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▼2008/06-1:セレクト商品

人間共の神話 (単行本未収録傑作選 3)人間共の神話 (単行本未収録傑作選 3) (詳細)
山上 たつひこ(著)

「もったいないよ!!山上たつひこ!!」


探偵綺譚~石黒正数短編集~ (リュウコミックス) (リュウコミックス)探偵綺譚~石黒正数短編集~ (リュウコミックス) (リュウコミックス) (詳細)
石黒 正数(著)

「『それ町』の企画段階」「試行錯誤的な」「暇つぶしにはなりました」「なんだかおもしろくない」「石黒作品なら何でも読みたい人向け」


オノ・ナツメ短編集TESORO~テゾーロ (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS)オノ・ナツメ短編集TESORO~テゾーロ (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (詳細)
オノ ナツメ(著)

「一本筋」「まさにたからもの」「ファンも、初心者も買い!」「癒される。。。」


孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (詳細)
宮部 みゆき(著)

「正しさとは」「純真な魂の成長」「「抑揚」がない」「「呆」から「宝」へ」


孤宿の人 (下) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)孤宿の人 (下) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (詳細)
宮部 みゆき(著)

「泣けました」「ラストが泣けるー」「才あふれる新たな時代小説」「やっぱり宮部さん」


PRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)PRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス) (詳細)
石黒 正数(著)

「いろんな顔」「漫画家」「ああだから「Present for me」なのか」「漫画は、文学に追いついたか?」


それでも町は廻っている 1 (1) (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 1 (1) (ヤングキングコミックス) (詳細)
石黒 正数(著)

「ずっと読んでたい、そんな感じ」「宇宙一萌えないメイド喫茶漫画!」「メイド漫画の金字塔(嘘)」「カマボコ ボヨンボヨン」「誰にでもオススメ」


それでも町は廻っている 2 (2) (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 2 (2) (ヤングキングコミックス) (詳細)
石黒 正数(著)

「とりあえず」「不発の核弾頭」「相変わらずうまいねえ!」「これはすごい!」「だって、これホント、いい話が入ってるもん。」


それでも町は廻っている 3 (3) (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 3 (3) (ヤングキングコミックス) (詳細)
石黒 正数(著)

「待ってたんだよ!歩鳥を!!」「最高の娯楽」「巻頭カラー」「おねーさま登場!」「あほの子万歳」


それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス) (詳細)
石黒 正数(著)

「どこが面白いのか説明できなくてもどかしい」「全く衰えを見せない4巻」「輝きを増す日常」「やっぱり街は廻っている」「日常演出」


医龍 17―Team Medical Dragon (17) (ビッグコミックス)医龍 17―Team Medical Dragon (17) (ビッグコミックス) (詳細)
乃木坂 太郎(著), 永井 明(著)

「風の変わり目」「加藤晶編スタート?」


漫画がはじまる漫画がはじまる (詳細)
井上雄彦 伊藤比呂美(著)

「ファンならオススメ」「爆笑しました!」「変化する感性」「面白かったけども…。」


金魚屋古書店 1 (1) (IKKI COMICS)金魚屋古書店 1 (1) (IKKI COMICS) (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「憧れの金魚屋」「きっと大切な何かを思い出せると思います。」「雰囲気◎」「漫画ってすばらしい」「マンガが人にもたらすもの」


金魚屋古書店 2 (2) (IKKI COMICS)金魚屋古書店 2 (2) (IKKI COMICS) (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「熱くマンガを語っちゃう方に」


金魚屋古書店 3 (3) (IKKI COMICS)金魚屋古書店 3 (3) (IKKI COMICS) (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「丁寧な作話に好感」「無力の力」


金魚屋古書店 4 (4) (IKKI COMICS)金魚屋古書店 4 (4) (IKKI COMICS) (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「史上最強の漫画ガイド漫画」「新展開」「本に貴賤なし」


金魚屋古書店 5 (5) (IKKI COMICS)金魚屋古書店 5 (5) (IKKI COMICS) (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「そこではいつも、あたたかくて、なつかしい風が吹いている」「うーんこのままでは、、、」「買うのをやめにします」


金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMIX)金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMIX) (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「まんが好きが好き!……が好き!」「ええなあ、この漫画のあたたかさは」「復活!」「漫画として面白くなってきた」


ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS)ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (詳細)
西島 大介(著)

「夢でも見てた?」「ヤーボ大佐凄いや」「ギブミーチョコって言ってみ?」「第四巻を早く読みたい」


金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「探してます。」「昔の漫画への愛情」「これはなかなかイイ」「マンガでなぞる日常のかたち」「マンガのマンガ」


金魚屋古書店出納帳 下 IKKI COMICS金魚屋古書店出納帳 下 IKKI COMICS (詳細)
芳崎 せいむ(著)

「ちょい前の金魚屋古書店!」「微妙な感じ」


意地 (密命) (祥伝社文庫―「密命」シリーズ (さ6-42))意地 (密命) (祥伝社文庫―「密命」シリーズ (さ6-42)) (詳細)
佐伯 泰英(著)

「金杉清之助の将来が楽しみ」


レコード・コレクターズ 2008年 07月号 [雑誌]レコード・コレクターズ 2008年 07月号 [雑誌] (詳細)
ミュージックマガジン

「ビートルズの初期「赤の時代」ベストな50曲、レココレランキング・・・やはり別格扱いです(笑)!」


神代の国にて (単行本未収録傑作選 2)神代の国にて (単行本未収録傑作選 2) (詳細)
山上 たつひこ(著)

「SF・戦記・ミステリーがいっぱい!」


象の怒り 若い山賊 (ビームコミックス文庫)象の怒り 若い山賊 (ビームコミックス文庫) (詳細)
吉田 戦車(著)


▼クチコミ情報

人間共の神話 (単行本未収録傑作選 3)

・「もったいないよ!!山上たつひこ!!
表題作「人間共の神話」未完で終わった始末、何か勿体ない!!グロテスクな描写もあったが完成していたら「光る風」を越えていたかもしれない!他の収録作もなかなかスゴイ

人間共の神話 (単行本未収録傑作選 3) (詳細)

探偵綺譚~石黒正数短編集~ (リュウコミックス) (リュウコミックス)

・「『それ町』の企画段階
裏表紙に<嵐山歩鳥&紺双葉>と書いてあります。現在の『それ町』の番外編かと思って表題作を読み始めましたが、一寸違和感がありました。それもそのはず、「『それ町』の企画段階で描いた短編」とのことで、『それ町』とは設定が違う話でした。でも、歩鳥は可愛いし、歩鳥ファンには見逃せない一冊です。『血の連判状』は、物騒なタイトルですが、実はギャグで味付けした歴史漫画です。台詞が絶妙で異様に面白いし、ヒロインのおハナちゃんが魅力的で、私のお気に入りの一編です。他にも「鯨井」という女子高生が出てくる話があったり、石黒ファンにはたまらない短編集です。

・「試行錯誤的な
短編だけあってそれぞれ試行錯誤(実験?)的なモノを感じました。

一つ一つそれなりに面白いのですが「PRESENT FOR ME」や「それ町」が テーマや作品として洗練された印象が強くそれらを読んだ後だと少し物足りなさや中途半端感を感じるかも知れません。

他の作品が「気軽に読んで楽しい」「繰り返して読むと発見がある」とライトな漫画読み においしい本だとしたらこの探偵綺譚はクリエイターやマニアックな視点からの方が楽しめるんじゃないかなという風に感じました。

・「暇つぶしにはなりました
『それ町』ほどの愉快爽快さはありませんが、独特の不思議な世界観(?)は感じることができました。

・「なんだかおもしろくない
「それ町」と比べてしまうのは酷だが、つまらない。

話はよくできている。構成は相変わらずうまいなあ、という印象。しかし、文字通り、構成「は」うまい。簡単にいえば、のめり込まないのだ。気持ちが入っていかないのだ。評価はできても、心には残らない。つくりだけしっかりしてても、中身が薄い。う〜ん。

「スイッチ」や、特に日常的な「14歳」はおもしろいほうだが、それ以外は色々やった結果、どうにも中途半端な世にも奇妙な物語に成り下がっている。「修学旅行」とか、こういう話だからこう読んでって、裏テーマならともかく明確な解説入れちゃったら、ちょっと冷める。落書きもよくある未発表ラフではなく、ただの落書きだ。いらねぇよこれ。

読んで損とは言わない。ただ、読んでほしいとも思わない。確かに何か大切なことが見え隠れはするが、漫画としておもしろいとはちょっと違う。少なくとも、個人的には感じるものはなかった。つまり、これは、読んでみてというレビューじゃなく、読まないほうがいいという批判でもなく、読もうと思っている人への忠告だ。間違っても「それ町」クオリティを期待しないように。

・「石黒作品なら何でも読みたい人向け
短編集とはいえ、作者の他の作品とは全く比較にならないほど平凡な内容です。ギャグも滑り気味のものばかりで、けっこう厳しいです。

石黒氏の他の作品を全て読み終えてから、氏の資料的な価値を見出して読むにはいいかもしれません。

発表年代も掲載紙もかぶっているのに、氏のもう一つの作品集「Present for me」のクオリティには遠く及ばないのが不思議です。(こちらは掲載紙がバラバラだということもあるのでしょうが)

石黒氏の作品を読んだことが無い方は、これは一番後回しで。これを読んでしまったことで、他の作品に手が出なくなるのは あまりにもったいないので。

探偵綺譚~石黒正数短編集~ (リュウコミックス) (リュウコミックス) (詳細)

オノ・ナツメ短編集TESORO~テゾーロ (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS)

・「一本筋
オノ・ナツメ初期短編集と銘打たれたこの作品は、最近書かれた短編から、同人誌等に収録された過去の短編へと、時系列を逆に辿って収録されています。いくつかは作者のホームページで読むことが出来ますが、書籍化されてうれしいです。10年に渡る変化が収められた短編集なので初期の頃の絵は今と若干違うのですが、底に流れる洒脱さ、暖かさなどがその頃からあった事に驚かされます。どの短編もクオリティが高いと思うのですが、個人的には「お弁当にまつわる3つの短編」の2つ目の、幼い男の子と父親のやりとりを綴った短編が出色だと思います。暖かくてせつなくてじんわりと染み入ります。オノ・ナツメ好き、または短編好きなら間違いなく買いです。

・「まさにたからもの
オノ・ナツメファンなら買いです。どれも心が暖かくなるような、愛に溢れた短編集です。事件が起きたりする訳ではなく、日常のヒトコマを優しい目線で切り取る方だなと思います。『もやし夫婦』はこんな夫婦になれたら素敵だなぁと思わせてくれました。

日常にあるちょっとしたことが宝物の様に感じられます。とにかく色んな方に読んでもらいたいです。

・「ファンも、初心者も買い!
短編集、それも一つ一つが「小気味いい」「洒落てる」「粋な伊達男」「外国のオシャレな小話」の感じ。日本のお話も多いのですが、日本なのにどこか外国のオサレーな男を思わせ、小気味良い展開。各話、結末を読んで、なるほどー、粋な展開だなあ、と思うのです。中にはホロリとなるとか、じわじわと切ない気分になるものも多い。絵が、イラストチックなのもあるからか、切なくなるお話も、さらりと読め小気味いいのに、なぜか心が温まったり、ジーンとくる。オシャレな話はオチに感心する。「カッコイイ」ショートストーリーなのに、どうしてこんなに話の展開が伊達でうまいのだろう、こんな話をよく思いつくなあ。オノナツメさんの好きなお得意の老眼鏡=オシャレ感は、今回はオシャレなだけではない、ジーンと切なくなります。今までは老眼鏡のかっこよさを主に書いてた気もしますが、ここでは違った視点から切なくなるような老眼鏡のエピソードをかかれてて、こういう見方もあるんだなあ。初期の短編集にしては、初期から出来がいいんだなあと感心。本当の初期のものは、今よりも絵は確かに未熟な点もありますが、やはり初期から個性的なイラストのような絵。イラストもたくさん載ってて、いいですね^^全体に、映画のワンシーンのような会話の中に、ちゃんとその人の人生が盛り込まれていてオチがしっかりある。ファンなら当然買い。初めての人も、オノナツメ入門になりそうです。

・「癒される。。。
読むたびに外国の街角の空気が楽しめてゆったりした気分になれます

ちょっとした会話に癒されます^^

オノ・ナツメ短編集TESORO~テゾーロ (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (詳細)

孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)

・「正しさとは
最近の宮部みゆきの中では、個人的にベストである。

・「純真な魂の成長
江戸に生まれながら、誰からも顧みられず金比羅参りで棄てられたほうと、彼女を姉妹のように優しく見守る宇佐と言う二人の純真な少女と、国や藩などを先ず考える「大人の世界」の考え方との対立を、丸海藩と言う四国の小藩を舞台に描いてゆきます。

物語は、ほうが慕う医者の娘の毒殺事件から始まります。 犯人もはっきりしているのに不問に付してしまう「大人の世界」に対して、疑問を持つほうと宇佐。 その後もこうした子供の目には不可思議なことが続きます。 その裏には、丸海藩が幕府から押しつけられた元勘定奉行の罪人加賀の受け入れがあります。 彼を“悪霊”として恐れる民意を利用して行われる藩の内紛も蠢いています。

そうした様々な事件を通して、成長してゆく二人の慕いあう少女たちですが、ほうは大人たちに利用されてゆくことになります。 宇佐は、そんなほうを影ながら心配しています。 そんな純真な魂の触れあいは、心温まるものがあります。 切ないラストですが、なかなか楽しめる一冊です。

・「「抑揚」がない
私自身、宮部氏の現代小説時代小説を読むのはまだ2作目であるが、正直、作者のファンでなくては、この上下巻あわせて800ページ以上を読破するのは骨が折れると思う。 淡々としながらもハートウォーミングな語り口で作品が進行するのであるが、とにかく、この作品には「抑揚」がない。なにしろ、「孤宿の人」本人が登場するのが、下巻の前半である。そして、作品のテンポがはやまり、面白くなってきたのは下巻の半分過ぎからであった。私自身、作者の作品であるからこそ、「いつか面白くなるはず」と信じて読むことができたが、他の作者の作品だったら、途中で挫折していたと思う。また、この作品には数人の主要な登場人物が描かれているのだが、結局誰が主人公であるのかがはっきりしなかった。このへんが作品の「抑揚」のなさにつながるのかもしれない。

・「「呆」から「宝」へ
四国の小藩(モデルは丸亀藩)を舞台に、江戸から放逐された天涯孤独の少女"ほう"、女だてらに岡っ引き(引手)見習いの宇佐を中心に、小藩に暮らす人々の悲喜こもごもの世界を描いた作品。江戸からこの小藩に流罪になった元勘定奉行が巻き起こす悪霊騒動、毒殺事件が物語を貫く糸となる。

正直言って上巻はかなり退屈である。漁師町の風情が木目細かく描かれているとは言え、読む者を惹き付けるモノがない。"ほう"の境遇も取り立てて珍しいものではないし、第一"ほう"の描写が少な過ぎる。流罪人の加賀に関する情報が無さ過ぎるのも退屈さの要因。「悪霊に取り憑かれたモノ」と京極夏彦氏ばりの言辞を弄する割には物語に妖異性がある訳でもない。宇佐の気丈さだけが頼りなのだが上巻の最後で見習いをクビになる。

加賀の留置所はかつて謎の疫病が流行った屋敷。その屋敷で下働きをする"ほう"。"ほう"を襲う黒い影。悪霊が憑いた屋敷に鬼が棲む、などと人々は噂する。疫病の風評も立つ。京極堂なら"憑き物落し"をする所だ。一方、加賀に目通しを許され教育を受ける無垢な"ほう"。"ほう"との交流で凪ぎの表情を見せる鬼ならぬ人の加賀。悪霊や鬼は人の心の中に棲むと言うテーマだが目新しさに欠ける。作者が四国に取材に出掛けた事で、却って小宇宙での閉塞感に満ちた物語が出来てしまった。悲劇の人、加賀の最後は予定調和。題名の「孤宿の人」は加賀を指していたのだ。最後に"宝"の字を貰う、作者が意図したと言う"ほう"の成長物語が唯一の救い。

孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (詳細)

孤宿の人 (下) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス)

・「泣けました
宮部みゆきさんらしく、主人公「ほう」だけの視点だけではなく、周りの人々からの視点も描かれており、読むほどにぐいぐい引き込まれていきました。

ミステリーではあるものの、「ほう」とそれを取り巻く人々との心温まる交流に、結末は切なくなり泣けてしまいます。

また宮部みゆきさんの別の時代物を読んでみたいと思いました。

・「ラストが泣けるー
さすがは宮部さん。何を書いてもいい話に仕上がっている。最初は結構つまらないなーと思ってたけど、なんだかんだいってこの大長編を読ませる力、しかもあのラストやっぱうまいわこの人は。ラジオのドラマがやってたの知らんかったけど…。

・「才あふれる新たな時代小説
宮部みゆきさんのどの作品も、読書好きのだれでもが舌を巻く絶妙な描写と表現力を持ち、様々に交錯する感情の中から、人のもつ愛情、まっすぐなこころを浮きだたせる点においては、この作品もまったくひけを取りません。

そして、この作品の新しさは、宮部さんの得意とする江戸の下町を離れて、美しい海と山道のある地方へと舞台を変え、庶民の生活やこころの繊細なひだを写し取ると同時に、身分ある人々の様相や、こころの葛藤も描いているところでしょう。

庶民と武家の人間の描写においては、その言葉遣いから、立ち居振る舞いといった細微にわたり、一人一人の個性を鮮やかに映し出していきます。その対照的な身分にいるものが、主人公である幼い少女ほうによって、関わりを持つ事を見る事ができるのがこの作品の極めて精巧な面白さでもあります。

ほうが幼いうちから過酷な人生に翻弄されながらも懸命に生きてゆく姿と同時に、まっすぐで素直なこころが彼女に絶大な強さを与えている事にも感動しました。

元幕臣と、ほうがともに過ごすことなどあり得ない事が宮部みゆきによって、可能となり、そのシーンは余りにエキサイティングでスリリングで、そしていつの間にか、物語の中にすっかり引き込まれて、私も今夜は、山間の空気の静けさや凄まじい落雷を感じた気がします。

その凄まじい落雷と、その後の海に囲まれた穏やかさが、この物語の高揚と日常の部分を象徴するかのようであり、それはまた、人の人生の上り下りの激しさを暗示しているようでもあるのです。

・「やっぱり宮部さん
宮部みゆきさんの歴史物は全て読んでいます。この作品は、私にとっては待ちに待ったご本でしたが、やっぱり宮部さんでした。登場する人間全てに愛着を感じ、また今回登場の子供『ほう』も、何とも言えない透明感と愛おしさ、大切に読み進みたい強い意識を持ちました。肩肘張らずにその時代に溶け込んでいける、そこに自分の目をおいて読み進める自然感と優しさが好きです。

孤宿の人 (下) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) (詳細)

PRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)

・「いろんな顔
7つの短編が入ってます。基本線はギャグだけど,なんとなくいい話もあったりといろんな顔があります。

表題作の「Present for me」は,まんがには珍しい技法を使ったすごーく不思議な構成のお話です。一読の価値はあるかなと。「バーバラ」は魔女っ子同居ドタバタ話・・・まあ確かに,魔女っ子が皆かわいいと誰が決めたんだろうね。「泰造のヘルメット」・・・このヘルメット欲しいかも。安ければ。その他4編はまあ,読んでみてください。

ものすごーくベタな笑いもあるので,笑いたい人にもちょっといい話を読みたい人にもいいかなと思います。

・「漫画家
漫画家ですね。石黒さんは。正になるべくしてなったという感じ。じゃないとあのヒーローは描けない。このヒーロー大好きです。漫画を読んでいる感じではなく作者の感情をひしひしと感じるという感覚がある。カウントダウンも自分がどの世界にいるのかあやふやになる感覚がいい。とにもかくにもすごい才能。この方は発想の時点からネジが外れててとてもいい。

どう読まれるかという冷静さと抑えきれない反骨精神、熱さ。これがどれにも同居しているもんだからたまらない。大好きだ。

なげなわチャージは石黒さんしか描けません。惚れちゃう。

・「ああだから「Present for me」なのか
漫画を読んだあ!という感じにさせてくれます。表題作も、SF小説では王道だが漫画では少ないパターンのお話だなあと読ませておいて、石黒さん特有の少し斜めにずらしたユーモアで落ちを付けます。他の短編の質も高く、とくにデビュー作「ヒーロー」は、失職したヒーローと悪の組織の幹部の掛け合いが愉快で、初持ち込み作でこれか!と感心するばかりです。才能がある人は、初手っぱちからなにか違うし、やがてブレイクするものなんですね。

・「漫画は、文学に追いついたか?
作者らしい短編集の集大成。いずれも作者らしい「味」が出ている。本編には出てこないけど第1話の表紙に出てる二人は死んだ2人か(笑)。第7話はいい意味で反則。

PRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス) (詳細)

それでも町は廻っている 1 (1) (ヤングキングコミックス)

・「ずっと読んでたい、そんな感じ
一読目は全然大した印象じゃなかったのに、枕頭に据えて毎晩寝る前にぼんやり繰り返し読んでると、アラ不思議、見る見る魅力的な漫画に大変身!なんつーか、このゆるさが、メチャクチャ脳にいい感じ。ギャグもストーリーもユルユルなんだけど、読んでるとたまらんもんがある。なんだろ、この感覚。永遠に変わらない世界を見ている安心感、とでも言おうか。読後気持ちよく眠れる、精神安定効果抜群、睡眠導入効果抜群の稀有な漫画。もちろん以上は個人的な感想ですから、他の人はさて・・・・。ところで中に一話、主人公・歩鳥のミステリマニアらしさを押し出した推理仕立ての話があるが、なかなかどうしてキチッとしたミステリになってるのが素晴らしい!

・「宇宙一萌えないメイド喫茶漫画!
宇宙一萌えないメイド喫茶漫画!

オオボケ女子高生・歩鳥が商店街でくりひろげる、人情ドタバタまったりコメディ。「苺ましまろ」のメンツが高校生になったと想定するとわかりやすいかも。

作者の石黒正数氏はミステリーファンらしく、しかしそれを押し付けないでギャグに昇華している手腕はさすが!

・「メイド漫画の金字塔(嘘)
微妙におもしろすぎる漫画を紹介します。ズバリ「それもでも町は廻っている」。もう近年稀に見る衝撃を受けました。皆様にも是非ご一読していただきたくレビューさせてもらいます。

一応メイド喫茶の話ですが、メイドとかもあんまし関係なくて商店街を舞台にした女子高生日常ギャグ漫画でございます。萌えはあっても(個人的に女性キャラは萌え要素あると思いますがないと言われれば皆無だとも思います)そこが売りじゃないです。ぶっ飛んだ設定などございませんが、主人公歩鳥をはじめ生き生きしたりしてなかったりするキャラたちが普通に無茶苦茶したりしなかったりします。ギャグの内容もボケ・ツッコミとも言葉のセンスが良いです。「よつばと!」に似ているとのレビューがあるとおり笑いのツボが近いです。なんか歩鳥もパッと見は風香です。でももっとギャグ寄りな話で、ありえない事も起きますし、タイムスリップとかしても違和感もないような、例えば「クレヨンしんちゃん」に近いようにも感じます。でもまったく違います。

とにかく天然で奔放な歩鳥が巻き起こす何でもありな展開に終始笑わされ、たまにほのぼのしたり、なんか納得したりします。話が在り来たりだとしても歩鳥のキャラだけで充分なオリジナリティを醸し出している作品です。ただ内容が自由すぎるのでうまく説明できません。とりあえず死ぬまでには読んでください、ごすじん様。

・「カマボコ ボヨンボヨン
面白い漫画に出会うと、ワクワクしてしまうものです。『それ町』文句なしの面白さ!『よつばと』とか『団地ともお』とか好きな人は、オススメです。喫茶シーサイドのさびれ加減に懐かしさを感じ、『それ町』に人情を感じます。読み終わっても、手がページをリピートしてしまう。

・「誰にでもオススメ
表紙の画がメイドの女の子なので敬遠する人もいるでしょうが(私もそうでした)、メイドは一部設定であって、あまり関係無いような気がします。商店街の色気の無いメイド喫茶でアルバイトをしている、主人公の嵐山歩鳥ちゃんがカワイイです。萌とかではなく、色気の無いアホさかげんがです。ギャグがおもしろく私のツボで、「よつばと」 を読んでいる感覚がしました。

それでも町は廻っている 1 (1) (ヤングキングコミックス) (詳細)

それでも町は廻っている 2 (2) (ヤングキングコミックス)

・「とりあえず
紺先輩がかわいすぎる。それだけで十分。

やたらとパンツ見えたり裸になったりするけど,ぜんぜんエロさがないあたりがすごい。ほわ〜っと笑いたい人向け。

・「不発の核弾頭
どこにでもありそうな話なのに読んだことない。何度も読んでしまう読後感。高い自由度。にしっかり描かれてるのに飛び道具満載で大爆笑さえしてしまう。1巻を読んで確信した。「それでも町は廻っている」は名作だと。

そして2巻ではさらにパワーが増している。歩鳥の馬鹿さにも拍車がかかる。「不用心 不用心♪」なんていかにもリアルに馬鹿女子高生っぽいじゃないか。温泉に天国に宇宙人、ほのぼのもドタバタも感動さえも詰め込まれててフリースタイルすぎる。特に天国の話、サブタイトル「それでも町は廻っている(前後編)」の過剰すぎない良い話具合が絶妙だと思う。このジャンルの漫画でここまでやってしまうのか。個人的にツボにはまったのは左右がウーロン茶と鈍器にしかならない土産物。もはや歩鳥のツッコミはボケだな。

スタンダードに広い世代が笑える漫画。知らない人には教えてやってほしい。天然記念物みたいな漫画があるよって。

・「相変わらずうまいねえ!
ほんと、今年読んだ漫画の中ではトップレベル。台詞の選び方といい、キャラの立ち方といい、なによりストーリーそのものが、いつまでもいつまでも、この世界に浸っていたいと思わせてくれる。刊行ペースが半年おきってのが辛いとこだけど、まあ発表している雑誌の性格上それは致し方ないか。

末永く続いてくれることを切に願います。

・「これはすごい!
連載されている雑誌が地味なせいで目立たないし絵柄もいわゆる「萌え」ではないのでさらに目立ちませんが中味の「ほんわか」度ではここ数年でもトップクラスです。あずまきよひこさんのマンガが好きな人には向いていると思います。

伏線の張り方やストーリーの組み立て方が似ている感じがします。でも非常に頭のいい作者というのがすぐにわかりますよ。知らない人は読んで損はない作品です。

・「だって、これホント、いい話が入ってるもん。
 絵柄はほとんど変わってません。二巻なのでキャラの書き方はうまくなってますが。 ですが今回は、自分の中の評価がさらに高まった巻でした。

 一巻ではギャグがすばらしいと評価しましたが、どうやらこの作者、それだけじゃないようです。 『よい話』で終わらせている回が二巻で増えたのですが、それで気づきました。

 話の組み立て方がとても上手です。

 ここまで上手に伏線張るギャグ漫画、あんまり見ないですよ。 思えば一巻でも「頭いいなぁ」と感心してしまうようなギャグがあり、その辺りから片鱗を見せていたのかも知れません。 何回も読み返せるのは、ギャグが面白いって理由だけじゃなかったみたいです。

 漫画を読み終わった後、しばらくぼーっと呆けてしまう人へ。 或いは子供の頃、ドラえもんの良い話で感動した人へ。 もちろん笑いたい人へ。 そして、歩鳥ののび太っぷりを見たい人へ、真田くんの男前っぷりを見たい人へ(笑

 そんな人にお勧めの漫画です。 暇なときに一話ずつ、そんな風に楽しむのもアリかも。

それでも町は廻っている 2 (2) (ヤングキングコミックス) (詳細)

それでも町は廻っている 3 (3) (ヤングキングコミックス)

・「待ってたんだよ!歩鳥を!!
 歩鳥!タッツン!真田くん!私はみんなを待ってた!

 きみらの日常を、表情を、藤子Fチックなリアクションを!きみらの魅力をかみ締めるために私はいろんな漫画をみてきたんだ!!

 と。思わずつっぱしりたくなるような漫画。三巻はあんまSFちっくな話がありませんが、その分歩鳥たちのフツーの毎日がのぞけるカンジ。

 いいですねぇ。ほんと。

・「最高の娯楽
既に世紀の名作の呼び声高い「それでも町は廻っている」待望の第3巻。冒頭のカラーページからいきなり歩鳥が暴走。もうお約束のように笑ってしまった。今回はどの話も歩鳥を中心に据えながら色々な人物のひととなりが掘り下げられ、物語中の人間関係が明らかになったり少しずつ変化していくのが楽しかった。確かに紺先輩は圧勝だったし(代償は大きかったが)、亀井静の歩鳥を上回らんほどのマイペースには今巻のMVPをあげたいし、10年前の出来事や過去に触れたネタのリサイクルが絶妙だった。特に気になるのがタッツンと真田。お互い歩鳥に苦労する身ゆえかシンパシーのようなものが芽生えつつあるのが今後二人にどう影響していくのか見物だ。

もちろん相変わらずのお気楽なほのぼの感や間の巧さや言葉選びのセンスの良さは健在。そしてうまくまとまりすぎて気付かないくらいだが、構成の巧さはどの漫画より勝れていると思う。基本的に一話完結でありながら様々な方向に話を広げ、かつ起承転結を見事に使い分け、飽きのこない読み応えを作り出している。読み手は挟み込まれた小ネタにいちいち引っ掛かって笑いながらオチまですんなり読まされてしまう。この漫画にしおりなんて必要ないのだ。

こんな素晴らしい作品を読むと、やはり漫画は最高の娯楽であると再認識させられる。「それでも町は廻っている」これは漫画好きとして、いや人間として読んでおかなければなるまい。

・「巻頭カラー
カラーショートまんがが付いてるお得な単行本です。

読めば読むほどに,森秋先生がものすごく面倒見のいい,やさしい先生に思えてきます。まったく進歩のない歩鳥にここまで時間を割いて,胃が痛くなるほど思い悩んで。ふつうの教師ならもう諦めて相手してないよ。

ところで話はぜんぜん違いますが,亀井堂の静さんは某プリキュアに出てくる人に似てないでしょうか。そんなことが気になる今日この頃です。

・「おねーさま登場!
垂れ目のおねーさまが、いい感じで加わりました。その他のキャラクターもなかなかのご活躍です。笑いのパワーもテンポも、相変わらずいいですね。巻頭カラーの色っぽくない「水着プラス手ブラ」も歩鳥ならではでしょう。

・「あほの子万歳
この漫画の主人公である嵐山歩鳥はあほです。

本人の頭の中では筋の通った言動なのですが、周りの「常識的な」人からしてみるとズレている。

そのズレた行動はただただ滑稽なはずなのに、歩鳥の一生懸命な姿を見ていると、いつしかすがすがしさすら覚えてしまう……。笑っているうちに彼女の虜になってしまうこと必定。

3巻では歩鳥のメンター亀井堂の静さん登場。その脱力姉さんっぷりにこれまた虜になりました。

それでも町は廻っている 3 (3) (ヤングキングコミックス) (詳細)

それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス)

・「どこが面白いのか説明できなくてもどかしい
1巻から買い続けているファンにとっては何の文句も出ない面白さ。石黒正数は元々推理モノが好きらしく巻が進むにつれてそういった要素が増えつつあるが、面白さが高水準でキープされているので、いち読者としては「どんどん好きなようにやってくれ」といった感じ。プロだからマスに対する最低限の譲歩はあるだろうが、作者が好きなモノを描いて、結果的にそれが面白くて、買った読者が楽しめて、また好きなモノが描けるという最高に幸せなループができあがっている。ただひとつ残念なのは、巻頭のカラーページで歩鳥に短パンの隙間からパンチラさせていたこと。今までみたいに盛大にすっ転んでとかなら笑えるし、ある意味で歩鳥に萌えるマンガでもあるんだけど、ああいうのは何か違うから、他のそういうことしか能がないようなマンガに任せておけばいいと思った。

・「全く衰えを見せない4巻
正統派ギャグマンガとしては久々の秀作「それ町」の4巻。ミステリー展開が秀逸な「嵐山財宝調査隊」真田の過去が語られる「一ぱいのミシンそば」新キャラクターの登場する「実に微妙なカード」など、見逃せない話が多い。タッツンや松田巡査が活躍する話もあるので、お好きな方は是非。個人的に、3巻が少し物足りない(といっても十分に面白いのだが)と感じていて、少し不安を覚えつつ買ったのだが、とんでもない!ギャグのキレは、ますます冴え渡り、伏線や細かなネタ含みの上手いこと。ホロリとさせる所あり、吹き出してしまう所あり、何度読み返しても飽きないのはさすがとしか言いようがない。キャラクターが記号化された昨今のギャグマンガと違い、このマンガの登場人物達は間違いなく生きている。悩み、笑い、刻々と過ぎる時間の中で生きてゆく人々。そんな日常を切り出して、魅力的に見せる石黒の力量に唸るばかりだ。4巻を読んで、それ町って名作なのでは?という確信に近い思いが湧いてきた。これは次巻にも期待をせざるを得ない。

・「輝きを増す日常
作者曰く「日常を保つ」がテーマの4巻。そのテーマに真っ向から取り組んだ「一ぱいのミシンそば」では、作中の歩鳥につられて自分まで泣きそうになってしまった。「それ町」は、ちょっと普通じゃないギャグ漫画だ。笑いの中に人々の生活感や苦悩を嫌味なく織り込んでいくバランス感覚と構成力が突出している。

それにしても、「ミシンそば」しかり、2巻の「それでも町は廻っている(前後編)」しかり。こういう筋立てにホロっとくるとはそろそろ歳かな?

・「やっぱり街は廻っている
喫茶シーサイドに働く女子高生、歩鳥の色々ごった煮ストーリー。第4巻です

この作品は『間』がすごいいいです楽しいときの『間』、悲しいときの『間』、何でもないときの『間』そういったマンガらしからぬ間の使い方によって読んだ後の楽しさや悲しさ、何でもなさ(??)が倍増してる気がします

その中でも今回オススメなのが『ミシンソバ』の回歩鳥の幼馴染の真田の想い出にある謎のソバ、ミシンソバ記憶を頼りに探していった先にあった真実は・・・

これもさーっと書き流せばありふれたストーリーになっちゃいそうですけどこの漫画家さんが書くと、時が止まります。るんるん気分で読んでた読者が「あっ・・・」とページを開く手を止めます。

そんな不思議な読後感が得られることうけあいの『それ街』ぜひ読んでみてください

・「日常演出
「それでも町は廻っている」を読んで日常を見つけた。個人的に、日常はありふれているようで実は、リアルとアンリアルの狭間にこそ存在する気がしていた。つまり日常なんてどこにもない。でも違うかもしれない。日常とは、誰かに造られてここにあるのかもしれない。僕は今、日常を造っているのかもしれない。うまくは言えないけど、そう感じた。

ほのぼのとしていて大笑いできることがこのギャグ漫画の最大の魅力。しかし、その側面にはいつも感動に近いものが寄り添っていた。短篇「探偵綺譚」はそれを意識しすぎて押し付けがましくなり読みにくかったが、やはり「それ町」は一味違う。正直4巻はいつもより笑わなかったけど、物足りないわけじゃないし、巻末コメントを読んで納得してしまった。ちゃんと考えているんだなあ。当たり前だけど、改めてすごいなあ。

とにかく、31話ミシンそばのはなしが素晴らしい。詳しい内容は書かないが、何気ない謎を見付け楽しむ、ただ町を歩いているだけで笑える、という「それ町」の本筋がそのまま描かれたような話。そして、歩鳥が泣いたところ。涙を見せない描写がまた、いつもと違い感じるところがあった。読みながらつい泣いてしまった。真田の親父が最初にちゃかしていたシーンさえ読み終えるとちょっと泣ける。そうやって日常を造ってきたんだろう。オチも決まって造りも見事。

もちろん他の話もおもしろい。本当にいい漫画です。

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医龍 17―Team Medical Dragon (17) (ビッグコミックス)

・「風の変わり目
前回の手術で伊集院が負った体と心の傷の回復と共に、あとから振り返ると教授戦をめぐるターニングポイントになりそうなエピソードが満載の今巻です。

まず伊集院がチームバチスタに再合流。ちょっと早すぎたきらいもあるが、前巻の大手術、及び今巻のエピソードから、伊集院が現段階に於いて自分自身がどのような医師を目指すのかが語られ、その上での選択だったことが丁寧に描かれ、無理なく読むことが出来た。

また、教授戦でこれから大きなテーマの一つとなりそうな「出産と育児」のイントロとして医局における現状が描かれている。出産できない、激務で流産を繰り返す女性外科医、離婚によって子育てとの両立を強いられる父親・・・これらをどのように拾い上げていくのかが教授戦の分かれ目と成りそうな予感(医療監修が代わったせいか?)。

さらに加藤助教授の昔の恋まで描かれるなど、見所満載の17巻。今後がますます楽しみです。

・「加藤晶編スタート?
この巻からは、霧島軍司編で影の薄かった加藤晶が主役かな?完全な男社会の医局にあって、女でありながら、助教授まで登りつめた加藤の苦労は計り知れない。完璧以上が要求され、捨てなければならなかったものも、周りの人間との軋轢も、少なからずあったはず。恋愛、結婚、子供、女医間での妬み・嫉み...加藤晶の過去が少しだけ明らかに。

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漫画がはじまる

・「ファンならオススメ
伊藤さんはスラムダンクにハマったのが数年前。私もハマったのはつい最近です。

数年前にしては、この方本当にハマりこんでいて、普通見落とすような細部まで読み込んでいるし、「そんな視点から読んでるの!?」と驚くことも・・・。

自分はというと、特定の漫画にハマったことは中・高生の頃にはあったけど、それから数年間、漫画からは少しはなれてしまっていたので、この方のハマり方には親近感を覚えると同時に、アノコロが蘇ったような気がいたしました。

「男前がいっぱいだし、おもしろいし☆」とただミーハーな気持ちで読んでいた私にとっては、眼から鱗な内容盛りだくさん。(ちょっと自分が恥ずかしくなりましたが、まあ漫画は娯楽だし;)漫画について、こんなに深く考えたことがあったかなぁ〜と。

それから、伊藤さん、根堀り葉堀り聞いちゃってますね〜。井上先生自身のこと、キャラのこと、ストーリー展開について。羨ましいです・・・。

でも、深く深く聞いてくださってありがとうございます。「そうそう、そこが聞きたかったの〜!」ってな内容ばかりで、ファンにとってはうれしい限りです。

あ、スラダンだけでなく、バガボンドについても沢山書かれていますよ!(リアルは少なめ)

ところで、伊藤さんは仙道とみっちゃん、どちらが”一番”お好きなんでしょうか・・・。

・「爆笑しました!
「最後のマンガ展」の会場でこの本を見て、すぐに買って帰って一気に読んでしまいました。「井上先生って、そんなこと考えているの?」っていうような、面白い話がいっぱいでした。私は『スラムダンク』の三井が大好きなので、三井の名前の由来などが分かって、なんだかトクした気持ちになりました。あと、「ボケ」と「ツッコミ」というか、井上先生と伊藤さんの会話が、漫才みたいな掛け合いになっているところがあって、爆笑しました。

・「変化する感性
本屋で見て,即買いしました。

『SLUM DUNK』は大好きな漫画の1つ。『バガボンド』は読んだことがないので,わからない所も多々ありましたが…。

印象に残ったのは,井上さんの感性が変化していく様子。今は『SLUM DUNK』の「絶対勝つ」が正しいとは思えない,という一文に驚きと氏に対してさらなる興味をいだきました。

伊藤さんのツッコミも面白かった。男性ではなかなか切り込めないだろうと思うところもあり,グイグイと攻められてました。

・「面白かったけども…。
よく喋るミーハーな女性に井上先生が質問責めにされてる。という感じの対談本。もっともっと、井上先生とその漫画をよく知る人に対談やってほしかったなぁ。伊藤さんのテンションが高すぎです!そして時々この人先生に失礼でした。長年、井上漫画のファンやってる人は、最初イラッとくるかもです。ー…が、先生はたくさん語ってくれていて、スイスイと読めましたね。伊藤さんが何でもバンバン聞いちゃってるので、細かい事とか、今まで聞いた事なかったような事も知れました。(ミッチーの名前の由来とか、魚住のお父さんの身長とか。/笑)値段はちょっと高い気もしますが、井上先生をもっと知りたいという人は買って損は無いかもです。

漫画がはじまる (詳細)

金魚屋古書店 1 (1) (IKKI COMICS)

・「憧れの金魚屋
なんと「漫画」がテーマの漫画です。

前身である、「金魚屋古書店出納帳」から装いも新たに持ち運びやすいサイズで登場

一話読みきり系のショートショート的な作品たちが作者の芳崎さんの細いタッチとともに毎回綴られていきます

毎回、メジャーな漫画からマイナーな漫画までそれにまつわる人々と金魚屋レギュラー陣が織り成す泣き笑い

自分の住んでる町にもし「金魚屋」があったなら・・・!と、読むたびに思わせてくれる素敵な作品です

この本の前に「出納帳」のほう読んでおくと登場人物の関係などより楽しめます^^

・「きっと大切な何かを思い出せると思います。
「金魚屋」という不思議な古本屋を舞台にした物語。

続編は、より「人間模様」に重きを置いた作品になっているように思えます。

「マンガ」に対する人の想い、想い出は他の人からは計り知れないほど大切なものです。

忘れられない作品、思い出深い作品がある人はモチロン、そんな作品ないよ、なんて嘯く人にぜひ読んでいただきたいと思います。

きっと大切な何かを思い出せると思います。

金魚屋がもしあったなら、ほしいマンガがたくさんあります。

・「雰囲気◎
『漫画の漫画』という、おもしろいコンセプトで勝負してきた『金魚屋古書店出納帳』の続編です。

十分おもしろかった『出納帳』に比べると、本作は『出納帳』からほぼ順当にパワーアップした作品のように感じました。前作ではやや不安定だった作者のタッチや、登場人物の使い方などが、本作ではとても安定しています。

ショート形式のストーリーも、あいかわらず秀逸ですね。キュンとさせたりほのぼのさせる物語の魅せ方が、あいかわらず上手で丁寧です。進行や展開が、意外にもしっかり計算されており、読みやすい上に適度なドキドキ感や感動ももらうことができ、非常に好印象です。ストーリーに絶大なインパクトがあるわけではないですが、ついフラフラと読み進めてしまうし、いつの間にか物語に引き込まれてしまう…まさに、ついつい足を運んでのめりこんでしまう『金魚屋そのもの』のような感じです。

人物たちの個性もさらに光っていて、新キャラ含めみな魅力的でとてもイイ人。イケメンやかわいいおねぇさんがさりげなく多いのも魅力です(笑)劇的な恋の進展が待っている「あの二人」なんかの物語もあったり…♪

漫画がテーマですが、漫画が主人公なわけではありません。あくまで、『マンガから始まる暖かいヒューマンドラマ』です。漫画をぜんぜん知らなくても、漫画にあまり触ったことがなくても、ぜんぜん問題なし。現に私も、ふだん極端に偏ったマンガの読み方ばっかりしていますが、それでも十ニ分にこの作品を楽しむ事ができています。

とにかく読みやすいし、おもしろいし、キュンとしたり、ほのぼのしたり、感動したり。前作からあいかわらず、とっても良いマンガです。

・「漫画ってすばらしい
金魚屋古書店を読んで思ったのは「漫画ってすばらしい」これでした面白い漫画感動した漫画つまらない漫画微妙だった漫画よくわからなかった漫画世の中には色々漫画がありますが全てひっくるめてやっぱり「漫画」って物は素晴らしいと思いました何気なくいつも読んでる漫画、その何気ないが自分の体を構成する骨とか血みたいに自分を作ってくれるんだなぁと改めて実感

・「マンガが人にもたらすもの
出納帳の続編で、イケメン斯波くんの顔が少しブサイクになったのが気になるんですが・・・マンガバカ(褒めてます)ばかり登場しますが、純粋にマンガが好きな人が次々登場して、マンガが結ぶ縁や日常とシンクロするエピソードなど、マンガが人々にもたらすものを温かく描かれています。マンガの参考書的なマンガではあるものの、決してマニア向けではなく、喰わず嫌いできたマンガでさえ、こんな見方があるんだーという発見もありました。金魚屋古書店、行ってみたいです。

金魚屋古書店 1 (1) (IKKI COMICS) (詳細)

金魚屋古書店 2 (2) (IKKI COMICS)

・「熱くマンガを語っちゃう方に
自分の好きなものは人にも大事にして欲しいだから、熱く語った時に引かれちゃうと悲しいというわけで、マンガを熱く語るのをセーブしてる人もいるでしょう?

そんなあなたも、この本を読んだら「自分もまだまだひよっこだわ」と安堵とちょっぴり悔しさとそして、「やっぱマンガっていいよね!!!」って。

のめりこんで読んだマンガはその人に一生寄り添ってくれる

そんなマンガを持ってる方に。

金魚屋古書店 2 (2) (IKKI COMICS) (詳細)

金魚屋古書店 3 (3) (IKKI COMICS)

・「丁寧な作話に好感
第3巻でも、今までと同様に漫画にまつわる丁寧な作話がとても好感もてます。多少は強引であったとしても、漫画を愛するという通奏低音があるなかでは許されてしまうんですよね。情報が多いので、出てくる全ての漫画を読んでいるわけではありませんが、というより、読んだことのないもののほうが多いのですが、読んだことのある漫画が出てくると素直に嬉しいです。そして、その扱われ方に不快感を感じたことは今のところありません。そういう意味で、だいぶこの作者さんには信頼感を持ってます。

今回の話では、海外の旅先で日本人同士の間で交換される漫画の話が良かった。今でも、旅先で知り合った日本人同士での本の交換はなされているのでしょうか?

・「無力の力
この巻も安定した話が多くて、安心して読めますね。内容にあわせて微妙に作中の雰囲気が違うのも楽しい。梅図サロンを率いる超絶美少女の気高さ、世界を回る「日本の味」な漫画と思い出、毎日の生活を支える夕食の献立、幻の獣を求めて集う「何か」を探す男たち。それぞれがそれぞれの生活の中にある「感動」の、その端っこにある漫画という愛しい、嬉しいものたち。

「読むものがないな、と思ったら、子供のころに読んだ漫画を読むといいよ」というのには深く納得してしまった。そしてこの本に出てくる漫画って読みたくなってしまうんですよね。たぶん今でも梅図は読んだら夢に見そうだという予感がします(笑)。

金魚屋古書店 3 (3) (IKKI COMICS) (詳細)

金魚屋古書店 4 (4) (IKKI COMICS)

・「史上最強の漫画ガイド漫画
週刊誌ではなく、単行本になってから読む!という「まとめて読みたい」漫画バカなので週刊誌で毎週読む派ほどではない。そのヲタになり切れない漫画バカの言うことなのであまり参考にはならないかもしれないが、単行本派の漫画バカはコレを読め!である。

なにしろ戦前の漫画から戦後の傑作、近年の名作に至るまで漫画の歴史を縦横無尽に旅することができる。歴史が縦軸、現代の金魚屋の物語が横軸。楽しいったらありゃしない。男どもは妙にハンサムだが明らかに欠落していて、女どもは圧倒的に可愛いくて欠落した男どもを軽くイナシテみせる。その姿がタマラナクいいのだ。いくつかのエピソードでは思わず泣けるほどだ(「火星探検」のメッセージ・エピソードは傑作!)。この第4巻では、遂に「不細工でデブな」キャラが登場。

そうでなくても古い漫画本が増殖しまくる僕の部屋。「金魚屋」を読み始めてからますます・・・。それでも「まんだらけ」には行かないのが中途半端ヲタの粋ってもんだ!でも、「ビリー・パック」の漫画少年版全4巻は持ってるぞ!どうだ!?(あ、お嬢さん、興味ないすか?)

・「新展開
久しぶりに出た4巻は、今までの3巻とは違う印象を受けました。特定の漫画を語ることを辞めて、むしろ漫画というものが密接にリンクしている幼年時代の思い出や、子供と大人のつながりなどを語ることによって、単なる漫画の情報を提供することに終始せず、漫画をきっかけにした人間の活動、想いなどの周辺を語ることが出来ていると想います。つまり、この4巻を読んで、そこで紹介されている漫画を読みたくなるというよりも、自分にとって大切な漫画をもう一度読みたくなるというような、そんな違いです。特に、最後の話は、漫画が出てくる必然性はあまりないのですが、それでも、人間に対する優しさや、昔を懐古するという点において、自然に漫画の存在が説得力をもって現れてきます。とても暖かい話です。そして、ふと思います。いま量産されている漫画のうち、どれだけのものが読み継がれていくものかと。

・「本に貴賤なし
 「漫画」というだけで軽く見られて、中身がないなんて思われることがあって。 「そうじゃない」と感じておじさん、おばさんになっても色々な漫画を読み続けているあなたに……「まんがばか」のあなたにこの「金魚屋古書店」をお薦めします。

 4巻にもなると登場人物もそろそろ落ち着いてきて、ともすればマンネリ化してきそうなものですが、意外とそうならないものです。特定の漫画に密着した話から、漫画と漫画から得られた感情や生活、思想といった実にくすぐられて気持ちの良い場所でゆったりとしたストーリーが紡がれています。 「月刊イッキ」を買うつもりはないので、単行本がでるのが常に楽しみなシリーズです。

金魚屋古書店 4 (4) (IKKI COMICS) (詳細)

金魚屋古書店 5 (5) (IKKI COMICS)

・「そこではいつも、あたたかくて、なつかしい風が吹いている
 まだ子供だった頃、あれこれと夢中になって読み耽った漫画本のあれやこれや。そんな懐かしの漫画本が取り持つ縁、漫画好きの人たちに共通の思いを描いた漫画です。イケ面のまんがバカ、斯波(しば)さんを始め、漫画が好きでたまらない登場人物たちの台詞と、彼らを結んでいる心のつながりのあたたかさに、毎度、リラックスさせられるんだなあ。このシリーズ、柳の枝に飛びつくカエルのように買ってるっていう(?)、もはやミーハーの世界に入っているのか?!(笑) 今回の収録作品は、次の六つ。「ストリートファイター」「漫画好き」「漫画のない国・2」「ほうれん草」「I‘m here」「笹山’s エンジェルズ(前・後編)」。+おまけ漫画「大人のコロコロ」。金魚屋古書店店長代理・鏑木菜月(かぶらぎ・なつき)の少女時代。代議士とその運転手の心のふれあいをハードボイルド風に描いた話。食玩の漫画のあるシリーズ本をゲットすべく、漫画好きの三人娘が活躍するミステリー・タッチの話。などなど、今回もあたたかくて、なつかしい風が吹いている話がいっぱいだあ。 一番わくわくしたのは、「笹山’s エンジェルズ(前編)」〜「笹山’s エンジェルズ(後編)」をつなぐ「〜」の部分。場所は、謎の地下室(ダンジョン)。 一番読みたくなった漫画は、『クライングフリーマン』。斯波さんの「あなたも読みますか?」言うときの笑顔と、続く漫画紹介の文章に、手もなくやられちまったぜい(ブイV)

・「うーんこのままでは、、、
4巻までは内容が比較的しっくりと来て、3巻と4巻にはかなり好意的なレヴューを書いてきたが、今回はちょっとがっかりしてしまった。明らかなマンネリ化が見られ、なにより読み終わった後に各エピソードが鮮明に記憶されていない。人間の描き方が浅薄なものになったからのような気がした。もしかしたら、「テレキネシス」の方に力が行き過ぎてこっちが疎かになったのだろうか?どれほど制作時期が重なっているのかわからないが、この明らかなクオリティーの低下と差には何らかの理由があって欲しいものだ。檄をとばす意味で、厳しい評価にさせてもらった。

・「買うのをやめにします
これまでコミックを集めていましたが、第5巻に収録されている一話「漫画好き」があまりに陳腐なので失望しました。

二世議員が父親の代から秘書として務めてきた男性が不祥事を起こしたため、解雇をするというもの。

それを苦渋の決断としていますが、自分の下で働く秘書のしたことへの責任逃れを正当化するような浅はかなドラマをさも美談のように描く。

これまで漫画を集めてきましたが、これで買うのをやめにします。先日、ブックオフで集めていた全巻を売りに出しました。7冊で300円でした。この漫画の価値なんて、こんなもんでしょう。

金魚屋古書店 5 (5) (IKKI COMICS) (詳細)

金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMIX)

・「まんが好きが好き!……が好き!
 私の妻は結婚前に書店に勤めていました。既に退職して10年になりますが未だに書店に勤務していた時のことを話したり、「○○書店の棚の並べ方は悪い」とか言うてます。 「金魚屋古書店」第6巻はまんが好きのキンコちゃんが書店にアルバイトに行くエピソードが含まれています。第1巻、2巻の頃は魅力ある漫画のエピソードを利用してストーリーを進めていくものが多かったのですが、次第にそれだけではなく漫画を含んだ周辺のエピソードが増えてきました。

 古書店と天災、本のお医者さん、ボーイズラブ(BL)など、古い漫画も新しい漫画もジャンルも分け隔て無く「好き」と言えるこの漫画、いやー魅力的です。「まんが好きが好き!」と登場人物の口を借りて作者が言っているように聞こえますが、そんな作者がウチは結構好きですよ。

・「ええなあ、この漫画のあたたかさは
 このシリーズの最新刊を読むと、いっつも、本のなかで紹介されたり鍵を握ったりしている漫画が読みたくなります。今回も、そういう漫画があったなあ。すぐには読めなくても、いつか読めたらいいなあと、読みたい気持ちにさせてくれて感謝です。 月刊『IKKI』2007年6月号〜12月号に掲載された作品を収録。「臨時休業」「乙女の謎」「1/24秒の記憶」「古本のお医者さん」「嗚呼(ああ)男意気」「本が好き(前編)」「本が好き(後編)」の七つの話+オマケ漫画番外編。 所々で、ある話と別の話がリンクしていたのも面白かったな。話をぽん、ぽんと、いくつかまたいでつながっている、そのつながり具合がまたいけてました。ちょっと記憶の残像が薄まったところに、「ありゃ? これは、あの話の後日談じゃないの」て感じで話の線がつながるんですよね。その辺が、ちょびっといい気持ちなんだわ〜(笑) 一番気に入った話は、「1/24秒の記憶」かなあ。あるひとコマに、はっ としたんですよ。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』っぽい味わいもあったかしらん。ヴェンダースの映画のタイトルとかも、なつかしいなあって感じで、この話、よかったです。 それと、キンコちゃんが書店でアルバイトする話、「本が好き」の前・後編も面白かった。書店員のやりがいや苦労、醍醐味などがよく伝わってきて、興味深かったんだな。まんがバカの帝王・斯波(シバ)さんの台詞、「川と海と2つを比べてどっちがいいかなんて言えませんよねぇ」(川と海?)「そう 川が新刊書店 海が古書店かな」というのは、とりわけ、すとんと胸に落ちました。さすがシバさん、うまいこと言うなあて。

・「復活!
この第6巻は大変面白かった。今までは、話題を漫画周辺へと拡大させようとしても躊躇いがちであったように思え、前巻(第5巻)ではそれがうまく機能せず、行き詰まった感があった。しかし、今回は最初の話で古本屋に文字通り激震を食らわせ、最後には古本屋を飛び出して新刊本の書店にまで話が広がっていく。なんか吹っ切れた感じで、大変爽快感があった。復活ですね。

・「漫画として面白くなってきた
漫画好きのための漫画ガイド漫画であるこのシリーズ

本巻から漫画ガイドの様相は減って、より広い読者でも楽しく読める(「楽しく読める」漫画。。。なかなかありませんよね?)ようになりました

伝説のダンジョンの危機?、シリーズ初の殺傷事件?、本の外科医?、そして遂に舞台は古書店から新刊書店へ!

とくにキンコちゃんが新刊書店に勤めるの巻では「本屋さんの秘密」を覗くことができて、次に本屋さんを訪れるのが楽しみになります

無駄にイケメン、無駄にかわいい女の子たちが繰り広げる無駄に平和なコミックいやいや、無駄な平和なんてありゃしませんよね

金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMIX) (詳細)

ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS)

・「夢でも見てた?
本誌連載の時より加筆修正されているようです。#18の空気感が若干変わっている気がします。個人的には本誌の方が好みですが、どちらも合わせて楽しんでください。残念なのがP232「中国と千年。フランスと百年。戦ってきたのがベトナムだド。」の台詞が間違っている点。千と百が入れ替わっています。修正さされると良いのですが・・・戦争を扱った漫画ですが絵がPOPで読みやすく、空気感に引き込まれます。

・「ヤーボ大佐凄いや
大佐強すぎでしょ。あの北ベトの隊長とやりあうとこなんか本当に凄かった。残念?だったのはお姫様の「ンクク!」があんまりなかったこと位かな。その代わりおばあさんの「ド!」はいっぱいあったけど。

しかし個人的にはティムの生い立ちについてもう少し詳しく書いてほしかったと思う。

・「ギブミーチョコって言ってみ?
絶対にかなわないとわからせること。それが恐怖だ。ヤーボ大佐のヤーボ大佐によるヤーボ大佐のための三巻。あえて感想は載せません、だって読めば皆おしっこちびっちゃうの。グフフ。

・「第四巻を早く読みたい
他の方のレビューで指摘されていた「中国と千年、フランスと100年戦ってきたのがベトナム」が逆になった間違いですけれど、第2刷では直ってます。

第三巻の最後の方ではベトナム戦争後も語られていて、この先どういう風に物語が進むのかすごく楽しみ。雑誌を毎月買うのが面倒なので単行本になるのをまっていますが、早く第四巻が出てほしいなあ。次巻が楽しみな漫画って久し振り。

ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS) (詳細)

金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS

・「探してます。
この本は漫画を探す本。出会う本。私はこの本には数年前に出会いました。その時は立ち読みをして、名残惜しく別れました。読みたくなった時近所の本屋で買えばいいや…と。記憶の隅に置かれた本。でもなんだか気になる本。いきなり読みたくなった時には題名も著者もわからなくなっていました。覚えているのは内容だけ。ほんと金魚屋に行きたかったです。漫画好きのための漫画だと思いました。

・「昔の漫画への愛情
「もう少し早く生まれてくればよかった。そうすれば島村ジョーの時代をすごせたのに…。」と少女は言う。「もう少し早く」とは30年前という意味。同じく「サイボーグ009」のファンである少年はこう応える。「オレにはこれからが009の時代だ。」少女はジョーに恋心を抱くという読み方をしていたのに対して、少年は作品の「世界」が好きだったわけだ。少女は少し驚いて納得する。「そうか。でもそれって…すこし怖いね。」こんな会話はしっかりこの漫画を読みこなしていないと成立しない会話ではある。でも日本のどこかにはそんな「現代」の少年少女もきっといることだろう。

この作品群には、至る所にそんな「昔の漫画」への愛が溢れている。30年前、「少年マガジン」という雑誌の中で流れ星になった002と009にリアルタイムで涙した元少年にとって、この愛情は嬉しいかぎりだ。しかしそれだけではない。作品の創りがしっかりとしていて、一編一編にきちんとした人間ドラマが入っているところが素晴らしい。「あの川べりで」「さらば火星よ」「漫画の神様」が秀逸。

・「これはなかなかイイ
今までありそうで無かった、『「漫画」がテーマの漫画』です。なかなか興味深いテーマですね。このテーマだけで単純におもしろいです。

『古書店』というだけあり、古〜いマンガを軸に話が進みますが、まったくノー知識でも問題なく読めます。各話、マンガの内容自体には深く踏み入りませんし、骨董価値なども進行中にさりげなく分かりやすく説明してくれます。もちろん原作をご存知であればさらに違った見方もできるでしょうが、とりあえずは分からなくても安心です。

絵柄や見せ方は、少女漫画ライクな感じで、多少好みが分かれるでしょうが違和感なく物語とマッチしています。の〜んびりした金魚屋によく合った絵柄ですね。

登場人物は、各々個性的で魅力的です。レギュラーメンバーはみな明るく仲良し。ほのぼのした絵柄と相まって、とても和やかな雰囲気が◎です。

ストーリーは、ショート形式。各話のつながりはそれほどなく、読みきり感覚で進んでいきます。短いながらも話はしっかりしており、あっさり風味ながらも読み応えは十分です。各話、すこし切ない部分を含みながら、最後にはスッキリ前を向いて終わるとても爽やかな内容。泣ける場面もあり、なんだかふいにキュンとさせられるイイ話の連続でした。

難点をあげるとすれば、その雰囲気のアッサリ感。私のように、濃ゆ〜いドロドロした漫画が好きな方は少々退屈してしまうかもしれません。

しかし、こういうサッパリした漫画も良いものですね。表紙もとても爽やかで雰囲気がいいです。爽やかな読み心地を与えてくれて、金魚屋のみんなに感謝です。

・「マンガでなぞる日常のかたち
ただただマンガばか(褒めてます)の視点に驚くばかりです。ほんとに好きな人って情熱がハンパじゃないんだな、とマンガを貪って読む人たちの情熱をほほえましく読みました。大作からマニアックなものまで、ありとあらゆるマンガが登場して、作者、年代、発刊状況の解説もついてて参考になるし、読んだことのない作品さえ読んだ人の気持ちになってしまったり、ストーリーの展開がマンガと密接。マンガに造詣が深いとかただ愛読してたりとか、人それぞれの付き合い方があるけど、自分が歩いてきた道のどこかで読んだ作品が、その頃を思い起こさせるひとつのきっかけだったり思い出そのものだったり、この作品の描く世界の明るさが現実の世界とシンクロしてるところがマニアな作品とは違う情感があって、温かい気持ちになります。マンガにどっぷり浸かると知らない世界がどんどん広がっていきそうで、そんな未踏の世界を垣間見せてくれた作品です。金魚屋みたいな古書店あれば、行ってみたくなりました。

・「マンガのマンガ
 昔のマンガについてのマンガという感じ。 その知識はすごいものがある。読んだことのあるマンガ、名前だけは知っているマンガ、名前も知らないマンガ、色々と出ていました。 1話1話それぞれマンガに関するショートストーリーになっていますが、これはあまりうまくいってないように思えます。やるんだったら固定した登場人物で話を進めたほうがいいと思います。やけに感動を誘うようなストーリーも鼻につきますし・・・。 マンガを読みながらもマンガが読みたくなる本でした。

金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS (詳細)

金魚屋古書店出納帳 下 IKKI COMICS

・「ちょい前の金魚屋古書店!
下巻のレビューで書くのもアレですが、この作品は、今出てる「金魚屋古書店」のちょい前の話です。(二度目・・・)

今のと違って、一つの話しが長いです。(今のって、出納帳じゃない方ですよ)

話は一話完結で、読みやすくて、話もテンポ良くて、読後もさわやか。

金魚屋を読んだ事ない人へ!!

この作品は、漫画の中で、実在の漫画を題材にした漫画です。

これを読んでると、まだ読んだことのない漫画や、漫画が読みたくなりますよ?気になって、読みたくなります。(そんな作品なんですよ〜。)

あと、出てくる漫画は、古いものが多いですけどね。

で、最後に、漫画が好きなら読みましょう!

・「微妙な感じ
 面白いと言えば面白いのです、つまらないといえばつまらないですね。 マンガを題材としたマンガということで方向性は面白いのですが、そのマンガというメンをもっと前に出して欲しかったかなという感じです。お手軽な感動を誘っている感じが鼻についてしまってどうも微妙な感じです。 でも、マンガに興味というか関心というか、マンガをとことんまで知りたい!という人にはうってつけかもしれません。僕もマンガについては割と知っている方だと思っていましたが(実際にはそんな大したことはありません)、知らないマンガが所々に登場します。そういった意味ではいい作品であると思います。マンガとしてではなく、マンガのマンガという意味で・・・。

金魚屋古書店出納帳 下 IKKI COMICS (詳細)

意地 (密命) (祥伝社文庫―「密命」シリーズ (さ6-42))

・「金杉清之助の将来が楽しみ
実に面白い。密命見シリーズには吉宗、大岡越前、その他諸々の人物が登場してきた。第2巻の弦月32人斬りでは、第1巻から7年の歳月が過ぎ、金杉惣三郎は江戸の留守居役となっている。その後幾多の戦いを経て、ついに長男が成人した。その性格の記述が非常に的を得ている。一体このシリーズはいつまで続くのであろうか?惣三郎の死までなのか、それとも吉宗の死までなのか、はたまた清之助の戦いが終わるまで続くのか? テレビ放映を見ていて内容が面白かったため、発行済みの全巻を読み終えた。寝不足である。次の巻が発行されるのが、非常に楽しみである。

意地 (密命) (祥伝社文庫―「密命」シリーズ (さ6-42)) (詳細)

レコード・コレクターズ 2008年 07月号 [雑誌]

・「ビートルズの初期「赤の時代」ベストな50曲、レココレランキング・・・やはり別格扱いです(笑)!
この雑誌ならでは特集です・・・次月号は青なので、ビートルズが好きな方であれば是非セットで(笑)。思い入れは特にないですが、ジャケット等を眺めるのが好きなので、その点では楽しめました・・・しかしシングルとかよく所有されてますよね、すごい!!他マウンテン・セックスピストルズ・スティーヴハケット・四人囃子・松武秀樹が特集されています・・・私的には、こちらの記事を興味深く読ませて頂きました!なかでもP104〜P105四人囃子の記事は何度も読み返し(笑)・・・確かに、佐藤満(G)在籍時もリリースして欲しいですね!!奮発して購入しましたが、未だ聴いていないという・・・5枚組は、家庭を持っているとほんに厳しい(笑)。裏広告のマウンテン&アージェントに、SONYの担当者の良心を感じました(笑)・・・この雑誌を良くわかってますね。

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神代の国にて (単行本未収録傑作選 2)

・「SF・戦記・ミステリーがいっぱい!
表題作「神代の国にて」は結構難しい。めったにみられない作品の1つには違いないあと死後の世界や未来の世界を舞台にした話があってナカナカシリアス

神代の国にて (単行本未収録傑作選 2) (詳細)
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