Heart Food (詳細)
Judee Sill(アーティスト)
「不遇の天才」「ザ・キスという曲が、とてもいい」「ジュディ・シルで1番好きなアルバム」
Judee Sill (詳細)
Judee Sill(アーティスト)
「個性的で美しいアルバム」「儚すぎる」「Judee Sill」
レイト・フォー・ザ・スカイ (詳細)
ジャクソン・ブラウン(アーティスト)
「前向きで、やさしさに溢れた名盤」「蒼い心象風景」「70年代最高の詩人の珠玉のアルバム」「感涙!」「何故タイトル曲があの名画「タクシー・ドライバー」に使われたのか」
In the Reins (詳細)
Iron & Wine(アーティスト), Calexico(アーティスト)
「理想のコラボレーション」
ピープルズ・ピープル(紙ジャケット仕様) (詳細)
アンドウェラ(アーティスト)
「これがオリジナル!」
Just Another Diamond Day (詳細)
Vashti Bunyan(アーティスト)
「耳を澄ませば」「umetzさんの 3page VASHTI先輩 より拝借」「セピア調のフォーク」
Rickie Lee Jones (詳細)
Rickie Lee Jones(アーティスト)
「アメリカ盤はオリジナルなので、」「永遠のエバーグリーン!」「SingerSongWriter」「田中康夫のレヴュー」「アナログで再発」
Catalpa (詳細)
Jolie Holland(アーティスト)
Blue (詳細)
Joni Mitchell(アーティスト)
「深い蒼。」「魅力的なアルバム」「本物の詩」「軽やか、鮮やか、爽やか」「Joni Mitchell という1つのジャンル。」
Between Us (詳細)
Jules Shear(アーティスト), Carole King(アーティスト), Ron Sexsmith(アーティスト), Rosanne Cash(アーティスト)
「渋い声が静かに歌う」
Soul Journey (詳細)
Gillian Welch(アーティスト)
「静かな感動!」
● 世界を広げるヒント、あるいは Step Across the Border
● 好き2007秋
● 彼女のように
● キャロル・キング(Carole King)の落穂拾い・その2(1989〜2001)
● 女性たちの音楽
● 00003
● よかったよ
● (3)
● voice
ロック>フォーク・ソフトロック・AOR>シンガーソングライター
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・「不遇の天才」
1973に出された傑作です。ニック・ドレイクが女の人になったらこんな声かなと思うような、哀しくて美しい声の持ち主です。ドレイクの『ピンクムーン』を初めて聴いたときと同じくらい衝撃を受けました。'Heart Food' は、キャロル・キングの『タペストリー』やローラ・ニーロの『ニューヨーク・テンダーベリー』と比べても遜色はありません。むしろこちらの方が麻薬的な美しさを内包しています。 'The Kiss' は、今まで聴いたことのある同じような楽曲の中で、これを上回る曲を挙げようとしても、なかなか指を曲げられないくらい素晴らしいですし、他の曲も本当に心に響いてくるものばかりです。アレンジも申し分ない。彼女の、直接脳を触れてくるような声の特性が生かされています。'The Donor'や'Soldier of the Heart'にもやられてしまいました。
・「ザ・キスという曲が、とてもいい」
麻薬におぼれ、売春して、生き延びていたジュディが自分を一瞬だけ取り戻した時期に作り上げた傑作。2曲目の「ザ・キス」は本当に信じられないほど美しい曲だと思う。
・「ジュディ・シルで1番好きなアルバム」
ジュディ・シルの3枚のアルバムはどれも最高ですが、1番好きなのはこれ。シンプルなアレンジが声の魅力を際立たせている気がします。KISSは名曲。
・「個性的で美しいアルバム」
ジュディ・シルは不思議なキャラクターをもったシンガーソングライターです。 アメリカンミュージックのアーシーさと、ヨーロッパの教会的なイメージが同居してとても美しい。 ニック・ドレイク同様、フォークタッチの曲にオーケストラアレンジを加えているのですが、ニックよりも曲に一体化している感じです。それがとても効果的で、天国的なムードを高めています。 どこまでも深読みできそうな奥の深さをもったアーティストであり、アルバムだと思います。 素朴でありながら、緻密にアレンジされていて、しかもけっこうポップでもある曲群は聞き込むほど味が出る、贅沢なアルバムだと思います。
・「儚すぎる」
聞いてると死にそうになってくる。あまりに美しく、悲しすぎて。ニックドレイクと同種のピュアさ。線香花火みたいな儚い美しさ。早死にしちゃうところもかぶりますね。しかしなんて優しい声なんだろう。何しても許してくれそうな声には優しさ通りこして慈悲さえ感じてしまう。なにをオーバーなと思われそうですがほんとにそうなんだもん。聞いてみれば分かるって
・「Judee Sill」
タートルズに曲を書いたりしていた出版社契約時代を経て、アサイラムがリリースした最初の1枚としてこのアルバム、Judee Sillの1stがリリースされたのは1971年。メロディーとアルペジオのギターがお互いに出過ぎる事なく行儀良く収まっている。少しゴスペル的なコード(I⇒III/I7⇒IV)が効果的で、室内楽風なブリッジから浮遊感溢れる間奏を経て、Pa,la,laコーラス、dimコードが効果的。とにかく上品。そしてタートルズのソフトロック路線ヒット曲、Lady-Oの作曲者セルフカバー。I⇒II/I、上昇感はいつ聴いても最高。この人は決して沢山の作品を残してはいないけれど、どれもがヒラメキに満ちていて、そしてとても丁寧で、とても格調高いところが素晴らしい。
・「前向きで、やさしさに溢れた名盤」
74年発表、ジャクソン・ブラウンの3rdアルバムにして、ロック史に残る名盤『レイト・フォー・ザ・スカイ』。本作はシンガー・ソング・ライターとしてのジャクソンでなく、ウエスト・コースト・ロックを代表するアーティストとしてのジャクソンが感じられる作品です。バックを支えるメンバー達の絶妙な演奏がジャクソンの感情のこもった歌声、歌詞により深みを加えています。
歌詞やメロディからは痛いほど悲しみが伝わってくるのに、 “さまよっていた君だけど、もう大丈夫だね。また君の笑顔が見れて、とてもうれしい。” という優しさに溢れたフレーズが涙を誘う「悲しみの泉」。 “朝になれば、僕はまた歩き始める。地図と、固い信念とともに。” 孤独を感じながらも最後には前向きに歩き始める「もっと先に」など、旧A面の4曲はどれもしっとりと聴かせる名曲です。
旧B面はアップ・テンポのロック・ナンバー「道と空」「ウォーキング・スロウ」の2曲がアクセントになっており(曲調同様に自分を励ますような前向きな歌詞にも注目です)、ラストの「ビフォー・ザ・デリュージ」も完成度の高い名曲です。
個人的に本作中、最も思い入れの強い曲が「ダンサーに」です。その曲の終盤の、“出発点から終点までの、どこかにきっと生きる為の意味が隠されているだろう。ただ、君はまだそれに気付いていないだけ。”というフレーズが一番心に残っています。初めて聴いたときもそうでしたが、この曲だけは何度聴いても涙が溢れてきます‥‥。
『プリテンダー』も名盤ですが、私は本作がジャクソン・ブラウンの最高傑作だと思います。興味がある方は、素晴らしい歌詞が楽しめる国内盤がオススメです。感傷的なレビューになってしまいましたが、本当に、音楽を愛する全ての人に聴いてもらいたい名盤です。
・「蒼い心象風景」
デビット・リンドレーやラス・カンケルを中心としたシンプルだけどつぼを押さえた演奏、青春期の心情をつづったジャクソンの歌詞は、発表から30年以上がたった今、聴いても時々胸が痛くなります。ジャケットの蒼い色はこの作品の心象風景を象徴しています。最期を飾る名曲BEFORE THE DELUGEは後日NO NUKES(NYで行われた原発反対のコンサート)のアルバムですばらしいライブ演奏が収録されていますから、興味のある方はお聞きになるとよいとおもいます。あと、この作品は後年ジャケットごと浜田省吾がパクったのでも有名です。もちろん、中身も質も全く異なりますけど。
・「70年代最高の詩人の珠玉のアルバム」
ジャクソン・ブラウンはずっと大好きで、家のステレオで一番稼働率が高いアーティストです。彼と出会って30年以上、片時も忘れないファンだと思っています。その中でもこのアルバムは好きなベスト・スリーに上げられる一枚です。彼は70年代最高の詩人といわれているシンガー・ソングライターですが、長い活動歴のなかでも一際重要なアルバムです。人は人生という旅の中で出会わなければいけないものがあると思います、このアルバムもその一つで在ると考えます。英語の苦手な方に歌詞の意味がわかる、訳詞のついたものをお薦めします。(曲はみんな好きで駄作は一曲も無いのですが、特に1.と5.と8.は大好きです)良いアルバムなので聴いた事の無い人は是非!
・「感涙!」
社会人としてあくせく働いていると、たまに一人になって色んなことを考えてみたくなるときがあります。 このアルバムは、そんなときに僕が自分の部屋で聴くアルバムです。 特に、(1)と(3)は何度聴いても涙が出ます。 コンピュータに支配された音楽が流れ続けているいま、本当に心を癒してくる音楽を求めている方にぜひお勧めしたいです。
・「何故タイトル曲があの名画「タクシー・ドライバー」に使われたのか」
私にとっては、70年代ニューヨークの闇を描いた名画「タクシー・ドライバー」に本作のタイトル曲Late for the skyが使われて、不意をつかれた記憶が今も鮮明である。West coast rockの代表選手である彼の曲が何故使われて、しかもミス・マッチの感じを与えないのか。それは70年代West coast rockの変質に関係する。そう、もはや西海岸でも「カリフォリニアの青い空」「Take it easy」の時代は去ろうとしていたのである。その転換点を画した重要な作品の一つが本作であり、その内省的な歌詞が感じさせる空気は70年代NYにもフィットし、今日でも色褪せない。青く晴れた空を背景に家は闇に包まれているというアルバム・カバーが本作をよく象徴している。だからといって、曲が重苦しくて聴きづらいということはない。70年代のジャクソン・ブラウンのアルバムは名曲揃いだが、本作も例外ではない。特に素晴しいのがタイトル曲と、ラストの、壮大な黙示録的な歌詞が圧倒的なBefore the deluge. 是非これらの歴史的名曲を堪能して下さい。
・「理想のコラボレーション」
共に”超”個性派として知られるCalexicoとIron & Wineのコラボ作です。これだけ濃い者同士が共演する場合、一歩間違えば良いところの食い合いになってしまう可能性もあるのですがこれはもう、予想以上に素晴らしい出来になっています!文字通り「1+1」が「5」にも「10」にもなった様な印象さえ受けます。
まず2人それぞれのソロ作品に比べて非常に聴きやすい。これは曲がコンパクトに収まっている(全7曲で27分少々というボリューム)という事も関係してると思われます。
特にいかにもIron & Wine節なTr.-2から、60年代R&R風のTr.-3、更にブルース・ロックのTr.-4への流れは特筆に値します。
このコラボレーションが、今後の双方のソロ作品にも必ず良い影響を与えるのではないでしょうか。願わくば、今後どんどんこのような新しい形での創作によって、シーンがより活性化してくれたら、と思います。
・「これがオリジナル!」
渋谷にあった幻のrock 喫茶「black hawk」のアルバム99選の一枚として永らくカルトな英国音楽ファンよりCD化を熱望されていたANDWELLAの最終作(3枚目)ヴィヴィッドさんより発売された時はジャケが米国盤でしたが、このジャケが英国DUNHILLのオリジナルです。しかも紙ジャケ!音は70年代の霧の中の英国ロックが米のスワンプと出会った最高の瞬間の記録です。35年たっても愛聴盤。DAVE LEWISの作るどこか郷愁を誘うメロディが最高です。21世紀に語り継ぐバンドの一つです。見つけたら即ゲット!
・「耳を澄ませば」
正直、最初に聴いたときは少し、トラディショナルすぎるかなという感じで(オリジナルの作品より伝承歌みたいな印象が強かったので)、ほおって置いてしまったのですが、年末に聴きはじめたら、アラ不思議、もう夜寝る際には手放せなくなってしまっている1枚です。
Tara Jane O'Neilやファナ・モリーナなんかの最近の人たちと並べても全く違和感のない瑞々しいサウンドとさえずりのような優しい歌声にすっかり虜になっています。これが70年の発表、そして全く売れなかった(本人もコマーシャルな内容じゃないと断言してたみたいですけど)のも、時代のなせる業というものでしょうか。 例えばベル&セバスチャンの出自が語られたとき、ネオアコ云々というような物言いが多かったような気がしましたが、根元はここなのねという(そういう話もけっこうされてたのならゴメンなさい)。そんな、これからもどんどん宝物出しまっせ的にてぐすねをひいて待っているであろう、隠されたルーツ感たっぷりのブリティッシュ・フォークの作品群にさらに興味シンシンになっています。
・「umetzさんの 3page VASHTI先輩 より拝借」
紹介ついでに、VASHTI先輩も、、
2pageでチョコッと書いた、ヴァシュティー バニヤンさん。’70年の1st、『Just Another Diamond day』この時代のブリティッシュフォークの中で、{さいけ系}でもなく、{クロス系}でもなく、{自虐系}でも、{陽ダマリ系}でもない、、コンナ独自の音世界を作れるのはカナリ凄い!アルバムほとんど出してないのに、未だに活動してるのも凄い!!「このメロディー」「この雰囲気」「この声」で、イツ聴いても古さを感じない、希少なアルバムでゴザイマス。。
umetzさんの 3page VASHTI先輩 より拝借でした
・「セピア調のフォーク」
英国フォークの名作、ヴァスティ・ブニヤンのアルバム。1970作とにかくこの素敵なジャケ。いかにも田園的なほのぼのとした雰囲気が良い。音の方はしっとりとしたやわらかな女性Voがごくシンプルな音数の演奏に歌を乗せている。けっして盛り上がったり、情感がこもり過ぎない、とにかく耳に優しい音。アコギにマンドリン、リコーダー(縦笛)や控えめなピアノなどが、繊細に歌を包みます。ほんわかと癒されたい方には最適のアルバム。イメージはセピア色。
・「アメリカ盤はオリジナルなので、」
音質が優れています、発売当時レコードで購入しましたが、CDで買えるオリジナル盤嬉しい限りです。当時は大ヒットし凄い人が現れたのが印象的でした。
こちらの作品は大いに推薦したいCDです。リッキーの魅力がタップリです。アメリカのアーバン・ミュージックと表現します、とても馴染みやすく聴きやすいです。ドラムやキーボードがバンバン鳴る五月蠅い音楽ではありませので。アルバムに参加したミュージシャンも大物ばかりです。何と言っても彼女ヴォーカル最高峰です。
トータル的に大変完成度の高いアルバムになっており。是非、お勧めしたいCDです。
・「永遠のエバーグリーン!」
自分が初めてこのアルバムに出会ったのはもう20年以上前になるのですが、今でもたまに聴きたくなる名盤です!当時はグラミー何部門受賞とか話題になっていたのですが今、改めて聴くと楽曲自体がホントに魅力的だったんだなって思います。只、このアルバムは初期にCD化された物なので改めて今の時代のテクノロジーで
リマスタリングされたリイシューを望みます!! 特に今の季節の夜にはピッタリの一枚だと思いますよ!
・「SingerSongWriter」
デビューアルバムにしてピーク達成、早熟かつユーモラスなシンガー。ふわふわしたボーカルの質感をもちながら歌詞の中身はかなりシャープ。昔の恋人トムウェイツやジャズ、ブルーズ、R&B、フォークなどの様々な音楽スタイルを見事に自己のものに消化している。空を舞う雲のようなボーカルではあるが同時に万華鏡のような輝きを持ち不思議な優しさで聞く者を包む。ノスタルジックなムードにひたすら浸りたいかた向け。(9)
・「田中康夫のレヴュー」
なんと言っても日本版発売時(1979年)のLPレコードの解説は田中康夫さんだったんだから。 ・・・と書いて、改めてレコードを見てみると違った。鈴木道子さんだった。 あれぇ、確かに田中康夫さんだったのではと思い、他のレコードを見てみた。彼女の3作目の「パイレーツ」が田中康夫さんの解説だった。 と前置きが長くなりましたが、ともかくこのレコードはこれまでに聴いた数多いレコードの中でターンテーブルに乗ったbest3に入ります。 とはいえ、当時はレコードでしたのでA面は擦り切れてしまうのではないかと心配になるくらい、毎日毎日、東府中の安アパートで聴いていました。 田中康夫さんの評(「パイレーツ」の)では「ジャージーでハーティーなリッキー・リー・ジョーンズ。彼女はモノトーンな都会に暮らしている僕たちに、さまざまな気分を、そしてシーンを与えてくれる。」と記しています。 というわけで80年代に青春を過ごした人にとってはこれは、欠かすことのできないレコードとなったのでした。 ほんとA面は秀逸です。CDでは6曲目までですが・・・。
・「アナログで再発」
アナログ復活ブームなのでしょうか?でもCDとはジャケット写真が左右反転しています初版のアナログはどうだったんだろう?で撮影したNorman Seeffの写真集のRICKIE LEE JONES,1978 Los Angelesのページを見直したら....やっぱり左右反転
そこまでするのなら、当然音も違うんだろう勿論CDより音はいいはず。
●Blue
・「深い蒼。」
やはりこれがJoni Mitchell の最高傑作でしょう。繊細で純粋、研ぎ澄まされた独自の世界が完成しています。何度聴いても飽きない普遍性を持った作品。
・「魅力的なアルバム」
何度も繰り返して聞いたアルバムでたぶんこれからも繰り返し聞くと思います。ジョニ・ミッチェルの詞はどれも面白いですがBlueの詞はとても好きです。なんだか日記を読んでいるみたいに感じます。もしくはつぶやきを聞いているような。 内省的で切なくて、それにとてもかわいい。 好きな曲をひとつやふたつに選べないほどすべての曲がすばらしいアルバムです。
・「本物の詩」
アコースティックな世界ですが、とても力強く聴こえてくるジョニの1曲1曲。数々の名盤、多才ぶりを発揮しているジョニですが、私はこのアルバムが飛びぬけて好きです。ジャケはとてもクールですが、音は熱い、詞は繊細。私の一番好きなのは 8.RIVER。最初から最後まで音の力を隅々まで感じ取れる作品です。
・「軽やか、鮮やか、爽やか」
ジョニ・ミッチェルの大きな魅力のひとつは、潮風爽やかな地中海沿岸やカリフォルニアを思わせる、開放的な雰囲気にあると思います。その意味では、本作が彼女の最高傑作と言えるでしょう。たとえば4曲目、多様で鮮やかな声色の濃淡を使い分ける歌唱からは、どんな音楽よりも先に印象派の画家のタッチを連想します。タイトル曲をはじめとするスローバラードでも、曲や詩に距離がとれていて、感情に溺れることがありません。最大の聴き所として個人的に推すのは1曲目。詩を読んだ多くの方が「これぞロック史上屈指のラブ・ソング」という私の思いを理解してくださるのではと期待しています。
・「Joni Mitchell という1つのジャンル。」
完全にオリジナルな世界を持つアーティストの1人、その代表作を1つだけといわれるとやはりこれか。「Hejira」も捨てがたいが、美術学校出のナイーブな少女の恋心と、70年代ならではの自由な空気を満喫する大胆さを絶妙にブレンドしたこの作品のみずみずしさはなんともいえない。ジャケットも良いし。
今聞いても新鮮なギター・アレンジ、繊細だけど軽い歌声など彼女を聞くのが初めての人はこれを。
ダイアナ・クラールが演奏した「Case of you」のオリジナルも入ってて、比べて聞けば、いかにJoniの音楽がフォークというジャンルを飛び越えていたかはっきり分る。
・「渋い声が静かに歌う」
不思議な風貌である。そして封じられた音はそれにマッチしている。派手さはなく、ゆえに何曲か追加された女性ボーカルとのデュエットだったがまったく不要と思える。ジュールズ・シアーのアコギとその威厳さえ感じられる声は最近のお子様シーンと逆行している。アレンジはこれにベース、パーカッション、トランペット。まったくもって、大人のために作られたアルバム。子供には退屈かもしれない。
・「静かな感動!」
何の変哲もないブルースっぽいカントリーなんだけど、ほんとにいい!繰り返し聴ける。この売る気がまったくないジャケもすごいけど、淡々と、ほんとに淡々と歌い静かな感動を与える。食べ物でいうと、醤油をかけなくてもそれだけで食えるほんとにうまい木綿豆腐って感じだな。
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