます。読み終わった後、ツマのかけらが、自分の中にも残っている気がして、ちょっと笑顔になれるかも。
・「わかる?」
最初に言わせて下さい。大地くんが素敵でした!
・「ほんものみたいな日常」
保坂和志が、この作者を、描写のできる若手としてベタ褒めだったので、読んでみたいな、と思っていた。書店で手に取って、一頁目を読み始めたら、もうこの小説が気になって、レジに持って行った。その書き出し。「ゆっくりと、だけど決して停まらずに進むタクシーがずいぶんと道路にはみ出した看板と自転車をどうしてひっかけてしまわないのか、感心して眺めていた。羊羹みたいに黒く光る車体には、さっきまでいた店の看板の白と青のライトが映って流れていった。なんの音が、というわけではないのに騒々しくて、夜の心斎橋の感じだと思った。エアコンで冷え切った店から出てきたばかりなのに、もう肌には汗が滲みかけている」自分の行ったことのない初秋の夜の心斎橋が鮮やかに浮かび上がり、この語りにずっとついて行きたい、と思ったのだ。 語り手は、勤めていた会社が倒産して、街のカフェでアルバイトしている女の子だ。女の子、という年でもなくなってきたので、つきあいで合コンにもよく顔を出すが、うまく行かず、帰りにつきあいで寄ったクラブで知りあった良太郎という男の子と何となくいい感じになるけれど、すぐに恋人になるわけではない。 一方でこの女の子は、大阪の昔の写真を見るのが好きで、知っている場所が映っている写真を眺めては、現在の場所と比べ、映っている人の姿に見入り、思いを馳せる。そう、作者も語り手も、カメラ的な目線を持っていて、その目に、午後のカフェや、自転車で行く近所の雑貨屋や洋服屋の並ぶ道や、アジア料理の店やお好み焼きやが映る。昔の写真が、確かにそこにあった現実を写しているように、語り手の目に映る光景もほんもので、そこに描かれる友人たちや良太郎との日常も、ほんもののように思える。 恋が始まりつつあるラストも好きだ。ラストの前の、夜の坂道のシーンも好き。きゅっと胸がせつなくなった。
・「染み込む」
初めて柴崎友香さんの本を読んだ。難しい書評は分からないけれど、思いついたことが一つある。数年前に流行したニアウォーターと呼ばれる清涼飲料水、それに似ている。水のようで無味ではなく、味があるようで殆ど水であるニアウォーターとこの本がなぜか同じように感じられた。両方とも体にすっと染み込むからだろうか。とりあえず、この本を読んで心が潤ったのは確かだ。
・「「街」文学の傑作」
いろんな感情を心の底で渦巻かせている人々が行きかい、そして、ひっそりとしながら大きく「呼吸」をしている「街」に生きる主人公を描いた傑作文学。
デビュー作『きょうのできごと』が映画化されたことでも有名な著者の最新作です。第23回織田作之助賞を受賞しています。おめでとうございます。惜しくも受賞はなりませんでしたが、第136回芥川賞の候補作にもなりました。
そんな話題の『その街の今は』という小説はとにかく楽しい。特に何か事件が起きるわけではないけれど、一つ一つのシーンに込められたパワーが伝わってきて、やられました。素晴らしい。とても読みやすい簡潔な文章。一人称で書かれていますが、押し付けない客観的描写と会話文の絶妙な関西弁が上手く絡み合って読み心地が最高です。噛みしめるたびに「旨さ」が滲み出てくる文章であるとともに、ページをめくるたびに「香り」を感じることのできる小説です。
紛れもなく「街」文学の傑作です。
・「スローライフ」
「カラスって百年ぐらい生きるらしいで」 「うそ。妖怪やん、そんなん」 「ほんまやって。鳥って長生きやねんから」 「だからって百年はないわ」 「いやでもほんま長生きやねんって。だから賢いんちゃうん」
物語とは直接関係ないけど、作品の雰囲気を端的に現す主人公たちのやりとり。
特に何も起こらないし、何か始まるわけじゃないし、何かが変わったわけじゃないけど、なぜかこころ温まる作品。
スローライフ全開。
柴崎友香らしさ、ってゆーかこんな作風しか見たことないけど、やっぱりこーゆーユルーい小説は柴崎友香しか書けないよなーと思う。
今までの作品よりも登場人物の年齢があがっているけど、中身は変わらず、おススメです。
全編フルに大阪が舞台(心斎橋とか難波多いよ)で、これが地元神戸の話だったらなあと何度も思ってしまった。 でもやっぱり関西弁は文章でも何か良いです。
・「ネクスト・ステップ」
「きょうのできごと」や「ショートカット」のような若者ではなく、もうすこし大人を登場人物に置いた作品としては、まだ設定を消化しきれていない感じがして個人的にいまひとつだった「フルタイムライフ」に対し、本作はしっくりきた感があります。その意味で、柴崎友香は次のステップへ進んだとも言えると思います。でも、読み終えた後のじんわり暖かくなる感じはいつもどおりです。お薦めします。
・「可愛くて温かい…☆」
中学生の女のコの物語なんて、幼くて私には合わないんじゃないかしら…?なんて思っていたけれど、野中柊さんの可愛く素敵な世界にあっという間に引き込まれました☆主人公の結花ちゃんはローティーンの女のコらしい悩み事や環境に葛藤しつつ、素敵な男のコのお友達が出来て、その交流の中からとても大切な事を自然と学んでいく…ほんの数週間位の日常をキラキラ輝くようなお話に仕立ててあって読みながらこちらまでワクワクしちゃいました♪少し大人の女性なら、ちょっぴり昔の自分を重ねたり…結花ちゃんを可愛く愛しく見守るような気持ちで。10代の女のコなら共感や憧れを抱いたりしながら読めるのではないでしょうか。柊さんの作品が大好きで沢山拝読しましたが、この作品はBEST3に入ります☆(1位はフランクザッパストリートシリーズです♪)
・「夢見る少女マンガのようなお話」
平凡な少女である主人公が、ボーイズラブ疑惑のあるかっこいい男子二人組と、親同士の再婚騒動をきっかけに、それを阻止すべく結託するところから、物語は始まる。周りの男子の見かけだけでなくそのカッコイイ内面に触れた女の子が、周囲の女子の嫉妬に戸惑いながらも、自らも成長してゆくストーリー展開が、金城一紀さんの『SPEED』に似てる感じがしました。恋を夢みる女の子向きのお話です。
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