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▼初心者の選んだアルバム:セレクト商品

Waltz for DebbyWaltz for Debby (詳細)
Bill Evans(アーティスト), Scott LaFaro(アーティスト)

「奇跡のアルバム」「出会えて良かった!」「ビル・エヴァンスの最高傑作の1枚です!」「ピアノの音に恋愛してしまうということ」「WALTZ FOR DEBBY」


Portrait in JazzPortrait in Jazz (詳細)
Bill Evans(アーティスト), Scott LaFaro(アーティスト)

「私のJAZZの始まり。」「老いた父をも惹きこんだ名盤」「クールなアタックとスリルに満ちたアドリブ」「聞き手を引き込む優しい演奏」「軽やかな枯葉もなかなかです」


Kind of BlueKind of Blue (詳細)
Miles Davis(アーティスト), Wynton Kelly(アーティスト), Paul Chambers(アーティスト), Jimmy Cobb(アーティスト), Cannonball Adderley(アーティスト), John Coltrane(アーティスト), Bill Evans(アーティスト)

「JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"」「マルチチャネルとステレオのSACDです。」「60年代モダン・ジャズへの布石と音楽の豊かさ」「恐ろしいまでの完成度」「何といっても、格好良さに尽きると思います」


Cool Struttin'Cool Struttin' (詳細)
Sonny Clark(アーティスト)

「これぞまさにハードバップジャズの名盤!!'must listen'!」「クールなハード・バップ ホットな哀愁」「悲しい陽気」「心の泉に落ちた小石」「いい感じです」


MilestonesMilestones (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「初代リズムセクション時代の最高傑作」「マイルスの一里塚」「このバンドは史上最強です!」「アルバム中盤での高速ドライブ感にわくわくしました」「ジャズの新しさを体験させてくれた」


In a Silent Way (Dlx)In a Silent Way (Dlx) (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「60年代マイルスの金字塔」「スペース・ジャズ」「JAZZ NASTERPIECE」「マイルスの魔術」「《ロック》をも呑み込むジャズ・コンテンポラリー・ミュージック!」


マイ・ファニー・ヴァレンタインマイ・ファニー・ヴァレンタイン (詳細)
マイルス・デイビス(アーティスト)

「 最高のジャズアルバム」「静かに熱く燃えるマイルス」「もっとも脂の乗ったマイルス」「怪物たちの誕生の瞬間を聴くようなアルバム」


枯葉枯葉 (詳細)
ウィントン・ケリー(アーティスト), ポール・チェンバース(演奏), サム・ジョーンズ(演奏), ジミー・コブ(演奏)

「3部作締めのリラックスしたアルバム」


星影のステラ星影のステラ (詳細)
キース・ジャレット・トリオ(アーティスト)

「これをやらねば』と始めた所作」「美しい」


残氓残氓 (詳細)
キース・ジャレット・クァルテット(アーティスト)

「最もハードなキースがここに」「ものすごい緊張感がみなぎる」「どれもジャズ史上に残る名盤ですからねえ」「作曲家・サウンドクリエーターとしてのキースの最高作(ではないか)」「判ってきた!?」


ザ・ケルン・コンサートザ・ケルン・コンサート (詳細)
キース・ジャレット(アーティスト)

「なんて美しい音楽が紡がれていくんだろう。音楽がはじまった冒頭から魅了されました」「これは音楽の域を超越した「宝」だ。」「音楽のジャンルを超えています。」「キースの最高傑作」「背中で弾く音楽」


ブレゲンツ・コンサートブレゲンツ・コンサート (詳細)
キース・ジャレット(アーティスト)

「明るいフォースに満ちたキースのソロが効きます!」「希望に満ちたキースのソロ作品!」「ラベルやサティのピアノ小品に近い味わい」


▼クチコミ情報

Waltz for Debby

・「奇跡のアルバム
私にとって奇跡のようなアルバムである。ジャズを聴き始めた頃、5枚目のCDとして購入した。初めて聴いた驚きは忘れられない。自分の聴きたかったジャズが、まさにそこにあった。以来20年間、Jazzだけで500枚以上、ビル・エヴァンスだけでも100枚近くを集めて聴いたが、依然として色褪せない。

たまに取り出して1・2曲目を聴く。苦しいとき、集中力を出したいとき、何度も世話になった。くつろぎたい時にも聴いた。たった10分で気持ちが変わる。音にのめり込み、メロディーにのめり込み、すると私の中の何かが変わる。確かに他に好きなアルバムや曲もあるが、この10分は、やはり他には変え難い。

もう何度も名盤として語り古されてきたように、音色のつや、タイミングの絶妙さ、ベースとの相互作用、ジャケットの良さ、全てが確かに良い。何度も分析され、語られ、伝説とさえ言える程であるのは、ファンとして嬉しい反面、つまらなくもある。しかし、どんなに他人に語られようとも、言い古されてしまったことも含めて、このアルバムを愛せるのだ。全て了解した上で、それでも、聴いたときには好きだと明言できる。人間の作る芸術が、すごいものだと実感できる時である。

・「出会えて良かった!
本当に。

JAZZにはまったら遅かれ早かれ絶対に遭遇する一枚なのだろうが・・・。数ヶ月前からジャズにはまり、今日このアルバムに出会い、感動している。

タイトルにもなっている「Waltz for Debby」はBILLの代表作と言われるだけあって、一度聴いたらそのメロディを口ずさんでしまうほどイイ曲だ。トリオの演奏も素晴らしい。ライブ録音なのもまたヨシ!

この出会いでどっぷりジャズにはまっていきそう。

・「ビル・エヴァンスの最高傑作の1枚です!
ジャズをあまり聞いたことがない初心者の人にもおすすめします。ジャズの世界ではあまりにも有名な名盤のひとつです。

ビル・エヴァンスはジャズピアニストで、とても詩的で繊細な音楽を奏でる人です。まるでポロポロと水滴がはね落ちるような、美しい響きです。

表題曲の「ワルツ・フォー・デビー」は、メロディーもとても美しく、親しみやすく、かわいらしく、とても素敵ですよ。

ジャズに慣れていない人は、最初はいまひとつわからないかも知れませんが、何度も聞いているうちに、ほんとうにこの曲が好きになるんじゃないでしょうか。

おすすめです。

・「ピアノの音に恋愛してしまうということ
ビル・エヴァンスが語られるとき、必ず出てくるのがインタープレイという言葉。このアルバムは彼のピアノトリオのキャリアにおける「インタープレイ」の極致と呼べる最良の姿を記録している。なにしろこの収録のわずか11日後に、彼の人生最高のパートナーだったベースのスコットを交通事故で亡くしてしまうのだから。

ビル・エヴァンスの登場以前のピアノトリオと言えばバップスタイルが主流で、ベースとドラムはピアノの単なるリズム隊にすぎず、ピアノに追従していくだけの存在であった。ところが彼が提示したインタープレイとは、ドラムとベースをピアノと対等な立場まで引き上げることによって、お互いの演奏に反応し合い、あたかも3人で対話をしているような自由なやりとりが可能になったのである。これを踏まえてこのアルバムを聴いてもらえれば、インタープレイというのが何か分かってもらえると思う。そしてそれ以降のジャズピアノのあり方ををがらりと変えてしまった。

ここでは彼らが三位一体となって、その最後の喜びを伝えている。ピアノトリオの最良の姿であり、饒舌なベース、爪弾かれる可憐なピアノの音。ピアノの音に対して恋愛してしまうということはつまり、ここにあることを言うのであって、そしてここまで心を奪われてしまっては説明する言葉さえも意味を無くしてしまう。

・「WALTZ FOR DEBBY
彼は、1980年9月20日に来日して、公演する予定でしたが、直前の9月15日に亡くなりました。楽しみにしていたコンサート、とても残念でした。ヴィレッジバンガードでのライヴで、ワルツフォーデビーは名演ですが、マイロマンスもいいです。マイフーリッシュハート(LPの時も同じですが、最初の曲で少し前にNHKラジオでは、「愚かなりし我が心」と呼んでいました。)は、レコード針を置いた時から、曲に引き込まれてしまいます。A面とB面を何度もひっくり返し、聴いたものです。CDになって便利になりましたが、レコードで聴いた時のノイズもたまらなく良かったです。

 ワルツフォーデビーは、当時3歳だったデビー(兄ハリーの娘さん)の為に書き下ろした曲です。マイロマンスも、彼のお気に入りで何度も演奏しています。私も毎日、車の中でCDを聴いています。

 いつも、ピアノにくっつく位前かがみに演奏するスタイルは、独特のものでした。アルバム 「ライヴアットザヴィレッジバンガード」のジャケット写真には、彼の両手が写っていますが、少し浮腫んでいるようにみえます。ドラッグのせいです。とても真面目(打ち解けたりするとそうでもなかったようですが。)な性格で、いつも自分の仕事を完璧にこなそうと考えていました。ライブなどでは、細かい打ち合わせなどせず、カウントもなく、演奏に入っていったそうです。11年もコンビを組んだエディゴメスは、「最初のビートを彼が出すと、次のビートに私が乗っていくんだ。自分が、ベースを弾いている時には、余りにもスウィングが素晴らしくて、我を忘れて至福の時を何度味わったかしれない。」と、語っています。

 日本には、彼のファンが多くて来日の度に、とても歓迎されたので(子供のように)喜んでいたと、プロデューサーのヘレンキーンが、あるジャズ雑誌で話していました。

Waltz for Debby (詳細)

Portrait in Jazz

・「私のJAZZの始まり。
私がJAZZ好きになったきっかけのアルバムです(当時はLPでした)。正確にはこのアルバムの中の「Someday My Prince Will Come」。この1曲をFMで聞いたのが私のJAZZの始まりです。「いつか王子様が...」と訳されるこの曲はディズニーの白雪姫の中で使われる曲ですが、「JAZZになるとこんなになるんだ!」と感心したものでした。

その後多くのJAZZを聞きましたが、これほど感動した曲には巡り会っていません。「JAZZ黄金の年」1959年の録音です。表向きはやさしい聞きやすい演奏ですが、とても奥が深く、聞くたびに新しい発見があるのがいいですね。JAZZピアノ好きの方でもし聞いたことがないなら絶対に聞いておくべきです。その時は一度聞いただけで判断しないでください。

・「老いた父をも惹きこんだ名盤
CDの内容はすでに皆さん書かれており、上乗せすることも削ることも全くないので、私のエピソードを。

私は中学生の時からジャズが好きでしたが、両親は全く興味がない様子でした。車で同乗しているときにJAZZのCDを流すとラジオに切り替えられることもしばしば。

そんな、私が父に車を貸したある日、帰宅した父はどこか上の空です。私が訊ねると恥ずかしそうに「おまえの車で流れてたCD、いいな」と言い出しました。私と父が音楽について話したはじめての会話です。それから父はJAZZを聞き始めました。

父はもう定年近くで、日ごろ音楽を聴くことも少ないのですが、そんな父の心をも揺さぶったこのアルバム。

ぜひとも皆様にも聞いていただきたいと思います。

・「クールなアタックとスリルに満ちたアドリブ
数あるビル・エバンスの快演のなかでも、最もできのいいアルバムの一つだろう。ベースのスコット・ラファロという天才をパートナーに得て、これまでのピアノ+リズム隊というピアノ・トリオの枠組みから大きく逸脱し、3つの異なった楽器のインタープレイによって曲が展開するスリルはジャズの革命的な出来事といっていい。マイルスのモードやオーネット・コールマンのフリーといった楽想上の革命に比べ一見地味な変革だが、ブロックコード、シンプルトーンのドライブ感、リズムの激しさとどれをとっても過激で強烈なアッタク、霊感に満ちたエバンスのアドリブはその後のジャズピアノのスタイルを決定付けた洗練されたものであった。しかし、マッコイもチック・コリアもキースもやはりこの時期のエバンスの神がかった演奏には及ばない。中でも枯葉はぐいぐいと脳髄にクールかつ鋭く、熱く切り込んでくるピアノのタッチ、ベースの躍動的リズム、ドラムのセンシティブなリズムに圧倒されてしまう。ビル・エバンスのスタンダードはこのアルバムだ。

・「聞き手を引き込む優しい演奏
 彼の奏でる曲は、ガラス細工のような桜のようなある種のはかなさを感じます。 彼のような聞かせ方を弾き方をできる人は聞いたことがありません。 そしてスコット・ラファローとのセッションもこれで最後(この演奏の二週間後にスコット・ラファローは交通事故で亡くなりました)かと思うとよけいに思いいれが強くなります。 

 落ち込んだときや一人でちょっと寂しい時や、寝る前に落ち着きたいとき等に僕は聞いています。 このアルバムは僕の始めてのJAZZでしたが聞いたとき1回で引き込まれてファンになってしまいました。

クラシックのように肩肘を張らず、ロックのように畳み掛けることも無く、ポップスのように底抜けに明るくない、深く懐の広いJAZZの真の意味での芸術家“アーティスト”!の演奏が聴ける名盤だと思います。僕の拙い文章では伝えきれないので、興味を持った方は是非聞いてください

・「軽やかな枯葉もなかなかです
枯葉といえば、曇り空で、せつない秋を感じさせる印象がありました。しかし本作のように、晴れた空に、軽やかな足取りで歩む枯葉もなかなかのものです。

枯葉だけでなく、ピアノトリオの楽しさ満載のCDです。これからジャズを聴きたい人にもお薦めだと思います。

Portrait in Jazz (詳細)

Kind of Blue

・「JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。

それはさておき、Kind of Blueである。マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。

そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。

・「マルチチャネルとステレオのSACDです。
 このアルバムの国内版のSACDは通常の2Chのステレオ版ですが、この輸入版のSACDには、マルチチャンネルとステレオの2種類の音源が収録されています。マルチチャネルで再生すると、小さなライブハウスで、ステージの直前で聞いているような感覚がします。演奏者の汗が飛んでくるような臨場感を味わえます。一方、ステレオで再生すると、比較的広いジャズハウスで、ステージから20mほど離れた座席で、静かに落ち着いて聞いている感じです。これは有名なアルバムですので、このアルバムの解説は、簡単に入手できます。そのため、日本語のライナーノーツがなくても困りません。SACDのマルチチャネルの再生環境がある方は、こちらの輸入版をお勧めします。

・「60年代モダン・ジャズへの布石と音楽の豊かさ
モード・ジャズを探求していたマイルス・デイビスがその完成と60年代のジャズに対して決定的な影響力を持った傑作アルバムとしてあまりにも有名。マイルスの抑制の効いたトランペットはモード奏法の自由で新鮮なメロディー・ラインを実現している。「ソー・ホワァット」の静謐な出だしは、ポール・チェンバースの良く響くベースとビル・エバンスのクリアーなリフから始まり、マイルス、J・コルトレーン、キャノンボールと緊張の中にも寛いだ雰囲気で続けられる。3曲目の「ブルー・イン・グリーン」はジャズにおける美の極致を感じさせるトラックである。モードはジャズに限らず現在のあらゆる音楽の幅を広げ、音楽の豊かさを切り開いた。このアルバムこそ、その原点になったといえるだろう。

・「恐ろしいまでの完成度
「JAZZの歴史の中で最高峰に輝くアルバム」と言えばこれ以外にはない。これは恐ろしいほど完成された驚異的な作品である。マイルスの作品であるのは間違いないが、ビル・エヴァンスの支配力が多大に存在しており、その綿密なアレンジとアンサンブルには唖然とさせられる。代表曲「So What」におけるマイルスの、静寂を切り裂くような鋭角的かつ気品溢れるソロ、それに続くコルトレーンのモード展開に満ち満ちた動的なテナー、キャノンボールの明快なアルト、そしてビルの“間”を利した透明感溢れるピアノ…。ポール・チェンバースの非の打ち所のないベースラインに乗ったこれらソリストのプレイは全く無駄がなく、各パートの絡み具合いが完璧に組み立てられており、張りつめた緊張感に聴き終えた後はぐったりしてしまうほどだ。この前衛アートにも似た芸術性は「見事」と言うほかはない。またビル・エヴァンスに代わってウイントン・ケリーがピアノを担当している楽曲では、ケリー独特のブルースフィーリング溢れる“ゆるい”演奏がビルのプレイとはコントラストをなしており緊張を解きほぐしてくれるが、そのウイントン・ケリーのバタくさいプレイがコミカルに聴こえてしまうほど「So What」の張りつめた緊張感と完成度は恐ろしい。熱いソロの応酬を聴かせてくれるJazzもあるが、これはその真逆を行く、無駄のない演奏と完璧なアンサンブルによる超芸術作品である。

・「何といっても、格好良さに尽きると思います
59年発表のアルバムにして、「私の好きなジャズアルバム」等々のアンケートがあると、必ずといってよいほど、トップに来るアルバムです。特徴としては、「このアルバムで、マイルスはモードを確立した」を始め、様々な薀蓄が語られますが、要は格好いいのです。言葉でいえば、「静謐」といえばいいのでしょうか。静かに、けれど確かに刻まれるチェンバースのb、コブのdrのリズム隊をバックに、ここぞという場面で出される帝王マイルスのトランペット。中山氏でなくても、「くう〜、たまらん」と唸る格好良さなのです。そして、マイルス以外のキーパーソンは、やはり、ビルエヴァンスのピアノ。美しい旋律で、マイルスのプレイを引き出すだけでなく、時には、アルバム全体をリードする役割を果たしています。最初に聞くジャズアルバムではないと思いますが、いつかは聞きたいジャズアルバムの名作です。

Kind of Blue (詳細)

Cool Struttin'

・「これぞまさにハードバップジャズの名盤!!'must listen'!
とても言葉じゃこのアルバムの素晴らしさは表現し切れません!とにかく聞いてみてください!!A.ファーマー(トランペット)とJ.マクリーン(アルトサックス)の超豪華&超ファンキーな金管に、控えめながら流れるような、それでいてカウンターとエッジの効いたS.クラークのピアノが絶妙に絡み合って...とにかく最高にhappyになれる1枚です!この3人をしっかり引き立てながら職人技でリズムを刻むP.チェインバー(ベース)とJ.ジョーンズ(ドラムス)もしっかりと脇を固めてます。3.4.5.6.のたたみかけるような連続攻撃は、もうほんとーうに必聴ですよっ!

・「クールなハード・バップ ホットな哀愁
ドラッグのやりすぎにより、わずか31歳の若さで他界したピアニスト、ソニー・クラークの代表作。50年代のファンキーなムードをたたえながらもどこか、知的で複雑な要素を持ったアルバムだ。Cool Struttin'というタイトルとジャケットのおしゃれなセンスはおよそファンキーな土くささと相容れないし、Blue Minorの哀愁を帯びたテーマはホットに語りかけ、心を熱くさせる。米国におけるクラークの人気は意外なほどないという。日本ではマイナー好みな日本人の感性にフィットしたのかジャズ喫茶の超人気盤であった。アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マックリーン(as)というフロントラインも、哀愁とファンキー、知性など複合的なムードを引き出すことに貢献している。また、P・チェンバース(b)、F・J・ジョーンズ(ds)といえば当事のマイルスのリズム陣。後乗りのビートで全体をぐいぐい引っ張り、フロントラインを煽っている。58年といえばハード・バップが熟成しファンキーな色合いのジャズが絶頂期を迎えつつあったが、カーティス・フラーの「ブルースエット」やジャズ・メッセンジャーの諸作と並ぶ名演であろう。しかし、あえて単なるファンキージャズと一線を画したくなるのはクールなハード・バップという形容矛盾を犯してしまうほど、ソニー・クラークの美的で底知れぬ才能のゆえである。60年代、70年代、80年代のジャズシーンの中で、ソニー・クラークがどのような演奏をしていたか、聞いてみたいと思うのは僕だけではないだろう。だが、短い時間に生き急ぐようにして吹き込まれたクラークのキラ星のような作品の生命は永遠の輝きを放ち続けるに違いない。

・「悲しい陽気
古いアルバムだけど,今でも一番のお気に入りです.深い悲しみを奥底にたたえたリズミカルなソニ-のピアノ,ジャッキ-の心に沁みるようなサックス. どれをとっても素晴らしい. このアルバムを見出した日本人のジャズ鑑賞力ってやはり凄い. 本場米国より上だね.

・「心の泉に落ちた小石
 セクシーな脚線美とエレガントな足取り……この語り尽くされた名盤に物申すのはいささか気が引ける。しかし、本アルバムが誕生して今年でちょうど50年になるのを祝し、同じ頃に生まれた者としての愚見を述べてみたい。

 本作を知ったのは今から30年近く前の学生時代。当時はフュージョン全盛で、いささかヤワなエレクトリックサウンドがジャズ喫茶でよく流れていた。そのあとに、誰かがリクエストした「Cool Struttin’」が大音量で鳴り出せば、店のムードがガラッと変わったものだ。

 ジャズの熱気と哀愁を凝縮したスリリングなサウンドは室内の空気をビリッと切り裂き、甘ったるいムードをあっさり粉砕。それはまるでジャズとロックの境界あたりをうろつき逃げた“挙動不審者”を、ジャズの王道を行く猛者が迫って組み伏す場面を想像させた……。

 月日は流れ、齢(よわい)50歳の〈壮年アルバム〉。そのパワーと魅力は健在だ。たまに取り出して聴くたびにもぎたて、取立ての新鮮な味と香りが漂い、そこに賞味期限はない。そして、作品が心に木霊(こだま)を残していて、心の中で成長したのだろうか。かなり以前から4曲目(本来はラストナンバー)に魅了されている。

 「Deep Night」……バド・パウエルがジャズクラブで弾いているのに触発され、ソニーがレパートリーに加えたという一抹の悲しさをたたえた美しい曲だ。

 ソニーがテーマを独奏。そのままアドリブに入り、都会の深夜に思いを寄せるかのように、独特のリリシズムでメランコリックな情感を歌いあげる。孤独な資質の哀しいまでの結晶を思わせる演奏だ。フィリーが絶妙なブラシでサポートし、続くファーマー、マクリーンもメロディアスなソロをリレー。1、2曲目の熱気と華やぎの余韻が冷めやらず、もうひと燃えしようかという意気込みを感じてしまう。

  ……本国では路傍のジャズマンに過ぎぬソニー・クラーク。普通のアメリカ人ジャズファンからすれば、我々が集めている彼の作品など道端の小石のようなものだろう。しかし、我々の心の泉に投げ込まれた小石の波紋は、今も揺曳している。泉に落ちた寂しい小石の音を、我々はふと思い出してしまうのである。

・「いい感じです
これまでMJQ、バド・パウエル、マイルス、コールトレイン位しか持っていなかったのですが、本作やリー・モーガン、ロリンズ、ブレイキー、ビル・エバンスと出会うことが出来ました。大音量で陶酔するも良し、読書のBGMにするも良し。JAZZっていい感じですね、素晴らしい音楽ですね。

とりわけ本作のピアノは楽曲の良さとも相まって心地よく耳に残りました。

Cool Struttin' (詳細)

Milestones

・「初代リズムセクション時代の最高傑作
リズムセクションにレッド・ガーランドとフィリー・ジョーがいた時期のマイルス・グループの最高の演奏だと思う。とにかくバンド全体のまとまりが見事で、強烈にスイングしているのだ。新しく加入したキャノンボール・アダレイも驚くほど他のメンバーと結束できている。役者も環境もそろっているのだから、当然どの曲も出色の出来。勿論マイルスは『モード』に取りかかったりと更なる探求を進めているし、コルトレーンにしてもまだトレーニング中ではあるが、発展途上での演奏としても十分私たちを魅了する音楽をこの人達はやっていたんだなあ、と感心しきりである。ちなみに「ビリー・ボーイ」は、管の抜けたピアノトリオによる演奏。なかなか乗っているが、これがガーランドとフィリー・ジョーの参加する最後の作品になる。特にガーランドのそれは、必然だったのかもしれないとも感じさせるほど、このバンドで出来ることは、やり尽くした感じのあるアルバムでもある。

・「マイルスの一里塚
この頃の典型的なハードバップ。タイトル曲の「Milestones」はテーマ、演奏ともに素晴らしく、既にジャズクラシックにもなっている。(マイルス自身も、長くライブで演奏し続けた。)もちろん、それ以外の「DR.JACKYL」 、「SID'S AHEAD」「Straight No Chaser」など、どの曲をとってもとても良い、駄曲駄演のない好盤である。後にモードジャズの推進という観点でマイルスに大きな影響を与えたビルエバンスはまだ参加していないが、その方がこの作品の雰囲気にはあっている。

・「このバンドは史上最強です!
マイルス・デイビスがモード手法を取り入れたアルバム、などという専門的な題目は別にどうでもよく、ただよい演奏のCDが聴きたい、という思いを100%満たしてくれるアルバムです。今のロックのCDもよく聴いていますが、このCDに匹敵するだけのドラムやベースはほとんどないと思います。もう50年以上も名盤として語り継がれているというのはそういうことなのだと思います。録音も音に独特の質感があり、これが50年も前の音楽だなんてしんじられません。みんななんでパンクとかヒップ・ホップとか聴くんですかね。この時のマイルス・デイビスのほうが100倍もヒップでカッコいいのに・・・一番のききものは「Two Bass Hit」。しのぎを削るとか、火花を散らすとかいう生半可なもんじゃないです。マイルスとSAXのキャノンボール、ドラムのプィリージョーが斬れば血が飛ぶような演奏を繰り広げます。ピアノのレッド・ガーランドが主役をはる「Billy Boy」も凄い。音の最初から最後までぎりぎりの緊迫感があり、メンバーの最高の演奏を引き出しているのがマイルスのカリスマ性なのだと感じます。

・「アルバム中盤での高速ドライブ感にわくわくしました
 不安な気持ちに駆られる第2曲『Sid’s Ahead』が効いています。好きな曲ではないのですが、赤信号が点滅しているみたいなこの曲が、当アルバムのポイントとなっている気がしました。 じらすようなテンポの第2曲から、次の『Two Bass Hit』で一転、演奏はトップ・ギアに入ります。この第3曲が実にスピーディーで心地よいテンポに聴こえるのも、じわじわと進んでいく『Sid’s Ahead』とのギャップ、落差が大きいせいもあるでしょう。そして、マイルス・デイヴィスのトランペットとジョン・コルトレーン(もしくは、キャノンボール・アダレイ)のサックスの競演にわくわくさせられる第4曲『Milestones』、レッド・ガーランドのピアノとフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムスのめりはりの効いたリズムにごきげんな気分になる第5曲『Billy Boy』と続きます。私にとってはこの二曲が、アルバム最高の聴きものでしたね。すべるように高速道路を走っていく車を運転している、そんな心地よさがあったなあ。わくわくと胸が弾みました。 1958年の2月4日&3月4日の録音。ニューヨークのコロンビア30番街スタジオにて。今も色あせることのない名盤『カインド・オブ・ブルー』はこの翌年、1959年3月&4月の録音。

・「ジャズの新しさを体験させてくれた
初めてマイルストーンを聞いたとき、これまでのコードチェンジを主体としてアドリブを展開するハード・バップとの違いに驚かされ、すごく新鮮に聞こえた。モードという言葉すら知らなかった高校時代のことだ。歯切れのいいテーマの後、ソロに入るとキャノンボールのうねるようなアルト・サックスの音色。マイルスの硬質な音色のトランペットのクールさ、コルトレーンのシーツ・オブ・サウンズの凄み。まさに最強のセクステットによる豪華な演奏である。この後のカインド・オブ・ブルーではドラマーがジミー・コブに変わり、ピアノもレッド・ガーランドからビル・エバンスに変わった。この二つのセクステットは別のメンバーだと考えてよいし、実際雰囲気がずいぶん違う。モード・ジャズの完成に向けて突き進んでいた50年代終わりのマイルスの貴重な記録であり、僕にジャズの新しさを体験させてくれた忘れられないアルバムだ。

Milestones (詳細)

In a Silent Way (Dlx)

・「60年代マイルスの金字塔
1970年ころからジャズを聴き始めた僕としては、マイルスのビッチェズブリューをリアルタイムに体験した世代である。つまりジャズが何度目かの地殻変動をきたした現場を垣間見る僥倖に浴したのである。しかしこのIn a Silent Way はすでに発売済みでマイルスの超話題作として登場したビッチェズブリューの衝撃ばかりがジャーナリズムをにぎわし、前作をかき消した感があった。もちろん前作の重要性も喧伝されてはいたが、その後「キリマンジェロの娘」を買って、ややがっかりしたことも手伝い(ただし現在ではキリマンジェロはすばらしい傑作だと思っている)、なんとなくIn a Silent Way は聞かずじまいになってしまった。また、ビッチェズブリューでジャズは終わったという批評家の言葉に踊らされ、それ以後50年代のハードバップを愛好するようになったことも一因かもしれない。ビッチェズブリューは確かにすごいのだけれど、かなり気合を入れて聞かなければならない。そんなわけでIn a Silent Wayは僕にとって未知のアルバムとして想像の世界の産物と化していた。しかしついに買ってしまった。禁断の果実よろしく、そこには目くるめく美の世界が広がっていた。そして60年代マイルスの金字塔とはビッチェズブリューではなく、In a Silent Wayではないのか。キリマンジェロ、イン・ザ・スカイと移っていったマイルスは、ビッチェズブリューで急にはじけたのではなく、In a Silent Wayという完成によって、60年代と決別したのだと思う。おそらく今後In a Silent Wayの音楽としての完成度の高さはますます重要性を帯びていくに違いない。

・「スペース・ジャズ
当方はジャズについては全くの無知です。

アルバム全体を通しての印象は「スペーシー」の一言につきます。決して「ムーディー」や「おしゃれ」では無いです。なんの楽器かわかりませんがドップりはめられ、身動きできなくなる感じです。ハウスやテクノで「ハマる」という感覚に近いです。自宅でハマれます。

ガチでジャズ好きの方、間違った感想だったらすみませんw

・「JAZZ NASTERPIECE
「これを聴くと人生が変わる」、とはピーター・バラカン氏の言葉ですが、人生とまでは行かなくても、音楽観は確実に変わりました。

非常に判り易い作品だと思います。何も難しい所は無い。だだ聴けばいい。そんな作品だと思います。

しかも、カッコイイ。ちゃんと、カッコイイ。ここが重要だと思うのです。

本作を次作の「Bitches Brew」と関連付けて聴くのは勿体無いと思います。参加メンバー等で繋がっている部分はありますが、内容的には本作は本作で結実しており、殆ど関連性は無いと思います。

むしろ、異様なまでのスペシャルな雰囲気という点で、59年の「Kind Of Blue」と近い世界観を感じます。

・「マイルスの魔術
 統一感のある音楽である。あまりJazzを感じさせず、ジャンルを超えた良質の音楽である。柔らかい音にリラックスできると同時に、多くの刺激を受けることもできる。だから知的な活動のバックで流れるBGMに最適と感じる。 音楽を聴きながら、映像を見ている錯覚を感じた。全体の色調は暗であり、淡である。しかし、その色調のバックの中で、鮮やかな色彩が湧き上がり、踊っている映像だ。例えばJackson Pollockの絵画のようで、キャンバスに叩き付けられた色彩が絡み合い、全体を構成する。鮮やかな色は8人のミュージシャンが奏でるモードに対応するのだろうか。なるほど、凄腕の人ばかりが揃っている。色が鮮やかなのは当たり前だが、他とは混じらない、しかし調和する色彩を慎重に創り出したのだろう。色彩は様々に相互作用して変化しながら、それでいていつも好い具合に調合されている。 全体をまとめるマイルスの力を感じる。方向を示すとともに統括する能力がマイルスの「魔術」なのだろうか。この力は、自叙伝で語るように、バンドとしての音楽を重視することから生まれるのだろう。「すばらしいミュージシャンが揃ってさえいれば、状況に応じてそこにあるもの以上の、自分達でできると思っている以上の演奏が生まれることがオレにはよく分かっていた」。確かに「Kind of Blue」と同様、他にはない新鮮で美しい音楽である。

・「《ロック》をも呑み込むジャズ・コンテンポラリー・ミュージック!
エレクトリック・マイルスの夜明けが「マイルス・イン・ザ・スカイ」なら本作は本格的に電気楽器を取り入れた最初のフル・アルバムである。当時、カウンター・カルチャーとして申し子であった《ロック》への回答ともいえる作品で常に革新的であるマイルスの嗜好が爆発した

内容となっている。その屋台裏を支えているのがそれまでのウェイン、ハービー、トニーに新たにジョー、ジョン、チック、デイヴが加わり音圧だけではなく各自の自己表現力も増すことになった。終始クールにビートを刻むトニーをバックに電気ピアノ2台にオルガン1台という異色の編成で絶妙な絡みをみせる展開は正にマイルス総指揮の真骨頂。

ウェザー・リポートの原点となった初期エレクトリック・マイルスの最重要作品が新たに《リマスター》として甦った。

In a Silent Way (Dlx) (詳細)

マイ・ファニー・ヴァレンタイン

・「 最高のジャズアルバム
個々の演奏者の音楽人生の中で最高の一瞬を捉えた貴重な記念すべき1964録音のアルバム。バラードの緊張感と倍テンになってからの爆発。スタンダードナンバーがここまで崇高になるのかという驚愕的な傑作。シンプルなDrmセットによる天才アンソニーの驚異的なドラミング、コンテンポラリージャズピアノの正に手本になるハンコックのコードワーク&凝縮されたソロ、変幻自在のリズム隊、沈黙が音楽になっているMデビス、そしてひたすら真面目なフレージングのGコールマン。このメンバーが織り成す素晴らしいバランス。BGMで流すには目的が違うアルバム。ステラの1分55秒に出て来る観客の「Yeah〜!」もこの音楽の一部になっている。このジャズ史上最高の傑作はマイルス自伝によると、慈善コンサートの為出演者はノーギャラで、出演前にあるメンバーの1人とひと悶着あったという。同じメンバーによる「マイルス・イン・ヨーロッパ」とは違う緊張感があるのはそのためか。そういう意味でも生身の人間の“ジャズらしい”アルバム。

・「静かに熱く燃えるマイルス
フィルハーモニック・ホールでのライヴ盤。同じステージを収録した『フォア&モア』が“動”、本作が“静”と言われるようですが、1曲目のマイ・ファニー・ヴァレンタインを聴けば分かるように、曲は”静”ですが、マイルスのトランペットはこれでもかと言わんばかりに、絶頂へ突っ走ります。そこからややおちついたオール・ブルース、アイ・ソート・アバウト・ユーが情緒あふれるマイルスのソロの聴き所でしょうか。あと、テナーサックスのジョージ・コールマンのソロも燻銀の渋さで大海をゆうゆうと泳いでるかのようです。

・「もっとも脂の乗ったマイルス
マイルスの言えば「カインド・オブ・ブルー」やキャノンボール・アダレイとの「サムシング・エルス」が超名盤とされているが、この盤も負けず劣らず素晴らしい。マイルスに最も脂の乗り始めた時代の一枚。1964年、ニューヨークはリンカーン・センターでのライヴ盤で、ライブ独特のノリの良さが楽しめる。トランペットの音の美しさに、瞬間に紡ぎ出すアドリブの妙は天才ならではのものだ。表題曲以外に、「オール・オブ・ユー」「星へのきざはし」「オール・ブルース」と、スタンダードの名曲がザクザク。バック陣もロン・カーター(ベース)、ハービー・ハンコック(ピアノ)トニー・ウイリアムス(ドラムス)、ジョージ・コールマン(テナーサックス)当時の最高のプレーヤー揃い。名盤であり、いつまでも持っていたい一枚。

・「怪物たちの誕生の瞬間を聴くようなアルバム
1962年2月12日、ニューヨーク、リンカーン・センターのフィルハーモニック・ホールにてライヴ録音。この後、5ヶ月後1964年7月、日本で行われた『世界ジョズ・フェスティバル』において日本のファンはマイルス・デイビス・クインテットを初めて生で聴くことになる。『Four & More』も同日の演奏として知られている。

このアルバムは、ジョージ・コールマンに対する不満が常にマイルスの頭の片隅にあるように思える。やはり、ジョン・コルトレーンの後をやるというのは大変なことだ。代わりなどいるわけがない。マイルスは常にメンバーに言い続けた。『常に新しい方法で表現しろ。』これをこなし続けられる面子しか彼のバンドには残れない。

逆に言うと残りの3人のプレイは合格点だったことが分かる。ロン・カーターは27才、ハービー・ハンコックは24才、ドラムのトニー・ウイリアムスはなんと18才だった。怪物たちの誕生の瞬間を聴くようなアルバムである。

マイ・ファニー・ヴァレンタイン (詳細)

枯葉

・「3部作締めのリラックスしたアルバム
「グレイト」「ミッドナイト」に続くヴィージェイ3部作のトリにあたる本作は“枯葉”をはじめスタンダードナンバーの多さとドラムがジミー・コブになったことでしっとりと落ち着いたムードで楽しめます。「アット・ミッドナイト」でのフィリーにプッシュされてグイグイいくのも気持ちよいが、この盤のようにリラックスしたケリーもまた最高です。コブシの気持ち良さとでもいうのかいわゆる“ケリー節“がたまりません。⑦のバラードなど一押しです、是非聴いてみてください。

枯葉 (詳細)

星影のステラ

・「これをやらねば』と始めた所作
1985年7月パリのパレ・デ・コングレ・ストュディオ・ド・ラ・グラン・グルメでスタートしたスタンダーズの世界的ツアーは翌86年も続けられ、翌々年の87年10月にアメリカで12回、カナダで1回の演奏を持って終了する。このライブはそのスタートの7月2日に行われた第二夜のものである。つまり、『スビリッツ』という癒しの期間が85年の5月から6月にかけての4週間であるから、その後すぐに『これをやらねば』と始めた所作だということだ。

彼のやろうとした事は、スタンダード・ナンバー(伝統)に現代的な感性を持ち込む事だった。やっている曲、例えば『星影のステラ』など、ずっとジャズ愛好家に愛されてきたナンバーであるが、キースの持続的なリズム演奏からピーコックの歌うようなソロ、最後はディジョネットが長3度でルバートして終わるという11分だ。そこには全く新しい感性で洗われたスタンダードを誰しも感じずにはおられない。

あえて言えば、神格化されているビル・エバンス・トリオ(ビル・エバンス(p)、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds))を遥かに凌駕している。そう断言させてもらおう。

・「美しい
グレン・グールドやキース・ジャレットの音は本当に美しい。ジャレットの演奏のなかでも最も好きなものの一つ。そして、このCDのなかでも、さらにダントツで好きなのが、表題曲でもある「星影のステラ」の出だし。「初めの2秒」で、そこはジャレットの世界。

ヴィヴァルディの「チェロソナタ」も初めの2秒で香気溢れる世界に誘われるが、何と言っても、ジャレットの演奏はジャレットの本当に美しい世界に連れて行ってくれる。

20世紀最高のピアニストのひとり、キース・ジャレットの名演を是非とも聴いて下さい。

星影のステラ (詳細)

残氓

・「最もハードなキースがここに
キースのアメリカン・クァルテット最後の輝きというべきか。キースのリーダーとしてのキャリアの中でも,最もハードな演奏が残氓-結末に収められている。このフリーなアプローチには,「ケルン・コンサート」の世界を期待するリスナーはのけぞること必至だが,静謐なイントロダクションに始まり,徐々にテンションを高める演奏は一大組曲として極めて完成度が高い。

・「ものすごい緊張感がみなぎる
1976年4月ルートビッヒスブルク、トンスタジオ・バウワーで録音。メンバーはキースのピアノにチャーリー・ヘイデンのベース、ポール・モチアンのドラム、デューイ・レッドマンのサックスのいわゆる『アメリカン・カルテット』。『生と死の幻想』に参加していたパーカッションのギレルミ・フランコはいない。

本アルバムはECMでは『アメリカン・カルテット』最初のアルバムである。インパルスで8枚のアルバムを残している。僕は本作が最高傑作、次が『生と死の幻想』ではないかと僕は思う。『生と死の幻想』はプロデューサーはエド・ミッチェル、本作はマンフレート・アイヒャー2作の差はプロデューサーの差でもある気がする。ものすごい緊張感がみなぎっている。これから聴く人は体調を調えて聴くべし。

・「どれもジャズ史上に残る名盤ですからねえ
キースはマイルスに負けないくらい、多面性をもった音楽家だ。「残氓」と同時期、俳句を一気に詠んだかのような、硬質でノスタルジックなソロ小品集「ステアケイス」も発表している。多面性といえば、グルダやプレヴィンがクラシックもジャズも演るのを想起はするが、キースも同じくピアニストで、ショスタコーヴィチやモーツァルトも吹き込んで居る。「生と死の幻想」「ミステリーズ」「残氓」では、キースのルーツを示唆するかのような含蓄のある演奏が聴かれ、いずれもジャズ史上に残る傑作である。どれが最も名盤という問には答えようがない。ミステリーズでは全編に聴かれる、リズムを中心とした民俗的な曲調は、パーカッション専門奏者が居なくなった残氓では、曲1冒頭に限られる。「生と死の幻想」的なフレーズをカルテットで様々に展開してゆくが、「残氓」は、緊張感が高いトータルアルバム的性格を有し、キースの人生観の直截的提示にまで至っている。ゲイリー・ピーコックの繊細で、表現力豊かなベースはキースの郷愁溢れるフレーズによくマッチするが、「流星」の頃から一貫して、キースのジャズ観とがっぷり四つで組むヘイデンの哲学的なベースはさらに王道を行く。曲1の4分過ぎと曲2の13分過ぎのソロ、曲1の19~21分辺りではチャイムのような音のパーカッションと相前後してドスが利いたヘイデンはゴツい。生と死の幻想、ミステリーズでは陰を潜めていたアブストラクトな味わいも曲2前半で聴かれる。キースらに触発され、レッドマンはうなり声まで挙げている。このユニットはここで解散するが、本作で取り入れた多重録音を駆使して数年後、キース独りで民俗的な世界をさらに押し進めた「スピリッツ」を発表された

・「作曲家・サウンドクリエーターとしてのキースの最高作(ではないか)
ジャズ、このジャンルは即興一発の生演奏が重視され、オーバーダブや音の加工関係、いわゆるスタジオワークは重要視されていない嫌いがあるけど(そういう事を最初かつ真剣に立ち向かっていったのはマイルス/テオマセロであろう)キースジャレットも卓抜したピアニスト/演奏家であることで基本的にはありのままを録る、という作品が多い。そんな中、この残氓である。これはいわゆるテーマ一発/ソロ散発/あとはのとなれノリでいけ式のジャズとは本質的に異なるのだ。乱暴に言ってしまえばプログレッシブロックに近い、キースのキーキー歌も含めたいろいろな要素を詰め込んで計算し尽くされた壮大な組曲なのだ(ちょっと大げさか)。テーマの部分部分はDEATH AND THE FLOWERあたりから持ってきた感があるが、個々にジャズとして演奏されたそれに比べ、暗から明、平安から混沌、安息から破滅的結末とグッと奥裄のあるコントラストを作り出している。演奏も何度かオーバーダブを重ねているようで特にブラス/リード類が充実している。楽器の音自体も冒頭のキースのバスリコーダーの音をはじめ、深く太く響き渡るようであり、ジャズのレコードとしては相当の作り込みが施されているようなのだ(というよりもワタクシはプログレとして楽しんでいるが)キースジャレットは今では世界最高クラスの演奏家だが、この手のサウンドクリエーターぶりもぜひ復活させてほしいものだ。

・「判ってきた!?
正直この作品は好きではなかった。発表された頃は・・・。陰気で判りにくくてものものしいのが実感だったが、機会あって聞き直しているうちにこのアルバムを聴くのが日課になってきた。ただ年をとって好みが変わってきたといえばそれだけなのかもしれない。が、20年以上経過してもなお評価され続けているという意味がうっすらと判ってきたような気がする。デューイ・レッドマン含めメンバー全員気合が入っている。

残氓 (詳細)

ザ・ケルン・コンサート

・「なんて美しい音楽が紡がれていくんだろう。音楽がはじまった冒頭から魅了されました
 興に乗ったキース・ジャレットの呟き、口ずさむ声が、ピアノの歌と不思議にマッチングした「パート1」(26:01)。 終盤、20分10秒あたりのピアノのアルペジョの繰り返しからはじまる音楽の美しいこと! まるで、湧き上がる泉のような、流れ下る滝のような音楽のほとばしり。この音楽の流れに永遠に浸っていたい、そんな気持ちにさえ駆られました。

 最後のトラック4、「パート2C」(6:56)の、軽やかで天衣無縫の歌に満ちたピアノも、本当に素敵。

 魔法の音楽とともに、絵の中の鳥が歌いだしたかのような、絵の中の魚が泳ぎ出したかのような、夢幻のきらめきと生命にあふれた演奏。美しい風景が次々と立ち現れてくるような即興演奏の素晴らしさに、息を呑むような感じで聴き入っていました。

・「これは音楽の域を超越した「宝」だ。
学生時代にLPを買ってから今まで果たして何回聴いただろうか。CDもLPとダブって初めて買ったのもこれだった。「色んな音楽聴きたいんだけど何かいいのない?」と聞かれ、「キースジャレットのケルンコンサート聴いてみ」と何回答えただろうか。楽しい時、辛い時、幸せな時、寂しい時、、、いつも引っ張り出して聴いていた。そして今も何かあると聴いている。一瞬たりとも隙の無い空間に浸りたい為に。あるいは何かからとき離されたい為に。

ロック、JAZZ、クラシック、レゲエ、演歌に至るまであまたLP、CDは持ってるが1枚選べ!と言われたら「ケルンコンサート」と即答するだろう。

これは音楽とかジャンルとかそんなみみっちい世界の代物では無い。とにかく一度「聴いて」ではなく「体験」してください。

・「音楽のジャンルを超えています。
私が聴く音楽はもっぱらポピュラーミュージックばかりなのですが、以前から密かに「ジャズというものを聴いてみたいなぁ。でもむずかしそうだし、自分に鑑賞する耳があるだろうか。」などと思っていました。

実際、モダンジャズの名盤というものを幾つか聴いてみたのですが、やっぱりロックに慣れた耳にはすんなりと入ってきません。しかし、ジャズの枠を飛び越えたこの作品は特別です。初めて聴いた時は、次はどんなフレーズが出てくるんだろう・・という期待と興奮で汗がでました。後にも先にも、こんな体験は初めて。まだ体験していないかたは是非!

今でもよく聴きますが、音の存在感が、読書中や就寝前のBGMとして聴くことを許しません。

・「キースの最高傑作
キースジャレットはこれがトドメだと思います。

全部で4セクションありますが、すべて即興です。

構造は殆ど無く、キースの音の創造力に従って色彩がドンドン変化していくようにロマンチックなメロディーが次々につむぎ出されていくイメージで、まるで夢を見ているような気にさせられるCDです。

キースはフトコロの深いミュージシャンで、スタンダードのドジャズから、フュージョンに近いものまでありますが、このCDはジャズよりはフュージョン、更には現代音楽に近いトーンを持っています。

クラシック専門の方でも、例えばドビュッシー、ラベル、プーランクといった作曲家がお好きな方にはきっとハマルCDだと思います。

私は個人的にはキースのベスト盤だと思います。

・「背中で弾く音楽
大学生の時、彼の武道館でのソロ・コンサートに行くことができた。彼はまずコンサート会場にきていた人々全員にデジタルの腕時計を止める事を要求した。今ならさしずめ携帯電話もだろう。『ソロ・コンサート』あたりでもキース自身が体調悪く、背中を痛めていたといった話があるが、まさに彼のインプロビゼーションは『背中で弾く音楽』といった風情だった。実によく背中が曲がり、よく動く。感心した。

このアルバムはまさに天才が天啓を受けた瞬間の音楽。これからずっとこのアルバムを聴きづけるだろう、そのオーラは浴びようと。あの背中で弾いていたキースを思い出しながら。

ザ・ケルン・コンサート (詳細)

ブレゲンツ・コンサート

・「明るいフォースに満ちたキースのソロが効きます!
私はキース・ジャレットの全アルバムを持っていますが、最近最もよく聴くのがこのアルバムです。全てのソロ・インプロビゼーションの中で最も力と明るさに溢れ聴くものにエネルギーを与えてくれます。元気の無い時、裏切りに満ちた一日を終えようとする時、彼女の嘘に飽き飽きした時、そんな時こそこのアルバムを聴いて一日をおしまいにしてしまいましょう。ソロ・コンサートやケルン・コンサートより絶対元気がでます。お試しあれ。

・「希望に満ちたキースのソロ作品!
このソロコンサートはCD化されているキースの作品ではおそらく唯一の、明るい希望に満ちたソロだと思います。他の作品は省察なり、寂しさと対峙することで美を見い出していくような感を受けますが、本作品は、ネアカというか、喜びに満ちています。明るさの中で、彼の共通のテーマである素朴なフォーク的メロディを聴くと、本当に希望が湧いてきますよ。私はテープに録音して、自動車でも聴いています。アンコールの「ハートランド」は別のCD(やレーザーディスク)でも聴かれるものだと思いますが、やはり人間性に満ちています。実演でも「ハートランド」を聴きたいです!

・「ラベルやサティのピアノ小品に近い味わい
キースジャレットのソロインãƒ-ロって、乱æš'に言うとシンãƒ-ルな反復ãƒ'ターンにメロディが浮かã‚"できて下の句å-りの連歌みたいにな感じで次第にそのメロディがãƒ'ターンåŒ-ã-、シームレスに違うモノに移ろっていく、というãƒ'ターンが多い。なので明るい/悲ã-い、メロディック/リズミカルなど一つの言è'‰ã§æ›²ã®è¡¨æƒ...ã‚'規定するã"とは瞬é-"的に駆ã'抜ã'ていってã-まうので困難だ。(ケルンなã‚"かまさにそうでã-ょう?)ãƒ-レゲンツも様ã€...な要ç' ã‚'持っているæ¼"奏だã'ど、強引に自分の印象ã‚'まとめてã-まうとリズミックでかわいい。とã"ろで反復ãƒ'ターンというのはポッãƒ-スの基本構造だã'ど、ãƒ-レゲンツはそういう感じがあまりã-ない(あらかじめ楽譜ã‚'ç"¨æ„ã-たという話もうなずã'る。)もっとラベルとかサティとかã!®è¿'代フランスのãƒ"アノ曲の感じにè¿'いようなæ°-がする。(おそらく)ãƒ"アノのボディã‚'叩いているのだろう、ãƒ'ーカッション的な音も楽ã-いã-、å½"たり前のã"とだã'どケルンともãƒ'リとも違う別の局面が楽ã-めますよ。おそらくアンコール曲のUntitledは後のスタンダーズチェンジレスã‚'、最後のHeartlandはスタンダードのDanny Boyã‚'彷彿させるメロディアスな曲

ブレゲンツ・コンサート (詳細)
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