「シンプルな自己啓発書」「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。」「役に立つ成功本です!」「心があったか〜くなる本」「自己啓発本を笑え!」
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス) (詳細)
奥野 宣之(著)
「やり方ではなく、考え方を学ぶ本です。」「応用のきくシステムだと思います」「すぐにはじめられる。」「確かに、1冊にまとめたほうがうまくいきそう…」「シンプルなものほど使いやすい」
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 (詳細)
勝間 和代(著)
「行動を起こせる人のための実践書」「勝間さんの思考法のヒミツが分かって、十分元取れた本」「勝間さんはすごい!」「読者のことを考え抜いて作られた本」「こんな本は今までにはなかったのでしょうね」
訪問しないで4年連続No.1が実践! 私の最強の営業ツールは「お客様のクレーム」でした。 (詳細)
菊原 智明(著)
「逆転の発想」「クレームが好きになる本です」
するどい「質問力」! 図解問題を1秒で解決する (詳細)
谷原 誠(著)
「すぐにでも実践したいと思わせるテクニックが満載」「質問の型をマスターする」「いい本だと思います。」「応用の利くヒントが満載」
新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks) (詳細)
井野朋也(ベルク店長)(著)
「私は10年来のお付き合い。ベルクの本!」「カフェというもの」「文化としてのカフェの闘い」「アンチエイジングへ」「人間大好き人間!」
AB型自分の説明書 (詳細)
Jamais Jamais(著)
「AB型自分の説明書」「ABの誤解がとけます」「面白いです!」「あくまでも読みものとして楽しむもの」「ネタとして使える!」
「ブラックユーモアの極致」「最後まで一気に読ませる作品」「日本人を見つめる視線の確かさ」「とにかく笑えた」「多くの男性に囲まれた女性の人間の心理描写がたまらん」
「信じるものに命を懸ける・・・。ドキドキそして最高に気持ちいい。」「行田市出身者としては誠にありがたく」「魅力的な戦い方」「新しい器に古い酒」「関東VS上方の文化戦争」
「小学生に読ませたい作品」「「食」の重要さ・ありがたさを教えてくれる本」「すべてのものに「生」があり、それが大切につながっていくこと」「心温まる本です」「期待しない方が良い。」
「現代エンタメの最高峰=超一流シェフの最高級料理」「久々に最高レベルの面白さ」「文字通り“すべての東野作品を越えた”」「爽快感」「「最大の誤算は妹の恋心だった。」」
・「シンプルな自己啓発書」
本書はいわゆる「自己啓発書」であり「成功本」と言われるジャンルです。
物語として書かれており、非常にシンプルです。
従ってそのシンプルさゆえに、多くの自己啓発書を読んだ人にとっては物足りなさを感じるのではないかと思いました。
しかし読み進めるに従い、その考えは一転しました。
話の中にも書かれていますが、この本の内容は他の自己啓発書と何ら変わりません。
しかしこの本では、それを実践していない人が多いことを指摘しています。
その事によって、痛いところを指摘され、「ドキッ」とする内容も多々あります。
そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。
多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。
シンプルであるため、読み終えてもきちんと頭に内容が残る構成です。
もちろん初心者にもお勧めです。
本当にシンプルなので、ページ数の割にはすぐに読み切れてしまうのも良い点です。
・「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。」
主人公(標準語)とそのメンターたるガネーシャ(関西弁)のやり取りで織りなされる成功法則本。
あえてメンターに関西弁を話させている意図を、重苦しい話題の軽量化、堅苦しい話題に対する笑いの注入、と解釈しました。翻って、それは読者に対する、
1.読み進めさせるための工夫2.内容を真剣に考えさせない工夫3.内容を受け入れさせる工夫
に転化しています。
読者は、関西人の日常会話を垣間見るかのようなテンポで本書を読み進め、笑い話を聴いているかのように異論、反論を抑制し、場合によってはいわゆる「ツッコミ」に昇華させてしまう。そもそもが笑い話ならば、その内容は素直に受け入れられる。しかし、ただ受け入れられたとしても、黙ってスルーさせないために、各トピックの話題に対する理由を説明すると同時に、過去から現代の偉人、有名人にまつわるトピックを織り交ぜ、印象に残す工夫をしている。
さらに深読みすると、読者の好き嫌いが明確に分かれるであろう成功本というジャンルにおいて、少なくとも笑い話としては「面白かった」と言わせられる工夫は、あえて敵を作らない対策でもあるのかもしれません。
書いてある内容以上に、実はそこに盛り込まれている工夫も深い。そんな意味では、他人に勧めても失敗しにくい、万人受けする成功本だと感じました。
・「役に立つ成功本です!」
私は「成功本」の類は片っ端から読んでおりますが、役に立つ度数でいうと相当上位に入ると思います。関西弁を話す象の姿の神様・ガネーシャを登場させることにより、物語が読みやすく仕上がっております。本書のすばらしいところは、「これまで成功本を読んでいるのに、成功していない人」にメッセージを向けられているところです。私が一番響いたのは、「自分を変えたいのなら『意識』を変えるのではなく、『具体的な何か』を変えなければいけない。」というくだり。成功本を読みまくっているのに未だ成功していない自分にはショックでした。読了後、ガネーシャの教えを一つずつ、守っているのは言うまでもありません。
・「心があったか〜くなる本」
この本を読んでも、運命や人格は大きく変わらないし、成功者になれるとも思えない。しかし、ガネーシャの課題を、自分を含めた周囲の人間が実践したら…みんな少しずつ「何かが変わる」と思う。朝起きることが苦痛でなくなったり、職場の苦手な同僚とも普通に話せたり。些細なことかもしれないが、こういう積み重ねが人を変えていくんだと思う。
・「自己啓発本を笑え!」
…自己啓発。本でもセミナーでも良ければ良いほど、メンターに心酔し、無しには生きられなくなって、いつの間にか信者にとか、弟子入りとか、取巻きにとか、なっているという矛盾に切り込んだ本。出てくる神様「ガネーシャ」はダメ人間(ダメ象?)の類で、少なくともなりたくはない存在、真似したくない存在。それ故自立を促す効果がある。しかし、物語では主人公はこんなダメ象にも次第に心開き心酔してしまう。(それなりに言っていることは正しいからかな?)そんな中での最後の突き放しには天晴れ!そう!!必要なのは自分で自身で立ち上がること。
自己啓発本の矛盾に切り込んだ本。正面からではなくパロディにして鋭く抉る。
しかし、結局私もミズノンノ信者になってしまいそう。やられた。
電車の中で読んでいたら思わず吹き出してしまった、気をつけて。
●情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)
・「やり方ではなく、考え方を学ぶ本です。」
この本のいいところは、この著者にとって第一冊目の本だということ。それゆえ、アイデアの出し惜しみせずに、全力でもって荒削りなお話をしてくれています。
・「応用のきくシステムだと思います」
A6の手帳で情報を時系列的に一元管理する。情報を分類してタグをつけテキストファイルに入力して検索をかけられるようにする。情報とはメモ、日記、記録、買い物、アイデア、書籍、映画、音楽、資料、新聞の切り抜き、手紙、写真、名刺等。A4の紙も余白をカットして4つ折りにして貼る。この方法で8週間分のスケジュール帳も作成し貼り付ける。あらゆる情報をA6ノートに集め、集めた情報を元に行動を起こす、創造する。さっそく明日からでも使える有効な方法だと思いました。ただ自分に集まってくる情報をすべてこの方法で集約できるかと言えば、人によっては難しいでしょう。あとメールの管理については触れられてませんが、これも別管理だと思われます。やはり「例外のない規則はない」のだと思います。しかし非常にシンプルで応用が効く方法なので、各人の工夫でベストなシステムに発展させていくことが出来る優れた情報管理法だと思いました。最後にシステムとは直接関係ない話ですが「1000円札を表紙にホチキス留めする」のは効率重視とは言えいかがなものでしょうか。良し悪しではありませんが違和感を感じる方も多いのでは。
・「すぐにはじめられる。」
あまり整理法などの実用書を読む機会はないのですが、具体的な手法が実はあまりはっきり書かれていない(その為何から始めればいいのかわからない)という本が多いような気がします。
結果、読みっぱなしで、実行しないで終わるパターンになってしまいがちですが、本書ならばシンプルでわかりやすく、少なくとも読み終えた時点から実践できるのは間違いないと思います。
すぐにはじめられる。(すぐにやろうと思える。)それが本書のいいところだと思いました。
・「確かに、1冊にまとめたほうがうまくいきそう…」
本のタイトルと、ノートのようなデザインに惹かれて購入しました。私は打ち合わせノートや企画ノート、スケジュール帳など、いろいろなノートを使い分けているのですが、なかなかすべてを使い切れていないので、どうにかして1冊にまとめられないかと思っていました。
そこで、このタイトル。情報を「1冊にまとめ」たほうが、何となくよさそうなのは漠然と感じていたのですが、なるほど、確かに使えそうです。
ずっと自分にとって使いやすいノート(手帳)を探していましたが、この本では、「オリジナルの」ノートの「作り方」を紹介しています。探してなければ作ればいい、これは目からウロコの発想でした。
野口悠紀雄さんの『「超」整理法』と同様に、分類しない、時系列で並べる、という発想にも納得しました。複雑なことをやっても続けられないわけで、本当に活用できるノートにするには、分類の発想を捨てる必要があるんですね。
最近話題の「知的生産術」「情報整理術」とは違う切り口のローテクな発想にも共感しました。自分にはこのほうが合っていると思います。
・「シンプルなものほど使いやすい」
100円ショップのノートが、「情報管理ツール」になるなんて!要は情報を一元化して管理するということ。アナログ中心として、そして上手くデジタルを組み合わせることで、合理的に情報管理・整理することができるのです。シンプルで新鮮な方法に驚きでした。しかもこの方法、ローコストでお手軽というだけじゃなく、情報活用・発想法にまでつながっているので、すごく利にかなってます。
流行りの「ハック」的な感じで楽しく読めました。ネットからスケジュールシートをダウンロードして使えるのも便利です。早速、アレンジして「自分だけの」1冊をつくってみようと思います。
●勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
・「行動を起こせる人のための実践書」
3C、PDCA、CTQ、戦略キャンバス、SWOTマトリクス、組織の7S…と多くの専門用語が出てきて最初はあたまが多少なりとも混乱するが、わかりやすい文章なので何とかやっと読み終えることができた。
読後はあたまが相当疲労する。途中で挫折する人もいるかもしれない。フレームワーク力を鍛えるには何回もあたまを疲労させ、疲労に慣れさせることだと自分なりの解釈ができた。
この本は一回読んだだけではダメ、本当の良さは二回、三回と読んで段々とわかってくるような印象を受けた。
諦めずに行動へつなげるのが優秀ビジネスパーソンになる一歩だと思う。最初から書いてあることすべてを実践するのは不可能なので、ひとつひとつ実践で自分のものにしていく地道な努力が必要である。
勝間さんがフレームワーク力を身につけるに至った経緯も触れられていて、彼女が能力だけでなく努力の人であることを知ることもできた。
・「勝間さんの思考法のヒミツが分かって、十分元取れた本」
勝間さんの発想やものの考え方について書かれた本です。この本は最初にビジネス思考力とは何かを説明し、残りの章で7つの力とその鍛え方について紹介しています。
てっきり全部のページにわたって、3Cとは何であってとかの解説本かと思ったのですが、そうではありませんでした。いかにして自分の本を売ったかをフレームワークを使って解説しているところがあって、面白いです。MECEやピラミッドストラクチャーといった基本的なものからラテラルシンキングといったものまで載っていて、あんまり期待せずに買ったが意外にいいじゃんというのが素直な感想です。21個のフレームワークがカラーページで載っていて、いろいろと応用可能です。「勝間和代の思考法 7つのヒミツ」とした方が良いんじゃないかと個人的には思います。
この本を読んで良かった事が三つあります。それは自分が長らく抱えていた疑問がすっきりしたためです。一つ目は、フレームワークって何かというのがすっきりしたこと。「フレームワークを使ってものごとを考えましょう」というのは、いろんなビジネスセミナーで言われていることで、漠然と大事とは分かっていました。ただ、大事なのは分かってはいたものの、いざ説明しろと言われるとなかなかうまく説明できず、大事ということしか分かっていない状態でした。フレームワークの解説書はありますが、だいたい偉い先生が書いた難しいもので、結局高い本を買って、本屋では賢くなったが、本は本棚に眠り、売るのがもったいない不良資産ということがしばしばでした。勝間さんによると、「何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするもの」とのことです。本書では、なぜを五回考えるというところを説明する際には、NANAのヒットの例をだしたりして、難しいものを易しく伝えようとする工夫を感じます。
二つ目は勝間さんの話の展開の秘密が見えたところ。勝間さんの講演に行くと分かるのですが、だいたいこういう感じで話がでてきます。「AはBであると考える。なぜなら、○○というデータがあるからだという」いつもなるほどぉと納得してしまいました。なんでかなぁと思っていたのですが、謎が解けてすっきりしました。
三つ目は偶然力について。偶然力とは「偶然のチャンスを見逃さず、新しいことへつなげていく力」とのことで、チャンスを活かすための方法として、Chabo!のプロジェクトが紹介されています。偶然力なんてどうやって鍛えるんだろうと思っていましたが、この本を読んで、チャンスって無数にあるなと思いました。アンテナを張るというのは多くの人がやっていることですが、アイデアを形に変えるために準備し、つながりを活かすということを考えるきっかけになった本でした。
本は時代の変化とともに古くなって使えなくなっていきますが、この本はずっと手元においておきたい本だと思いました。
・「勝間さんはすごい!」
勝間さんのビジネス思考法が惜しげもなく公開されている。自分の成功した理由を惜しげもなく記述しているところはさすが。しかし超優秀な勝間さんだからできること、能力がある勝間さんがうらやましい。僕たちはそれに一歩でも近づける努力をしないといけないと感じた。モチベーションを上げたい人は一読を。
・「読者のことを考え抜いて作られた本」
始めて勝間氏の本を読みました。正直なところ売るためのタイトルをつけて、ノウハウ本の流行に迎合した本を書いている人という印象でしたが、自分の認識が全く違っていたことがわかりました。数多くのビジネス書を読んでいますが、これほど読者が具体的に使える(役立つ)ように気を使って書かれている本は初めてでした。 当然勝間氏と編集者との緻密なマーケティングの上で本書のようなタイトル、内容になったと思いますが、その方向性が売るためのものでなく、この本を手に取る人たちのニーズを満たすためには何が必要かをきっちり考えられて作られています。また、著者のノウハウを小出しにし、ページ数を稼いで高い本にするという姑息なことも行わず、理解しやすいように簡潔に書かれています。 ビジネスに必要な理論的なものだけではなく考え方、心の有り方まで丁寧に書かれてあることに大いに共感しました。入門書という感じのタイトルですが、それなりに経験をつんでいる方にも十分に役に立つ内容です。 私と同じような先入観をもたれている方がたくさんいらっしゃると思いますが、そうゆう方々ほど本書を手に取られることをお勧めします。
・「こんな本は今までにはなかったのでしょうね」
まずこの手の本を読まないので、すごく新鮮に感じました。多分、独創的な本なんだなと直感的に思いました。著名な外資系コンサル企業に勤めた著者の集大成的なこの手の企業のノウハウの種明かし本のように思えます。早速、巻末の参考書の三ツ星を5冊発注しました。今まで信頼できるこの手の書物の案内人が見つからなかったからです。よく考えたら僕の周りにいるコンサルタントの優秀な連中はこの本の中のいくつかのフレームを持ち合わせているんだなと思いました。
●訪問しないで4年連続No.1が実践! 私の最強の営業ツールは「お客様のクレーム」でした。
・「逆転の発想」
クレームを営業ツールにしてしまう。本のおびにも「お客様が一番知りたいのは、あなたが隠したがること」とあるように、今まで営業で話している逆の発想。著者本人の体験談も交え非常に参考になる本。これなら営業も楽になりそうです。
・「クレームが好きになる本です」
クレームを売りにつなげる。そのことが本当の意味で理解できる本です。
・「すぐにでも実践したいと思わせるテクニックが満載」
“質問力”というキーワードに惹かれて手に取った。著者は交渉のプロともいえる弁護士であり、大変分かりやすい文章とシンプルな会話例で、様々な場面と目的に応じて、適切でするどい質問をするテクニックが説いてある。
これらのテクニックが頭に入っていればビジネスの交渉の場面で自分に有利な結果を得られるだろうし、上司、部下、友人等との人間関係でも、相手に好意を抱かせ、自分の思うように相手を動かすことが容易にできそうである。ただ、相手もこのテクニックを知っていると、自分が気づかないうちに相手のペースにはまってしまっている恐れがあるため、正直自分の周囲の人間には読ませたくない本である。
・「質問の型をマスターする」
質問力が一般にも求められてきているようで幅広い場面での活用例が掲載されています。
項目ごとにシンプルにまとめられているので実際に活用する際にも重宝すると思います。
まずは型、パターンを習得してオリジナルの質問に発展させていくための導入としても良いのではないでしょうか。
・「いい本だと思います。」
内容は簡潔無駄なく手短にまとめてある。図説も取り入れてありわかりやすい。
・「応用の利くヒントが満載」
およそ他人と話をすることでビジネスを行っている人にはすべからく役に立つのではないかと思う。なぜなら、自分の意志を適切に伝えること、他人の発言の真意を捉えること、他人との話し合いの中で考えをすり合わせることがコミュニケーションの基本だが、どんなシーンでも不可欠であるからだ。しかし、実はそれが非常に難しく、あとで、「そういう意味ではなかったのに」ということになりがち。コミュニケーションをうまく取るには質問が肝、という視点もおもしろいし、「質問者=攻める、回答者=守る」という切り口も、ビジネスでは実感できるものだ。内容が整理されていて、忙しい人にも読みやすいのも魅力。
●新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
・「私は10年来のお付き合い。ベルクの本!」
JR新宿駅東口を出て左へ徒歩15秒。ルミネB1の一画。低価格なのに素晴らしく、うまい飲み物と食べ物のあるお店、ベルク。
私が最初に出会ったのでは、97年春くらい。もうかれこれ、10年来のお付き合い。ぶらりと気軽に寄れるお店。京都出身の私が、東京のオススメできるお店で常時3本の指に入ります。永久欠番のように、です。
何でもおいしいから、お店のこだわりは相当なものなんだろうなと、漠然と感じていました。しかし、この本を読むとそのこだわりは「お客さんに喜んでいただくため!」という非常にシンプルな情熱から来ていると判りました。スゲー。ベルクという店が好きで本当によかったと心底思いました。色んな方が、「新宿のオアシス」と、たとえる理由は決して大げさなものではないですね。私にとっても、居心地のいい大切なお店です。
そんな大好きなお店、ベルク店長の本。面白くないわけがない。手に入れてから、一気に読んでしまいました。カフェを始めたばかりの友人にもプレゼントしちゃいました。そのくらい、商売おいて不可欠な心構えがこの本には惜しげもなく、記されています。とはいえ、「こうすれば必ず儲かる」などという怪しげな啓発本の類とは、訳が違います。何につけても、大切なものは「心」であるということが伝わってくる本です。
ベルクというお店そのものについて、もう少し記します。一番の魅力は、一人でサクッとビールを飲めること。300円から、おいしいビールが飲めるのですよ。フードもおいしい。(私は、特にホットドッグが好きです)
そのベルクは現在、ビルのオーナー(資本はJR東日本!)に立ち退きを迫られるという、嫌がらせを受けています。ビルテナント内で、ダントツの客回転率を毎年誇っているにも関わらず、です。ビルオーナー側が立ち退きを迫る主な理由は「ルミネをファッションビルにしたいから」「ターゲットを20代〜30代の女性に絞りたいから」などという身勝手なもの。
新宿駅前、否、日本国内のあらゆる個人経営店は、「規制緩和政策」によって破壊されていこうとしています。大資本のお店ばっかりになって、味気ない手抜き料理、ニセモノのお酒ばかりの文化になってしまったら、日本はもっともっと、楽しみのない、救いようのない世の中になってしまうかも。食事は腹が満たされればいい、という訳ではないですよね。酒は酔えればいい、という訳ではないですよね。
ベルクへ行ったことのない方、よくわからない話でごめんなさい・・・。でもでも、一度もいったことのない方は、勇気を出して行ってみましょう!最初はちょっと面喰うかもしれないけれど、居場所がきっと見つかるはず。
お酒ダメな方も大丈夫。ここはコーヒーなどのソフトドリンクも、ほんとうにおいしいですよ!是非!
・「カフェというもの」
カフェは文化そのものである。個々の店がそれなりの文化を育むにはそれなりの年数を要する。 まさにベルクは新宿駅という世界最大の乗降客数を誇る駅の改札口の側という雑踏の中で18年間、独自の文化を築き上げてきた。 これは、店・業者・客により形成されたものであり、駅ビルのオーナーがそれに対して口出しするということは、駅ビルの利用者に対する反逆行為である。 駅ビルは誰の為にあるのか、ルミネ及びJRは再考して欲しい。
・「文化としてのカフェの闘い」
この本は、いわゆる業界本には止まらない。著者が、如何にして、新宿駅内の小さな喫茶店を常連さんが鈴なりの魅力有る店鋪にして行ったのかが面白いだけでは無い。もちろん、商品へのこだわり、スタッフやお連れ合いとの奇跡的とも言える共犯関係など小説のようにたのしめる。が、著者が、ルミネなどの大手資本にぎりぎりで対抗しつつ作り出そうとしている「喫茶店文化」への共感が読み進むに連れて湧いて来るから不思議である。ああ、いつから我々は、ドトールとスタバ以外の選択肢のない貧しい状態に置かれ、かつそれに慣れて来てしまったのだろうか!!個性ある個人店よ負けるな!!ベルクに続け!!
・「アンチエイジングへ」
職人さん・お客さん・スタッフとのかけ合い・せめぎ合いの連続で、主人公の回想でつづられる小説を読んでる気分になりました。 それぞれの登場人物の人となり・生き様が感じられて、もちろんストーリーがあるわけではないのに、しばらく読むのを中断してると、次はどんな個性的な人とかけ合いが始まる?と、また手にとりたくなった。
俺は成功した、成し遂げたというよりも、あくまで現在進行中というスタンスなので、自慢話の気配なし。 もっと感傷的にもなれる内容が、さらりと語られている。 いつまでも続けたくなる自分の城をもつことの大切さ。 実は、アンチエイジングのヒントも含まれている気がする。
会社員だって最後は個人営業、「お客様」が社内外にいることに変わりなし。 接客の毎日だけど、耳の痛い箇所がちょくちょくありました。社員研修に力を入れなきゃという会社は多いけれど、テキストとして使用して見学もしたら、社員の目が輝いてくると思うのだけどなぁ。
なかなか代わりを見つけるのが難しい本、いや人達です。 職人さんやスタッフさんからみた、このお店のこともいつか読んでみたい。
・「人間大好き人間!」
素晴しい魂のこもった本で、夢中で読みました。文末にお客様として名前を入れて下 さり恐縮しております。井野朋也様の思想のつややかさと反骨精神を稲門?のよしみ としてお裾分けしていただけたらと共鳴感服しているところです。P.69「本当の接客 とは、その人の不安を取り除いてあげることではないか」、目からうろこが落ちた処 です。P.75「娯楽とは、芸術とは」の頃。「娯楽」を「文化」と言い換えても成り立 つと感じました。文中に文化という記述は一ヶ所もありませんが・・。とどのつま り、井野さんも迫川さんも詩人故父上も「人間大好き人間」なので、どこかで「人間 とは何か」を考え、「昨日の自分と違った自分」を探しているので、商いも、好奇心 と人間性が連動して高められていっているのではないでしょうか?以上、心を豊かに していただいてありがとうございました。
・「AB型自分の説明書」
この本、最高!!!です!夫がAB型なのですが、結婚して一緒に住むようになるまで見えなかった彼の性格の色々が見えてきて、ついにイライラのピーク!夫婦の間でなんともピリピリした空気が張り詰めていたある日、何の気もなしにこの本を手に取りパラパラ・・とめくってみると・・・。もうおかしくておかしくてお腹抱えて笑いました。もうまさに夫の性格のためにカスタマイズされた本なのではないかと思うほど共感してしまい、それまでイライラしていた彼の行動のすべてが「なーんだ、’血’か、じゃ、しょうがないな」とすっきり受け止める事ができました。夫の帰宅後、この本を読んで聞かせて2人で大笑いしました。人間関係の問題解決にも一役買う本です。ちなみに私はA型なのでA型も読みましたが、これまた最高に当たってました。星10個ぐらいあげたいのですが(笑)。
・「ABの誤解がとけます」
私、AB型ですが、世間ではなにかとAB型が誤解されていると思っていました。だからこの本を読んだとき、よくぞここまで解ってくれた!と、大感激です。「そのとおり!」と、思わずうなってしまうAB型の気質が解り易く書かれています。このシリーズの良いところは、血液型で全てが解るというような判断的な言い方はせずに、AB型にはこういう人がいるんだよ。こういう人もそうなんだよ。と、例をあげて優しく解説している所だと思います。血液型診断ではなく、話のネタとしておすすめします。
・「面白いです!」
AB型ですが、かなりうなづけました。信憑性はともかく、文法や表現がおもしろい!たまに入る挿し絵もゆるい感じでハマってて最高!娯楽本として楽しました。
・「あくまでも読みものとして楽しむもの」
科学的な分析だと思って読んではいけないことがわかっていれば、楽しく読むことが出来る。特に、自分または自分の知り合いでAB型の人がいれば、その人に当てはめて読んでみて、何割該当するのかを分析するのも楽しい。A型、B型はたまたま家族でいたので、じっくり読み込んだ。AB型はそれほど近しい人はいないので、そこまでまだ読み込んではいません。
・「ネタとして使える!」
友達にA型の本を薦められたので、AB型の私も便乗して購入。書かれてる内容もドンピシャ!読んでてニヤニヤが止まりませんでした^^箇条書きに書かれてあってとっても読みやすく、文章表現のセンスが素晴らしい!話のネタとしてはオススメです♪
●東京島
・「ブラックユーモアの極致」
何はともあれよくもまあこんな話を思いついたものだと,それだけでも充分価値のある本.正当化されているものをおちょくりまくり,今のエセインテリを笑い飛ばし,ことごとく惨めな状態に突き落とし,痛快軽快に書き進んでいくその筆致のテンポの良さも見事,昔一世を風靡した筒井康隆のあの世界を彷彿とさせる.桐野ワールドのさらなる発展に期待
・「最後まで一気に読ませる作品」
無人島の中で、どんな手を使っても生き抜いて脱出するという人間たちの本能むき出しの様子がしっかりと描かれていて最後まで一気に読ませる作品だった。無人島という隔離された空間の中でも、東京、ホンコンといったような人種差別や、共同生活をすることができないものがいたりと、新宿や渋谷、チョーフという街社会が生まれたりと、生活観にリアリティもあってよかった。ただ、もっとも読みごたえがあった最後の脱出劇のところが語りだけであっさり終わってしまったのが個人的には物足りなかった。
・「日本人を見つめる視線の確かさ」
面白かったです。
清子とワタナベの二人が出色。清子の身勝手さとたくましさ、ワタナベの進化(?)が基本的にゆるくて笑ってしまうサヴァイバルもの。生死に直面したときに緊張感でなく、あきらめに支配される登場人物の弱さがはがゆい。日本人の心のありようってこれで正解か?と、大きく疑問を感じます。後半の島内の社会が形成されていく過程を読み進めるうちに、読者に人間性とは何か、生きる意味とは何かを考えさせます。この時点で桐野夏生の勝ちかな〜。
桐野夏生の日本人を見つめる視線の確かさがすごい。死に直面しても家具作りをしてしまう、ゆるい日本人を描き出す感性はそこらの作家にはできません。
エンターテイメント小説として、今年一番の完成度だと思います。読んで損はありません。
・「とにかく笑えた」
極限状態にある人間たちの、おどろおどろしい物語かと思いながら読み始めましたが、途中から、とにかく笑いどころが満載の、ハッピーな冒険小説という印象に変わり、登場人物がみんな愛しく思えました。
・「多くの男性に囲まれた女性の人間の心理描写がたまらん」
前作の「メタボラ」では沖縄の民宿とそこにたむろする若者が描写されすっかり桐野ワールドもここで無くなったかと思われた。
内容は夫婦で世界一周のヨット旅行途中に遭難し、無人島に流れ着く。その後流れ着く男たち。あわせて男31人と女1人の無人島生活。そりゃエロい話も出てきますわ。形を変えた桐野ワールド。無人島において人間とはこうも変るもんですか?!
そのあたり人間の行動心理みたいなものがおもしろい。
・「信じるものに命を懸ける・・・。ドキドキそして最高に気持ちいい。」
この本、面白いですよ〜!!!
・「行田市出身者としては誠にありがたく」
忍城のあった埼玉県行田市は、これという特徴のない田舎です。関東平野の真ん中で、市内の標高差はせいぜい2m、国内最高気温を記録した熊谷市とは隣りになります。ここで生まれ育った私にとって、郷土の自慢は次の3つくらいでした。
1.古墳時代から人が住んでおり、稲荷山古墳から出土した鉄剣は日本最古である。 小説に出てくる「丸墓山」は、私が子供のころは「円墳で日本最大」との触れ込みでしたが、その後「前方後円墳の一部」というのが定説になったと思います。古墳群のある埼玉は埼玉県の名前の由来になりましたが、「さいたま」ではなくて「さきたま」なのです。どうして「ださいたま」になってしまったのか。
2.城下町であり、忍城は秀吉の水攻めにも落ちなかった。 ですから「水攻め」という言葉は昔から知っていましたが、歴史をちゃんと調べたことはありませんでした。
3.明治時代、足袋の生産で日本一だった。 「足袋御殿」と呼ばれる家屋はなくなりましたが、料理屋として一部残っていたりします。
本書は私にとって最も知らない2の物語であり、よくぞ注目してくれたと、出身者としてはそれだけでありがたい本です。まったく書評になっていなくて失礼しました。
・「魅力的な戦い方」
(私は歴史小説はあまり読まない…が、オノナツメさんのジャケットで買いました)…が!戦国時代の部将達の息吹にものすごく引き込まれます!もともと時代小説に縁のない方も戦国時代が大好きな方もいずれも楽しめるエンターテイメント小説です。
まず長親という一見でくのぼうという主人公のうちのうちに秘められたものが戦いの中で奇妙にじわじわ出てくる感じ、そして三成のキマジメな戦いへの美学、秀吉の素っ頓狂な描写それらを囲む戦国時代の部将の各々が効果的に描かれています。細かな資料による裏付けもそこかしこに書かれてあってディープな歴史好きにもたまらないんじゃないかと思います。
とにかく現代においても戦国時代においても部将の器について思いを馳せたい方は読む価値ありです。
・「新しい器に古い酒」
”漫画”のような、とこの作品を評する方がいらっしゃるが、まさにその通り。漫画世代に影響を受けた次世代の歴史小説であろう。司馬遼太郎や、宮城谷昌光のようなものこそ、歴史小説と考える方には、チト受けいれられ難いかもしれない。私は、むしろ歴史小説でこのスタイルをとったことを高く評価している。史実に基づいてないという反論もあるようだが、これは小説です。過去に起こった本当の史実など、誰にも分からぬ中、”史実”を求めるのなら、歴史の学術論文を読まれるとよいでしょう。
物語の展開こそ、ハリウッド映画ばりのテンポで読者を飽きさせず読ませるスタイルだが、訴えたいことは実に、いい意味でオーセンティックで真摯。「強いものが弱いものをなぶるのが道理として通る世の中は許せない」今の社会で痛切に響くテーマだからこそ、売れたのだと思う。テンポの良さだけであったら、同じようなものはいくらでもあろう。凡百のものと比して、当書が際立っているのは、筆者の強い思いがあるからではなかろうか。
閑話休題。実は、この本の主人公はのぼう様ではないのでは、とも思っています。脇役として描かれている正木丹波こそが真の主人公ではないかと。のぼう様が、ある種、神格化された人物として描かれている中、等身大の悩める人間像として非常に魅力のあるキャラクターとして光っているとも思います。
次作が楽しみです。
・「関東VS上方の文化戦争」
テレビで紹介されたという帯で、ミーハー嫌いの私としては食わず嫌いに終わった可能性もあったのだが。たまたま、先日、箱根の山中城跡を訪れたところ、関西の城が石造りであるのに対して、関東の城、特に北条家の城は天然の地形をそのまま生かして、黒沢明の「七人の侍」の砦のように、堀を泥だらけにして、泥にはまった外敵を弓や鉄砲で攻める戦法を取っていたことに興味を持った。個人的には、そこにドラマの可能性を感じていたのだが、カモネギのように出現したのが本書である。日本の西半分を制覇した豊臣秀吉は物量で上述の山中城を軽々と突破し、石垣造りの一夜城に入城すると関東最大の小田原城の包囲を進める。そこで、秀吉は能吏だが軍事に滅法弱い石田三成、長束正家、に大谷刑部をつけて、小城にすぎない忍城の攻略を任せる。忍城を守るは対照的に古い関東武士の気風をまとった個性豊かな成田家の武将たち。彼らを束ねるのは、三成と対照的な愚か者の「のぼう様」。普段は冷静な能吏ではあるが秀吉への憧れと武力へのコンプレックスが人一倍強く、思いもしない大軍を任され理性を失ってしまった三成は、関東平野のド真ん中で秀吉得意の壮大な水攻めを決行してしまう。(*)とにかく、脚本が先行しているだけあって、上方軍と関東軍のカルチャーの対立構図を演劇的なドラマトゥルギーに則って処理していく手際の良さに乗せられて、両方の陣営に肩入れしながら(個人的には関ヶ原では三成ファンだったのだが)、どんどん読み進んでいってしまう。全盛期の黒沢映画をほうふつとさせる面白さだ。(*)本来水攻めは中国地方のような山がちの城で行うものだ。しかも敵は城の周りの水田に水を引き込んで泥沼作戦を決行中である。なお、同様の素材を扱った先著として風野真知雄「水の城 いまだ落城せず」を挙げておく。
・「小学生に読ませたい作品」
おきまりのパターンが定着した小中学生の課題図書にこういう作品を進めたい。食べるという行為はまさに「命をいただく」ということなのだ。読んだ後、必ず食卓で「いただきます」を言いたくなる。食育が叫ばれる今だからこそ読んでほしい。
・「「食」の重要さ・ありがたさを教えてくれる本」
食べること = 生きること。食べること = 愛。
・「すべてのものに「生」があり、それが大切につながっていくこと」
恋人を失い、声を失い、失意だらけの中で、ぬか床一つで帰郷した主人公が、「もう自分を美しく見せる願望はない」と髪の毛までばっさりとバリカンでそって臨んだ「食堂かたつむり」。1日一組のメニューのないこの食堂で、彼女は相手の立場に立った料理に腕を振るうのだ。
料理を始める前に食材に触れ、祈る。「この食材達をがっかりさせたり傷つけたり無駄にすることなく、成就させてあげられますように。」
毎日当たり前のようにものを食べ、主婦である以上作ることにも携わっているが、こんな思いで食事を作ったことがあっただろうか?もちろん、料理の基礎知識もない、時間もない人間には無理な話だが、ささやかでも、きちんとした食事を大切な人のために作ることが大きな「愛」なんだと気づかされた。
母との確執が意外な形で溶けていくくだり、エルメスのくだり、ふくろう爺の真実、ラスト50ページくらいは涙、涙。読み終わった後も本に頬ずりしたくなるような素敵な作品だった。
・「心温まる本です」
この本は、著者の食にまつわる思いを、小説というよりは寓話のような形で書いたものである。よって、いくつかの指摘にあるように、真剣に小説として読み出すとストーリーが若干現実離れしてくるので、人によっては不満も残るかもしれませんが、私は結構楽しめました。食材に対する敬虔な気持ちや、供する料理にできるかぎりの愛情を注ぎ込む。そういった営みから人は相互に癒され、愛情や感謝心の良い循環ができてくる--- というのが著者の言いたかったことだと理解しました。 昔から日本人が持っていたおもてなしのこころや、食物を大切にするといった良い意識を思い出させてくれる一冊でした。
・「期待しない方が良い。」
本書を期待せずに読んでみた。最初から最後まで一定のゆらぎ、田舎の川の流れのような、せせらぎみたいなストーリー展開で読みきってしまった。 期待せずに読んだので、大きな収穫を得た。心をゆすぶられてしまった。
●流星の絆
・「現代エンタメの最高峰=超一流シェフの最高級料理」
「現代エンタメの最高峰」という帯の言葉にあながち嘘はないと思います。見事にからみあった伏線。いきもつかせぬストーリー。 100頁を過ぎるあたりからは、ぐんぐん加速する感じでいつのまにか物語の虜になっていました。キーパーソン三人の性格設定や書き分けも見事です。間違いなくドラマ化でしょうね。翌週が待ち遠しくてたまらない、高視聴率間違いなしの、話題作になると思います。 ただし残念なのは、やはり、良くも悪しくも「エンタメの最高峰」になってしまっているということです。ストーリーが面白すぎて、人間の深みや痛み、業のようなものを感じる「淀み」が感じられないのです。『白夜行』『手紙』や『秘密』などにはそれを感じられただけにそれだけが残念です。ないものねだりかもしれません。贅沢なお願いですね……。 この作品は、いわば、超一流のシェフが見事に作り上げた料理といった感じでした。美しくて工夫に満ちていて、きちんと王道を行っています。もちろん抜群の美味しさです。けれど、不器用なりに、懸命に作った家庭料理というのも、小説の魅力のひとつなのだと思います。 しかし、そんな「ないものねだり」は、星一つ減じるほどのことではありません。最高級の楽しみを堪能できました。五つ星です。
・「久々に最高レベルの面白さ」
個人差はあると思うが、ここ最近の東野作品に少しもの足りなさを感じていたのだが、これはいい!相変わらず文章が上手いのでスラスラと読んでしまい止まらなくなる。そして登場人物達の感情の描写が、、、(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)とてもせつなくて胸が締め付けられました。「白夜行」「秘密」に並ぶ傑作だと思います。
・「文字通り“すべての東野作品を越えた”」
刊行されてすぐに購入し、ほぼ徹夜して二日で読み切った。それほどほんとに息をもつかせぬ展開で、東野作品ならではアッという間です。
とにかくラスト。まじで涙が出ます。
僕は「秘密」「容疑者Xの献身」より遙かに感動した。
三兄妹の「絆」、必見です。
・「爽快感」
ラストのもっていき方はさすが東野さんと言わざるを得ない。東野さん作品の特徴でもある謎めいた女性が今回も登場するが、今回の作品では従作品よりも人間味のある設定となっており、ストーリーのキーパーソンを巧く散りばめている。そしてサスペンス系を読み終えて爽快感が残った作品は私にとってこの一冊のみ!もう素晴らしいの一言。
・「「最大の誤算は妹の恋心だった。」」
この帯に惹かれて読んでみました。さすがは東野圭吾さん、これだけの内容がありながらも読みやすいし、テンポよく、読み手を先へ先へとどんどん引っ張っていくのは、いつもの作品と同様。すごいですね。一度読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。
たしかに皆さんおっしゃられている通り、人間の持つ黒さ、憎悪、徐々に物語の真相に迫っていく焦燥感では同著者の「白夜行」の方が抜きんでていると思います。「流星の絆」も、過去の犯罪・復習のために罪に罪を塗り重ねていく…という点では、たしかに「白夜行」とは似た点もありますが…大事にされてるテーマは違うんじゃないかとも。
「流星の絆」はどのようにして犯罪を犯していくか、いかにして自分達の罪を隠すか、ではなく、傷を負った彼らがそこから生きていくか、に焦点をあてられている気がしますね。だから復讐劇、犯罪モノという先入観で読むと、展開があっさりしすぎているように感じていたり、物足りなさを感じたりするのかな、と。メインテーマは人間の心の闇でもなく、残虐な殺害事件の真相でもなく、あくまでも人と人との絆ですからね。あんなふうに大事にされる「シー」が羨ましかったり。
賛否両論あるようですが、文学の価値は一様ではないですしね。私としては、面白かったし、ドラマ化も非常に楽しみです。キャストを聞いて、功一役の二ノ宮さん、静奈役の戸田さんはピッタリだなと納得です。泰輔役の錦戸さん、とてもいい俳優さんだと思うんですが、とても落ち着いていて、眼力ある方なので、泰輔というよりは…どちらかというと錦戸さんは頭のキれる功一役の方が似合いますよね。
まあ、なにはともあれ、映像の中で、功一、泰輔、静奈の三人がどう生きてくれるか、とっても楽しみにしています。
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