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▼1970年の名盤:セレクト商品

Fun HouseFun House (詳細)
The Stooges(アーティスト)

「テレビの目」「これほどに脳内覚醒できるものは少ない。」「迷いなくPLAY LOUD」


Weasels Ripped My FleshWeasels Ripped My Flesh (詳細)
The Mothers of Invention(アーティスト)

「1曲目の「Didja get any onya」がレコードとは音源が違う!」「味わい深い狂気」「イタチ野郎の逆襲!!」


CurtisCurtis (詳細)
Curtis Mayfield(アーティスト)

「Curtis Mayfieldの原点」「カーティスの再出発作」「70年代ニューソウルの代表作」「名作!」「マストでしょう」


Sweet Baby JamesSweet Baby James (詳細)
James Taylor(アーティスト)

「ジェイムスの心の旅」「初期の名作。」「いいんですよねえ・・これが」「しとしと雨の休日に」「ジェイムスの心の旅」


Bryter LayterBryter Layter (詳細)
Nick Drake(アーティスト)

「北天の回転」


American BeautyAmerican Beauty (詳細)
The Grateful Dead(アーティスト)

「心地よいアメリカンロック」「信じられない」「アコースティックバンドの傑作アルバム」「THE BIG COUNTRY」「故郷のようなアルバム」


SoundtracksSoundtracks (詳細)
Can(アーティスト)

「ダモとマルコムが一枚で聞けます」「サントラ集なので、」


LoadedLoaded (詳細)
The Velvet Underground(アーティスト)

「SWEET JANE」「こんな音楽体験はこのアルバムでしか味わえないだろう。」


Live at Leeds -Deluxe EditionLive at Leeds -Deluxe Edition (詳細)
The Who(アーティスト)

「買い直しても損しません」「ロックの魅力が凝縮されたライヴの名盤」「待ってました」「「トミー」収録」「フーばんざい!」


Free Your Mind And Your Ass Will FollowFree Your Mind And Your Ass Will Follow (詳細)
Funkadelic(アーティスト)

「HIP HOPのルーツPファンクのクレイジーなアルバム」


After the Gold RushAfter the Gold Rush (詳細)
Neil Young(アーティスト)

「10年後はどんな気持ちで聴くのかな。」「落ち込んだ時に・・・聴いて欲しい」「美しい音楽とはこういう事。」「ニール・ヤングの最高傑作!」「名盤中の名盤。」


Get Yer Ya-Ya's Out!Get Yer Ya-Ya's Out! (詳細)
The Rolling Stones(アーティスト)

「ストーンズが一番かっこよかったころのライブ」「全盛期一歩手前」「待ってて良かった!」「Midnight Ramblerが「カッチョイイ!」」「最高」


晩餐晩餐 (詳細)
フード・ブレイン(アーティスト)

「うわーかっこええわー」「これはすごい!」「この値段なら」「All In One - One For All - All For One Album :」


Atom Heart MotherAtom Heart Mother (詳細)
Pink Floyd(アーティスト)

「fat old Gilmour」「やはり、名作です。」「高尚な作品でもなければ、難解でもない傑作」「これが私にとってロックなのよ。」「ポップな語感あふれる、すがすがしいサイケデリア」


Black SabbathBlack Sabbath (詳細)
Black Sabbath(アーティスト)

「魔王降臨!」「名盤」「『ダーク』音楽の頂点」「Black Sabbathの名盤はこれなの!」「奇跡ですね」


Live AlbumLive Album (詳細)
Grand Funk Railroad(アーティスト)

「後楽園球場疑似体験?」「問答無用の大傑作Live Album !!」「これがロックのライヴだ!!」「アメリカンハードロックの第1ページ!」「暑い夏をふっ飛ばそうゼィ!」


The Madcap LaughsThe Madcap Laughs (詳細)
Syd Barrett(アーティスト)

「愛すべき本物!すばらしき友人!」「The Madcap Laughs [FROM US]」「GENIUS!!」


UFOUFO (詳細)
Guru Guru(アーティスト)


John Lennon/Plastic Ono BandJohn Lennon/Plastic Ono Band (詳細)
John Lennon(アーティスト)

「母への呼びかけを壮絶な叫び声で歌う『Mother』」「ジョンの魂よ、永遠なれ」「そしてジョンは永遠になった」「あるがままのジョン」「史上最強の一枚!」


Bridge Over Troubled WaterBridge Over Troubled Water (詳細)
Simon & Garfunkel(アーティスト)

「永遠の名盤!」「永遠の名盤!」「珍しいオリジナル版」「星五つでも足りないよ!」「時は1970年・・・・」


Sex MachineSex Machine (詳細)
James Brown(アーティスト)

「You Stay on the Scene For Long.」「リズム改革」「「good!!!! good!!(笑)」」「元気になりたい人は是非「SEX MACINE」を聴いて欲しい。」「JB最高」


Just Another Diamond DayJust Another Diamond Day (詳細)
Vashti Bunyan(アーティスト)

「耳を澄ませば」「セピア調のフォーク」


ThirdThird (詳細)
Soft Machine(アーティスト)

「何回目の発売?」


Morrison HotelMorrison Hotel (詳細)
The Doors(アーティスト)

「リマスター、大正解。」「不思議な重さ」「モリソンホテル」


はっぴいえんどはっぴいえんど (詳細)
はっぴいえんど(アーティスト)

「お正月といえば、炬燵を囲んで」「通称「ゆでめん」」「古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古」「『風街ろまん』より粗いぶんだけこっちのほうが断然ロックンロールしてます」「キロクとキオク」


▼クチコミ情報

Fun House

・「テレビの目
これは破壊的・自虐的なロックの頂点に位置するものの一つ。これがなければパンクもなにも無かったのは皆さん承知のはず。さてこのリマスター盤は、初心者も上級者も買いです!DISC1は正規盤のリマスター。音圧も上がっててよい!DISC2は The Stooges - 1970: The Complete Funhouse Sessions(7-CD Boxed Set Rhino Handmade)からの抜粋。Down On The StreetとI Feel Alright (1970) のシングルヴァージョンだけでも買い!最初聞いた時はゾクリときましたよ。しかし、上記ボックス所有者は少し物足りないかもしれません。

・「これほどに脳内覚醒できるものは少ない。
これは破壊的・自虐的なロックの頂点に位置するものの一つ。このリマスター盤は、買いです!DISC1は正規盤のリマスター。DISC2は The Stooges - 1970: The Complete Funhouse Sessions(7-CD Boxed Set Rhino Handmade)からの抜粋。ですがDown On The StreetとI Feel Alright (1970) のシングルヴァージョンだけでも買い!しかし、上記ボックス所有者は少し物足りないかもしれません。

・「迷いなくPLAY LOUD
ヘイ、小僧ども。ヘナチョコな毎日を送ってるんだろ。お前らの半端な人生を吹き飛ばす、本物のロックンロールがここにあるぜ。ストゥージズfromデトロイトだ。地響きのようなビートと地獄の叫びを聴け。

こう書くとかなりアホっぽいですが、ロックとはそういうことです。暴力と破壊への衝動を扇動する「音」をいかに合法的に紡げるか。優れてクレバーな仕事です。ストイックで知的だと言えます。

今回のリマスター、高音圧の破壊力サウンドなのに、意外と緻密なアンサンブルの襞も堪能できる。迷いなくPLAY LOUD。

Fun House (詳細)

Weasels Ripped My Flesh

・「1曲目の「Didja get any onya」がレコードとは音源が違う!
昔からザッパの大ファンなのでレコードは殆ど持ってますが、初期のザッパ作品では、これと、「アンクル・ミート」が特に好きです。バカ・テクのミュージシャンをいっぱいバンドに入れた後のバンドも好きですが、この頃の方がある意味骨太なドシンと来るものがあります。CDを聴いて思いましたがわたしの持っているレコード(日本盤)と比べ1曲目が随分長くなっています。うれしいです。

・「味わい深い狂気
ディジャゲットエニィオンヤ。。大学生の時これが耳について離れなかった。。。

・「イタチ野郎の逆襲!!
このジャケットのイラストがあまりにも素敵で買ってしまったのだが、音を聞いてびっくり!完全にイタチ野郎にやられてしまった。この作品は'67~'69年のザ・マザーズ・オブ・インヴェンションのライブとスタジオ録音したものが集められているのだが、ブルース、ジャズ、R&B前衛的音楽まで網羅されていて、ジャケットからは想像もつかないような音の応酬に圧倒された!ただし、「ロックしか聞かない!」タイプの人がこれをマザーズ入門CDにすることはいろんな意味で危険です。ご注意ください(笑)

Weasels Ripped My Flesh (詳細)

Curtis

・「Curtis Mayfieldの原点
自社レーベルCurtomの設立。そして、Impressions脱退。それを経て1970年に発表されたCurtis Mayfieldの初のソロアルバム。 Curtis Mayfieldと言うアーティストの、最も大きな特徴というのが、一つの作品全体がまるで映画のような、美しい豪華なサウンドを奏で、その上に自らの信念・自由・平和・愛等のテーマを載せ、聴く者に言葉を投げかける、と言った音楽を創作する事だろうと思う。 そしてCurtisのそういった音楽に対する姿勢の原点となる作品がこの”Curtis”だと思う。

全体的なサウンドは、Curtis在籍時の、後期Impressionsの感じに似ていて、都会的でスリリングなストリングスやホーン隊、その他ハープ等を使用した、豪華なサウンドオーケストラで締められる。それに加えて、ソロの特徴として、ワウギターによるカッティングやパーカッションを多用した、土臭いファンクサウンドが上手く融合されている。 1曲、1曲がとてもクオリティの高い名曲で、ポジティヴな高揚感に満ち、ポップである為、非常に聴きやすいアルバムだと思う。

特に、”Move On Up”はCurtisの残した多くの名曲中の名曲。 嫌でも、その高揚感溢れるサウンドに、身体の中の血が騒いでしまう。

・「カーティスの再出発作
インプレッションズから脱退してからのファーストソロアルバムです。インプレッション時代から、メッセージをこめた曲を歌っていましたが、それを更に深化させつつ、サウンドもカーティス流ファンクの出発点となっています。ファンク、バラード共良い曲満載です。カーティスは、このアルバムからゼアーズノープレイスライクアメリカトゥデイまで、すこしずつ変化させながら、突っ走っていきます。このアルバムでピンと来た人は、是非他のアルバムも聞いてみてください。

・「70年代ニューソウルの代表作
という評価はもう嫌と言うほどされまくっているアルバムです。で、問題となるのは、70年代ニューソウルって何?と言う事です。ここでレコードコレクターズとかでお勉強してニューソウルのなんたるかを理解するのも正しい音楽ファンのあり方だと思いますが、考えようによってはそれがかえって理解の妨げになるかも知れません。なにも音楽聞くために公民権運動だのベトナム戦争云々まで考慮することもないでしょうしねぇ。そういった要素をすべて抜かして、このアルバムが後世にどれほどの影響を与えたとかの先見性とかも抜かして、ただ純粋に聞いてみて欲しい。だまされたと思って聞いてみなと言って、後で感謝されるたぐいのアルバムであることは補償致します。

・「名作!
ニューソウルの旗手カーティスメイフィールドの個人名義一枚目。一曲目のダビーで幻惑的なスポークンからもうゾクゾクします。インプレッションズ時代よりも、より劇的でファンク血中の高まった作風と、カーティスのあの声がバランス良くマッチしてます。これでもか、というほどのブラック・フォー・ブラックな詩も胸を熱くさせます!五曲目のMove On Upはモッドファーザーことポール・ウェラーがカバーしてヒットした曲でもあります。何にせよ、黒人音楽を聴く上で避けて通れぬ一枚だと思います!マスト!

・「マストでしょう
「move on up」というバケモノのような名曲が入っていることだけをとってもこの一枚は聴くべきです。疾走するホーンに彼の裏声が乗り、サビへと展開していくこの曲は、やはり奇跡的です。カーティスの作品はセールス面だけをとると見えない影響を、幾多のミュージシャンに与えているわけですが、その象徴とも言うべき曲です。彼の場合、その膨大な作品群についてアルバム単位で語るのも骨が折れるので、あえて絞ってコメントさせて頂きます。

Curtis (詳細)

Sweet Baby James

・「ジェイムスの心の旅
このアルバムを聴くとジェイムスと旅をしているような気分になる・・・カントリー・ロードを歩きながら。このアルバムからは「スウィート・ベイビー・ジェイムス」「カントリーロード」「ファイア・アンド・レイン」「スチームローラー」など名曲が生まれた。若きジェイムスの心の旅をヴァーチャル体験できる・・・シンプルさの中に際立ったエレメントの輝きを感じるアルバムです。今も声が変っていないのが凄い!

・「初期の名作。
彼のアルバムでは当時は注目を浴びた名盤です。カントリー・ナンバーは彼らしいアレンジに仕上げてられており歌とギターも、どことなくシックな感じがします。コードストロークでバンバン歌うカントリーではないので、しっとりとしたアルバムになっております。

・「いいんですよねえ・・これが
もともと騒がしめの音楽が好きな私が気に入ってよく聞く意外な作品がこれです。本当にいいんですよ。当時、ディープ・パープルとジェームス・テーラーを交互に聞いていたという思い出があります。特に、「スウィート・ベイビー・ジェイムス」「ファイアー・アンド・レイン」が秀逸。さらに「スティーム・ローラー・ブルース」が意外な雰囲気で盛り上げてくれます。「おおスザンナ」なんかもう牧歌的雰囲気で、意外な方面からのアプローチで私のお気に入りになってしまいました。皆さんにお薦めです。

・「しとしと雨の休日に
しとしとと雨が降りつづける、このアルバムはそんな休日によく聞いています。すべての音楽が繊細で、彼の音楽性の広さも伺えます。70年代の一連のシンガーソングライターの作品群のなかでも最高の1枚だと思います。

・「ジェイムスの心の旅
このアルバムを聴くとジェイムスと旅をしているような気分になる・・・カントリー・ロードを歩きながら。このアルバムからは「スウィート・ベイビー・ジェイムス」「カントリーロード」「ファイア・アンド・レイン」「スチームローラー」など名曲が生まれた。若きジェイムスの心の旅をヴァーチャル体験できる・・・シンプルさの中に際立ったエレメントの輝きを感じるアルバムです。今も声が変っていないのが凄い!

Sweet Baby James (詳細)

Bryter Layter

・「北天の回転
1970年発表のセカンド・アルバムは、ファースト・アルバム「Five Leaves Left」のセールス不振に打ちのめされつつも、その才能に信頼をおいていたプロデューサー、Joe Boydに励まされながら、期待を込めて間もなく発表された作品です。なにかちょっと嫌なことがあったけれど気分を変えようとでもいうように、ファースト・アルバムの雰囲気からやや舵を切り直されたようにも感じられます。一般的には、全体に少しポップで、ジャジーなアレンジが施された楽曲が収められており、他のアルバムと比べていくらか装飾気味の作品として、また、「Fly」や「Northern Sky」にはThe Velvet UndergroundのJohn Caleが自ら積極的に関わっていることなどからも、他の作品とは一線を画した印象のものとして受け取られているようです。その反面、最初と最後にインスト楽曲と、さらにもう1曲のインストが収められ、Nick Drakeの歌声や歌詞を聴きたいという点では、いくらか物足りなく、あるいは地味にすら感じられる可能性のある作品かも知れません。

しかし実際は、他の2枚に十分比肩する(どころか、Nick Drakeの全ての作品に携わったエンジニアのJohn Woodは自分の経歴の中でも最も完璧なアルバムだといっています)素晴らしい内容で、特にNick Drakeの代表曲としても際立った楽曲「Fly」「Poor Boy」「Northern Sky」などが収められています。中でも「Northern Sky」については、ラジオのドキュメンタリー番組上で、彼の全作品の中で“最も美しい曲”として紹介されています。また、よく耳を傾ければ、3曲を占めるインストもNick Drakeの特徴的な音楽性をよりはっきりとした形で伝えているのがわかります。

この後、サード・アルバムの制作に臨んで、Nick Drakeは再び作品の方向性に舵を切ることになりますが、かつてNickの才能を見いだしたJoe Boydはその最後の作品(「Pink Moon」)について、自分にはあまりに荒涼とした作品に感じられる、というような感想をこぼしています(ごく近い立場から全てを見つめていたということも理由だと思われます)。その荒涼としたラスト・アルバムの内奥から伝わってくる特別なきらめきとは別に、セカンド「Bryter Layter」の素晴らしさは、一般的な基準からいえばそれでもまだずっと素朴でささやかな響きではありますが、しかし確かに聴こえてくる希望をたたえたその伸びやかさだと思います。Nick Drakeの大抵の曲からは、Nickのうつむいた姿が浮かぶようですが、「Northern Sky」では上を眺め、先を見つめているNickの姿が窺えます。歌詞“Brighten my northern sky”というのは大ざっぱに、“ぼくの空の中心(北天)を明るくしておくれ”ということ。この曲ひとつをとっても傑作ですが、他の2枚とはまた別の意味で、本当に素晴らしいアルバムです。

Bryter Layter (詳細)

American Beauty

・「心地よいアメリカンロック
グレイトフルデッドの数多いアルバムの中で、一番聞きやすく、このバンドのサウンドに初めて触れる方には最適だと思います。特にアメリカントラディショナルな要素が強く歌を前面に出しているのが特徴です。1曲目の「BOX OF RAIN」はベーシストのフィル・レッシュの哀愁漂うリードボーカルが印象

的です。私自身はこのアルバムは数百回は聞いていますが、未だに飽きることが無く新鮮な気持ちで聞けます。是非、このアルバムを様々な音楽ファンの方々に聞いて貰いたいです。

・「信じられない
 アメリカン・ロックを代表する名盤中の名盤のレビューがどうしてこんなに少ないのだ。この演奏の素晴らしさについては繰り返すまでもないと思っていたが、そうでもないようだ。 第一曲、「ボックス・オブ・レイン」ジェリー・ガルシアの作曲ではない。この曲、ライブ演奏もあるけれど、このオリジナルとはまるで違ったアレンジになっている。それもそのはずで、このオリジナルの完成度は、同じアレンジで歌った場合、絶対に達成できないと思われるからだ。死にゆく父と、病床に見舞う子との、本当に切ない、美しすぎる対話。ロック史上のひとつの奇跡のような演奏である。 他、デッドの代表曲「フレンド・オブ・ザ・デビル」、踊れる「シュガー・マグノリア」、身悶えするような、死ぬほど耽美的な「ブロークダウン・パレス」、サイケデリックな一面を見せる「ティル・ザ・モーニング・カム」・・・ここにはデッドの幅広い音楽性が集約されていると言える。また、駄曲がほとんどないのもこのアルバムの大きな特徴だ。残念ながら、個人的には「オペレイター」は必ず飛ばして聴くようにしている(笑)。ここまで魂込めたアルバムを作れるというのは、彼らにとっても最初で最後だったわけで、まさにこのとき彼らにはミューズが憑いていたのだろう。 ロックというジャンルにとどまらず、すべての音楽を愛する方にとっての名盤だと思うのだが、どう思われるだろうか。

・「アコースティックバンドの傑作アルバム
僕が彼らに興味を持ったのは「プレシディオの男達」って言うショーンコネリーの出ている大して面白くない映画だった。 その中のせりふに「グレイトフルデッドを知らないのか?世界で一番かっこいいバンドさ!」ってでてきた。 うーむ、これは聴かねばってことでベストを買ってきて早速聴いてみたんだが、感想は「なんじゃこれ…?」 「うーむ…。」って感じだった。 じゃがこのアルバム買って良さがわかった。 デッドはサイケなアシッドバンドとして有名だがこれはそんな感じではなく、アコースティックオンリーなレイドバックした名曲揃いのアルバムだ。 一言で言うと「心地いい」。 このアルバムは歴史に残る素晴らしいアルバムだと思う。 ニール・ヤングの「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」とこの「アメリカン・ビューティー」が僕にとってのアコースティックベストなアルバム。 トリップするデッドもいいですし、このアコースティックなデッドもいい。 まずデッドに入るならこれからです。

・「THE BIG COUNTRY
デッドの最高傑作とも言われるだけあって、このアルバムには美しいメロディを持った名曲がズラリと並んでいる。サウンドはサイケデリックどこ吹く風といった感じの、カントリーやフォークのテイスト溢れるゆったりとした演奏で統一されていて、聞き物のヴォーカル・ハーモニーも見事。これはまさに、日本やイギリスのような狭い国では生み出しえない、「ビッグ・カントリー」の音楽。香ばしい乾いた風がどこからともなく吹き込んでくる…

・「故郷のようなアルバム
多くの方がそうだと思いますが、Grateful Deadの魅力はライブにあると思います。あらゆるジャンルを網羅した自由な演奏スタイルや、時には火を吹くような強烈な即興演奏が彼らの真骨頂だと思います。 「American Beauty」はとても素朴なアルバムです。彼らがライブで聴かせるような魅力は皆無です。でも時々無性に聴きたくなるんです。フィル・レッシュの素朴な味わいの1、ウィアのカッコいい3や10、ガルシアの美しい6など・・・。 「American Beauty」は彼らにとって故郷のようなアルバムであり、アメリカンロックが最も幸せだった時代を象徴する、素朴で美しい音楽がたくさん詰まっています。 多くの方に聴いていただきたい作品です。

American Beauty (詳細)

Soundtracks

・「ダモとマルコムが一枚で聞けます
内容はサントラのオムニバス形式で、ダモ鈴木とマルコムがボーカルをとる曲が混在していてそれはそれで面白い(混声は無し)。「タンゴ・ウイスキー・マン」は歌謡曲然としていると笑われるが、なんか、この寒々ととした雰囲気は絶妙で古いアニメ主題歌のエンディングのような侘びしさがたまらない。ラストの「She brings the rain」などjazzな渋い面も垣間見せてくるのも興味深い。

・「サントラ集なので、
サントラ集なので、アルバムとしての統一感には欠ける。しかし、それだけに他のアルバムとは違った魅力がこのアルバムにはあります。曲想がちょっとまちまちなので、逆にCANのバンドとしての実力を垣間見る事ができます。Soul Desertでのマルコム・ムーニーのつぶやきヴォーカルは、ファーストアルバ"Monster Movie"の"Yoo-Doo Right"より危ない!!!

Soundtracks (詳細)

Loaded

・「SWEET JANE
ヴェルヴェッツの4枚目。不朽の名盤。ファーストやセカンドに比せば短尺な曲が多いのですが、なかみは文句なし。「ロックンロール」や「スウイート・ジェーン」などの名曲が入っています。後者はのちに、ルー・リードのソロ作で再演され、また、モット・ザ・フープルが突き抜けるような晴れたカバーをしました。もはやロックのスタンダードと

なっている傑作です。ヴェルヴェッツにはライヴ盤をふくめて駄作はひとつもなく、また、ヴェルヴェッツに影響を受けていないロックンロールバンドはおそらく絶無に近いと思われます。ファーストからこの4枚目まで、すべて星5つですが、この名盤で「SWEET JANE」と「ロックンロール」に触れてしびれてください!

・「こんな音楽体験はこのアルバムでしか味わえないだろう。
ヴェルヴェットアンダーグラウンド4枚目の本作は、軽いロックをかなり力が抜けた感じに楽しく演ってるアルバムだ。1曲目出だしのギターの音が後の音すべてに繋がったひもを引っ張るように滑り出しスィートジェーン、ロックンロールと後のルーリードの代表曲が続き。投げやりで底抜けに明るく歌うルー、ゆるゆるのリズム、ギターがその世界をさらに強化する。そしてラスト、スウィートナッシングはそれまでのすべてが昇華されるようにゆっくりと盛り上がっていくほんとうに美しいドラッグ・ロック・バラードだ。捨て曲はほんの数曲しかないキラキラギターとゆるいリズムの中を調子っぱずれのヴォーカルがゆらゆら浮かんでいるような。こんな音楽体験はこのアルバムでしか味わえないだろう。

Loaded (詳細)

Live at Leeds -Deluxe Edition

・「買い直しても損しません
69年にウッドストックに参加しライブバンドとして圧倒的なパワーとパフォーマンスを見せつけたWHOはいくつかのライブ音源を集めライブアルバムを作ろうと試みるが、膨大な音源の前に収拾がつかなくなり急拠70年リーズ大学にてライブを行いアルバムを作成する サマータイム・ブルース、ヤング・マン・ブルースのビートスタイルのアレンジ、マイ・ジェネレーションの14分に渡るプレイはWHOの演奏面の凄さを改めて感じさせる

 DISK2では名作TOMMYのライブパフォーマンスを完全収録、今までのLIVE AT LEEDSを持っている人もデジタルリマスターを持っている人もこのDISK2の為に買い直しても後悔しない一枚です

・「ロックの魅力が凝縮されたライヴの名盤
ポップでキャッチーなメロディの楽曲、ポジションが逆転したようなギターとベース、メロウなものからハードなものまで見事に歌いあげるパワフルなヴォーカル、キースのハチャメチャなドラム等等、THE WHOの魅力というより、ロックのかっこよさ、楽しさが一杯詰まった素晴らしいアルバムです。作り込まれ、コンパクトなスタジオ盤も良いのですが、オーバーダビングのないギター、ベース、ドラムのみのシンプルな編成で聴かせる楽曲群は生々しくてとてもスリリング。そしてメンバーの個性がモロに出て何度聴いても背筋がゾクゾクします。それにしてもエントウィッスルのベースサウンドは素晴らしいです。ギターより歪んでるし、音はでかいし、いうことありません。

・「待ってました
前のリマスターの時もビックリしたが、今度はひっくり返りました。なんと言ってもトミー完全収録ですから。初リリースのアナログ盤と曲数を比べて下さい。全く違うアルバムですよこれは。以前のリマスター盤を持っている人ももちろん購入すべきだと思いますよ。取って付けたみたいにボーナストラックつけてる他のアルバムに比べ理想的な形での進化ですね。

・「「トミー」収録
disc1は以前に出た25周年リマスター版とほぼ同内容のためdisc2のTommyの演奏パートのレビューを書かせて頂きます。

ここでのTommyの演奏はdisc1に収められた隙の無い勢いの演奏に比べれば若干ムラが目立ちます。声のピッチが外れていたりミスが随所にあったりします。しかし1曲目~5曲目までの畳みかけるような勢いI'm Freeのスタジオ版とは違ったアレンジWe're Gonna Take Itの大団円などアルバムの核となるパートは大きく盛り上り、スタジオ版以上にメリハリを付けた演奏をしています。

音質も非常に良く、ワイト島ライブのTommyパートに比べると繊細なギターアルペジオ、エコーが特に綺麗に再現されています。

Tommyパート、演奏の質・内容とも個人的にはワイト島ライブよりもこちらのほうが好きです。以前発売されたLive At Leedsやワイト島ライブを持っている方にもdisc2目当てでDeluxe Editionを聞くことを薦めたいです。

・「フーばんざい!
 うーんやっぱりいいなー。生々しさ全開!曲の出来不出来なんて関係ないや。 このアルバムを聞いて思うのはやっぱりロックは作りこんだものより、単純に音がでかくて、声がでかい、派手で、かっこよければいいんだと思わせてくれます。  フーってどんな所がいいのって聞かれて説明できるようなバンドじゃない。叫んで鳴って、たたいて壊すロックっていってやろうじゃないか! ストーンズやビートルズにロック魂はあんまし臭わないけど、フーからは親父臭なみに漂ってくる。かなり臭いぞ、このアルバムは!心して嗅げ(聞け!)

Live at Leeds -Deluxe Edition (詳細)

Free Your Mind And Your Ass Will Follow

・「HIP HOPのルーツPファンクのクレイジーなアルバム
Free Your Mind and Your Ass Will Follow っていういかにも馬鹿っぽいタイトルのこのアルバム。歌詞はシリアスに歌われながらもおちゃらけているし、演奏は涙もの。

シャウトがいかにも黒人って感じの女性ボーカルの掛け合いから始まるスペーシーな楽曲陣。ノリもいかにも黒人って感じでFUNKYそのもの。エディーヘイゼルのギターは素晴らしいの一言。RED HOTのジョンフルシアンテが最も影響を受けたという名ギタリスト。

ちょっとヘビーでモー娘(笑)からいきなりこの手の音楽を聞くと拒否反応を起こしそうですが、ジミヘンが好きな人ならまずすんなり入れるでしょう。私はこういうの超好みです。

Free Your Mind And Your Ass Will Follow (詳細)

After the Gold Rush

・「10年後はどんな気持ちで聴くのかな。
1945年生まれのニールはこのアルバムを24歳で作った。1972年生まれのぼくは、このアルバムを20歳で初めて聴いた。世代は違っても、ずいぶん救われたし、ものすごく勇気づけられた。乾いたアコースティックギターやピアノにのった優しいハーモニーがぼくに孤独感とか喪失感とか放浪のロマンを教えてくれた。4や9の鋭く切り込んでくるエレキギターや、か細いながらも決意に満ちたようなボーカルが、ぼくの青臭い情熱に火をつけてくれたりもした。学生生活の終盤を彩ってくれたし、旅の友にもなった。

30を過ぎて、ぼくが徐々に薄汚れたりニヤけたリしていく一方で60になるニールヤングは今も同じ地平で叫びながらギターをかき鳴らしている。その表情はやはり決意に満ちており、いささか必死でもある。立ち止まり続けることもまた、決して平坦ではないのだ。

昔の気分を取り戻したくて心の洗濯をするとき、現在のニールを聴くのは辛い。だって、彼はいまだに戦い続けているのだ。だから”After the gold rush”を取り出してプレイボタンを押す。世間に対して、自分はいつの間にか白旗を揚げてしまったという後ろめたさをほんの少し感じながら。

・「落ち込んだ時に・・・聴いて欲しい
凄く絶望したり、望んだことに失望したり、孤独を感じたりしたらこのアルバムをお薦めしたい。表題が示すように「祭りが終わった後」の寂しさが暗闇の中の一筋の光のように一曲一曲がともしびみたく感じられます。「お城が燃えているだけ、もう大丈夫だから」

真っ向勝負のストレートなサウンドとメッセージ。ニール・ヤングのこのアルバムは時代を超え、国境をも超える普遍性がある。映画「アメリカン・ビューティ」のラストシーン間近でもカヴァーされていた「ドン・レット・イット・ブリング・ユー・ダウン」。涙がでるくらいいいアルバムです。

・「美しい音楽とはこういう事。
シンガーソングライターとしての彼の才能が大爆発したのが本アルバム。特にアナログA面に当たる1〜5曲の流れは信じられない位素晴らしい!聴けば聴くほど心に響いてくる独特な声とメロディ。他のアーティストの傑作と明らかに違うのは彼の音楽は決して「完成」させない所だと思う。簡素なアレンジに終始し楽曲が生まれた生々しさを損なわず瞬間真空パックしたような感じかな。最近いろんなアーティストの発掘音源でデモテープみたいなものがやけに感動したりするけど、NEILの音楽はそういう魅力に尽きると思う。今作が好きになれなかった人は彼の音楽とは縁が無かったと思ってあきらめた方がいい。Don't Let It Bring You Downはまさに天から降りてきたようなメロディ!絶対神懸ってますね、これは。他のアーティストにカバーされる曲もこのアルバムからの選曲が多いです。

・「ニール・ヤングの最高傑作!
これは文句無く、ニール・ヤングの最高傑作でしょう。 3枚目のアルバムが「最高」と言っては、その後のアルバムに申し訳ありませんが、でもやっぱりそうなのです。 指から血をしたたらせながら弾いているのかと思うような "Southen Man" の緊張感は、残念ながら、次のアルバム "Harvest" にはもうありません。

・「名盤中の名盤。
初期ニールヤングの最高傑作です。その後ライブでもよく演奏されることになる名曲、After The Gold Rushが収められているだけでも垂涎ものです。このアルバムには彼の コアが詰まっています。あの暗くも、心に染み入る歌声にぜひ耳をかたむけて下さい。

After the Gold Rush (詳細)

Get Yer Ya-Ya's Out!

・「ストーンズが一番かっこよかったころのライブ
ストーンズが一番ストーンズ゙らしかったころ(自分はそう思っている)のマジソンスクウェアガーデンでのライブ。ストーンズの紹介とともに始まる「ジャンピングジャックフラッシュ」は、ロックの王道を行くストーンズをあらわしているようで最高です。「悪魔を憐れむ歌」などの曲で、キースリチャードのガッツあふれるギターとミックテーラーのクールで滑らかなギターが味わえます。「キャロル」「リブウィズミー」「リトルクイニー」「ホンキートンクウェメン」など、乗りの良いロックンロールと、「ラブインヴェイン」などのブルースとで、アルバム全編を楽しめるライブアルバムです。

・「全盛期一歩手前
67年にツアーを止めたストーンズが69年にまたライブを再開して間もなくの69年11月27・28日のニューヨークでのライブを収録したアルバム。一般的に(ブートオタクの間では)ストーンズのライブ全盛期は72・73年と言われているので演奏的には過渡期と言える。テイラーが加入したばかりで遠慮しているのかあまり弾きまくらない事、そのため演奏も速くなくヨレている所も目立つといった点で72・3年よりは評価が低いのだ。しかしキャロルなどのチャックベリーナンバーは次第に演奏しなくなるのでこの頃のライブアルバムを聴く楽しみでもある。この頃の作品としてはハイドパークやギミーシェルターが有名。ちなみにMランブラーで"かっちょいい〜"と日本語の叫びが聞こえるのは有名。自分は密かにチャー坊ではないかと思っている(彼がオルタモント12/6を見に行ったのは事実)ちなみにこの日はジミやジャニスも観客として来ていたらしい

・「待ってて良かった!
OriginalのLPあるいはCDを持っている人は、必聴!Remaster層を聴けば、10mはステージに近づけます。更にSACD層を聴けば、そこはステージの最前列。待ってて良かった!でも持っていなかった人も幸せ!なぜって?待ってた甲斐あって、Stonesのライブをすばらしい音で聴けるじゃないですか。

・「Midnight Ramblerが「カッチョイイ!」
これはロックの最高のライブアルバムの1枚です。ストーンズのライブって最近すっかり大所帯で打ち合わせ通りって感じだけど、この頃はピュアなバンドサウンドで彼らが最高のライブバンドだってことがよくわかります。選曲も良くて特に3~7曲目の流れが素晴らしい。ミックテイラーの演奏がバンドに(キースに?)適度な緊張もたらしてる感じでStray Cat BluesやLive With Meはスタジオテイクよりずっとヘヴィなアレンジでイントロからゾクゾクくるし、Sympathy For The DevilやキワメツケのMidnight amblerはホントにスリリング。ちなみにこの曲のブレークで聞こえる「カッチョイイ!」には諸説あるみたいだけど、とりあえず初来日公演の時みんな「カッチョイイ!」って叫んでました。(日本人でよかった...)

・「最高
ロック史上最高のライブアルバムです。ほとんどジャズの世界。ロック好きなら「SYMPATHY FOR THE DEVIL」を聞いてから死ね。

Get Yer Ya-Ya's Out! (詳細)

晩餐

・「うわーかっこええわー
この前、陳信輝のアルバムを買って意外によかったのでこれも買ってみましたメンバーはギター:陳信輝キーボード:柳田ヒロベース:加部正義ドラム:つのだ☆ひろで全編、プログレなインストハードロック楽器の比重も1:1:1:1全員平等って感じでメジャーなところに例えるとライブ中イアンギランが休憩してるときのインストなパープルに近いかも・・・でも違うけど

とりあえず陳信輝の早弾きがなくてもかっこいい、うねるようなギターもよかったですけど今回、最もよかったのはベースですブリブリ、グリグリめちゃかっこいいですグルービーかつガンガン前に出るベースを求めている方は必聴です!

・「これはすごい!
いや、このアルバムに目を留めたあなたは運がいいw。何というか、疾走するガラクタ?ある意味、フランク・ザッパに通じるものがある。いや、あそこまで行かずに踏みとどまっている。ジャズロック?ん〜近いがそんなに小難しくない。

だまされたと思って、聴いてみるがいいさ。そんでもって、ひっくり返るんだ!そして、レビューを書かずにはいられなくなるのさ!

・「この値段なら
今回のシリーズは¥1300という安さです。まずライナー・ノートがシリーズ共通です。ペラ紙1枚。ジャケットの紙も薄い。でもこの値段で買えるなら個人的に十分です。もう1枚買えるし。紙ジャケに興味の無い身としては他社にも見習って欲しい。どうせライナー・ノートに書いてある事はネット探せば解ることばかり。新譜は難しいのかもしれませんんが今回のような再々発売みたいなのは今後もこのぐらいの値段でお願いします。

・「All In One - One For All - All For One Album :
サイケ。プログレ。ハード・ロック。当時の尖がった音が全て1枚の円盤に収まった様な怪物盤。詳しい事情は知るよしもないが、シンガーを入れずに全てインストにして大正解。日本を感じさせながら、結果、何処に出しても、誰に聴かせても、「う〜ん」と唸らせてしまう無国籍でカテゴライズ不可能な音絵巻と成っている。38年も前の音とは到底思えず、日本のロックの創世記に出た音源ながら、未だ誰もこの域に到達出来ていないという恐ろしい1枚でも有る。単に歌物が好きというわがままで現状星4つ。でも、一杯入っている時に聴いたら星5つ。

晩餐 (詳細)

Atom Heart Mother

・「fat old Gilmour
もうX10年もこの作品を聴いています。たまに聞き返すのですが、すこしも飽きません。これ以後のフロイドのモチーフの殆どが出ていると思います。ドローンドローンと繰り返すウォーターズのベース、宗教曲のように荘厳なライトのオルガン、そしてやたらスケールのでかいギルモア博士のギターです。繰り返しが続き、唐突にハッと目が覚めたように次の部分に入っていく構成。それからこの曲の途中にどこか九州辺りの日本民謡みたいなコーラスが入りますね。バッサンコ、バッサンコと聴こえる。あそこも好きです。デブでよろよろになってしまった浴衣が似合いそうなギルモアの「デブでよろよろの太陽」は、フロイド屈指の名曲でしょう。エンディングのギターが物凄く良い。

・「やはり、名作です。
20年前、筆者がCDとして初めて購入する段になって初CDとして迷わず選んだのがこの作品。

壮大なオーケストラのインスト作品がレコードで言うA面全てで表わされています。70年代初頭を思わせる、雰囲気のあるインスト作品であり、非常にすばらしい、名曲だと思います。当時環境音楽(狂気でもレッテルを貼られていましたが)という呼び名で分別されてしまっていましたが、そういったジャンルにとらわれないか佳曲だと思います。

レコードで言うB面は、雰囲気をガラッと変えて、サイケデリックなアコースティックナンバーが続きます。特に最後の曲なんて、本当にサイケデリックです。筆者は、それよりもその前の曲で「はう・どぅ・ゆぅ・ふぃ~!」と叫んで、「ぱぁ~ぱらっぱ、らっぱ~」とハモってしまう方が好きだったりしますが、年を重ねるにつれて、B面4曲の魅力を一層深く感じるようになってきました。

聞く時々に違う感覚を与えてくれる、そんな作品でもあります。

おそらく、ピンク・フロイドのステレオタイプで接しようとしている方には、非常に違和感を感じさせる作品である、危険性も秘めていますが、筆者的には名作のヒトツだと思っています。お勧めです。

・「高尚な作品でもなければ、難解でもない傑作
ピンクフロイドのアルバムは、ある意味で完成度を放棄するスタイルで、一つ一つの音の完成度を高める一方で一曲一曲をわざわざ未完成に仕上げ、全体として全てがぼやける仕組みになっている。この作品は特にその傾向そのもので、聞いているうちにぼんやりとしてくるし、聞き終わる頃には記憶がなくなった錯覚に陥る。なぜこんな作品を作るのかと言えば、恐らく彼らが正直だからだろう。世界は、知れば知るほどぼんやりとしてくる。人間は知れば知るほどぼんやりとしてくる。そのぼんやりを見つめることから、初めて確かな世界、確かな人間が見えてくるのだ。ピンクという色は、人の意識をぼんやりとさせ、無意識を誘発する。そして「フロイド」と言う存在は、無意識を解析する。この作品は、ピンクフロイド!!の、ピンクが強い作品である。ピンクは、高尚な世界の話ではない。ぼんやりとしているが、難解でもない(単に不可解なだけで)。この作品の紹介のほとんどが、難解で高尚だが、何のことは無い。ぼんやりとしているものを、そのままに描いただけだ。だから本当に凄い。

・「これが私にとってロックなのよ。
いかんのですよ、私のロックの遍歴。なんせ、はじめてロックバンドのアルバムを買って聞いたのが、このアトムハートマザー。もう、そこから狂気の道がはじまった。クラシックが好きになったのも、このアルバムのおかげ。今思えば、感謝感激の1枚なのよ。

クラシック嫌いの人が、よくこのアルバムをピンクから排除しようとするけど、このアルバムから入った私にとって、ロックとクラシックの融合は自然であり、単にアバンギャルドだけで終わっている耳障りな曲は美しくないのよ。ロックの美学はプログレにあり、プログレの美学はここにあり、よね。

・「ポップな語感あふれる、すがすがしいサイケデリア
カラっとサイケ。サラっとサイケ。

一曲目をはじめて聞いた時の退屈さと言ったら苦痛そのものだが、ジャケットやタイトルでかっこいいと思った人にはおすすめと言える。

このアルバムがちょうどコンセプト重視路線と、サイケデリック路線の中間くらいの場所にあって、楽器の音色や歌詞、歌い方までも偶然なのか天然なのか、今聞いてもかっこよろしい作りになっている。

さらに、曲のタイトルがとてもいい。アトム・ハート・マザーファット・オールド・サンアランズ・サイケデリック・ブレックファースト

(アラン・パーソンズのことだとかなんとか)そのまま、バンド名にしちゃいたいくらいのネーミング。

一曲目が20分ってことで、意表をつかれるが、二曲目以降はゆるやかなサイケデリックさを、つぶやくようなヴォーカルで歌いあげ、どれもこれも、最近のスローコアなんかを思わせる、この頃のフロイド中、最高の楽曲ばかり。

しかも曲の後半はプログレ的肥大を見せる、エクサイティングな内容であり、適度な実験精神とポップ感覚がキレイに融合しておる(やっぱ天然か?)

Atom Heart Mother (詳細)

Black Sabbath

・「魔王降臨!
1970年2月13日金曜日に発売されたブラックサバスのデビューアルバムです。後のインタビューで発売日は偶然だったとギーザーバトラーが発言していますが、まるでサバスの音楽を象徴するかのような、いわば必然の出来事だったと言えるでしょう。

プレイヤーの再生ボタンを押すと聞こえてくる雷雨と遠くでカランコロンなっている教会の鐘の音。そして雷鳴とともに闇をつんざくかのように切り込むギター。これぞまさしくヘヴィーメタル時代の到来を告げるエポックメイキングだったのです。

アルバム自体の出来は後続のアルバムに劣るかもしれません。しかしロック界に与えた衝撃は、いかなるアルバムも及ばないほどのものであったと確信します。ぜひこの衝撃を味わってみてください。

・「名盤
 ジャケットが表すとおり、大変陰鬱な曲が30分強続く。日ごろポップな音楽を好んで聴く人ならば、耐え切れずにCDをとめてしまうのではないだろうか。それほどまでに、Black Sabbathの持ち味が存分に発揮されている会心の作である。特に、バンドと同名の1曲目は思いっきり暗くて重い。彼らの楽曲は、リフと呼ばれる短いフレーズの繰り返しで構成されているが、その繰り返しが心地よい。繰り返しといっても決して単調にはなっていないところが、トニー・アイオミ(ギター)のすばらしさである。

・「『ダーク』音楽の頂点
ブラックサバスの全てを象徴するかのような70年発売の記念すべきファースト。雨音から始まり教会の鐘の音。そこに醜く歪んだトニー・アイオミのギター。地を引き摺るようなギザーバトラーのベース。静かに時は激しく不気味に刻むビル・ワードのドラム。そこに地表からゾンビのように現れてくるオジー・オズボーンのヴォーカル。そしてこの美しきジャケット。1曲目の出だしこそ、ブラックサバスそのものなのだ。オカルトを題材にしたバンドも数しれずいるだろうが、私はこの1曲を越えたバンドはいないと確信している。今更言う事ではないがグランジバンドに多大なる影響を与えた事は言うまでもないだろう。アルバムとしての完成度は高いとは言い難い。が、音楽世界にもたらした影響は世に音楽が無くならない限り永遠に続くであろう。名盤。

・「Black Sabbathの名盤はこれなの!
 発売当時はやれ黒魔術とか13日の金曜日に発売されたとか、ギタリストが左利きで薬指が無いとかで如何物扱いされていたような記憶がある。1曲目が始まったとき、世の中にこんなに怖い音楽があるのかと思った。眠れなかった・・。全曲が重く、暗い、が凛々しく逞しい。HardRockからHeavyRockというカテゴリーの変更は彼らのこの音から始まったと思う。Metalなんてのは、ここから派生した形容詞だからね。トニーアイオミはギブソンSGが有名だけど、このアルバムは全曲ストラトキャスターで演奏されていることが後に判明し、世界中が驚いた。良いビンテージのギターを使えばギブソンもフェンダーも関係ないってことだわ。

2ndではあっという間に路線変更したのかサウンドが少し軽くなりシングル路線も狙ったりしてがっかりしたが、続く3rdは期待どおりの出来栄えで大満足。4thは1曲目だけ。ということで、それ以降は真面目に聴いていないから評価は大変偏りますが、(復活リユニオンライブは買った。)Black Sabbathといえば、その衝撃度から言って、この1stだ。次が3rd「Master Of Reality」、この2枚に尽きる。反論多いだろうなぁ・・・。

・「奇跡ですね
もちろん色々な聴き方が出来ると思う。メタルの父として。ハードコア勢へのインスピレーションの源泉として。グランジの元ネタとして。ただ、この作品の味わい深さは本当に筆舌に尽くしがたい。どうやったら、こんなに素晴らしい楽曲の数々を生み出せるのだろう。

Black Sabbath (詳細)

Live Album

・「後楽園球場疑似体験?
「地響きがする」「雷鳴轟く」「もう、濡れちゃってビショビショよォ」そんなライヴ体験ありますか?さあ、雨の日にヘッドフォンを付け屋外でこのアルバムを聴きましょう。そう、伝説の初来日「雨の後楽園」を貴方は体験するのです。たった三人・・・東電の力を拝借したけれど、末恐ろしい「記録」が時代と共に残っています。日本録音ではないけれど、彼等はコワイほど根が真面目。どの会場でもヤルことは一緒、全身全霊を私達にぶつけてきます。体の補償はしませんが、ロックがロックンロールしていた時代の「本物」のライヴを補償してくれるでしょう。[ジャケット見れば解かるじゃん!!こいつ等、本物。過少評価しすぎ・・・あの日はテープ(笑)]

・「問答無用の大傑作Live Album !!
 1970年11月リリース 当時中学2年生だった。前作「Closer To Home」で洗礼を受け過去2枚も聴き溺れていた矢先に、深夜放送「オールナイト日本」でDJ亀淵昭信(今は社長)が本作を速報し、3曲On Airしたのが本邦発公開であったと確信している。Introduction〜Are You Ready、Heartbreaker、Mark say's Alrightだった。それを聴いて市内の大手レコード店に当時としては異例の輸入版予約をして入荷日に真っ先に購入、全速力で家に帰り母親に耳栓をしてもらって兄貴と大音量で聴きとおした。全曲聴き終わるまで体が硬直し、お互い口も訊かずにお地蔵さん状態だった。 今、このRe-Masterを聴いても同じだ。これは凄い実況録音盤なのだ。そのシンプルな演奏故に何を勘違いしたのか(幸か不幸か)、「俺達にも出来るかも?」と日本のRock環境は一大躍進をしていったのだった。GFR一世一代の稀有な音源、全人類必聴である。(以上、Project X調)

・「これがロックのライヴだ!!
アメリカのハードロックバンド、グランドファンクレイルロードのライヴアルバムです。デビューしてから一年ちょいで、本作品を含めて四枚のアルバムをリリースするハイペースですが、どのアルバムもミリオンセラーを記録しています。GFRのコンサートと言えば、非常識までの大音量が有名でした。それは自分達の音楽以外の音を完全にシャットアウトする為だったそうです。もはや体験することの叶わない彼等のライヴをCDとはいえ楽しむことができるなんて、なんて素晴らしいことなんだろう!ここはやはり近所迷惑省みず、大音量で聴くのが正しいGFRのライヴアルバムの楽しみ方なんだろうな!ハードロックファン必聴の名盤です。お薦めします!

・「アメリカンハードロックの第1ページ!
アメリカンハードロックの原点にして最高の3ピースバンドGFR(GRAND FUNK RAILROAD)数々の伝説を残したのは伊達ではない!その昔、イギリス勢と比較され酷評を受けたこともあったがそれは批判した奴がおかしい。とても3人で演奏しているとは思えないほどの重厚なRockだ!

キーボードを加入してからの4人編成になってからはからっきしだが、ROCK好きならまずはこれを聞いて欲しい!

・「暑い夏をふっ飛ばそうゼィ!
高校2年(1973年)の時に組んだバンドで最初にコピーした曲がHeartbreaker(5曲目)でしたので、このアルバムは繰り返し聞きました。高校生が聞いても、「へたくそなギターソロやなー」「ドラムと違ごて、こら太鼓やなぁ」と友人たちとひどいことを言い合っていましたが、マーク・ファーナーの歌心はすばらしく(ボーカル担当でしたので字余りのHeartbreakerをコピーするのは結構大変でした)、近所迷惑を顧みず大音響で聴いていました。30年以上経って聴き返してみて、確かにへたくそですが(へたくそだけならそれ以降に起こったパンクムーブメントのバンドのほうが幾らでもいた)、熱さ、ロックの持っている力が充分感じられます。暑い夏に1人で乗る自動車の中で窓を締め切って大音響で聴くアルバムとして最適です。

Live Album (詳細)

The Madcap Laughs

・「愛すべき本物!すばらしき友人!
 Live8でピンクフロイドがWish you were hereを演奏したときウォーターズが絞り上げるような声で歌うのですが(同名のオリジナルアルバムではギルモアが歌っていた)彼らのバレットに対する思いを知るにはこのソロアルバムが必要です。バレットだけではなく彼らのアルバムでもあり、特にMadcapはウォーターズの愛がいっぱいです。 ジャズ好きの友人がいれば「チャーリーパーカーのラバーマンのセッションと同じくらい感動的なロックがあるんだよ。」とこのアルバムを説明してもよいでしょう。ベストの演奏ではないのに評価されるパーカー、ジャコパス、インスピレーションの先駆けフルトヴェングラー。名演のキーワードは魂の叫びです。ジャンルを超えたこの一枚、ぜひおききいただきたい。何度でも。 バレットは隠居後DVDとか出ていますが、彼のレコードはPink Floydで2枚 ソロで2枚あわせて4枚です。Pinkのアルバム「神秘」、最後の曲のおわりにバレットが弾き語りで数小節を歌う一瞬がすばらしいのですがこのソロアルバムはそのような瞬間がいっぱいです。全曲ギターの弾き語り風で聴きどころは5. Dark Globe、9. Long Gone、12. If It's in Youです。5と9は曲・演奏がすばらしく12では聴くものを真剣勝負の世界に引きずり込みます。「口笛吹き」とは全く異なる手法でバレットにホームランを打たせたのは、薬物から手を洗った彼の友達Pink Floydなどです。 If It's in Youなどのレコーディングにおいてバレットの目の前にはバレット曰く「曲が書かれた」白紙のノートがおかれていたことをあとから知りましたが実は30年前にこの音を聴いたときに察しました。さすがウォーターズ、名プロデュースです。以後未発表曲、テイクを含めたアルバムが出ておりこれらはMadcapやBarrettを鑑賞する参考としてよいと思いますが既発表テイクを最初からの曲順で聴くことが大切である理由は先に述べたとおりです。傑作とあなたが判断されたら幸いです。

・「The Madcap Laughs [FROM US]
ピンク・フロイドが嫌いな人に結構受けが良い(と僕は思っている)傑作『夜明けの口笛吹き』を一枚残し、気が狂っていなくなってしまったシド・バレット。そんなシド・バレットのソロ 1st 。

このアルバムを聴いた人、あるいは聴こうと思っている人は、おそらくプログレと呼ばれる音楽を多かれ少なかれ聴いているだろう。

で、このアルバムにもそれを期待しているのではないかと思う。

まぁ、確かにそれも間違いではないけれど、たぶんこのアルバムでシド・バレットはポップ・スターになりたかったんじゃないかと思う。

でも、なれなかった。というのは終った後の話だけれど、このアルバムを聴いていると、すり寄って来るような離れていくような、そんな不思議なシド・バレットの声に、どうしようもない虚しさとか、哀しさを感じてしまうし、これでは売れないだろうと思う。で、なんだかそんな事実が、音に拍車をかけてるような気がして良い。

そして、やっぱり狂った人にしか出せない、なんか凄みのようなものがあって、また良い。

・「GENIUS!!
店でCDのジャケットを見た時、芸術的なものを感じた。気付いたらレジで持っていた。その時はまだ、シドがピンクフロイドだとは知らなかった。

聴いた瞬間、違う世界が見えた。しかし、見えているだけで、決して誰も踏み込めはしない、「シドの世界」その世界を、シドがフラフラしながら歌っているような、そんな曲たち。怖くない。悲しくない。楽しくない。

感じるのは、芸術。

シドは「天才」なんだと、18歳の私でも分かった。

The Madcap Laughs (詳細)

John Lennon/Plastic Ono Band

・「母への呼びかけを壮絶な叫び声で歌う『Mother』
1970年12月11日発表。1970年アーサー・ヤノフによって著された『プライマル・スクリーム』にジョンは出会い、約半年間プライマル精神療法を受ける。ジョンの心は幼年期に遡り、両親の離別や母を交通事故で失ったことなど内面に閉じこめていた心の傷と正面から対峙し苦痛と恐怖感を徐々に解き放った。そして出来上がったジョン最初のソロ・アルバムが本作『ジョンの魂』だ。

霧深い鐘の音で始まり、母への呼びかけを壮絶な叫び声で歌う『Mother』、信じないものを列挙する『God』、愛を定義し続ける『Love』と、カラカラに干からび、傷だらけになった天才の心を感じずにいられない作品になっている。『My Mummy's Dead』と歌い続けて終わる最後のナンバーはまさに象徴的で、ジョンの幼年期の傷がいかに深いものであったかを感じる。

『ダブル・ファンタジー』に幸福な人間の魂を、『ジョンの魂』にどん底の人間の魂を感じる。そしてもどちらも同じジョン・レノンという人間の作ったものだということに、彼の偉大さを感じずにはいられない。

・「ジョンの魂よ、永遠なれ
ジョンとポールの創るラヴソングの違いとは何か。一言で言うとポールのはぬくもり、ジョンのはせつなさではなかろうか。ポールのマイラヴと本作収録のラヴを聴き比べるとそんなふうに感じます。さてこのアルバムですが、ジョンの私的な心情の告白とも言える内容になっています。亡き母への思い、ビートルズのメンバー(特にポール)への思い、ヨーコへの思い・・・。聴く人によっては重い内容に辛くなるかもしれません。しかしながらこれがジョンレノンというひとりの人間の人生を映し出したアルバムなのです。それにしてもジョンの魂という邦題をつけたセンスに脱帽します。まさに内容のすべてをこの一言が言い表わしています。ソロ作品を含めたビートルズの全てのアルバムのなかでも三本の指にはいる傑作でもあります。ビートルズファンはもちろん、イマジンやハッピークリスマスでジョンに興味をもった人たちに最も聴いてもらいたいアルバムが本作品ジョンの魂である。

・「そしてジョンは永遠になった
このアルバムは詩である。ジョンは、自分の過去を、今を、未来を一冊の詩集のように綴り、アルバムとした。孤独だった少年時代、スターとなったもののむなしさばかりにさいなまれた自分、ヨーコとの出会い、友へのメッセージ、そして愛。それらを赤裸々に語り尽くそうとするアルバムであった。音は、あくまでもシンプルでありソリッドであり、その詩をよけいに露わにしている。このアルバムには、人間ジョンレノンがいる、世界的な有名人ジョンではなく。一人の人間ジョンレノンの告白である。だからこそ僕らはジョンに熱狂した。このアルバムに心を打たれた。ロック史に残るアルバムである。このアルバムによってジョンは永遠となった。

・「あるがままのジョン
‘マザー’‘しっかりジョン’‘悟り’‘孤独’‘神’といった曲に代表されるように、自らの存在を確認するための「内省」作品だ。音楽的には極めてベーシックだし、洗練されたプロダクションとも傑出したミュージシャンシップとも無縁だ。ただ、大切なのは、ジョンは思考に思考を重ねていることだ。感情の垂れ流しではない。自分のメッセージを水で薄めずに伝えたいという意志のもと、公にされた、あるがままのジョンがこのアルバムに根づいている。特に、‘神’で唄われる「長年に及ぶ内省のあげく今、辿り着いた新しい地平に立つ自分」とは、感動的ですらある。

・「史上最強の一枚!
このアルバムはロックという表現形態における最強の一枚でしょう。このアルバムを初めて聞いたのは中学校一年の時でしたが、それから数日間は悪夢に悩まされました。そして再びこのアルバムを聞くのが怖くて、しばらく遠ざけていました。でも聞かずにはいられない。

しばらくしてからまた聞いてみて、そしてまた距離を置く。そんなことを繰り返しながらこの作品を受け止めるための準備を重ねていきました。そして気づくと、楽にこのアルバムを聞けるようになっていました。このアルバムを聞くにあたって、このような経験をされた方は僕だけではないでしょう。

聞き手にそれなりの受け入れの準備を要求する、そんなアルバムです。これは歌詞の内容に起因するものではなく、サウンドがそうさせるのだと思います。ここで発せられているディープでリアルな音こそがこのアルバムの本質であり、ジョンレノンとフィルスペクターの音作りの技術に驚かされます。

そしてリンゴのドラムの凄まじさ。特にマザーでのドラミングは歴史的名演でしょう。このアルバムに向き合う覚悟が出来ているのなら、強くこのアルバムをお薦めします。

John Lennon/Plastic Ono Band (詳細)

Bridge Over Troubled Water

・「永遠の名盤!
S&G5枚目のアルバムで、歴史に残る名盤です。アーティが映画「キャッチ22」の撮影で多忙の中レーコーディングされましたが、二人の関係は修復されるまでには至りませんでした。関係を取り戻そうとするポールの気持ちが、アルバム曲の随所に現れています。ニューヨークでアーティを気遣うポールの心情を歌った「ニューヨークの少年」や「手紙が欲しい」「ソング・フォー・ザ・アースキング」など、当時の彼らの状況と気持ちが伝わってきます。その打ちひしがれたポールの気持ちを率直に詩にしたのが、「ボクサー」です。パリのクラブで聴いたフォルク・ローレをポールがアレンジして、世界的に有名になった「コンドルは飛んでいく」。エバリー・ブラザースの「バイバイ・ラブ」も、今やS&Gのスタンダードと言っても過言ではないようです。「明日に架ける橋」は、世界の人々に勇気を与え、1971年のグラミー賞では、ビートルズの「レット・イット・ビー」やカーペンターズの「遥かなる影」などを破り、最優秀レコード賞などを受賞しました。「明日に架ける橋」は、僕が彼らのファンになるきっかけを作った曲でもあります。当時としてはS&G最後のアルバムとなったもので、必聴の価値ありです。

・「永遠の名盤!
S&G5枚目のアルバムで、歴史に残る名盤です。アーティが映画「キャッチ22」の撮影で多忙の中レーコーディングされましたが、二人の関係は修復されるまでには至りませんでした。関係を取り戻そうとするポールの気持ちが、アルバム曲の随所に現れています。ニューヨークでアーティを気遣うポールの心情を歌った「ニューヨークの少年」や「手紙が欲しい」「ソング・フォー・ザ・アースキング」など、当時の彼らの状況と気持ちが伝わってきます。その打ちひしがれたポールの気持ちを率直に詩にしたのが、「ボクサー」です。パリのクラブで聴いたフォルク・ローレをポールがアレンジして、世界的に有名になった「コンドルは飛んでいく」。エバリー・ブラザースの「バイバイ・ラブ」も、今やS&Gのスタンダードと言っても過言ではないようです。「明日に架ける橋」は、世界の人々に勇気を与え、1971年のグラミー賞では、ビートルズの「レット・イット・ビー」やカーペンターズの「遥かなる影」などを破り、最優秀レコード賞などを受賞しました。「明日に架ける橋」は、僕が彼らのファンになるきっかけを作った曲でもあります。当時としてはS&G最後のアルバムとなったもので、必聴の価値ありです。

・「珍しいオリジナル版
 Sound of Silenceを買ったのは、1967年、中学2年のときだった。深夜放送で聞いて‾今話題のニッポン放送の「オールナイトニッポン」で‾買った。当時は、Beatles一辺倒人間だったので、当時400円のシングルを買うのは、小遣い的に厳しかった。 笑われるかもしれないけど、ジャケットを見て、Beatlesと比べて、「ダサい」おじさんだと思った。

 でも、このシングル盤は文字通り、レコードが擦り切れるくらい聞いた。変な例えだけれど、「世の中Beatlesだけではない」と思いなおした次第。ロック系の音楽だけでないことも知った(多くの人が知ってると思うけど、最初の録音には、エレキギターは入っていなかった)。

 その意味で、僕は、S&Gに対しては、感謝の気持ちを持っている。

 そのS&Gがダスティン=ホフマンの「卒業」のサウンドトラックを経て‾これも買いました‾ほとんど「解散」状態になってしまい、そういう中で、この20世紀の名曲(少なくとも)BEST100には入る曲が出てきたときには狂喜乱舞しましたね。

 自分でも馬鹿だと思うのですが小学校5年までやって才能がないとあきらめたピアノの練習までしました(笑)。

 死ぬまでに、この曲のピアノと、Beatlesの「In my life」の間奏と、オールマンブラザーズのチャック=リーベルの「Jesica」をマスターしたいのですが、いかがなもんでしょうかね。

 おっと、個人的感慨にふけりました。

 このアルバムは「買い」です。

・「星五つでも足りないよ!
もともとは学生時代にCMで流れていた「Scarborough Fair」の美しさに惹かれ、聞き始めたS&Gでした。このアルバムを最後にS&Gは解散。ビートルズもそうだと思うけど、最後ってどうしてこんなにすごいアルバムになるんでしょう?どの曲もホントに好きですが、「ONLY LIVIN' BOY IN N.Y」と「SONG FOR THE ASKING」が特に好きです。もちろん定番の「BOXER」は言うまでもないとして。「BRIDGE OVER~」は、歌謡曲っぽくって個人的にはあまり好きではありません。とにかく、どうして星は五つまでしかないんだろう。これに五つをつけると、他のにはもうつけられなくなってしまいます。

・「時は1970年・・・・
時は1970年・・・・、大阪の千里丘陵で世界万国博が開催され、日本が高度成長の証を世界に示した記念すべき年であります。この時期、若者のポップ音楽はロックという名前を獲得しつつあり、歌手も総入れ替えの様相を呈しておりました。どちらかと言えば難解かつやや長めの音楽が好まれる傾向が蔓延していたこの年の春に突然ピアノで始まる歴史に残る名作「明日に架ける橋」が全米NO.1のタイトルとともに日本に上陸してきました。聞いたらタイトル曲だけでなくすべてが素晴らしく、繰り広げられていた世界はフォーク・ソング・デュエットではなく「コンドルは飛んでいく」の民族音楽から、エバリー・ブラザーズのロックンロール「バイ・バイ・ラブ」などこれぞ「ロック」だと再認識させてくれた驚異的な出来のアルバムでした。

Bridge Over Troubled Water (詳細)

Sex Machine

・「You Stay on the Scene For Long.
2006年12月25日、ファンキー大統領、ファンクのゴッドファザー、Mr.ダイナマイト、そして the Sex Machine、James Brown 逝去。74歳。何だか信じられない。

もうJBと言ったら、ピーターパンとか、サザエさんとか、そういうレベルで死ぬのが似合わない人で、本当に伝説の域に入るような人だと思う。JBの音楽は、聞けば体が汗ばんで、熱くなっきて、ぎらぎらしてくる。そういう音楽というのは、例えば、Hip Hop のアーティストが、時に死と隣り合わせの生活を詩的に表現するのとは違っているて、JBのファンクは、死よりも生と性の方としっくりくる。

けどね、JBは、このアルバムの最高にかっこいいタイトル曲で歌っているみたいに、シーンに残り続けると思うし、実際に、JBの蒔いた種がたくさん今のシーンに残っている。本人としては、もうSEX できないのが残念だと思うけど、永遠に Stay On the Scene だぜJBは。

JBありがとう。安らかに。

・「リズム改革
あまりに有名なタイトル曲。ゲロッパ、と日本では有名になってしまいました。・・が!コリンズ兄弟を迎えての御代J・Bはこの録音をもって【黒人音楽のリズム改革】を迎えるのでありました。ジミ、スライ、マイルス(特別)、J・Bは、この時代、【音楽】に改革をもたらしました!

・「「good!!!! good!!(笑)」
途中からほとんど漫才みたいな妙な"笑い空気"に包まれるm1は10分バージョン。引き締まりつつ緩む感覚をご堪能ください。

後ろで延々グルーヴキープしてるリズム隊、とにかく凄い。

・「元気になりたい人は是非「SEX MACINE」を聴いて欲しい。
 なんていったって、帝王ジェームスブラウンの名曲を聴いて欲しい。そうすれば、厭でもファンクの大ファンになるから。この曲で彼に夢中になったら、「GRAVITY」を聴いて欲しい。但し、あまりにもおちこんでいたら、帝王のパワーに打ちのめされるだろう。自分の体とよく相談してCDを聴こう。

・「JB最高
JBの代表アルバムのひとつである。スタジオ録音と故郷オーガスタでのライブ録音となっている。JBの代表的ファンクがぎっしり詰まっている。オススメ

Sex Machine (詳細)

Just Another Diamond Day

・「耳を澄ませば
正直、最初に聴いたときは少し、トラディショナルすぎるかなという感じで(オリジナルの作品より伝承歌みたいな印象が強かったので)、ほおって置いてしまったのですが、年末に聴きはじめたら、アラ不思議、もう夜寝る際には手放せなくなってしまっている1枚です。

Tara Jane O'Neilやファナ・モリーナなんかの最近の人たちと並べても全く違和感のない瑞々しいサウンドとさえずりのような優しい歌声にすっかり虜になっています。これが70年の発表、そして全く売れなかった(本人もコマーシャルな内容じゃないと断言してたみたいですけど)のも、時代のなせる業というものでしょうか。 例えばベル&セバスチャンの出自が語られたとき、ネオアコ云々というような物言いが多かったような気がしましたが、根元はここなのねという(そういう話もけっこうされてたのならゴメンなさい)。そんな、これからもどんどん宝物出しまっせ的にてぐすねをひいて待っているであろう、隠されたルーツ感たっぷりのブリティッシュ・フォークの作品群にさらに興味シンシンになっています。

・「セピア調のフォーク
英国フォークの名作、ヴァスティ・ブニヤンのアルバム。1970作とにかくこの素敵なジャケ。いかにも田園的なほのぼのとした雰囲気が良い。音の方はしっとりとしたやわらかな女性Voがごくシンプルな音数の演奏に歌を乗せている。けっして盛り上がったり、情感がこもり過ぎない、とにかく耳に優しい音。アコギにマンドリン、リコーダー(縦笛)や控えめなピアノなどが、繊細に歌を包みます。ほんわかと癒されたい方には最適のアルバム。イメージはセピア色。

Just Another Diamond Day (詳細)

Third

・「何回目の発売?
2〜3年前に出たばかりだと思ったらまた発売。そしてまた国内盤も紙ジャケで出たとか・・・・前回もリマスターだったと思いますが、今度はさらにオリジナル・マスターからのリマスターだとか。確かに音は良いのでしょうがこんなに頻繁に出されると買う方は混乱します。'60年代〜'70年代の名作といわれるものにこのパターンが多いですね。(何回も買ってる方も多いでしょう)なお2枚組で2枚目は全部BBCライブ、値段が安いので助かりますが・・・・

Third (詳細)

Morrison Hotel

・「リマスター、大正解。
この2007年リマスター盤はライノ絡みで、しかもリミックスもかけられていますので、オリジナル偏重の方はガックリくるかもです。ボーナストラックもたいした中身じゃにんですが。

しかし、しかし、このリミックスが凄い。レイのキーボード、やロビィのギター音を若干押さえが故に、ジムのヴォーカルとジョンのドラムが生き生きしてます。個人的にはドアーズオリジナル盤ももってた口なんですが、なんだかこちらの方が、俄然いいです。内容は、ジムが初期の青臭さがとれ、視点がクールになり、なにやらVOの凄みが加わり、この年になると、初期よりもこちらの方が、内容も濃いと感じさせまる一品です。全体的にブルースの影響が濃くなり、初期サイケらしさはかなり、抜けてます。

只、恐らくこのリミックス&リマスター現行されるとは思えないので(すなわち、すぐ絶版)早めに入手しといた方がいいかも。

・「不思議な重さ
適度に濃いブルーズの一曲目、荘厳かつサイケデリックに沈み込む2曲目、ホンキートンクな3曲目…とかなりバリエーションに富んだアルバム。これまで以上にジリジリとしたギターが印象的。詩的なイメージの強いドアーズだが、このアルバムでは更に泥臭さをも獲得している。それを散漫と取るか、進化と取るかが評価の分かれ目だろう。しかし、個性が失われるはずもなく、(ドアーズは全てのアルバムがそうだが)ロック史に残る名盤ではある。

・「モリソンホテル
一曲目の始まりが好き。ドゥトゥットゥットゥッ♪ダラッ×無限。最高!Peace Frogのギターカッコいい。川の水が大きく緩やかに時に小さく、そして鮮やかに流れるかの如く、ギターの洪水音、最高!

Morrison Hotel (詳細)

はっぴいえんど

・「お正月といえば、炬燵を囲んで
高校の時にきいた曲です。

今も、お正月といえば、炬燵を囲んでお雑煮を食べています。

そう、ちょうど、今日がお正月なので、このReviewを書いています。

車にはこのCDがチェンジャに入っています。

30年以上聞いていても、いまだに飽きることがありません。

チャレンジ精神旺盛な若者の意志を持ち続けるために聞き続けている曲です。

最近は、テレビのCMにもはっぴいえんどの曲が使われているのは少し嬉しいです。

・「通称「ゆでめん」
通称「ゆでめん」と言われているアルバムです。何のことはない、ジャケットに描かれているイラストの店の看板が「ゆでめん」だから。

はっぴいえんどは、この「はっぴいえんど」「風街ろまん」「HAPPY END」と3枚のアルバムを残し解散してしまいましたが、この通称「ゆでめん」は、「はっぴいえんど」と言う日本語で唄うロックバンドの登場、それも、並の言葉ではなく、非常に水準の高い表現の日本語、美しい日本語で唄われる全くの和製オリジナルロックバンドの出現として、海外のロックに向けられていた目を、日本にもこんなバンドがいたんだ・・と振返えさせるのに充分な力があり、マニアの間でも、かなりの評価を得た物でした。笑っちゃうのですが、このアルバムの帯に当時「日本語のロック誕生!」とあるんです。きっと、今の4人が見たら、爆笑ものですね。

ファンキーな「春よ来い」ブルースの雰囲気「かくれんぼ」、過激な歌詞「飛べない空」、親しみやすいメロディラインの「十二月の雨の日」、泣きたくなるほど美しく、優しい「朝」、ロックバンドはっぴいの本領発揮とも言える「いらいら」等。どの曲も、他に無い個性溢れるものです。そして、ライナーノートの最後に書かれた順不同の今で言う「スペシャルサンクス」の面々は、「はっぴいえんどの根源見たり」の感があり、其の頃、まるではっぴいの秘密を知ったような、ファンにはたまらないものがありました。

今や幻のロックバンドとしての神話が先走った感のある「はっぴいえんど」ですが、確かにあの時代、同じ空気を吸い、同じ「時代」を生きてきたのだと、熱狂的ファンを自負する者には、この復刻盤はたまらなく嬉しい一枚です。そして、今や和製ロックバンドが乱立する中、和製ロックで育った人達も、充分、充実感、聞いて良かった・・を味わえる一枚だといえるでしょう。

・「古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古
称「ゆでめん」。

過去、URC音源はあちら、こちらに権利が移動したりして、そのたびに、いつでもCDが売っているという状態を充分に継続できなかった時期もあったろうが、当面、これで安定的に供給されそう。というのはめでたいことである。

意欲作である。一曲、一曲。その歌自体が実験であったのであろうし、レコーディング、トラックダウン、マスタリング・・それも実験であったのであろう。日本語のロック。

日本の東京の敏感で微妙なみずみずしき感性あふれる詩。大胆でありながら、しかし、効果を計算つくされた音。

今、日本の音楽状況地図は塗り替えられてしまったような感がある。それは日本社会の人の感性ががらっと、しかし、さりげなく変わったということでもあるかもしれない。

その大!変!!化の本格的な始まり。それがこの1枚であった。

古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古典的な日本語のロックの創始。

特に・・と考えると。やはり1曲目。「春よ来い」ファズのかかったギター。「除夜の鐘」を思わせるような空間エフェクトのギター。不思議な味わいのある大滝さんの歌。ドラムとベースの音場における位置。歌が描き出させる光景、情景。そして伝わってくる若き挑戦者の決意。

実に意欲的な一作。

・「『風街ろまん』より粗いぶんだけこっちのほうが断然ロックンロールしてます
個人的には、はっぴいえんどの三枚のオリジナル・アルバムのなかでいちばん好きなアルバムです。

サイケな面もあるものの、かなり温厚な詞とロック、上達した演奏、録音技術で、失われた東京の原風景を復活させようとする『風街ろまん』。それと比べ、この『はっぴいえんど』は、サイケデリックなロック、「何処で間違えたのか」(「春よ来い」)、「はっぴ“いいえ”んど」(「続はっぴーいいえーんど」)という否定性に満ちた詞、荒々しい演奏で、東京の原風景を失わせた自分や他人への怒り、幸福に帰還できる故郷を喪失した痛みを表現しているようにきこえる。この点がぼくの心をグラッと揺さぶったのです。ロックンロール(揺れて転がる)ということばの意味に従うと、『風街ろまん』より統一感、熟練はなくても、その分『はっぴいえんど』のほうが断然ロックンロールしています。

ぼくはリアルタイムではっぴいえんどを聴いた世代ではないので、音楽誌などの後世によるといちばん評価の高い『風街ろまん』から聴こうかとも思ったのです。でも、あいにく入手に時間がかかりそうだったので、この『はっぴいえんど』から聴き始めました。それが幸運でした。なぜなら、もし『風街ろまん』から聴き始めていたなら『風街ろまん』だけで「こういう感じなのね」と納得してほかのアルバムに手を伸ばさなかっただろうけど、『はっぴいえんど』に衝撃を受けて、オリジナル・アルバムだけでなく、シングル集、ライヴ盤、ベスト盤までを買おうと思えたからです。

・「キロクとキオク
 僕は2nd「風街ろまん」の統一感が好きだった。だが、その全ての始まりはこのアルバムにあると思う。  

 どこかへ忘れ去られつつある昭和の風景が、このアルバムには色褪せることなく記録(レコード)されている。それは僕たちが忘れてはいけない記憶(メモリー)でもあるのではないだろうか。懐かしく感じる音の中にも、決して色褪せず今なお革新的なメロディは、きっと僕たちの心に残るはずだ。

 僕は「風街」のレヴューに“夕立前の曇った風景を思わせる…”と書いたが、この1stは“冬の風景”を思わせる。そう、冬に咲く椿の花のように「見た者の心に、色鮮やかに映し出される」そんなアルバムなのである。 

はっぴいえんど (詳細)
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