真夏の夜のジャズ [DVD] (詳細)
バート・スターン(監督), ジミー・ジュフリー・スリー(俳優), セロニアス・モンク(俳優), ソニー・スティット(俳優), アニタ・オデイ(俳優), チャック・ベリー(俳優)
「至上のジャズ」「アニタがキュート」「ライカビット」「永遠の記録、ジャズ、人種文化、新旧世代の交錯」「かっこいい!!」
四十二番街 [DVD] (詳細)
ロイド・ベーコン(監督), ワーナー・バクスター(俳優)
「ブロードウェイシンデレラストーリー」「ミュージカル映画の発祥作だ」
フランケンシュタインの花嫁 (初回限定生産) (詳細)
ジェームズ・ホエール(監督), ボリス・カーロフ(俳優), エルザ・ランチェスター(俳優), ジョン・L・ボルダーストン(原著), ウィリアム・ハールバット(原著)
「とほうもない哀しい話。」「カーロフモンスター再び!」「発想が最高に面白い、白黒ホラー作品の名作です。」
拳銃魔 [DVD] (詳細)
ジョゼフ・H・リュイス(監督), ペギー・カミングス(俳優), ジョン・ドール(俳優), ベリー・クローガー(俳優), マッキンレイ・カンター(脚本)
「約4分間の長廻し」「佳作」
ドント・ルック・バック ~デラックス・エディション~【完全生産限定盤】 (詳細)
ボブ・ディラン(俳優)
「ツア−65再訪、最高」「買いです。」「とうとう日本版が!」「待望のDVD!!」「内容的には文句なしの5つ星。しかし・・・」
ラスト・ショー [DVD] (詳細)
ピーター・ボグダノヴィッチ(監督), ジェフ・ブリッジズ(俳優), シビル・シェパード(俳優), ティモシー・ボトムズ(俳優), ベン・ジョンソン(俳優)
「いい作品です」「静かに、情味深く」「アメグラ&ニューシネパラの原点」「優れた青春映画、そして・・・」「白黒で、小さい画面ですが、そんなに古い映画ではありません」
Little Miss Marker [VHS] [Import] (詳細)
Alexander Hall(監督), Adolphe Menjou(俳優), Dorothy Dell(俳優), Charles Bickford(俳優), Shirley Temple(俳優), Lynne Overman(俳優), Warren Hymer(俳優), Sam Hardy(俳優), John Kelly(俳優), Frank McGlynn Sr.(俳優), John Sheehan(俳優), Frank Conroy(俳優), Ernie Adams(俳優), Alfred Gilks(映像), William Shea(編集), B.P. Schulberg(プロデュース), Damon Runyon(Writer), Gladys Lehman(Writer), Sam Hellman(Writer), William R. Lipman(Writer)
ロスト・ワールド (詳細)
ハリー・O・ホイト(監督), ウォーレス・ビアリー.ベッシー・ラヴ(俳優)
「マスターピース。」「レトロな名画」
牛泥棒 (詳細)
ラマー・トロッティ(監督), ヘンリー・フォンダ(俳優), ダナ・アンドリュース(俳優)
「イーストウッドのベストワン!」「これが人間」「ハリウッドの静かなる男ヘンリー・フォンダ」「価格だけが問題」
民衆の敵 (詳細)
ベリル・マーサー(監督), ベリル・マーサー/ジョーン・ブロンデル/ジェームズ・キャグニー/ジーン・ハーロウ/エドワーズ・ウッズ(俳優), エドワーズ・ウッズ|ウィリアム・A・ウェルマン|ウィリアム・A・ウェルマン(俳優), ジェームズ・キャグニー(俳優), ジーン・ハーロウ(俳優), ジョーン・ブロンデル(俳優)
頭上の敵機 (詳細)
ヘンリー・キング(監督), ポール・スチュアート(俳優), ヒュー・マーロウ(俳優), グレゴリー・ペック(俳優), ゲイリー・メリル(俳優), ディーン・ジャガー(俳優)
「厳格な指揮官 着任!」「最大限の努力」
ドゥ・ザ・ライト・シング [DVD] (詳細)
スパイク・リー(監督), サミュエル・L.ジャクソン(俳優), ダニー・アイエロ(俳優), ロージー・ペレス(俳優), ジョン・タトゥーロ(俳優)
「What can we do?」「俳優としてのスパイク・リー」「寛容の精神はどこへやら・・・・・」「問題作ではある」「みんな違う「正しいこと」」
紐育の波止場 [VHS] (詳細)
ジョセフ・V・スタンバーグ(監督), ジョージ・バンクロフト(俳優)
巨人ジョーンズ [VHS] (詳細)
ドゥドリー・マーフィ(監督), ポール・ロブスン(俳優), ドゥドリー・ディグス(俳優), フランク・ウイルソン(俳優), ユージン・オニール(アーティスト), ジョン・クリムスキー(プロデュース)
ガンガ・ディン [DVD] (詳細)
ジョージ・スティーブンス(監督), ケイリー・グラント(俳優)
「手に汗握る戦闘アクションと男の友情でストレスを吹き飛ばせ」「西洋から視たカルト集団としての東洋人(含む日本人)のイメージ」「インドの主役はインド象だな。」「ドタバタ戦争冒険活劇の典型です。」
フィルム・ノワール セレクション キッスで殺せ! (詳細)
ロバート・オルドリッチ(監督), ラルフ・ミーカー(俳優), アルバート・デッカー(俳優), ポール・スチュワート(俳優), ギャビー・ロジャーズ(俳優), A・I・ベゼリデス(脚本)
「最高のフィルムノワール」「R・オルドリッチ監督の初期の作品で後の名作を生み出す片鱗が随所に観られ作品。」「唖然とするような力作。」
ローラ殺人事件 <特別編> (詳細)
オットー・プレミンジャー(監督), ジーン・ティアニー(俳優), ダナ・アンドリュース(俳優), クリフトン・ウェブ(俳優), ビンセント・プライス(俳優)
「「恋愛とは妄執である」 そしてあなたもローラに心奪われていく」「スムーズでロマンティックなフィルム・ノワール。」
街角 桃色の店 (詳細)
ジョセフ・シルドクラウト(監督), ジョセフ・シルドクラウト/ジェームズ・スチュワート/フランク・モーガン/マーガレット・サラヴァン(俳優), マーガレット・サラヴァン|エルンスト・ルビッチ|エルンスト・ルビッチ(俳優), フランク・モーガン(俳優), ジェームズ・スチュワート(俳優)
「クリスマスシーズン向きのロマンティックな御伽噺」「人間模様が面白い名作ですね。」「THE SHOP AROUND THE CORNER」
Woman of the Year (1942) [VHS] [Import] (詳細)
George Stevens(監督), Spencer Tracy(俳優), Katharine Hepburn(俳優), Fay Bainter(俳優), Reginald Owen(俳優), Minor Watson(俳優), William Bendix(俳優), Gladys Blake(俳優), Dan Tobin(俳優), Roscoe Karns(俳優), William Tannen(俳優), Ludwig Stössel(俳優), Sara Haden(俳優), Joseph Ruttenberg(映像), Frank Sullivan(編集), Joseph L. Mankiewicz(プロデュース), John Lee Mahin(Writer), Michael Kanin(Writer), Ring Lardner Jr.(Writer)
「予見的名作」
ゾラの生涯 (詳細)
ドナルド・クリスプ(監督), ドナルド・クリスプ/グロリア・ホールデン/ポール・ムニ/ゲイル・ソンダーガード/ジョセフ・シルドクラウト(俳優), ジョセフ・シルドクラウト|ウィリアム・ディターレ|ウィリアム・ディターレ(俳優), ポール・ムニ(俳優), ゲイル・ソンダーガード(俳優), グロリア・ホールデン(俳優)
「正義を求め訴え続けた稀代の文豪ゾラの勇姿を観よ!」「ゾラのキャラクターの解釈が面白い」
砂漠は生きている [VHS] (詳細)
ジェイムズ・アルガー(監督), ポール・スミス(作曲), 久米明(ナレーション), ウォルト・ディズニー(プロデュース), ウィンストン・ヒブラー(脚本), テッド・シアーズ(脚本)
スタア誕生 [DVD] (詳細)
ジョージ・キューカー(監督), ジュディ・ガーランド(俳優), ジェイムズ・メイスン(俳優), チャールズ・ビックフォード(俳優)
「This is Judy's most talented film」「1950年代のミュージカル最高傑作の一つ」「華やかな「あの人」の裏には…」「スタア誕生」
アニマル・ハウス スペシャル・エディション [DVD] (詳細)
ジョン・ランディス(監督), ジョン・ベルーシ(俳優), ティム・マティスン(俳優), ハロルド・ライミス(脚本)
「ハチャメチャクラブのパワー全開!」「天才・ベルーシ」「アメリカン・グラフィティ」
● 飛行機が見たい
● 高くてとても手が出ないDVDたち。廃盤にするなら版権を放棄せよ5!!
● 映画で聴けるStandard Jazz、あるいは、Standardになった映画主題歌
● オシャレの教科書
● 「柴田元幸 X バリー・ユアグロー往復書簡Eメール」の中で名前が挙がった作品 (映画は動画有)
● 歴史に残したい
● ドノヴァン
● ロック生誕50年
・「至上のジャズ」
当時のウエストコーストジャズの真髄がこのディスクの中に詰まっています。スタートのジミージェフリー3の演奏する「トレーン&ザリヴァー」は正にその典型的な演奏です。
こんな風に言ったからといって、ゴチゴチの黒人ジャズファンにも最上の演奏が準備されています。「オールオブミー・ダイナワシントン」がそれです。マックスローチ・ウイントンケリー等のバッキングと相俟ってダイナワシントン一世一代の名称と言って過言ではありません。
そもそも吹き込み数こそ多かったもののくだらないバックを従えてどうしようもないpopsをたくさん歌わされていた彼女が珍しく当代一のバックを得て とてつもないパワーを発揮しているのです。この一曲だけでも購入して損はないというものですが、名人が名演奏を披露いたします。
★:ブルーモンク(セレニアス・モンク)ここでは彼の神掛った自作自演が楽しめます。★:スウィートジョウ-ジアブラウン(アニタオデイ)白人ジャズは好きでないという方もこのウマサにだけは 完全にノックアウトされる筈。
★:ブルーサンズ(チコ・ハミルトン)まだ駆け出し時代のエリック・ドルフィーのフルート。聞いていて身の毛のよだつ演奏です。★:ルイ・アームストロング:トランペットの一音で自分が主張できるというパーソナリティーは彼もマイルスも故人となった今、当分出てきそうにありません。
★:マヘリア・ジャクソン:かつて故黛敏郎氏が彼女の死を悼んで「ジャズは終わった」といった意味が理解できる名唱です。
・「アニタがキュート」
この映画に出会ったのは、学生時代だった(リバイバル上映)。当時、ジャズにのめり込み始めた頃だったので、すごいインパクトがあったと記憶している。
久しぶりにDVDで見た。
1958年当時のミュージシャンたちの動く姿、しかもカラー、にはすばらしいものがある。が、それ以上に冒頭のヨット、客席のウッドチェア、観客のファッション、会場の雰囲気.....思わずうっとり。
1958年といえば、マイルス・デイビスが音楽を手がけた仏画『死刑台のエレベーター』が、また日本では石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』が封切られた年。当時の日本は、モダンジャズ(ファンキージャズ)ブームの前夜。秋吉敏子、守安祥太郎らによって始まったビバップが実を結び、白木秀雄、松本英彦、宮沢昭、渡辺貞夫らがモダンジャズのアルバムをリリースしていた時代だ。日本、アメリカ、フランス...映画から当時に思いを馳せるとなかなか面白い。
さて、映画の登場ミュージシャンだが、モンク、ドルフィー、チコ・ハミルトンなどがさすがにすばらしい。
でも、なんといっても出色のデキは、「スウィート・ジョージア・ブラウン」、「二人でお茶を」の2曲を披露するアニタ・オデイだ。ステージに登場すると、そこに大きな花が咲いたよう。帽子がとてもキュート。
こんなジャズ・フェスがあったらいいのに....以前は日本でもそこそこ良いジャズ・フェスがあったんだがなぁ。
・「ライカビット」
先輩レビュアー氏が書いておられるように、本作の白眉はアニタ・オディだと思う。「夜」じゃなく真っ昼間なのが皮肉だけど(笑)。聴衆も東海岸のハイソな雰囲気があってお洒落。Leicavitつけたライカ3fを構えた女性が、カメラを縦に構える一瞬と、頭だけで軽くスイングしている中年夫婦が格好良い。当時の風俗までうかがい知ることが出来る、単なるジャズオタ向けの記録映像にしなかったことは立派。
・「永遠の記録、ジャズ、人種文化、新旧世代の交錯」
ジャズファンはもちろんこれは本当にすばらしいフィルムです。ジャズフェスの記録なのですが、演奏やメンツの素晴らしさはもちろん、時代に内包された人種文化の変遷や新旧世代の交錯もたくみに表現されています。
しかも最後には大変感動させられてしまいます。単純なわたしは何度見てもクライマックスのサッチモの登場で涙が出そうになります。世紀最高のスターの登場、しかしまったく昔ながらの黒人であるサッチモと、ティーガーデンの掛け合いでこのフィルムはクライマックスを迎えます。そして最後は包み込むようなマヘリアのゴスペル、(オープニングのジュフリーの神経質なトリオとの対比).... と、見所いっぱい。
・「かっこいい!!」
監督が写真家ということで映像はとてもかっこいいです。ジミー・ジュフリー3のジム・ホールは禿げた頭ぐらいしか写ってません。そんな演出が良いのです。ジェリー・マリガンの真っ赤なスーツには正直やられました。キマリ過ぎてます。
しかし出演者よりかっこいいのが観ている観客たち。インタビューにクールな感じで答えたり、ジャズにノってる姿もイカしてます。 ちょっと一癖あるすんごいドキュメンタリーです。
・「ブロードウェイシンデレラストーリー」
ブロードウェイで80年に舞台化された原型のミュージカル映画。80年のステージは日本でも上演されている。しかしオリジナルのこの「42ND」では、ベベ・ダニエルズの歌、ワーナー・バクスター定評ある渋い演技。そしてアステアとコンビを組む前のあのジンジャー・ロジャースを見ることができる。
ミュージカルファンなら絶対に持っていたい一本である。
・「ミュージカル映画の発祥作だ」
『42番街』はマンハッタンで現在でも1番活気に満ちたところで、いわゆる劇場街だ。今作はある劇団のサクセスストーリを描いており、バックステージミュージカルの傑作だ。ただし、映画の舞台はフィラデルフィアでの興行という設定になっている。
・「とほうもない哀しい話。」
死んだ者を生き返らせる!フランケンシュタイン男爵の手腕で、新しく誕生した生き物は、「怪物」と言われ迫害された。自分を迫害する者たちに立ち向かい、結果は迫害者の被害増大。ゆえに、「怪物」を迫害者は殺したはず。これが第一作。しかし、死んだはずの怪物は生きていたのだ。不死身の生き物。彼は彼を認める者を愛する。優しい。赤ちゃんなのだ。第2作目、この作品では、フランケンシュタインの育っていく姿が描かれている。盲目の孤独な老人との出会いは感動的である。この老人こそサリバン先生役。フランケンシュタインの妻を作る計画を抱いた奇人がいる。拒否できず、男爵は死んだ女性を生き返らせる。しかし、生き返らされた女性はフランケンシュタインを観て驚き叫ぶ。孤独なフランケンシュタインはどうするのか。よみがえらせられた男と女は死なずに、ひっそりと生き続けているのだと信じたい。今も。とにかく、びっくりする映画。1935年の作品。
・「カーロフモンスター再び!」
正直言うと前作よりもこの続編の方が面白いです。テンポがよく前作と違って退屈ではありません。またエルザー・ランチェスターが原作者のメアリー・シェリーと人造花嫁の一人二役をしているのも面白いです。前作同様、原作に近くファンならきっと楽しめると思います。
・「発想が最高に面白い、白黒ホラー作品の名作です。」
映画(フランケンシュタイン)で主役を演じ、絶大なる人気を獲得した俳優、ボリス カーロフはその後も様々な作品で同じフランケンシュタインを演じたが、これが最後だと断言をし、最後のフランケンシュタイン役を演じたのがこの作品(フランケンシュタインの花嫁)でした、B級ホラームービーなどといあれていますが、脚本も作品自体もなかなかのものです、同じ死体から作られた彼の花嫁は彼を見ると悲鳴をあげ、彼を拒絶、彼は絶望をしますが、その描写が面白く素晴らしい、こうした映画が好きな方にはたまらなく面白い作品ではないでしょうか、お勧めです。
・「約4分間の長廻し」
予想よりも格段に画質がよかったのでうれしかったです。気付いたところでは、字幕に一ケ所誤植があったのは興醒めで残念でした。『ジョルスン物語』の監督でもあるジョゼフ・H・ルイスのフィルム・ノワ-ル。もっとスタイリッシュな作品と思っていましたが主人公の生い立ちから始まり、そこが何となくもたもたする印象ですが、結末の伏線となるので、仕方ありません。長廻しで有名な『黒い罠』より以前に作られた本作の約4分間の長廻しは期待したよりはあっさりしたものですが、主人公が一度画面から退場することで、異様な緊張感があります。ヒロインにあまり説得力は感じられませんでした。しかし、犯罪映画の好きな方なら見る価値のある映画だと思います。
・「佳作」
一部でカルト的評価を受ける作品。低予算の制限の中で工夫を凝らし、見せる、という良い意味でのB級精神たくましい佳作です。「拳銃狂」(「魔」ではないと思います)の少年が成人して、拳銃そのもののような女と恋に落ち、やがて強盗となって悲惨な末路を迎える、という物語のほうは、2人が出会ってから最初の強盗を行うまでの展開が淡々と進んでしまうので、主人公の運命の悲劇性が今ひとつ盛り上がりません。ただ、見せ場となる2回の強盗シーンは良いです。特に、自動車の後部座席にキャメラを据えてワンカットで撮った1つ目のシーンは臨場感があって素晴らしい。 なお、本作の封切り時の原題は“Deadly Is the Female ”で、“Gun Crazy”は再公開時に新たに付けられたものだそうです。また、タイトルには名前は出ていませんが、脚本にはダルトン・トランボが参加していたという話もあります。
●ドント・ルック・バック ~デラックス・エディション~【完全生産限定盤】
・「ツア−65再訪、最高」
ディランは相互主義的に若者と一対一のときは正直な受け答えをしているし、監督のペネベイカーも対話主義的にカメラを廻している。カメラ一台、色黒フィルムによる傑作の誕生にはこうした精神的なバックボーンがあったからだと確認できた、、、
それにしても、もう一枚のアウトテーク集である65分にわたるDVD「65revisited」は新たな作品と呼んでいい。4〜5曲だが演奏を完全に一曲丸ごと撮っているのが衝撃的に素晴らしい。「悲しきベイブ」がファンの女の子が駅のホームを走るシーンに重なるところが面白かった。そこには本編よりもマイルドなディランが写っている。副音声の監督による技術面の解説も面白い。映画学校の教材に使えるだろう。
もうすでに歴史の一部になったこの作品を、一人でも多くのひとに若いうちに見てもらいたい。(ただし、ディランの本領は生き残った感のある80年代以降にあると筆者は考えるが、、、)ディランと同時代に生きているのはランボーやシェークスピアと同時代に生きているようなものだ。
付録の対訳付きパンフやシナリオ採録ペーパーバックなど、商品としても文句の付けようがない。
・「買いです。」
巷でなにかと話題の「ドント・ルック・バック」のDVD、待望の日本版発売です。見所はボーナス・ディスクでしょう。若き日の、一瞬でも見逃すまじの美青年ディランの姿が堪能できます。しかし、やはりここは改めて本編をこそ楽しみたいものです。監督のペネベイカーが「ディランが気難しいというイメージをつくたのは我々かもしれない」と語ったということですが、講演先のイギリスでいつとはなく曲作りに励むディランはこの時期創作活動の一回目のピークにあり、見るもの触れるものすべてを曲作りに傾注するために、実際いつも矢のような自意識をあらゆる方向に切っ先するどく差し向けていたのではないでしょうか。「ノー・ディレクション・ホーム」でも町の看板や通りすがりの人たちから得られるイメージを、一見意味のない言葉に次々に紡いでいくシーンがあります。こういった場面ひとつ取ってみても、この時期のディランがいかに特殊な精神状態にあったかがわかり、それを「気難しいというイメージ」という言葉だけで片付けるのにはすこし違和感を覚えました。そういった意味で本作「ドント・ルック・バック」は、この後すぐにまたいわゆる「ロック化」で物議を醸すディランがその直前、どのような有り様であったか、それを極めて近い場所から捉えている作品だと思います。最期に蛇足ですが、タンブリン・マンというブートのレーベルから一昨年発売された「ドント・ルック・バック・アウトテイク」という二枚組のDVDには、今回のボーナス・ディスクに収められたような映像や、無いものねだりの感もある「イート・ザ・ドキュメント」からの有名なジョン・レノンとのタクシーの車中のシーンなど、ファン垂涎の映像満載でお勧めです。
・「とうとう日本版が!」
私は'65から'76までのディランにしか興味がないという困ったファンなのですが、そんなふとどき者の私でもこのフィルムは迷うことなく薦めてしまいましょう!Subterranean Homesick Bluesの映像の格好良さで有名ですが、これだけミュージックビデオが氾濫し映像付きが当たり前の時代でも、このただ歌詞カードを投げ捨てながら歌っているこのシンプルなモノクロの画がどんな凝ったクリップよりも確かにとびぬけて格好いいんです!音楽シーン以外でも、知ったかぶりするジャーナリストにものすごく辛辣な生意気若造ディランも格好いいですし、実力者の大人にはちょっとお愛想もしてしまうやっぱり若造ディランもなかなか可愛いもんです。まぁそんな奇跡のフィルムですから封入される冊子とかに興味なくてもデラックス・エディションにしておいた方が後々後悔はないんじゃないかと・・・。アウトテイク集とか絶対に見たくなる筈。追記・これそのミュージッククリップのぱらぱら本が付いてました。何かこれ無性に可愛いいです!
・「待望のDVD!!」
デラックス・エディションとしては納得な構成で満足です。こうなるとファンとしては、翌年のザ・バンドを伴った伝説のUKツアードキュメント"Eat The Document"も今回の構成(本編だけだとシーンの切り貼りが独創的過ぎてクラクラします・・・)で見てみたいものです。
・「内容的には文句なしの5つ星。しかし・・・」
「完全限定生産」としながら後発の追出荷がありとは。しかも初回とはパッケージの内装が少し違う。DVDの読み取り面が当たる部分のクッションが改良されている。初回版では、クッションが硬く、読み取り面に細かい傷が無数についていた。メーカーに問い合わせたが「その程度の傷はつくのが当たり前で、交換対象にはならない。」とのお言葉。読み取れない程の傷なのに・・・。
・「いい作品です」
昔、2本立てで見て、もう一方がメインだったのにこの映画に圧倒された記憶がある名作。さすがにロードショーには無理かなっていう気はしましたが。朝鮮戦争をやっていた時代(1950)の西部の田舎の閉塞感ムンムンのアメリカの若者の話。当時はロックの時代なのにこの映画ではカントリー&ウェスタンばかりかかる、時代錯誤っぽい雰囲気のなか映画に見入ってしまう。兵役が重くのしかかる話は日本人にはなかなか分からないんでしょうね。それと白黒がピタッとくる映像でした。シビル・シェパード(ブルー・ムーン探偵社)の瑞々しさだけでも見る価値があって、映画もよろしいという。こういう感動はなかなか言い表せませませんが見てください。それが一番です。
・「静かに、情味深く」
50年代初頭、田舎町。やり場のない閉塞感を「イージーライダー」のように爆発させず、白黒の画面に静かに情味深く塗り込めた、ピーター・ボグダノビッチ監督の名作である。
町のアイテムとして、若者たちを見つめるウェイトレスがいるダイニングカフェ、唯一の娯楽場所である映画館、エドワード・ホッパーの絵画に出てくるような無人のガソリンスタンド。
これらは古今東西の後の作品、「アメリカン・グラフィティ」「ニューシネマ・パラダイス」「ゆれる」などにオマージュのように登場する。
しかしこの作品自身は、次の時代を予感させることなく、むしろこのテキサスの街を支えたサムの死と共に、静かに閉じようとさせるのである。
・「アメグラ&ニューシネパラの原点」
アメリカ映画好きならアメリカングラフィティ、で、真の映画好きならニューシネマパラダイス、そんな映画の原点みたいなの。でも、すごく、牧歌的かつノスタルジックな、さすがピーター・ボグダノヴィッチの映画だわね。で、いいわね、シビル・シェパードの初々しさ。彼女は、なんと言っても、ロバート・デ・ニーロが惚れたけど、なんかお門違いで、ジョディ・フォスターを助けて、それでシビルが見直す、なあんて、そんな伏線も面白い「タクシー・ドライバー」にも出てたけど、ピーターがこの映画のために抜擢しただけはあるわね。この映画見たい人の青春はシビルにゾッコンだったかも。
・「優れた青春映画、そして・・・」
青春映画の古典として確固たる讃辞を得た映画ですが、対置して描かれる中年男女も心引かれるものがあります。若者と同様、行き場のないひとたち。もはや若さを援用することもできず、ただ朽ち果てる自分を受け入れるしかない諦念・・・。
このひとたちをきちんと描いたことにより、映画の厚みや奥行き
がでていると思います。初見のときはティーンエイジャーだったのですが、40歳を過ぎてあらためてよく作られた作品だと感じました。
・「白黒で、小さい画面ですが、そんなに古い映画ではありません」
「ジョニーは戦場へ行った」と並び、当時世界一悲しい目をしていると言われた、テモシー・ボトムズの映画です。白黒作品というだけで、若い方は引くかもしれませんが、これはボクダノビッチ監督が、ノスタルジーを出すために、わざと白黒でとっただけで、一斉を風靡したイージライダーやバニシングポイントのような、ベトナム反戦を根っこにしたヒッピー反体制映画ムーブメントの、終焉のころの作品です。全編「せつなさ」の塊のような映画に、10代にして喪失感のとりこになった私が、次にこの感じに出会うのは、7年後の学生最後の年「1973年のピンボール」という小説に出会ったときです。
・「マスターピース。」
もうこれは最高です。ジュラシックパーク、眼じゃないです。キングコング33年版と並び恐竜モノ最高傑作。
・「レトロな名画」
世界初の恐竜映画これが公開されたとき、ハリウッドのあるプロデューサーが車椅子をから転げ落ちる程の衝撃と言い放ち 映画館では動く恐竜に人々が興奮し奇声をあげたという名画見てみるとこれは本当に凄い現在でも凄いと思うほどの革命の第一歩ですね。後にスピルバーグがリメイクしましたがこの映画も今に負けず劣らずの最高の面白さその恐竜の見事な出来ばえ この映画はレトロな名画是非ともオススメ 最高傑作です
●牛泥棒
・「イーストウッドのベストワン!」
『民衆の敵』(1931)で名高いウィリアム・A・ウェルマン監督がヘンリー・フォンダ主演で撮り上げ、アカデミー作品賞ノミネートされた1943年製作の西部劇。 2人の放浪者がある町を通りかかったとき、地元の農民が殺され、牛が盗まれたという報せが入る。町民たちは自警団を組織し大捜索を開始。やがて牛を引き連れていた3人組を捕らえる。西部の無法の町を舞台に集団リンチの問題を硬質な筆致で描き、第2次大戦中の〈赤狩り〉の風潮を暗に告発した異色作。 それにしても、リンチの場面では思わず目を背けたくなるほどの強度なエモーションが満ちている。 この映画についてクリント・イーストウッドはこう語る──「集団の暴力、またそれがいかに伝染するものかについての映画だ。死刑はあっても裁判がない状況を描いていている。これはとてもつらい映画で、最後には無実と分かっていてもっとも親しみの持てる人物がみんな縛り首になるんだからね。でもこのつらい終わり方が、私は好きだ。もし最後に誰かが助けに来たら、このメッセージは単に言葉だけのものになってしまう。この終わり方なら、このメッセージやその悲痛さが伝わる」。『ミスティック・リバー』の悲痛な終わり方は、『牛泥棒』のラストを見事にいただいているとしか思えない。
・「これが人間」
日本未公開のウエスタンです。ウエスタンといっても銃の撃ち合いなんてほとんどありません。ただひたすら人間ドラマ。76分という短い映画だが内容はかなり深い。間違った正義があるから無実の人間が死ぬ。自分勝手で独りよがりだから悲劇が起きる。偏見や差別があるからこの世は平和じゃない。この映画のメインテーマは本編の中で読まれる手紙にあると思う。それこそがウェルマン監督が伝えたかったことだと思う。そしてこのテーマは同じヘンリー・フォンダ主演の『十二人の怒れる男』に繋がっている。今度日本に裁判員制度が導入されるが、裁判員に選ばれた方はこの作品と『十二人の怒れる男』を観て欲しい。決して間違った正義を振りかざしてはいけないことが理解できるはずです。
・「ハリウッドの静かなる男ヘンリー・フォンダ」
西部劇と戦争映画のスターいえばジョン・ウェインとヘンリー・フォンダがすぐに思い出されるが、前者は動で、後者は静といえるぐらい対象的な役者でした。
ストーリーとしては、とてもシンプルで銃での打ち合いがあまりなく退屈しそうな作品にみえますが、観ている側に対して大きなメッセージが発せられている。
犯罪に町民が団結して立ち向かうところは好感が持てますが、犯罪者(牛泥棒)を見つけて縛り首にするまでの過程に問題があるのは現在の私達が見ていても明確にわかります。日本でも近い将来始まる陪審員制にも考えさせられる。
犯罪者を裁くのは司法のみあらず、庶民が庶民を裁くということはある意味では個人的な犯罪に対する感情が入る場合もある。多数決による決定はアメリカの場合意見が2分されることが多く、イエス又はノーがはっきりしているが、日本の場合は満場一致ということで決着することが多く、それが美徳のような扱いがある。いいかえれば、みんなが賛成であればそれに従う。これはあまりにも危険であり、この作品のように完全な証拠もなければ目撃者もいないのに犯罪者と決め付ける恐ろしさがある。カーター(ヘンリー・フォンダ)を含めた7人が処刑に反対する行動にでた行為は、さすがに勇気が必要であったが、この勇気こそがこの作品の最大のメッセージとなっている。
最後は、あの『怒りの葡萄』でお馴染みの名曲レッド・リバー・バレー♪がオルガン演奏で流れて町を去っていくシーンはいつまでも忘れられない。
・「価格だけが問題」
作品そのものは★★★★★。地味な小品ながら傑作。派手な立ち回りがあるわけでなく、お値打ちでなければ意味がない。いかにもアメリカ人好みのstoryです。ちょっと「十二人の怒れる男」を思い出させます。法、正義、リンチ、良心、責任、・・・。はたして自警団に捕らわれた3人の運命は?。アンソニー・クインがかっこいい。
・「厳格な指揮官 着任!」
第2次大戦中、英国に基地を置きドイツ本土へ白昼爆撃に出撃する、アメリカ陸軍「第918爆撃隊」の指揮官の奮闘を描く、1949年製作・『ヘンリー・キング監督』の傑作航空映画。【士気の低下した部隊に厳格な指揮官が立て直しをはかり部下全員の反感をかうが、しだいに見直されみごとなチームワークを結成するが・・・・・・。】みごとな人間関係の描写・激烈な敵戦闘機の迎撃・空を覆う対空砲火など、米・独両軍の豊富な実写フィルムをたくみに取り入れた戦闘シーンは、他に類がないと言えます。指揮官も人間である、苦しい立場に置かれた人間的苦悩・精神的疲労による昏睡状態への展開には納得できますが・・・・・・。 みごとなチームワークを結成する厳格な指揮官(主演:グレゴリー・ぺック)の熱演・実機B‐17爆撃機の魅力が堪能でき、きわめ付けの「名作」になったと思うが・・・・・・。(余談:英国からドイツ本土爆撃に出撃するB‐17爆撃機の好戦的な機長のドラマを描く、「戦う翼」(:DVD)がありますので、ご参考に・・・・・・。)
・「最大限の努力」
英国を基地に大陸を爆撃するアメリカ人の話。 指揮官は、部下にウェットになったらあかんで、といって指揮を引き継いだグレゴリーペック。 クルーをびしびし鍛える。命令書にはいつも「最大限に努力せよ」と書いてある。 頑張らないと戦争は終わらん。 変なことするとすぐにダメ飛行機に回される。 それだけ部下をよく見ていもいる。 密集編隊の効果で、味方の損害が減ってくる。クルーも信頼するようになる。
そうやってせっかく育てたパイロットや若手指揮官も撃墜され、傷ついていく。 21機出撃して、何機帰ってくるか。 地上で待つ身はつらい。 爆音が聞こえると、管制塔へ何機帰ってきたか聞く。 2機失ったが、1機のクルーは無事。 きょうは1機・・。 戦場はどんどん内陸へ移っていき、ついにドイツ本国奥深い重要目標へ。
地上勤務のの少佐は、いまでは帰らなかった若者の弔文を書く役目だ。 めずらしく酔って言う。 「若い、あんたらホンマに若い・・帰ってこないあいつやあいつ・・」 出撃しようとした指揮官は、ある朝身体がいうことを聞かなくなる。 椅子に座って頑張ってるような、何かに耐えているような・・。 「マキシマム・エフォートを重ねて、ついに感情を抑えきれなくなったのだ」と軍医の言葉。 この時代のアメリカ映画は、なんでこうもマジメなんだろう。
・「What can we do?」
最初に公開されてからかれこれ20年近くになるが、今でもいわゆる「問題作」としての位置付けは変わっていないだろう。人種差別を描いた作品ではあるが、あまた多くの白人によって製作された作品のように、「差別は悲しいことです」的な感傷的な面も、「差別はイケナイことです」的な教条的な面も無く、黒人側からの視点でいわば差別を構造的に描こうとしているように見える。さらには観客による感情移入すら拒否しているところもあり、クライマックスの暴動についても「やたら暑いから」、「ピザが小さいから」、「ラジカセがうるさいから」、「店内の写真が気に入らないから」と、まともに考えると全く共感に値しないような理由だけが並べられ、積み重ねられて、そして爆発する。そして、人種差別に腹を立てたはずの黒人が、アジア人(韓国人)にターゲットにしようとする。やはり、この世は弱いものいじめで成立しているという事なのであろうか。この差別と弱いものいじめの連鎖構造は、設定やテーマは全く違うが実際に従軍経験のある監督による「プラトーン」でも描かれていた。それぞれの人種、国家、宗教が信じて揺るがない「Right thing」同士の衝突が、戦争、迫害、差別といった歴史を作ってきたのではあるが、未来をこれから少しでも良くしていこうと考えたときに、我々一人ひとりにとっての最初の一歩は、やはり「Do the right thing」ということなのだろうか。(それでも、この映画が公開されて1年ちょっとかそこらでLAの警官によるロドニー・キング・リンチ事件がおきた。)本作は、Martin Luther King, Jr牧師と、Malcolm Xに捧げれており、最後に両者の演説の抜粋が引用されている。そのメッセージの重さは現代においても全く変わっていない。
・「俳優としてのスパイク・リー」
サミュエル・L.ジャクソンの存在感が消える程、俳優としてのスパイクリーが輝いています。
・「寛容の精神はどこへやら・・・・・」
「あんまり暑くって人でも殺しそうな・・・」っていう表現が西原理恵子のマンガにありますが、この映画の為にあるような台詞です。最初っからひたすら自己を主張する連中がわんさか現れて、相手を理解しようとしない、寛容の気持ちを持つことなど最初っから考えたことも無いような連中が怒涛のクライマックスに雪崩れ込んでいく。
オープニングのボクササイズのねーちゃんに始まり、ラジカセの音量合戦に勝ってガッツポーズするあんちゃん、突き出した握りこぶしには”LOVE”のナックル。ピザが小せえから黒人差別だと騒ぎだしたり、プリンスとスプリングスティーンで喧嘩してみたり。
すっとぼけたシーンも激しいシーンもてんこ盛り、是非大画面&大音量で見ていただきたい。素材に合わせるようにカメラは極端に寄り、もう暑苦しさ全開、あんなゴツイ黒人に襟つかまれたら誰だってゴメンナサイしちゃうわさ。
カンヌ映画祭では「SEXと嘘とビデオテープ」が受賞してしまい暴動が起きたそうですが、この溢れ返るエネルギーを見ると分からなくもありません。日本の昔のヤクザ映画は、映画館の帰りに観客を菅原文太や健さんに変えてしまう力があったそうですが、この作品にもその位のパワーに満ちています。
・「問題作ではある」
まず設定が秀逸。黒人街でイタリア人がピザ屋をやっているってのが、この作品に奥行きを与えている。このひねった設定がこの作品のすべてなのだろう。その街で些細なことの積み重ねから暴動へと行き着いてしまう様子を、1日という限られて時間の中でコンパクトに、かつコミカルに、シリアスに、見せてくれる。
パブリック・エネミーの曲にのって繰り広げられる黒人街の日常は見ていて刺激的。MTV的な手法をとりながらも、要所要所に批判精神や黒いユーモアが塗り込められていて、なかなか見応えがある。
秀逸な設定を利用して、色々な問題を提起したのはいいが、最後はカオスで終わる。そのカオスが現実なのだと思うとこの作品の凄さが分かるが、でも、安易でもいいから何らかな解決と光明を見せてほしいような気もした。その分★1つ減らすかっこうで……
・「みんな違う「正しいこと」」
これはアメリカ黒人文化万歳の映画ではない。スパイク・リーはかなり批判的にニューヨークの黒人街を描いている。みんなが自分の信じるthe right thingを押し付けているから、人種間はきれいに分かれていて、一見一つに見える「黒人街」だって本当はバラバラ。かなりペシミストだって批判される映画だけど、少なくともこのピザ屋の「家族」は腰をすえて話すこともできた。希望は見え隠れしたのだけど、やっぱり「大衆」の力は強く、そこにはどうしても差別が存在してしまう。特にこの映画では、黒人が他の人種に対する差別と筋の通っていない怒り。その中でムーキー(スパイク・リー)のとった行動は最後まで常に冷静であったと思う。私も10代からアジア人としての差別や日本人としての侮辱を受けたことはあるし、常に感じている。個人の生活では、その中でどううまく生きていくかが一番の問題。そういうことを考えさせられる映画。
・「手に汗握る戦闘アクションと男の友情でストレスを吹き飛ばせ」
1939年といえば、「風と共に去りぬ」が創られた年ですが、やはり、映像は古いです。 前半は、ケイリー・グラント、ヴィクター・マクラグレン、ダグラス・フェアバンクスJrの息の合った痛快アクションに胸がすきます。みんなめっぽう強く、気持ちの良い戦いッぷりです。役柄は、型破りな軍曹3人組といったところで、三人三様の魅力満載です。
後半は、困難に苦しみつつも頭を使って苦境を切り抜けようと努力する3人の姿があり、その中でガンガ・ディンというラッパを楽しむインド人の、命をかけてイギリス軍に危険を知らせる姿が、胸を打ちます。殺人狂信集団とイギリス軍の戦闘ものですが、ガンガ・ディンの名誉を称えるところにイギリスらしい風通しの良さがあります。
壮大な戦闘シーンは圧巻で、スピルバーグ監督などが影響を受けたようですが、気づいたら身体がこわばっているほどの迫力でした。可憐なジョーン・フォンティンが、フェアバンクスJrの婚約者役で登場します。 会社で鬱々している人には、元気がもらえる映画ではないかと思います。
・「西洋から視たカルト集団としての東洋人(含む日本人)のイメージ」
ケイリー・グラント主演の西部劇というのは見たことないです。この映画、ケイリーグラント主演のなかでは最も西部劇に近い雰囲気を持っていると思います。cultが信仰されていると西洋人が思い込んでいる東洋で西洋人(白人)が暴れまわる冒険活劇としては古典的作品。しかし、何よりも貴重なのは、当時の西洋(米英)からみた東洋(人)観があけすけに記録されていることです。まず、白人は圧倒的に強い。たった三人でもって植民地の人間なんか何ダースいたって負けるはずがないと思っています。文字通り、千切っては投げ、千切っては投げ、です。戦闘においてインド人であるガンガ・ディンの出番なんかないのです。 インド人であるガンガディンがイギリス軍のために命がけで働くというのも違和感があります。また、死ぬのはガンガディン及びインド人(植民地の住民)であって、白人の兵士三人はは不死身です。 この映画、舞台はインドですけれど、あのcult信仰集団は、実は日本のことであると思ってもいいでしょう。英米にとって、当時東洋では、日本こそが最大の”平和の脅威”であったのでした。
・「インドの主役はインド象だな。」
時代背景としては19世紀英国領インドで、窃盗・殺人をくり返すカルト教団タグに悩まされていた英軍駐屯部隊の戦いを描いている。ストーリーとしては、従軍として戦ったガンガー・ディンの英雄伝といったところ。
『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』でもインドのカルト教団を悪役に設定していたのは記憶に新しい。
キャストは主演のケイリー・グラントは丁度キャサリン・ヘップバーンとの共演作がヒットしていた頃で、人気を博していた。ケイリーと同じ英国出身のオスカー男優のヴィクター・マクラグレン、そしてダグラス・フェアバンクス・ジュニアはサイレント映画のスター男優の息子で、今作ではジョーン・フォンテーンとの恋人として見事な演技をしていた。ジョーンは後にヒッチコック映画『断壁』でアカデミー主演女優になった魅力的な女優で、この時の共演はケイリーでしたね。
ガンガー・ディン役のサム・ジャフェはアメリカTVドラマ『ベン・ケーシー』で出演していたので知っている方も多いかも。
コメディーたっちのアドベンチャー戦争映画としてはこの時代の最高の一品でしょう。
・「ドタバタ戦争冒険活劇の典型です。」
この作品の主人公は4人います、4人で主役という珍しい作品ですね、若きイギリス軍の兵士を演じたのは俳優のケイリー グランド、ダグラス フェアバンクスJR(父親は肉体派アクションスター俳優)ウィクター マクラグレンの3人、更に敵国となるインド人でありながら兵隊に憧れ最終的にはイギリス軍に命を懸けて貢献をした英雄役のひとですね、戦争映画ですが戦争を馬鹿にしているとの理由でアメリカでは上映が危ぶまれたとの事、確かにドタバタ活劇ですからそう思われても仕方ないでしょう、製作をされたのは1939年ですからケイリー グランドが35歳頃ですね、彼が20代の頃の作品を見たことがないですねえ、あるはずなのですが、、。古い白黒作品ですからかなり観づらかったです、でもグランドは少し太めでしたが素敵でした。
・「最高のフィルムノワール」
冒頭から、裸足で高速道路を走る女。一体何が始まるのか?複雑な人間関係、迷宮迷路に誘い込む。そして衝撃的なラスト。ハードボイルド映画の大傑作!
・「R・オルドリッチ監督の初期の作品で後の名作を生み出す片鱗が随所に観られ作品。」
R・オルドリッチ監督作は骨太のハードボイルドやサスペンスですが、本作はその初期の作品で後の名作を生み出す片鱗が随所に観られ見応えがありました。難をいえば、主人公のハマー役が往年のH・ボガートなどカリスマ性ある名優なら言うこと無しでした。
・「唖然とするような力作。」
ロバート・アルドリッチ監督の娯楽作品の名手としての評判は『ヴェラクルス』、『特効大作戦』、『北国の帝王』などで知っていましたが、これはユニークです。プロットの難解さからして娯楽色だけを狙ったものではないことはたしか。マイク・ハマー登場の探偵ものに極力自分なりの演出の妙を加えようとした成果がよく表れています。そこでストーリーラインとしてもお決まりのミステリーのそれではなく、その行方にはおよそ皆目見当もつかない暴力的破天荒さが用意されています。このラストへの強引ななだれ込みかたには唖然の一言。でも否めないのです。雰囲気がいい。写真のおさめかたや動き方がいい。ラルフ・ミーカーの善だか悪だかわからないあいまいさもいい。なにより、アルドリッチが商業主義を無視して入魂の映像を作り上げようとしたことに拍手を贈りたいのです。
・「「恋愛とは妄執である」 そしてあなたもローラに心奪われていく」
初めて見てからもう十数年経ったでしょうか。しびれるような、そして情感をかき立てる見事な映画です。88分と短い中に様々な要素が凝縮され、珠玉の一品に仕上がりました。ニューロティック・サスペンスの名品です。廉価になってもなお素晴らしい特典ディスクが付いてきてこれは絶対に買いです。 今この映画を改めて振り返ると、他の映画でも見事な存在感を果たした名優が勢揃いしていたんですね。1人だけ例をあげると、ヒッチコックの『レベッカ』で壮絶な迫力を示したダンヴァース婦人=J.アンダーソンがここでも実に物語を引き締め、味わい深いものにしています。その様に他作とのダブル・イメージで物語の世界観を輻輳していくという楽しさもあります。 そして何といっても魅惑的なのは、ローラを愛する三人の男達の妄執と業とその行く末です。自らが育て上げたローラに逆に虜となってしまうピグマリオンのようなウォルド、打算と口八丁手八丁でローラに接近するシェルビー、そしてもはや帰らぬローラに恋心を抱き、肖像画の彼女に焦がれるマーク(これはあたかもネクロファリアの趣さえ感じます)…。果たして生身の彼女を愛していたのは一体誰なのか、恋愛というものは相手への「自己イメージ」を愛しているのに過ぎないのではないか、等々。ストーカー映画の最も早い例であるとも考え得るこの映画、語り尽くせぬほどの含み・哲学的設定がちりばめられていて、いにしえのハリウッドの底力の凄さに感嘆するのです。 本当はもっと作品のテーマについてレビューしたいのですが、もうそうなるとネタばらしというこの映画に対しての最大の冒涜を犯してしまうことになります。この辺りがギリギリの線でしょう。有名なテーマ曲とともに、夢幻的でほろ苦く切ない愛のサスペンスを鑑賞してください。そしてあなたもローラに心奪われ、物語に巻き込まれていくのです。
・「スムーズでロマンティックなフィルム・ノワール。」
俳優に対してすごく厳しいといわれたオットー・プレミンジャー監督作品です。もし、それが本当ならばこの映画の中の俳優さんたちの寸部の狂いも無い演技と表現力も監督の指導の賜物なのでしょうか。ぶっきらぼうながら優しさを垣間見せる刑事役のダナ・アンドリュース、美しくも野心に満ちたタイトルロールのローラに扮したジーン・ティアニー、紳士然とした誇り高き放送作家を演じたクリフトン・ウェブら主演陣の仕事は素晴らしいの一言です。言ってみればビロードのように滑らかな場面展開、流れるような台詞まわしと総てに意味がこめられた沈黙の間合いが、効果的に散りばめられたムーディーな主題曲と溶け合って極めてロマンティックな雰囲気を全体に渡ってかもし出しています。推理ドラマのかたちをとったグランド・ホテル形式の人間ドラマを、プレミンジャー監督は室内の空間構成から登場人物の立ち位置にいたるまでのディテールにこだわって見事に表現しています。こうした洗練された手腕のおかげで、少し間違えばどろどろした愛憎劇になりがちなプロットが上品な魅惑にあふれる極上のフィルム・ノワールに料理されているところが大いに評価できます。怪奇映画の大スター、ビンセント・プライスも偽りに塗り固められた紳士をうまく表現して心に残ります。
・「クリスマスシーズン向きのロマンティックな御伽噺」
幻想を抱く”プリンセス”の前に”白馬の騎士”が・・・。もちろん”プリンセス”は、そのことに気づいていない、という一種の御伽噺。「生活の設計」、「メリィ・ウィドウ」、「ニノチカ」と並ぶほどの佳作。ルビッチ作品はシニカルな(人を食った)面があるのですけれど、本作はそれが薄い。そのかわり、ハートウォーミング度、庶民的なマンティック度ではルビッチ作品中でもトップクラスです。本作、1947年に本邦公開され、当時はほとんど無視されたのですけれど、いまやロマンティックコメディとしての評価は不動でしょう。新味はなく手馴れた手法を使ってうまくまとめているという印象はありますけれど、脚本の完成度と機知に富む演出は、「the battle of the sexes」ものの古典として残ります。
・「人間模様が面白い名作ですね。」
俳優のトム ハンクスと女優のメグ ライアンが共演をした話題作(ユーガットメール)の原点ともいえる作品、同じ店で働く2人は衝突ばかり、会えば喧嘩ばかり、でも、文通ではまさに運命の相手では、と思える程に心が通じ合っている、不況時代のアメリカの革製品専門店という舞台、上司に妻の不倫相手と誤解され、解雇されそうになるなど、内容的にはこちらの方がかなり面白かったです、主演は甘い丹精なマスクで俳優、ケイリー グランドと人気を二分していた俳優のジェームス スチュアート、向上心はあるものの純粋さも失っていない発展途上な若者を演じる事が多い彼ですが、この作品でも実に魅力的、面白かったです、文句なしにお勧めですね。
・「THE SHOP AROUND THE CORNER」
邦題があまりにも馴染めないですね。「THE SHOP AROUD THE CORNER」は大通りからちょっと曲がったところにある店という意味ですが、何故「街角 桃色の店」なの?
マトチェック役のフランク・モーガンは良い俳優ですね。最初は頑固な店の主人という感じでしたが、自殺未遂やら、その後の入院とお騒がせものでした。退院後は人が変わったように性格がまるくなり、本当は従業員思いの親父さんという役でした。
それにしても、最後の文通相手を告白するシーンはドキドキしました。
この映画は後にジュディ・ガーランド主演で、1949年ミュージカル映画「IN THE GOOD OLD SUMMERTIME」でリメークされていますので、これと合わせて観ると面白いですよ。最近では、トム・ハンクスとメグ・ライアン共演の「YOU'VE GOT MAIL」が同類のストーリーでしたね。
・「予見的名作」
カルトムービーのようにして発売されたが、待望のDVD化である。『不都合な真実』よりもはるか昔の1984年に公開された、地球環境保護、大量生産によって奪われていく人間性を一切のセリフなしで訴えた傑作。
・「正義を求め訴え続けた稀代の文豪ゾラの勇姿を観よ!」
まだ政治の力が不当に横行していた時代、このような一作家に過ぎない男が国に正義を目覚めさせたというのはすごい!!世界に名が届く作家はたくさんいますが、これほどはっきりとした形で筆の力を示した作家はおそらく彼くらいのものでしょう。
まず彼という作家を知るという意味だけでもこの映画には価値があります。また、彼が糾弾したその通称“ドレフュス事件”も後の裁判により世界中に知れ渡った事件です。そしてその糾弾によって逆に裁判にかけられることになったゾラの、フランス国民に訴えかける真摯の演説。これには感動!何より、名声と富を手にしてペンで闘うという意志を失いかけていたゾラが、その事件を通して自分自身がまず正義に目覚める、その姿がとても感傷を誘い、正義を求める誇り高さを感じさせてくれます。
小説、新聞での糾弾記事、また英国に亡命してまで闘い続けたゾラという人物にはまさに感服!この映画はそんなゾラを存分に伝えてくれてます。是非彼という人間を知ってください。500円でこの映画が観れるなら絶対損はありません!
・「ゾラのキャラクターの解釈が面白い」
売れない屋根裏生活から有名になり死ぬまで。文字通り生涯を描いた作品。演技と脚本がしっかりしている為、今の時代に見ても十分耐えうる。もちろん、但し書きにあるとおり、多少事実と異なるところがあるので、そこは差し引いてみた方が良い。しかし、『ナナ』でブレイクするところ、「ドレフュス事件」の裁判シーンなど見所満載。
・「This is Judy's most talented film」
「オズの魔法使い」をはじめ40年代を象徴するミュージカル・スターであったJudyも1947年の自殺未遂事件以来、ハリウッドではお騒がせな女優として常にタブロイド誌をにぎわせていた。そして、前夫との離婚、薬物にそまりながらの生活にかなり限界を感じ50代初期は銀幕から身を引き、ヨーロッパ中心にステージを精力的にこなしていた。
そして、見切りをつけられていたMGMからワーナーへ移籍後初の54年に「スター誕生」でハリウッドへの復帰を果たす。現実と映画がリンクしているところに、この映画の隠れた話題性がある。映画の中ではこれまで以上に多くの歌と踊りを取り入れ、Judyの魅力を存分に引き出している反面、ノーマン(メイスン)との関係が思うようにいかなく悩んでいるビッキー(Judy)の姿が、彼女のこれまでの人生とどうしても対比してします。
当時、ファンとしてはどれほどJudyの復帰を待ち望んでいたことか、プレミアをご覧になれば、その盛大さに驚かれると思います。
ただ、だれもがアカデミー主演女優を取ると期待していたのに、グレース・ケリーが受賞したことは多くのファンを失望された。その時の受賞式にはJudyは第三子の出産で病院にいたのは有名な話しです。そして、その後もまた、私生活に恵まれず、それによってその後の映画は60年代に数本出演するだけとなった。
あのドロシー役から多くの映画を観ているが、この映画のJudyはとても痛々しく感じて涙がでてきました。この映画の15年後、47歳でこの世を去ったJudyの代表作は紛れもなく「スター誕生」なんです。
・「1950年代のミュージカル最高傑作の一つ」
175分の長い映画ですが、ジュディーガーランドの歌を堪能させてくれる素晴らしい映画です。特に"The Man Who Got Away"がやはり素晴らしいですが、その他にも、"Swanee"-"Born in a Trunk"の一連の劇中劇や"Lose That Long Face"等、ミュージカル好きには堪らない内容だと思います。
また、今までのVHSでは、標準画面[TVと同じ4:3]だった物が、DVDでワイドスクリーンで見られる様になって、DVD化して良かったと思わせる作品です。
特に、50年代アメリカ・ミュージカルに相応しい派手な色調(この時代のアメリカ映画で上品な色調などそぐわない!)で仕立てられ、赤いバラに囲まれたシーンなど、どぎつい赤でクラクラしそうですが、それがまたムードを盛り上げてくれます。DVD化した時の担当者が、本当に本作品が好きでやっているように感じられる微笑ましい作品です。
・「華やかな「あの人」の裏には…」
「『雨に唄えば』にとても良く似ているなぁ」と思って見ていたのですが、こちらの作品の方が、『雨に…』よりも、もっと人間の内面を描いているような気がします。ダンスも歌も素晴らしい。部屋があって、人物の背後に窓があり、そこから外の景色が見えるのですが、そのショットがすごく綺麗なんです。基本的に窓を使ったシーンはとても美しいですね。一見シンプルな話のようで、実はスタア誕生の裏には…。少し長めですが、見て良かったです。
・「スタア誕生」
昔懐かしい映画? 今回DVDを 購入して 初めて見ました 物語は あまり パットしない楽団の歌手が 一人の大スターによる きっかけの
彼女の出世物語で その後の 二人の 生きざまを 描いた 作品です 最近の映画と違って クラシカルな 設定です 僕が注目したのは 制作年度が 1954制作なので もう 今では絶対に見られない 建物や自動車が走り回っているのが すばらしいのですこの映画は 風物の記録映画でもあるのです
・「ハチャメチャクラブのパワー全開!」
1962年、アメリカの名門校フェ-バー大学では、良家の子女や優等生が所属する「オメガクラブ」と、落ちこぼればかりが集まった「デルタクラブ」が対立していた。何とかデルタクラブの連中を追い出したい学長は、オメガクラブと手を組んでデルタクラブの一掃を図る。成績不良を理由にかこつけて退学を命じられたデルタクラブのメンバーたちは、デルタの格言「男は黙って仕返しする」をモットーに、大学やオメガクラブの連中に一泡ふかせるためにハチャメチャな作戦を開始する。・・・『ポリスアカデミー』の大学生バージョンという感じで、抱腹絶倒のコメディです。デルタクラブは乱痴気騒ぎばかりで悪行三昧、学長に保護観察処分にされるのも当たり前という連中ばかりですが、古代ローマの扮装をしたトーガ・パーティー、女子寮の着替えを覗いたり、常識を越えるブッ飛んだ行動には見ていてスカッとさせられました。キャストはこれがなかなか豪華で、大食漢のブルート役にジョン・ベルーシ、純情な新入生のラリー役に『アマデウス』のモーツアルトを演じたトム・ハルス、大学教授役にはドナルド・サザーランドなどが出演しています。チョイ役ではオメガクラブに入ったものの、なぜか毎度ヒドイ目に遭ってしまう新入生の役でケビン・ベーコンも出演しているので、お見逃しなく!
・「天才・ベルーシ」
夭折した不世出のコメディアン、ジョン・ベルーシの最高傑作。「ブルース・ブラザース」のファン(私も好きなんですが)の方々には異論があると思いますが、大した制作費もかけずに彼本来の全身で表現する笑いを充満させたこの作品をベストと言い切らせて頂きます。代表的キャラ、三船もどきのサムライでは「台詞ではない台詞」で笑わせてくれたように、この人は視覚的な笑いの天才だったと思います。同じSNL出身でもチェビー・チェイス、ダン・エイクロイド、ついでにレギュラーではなかったけど常連ホストだったスティーブ・マーチンとかは対極の芸風でした。(ちなみに中間値的存在がビル・マーレイとエディ・マーフィーですか)・・・とまあ、能書きはともかく、これは絶対に面白いです。作品そのものが「アメリカン・グラフィティ」を笑い飛ばしたみたいな味があり、まだ20代のベルーシとメジャーになる前の若きジョン・ランディスのエネルギーに満ちた快作です。以前のバージョンと違い今回は日本語吹き替えもあるようですが、是非英語で見て「お馬鹿で愛すべきアメリカ」を楽しんでください。人生捨てたもんじゃないと思うかも・・・?!
・「アメリカン・グラフィティ」
個人的には、ジョン・ベルーシ主演の「ブルース・ブラザーズ」より好きな作品ですね、アメリカの将来を背負っているアイビーリーグのエリート、エール大学や、ハーバード大学などのマサチューセッツ州のボストンにある架空の大学を舞台にするところはニューヨーカーのジョン・ベルーシらしいですね。同じ青春映画で労働者階級の若者が主役の「アメリカン・グラフィティ」よりずっとおもしろいですよ。
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