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▼読んで損はしない本:セレクト商品

空の境界 上  (講談社ノベルス)空の境界 上 (講談社ノベルス) (詳細)
奈須 きのこ(著)

「感覚的に読む私」「読み手を選ぶ小説」「読みにくい本ではない」「映画化決定作品」「間違いなく名作」


空の境界 下 (講談社ノベルス)空の境界 下 (講談社ノベルス) (詳細)
奈須 きのこ(著)

「『空の境界』のすすめ」「一部の読者層に特化した名作」「読み手を選ぶ小説」「彼女の真実」「記憶になる作品」


終わりのクロニクル1〈上〉   電撃文庫 AHEADシリーズ終わりのクロニクル1〈上〉 電撃文庫 AHEADシリーズ (詳細)
川上 稔(著)

「概念で争う世界」「川上氏の良さ」「ライトのベルにしては、ちょっとヘビー級。癖があるのですが……」「いい!!」「これはねぇ……」


されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫) (詳細)
浅井 ラボ(著)

「後味の悪さはへビィ級」「面白い!」「不条理さがたまらない」「ひねくれ者の貴方へ」「ひとまず」


バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫) (詳細)
成田 良悟(著)

「バッカーノ!」「私の人生を変えてしまった一冊。」「デビュー作にして一番の秀作では!?」「驚き満載」「感動した。」


ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫)ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫) (詳細)
岩井 恭平(著)

「最高ですね。」「それは、最高で最悪のボーイミーツガール!」「それは、最高で最悪の物語」「少年少女の夢物語」「丸投げじゃないことを祈る。」


クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) (詳細)
西尾 維新(著), take(著)

「この一冊で判断するのは」「独特の世界観」「いや、これも戯言だな。。。」「貴方の首を切りましょう、と上司が言った」「注意:少々ネタばれ(ほんのちょっとだが)」


神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫)神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫) (詳細)
榊 一郎(著), 神奈月 昇(著)

「アニメ化も決定!」「広大な世界感」「文庫版デビュー!」「ありがちなようで、新しい」「あえてキネティック版を読まないで読む」


ヴァンパイヤー戦争〈1〉吸血神ヴァーオゥの復活 (講談社文庫)ヴァンパイヤー戦争〈1〉吸血神ヴァーオゥの復活 (講談社文庫) (詳細)
笠井 潔(著), 武内 崇(著)

「手に汗握るSF伝記スパイ小説です」「ムラキ=矢吹 駆?」「武内崇?ふん、そんな物は飾りよ飾り」「イイ!!」「武内崇さん」


戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA) (詳細)
神林 長平(著)

「SFとしてだけでなく」「本当に20年前の作品?」「20年の時を経て・・・・」「納得の名作」「専門用語も魅力なのでは?」


半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫) (詳細)
橋本 紡(著), 山本 ケイジ(イラスト)

「傑作」「橋本紡シリーズ最新作」「橋本紡さんの作品初めてでしたが…」「命の大切さを後世に伝えていきたい――」「おすすめです。」


電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫)電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫) (詳細)
片山 憲太郎(著), 山本 ヤマト(イラスト)

「ライトノベルミステリの良作」「一見の価値有り!!」「久々のヒット」「本当の電波的」「イライラするけど面白い。」


わたしたちの田村くん (電撃文庫)わたしたちの田村くん (電撃文庫) (詳細)
竹宮 ゆゆこ(著), ヤス(イラスト)

「王道ならぬ女王道」「いじめはどうしておきるのか?」「単純に楽しめる話でした。」「傑作ラブコメ」「これぞ、本物のラブコメ!」


すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) (詳細)
森 博嗣(著)

「Fのなかへ」「ユートピアと密室と」「斬新なトリック」「ダイナミック!」「何故に四季はSEを使っているのか?」


ゼロの使い魔 (MF文庫J)ゼロの使い魔 (MF文庫J) (詳細)
ヤマグチ ノボル(著), 兎塚 エイジ(著)

「ツンデレとはこういうやつのことをいうと教えてくれるお話」「薬用ヒラガサイト」「おもしろかった」「漢気を感じました。」「読みやすい。」


星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA) (詳細)
森岡 浩之(著)

「少女マンガのような表紙にだまされないで!」「星界」「貴族になった少年」「星界シリーズの全ての原点」「本の中は別世界」


涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) (詳細)
谷川 流(著), いとう のいぢ(著)

「お子さんにも是非お勧めして行きたい。」「文学≠ライトノベル」「現代の最高傑作と世界で言われるには」「チープな設定の意味」「ラノベにしては読み応えあり」


おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫) (詳細)
村山 由佳(著), 志田 正重(イラスト)

「ドキドキします」「素直に気持ちよくなれます」「なんだか」「すばらしい」「二人の純愛」


魔術はささやく (新潮文庫)魔術はささやく (新潮文庫) (詳細)
宮部 みゆき(著)

「トリック重視では無いミステリ。」「最後までドキドキ」「大好きな作品です」「宮部みゆきを知るならここから」「道具立てを気にしなければ」


イギリスはおいしい (文春文庫)イギリスはおいしい (文春文庫) (詳細)
林 望(著)

「イギリスの食事に関する筆者の視点が楽しい」「新しい発見!」「おかげで楽しめました。」「何度もおいしく楽しめます。」「住んだ人でないと分からない英国がここに」


狼と香辛料 (電撃文庫)狼と香辛料 (電撃文庫) (詳細)
支倉 凍砂(著)

「なんか…癒された。」「未来人も宇宙人も超能力者もいないけど面白い小説」「尻尾は口ほどにものを言う」「久々に人に勧めたくなったライトノベル」「異色のファンタジー」


戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫) (詳細)
賀東 招二(著)

「退屈しない良作シリーズ」「おもしろいの一言です」「ご馳走様でした。」「エンターテインメントの見本」「良い作品には良い作り手が集まる」


HELLSING 1 (1) (ヤングキングコミックス)HELLSING 1 (1) (ヤングキングコミックス) (詳細)
平野 耕太(著)

「すぐに2巻も読むべし」「とにかく、読んで見て欲しい。」「「狂ってる」がホメ言葉になるという怪作」「エネルギッシュ」「新鮮味はないが面白い」


トライガンマキシマム (1) (YKコミックス (842))トライガンマキシマム (1) (YKコミックス (842)) (詳細)
内藤 泰弘(著)

「命」「ヒーロー・リボーン!」「トライガンファン待望の作品」


ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫) (詳細)
古橋 秀之(著), 緋賀 ゆかり(著)

「ライトノベル版、星新一?」「『時間』がテーマの傑作」「表紙で差別しないで」「ハートがあったまる短編集」「それより表紙の娘は誰だったんだろう」


▼クチコミ情報

空の境界 上 (講談社ノベルス)

・「感覚的に読む私
事前に奈須きのこ氏の代表作「fate」「月姫」を読んでいたので違和感無く、そして世界観に浸透しながら読み進めることができました。

感想はまあ、らしいなといったところです。まさに初期の初期、氏の基本骨子を感じました。であるからしてまさに「fate」「月姫」を知っている方向けです。氏の原点でありながら入り口には不適格と言うのはおかしいことですが、知らずに読むとこの小説は難解に思ってしまいます。

内容に関しては所々で登場人物に陰惨な過去や出来事があったり、またそれらへの救済がちょっと納得し難かったりで(あくまでも個人的にですが)鬱展開が嫌な方には向いていないでしょう。(それこそ氏の真骨頂だと仰る方もいますが)

でも何故私がこの作品に☆5つを与えたかというと、タイトル通り、感覚的に読み進めていく内に惹きこまれ、寝食忘れるほどに集中して氏の世界観に浸っていったからです。

感覚やその時どきのインスピレーションを大事にする方にはおすすめです

・「読み手を選ぶ小説
 世界観、キャラクターの魅力。それが面白いと感じる人にはとても楽しめる作品。最初の数十ページで「どうかな!?」と感じた人にはお勧めできません。途方も無く長い長いお話が意味不明で続くと思います(笑)。 ダークファンタジーやオカルトが好きな人でもやや好みの分かれるところでしょう。 ただし、この世界や両儀式などの特異なキャラクターたちが、自分の感性に合う人には傑作として楽しめると思います。多少アニメ的(表紙や挿絵などのイメージによる)な雰囲気はあるものの、ここまでダークファンタジーを見事に表現している日本の小説は見たことがないです。 確かに文章の構成力や筆力はやや偏りがあり、読みにくい部分や難解な表現などもありますが、そこは黒桐幹也ならって、意味が良く理解できないが聞いておくことにしておきましょう(笑)。 しかしながら下手な小説家よりはっきりいって表現力はあると思います。私はこの小説によって奈須きのこさんの存在を始めて知りましたが、なるほどこれは話題になると理解できました。 物語りは、現在、過去、を行ったり来たりしており、やや注意深く読んでないと、数々の伏線を見逃す事になるので、ある程度しっかり読み進む事をお勧めします。更に考察を深めるべく、2度3度と繰り返し読むことによってますます深みにはまる世界でしょう。 個人的に一番印象に残ったのは主役の二人を除いて(笑)、忘却録音の玄霧皐月こと偽神の書(ゴドーワード)。その存在を説明するストーリーは奈須きのこさんの力量をもっとも表している個所だと感じました。 あえて星5としましたが、合わない人には星1~2くらいだと思いますので私の評価はあまり参考にしないでほしいところです。あしからず(笑)

・「読みにくい本ではない
活字に染まった私にはとても面白く読めた彼方此方で相当に叩かれているが、もうもうと埃が出てくるほど酷くは無いと思うただ、文学に近い本を読んでいる方には耐えがたいほど文章が軽いしライトノベルしか読んでいない方には面白く読めない難解さではある

文学には文学の、ライトノベルにはライトノベルの面白さがあるとは思うが、『ライトノベルか文学、片方しか面白く読めない』という方にはお薦めできない活字があればとにかく読むという、好き嫌いの無い雑食性の方に向けられた作品であることは間違いないでしょう

明らかに現代的なごちゃ混ぜ作品なので、今までの批評家視点から語るのは国語辞典を手に持ち英語作品を翻訳するぐらい骨折り損だと思います

・「映画化決定作品
映画化決定ということで読もうって思う人もいると思いますが奈須きのこ未経験者に「空の境界」からはいるのは個人的にはおすすめできない。まず、Fateや月姫などのPCゲームのほうをプレイしてから読むのがいいとおもいます。この作品は、奈須きのこさんのファンになって、奈須きのこさんの他作品を楽しみたいって思った人が読むべきです。読みにくいとアンチ派が多いのはそう言った先入観があるのとないのとの差で出てきてるのだと思います。私は、おもしろい作品だと感じました

・「間違いなく名作
 分かりにくいだの遠回しだのと言っている方も多いが日頃から推理小説や漫画を読んでいる人であればそこまで読みにくくはないと思う。複雑な語彙が多く、多少難解な部分はあるものの、奈須氏のそんな文体に惚れこんでしまっている私にはむしろそれが心地よかった。 これから読む人は式の持つ「直死の魔眼」や殺人衝動の裏に隠された意図を自分なりの解釈で読みとることができれば読み終わったときに涙が溢れそうになると思うし、2回目、3回目の人もそうだと思う。何回読んでも泣けそうにない人は月姫やFateの世界を知った後に読めば、式と幹也の何気ない会話にすら感動することだろう。この「空の境界」はここまで褒め称えても誇張ではないといいきれるほど完成度の高い作品だ。 この本に出合えてよかったと思えるほど感動する作品に出会えていない方は「空の境界」を手にとってもらいたい。なぜなら、私が知り得る本の中でこの作品だけが唯一私に涙を流させたからだ。 

空の境界 上 (講談社ノベルス) (詳細)

空の境界 下 (講談社ノベルス)

・「『空の境界』のすすめ
 まず最初にお断りしておくが、私は同人誌なるものをこれまで知らなく、この著者の作品を読んだのも新書化された『空の境界』が初めてである。以下の文章は一人の読書好きとしてのものである。 文章として難しい表現、語彙、描写などが批判の対象とされているが、これはそのとおりであって特に上巻にそれが顕著であった。恐らく、最初の数ページで戸惑いを覚える方も多いと思われる。さらに主人公の能力、魔術、世界の根源などなど難解な説明がやたらと続く箇所があり、読者を苦しめる。これは個人の能力としての語彙力のせいではなく、著者の文章力の問題であろう。しかし難解ではあるが、そこに書かれていることは決してチャランポランな類のものではなく著者の熟考の産物であり、たいへん示唆に富むものといえる。概して、このような部分は理解できればバンザイ、そうでなくても読み進めることはでき、そうたいした問題とはいえない。問題は、普通の平凡の文にいくつか見られる文法的におかしな箇所である。これは誤植なのであろうか?マイナスポイントだ。登場人物は、誰か一人ぐらいは自分好みが見つかるであろう。魅力的な人物たちだと個人的には思っている。さて下巻について。これは上巻を楽々、苦しく読破した双方の読者にとってまさしくクライマックスと、私はお勧めしたい。上巻で鍛えられたのか、格段に読みやすくなり、ラストは怒涛のごとくここまで読んできたものは感慨にふける。章頭の詩も美しく後で読み返すことで、その存在価値は二倍にも三倍に跳ね上がる。とくに「7」のものは秀逸であり、文章と合わせて『空の境界』を感動的な物へと変化させる効力をもつものであった。 私はこの本を大いにお勧めしたい。少しでも関心を持った方や、読もうか迷っている方は一読を。読んだあとキライと思っても、必ず1つは心に残ることがあるだろう。そういう作品である。

・「一部の読者層に特化した名作
他の方のレビューでも頻繁に言われていますが、この本は読者を選びます。この本の魅力を一言で言うなら、文章でも人物でもなく「世界観」だと思います。この本の中で起こる事柄や登場する人物は、例外なくこの世界観の中でのみ存在できる物ばかりです。現実とは異なる設定で構成された世界の中で、物のあり方や存在について考察が展開されていく。その過程で、様々な登場人物たちが物語を紡いでいく。この設定に馴染めるか否か、それによって☆一つ~☆五つまで評価が分かれるかと。この世界観にはまった人にとっては、紛れも無く名作です。如何に巧妙で奥深い文章を書くことが出来る作家の方でも、基本となる世界構成が本の面白さを決めるのでは?そういう意味で、私は何かが突き抜けている作品にこそ魅力を感じます。

・「読み手を選ぶ小説
 世界観、キャラクターの魅力。それが面白いと感じる人にはとても楽しめる作品。最初の数十ページで「どうかな!?」と感じた人にはお勧めできません。途方も無く長い長いお話が意味不明で続くと思います(笑)。 ダークファンタジーやオカルトが好きな人でもやや好みの分かれるところでしょう。 ただし、この世界や両儀式などの特異なキャラクターたちが、自分の感性に合う人には傑作として楽しめると思います。多少アニメ的(表紙や挿絵などのイメージによる)な雰囲気はあるものの、ここまでダークファンタジーを見事に表現している日本の小説は見たことがないです。 確かに文章の構成力や筆力はやや偏りがあり、読みにくい部分や難解な表現などもありますが、そこは黒桐幹也ならって、意味が良く理解できないが聞いておくことにしておきましょう(笑)。 しかしながら下手な小説家よりはっきりいって表現力はあると思います。私はこの小説によって奈須きのこさんの存在を始めて知りましたが、なるほどこれは話題になると理解できました。 物語りは、現在、過去、を行ったり来たりしており、やや注意深く読んでないと、数々の伏線を見逃す事になるので、ある程度しっかり読み進む事をお勧めします。更に考察を深めるべく、2度3度と繰り返し読むことによってますます深みにはまる世界でしょう。 個人的に一番印象に残ったのは主役の二人を除いて(笑)、忘却録音の玄霧皐月こと偽神の書(ゴドーワード)。その存在を説明するストーリーは奈須きのこさんの力量をもっとも表している個所だと感じました。 あえて星5としましたが、合わない人には星1~2くらいだと思いますので私の評価はあまり参考にしないでほしいところです。あしからず(笑)

・「彼女の真実
荒耶との戦いに勝ち、平穏を取り戻したと思える下巻。だがそこには、より根源的なモノがあった・・・もう一人の、兄を慕う少女。彼女が閉塞的な学園に引き起こす「忘却録音」、その真実は?荒耶が覚醒させた、今では怪物に成り下がった少年。黒桐は彼を救おうとして囚われ、式は黒桐を救い出そうとするが、怪物は式を陥れ・・・

そして、彼女の真実が明かされる。彼女の正体とは、なぜ直死を持ちえたのか・・・?

現在流行の、甘ったるい恋愛モノや、ライトノベルなんぞとは違う、恐ろしいまでの完成度、描写力。ストーリー。かなりの厚さですが、一気に読めます。読み返してもその味が損なわれることはありません。これは、必読です。

・「記憶になる作品
読み上げて一言

せつなくておもしろい・・・本当にすごいです全然わからない謎が、簡単に説明してくれたり、展開が遅すぎず、早すぎず・・・おもしろい

ラストは、微妙な終わり方ではなくさっぱりしてたけど、どことなく寂しい終わり方でした個人的に妹との絡みが欲しかったけど、まぁ本編が重要ですからね

読んでみて、なんか寂しい物語でしたね一度は読んだ方がいいですよ

空の境界 下 (講談社ノベルス) (詳細)

終わりのクロニクル1〈上〉 電撃文庫 AHEADシリーズ

・「概念で争う世界
都市世界の前身である概念の世界。緻密に作り上げられた設定による世界観には、毎回驚かされる。しかしながら、この作者の特徴と言うべきなのか、初めて読む人には理解しづらいのが玉に瑕。持ち味である異色な戦闘シーンと人を選ぶようなギャグが秀逸。

・「川上氏の良さ
都市シリーズでお馴染みの川上氏の新シリーズ第一作その上巻という事で、まさに最初の最初とも言うべき一作です。この世界と似ていて、それでいてこの世界と根本的に違う、そんな世界感川上氏独特の世界観この作品を読み辛いと感じる人も居ると思う。その読み辛さに隠れた内容の濃さ、世界観の奥深さそんな難しい事を無視して感じられる面白さ。読めない人に無理に読めとは言わない読める人には忘れられない一冊になると思う。

・「ライトのベルにしては、ちょっとヘビー級。癖があるのですが……
 けして読みやすい言い回しだとは思いません。だからこそ、読みやすさ重視で作者の個性が消されているものよりも、読み応えがあります!「気軽に読みたい」「一回読んだら終わり」「絵が好きだから買おうかな?」くらいのノリだと、読破するのにきついです。 ただ、「最近のライトノベルでは物足りない」「深いけれど暗くない話が読みたい」「ただの勧善懲悪ではなく、しかし、後味が悪い作品は嫌」「今までこの作者の作品読んでみたけど、世界観がいまいち分からなくて……」という方には、間違いなくお勧めできます。 独特のどんどん読み進めてしまう疾走感と、もう一度読み返して「あっ!」と思うささやかで味のある複線、それに少しのお色気(10歳以下には読んで欲しくないかもと思うことも……) 一度味わって、肌が合えば病み付きになります!

・「いい!!
素晴らしい……!!この作品は、まずこの一言に尽きますね。確かに独特の文体や雰囲気を持っているので、人によっては拒絶反応を出してしまうと思いますが、自分にはたまらない設定や要素が盛りだくさんで今から全巻読破が楽しみでならない。また、出てくるカップル達の大半に好印象が持てるのも嬉しい限りです。正直どんなに良い話でも出てくるキャラやカップルがうっとおしいと読む気をなくしてしまうので。一冊一冊がとても厚く巻数も多く…値段も結構なものですが買って読む価値は充分にある本だと思います。皆さんも全竜交渉部隊の面々の終わりと過去そして、続く未来を掴む為の姿を見てみてはいかがでしょうか?

・「これはねぇ……
相 当 好き嫌い分かれます。僕はすんなり読めました。あ、絵がよさげだなぁで、ハマル。因みにこの作者の本は初めて読んでです。でも分かれます。正直僕が異常だと思って結構です。クセがありますよ。そして厚いですからね、読み応えもあります。全部読んだとき、長い物語が終わったというより、別の長さに感動します。適当(適切な意味で)に熱中できて、適当に長く読める本として、オススメします。あと作家目指してる人。ラノベ作家ね。そういうのでは勉強になります。ただエロイですからね。下ネタ(笑えるからいいけど)とか、ラス前とラストとかに至っては挿絵が15禁クラスですからそのつもりで。最後まで読むのなら、覚悟決めましょう♪(キモ

終わりのクロニクル1〈上〉 電撃文庫 AHEADシリーズ (詳細)

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

・「後味の悪さはへビィ級
こんなに後味の悪いライトノベルを書ける浅井ラボは天才だと思う。ライトノベルと冠してるけど読後感全然ライトじゃねえよ、へビィだよ!とツッコミたくなります。性格複雑骨折の毒舌家ガユスと無駄に美形な相棒ギギナは単なる暇潰しで殺し合うほど仲が悪く、出てくるキャラ出てくるキャラ全てが暴言吐きまくりの変人(変態)ぞろい。でも無茶苦茶面白い。憎たらしい上司や気に入らない同僚への悪口雑言テキストとして活用できそうです。くどい文章とねじくれた価値観と救いのない世界観には、一度ハマると抜け出せない強烈な依存性がある。もういっそ「ラノベダメ、絶対。」と刷った帯をかけて売り出したいくらいです。読む人を選ぶラノベの筆頭格です。鬱病の人が読んだら発作的に自殺したくなるかもしれませんが私は責任負いません、文句は角川に言ってください……。

・「面白い!
化学的な事が多く、最初難しく感じましたが、主人公二人の性格や、二人の悪口の言い合いはとてもツボに入りました。難しさもなれるとそこまで気にしなくなり、内容の面白さはそれをカバーしても余りあるほどです!人の脆さ、過去、ドロドロした感情、そう言ったものをしっかりと出している作品だと思います。

好き嫌いがはっきりわかれそうな作品ですが、ハマればもう抜け出せない面白さ!是非一度ご賞味あれ。

・「不条理さがたまらない
剣と魔法の世界という、物語ではありきたりの設定ですが、そこに化学の要素がプラスされて個性が発揮されています。ギャグも随所にちりばめられていて笑わせてくれますが、この作品の魅力は何よりも「不条理さ」ではないでしょうか。ライトノベルというジャンルにありがちの、大団円、というか救いのようなものが、この作品からは一切感じられません。

それがこの作品が架空の世界の物語でありながら不思議なリアリティを漂わせる所以だと思います。好き嫌いの激しくわかれる作品だと思いますし、精神的にまいっている方には全くおすすめしませんが、私はどんなに救いがなくても読んでよかったと思いましたし、続刊も読み続けるつもりです。

・「ひねくれ者の貴方へ
・主人公=正義の味方・結末=ハッピーエンド・恋愛=純情派・感想=読んで清々しい気持ちになる・あとがき=読者への感謝の気持ちでいっぱい♪とかに飽きた人、または嫌いな人。読みましょう。この本の主人公(とその相棒)はとんでもなく強いです。が、全ての物語の結末がある種のバッドエンドです。主人公達は負けまくりです。っていうかダメダメです。1巻で主人公が死んでます(2度くらい)。でもおもしろい。世の中を最高に皮肉ってくれるところが好きです。タバコでも吸いながら毒づいた笑みを浮べて読んでみてください。はまります。逆に世の中に希望とか夢とかある人には毒ですので読んではいけません。特に5巻は読むと後悔するぐらいダメダメです。

・「ひとまず
この一巻の冒頭は、『かるぅ〜く』読み飛ばしましょう。そうしないと、3ページで飽きますよ?(え…

最初は文字を目で追う程度で結構ですよ?まず、理解するのは不可能でs!

やたらと『大学でも使わないんじゃ?』と思うような見たことの無い公式、それに『ムツカシイ』漢字でのムリムリな当て字が多様されているのは、作者様々の性格のぶっ飛び具合と言う事で諦めましょう。(←失礼



だが、し か し !!!!!!!



そんなどうでもいい事は置いといても、お釣が来る内容の『濃さ!』

戦闘シーンを想像しながら読むと、脳内麻薬がドバドバ出ますよ!マジデw

貴重な600円をドブに捨てたつもりで、ます一巻をドウゾ。

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫) (詳細)

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

・「バッカーノ!
第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」という字を見て手に取ったこの本ですが、「テンポの良い作品」というのが第一印象でした。深く読みとどまらないと理解できない、といった部分がほとんどなく、それなのににしっかりとした情景、心情が描写されています。期待どおりの内容だったと思います。

様々なキャラの立場から描写がされており、

自分の気に入ったキャラに肩入れして読むことが出来る点も魅力的だと思われます。

また、弟にも読むことを勧めたら、とても早く読んでしまいました。年齢が低くても面白く感じ、読みやすい本だということだと思います。少し話がそれてしまいますが、これに気に入った方は、是非、1931『鈍行編』『特急編』も読まれるといいかと思います。

・「私の人生を変えてしまった一冊。
数年前、ふと書店でみかけて何を感じたのか、初めて成田良悟に手を出してしまいました。

驚きました。驚愕でした。ライトノベルというものを初めて買ったんですが、こんなのアリか?と思いましたねぇ。

テンポよく、絡み合う、一度読んだら忘れられないようなキャラ達。そして今や、成田中毒…。

万人受けする作家とは思いませんが、ツボにハマルともう、逃げられません。

成田中毒の第一歩にどうですか?

・「デビュー作にして一番の秀作では!?
とにかく洗練されてテンポがよく、読んでいるうちに先に先にと進んでいきます。禁酒法のニューヨークなんて馴染みのない舞台が、作者の描写力もさることながら質のよいイラストの一助もあり、今ではとても魅力的に感じられます。筋書きの緻密さにも脱帽です。知らず知らずの内に数々の運命が交錯しあっていくさまは見事といってもいいほど。成田良悟氏のデビュー作にして、一番完成度が高いのではないでしょうか。カルチャーショックを受けた作品の一つです。お勧めします。

・「驚き満載
今までにこんな小説があったか!?と思ってしまうような作品です。1930年代のアメリカを舞台とした不死の酒を巡るばか騒ぎ<バッカーノ>ぜひ読んで下さい

・「感動した。
ライトノベルを読んでいて、ストーリーそのものに感動することは多々あったのですが話のうまさとしての作者の手腕にこれだけ感動したことは本当に初めてでした。偶然が重なりまくって必然を生む、実は誰も気付いていないけど、目の前の友人が諸悪の根源、だなんていう、ある意味で破綻しまくったストーリーをきちんとまとめ上げている。尚且つ作者の成田さんは筆が早いことで有名なので、続編まで待たされる時間が他の作品に比べると大分優しいものになっている、ということで、今からライトノベルを読みたいと思っている人には是非オススメしたいです。1巻だけでも充分面白いのですが、ひそかに、少しずつ、色々な巻にばら撒かれている伏線がまた上手く、とにもかくにも3巻までは読んでいただきたい。そこからは多分、私がオススメしなくても購入されると思うので。

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫) (詳細)

ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫)

・「最高ですね。
虫・・・。最初の印象にだまされないで下さい。こんなにいいストーリーは中々ないと思います。主人公の性格等には個人差があるとおもいますが、キャラクターもしっかり描かれています。何度でも読み返したくなる商品です。絶対にオススメです!!!

・「それは、最高で最悪のボーイミーツガール!
自信を持って良いとオススメできる一品!“虫憑き”と呼ばれる異能を持った少年少女達が、夢を叶えるために戦うSFアクションモノです。

この作品最大の魅力は、なんといっても登場キャラクター達の個性の強さ。最強の“虫憑き”にして悪魔と称される少年”かっこう”や”、反特別環境保全事務局”むしばね”のリーダー”レイディーバード”など、とても魅力的なキャラクターが多数登場します。るろお先生の挿絵が、その魅力をより良いものにしているのもポイントですね。

本編はパートごとに主人公の視点が変わるので、それが読みやすいかは個人によると思いますが、状況等は丁寧に書かれているのでそう困惑することは無いと思います。

とにかく“虫憑き”達が、自分の想いを胸に、傷ついても戦い続ける姿がとても格好いいです!最高にクールで、それでいて最高に熱い本作。ぜひ、貴方も『ムシウタ』の魅力にどっぷりとハマってください!

・「それは、最高で最悪の物語
かなり面白いし、ついつい読み込んでしまいます。

また、シリーズの展開もイイです。

ハマってしまいます一度騙されたと思って読んでみて下さい

・「少年少女の夢物語
私の中では過去最高の作品ですね! はじめは、世界観や設定がよくわからないと思います。私もそうでした。しかし、世界観がわかってから読むと、ホント素晴らしい作品になっています。“夢”とは何か、どれほど大切なものかを教えられる作品です。そして、最後には感動するので、ぜひ読んでみて下さい。

・「丸投げじゃないことを祈る。
人の夢を喰う代わり、宿主に超常の力を与える「虫」が出現して10年。大助と虫憑きの少女・詩歌が出会い、惹かれあう時、運命の歯車は回りだす。大助は特務機関員にして最強の虫憑き「かっこう」だったのだ―。

薬屋大助と”かっこう”のギャップをどうとるか。大助と詩歌の恋愛模様をどうとるか。立花利菜の立ち位置をどう判断するか。読み手にかなりの部分を委ねたような作品だと感じた。正義や救済といった言葉が霧散してしまうような内容、非現実の中の現実。生きてさえいれば ― まさに答えのでない永遠の課題に取り組む作品。著者がどういった答えを導き出すのか、今後にとても興味がもてる。

好き嫌いがはっきりしそうな内容だから、強く人に薦めようとは思わない作品。イラストが気に入るか、あらすじが気になる人は買ってみるのも面白いかもしれない。

ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫) (詳細)

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

・「この一冊で判断するのは
正直に述べると、この一冊はさして面白くなかった。トリックはチープだし、主人公はやる気ないし、登場人物はエキセントリックだし、世界観は奇抜だし、なにより文体が他の作家からかけ離れ過ぎていて読みづらい。とても読みづらい。ではなぜ星5つなのか?続編が巻を追うごとに面白くなるからだ。この一冊はつまらないが、この一冊で西尾維新に見切りをつけてしまうのは勿体無いと思うあまりの星5つ。この一冊は、既にビッグネームとなった西尾維新のデビュー作で、代表作の第一巻に当たる。デビュー作だけに、大人しく書いていて作者が弾けていないのだ。これで弾けてないのか?と思われる方もいるだろう。一見すると、審査員の目にとまる為だけに無理やりに独自性を打ち出そうとして奇抜になったような印象を受けるだけに、とても抑えて書いているようには見えないのだから仕方ない。しかし、後の西尾維新フリークたちから見れば、このデビュー作は西尾維新の特色・魅力がまるで出きっていない作品なのだ。ライトノベルにありがちな商法として、『第一巻はそこで打ち切られてもいいように一冊でまとめる。人気が出たら続編を出す』という手法がある。この手法の欠点は一冊目が大人しく纏まってしまって、後の巻の足を引っ張る事がある事だが、この作品も一冊目だけに大人しい。では大人しくなくなるとどうなるのか?1:変な知り合いがどんどん増える。(と言うか、まともな人がいない)2:登場人物が人命をなんとも思ってない。3:二つ名を持ったインモラルな奇人・超人・殺人鬼・天才がどんどん出てくる。4:主人公が上記の人達にモテるモテる。モラルがないからその内ハーレムを作るに違いないほどモテる。5:主人公が毎回身体を張って怪我するので生傷が絶えない。病院に担ぎ込まれる事も珍しくない。6:主人公が言葉遊びに執念を燃やす。この辺が、このシリーズに限らず西尾維新の作品にほぼ共通した特徴と言える。・・・本当だってば。このシリーズも2冊3冊と読んでいくと中毒になるが、どうしても一冊で西尾維新を判断したいならこの作品よりも『きみとぼくの壊れた世界』を推す。

・「独特の世界観
最初の10pほど読んで肌に合わなければ読むのを止めたほうがいいですこんな感じの戯言が延々続きますので。ただこう言った言い回しや雰囲気が好きな人には物凄く読んでいて飽きないし、読みやすいですトリックもうまく使っていますし私自身は最後まで飽きずに読むことが出来ました

・「いや、これも戯言だな。。。
人外の孤島。そこにあつまる世界の才能たち。首切り死体。さあ、事件です。でも、この小説のウリはそういったミステリーの部分にはないように思います。キャラと、その会話。これが素晴らしい。この作品には「天才」と呼ばれる人々がたくさん登場します。「天才」ってしかし、ホントに使い勝手がいいですね。「天才だから」の一言でなんでも済ませられますからね。だから結構無理やりな部分もあるように思うのですが、前述したようにそんなところはどうでもいいのです。キャラを好きになれれば大ファンに、なれなければまったく面白くないと思うでしょう。だから、ちょっと立ち読みしてみることをお勧めします。ネットじゃ…できないですけどね(笑)「天才」の出てくる「メフィスト賞」作品。やはり、森博嗣『すべてがFになる』が連想されます。誤解を恐れずに言えばそれをもっとポップにした感じの作品、といえるでしょう。よく言えば「読みやすい」、悪く言えば「ちょっと子供っぽい」のかな、と思いました。私は前者でした。他の人のレビューをみても思いましたが、少し読者を選ぶ作品なのかもしれません。

・「貴方の首を切りましょう、と上司が言った
戯れ言シリーズ第一弾ですね。実に戯言が多くていい感じです。これを推理小説と思っても間違いではないのですが、私はこれを『戯言』というカテゴリーに入れたいくらい違うと思います。理由は、推理よりその犯罪や行動における心理について多く語られるからです。人はどうやってこの人を殺したのだろう、よりも人はどうしてこの人を殺したのだろう。動機が犯罪者の口から語られる推理小説ではなく。動機を探偵側が言い当てるのが『戯言シリーズ』です。ですが、矢張り人の考えているのはその人しか分からないものです。時にはその人ですら分からないときがあります。だから『戯言』なのです。自分の言いたいことを100%伝えることの出来る人はいません。ですから、所詮は戯言、になってしまうのです。

・「注意:少々ネタばれ(ほんのちょっとだが)
トリックは2番煎じ、3番煎じではありますがトリックの見せ方はうまいと感じました。読者をいい感じにミスリードさせてくれますし。ただ、殺人事件のトリックを暴くことだけがこの小説のプロットではないです。ていうかトリックの部分は作者はあまり重要と思ってない節があります。なんつってもタイトルからしてネタばれですからね。むしろ私の興味はものすごい個性を発しているキャラたちのほうに向きました。はじめは言葉遣いで個性を”つくっている”最近のライトノベルにありがちな軽いキャラだと思ったのですが、そう思っていたら痛い目を見ました。そして、そのキャラ自体にミステリがあるのです。脇役のキャラたちの謎もさることながら、一番ミステリーなのは主人公である”ぼく”自身ですね。この先の巻を呼んでいないのでわからないのですが、なんでも、過去に死体を見慣れている?人を殺したことがある?子供の頃部屋にずっと閉じ込められていた?らしい、のです。そして何より、どうして主人公は、このような冷めた性格になったのか。他人に無関心。自分の命にも執着がない。他者と心のそこから腹を割ることがない。彼の他者に対する感情というものはすべて言葉遊び、戯言である。―と、”ぼく”は思っている。なぜこうなったのか?いやもともとの性格なのか?ちょっと哲学したい秋の夜長にぴったりです。

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) (詳細)

神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫)

・「アニメ化も決定!
まずこの本を読む前にキネティックノベルの体験版をプレイしてみるとこの世界観がなんとなくつかめると思います。そして少しでも気に入ったなら迷わずに買いましょう。(笑私は文庫版からですがキネティックから入った方が、より読みやすいと思います。

内容は他の方も言われているように「精霊」と「神曲」を組み合わせたものですが、それをうまく組み合わせた広大な世界観とキャラクターに引き込まれました。それ故に専門用語も多いですがかなり読みやすくすんなりとストーリーに入れます。

今春にはアニメ化も決定していてさらにはポリ黒、ポリ白、ポリ青と世界がどんどん広がっているので今、新しいラノベを探しているならオススメのシリーズです。

・「広大な世界感
緻密なまでに構成された世界感の上で展開されるストーリーは、榊一郎の真骨頂と言えるのでは、さすがの一言です。ただ、世界感が広すぎて作者自体が、苦労しているのでは、っと思う所もあります。作中の世界では、音楽(神曲)と精霊がでてきますが、新しいと思うほどでは、ありません。しかし、その背景の世界感は、すばらしく、期待を裏切られないシリーズに成長するはずです。皆様、ポリフォニカワールドに乗り遅れのないよう!自信を持って、オススメします。

・「文庫版デビュー!
キネティックノベルで先行していた話の続きが文庫で登場。榊一郎の雰囲気がぷんぷんする作品。題名どおり神曲という音楽を題材としたファンタジック物。世界観の構築、細かな設定などはさすがに榊一郎だけあって、しっかりしたもの。根底に流れてるテーマも榊一郎のいつものテーマであり彼のファンなら読むことを義務づけられてるといっても過言ではないだろう。そして一気に読んだらきっとキネティックノベルの無料体験版をダウンロードしに走るに違いない・・・気になる点は音楽の表現だけか?音楽を世界観の中心に据えるとこの点が非常に難しいのが難点。そこをどう判断するかは読者の音楽知識と趣味に左右されるので、まあ読んでみてのお楽しみということにしておこう。

・「ありがちなようで、新しい
ファンタジーでありがちな「精霊」を「神曲」に絡めることで、今までにない新鮮な魅力を出してる。著者の榊一郎さん自身も「スクラップド・プリンセスの直系の後継」と言ってるだけあって、棄てプリ好きなら買って損はないです。絵が可愛いだけでなく、キャラ自身の魅力もたっぷりでグイグイ惹きこまれます。

ただ一つだけ難があるとすれば、現在キネティックノベルで発売されてる「神曲奏界ポリフォニカ」の続編(数年後という設定)なので、そちらを先に読んでおかないと、面白さの半分も伝わらない・・・。(キネティック読んでからなら、文句なしの星5つ!)キネティック版がフォロン学生編としたら、こちらはフォロン社会人編って感じなので、是非続けて読むことをオススメします。

・「あえてキネティック版を読まないで読む
あえてキネティック版ポリフォニカを一切読まないで見ました。(というか、キネティックどころかシェアードワールド、他のポリ巻も一切知らずの身で読みました)その場合、キネティックやポリフォニカワールドを補完するための(世界観の説明)補足が多く書かれているため、それに対して嫌気をさすか、初めて読む人に対するフォローかという見方のどちらかでしょう。あくまでフィクションであり、精霊など様なものが登場するため、ファンタジックなストーリです。しかし、それ以上にプロになったフォロンなど、まだ就業していないものが見るにしては、職業人=プロフェッショナルといいったようなものが(深読みでしょうが)垣間見ることが出来て、リアリティを子気味よく含んでいて面白いと感じました。

神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫) (詳細)

ヴァンパイヤー戦争〈1〉吸血神ヴァーオゥの復活 (講談社文庫)

・「手に汗握るSF伝記スパイ小説です
初版が昭和56年の角川ノベルズ創刊と同時に書き下ろしされ、当時高校生だった私を魅了したSF伝記スパイ小説の復刊です。物語は、8000光年離れた白鳥座X-1からもたらされた未知なる宇宙生命体からのメッセージと交信するためにアリゾナ砂漠に極秘に作られ完璧な防御体制に守られたNASA宇宙通信基地が、謎の武装一味に襲撃される冒頭から始まります。一体、誰が、何のために・・・。著者自身が好きだという「宇宙の善神と悪神の闘争」「幻のムー大陸伝説」「CIAとKGBの暗闘」「吸血鬼」等々の魅惑的な要素を全て取り込みながら、世界的に有名なテロリスト九鬼、謎の物質第3の核酸を体内に持つ美少女キキが大活躍する物語です。上に述べたような要素が好きな方、大伝記小説が好きな方にお奨めの面白いシリーズです。

・「ムラキ=矢吹 駆?
その重厚なストーリィとストイックな文体で、中学時代の私を魅了した「ヴァンパイヤー戦争」が帰ってきました!かつて生頼範義氏や天野喜孝氏が彩ったカバーはTYPE-MOONの武内崇氏によってカッチリしたキャライメージを捉えやすく描かれています。この物語、特筆すべきは笠井ミステリファンにはおなじみ矢吹 駆が名前を変えて登場していることです。1巻にちょろっと出ている彼、ムラキの活躍は後のお楽しみ。あなたは「ヴァンパイヤー」を読んでから矢吹シリーズを読みますか?それとも矢吹シリーズを読んでから「ヴァンパイヤー」を読みますか?2重に楽しめることは請け合いです。

・「武内崇?ふん、そんな物は飾りよ飾り
武内崇、表紙を書いている人気(だよな、一応)原画家さんで、再刊行するにあたり、吸血鬼ネタ(上記の方が有名になったのが、吸血鬼に焦点をあてた同人、ようはアマチュアが創ったゲームだった)という共通点をつついてのコラボレーション、販促を狙った意図が見え見えだが、企画販売側はそれで構わなかったんだろう、それだけ内容に自信があり、好みが一致した読者が離れないと確信していたのだろう。つまりは、私のようなのが確実に出ることを予想していたのだろう。

私は魅了された。九鬼鴻三郎という“自由”な男に、作者が描く女とエロスに底無しに深まるSFでありながらの伝奇でもあるの謎に血生臭い暴力に、国家や種族による多数の勢力の謀略に。巻が進むに連れどんどん深まっていく作品に没頭できるはずだ。

作品は基本的に単純、“エロとヴァイオレンス”を“SF+伝奇”を舞台にしている。伝奇といっても山田風太郎のように超人的な技が交叉するタイプではなく、半村量や隆慶一郎のように、伝説や史実、空想に脚色を加え、社会にまつろわぬ己の価値観と自由意志でのみで動くキャラクターが活躍するタイプだ。そんなキャラクターを思想家でもある笠井潔は、一回しか登場しないようなサブキャラクターにまで徹底的に理想と信念で表現している。読者に媚びるようなキャラクターはそこには存在しない。彼らが自分の信念で動いて、化け物と国家と謎に向かっていくのだ。表紙など、読み終えた時にはキャラのヴィジュアルを補完するどころか、

微妙に齟齬を起こしかねなかったりするくらいだ。妙な誤解など恐れるに値しない。買って、読んで、知人に勧める。そうするだけの価値が、この本にはある。

・「イイ!!
始めは話が難しく感じるかもしれませんが、面白いです。ちょっとグロイ表現もありますが良い作品です^^

・「武内崇さん
内容は前のヴァンパイヤー戦争の方に書いてあるのでカットして。

ずっと前からこの本(中身)は知ってたんですけど(前の方)面白いのは知ってたんですけど買うほどではなかったんです。

しかし

この絵。月姫(同人)からの付き合いであるこの絵だとそれだけで買うことを決めました。内容はそっちのけです。

外側のカバーも綺麗でしたが中の絵もとても綺麗です!しかも内容も面白いです。吸血鬼だからといって適当に選んだわけでもなかった!絵がいいと思った人は衝動買いして下さい!

ヴァンパイヤー戦争〈1〉吸血神ヴァーオゥの復活 (講談社文庫) (詳細)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

・「SFとしてだけでなく
20年も前と考えられぬほど、恐ろしく完成度の高い作品。親友のブッカー少佐を除けば、信じられるのは機械である雪風のみ、という主人公・深井零と、戦闘機の機械知性である雪風との、外界意識の齟齬によるすれ違いが哀しく、そして恐ろしい。

しかし、この一冊だけでは、このシリーズの神髄を味わったとは言えない。

続編の『グッドラック 戦闘妖精雪風』を続けて読む事で、このシリーズの真なる素晴らしさが見えてくる。この二冊を続けて読む事で、この作品がSFとしてだけでなく、哲学書としてもエンターテインメントとしても一流であることが分かるはず。

・「本当に20年前の作品?
 非人間的な主人公深井零と,高性能戦闘機「雪風」との関係を軸に,コミュニケート不能な敵<ジャム>との戦闘がリアルに描かれていく。初めはその精緻なメカ描写のカッコ良さに魅かれて読み進めたのだが,次第に明らかになる<ジャム>,そしてコンピュータ群の意識に戦慄し,後は衝撃的なラストまで一気読みだった。と,これは私が旧版を読んだ時の話。

 約20年の時を経て,加筆訂正された本書を読んでみたが,全く古さを感じなかった。 加筆訂正の内容は,構成自体を大きく変えるようなものではないが,旧版を既読の方も,これを機会に再読されてはいかがか。 本書は間違いなく日本SF史に残る傑作である。未読のSFファン,読むべし。

・「20年の時を経て・・・・
<改>の名の示すとおり、細かい部分が「改修」されたようですが、(あとがきで作者もいっているとおり)ストーリーそのものには、変わりないようです。しかし、20年前の作品と読み比べると、物語の背景(奥行き)が増しているように感じるのは何故でしょう?

 限りなく機械に近い人間「深井零」、高度に発達した知能(?)を持ちつつあるフェアリイ空軍特殊戦所属の「偵察機:雪風」。彼らの奇妙な連帯感、すれ違い、裏切り。実体がみえない「敵」ジャムとの戦いのなかで生まれる不安感・・・。単に戦闘機が出てくるメカニックSFの分類とするには、あまりにももったいないと(私は)思います。

話の内容は、コンピュータ、機械生命体(ジャム?)とデジタルチックなのですが、それをアナログの代表である「本(活字)」で読むという感覚が、私は好きです。では恒例のエピグラムを紹介して終わります。

「妖精を見るには、妖精の目が必要だ」

PS:続編「グッドラック」もおすすめです。

・「納得の名作
少々の取っ付きにくさは確かにある。ミリタリー系の知識があまり無い人間(私もそう)には、ミッション中、特にドッグファイト(対戦闘機戦闘のこと)において、何を言ってるのか解らなくなるときがある。HUD、ECM、ECCM、IFF、etcetc……一応、簡単な解説はあるけれど、いきなりはさすがに全て飲み込みきれない、というのが本音。しかし、そういう人間にとっても『戦闘妖精雪風』は、十分に読む価値のある作品と、自信を持っていえる。

人間の存在と意義を、全編通して緻密に、しつこいくらいに線を張って問い掛けていく。有機=意志のあるもの、無機=意志の無いもの、として。無機的な有機、無機によって生きる有機。有機と見間違う無機、有機を支配する無機。その対比は、鉄腕アトムやドラえもんなどで描かれる『意志をもち、人間を上回る能力を持ちながらも、人間に極めて友好的な機械』に対する、真っ向からのアンチテーゼ。何かと機械に頼ることが常識となった現代、ぜひ一読する価値はある。

・「専門用語も魅力なのでは?
パイロット用語(搭載機器の名称など)が随所に出てきているため、用語になじみの無い人には却って特殊な雰囲気を味合わせてくれるのではないかと思います。実際、この関係の仕事をしていない限り、本書に出てくる専門用語を使って毎日会話している人はほとんどいないと思う。

ただし、それほど頻繁に用語を羅列しているわけで無く、知識の無い人が読みづらいというほどマニアックな作品では決して無い。筆者自らも語るように、戦闘機の操作シーケンスが紹介されている航空マニュアルブックを元にして、操作手順が出てくるように話を書いたものである。

 肝心のドラマ性やメッセージに関しては、読者に考えさせるような文体になっており、やや簡潔すぎる感もあるが、それが帰ってシンプルで美しく、味わい深い。完成度が高いと評される所以であると思える。 

 本書続編のグッドラックとは同一作品とは思えないほどの作品の雰囲気の違いが味わえる。本書は人間味を消すことで人間味を表し、続編は、正面から人間とは、機械とは、と、問題にとりあげていると言う面でより直接的な仕上がりとなっている。

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA) (詳細)

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)

・「傑作
一時的な病気で病院に入院してきた主人公の普通の少年と、重度の病気で将来死を迎えるであろうヒロインの少女の物語。読み始めた当初は何というか、あからさまに読者の涙を狙った作品だったら嫌だなぁとどこか冷めている(と思う)私は思っていました。ですが実際はそんなことはなく、死がちらついているにも関わらず悲しくどこか温かい感じの物語です。イラストも良いですし、私の中ではかなりの傑作です。おすすめです。

・「橋本紡シリーズ最新作
橋本紡さんの最新作です。リバーズ・エンドもよかったけれども、こっちの方が良かったです。これは人が誰しも持っている「なにか」を感じる本です。最近つまらないなーと思ったり、もやもやが出来たときに読むといいです。今回のは実際にある場所を題材にしています。そんなわけで読むものがなくなったら読んでみてください。

・「橋本紡さんの作品初めてでしたが…
物語の設定はごく一般的なのです、が文章力があり読むほどにぐいぐい引き込まれていきます。この作品をかってよかったなーと後で思えるはずです!!私は今のところ1~3巻かって1巻を読み終えたところなのですが早く読破したいですね。まぁそういう作品です。アニメ化も決まりましたが文章がよいので先にこちら読んでおいたほうがよさそうな感じですね。

・「命の大切さを後世に伝えていきたい――
1〜8巻を総括しての感想です。これは今は亡き父親の遺伝により心臓に欠陥を抱えるが故に常に死と隣り合わせで生きて来た少女と、健康ではあったが今はもう亡き父親とのわだかまりを残したまま日々を何気なく生きる少年とが出会い、幼いなりの必死で懸命で純粋な愛を育んでゆく物語です(二人は共に母子家庭)。物語内の文体は筆者特有の『透明感のある文章』と言われる通り、恥じらいも誇張もてらいも無く、ただありのままを述べるもので、それはまるで水がサラサラと流れていく様な清涼さが感じられるものです。その文章により死と言うものがこんなにも恐ろしく、そして穏やかなものなんだと私達にそれを気づかせてくれます。なんら病気を抱えていたわけではないのに既に亡き少年の父と、確実に後10年で死ぬであろうヒロイン……。この二つの死に明確な差はありません。差があるのだとしたら、いつ死ぬのかを知っているのかいないのか。自分がいつ死ぬのかをわからないまま、主人公の少年とのわだかまりを残したまま死んだ父親。反面、いつ死ぬのかが判っているが故に日々を楽しく素晴らしく生きようとする少女。その反比例に気づいた時、私は涙が止まりませんでした。人はいつか死にます。いつ死ぬのか、それは明確にはわかりません。だからこそ毎日を無為に過ごすのではなく、己の周囲にいる人に少しでも何かを残して上げたい。この物語はそれに尽きます。これは作者の伝えたいメッセージの一つでもあると思えます。主人公の少年はいずれ死にゆく少女のために、楽しい思い出を作ろうと躍起になり、また、少女もそれに応え、少年との日々を大切に生きます。例え健康であっても人はある日突然死に、心残りを残すかもしれない。それは病気を抱える人も、健康な人も等しく持つ可能性です。例え病を抱えている人だって、誰かに何かを残す事は出来ます。健康な人なら尚の事です。これは人生を大切に生きていこうと学べる本です。いずれ私にも子どもが出来、その子に物心がついた時、是非読ませたい本であると思います。日々に疲れ、今現在自分自身という存在に自棄になっている方々、是非この本を読んでみて下さい。人生に対しての何らかの教訓が、きっと掴める事と思います。私は実際、この本に癒されました。「今の自分に何が出来るだろう?」なんて弱音を吐けば――恐らくヒロインの少女は目を三角にして「何でもできるじゃないの!」と怒る事でしょうね(苦笑)これは、真面目に明日から生きて行こうと思える、精神浄化作用のある素晴らしい作品です。胸を張ってオススメ出来ます。是非御一読を。

・「おすすめです。
半分の月がのぼる空は、悲しい話なんだけど、重苦しい空気を感じさせない。一人の少年がただ一人のいつ死ぬかわからない少女のために悩みながら何かをしようとする‥‥そんなやさしい小説です。

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫) (詳細)

電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

・「ライトノベルミステリの良作
 主人公柔沢ジュウは友達のほとんどいない不良少年、そんな彼に突然「私は前世であなたの従者でした」と言ってつきまとう少女堕花雨、彼女の妄想に辟易しながらも、いつの間にか二人は奇妙な友人関係を築いていって…と設定だけ聞くと非常にライトノベル的なラブコメを想像するんですが、ストーリーの中心は無差別連続殺人鬼を探すというサイコサスペンス的なものです。

 手触りとしては、最近盛況のラノベミステリやミステリコミックのなかではかなり一般文芸に近く、堅めの文体の効果だと思います。サイコな心情描写や暴力シーンは読後感を損なわない程度にはダークで、キャラクターはサイコサスペンスとしてのリアリティーを失わない範囲でラノベ的です。これをミステリとライトノベルがうまく融合できていると見るか、ミステリとしてもライトノベルとしても中途半端と見るかで評価が別れる作品だと思います。

 ストーリー展開も、キャラクターの使い方も荒削りな感じがありますが、小説技術の向上が作品の良さに大きく反映されそうなタイプなので次回作にも期待は大です。

・「一見の価値有り!!
喧嘩上等の不良少年である柔沢ジュウは、ある日の放課後に堕花雨と名乗る見知らぬ少女に忠誠を誓われてしまう。少女は前世ではジュウは王だった、前世は剣や魔法の飛び交う世界だった、雨はジュウに付き従う騎士だった、自らをジュウの奴隷だ下僕だと電波的な言動を雨は当然のように話す。そんな少女の言動に振り回されつつも、ジュウは次第に雨を受け入れ始める。だが巷を騒がす連続殺人事件がジュウを巻き込もうとしていた。

登場人物、とりわけ主人公やヒロインは他の何においても重要だと常々感じる。主人公の成長の過程を描いていく作品ならともなく、その他の場合は主人公やヒロインに何かしらの魅力がなければ、余程のことがない限り読み進めていくのは苦痛に他ならない。今作の主人公とヒロインは、その条件を限りなく満たしているものと個人的に感じる。主人公の柔沢は他者に誤解されがちだが確固たる信念をもっている。ヒロインの堕花は完璧でありながら他者との接触を拒み、ただ一つの行動原理のもと動いている。その信念や行動原理により、どんな作品でもありがちな主人公やヒロインの人格のぶれが少ない。これは簡単な条件のようで、数多くある作品の中でも満たしている作品がそう多くないと個人的に感じている。

もちろん主人公だけよくても作品として成り立たないが、その前提が満たされたことにより冒頭部分から読み手を惹きつける力を持った作品になっている。話の展開は個人的な価値観に左右されるところだが、登場人物が気に入れば読み進む力も生まれるものだと思う。

著者の文体とイラストレーターの絵の相性がここまでいいと感じた作品は初めてだ。

・「久々のヒット
久々の当たりでした。タイトル見てどうかなぁと思ったけど、わからんもんですね。 電波的な彼女と言う事で、確かに電波チックな女の子が登場するんですけど、そこまでぶっ壊れてる感じじゃないですね。読み終わったらその子のこと可愛いとすら思えましたから。

内容は不良の主人公がとある殺人事件に巻き込まれるんですね。で、主人公は躍起になって犯人探しを始めるんですけど、その犯人が実は身近の人間で・・・とこんな感じ。

どこが良いってうまく言えないけど、強いて言うなら主人公と他のキャラとの会話かなぁ? あと、善人だったキャラが後半、とんでもなく悪なキャラとして登場するところの描写なんか好きでしたね。

ラノベにしては結構ダークな描写もあるけど、それが作品自体に深みを与えてるのでまぁ良いかな。

二巻にも期待したいところです。

・「本当の電波的
ミステリのあじが、一巻ではよわいが、二巻ではかなり洗練されている。きたいのシリーズである。しかしながら、一巻のないようが投稿で賞をとったものであることからもわかるように、作者がいいたかったのは、『電波的とはなにか』だとおもっている。つまり、この話は一巻で本当はおわっているのである。作者はいいたいことはいったからだ。けれども、シリーズとしてつづく、つまり、ミステリとしてつづくのである。だから、のちの作品になるほど、ミステリあじがこくなる。さて、作者のいいたかった『電波的とはなにか』だが、このものがたりには、ふたりの変人が登場する。いな、かたほうは変人で、かたほうは異常者である。そして、世間では電波的とは、マニアック、オタッキーといったイメージをふくみ、あたまが変なひと、ようちな人といった印象をあたえる。つまり、すこしかわっているだけ人が電波的ではなく、よのなかにはもっとおかしい人がおり、趣味や言動だけで、電波的、つまりはちょっとあたまおかしいととらえるのにまちがいがあるといいたいのだとおもう。それは、主人公ジュウが、フラットであり、悪にも善にも絶対的な指針をもっていないことからもよみとれる。かれのような人間が、作品の主人公として最適なのはよめばわかろう。電波的な彼女とゆう作品にこめられた裏メッセージであろう。それは、主人公ジュウのせりふにあらわれる。ヒロイン雨にたいして、ジュウはこう感慨をする。「こいつ、この年になってもアニメとかみてるのか」これは逆説的なしかけである。なぜ、電波的な彼女の劇中では、オタクを否定するような発言がおおいのに、嫌悪感がわかないのか、真相はソコである。作者は、真の電波な人とはなにかをとい、世間でいわれる電波的なことを賛美している。そう、わたしはおもう。

・「イライラするけど面白い。
主人公ジュウを慕うヒロイン雨の一途な想いが電波的な所からきてるんですが、「私の全て」だの「あなたの下僕」だの、そこまで想い入れるからには何か裏があるんだろ?と期待して読み進めてみても、一向に触れることがない。結局、最後まで私の期待していたことは語られることもなく、まさに電波的の一言で片付けられていた。

そのありえないシチュエーションに「まぁいっか」的な感覚で馴れ合う主人公、その主人公のお馬鹿っぷり。何も考えずに無茶をする熱血主人公はよく見るが、この主人公は冷静さを持ち自覚もあるのに無茶をする。理解できない。加えて、彼の強靭な肉体は何か裏があってもおかしくないと思うのだが、これもまた明かされることはない。同作者の作品「紅」とクロスオーバーしているところからして間違いないと思うのだが・・・。

要は物語の根幹たる部分の伏線(?)に全く触れることのない所がイライラするってことだろうか。それが既刊の3巻全てに当てはまるものだから、一向にイライラが解消されることはない。しかし、それでも3巻まで読みました。ライトノベルには珍しくダークな部分を扱ってる文面がスリリングで、読み進める欲求を掻き立てられたので。あるいは、電波の裏を次こそ!と期待していた部分もありましたし。これが作者の狙いなんだろうか。

しかし、続巻を出すなら次こそ電波の裏について書くべきだと思う。いや、裏があればですけどね。いい加減新たな展開を加えるべきでしょう。それがないなら3巻で止めておいた方がいいと思います。

電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫) (詳細)

わたしたちの田村くん (電撃文庫)

・「王道ならぬ女王道
不思議少女、松澤小巻。 クールなツンドラ、相馬広香。そんな二人と、主人公である田村くんの物語です。ただのラブコメでもないが、突飛過ぎもせず安心できます。王道にエッセンスをひょいとまぶせばこのようなものになるんじゃないかと思います。

事故だったりイジメだったり、テーマは割と重いものです。しかし、それでも田村くんは負けずに二人に突っ込んでいくのです。その馬鹿で、せつなくて、青春真っ盛りな物語にいつしか吸い込まれていきます。つい応援したくなるような、そんな魅力ある物語、それが「わたしたちの田村くん」。

女性作家だからこそ許されるというかなんというか、下ネタのようなものもあります。不快にならない程度で散りばめられていて、それもまた一つの楽しみ。

ちなみに番外編では、田村君の友人である高浦の腹違いの妹である玉井伊欧が主役です。衒学趣味のオカルトっ子という濃すぎるキャラは、二人では物足りないという方の思いを呪詛と共に叶えてくれたのでは。

故郷はお月様、足の速い不思議系少女「松澤小巻」。実は不器用、孤高のツンドラ女王「相馬広香」。性欲は全て不潔、現代を生きるミニ魔女「玉井伊欧」。あなたは、誰が好きですか?

・「いじめはどうしておきるのか?
僕は、一昨日(2006年 6/24)にこの本を買って一日で読みきりました。 素直に感動し、そして僕は思った。どうして、イジメがおきるのか、、、 人それぞれ考え方が違うけど、、、 もう少し真剣にイジメという問題を考えなければいけないと僕はこの本を通じて分かり、また相馬さんの気持ちも分かる。 学校に行きたくてもそうすることもできず逃げて、逃げて、けど、それは解決にはつながらない、と自分でも分かっていてもどうすることもできない苦しみ、、、 僕もイジメに会って学校を約3年間行きませんでした。だから自分を変えようと努力してきましたが、、、 いまだ引きこもり状態です もう少し早くこの本に出会えていれば、、今、不登校の子供に言いたいです。 時間はもどらない、だから今の1秒1秒を大切にして、後悔だけはしないように頑張ってほしいです。 この本についての感想は、言葉ではいいあらわせないくらいに内容が良く出来ていて自分的には、これほど感動できる作品は中々無いと思います 読んでない人は、とにかく買って真剣にいじめについて考えてほしいと僕は思っています。 それと、相場さんみたいな人が周囲にいればこの本のことを必ず教えてあげてください。   

    

・「単純に楽しめる話でした。
単純な主人公の行動と、過去を抱えるヒロインを主人公の目線で追った、【馬鹿で笑える】から【馬鹿だからこそ感動】する話

・「傑作ラブコメ
傑作ラブコメだと思います。とても好きな作品です。話の展開や構成、細かな内容と笑わせてくれるツボな文章・表現(主に主人公田村雪貞の思考)と人物の状況や心情がうまく絡みしっかりとしていて、笑えてとても面白く(少し悲しいところもあります)、帯の宣伝の通り私にはツボで、ライトノベルの良い所を活かしたとてもクオリティの高い作品の一つだと私は思います。

何となくジャンルはラブコメということや題名などから、ヒロイン達との愛(ラブ)と笑い(コメ)のドタバタコメディと思ってしまうかもしれませんが、確かにラブとコメはありながらもそれだけでは終わらないもの、(かなり笑えたりするセンスの良い文体でありながら)明るさや優しさやテーマ性を合わせ持つクオリティの高いラブコメです。番外編として収録されている「高浦さんちの家族計画」もとても良く、笑えておすすめです。

ただ余談ですが、個人的にはあとがきで2巻で終了するか続刊となるか分からないといったことが書いてあるのが気になります。中途半端な終わり方ではなく、うまい所で終わっていますが、とても良く好きな作品なので個人的にはできれば続きを読みたいとも思います。ですので第一部完(全2巻)で、今までの作品の良さの勢いのまま以下続刊、といった流れを希望したいです。

ラブコメが好きではない方や、この物語の主人公田村雪貞の思考や行動が自分自身とあまりに合わないという方は注意かもしれませんが、そうでない方、特にラブコメというジャンルが好きな方にはおすすめです。

・「これぞ、本物のラブコメ!
私はとても困っていました。面白いラブコメが中々無いのです。

殆どのラブコメは(半分程がケームが原作らしい)「大人の感性で無理矢理高校生を主人公にしている」という感じがして、面白く感じないのです。そういう作品群は勿論アダルトチックではないけれど、妙に達観して物分かりが良いのです。これって大人の恋愛観ではないですか? (個人的に「モエ」というものに興味が無いのもありますが。) そして残り少数派のラブコメは「妙にリアルで生々しくって冷めていて、時々日常の些細な醜さを暴露していたりする」という感じで、ちっともロマンチックじゃないんです。存在意義は否定しませんが、少なくとも私が読みたいのはそういうんじゃないんです。

この本を読んだ時「これこそ本物指向だ!」と喜びました。「体当たり暴走ラブコメ」って感じ。実際に恋愛している時の気持ちって、まさにこんな感じじゃないでしょうか?

結局、「とらドラ!」等、竹宮 ゆゆこさんの他の作品も読みましたが、どれも楽しかったです。

私にとっては「最高!」だったのですが、みなさんはどうなのかなあ?...キャッチーなラブコメが好きな人には、この本は「普通のラブコメ」の1つでしかないかも知れませんね。 もっとも、元々質が高く、一般的にも好評なようなので、「星5つ」にしました。 主人公は男の子ですが男性向けの本だと思わないでください。女性が読んでも楽しいです。

わたしたちの田村くん (電撃文庫) (詳細)

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

・「Fのなかへ
近年、一番クールなミステリ作家といえばこの人しかいない。中でもデビュー作「すべてがFになる」は最高。読んでいて、この本を手に取った偶然を何かに感謝。

何がどう面白いとかは読めば判るのだが、話の面白さとは別に、爆笑ポイントがあちこちにあって、それが隠してあるみたいなところがまた面白い。これは全ての森作品に言える。

とにかくFのなかへ、と未読の方に言いたい。言葉のひとつひとつに強く支配されます。謎解き的な意味の探り合いは不要。はじめから終わりまで、言葉は言葉通りの意味で、特に意味はなく、かつ重要で、回転が速い。この回転の速さが快感。高いテンションを保ったまま最後まで読ませてくれる。

・「ユートピアと密室と
面白い。孤島の研究所という研究者にとってのユートピアで起こる殺人事件。夢やヴァーチャル・リアリティといったものが現実と見分けがつかなくなる境界の世界をうまく描ききっています。理系人間たちの書き分け方も見事。でもそれ以上にすごいと思うのは、これほどの小説を片手間に書いてみせる作者自身です。いったいどんな人なのやら・・・。

・「斬新なトリック
森博嗣の作品はとても厚いので読み通すのが大変かと思っていたのですが、そんなことは全然なく、最後まで楽しく読めました。この人の作風は理系ミステリと呼ばれるのだそうで、確かに登場人物は理系の研究者ばかりだし、トリックもコンピュータの特性を少しは知らなくては面白みがわからないタイプのものです(私の妻はトリックの面白味がわからなかったとのこと)。

確かに『すべてがFになる』というタイトルの意味などは、コンピュータの仕組みについての基礎知識が全くない人には面白く感じられないかも知れません。しかし、私はそうした理系的な部分以上に、普通の本格推理として斬新なトリックが用いられていることに感銘を受けました。密室殺人に対してこういう解答を持ち出したのはおそらく今作が初めてだと思います。メタミステリとかに逃げなくても、まだまだ色んなトリックを思いつけるんですね。

・「ダイナミック!
理系ミステリと銘打たれる著者だが、それだけではない。古典的なミステリにも通ずる、ダイナミックさが魅力。

舞台設定、登場人物、事件、すべてがダイナミック。それらが、システマティックに語られる模様は、ある意味残酷にも見える。だが、はまるとこれ以上の快楽はない。

文系だからといって、この作者に触れない手はない。おすすめの一冊。

・「何故に四季はSEを使っているのか?
1996年リリース。S&Mシリーズの第一作にして森博嗣のデビュー作。『理系』という新しい分野を持ち込んだ氏の作風はなるほどなかなか斬新でプロットも良く出来ていて良いのだが、一点だけ気に入らないところがある。それはMacフリークからみると本作の設定にはたくさんの矛盾点があるということだ。まずリリースした1996年においては作中に出てくるSEやPlusは余りに古い。System7がアメリカで登場したのが1991年であるからしてこの段階でSEやPlusはSystem6.0.7までしか事実上受け付けられなかったはずで天才科学者四季のプログラミング技術を持ってしてもデスクトップに燦然と置かれているのは可笑しい、と思うのだが・・・如何だろう。次にウイルスで送信側だけ狙うスクリプトは難しいと出てくるが謎である。送信はSMPT、受信はPOP3とサーバ形態が別々であるからしてターゲットにするのは優しいのではないだろうか。また、ウイルスのターゲットに狙われるMacというのもかなり可笑しく、Disinfectantの時代から極めてウイルスがMacは少なく、その辺も謎だ。おそらく氏は僕と同じくMac好きで文中に登場させたかったのかもしれないがむしろそれが知っているものに物凄く『おかしいなこれ』という気持ちを与えてしまっている気がする。

『理系』を売りにするからには『理系』で突っ込まれないことが必須ではと思う。ゲーム化もされ、大ヒット作であるが故にそこが残念だ。

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) (詳細)

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

・「ツンデレとはこういうやつのことをいうと教えてくれるお話
 難しい単語とか用語がほとんど出てこないのですいすい読めちゃいます。活字が苦手という方々には丁度いいかもしれません。ただすいすい読めるだけでなく、話の流れがしっかりしていて先がどうなるやらといつも気にさせてくれる作品でもあります。 ヒロインはツンデレの代名詞にしてもいいんじゃないかと思われる程のツンデレっぷりです。特にツンデレ特有(?)の「べっ、別に好きってわけじゃないんだからね!勘違いしないでね!」とか言う台詞がしょっちゅう出てきます。という風にツンデレ全開のヒロインなのでツンデレ嫌いな方には合わないかも。まずは一巻だけ買ってみてそれで「面白い!先が気になる!!」と感じたらどんどん買って読んでいくというお決まりのパターンで試してみるといいでしょう。

・「薬用ヒラガサイト
この作品は確かに軽い。ライトノベルの名に恥じないほど軽い。設定もありがちである。『異世界に召喚される主人公』なんだそれは。ちょっとでも頭ひねったのか?『ヒロインはツンデレの魔法使い』流行に媚びおってからに。イラストまで○ーマイオニーじゃないか。・・・と思った方も多いことだろう。私もそう思った。電車の中で読む本がなかったから、新刊だったこの本を買ったのである。電車の片道分の時間を潰してくれれば充分というつもりだった。実際、片道分の時間を潰して読み終えた。次に電車に乗るときも持っていった。その次も持っていった。すっかりファンである。この作品の魅力を一言で言うのは難しい。完成度の高い作品であり、その完成度が魅力と言えるので、その絶妙なバランスを紹介するのは難しい。しかし敢えて一点、魅力の一端が表に出ている所を挙げるとするなら、主人公ヒラガサイトのこのセリフであろう。「なんで俺がお前の下着を!洗濯!嬉しいけどふざけるな!」このセリフを言い放てる主人公が、昨今のへたれ主人公達の中に果たしていただろうか?

・「おもしろかった
他の人のレビューを見てると「ご都合主義」というのがでできましたが、私はそんなことを気にしないで読めたので割と楽しめました。所謂おもしろければ何でもいいという奴です。あと私はアニメから入った者なのでどうしても兎塚氏の絵に馴染めず苦戦しています。(笑)才人の絵が少し・・・ですのでアニメからはいる人は注意してください。物語自体はおもしろいと思います。

・「漢気を感じました。
ファンタジー要素を含む一切の設定は、背景と同義で既存の作品からの借り物ですが、キャラクターの可愛さっぷりとハーレムっぷりには、かなり度肝を抜かれました。

次から次へと主人公にアプローチをかけるヒロインたち。現実であるはずもない女性陣の猛攻には、まるでヒッチコックの「鳥」のような恐怖感すら感じます。普通の作家なら躊躇うような直接的な萌え表現は、「売れるのが、一番偉いんじゃあ!」と言う作者の魂の叫びが聞こえるかのようでした。

「オレがハーマイオニーを描いたらこうなるんだ」的なヒロインと、ハリーポッターそのまんまな世界観は、著作権的にちょっと問題がある気もしますが、それもこれも作者のなりふり構わない姿勢の表れかと思えば、OKかなと思います。

いろんな意味で熱い作品ですので、未読の方は、読んでみて良いと思います。

・「読みやすい。
今やアニメ、ゲーム化までされるほどの人気を誇る、Mf文庫ライトベルズ作品。表紙のやわらかいタッチによるイラストも目を引く。

異世界に「使い魔」として召還された普通の高校生、平賀サイトとその主人のルイズ・フランソワーズ、またそのまわりの人間が繰り広げる、ラブコメファンタジー。

魔法や貴族といった設定が面白くキャラの個性も強い。主人公と、いわゆる「ツンデレ」のヒロインとのやり取りは定番的でありながら、付かず離れずの距離感がうまく保たれており、読者を毎回そわそわさせる。また通常の台詞とは別の、キャラの内なる感情が文章中に不意に盛り込まれることが多々あり、その表現が非常に面白い。

戦争や、様々な人間との出会い、別れなどを通して、喜び、疑問、愛、不安、迷い、理不尽さ、悲しみ、など様々な感情を抱きながらも、徐々に成長してゆく主人公やヒロイン達の姿も描かれており、ただ単なるラブコメファンタジーと一言では言えないような、非常に興味深い作品である。

漫画やアニメは見るが、今までノベルズという領域には足を踏み入れたことのないという方には、是非一度読んで欲しい、非常に読みやすく面白い作品である。

ゼロの使い魔 (MF文庫J) (詳細)

星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)

・「少女マンガのような表紙にだまされないで!
星界の紋章1,2,3と星界の戦記1,2,3,4の7冊が出版されています。でも、7冊目の戦記4で話は終わってません。 すっごく盛り上がったところで「つづく」になっています。星界の紋章1の初版が1996年で戦記4が2004年なので、9年で7冊出版されています。最後まで、あと2、3年かかりそうです。

しかし、本シリーズは、2巻の紋章2(ささやかな戦い)が最も価値が高い頂点です。2巻まで読めば、必ず何かを得られます。少女マンガのような表紙や、SFというジャンルで判断するともったいないと思います。本書は、大人も読める価値の高い本です。

・「星界
星界の世界では、様々な人間、国家の考え方があり、それが深く書き込まれているというのがこの本の1つの魅力である。まったく違った文化からの出身であるジントとラフィ-ルの掛け合いはとても面白く、その掛け合いによって描き出されるアーヴという種族の考え方や、分化、そして生き方もまた、実に深くて面白い。なかでも、様々な文化につきものの「言語」では、独特のいいまわしや慣用句が多く登場し、アーヴが使うアーヴ語が本編にルビとしてふられているという徹底ぶりである。また、星界はキャラクターも魅力である。キャラ個人個人が自分なりの信念を持っているので、読んでいてこきみよい。なかでも、強烈なキャラのラフィ-ルに惚れ込んでいるひとは少なくはないだろう。

まだまだ語り尽くせない魅力が星界にはあるが、ここより先は読んでみて実感していただくのがよいと思う。アニメを見た方も、アニメでは語られていないエピソードがたくさんあるのでぜひ読んでいただきたい。

・「貴族になった少年
突如出現した、謎の大艦隊。 その時から、ジントの運命は大きく変わる。 貴族になったジントは、帝都に行くために軍艦に乗るが、そこで、かれは皇帝の孫のラフィールと出会う。その軍艦が突如、攻撃を受け、ジントとラフィールは脱出するが、そこからかれらの冒険が始める。 WOWOWで放送されたアニメの原作だが、アニメ版では、内容がかなり削られていたので、読んでみても、損はない。

・「星界シリーズの全ての原点
自分が星界シリーズを愛読するようになったきっかけというものは、宇宙戦争をテーマとしたスペースオペラという事も然る事ながら作品の持つ独特な世界観や設定(例えば「アーヴによる人類帝国」の社会構成や、超光速航行を可能にするため平面宇宙を航行する「平面宇宙航法」やアーヴ独特の言語体系である「アーヴ語」など)や人物描写といったものに惹かれたからでもあります。「紋章」編においては、とある辺境の惑星が「アーヴによる人類帝国」によって占領され、惑星国家の主席の息子であった少年ジントは帝国の制度によって父親が貴族となった事により自らも貴族の一員となり、その後成長したジントは皇帝の孫娘ラフィールとの運命的な出会いを果たし、宇宙を股にかけた冒険行を行う事になる・・・といった事が描かれています。前述のように「紋章」編はジントとラフィールの運命的な出会いと冒険行を経てお互いの絆を強めていく話が主軸ですが、宇宙空間における戦闘シーンやこれも前述になりますが様々な登場人物の描写や人物間のやりとりなども描かれていて充分に楽しむ事が出来ました。特に主役のジントとラフィールがお互いの長所を生かして欠点を補い、いくつもの難局を克服していく所は印象深く感じられました。既にアニメ化、コミック化もされている本作ですが、原作にはアニメ、コミックでは描き尽くされていないより深い物語世界が展開されていますので、もっと多くの方が本作を読んで星界ワールドを体感して下さる事を期待する次第であります。

・「本の中は別世界
種族全てが、軍人で美形、という設定。作者の作るこの世界は、漢字へのフリガナの多さで、いかに深いものかわかります。

アニメ化されましたが、失礼ながら、原作の挿画では、「美形しかいない種族」を表現しきれていないと思います。小説なんだから、挿画は関係ないという人もおいででしょうけれど、若年層は特に画像に反応します。親しみやすいという点では、この挿画でいいのでしょう。“世界”にハマれれば、とことん楽しめる本だと思います。

星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA) (詳細)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

・「お子さんにも是非お勧めして行きたい。
この作品については賛否両論、様々な意見がすでに挙げられているが、私は、是非、この本は様々な方、お子さんにもお勧めしていきたいと思う。その根拠は3つ。

まずは、そのストーリーの内容。一見、主要人物の涼宮ハルヒは、わがままで自分勝手な子だと思われがちだが、その突発的な行動の中にも、大人が忘れかけた、「小さい頃の疑問」や「冒険への憧れ」が窺える。たとえばそれは、「宇宙は何処まで続いているのか」なんて表現で、よく現れる。また、涼宮ハルヒは、それを自ら探しに行き、さらに、その謎を解こうとしている。

そんなハルヒの考えを、是非、たくさんの人に知っていただき、共感して貰いたい。

また、二つ目の根拠、それは、作者の表現の独特さにある。それらの言葉には、普段、あまり使わない、意味があやふやになっているものも多い。この本を機会に、色とりどりな言葉の意味を、再確認してみるのもどうだろうか。

三つ目の根拠は、読みやすさ。なかなか深い話の題材を取り扱いながら、スラスラと読める文章は、本嫌いなお子さんにも是非、お勧めしたい。中には、大人でなければ、この本の意味は分からないだろうという意見もあるが、私の付近では、小学生でも多くの人が愛読しているし、初めは、意味は分からなくてもいいのだ。後々気づくことになるのだから。しかし、いささか、憂鬱一巻では、少々展開が速すぎてついて行けないかもしれない。是非、購入の際は、2,3巻一度に購入していただきたい。

また、蛇足かもしれないが、いとうのいじの挿絵もあいまって、萌え、を求めている方にも、なかなか満足できるのではないだろうか。朝比奈みくるのメイド服や癒しキャラ、寡黙な長門有希、ツンデレのような発言をする涼宮ハルヒ、そのほかのキャラクターも、そんな要素満載である。

しかし、単なる萌え系で終わらないのがこのシリーズの凄さだ。

・「文学≠ライトノベル
 娯楽作品として素直に読み通せました。 楽しかったです。

 批判している方には、キャラに感情移入できない…とか、作者の国語力が…とか、賞を受賞した作品のわりには…とか、いろいろと主張があるようですね。 生理的に受け付けない人はやむを得ないにしても、正当な文学作品として評価するというのはどうなんでしょう? まるで、「インスタントラーメンの中では『ラ王』がうまい」と伝え聞いた美食家かぶれの人が、「こんなもの、スープはコクがないし、メンにはコシがない。器も…」と、本物のラーメンと同じ視線で酷評しているようです。 私もいい年ですので、気持ちが全くわからないわけではないですが、批評をするのであれば、ある程度自分から歩み寄る姿勢を持つべきではないか? と、思います。

 作品自体は多くの方が好評価しているように、ライトノベルとしての設定、テンポ、構成、完成度、続編以降に続く世界観の広がりなど、実によくできています。

 (ライトノベルの)SFやファンタジーの場合、文字量の関係で怒涛のごとく流し込まれる世界観を消化するだけで労力を消費してしまい、完読前に力尽きてしまうことがありますが、「ハルヒ」は日常の舞台がごく普通の学園生活であり、主人公キョンの「疑いを持った視点」で物語が進んでいるのがミソです。 この視線は、リアルタイムの学生より、すでに何事も起こらなかった学生時代を経験済みの読者の方が実はシンクロしやすいのではないでしょうか? そういう世代には、ハルヒの「エキセントリックな行動」や現実にはありえない展開がより光って見え、物語に吸い込まれていくはずです。

 実際、キャラ「萌え」や、メディアミックスによる販促戦略だけでは、ブームにまでは発展しません。あらゆる視点から考えても、やはり、芯となる原作のポテンシャルが高かったことがヒットの要因であるはず。そのあたりを意識して、ぜひ、読んでもらいたいです。

・「現代の最高傑作と世界で言われるには
涼宮ハルヒは、一見我が儘で、高飛車(タカビー)です。しかし、涼宮ハルヒが自分がちっぽけな存在であることを自覚したことが、涼宮ハルヒが大きな力を持つ、ひとつのきっかけになったそうです。涼宮ハルヒのタカビーなのは、自分自身に対する要求の高さの反面だと知ることができます。自分の能力の限界を知ったときに、自分の周りに超能力者たちを集合させるきっかけになったというのは驚きでです。

3巻ほど読むと、わがままたっぷりのように見える涼宮ハルヒは、一方で一番常識人であることが分かるかもしれません。ぜひ、3巻分は読んでみてください。実は、私も憂鬱だけを読んだときには、ピンと来ませんでした。

何事にも前向きで、積極的に行動する子供が、大きく育つためには、周りの理解が一番かもしれません。

涼宮ハルヒは、指導者にとってのよい教訓がつまっているかもしれません。傲れるものは、久しからずといいます。世間の常識に対して、涼宮ハルヒは挑戦はしても、傲りではないような気がします。

時雨ルカさんも書評で書いていますが、シリーズの2−3巻を読み進まないとわ