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▼若き日のポリーニ & アルゲリッチ:セレクト商品

ショパン:ポロネーズ第1番&第2番&第3番&第4番&第5番&第6番&第7番ショパン:ポロネーズ第1番&第2番&第3番&第4番&第5番&第6番&第7番 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「英雄ポロネーズが最高!!」「録音は1975年でCDと同じ」


幻のショパン・レコーディング1965幻のショパン・レコーディング1965 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「エネルギッシュ!!」


栄光のショパン・コンクールの入栄光のショパン・コンクールの入 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ショパン(作曲), アルゲリッチ(マルタ)(演奏), オールソン(ギャリック)(演奏)


ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ブラームス(作曲), ベーム(カール)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「人は、いかに若さから解放されるか?」


ショパン・リサイタルショパン・リサイタル (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「ポリーニ、今と昔」「ショパン事始」「力強い演奏」「約30年前の」


ベートーヴェン:P協奏曲第5番ベートーヴェン:P協奏曲第5番 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ベーム(カール)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ラフマニノフ(作曲), チャイコフスキー(作曲), シャイー(リッカルド)(指揮), キリル・コンドラシン(指揮), ベルリン放送交響楽団(演奏), バイエルン放送交響楽団(演奏)

「白熱の「チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番」 これが1000円というのは安すぎます!!」「なんという気品に満ちた演奏」「アルゲリッチのピアノ協奏曲の名演奏」「アルゲリッチの魅力を堪能できる1枚」「驚きの名盤」


"ベートーヴェン : ピアノ協奏曲第3番,第4番""ベートーヴェン : ピアノ協奏曲第3番,第4番" (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ベーム(カール)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)


ショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番ショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「ポリーニのショパンのベスト1アルバムです。」「まさに圧巻です。」「スタイリッシュなショパン」「ジョルジュ・サンドというヴァンプ」「イタリア人のピアニスト」


ショパン:ピアノ協奏曲第1番ショパン:ピアノ協奏曲第1番 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ショパン(作曲), クレツキ(パウル)(指揮), フィルハーモニア管弦楽団(演奏)

「すべての『謎』はこの中にある(●^o^●)」「ベスト版に推しても良いぐらい。」「あっさりして聴こえるけれど、凄いらしい。」


Beethoven:The Late Piano SonatasBeethoven:The Late Piano Sonatas (詳細)
Ludwig van Beethoven(作曲), Maurizio Pollini(Piano)

「名盤なんですか?」


シューマン:ピアノソナタ第1番シューマン:ピアノソナタ第1番 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), シューマン(作曲)

「胸いっぱいの愛を」


ショパン:24の前奏曲ショパン:24の前奏曲 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「実に繊細な響き」「真珠のようなショパン」「究極」「真珠のようなショパン」「小品の花束」


ショパン:12の練習曲ショパン:12の練習曲 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「これ以上、何をお望みですか?」「背中が粟立った一瞬」「多くの天才が挑んでなお乗り越えられぬ頂点」「心地よい音のシャワー」「完璧なエチュード」


Debut Recital / Martha ArgerichDebut Recital / Martha Argerich (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Frederic Chopin(作曲), Franz Liszt(作曲), Sergey Prokofiev(作曲), Maurice Ravel(作曲), Martha Argerich(Piano)

「のまれる」「アルゲリッチ、19歳&30歳の録音。彼女の才能のきらめきに、わくわくさせられるCDですね」「鬼神のデビュー」


Stravinsky, Prokofiev, Webern, etc / Maurizio PolliniStravinsky, Prokofiev, Webern, etc / Maurizio Pollini (詳細)
Pierre Boulez(作曲), Sergey Prokofiev(作曲), Igor Stravinsky(作曲), Anton Webern(作曲), Maurizio Pollini(Piano)

「永遠の記録」「若きポリーニの金字塔」「若い表現」


バッハ:トッカータ ハ短調バッハ:トッカータ ハ短調 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), バッハ(作曲)

「アルゲリッチのバッハは良いですよ。。」「バッハと戯れるアルゲリッチを堪能してください。」「静と動のコントラスト【追加】」「とても気に入りました」「静と動のコントラスト」


Piano Concertos (2pc)Piano Concertos (2pc) (詳細)
Pollini(アーティスト), Beethoven(アーティスト), Mozart(アーティスト), Brahms(アーティスト), Vpo(アーティスト), Bohm(アーティスト)


プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), プロコフィエフ(作曲), ラヴェル(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「攻撃的ピアノ満開!」「気持ちが盛り上がる」「爽快!」「このCDは最初から最後まで聞き所。」


リスト:ピアノ・ソナタリスト:ピアノ・ソナタ (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), リスト(作曲)

「聴き比べの楽しみ」「アラウと双璧?」「まさに完璧の一言」「これはクラシックではない!」「ポリーニにぴったりな曲」


夜のガスパール~アルゲリッチ コンセルトヘボウ・ライヴ(1978~79)夜のガスパール~アルゲリッチ コンセルトヘボウ・ライヴ(1978~79) (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ラヴェル(作曲), シューマン(作曲)


Schubert: Sonata D845; Schumann: Sonata, Op. 11Schubert: Sonata D845; Schumann: Sonata, Op. 11 (詳細)
Franz Schubert(作曲), Robert Schumann(作曲)


ショパン:24の前奏曲集ショパン:24の前奏曲集 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「夜空に咲いた大輪の花のように美しく、ファンタジックなショパン」「自由奔放に」「情熱的」「駆け抜けた!!」


Schubert: Wanderer-Fantasie; Schumann: Fantasie / PolliniSchubert: Wanderer-Fantasie; Schumann: Fantasie / Pollini (詳細)
Franz Schubert(作曲), Robert Schumann(作曲), Maurizio Pollini(Piano)

「異次元とも言えるレベルの『さすらい人』」「Schubert:wanderer-Fantasie;Schumann:Fantasie/Pollini」


ショパン:ピアノソナタ第2番&第3番ショパン:ピアノソナタ第2番&第3番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「『ピアノ・ソナタ第3番』の演奏が素晴らしかった。ブラヴォー!」「アルゲリッチらしさ大全開」「圧倒的な存在感」「特にピアノソナタ第2番の第3楽章が強烈!」


▼クチコミ情報

ショパン:ポロネーズ第1番&第2番&第3番&第4番&第5番&第6番&第7番

・「英雄ポロネーズが最高!!
ポリーニというと正確無比なイメージがあるが、実はポロネーズのように勇壮で力強い曲が非常に合っていると思う。彼がベートーヴェンを好んで弾くこともうなずけられる。

ポロネーズの1番から6番は先入観なしに素晴らしい。特に6番の英雄ポロネーズが最高。完璧な演奏なので気持ちがいいのと、元々曲が持つ「元気が出る」イメージを最高に引き出している力強さがある。

ただし・・・7番の幻想ポロネーズはイマイチだった。これは英雄ポロネーズのように元気が出る、とはお世辞にも言えない曲であり、その悲壮感や現実から離れた感覚(これが幻想的な世界?)をピアノで再現しなければならない。ポリーニの演奏は、ちょっと元気が良すぎたかなぁ、という感じがして好きになれなかった。そういう意味では、幻想ポロネーズについては他にもっといい録音がありますよ。

でも、総合的には良かった!!

・「録音は1975年でCDと同じ
SACDとしてのDSDレコーディングでの新録音?良く確認しないで思わず買ってしまった。CDでは1975年の録音だったので、「あれから何年たったのかな?」とか、「どんな演奏解釈になったかな?」とか、「DSDレコーディングのSACDなのでポリーニはどんな音を出すのかな?」。非常に期待していた。しかし聴いてみると、過去の演奏とまったく変わっていない!

録音日を見てみると、1975年。どうやらCDのマスターをそのままSACDに変換したに過ぎなかった!これは予想外の出来事だった。

でもせっかく買ってしまったので音質チェック等してみた。 SACDプレーヤーはもちろん普通のCDプレーヤーでも聴ける。

しかしDVDプレーヤーはたまに誤作動が発生。気持ち良く再生するのには難しい。メーカー別によって相性があるみたいだ。

昔買ったCDと聴き比べてみる。 音質は私の耳では違いがほとんど判らなかった。CDを持っている人は新たに買うほどの物ではないと思う。やはりDSDレコーディングで再録音して貰いたかったと強く思う。

しかし作品的には完成度は非常に高いアルバムで歴史的な価値も高い物なので、これから普通のCDを買うのだったらこちらの方がお勧め。値段は多少高いが、それだけのものは感じ取れるだろう。

ショパン:ポロネーズ第1番&第2番&第3番&第4番&第5番&第6番&第7番 (詳細)

幻のショパン・レコーディング1965

・「エネルギッシュ!!
荒削りですが、今のアルゲリッチの演奏を彷彿とさせる演奏です。何よりもエネルギッシュで、情熱的!少々テンポが速すぎても、ミスタッチがあっても関係なし!こういう魂を込めた演奏は、聴いていて気持ちが良いものです。

幻のショパン・レコーディング1965 (詳細)

ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調

・「人は、いかに若さから解放されるか?
 数学者の森殻氏は、或る時、「老いとは何か?」と問はれて、「若さからの解放」と答えたそうである。−−若さとは、人が、それから解放されるべき何かなのである。−−ブラームスの二つのピアノ協奏曲を聴くと、この言葉を思ひ出す。ブラームスが残した二つのピアノ協奏曲を聴いて、誰もが感じる物は、この2曲の間に流れたブラームスの人生の時間である。ピアノ協奏曲第2番の、あの晩秋の木漏れ日の様な境地は、ブラームスが、「若さからの解放」を体験して初めて為し得た境地である。だが、ブラームスが、まだその「若さからの解放」を達成して居なかったピアノ協奏曲第1番も、何と素晴らしい曲だろうか。 このCDは、1970年代の若きポリーニが、当時、ヨーロッパの指揮界の長老の一人であったベームと共演して、そのブラームスのピアノ協奏曲第1番を演奏した記録である。冒頭の、あの荘厳な序奏は、あの時代のベームとウィーン・フィルの演奏その物である。そして、それに続いて始まるポリーニのピアノには、1970年代のポリーニのきらめきが溢れて居る。速めのテンポで第一楽章は劇的なクライマックスに至る。第二楽章は、ポリーニの、余計な感傷を排したピアノの美しさが素晴らしい。そして、第三楽章は、ポリーニの明晰さとベームのあの独特のアクセントが共鳴して、最高の演奏と成って、終結する。 1970年代のポリーニがいかに輝いて居たか、そして、あの時代のベームとウィーン・フィルの偉大さを想起させられずに居られない演奏である。

(西岡昌紀・内科医)

ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調 (詳細)

ショパン・リサイタル

・「ポリーニ、今と昔
ポリーニが18歳でショパン・コンクールに優勝した直後、殆ど10年間演奏活動から身を引いた理由は、彼が自分の音楽性を支え、それを発展させる為の音楽とそれ以外の分野での知識や経験の不足、そして何よりも人間としての未熟さに気が付いたからに他ならない。もしすぐに演奏家としてのキャリアを選んでいたなら、その後は単なるピアノの名手の名に甘んじていただろう。10年後に彼が楽壇に復帰した時、無味乾燥の機械屋に豹変して聴衆の前に現れたように言う人がいるが、私はそうは思わない。確かに彼の演奏表現は時代と共に変化している。ただそれは彼が日頃暖めている理念を成就させるための試みの結果であり、根本的な演奏スタイルの変化ではないと思う。このCDに収められた1968年に録音された一連のショパンからもはっきり聴き取れるように、一切の曖昧さを退け音楽を明瞭に造形していく姿勢は、その後も変わっていない。個人的なことだが、私はローマで彼のリサイタルを何度か聴く機会に恵まれた。その時常に感じたことは、彼の演奏には、ともすれば一流のアーティストの間にも横行しがちなご都合主義とは全く縁の無い、頑固なまでの哲学があるということだ。

・「ショパン事始
これは練習曲、前奏曲、ポロネーズでの、聴衆に陶酔する隙を与えない、完璧で、潔癖な演奏ではない。後年に聞かれる独善的な演奏かといえば、そうでもない。ショパンのロマンティックなイメージに則った演奏で、これを聴くと、ショパンが「ピアノの詩人」と称されるのも納得がいく。古典的で難解なショパンは一度も現れない。演奏者の姿もない。鍵盤に託したショパンの感情が次々と心の中を駆け巡っていくだけである。演奏の王道である。ショパンを聞きたい方に薦める決定盤。

・「力強い演奏
ポリーニと言うと完璧、緻密という印象がありますが、バラードやポロネーズの力強い演奏は、ポリーニの得意とするところだと思います。特にこのCDはポリーニの若い頃の録音なので、よりそんな印象を受けました。ポリーニの印象が変わると思います。

・「約30年前の
ショパンコンクール優勝した後影を潜めていたころ、出発間近のポリーニの演奏。20代の頃の数少ない録音です。

ショパン・リサイタル (詳細)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

・「白熱の「チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番」 これが1000円というのは安すぎます!!
20年以上前、今はない梅田のレコード店で、白熱した演奏が流れていました。レコードジャケットを確認したらアルゲリッチが演奏する「チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番」でした。第3楽章から聴かされたので特にそう感じたのでしょうが、素晴らしい演奏でした。声楽曲を探しにいったはずなのに、ピアノ協奏曲を買って帰ったという思い出の曲です。

レコード時代は単独でしたが、今はラフマニノフの第3番とカップリングされています。今日、改めてCDを買いなおして聴きました。ラフマニノフの第3番も骨太の演奏でした。

この「チャイコフスキー」の良い所は,第3楽章の出だしからオーケストラをぐいぐい引っ張っていったアルゲリッチのピアノが、1番最後のクライマックスでさらに恐るべきスピードでかけあがっていき、それに負けじとオーケストラも最高潮に盛り上がって終わる所です。

流石にピアノの女王もミスタッチをやっています。そんなのはお構いなしに、突っ走る迫力満点のラストは、他の演奏では聴けないほどのすさまじさです。演奏終了後の「ブラボー」の掛け声はこのCDを聴いた人、全ての思いでしょう。

フルトヴェングラーの伝説のバイロイトでの演奏、ベートーヴェンの第9の最終楽章と匹敵する演奏です。破綻寸前のすさまじさは、「真剣勝負」のライブなればこそです。ピアノ競争(狂騒)曲ともいえる演奏です。名演です。

ちなみに、これは『レコード芸術』の1982年度リーダーズ・チョイスの年間ベスト1に選ばれました。

・「なんという気品に満ちた演奏
 ラフマニノフは、ピアノもオーケストラも美しいの一言。この作品の豪勢さと愁いをここまで生かしきった演奏はほかにないのでは。アルゲリッチの確信に満ちたタッチがすばらしい。チャイコフスキーも名演だが、それが普通に聞こえてしまうくらいラフマニノフが素晴らしすぎる。これはもう曲自体の持つ力の差といっていいかもしれない。

・「アルゲリッチのピアノ協奏曲の名演奏
 アルゲリッチによる名曲の名演のカップリング。これが千円とはまったく驚くほかはない。両曲ともライブ特有の熱気が聴く者の感動を誘ってやまない。コンドラシンとのチャイコフスキーの1番はスリリングで、3楽章などは興奮のきわみである。バイエルン響の音色もすばらしい。若き日のシャイーとのラフマニノフの3番もアルゲリッチの情熱がほとばしる。とにかく豪快にして美しいアルゲリッチのピアノに酔いしれることができる1枚といえる。

・「アルゲリッチの魅力を堪能できる1枚
チャイコフスキー、ラフマニノフとも、ライブならではの迫力・緊張感が伝わってくる素晴らしい1枚。

・「驚きの名盤
知人のCDを聴かせてもらったのですが、私の持っているアシュケナージのラフマニノフと比べ、まるで違う曲を聴いているかのようなテンポと迫力に圧倒されました。ピアノマニアの間でも「これ以上のラフマニノフと、チャイコフスキーはない」という噂だとか。そして、誰でも聴いたことがあるチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第一番」。これも、昔私が持っていたレコードの演奏とはかけ離れたスピード感が快感です。このお値段でこの選曲、非常にお得な一枚だと自信を持ってお勧めできます。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 (詳細)

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番

・「ポリーニのショパンのベスト1アルバムです。
レコード芸術誌86年度レコードアカデミー賞に輝いた誉れ高い名盤です。2つのピアノソナタの演奏は、不純物を全て取り除いた100%純粋なショパンの音楽であり、全楽章を通して非常に聴きどころの多い超名演です。作品の本来の姿を、一点の曖昧さもなく完全再現していくポリーニの手腕の確かさと、高度に磨きぬかれた演奏技巧に圧倒されます。またピアノのシャープな音色をとらえた録音も超優秀です。この録音は、音楽的な柔軟性を獲得しつつも、完璧な演奏技巧が健在だったこの時期(絶頂期)のポリーニの演奏様式を知る意味でも、非常に貴重な録音であり、人類の文化遺産だと思っています。

・「まさに圧巻です。
圧巻です。第二番・第三番共に、ダイナミックで、急速楽章では力強く、快活な演奏、緩徐楽章では非常にロマンティックな演奏になっています。

第二番はソナタの形式は一応守っているものの、各楽章あまり繋がりの薄い風な作品になっていますが、ポリーニの演奏では、それぞれをうまくつないでいると思います。とくに先ほどあげたような力強さとロマンティックな部分を、極めて自然に繋いでいます。対して三番はより古典的形式に近いソナタです。鋭く美しい演奏に仕上がっています。

ポリーニは、曲に関して正しい認識を持っていて、極めて正確・論理的・鋭い演奏をする人な様な気がします。まさにこの作品からそんな感じを受けます。私は値段の何倍もの値打ちがあると思います。聞いたことがない人は是非聞いてみてください。

・「スタイリッシュなショパン
ショパンを弾くピアニストには、大きく分けて3種類のタイプがいます。

第1のタイプ:感情を理性の配下に置き、テンポの揺れの幅を極力抑えてスタイリッシュな演奏をする人。第2のタイプ:テンポの揺れの幅が大きく、感情的な演奏をする人。第3のタイプ:1と2のどちらにも属さず、知性と感情のバランスが取れている人。

ポリーニは間違いなく第1のタイプです。このため、テクニックは完璧だが、表現力に欠ける、などの批判が過去には(今も?)多々ありました。

彼の演奏は、曲の持つ輪郭を明瞭に描き、必要最小限のテンポ・ルバートによって全編を唄わせるものです。そこには機械的ではない健全な知性による感情表現があります。

また彼の演奏は、スケールが大きく技巧的に難しい曲になればなるほど際立つので、このディスクに収められている曲目(ソナタ2,3番)とマッチしています。

・「ジョルジュ・サンドというヴァンプ
1984年9月・1990年9月ミュンヘンで録音。ポリーニにはショパンへのこだわりがある。1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話だ。そして彼の全レパートリィを見ても自ら価値のあるものと認めたものしか演奏していない。そんなポリーニのショパンは現在たったの6枚しかない。1.エチュードOp.10&25(全24曲)2.24の前奏曲Op.283.ポロネーズ集(第1番~第7番)4.ピアノソナタ第2番、第3番5.スケルツォ第1番~第4番、子守歌、舟歌6.バラード第1番~第4番、前奏曲Op.45、幻想曲Op.49完全無欠の1を筆頭に1-4までは10指が完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパンだと言えるだろう。5・6では年齢とともに柔らかさが加わっている。ピアノ・ソナタ第2番はノアンの隠れ家で第3番は14年ぶりに再会した姉により作曲の意欲を取り戻し、作られた。そしてこれらは全てジョルジュ・サンドが計らったものだ。サンドは同情と偽善と母性本能が混ざり合ったヴァンプそのものだったがショパンはそのヴァンプのエナジーに触発され素晴らしい曲を次々と生み出していく。ポリーニのこの曲はそのヴァンプのDNAを引き継いでいる。

・「イタリア人のピアニスト
ポリーニを初めて聴いたのは、ショパンコンクール入賞後の曲からでした。ショパンのレコードはLPからCDまでたくさん持っていますが、この人の演奏が今では最高です。リッパティ、ルービンシュタイン、コルトー、ホロヴィッツなど、そうそうたるピアニストがいた時代から、はや21世紀。現代人であるポリーニの演奏は、イタリア人にありがちな天才的テクニックをはるかに凌駕している。この第2番の演奏も、コルトーの幻想的な調べが好きだったのですが、やはり古い?第4楽章を取り上げてみても、この無調的な演奏は、シェーンベルグを弾くポリーニにはかないません。そろそろ老境に入ったポリーニ、ショパンからベートーベン、バッハへとレパートリーは移っていくのでしょうか?青春はショパンのピアノコンチェルトから始まった・・・

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番 (詳細)

ショパン:ピアノ協奏曲第1番

・「すべての『謎』はこの中にある(●^o^●)
本作は1960年にワルシャワで行われたショパン国際コンクールに若干18才で優勝したマウリティオ・ポリーニの優勝記念にロンドンで録音されたものである。ご存知の方も多いと思うがこのあとポリーニは約10年間忽然と消え去り、イゴール・ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』で復帰する。ショパン・コンクール優勝者としては希有な履歴である。すべての『謎』はこの中にある(●^o^●)。実際には1968年のロンドンのクイーン・エリザベス・ホールのショパン・リサイタルでポリーニはカムバックするわけだが、グラモフォンに格納されたカムバック後のショパンとこのショパンを比較すればただただデモーニッシュさの格段の差を感じずにはいられない。忽然と消えた10年間、ポリーニはみずからの10指に完璧にコントロールできる『悪魔』を宿したのだ。

閑話休題。フレデリック・ショパン(1810-1849)がこのコンチェルトを残したのも丁度ポリーニのこの録音の時期の年齢と重なる20才前と言われている。当時ショパン国際コンクールで審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛した演奏を本作で聴くに10年後に再登場したポリーニの演奏をルービンシュタインが聴いたら何と評しただろう、と思いは広がるのだ(●^o^●)。

・「ベスト版に推しても良いぐらい。
ポリーニのショパン国際コンクール優勝直後の録音であるが、このとき技巧的には既に完成された演奏を見せている。難しいところをさらりと弾いてしまうところがこ憎らしいくらいだ。古い録音だが音は悪くない。ご心配なく。オーケストラも良い。

収録されている曲がピアノ協奏曲第1番だけ、というのが物足りないが、逆に第1番だけでもお腹いっぱいになってしまう内容で、超お勧め!

・「あっさりして聴こえるけれど、凄いらしい。
僕自身は、わりとあっさりした演奏だと思います。

しかし、今まさにこの曲(ピアノ協奏曲第一番)を練習している息子によると、「一番すごいし、ショパンの心をつかまえている」のだそうです。

息子には、ツィマーマンの色々な版やブレハッチのDVD、アルゲリッチ、フランソワ、あるいは僕のお気に入りのブーニンのものを聴かせているのですが、中から選びとったのが、このポリーニのCDでした。何度も何度も繰り返して聴いています。

そして時々、「わあ凄い!」とひっくりかえっています。

実際に協奏曲レベルを弾ける人と、私のような手なぐさみの音楽ファンでは意見が異なることがあることは分かっていましたが、まさかこの若きポリーニ版が我が家のピアニストに「理想の演奏」として選択されるとは思いませんでした。

でも、そう思ってあらためて聴くと、「なかなか良いな」と思うから不思議ですね。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 (詳細)

Beethoven:The Late Piano Sonatas

・「名盤なんですか?
 テクニックは凄いのだろうけど全然迫ってくるものがない。余りにも正確な技術のせいか人間技じゃなくて機械が演奏してるみたいだった。三回聴いてみたが苛々してダメだった。

Beethoven:The Late Piano Sonatas (詳細)

シューマン:ピアノソナタ第1番

・「胸いっぱいの愛を
1973年4月ミュンヘン・ヘルクレスザールにて録音。ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調作品11は1833-35年に完成している。誰しも感じることだがロベルト・シューマン(1810-1856)の素晴らしい曲は20才から30才の10年間に集中している。そしてこの中からポリーニが最初のシューマン・レコーディングにこの曲を選んだところが面白い。ポリーニのダイナミズム溢れる演奏スタイルはまず、ショパン弾きのイメージを払拭するようにストラビンスキーのペトルーシュカで始まりを告げ、ショパンでは圧倒的なエチュードを最初に選択した。まさに自らのポリシーを見事なまでに吐露した選択だ。そしてここでのシューマンのピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調作品11は目ならぬ耳からウロコのような演奏を聴かせる。僕に言わせればこの演奏はクララへの愛で一杯なシューマンである。『胸いっぱいの愛を』表現した初めての演奏だ。

この後ポリーニはシューマンを封印する。次のシューマンは1981年同じヘルクレスザールでの『交響的練習曲』と『アラベスク』である。そして今はどんどんとシューマンをレコーディングしてきている。このあたりがまた面白い(●^o^●)。

シューマン:ピアノソナタ第1番 (詳細)

ショパン:24の前奏曲

・「実に繊細な響き
繊細な響きが耳の奥底に残っていつまでも余韻に浸りたいCDだ。ポリーニの若い頃の録音だが、そこには若さゆえの荒けずりなところはない。あくまでも緻密、どこまでも繊細なショパンを聞かせてくれる。早いパッセージでも崩れることなく一音、一音の輪郭をちゃんと見せてくれるのは流石としかいいようがない。

ショパンの前奏曲では代表的演奏としてそばにおいて置きたい一枚。

・「真珠のようなショパン
1974年6・7月ミュンヘンで録音。あのエチュードOp.10,Op.25が1972年録音でありその2年後に録音されたことになる。ポリーニにはショパンへのこだわりがある。1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話だ。そして彼の全レパートリィを見ても自ら価値のあるものと認めたものしか演奏していない。そんなポリーニのショパンは現在たったの6枚しかない。1.エチュードOp.10&25(全24曲)2.24の前奏曲Op.283.ポロネーズ集(第1番~第7番)4.ピアノソナタ第2番、第3番5.スケルツォ第1番~第4番、子守歌、舟歌6.バラード第1番~第4番、前奏曲Op.45、幻想曲Op.49完全無欠の1を筆頭に1-4までは10指が完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパンだと言えるだろう。5・6では年齢とともに柔らかさが加わっている。その中でこの24の前奏曲は第15番の変ニ長調ソステヌートが4分59秒と長い他はほとんど30秒から1分40秒ほどの曲でできている。その短い曲の持つパッセージをポリーニは完璧に描き切り、切り取られた一世界のようなショパンを見せてくれる。曲全体の持つ叙情性がエチュードの持つヴィルトージティーとは別のフレデリック・ショパンの音楽性を教えてくれる。

真珠のようなショパン。100年に一人の天才しか弾けない24の前奏曲だ。

・「究極
LP時代に惚れ込んで、それこそすりきれるほどに聞くのももったいなくて(貧乏学生ですから)、普段はカセットテープに録音して聞いていました。ですから、ショパンのプレリュードといえば、もうこのポリーニの演奏が私の中ではスタンダードとして染み付いてしまっているのですね。最近クラシックを聞き直しておりますが、他のいろいろなピアニストでショパンのプレリュードを聞いて様々な感想を抱きつつ、無意識のうちに、やはりこの演奏と比べている自分がいます。そのことにやっと気がつき始めました。有名なルビンシュタインの評を引くまでもなく、強靱さと繊細さ、正確さと含羞の感傷性、輝きに満ちた音色、非のうちどころのない演奏だと思います。近年のポリーニを円熟・いぶし銀と評する人も多いようですが、私はやはり若きポリーニのつよさと輝きが好きです。

・「真珠のようなショパン
1974年6・7月ミュンヘンで録音。あのエチュードOp.10,Op.25が1972年録音でありその2年後に録音されたことになる。ポリーニにはショパンへのこだわりがある。1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話だ。そして彼の全レパートリィを見ても自ら価値のあるものと認めたものしか演奏していない。そんなポリーニのショパンは現在たったの6枚しかない。1.エチュードOp.10&25(全24曲)2.24の前奏曲Op.283.ポロネーズ集(第1番~第7番)4.ピアノソナタ第2番、第3番5.スケルツォ第1番~第4番、子守歌、舟歌6.バラード第1番~第4番、前奏曲Op.45、幻想曲Op.49完全無欠の1を筆頭に1-4までは10指が完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパンだと言えるだろう。5・6では年齢とともに柔らかさが加わっている。その中でこの24の前奏曲は第15番の変ニ長調ソステヌートが4分59秒と長い他はほとんど30秒から1分40秒ほどの曲でできている。その短い曲の持つパッセージをポリーニは完璧に描き切り、切り取られた一世界のようなショパンを見せてくれる。曲全体の持つ叙情性がエチュードの持つヴィルトージティーとは別のフレデリック・ショパンの音楽性を教えてくれる。

真珠のようなショパン。100年に一人の天才しか弾けない24の前奏曲だ。

・「小品の花束
私が初めてショパンの前奏曲を聴こうとしたときは、「前奏曲」という言葉から、「かなり短くてかわいらしい曲」のようなものを連想しておりました。聴いてみて、事実、一曲一曲が短いのですが、短いからかもしれません、どの曲も音楽の完成度が極めて高く仕上げられています。かわいらしい曲はかわいらしい曲なりに、悲痛な曲は悲痛な曲なりに、「ピアノの詩人」たるショパンの洗練されたセンスで、細部まで磨き上げられております。そのように推敲されつくした楽譜を、ポリーニはその冴え渡った技巧で忠実に再現してくれています。時折「機械的」とも評されるポリーニの技巧ですが、ポリーニが細部にまでこだわってなめらかに弾きこなしてくれているこの演奏が大好きです。ポリーニは丁寧に弾いています。聴いていると、曲のあちこちがきらめきます。ショパンをより深く味わわせてくれる稀有なピアニストだと思います。一曲一曲が短いながらも、それぞれの曲の色彩が色鮮やかに浮き出されています。全体として見ますと、色とりどりの花々がひとつにまとめられ調和した、花束のような美しい作品です。ポリーニによる、ショパンの「24の前奏曲」。ぜひ聴いてみてください。

ショパン:24の前奏曲 (詳細)

ショパン:12の練習曲

・「これ以上、何をお望みですか?
いろいろな演奏家がショパン・エチュードを録音しています。アシュケナージの詩情溢れる演奏も良いですし、小山実稚恵さんの溌剌とした演奏も捨てがたい。でも、やっぱりポリーニのこのCDは別次元の素晴らしさです。

若きポリーニの特質であるクリスタルのような輝きを放つ音色、完璧なテクニックによるスピード感あふれる表現、強靭な筋力から生み出される迫力のあるフォルテ・・・どれをとっても完璧な演奏です。このCDがレコードとして発売された当初の宣伝文句「これ以上、何をお望みですか?」は現在も変えようがないのです。

・「背中が粟立った一瞬
もともとクラシックはあまり興味がありませんでした。それが、ちょっとしたきっかけでこのCDを聴く機会を得て、何の気なしにCDプレイヤーにセットし、プレイボタンを押し、最初の1フレーズが流れはじめた瞬間、背中がザザザーッと粟立つのを感じたのです。あの衝撃はものすごいインパクトがありました。何っ!? 何なのっ!? まさに衝撃でした。

ああ、ピアノってこういう音が出るのっ!? 透明で完璧で一音一音が耳にキラキラと突き刺さってくるようなびっくりするような感覚。呆気にとられました。そのまま開いた口がふさがらないまま1枚のCDを聞き終わり、それから繰り返し繰り返し、聴きました。

その後ピアノ曲に興味を持ち、クラシックに興味を持ち、色々とCDを集め、ミニコンポから、ちゃんとしたバラコンにグレードアップさせました。クラシックのコンサートにも行き始めました。ショパンのエチュードも何枚も聴きましたが、やはりベストはこの1枚です。

何度も何度も繰り返し聴くうちに、ショパンの激情とか、やりきれない思いとか、そんなのまで聞こえてくるような気がしました。(素人なんで全然よく知りませんが…)時々聴きながら涙が出ます。そして時々あまりに憂鬱になってそれ以上聴くことができなくなったりもします。

私は今でもクラシックについてはよく分かりません。(うんちくはたれられません)ただ、この1枚は、墓場まで持っていきたいくらい好きな1枚です。

クラシックをあまり聴かない人でも、きっとこの音には息を呑むと思います。この1枚がきっかけでクラシックに興味を持つ人もいるかもしれません。とにかく、そのくらい「すんごい」作品だと、私は思います。

・「多くの天才が挑んでなお乗り越えられぬ頂点
もはやこのディスクは説明無用でしょう。ショパンのエチュードが新しく出される度に必ず比較される絶対基準。しかも1972年にリリース以来30年以上、これを一部でも凌駕した人は皆無です。ポリーニはこのディスクで他の誰でもない”ポリーニ”になりました。

・「心地よい音のシャワー
初発当時の【これ以上、何をお望みですか?】というサブタイトルどおりの言わずと知れた完璧すぎる名盤です。一糸乱れぬテンポと打鍵。この曲に対する鋼鉄とも思える強固なる意志表示。これ以上の演奏は、もはや当時のポリーニ本人にしか再現できないでしょう。まれに、ポリーニの弾くショパンに否定傾向のレビューを見かけますが、ポリーニの卓越した才能と努力に対する嫉妬としか思えないのです。それほどまでに、歴史に残る強烈な演奏です。もし無人島に一枚…というのなら、この盤をお勧めします。

・「完璧なエチュード
完璧な演奏をするポリーニ。エチュードに関してはリヒテルの版も好きだけどやはりこちらと甲乙つけがたい・・・あまりにも美しく完璧でゾクゾク、そして神々しいショパン。

ショパン:12の練習曲 (詳細)

Debut Recital / Martha Argerich

・「のまれる
アナログのレコードでは、7曲目のリストのラプソディで終わりなのだけど、このCDでは名演で名高いピアノ・ソナタがボーナス。オトクだと思う。プログラムの組み立てはかなり良くて、メリハリが利いていて、特にアナログではB面のプロコフィエフからラヴェルに移るところなど はっとさせられるし、うまいと思ってしまう。もちろんどれもが魅惑のパフォーマンスばかりで圧倒的。ミラクル・アルバムといえるのではと思う。それにしてもピアノ女優・M.Argerichサンはまだティーネイジャーだった?信じられない。その私生活もろもろを言うのはマナー悪いと思うけど、そうした経験から多くのものを考え得たのだろうか。。ちょっと普通には出来ない事のような気がする。多くの天才ピアニスト・デビューという常套句は多いけど、この研ぎ澄まされたパッションを前にしては生易しいと感じてしまった。。。

・「アルゲリッチ、19歳&30歳の録音。彼女の才能のきらめきに、わくわくさせられるCDですね
 アルゲリッチ19歳の1960年7月に録音された『デビュー・レコード』に、アルゲリッチ30歳の1971年6月に録音されたリストの「ピアノソナタ ロ短調」をカップリングした一枚。

 『デビュー・レコード』の6曲のなかでは、才気煥発縦横無尽、目の眩むようなプロコフィエフの「トッカータ」、ピアノの音が燦爛と煌めくラヴェルの「水の戯れ」、水を得た魚のようにぴちぴちと跳ね、生き生きと踊るリストの「ハンガリー狂詩曲 第6番」。この三曲がよかったなあ。みずみずしく、颯爽としたアルゲリッチのピアノにわくわくしました。

 さらに素晴らしかったのが、アルバムのラストを飾る大曲、リストの「ピアノソナタ ロ短調」(25:47)。 力強いピアノ・タッチから繰り出される強靭な音の響き、たっぷりとしてスケールの大きな表現力など、円熟味と凄みの増したアルゲリッチのピアノに圧倒されたなあ。彼女の録音のなかでも、このリストはトップクラスの出来映えじゃないかしらん。あちこちで、ぞくぞくさせられました。

・「鬼神のデビュー
 まぁ、もとよりクラシック界は天才少年・少女が出てきて年齢を感じさせないプレイをしたりするところなんだけど、この盤のアルゲリッチは勿論もはや少年少女ではない。しかし、20歳になったかならないかなのである。

 急に矢野顕子を引き合いに出すが、真に天才や自分の世界を持っている人は最初から衝撃的なのである。ここでのアルゲリッチはもちろん、既に何者の加工を拒否する、独自の世界にいる。アナログマスターなのでこれ以上クリアーな音になりようもないが、それさえも突き抜けた「煌き」がそこかしこに溢れ出ている。当たり前だが、全く古びていない。アルゲリッチの歌というよりは「叫び」や「囁き」が確かに伝わってくる。 ソロをしなくなったのは宅録の人と一緒なのだ。自分を見つめ直し、1人コツコツと創り上げていくのも快感ではあるが、必ず行き詰まる。アルゲリッチはもっと外の空気が吸いたいだけなのだ。だが、本質は何も変わらない。

Debut Recital / Martha Argerich (詳細)

Stravinsky, Prokofiev, Webern, etc / Maurizio Pollini

・「永遠の記録
その実力と名声を考えればポリーニのディスクは少ない。だが、それら多くは名盤と呼ばれるものである。しかし、その名盤の中から最高のものを選べといわれれば、このディスクを挙げないわけにはいかない。「ペトルシュカ」や「戦争ソナタ」の演奏は、あの屈指の名盤として名高いショパンのエチュードに匹敵するものである。どれも難しい曲なのだが、それらをポリーニは、何事もなかったかのように弾く。聴いているほうが呆気にとられてしまうほどである。ともかく、このディスク、最高に難しい曲を、最高の技術を持って弾いてしまった男の永遠の記録ともいうべきディスクである。

・「若きポリーニの金字塔
LP2枚分を1CDに収めてこの価格で聴ける。良い時代になりました。難曲が多い中でも、ブーレーズの第2ソナタは、ブーレーズが師事したメシアンの奥方イヴォンヌ・ロリオが演奏できず、涙を流して悔しがったという逸話がある難曲中の難曲。それを軽々と弾きこなしてしまうポリーニのテクニックの凄さにまず圧倒されます。LPの時はウェーベルンの作品は、ブーレーズの第2ソナタの導入部としてカップリングされていました。4作品とも、ベストな演奏といって良いでしょう。クラシックファン必携です。

・「若い表現
 ポリーニならではの衝撃を期待していたらみごとはずれました。破綻のない表現ですが聴いて燃え立つものがありません。

Stravinsky, Prokofiev, Webern, etc / Maurizio Pollini (詳細)

バッハ:トッカータ ハ短調

・「アルゲリッチのバッハは良いですよ。。
夜、何もかもが静まりかえって皆が寝静まった頃に、そっと小さな音でこれをかけて聴いていると、不思議に心が満たされた感じがします。彼女は、もともとアルゼンチンの出身であり、そのパーカッシブで少し哀愁さえ感じられるラテン的なアプローチが、バッハに良くマッチしていると思います。何をやらせても独特な香りを放つ音楽を作る人ですが、このバッハは特別に個性的に仕上がっていると思う。演奏技術はそれこそ驚くばかりの高度なものなのですが、単にそれだけではなく音楽に優しさが溢れている。バッハの反復性のある響きの中に、うまく情感を取り込んでおり、ヨーロッパの伝統的な教会の中ででも聴いているような気分にもさせてくれる。これをかけて静謐な時の流れの中で、いろいろ考え事をしてから眠りにつくというのが良いですね。

・「バッハと戯れるアルゲリッチを堪能してください。
プロコフィエフやシューマンなどと同様に、水を得たようなピアニズムが堪能できます。伸びやかなフレージング、自由自在の強弱表現、踊りだしたくなるような生き生きとしたリズムなど、アルゲリッチの特徴がよく生かされた解釈です。またフレーズの開始点が鋭い彼女の奏法は、バッハの曲においてはアインザッツの強調に最適です。フーガやカノンなど、旋律が追いかけあう曲は聴いているうちに混乱しやすいのですが、アルゲリッチの演奏だと「ここで旋律が入ったよ」「次はこっち!」「ほら今度はこっち!私についてきて!」と言わんばかりのスピード感とわかりやすさが両立しています。そのため、バッハの初心者でもスリリングな快感をもたらしてくれるでしょう。ここに収録されたパルティータやイギリス組曲は短調の作品ということもあって、シリアスに重く演奏する人も多いのですが、アルゲリッチはそういうアプローチは取りません。自由奔放な彼女のピアニズムは批判もありますが、この録音を聴く限りではアルゲリッチのバッハの相性は良かったようです。せっかくピアノで弾くのですからこのくらい自由なアプローチをしてほしい。こんなに面白いバッハはそうそう聞けません。

・「静と動のコントラスト【追加】
さらに付け加えれば《イギリス組曲 第2番》のジーグは模範的な演奏といえよう。ジーグ全体を息をつくことなく一気に弾くアルゲリッチの集中力と情念には圧倒される。

ジーグは本来古代イタリアから出た南欧の快速な舞曲であったが、その後イギリスで広く用いられ、更にフランスとイタリアで芸術的なものとなった。

アルゲリッチのジーグは、そのスピード感を十分に生かした演奏。このような演奏はチェンバロでは楽器の特性上無理がある。ここにバッハをモダンピアノで弾く意義を認識させられる。

私に対するご批判を覚悟の上で書くが、このバッハの良さが分からない人は、お気の毒。

・「とても気に入りました
ショパンばかり聞いて居ましたが、このCDを聞いてからバッハもいいなと思うように成りました。人によって評価が分かれている様ですが、ショパンが好きな人なら、きっとこのCDも気に入ると思います。ピアノの音も悪くありません。

・「静と動のコントラスト
アルゲリッチは、この録音においてバッハがもつ「静」と「動」の様式美と、情念を見事に融合させている。1曲目の《トッカータ ハ短調》はバッハの7曲のトッカータの中では比較的形式がシンプル。すなわちトッカータ、アダージョ、フーガの3部からなる。アルゲリッチのタッチは冒頭のトッカータからして鋭い。しかし、そのあとの静のアダージョは抑制されている。動のフーガもまた抑制された演奏で始まるが、その後の盛り上がりは見事。

2曲目の《パルティータ 第2番》の第1曲シンフォニアの冒頭グラーヴェ・アダージョも鋭いタッチで情熱的。そのあとアンダンテからアレグロにテンポを変えるのだが、そのギアチェンジは鮮やか。第2曲アルマンドへの静への変化も同様に鮮やかで、うっとりさせられる。第3曲クーラントでまた動へと移り、第4曲のサラバンドは静、その後のロンド、カプリッチョの加速は実にダイナミック。この静と動のコントラストが聴きどころ。

3曲目の《イギリス組曲 第2番》も同様な解釈で、静と動を見事に弾きわけている。たとえば、サラバンドを遅いテンポで弾くことによって、全曲のバランスを保っている。第1曲のプレリュード自体、リトルネッロ形式の起伏に富む曲であるが、アルゲリッチは模範的な演奏を聴かせる。前曲のパルティータと同様、アルマンドは美しい。ブーレはテンポが速く、CDの全曲を締めくくるジーグは力強くメリハリがある。

アルゲリッチのアルマンドとサラバンドは実に美しい。繰り返しになるがアルゲリッチの様式美と情念を見事に融合させバッハは、他では聴けないといっても過言ではないかも知れない。

アルゲリッチの演奏は、バッハの作品がもつ情念をストレートに表したいという多くの演奏家の欲求を見事に満たした。しかも彼女の演奏はバッハの様式美を守っている。そのことが、バッハにうるさいリスナーからも、彼女のバッハが高く評価されるゆえんであろう。

バッハ:トッカータ ハ短調 (詳細)

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番

・「攻撃的ピアノ満開!
プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番、これしかありませんね。超絶技巧のアルゲリッチ、サポートにおいても世界一指揮者のアバド、スリリングに曲は展開します。録音こそ少々古いものですが、スカっと爽やかな演奏です。

・「気持ちが盛り上がる
プロコフィエフ、ラヴェルのピアノ協奏曲、ともに楽しそうに弾いているように感じました。オーケストラパートも素晴らしいです。アルゲリッチの速い演奏によく合わせています。とにかく軽快で気持ちが盛り上がります。オマケの夜のガスパールも良かったです。古い録音ですが、音は良いです。

・「爽快!
とにかくテンポが速い…!誰にも真似できません。そしてとてもスリリングな音楽になっています。プロコの協奏曲、初めて聴いたのがこのアルゲリッチのCDだったので、ほかのCDが遅く聴こえてしまいます。やっぱりアルゲリッチはすごい!ラヴェルの協奏曲も、鮮やかで素敵。

・「このCDは最初から最後まで聞き所。
作曲者の良さを引き出せてなおかつアルゲリッチのハンコが押してありました。夜のガスパールまで演奏も曲の内容も充実してます。あんまり抽象的な言い方したくないけど音が輝いてます。特にピアノの演奏とラヴェルの管弦の技術が♪プロフィエフの三番の演奏については年齢か指揮者との相性かわからないけどデュトワとの盤よりこっちの方がエネルギッシュです。ま、結局どっちも素晴らしいんですけど。そこだけは好みの問題かなぁ。もちろん録音も綺麗です。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 (詳細)

リスト:ピアノ・ソナタ

・「聴き比べの楽しみ
このCDで聴かれるイタリア出身ポリーニ49歳時の「ピアノソナタ ロ短調」は、ヒレ肉やマグロの赤身にも例えられ、筋骨隆々とし、淡白だが力強く、感情を徹底して押し殺したかのようなスタイリッシュな演奏です。ピアノという楽器が木ではなく、すべて金属で造られているかのような錯覚にすら陥ってしまいます。しかしこの演奏は、彼の非常に高度なテクニックと徹底した自己研鑽に裏打ちされていることを忘れてはならないのです。他に素晴らしい録音としてチリ出身のアラウ57歳時の演奏もありますが、こちらはロースや大トロにも例えられ、ロマンチックで懐の深い温かみを感じます。ハイレベルな録音を残してくれた両者に今更ながらに感謝したいです。そして今後も永遠に、この両者に勝ち負けはないのです。

P.S. ホロヴィッツの鬼気宿る演奏もお忘れずに!

・「アラウと双璧?
リストのソナタを聞くとき、僕はアラウのライヴを聞くか、ポリーニを聞くことにしている。アラウの演奏は、ロマンティックで、艶っぽく、これぞロマンティシズムというリストの演奏であるように思う。それに対して、ポリーニによるリストは、曲の構造や音の対比といったものに焦点が当てられているように思える。個人的な好みとして、ロマンティックな感じが強すぎるより、こういった構造美を感じさせてくれたり(ポリーニは勿論、グールドも)、爽やかロマンティシズム(例えばアムラン)を感じさせてくれるピアニストが好きだからというのもあるかもしれないが、素晴らしい一枚。

・「まさに完璧の一言
その完成度の高い演奏技術から。機械的だとか冷徹と言われ続けてきたポリー二。しかし・・このロ短調ソナタを聴けば、彼がこれを弾くために存在したのだと確信する名演。とにかく演奏自体にスキもなければムダもない。この単一楽章形式に書かれた複雑でデモニッシュな音楽を、絶妙なバランス感覚と構築感で聞かせてくれます。ほかに晩年の実験的な小品(現代音楽?)もリストが30年先の音楽を予見していたのだと思うと。あらためてリストの偉大さ業績の大きさを認識させられます。

・「これはクラシックではない!
 まさに革新的、かつ普遍的な演奏。乾いたピアノでフォルテが次々とぶち込まれていく様は、クラシックではなくむしろロックアーティストの絶叫を聴いているのに等しい。

 ポリーニならではのアプローチの仕方といえるかもしれない。音色の美しさよりも、あえてバラバラの演奏をしているかのようで、レガートを一つ一つ区切るような弾き方が、絶大な演奏効果に響いているように私は思う。

 情感を楽しむことはもちろんできるが、まさにこのピアニストのピアニスティックな部分が最大限楽しめる盤といえる。

・「ポリーニにぴったりな曲
ポリーニのディスコグラフィーを見ても分かりますが、この人は素晴らしいと思う曲しか演奏しないと言うのが良く分かります。技巧的に完璧なピアニストがかれ以外に思いつかない以上、それは当然かもしれません。その点このリストのロ短調ソナタはまさにうってつけの曲だと思います。完璧。

リスト:ピアノ・ソナタ (詳細)

ショパン:24の前奏曲集

・「夜空に咲いた大輪の花のように美しく、ファンタジックなショパン
 この一枚のCDに、昔のLPレコードだったら二枚分の演奏が収められています。しかも演奏は、わたしの一番のお気に入りピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。期待に違わぬ素敵なピアノに魅了されました。 殊に、『英雄ポロネーズ』『幻想ポロネーズ』の演奏(いずれも、1967年1月の録音)の、何てまあ美しかったこと! 燦然としたピアノの響き、天馬空を行くが如きダイナミックな躍動感など、本当に素晴らしかったです。

 続いては、『スケルツォ第3番』と『舟歌』の演奏。弱冠二十歳になったばかりの、もといっ、十九歳になったばかりのアルゲリッチが奏でた、初々しいきらめきを湛えた演奏。これもいいですねぇ。録音は両曲とも、1960年の7月。

 こうした若き日の躍動感あふれるピアノに比べると、やや魅力は落ちる気がしますけれど、『24の前奏曲』の演奏だって決して悪くはありません。あっという間に過ぎ去る記憶の風景を、さっとスケッチして描いたみたいな小品集。 なかではやはり、有名な「雨だれ」の曲(第15曲)が印象に残ります。ドビュッシーの『前奏曲集』につながるピアノの響きを感じましたね。優しく雨ぞ降りしきる、そんな詩の一節が思い浮かんだ珠玉の名品。 1977年2月の録音。

・「自由奔放に
ショパンの24の前奏曲には、他にポリーニの鉄壁の名盤もありますが、私はアルゲリッチのこの録音にもっとも惹かれます。美術館に陳列された24枚のキャンバスに描かれた風景画を一枚一枚丹念になぞらえてゆくと、最後には広大な星空が広がる・・・そんな情景を思わず想い描いてしまいます。No.15→16の“静”から“動”へのきりかえがとてもダイナミックで、感情の起伏を抑えることなく、自由奔放に一気に弾きあげられた“アルゲリッチらしさ”を終始堪能出来る爽快な一枚です。彼女の数多くの録音の中でも、間違いなくトップに位置する内容です。他のカップリング曲もすべてが素敵です。

・「情熱的
まだクラッシックを聞いて間もない頃に購入した記念の一枚の再発売CDですアルゲリッチの手にかかると信じられないくらい譜面以上に情熱的な前奏曲に聞こえます一曲一曲は短いピアノ前奏曲ですが彼女の演奏の印象は深く大変今でも印象に残っていますこの美しいジャケットも前奏曲以外の曲も良かったですアルゲリッチを聞いたことない方でもこのCDを聞けば彼女が本当にピアノ演奏に深い情熱があるという事がわかると思います

・「駆け抜けた!!
アルゲリッチの情熱が、僕の耳から脳へ一気に駆け抜けました。爽快感が残りました。やっぱりアルゲリッチは凄いです。特に16番は爽快と言うか痛快です。

おまけに入っている幻想ポロネーズ、英雄ポロネーズもお奨めです。

ショパン:24の前奏曲集 (詳細)

Schubert: Wanderer-Fantasie; Schumann: Fantasie / Pollini

・「異次元とも言えるレベルの『さすらい人』
1973年11月ローマ RCAスタジオで録音。ポリーニのレコーディングの変遷を追いかけてみると実に面白い。ショパンは、エチュードOp.10&25(全24曲)・・・1972年→24の前奏曲Op.28・・・1974年6・7月ミュンヘン→ポロネーズ集(第1番~第7番)・・・1975年11月ウイーンシューマンは、ピアノ・ソナタ第1番・幻想曲・・・1973年4月ミュンヘン・ヘルクレスザール→ずっと飛んで交響的練習曲とアラベスク・・・1981年ミュンヘン・ヘルクレスザールとなるわけだが、面白いのはノーノ作品を1973年10月ミュンヘンでシェーンベルグのピアノ作品集を1974年5月ミュンヘンと本作の録音を挟むようにして録音していることだ。20世紀音楽のオーラを浴びてから舞い戻るように古典へと取り組む。その繰り返しをすることでポリーニは感性をより鋭いものにしていったと感じられる。さて本作はポリーニ初のフランツ・シューベルト作品の録音である。曲はさすらい人幻想曲とD845のイ短調ソナタだった。ポリーニを知る人なら誰でもやっぱりと頷く選曲だ。予想にたがわずピアノが響きっぱなしでもはや異次元とも言えるレベルの『さすらい人』である。完璧な10指のコントロールを誇る、ヴィルトーゾ、マウリツィオ・ポリーニであっても若きエネルギーを持ってしか表現し得えなかった曲だったと今聴くと思う。ただし、ポリーニは再びシューベルトを封印し、次に封印を解くのは1983年のシューベルトのピアノ・ソナタD958・959・960ということなる。ここでも10年の月日が流れることになるのだ。マウリツィオ・ポリーニは決して妥協することのない人なのだと思う。自分の残すものに。

・「Schubert:wanderer-Fantasie;Schumann:Fantasie/Pollini
さすがポリーニ。こういう曲だったのか、と構成が鮮やかに浮かび上がって聞こえました。この楽曲でリヒテルの演奏したCDを持っています。それに聴きなれていたせいなのか、最初聞いた時『遅い」と感じました。どこかリズムに乗り切れていないというか、リヒテルが上手すぎるのか。 リヒテルはどんな曲でも他のピアニストより遅い演奏をするといわれているはずなのに、完璧テクニックのポリーニがゆっくりに感じるなんて。 曲自体もスケールが大きく個人的に好きな曲ですが、ポリーニのテクニックはまったく完璧でとにかく素晴らしい。ただ薦めたいのはリヒテルの方です。 

Schubert: Wanderer-Fantasie; Schumann: Fantasie / Pollini (詳細)

ショパン:ピアノソナタ第2番&第3番

・「『ピアノ・ソナタ第3番』の演奏が素晴らしかった。ブラヴォー!
 この中では唯一1967年録音の(他の三曲は1974年の録音)『ピアノ・ソナタ第3番 op.58』の演奏が素晴らしかった。きらめき、こぼれる美しいピアノの音。舞踏会の美女が目に浮かぶように艶やかで、溌剌とした演奏。何てわくわくと、心躍るショパンだったことか! 大好きな第3楽章の「ラルゴ」もよかったけれど、それ以上に両サイドに置かれた「アレグロ・マエストーソ」の第1楽章と、「フィナーレ。プレスト、マ・ノン・トロッポ」の第4楽章の生き生きとしてダイナミックなピアノに圧倒されました。こんな素敵な「ピアノ・ソナタ第3番」の演奏を聴くことができて本当に嬉しいです。

 参考までに、各曲の演奏時間を記しておきます。

■『ピアノ・ソナタ第2番 op.35』(6:40 6:01 8:34 1:26)■『ピアノ・ソナタ第3番 op.58』(10:52 2:15 8:42 4:20)■『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22』(4:55 8:27)■『スケルツォ第2番 op.31』(8:50)

・「アルゲリッチらしさ大全開
ショパンコンクール優勝の2年後(26歳時)に録音されたピアノソナタ第3番は、彼女のキャリアの中でも最もパッションをそのまま反映したきらびやかな演奏の一つです。特に最後のハイテンポで弾かれているFinaleは、そんな当時の彼女の激情が大爆発したような勢いそのものが十二分に堪能でき、散りゆく満開の桜の様な男性顔負けの“潔さ”が感じられます。

・「圧倒的な存在感
CDをちょっと聴いただけで、伝わってくるものがある。そこにはアルゲリッチの圧倒的な存在感を感じることができる。ショパンのピアノ・ソナタは、かしこまった演奏よりも情熱的な演奏の方がピタッとはまると思う。そういう点では、やはりアルゲリッチがベストでしょう。

・「特にピアノソナタ第2番の第3楽章が強烈!
このCDに収められている曲は、非常に数多くの名演奏がある。

ピアノソナタ第3番については、古くはリパッティの名演奏がある。わざわざアルゲリッチを選択しなくても、デジタル録音でのこしているポリーニの演奏もある。スケルツォは、フランソワの演奏が有名だが、自分は、より音楽にのめり込んでいるソフロニツキーのモスクワ・ライブが印象的だった。華麗なる大ポロネーズも、ルービンシュタインの骨太の演奏がある。

つまりこれら3曲は、わざわざアルゲリッチを選択しなくても・・・という選択の余地がある。

しかし、ピアノソナタ第2番は別。これは解釈云々の問題ではなく、ほとんど天性と言ってもいいくらいの名演奏だ。例えばポリーニの演奏を聴いても、どこか違和感を感じる程。特に第三楽章の葬送行進曲の中間部は格別!

例えて言えば、孤独でしっとりと泣けるような感じ。この中間部は、他にもヴェデルニコフによる男性的な孤高の演奏印象的だったが、女性だけが持てる感性をここまで完璧に表現した演奏は、他の演奏にはなかった。しかも曲に完璧にマッチしている。この演奏を聴いてしまうと、他の演奏を聴いても、自然と比較対象にしてしまうと思う。実際、自分も比較している。

その意味で、この演奏を聴くだけでも、このCDを購入する価値はあると思う。なので星は5つ。

ショパン:ピアノソナタ第2番&第3番 (詳細)
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