新選組血風録 (角川文庫) (詳細)
司馬 遼太郎(著)
「何度も読み返します。」「燃えよ剣を読んだら次はこれ!」「「燃えよ剣」と対になったような物語」「新選組剣士も、また人間」「読み応えのある一冊。」
燃えよ剣 (上巻) (新潮文庫) (詳細)
司馬 遼太郎(著)
「男子必読の一冊」「長編時代小説入門に最適!」「この本は必ず何度も読むことになります。文庫でなく、この単行本をお勧めします。」「憧れの生き様」「目に見える表現で」
新選組始末記 (中公文庫) (詳細)
子母沢 寛(著)
「新撰組の元祖ネタ本!」「新選組レシピとして・・・」「池田屋事変」「新選組の研究をした大御所!」「新選組が良く分かる」
新選組三部作 新選組遺聞 (中公文庫) (詳細)
子母沢 寛(著)
「素顔の新撰組に近づくために」「リアルさがワクワクさせる。」「勇の屍を掘る」「才子・伊東甲子太郎の和歌が読める」「平成の世には難しい文体だが・・・。」
新選組物語―新選組三部作 (中公文庫) (詳細)
子母沢 寛(著)
「納得 新撰組!」「遺聞と物語」「吉村貫一郎」「新選組!!」
壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2 (詳細)
浅田 次郎(著)
「泣くまいと思っているのに、、、、」「初めての浅田作品に泣かされた」「涙でかすむ文字」「浅田次郎、会心の一作(かな?)」「これは・・・」
「幕末物へのチャレンジ、実に面白かった」「漢(おとこ)とは」「異国の地で一人読む、北方謙三」「北方謙三、新撰組土方歳三を描く!」「土方 格好いいぞ」
「新撰組顛末記」「まず著者名で驚き」「これはおもしろい」「読みやすい!」「よかった」
沖田総司 (詳細)
出目昌伸(監督), 草刈正雄(俳優), 高橋幸治(俳優), 米倉斉加年(俳優), 大野晴子(脚本)
「草刈正雄の魅力満載」「振り返る価値のある作品」
新選組 ! 完全版 第壱集 DVD-BOX (詳細)
香取慎吾(俳優), 藤原竜也(俳優), オダギリジョー(俳優), 堺雅人(俳優), 服部隆之(その他), 三谷幸喜(脚本)
「ものすごく楽しみな大河です!」「完全版でなければ意味がない!」「彼らは生きている。」「大河ファンですが…」「是非ノーカット完全版でDVD化希望」
壬生義士伝 (詳細)
滝田洋二郎(監督), 中井貴一(俳優), 三宅裕司(俳優), 夏川結衣(俳優), 塩見省三(俳優), 堺雅人(俳優), 野村祐人(俳優), 浅田次郎(原著), 久石譲(その他), 中島丈博(脚本)
「心が奮えた」「中井の演技、一見の価値あり」「浅田次郎が描く、一人の『人間』としての『新選組隊士』」「堺・沖田」「素晴らしかった」
壬生義士伝 4枚組 (詳細)
渡辺謙(俳優), 高島礼子(俳優), 内藤剛志(俳優), 岸田今日子(俳優), 津川雅彦(俳優), 竹中直人(俳優), 浅田次郎(原著)
「恐るべし、長時間ドラマの底力。」「買って損はありません!」「新選組の脇役の人生!」「最高の時代劇」「はまってしまいました。」
御法度 (詳細)
大島渚(監督), ビートたけし(俳優), 松田龍平(俳優), 武田真治(俳優), 浅野忠信(俳優), 崔洋一(俳優), 司馬遼太郎(原著)
「大島渚はアナーキスト」「ハマる人はとことんハマる映画」「極めて美しい映画」「面白い」「前髪立ての若衆」
・「何度も読み返します。」
私がこの本と出逢ったのは、担任の黒ぶちめがねの先生に貸してもらったのがはじまりです。もともと大河ドラマの影響で新撰組に興味があったのですが、これでもっとすきになりました。試験勉強がつっかえては、机のなかからひっぱりだし、こっそり読みました。短編集なので、何度も読み返せます。私はとくに、「沖田総司の恋」が好きです。総司の気持ちが伝わってきて、ついつい悲しくなってしまいます。その総司に気が付き、近藤さんと土方さんが行動に出るのですが、結局それは墓穴を掘ることになってしまうのが、なんだか切なくなります。あと印象が強いのは、「前髪の惣三郎」ですね。架空の人物の惣三郎が出てくるのですが、面白いっていうか、思わず頭にのこってしまう話です。私は読んでる間、いつのまにか惣三郎が女のように感じていました。私がもうひとつすきなのは、「三条かわら乱刃」です。私は源さんもすきなので、この話はとても嬉しかったです。国枝大二郎という男と源さんの会話が面白いです。なので、永久にじぶんの懐に入れておきたかったので、すぐに本屋へ買いにいきました。もう大満足で、毎日もちあるきました。が。大切にしていたつもりだったのに、雨の日に持ち歩いていたら、傘の水がこの本に染み込んでしまい、すこしパリパリになってしまいました。ショックでしたが、ドライヤーでかわかしました。それぐらいハマります、この本。新撰組ファンなら買うべし!です。
・「燃えよ剣を読んだら次はこれ!」
「燃えよ剣」を読んで土方歳三がかっこいいと思ったあなた。しかし新撰組にはもっとたくさんのエピソードがかくされているのです。「燃えよ剣」を読んで沖田総司がかわいいと思ったあなた。こっちにはもっと恐ろしい沖田がいます。「竜馬がゆく」を愛読しているあなた。この本を読んだらすっかり幕府側の人間です。
・「「燃えよ剣」と対になったような物語」
やはり、司馬さんの「新撰組物」は面白い!「燃えよ剣」の姉妹本という訳ではありませんが、両方を読み合わせればより深く、「幕末新撰組」を味わえるでしょう。執筆順序としては、この「血風録」の掲載の後に、「燃えよ剣」の連載が始まったそうで、ここで、土方はじめ、近藤や、沖田のキャラクターが徐々に形成されて行くのが、よく判ります。
土方がメインの挿話は厳密に言えば1つですが、ほぼ全編に彼は登場しその目から通した見方で話が構成されている所など、この後で彼が主役になる事を予感させてくれます。
「燃えよ剣」では、多摩の芋剣士から、箱館の五稜郭まで、土方の生涯を描いていますが、思い返すと京都時代の事は、意外にさらりと通過している気がしました。そおいう意味では、この「血風録」は、その「京都時代」を厚く補完しているようで、両方合わせ読んで、「1つの物語」という気がします。
司馬さんの小説ってやっぱり上手いなぁ、、この連載に、山並や、藤堂の事も描いて欲しかったなぁと思うのですが、もはや叶わぬ夢です。
・「新選組剣士も、また人間」
鬼と怖れられ、その名を京の都にとどろかせた新選組。彼らの人間味あふれる一面を司馬遼太郎が描いた作品です。
天才剣士として有名だった沖田総司も、その素顔は淡い恋に悶々とする1人の青年でした。監視として新選組に大いに貢献した山崎蒸も、実は実家の秘密に苦しむ男だったのです。その他にも、新選組をときめかせる新入りの美少年、クールだけれどちょっと間違いをして笑われる土方歳三など、「鬼」の新選組が身近に感じられるエピソードばかりです。
・「読み応えのある一冊。」
すごく面白くて一気に読んでしまいました。本来話しに書かれない人々たちのお話が鮮明に描かれていて、新撰組のまた違った面が見えてきます。新撰組の本をすでに沢山読んだ方、また、まだ話の筋しか知らない人にも読み応えのある一冊だと思います。
・「男子必読の一冊」
『竜馬がゆく』が人間の生き様を、『峠』が武士の生き様を描いた作品であるならば、漢の生き様を描いたのが本作『燃えよ剣』。組織作りの才能と動乱の世に生まれた男としての信条を、一つの美学にまで昇華させ、そしてそれを新選組という徒花で表現してみせた土方歳三。思春期の男子が読もうものなら、人生観そのものを揺るがされかねない名作です。
「史実」がどう、とかの批判もあるでしょうが、そもそもそんな批判が出ること自体、本作に描かれた土方歳三がいかに活写されているか、それがいかに多くの読者の心を震わせたかを物語っていると言えるでしょう。幕末小説、司馬小説の入り口として自信を持って推奨いたします。
・「長編時代小説入門に最適!」
学生時代は歴史が苦手だったので、時代小説は難解と思い込み、はたち迄全く読んだことがなかったのですが、00年前後のはたちになる頃NHKの「その時、歴史が動いた」で土方歳三を知り、その後に「御法度」の映画を見、新選組のことがもっと知りたくなり、まずは短編の「新選組血風録」を読み、本書ですっかり時代小説の虜になりました。この本でも映画でのビートたけしの土方は想像つかないですが(笑)武田真治の沖田はぴったりイメージ通りだなと思いました。この上巻では土方が夜市の祭礼で女を強姦(ころし)にゆくというくだりはえっ!?てかんじだし、前半のお雪に出会うまでの女性の扱いが、今迄時代小説を読んだことがない私にはヒドい男ぶりに衝撃でしたが(でも、これも時代小説の醍醐味)新選組の結成後はまさしくハードボイルドな世界!最初に読んだ頃は天然理心流 北辰一刀流 神道無念流といった剣道の流派で育ちの環境や学問・武芸のレベルがわかるとか、長州 土州等が日本のどこにあるか全く知らないし、人名や地名等これらのことが慣れるまで少し時間がかかりましたが、こういったことも読んでいくうちに理解していくのでとても勉強になります。
毎年夏に出る新潮文庫100冊の小冊子にも毎年登場し、男性が好きな本NO.1によく本書が選ばれているのが本当に納得!で強く 美しく 時に優しく 自分にも厳しくストイックな生き様に、私もこのような人間になりたいと思い、今までの考え方や価値観が変わっていったように感じます。(私は女だけど)この本に出会い、次の年には時代おくれになったり、1回読んだら簡単に理解でき、飽きるような旬な作品・作者を読むのではなく、読む前に人物・時代・社会背景等を自分の目で確かめ、時代を超えても歳を重ねても読むたびに新しい発見がある「登場人物の魅力」がある作品を選ぶようになりました。
・「この本は必ず何度も読むことになります。文庫でなく、この単行本をお勧めします。」
幕末、将軍直参のはずの旗本たちが、官軍を恐れて隠れるなか、将軍への忠義を最後まで貫いた約50名の男たちがいた。その名は「新撰組」をいう。新たに将軍の部下に選ばれた者という意味である。埼玉の田舎で半農半武士の生活をしていた、同じ道場の仲間が、将軍に呼ばれ、面前で「よろしく頼む」と言われて、感激した。彼らは、京都から北海道まで官軍と戦った。隊長は近藤勇だが、実質的に組を指揮しているのは、主人公の土方歳三である。歴史上はただの暗殺者としか書かれなかった彼の、悩み、苦しみ、恋、将軍への忠誠心、そして目的へのあくなき執念が見事に描かれている。また、死ぬ事がわかっている彼を愛さずにいられない、お雪の姿も、ビビッドに描かれている。文庫本の批評を見てわかるように㡊??この本を読むと、泣きます。そして、愛蔵、愛読します。
・「憧れの生き様」
幕末を扱った小説はたくさんあるが、表舞台でなく裏舞台でしかもひょっとしたらただの犯罪者でしかなかったかもしれない土方歳三の生き様に魅せられる一冊です。表に出たがる近藤勇の影で新選組を操り、規律に厳しく隊士に対して冷酷な反面、お雪に対しては子供のように無邪気でありまた愛情こまやかに感じる。
新選組副長 土方歳三、実は恥ずかしがりやで人に対して優しく、それが上手く表現できない。また、世の中の時流に乗れてない自分に気付いていながら自分の生き方を最後まで貫き通す不器用な人物と感じた。
めまぐるしく価値観が変わり自分の行く先さえ見とおせないと思える現代において、土方の生き様に共感を覚えまた憧れ、私としては珍しく何度も読み返した作品(上・下巻)でした。
・「目に見える表現で」
司馬遼太郎氏の小説は「古めかしく難しい」と勝手に思いこんでいた。それが、この夏の旅行の際、駅で「新潮文庫の一〇〇冊」から何となく購入して電車の中で読んだ。あまりにおもしろくて、五時間の旅があっという間だった。終わりに近づくにつれ、悲しくて切なくて、このままでは電車の中で号泣してしまうと思い、続きはホテルで読んだ。
土方歳三とはこんな男だったのか・・・・・立ち会いのシーンやお雪とのひととき、新撰組の終焉の場面などはあまりに生々しく、映像で見るよりはるかに真に迫っている。すばらしい本に出会えたと感謝している。
・「新撰組の元祖ネタ本!」
本書なくして新選組関係の書物は書けない。本書からのネタの引用はあまたある。現に司馬さんも、ネタをお借りしますと子母澤氏に挨拶しに行ったくらいだから。子母澤氏はまだなんとか新選組隊士が存命しているギリギリの時に、取材し書きとどめた。これは大きな寄与だ。
・「新選組レシピとして・・・」
数ある「新選組もの」の中で、その顛末をアラカルト的にまとめているのが本書。書簡などの資料も豊富で、近藤以下「新選組活動」に携わった人々の価値観、周囲の人々(特に彼らのお妾さん)の談話、ヤクザもマッ青の内部抗争の模様など淡々とした描写の中で、そのあらましが速読で理解できる入門書。
・「池田屋事変」
池田屋事変は、映画やテレビで見たことはあっても、実際なんのためにどのようにして起こったのか理解していなかったのですが、この本で初めてなるほどと思いました。生々しい死闘の描写や、池田屋の主人のその後などが書かれています。
・「新選組の研究をした大御所!」
新選組のことを、自分の足で歩いて史実を調べ、まとめあげた1冊です。しかし、史実とは異なった部分も多少あるので、評価は「4」です。沖田総司の発病時期や、漢字の間違いなどがあります。それを除けば、かなり面白く読める1冊だと思います。また、近藤勇の書いた手紙など、資料になるものが多々紹介されています!
・「新選組が良く分かる」
昭和の初め、新選組関係者、事件の目撃者の証言、数々の文書を集め編集して、この本が出版された。作者の丹念な調査で、新選組の生々しい姿が浮かび上がる。ドラマなどからは知ることのできないたくさんの事実。この本が新選組研究の古典として定評があるということもうなずける。日本の国のため、徳川幕府のために、命を懸けた新選組。その結末は、一時期の華やかな活躍に比べると、あまりにも悲劇的だ。だからこそ、人の心にいつまでも残るのかもしれない。
・「素顔の新撰組に近づくために」
小説とは違った、新選組隊士の素顔に迫れます。私のお勧めは、象山の忰です。といっても、象山の息子に興味があったのではなく、「土方と沖田が2人で碁をうっていた」というところから、鬼と恐れられた彼等も非番の時には、仲良く遊んでたのだな、とか
「”鈍いのが本当じゃねぇか。何だ。何だ。そのざまは。”と沖田が大口をあいて笑った」などというくだりを読むと、彼らがどんな言葉遣いで、どんな会話をしていたのかなどが想像できるからです。本当にいつも笑っていたのね。沖田さん。
・「リアルさがワクワクさせる。」
「八木為三郎老人の壬生ばなし」という段落で、昭和3年11月15日に子母澤寛が八木家の跡取りの八木為三郎氏に思い出話を聞いた話がかなりの頁割かれている。ワクワクしてしまう。それぞれの人物の人となりが思い出として語られているのが不思議な気がする。新選組ワールドの摩訶不思議な魅力は、かなりの遺物が残っていることと関係者が明治になっても生き残り思い出を語っていることから、断片的なジグソウパズルを自分で組み立てているような気になる点ではないかと思う。話は脱線するが、この間、八木家に久しぶりに行った。通るだけでドキドキする。不思議な雰囲気の場所である。(関係ないけれど、饅頭と抹茶を無理強いするのはやめて欲しい)
・「勇の屍を掘る」
当事者に聞いて書き留めたものなので、静かな迫力があります。 私には、「勇の屍を掘る」が印象的でした。 映画やドラマではとりあげられない場面ですが肉親達の愛情に涙しました。 小説とはちがう、淡々とした描写が「事実はこうだったのか」と思わせます。
・「才子・伊東甲子太郎の和歌が読める」
子母澤寛が当時を知る翁達に聞いた遺文集なので、全体的なまとまりのある書では無いが事実という事もあり面白い。だが新選組に興味があるか少しでも知っていないとあまり楽しめないかもしれない。個人的には近藤や土方や生き残った斉藤一や永倉新八など後のメディアで何度も取上げられる様な人よりも殺された清河八郎や伊東甲子太郎(どちらも土方一派の暗殺みたいだけど、二人とも剣の達人であったとは言え何か殺し方が卑怯なのです)などの死ぬには早すぎた惜しむべき才子に肩入れしたい偏向があるので、その伊東甲子太郎兄弟の記述が多い所が気に入りました。またこの中には伊藤甲子太郎が残した和歌が12ページにも渡って収録されている。他の見所は佐久間象山の息子の話や原田左之助の話、近藤の最後と遺族の動向も詳しい。芹沢鴨暗殺を側で立ち会うはめになったその借家の女房の話も生生しい。また、土方と並ぶ実力者だった副長・山南敬助の切腹前の山南に惚れていた島原の女・明里の涙や病で療養中の沖田総司を見舞う姉や兄の兄姉団欒が微笑ましく、また沖田を置いて旅立つ日に訪れた近藤の涙、沖田の涙などにはホロリとさせられる。また近藤の剣「虎徹」に関する記述も面白いですよ(斉藤一が夜店で買ってきたのをもらった説とか)。
・「平成の世には難しい文体だが・・・。」
倒幕派の清川八郎の策動から始まる新選組の顛末全般を描いた前作「始末記」に対して、「壬生の屯所」「池田屋事変」「近藤勇の最後」他にテーマを絞った生々しい取材記録。 池田屋事変の報告書ともいえる近藤勇の手紙が掲載されているのですが、大事をやりとげた後の興奮と、浪人集団という世間の評価を払拭できるかもしれない希望が伺えました。 近藤勇も、喜びと苦悩を繰り返す私達と同じ人間なのだと実感できます。 著者自身が「記憶(事実)に対して誤りがないとは言えない。」と書いてはいますが、十分に貴重な「哀しい歴史資料」です。
・「納得 新撰組!」
幕末動乱期の結果的に敗者に見られている新撰組の史実と裏側にあるドラマが下手な小説より、面白いドキュメントであった。
・「遺聞と物語」
「新撰組遺聞」とかぶる話もあるが、とても面白く読めます。女絡みの、まあいつの世でも起こりうる話も当然ながら多く、個人的には「かしく女郎」がお気に入り。また隊士絶命記など隊内の粛清の話が多く、山南敬介からは死に際に「九尾の狐」と言われ、隊士達からも「役者の様な面相に似合わず底意地の悪い」と言わしめた、こう言ってしまえば身も蓋も無いが全篇通じて副長・土方歳三の厭らしさが浮き出ています。厭らしいと言っても当時の隊士にとっては今の常識で考えれば些細な事でも切腹・打ち首となるのだからたまったものでは無かっただろう。「流山の朝」は遺聞では無く、小説だと思うがここでは近藤が土方と離れて初めて本当の自分に戻った、ほっとしたみたいな事を描写しているが作者の子母澤寛も土方に対しては思う所があったのだろう。司馬遼太郎はこのどちらかと言うと嫌な奴と評判の土方の人物像を「燃えよ剣」で根っからの武士で無い為、より武士としての厳格さを信念としただとか、組織作りの見本みたいな形でフォローしつつ、現在の社会人も指南とすべきヒーローとして描きあげた。もし榎本の様に生き延び、土方が壮絶な最後を遂げていなければ、人々の印象は冷酷非情な嫌な奴で終わっていたかもしれないが、男前であったのも手伝ってか今の土方像は女性にも大人気の英雄である。本当の人間性は当時、実際に接した人で無いと分らないだろうけどね。
・「吉村貫一郎」
隊士絶命記の中に吉村貫一郎の最期もかかれています。 新選組については、物語で読んだことはありましたが、隊士本人や、周囲の人物からの聞き書きは、やはり独特の迫力があります。
・「新選組!!」
「新選組始末記」「新選組遺聞」「新選組物語」に書かれたエピソードのほかに、数多くのエピソードがあっただろう。だが、今となってはそれを語る人もいない。それらは歴史の中に埋もれてしまった。私たちはただ、過ぎ去った時の向こうに思いをはせるしかない。近藤勇は真の武士を目指した。彼は最期のときまで武士だったのだろうか?自分が農民のときを思い出すことはなかったのだろうか?幕末から明治、日本が大きく変わったとき、新選組があったことをいつまでも忘れない。
・「泣くまいと思っているのに、、、、」
いつものことですが、もう、いい大人がぼろぼろ泣いてしまいます。最初は、冷静なんです。また、いつもの御涙ちょうだいなんだな、そうはいくもんか。あの手、この手で、だんだん、主人公やその周りの人間の切ない気持ちや思うに任せぬ人生や、それでも捨てきれないやさしさとか、そんなものを語り尽くされて、主人公の人生にどっぷり足まで浸かって、なすすべもなく、おいおい泣いてしまうような醜態を今度こそさらすまい、、、そうは思っても、、、だめなんです。どうしてでしょうねえ。新撰組、幕末、侍の時代の終焉。これくらいいろんな人が語り尽くしたテーマもないと思います。けれども、いつでも、この作者が描くと、泣き笑いの、やさしい、でも、愛するもののために戦う男たちの物語になってしまうのです。奥さんや、子供のことを思って、泣いたり笑ったりする父親の物語になってしまうのです。新撰組の中でも、人きり貫一郎と呼ばれた剣客、吉村貫一郎。北辰一刀流免許皆伝、かつ、藩校の師範を勤めるほどの文武両道。穏やかな外見に似合わず、その剣は非情で実践的。迷いがないように見える。そして、異常なほど『金に執着』した、、、、時は大正、日清・日露の戦争を経て、第一次世界大戦に向かうころ。吉村貫一郎のことを聞いて回るある人物に対して聞き語りで語られる、半世紀前の物語。その中から浮かび上がってくるのは、混沌とした時代のなかで、自分の信じる真実を澄んだ目で見つめて生き、そして、死んでいった一人の男の姿。唐突ですが、『銀河鉄道999』を思い出しました。
最後が、汽車で故郷に帰る描写で終わっているからかもしれません。人は生き、そして、死んでいくけれども、その思いは決して死なないのだと、思いは父から子へ受け継がれて、永遠に生きるのだとそう感じました。やはり、ごくあたりまえの歴史小説にはなりえません。この作者にかかっては。
・「初めての浅田作品に泣かされた」
私にとって初めての浅田次郎作品です。岩手県在住な者で、ちょくちょくTVCMで「壬生義士伝」の映画宣伝が行われています。「あ~、なんか暗い感じでいやだな~」と、元来ハリウッド好きで歴史もの嫌いの血が騒ぎ、この本を手にしようとは全く思っていませんでした。これまでも新撰組、忠臣蔵などなどには全く興味がなかったものですので。
しかし、岩手の人間を描いているらしいという安易な気持ちからこの本を手にとり、そして今・・・。初めてかもしれません。歴史もので涙を流したのは。いや、歴史ものという狭いジャンルにはくくりがたい作品であるのはいうまでもありません。歴史もの嫌いの私がのめりこんだ作品なのですから。
この本は、父親として、男として、侍として、岩手人として、そして人間としての生き様がえがかれているように思います。その南部訛(現在の岩手弁)で語られる吉村貫一郎の言葉が、あまりにもストレートに自分の心に、刃のように突き刺さってきました。
私も29歳の男、吉村のような人間にはなれぬとも、その生き様に触れられたこの浅田作品に感謝しています。そして、浅田作品、次は何を読もうか今考え中です・・・。
・「涙でかすむ文字」
武士とはこれほどまでに切ないものか。盛岡の美しい雪景色が読む人の心を純粋にさせるのか。登場する人物が全て善人という中で南部弁が美しく響きわたる。日本人が初めて日本という国の意識の中で激しく戦った時代の重さがひしひしと感じられる。 読みながらこれほど涙を流した本はこれまでない。
・「浅田次郎、会心の一作(かな?)」
「きんぴか」「プリズンホテル」「極道放浪記」「鉄道員」「地下鉄に乗って」ときて、次に手にしたのがこの「壬生義士伝」だった。
いろんな人間の手垢が付きまくった「新撰組」というテーマ。浅田次郎は吉村貫一郎という、南部藩の貧しい家族を食わせるために脱藩し、新撰組となり、人を切ることで見栄も外聞もなく銭をかき集め、故郷に送金する、ものすごく格好悪いが、心優しいサムライを登場させることで、彼の「新撰組」を編み出した。
吉村の家族、親友にして藩の上役、そして壬生浪人(みぶろ)、尊皇攘夷派の面々・・、幕末という吉村が生きる抜き差しならぬ武士の世の中で、それらとは到底相容れない親子愛、家族愛、友人愛という矛盾、言い換えればこの時代の武士が己に問いかけてはならない、『裸の、一個の、身分など関係ない、人間としての正しい道』という矛盾を激突させる。
その激突は、必然的に溶鉱炉のように真っ赤に煮えたぎり、読者の感情を揺さぶる。大阪南部藩屋敷で、親友であった大野次郎右衛門から切腹を申し渡され、部屋一面血の海と化して、貫一郎が静かに死ぬ場面でピークに達し、息子の五稜郭での死でさらに涙を誘う。
この小説の最後の部分には大野次郎右衛門から、藩に一連の状況を報告する候文が書かれているが、この時代にその概念としてさえ存在しない「人間正義」という矛盾した四文字に、この小説が数多くの男たちを泣かせる秘密が凝縮されているのではないだろうか。
「男を泣かせる小説を書く男」---浅田次郎、会心の一作・・・かな?。候文で終わるこのやり方は遠藤周作「沈黙」にそっくり。
・「これは・・・」
素晴らしいの一言。読み始めてから読み終わるまで結局一睡も出来ず・・・生まれて初めて小説を読んで涙が出ました。しかも号泣。涙が止まらずに翌日会社の同僚や家族、友人に伝えまくりました。これはもう本当に素晴らしい。映画も同様に何度観ても泣けます。中井貴一が格好良すぎです。心からお勧めいたします。
・「幕末物へのチャレンジ、実に面白かった」
北方謙三の作品は、正直なところ、現代モノより時代モノの方が格段に面白いとおもう。特に、「破軍の星」は最高傑作ではないかしら。いずれにしても、ども作品も(これは現代モノにも通じることだけど)悲しく孤独で、破滅的。一瞬の華やかさが、かえってその後の悲劇的な結末を鮮やかにするような構成になっており、選ばれる題材の歴史的人物も、当然そのような末路をたどる人たちになっている。
だから、土方か。だから、新選組かと、読み始めた。時代物は、その時間が既に終わり、我々は多くの事実を「知っている」と言う制約の中で、ストーリーが組み立てられるという予定調和のようなお約束がある。これまでの北方の時代物も基本的にはその枠はこえてなかった。さぁ、その北方が、この土方と新選組をどう料理するのか、と、ありきたりにはしないだろうと思いつつ、どうしても通俗的にならざるを得ないのではないかとある種心配もした。
でも、さすがだった。一読して、なるほどこう来たか。北方は、時代物を史実に忠実に描くふりをしながら、ここに我々時代モノ好きがほのかに期待する、レバ、タラを持ってきた。巧妙に巧妙に伏線を張って。いやぁ、感心したなぁ。途中の土方の語りは小気味よく、主人公が語りすぎとの批判もあるようだけど、北方フアンはこの語りをリズムにして、どんどんと物語に入って行くのではないか。
これは、なかなかの作品でした。
・「漢(おとこ)とは」
久しぶりに司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」を読んだのだが余談の多さに読む気を失い「黒龍の柩」を読み返すことにした。
・「異国の地で一人読む、北方謙三」
自分から行きたかったでもない、なんでこんな国にいるのか。そんな中、久しぶりに北方謙三の作品を読んだ。気がつけば、20年以上読んでいない。期待していた夜と全く違っていた。時の流れは怖いと思います。以前の匂いを求めても詮無い事である。ただ、日本恋しい中、一人暮しの身には、この作品面白かった。
・「北方謙三、新撰組土方歳三を描く!」
ハードボイルド作家として「男」を描き続け、歴史物も手に染めている北方謙三が新撰組と土方歳三を材に取り上げるのは不思議ではない。読みどころは再三描かれてきた「新撰組」を、著者流にどう料理するかという点だろう。上巻は池田屋事変の最中から始まり、鳥羽伏見戦後、江戸に帰還するまでが描かれる。司馬遼太郎は「燃えよ剣」で、倒幕・佐幕といった政治向きの話はかかわらず、剣の道のみに生きる人物として土方歳三を描くが、本作の“北方”土方は勝海舟、小栗忠!順、坂本竜馬といった論客たちと交わり、影響を与えられつつ、日本をどうするべきか、どう生きるべきか、新撰組をどうしていくべきか模索する人間として描かれる。司馬作品では鳥羽伏見での敗走後は、甲州鎮撫隊や近藤勇との訣別などの展開が駆け足になり寂寥感を伴うが、本作ではこの段階で土方は江戸でも激しく模索する。上巻の前半で、土方歳三と負けず劣らず、新撰組総長の山南敬介が活躍するのが新鮮(2004年のNHK大河ドラマ「新撰組!」での山南の描き方に近いかもしれない)。史実では隊規違反の咎を受け切腹させられる人物だが、土方と思いを同じにする聡明な人物として描かれており、切腹に至る決着をどうつけるのか、と変な意味で心配してしまった。沖田総司と、彼と同じ病を患う娘との交情シーンや、ストーリーの随所に現れる白刃による殺陣シーンはいかにも北方調で印象的だった。クールで聡明な土方歳三という基本スタイルは変わっていないが、新たな一面を見せる“北方”土方も悪くない。
・「土方 格好いいぞ」
作者:北方謙三、題材:土方歳三、タイトル:「黒龍の柩」この3つは、なかなかつながらないのですね。
新撰組・土方歳三といえば、司馬遼太郎作品である「燃えよ剣」が秀逸ですが、敢えて先行する秀作と同じ題材を選択するというのは、いかにも覚悟の上という強い意思が伝わってきます。
北方先生は既にたくさんの歴史小説を脱稿されているので、歴史小説家に分類することに依存はないのですが、元々の出自が歴史分野でないことを考えると、その文章のスピード感や、一人ひとりのキャラクターの描き込みの力は、さすがだなあと言わざるを得ません。
上巻では、池田屋事件から徳川慶喜の恭順に従い新撰組が江戸に撤退するまでのストーリーです。おそらく歴史小説に「史実」からはみ出すことを求めない方にとっては「ナンセンス」な設定が各所に盛り込まれていますが、結果的な史実がこの作品に描かれた背景に基づいて進んでいたとしたら、面白かったんだろうなという夢にあふれた物語になっています。この作品の通りなら、函館まで転戦した土方の意図も、確かに「自分の居場所のない新勢力への抵抗」というだけに止まらない「理想」を掲げての内乱だと読み取ることができます。
土方と「あの人」が出会って理想を語り合っていたなんて、幕末モノ好きな人にとっては、「そう来たか」か「ふざけるな」か極端な読後感が出て来そうですね。
北方先生の歴史モノに共通の「壮大な国家観」、「リアルでスピード感あふれる殺陣や戦闘シーン」は、この舞台でも充分に堪能できます。
・「新撰組顛末記」
本当の意味での新撰組の歴史を垣間見れたような気がします。実際に幕末に起こった出来事に関しては、永倉新八翁の記憶違いの部分もあるかと思いますが、やはりその時々の緊迫感は他の歴史書の比ではありません。新撰組が好きな方もそうではない方も幕末の貴重な記録書としてぜひ一読することをお勧めします。
・「まず著者名で驚き」
貴重な情報が本になって、よく今まで気がつかなかったと思いましたが、読んでみて、その時代が見えてくる感じがします。老後に執筆されたでしょうから、多少の憶測もあるでしょうが、貴重な文献ではないでしょうか。ここまで記されているのは貴重なものと思います。大河とは違った印象もありますね。ファンの方は必読です。
・「これはおもしろい」
新撰組について、知らなかった秘話がたくさん。半分、永倉新八のハッタリかとも思ったりしたが、よくよく考えてみると隊士幹部しか知りえない情報が多いのでやはり貴重な一冊では。
・「読みやすい!」
1つ1つの話が短いので非常に読み易いです。300ページあるのですが1日で読みきってしまいました!大河とは違った真実が赤裸々に書かれています。読んでいると頭の中に状況が浮かんできてのめり込んでしまいますよ。新撰組ファンとしては是非読んでおきたい1冊。
・「よかった」
読んでいて、当時の風景が頭の中に浮かんでくるようでした。不思議な気分になりました。
●沖田総司
・「草刈正雄の魅力満載」
アマゾンのレビューにもあるように従来の時代劇というジャンルには入りきらない。陰影のある演出で殺陣のシーンなど殺伐とした感が強くなるところ、涼やかな草刈の演技が映画全体に明るいイメージを与えている。といっても脇を固める役者がしっかりと締めているため全体のバランスもよく、草刈が浮いているわけでは決してない。むしろ、彼の代表作といっても過言でない演技で劇的な一生を終えた一人若者の青春像を演じきっている。高橋演じる土方も棒読みのようなセリフ回しがかっこよく決まっていて土方主役の映画を見てみたくなる。(「燃えよ剣」をやって欲しいな)死を意識した後半からの暗さとロマンスほのぼのムードがバランスを保って終盤へと続く。飽きさせない。うまい演出。でも唯一残念なシーンがある。「官軍」との戦闘シーンだ。名セリフもあって外せないシーンなのだが、予算の関係か非常に安っぽい。誤解しないで欲しい。あえて書いたのは他がすばらしいため。名作だと思う。ぜひ観て欲しい。
・「振り返る価値のある作品」
観客にはハッキリ予感されている悲劇を前に、何も知らずに髪を洗っている 真野響子(おちさ)が美しかった。永倉新八を演じた西田敏行が、その存在感を評価された、映画での出世作という点でも、記憶に残る作品。今、あらためて振り返る価値はありそう。
・「ものすごく楽しみな大河です!」
三谷さんの脚本、ドラマと共に成長していくような若々しい新選組の面々、個性的はベテラン陣・・・そんキャスト陣のバランスの良さもあり、また新選組結成前を丹念に描いてくれたことで、今まで自分の中ではぼんやりとした存在だった近藤勇や新選組の面々が生き生きとした生身の人間となりました。こんなに日曜が待ち通しく、今から完全版DVDが欲しいと思える大河は初めてです。(個人的希望ですが、できれば未収録場面なども入れて欲しいです。)
・「完全版でなければ意味がない!」
幼い6歳の私が初めて観た新選組ドラマがありました。伝説になっているNETの番組です。あれから40年弱、こんなにある意味凄い番組は観たことありません。NHKと三谷幸喜氏が組んだからこそできた配役にやられた!と思い、何もかも意表をつく展開やストーリーには脱帽です。明らかに視聴率対策の配役もなく、そのまま突っ走る潔さは素晴らしい。視聴率や史実は、どうでもいいとは言いませんが、ポイントさえ押さえておけば、後は作っていいでしょう、ドラマなんですから。期待したより視聴率も低いかもしれません、そんなアホな・・・な展開もあります、確かに。しかし、ないとは言えないと私は思っています、同じ時代に生きていた人たちの話なんですから。確かに今までとは違います。新たな風を起こすことは、いけないことなんでしょうか。この「品質」に気がつかないなんて、気の毒に思ってしまいます。こんな大河、観たことない、きっと大河の歴史に燦然と輝いて名を残すと私は思っています。だから、完全版を!
・「彼らは生きている。」
DVD全集まで購入しようと逡巡している方、迷わず、御購入を薦めます。もうその時点で、貴方は、史実についてあれこれ言われ、視聴率について槍玉にあげられ、その他、言われ放題のこの「新選組!」の、本当の魅力、スタイルの冒険、キャストの皆さんの尋常でない「ハマり」の演技を超える「新選組!」の登場人物たちの気合いに‥‥ヤラれているだけではなく、気づいている、今、どう言われようが、このドラマが、どれほどの名作として語り継がれていくかということに。
他の「なになに」、過去の「どれそれ」と比べられることも名誉だと思う。史実の方面からの考察も、色々言われているうちが、花。
しかし、いつか、貴方たち以外の人たちも、これを連続して観たおすと気づく、「これが他の何と比類しようもない」ものであると。史上最高とは言わない。これが史実だ、なんて、とんでもない。
でもね、「新選組!」という「!」のつく存在は、私たちの人生に、大きくかかわってくる、「心の中に実在」した、「共に生きた1年」を、それほどの魅力に満ちた存在に等しいと、素直に、現在進行形の今ですら、思える。「彼ら」が。鳥羽伏見の戦いも、これから。彼らのエピソードのピークは、池田屋に、置かれていない。
確かに、池田屋は重要で、面白いエピソードではあったけれど、あれ以上のピークを、三谷氏は「持ってこれる幸運」を語っておられたやに思う。
私は好きですよ、「決して浅葱色だけじゃなかった、あなたたちの、たくさんの背中」。
このDVDは、近藤勇と土方歳三が、初回からずっと持ち歩いているシャンパン・コルクに等しい、私たちの心の「戦利品」です。
・「大河ファンですが…」
独眼流政宗以来、大河を毎年見ているが、近年の大河は、マシな作品ですら、各回毎で良シーンはあれど、トータルするとそれほど印象に残らないと感じていた。まして前年(ム○シ)が前年だけに、この「新選組!」も余り期待せずに(期待してしまう自分を抑えて)見始めた。
確かに序盤はじれったくもあった。でも中盤、京都に着き、芹沢鴨を乗り越える辺りですっかり目が離せなくなった。そして見続けるうちに、全てのシーンが蜘蛛の巣のように伏線となって張り巡らされている事にも気づき唸ってしまった。突飛だの滅茶苦茶だのと言われた坂本龍馬達維新の英雄達との関係。それがあったからこそ、志士側の気持ちも理解できた(個人的に亀弥太の死はとても辛かった)。あれほど次回が待ち遠しかったのに、終盤では物語に気持ちがリンクして、続きを見たいけれど辛い…そんな未経験の感覚も味わった。そして最終回を見終え、とても清清しい気持ちになった。大河ドラマを一年間じっくり見続ける意味で、本来の楽しみ方を思い出させてくれた、素晴らしい作品。
そして今日、このDVD-BOX第壱集が手元に到着した。布張りのBOXケースに緊張するも、早速視聴。ハイビジョン効果があいまって一層美しい映像になっている。
視聴率も伸び悩んだという。酷評されたという話もよく聞いた。史実とかけ離れているだの、若すぎるだの、学芸会レベルだのと。でも、この録画全盛時代に視聴率が云々なんて無意味
・「是非ノーカット完全版でDVD化希望」
ほとんど大河ドラマというものを見たことがない、しかも3ヶ月ドラマを見続けることすらめったにない私が、こんなにハマるとは思ってもいませんでした、今年の大河ドラマ「新選組!」。初回を見たのが運のつき、結局1年間1話も見逃すことなく見続けてきて大変満足なのですが、残念な部分もあります。それは、撮影はされているのにも関わらず、放送時にはカットされてしまった部分が多くあること。俳優さんがそういうコメントをしているのを聞いたことがありますし、実際話と話がつながらない部分もあります。恐らく、カットされた部分があればすんなり話が通じたのだろうと思うと残念です。放送時は45分に収めなくてはならない制約上苦肉の策だったとは思いますが、DVD化の際にはぜひともカットされた部分を復活させて頂きますよう、切にお願い致します。
・「心が奮えた」
「時代」特有の制約の中、できる事を精一杯にやる男とは、こんな感じなのではなかろうかと想いをめぐらせ。
強くてやさしい、一本、筋の通った男とは、これまた、こんな感じだったのではなかろうかと想い。
父親とは、やはり本来「家族想い」であることが自然な姿なのだと想い。
中井貴一の演技には3度観て、3回泣かされ。
久し振りにお腹一杯になった日本映画でした
・「中井の演技、一見の価値あり」
いわゆる「時代劇」はよく見ますが、中井貴一といえば梟の城の「葛籠重蔵」や大河・武蔵の「柳生宗則」などいわば「クール」な役が多かったのに、この吉村は人間くさく、熱い!他の方のレビューを引用させてもらうと、私も号泣を禁じ得なかった。そして堺雅人の沖田も新鮮だった。世間一般の通説(?)と違って「沖田総司って本当はちょっと嫌なヤツだったのでは?」なんて思わせる堺の演技は新鮮だった。
・「浅田次郎が描く、一人の『人間』としての『新選組隊士』」
日本文学では古来、【侍とは潔く腹を切るもの】という定説があった。しかし、『どんなことをしてでも生きたい』。人間が誰しも持っている感情を、侍だって持っていたはずだ。
【自分にとっての『君主』とは将軍ではなく、故郷の家族だ】誰よりも国を愛し、妻を、娘を、そして息子を愛した男。最期まで自分の意志を曲げず、【君主】の為だけに戦った新選組隊士吉村貫一郎。
綺麗事ではない、人間の本心をさらけ出したこの作品に、純粋に涙が止まりませんでした。
・「堺・沖田」
かなりカッコ良かったですよ。映画のクオリティもさることながら、堺・沖田の“怖さ”はどの沖田より群を抜いています。美剣士?とんでもない、この怖さこそ沖田です。ワタクシ的に助演男優特別賞です!
・「素晴らしかった」
この映画は自分が今まで見た映画の中でも、まず間違いなく上位に入る名作です。一人の男の壮絶な生き様に感動しました。見ている最中震えてしまいました。自分は関東出身ですが、主人公の南部訛りが逆にいい味を出してると思います。品のある言葉遣いで、上品な感じがしました。時代劇ということで慣れていない人は抵抗もあるかもしれませんが、この作品は抵抗無く見れる傑作だと思います。素晴らしい作品です。
・「恐るべし、長時間ドラマの底力。」
さすが、長時間ドラマ。キメ細やかなストーリー展開が出来ています。こちらのドラマを見た後で中井貴一主演の映画を観ましたので、(それなりに良かったのですが)映画版がとても物足りなく感じられました。このTVドラマは、それ迄「10時間も時代劇見る人の気が知れない!」と豪語していた私の横っ面をひっぱたいて?目を覚まさせてくれた金字塔的作品です。泣き所も満載ですし、主役の渡辺謙は言うに及ばず、回りの俳優陣もとても素晴らしかったです。内藤剛志も良い味出していましたし、何と言っても土方役の伊原剛志は、クールで近寄り難い恐さを秘めていて、私のイメージする土方その物でした。時代劇があまり好きで無いと言う人にも、ぜひ観てもらいたい作品です。注)見始めると途中で止められなくなりますし、涙・涙で目が腫れちゃうと思いますので、翌日予定が入っていない時に観るのをお薦め致します。
・「買って損はありません!」
原作を読み、10時間ドラマが放映されたことは知っていた。ただ、放映区域外だったので、見ていなかった。DVDが発売されても、「結構高いし、失敗したらなあ」と思っていたが、ついに勇気を出して購入した。正直、これほど感動を与えてくれる時代劇、いや、ドラマは見たことがない。一緒に見ていた母も、「これは過去最高だ。」と絶賛。今の日本に失われつつある熱いものが満ちあふれている。「家族愛」「友情」なんて言葉は、この前には安っぽく感じる。役者さん、いずれも素晴らしい熱演だが、特に主役の渡辺謙さん、内藤剛志さんには泣かされ続けた。是非買ってみてください。
・「新選組の脇役の人生!」
私は、一番最初に見たのが、渡辺謙さんのドラマの方だったので、ドラマの方が東北侍らしく、感情移入しやすかったです。いわゆる新選組のイメージから違った、お金の為、家族の為、生きるために新選組で働く吉村貫一郎、新選組をまったく違う角度から、見ることが出来、かなり目からウロコ状態でした!日本代々の武士の潔さからは程遠い吉村貫一郎なのに、どこか共感できてしまうのは、人間の弱さを素直に曝け出してくれているからでしょうか?吉村貫一郎という人間にはリアリティがありますよね、、、。妻の高島礼子も良いし、何よりもいつも格好いい役が多かった渡辺謙さんが、東北弁を使いながら、潔さとは、別の方向に行く人物を演じている事がすばらしいですね、、、。渡辺謙さんの新たな一面を知ることが出来る作品だと思います!
・「最高の時代劇」
毎年恒例のTV東京系正月時代劇!!中でも3本の指に入るほどの傑作だと思う。渡辺謙のすばらしい演技。他にもさまざまな俳優さんがいい味出してます。そして、何よりストーリーが抜群にいい!!何度見ても泣ける感動作です。買って損はありません。現在公開されている映画版より、こちらの方がお薦め!!
・「はまってしまいました。」
家内と一緒に観ましたが、 見事に はまってしまいました。涙を流しているところを見られるのが恥ずかしいので、 こらえるのに必死でした。(家内も ボロボロでした。)一人きりだったら、 男泣きに泣いていたかもしれません。これほどの作品が DVD 4枚組で このお値段。安い! と思いました。今後も 末永く鑑賞したい作品です。
●御法度
・「大島渚はアナーキスト」
大島監督の映画は性的タブーを題材にすることが多いが、今度は新撰組というへたしたらどっか別のところからクレームが来そうなもののなかで展開させた。時代劇とはいうものの男組織の中にあるタブーというか、今でいうなら国外の刑務所とか軍隊でのタブーというか別にまったく今の世界とかけ離れたことでもない話だと思う。こういう事がまったくないともいえない。集団生活を行っていればその仲で結ばれることも多い。社内結婚とか。それが男だけ、女だけになればこういうことがないともいえない。大島監督自身こういう経験があるのか知らないが、戦メリの時といいその傾向は強いと思う。
今新撰組の捕らえられ方は一種ヒーローというか男らしさのイメージが強い。その新撰組を題材にこういった話を作り上げるアナーキーさは本当にすごいと思う。きっと新撰組にヒーロー像を重ねる人は見ないほうがいい。内部のどろどろさにおこるかもしれない。本当の新撰組はどうだったんだろうか、気になるところだ。
・「ハマる人はとことんハマる映画」
完璧な90分。最後まで緊張感があり、無駄な絵がひとつもない。 物語は新撰組という狭い庭の中の話で、説明はあまり親切ではないのだけど、登場人物の顔アップの表情を読みながら見ていると、いろんなことを考えさせれてしまう奥の深さがある。
私は公開当時、この映画にはまってしまって20回くらい映画館で見た。レンタルで借りたその日に何度も見てしまって、結局DVDを買った人の話もよく聞く。ハマる人はとことんハマり、受け付けない人はまったくこの話に入れないだろう。それはここのレビューを読んでもわかるとおりだ。
この映画のときはまったくのド素人だった松田龍平だが、その印象的な雰囲気に圧倒される。さすが御大大島渚、である。
・「極めて美しい映画」
新撰組を舞台に、松田龍平演じる美少年・加納惣ニ郎の入隊によって狂って行く男達の様を描いた映画。極端に落とされた色の中で、真っ白な衣装を纏った松田龍平がひどく妖しく美しく、まさにこの役は彼以外には出来ない!といった感じ。他の配役も上手く、松田龍平以外にもビートたけしやトミーズ雅の好演が面白い。
ラストシーンの幻想的なまでに白い桜が、加納惣ニ郎の美しさを象徴しているようでいて、また謎を秘めたまま終わるところもその「美しさ」を余韻として強く残している。一つのストーリーとして完成されているのは勿論のこと、その美しさの余韻が、映画の一つのメインテーマである「美」をうまく表わしていて、さすが、といった作りだと思う。
・「面白い」
龍平の時代劇口調がカッコイイ。途中に何回も出てくる刀のシーンは本当に目が離せなかったです。この映画の御法度というのは彼自身(惣三郎)のことなんですね。意外なラストには衝撃を受けました。すごく面白い内容の映画だと思います。
・「前髪立ての若衆」
友人の奨めで観てみたんですが、ちょっとハマってしまいそうです…松田龍平くんというと最近で言えば映画「NaNa」の役しか思い浮かばなかったので、新選組を演じる姿がいまいち想像できなかったのですが、観てみてびっくりしました。いかにも不穏な空気の漂う京都にこれまた危うげな魅力をもった若衆、加納くん。男色で隊士たちを狂わせ、破滅に追い込む姿にはぞくぞくしました。裕福な商家のせがれにふさわしい物腰や誇り高い態度も良く表現されていました。科白まわしが拙いのも加納の子供らしさが出ていてかえってそそられます。まだ女を知らず、子供のようでいて加納は男に対しては奔放に振る舞います。江戸時代の衆道においては弟分の若衆から兄分の恋者を誘うことや、若衆がいちどに多数の恋者と関係することは禁じられていますが、加納にはそんなモラルもありません。モラルから逸脱したもの…これは幕末の京都における新選組のメタファーになっているようにも取れます。男色文化を知る上でもかなり貴重な日本映画だと思うので、是非一度観てみてください。
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