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▼最近聴いて良かったJAZZのCD:セレクト商品

フェイス・トゥ・フェイスフェイス・トゥ・フェイス (詳細)
ベイビー・フェイス・ウィレット(アーティスト), フレッド・ジャクソン(演奏), グラント・グリーン(演奏), ベン・ディクソン(演奏)

「コテコテのオルガンを堪能できる」「時代がついていけなかった」


スイング・スワング・スインギンスイング・スワング・スインギン (詳細)
ジャッキー・マクリーン(アーティスト), ウォルター・ビショップ(演奏), ジミー・ギャリソン(演奏), アート・テイラー(演奏)

「安定感」「ジャッキー・マクリーンの歌が聞こえる」「豪快無比のアルトサックス」「マクリーン節よ永遠に」「胸いっぱいのジャズを。」


ザ・メッセージ(紙ジャケット仕様)ザ・メッセージ(紙ジャケット仕様) (詳細)
J.R.・モンテローズ(アーティスト), トミー・フラナガン(アーティスト), ジミー・ギャリソン(アーティスト), ピート・ラロカ(アーティスト)

「孤高のメッセージ」


NefertitiNefertiti (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「ジャズを超えたニューサウンド」「アコースティック・マイルスの極北」「編集王マイルス」「凄すぎで鼻血」「きいてみな わからん、Nefertitiの凄さ!!」


The Paris Concert, Edition OneThe Paris Concert, Edition One (詳細)
Bill Evans(アーティスト)

「Bill Evans後期の名盤」「穏やかでどこまでも美しいエヴァンスのピアノ」「エバンスの作品としては凄いが、ジャズとしてはイマイチ」「ライブ録音だからって大歓声入れなくても良かったでしょうに...」「痛々しいアルバム」


Come Away with Me/Feels Like HomeCome Away with Me/Feels Like Home (詳細)
Norah Jones(アーティスト)


Outward BoundOutward Bound (詳細)
Eric Dolphy Quintet(アーティスト)


AffinityAffinity (詳細)
Bill Evans(アーティスト), Toots Thielemans(アーティスト)

「シールマンスとの奇跡的な邂逅が産んだ生涯の名作」「名盤」「ノスタルジック」「聞き手もエバンスに習ってもっと勉強しなさい!」「エバンスがシールマンスと組んだ異色作!」


The Amazing Bud Powell, Vol. 1The Amazing Bud Powell, Vol. 1 (詳細)
Bud Powell(アーティスト)

「これを聴くと元気が出るんです。」「正にアメイジング」「最高!!」「バド・パウエルの真実」「ブルーノートのアメイジング」


Right Now!Right Now! (詳細)
Jackie McLean(アーティスト)

「もう最高!」


▼クチコミ情報

フェイス・トゥ・フェイス

・「コテコテのオルガンを堪能できる
この作品とにかくアーシーな雰囲気の大ブルース、大ソウル選手権大会という雰囲気。とにかくコテコテのソウルミュージックをこれでもかこれでもかと聴かせる。男っぽくて野太いFred Jacksonのサックス、丸くてブルージーなGrant Greenのギターでノリノリになり、そしてBaby Face Willettがニワトリのような甲高い音を速いピッチで機関銃のように繰り出し、感極まるとロングトーンを発射。Jimmy Smithに比べると、より油っぽくコテコテとして、下世話に盛り上がる感じである。ベストトラックは、その中でもいかにも「く〜っ、これぞブルース」という感じの、胃にもたれそうな油っぽい演奏の2曲目「Goin’ Down」と思われる。

・「時代がついていけなかった
当時のブルーノート・レーベルのオルガン奏者には、ジミー・スミスといった超の付くスーパープレイヤーがいた。シングルやアルバムを連発し、レーベルの経営もその売り上げでかなり助けられていたと聞く。そんな彼に続くオルガン・プレイヤーとしてプロデューサーのライオンが白羽の矢をたてたのが、この「ベイビー・フェイス・ウィレット」だ。本作ではフレッド・ジャクソンのテナーをフロントに、あとはオルガントリオのフォーマットともいうべき、ギターとドラムを従える。ジミー・スミスのような熱演ではないが、アーシーでブルージーなそのプレイは好感がもてる。後年、ウィレットの事をお手本にした有名ミュージシャンも多く、まさにミュージシャンズ・ミュージシャンだったのだろう。ただ、まだこの当時は時代が彼についていけなかったようで、ブルーノートでは、次のリーダー作を残してシーンから去る事となる。

フェイス・トゥ・フェイス (詳細)

スイング・スワング・スインギン

・「安定感
マル・ウォルドロン「Left Alone」での名演で有名なジャッキー・マクリーンのリーダー作であり名盤中の名盤。ジャッキー・マクリーンは突き抜けるようなカリスマ性はないためコルトレーンやロリンズのような“巨人”の域までは到達しなかったが、「猫の鳴き声」と評された泣き節サックスと安定感抜群のプレイは、脇役として起用された際に特に実力を発揮した。この作品の素晴しい点は、サックス・ピアノ・ベース・ドラムのバランスの良さである。特にブルージーなウォルター・ビショップのピアノが素晴しく良い働きをしている。ちょっとウイントン・ケリーに似た雰囲気もあり、またバッキングに廻った際のタッチも絶妙だ。この4人によるアンサンブルが抜群に安定しているため、突出した楽曲はないが落ち着いて聴く事が出来るのが最大の魅力。各人のプレイ(フレーズ)に難解さもなく、穏やかな素晴しい作品だと思う。

・「ジャッキー・マクリーンの歌が聞こえる
ジャッキー・マクリーンをモダン・ジャズ・シーンのなかで正当に評価した場合どのようなポジションを得るのであろうか。チャーリー・パーカーは別格としても、ソニー・スティット、キャノンボール・アダレー、アート・ペッパー、リー・コニッツ、ポール・デスモンド、フィル・ウッズ、オーネット・コールマン、エリック・ドルフィーといった後にようやく出てくるのではないだろうか。確かに、ここにあげたアルト奏者と比較して、マクリーンは音程の安定感、リズム的なノリの問題、アドリブの創造性やテクニックといった面で、やや劣るかもしれない。また、これといった、ジャズのイノヴェーション性とも無縁なミュージシャンなのかも知れない。しかし、である!ジャズは理屈を超えたどうしようもない個性や嗜好によって成り立っている音楽である。マクリーンこそ、そんな客観的な優れた資質や条件を超えた、訛りのような、どうしようもない個性と彼ならではのタイム感覚(後乗りの)、さらに、不安定ながら泣きの入った忘れられないトーンとフレーズがあるのだ。立て板に水の巧言令色よりもたどたどしく,訥々とした語りに信頼と懐かしさを覚えるのだ。しかも、スタンダード集の本作品は、59年という微妙な時期ながら、洗練されたグループ・フィーリングでまとめられ、聴きやすくまとまったアルバムだといえよう。お勧めのCDである。

・「豪快無比のアルトサックス
ジャッキーマクリーンが昔からあまり好きでなかった。子供の頃からの蓄膿症で鼻づまりが悪かったので、彼のどこか音の詰まったアルトを聴くと呼吸が苦しくなる症候群によく陥った。だが本盤だけは例外だった。ケレンミなく吹きまくるマクリーンがいい。どことなく漂う心の中の雨雲を吹き飛ばしてくれる。何の迷いもなくただただ力一杯に吹きまくるだけのワンホーンアルバム。ぶっといベースのジミーギャリソン、ビバップフレイズをまき散らすピアノのウォルタービショップ、堅実なプレイのドラムスのアートテイラーのシンプルなバッキングもグッドだ。スタンダーズナンバーが曲の多くを占めているので聞きやすさもある。マクリーンの中では例外的に好きな一枚だ。

・「マクリーン節よ永遠に
ジャッキー・マクリーンが亡くなった。73才。あのマクリーン節が新たに音として刻まれることはもうない。

・「胸いっぱいのジャズを。
マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンがキャビア、フォアグラだとすれば、ジャッキー・マクリーンはラーメン、コロッケ、でしょうか。というわけで、そんなマクリーンの「泣きメロ」をこれでもかと堪能できる、ワンホーンによるスタンダード集。いやあ、お腹一杯っす。切々と情熱的に歌い上げるマクリーンは、本当に「歌」ですなあ。タイトル通り、スインギーでノってます。クセになったらやめられないマクリーン節を是非どうぞ。

スイング・スワング・スインギン (詳細)

ザ・メッセージ(紙ジャケット仕様)

・「孤高のメッセージ
ワンホーンによるモンテローズの一大傑作。1曲目(オリジナル)からいきなり地底からせりあがってくるような怒涛のブロー、そして独特の間をとってのドラムとの掛け合い、実に気持ちのいい演奏、これぞインプロビゼーション!かと思うと2曲目はしっとり落ちついたバラードで、音と同時に吹き漏れる息がサブトーンとなって心地よい。6曲目の「アイ・リメンバー・クリフォード」は純粋に胸を打つ珠玉のバラード。バリバリ吹く力強さに目が行きがちなモンテローズだけれど、このセッションで見せるバラードは繊細にして実に感動的である。そしてなにより脇を固めるトミーフラナガンのピアノが叙情的で秀逸。捨て曲なしの、掛け値なしにして孤高の名盤である。

ザ・メッセージ(紙ジャケット仕様) (詳細)

Nefertiti

・「ジャズを超えたニューサウンド
常にジャズの王道を歩いてきたマイルスにとって60年代後半は、自らのサウンドを決定付けるモメントであったと言えよう。ESP,マイルス・スマイルズ、などウエイン・ショーターとのコラボレーションが、いよいよ完成に向かっているころの録音である。Nefertitiではテーマだけを延々と吹き続けるマイルス。そこには、奇をてらった音楽はなく、限りない美とダンディズムが感じられる。Fallもどこかで聞いたような懐かしさと叙情性。ハンコック、カーター、ウイリアムスも絶好調。エレウトリック・サウンドもいいがやはりこの頃の演奏には格調と美意識が感じられる。

・「アコースティック・マイルスの極北
あまたあるマイルスの作品の中でもあまり語られる事がない本作だが、アコースティック時代の最高傑作であろう。とにかくこの作品で、マイルスはジャズ・ビートの範疇で出来る事は完全に極めつくしてしまった。それ故に次作「イン・ザ・スカイ」からは、8ビートとエレクトリックの導入に踏み切るのだ。どこをとっても一部のスキもない完璧な作品だが、特にマイルスとショーターがノーアドリブで延々とテーマ・フェイクを繰り返すタイトル曲の「Nefertiti」は、マイルスが見てしまった「JAZZ」と云う音楽の臨界点を、凍りつく様な冷徹さで我々の前に提示する。これ以降マイルスは、二度と「JAZZ」と云うフォルムに立ち戻る事はなかった。「JAZZ」に対するマイルスの最終回答とも云うべき作品だ。

・「編集王マイルス
 『ウェイン・ショーター自伝』という本がある。内容についてはもちろんウェインがメインで、しかも内容的にウェインの内部世界の内容が濃く、関心のない人には至極重い本なのでお薦めというほどではない。この本を読んでいて俄然面白いのはマイルスの肉声が出てくる部分だ。 当然、黄金5の時代から、そのヴェールに包まれた世界が明らかにされるのだが、一番読んでてのけぞるのは「サンクチュアリ」と称された章の、出だし4ページだ。アドリブに対するマイルスの凄過ぎる、鋭過ぎる語りがありそのあと、この『ネフェルティティ』の録音風景が描かれる。 まず、ウェインがこういう(タイトル)曲を書いてくること自体が既に異常事態だが、マイルスは冷静にリハを終えると提案する。「この曲いいメロだから、アドリブなしってのはどうだ?」当然、残りの4人は醒めた笑いを浮かべるだけだ。そんなことをするジャズ・ミュージシャンはいないからだ。そしてマイルスは言った。「そう、それだ。だからやるんだ」 本当に、マイルスの真に否定することなど一切できない、帝王としての威厳。大胆な解釈。その結果がコレだ。思わずトニーになったつもりでドラム叩くマネをしてしまう。思考回路がフッ飛ぶ。 そしてこの体験は貴重だ。よく『アガルタ』を大音量で聴き込めばエレキ・マイルスの真の姿が見えてくる、というが、私はまずこの『ネフェルティティ』を1度聴くことをお薦めしたい。意味さえ分かれば、『キリマンジャロの娘』以降、壮絶なラスト『ドゥー・バップ』まで、まるでジェット・コースターのような体験ができる。そして気が付くと竜宮城に滞在していたかのようにマイルスを聴くだけで1年くらいすぐ終わる。そのような稀有な体験ができる招待状である。必聴。

・「凄すぎで鼻血
トニーウィリアムスとロンカーターが作り出すリズムのうねりが強烈で、聴き出すと催眠術のように体が動かなくなる感じ。"Nerfertiti"で、同じ旋律を繰り返してやって終わって行くのですが、途中でマイルスとウェインが同じ旋律を吹いていても故意にずれていくところがスリリングで聴いていると身悶えするほど。"Fall"のハーヴィーのソロがこのアルバムでは一番驚きました。空間を浮遊するようなセンスに驚きます。続くウェインもすさまじいのですが、彼のソロのバックでマイルスがミュートでメロディをずっと吹いているところが不気味。"Madness"のウェインショーターのソロも衝撃的で息をのむ凄さなのですが、バックでハービーがバッキングをしていない。それがウェインが宇宙空間を突き進むような感覚を作り出していますね。"RIOT"は、名曲ですね。美しい!"Pinocchio"は、ますますコクが出て来て、ウェインのソロを聴いていると口が開いてぼ~っとしてくる。ウェインの作曲した3つの曲が素晴らしい。ただ、トニーとハービーが作った曲もそれぞれクオリティが高く、トータルにまとまっているし、なによりも聴くとショックが大きい。こんな演奏を続けていたら心臓発作で倒れるんじゃないかと思えるほどの集中力と超人的な美意識の賜物。Alternate takeもそれぞれ素晴らしく、マイルスのソロも光っている。しかし、全部聴くと体がばらばらになりそう。

・「きいてみな わからん、Nefertitiの凄さ!!
ソロがなく同じテーマの繰りè¿"ã-、ただã-、ドラムスとãƒ"アノががっつã‚"がっつã‚"バトルã-てまっせ、と言われてもなã‚"なã"っちゃ?そう思っていまã-た、è'くまでは。ã"ã‚"な音楽があったとは!ぶっ飛びます!何æ•...って、ソロがなくって、(以下繰りè¿"ã-)あー、言è'‰ã§è¨€ã£ã¦ã‚‚わかるまいなのだ。とにかくウェインショーター一ä¸-一代のãƒ-キミメロディーã‚'微妙にずらã-ながら延ã€...と繰りè¿"すマイルス&ショーター、そã"に徐ã€...に「ã"なくそ!たまらã‚"」とはじã'たり炸裂するトニーのドラム。それã‚'さらにあおり立てるフリーキーなハーãƒ"ーのãƒ"アノ。ã"れがだã‚"だã‚"にだã‚"だã‚"にだã‚"ã‚"だã‚"にだã‚"だã‚"に、å'©ã‚Œã¦æ»ã‚Œã¦ãã¡ã‚ƒãã¡ã‚ƒåŒ-する一歩手前で均衡ã‚'保っているã"の緊張感。ã"ã‚"な曲è'いたã"と無いでぇ(というã!‹!!たくさã‚"あっても困るが)。

マイルスクインテット加å...¥å‰ã®ã‚·ãƒ§ãƒ¼ã‚¿ãƒ¼ã¨ã„えばãƒ-ルーノートのソロ作は別とã-てæ¯"較的脳天æ°-にハードバッãƒ-路線ã‚'æ­©ã‚"でいたはずだ。ã"ã"までひねくれねじくれた奇妙な音楽に到é"するまでにはマイルスとの3å¹'é-"が彼のあるç' é¤Šã‚'刺激ã-て、ä»-に変えるã"とのできないミュージシャンに成長させたのではないか。ã"の時期のクインテットはショーター主導で語られるã"とが多いが、そのままメッセンジャーズにいて、天性の不æ°-å'³ãƒ¡ãƒ­ãƒ‡ã‚£ãƒ¡ã‚¤ã‚«ãƒ¼ã¨ã¯ã„え、ã"れだã'の音楽が作れたとは思えない。マイルスのカリスマで語られてã-まうã"とが多いã'ど、63å¹'にウィントンケリーらにã"っそり辞められてカリフォルニアで寄せ集めたミュージシャンとともにBasin Street Bluesã‚'寂ã-ã'に録音ã-ていたマイルスにさえ4å¹'後のã"のサウンドが予測できたであろうか。ä»-のメンバーにはなおさらではないか。そã‚"な神懸かりクインテットの最高作。

Nefertiti (詳細)

The Paris Concert, Edition One

・「Bill Evans後期の名盤
Bill Evansが死の直前まで活動したMarc Johnson(b),Joe LaBarbera(ds)との最後のトリオによる実況盤である。このトリオの素晴らしさはLafaro~Motianとのリバーサイド四部作トリオにも比肩しうるものであるが,本作においても抜群のコンビネーションを示している。Evansのタッチの美しさはここでも健在であり,冒頭のPaul Simon作の"I Do It for Your Love"は特に泣かせる。続編"Edition 2"と共に長く愛聴に値する傑作。このトリオでスタジオ録音を残すことなく(2管入りの"We Will Meet Again"はあるが...),Evansが世を去ったことが惜しまれる。

・「穏やかでどこまでも美しいエヴァンスのピアノ
全曲通して、とても穏やかで美しい演奏ばかりです。人生の終盤におけるエヴァンスのピアノへの愛情がしみじみと伝わってくる1枚。あまりにも有名な'I Love You, Porgy'の出だしは、まるで午後の穏やかな海が、優しい光に満ちてキラキラと輝いているような音色。聴いている者の心を温かく包み込むように語りかけてきて、何度でも繰り返し聴いていたくなります。エヴァンスは、ラファロ(B)とモチアン(Dr)とのトリオが有名で絶賛されていますが、このジョンソン(B)とラバーバラ(Dr)とのトリオも前者に匹敵する素晴らしさです。それぞれの思いが一体となって、ひとつの美しい音楽を構成しているかのよう。静かで美しいエヴァンスの演奏、愛聴盤になっています。

・「エバンスの作品としては凄いが、ジャズとしてはイマイチ
本作を聴いて複雑な気持ちなりました。確かにこれはとってもリリカルなエバンスです。ワルツフォーデビーがお好きな方は高い確率で本作をお気に入ると思います。デビーよりもぐっと内省的で、孤高なエバンスがここにいると言えるでしょう。選曲もバラードが中心で、美しいピアノという点においても素晴らしい作品集だと思います。だけども、ジャズのピアノトリオとしては、どうしても、どこか欠ける部分があると感じざるを得ません。いまひとつもっと高い処へ昇れきれない。エバンスのピアノに全盛期程の勢いの良さがない。小さく纏まってしまっているという印象を受けます。Portrait Of Jazz や Sunday At Village Vangard のようなドラマチックなスケールの大きい演奏ではないのです。バックの二人(ベースとドラムス)がエバンスの陰に隠れてしまって、三者の即興の掛け合いのスリルに欠ける展開が残念です。ピアニストビルエバンスの作品としてはかなりの出来だと思いますが、ジャズとしては少しユルユルで生ぬるいと感じます。前述の二作のように何度繰り返し聴いても飽きない瑞々しさもありません。朽ち果てていく最後のエバンスを楽しむしかないのでしょうか。

・「ライブ録音だからって大歓声入れなくても良かったでしょうに...
ビルエヴァンスの最高傑作は実はCONSECRATIONだったりして。だって、死に至る直前の恐るべき気迫・死相・燃え尽きる直前のエネルギー...ス、スゴイッ!というしかない迫力なのですが、いかんせん、長すぎる・荒すぎる・激しすぎるという側面も認めなければなりません。The Paris Concertは同じトリオメンバーによるもうちょっと前のライブ録音です。まだ、死に神にとりつかれる寸前の完璧なエヴァンスを聴くことができるわけです。エヴァンストリオというとベース・ドラムスも三位一体の、という説明が多いけど、このマークジョンソン/ジョーラバーバラのトリオは確実にエヴァンスだけのものである。かといって彼らが単なる脇役かというとそうではなくというより、3人ともエヴァンス化しており、エヴァンスのピアノを美しくするためにベース・ドラムスもピアノ化している、という感じなのだ。(うまく言えないが、そこの辺がバドパウエルトリオとの違いなのね)こういう特徴はホーンなどが入ったAffinityやWe Will Meet Againではわかりづらい。この静粛な世界はアルバムジャケットそのままだ。ただ、アルバム編集上、すごく惜しい点があるのだ。曲間の大拍手、ビックリするのである。覚めてしまうのである。ライブだからって律儀に入れなくてもよかったんじゃあーりませんか?

・「痛々しいアルバム
私には残念ながらビル・エヴァンスの輝きは感じませんでした。それは、「ワルツ・フォ・デヴィー」「ポートレイト・イン・ジャズ」などの名盤と聴き比べてみればわかると思います。中期、後期のアルバムと比べてもそう思います。端的に言えば、生の輝きが演奏に感じられず、重々しい。演奏に繊細でみずみずしい響きがありません。体調の悪さがすべて影響しているのでしょう。聴衆の惜しみない拍手がつらいほどです。けれど、後期のアルバムとしては一般的評価が悪くないので、私の耳が悪いのかもしれませんが?

The Paris Concert, Edition One (詳細)

Affinity

・「シールマンスとの奇跡的な邂逅が産んだ生涯の名作
 別にビル・エヴァンスをトリオやソロの人、と断ずるつもりは毛頭無いが、実際問題としてCDを沢山聴いてきて、4人以上の編成で録音したアルバムには、美しいものはあまり無い。 すぐ思いつく例外は、せいぜい、ハービー・マン、ジェレミー・スタイグとの共演盤くらい。 そんな中、トゥーツ・シールマンス、そして、ラリー・シュナイダーと組んだ本作は、別格的な例外…というより、全エヴァンス・アルバム史上、間違いなくベスト5に入る歴史的な傑作だ。 その成功の源は、なんといっても、トゥーツ・シールマンスの叙情味と透明感溢れるハーモニカ・プレイだろう。もちろん彼は、誰と演奏しても、水準以上のものを残して入る。 しかし、78年というこの時期、ビル・エヴァンスと奇跡的な邂逅を遂げたことが、まさしく「天の配剤」的幸運なのだ。 エヴァンスはこの時期、1)ワーナーに移籍、2)女房役がマーク・ジョンソンに異動、3)エレピを極める、という三つの状況変化もあり、生涯何度目かの創造的ピークに達していた。その時期に共演したことが、まさしく幸運以外の何者でもないのだ。 もし、二人の出会いがもう二年遅れていたら…この歴史的傑作は生まれ得なかった。 演奏ももちろんだが、選曲も最高だ。ポール・サイモンの「君の愛ために」から始まって、オリジナル再演の「ブルー・イン・グリーン」そして、ジャズ・スタンダード「バディ・アンド・ソウル」で終わる流れは、寸分の隙も与えない見事さだ。 もし、本作をフュージョンとポップ化したコマーシャル作品として敬遠している「スコット・ラファロ派」ファンが居たらなら、その人はとってもソンをしていると思う。今すぐ購入しなさい! なお、音質についてだが、ニュー・マスタリングとSHM-CD効果(?)で、90年代に出た輸入盤に比べると、ハーモニカの水彩感や全体的な質感、クリアネスは増したように思うが、エヴァンスのアコピの高音の響きがちょっと硬くなったかな、という感じもする。あくまでも、個人的な試聴感だが…

・「名盤
トゥーツのハーモニカはどうしてこれほどにも感情に訴え掛けるのだろうか。これはもうトゥーツ自身のアルバムと言っても過言では無いでしょう。涙なくしては聞けない、そんな一作です。エバンスの弾くエレピもなかなか良い感じです。

・「ノスタルジック
ハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンスとの共演作。僕はジャズを好きになってから日が浅いので、「ジャズにハーモニカ??」とか最初思っていたのですが・・・聴いて反省しました。とんでもなく良い。シールマンスの吹くハーモニカの音色はとても繊細で、この上なく甘い響き。ロックにおけるブルースハープなど、乾いた音、という印象があったのだけれど、大きく考え方が変わりました。一つ一つの音が雨の雫の様に潤んでいます。エヴァンスのピアノは後期になってからよりメロディを素直に前面に出した様に思うのですが、ここでも非常にリリカルな演奏をしています。エレピの比較的軽くにじんだ光の様な音は、この年代のソウルにも通じるものがあって気に入りました。ベースがラテンのリズムを刻む曲などもあり、他のエヴァンスの作品ではなかなか見られない新鮮さがあります。全編に渡りエコーがかかったような音質なのも相まって、ノスタルジーを感じさせます。やや感傷過多な部分があるけれど、自分はどっぷり浸る性質なんで大いに気に入りました。

・「聞き手もエバンスに習ってもっと勉強しなさい!
どうも日本人という人種は定義付けしないと物事が先に進まないらしい。ジャズ批評家の中にもこんなのはエバンスらしくないと決め付けてしまう人がいるが、誠にもって悲しい限りだ!「良い所取り」して後は聞かないというなら勉強する必要もファンになる資格も不必要だと思う。ピアノの1、2、3・・・許せるのはあくまでエバンスの1台のピアノであって、いわゆるトラックダウン(かぶせ)して2回、3回と電気的に作った音など許せないのだとおっしゃる。加えてエバンスともあろう名人が電気ピアノとは何事か!?と一喝なさる。傷だらけになるまでお聞きになっての上で発言されたことだろうか?僕はエバンスファンであると同時に、シールマンスのハーモニカも大好きだ!シャンソンの"Chez"、ブラジル音楽の"The Brasil Project"など素晴らしい作品が聴けるし、何にもましてクロマティック1本であれだけの世界を作り出すシールマンスに敬意を表したい。緊張感あふれる作品でまず耳にされることをエバンスファンとしてお願いしたい!

・「エバンスがシールマンスと組んだ異色作!
 エバンスが、珍しくもハーモニカおじさん、トゥーツ・シールマンスと共演した作品。編成はトリオ+ハーモニカ+ts/fl。 ポール・サイモンの"Do it for your love"の様なスローなバラッドとノリの良い"Sno peas"みたいな曲がバランス良く配されており、概して叙情的で優しい雰囲気の作品。

 丁々発止のインタープレイと言う訳ではなく、噛み応えはあまりないが、逆にジャズファン以外の人にも気に入って貰えるかも知れない。

Affinity (詳細)

The Amazing Bud Powell, Vol. 1

・「これを聴くと元気が出るんです。
1949年録音の2管物、1951年録音のトリオ物のカップリングです。RVGリマスタリングではありますが、さすがにこの時代の音はシャリシャリしています。しかし、そのシャリシャリが、懐かしいモノクロ写真を見るときのように気持ちを和らげてくれます。

どちらかと言うと、トリオ物よりも2管物のほうが楽しめます。若きソニー・ロリンズも良いですし、それ以上にファッツ・ナヴァロのトランペットが元気です。(ちょっと音が割れ気味ですが。)バドのピアノも、ソロ、バッキング共に好調です。

トップの「Bouncing With Bud」・・・有名な曲ですが、これを聴くととても元気がでます。軽快で楽しげなメロディーを聴くと疲れがとれます。特に仕事で夜遅く帰るとき、電車の中でよく聴いています。帰り道を歩きながら、つい鼻歌で歌っている自分に気づきハッとすることもあります。「残業ライフの良き相棒」といったところでしょうか。

・「正にアメイジング
かのマイルス・デイビスに言わせると、天才と呼ばれる人は星の数ほどいるけれど、真の天才は数えるほどしか、いないそうです。その中の一人です。Jazzを聞くきっかけを作ってくれた、Bud Powellに感謝。

・「最高!!
ビバップ好きにはたまらない!どこを取っても8分の連続。めちゃくちゃカッコいい。特に一曲目の「Bouncing With BAD」はかなりイケてます。JAZZやる人には絶対聞いて欲しい一枚。

・「バド・パウエルの真実
バップ‾モダン・ジャズ・ピアニストにとってバド・パウエルは神格化した存在である。モダン・エイジ初期において、パーカー、ガレスピー、ケニー・クラーク、モンクなどともにモダン・ジャズを形成し、ジャズを芸術にまで高めた一人であるが、そのプレイにおいても、影響力においてもことピアノという楽器に関しては絶大なる巨匠として君臨した。その秘訣は、このアルバムに聴かれるようなパップのイデオムをトータルに完成させ、スタンダードにおいても豊かで鑑賞に堪えうる美的な形式にまで高めたからだといえよう。実際ピアノという楽器の持つ総合的な表現力は、管楽器やリズム楽器の前衛性を、よりバランスよく完結した音楽へと導く特性がある。「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー」、「ニューヨークの秋」などで聴かれるリリカルで完璧なテンポをキープしながらの演奏は、50年代を通じて、他の追随を許さない完成度を持っていた。もちろんその後の個性的なハード・バップ・ピアニストの輩出はモダン・ジャズ・ピアノ・シーンに様々な彩を添えたが、モンクなど数人の例外を除けば、スコット・ラファロを擁したビル・エバンス・トリオの出現までパウエル色を払拭するピアノ・トリオはついぞ出現しえなかったといっても過言ではないだろう。それにしても、このアルバムのパウエルはなんと素晴らしいのだろう。渡米前の秋吉敏子が、横浜のジャズ喫茶「ちぐさ」で、パウエルのブルーノート盤を、擦り切れるほど聴いていたというエピソードが残っているほどだ。バド・パウエルはモダン・ジャズのルーツの宝庫であり、我々はいつでも彼のアメイジングに立ち戻ることで故郷を味わうことが出来るのである。

・「ブルーノートのアメイジング
全20曲、trumpet,fats navaro;tenor sax,sonny rollins;piano,bud powell;bass,tommy portter;drums,roy haynes そして12曲目からラストまで piano,bud powell;bass,curley russell;drums,max roach のトリオ。このメンバーの揺るぎない音楽に対しての執着心がブルーノートというレーベルそして音楽というカテゴリーの中で時を越えて光り輝いている。

The Amazing Bud Powell, Vol. 1 (詳細)

Right Now!

・「もう最高!
一曲目から速いテンポのモードで飛ばす。もう全開!でSWING。2曲目は亡きEric Dolphyに捧げたバラードで、とても沁みる演奏です。全体的には激しい演奏で、是非ボリューム目一杯にして楽しむのがよろしいかと。また、この頃のMcleanって、前衛すぎて滑っているのもあるけど、これは正統にピアノを含むカルテットでHardにswingします。必聴でしょう。

Right Now! (詳細)
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