クィーン<スペシャルエディション> (詳細)
ヘレン・ミレン(俳優)
「女王への敬意に満ちた力作」「見応え十分、そして、良い意味でタブロイド紙を読んでいる感覚でも楽しめる。」「気品と威厳」「此れは「ノンフィクション」に非ず、良質な「ドラマ」也。」「悪者でも不当に非難され続けた被害者でもない、威厳と知性を兼ね備えた女王を描いた傑作」
エリザベス1世 (詳細)
トム・フーバー(監督), ヘレン・ミレン(俳優), ジェレミー・アイアンズ(俳優), ヒュー・ダンシー(俳優), バーバラ・フリン(俳優), パトリック・マラハイド(俳優), イアン・マクダーミド(俳優), トビー・ジョーンズ(俳優)
「愛と陰謀の王宮」「思わず、その時代背景を調べたくなる」
エリザベス : ゴールデン・エイジ (詳細)
シェカール・カプール(監督), ケイト・ブランシェット(俳優), ジェフリー・ラッシュ(俳優), クライヴ・オーウェン(俳優), サマンサ・モートン(俳優)
「得難いこの雰囲気」「主演女優の圧倒的存在感、前作を知らなくても楽しめる完成度の高さ」「ヨーロッパ歴史物ファンにはこたえられない傑作。「エリザベス」の再発売も歓迎。」「女優の迫真の演技には感服するしかない」「圧倒的な存在感と美しさ」
エリザベス (詳細)
シェカール・カプール(監督), クリストファー・エクルストン(俳優), ジェフリー・ラッシュ(俳優), ケイト・ブランシェット(俳優)
「誇り高き英国を知るには観なければならない。」「以前発売されたものと同じ」「圧倒される映画、でも・・・」「映像の映画」
エリザベスR【トールサイズ仕様】 (詳細)
ロドリック・グラハム(監督), グレンダ・ジャクソン(俳優), ピーター・ジェフリー(俳優), ロバート・ハーディ(俳優)
ヴァージン・クイーン スタジオ・クラシック・シリーズ (詳細)
ヘンリー・コスタ(監督), ベティ・デイビス(俳優), リチャード・トッド(俳優), ジョーン・コリンズ(俳優), ダン・オハーリヒー(俳優), ハリー・ブラウン(原著)
「壮絶な体験を経て国家と結婚をした処女王を熱演。」「B.デイヴィスからプロの女優の貫禄を充分感じられる作品」「ハリウッド製エリザベス」
プリンス~英国王室 もうひとつの秘密~ (詳細)
スティーヴン・ポリアコフ(監督), ミランダ・リチャードソン(俳優), ジーナ・マッキー(俳優), マシュー・トーマス(俳優), マイケル・ガンボン(俳優), ビル・ナイ(俳優), トム・ホランダー(俳優)
「心の深い部分が震えます」「隠されたことの裏側・・・」
Whatever Love Means (詳細)
David Blair (II)(監督), Laurence Fox(俳優), Olivia Poulet(俳優), Simon Wilson (III)(俳優), Alexandra Moen(俳優), Richard Johnson(俳優), Michelle Duncan(俳優), Lucy Brown(俳優), Kieran D. Gough(俳優), Laura Murphy (II)(俳優), Andrea Riseborough(俳優), Freya Berry(俳優), Dominic Colenso(俳優), Michael Twomey(俳優), Tony Brown (VI)(俳優), David Ryan (VII)(俳優), Malcolm Douglas (II)(俳優), Hayley Atwell(俳優), John McGrath IV(俳優), Stella McCusker(俳優)
Edward & Mrs Simpson (2pc) (詳細)
Waris Hussein(監督), Edward Fox(俳優), Cynthia Harris(俳優), Peggy Ashcroft(俳優), Maurice Denham(俳優), Marius Goring(俳優), Nigel Hawthorne(俳優), Cherie Lunghi(俳優), Kika Markham(俳優), Jessie Matthews(俳優), Andrew Ray(俳優), John Shrapnel(俳優), David Waller(俳優), John Horsley(俳優), Alvar Liddell(俳優), Elaine Wells(俳優), William Hoyland(俳優), Louis Mansi(俳優), Nuala Barrie(俳優), Patrick Brock(俳優), Anthony Brown(俳優)
Victoria & Albert (2pc) (詳細)
John Erman(監督), Victoria Hamilton(俳優), Jonathan Firth(俳優), James Callis(俳優), Diana Rigg(俳優), Patrick Malahide(俳優), Roger Hammond(俳優), Penelope Wilton(俳優), Peter Ustinov(俳優), Delena Kidd(俳優), Timothy Carlton(俳優), John Wood(俳優), Malcolm Sinclair(俳優), Gary Raymond(俳優), Nigel Hawthorne(俳優), Crispin Redman(俳優), David Suchet(俳優), Rachel Pickup(俳優), Alec McCowen(俳優), Jonathan Pryce(俳優), Dudley Sutton(俳優)
プリンセス ダイアナ ~最後の1年~ (詳細)
ガブリエル・ボーモント(監督), エミリー・セコム.ジョージ・ジャッコス(俳優)
ダイアナ ~プリンセス最期の日々~ (詳細)
リチャード・デイル(監督), ジェネヴィーヴ・オーライリー(俳優), パトリック・バラディー(俳優), ショーン・ドゥーリー(俳優), ジェームス・バリスケール(俳優)
Diana: Her True Story (Dol) (詳細)
Kevin Connor(監督), Serena Scott Thomas(俳優), David Threlfall(俳優), Elizabeth Garvie(俳優), Donald Douglas (III)(俳優), Jemma Redgrave(俳優), Jeremy Child(俳優), William Franklyn(俳優), Jean Anderson(俳優), Anne Stallybrass(俳優), Belle Connor(俳優), Tracy Hardwick(俳優), Aletta Lawson(俳優), Cornelia Hayes O'Herlihy(俳優), Helen Masters(俳優), Gabrielle Blunt(俳優), Christopher Bowen(俳優), Robert Reynolds(俳優), Rowland Davies(俳優), Adam Blackwood(俳優), Alan Shearman(俳優)
Mary Queen of Scots (詳細)
Charles Jarrott(監督), Vanessa Redgrave(俳優), Glenda Jackson(俳優), Patrick McGoohan(俳優), Timothy Dalton(俳優), Nigel Davenport(俳優), Trevor Howard(俳優), Daniel Massey(俳優), Ian Holm(俳優), Andrew Keir(俳優), Tom Fleming(俳優), Katherine Kath(俳優), Beth Harris(俳優), Frances White (II)(俳優), Bruce Purchase(俳優), Brian Coburn(俳優), Vernon Dobtcheff(俳優), Raf De La Torre(俳優), Richard Warner(俳優), Maria Aitken(俳優), Jeremy Bulloch(俳優)
「二人のライバルクィーンの戦い」
Anne of a Thousand Days (詳細)
Charles Jarrott(監督), Richard Burton(俳優), Geneviève Bujold(俳優), Irene Papas(俳優), Anthony Quayle(俳優), John Colicos(俳優), Michael Hordern(俳優), Katharine Blake(俳優), Valerie Gearon(俳優), Michael Johnson(俳優), Peter Jeffrey(俳優), Joseph O'Conor(俳優), William Squire(俳優), Esmond Knight(俳優), Nora Swinburne(俳優), Vernon Dobtcheff(俳優), Arthur Ibbetson(映像), Richard Marden(編集), Maxwell Anderson(Writer), Bridget Boland(Writer)
「楽しめました。歴史の勉強にも・・」
わが命つきるとも (詳細)
フレッド・ジンネマン(監督), ポール・スコフィールド(俳優)
冬のライオン〈デジタルニューマスター版〉[日本語字幕入り] (詳細)
アンソニー・ハーベイ(監督), キャサリン・ヘップバーン(俳優), ピーター・オトゥール(俳優), アンソニー・ホプキンス(俳優), ティモシー・ダルトン(俳優)
「拍手喝采!」「役者魂の戦いを感じました。」「演技がすごい!」
Madness of King George (詳細)
Nicholas Hytner(監督), Nigel Hawthorne(俳優), Helen Mirren(俳優), Ian Holm(俳優), Rupert Graves(俳優), Amanda Donohoe(俳優), Rupert Everett(俳優), Julian Rhind-Tutt(俳優), Julian Wadham(俳優), Jim Carter(俳優), Geoffrey Palmer(俳優), Charlotte Curley(俳優), Anthony Calf(俳優), Matthew Lloyd Davies(俳優), Adrian Scarborough(俳優), Paul Corrigan(俳優), John Wood(俳優), Nick Sampson(俳優), Jeremy Child(俳優), Nicholas Selby(俳優), Barry Stanton(俳優)
Becket (Ws) (詳細)
Peter Glenville(監督), Richard Burton(俳優), Peter O'Toole(俳優), John Gielgud(俳優), Gino Cervi(俳優), Paolo Stoppa(俳優), Donald Wolfit(俳優), David Weston(俳優), Martita Hunt(俳優), Pamela Brown(俳優), Siân Phillips(俳優), Felix Aylmer(俳優), Percy Herbert(俳優), Inigo Jackson(俳優), Niall MacGinnis(俳優), Christopher Rhodes(俳優), John Phillips (VI)(俳優), Frank Pettingell(俳優), Véronique Vendell(俳優), Jennifer Hilary(俳優), David Davenport (II)(俳優)
Lady Jane (詳細)
Trevor Nunn(監督), Helena Bonham Carter(俳優), Cary Elwes(俳優), John Wood(俳優), Michael Hordern(俳優), Jill Bennett(俳優), Jane Lapotaire(俳優), Sara Kestelman(俳優), Patrick Stewart(俳優), Warren Saire(俳優), Joss Ackland(俳優), Ian Hogg(俳優), Lee Montague(俳優), Richard Vernon (II)(俳優), David Waller(俳優), Richard Johnson(俳優), Pip Torrens(俳優), Matthew Guinness(俳優), Guy Henry(俳優), Andrew Bicknell(俳優), Clyde Pollitt(俳優)
「わずか9日間の王妃ジェーン・グレイ。その死は誰のため?」「Bring out the tissues」「レデイジェーン」「チューダー朝の絢爛と影」
ヘンリー5世 (詳細)
ケネス・ブラナー(監督), エマ・トンプソン(俳優), ポール・スコフィールド(俳優), イアン・ホルム(俳優)
「スクリーンに喝采」「低コストでも大成功」「国威高揚の映画足り得ますね」「いいです。」「シェークスピアが苦手な方にもお勧めです」
King Richard & Crusaders (詳細)
David Butler(監督), Rex Harrison(俳優), Virginia Mayo(俳優), George Sanders(俳優), Laurence Harvey(俳優), Robert Douglas(俳優), Michael Pate(俳優), Paula Raymond(俳優), Lester Matthews(俳優), Anthony Eustrel(俳優), Henry Corden(俳優), Wilton Graff(俳優), Nejla Ates(俳優), Nick Cravat(俳優), Leslie Bradley(俳優), Bruce Lester(俳優), Mark Dana(俳優), Peter Ortiz(俳優), John Epper(俳優), Abdullah Abbas(俳優), Joseph Schildkraut(俳優)
Henry VIII and His Six Wives (詳細)
Waris Hussein(監督), Keith Michell(俳優), Donald Pleasence(俳優), Charlotte Rampling(俳優), Jane Asher(俳優), Frances Cuka(俳優), Lynne Frederick(俳優), Jenny Bos(俳優), Barbara Leigh-Hunt(俳優), Michael Gough(俳優), Brian Blessed(俳優), Michael Goodliffe(俳優), Bernard Hepton(俳優), Garfield Morgan(俳優), John Bryans(俳優), John Bennett(俳優), Peter Madden(俳優), Clive Merrison(俳優), David Bailie(俳優), Nicolas Amer(俳優), Michael Byrne(俳優)
Histories of William Shakespeare (5pc) (詳細)
David Giles (III)(監督), Derek Jacobi(俳優), John Gielgud(俳優), Jon Finch(俳優), Wendy Hiller(俳優), Charles Gray(俳優), Mary Morris(俳優), David Swift(俳優), Clifford Rose(俳優), Charles Keating(俳優), Richard Owens(俳優), Janet Maw(俳優), Jeffrey Holland(俳優), Jeremy Bulloch(俳優), Robin Sachs(俳優), Damien Thomas(俳優), Alan Dalton(俳優), David Dodimead(俳優), John Flint(俳優), Carl Oatley(俳優), William Whymper(俳優)
● kuemama。の「'08劇場鑑賞作品DVD/BDリスト」(1)
● 赤川次郎の映画館3(三毛猫ホームズの映画館ではありません。)
● 2007年 年間 (01‾12月)興行収入ランキング 81‾100
● 日本で入手可能なジェレミー・アイアンズ出演作 (2) + 映画以外の作品
● 2008年 新春期 (01‾02月)興行収入ランキング +α
● 30
・「女王への敬意に満ちた力作」
やっと家の近所のシネコンで本作を鑑賞する機会を得て、台風の中を出かけて行ったのだが、それだけの価値のあった力作である。既に他のレビュアーの方が解説されているように、ダイアナ死後、王室の尊厳を守ろうとしてもはや王族ではない民間人に追悼の意思を表示することを拒否し続けた女王が世論の非難を浴びるに至り、王室が存亡の危機に晒されることを危惧した、首相就任から日が浅いブレアが女王に進言し、その進言を受け入れた女王がロンドンに戻り、ダイアナ追悼の声明を発表し、再び王室が国民からの敬意を回復する(少女が花束を差出し、女王がそれを受け取るシーンが感動的)までの1週間に的を絞り、その中で女王の生活(例えば、女王が自分で車を運転し、車の構造に詳しいことを初めて知った)、威厳を守ろうとする苦悩、そして国民の声に応える果敢な決断をし、死んだダイアナとのある意味戦いにおいて、少なくとも引き分けに持ち込む様を描いた力作である。王室の在り方を含め色々考えさせられるが、現存の王族や首相の生活をここまで映像に出来るのかということに最も感心した。日本ではちょっと考えられない。ここまで開放的なことが羨ましくもある。でも結局は女王の人格の高潔さ・決断力こそが現英王室の支えであり、その卓越した人間としての大きさ(ブレアも結局は包みこまれる)に誰しも感嘆するだろう。広大な狩場の空撮、その中で1人苦悩する女王、そしてまるで本物の女王・ブレア夫妻であるかのような俳優の熱演、細部にまで凝った王族の生活の再現等、見所満載の傑作である。
・「見応え十分、そして、良い意味でタブロイド紙を読んでいる感覚でも楽しめる。」
チャールズとの不仲、離婚を契機に始まるダイアナとイギリス王室の確執の歴史は、タブロイド紙を筆頭にしたマスコミの煽動も加わり、絶えず世界中の人々の間で格好の関心事であった。今作は、衝撃的だったダイアナの事故死直後の王室と政府の対応を、エリザベス女王と当時就任4ヶ月だった現首相トニー・ブレアのせめぎあいと駆け引きを通じて、新旧世界観の対比と混沌を、それこそゴシップ的な要素もふんだんに盛り込みつつ、伝統と品格、秩序を背負った国家元首としての、そして、時代の流れと価値観の変動、大衆からの乖離に戸惑いと不安を隠しきれず寂寥感に苛まれる世界で最も権威ある女性としての、“Queen”の実像に見事に迫っている。演ずるヘレン・ミレンの、各賞を総なめした演技力は絶賛の名にふさわしいものだが、彼女自身、王室制廃止論者であるものの、役作りのリサーチをしていくうえで、ひとりの女性として女王に魅力を感じていったとインタビューで語っている。それにしても、この映画がどれだけ事実に即しているものなのかは分からないが、両者の周辺にいる者たちの、双方を見つめる視線の、なんと辛辣で悪意に満ちている事か。彼らのほとんどが、今なお現役で存命している事を考えると、よくぞここまで描けたものだと思う。少なくても、日本では、絶対に無理なオハナシだ。
・「気品と威厳」
英国の古い体質を嫌う人も多いと思います。私自身も,若いときに英国にホームステイをして,英国人の独特の話し方や気取り方に抵抗を感じました。 しかしながら,現代社会が,妬みや嫉妬で渦巻く世相になったことに気付く人は多いと思います。 この映画は,女王の「気品と威厳」を,いやみなく映し出しています。また,この映画が評判になったことは,人間にとって必要なものである「気品と威厳」について,人々が再認識し始めていることを示していると思います。 英国人の「気品と威厳」は,日本人における「恥じ」の文化に通じると思います。昨今の日本人は,「恥じ」の文化を捨て去ってしまい,嫉妬深い嫌みな人間になっていると思います。 この映画は,現代人が失ったものの大きさを感じさせるとともに,いまだに「気品と威厳」を保ち,英国が英国として存在するidentityそのものである女王の苦悩を映し出しています。
・「此れは「ノンフィクション」に非ず、良質な「ドラマ」也。」
主演のヘレン・ミレンと言えば何をさておいても「第一容疑者」こと"Prime Suspect"シリーズであります。英国の男性社会の最たるものである警察機構の中で権力抗争・性差別に絡め取られながらも捜査を担当し事件の深層に迫っていくテニスン警視正を圧倒的なリアリティで演じて一気にブレイクした「女優」さんであります(サスペンスドラマとしては最上の出来ですので是非ご一見を)。
そんな彼女が「究極の職業婦人」を演じたのが本作。なにせ一国の象徴たる「女王陛下」を演じるわけですからさぞや挑戦のしがいがあったことでありましょう。現実に起きた出来事を当事者たちが存命中に「ドラマ」にしてしまうことについては様々な困難も予想されるわけです。しかし過剰に政治的になったり感傷的になったりすることは避けて「映画」として十分楽しめる作品になっていてこの辺りのスタンスは実に「大人」。
ヘレン・ミレン演じる女王陛下がどれほど実物に似ているかは私にとってはどうでもいいことですが、演じる側からすればそういうわけにもいかなかったようです。前半は少しぎこちなく感じられましたが、これは彼女が「演技」よりも実物の「形態模写」優先しているように見えたからでしょうね。でも中盤辺りになるとその違和感は霧散してドラマに引き込まれて行きます。大国の象徴としてその歴史と威信を一身に背負って生きるというのが一体どのようなことであるのか、想像も及びません。しかし一人の女性・母親・祖母、そして「組織のトップとして働く女性」として描かれることで浮かび上がる人としての孤独は我々にも十分共感できるものとなっております。
その点が逆に不満という意見や迎合的であるという批判もあるかも知れません。人としての弱さを伺わせながらも威厳を失わず孤高の存在を演じる女性の「生き様」を描いていて実に見応えがあります。秋の夜長にじっくりと鑑賞するには最適の作品かと思います。
・「悪者でも不当に非難され続けた被害者でもない、威厳と知性を兼ね備えた女王を描いた傑作」
高価な服を着て、ロック・コンサートに登場するダイアナ妃が個人的には好きではなかった。王室の風習が嫌なら皇太子と結婚しなければよいだけであり、離婚後の彼女がいくら世界を廻って様々な活動をしても、私生活ではリッチな男性と付き合って贅沢をしていたわけで、それがいけないとは言わないが、他の王室のメンバーだってずっと活動はしていたはずであり(ただし報道はされない)、なぜ彼女だけ評価が高いのかわからなかった。だからダイアナの死後、自分が悪いことをしたわけでもないのに攻められ続ける女王には同情した。しかしこの映画はそういった同情の声をも寄せ付けず、威厳と知性と母性の豊かな人間としての女王を描いており、同時にブレア首相の反応(主に戦略面として)も並行して描くことで、より面白くなっている。 この映画に描かれている多くの事の真偽は不明だが、少なくともあの時の異常なヒステリックな状態より、現在は皆が冷静に見れるだろうし、なによりもヘレン・ミレンという適役を得て作品としての風格も十分にあった。最近のアカデミー賞は実在の人物の伝記映画でのそっくりさんの受賞ばかりだが、このヘレン・ミレンの演技は別格という気がする。セリフの多くは創作であろうが、皇太后が女王に言う言葉で「あなたが辞めるのが心配ではなく、あなたの辞めた後が心配だ」というセリフは頷ける。
・「愛と陰謀の王宮」
イギリスで制作、前後篇のテレビドラマとして放映された作品で、日本ではNHKのBSで放映されていました。日本版では「エリザベス一世〜愛と陰謀の王宮〜」というタイトルでしたが、この(余計な?)サブタイトルが表すように映画よりドラマ的な作品です。
エリザベスの政治手腕や人の使い方はなかなかに見事で、家臣との言葉あそびとも思えるような卓越したやりとりにも感心しっぱなしでした。ですがメインとなる物語は愛人たちとの恋、立場上いつも孤独でいなければいけない女王のジレンマ…などエリザベス一世の内面や感情をプッシュしてものとなっています。
前半ではロバート・ダドリー 後半ではエセックス伯との愛と陰謀の日々が描かれます
昼ドラ的な要素がまったくない、というわけではありませんが、ヘレン・ミレンの好演、衣装や舞台の忠実さ・美しさなどは素晴らしいです。
またこれとは別のケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」も名作でありますがあちらはドラマ性を強くするためか史実と違った点がいくつもあります。こちらは歴史に忠実です。
また個人的には日本版の吹き替え声優さんたちの音声がとても気に入っているのでこのDVDにも収録されていることを望みます。
・「思わず、その時代背景を調べたくなる」
面白かった!
最近、ヘレン・ミレンに凝っていて、これは、イギリスで、前後編のミニドラマとして、2005年に放送されたそうです。そして、こちらのドラマ、2007年のゴールデングローブ賞を獲っていて、更に、この年、彼女は、「クィーン」で、アカデミーを獲っている。全て、エリザベス女王ですね。なんだか、面白い。
16世紀ヨーロッパでは、その立場は、磐石でなかったイングランドであるが、スペインの無敵艦隊を破ったり、その礎を築いた、生涯独身であったイングランド女王・エリザベス1世の波乱に満ちた半生を描いたドラマ。
もう、世界史のことなんて、すっかり忘れていましたが、面白かった。観た後、思わず、その生涯を調べてしまった。知的な探究心を刺激してくれました。
かなり歴史に忠実に描かれていたようで、25歳で即位するまでも、母を処刑されたり、幽閉された少女時代は、描かれていませんが、フランスの伯爵と結婚を考えるようになったり、教皇によりカトリック教会から破門され、カトリック派より、何度も暗殺の危機に晒される辺りから、描かれています。
歴史的背景がわかると、やはり、更に面白い。当時、豪華な宮廷や衣装、豊かな文化が花開く一方、処刑は、本当に頻繁にあって、そのバイキング的な野蛮さと、文化の優雅さ、との過渡期であるがゆえに、欲望と恐怖という直接的な感情にストレートに翻弄されます。
特に、女王という立場にあり、身近に野蛮な行為を見て育った彼女にとって、その時代を生き抜くには、相当、難しかったのでは、と思います。
賢者な女王であった一方、年下の男性に狂ったり、それにより、彼の人生も、その周囲の人たちも巻き込むことによって、国家レベルの混乱を引き起こしたりもしていて、それでも、女王であって、彼女には、なにか、人々を、民衆を惹きつけるものを持っていたのと、基本的に、賢い人であったのでしょう。なんてったって、この厳しい時代を女王として、生き抜いたのですから。
ヘレン・ミレンは、とても上手く、納得の女王っぷり。もちろん、威厳という意味でも、狼狽する人間一人としても、完璧に演じていました。宮廷の暗さや調度品など、テレビのミニドラマでは、ありえないクオリティです。必見です。
ただ、処刑シーンも多く、目を覆いたくなるので、お子様と歴史観賞という手合いものではありません。ご注意下さい。
・「得難いこの雰囲気」
10年ぶりのエリザベス。名優ケイト・ブランシェットの当たり役になりました。何よりも王朝映画ならではの、この雰囲気に圧倒されます。メイキングで良く解りますがセット、小道具、衣装には前作以上の経費が投入され、英国王朝の豪華絢爛さが溢れ出ています。権謀術数は良く描かれているのですが、私的にはもう少し、暗さ、怖さ、おどろおどろしたところがあった方が、より歴史の香りがしたのではないか、と思います。でも、ホームシアターなどでどっぷりつかりながら見るには、最近にはない、得難い雰囲気を持った映画です。
・「主演女優の圧倒的存在感、前作を知らなくても楽しめる完成度の高さ」
ケイト・ブランシェット演じる『エリザベス』の続編。今作ではスペインとの戦争が勃発し、女王暗殺のもくろみや無敵艦隊撃破までの間における女性として、国王としての苦悩が描かれている。恋心を抱く冒険家に、トゥモローワールドのクライブ・オーウェンが起用されている。
壮大なセットや衣装に手をかけてはいるが、それら全てを忘れさせるほど本作品のケイト・ブランシェットは抜けた存在であった。本作品を見てしまうと、彼女以外にこれを演じられる女優が思い浮かばないほどはまり役で、手の込んだ演出などが全くかすんでしまうそほど演技は圧倒的である。領土拡大をもくろむスペインの野望を拒絶し、自由奔放な冒険家の船乗りに恋し、悩むも戦乱に巻きこまれる中で、自身の責任を優先させ、圧倒的に不利な戦争を勝利に導くまでの葛藤は見応え十分。身分の高い人物に対峙したときの緊張感や圧迫感が伝わってくるため、彼女がほほえんでも見ている側は緊張してしまう。また、実話を元にしているため、非常に説得力ある脚本になっているし、スペイン語を話す女王など、知性や背景医員死も十分に表現されている。ダンスシーンなどのカメラワークも非常に凝っている。無敵艦隊との戦闘シーンは短時間であり、実際の戦闘そのものよりも、それにいたるプロセスが脚本に値することが欲理解できる。
前作を見ていなくても十分に楽しめ、独立した作品として完成度は高い。世界史が苦手でも、本作品のように流れがわかれば非常に記憶に残りやすい。多くの工夫が随所に見られ、星5つの価値は十分だが、主演の存在感がすべてを圧倒する大作。
・「ヨーロッパ歴史物ファンにはこたえられない傑作。「エリザベス」の再発売も歓迎。」
約10年ぶりにケイト・ブランシェットがエリザベス1世を演じた作品ですが、豪華な衣装に目を見張り、建築物の壮大さとその中での自在なカメラの動きに興奮し、ケイト・ブランシェットの女王としての品格と貫禄十分の演技に圧倒されました。国に身を捧げたヴァージン・クィーンの使命感と人間性を描ききった作品ですが、特に女王の人間的な側面が侍女を巻き込んだ事件に発展し、自身がうろたえる様はこの名君にして抑えられない心の葛藤があることを見事に示し、脚本の素晴らしさと見応えある俳優たちの演技に感服しました。ヨーロッパ歴史物ファンにとっては必見の作品でしょう。
欲を言えば、スペインの無敵艦隊を撃破する海戦シーンがあっさりしていることと、この時代の歴史に疎い人には本作で何故スコットランド女王メアリー・スチュアートがイングランドにいてエリザベスの頭痛のたねなのかがわかりにくい点が、惜しいと思います。しかし、戦争の場面に関しては甲冑に身を包み、髪をなびかせ、白馬の上から軍に檄をとばす女王の姿の凛々しさで十分補っているし、後者に関しては青木道彦氏著・新書「エリザベス1世」(私のお薦めの本です)等を事前に読んでおくと、時代背景や映画が史実をどのように脚色しているかがわかり、より本作を楽しめるでしょう。なお、本作はスペインとの緊張が続いた時期に焦点をあてており、女王最晩年の「黄金の演説」まではカバーしていません。
「エリザベス」と本作を両方観た者としては、ケイト・ブランシェットの「エリザベス」以後の女優としての経験の蓄積と映画の中のエリザベス1世の女王としての存在感の増大が呼応するように感じられました。「エリザベス」のDVDも再発売されるようで、楽しみが2倍になりました。
・「女優の迫真の演技には感服するしかない」
前作に衝撃を受けてDVDを買いました。あれから10年、ケイトの気迫のこもった演技をまた見られるとは思いませんでした。メアリーとの確執やスペイン艦隊との激突は、あっさりしていて物足りないという人もいますが、それだけで映画が1本作れてしまうほど奥深い事件です。本作はエリザベスの人生をたどった通史ですから、あの程度で充分です。あれ以上深く掘り下げたら、全体とのバランスを失することになったでしょう。
エリザベスの人生は、危ない橋を綱渡りで渡る連続でした。カトリックが価値観のすべてだった時代に、父王ヘンリー8世が独立して英国国教会を創設したのが、そもそも人間離れした偉業でした。しかしカトリックに戻そうとする勢力は強く、いつひっくり返されてもおかしくなかったのです。メアリーとの立場が逆転する可能性も充分あったし、エリザベスも腹をくくって覚悟していたのでしょう。結局エリザベスは父王の素質を受け継いでいたのだと思います。その女版ゴッドファーザーの姿を、ケイトは見事に演じきっていて感服しました。
ただしこの映画は、反宗教改革のリーダーを自認するスペインのフェリペ2世が、カトリックに逆らって自立しようとするエリザベスをつぶそうとする話でもあります。フェリペの野望は打ち砕かれるのですが、彼はこの17年ほど前、トルコ艦隊を壊滅させることに成功しています。(レパントの海戦)まず東方でキリスト教圏を脅かすトルコを叩き、次いでカトリックに逆らうエリザベスを討伐して、カトリック復権を目論む一連の流れの中で起こった出来事です。だからスペインとイギリスの争いだけを抜き出すと、歴史の大きな流れを見逃すことになります。正義のエリザベスVS悪党のフェリペ2世、みたいなナレーションが流れていましたが、その点だけは違うと思いました。しかし映画自体が素晴らしい成功作であることに疑問の余地はありません。
・「圧倒的な存在感と美しさ」
UK盤HD DVDを所持しています。
・「誇り高き英国を知るには観なければならない。」
時には、こんな超豪快なる作品を観る必要がある。あっと驚く映像。王家を豪勢華麗なる映像で表現。世界一偉大になる英国。
この国に明治25年(1892年)に和歌山の南方熊楠は行った。彼は狂わなかった。日本の民俗学の原点を確立し、闘かった。この国に夏目漱石は明治33年(1900年)行った。異境の文化に彼は、狂った。
率直にいえば 国家権力闘争を熟知できる資料。権力闘争とはこのような陰謀術作が必要なのだ。エリザベスが 女王になる闘い。そして 彼女を護る仕事をしつづけた男。若きエリザベスとこの護る男の冷静さが この作品の核である。この作品は 数回みないと わからない。闘うことを常識としている 欧米を知るには最適の作品である。しかし、知った後は 恐いと感じる。エリザベスを演じるケイト・ブランシェットは 素敵で大きな女優である。必見。
・「以前発売されたものと同じ」
「ゴールデンエイジ」発売に合わせて長らく廃盤だったものが再発売。発売元:角川映画/販売元:ソニーということで過去日本ヘラルド/ソニーででたものが、そのまま低価格化。当時ソニーが販売していたDVDではヘラルドの商品は価格が高く、画質があまり良くありません。(「ロシュフォール恋人たち」等と共に上映用プリントをテレシネしたような画質。)最初の価格が¥5,565だったものが今回は¥1,980。これが適正価格かも知れません。
・「圧倒される映画、でも・・・」
見ていて衣装、演出、装置など見事で圧倒され、しかも内容がエリザベス1世についてとなると、映画に呑み込まれそうにもなる。歴史の重さ難しさ、権謀術数、迫力ある人物像を見ることができて申し分ないと言いたくなる。
しかし・・・。
サッカー元フランス代表、元マンUのエリック・カントナが重要な役をやったりと話題性(UKでは)も豊富だったのだろうが、グロくて少々リアリスティックな歴史大河映画としては、アナール派に触発された、彼の本国フランスの歴史物の方が力強いように思える。
また音楽が良すぎて作品が呑み込まれてしまうような印象をもった。特に最後に流れるモーツァルトのレクイエムは、ラストの効果を高めるものとして採用されたのだろうが、あまりにも有名すぎる曲なだけに逆に陳腐な感傷性をもたらしてしまったような気がする。この点は結構残念。
ということで評価は3つ。
・「映像の映画」
ところどころのエッチシーン。なにか日本映画みたい。圧倒的映像美に拍手。人間エリザベスは見えたが、その悲しみはどうだったか。
・「壮絶な体験を経て国家と結婚をした処女王を熱演。」
90年代の映画(エリザベス)で彼女の壮絶な生涯がせきららに描かれ話題となりましたね、幼少の時代に父親のヘンリー8世の策略であらぬ汚名をきせられ母親が処刑され、それより長年の幽閉生活、その末での突然の王位継承と壮絶な体験をしたエリザベス女王を名女優のベティ デイビスが好演しています、人間不信で常に過去の悪夢にも脅えていたという女王、男性遍歴でも有名ですが、自己の保身を保つ為に自らを処女女王と称し、国家と結婚をした彼女、悪名でも有名ですが、これだけの壮絶な体験をした彼女を非難するのは間違っているのではないでしょうか?、過去に脅え、常に神経を尖らせ誰が見方で誰が敵なのかを常に意識をして生きなければならなかった女王を演じるにあたり、ベティは髪の毛も眉毛も総て剃り、忠実に女王の姿を演じている所などは見所でしたね。
・「B.デイヴィスからプロの女優の貫禄を充分感じられる作品」
決して若くはないながらも、その分演技に磨きのかかったB.デイヴィスの有無を云わせぬ迫力が印象的でした。髪の毛も眉毛も剃り、女王になりきった威厳はプロの女優の貫禄を感じ、39年に自身が演じたエリザベス女王よりも個人的には好感が持てました。近年の大作と比べれば地味ながらも、H.マーシャルなど名優が脇を固め、あたかも名作舞台を観ているような作品に感じました。
・「ハリウッド製エリザベス」
もともとは“サー・ウォルター・ローリー”という舞台劇を映画化する企画であったものを、ベティ・デイビスがキャストされたために、急遽エリザベスが主役に変更されたようです。いかにもハリウッド製の豪華な時代劇で、ベティ・デイビスの貫禄たっぷりの演技を楽しむことができます。ただしグレンダ・ジャクソンが演じたような、傲慢と裏腹な怯えの表情がほとんど見られず、従って常に死と隣り合わせだった前半生のトラウマが表現されていません。そのために深みや陰影を欠いていますが、それはそもそもプロダクションの問題なのかもしれません。
・「心の深い部分が震えます」
面白かった!心の深い部分で、感動しました。
20世紀初頭のヨーロッパ。エドワード7世の世から、ジョージ5世に引き継がれ、サラエボでのオーストリア皇太子暗殺に始まった第一次世界大戦勃発の経緯や、ロシア皇帝ニコライ2世一家が銃殺されるロシア革命など、激動の時代を、幼いころのケント公ジョージの目線と、知能障害と癲癇の発作があり夭折したジョンの目線で、英国王室を描く。
あの当時、障害を持って生きるというのは、大変だったのだと思うのですが、英国王室にも、知的障害をもった、王子が実在し、彼がどう生きたのか、を描くというのは、どれだけ事実であるかは、疑問があるにしろ、とても意味があるように思います。
ジョンは、かわいく、自由で、潔く、正直なのですが、それゆえに、王室という閉鎖的な世界では、彼は、オープンにされることなく、地方で、隔離されるように育ちます。どんなに、隔離されようと、愛することに勇敢であった彼は、側にいる人たちには、深く愛されます。
これは、ミニドラマの作品で、前後編が一つの映画のようにDVD化されています。激動の時代ゆえに、まるで、彼の人生、というか、心は、その戦火と正反対の場所にあって、愛するということに勇敢であった少年は、時代に取り残されたような生活をしています。ま、これは、隔離されたということもあるのですが、隔離されなくても、この殺伐とした時代には、正反対な場所で、生きたことでしょう。その勇気ある生き方には、とても感動しました。ほんとうに、彼は、天使であったのかもしれません。
このドラマを観て、次に興味を持ったのは、これからの英国王室。どう、エリザベス2世につながっていくのか。ジョージ5世の次は、エドワード8世。ただ、彼は、「王冠を賭けた恋」という、王室関係者や政府が認めない女性と結婚したため、途中で退位。そして、病弱であったジョージ6世が、王位を継承しましたが、若く50代で心労がたたり、亡くなってしまいます。そして、彼の長女、エリザベス2世が即位する。女王は、家族思いであった、父王を深く愛していたため、エドワード8世を生涯、許さなかったそうです。どの時代も、ドラマになる王室です。
・「隠されたことの裏側・・・」
このDVDを見て、初めて知的な障害を抱えた王子がいたことを知りました。そして、20世紀初頭という時代の中で、王家という特殊な一族であるがゆえに、一家族としての苦悩を隠さなければならなかったということも知りました。 メアリー王妃は、他の本でも子どもに対する関心は薄かったと書いてありますが、高貴な生まれで自分自身が乳母に育られていたら、自分の子どもであってもどう愛情を表現すればいいのか、考えが及ばなかったのでしょうね、きっと。 一方、乳母のララさんは、本当に前向きにジョン王子を支えて愛して教え導いていて、あの献身的な姿には胸を打たれます。 このような歴史に隠された物語は、今の現代の真実を知ることにもつながる、重要なことのように感じましたし、この後、エリザベス2世女王につながる歴史ももう少し掘り下げて学びたくなりました。
・「二人のライバルクィーンの戦い」
16世紀のイギリス、プロテスタント,カソリックの激しい宗教戦争にあけくれる時代にその華美さと権力を共に競い合った二人の隣国同士の女王は壮絶な戦いを繰り広げた・・・ その幼少期何度か死に脅かされながらもついに25歳でイングランド王位に就くことのできたエリザベスのサバイバルの青春。
一方生まれながらスコットランド女王にして華やかなフランス宮廷で恵まれた幼少期を送り長じてフランス王妃となった根っからのお姫様育ちのメリー・スチュアート、彼女がイギリス王位をも主張したことから二人は、終生のライバルに・・・
夫のフランス王の死後スコットランド女王として寒々と荒れ果てて、野蛮なボーダーの貴族たちの棲み付く故郷に帰ってきたメリーはそこで彼女の運命を破滅へと導く不吉な二人の夫たちと出会う。 そしてついにスコットランド女王の座を追われたメリーは隣国エリザベスの国イングランドに逃げ込む。城から城へと移される囚われ人の身。
しかしメリーをかついで政府転覆を狙うカソリック一派の陰謀事件の後をたたないことからついにエリザベスはメリーの死刑執行令状に署名せざるを得なくなる。 メリーを演じるバネッサ・レッドグレーブもさることながらエリザベス役のグレンダ・ジャクソンが尊大で驕慢な女王を演じてとても個性的で魅力的。
・「楽しめました。歴史の勉強にも・・」
Genevieve Bujold演じるアン・ブリンは、Richard Burton演じるヘンリー8世と結婚するが、彼女の幸せは約1000日の後潰えるのであった・・。
この作品は史実に完全に忠実なわけではありませんが、歴史に対する関心を喚起する力はあると思います。
時代の背景や服装が美しく、映像的にも豊かな映画でした。
●冬のライオン〈デジタルニューマスター版〉[日本語字幕入り]
・「拍手喝采!」
久しぶりに最高のものを見た!と、感動しています。1968年製作、確かに古い映画です。しかし、今見ても見劣りしないこの迫力、ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘプバーンの気迫、見事としか言いようがありません。
互いに相手の腹を探り合う駆け引きに、どんどん吸い込まれて、最後まで飽きずに見てしまいました。特殊撮影ばかりに走る最近の映画も悪くはありませんが、こういったシンプルな、映画らしい映画をもっと見てほしいと思いました。出演者全員に拍手喝采。
・「役者魂の戦いを感じました。」
ピーター・オトゥールとキャサリン・ヘップバーンの役者魂を感じました。そこに、映画界に登場したばかりの若きアンソニー・ホプキンスが、負けじと演技をしています。とにかく、この一家は、まさに骨肉の争いの真っ只中で、互いの腹の中を探り合っているのです。見ているこっちも誰を信じていいのか分からなくなります。
「冬のライオン」とは、老齢期に差しかかった王のことを指すのだと思いますが、キャサリン・ヘップバーンは、噛み付かんばかりの王妃の役を見事に演じ、彼女はもうまさに雌ライオンです。そして、3人の息子たちは、父親から地位と領地を何とか譲ってもらおうと虎視眈々としている子ライオン。そう、みんなライオンです。
デジタルニューマスター版は、本当に素晴らしいです!!。50年以上も前の作品が、まるで新作のように綺麗な画像で見れます。その証拠に、当時の劇場予告画像を見ると、独特のフィルムの焼けた感じや傷が見られます。このような素晴らしい作品がDVDで蘇るとは、本当にいい時代に生きていると思いました。CGや特撮の映画になれた人も、こういう人間の「演技」を是非ご覧になって欲しいです。台詞の機微も素晴らしいです。
・「演技がすごい!」
当時の英国の史実を把握していないと、話の流れがたまに、?になってしまうのですが、それを差し引いても素晴らしかったです。 まず役者さんたちの演技。特に王妃役を演じていらっしゃる方は、とにかく感情が読めない。本当に息子を政争のために利用しようとしているだけに過ぎないのか、それとも真実愛しているのか……。その母を信じるべきなのか迷う王子たち三人。夫に噛み付くようなシーンも最高! それに台詞回しも素敵でした。字幕だけ見てても引き込まれてしまいそうなほどです。
素敵な、歴史を基にした映画が見たい方は是非。
・「わずか9日間の王妃ジェーン・グレイ。その死は誰のため?」
敬虔なプロテスタント信者として成長したジェーン・グレイは、母親たち近親者のアップステアの駒として、政略結婚、そして「王位」へと進められていく。政略結婚ながらも心を交わし愛し合えた夫婦になったのもつかの間、王位に就いたジェーンは、わずか9日間で体制が崩れる。
ジェーン・グレイを演じたヘレナ・ボナム・カーターはとても初々しいです。この作品の彼女のうわさを聞いて、アイヴォリー監督が「眺めのいい部屋」のルーシー役にヘレナを抜擢したそうです。
字幕のビデオを探していたのですが、見つけられなかったので、どうしてもみたくて輸入物にトライしました。
宗教的・政治的専門用語はちんぷんかんぷんだったのですが、ジェーンのつぶやきはよく分かりました。ラストに至っては、!!その悲劇をヘレナがとてもすばらしく演じていて、涙涙で胸がいっぱいです。
王位継承者が複数いる場合、このような処刑は歴史の中に無数に散らばっていうるのだと思います。
そういった死を踏み台にして、国は『統治』されて来たのでしょう。でも、この映画をみ終わった時、本当にわずか16歳のジェーン夫婦を処刑しなければならなかったのだろうか?誰が悪い?誰が悪い?と心の中で叫んでいました。
16世紀のイギリス史や装束、(宗教的にも様々)に関心がある方にお薦めです。視覚的にもすばらしかったです。時代検証をしっかりされている作品だと、うなってしまいました。
・「Bring out the tissues」
The acting is superb and makes you feel that you are part of the action. However you do feel like telling them what to do or say. The story is loosely based on a sixteen-year-old girl Lady Jane Grey (Helena Bonham Garter) on the throne of England for just nine days in 1553, and how everyone tries to manipulate her.
The genealogy behind this can get quite complex but the story is strait forward. Naturally the costumes and scenery add to the movie. If there was any music I did not notice it.
For those who want historical accuracy, go watch a documentary. That does not make this anything less than great entertainment. It has religion for the religious, love fort the loveless, and teaches us to stick our neck out for our principles.
Did I mention that this is an engrossing film?
・「レデイジェーン」
16C半ばエドワード6世は病弱な少年王だった。次に カトリック信者のメアリが即位するなら、プロテスタント化を進めていたノーサンバランド公は失脚するだろう。そこで公はいとこのジエーングレイを即位させる画策をする。
彼女は女王になるが16歳でしかも在位9日間だった。公の陰謀は発覚し、ジェーンも処刑される。美貌のジェーン役をヘレナボナムカータが熱演している。ジェーンは短い生涯だったが公の息子ダッドレイとの幸せな新婚生活が感動的で生き生きと描かれている。
・「チューダー朝の絢爛と影」
長いこと見たかったチューダー朝を舞台にした映画が二本あった。一本は「1000日のアン」で、もう一本が本編。待っていてもDVD化されそうにないので、今回ビデオ購入に踏み切ったが、一見の価値がある映画だった。
絢爛華美な華やかな貴族社会の影の、醜い権力闘争や、庶民の苦しみ、若い二人の純真さが見事に描写されていた。とくに、ヘレナ・ボナム・カーターの演技がすごい。最初はむくれた子供にしか見えないのが、どんどん花開いていく様を迫真の演技で表現している。最期の様子も、レディ・ジェーンの処刑図を連想させ、思わず涙を誘った。
残念だったのは、悲劇と対比させる目的で、よりドラマチックに描いているのだろうが、二人の幸せな日々の情景がやや気恥ずかしい演出だったことと、冗長な部分が中盤に見受けられた点。エリザベスなどのシャープさには欠ける。
それでも、このまま埋もれるには惜しい作品。
購入して満足している。もう一本の「1000日のアン」もいつか見る機会を得たいものだ。
・「スクリーンに喝采」
映画館で8回観ました。これほど熱く感動できたシェイクスピアはこの作品が初めてでした。映画としての演出や名役者の演技に因るところはもちろんですが、台詞はほとんど原作どおり。時代を超えて人の心に訴えかけるシェイクスピア作品そのものにはまるきっかけとなりました。士気を鼓舞する数々の名演説は英国人でなくても心を揺さぶられます。上映後スクリーンに向かって拍手をしてしまいました。
ケネス・ブラナの出世作と思われますが、脇を固める渋い名役者の存在も忘れられません。
・「低コストでも大成功」
ケネス・ブラナーのハムレットは彼の年齢的にもちょっと「??」でしたが、このヘンリー5世では、無理なく役に合っていました。シェイクスピア史劇に欠かせない戦いのシーンも、経費削減を考えて(最近はよくCGでするように何万もの群生を上から撮るのではなく)敵が向かってくる地響きのような足音とそれを見据えるヘンリー軍勢の緊張した表情だけで表現しているのは見ものです。特に戦いに挑むシーンのヘンリー5世のスピーチは非常によく、シェイクスピア独特の詩のような長台詞を魅力的に表現していて好感が持てました。彼のシェイクスピア作品でもう一つオススメなのが『空騒ぎ』です。ヘンリー五世以上に彼の魅力が満載かも知れません。
・「国威高揚の映画足り得ますね」
この芝居は英国で、国威高揚の必要があるときに好んで上演されるという傾向がある芝居です。それは映画を観れば、戯曲を読めばわかりますが、神がかり的なリーダーシップを発揮した国王のもと、フランス軍を木っ端微塵に破った過程が描かれているからです。もうそのとき(出陣)の王の演説は、本当に素晴らしい。そしてシェイクスピアの、憎らしいまでの修辞的な台詞は、本当に素晴らしい。これは芝居全編を通じてどの配役にも素晴らしい修辞的な台詞は用意されています。それは描く戦争の悲惨さよりも、勝ち得た根拠たる「神への信仰」さらには得られる「平和」「愛」を謳歌するための伏線とも言えるほど用意周到たる準備をシェイクスピアは行なっていると思えるほどです。ストーリーの戦場のシーンは、日本には戦国時代があったので、まったく同じような話で、ストーリーに入り込みやすいと思います。たとえば大阪冬の陣の「真田丸」の真田雪村のリーダーシップのような感じ、戦闘は同じく「真田丸」のそれや「長篠の合戦」のような感じもする、と本当に身近に感じられる戦国ものともとらえることができると思います。その観点で見ても充分に感動できます。本当にお勧めの作品です。
・「いいです。」
シェークスピアの作品で映画化された物は沢山ありますが、私の知る限り これは、単純に感動する一本だと思います。 感じとしては、スポコン 映画に通じるものがあると思います。特にアジンコートの戦いの前のヘンリー五世のスピーチ?は本当に感動、しました。学生時代のスポーツをしていた時に戻された感じです。 あと、最近のヨーロッパ戦線を舞台にした映画の「バンドオブブラザーズ」の題名の語源はここから来ていたんですよ。 あと、ヘンリー五世の映画の案内役で出てるのは、グラディエーターの元老院議員役で出てる、人で、イギリスのテレビドラマのこの私クラウディウスの主人公で出てる人なんですよ。
・「シェークスピアが苦手な方にもお勧めです」
こんなにイキの良い明快なシェークスピアは初めてで、これでブラナー映画にはまりました。「王の責任だ」のシーンは何度観ても圧巻です。何回も観ていると撮影の工夫が発見?でき新たな楽しみもありますよ。
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