バグダッド・カフェ 完全版 (詳細)
パーシー・アドロン(監督), マリアンネ・ゼーゲブレヒト(俳優)
「前回発売のDVDを持っている方にも」「Friendly, America!」「バグダットカフェにようこそ。」「体温が感じられる映画」「拭い去れない残像」
ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション (詳細)
ジュゼッペ・トルナトーレ(監督), フィリップ・ノワレ(俳優), サルヴァトーレ・カシオ(俳優), マリオ・レオナルディ(俳優), ジャック・ペラン(俳優), アニエーゼ・ナーノ(俳優), ブリジット・フォッセー(俳優)
「all time Best3(星7つくらい)」「永遠に愛され続ける、映画のなかの映画、6つ星です」「人生の痛さと美しさよ 」「映画好きのための映画」「泣くための映画」
ガープの世界 (詳細)
ジョージ・ロイ・ヒル(監督), ロビン・ウィリアムス(俳優), グレン・クローズ(俳優), ジョン・アービング(原著)
「人生なんて、ラ・ラ・ラ~なのさ。」「脈絡の無い物語。それが人生。」「いい人生だった……」「おかしくて悲しい人間喜劇」「へこたれずにいきていこうよ」
フライド・グリーン・トマト (詳細)
ジョン・アヴネット(監督), メアリー・スチュアート・マスターソン(俳優), キャシー・ベイツ(俳優), ジェシカ・タンディ(俳優), メアリー・ルイーズ・パーカー(俳優), ファニー・フラッグ(原著)
「生涯のベスト作品!」「時は超えても」「再販希望!」「心、アッタまります!!」「ジーンときます。」
ハワーズ・エンド (詳細)
ジェームズ・アイヴォリー(監督), アンソニー・ホプキンス(俳優), ヴァネッサ・レッドグレーヴ(俳優), ヘレナ・ボナム・カーター(俳優), エマ・トンプソン(俳優)
「静かな美しさ、アイヴォリー・ワールド」「一瞬たりとも目が離せません」「イギリス人の家観と翻弄される運命」「文学を映像でみる楽しさを満喫させてくれる傑作」「感激の高画質です」
ピアノ・レッスン (詳細)
ジェーン・カンピオン(監督), ホリー・ハンター(俳優), ハーヴェイ・カイテル(俳優), サム・ニール(俳優), アンナ・パキン(俳優)
「高波打寄せる海岸に置き去られたピアノ」「ピアノ・レッスンがもたらしたヒロインの自己再生」「自然も、恋心も、エゴも、全てが美しい」「生々しい純粋な恋」「大人の映画」
Fitzcarraldo (Ws Dub) (詳細)
Werner Herzog(監督), Klaus Kinski(俳優), José Lewgoy(俳優), Miguel Ángel Fuentes(俳優), Paul Hittscher(俳優), Huerequeque Enrique Bohorquez(俳優), Grande Otelo(俳優), Peter Berling(俳優), David Pérez Espinosa(俳優), Milton Nascimento(俳優), Ruy Polanah(俳優), Salvador Godínez(俳優), Dieter Milz(俳優), William L. Rose(俳優), Leoncio Bueno(俳優), Claudia Cardinale(俳優), Jean-Claude Dreyfus(俳優), Jesús Goiri(俳優), Costante Moret(俳優), Veriano Luchetti(俳優), Lourdes Magalhaes(俳優)
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・「前回発売のDVDを持っている方にも」
やっと、本当の意味で「完全版」に出会えました。私は絶版になった前回発売の日本版「完全版」と、アメリカから取り寄せたアメリカ版「完全版」を持っていますが、本当の意味で完全なのはこの製品です。前回発売のものは・・・チャプター分けがしてなかった4:3サイズの採用により、画面をカットしてあった
・・・と不満もあったのですが、この製品は、ちゃんとシーン毎にチャプター分けしてあり、16:9ビスタサイズの採用により、画面をカットすることなく収録されています。また、音声はドルビー・デジタル対応になってます。それにプラスして、予告編、ポスター画像、スライドショー、インタビューなどおまけもたくさん。
前回発売されたものを持っている方でも、十分楽しめる内容です。もちろん内容は、他の方が書かれているように、ハートフルな気持ちのいい映画です。
ちなみに、アメリカ版の内容はこの製品に近いですが、字幕がフランス語とスペイン語だったのが不満でした(せめて英語を入れてほしかった)
・「Friendly, America!」
なぜこの作品は見るたびに懐かしい、そして優しい気持ちを呼び起こすのだろう。すべてに疲れてしまったブレンダの心を、真っ直ぐな優しさで包み込むジャスミン。これといって特別大きな出来事はないけれど、日々の生活の中で人はお互いつながり、そして助け合っていける。そんな幻想を現実として教えてくれたのがこの作品だった。I am caling you,can you hear me?のフレーズが繰り返されるたびに、自ら心を閉ざす愚を改めて感じ、その一方でそれでもそんな人たちに誠心誠意接しようと心を尽くす人たちがいることに一筋の光明を感じる。誰かを信じたい、信じても大丈夫、そう思わせてくれる素敵な作品である。
・「バグダットカフェにようこそ。」
随分前にこの作品に出会い、今までに4~5回程見ましたが、何度見ても感動します。派手な映画では無いけれど、静かに、確実に心の深いところに染込む感じがあります。私もいつか人生の中でバクダットカフェに出会いたい。あなたも是非その扉をたたいてみてください。お勧めの映画です。
・「体温が感じられる映画」
こんなにもキュートなおデブさんを観た事がありません。そんなジャスミン役のマリアンネさんが物凄く魅力的。ストーリーよりもオフビート感あるテンポに引き込まれました。ダラッとした暑く何も無いバクダッドカフェに聖水を注ぎ込むようなジャスミンの存在。このカフェに住み着いている画家が、彼女を神聖なイメージで描いている気持ちがわかります。圧倒的に魅力的なんです。初めて彼女の出演映画を観たのですが、もう私の中では大好きな女優さんになりました。こんなおばさんが私の近くにいたらいいのになぁーと観終わった後に思いました。ブレンダとジャスミンの女二人が抱き合うシーンにはグッときました。・゚・。是非このバグダッドカフェで一服してみたいです。実際には寂れたドライブインカフェに入る機会ってホントないですから・・・。
・「拭い去れない残像」
この映画を見たのは10年位前?以来とにかく美しい映像と音楽で強烈な印象を受け、脳裏に焼きついて離れなかった。好き嫌いは様々でしょうが、私の中では見た映画の中で1、2位を争う・・・と言っても過言ではない作品。
映像、音楽の美しさに加えストーリーも印象的で、けなげに、強く、優しく、そしてたくましく生きる女性にとても感動し共感を覚えました。
壁に飾っておきたいお気に入りの絵のような映画・・・。永久保存版にして繰り返し見たい作品だったので、DVDを見つけて感激!あの、美しい映画がDVDで見れるなんて・・・・即、買いです!
●ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション
・「all time Best3(星7つくらい)」
これから死ぬまでにどれだけたくさん映画を見るかはわからないが...。Best1とは断言できないが、Best3から外れることは絶対にないと断言できる作品。某生保のCMにメインテーマ曲が使われているが、許せない。いくら谷川俊太郎の詩が朗読されていようとも。劇場版の潔さが良いとも思えるし、大成したトトの帰郷時の話が詳しく見られる完全版が良いと思うときもある。アルフレード、トトの母、高等教育を受けたわけではない人達のトトへ贈る珠玉の言葉の数々。「古きよき時代」というだけで済ませられない、人生のエッセンスがそこにはある。ラストシーンはもう...。そこにいたるまでに十分涙腺はほどけているので。最初に見たのは学生時代で、そのときももちろん感動したが、わが子を持ち、「教育」というものを実感し始めてからは、余計に登場人物の一言一言の重みが感じられるようになった。あらゆる年代の人にぜひ見ていただきたいと心から思える作品である。
・「永遠に愛され続ける、映画のなかの映画、6つ星です」
いまのかみさんと、友人と3人でみにいったとき、泣けて泣けて、映画館から立てなかった。
映画を愛するひとのための、映画のなかの映画。あらゆる”泣ける映画チャート”の上位を飾りつづける、永久に語られつづける不朽の名作。
イタリアの田舎町、映画をこよなく愛する少年トトと初老の映画技師アルフレードとの出会い、はぐくまれる熱い友情、それは少年がやがて青年となり、さらに大都市の成功者となってはばたくときまでも、永遠に、変わることはない。
この美しい映画のなかでも、とくに印象的なのは青年記の恋の場面、アルフレードがトトをさとすように話する、王女に恋してしまった戦士のものがたり。そして数十年ぶりに帰郷したかれを待っていた母親のしずかだけれど奥深い愛情表現。そしてアルフレードが最後に残した映像とは。。。結婚したとき牧師さんがおしえてくれた聖書の一節をおもいだしてしまう。「最後まで残るのは、愛である」。。。
みるもののたましいを揺さぶり続けてやまない、感動の、そして至福の映画です。
・「人生の痛さと美しさよ 」
すみません。最近まで劇場公開版を贔屓にしてました。でも、この完全版のあるシーンを見て考えを変えました。それは監督になったトトが昔のパラダイス座にやってきて、壁にはってある「映画上映のメモ」を探す場面です。あのシーンにやられました。どのシーンにもやられっぱなしですけれど。おじさんとトトの関係は、親子を超えたものですね。おじさんはトトの恋路を邪魔することになる。その痛みを死ぬまで抱えていたのではないかなあ。トトの一生をおじさんが決めてしまった。これはある意味では許されないこと。おじさんは苦しんだろうな。おじさんが残した「ラブシーン」を見ているトトは、自分がおじさんの手の平に乗せられていたんだ、と気付くのね。その瞬間のトトのしてやられた、という苦笑いと、愛と、感謝と、懐かしさが混ざった顔のシーンはもういつ見ても胸が一杯になる。人生のある歳月を共有した二人の人間の関係を、こんな風に描いた映画は古今東西ないのでは。もう笑いっぱなし、泣きっぱなし、感動しっぱなし。アルフレードおじさんに扮したフィリップ・ノワレさん、永眠なさいましたね。おじさん、ほんとうに大好きでした。ありがとう。
・「映画好きのための映画」
久しぶりに泣ける映画を見ました。人によって泣き所は違うでしょうが、それもこの映画のいいところだと思います。トトが成功してシチリアに帰る場面で泣き、映画館で一人たたずむトトに泣き 最後の場面で泣きとたった1本の映画で3回も泣く映画はまずないです。本当に名作中の名作だと思います。この映画を見れたことが本当に幸せでたまらないです。
・「泣くための映画」
3時間近くにもなった完全オリジナル、DRM版。ひとつひとつのエピソードに涙がにじみ、また、ハナ水が垂れ、耳たぶが熱くなり、他方、あちこちでアハハと笑い、クスクスと笑い、顔がほころび、目が輝き、シチリアの風景とエンニオ・モリコーネの音楽に流されて、ラストに向けて!思いっきり!死ぬほど!泣きましょう。
・「人生なんて、ラ・ラ・ラ~なのさ。」
すでに20年以上前の作品ですが今見てもみずみずしさに満ちていて見終わるとかなり悲惨な結末にもかかわらず一種の爽快感を感じさせる不思議な映画ですねぇ。これはやはり監督のジョージ・ロイヒルの物語自体への視線が優しく包容力があるからでしょう。ほんとに優れたアメリカ映画を作る名匠でした(昨年亡くなりました、残念)。
セックス・不貞・バイオレンス・過激なイデオロギーとかなり陰惨な要素も多々含まれるストーリーにも関わらずそれもガープを巡る人生の一部であることを描きながらその中から生きることの意味や喜びをきちんと浮かび上がらせることができてるからこその感動なのですね。最近、こういう「前向き」な作品が少なくなってしまった気がして残念だ。
ロビン・ウィリアムスもはまり役だがやはりこれが映画デビューのグレン・クローズとトランスセクシャルの元プロフットボール選手のジョン・リスゴーが強烈。特にG・クローズはこのママ役がはまり過ぎてそのイメージを払拭するのに苦労したとか(それで「危険な情事」に出たそうです)。
派手な作品ではないけど時には映画にチューインガム以上の意味を求める方にはお勧めします。
・「脈絡の無い物語。それが人生。」
ガープの一生の体験を映画にした作品。この映画ではさまざまな事件が脈絡なく起きる。もちろん伏線や解説などはない。各登場人物の行動には理解に苦しむものが多数ある。
しかしそれゆえにこの作品は人生のダイナミズムをより深くリアルに表現していると思う。
オープニングとエンディングが非常に印象的。
・「いい人生だった……」
長い間この「ガープの世界」を観ては癒されていた時があった。痛快なアクションでもない、美しく哀しい純愛を描いたラブストーリーでもない、ただガープという男の一生を淡々と描いた作品。
この世は不条理だ。思い通りにはならない。人間はさまざまな不条理な出来事に巻き込まれ、翻弄されながらそれでもあくせくと生きていく。愛と性欲と矮小で醜い自分……。何も隠すことなく、一人の男の生を描く。
ロビン・ウィリアムズ主演のガープや脇を固める個性的なキャラクターも絶品。
・「おかしくて悲しい人間喜劇」
アメリカの映画批評家の中では、「フォレスト・ガンプ」を批評するときに、この作品を同一線上に扱う傾向があるそうだが、この作品のほうが数段バラエティに富み知性的であると思う。
ジョン・アービングの原作自体が、一人の風変わりな男の軌跡を寓話やパロディ、暗喩を散りばめながら展開していく構成。その枝葉をそぎ落としてエッセンスをつかみ取った脚本のスティーブ・テシックや、ユーモアとペーソスを巧みに盛り込んだ監督ジョージ・ロイ・ヒルの手腕はさすがだ。物語の細部はとても悲惨なのに、全体としてみるとファンタジーとして昇華している。とても面白い作品です。
・「へこたれずにいきていこうよ」
とにかく人生山あり、谷ありです。幸せってなんだろう。生きていくってなんだろう。数奇な運命に身をまかせ、つらいことがあろうとも思いのままにならなくても、それが自分の人生だ。強く生きよう。
ジョン・アーヴィングの描く主人公は普通なら「もーいや!」と逃げ出したくなるようなつらい現実を次から次へと体験しますが
みんな深刻に悩みません。こういう風に生きるのは難しいけれど、そんなにシリアスになるなよ!なるようになるさ!そんな風に思えてくる映画です。
書いていたらまたみたくなってきました。
・「生涯のベスト作品!」
ニニーもエブリンもルースもみんながみんな魅力的で、自分がそのアメリカ南部の古きいい時代に生きているようで心地いい作品。ラストは本と映画では違いますが、どっちも最高に面白いです!サスペンスもあり、笑いあり、友情あり、ファミリーがあり、老いの問題をからませながらもエンターテイメントに優れた作品。私はこの作品を生涯の最高傑作とみています^^/
・「時は超えても」
1940年代のアメリカ南部の女性達の生き方を話す1人の老女に出会ったエブリン(主人公)。ずっと自分の人生に満足できなかった現代に生きる彼女は老女のする話から勇気をもらい、少しづつ自尊心を取り戻していきます。40年代に生きた女性達の友情が時を超えて現代の女性達の間に友情の種をまく、女でよかったと思わせてくれる感動作。超おすすめです!
・「再販希望!」
世代の違う女性の友情の話。ジェシカ・ダンディー、キャシー・ベイツが素敵です。是非再販してほしい!(70代の母にも見せたいので吹き替えも入れて)
男性がみるとつらいかもしれませんが、当時の女性が暴力でどれだけ犠牲になっているか‥キャシーベイツは黙秘や母の贈り物という映画でも伝えています。
・「心、アッタまります!!」
もう10年以上前に公開された映画で、海外では、興行成績も良く、評判が高かったのですが、日本では、散々な結果で、観た人たちは、いい映画なのに…と口を揃えていたのを今でも覚えています。その為か、今まで、日本でDVD化されず、首を長くして、くたびれ果てた方もいらしゃるでしょう。 ご存知!名女優、キャシー・ベイツと、ジェシカ・タンディが、出会い、50年代アメリカ南部での小さな町で生きてきた人々を等身大に語り、悩み多き女性に希望と、力を与えるような映画なのですが、小説自体に力があり、細部まできちんと描かれているあたりも、原作張りに再現されていて、観た後、画面の中から吹き抜けてくる「そよかぜ」の様な感動を感じる作品です。笑い、涙、感動はもちろん、サスペンスも加わり、観る者を飽きさせません!! ”スタンド バイ ミー”"カラーパ-プル”がお好きな方なら、気に入られること間違いなし!! 「クリスチャンて、いつも祈ってるばかりで、何もしないのよねー」この台詞が、今でもずーっと忘れることができません。人生のバイブルと呼ぶ様な、感慨深い作品ですが、押し付けがましくなく、演技も役にはまってます。鼻に付く様な表現も無く、良く出来の一作です。
・「ジーンときます。」
女性のたくましい生き様を過去と現在のエピソードをおりまぜ、二人の女性を軸に展開していきます。実によくできた作品です。特にキャシー・ベイツの演技は笑いと感動を呼びます。仕事、恋愛、生活につかれて八方ふさがりの時に観て、元気が出る映画です。女の方なら誰でも共感する作品のひとつだと思います。
フライド・グリーントマトもいつか食べてみたいですね。
DVD化されていないので値段が作品的にどうなのか検討がつきませんが、内容はお薦め度120%です。
・「静かな美しさ、アイヴォリー・ワールド」
オープニングの美しいピアノの調べ…ウィルコックス夫人のドレスの衣擦れの音…ここからすでに画面にひき付けられてしまう。美しい映画である。それにも増して上品。若い頃には静かな内容にこんなに感動しただろうか?人生を積み重ねてみれば、より心に響くように感じる登場人物の台詞の数々。私自身はこの映画でエマ・トンプソンのファンになった。彼女は原作のマーガレット役にぴったりだと思う。夫の過去の不貞を知り、マーガレットが激しく泣き崩れるシーン(このシーンは原作にはなかった様に思うが…?)や駅のシーン、クリの木の話など印象に残る。美しい映像はレナード・バストが迷い歩く森の中の紫色(青?)の「つりがね草」の群生の場面にも現われている。字幕には「つりがね草」とあり、ラベンダーかと思って図鑑でも調べたが違っていた。(どなたかも仰っているように、これはイギリスの森の中で良く見られるブルーベルの群生だった。)ここはいつ観ても美しいシーンである。何度も観たい映画はそうありはしないが、私にとって「ハワーズエンド」はそのナンバーワンに挙げられるかも知れない。
・「一瞬たりとも目が離せません」
一時期、イギリス映画ばかり見ていた。特に、ジェイムズ・アイヴォリー監督作品はどれもすばらしいものばかりである。ブルーベル(野生のヒヤシンスの仲間だと思うのだが)の群生する森を、レナードが彷徨うシーンをもう一度見たくてDVDを買うことにした。そのシーンはもちろん、古いハワーズ・エンド邸とその周りの風景、ウィルコックス家の家具、インテリア、壁一面の絵画、よく手入れされた緑の絨毯や大木に咲き乱れる花、イギリスらしい野の花が所々に織り込まれ、スローモーションで観たいくらい全てが美しく、格調高い映画である。ハワーズ・エンドの呪いとも思える殺人事件が起きてしまうのだが、それほど怖いシーンではなく、穏やかなハッピーエンドとも言えるので、何度でも観たい映画のひとつになった。 映像と同様に音楽もすばらしく、「モーリス」と同じ、リチャード・ロビンスが手がけている。作品中、象徴的にベートーベンの「運命」が流れるのだが、レンの「頭痛」と、汽車の「騒音」と、「運命」とを重ね合わせるテクニックは凄いと思った。こういう良質の作品を観てしまうと、同じテーマ曲を流すだけのTVドラマが安っぽく見えてしまうのが悲しい。
・「イギリス人の家観と翻弄される運命」
イギリス人は自分の家を持ちたがり、家をすごく大事にする、古ければ古いほど価値がある、ということを、イギリス留学中に聴いたことを思い出しました。そういう、イギリス人の家に対する執着というのは、お天気が悪い日が多いイギリスでは、家の中で過ごさねばならない日が多いからかもしれません。家は心地良いようにいろいろと工夫し、改装したり、調度品を置いたりと、手がかけられているのが一般的です。
・「文学を映像でみる楽しさを満喫させてくれる傑作」
複雑でありながらシンプル、崇高にして世俗的、夢みるようでいながら現実的、というイギリス文化の多彩な要素を、かなりコミカルに描いた傑作だと感じます。そして映像の気高いほどの美しさよ!ブルーベルのシーンには、まるで金脈を掘り当てた人のようにぞくぞくしました。 ところがこのお話はそう易々と見る人をほろ酔い加減のままにはしておかない。絶妙なペースでお話は進み、あっ、と思うような展開へと進んでいく。この意外性もまたこの作品の魅力であると思います。 俳優たちのアンサンブルが素晴らしい。ホプキンス、トンプソン、カーターはもちろんですが、早々と姿を消してしまうウイルコックス夫人を演じたヴァネッサ・レッドグレーブの存在感にはため息が出ます。音楽のようなその英語をもっと聞いていたかった。夫人はハワーズ・エンドを自分の分身と考えていたのでしょう。だからいちばん愛してくれる人に残したかった。彼女が書いた書き付けは燃やされてしまったけれど、結局はその思い通りになったのですね。亡くなってからも存在感を感じさせる役どころに、レッドグレーブはぴったりでした。 これは一回見るだけの映画ではないようです。DVDの棚の中でも、特等席において、何度も楽しむ作品だと思います。
・「感激の高画質です」
誰がなんと言おうとジェームズ・アイボリーの最高傑作はこれだと思っている。怠惰に見流していると感じられないかもしれないが、この映画には「映像の美しい息づかい」ともいうべき、繊細なリズムが横溢していて、それが見事にドラマと溶融し合っている。つまり文学作品の映画化なのに、極めて映画的に、映像でドラマを語らせることに成功している数少ない作品になっているのだ。だからもう何回も繰り返し見ているが、一向に飽きることがない不思議な映画だ。その命ともいうべき映像で、これまでに日本でソフト化されたもの(VHS、ワイドLD等)にはまとものな商品がなくて、実はこのDVDも恐る恐る購入したのだが、これは大正解の高画質ソフトになっている。とりわけ、この映画の白眉ともいうべき、主人公姉妹の妹と惹かれ合う青年が夜のラベンダー畑を彷徨うシーンで、暗闇に浮かぶ幻惑的なラベンダー色が復活していることは感激だった。
・「高波打寄せる海岸に置き去られたピアノ」
高波打ち寄せる海岸に置去られたピアノを画面中央に捉えたシーン。バックには、マイケル・ナイマン作曲のテーマ音楽が流れている。このワンシーンが本作品の輪郭を構成し、第一の成功要因だと思う。ホリー・ハンター自身が弾いているとのことで、余計に素晴らしい。
・「ピアノ・レッスンがもたらしたヒロインの自己再生」
熱帯雨林の凄絶な風景の中で語られる、血と泥の物語。スコットランドからニュージーランドに花嫁としてやってきたエッダ(ホリー・ハンター)、ビアノ・レッスンはベインズ(ハーヴェイ・カイテル)によるエッダへの不倫愛の儀式だった。テーマはヒロインの自己再生、夫スチュアートに指を切り落とされたあと、ピアノは彼女の過去として葬られる。彼女の生活はピアノ・レッスンを契機として再生更新されるのである。銀の義指は彼女の再生の象徴と見ることもできるだろう。鍵盤に当たるカタカタという音が、現在の彼女のささやかな幸福を物語る。ジェーン・カンピオン監督の女性らしい繊細な感性と官能美とが余すところなく表現された名作。冒頭から中盤のスリリング・シーン、終盤のクライマックスまで随所に見所があるだけに、穏やかなエンディングにはほっとさせられる。
[蛇足]この映画でアカデミー助演女優賞を獲得したアンナ・パキンのその後にも注目、「グース」「小説家を見つけたら」等々、派手さはないものの手堅い演技を見せている。受賞は決してフロックではないが、彼女のキャリアにとって重荷になっているかも知れない。いい作品に巡り合ってブレイクして欲しい。
・「自然も、恋心も、エゴも、全てが美しい」
100年以上前の設定の物語。洋の東西を問わず、写真だけでの結婚があった。6歳で言葉を失い、ピアノだけが「心」を表現する手段である主人公(ハンター)は、娘(パキン)と「ピアノ」を連れて、イギリスから”遥かなる辺境地”ニューージーランドへ嫁ぐ。この物語が単なる寓話的恋愛映画に終わらずに、高いリアリティを持ちえた理由は、夫(サイモン)、雇い人(カイテル)の4人の人間関係の描き方に、最後の最後まで繊細さを持ち続けたためである。ホリー・ハンターの多彩な表情変化のニュアンスは本当に素晴らしく、アンナ・パキンは体当たりの中にも天性のきらめきを見せる。二人ともアカデミー受賞にふさわしい演技だ。ニールもハーヴェイも本作では最高レベルの演技を見せる。エンド・ロールを見ながら、生きるということについて、いつのまにか考えさせられる傑作だ。
・「生々しい純粋な恋」
ただ本能に従っただけの、情熱的な恋だった。主人公エイダは、誰にも邪魔されない自分だけの世界を持っていて、それ以外はどうでもいいかのようだった。口をきかないこと、ピアノを弾くこと、ベインズと交わること…。写真だけで結婚が決まってしまうような時代に、彼女らの禁断の恋はどんなに激しかっただろうか。彼女の本当のダンナの怒りもかなり歪んだ形で出てしまい、痛々しい。ラストの救済のシーン、エイダがピアノとともに海に沈むシーンの美しさといったらない。
・「大人の映画」
この映画は男と女の純愛映画綺麗な映画映画自体美しいけれどピアノの音楽がとても綺麗で良いねぇ癒されてしまいます ピアノしか知らない女性が真実の愛に目覚めていくこれは詩情溢れる名作です
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