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▼知的好奇心を刺激する本:セレクト商品

知的生産の技術 (岩波新書)知的生産の技術 (岩波新書) (詳細)
梅棹 忠夫(著)

「古典というより、バイブルでしょう」「技術そのものより、技術を確立することの重要性」「1970年以前とは思えない。」「本質的な論理的思考の教科書として良書。」「教科書読む前に本書を読むべき。」


発想法―創造性開発のために (中公新書 (136))発想法―創造性開発のために (中公新書 (136)) (詳細)
川喜田 二郎(著)

「KJ法の教科書であり、創造性に対する考え方の指針」「独特の熱のある本。KJ法を知らなくても、知ってても、一読の価値あり。」「未だに有用性あり」「知的作業を、体を使ってやってみる」「KJ法を「知ってるつもり」の人に一度は読んでほしい」


知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト (詳細)
小林 康夫(編集), 船曳 建夫(編集)

「息の長い本」「あとがきが一番面白かった」「肩のこらないよい本です。」「知のエッセンス」「「認識の技術」とは」


カンの構造―発想をうながすもの (中公新書 174)カンの構造―発想をうながすもの (中公新書 174) (詳細)
中山 正和(著)

「人生で新しい視座を与えてくれる本」


本読む馬鹿が、私は好きよ。―ヒットヒット広告コピー傑作選 (ヒットヒット広告コピー傑作選)本読む馬鹿が、私は好きよ。―ヒットヒット広告コピー傑作選 (ヒットヒット広告コピー傑作選) (詳細)
メガミックス(編集)

「ひらめきが生まれる本です」「疲れたときに、ぜひ読みましょう!」「なかなか凄い」「この本の意図がつかめない」


マルクスの人間観 (青木選書)マルクスの人間観 (青木選書) (詳細)
柳田 謙十郎(著)


ポジショニング戦略[新版]ポジショニング戦略[新版] (詳細)
アル・ライズ(著), ジャック・トラウト(著), フィリップ・コトラー(序文)(著), 川上純子(翻訳)

「なんとなくわかっていることを明確にした本」「広告業界に身を置く方は必読でしょう。アルライズが世に出た著作です。」「実例がわかりやすい」「広く読まれるだけのことはある良書」「マーケティングの王道本」


競合と戦わずして勝つ戦略競合と戦わずして勝つ戦略 (詳細)
丸山 謙治(著)

「コンサルタント注目のマーケティング戦略書」「マーケティングの流れを変える一冊」「売りたければ戦うな!」「実際のビジネスにおいて大いに役立つ!」「特別に「絶賛するに値しない本」」


思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫) (詳細)
外山 滋比古(著)

「思考を育てる本」「忘却のススメ。」「能動的な思考のためのヒント」「こんな本があったのか。」「パソコンでさえ代用できない思考」


生命の実相―頭注版  (第1巻)生命の実相―頭注版 (第1巻) (詳細)
谷口 雅春(著)

「素晴らしい本です。」「「宗教」が嫌いな人にも」「地上最強の自己啓発書」「病気やストレスで悩んでいる人へ」「真理の宝石箱です!!」


ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ (詳細)
横田 尚哉(著)

「人間は自分を客観視できない。分解して再創造する、問題解決ルネッサンス」「内容は本格的だが、素人でも応用できる点が◎」「機能に注目すれば良かったのか」「ビジネス革命の始まり!」「文系にもオススメ」


人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの (詳細)
田坂 広志(著)

「息づかいを感じたい」「成功本に少し飽き飽きしていた人にお勧めしたい一冊です。」「生涯成長する人間として」「心に問い掛ける」「自分らしく生き切れば、成功!」


夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ (詳細)
水野敬也(著)

「シンプルな自己啓発書」「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。」「役に立つ成功本です!」「心があったか〜くなる本」「素直な人が読む本」


[実学・経営問答]人を生かす[実学・経営問答]人を生かす (詳細)
稲盛 和夫(著)

「人は石垣、人は城」「まさに経営の実学」「中小零細企業の経営者向けに書かれている。」「『大善は非情に似たり』」「経営者の心構え」


コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52)コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52) (詳細)
野口 吉昭(著)

「使い方いろいろの「インタビュー術」」「安心しました。」「なるほどっ。そうだったのか。」「気づきの多い1冊」「ためになる!」


確率的発想法~数学を日常に活かす確率的発想法~数学を日常に活かす (詳細)
小島 寛之(著)

「ジョン・ロールズへのオマージュ」「さあ、どう使うか」「確率論と社会問題」「不確実性の世界を生きる」「ロールズ的社会理論への新しいアプローチ」


▼クチコミ情報

知的生産の技術 (岩波新書)

・「古典というより、バイブルでしょう
 1969年の初版なのに、少しも古さを感じさせず、そして今でも手に入るという意味で、この本は「知的生産術」のバイブルといってもよいと思う。何より、「知的生産」という言葉はこの本から始まったのだと思う。

 読書法、文章の書き方など今でも通じるし、漢字が少なくひらがなを多く使った文章自体も大変読みやすい。私は、高校の現代国語の教科書で取り上げられており、大学生のときに読み、20年経って改めて読み返したが大変参考になり、原点に戻ったような気がします。 何度も何度も読むべきまさにバイブルです。

・「技術そのものより、技術を確立することの重要性
「〜の技術」というタイトルから、所謂ハウツー本の元祖として期待してしまうと、本書を面白く読むことは出来ないだろう。40年近く前に書かれた当時、著者が躍起になって取り組んでいた課題の多くは、今やワープロやパソコンの普及によって飛躍的に改善され、大部分解決したり、もしくは新たな発想で取り組む必要が生じたりしている。 しかし、だからといって、本書の価値が無くなったとか、大半の章は読み飛ばしても良いというようなことにはならないと思う。むしろ、そういったページにこそ、本書の隠された魅力があるのではないだろうか。

物事の本質を見極め、改善や進歩のために思索し、いち早く実践する著者の姿勢そのものが、日常を何気無く暮らしている私たちにとっては刺激的であるだろう。著者の文章は常に平易で明快であるが、物事を一旦原始的な領域まで掘り下げ、そこから急進的とも言える領域まで思索を発展させるとき、もっともイキイキと感じられる。著者がやや照れながら提案するのは、荒唐無稽であるからではなく、テーマの本質を突いているからこそであり、現在となってはそれらがまったく予言的であったということがそのことを証明していると思う。「技術」とは無個性な規格品に過ぎないと見下されがちだが、それを開拓するプロセスの、なんと知的、創造的、個性的なことか。そういったプロセスから作り上げられた「技術」こそが、次の知性、創造性、個性を生み出すことになるに違いない。

コンピュータによる情報管理や文書作成、情報工学の登場を予見していたような著者は、果たして本書が30年以上も読まれ続け、このような思索と創造のプロセスこそは普遍的であるということをも予想していたのだろうか。

・「1970年以前とは思えない。
京大式カードの発案者である著者が、自らと周辺の研究者(KJ法の川喜田二郎氏なども含む)による勉強技法論・研究技法論の思索と試作をまとめたものである。

つまり、1970年以前のコンピュータすらまともにない時代で如何に効率的に情報処理を行うかの工夫について記述さている。

本の帯にも「情報処理の智恵」「知識の獲得の方法」と書いてあるが

まさにその通り。

第7章の「ペンからタイプライターへ」も、ワープロやPCが無い時代での効率的な情報入力と「情報の規格化」による情報交換の効率と精度向上を模索しているものとして興味深い。

著者があと20年後に生まれていたら、真っ先にワープロを使って

情報の規格化を広範囲に進めてアーカイブ(本書のなかではアルキーフ)化を

進めていたことだろう。

その他にも、「研究しただけで論文にまとめなければ研究者として認められない」ことなどの話から発展して、情報の共有とかナレッジマネジメントに近い話にも及んでおり、著者の洞察の深さが読みとれる。

他にもいっぱい参考になる部分がある。

特定分野での研究を極めた人は、メタな研究についても深い。

・「本質的な論理的思考の教科書として良書。
☆5つ。

タイトルからヘハウツー本をイメージさせるが、単なるハウツー本であればこれほど末永く愛読されることはないだろう。

この本がかなり前に書かれたのにもかかわらず、その新鮮さが失われていないのは、著者が繰り返し試行を行うことで非常に論理的に本質を突き詰めているからである。 たとえば情報カードを選択する時の基準ひとつをとってみても、紙の厚さから、色、紙質など、とにかく「なぜそうあるべきなのか」という理由が必ず存在しており、そして何かの迷いが生じたときには「そもそもの目的は何か」という原点に立ち戻ることを忘れない。 

そうした著者の思考プロセスは、今はやりの論理的思考のマニュアル本を読むより、ずっとためになるかもしれない。

パソコンなど高度な情報処理の機械が存在しない時代に、先人たちがいかなる努力をして情報管理してきたのかを知ることは、情報管理の本質を見つめなおす良い材料となるはずである。 

情報の洪水に飲み込まれそうな多くのビジネスマンにお勧めしたい本である。

・「教科書読む前に本書を読むべき。
 手帳を単なるスケジュール管理ではなく夢実現のためのツールとして用いるアイデアを世間に広めている「一冊の手帳で夢は必ずかなう」(熊谷正寿・著)という本の中で取り上げられていたので、早速読んでみた。

 端的に言うと、35年以上も前にこのような本をお書きになった著者に頭が下がると同時に、この内容を現在でもスムーズに受け入れることができるのは、果たして喜ばしいことなのかと思ってしまった。

 そうはいっても、「この30年もの間一体何をやってきたのだろうか。まったく進歩がないのではないか。」などと嘆いても、それこそ進歩しないので、この本を今すぐに読むべきです。

 教員志望者は必読だし、親御さんもご自分のご子息ご息女に「勉強しなさい」という前に、この本を読むべきです(親御さんが勉強方法分かっていないのに、いわんや子供さんをや)。

 勉強するに当たっては、「WHYとHOWが分からなければならない」という趣旨のことを日米資格四冠王(日米の弁護士・公認会計士)である内海英博さんもその著書「日米資格4冠王が教える人の10倍仕事をやり抜くメンタルトレーニング」の75ページ以下で述べていらっしゃいます。

 これらの本を読んで、勉強の内容も重要だが、それ以前に「形式」が重要であるということを痛感いたしました。また、教育・勉強は他人(国?)任せではいけないということを強く強く教えてもらえる本です。なんとなく感じてはいたことを、文章化された著者には感謝の言葉もありません。

 知的財産保護にも力をいれていかなければいきませんが、学問研究等の基礎であり、とても重要である「知的生産」を反故にしてはいけません。もっともっと力を入れていかなければならないのではないかと強く強く思いました。 

 繰り返すようですが、教科書を読む前に本書を読むべきと強く思いました。ちなみに、本レビューでタイトルをあげた本も本書に関心をよせる勉強熱心な方には、かなりためになると思うので是非読んでみてください。

知的生産の技術 (岩波新書) (詳細)

発想法―創造性開発のために (中公新書 (136))

・「KJ法の教科書であり、創造性に対する考え方の指針
学生時代に卒業研究を行っている先輩が、研究のまとめの新しい手法として使っていて、教えてもらったのが最初の出会いで、この本を手にした。以来、新入社員研修や仕事上での問題要因分析など、多くの場面で用いてきた。問題解決技法の典型的なものとして、情報処理技術者のテキストなどにも概略が載っている。

今また仕事の関係で使うことになり、もう一度原理原則に戻ってみようと思い、KJ法がコンパクトにまとめられた、この本を手にとってみた。KJ法が誤った形で使われないために、著者がていねいに説明されていることを、再認識した。

 Ⅰ 野外科学-現場の科学  Ⅱ 野外科学の方法と条件  Ⅲ 発想をうながすKJ法  Ⅳ 創造体験と自己変革

 Ⅴ KJ法の応用とその効果  Ⅵ むすび

の章構成になっている。後半部やむすびで示されている、著者の創造性に対する見解は、まったく古さを感じさせない。研究者として油ののった時期の意見は、力強さを感じさせ、創造へ立ち向かっていく者を勇気付けてくれる。

逆説的に言えば、こと創造性の分野に関しては、この国は余り進歩していないとも言えるのだろうか。

・「独特の熱のある本。KJ法を知らなくても、知ってても、一読の価値あり。
40年前に出版されて、現在まで80版を重ねている名著である。 KJ法という名前だけは聞いたことがあり、大枠の仕組みを聞いてたのだが、実際にどのようにやるのか知らなかった。 しかも、創造性というよりは、ビジネス、コンサル系の研修などでよく聞く名前であって、非常に堅い感じの、ビジネスにおける問題解決法というか、単にTOOLのひとつだと思っていた。 この本を読んで、その自分の認識がまったくの間違いであったことがよくわかった。それが収穫の一番目。

この本の前半は、KJ法のやり方を解説してあり、なかなか手ごわい。 後半とあとがきは、KJ法というひとつの方法を通じ筆者が考える創造性や、国民性のあり方などに言及し、とても面白く読める。その人間が人間らしく生きるというところにまで、この思考法を展開している深さには脱帽する。その展開方法に穴がないかというとそんな事なさそうなんだが、展開できてしまっているというその事自体がすでに異常(いい意味で)と感じた。その異常さが、この本に独特の熱を生んでおり、そしてその熱は決して嫌な熱ではないのだ。

今回は時間的都合により、細切れで読んでしまった。それには前半部分のKJ法の使い方部分がなかなか進みにくいというのも関係している。 今度読むときは、しっかり時間をとり一気に通読したほうが良さそうだと思っている。 そして、それだけの価値がある本だと思う。

・「未だに有用性あり
 出版当時から誤解を受け続けているように、これを「単なるグルーピング」の本と解釈するのはあまりにもありがちな誤りだ。 フィールドワークで収集したデータの解析法として編み出されたのであり、もちろん現在でもそういった分野で有用性があるのはその通りなのであるが、本書の力点は何よりも「共通性がある」と感じられるものをグルーピングするときに、理屈を使わず直感を使う、という点である。つまり、分析をする本人が気付いていない(意識下では気付いている)何かを積極的に活用し、あとからその理屈を発見してゆく、という手法なのである。 最近、社会科学の分野では、「質的研究」が注目されている。そのデータの分析の方法として、GT法が主に用いられることが多いようである。しかし、KJ法はこのGT法に組み合わせて使うことができ、また単独での使用にも耐える。この「意識下を顕在化させずに活用し、あとから理由を求める」という手法は、人間の創造性にとって結構エッセンシャルな部分なのではないか、と感ずる。 わたくしが本書にはじめて触れたのは高校生の頃であるが、それ以来本書の提言にはずっと影響を受け続けている。読み継がれるべき、そして活用され続けるべき名著である。

・「知的作業を、体を使ってやってみる
 KJ法については上野千鶴子の論文で知ったのだが、この新書を読んでみると、それはまさに体を使った知的作業とでもいうものだった。 改めて読んでみると、それは認知科学で研究されている人間の認知メカニズムに訴えかけて思考を活性化させる技法なのだと考えられる。自分もKJ法について読んだ後、KJ法ABをやってみたが、前もって考えていたよりも、実際やってみると自分の理解があやふやなところがあり、ことばに纏めるのに苦労した。そんな経験は、知的作業とはいいながら実際は体を使ってモノを考えることで、それこそ資料から情報、知識、技術へと外部の刺激を分節化し、統合し、方法化する過程を意識的に行うことになり、その作業では自分の想念を幾分か統制する必要がある。思うに、それは著者自身がフィールドワークで身につけた振る舞いの技術なのだろう。

 最後の章の自画自賛的な文言は読んでいて同意しかねるが、ここに収められている技法は一つのメソッドとしてとても有用だと思う。

・「KJ法を「知ってるつもり」の人に一度は読んでほしい
星3.5個。

KJ法という名前の認知度は非常に高いが、その本質を理解している人は案外少ないのではないか。

この本ではKJ法の生みの親である川喜田二郎氏が、KJ法に対する誤解を解きながら懇切丁寧にその使い方を述べている。

全体的に体系的にまとまっているという感じはやや薄いが、KJ法の効果的な使い方として、「ブレーンストーミング→KJ法→PERT法」を三位一体的に使用すべしと言うのが、頭の整理に非常に役立った。

ビジネスのスピードがますます高まっている昨今、センスよく仮説を立て、ソツなく問題解決することが重要視されがちだが、この本はゆったりと深く思索にふけることの重要さを思い出させてくれる。

KJ法は離れ離れの物事を結合して新しい意味を作り出してゆく総合の方法に基づく発想法である。

物事を細かく分析することだけでは見つからないものに気づくことができるのがそのメリットである。

何度も読み返す本とは思わないが、一度は目を通すべき本である。

発想法―創造性開発のために (中公新書 (136)) (詳細)

知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

・「息の長い本
出版された当時は「10年もすれば全く時代遅れになって使命を終えることを目指した?」はずの本書が十年以上現役でいることにまずうれしくも驚いた。

時間がたっても知的刺激は衰えていない(と私は思う)。歳をとって読み返したらとてもつまらなかった,という感想を持つ人は,成長した人だと思います。学校というのはそれほど変化にとんだ場ではありません。箱は同じで,毎年フレッシュな人が入り,それで若さをかろうじて保っているような,そんな微妙な場なのです。新たにこの本を手にする人が刺激を受けられるならそれでいいではありませんか。

・「あとがきが一番面白かった
本書は、いわゆる各分野の研究者が、自分の研究のダイジェストを書いていて、色んな講義をまとめて受けてる感じがします。それぞれが興味深いテーマを講義しているのですが、途中までは本としてのまとまりがないなぁと思って読んでいました。それがあとがきで一気に氷解。そういう意図でこのような構成になっていたのかと納得しました。一番面白かったのはあとがきかも。

これから大学で学ぶ人には是非このあとがきだけでも読んで欲しい。学び方のコツが分かります。後は興味によって目次を眺めるだけでも良いし、興味のある分野だけ読むのも良い読み方も良いと思います。

・「肩のこらないよい本です。
社会人入試を目指しているときに求めた本でした。モノゴトを考えるにはさまざまな方法があることがわかりました。講師から講義を受けているような印象を受けました。自分とはまったく違う価値観をもっているひとがいることを知ること。表面だけではわからない細部にこめられた意味をさぐることで絵の見方が変わること。史実を伝えていくうちに、現実とは違うものが付加されてしまう怖さなど。確かにほかのレビューにもあるように、統一したものはありませんが、それでいいのだと思います。さまざまな技法を現したものなのですから。

・「知のエッセンス
東大教官の研究エッセンスとものの見方。本書には、後半に発表の技術的なことが書かれている。研究という場のエッセンスは、十分味わえ、研究の入り口を知るにはとてもよい読み物だと思う。教官ごとに温度差のある文章ではあるが、大学の初学年には程よい本になっている。本書を教科書として読む東大生には気の毒だが、一般の読者には十分楽しめる。

・「「認識の技術」とは
当時話題になった、東京大学教養学部の「基礎演習」で使用されていた(されている?)テキスト。「知」の作法を学ぶための本。

私の読んだ時期が悪いせいかもしれないが(既卒)、各要素の連関性がわからず結論として何を指摘したかったのかがつかめなかった。ものごとには「このような理解の仕方もあるよ」ということを雑多に紹介しているように感じる。

とはいえ、大学1年生にとってはそれでも面白い発見があるのかもしれない。特に本書の中核である第U部では様々な「認識の技術」が紹介されているが、「フィールドワーク」による私たちの常識の打破や、たった数行の文章から本文全体のテーマを読み取る「解釈」は、学問の奥深さを私たちに教えてくれる。

それだけに、第U部の各項目の整合性に編者はもっと気を払ってもらいたかった。例えば、「構造」「比較」「関係」は、明らかに部分的な内容の一致を含んでいるが、これらは包含関係にあるのか、それとも独立したものとして捉えられるのか。また「統計」による分析と「モデル」による分析は並列して良いものか。できうることならば、ここで挙げられた「認識の技術」の実践的な活用方法について、もう一歩踏み込んで欲しい。

「知」の技術・作法を学ぶという姿勢に疑問を感じないわけではない。そこには「知」の矮小化が潜んでいないかという危惧がある。しかし、そのような問題をひとまず脇に置いておけば、大学で学ぶべき『知』とは何かについて知るための手頃な入門書であることは疑いない。「『賞味期限』がせいぜい数年」であると筆者が断っているが、現在でもまだまだ利用価値のある一冊である。(新版が出ているようであるが、評者はまだ読んでいないためコメントは差し控えたい)

知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト (詳細)

カンの構造―発想をうながすもの (中公新書 174)

・「人生で新しい視座を与えてくれる本
「あの人はカンがいい」とか「にぶい」とかよく言うが、このとらえ難い概念を扱っているのが本書である。たとえば、学校で新しい英単語を習っての帰り道、いつも見ている町の景色の中でその英単語が書いてある看板やポスターを発見してびっくりした経験はありませんか。著者は、いかに問題意識を持つかが大切だと説きます。私の経験で言えば、文章を書かなくてはいけないとき、考えがまとまってなくてもとりあえず下書きをします。自分の意識の中でそのテーマの「発酵期間」を長く持てば持つほど、いい文章が書けるのも本書のおかげと思っています。カンなんて生まれつきで、いまさらどうしようもないと思っているあなたもぜひこの本を読んでごらんなさい。人生が変わりますよ。

カンの構造―発想をうながすもの (中公新書 174) (詳細)

本読む馬鹿が、私は好きよ。―ヒットヒット広告コピー傑作選 (ヒットヒット広告コピー傑作選)

・「ひらめきが生まれる本です
とっても楽に読めます。僕は、仕事に疲れて行き詰まり、何とかしなくてはいけないって時にこれを読みます。爽快感は抜群です。凝り固まった頭をほぐして、やらかーい頭に切り換えてくれる本です。

・「疲れたときに、ぜひ読みましょう!
言葉の新鮮さを感じさせてくれる本です。ありふれた言葉を組み合わせてきらりと光るフレーズになるんもんだなぁ!と感心します。

・「なかなか凄い
表紙の言葉で迷わず買う気になった本。広告コピーの傑作を集めた1冊です。プロのコピーライターの方々の言葉遊びが楽しい。たった1行や2行の文章なのに人の心に訴えかけるものがあります。言葉の組合せは無限大。だからこそ伝えたい言葉を選び、いかに明確に、綺麗に洗練された文章がこの本にはあります。

・「この本の意図がつかめない
「小さな本が、でかいこと言うじゃないか。」の方にも書いたのですが、コピーだけ並べられても、いまいちおもしろくありません。このコピーは、こんあ時代背景のなかで、こんな企業の、あるいはこんな商品の、こういった主張や情報を、こういうコンセプトのもとに、こんなバックとボディコピーをつけて、広告になりました。ということが書かれていないと、そのコピーの素晴らしさ、おもしろさがイマイチよくわかりません。なんとなくおもしろい言葉だな、という楽しみ方では、せっかくのおもしろいコピー、うまいコピーがもったいないのでは、と思います。 「本読む馬鹿が、私は好きよ。」とだけ書いてあって、「おもしろい!」と思うでしょうか。

 星が三つの理由は、これらのコピーをリアルタイムで観てきた人には、上記の不足部分を思い出して楽しむ、あるいは、その時代を思い出して懐かしむ、という楽しみ方ができるだろう、ということです。

本読む馬鹿が、私は好きよ。―ヒットヒット広告コピー傑作選 (ヒットヒット広告コピー傑作選) (詳細)

ポジショニング戦略[新版]

・「なんとなくわかっていることを明確にした本
なんとなく、こうなんだろうなということを明確にした名著。ベストセラーなのはうなづけます。

・「広告業界に身を置く方は必読でしょう。アルライズが世に出た著作です。
本書はアルライズが名声を獲得するきっかけとなった本で、時代を超えて読み継がれてきた良書である。生活者の頭の中に、いかに差別化されたイメージを植えつけ、位置づけるのか(=ポジショニング)ということについて、事例を交えながら具体的にその方法を解き明かしている。新訳となり、読むやすくなった。まだ読んだことがないマーケッターには一読を薦める。

・「実例がわかりやすい
この本は、マーケティングのフレームワークを学問的に説明している本ではなく、筆者の考えを実例に基づき説明している本であった。

追う立場の会社が取るべきポジショニング、追われる立場の会社が取るべきポジショニングといった感じで、様々な立場別に取るべき施策が書かれている。

更に、有名企業の実例を元に、成功例や失敗例が生々しく書かれているため、読んでいて納得感を感じた。

非常に学ぶことの多い本であった。

・「広く読まれるだけのことはある良書
今や波に乗るアル・ライズの新刊。というか旧刊だが新装。

「勝ち馬に乗る!」「フォーカス!」が読みやすく役に立ったが今回も例外ではなく、ブランディングのバイブルと呼ばれるだけのことはあった。

過剰な情報があふれるなかで、いかに顧客の心に留めてもらうための工夫をすべきか。またはすべきでないか。実例が豊富でコカ・コーラやゼロックスなどの大手企業をはじめとしたブランディング戦略の参考になろうかと。小さいながらも事業を営んでいる身からすると、すべきでないことがこれでもかというほどに盛り込まれているのは非常に価値があると感じた。

すでに多くの人に読まれている本だろうからこのとおりに実践するのは成功法則とはいえないだろうが、べからず集のリファレンスとしては大いに参考になるのでおすすめ。あと後半二章にある「6つの自問」「ポジショニングで勝利する12の決め手」はこれまたシンプルながら日々の役にたつTIPS集になっている。詳しくは購入のうえで。

・「マーケティングの王道本
本自体はかなり古いものではある。しかし、色々なマーケティング本、研修等で実際の現場で考えれば考えるほどポジショニングの大事さを痛切に感じさせられる。最後に考え方の総集編がついており、殆どが事例であることは嬉しいですが、やはり古いことが致命傷でぴんと来ないものもあった

ポジショニング戦略[新版] (詳細)

競合と戦わずして勝つ戦略

・「コンサルタント注目のマーケティング戦略書
経営コンサルタントや中小企業診断士のブログなどで数多く取り上げられているのが本書。

戦略をいくら詳しく説明しても、実際に立案できなければ“絵に画いた餅”となってしまう。本書は、戦略立案の思考プロセスを「戦略フレームの選択」→「戦略コンテンツの策定」の2段階に分け、それぞれにおいて、どのように立案していけばよいのかを、具体的に述べている。

さらに、今日の超競争時代に適したマーケティング戦略が立案できるように、随所に新しいコンセプト(新たな市場ポジションの分類や、「市場細分化」ではなく「市場再分化」など)を提唱している。従来のコンセプトを繰り返し述べているのではなく、ポスト顧客志向の新しいマーケティング戦略を体系付けて述べているところが既存のマーケティング書と大きく違うところ。しかも、詳細な実例や豊富な図・表を使って、非常にわかりやすく解説している。

マーケティング戦略を根底から考え直すためにも絶好の書である。

・「マーケティングの流れを変える一冊
機能しなくなった従来のマーケティングを繰り返し述べたり、批判したりする本は数多くあるが、それに代わる新しいマーケティング戦略を体系的に述べている本は実に少ない。

本書は、今日の超競争時代に求められるマーケティング戦略とは「犠牲を出さずに勝つ戦略」であるとし、孫子の兵法にある「戦わずして勝つ」を核として、従来の顧客志向とは異なる競争志向型のマーケティング戦略を提唱している。図や事例が多く使われており、非常に読みやすい。また、コトラーのマーケティングコンセプトと対比させてその違いを明確にするなど、実務的な面ばかりでなく、学問的にも一読に値する。

タイトルに偽りはない。筆者の熱いメッセージが伝わってくる力作と言える。

・「売りたければ戦うな!
今まで戦略書を読んでも、実践でどう活かしたらよいのかわかりませんでした。この本を読み、売るためには何をすべきか、よくわかりました。簡潔に言えば「売りたければ“まともに”戦うな」ということです。

・「実際のビジネスにおいて大いに役立つ!
従来の「顧客志向コンセプト」だけではなく、「競争志向コンセプト」の重要性を説明し、顧客の選択を継続的に自社に向けさせることを、具体的事例を用いて、わかり易く記載。競争環境を正確に把握し、顧客の中に、常に自社の差別化を認知させて企業戦争を勝ち抜いていくポイントも説明。従来の3C(Customar、Company、Competitor)に加え、Competitorも捉えての分析は、企業の戦略立案に大いに役立つ。筆者の海外経験やマーケティングの実践に基づいた内容で説得力がある。たぶん、筆者は、真面目な几帳面な、熱いハートの持ち主ではないかと想像する。 

・「特別に「絶賛するに値しない本」
初心者がマーケティングの考え方を一から学ぶ・整理するには良い本。投資利益率(ROI)を筆者が、「価値=ベネフィット÷コスト」としている点などからも初心者のためのやさしい本といえるだろう。文体もやさしすぎる。

この本の筆者の主張は「『顧客志向⇒商品開発』をせずに、『競合他社分析⇒顧客志向の商品開発』」という感じです。はじめにマーケットにおける競合他社を分析し、その分析結果から商品開発を顧客志向を踏まえながら進めていくこと。それが「競合と戦わずして勝つ」ことなのでしょう、筆者いわく・・。

しかし、特段、従来のマーケティング手法(コトラー)と変わりが無いと思えるのは私だけなのか。商品開発の前に外部環境、内部環境を分析する際に当然、「競合他社」の分析をすることは当然といえば当然。今までのマーケティングの考え方と特別に変わっていることはないと感じるが。ただ「初心者にも丁寧にわかり易く4つのフレームに分類している」とこが他のレヴュアーさん達には受け入れられたのかもしれない。

また、携帯電話会社ツーカーの例も些か極端過ぎる。ツーカーが市場「再分化」し、イノベーティブチャレンジャーとして成功したことが具体例として挙げられていたが、「使いやすくシンプルにお年寄りウケする携帯」なんてドコモもauもすぐ参入し、ツーカーがその分野で成功したとは到底思えない。というのも、筆者自身がこの著書の中で「すぐに参入される分野ではダメ」と言っているにも関わらず、ツーカーを成功事例として挙げているのは疑問。加え、筆者がいう「イノベーション」はなんとなく「ただ新しい分野」的な考え方で古臭く、本来の意味とはかけ離れているようにも感じるが(具体事例を見る限り)。

昨今、話題になっている「破壊的イノベーション理論」もこの著書では否定している。簡潔に言えば単純に価格を下げた分野で勝負するな、と。んんん、私はそれも「考え得る戦略のひとつ」とは思うが・・・・・。

何故に他の方が大絶賛しているのか分からないが、内容的には「初心のためのマーケティングの考え方整理本」と捉えていた方がよろしいかもしれない。どの分野に携わる人も読んで損は無い。

最後にわたしの感想

「今の時代、競合と戦わずして勝てることは有得ない」

競合と戦わずして勝つ戦略 (詳細)

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)

・「思考を育てる本
入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。

よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。

・「忘却のススメ。
考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っているので、驚きました。

1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなどいささか古い面もありますが、

それでもなお今でも通用する部分が多々あります。

目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。

そして、思考の整理という観点から眺めると、倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。

工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。

目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。

また、著者はこんなことも言っています。

「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。 そして、大切なことはノートに書くな。」

どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。詳しくは、本文を読んでみてください。「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。

・「能動的な思考のためのヒント
二十年以上前、学生の頃に読みました。私が持っているのを知らずに家族が買って来たので、今の視点で読み返してみました。著者は大学教授ですが、思うに、詰め込み暗記型の受験教育による若者の思考能力の硬直化を懸念してこういう本を書いたのではないかと思えます。冒頭のグライダーと飛行機の喩えにそれが見て取れます。それぞれのエッセイは短く読みやすいし、それぞれのタイトルが物事を考える時の方法についてのヒントになっています。多くの人は「寝かせる」ことに注目しているようですが、他にも「発酵」「アナロジー」「捨てる」「触媒」などなど沢山のヒントが隠されています。そしてこれらは「思考」についてだけでなく、「クリエイティブであること」についての普遍的なことでもあります。昔読んだ時のことはほとんど忘れていたので、これは嬉しい再会でした。

・「こんな本があったのか。
昔の人は特に創意工夫がうまい、見倣うべきところが多い、そう思う。 これは広義において満足からは何も生まれず、不足しているからこそ人は創造的になれるからではないだろうか。では、あり余るほどの情報、しかもすぐに手に入る現在、我々はどうすれば創造的になれるだろうか。それはまさに本書で述べられているような方法で、ちょっとした工夫もして試行錯誤し、または自分の得意分野だけでも能動的に問題を発見し解決策を想像してみる、考える習慣をつけること、そう言うことではないだろうか。本書のタイトルだけを見るとロジカルシンキングだけの内容かと思い購入したが、内容はもっと多岐に渡り実に深い。現代人にとって何か忘れかけていた大切なものを改めて考え直すきっかけになる。これからますます情報化が進む一方で創造的人間であることが問われてくると思う。いつもカバンの中に忍ばせて折にふれて読み直したい。しかし本書は発行以来20年以上も経つが、その当時に本書と出合っていたら、いったい自分はどう感じていたであろうか。

・「パソコンでさえ代用できない思考
”思考の整理学”というので、主に手帳の付け方などを扱った本なのかなと思って読み始めたが実際は、まさに自分の”思考”そのものをいかに整理し活用するかといった内容だった。アイデアは良く浮かぶのに一度も生かしきれたことがないとか、何か書きたい気持ちはあっても、いざ書き始めると、いっこうに筆が進まないといった経験のある人は一度は読んでみることを、おすすめします。20年も前に書かれた内容であるのに、パソコンなどのハードやソフトが急速に発達した現在でもほとんど旧さを感じさせない。いかに物知りであるか、いかに多くの事柄を記憶しているか、いかに計算が速いかはパソコンで代用できるようになった現在、生身の人間にしかできない思考能力を高めることがいかに大切かを説いているようにも思う。

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫) (詳細)

生命の実相―頭注版 (第1巻)

・「素晴らしい本です。
私は、この本を16、17歳の頃から読んでいますが、この本は本当に素晴らしい本です。(今は21歳)宗教とか、そういうのを無視して読めるのでは?と思います。この本は人として当たり前の事が書いてあるので色々と不評を言う方もいられるみたいですが、その当たり前の事が出来ていない人が多い、こんな時代だからこそ読んでほしい一冊です。全部で40巻もありますが、無理せず読んで頂きたいと思います。この本を書かれた谷口先生は印税は入ってきてはなく生涯亡くなられるまで小さな家に奥さんと仲良く暮らされたと聞いています。そう、聞いた時、この本を書かれた谷口先生は本当に素敵な方だと感じ、今も又この本を読んでいる。そんな感じです。皆さん、騙されたと思って読んで下さい。

・「「宗教」が嫌いな人にも
第1巻は「生命の実相」全巻の代表例として挙げただけです。私は「生長の家」の信者ではありませんし、いわゆる「宗教」は今でも嫌いです。かつての私だったらこんな本(と言っては失礼ですが)全然読む気がしなかったでしょうし、大抵の人はそうでしょうが、宗教の本だからといって毛嫌いせず、だまされたと思って一度読んでみてください。もっとも、本当はこれは誰にでもお薦めできる本ではありません。何というか、いきなり高いところまで行ってしまっている感じで、今まで精神世界のことに興味がなかった人が読んでも何のことだかわからないかもしれません。読んでみて「何だこりゃ?」と思っても、「だめだこの本は」と思わず、「まだこの本を読む準備ができていないのだ」と考えていただきたいと思います。

・「地上最強の自己啓発書
わたしは現在まで、576冊の自己啓発書を読んできた「自己啓発書マニア」です。『7つの習慣』も読みました。『思考は現実化する』も読みました。古典では幸田露伴『努力論』から中村天風『成功の実現』までほとんど読みました。

それら自己啓発書の中で、この『生命の實相』は第一位です。

他類書と比較した際、本書は以下の面で卓越しています。

▼筆力(巧みな例え話や引用力)や感染力という点において。▼読んだだけで人格改善が自然になされるか、という点において。▼読了後の効果が持続するか、という点において。▼紹介されている改善技法は容易か、という点において。▼実行不能な事を読者に勧めないか、という点において。▼何より読了後の「感動の程度」という点において。

谷口雅春という著者は、この『生命の實相』シリーズを書くために10万冊の本を読んだらしい。読了後、わたしは著者に向かい「恐れ入りました。10万冊の本読んだという、貴方の話にウソはありませんでした。」との感想を述べました。(10万冊の本を読むのに人はどれくらいの時間を要するであろう。1日3冊の本を読んでも1年ではせいぜい1000冊しか本を読むことができない。)昭和六年にこんな自己啓発書があったという事。我々はもっとこの本にあたるべきだ!最近「自分探しの旅」に出かける若者が多いが、本書『生命の實相』の読書機会は、旅行以上の自己発見の旅となるであろう。自己改善の「保証」します。絶対に買いです。

・「病気やストレスで悩んでいる人へ
ずっと捜し求めていた本でした。なんで世の中はこんなに不条理なんだろう?とか自分の境遇だけが恵まれない、そして自分がなんでこんな病気にかかったんだろう?とかそんな暗夜航路を模索していた時期に出会いました。エドガー・ケーシーや今話題のニューエイジの分野の内容も包括してあり、人はなぜ病気になるのか、そしてどうしたら本来の健康を取り戻せるのか、、などを心の力(今でいうマインドパワー)の観点から解説してあります。まだニューエイジの時代でもなかった昭和の初期にこれだけの内容を書いた筆者には脱帽ですよ。病気や仕事、あらゆる生活面で悩んでいるかたへお勧めの本です。

・「真理の宝石箱です!!
現代スピリチュアル文化を遥かに超える素晴らしい本です。 全ての宗教がより深い見地からあっさりと理解でき、幸せになる方法がいくつも網羅していて、霊的に観ると本当にダイヤの埋め尽くされた宝石箱のような本です!波動がとてもいい! これを読んで、宗教とは、ただ一つの神様に向かう入り口の役目を果たすだけで、行き着く真理は同じだったんだと知りました。 また、これを全部読んでしまったら、あらゆる迷いが全部消えてしまいます。 決して言いすぎではありません。 お向かいの奥さんに貸して頂いたのですが、これは全巻じっくりマーカー引きながら読んでみたいし、うちに永久保存して子孫代々読み継がせたいっ!と思い、結局全巻買ってしまいました。 読まないで死んでしまったら、未来永劫に後悔すると思える本です。 この世を去るとき、物質的な物は何一つ持っていけません、持っていけるのはただ記憶と自ら悟れた真理だけ。 是非全巻何回も読んで、魂にこの宝を刻み付けて皆幸せになっていって欲しいと思います。

生命の実相―頭注版 (第1巻) (詳細)

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ

・「人間は自分を客観視できない。分解して再創造する、問題解決ルネッサンス
読み手によって、読み方によって、様々なバリューを与える本だと思った。

個人的には、やはり「アイデア」や「創造性」が問題解決のカギであり、それが容易にできる人、できない人、また周囲の環境やチームなどの状況を細かく読み取って「分解」している所に、猛烈に共感した。

高度なノウハウをこれだけ分かりやすく噛み砕いているのは著者が実際に自身の手で切り開いてきたであろう、膨大な経験値の証であると思う。

いわゆる読書で勉強をしたい人はもちろん、今、解決すべき問題がある人すべてにヒントを与える本だと思う。

この本自体に、とてもクリエィティビティを感じ、好感を持ちました。

・「内容は本格的だが、素人でも応用できる点が◎
内容は何千億円単位のコスト削減を可能にしてきた問題解決のノウハウですが、喩えや寓話がわかりやすく、この分野の素人でも読めるような優しい工夫が随所に見られます。

個人的には143ページあたりからのインプット、アウトプットの数値化とアプローチチャートを使った改善方向の部分が特に実用的に思えました。

しかも数値化でありながら5段階という適度な“ざっくり感”。ビジネスだけでなく家事や勉強や人生?を改善するのにもピッタリです。

もしかしたら、ITビジネスのような数字の細かい世界よりも巨大公共事業の方が大雑把で日常の感覚に当てはめやすいのかもしれません。逆説的ですが。

ただし実際の公共事業で問題をバッサリ解決した実例を披露する本ではないので、何でも最後まで答えを出してもらいたがる甘えんぼさんは寸止め感を味わうかもしれません。

何度も読み込んで、メソッドを自分で使ってこそ価値の出る本だと思います。

・「機能に注目すれば良かったのか
本書は問題の解決策を探すための手法として、「ファンクショナルアプローチ」を解説している本です。これは、製品、サービス、ビジネス、組織と言った問題が発生するエリアが持って言る、「機能」に焦点を当てる事で、適切な解決策にたどり着こうと言う考え方です。

具体的には、「なぜ」と考えるのではなく、「何のために?」と考える事で、対象が持つ機能を浮き彫りにし、その機能を満たす事が目的なのだと視座を変える事が、ブレークスルーとなる解決策を生み出すと言います。

個人的には、本書の前書きに引用されているアインシュタインの、

「いかなる問題も、それを作り出した同じ意識によって解決する事はできない」

と言う言葉が最も印象的で、この言葉が、「視座の入れ替え」を促進するのだと感じました。

・「ビジネス革命の始まり!
この本は「眼から鱗」を導く扉を開く事が出来る本だと思う。

本来このような事は「偶然」や「センス」という言葉に凝縮されてきたと思うが、先ずはこの本を純粋に受け入れ、「ファンクショナルアプローチ」的な眼で日頃から物事を見てみる事が大切だと思った。

「これはなんのために?」と疑問を投げかけてやれば、あら不思議世界が変わってくる!

実際この本をANAの機内で読み終わった途端に、「飲み物サービスってなんで?」「JRのようにお弁当やお土産販売はなぜ無いの?」「日本のスチュワーデスさんはなぜ女性が多いの?」などなど、あらあら私が世の中の流れに自然と流されていた事がわかる。

圧倒的に多い潜在的問題点を知り得る事が先ずは大切であり、「無知の知」の状態になれる事が大切なのだと思いました。

・「文系にもオススメ
発売二週間で二万部を記録したと知り、購入しました。

僕のように、なんとなく問題にとりくみ、なんとなく解決しているような、

そんな、なんとなく人間にも、よくわかる、ハっとする使える技術が満載。

特に

ビジネスにおいての問題解決、問題整理、わだかまっている、スランプである、

そんな方は、ぜひ読まれてみては。ごちゃごちゃしていたものが、整然としてくるのを感じるかもしれません。

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人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの

・「息づかいを感じたい
 副題にあるように、「最期の一瞬に問われるもの」に対して、自分は「然り」、と答えることができるのか? 何年先になるか分からないが、最期の時に、自分の人生は成功しているのか?

 田坂さんは、「人生の成功」には「三つの思想」が存在するとおっしゃっています。「勝者の思想」、「達成の思想」、「成長の思想」です。その思想の内容は、「勝者」、「達成」、「成長」という言葉からもおぼろげながら伝わるのではないでしょうか。

 これまでの私の考え方は「勝者の思想」でした。最近ようやく「達成の思想」がわかってきていたように思います。この二つの思想のもとでは、私の人生は成功したとは言えません。今から言い切れます。

 しかし、「成長の思想」にもとづいて考えれば、私でも、自分の人生は成功だった、と言えるようになるかもしれないと思えました。 「夢」や「志」を抱き、その実現に向けて力を尽くすことで、生き方が深まり、一日一日を成長していくことができるからです。

 著者は「人生の旅に出ることができたことが、もっとも深い感謝」だと言い切ります。深いです。

 改行、句読点の打ち方。考えられています。息づかいが感じられます。

・「成功本に少し飽き飽きしていた人にお勧めしたい一冊です。
”成功”について書かれた本は世の中ご五万とあるが、

   「成功したかどうか?」

  は、本書を読むと、どうでもいいとまではいわないが、あまり関係ないように  思えてくる。

  成功というよりは、むしろ、自分が「志」をもって満足いく人生を送れたかどうか?

  明日、死ぬかもしれないという現実にどれだけ真剣に向き合えるかどうかで、   ”今日”

  という1日をどれだけ大切にしなければならないかを改めて自分自身に問わ  れた一冊でした。

  成功本に少し飽き飽きしていた人にお勧めしたい一冊です。

・「生涯成長する人間として
人生の成功とは何を指すのか。それは各人によって異なる筈である。その定義によって、生き方も変わって来る筈である。我々は競争社会で揉まれている為か、勝利を追い求める「勝者の思想」に影響を受けているが、果たしてそれは人生の成功を定義する際に、どの様な意味を持つのか。「勝ち残り」や「勝ち組・負け組」という言葉の持つ精神的な底の浅さを感じないであろうか。生まれもって経済的に恵まれている人もいる。能力や容姿に恵まれている人もいる。運・不運も様々である。しかしながら、我々は人生の中で楽しいことも苦しいこともあり、その中で何かを達成し、揉まれながらも成長して行くことに喜びを見出す、という考え方は誰にも当てはまるのではないだろうか。『人生において「成功」は約束されていない。しかし、「成長」は約束されている。』という言葉に本書のエッセンスが集約されている。

・「心に問い掛ける
この本を読むことは、過去の出来事について自問自答を繰り返す手助けになります。そして、今置かれている状況について深く考えることができるようになります。

これまで苦しいと思っていたことも…自分で考え抜くことで、目の前にある物事すべてが意味あることに通じてきます。

人生の成功と書かれているので経済力や名誉を想像してしまいがちですが、今、大切にしなくてはならないことに自ら気づくようにしてくれる(発見できる)そんな本です。

私は周りに感謝するようになりましたし、何度も涙を流して読んだ友人もいます。是非、深く心に問いかけてみてください。

・「自分らしく生き切れば、成功!
「永却回帰」の物語(臨終のときの物語)で、  『もし、おまえが、この人生とまったく同じ人生を、   何度も、何度も、永遠に生きよと問われたならば、   然り、と答えることができるか。』という、扇情的な問いからはじまった。

人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの (詳細)

夢をかなえるゾウ

・「シンプルな自己啓発書
本書はいわゆる「自己啓発書」であり「成功本」と言われるジャンルです。

物語として書かれており、非常にシンプルです。

従ってそのシンプルさゆえに、多くの自己啓発書を読んだ人にとっては物足りなさを感じるのではないかと思いました。

しかし読み進めるに従い、その考えは一転しました。

話の中にも書かれていますが、この本の内容は他の自己啓発書と何ら変わりません。

しかしこの本では、それを実践していない人が多いことを指摘しています。

その事によって、痛いところを指摘され、「ドキッ」とする内容も多々あります。

そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。

多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。

シンプルであるため、読み終えてもきちんと頭に内容が残る構成です。

もちろん初心者にもお勧めです。

本当にシンプルなので、ページ数の割にはすぐに読み切れてしまうのも良い点です。

・「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。
主人公(標準語)とそのメンターたるガネーシャ(関西弁)のやり取りで織りなされる成功法則本。

あえてメンターに関西弁を話させている意図を、重苦しい話題の軽量化、堅苦しい話題に対する笑いの注入、と解釈しました。翻って、それは読者に対する、

1.読み進めさせるための工夫2.内容を真剣に考えさせない工夫3.内容を受け入れさせる工夫

に転化しています。

読者は、関西人の日常会話を垣間見るかのようなテンポで本書を読み進め、笑い話を聴いているかのように異論、反論を抑制し、場合によってはいわゆる「ツッコミ」に昇華させてしまう。そもそもが笑い話ならば、その内容は素直に受け入れられる。しかし、ただ受け入れられたとしても、黙ってスルーさせないために、各トピックの話題に対する理由を説明すると同時に、過去から現代の偉人、有名人にまつわるトピックを織り交ぜ、印象に残す工夫をしている。

さらに深読みすると、読者の好き嫌いが明確に分かれるであろう成功本というジャンルにおいて、少なくとも笑い話としては「面白かった」と言わせられる工夫は、あえて敵を作らない対策でもあるのかもしれません。

書いてある内容以上に、実はそこに盛り込まれている工夫も深い。そんな意味では、他人に勧めても失敗しにくい、万人受けする成功本だと感じました。

・「役に立つ成功本です!
私は「成功本」の類は片っ端から読んでおりますが、役に立つ度数でいうと相当上位に入ると思います。関西弁を話す象の姿の神様・ガネーシャを登場させることにより、物語が読みやすく仕上がっております。本書のすばらしいところは、「これまで成功本を読んでいるのに、成功していない人」にメッセージを向けられているところです。私が一番響いたのは、「自分を変えたいのなら『意識』を変えるのではなく、『具体的な何か』を変えなければいけない。」というくだり。成功本を読みまくっているのに未だ成功していない自分にはショックでした。読了後、ガネーシャの教えを一つずつ、守っているのは言うまでもありません。

・「心があったか〜くなる本
この本を読んでも、運命や人格は大きく変わらないし、成功者になれるとも思えない。しかし、ガネーシャの課題を、自分を含めた周囲の人間が実践したら…みんな少しずつ「何かが変わる」と思う。朝起きることが苦痛でなくなったり、職場の苦手な同僚とも普通に話せたり。些細なことかもしれないが、こういう積み重ねが人を変えていくんだと思う。

・「素直な人が読む本
この作品を素直に受け止めれない方は普段から物事を素直に受け止められず言い訳ばかりしてる人ばかりだと思います。この本の内容は簡単なように言ってますが行動するのが難しいと思います。人間は習慣づけるまでにあほらしいとか思う人が多いと思いますから。こころでわかってても行動出来ない。

この本をバカにする人は、行動が出来ない=素直でないという結論が出来ますね。

僕はこの本をかなりリスペクとします。

夢をかなえるゾウ (詳細)

[実学・経営問答]人を生かす

・「人は石垣、人は城
稲盛哲学を実践行動している盛和塾での塾長としての立場でわかりやすく塾生の疑問に真摯に答えている本。

いつも思うのだが技術的ノウハウより、如何に人間として生きるのか。そこに仕事に打ち勝つ勇気が生まれるような気がすると説得させられる本。

稲盛さんの絶大なる背景を如何に素直に受け入れられるかがこの本の読みどころ。

心に火をつけるには納得の一冊。詐欺的なコンサルタント本より格段読み応えがある。

・「まさに経営の実学
 稲盛和夫翁主催の盛和塾のでの質疑応答を 1、活力ある社風をつくる 2、社員のやる気を引き出す 3、幹部を育てる 4、自らを高める の4項目に分け、塾生である経営者の質問に丁寧に回答しているものをまとめて構成している一冊である。 すごい!の一言であるし、なるほど、そうなんだ!とうなるものも数々あった。 終章にはリーダーの役割10カ条が載せてある。 何度も何度も読み返す価値のある一冊である。 まさに経営の実学である。 

・「中小零細企業の経営者向けに書かれている。
一番感動した所は、稲盛氏がいつも説く「誰にも負けない努力をする。」についてである。

「経営者及び幹部は、誰にも負けない努力をしなければいけないが、全ての従業員に強いるのは酷である。」と説いていた。

合点した。

今まで全従業員に要求することには疑問があったからだ。

・「『大善は非情に似たり』
経営者とは、経営者とは、経営者とは。姿勢を正すとはこういうこと。実感迫り、その迫力に打ちのめされました。

・「経営者の心構え
「経営者とはどうあるべきか」について書かれている本です。

[実学・経営問答]人を生かす (詳細)

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52)

・「使い方いろいろの「インタビュー術」
コンサルタントがクライアントと話す際に心がけている「質問のコツ」を明かす、という一冊。単発で鋭い質問を発するというより、会話の流れをうまく誘導する技術、といった感じで、「インタビュー術」といった方がむしろ正確かも知れない。一般論だけでなく、著者の実体験が豊富に盛り込まれているため、なかなか臨場感があって楽しめる内容になっている。

本書で扱われる質問のコツは多岐にわたるが、大きく分ければ「事前準備」「会話の流れをコントロールする」「実際に質問を発する際のコツ」の三つに分かれるだろうか。

中でももっとも興味深かったのは、「会話の流れをコントロールする」という箇所だった。

確かに、いつの間にか会話があらぬ方向に進んでしまい、自分が今何を話しているのかわからなくなってしまうことは、しばしば起こる。本書ではそれを防ぐための方法として、「シナリオを描く」「会話を俯瞰する」などのテクニックが説かれているが、実際に著者のレベルで使いこなすのは無理でも、これらを意識するだけでもかなり効果がありそうだ。

どういう問題意識を持っているかで、読まれ方が変わってくるかも知れない。自分に役立ちそうな要素をピックアップして使ってみる、という活用の仕方がいいかと。

・「安心しました。
私の質問はいつも変だといわれます。何を意図しているのかわからない、とか、何でそんなこと聞くのとか。なので、いつも質問に気がいってしまっていましたが、「聴く」という事が質問とおなじくらいパワーをもち、「聴く」ことが質問力につながるのだ、と理解できました。これからは、もっと「聴く」事に力をそそいでいきます。

・「なるほどっ。そうだったのか。
人とのコミュニケーションの本はいくつか読んで来たが、なかなかその本質を身に付けることがむずかしいと思っていた。しかし、このコンサルタントの「質問力」を読んでわかった。相手・相手・相手。それは「ナラティブ」な質問をするということだった。ナラティブ。私にとって新しい視点であった。

・「気づきの多い1冊
質問力に関する本は何冊か読んだが、大上段に構えすぎて質問力というより取り巻く環境への疑問力になっていたり、逆にこんなときにこんな質問といったマニュアル本になっていたりしがちだった。この本は具体的だがノウハウ本に陥らず、多くの具体例から気づきを与えてくれる1冊だった。質問がうまいというのは対象にしっかり向き合えていることであると思った。

・「ためになる!
とにかく読みやすい!この「質問力」は、コンサルタントだけではなく、誰にでも活用する場面のあるスキルだと思えます。今までのコミュニケーションの中でもなんとなく感じていたコト。それをクリアなポイントとして気づかせてくれる、そんな本でした。オススメです!

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52) (詳細)

確率的発想法~数学を日常に活かす

・「ジョン・ロールズへのオマージュ
 なんと刺激に満ちた面白い本でしょうか。確率論の本質を私たちの日常の現象と絡めて説明しているので、とてもイメージが掴み易い。7章以降はジョン・ロールズへのオマージュとして読みました。ロールズの思想を大変うまく説明しています。また、それに対するロバート・ノージックの思想にも言及しており、リバタリアニズムに関心のある人にも面白く読めます。さらに、株の期待値戦略や株価暴落のメカニズムにも触れており、相場関係者にも刺激的な本です。 私たちの生き方そのものを問い掛ける本でもあり、このような廉価で面白い本はそうないと思います。確率論、正義論、リバタリアニズム、相場論、環境問題に関心のある人にはぜひお勧めします。

・「さあ、どう使うか
私には確率論の難しい話はさっぱりわかりません。でもこの本で言っているのは、世の中の事象の多くは確率論的に起きている、ということ。それならば、発想も確率的に考えて、対処すればよい。簡単なようでいて、実は大きなパラダイムシフトを含む課題ですね。でも超えることができれば実に面白い世界が広がると思います。珍しく、新聞の書評欄で興味をひかれて購入した一冊。お勧めです。

・「確率論と社会問題
確率論の中でもベイズ理論や期待効用理論がメインテーマ。期待効用理論は大学で習ったことがあるけれど、わけのわからない数学記号ばっかりで非常にとっつきにくかった記憶がある。だけどこの本では、いろいろと具体例で解説してくれるところがよい。大学の時は「効用分析の数理と応用」(コロナ社)を使ってたが、数ページで撃沈したので、これを機に再チャレンジしようかと思った。またナイト流不確実性やコモンナレッジなどの解説もありなかなか新鮮な感じがする。

さらに、いろんな社会問題に確率論(経済理論)を適用し考察しており、原発問題や株価暴落のメカニズムなど、深い洞察を示してくれていると思う。

・「不確実性の世界を生きる
本書のテーマは確率というよりも不確実性といった方がいいかもしれない。この世の中にある不確実性をいかに取り扱って生きていくか、それが本書のメインテーマだろう。

保険やギャンブルといったリスク及び不確実性とヘッジのメカニズムは、ある程度知っているとはいえ、うまく説明している。特に、個人のリスクはヘッジできても、社会全体のリスクはヘッジできない、というのは重要だ。

インフォームド・コンセントに潜む罠は、個人的には目から鱗だった。インフォームド・コンセントでは統計的にしか説明がなされない(9割の確率で成功する手術とか)が、患者にとって起こるのは成功か失敗かの、つまり1か0かの世界なのだ。自分と同様の環境では9割の人が成功するとか言うのは、私という患者にとってはどうでもいい話で、重要なのは私が手術に成功するかなのだ。被害を母体全体に広げて割ってしまうところに、統計の落とし穴があるのだ。

後半では、フランク・ナイトの提起したリスクと不確実性の問題が軸となる。リスクは発生確率が予見可能だが、不確実性は発生確率さえわからない状況だ。そして、人々は不確実性をより回避したがる。

これを筆者は、確率の加法性の放棄、つまり足しても1にならない確率、を考えることで説明する。確率がわからない状況下では、確率が最低となる状況×得点、で得られる期待値(マルチプル期待値)が最大となるように人々は行動するというのだ。

次に、情報の欠落が不確実性を呼び、その情報がコモン・ノレッジ(全員が知っており、さらに全員が知っていることを知っている状況)になることで不確実性回避と同じ現象が発生することを論ずる。

そして、これらを組み合わせると、ロールズの正義論を新しい角度から眺められるのだ。まず、無知のヴェールの状況下では、人々は不確実性の中にいる。しかし、基本財にかかわるイベントについては、人々は見分けることができるので、基本財にかかわるイベントはコモン・ノレッジになる、つまり不確実なものではなくなる。すると、不確実ではないイベントの方が期待値計算ではより大きい重みが置かれるので、結果として「不遇な人々の利益の最大化」になる。

最後の2章では、針を過去に向けて、起こらなかった出来事に対する確率論を展開する。責任概念とかが絡んでくる部分だ。



個人的な意見としては、そもそもマルチプル期待値の考え方そのものに疑問が残る。というのも、この方法だと、ツボの中に赤玉と白玉が何個かずつ入っているがその比はわからない状況で1 何を引いても必ず100円もらえる2 赤玉を引いたら200円、白玉を引いたら100円もらえるの二通りのくじを考えると、どう考えても2に参加すべきなのに、マルチプル期待値の考えではどちらに参加しても同じという結論が出てしまう。

また、基本財がすべて、そしてそれのみがコモン・ノレッジになるかどうかはかなり微妙なところだと思う。

しかし、ロールズの理論への数学的アプローチとしては非常に野心的で、興味深いものである。

なお、ロールズの議論への、本書とはまったく違った角度からの数学的アプローチとして、佐伯胖『きめ方の論理』がある。こちらは社会決定理論の観点から、ロールズの難点も指摘しつつも、その意義を強調している。

・「ロールズ的社会理論への新しいアプローチ
平凡な題名が惜しまれる知的刺激に満ちた本。確率や不確実性をめぐる最新のトピックが手際よく紹介されるが(もっとも、語り口の平明さにもかかわらず、本質的な点を把握するのは結構難解)、その最終目的はロールズ流の社会原理を確率論の観点から裏付けることにある。ロールズの社会理論を構成する「無知のヴェール」や「マクシミン原理(最も不遇な人が最も有利になるよう分配を行う)」は、これまで様々な批判に曝されてきたが、それを本書では最新の確率理論の観点から擁護しようとしている。「過去への責任」から分配の在り方を論じる終章は、今後論議を呼ぶだろう。ですます調と、各章冒頭に引用される歌詞の選択が、玉に瑕。

確率的発想法~数学を日常に活かす (詳細)
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