パルプ・フィクション (詳細)
クエンティン・タランティーノ(監督), ブルース・ウィリス(俳優), ジョン・トラボルタ(俳優), ユマ・サーマン(俳優), ハーベイ・カイテル(俳優)
「もう1度見たい!!」「物語の重要なポイント」「すばらしいの一言!」「英語の字幕がほしかった・・・」「全て面白いです。」
レザボア・ドッグス スペシャル・エディション(初回限定特別価格版) (詳細)
クエンティン・タランティーノ(監督), ハーヴェイ・カイテル(俳優), クリス・ペン(俳優), ティム・ロス(俳優), スティーヴ・ブシェーミ(俳優)
「鮮烈なデビュー!」
ナイト・オン・ザ・プラネット (詳細)
ウィノナ・ライダー(俳優), ジム・ジャームッシュ(俳優), ジーナ・ローランズ(俳優)
「地球一周」「ジムジャームッシュが徹底的に作りこんだ映画!音楽と言語に高評価」「夜の切ない空気感」「珠玉のオムニバス映画」「朝は誰にでもやってくる」
ゴースト・ドッグ (詳細)
フォレスト・ウィテカー(俳優), ジム・ジャームッシュ(俳優)
「その男、ゴーストドッグ」「最高!」「死を見つめ続けて」「伝書鳩が飛ぶ」「評価高すぎません?」
ミステリー・トレイン (詳細)
工藤夕貴(俳優), 永瀬正敏(俳優), ジム・ジャームッシュ(俳優)
「ジャームッシュ監督です。」「セロリの味」「スクリーミン・ジェイ・ホーキンス」「ジャームッシュの成熟か」「深夜のミニシアター」
ブロークンフラワーズ (詳細)
ジム・ジャームッシュ(監督), ビル・マーレイ(俳優), ジェフリー・ライト(俳優), シャロン・ストーン(俳優), フランセス・コンロイ(俳優), ジェシカ・ラング(俳優), ティルダ・スウィントン(俳優), ジュリー・デルピー(俳優)
「ビル・マーレイが愛しい」「無敵のコンビ」「父親にとって息子とは?」「コメディーではありません」「ジャームッシュで2番目に好きだ!」
「街の灯」「宝石の様な映画。」「チャップリン最高傑作」「チョビひげ」「チャップリンの素晴らしさを味わうのには必須の名作。」
キッド/一日の行楽 (詳細)
チャールズ・チャップリン(監督)
「とても笑って、とても泣ける」「NO.114「き」のつく元気になった洋画2」
レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション (詳細)
リュック・ベッソン(監督), ジャン・レノ(俳優), ナタリー・ポートマン(俳優), ゲイリー・オールドマン(俳優), ダニー・アイエロ(俳優)
「アドバンスト・コレクターズ・エディション…?」「レオンとマチルダの淡く切ないラブストーリー」「よくまとまっている」「私にはちょっとムリ(^^;」
SMOKE (詳細)
ウェイン・ワン(監督), ハーヴェイ・カイテル(俳優), ウィリアム・ハート(俳優), ストッカード・チャニング(俳優), フォレスト・ウィテカー(俳優), ポール・オースター(脚本)
「なにかを失ったときに観てください」「煙あっての映画」「タバコ好きな方にオススメ」「生きてくヒント」「自然な憩いの場にともる優しさ」
CUBE (詳細)
ビンチェンゾ・ナタリ(監督), モーリス・ディーン・ウィント(俳優)
「あなた、ならどうする?」「今まで見た怖い映画の中でこれが一番です」「頭のいい映画」「いやー、びっくり!」「シンプル・イズ・フィアー!」
メメント/スペシャル・エディション (詳細)
クリストファー・ノーラン(監督), ガイ・ピアース(俳優), キャリー=アン・モス(俳優), ジョー・パントリアーノ(俳優)
「ただ単に奇をてらっただけの映画ではない」「映像の革命」「メメント・モリ」「ありそうでなかった逆進み映画」「豪華2枚組」
アダプテーション DTSエディション (詳細)
スパイク・ジョーンズ(監督), ニコラス・ケイジ(俳優), メリル・ストリープ(俳優), クリス・クーパー(俳優), チャーリー・カウフマン(その他)
「困った・・。かっ、書けない・・!?」「鑑賞直後、これは狙いすぎだろ~と思っていたが…」「脚本家の凄まじい独創性に拍手!」「真似のできない「コロンブスの卵」。」「ちょっと卑怯」
フェイク エクステンデッド・エディション (詳細)
マイク・ニューウェル(監督), ジョニー・デップ(俳優), アル・パチーノ(俳優), マイケル・マドセン(俳優)
「何度観ても,やはり名作」「よくも今まで待たせてくれたな」「アルパチーノがくたびれていて良い」「男の泣ける映画。」「男の世界」
僕の大事なコレクション 特別版 (詳細)
リーブ・シュライバー(監督), イライジャ・ウッド(俳優), ユージン・ハッツ(俳優), ボリス・レスキン(俳優), ラリッサ・ローレッド(俳優)
「ゆるい笑い、深いショックと感動」「イライジャファン以外も見るベシ」「見て欲しい」「悩んだけど5つ星」「ほんわか・悲しい」
ショコラ DTS特別版 (詳細)
ラッセ・ハルストレム(監督), ジュリエット・ビノシュ(俳優), ジョニー・デップ(俳優), ジュディ・デンチ(俳優), キャリー=アン・モス(俳優), ジョアン・ハリス(原著)
「お気に入り★★★★★」「ジョニー・デップがチョイ役。。。」「バレンタインデーに・・・」「派手さはないけど、秀作です。でもなんでジャケットにジョニーデップ?」「人間性ってなんだろう?」
バッファロー'66 (詳細)
ヴィンセント・ギャロ(監督), アンジェリカ・ヒューストン(俳優), クリスティーナ・リッチ(俳優), ベン・ギャザラ(俳優)
「「生きられない」」「ビリーが可愛いい」「V・ギャロよりも、敢えてC・リッチのファニーさを!」「愛をくれる人を大切にしよう」「要所要所でキラキラ光る」
ミーン・ストリート (詳細)
マーティン・スコセッシ(監督), ロバート・デ・ニーロ(俳優), ハーベイ・カイテル(俳優), エイミー・ロビンソン(俳優), リチャード・ロマナス(俳優), マーディク・マーティン(脚本)
タクシードライバー スペシャル・エディション(2枚組) (詳細)
マーティン・スコセッシ(監督), ロバート・デ・ニーロ.シビル・シェパード.ジョディ・フォスター(俳優)
「この映画は私にとって、永遠不滅の一本です」「至上最も皮肉なヒーロー」「トラヴィスの孤独感」「オールタイムベスト。1年早かったパンク。」「日本語吹替え!」
デス・プルーフ プレミアム・エディション (詳細)
クエンティン・タランティーノ(監督), ヴァネッサ・フェルリト(俳優), ローズ・マッゴーワン(俳優), ゾーイ・ベル(俳優), ジョーダン・ラッド(俳優), トレイシー・トムズ(俳優), メアリー・エリザベス・ウィンステッド(俳優), カート・ラッセル(俳優), シドニー・タミーア・ポワチエ(俳優), ロザリオ・ドーソン(俳優)
「マニアじゃなくても楽しめる!」「特典映像」「白のダッジ・チャレンジャーと言えば、『バニシング・ポイント』のコワルスキーですね。」「だらだらと愛の間で」「プラネットテラーよりこっちが格上!とんでもない女を標的にしたオヤジのあわれな末路」
彼女を見ればわかること (詳細)
ロドリゴ・ガルシア(監督), キャメロン・ディアス(俳優), グレン・クローズ(俳優), ホリー・ハンター(俳優), エイミー・ブレナマン(俳優), キャリスタ・フロックハート(俳優)
「とっても豪華な女優陣」「無駄のない人物描写」「彼女を見つめて思うこと」「悩める女性は美しい」「あなたも観ればわかるかも」
エイプリルの七面鳥 (詳細)
ピーター・ヘッジズ(監督), ケイティ・ホームズ(俳優), パトリシア・クラークソン(俳優), デレク・ルーク(俳優), オリヴァー・プラット(俳優)
「いい意味での「佳作」が好きな人に」「面白かった!!」「かわいさ満点★」「トントントンカラリと、隣組♪」「★感動しました★」
告発 デラックス版 (詳細)
マーク・ロッコ(監督), クリスチャン・スレーター(俳優), ケビン・ベーコン(俳優), ゲイリー・オールドマン(俳優), エンベス・デイビッツ(俳優)
「泣きます(ToT)」「良心に溢れた大力作」「涙」「重~い作品。」「心に訴えるもの。」
イン・ザ・スープ プレミアム・エディション (詳細)
アレクサンダー・ロックウェル(監督), スティーヴ・ブシェーミ(俳優), シーモア・カッセル(俳優), ジェニファー・ビールス(俳優), ジム・ジャームッシュ(俳優), ティム・キッセル(脚本)
「「イン・ザ・スープ=どつぼ」だそうで・・・」
君とボクの虹色の世界 (詳細)
ミランダ・ジュライ(監督), ジョン・ホークス(俳優), マイルス・トンプソン(俳優), ブランドン・ラトクリフ(俳優), ヘクター・エリアス(俳優), ブラッド・ヘンケ(俳優), ナターシャ・スレイトン(俳優), ナジャラ・タウンゼント(俳優)
「新たな天才監督ミランダジェライ!」「恋をしている人に観て欲しい」「もっと見たい。」
● ブラクラ(BLACK LAGOON)元ネタ集?(まだ途中
● favorite
● かっこいい映画☆
● pop殺人映画
● 好きな映画
● 人生も半ばを過ぎた。好きな映画を残しておこう。(外国映画編・製作順・その3)
● 俺の好きな映画
● 好きな映画 1
・「もう1度見たい!!」
私はレンタルで1度しか見たことありませんが、すごく胸が熱くなる映画だなと思いました。(感動とかではなくて、満足感に満たされる感じでもう1度見たいという欲求から)
ジョン・トラボルタと相棒がとてもいいコンビだなと思いました。会話はとても面白く、それでいてカッコいいし、最高だと思いました。
内容は過去の話と現在の話と展開が入り組み、理解するのに時間がかかりました。難しいけれど、またそういった展開の仕方が魅せ所でもあるなと思いました。
万人受けする映画ではないと思いますが、私の中では最高傑作の1つです。まだ見ていない人は、ぜひ見てください!
・「物語の重要なポイント」
確かに賛否両論ですね、この映画については。まあ僕は大好きなんですけど。。。僕がおもしろいと思うところで、誰もレビューとして書いてないことを書きます。
VINCENTとJULESがスーツケースを取りに行き発砲された後の結果がこの映画の重要なポイントとなります。流れとしては最後のレストランで朝食を取りながらの会話につながり、ミラクルか偶然かで2人の意見が違います。でもその後偶然だと言い切り仕事を続けた方は結局残念な結果が待っています。仕事を辞めた方はBUM(浮浪者)と言われようが死よりベターな生活を送っていることでしょう。とにかく2人のレストランでの哲学的な会話と2人のキャラクターの違いがこの映画の最もおもしろいポイントの一つだと思います。
・「すばらしいの一言!」
42歳になる親父ですが、初めて、この映画を見ました。間違いなく今まで見た映画の中で、ベスト10に入ります。
・「英語の字幕がほしかった・・・」
作品のできに関しては、ほかの方のレビューにあるように非の打ち所がありません。今、このキャスティングで作品を取ろうとすると、ギャラだけでも莫大な額になるに違いないし、下手な監督だと『オーシャンズ11』のような駄作になってしまう。ただ、購入後、残念に感じたのは字幕で英語を選択できないことです。個人的にはスラングも含めて、どのようなことが話されているのか英語で知りたかったので、やはり字幕をつけてほしかった。日本語の意訳では味わえない生の会話を知りたかったからです。
・「全て面白いです。」
この作品は観る人によって面白いポイントが違うと思います。私的には、えっ!?ここでこうなっちゃっていいの??という無茶苦茶なストーリーと、全編を通じての時にクールで、時に間の抜けた(登場人物は至って真剣なんだけど、)会話がたまりません。また、どうでもいい各エピソードが絡み合って、全体の更にどうでもいいストーリーが出来る展開や、これ以外の並び順はないでしょといえる時間の並べ替えの構成も最高です。気に入らない人は二度と観ないでしょうけど、気に入ったら多分全ての台詞を覚えるほど何度も観るでしょう。
●レザボア・ドッグス スペシャル・エディション(初回限定特別価格版)
・「鮮烈なデビュー!」
銀行強盗の話ながら銀行襲撃シーンを描かないという、秀逸な脚本の構成にまずは驚かせる。一番のアクションシーンを省略しておきながら、内容は立派なハード・バイオレンス・アクションになっている。 タイトルの出方の格好良さ、音楽選曲のセンスの良さ、個性的な出演者、時間軸を自由に行き来する脚本など後のタランティーノ監督作品の要素の多くがこのデビュー作にすでに顕著に現れている。文句なしの傑作。これを観ればオリバー・ストーンという凡庸な監督がタランティーノの脚本でメガホンを撮った「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の出来にタランティーノが憤慨した理由がよく判る。(同じ人間が書いた脚本でありながら監督の力量によってこうまで作品の出来に差が出てしまうのか) この後、タランティーノは「パルプ・フィクション」で早くも頂点に達してしまい。最初の2作を越える作品を撮っていないのが残念です。脚本にほれ込んで制作を買って出たハーベイ・カイテルの存在感はもちろん、この作品でブレイクしたスティーブ・ブシェミ、ティム・ロス、マイケル・マドセンらのサングラスに黒服の古典的なギャング姿も格好いい。
・「地球一周」
短編映画5編構成。ロス・アンジェエルズ、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの深夜タクシーとお客の会話が内容の映画。ほんと、ほぼ会話だけで映画がなりたっています。さわやかな人生計画をもった女の子の話で元気をもらい、ノリのよいN.Yのお兄ちゃんにノセられ、ローマでは変態行為なんだか、大爆笑なんだかわからん話だったりして、とても幅広く心うごかされます。笑わされたり、悲しさをしんみりとあじわったりできます。東京のサラリーマンの毒舌上司悪口大会があってもいいかもねえ。とてもよく人間味がでた、名優ぞろいの名作です。笑いたいときにも、元気づけられたい時にも、悲しくなったときにも、そういう時々におすすめの作品です。
・「ジムジャームッシュが徹底的に作りこんだ映画!音楽と言語に高評価」
一期一会を職業とするタクシードライバーたちの一夜の体験をオムニバス風に5編綴った作品。のっけからトムウェイツのかすれ声の歌で始まり、世界各所(ロス、ニューヨーク、パリ、ミラノ、フィンランド)と、違った国のタクシードライバーたちの生活を切り取って見せてくれる。タクシーに乗客を乗せる時間帯が微妙に違っており、夕方のロスから始まって、最終話のフィンランド編では物語が朝方に終わるようになっている。5編のストーリーはそれぞれ独立しており、つながりはない。喜怒哀楽を織り込んでいて出来がいいし、何よりすごいと思ったのは、きちんと各国語を母国語として話す俳優を使っていること。日本語の字幕は変わらないが、国が違うたびに皆きちんと母国語でやりとりしている。タクシーという閉鎖的環境の中で、乗客との会話が大きなムードメイクを果たすので、言語のこだわりには大変感動した。映画「ベティブルー」以来顔を見ることのなかったベアトリスダルが本作品に出演していたのには驚いた!この映画は非常に作りこまれているので、おすすめの作品。ストーリーは個人的にはNYとミラノ編がノリがよくて好きだが、最終話の哀愁も侮れない。見ごたえのある映画。
・「夜の切ない空気感」
夜一人で車を運転している時、流れる街の灯りを見ながら、人生の悲哀やもどかしさ・懐かしい人や出来事などに思いを馳せた事のある人。昼間と違うひんやりした空気に包まれた、切なく悲しく温かい時間を愛する人なら、きっと好きになれる映画です。
運転手と乗客という関係に過ぎない登場人物達は、ほんのわずかな時間をタクシーの車内で共有し、短い会話の中で相手の人生観や生活を垣間見る。彼らが特別親しくなる訳でも、それぞれの悩みに答えが出る訳でもなく、ただ「ある時間、世界の五つの場所で存在した小さな人間模様」を切り取る形で映画は進んでいきます。
起承転結があるわかりやすい映画ではないかもしれません。疲れた夜にゆっくり飲むコーヒーの湯気とか、眠りにつく前の温かい闇とか・・・そういうものと似た雰囲気を持つ映画です。
・「珠玉のオムニバス映画」
ジム・ジャームッシュ監督の珠玉のオムニバス映画。ジーナ・ローランズで始まり、ロベルト・ベニーニを経由して今は亡きマッティ・ペロンパーへと、顔ぶれも最高。そしてとどめは、エンドクレジットのトム・ウェイツ。何度観てもまだ観たい、至福の一時。
・「朝は誰にでもやってくる」
ロスの夕方から映画は始まり、ヘルシンキの朝で映画は終わる。映画はタクシーに焦点をあてた作品だが、タクシーという世界のどこにでもあるシステムの中で、一種の特殊な職業がそこにあった。5カ国で構成されている映画だが夜を中心に描かれており、夜がもたらすはかなさとクレイジーさがでている非常にいい作品だと思う。
・「その男、ゴーストドッグ」
恐らく映画の中で一番好きな作品です。主演のフォレスト・ウィテカーも一番好きな俳優です。
今でこそ、警官(フォーン・ブース)や泥棒(パニックルーム)役などで、すっかり丸い感じの役者に定着しつつありますが、この映画のウィテカーはびっくり程カッコよく、それでいて殺し屋を演じているなど、今じゃあまり見られない姿が見れます。葉隠や羅生門などの書物を好み、伝書鳩を飼育し、そして静かに獲物をしとめる姿は正に真の暗殺者です。ギャング映画にはない、静けさとそこにはカッコよさがあります。拳銃を使って打ち合うのがギャング映画ですが、この映画は日本刀なんかも出てくるので、一味違った映画に感じると思います。女の子とゴーストドッグがアイスクリームを食べるシーンが今でも忘れられない映画です。
・「最高!」
ジャームッシュ監督の映画は好き嫌いがハッキリしています。誰が観ても及第点を取れるような映画を撮る気はさらさらないようです。玄人好みな作品が多いなか本作品はわりと万人受けする1本だと思います。RZAの曲と無口なフォレスト・ウィテカーのマッチングが最高にかっこいいです。僕はオープニングでこの映画にやられました。俺は、私は「映画の造詣に深いよ」と自負する方には、たぶんヒットする作品ですね。
・「死を見つめ続けて」
思想を自分の中に吸収し、本当に実行した男がいた。日本の魂を銃に込めた男がいた。
私から見れば不器用すぎる男だった。それだけに男が男に惹かれるものがある。そんな映画でした。
・「伝書鳩が飛ぶ」
ジャームッシュの佳作。「葉隠」を愛読する孤独な殺し屋。『バード』といい『スモーク』といい、フォレスト・ウィッテカー、いい役者だなぁ。
・「評価高すぎません?」
この作品は知り合いのレンタル屋からビデオを貰って観ましたが、寝つけない時などにコレを観ると15分くらいで眠れるでしょう。侍に憧れを抱く殺し屋の映画。伝書鳩を使いこなす・・・“葉隠”を読みまくる・・・趣味の悪いパーカを着ている・・・・刀も持参しているが、殺しの際は銃を使う。ここまで侍を全体的におした映画であれば刀を使って殺害してほしいものである。あと街の不良共が主人公の存在を知っているのには「ん?」となりました。殺し屋でしょ?そしてラストも少女が拳銃を握るシーンも「なんで?」だったし。別に深い意味はない。
・「ジャームッシュ監督です。」
とってもおもしろい映画です。3つのオムニバスです。それぞれ関係しているように思えますがあんまり関係していません。監督が得意としている手法です。はっきりいってエルヴィス・プレスリーの話ばかりしているので、興味のない私としてはちょっときついところがありました。 オチなし意味なしの映画です。3つのドラマが最後にひとつにまとまって実はこういうことだったのか! なんて感心しません。メッセージもありません。感動しません。 だから映画です。私たちはいったい何を求めて映画を見るのでしょうか。私たちはいつでも小説や映画に意味を求めすぎます。これはこういう意味があるんだ、このシーンはこういうことをあらわしているんだ。とつい、何かを求めたがります。この映画は私たちに何もあたえてはくれません。そして、私はこう思うのです。 それの何がわるいのか?
・「セロリの味」
いつだったか、誰かがテレビ番組で、セロリを「博士みたいな味」と評していたが、ツッコミたくなる以上に、「わかる、それ!」と、妙に納得してしまいました。感覚が意味を超えてしまう。そういう事ってありますよね。 さて、本作『ミステリー・トレイン』は、プレスリー神話の残る町メンフィス、そのホテルでの一夜の三挿話、「ファー・フロム・ヨコハマ」、「ア・ゴースト」、「ロスト・イン・スペース」を、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスとベル・ボーイの他愛ないジョークで繋いで行く映画です。意味も、ヤマも、オチも、感動もなく、翌朝、登場人物たちは微かに交差して別れて行きます。何も起きなかったわけではなく、何かが起きてるし、何も起きなかったとすれば、何も起きなかったコトが起きてるわけで…等と、この映画の意味を探る必要はありません。 ジム・ジャームッシュ監督の映画は感覚で観るもの、と言われてますが、正にそういうコトだと思います。だから、良し悪しより、好き嫌いで観ていい映画だと思います。そう、好き嫌いの多いセロリと同じなのです。セロリの味に意味を探る必要はないし、ある意味、映画とは「セロリの味」を表現する事に似ているのかも知れません。
・「スクリーミン・ジェイ・ホーキンス」
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でジム・ジャームッシュとともに鮮烈な印象を残したスクリーミン・ジェイ・ホーキンス、本作では、役者としていい味出してます。
・「ジャームッシュの成熟か」
ジャームッシュ監督は本作より作風が以前とは変わったように感じる。成熟した映画作家としてのテクニックが加わり、プロの映画監督としてこれからは様々な題材を扱ってやるという意気込みが感じられるが、初期の頃のようなみずみずしい感覚はなくなったようだ。本作はウェルメイドな3話オムニバスでラストそれぞれのストーリーがちょっと絡んで落ちるという落語のような作品。今から言うとパルプフィクションほのぼの編といった感じか。ザンパラやダウンバイローのような強烈な余韻はないが、ロビーミュラーによる映像は味わいがあってよい。
・「深夜のミニシアター」
舞台はエルヴィス・プレスリーが育った街、メンフィス。3つのストーリーがゆるく絡み合う、ジム・ジャームッシュならではの独特の雰囲気漂う映画。終始平坦に展開していって、盛り上がるところも特にないが、それも悪くないかと思わせてくれるのが不思議。深夜にお酒でも飲みながら見るのに丁度いいかも。3つ目のストーリーに、スティーヴ・ブシェミが出演している。
・「ビル・マーレイが愛しい」
ジム・ジャームッシュ監督がビル・マーレイを主演に、チョイ悪ならぬ『チョイだめオヤジ』がたどる数奇なロードムービーにして、シニカルな笑いと心温まる雰囲気が同居した不思議な映画です。哀愁漂うオフビート・コメディと言ってもいいかな。でも、人によっては、『変なダメ映画』と映るかもしれません...。
かつてのプレイボーイが、自分の息子がいるという差出人不明の手紙を手に、昔の恋人たちを訪ねる旅に出るという設定自体が滑稽で、それがいかにもジム・ジャームシュの映画らしい。本当に息子はいるのか、それとも、デマなのか、とすると、その手紙を出したのは誰か? 等々、考えれば考えるほど面白い。
主演のビル・マーレイは、くたびれオヤジの、演技とも素顔ともとれる自然なたたずまいが、愛らしい。長年避けてきた過去の責任と向き合い、今を見据えながら、未来にささやかな希望を見出す。その「情けない、でも憎めない」中年男の心の変化にシンパシーを感じるのは、私が『中年男』だからだけではないと思います。
ドンが20年前に関係を持った4人の女性たちは、突然現れた彼に、ある者は温かく、ある者は手痛く歓迎する。演じるのは、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントンという豪華な面々。少々年は加わったが、まだまだ美しい女優陣が、それぞれの流儀でかつての恋人と向き合うエピソードは、どれもが1本の映画になりそう。全編を彩るエチオピア音楽も心地よかったし、ちょっと呆気に取られるエンディングもこの映画には合っていたね。
・「無敵のコンビ」
ただ立っているだけで笑いが取れる俳優、ビル・マーレイの情けなさと、とぼけた虚無感を終始前面に出した映画。マイアミ・バイスの主人公と一文字違いの主人公に届いた「あなたの子供がいます」という差出人不明の手紙を元に、20年前に付き合っていた4人の女性達を訪ねるロードムービー、ということになるのだろう。ビル・マーレイを起用したとぼけた映画であれば、どうしてもウェス・アンダーソンの映画(『ライフ・アクアティック』など)と似た印象を一部持ってしまう。例えば、今作で主人公はフレッドペリーのジャージを着ているがアンダーソンの『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のアディダスを連想させるというように。しかし空虚さの度合いがアンダーソンの作品よりも絶望的に深く、過去を辿る道程で現在の自分を再発見しようといった目的意識は皆無で、それが今作のユニークな魅力となっている。女性達の家や家族、短い会話の内容は、それぞれが主人公と別れた後の20年間の人生を想起させる見事な描写だし、アメリカの田舎の枯れた色彩感と、その中にある特別美しくもないピンクの花束は、空虚を通り抜けて美しい。そもそもゴールも教訓もない映画で、事件も無く何の達成も発見もない空虚さを、映像芸術に昇華するジャームッシュの才能には毎度のことながら驚かされる。 マーレイ&ジャームッシュは、このジャンルでは無敵のコンビだ。
・「父親にとって息子とは?」
【ネタばれ注意】
昔つきあっていた女性との間に
子どもができていたことを、
約20年後に知らされる・・・・
いたずらかもしれないし、
その息子とやらに会いに行く気になど
ならない・・・・
しかし、過去につきあっていた
4人の女性のもとを訪ねてまわり、
息子の正体を探ろうと旅をしている間に・・・・
いつの間にか、妄想の中で自分は「父親」になっていた!
(ただ、からかわれただけかもしれないのに!)
オチは、一見無いようですが、
充分オチていると思いました。
・「コメディーではありません」
ところどころニヤリとする所はありますが、コメディーではありますせん。 ラストに納得がいかない方が多いようですが、私はとても良かったと思います。 映画には、作者の思いを多くの人に伝えたいという独りよがり的なモノと、想像力を刺激して人を楽しませるモノとが有ると思います。この映画は後者であり、結末が語られていない為に戸惑うのでしょうが、難しい事を考えないで、足りない部分は勝手に自分でストーリーを創ったりして楽しめば良いと思います。…想像力の無い方にはお勧めしません。
・「ジャームッシュで2番目に好きだ!」
待ったなあ。ジム・ジャームッシュ監督6年ぶりの本格長編ロードムービーだよ。あらすじはザッとこんな感じ。独身、金持ち、女ったらしの、盛りを過ぎた中年男ドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)のもとに、「あなたの息子がもうすぐ19歳になります」と書かれた差出人不明のピンク色の手紙が届く。困惑するドンは、おせっかいな隣人ウィンストン(ジェフリー・ライト)に背中を押され、手紙の主を探すため、アメリカ大陸横断の旅へ。
手紙の手がかりを求め、全米に散った20年前の恋人たちを訪ねるドンを迎え撃つのは、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニーという超豪華女優陣。ビル・マーレイが哀愁とちゃめっ気たっぷりに好演するドンが、個性派ぞろい女性たちと、どんな再会を果たすか。これは女優ごとに凝ったエピソードが用意されてるうえに、ベテラン女優陣の競演は見応え充分で、大いに見もの。
映画的起伏に欠け、淡々と進む、ジャームッシュならではのテンポが、予定調和を軽やかに切り崩していく、これこそオフビートな快感。それでいて、心にギュッと迫ってくるのだ。とぼけた笑いの隙間を突いて、ドンが抱える孤独と切なさに胸を打たれる。
2005年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞も納得の1本。ジャームッシュ作品としては「パーマネント・バケーション」の次に好き。あれは卒制だから、事実上のナンバーワンかも。音楽もサイコーだし、とにかくファンは必見!
●街の灯
・「街の灯」
チャップリンのこの映画はコメディーでしょうか?「人間の誰でもが持っている本性をすべて表現している映画」だと27年前始めてみた時から今でも感じています。
・「宝石の様な映画。」
正直、チャップリンの喜劇は現代人が見ても、当時の観客と同じようには楽しめないだろう。時代が違いすぎる。だがこの作品は時代や世代なんか関係ない。子供でも大人でも、昔の人でも現代人でも感じ取れる何かを描いている。その何かは見て確認してもらいたい。
最後は息が詰まるほど切なく美しい。思い出しただけでも目頭が熱くなる。
本当に美しいものの前では全てがかすむものだ。この作品を見る度に、汚れてしまっている自分に気づく。だがすくなくとも、この作品で涙できる人間でありたい。
・「チャップリン最高傑作」
チャップリンの映画は、サイレント時代のものがとても良い。特にこの映画は、コメディなので笑えることはもちろんだが、大きな感動がある。盲目の花売り娘に恋したチャップリンは、何とか彼女をために尽くそうとする。しかし、彼女がチャップリンの貧しい姿を知ったら、彼は愛されるのだろうか?
何とも切なく悲しいハートフルコメディの傑作だ。恋に言葉はいらない。行動こそが全てだと思い知った作品。
・「チョビひげ」
モノクロの映画なんて見る気にもならなかった十代の前半、テレビでやっていたのだろうか、釘付けになって観た記憶がある。浮浪者の滑稽な仕草に吹き出しながら、全体に漂う何ともいえない淡い物悲しさに、映画を観て初めて泣いてしまった。
チャップリンが無声映画にこだわった訳が分かった。浮浪者はトーキーでは居場所がない。
しかしチャップリンが愛した浮浪者は、その後の作品でも底流として受け継がれています。
・「チャップリンの素晴らしさを味わうのには必須の名作。」
盲目の花売り娘に恋をした浮浪者が、何とかお金を作って娘の苦難と目を治すのだが本人は刑務所に入ってしまう。出所して街で出会うが娘は花屋を営み幸せそうだ。自分を見てもわからない。哀れに思って一本の花と小銭を恵んでくれる。その時、真実にきづき・・・・。チャップリンの素晴らしさを味わうのには必須の名作。チャップリンの場合、彼の名前がそのまま一つのジャンルを表しているようだ。スラップスティックから独特のペーソス。ペーソスを秘めながらも決してドタバタを忘れない。おかしくてほろっとさせられるチャップリンの物語。無声映画だけに、どの国のどんな言葉の人にも受け入れられる、いわばグローバル・スタンダードな作品。この物語に影響を受けた人は数知れないと思われる。チャップリンに関心のある方、ない方にもお勧め。一度は見ないと。
・「とても笑って、とても泣ける」
チャップリン作品には、コメディだが、寅さんのように、泣き笑いのある映画である。特にこのキッドには泣かされた。サイレント映画だが、声がないぶん演技(表情)より魂の叫びが聞こえてきそう。一度観たら生涯忘れられない映画とはこうしたものだろう。
・「NO.114「き」のつく元気になった洋画2」
<元気コメント> 決して貧しさを現そうとしない息の合った親子の生活のリズムに活力をもらいました。 (笑いに涙を織りまぜた感情溢れる演出、名子役ジャッキー・クーガンの愛くるしい演技)
・「アドバンスト・コレクターズ・エディション…?」
映画の内容に関しては、多くの人が既に書いているので、私はDVDの仕様等について書いていきたいと思います。 まず、本編の映像・音声に関しては文句ナシです。標準的な画質・音質で、特に不満点も無く、余裕を持ち楽しんで観ることが出来ます。 ただ問題は、特典。“アドバンスト・コレクターズ・エディション”と言うくらいなのだから、メイキングや音声解説が収録されているのかと思いきや、ミュージック・クリップやインタビュー映像、キャスト&スタッフ解説(静止画)、日本・フランス・アメリカ3カ国の劇場公開版予告編と完全版日本公開時劇場用予告編のみ。ここで期待するのがインタビュー映像ですが、めちゃくちゃ短い上に、ナタリー・ポートマンがインタビュー中に楽しそうに笑っている映像と監督らが映るメイキング風景だけ(カットが速いため、よくわからない)。「え?」と言っているうちに終わっちゃいます。ミュージック・クリップも、本編の映像に合わせて、エンディング曲が流れるものです。本編観て、エンディング観た(聴いた)人はあまり面白くないでしょう。
「本編が観れればそれで良い」という人は満足する商品ですが、コレクターや映画ファンとして、特典映像に期待する人には不満なものだと思います。私は後者でしたが、前者でもあったので、「買わなきゃよかった」とまでは思いませんでしたが、“アドバンスト・コレクターズ・エディション”といわれると、豊富な特典を期待してしまうので、少し期待外れでしたね…。
・「レオンとマチルダの淡く切ないラブストーリー」
リュック・ベッソン監督のハリウッド進出作品にして、独特の世界観を描いた最高傑作!!この作品を初めて観ようとする人は、ジャン・レノ演じる殺し屋レオンのスタイリッシュなガンさばきを期待すると思います。かつてボクもそうでした。確かに冒頭のシーンなど、その鮮やかさに見入ってしまいます。ところが、隣の少女マチルダを助けたために、レオンの人生が変わってしまいます。生涯孤独同士となったレオンとマチルダが頼れるのはお互いの存在だけ。ここに、年齢差を越えた二人のラブストーリーが始まります。それは、単なる男と女の関係ではない、はたまた親子の愛情とも違う、それらを超越したパートナーとしての心の繋がりが随所に描かれ感動を呼びます。そう、この作品はドンパチを楽しむものではなく、二人の淡く切ない生き方を見守って、酔いしれる作品だったのです。最後、マチルダの復讐を果たすべくスタンスフィールドと自爆するレオン。レオンの観葉植物を庭に植えるマチルダ。二人の安住の地がそこにある。同時にエンディングのスティング"Shape Of My Heart"。実に哀愁ある作品でした。名作です!!
・「よくまとまっている」
見やすかった。イタリアを舞台に、殺し屋と少女の触れ合いが描かれる。
かなりおすすめ。
・「私にはちょっとムリ(^^;」
主人公のレオンは、どちらかと言えば殺し屋というより傭兵っぽい。
殺風景な部屋。ストイックな生活。そんな殺伐とした殺し屋が、ふとした事から12歳の女の子の命を助けた。
「大人になっても人生はつらい?」と問い掛ける少女に、すこし考えて「つらいさ」と答える。こんな掛け合いを、良いなーと思って観ていた。
ルパンの「カリオストロの城」をフランス人が実写化したらこんなかんじになるんだろうなー、などと思った。
しかし、ほのぼのタッチは長くは続かない。ラストは大量虐殺シーンとなる。破滅と言うか、退廃と言うか、残虐と言うか。
このまがまがしさ。やっぱり日本人とは感性が違うんだなー私にはちょっとムリだわ(^^;
・「なにかを失ったときに観てください」
この作品にでてくるのは、なにかを失ってしまった人たちばかりです。永遠に失ってしまった人もあれば、取り返すことができるかもしれない人もいます。みんな打ちのめされ、失望しています。 それでも、この作品は「がんばれ」なんて言いません。「がんばらなくても大丈夫。人間てけっこう強いから、それでも生きていけるんだよ」と優しく語りかけてくれます。 まだこの作品を観ていない方は、なにかを失ったと思ったときや自分は幸せではないと感じたときに観ることをお勧めします。きっと、こんな思いを感じているのは自分だけでないと気づくことができるはずです。
・「煙あっての映画」
毎朝8時、同じ角に立ち写真を撮り続けるタバコ屋の中年店主。そこへタバコを買いに来る小説家、小説家と偶然知り合う黒人少年、ちょっとずつ絡み合う三人の日常、事情。煙草が嫌いな方には理解出来ないかも知れませんが、煙草なくしては完成されないシーンというものが映画には(もちろん現実にも)あります。この映画はまさしくそれの連続。煙の揺れ方ひとつひとつが登場人物の心情を映していて素晴らしい。そして、小説家が語るタバコの煙の重さを量る方法や、少年の父親が腕の代わりに受け取ったもの、店主が写真を撮るようになったきっかけなど、登場する全ての物語がどれも良いんです。イギリス映画のような、じんわりと心に残る映画です。特に煙草を吸う方は、煙草から生まれる「間」を実感できる分、より一層この映画が染みると思います。
・「タバコ好きな方にオススメ」
1995年, 米映画。世の中で大切なものは、煙のようなもの。つかみどころがなく、目に見えるようで実はよく見えない。それでも、人間は、本当に大切なものは永遠に(願わくば)失わないのだという暖かい哲学が感じられる映画である。
舞台は1990年のブルックリン。スラングが多く、せりふは聞き取りにくいが、面白いエピソードが語られ、単純ではない世界が描かれている。登場人物がそれぞれに深みがあり魅力的である。個人的には、ルビー役のストッカード・チャニングが好きだ。最後にタイトルバックで流れる白黒のオギーのクリスマス・ストーリーが感動的。タバコ好きな方に是非オススメしたい映画である。
・「生きてくヒント」
人生いろんなことがあってへこんだり立ち上がれなくなりそうなこともあったりするんだろうけれど、、、生きていくにはどんな呼吸のしかたをすればいいのか、、、そんなことを教えてくれるような生涯大事にしたい作品。ハーベィカイテル、いかつくわっるい顔してるんだけれど映画にでてくると根底にやさしくて弱い部分があって大好きです。
・「自然な憩いの場にともる優しさ」
純文学メタフィクションのポール・オースターが本を創った映画がこのような姿をとるとは当時全く予想できなかった.NYの街角にある小さな煙草屋とそこに集う人々のごくふつうの交流、云わば「常連の場所」だ.日本でこの姿を想像すると-悪い表現だが-友人の居ない人が集まる居酒屋的な寂寥感を想像してしまうが、ハーベイ・カイテルの店は違う.何故か明るく、開放的.嫌な村社会的な雰囲気とは遠く、楽しい優しさに満ちている.その中のウイリアム・ハート演じる作家の過去.そうなると大抵はかっこうの井戸端会議のネタになり、人の不幸は蜜の味的な興味を刺激し周囲はその傷をえぐる様に、大げさに慰める残酷を犯す.しかし店主はこの店で盗みを働いた少年の家族を語る.盲目の老女の孫のフリをした事、老女はきっとそれに気付いていたろう事.見方によってこれらの行為は虚しい寂しさを見出すかもしれない.しかし私は思う.自分と完全に同じ傷や痛みを共有する者など世界の何処にも居ない.できる事は、相手のささやかな思いに、嘘であっても身を寄せる事ギリギリのシンパシーが人を癒すのではないか、と.そして、そこには「自らの傷を語る」言葉はいらない.きっと、相手の思いに対して、自分の追想を重ねるだけで充分なのではないか....そんな映画だった.
●CUBE
・「あなた、ならどうする?」
密室キューブに閉じこめられ、トラップありと部屋色の変化もあり、とんどん精神的にも追いつめられる。何故ここに居るの?なぜ?とか深く考える映画ではありません。(そこまで考えると面白くなくなる)
謎解き、罠、とにかくハラハラさせられる作品です。こうした映画は、やはり少人数に限ります、その点は○です。
もし、私がその場いたらどうしょうか?何をしたらいいのか?ついつい、映画の中に入ってしまいました。
最後は「やはり、、、こうなるのかー」現実問題として考えた場合この様な結果になる可能性が高いでしょう。
とにかく見て損をする様な映画ではありませんので。シリーズ「2」もありますが、こちらの方が見応えが全然違いますのでオススメの作品なので★5つ付けました。
・「今まで見た怖い映画の中でこれが一番です」
私がはじめてこの映画を観たとき、ショックで動けなかったです。本当にこの映画のアイデアには驚きました。予算が低いからと言ってばかにすると痛い目にあいます。
というか最近の多額の予算をつぎ込んで作っている壮大なスケールの映画は、ストーリーとかシステムとかがいい加減になっているものが多い(といっても本当に面白いのもあるけど)と思います。それに比べたらこっちの方が断然いいです。この映画は必見だと思います。
・「頭のいい映画」
実生活では絶対ありえない非現実的な「わけわかんない」ストーリーなのに、このリアル感はスゴイ。役者一人一人の個性も光って全員が主役といっていいほどのインパクト。いや、全員が主役なのでしょう。会話中心だがテンポがよく、最初から惹きつけて話さない。衝撃的なオープニングもインパクト強すぎ。
低予算ではあるが、映画はお金じゃないことを証明できるハイレベルな作品。製作者の頭の良さが光る作品。観なきゃ絶対ソン!!
・「いやー、びっくり!」
カンパニー・マンで十分満足していたのだが、この映画の完成度はそれ以上。カンパニー・マンはある程度役者の力量に頼っている部分もあるが、こちらは例えもっと下手な役者がやっていたとしても、それなりのレベルを保つことができただろう。一体どこからこんなことを思いつくのやら、凡人には想像もつかないが、そのアイディアといい、群像劇としての人間ドラマ的要素といい、文句のつけようがない。実はスリラーは余り好きではないし、スプラッタな場面は目をそむけたかった。それでも、余りに作品が優れているので、目をそむけることができなかった。ある程度商業ベース慣れした後続作品より荒削りだが、商業的に汚染されていないために、却って完璧さを保っている。
特典の短編も、また凄いのであった。二重にびっくり。
・「シンプル・イズ・フィアー!」
この映画に星をあげない人の気持ちはわかる・・
なぜならこの映画に描かれてるのは、撮影に使われた1+1/2個のキューブとそこから当たり前のように脱出しようとする人たちだけだからです。見た人がいろいろな感想を持つのも然り。この作品は「謎」が多すぎて個人々々の想像で解釈するしかないからです。
キューブに閉じこめられた人たちは様々な恐怖を体験し、キューブの仕組みを解いていきますが、根本的な謎はやがて忘れていくようです。キューブとは何か、なぜ自分たちがいるのか、この世のものなのか、この映画の怖さは観る人の底のない想像力にあります。
・「ただ単に奇をてらっただけの映画ではない」
「ただ単に時間軸をいじっただけ」という評価が多いが、少なくともこの映画においては私は「それだけは違う」と断言できる。とは言え、もちろん 前向性健忘の映画でもないのだが。観客に「自分の記憶が信用できなくなる感覚」を疑似体験させることで監督が訴えたかったのは「記憶の曖昧さ」である。その観点から見ればレナードが記憶について力説するシーンやサミーのエピソードが改めて意味を持つはず。「新感覚」などと銘打った実験映画は昔から作られているが、本作の演出はまさしく必然的なものだといえよう。
・「映像の革命」
凄い映画です。アイデアの勝利と言えばそれまででですが、小説では不可能、映像ででしか表現できないミステリーである。まさに革命。この頃、テロや戦争などでアクション映画が自粛ぎみであった為、映画界もミステリーやサスペンスブームが訪れ「犯人は誰だ」みたいな謎解き映画が大量に作られ、正直、食傷ぎみだったのですが、この映画はそんな人達を驚愕させた映画でした。とりあえず観てみて下さいとしか言い様がない。ただ軽い気持ちで見ると訳わからなくなる事は必至である為、万人にはお勧めできない。
・「メメント・モリ」
強姦され、目の前で無残に死んでゆく愛する妻の顔、それがこの男の最後の記憶だった。
男は事件のショックで新しい記憶を脳に留める事が出来ない障害を負った。手元に残したポラロイド写真と、身体に刺青として刻み付けた妻を殺した犯人の手がかりだけが男の記憶代わり。
ストーリーは男が目を覚まし自分がどこにいるのか、なぜそこにいるのかも分からない状態で始まり、後ろ向きに展開してゆく。私達は男と一緒にポラロイド写真のメモと刺青とだけを頼りに何が起こっているのか理解しようともがくことになる。たまらなくもどかしく、はがゆく、苛立ちと心細さで発狂寸前になる男の心理が痛いほど伝わってくる。
誰も本当には信用できない。敵なのか?味方なのか?本当の犯人は誰だ?誰もが男の記憶障害を利用して何かを企んでいる気がする。妻の死の前の記憶はちゃんとある。自分が誰で、どんな仕事をしていたかもちゃんと知っている。だが、本当にそうか?真実が辛過ぎて自分で歪めた偽りの記憶ではないのか?自分で書いたメモでさえ、あてにならない。自分が信じたいことだけを書き残しているのでないと、誰にわかる?
冷たい汗をかきながら思い出せない悪夢から覚め、「ああ、夢だった」と一瞬の安堵にまどろむまもなく、それが現実だったと知って沼地獄にはまるような重だるい恐怖に失神し、同じ悪夢にうなされてはまた目覚める。そんなだまし絵の中を永遠に彷徨するような苦しみから、男が解き放たれる時は来るのか?
おそろしく、哀しく切ない男のものがたり・・・。
・「ありそうでなかった逆進み映画」
この映画の価値は今までありそうでなかったコロンブスの卵的発想の記憶障害という設定をうまく使った結末から逆に細切れに進んで行くストーリーにあります
低予算でたった25日間の撮影しか行っていないのも驚きまさに面白い映画=お金をかけることじゃないことを証明してくれています
ただ、万人にうけるかというとちょっと微妙で難解というか、通好みというか
とりあえず流れが細切れになってけっこう分かりにくくなっているので全体の流れを把握するにはある程度の記憶力や整理する能力が要求されただ単純に何も考えず映画を楽しみたい人には不向きかもしれません
でもなんか知的好奇心をくすぐるというかパズル的な面白さがありハマリます細部まで頭の中で完成させたくて何回も見てしまいますパズル好きな人に向いてる映画なのかもしれませんね
ちなみに並び替えて時間系列に沿って見られる特典というものが他のエディションには入っているらしいのですがこのスペシャルエディションには入っていませんま、もともと僕は答え合わせはこの映画の面白みを削ぐ蛇足だと思っているので逆によかったと思いますけど
パズルはやはり組みたてる行程が大事なのです難しいからって人に組みたててもらってもなんかね・・・
また、このエディションで特筆すべきはコメンタリーや日本語吹替は本編ごと全部ディスク2に入っているところですほとんどの映画が多数の音声を入れるために画質を落とし、DTSをハーフレートにしている中ディスク1は画質やDTSの音質の向上により容量を割いてあるということだと思います
・「豪華2枚組」
長年、待ち続けたあの謎解き映画が特別版で登場。米国版での特別版しかなかったけれど、今年になって発売。とても満足です。DTSの音声もついているし、ホームシアターで楽しみたいです。ぜひ、用チェック。
・「困った・・。かっ、書けない・・!?」
現実?虚構?虚構の中の現実?現実の中の現実?普通なら訳のわからない映画になってしまうところだが、なんとスマートなことか!語りたいことは山ほどあれど、書けば書くほど語りたいこととは遠くなりそうでこれ以上書けません!!スランプの脚本家っていうお題だけでここまで話が膨らませるものかと感心させられました。脱帽!
・「鑑賞直後、これは狙いすぎだろ~と思っていたが…」
思い返せば思い返すほど、考え込めば考え込むほど作品全体として観かえすとこれほど良く出来た映画はなかなか無いとさえ思えてしまっていた。鑑賞後これほどまでに考えてしまった映画は久しぶりだ。
ここまで高評価に変わっていったのはこの作品におけるドナルドカウフマンの位置づけ。
実際には存在しない双子の弟としてドナルドカウフマンなる人物を登場させる事に決定した時の閃き具合はこの映画を観ればその時の状況が思い浮かんでしまいます(笑
ニコラスケイジの演技のうまさ、ハリウッド映画に対するブラックなユーモア、脚本、演出、このアダプテーション(脚色)は伊達じゃない。
一回字幕で観ただけじゃ~みたりないかったです。
これはDVDで観まくるっきゃない!
・「脚本家の凄まじい独創性に拍手!」
「マルコヴィッチの穴」(1999)、「ヒューマンネイチュア」(2001) 以来のスパイク・ジョーンズ&チャーリー・カウフマンのコンビの作品。「マルコビッチ」に比較して「ヒューマンネイチュア」がかなり劣る内容でがっかりしたので、今回の作品もあまり期待していませんでしたが・・・・この「アダプテーション」は「マルコビッチ」を遥かに超える傑作です。現実と虚構の交錯させる巧妙さに、呆然とさせられました。『蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界』なるノン・フィクションが元になっているみたいですど、ノン・フィクションを映画化してこんな物語になるなんて、信じられない。 (ただ、普通のハリウッド映画を好んで観る普通の映画ファンには、凝りすぎで面白くないでしょう。)
・「真似のできない「コロンブスの卵」。」
悩める脚本家が、書けないことをネタにするなんて、映画の脚本として禁じ手とも言えるようなアイデアだけど、それが企画倒れにならず、ラストまで飽きずに楽しめる。しかも妙に爽やかな余韻まで味わったりして。
「マルコビッチ」の撮影現場や原作者が登場するなど、フィクションとノンフィクションの境目にいるような、
不思議な感覚。つかみどころのない、だけど無性に面白い
映画業界などに対する「皮肉」が随所に効いており一筋縄では行かない作品を撮ろうという気概を感じる。次の作品がホントに待ち遠しい監督&脚本家コンビだ。
普段はマッチョさが鼻につくニコラス・ケイジがトホホな兄と強気な弟の二役をうまく演じ分け、
メリル・ストリープも崩れ落ちていくキャリアウーマンを好演。しかし原作者はあれだけ脚色されて、よく了解したもんだ。
・「ちょっと卑怯」
独創的だし、構成もしっかりしていて、今の映画界ではダサいと思われがちな手法を皮肉を交えながら存分に使っていたりなど、見ごたえのある映画でした。ただ、カウフマンが自分自身の行き詰った様子をネタにしたというのはある意味卑怯。悪いとは思わないけど、次回作が作りにくくなるのではないでしょうか。最後の手段のような…。まぁ、誰もやらないような隙間を狙った感はよくでていてよかったと思います。パワーも感じましたし、ニコラス・ケイジが最近、奇跡の路線変更ということもあって5点にしときます。
・「何度観ても,やはり名作」
約20分という追加部分に不自然さは感じなかった。休日に車を洗うドニーのシーンなど,家族と関わる場面に追加収録が多かったように思う。 一度観て以来,ずっと印象に残っていた映画だったが,やはり名作だ。パチーノとデップが,自己をアピールする大袈裟なことをせず,作品のために演技している。脇を固める,マイケル・マドセン,アン・ヘッシュも素晴らしい。 初期テレビシリーズ「21ジャンプストリート」」でも一応潜入捜査官だったデップ。こと潜入にかけては,ディカプリオより数枚上手か。 本編は映像もDTS音声も及第点。敢えて残念だったことを言うなら,特典ディスク収録内容の少なさと,あのパッケージだ。
・「よくも今まで待たせてくれたな」
どーでもいいような駄作たちが「‥エディション」なんかで再販に再販を重ねる中で、なぜこの作品が廃盤のままなのか憤りを覚えていました。もう再販をあきらめていたらやっと発売‥でも皆さんが書いておられるようにジャケットにがっかり(--;) 廃盤商品の「ん?パチーノとデップが主役って‥どんな作品?」と興味を持てるようなジャケットのままでいいのに、よりによってなぜ“野郎2名のロードムービー”的な人目も引きそうにない地味なショットを使うのでしょう?制作側のセンスを問いたい‥。やっと再販は喜ばしいことですが、中身で勝負といってもコレクションする側としてはジャケットも重要ポイントなんだけどな〜。ジャケットに関しては★0だけど、待ちこがれた中身には★∞です。
・「アルパチーノがくたびれていて良い」
これは決してかっこいい映画ではありませんが大好きでした。男の淋しさ、辛さ、そして友情が描かれます。ギャング映画ですがひねりが利いています。ジョニーデップが扮するのはおとり捜査に入るFBI官で、正義を行う者のはずですが、見ている内にアルパチーノ扮する下級マフィア?の運命を悟り 何とかして助けてやりたくなります。近年のアルパチーノに正にぴったりの役です。そして、微妙な役のFBI捜査官の普通過ぎる私生活も描かれていて、ほろりとしました。映画的なきれい事に作られたラストも許せてしまいます。
・「男の泣ける映画。」
実話だそうです。今もこのモデルになった捜査官は素顔を出せず名前も公表されていません。J・デップの役者として新たなステップの1つとしてこの作品を上げても良いでしょう。ただ当時はまだJ・デップの名だけで客を呼べなかったのか秋の映画と正月映画の中継ぎとしてひっそりと公開されました。この映画のパンフは「お宝」です。 FBI捜査官であるデップは、組織の清掃人(A・パチーノ)を利用して組織に潜入する事に成功。数々の証拠集めをします。パチーノは本当はただの組織の末端だけど実は自分はボスに気に入られていると思い込んでいる老境の哀しいチンピラ役を好演してます。デップも潜入するまでと潜入してからとで性格も変わってしまい、いつ家に帰れるかも分からずにストレスを溜めて夫婦でカウンセリングを受けることにも「馬鹿らしい」と言い放って夫婦問題まで影響が出ます。 ラストは対照的です。デップの功績とパチーノの汚点。「お前だから許せると伝えてくれ」と言って姿を消していくパチーノに泣けます。
・「男の世界」
アル・パチーノもジョニーも、おおげさな芝居もなく、かえって淡々とさえしているような自然な演技なのです。出演している俳優が、すべてその役になって動いているのが、素晴しいと思いました。
レフティ(アル・パチーノ)は「ゴッドファーザー」のような頂点にいるマフィアの世界ではなく、下っ端のマフィアの世界に属しているのも、なんかリアルでした。やっている事は違法なんだけど、それ以外では、家庭も子供もいる、人の気持ちだってわかる普通の人地なんです。でも、普通人であるレフティに見慣れていると、いきなり非情な展開があったりして、やはり住んでいる世界が違う人たちである事がわかります。 マフィアの出世に見放されてしまっている、盛りを過ぎた男の哀感がよく出ていたと思います。
最初は、潜入捜査のためにレフティと行動をともにしていたドニー(ジョニー・デップ)が、徐々にレフティに情がうつっていくのです。時には、レフティに同情し、口論しながらも、絆が深まっていく怖さ。ジョニーは、感情の揺れ動きを表現するのが上手いので、適役だと思いました。髪をオールバックにしていると、それなりの年齢の男に見えますが、奥さんとの階段での濡れ場では、髪がひたいにかかってしまうと、まるで、人妻の浮気相手の青年みたいでした(笑)徐々に、ドニーの服がカタギじゃなくなっていくのも、リアルでした。
原作では、レフティギャンブル狂で、出世できなかったと書かれていました。マフィアとの裁判で、ドニーは家族に危険が及ぶ事を恐れて、本名をあかしたくなかったのですが、裁判では、その主張が認められなかったそうです。半年の予定だった潜入捜査は、なんと6年にもなり、今もマフィアの恨みをかっていて、偽名を使って、隠れ住んでいるそうです。
・「ゆるい笑い、深いショックと感動」
全体に流れるゆるいユーモア感覚は、アキ・カウリスマキの映画に通じるものを感じさせます。オタクでロシア語の分からない主人公と、アメリカかぶれの若者、英語の分からないエキセントリックな老人と、この3人のやりとり。そして、盲導犬(?)サミー・デイヴィスJr.Jr.も加わって、可笑しいことこの上なし。英語がほとんどわからない私でも、BitchやJew、Negroといったあぶない言葉の掛け合いやinside outの言葉遊びなんかは、なんとか面白がれました。たとえば、この変な名前の犬は英語で"Bitch"(メスだからね)と呼ばれており、「メス犬とユダ公は後ろに乗ってろ」ぐらいの恐ろしい英語が成立してしまう...。(笑) 他にも色々あったのだろうけど、彼らの会話のズレの妙の何分の一かしか味わえなかったのではと少々残念でした。英語の堪能な方がうらやましい限りです。
それにしても、後半の展開は予期せぬものでした。まぁ、シリアスになるのは予想通りだったけれど、ジョナサンの祖父のエピソードが掘り下げられるのかと思いきや、いつのまにかメインが別のところにシフトします。つまり、ジョナサンは、このウクライナへの旅で自分の体に流れているユダヤ人の血のルーツと、その悲しい歴史を知ることになります。そのあたりは、もちろん感動はしましたが、つらかったです。アレックスの祖父の件も...。ジョナサンとアレックスの変な友情は、お約束どおりですが、ほんわかさせられました。(笑)
・「イライジャファン以外も見るベシ」
イライジャ目当てで渋谷まで見に出掛けた映画です内容を把握していなかったから重い題材に驚いた面もありましたが、見て良かった笑いも痛みも感じる…重いだけでは無い爽やかさも残る良い映画だと思います。出てくる人物(犬も含む)が皆魅力的でしかも広大な美しく素朴さを感じる景色や流れる音楽にも気持ちが揺さぶられます。
・「見て欲しい」
ロードムービーにありがちな自分探し、自分のルーツ探しのお話。現地で知り合ったご機嫌なやつと一緒に旅を進めていく。ウクライナのすばらしい景色や、現地の人たちの匂いがいい。
自分の祖母の死をきっかけに祖父の形見の写真を入手。それをもとにアメリカから生まれ故郷のウクライナへ。自分のルーツ。日本人的にはあまりない発想。
戦争などのリアルな話を、主人公のようなちょっと固い人間がストレートに語るのではなく、良いキャラのウクライナ人のアレックスがソフトに語るからこそ逆にリアルだ。
初めはよくある感じの「右から入って左から抜けていく」類の映画かなぁと思っていた。だけど見終わった後はほんとに見てよかったと思った。演技、音楽、脚本、センス、全てにおいてわざと臭さが無い。ウクライナに限らず、自分もいろんな場所に行きたいと思った映画。
・「悩んだけど5つ星」
おじいさんが亡くなるところは少しショッキングだったんですが、感動し、考えさせられる映画だったので5つ星としました。
ぜひ観て頂き、現実にこのようなことがあったというのを知ってもらいたいです。
イライジャ・ウッドの演技も素晴らしいですし、ウクライナの風景も綺麗でした。
ひまわりの中の家なんてファンタジーの世界です。
戦争の映像をあまり見せない、こういう映画も心に響きます。
・「ほんわか・悲しい」
お目当ての俳優も出ていないし、『ロード・オブ・ザ・リング』も観ていないけど、予告を観てとても気になった作品です。
アレックスが5星。音楽も良いですね〜。前半は涙を流すほど笑えます。後半は・・・
原作も読みましたが、独特の言い回しなので翻訳では魅力半減なのかもしれません。(映画のほうが救われる??)
・「お気に入り★★★★★」
大人のおとぎばなしのよう。色使いがとても効果的で、主人公ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)の衣装も素敵でした。ビアンヌのチョコレートが価値観も生き方も違う人達の心に触れ、暖かく溶かしてゆく愛と友情と人生の物語です。キャスティングもそれぞれの役どころにピッタリで最高です。ジョニ-・デップ独特の魅力も充分に味わえます。。。
いろんなジャンルのDVDをたくさん持っていますがお気に入りの1本です。どちらかと言うと女性向けだと思います。
・「ジョニー・デップがチョイ役。。。」
なところがミソですね。。。出張りすぎない、自分は脇役に徹する、ストーリー構成の全体を考え演じる彼の映画に対する思慮深さが際立つ作品でした。 結局、それが彼の存在感を際立たせているのですが。。。
全体的にほのぼのした、人に優しくなれる作品と言えばいいんでしょうか、「ニュー・シネマ・パラダイス」のように心穏やかに見ることができました。
前半に時代背景と主役の立場をハッキリさせることによって観る者の感情移入を容易にし、スタートして間もないうちに惹きつけられます。ジョニー・デップの使い方をあえて後半にチョイ役として持ってくる意外な演出が実に見事でした! いよいよ大御所としての道を歩み始めたデップを認識させられました。。。
・「バレンタインデーに・・・」
妻がバレンタインデーにチョコレートと一緒にプレゼントしてくれたんですが、小粋な映画で好きな一本です。(舞台はフランスなのに皆、英語を喋っているのは、まあ置いといて・・・)
ストーリーも面白いですが、でてくるチョコレートが皆どれもおいしそうなのと、暗い役が多かった(と勝手に思ってる)ジュリエット・ビノシュがとても可愛く描かれているのが個人的にGoodでした。ただ、大好きなジョニー・デップの出番が割と少ないのがちょっと残念。でも、ジプシー役ははまっています。
・「派手さはないけど、秀作です。でもなんでジャケットにジョニーデップ?」
ストーリー全体に大きな起伏はなく淡々と描かれている。そんな作品が僕は好きですね。J・デップは必ずしも主役でも、準主役でもありません。それどころか、J・ビノシュシュさえ主役ではないようです。主役はチョコレート!!それとそのチョコによって変わっていく保守的な村の人々がメインだと思います。最近日本でも人気のJ・デップですが、これは彼の作品というよりは、あくまでも彼も出演している作品ということです。もちろん存在感はあるのですが。
ゆっくりと時間の流れる静かな村での物語、ゆったりとした作品です。
・「人間性ってなんだろう?」
不思議な映画です。「ショコラ」という美味しそうなタイトルと、「小さな村に開かれたチョコ―レト屋さんのお話」という設定に以前から観たいと思っていましたが、昨日偶然BSで観る事が出来、素晴らしく見事に期待を裏切られました。どっしりと見応えのある、また色々な事を考えさせられる作品でした。封建的な村の人々の排他性、キリスト教の教えを盾にヒロイン・ヴィアンヌ母娘を悪魔の手先のように排除しようとする村長の伯爵、伯爵に押さえつけられ、また互いに見張るように「正義」という名で人間性を失って暮らしている村の人々の中に、オルゴール箱のような魅力的なチョコ―レート屋さんを開いたヴィアンヌ。心に響かぬ説教をする若い祭司より、温かくチャーミングな微笑みを絶やさずに人の心を甘いチョコレートとともにときほぐしていくヴィアンヌ。彼女は教会には行かないけれども、そこに集う村人たちの誰よりも愛をもって分け隔てなく人々に接しています。クリスチャンの私はこの映画を観て「本当の愛ってなんだろう」「人間が生きていくってどういうことだろう」と深く考えさせられました。また海賊?のルーとの大人の恋も観ていて心温まりました。ルーの前では本当に可愛い恋する女性になるヴィアンヌがとても素敵だった・・・。
この映画の素敵なところは、登場人物全てが一人残らず人間味たっぷりなところです。あちこちの場所で同じような村八分を受け、この村で努力しようとしても挫折しかけ、涙ながらに去っていこうとするヴィアンヌも、最後にがちがちによろいで固めていた心が壊れ、ヴィアンヌの店に入り込み、チョコレートを食べ尽くして眠りこけてしまう伯爵・・・誰一人憎めないのです。「ああ、自分にもそういうところ、あるよなあ」と共感させられてしまう。また、その姿を見た、今まで伯爵の言いなりだった気弱な若い祭司の説教のシーンがラストにあるのですが、そのシーンは圧巻でした。テロップにあるように決して雄弁でもなんでもない彼の説教が心に染みるのです。理由は彼が自分の言葉で語り始めたからでしょう。そう、村の人々は本当の自分を生き始めたのです。ラストシーンの復活祭のカーニバルで村人みんながヴィアンヌと微笑みを交わしながらチョコレートを楽しむ姿はほろ苦く甘くタイトル「ショコラ」にぴったりでした。ヨーロッパの大人の映画って、こういうのかなあと思わされました。前のレビュアーの方々も書いておられましたが、この映画は本当に小さな映画館か、ご家庭でご覧になるとしみじみ良いと思います。まだ生きていない人生の深みを教えてくれる映画です。
・「「生きられない」」
「生きられない。」劇中に、ビリーが言う、この言葉にこの作品は象徴されているような気がする。両親への疎外感、感情表現が未熟なゆえの対人関係のもつれ、過去の恋愛の狂信的な美化とそれに対応するだけの現実の重荷、そういったものが劇中ビリーにのしかかってくるのである。ビリーは自分がどんな存在であるのか気づかないまま、いや気づくことを恐れているまま、その場をしのごうとするのだが、ビリーは問題を解決するだけの強さはなく、ただ打ちのめされるスパイラル的に落ちていく現実が描かれている。しかし作品の後半においては、ビリーはレイラによって解放されていく。レイラはビリーになかば拉致されながらも、ビリーを理解しようとし続けるのである。「こんなマリア様みたいな女の子は絶対にいない!」などと思いながらも、その献身的な姿やビリーとのかみあわないやりとりは、みていて楽しいし、大げさかもしれないが何か希望じみたものを感じさせてくれるし、ラストはホントに「そっか・・・ビリー」といいたくなるような感動があると思う。
・「ビリーが可愛いい」
ハリウッドの派手な映画に飽きた人にオススメです。
映像が面白くて音楽がめちゃくちゃカッコイいです。
はじめてみた時は主人公のビリーが、トイレを探しまくってイライラして‥なんか変なの観ちゃったなぁ〜 なんて思いました。女性は同じこと考えるんじゃないでしょうか?
でもどんどんみていくうちに、両親を愛しているけど両親は無関心というビリーのかなしさが伝わってきます。途中で出会った優しいレイラに両親からの呪縛に解放されるのです。へなちょことも思える、ビリーの気持ち(たぶんギャロ監督のメッセージ)私もレイラのような女性になれたらなんて思いました。
フットボールにしか興味がない冷たい母役のアンジェリカ・ヒューストンがいい味です。
・「V・ギャロよりも、敢えてC・リッチのファニーさを!」
ヴィンセント・ギャロの、身を削ぎ落とされるようなひりひりした“恋愛”映画、待望の再販廉価化だ。ムショ帰りで、孤独と寂しさに苛まれ荒んだ心、神経症的で情緒不安定、鬱屈した感情をキレかかってでしか表現できず、肉親や女性からの愛情を渇望しながらも一向に報われないダメ男。このどうにもみっともなくて情けない主人公を、繊細でピュアな一面も描きながら観る者に共感を抱かせる人物として自ら演出、演じきったギャロ。脚本、音楽も手掛け、過分にナルシスティックな部分も見えるが、傑作である事には間違いない。そして、映画をより感動的なモノにしたのが、まるで天から降臨してきたかのようなクリスティーナ・リッチの存在感。半ば誘拐、恫喝されながらも、彼の両親の前で事もなげに幸せな婚約者を演じ切る強靭さと慈母の如く振舞う包容力、そして少女のような可憐さと、最新作「ペネロピ」でもフェアリーテールぶりを見せていた彼女の、ファニーで類稀な表現力を存分に味わえる。あのなんとも切ないスピード写真機の中での、そしてもどかしくも愛しいモーテルでの、フィルムのフレームに収まったふたりの仕種、表情の痛切さと優しさを確認すべく、何度も観たくなる映画だ。
・「愛をくれる人を大切にしよう」
「求めて得られる愛より、求めないで得られる愛の方が素晴らしい」 シェイクスピアの言葉ですが、この作品からも同じような事が感じとれます。 自分が愛してる人を大切にする事は自然な流れですが、自分を愛してくれる人が居たならそれ以上にその人を大切にしたい、そんな大切な事に気付かせてくれる作品です。
・「要所要所でキラキラ光る」
ヴィンセント・ギャロということで期待したが、期待以上の映画だった。トイレを探しながら拉致しちゃう導入の部分、コラージュされる思い出、 両親に会った時のレイラの芝居、その時の座席とカメラの位置関係等、 要所要所でキラキラ光るものを感じる。
一点減点なのは、「初めて天使に会った」なんて最後に言っちゃうところ。そんなこと言わずに、タイトル同様スカしながら疾走すれば良かったのに。
奥田瑛二が「少女」を初監督した時、欧州映画のように撮りたかったと言った。この作品もそんな感じがして、セルジュ・ゲンスブールの「ガラスの墓標」を彷彿させるものがあった。
・「この映画は私にとって、永遠不滅の一本です」
どこへ行っても寂しさのつきまとう男、主人公のタクシー・ドライバー、トラビスを演じたロバート・デ・ニーロの若くて、クールで、かっこいいこと! 当時31〜32歳くらいのデ・ニーロの身体の、筋肉質で引き締まっていたこと! 彼が放射する青白いオーラに、まずやられました。
マイケル・チャップマンの撮影、バーナード・ハーマンの音楽もいいですよね。なかでも素晴らしかったのが、夜のNYを、トラビスがタクシー・ドライバーになって流すところ。サックスが歌うジャジーな音楽が、夜のNYの街の灯りを撮影したシーンにかぶさるところ。何度か出てくるこの、ミッドナイト・NY&タクシー・ドライバー(トラビス)の場面がよかったなあ。
あとは、そう、当時12歳のジョディ・フォスター(売春婦のアイリス役)と、ロバート・デ・ニーロ(トラビス)が会話する場面も、心惹かれるものがありましたね。トラビスが女の本名を知りたがり、女が彼を信頼して、「アイリス。変な名前でしょう?」と答える場面をはじめ、孤独な男と夜の女が心を通わせるところがいいなあと。
今から三十年以上前の映画(1975年撮影、1976年公開)ですが、たぶんこれからも、若者の心にナイス・ヒットしていく作品。私も学生時代にこの映画と出会って、映画好きの友人と「いいよね」「いいよなあ」と語らって、以来、何度も観てきました。でも、ちっとも古びていないんですよね。この映画は私にとって、永遠不滅の一本です。
・「至上最も皮肉なヒーロー」
冷たい都会を舞台に、時代に、社会に取り残された男の内面描写で淡々と進む物語。
今見返してみると、この映画が伝えたいことは大きく分けて二つあって、 ひとつは、時代ってのは常に流動的であって、その時代、その社会事に取り残されていく 者がいたり、そこに溺れていくものがいるという事だ。個人の価値観は皆違うので それを受け入れる者、そこに孤独を覚える者がいるのも常に当然だろう。 そこで開き直って、反倫理的な行動をとったものがいても、それを100%悪だなんて 誰にもいえないだろう。 そして、もうひとつはアメリカ社会の英雄願望的なものだ。アメリカで英雄になる事の 皮肉さが、この映画からは滲み出ている。 よくよく見返すと、なんでもなかったラストシーンが、とても意味があって、憎い演出 のように思えてくる。
今みるとデ・ニーロ以外にこのトラヴィスを演じれる役者はいないだろう。はまり役すぎる。
・「トラヴィスの孤独感」
仕事仲間もいて、ガールフレンドも出来そうになり、売春婦の少女との交流もあるが、トラヴィスは終始孤独である。仕事仲間は相談を持ちかけても彼の期待するような返答は返ってこないし、ガールフレンドは高級ポルノ映画館に連れて行っても喜ばない、売春婦の少女は現状から救ってやりたい彼の好意を冷たく笑う。 大統領候補暗殺に失敗したトラヴィスにとって少女を救うための戦いとは、現在の閉塞感や孤独感から逃れるための戦いであり、少なくとも正義の戦いではない。最後にトラヴィスを振ったガールフレンドが、彼の車に乗車してくる。新聞記事でトラヴィスの少女救出劇を知った彼女はトラヴィスを誤解していたかもしれないと思い、再度、彼とのコミニュケーションを図ったのだろう。しかし結果的に英雄に祭りあげられただけの記事を読んで態度を変えられても、自身の内面的な孤独感や閉塞感が何一つ変わっていないトラヴィスは、彼女が自分を理解し得ないことを知って、それ以上のコミニュケーションを拒否して降車させ、彼は再びニューヨークの闇に消えていってしまう。おそらく二度と他人に心を開くこともないであろうと暗示させて映画は終わる。人間の孤独感を描いてこれほどの傑作はない。 (臭い演技を始める前の)まだ演技派だったデニーロ、大作を撮るようになる前の刃物のように鋭く切れ味のいい演出ができたスコセッシ、最後の名曲を提供したバーナード・ハーマン、若き日のハーベイ・カイテル、ジョディ・フォスター、シビル・シェパード。多くの才能が結集し、開花した奇跡的な傑作。
・「オールタイムベスト。1年早かったパンク。」
正義でオブラートした狂気の爆発がこれほど気持ちいいことを教えられて31年。中学3年だった私も46になりますがあの時の印象は少しも色あせないです。テーマはともかくモヒカン、44マグナム、M65ジャケット、自室でのトレーニング、パイロットグラスなどのキーワードが頭をぐるぐる駆け巡りオマージュに満ちた松田優作の遊戯シリーズへと思いは飛びます。狂ってるけどかっこいい。ヤバイです。この映画を観た翌年1977年、パンクロックがやってきました。
・「日本語吹替え!」
内容はみなさんがおっしゃるように保証済み。映画史に残る傑作に間違いありません。今回、何度目かの再リリースですが、目玉は日本語吹替え入りでしょう!秀逸だった津嘉山正種バージョンではありませんが、全体的な雰囲気は悪くないです。オリジナル音声、字幕で何度も観ている映画を、新録の吹替えで観るのが新鮮で楽しいです。
・「マニアじゃなくても楽しめる!」
オシャレ、ハイセンス、スタイリッシュ、パワフル!若者にウケる要素で出来上がっています。また往年のB級映画(私はこの言葉は定義も曖昧で好きではありませんが)の要素が散りばめられ、若者以外も楽しめる作品となっています。でもマニアックな映画の知識は必要ありません、知ってればもっと楽しめますが。映画って面白いものなんだなぁ〜と再認識させてくれるパワフルな作品!必見です!
・「特典映像」
タランティーノ監督のカーアクションムービー、「デス・プルーフ」です。本来は「プラネットテラー」と共に「グラインドハウス」と言う名での二本立て同時上映の映画でしたが、諸般の事情から日本ではそれぞれ単独で公開する事となりました。
グラインドハウス版と異なるのは会話シーンの多さでしょう。「グラインドハウス」では現代的で派手な作品だった「プラネット・テラー」からZ級映画のフェイク予告三本と観客の気分を高揚させ、デスプルーフ突入の流れでしたが、
B級作品を髣髴とさせる今作での冒頭の展開はタランティーノお馴染みの冗長な会話シーンがあり、以前の流れをクールダウンさせるような感じでした。単独公開版はこれら追加シーンが増え、好みの分かれる所だと思います。
さて特典映像に関してです。タランティーノ監督が出ずっぱりで、スタントシーン、スタントマン、俳優の話が殆どでした。
ゾーイ・ベールをはじめ、一流のスタントマンが集うこの作品ですが、一名だけ年の若い女性黒人スタントマンがいます。監督いわく、ハリウッドで黒人の女性スタントの活躍する機会は少なく、タランティーノはそれを見越して、経験の浅い彼女を起用したそうです。「この作品で経験を積んで欲しい。」「未熟と言ったらそれまでだ。」「次回カーアクションを撮る監督は、彼女を起用すべきだ。」
後進の人材を育成しようとする監督の心意気に胸を打たれました。
編集前のフィルムに編集者サリー・メンケに対して挨拶をする俳優人の顔も良い。「ハーイ♪サリー♪」とカート・ラッセルもにこやかにご挨拶。
俳優や、スタッフ、監督一丸となり、映画を作ろうとする姿勢を感じれて良かったです。個人的にはシナリオや音楽についても知りたかったのでそれをピックアップする映像特典が無いのは残念でした。
・「白のダッジ・チャレンジャーと言えば、『バニシング・ポイント』のコワルスキーですね。」
子供の頃『バニシング・ポイント』を映画館で観て衝撃を受けた者としては、白のダッジ・チャレンジャーが出てきたところで鳥肌が立ちました。『バニシング・ポイント』で主人公コワルスキーが飛ばしまくっていた車です。ゾーイ・ベル演じるスタント・ウーマンがわざわざそれを探して、しかもボンネットに乗ってみたいという設定が最高です。『バニシング・ポイント』を熱く語る女というのには会ってみたいような、会いたくないような・・・当時のアメリカン・ニューシネマと言えば、『イージー・ライダー』の方が有名ですが、個人的には、たまたま映画館で観た『バニシング・ポイント』の印象の方が強烈です。実はチャレンジャーよりちょっと小ぶりなダッジ・チャージャーにはよく乗っていました。フルサイズとまでは行かないまでも大柄なボディとマッチョなデザイン、ボディの鉄板はいかにも肉厚でした。他にも幅広タイヤとゆりかごみたいなサスペンション、野太いエンジンと鷹揚なステアリング等独特の味がありました。そう言えば、急ブレーキかけると焦げ臭かったです。真白い綺麗なボンネットを開けると、いきなり、まとまりのない、がさつなエンジンルームで、化粧を落としたハリウッド女優を思わせました。個人的には、そんな時代を思い出させてくれる映画です。
・「だらだらと愛の間で」
この映画ほんとにダラダラです。救いようが有りません。本来TVCMとかうってプロモーションされるべき映画では有りません。テンポのいい、見た後何も残らない、既製品的なメインストリームの映画を見慣れている人は見ない方がいいです。絶対に。
ただ一つ言えることはこの映画ほど映画への愛がぎっちりと詰まった作品は近年稀です。
・「プラネットテラーよりこっちが格上!とんでもない女を標的にしたオヤジのあわれな末路」
カート・ラッセル、まだ60前なのに、じいさん扱いされて可哀想。「IcyHot」と書かれた銀色のドライバージャケットを着ていたら、「キャノンボール・ランか!」とバカにされたり、キャノンボール・ラン大好きな自分はカートに同情。ジャングル・ジュルアの生脚はゴージャスだけど、あのアホ女どもの会話は、ちょっと長すぎるような気もするけど、理屈っぽい台詞がラップのように流れるのはタランティーノの十八番だ。
で、まさか、こんなことするの???!!!カート・ラッセルよ!!!
この事故のシーンは、ものすごい。スローモーションで見ても、マネキンを使っているようには見えない。いったいどうやって撮影したんだろうか。フロントウィンドウを突き破って空中をぐるぐる回るのも、どうみても生身の人間がやってるように見える。
で、後半のシーケンスは、同じアホ女達だけど、カートのおっさんは、とんでもない女を標的に選んでしまった。ゾーイ・ベルだ。ズン胴で決して美女とは言えないけど、オーストラリアとドイツなまりが混じった英語で、ぶっとびの暴走女。ダリル・ハンナのボディ・ダブルをやってのも、その動きで納得。走ってきて、車のドアを開けずにまどから自然に飛び込むシーンなんか「ウソ」と目を疑ってしまう。しかもカートのスカルペイントされた自慢のダッジ・チャージャーも、女どもが走るダッジ・チャレンジャーの前にはかすんでしまう。カートはどうやら、ロザリオ・ドーソンがお好みだったらしいけど、まわりの状況を読んで欲しかった。
グラインドハウス二本立てのもう一本、「プラネット・テラー」で片足マシンガン女を演じたローズ・マクゴワンは、今回はプラチナブロンドのキュートな女の子を演じている。どちらもイケてる。あと、ダイ・ハード4のブルース・ウィルスの娘役で出ていたメリー・エリザベス・ウィンステッドは、黄色のチアガールのギャルを演じている。リア・ディゾンによく似ていてとんでもなくかわいい。
最後に要チェックなのは、エンディングの曲「Chick Habit」、これのボーカルがApril Marchという女の子なんだけど、この娘もけっこうかわいい。
とにかくカート・ラッセル、最後にいいとこ見せて欲しかったなぁ。ちょっとさびしい気がした。
・「とっても豪華な女優陣」
滅多に出会えないようなとてもしっくりとくる映画でした。それは見終わってから感じたのではなく、見ている最中からずっとすごい吸引力で引き付けられていました。物語は5つのオムニバス形式により構成されていて、それぞれの物語の登場人物たちが微妙にリンクし合うというデリケートな作りになっています。どのお話も視座の中心には女性がすえられていて、女性の内面が語られているのですが、女性を描くことによって映ってはいない男性の側面があぶりだされていくという重層的な物語構成になっていると思います。監督はもともと撮影にずっと携わった仕事をしていた人らしく、美術にはそうとうの工夫と努力が見られます。風景がたんに風景としての役割以上の力を持って見るものに迫ってきます。脚本も監督自ら筆を取っています。力作です。それにしてもこの映画におけるホリー・ハンターはとても魅力的です。
・「無駄のない人物描写」
それぞれの人物描写がとても美しく繊細で丁寧でした。日常に少し疲れた女性たちの姿、傷つきながらも小さな幸せを見つけていく様子が、静かに、しっとりと描かれています。
5話のオムニバスですが、それぞれの話での登場人物が少しずつ関わっていたり、脚本の妙もうかがえる作品でした。
特に今少し心が疲弊している女性にぜひ観てほしい作品です。
・「彼女を見つめて思うこと」
さすがは世界を代表する文豪の息子だと思いました。アプローチが文学的。なのにとても洗練された映像で、入りやすく分かりやすい。長編映画第一作目とは思えません。といっても59年生まれの監督は、この時41歳。カメラマンやTVシリーズで下積みを経た後、満を持してのデビューとなりました。
「ヨーロッパ映画のようだ」と言う意見も出ていますが、少し趣きが違うように思います。かの国々にはない、初々しさがあるのです。生命がまだ、それほど大地と離れていないような。監督はキューバ出身なので、ラテン気質と言えるかもしれません。同じくらい繊細な表現でも、基になっている文化が異なるのではないでしょうか。人物の見かけは現代女性ですが、いい意味で時代に晒されていない、プリミティブな魂を持っているのです。
そういうナイーブで優しい感じが、全体を包んでいます。そして深刻な話でも温かく軽やかで、どこか御伽噺のよう。不思議な肌触りです。
こういう作品にいい役者が集まってくるのは当然でしょう。見慣れたスター達の意外な表情に驚き、心から感動しました。
少し立ち止まって、暮らしの中で見過ごしてきた気持ちに、焦点を合わせます。新しく生まれ変わって、明日を迎える為に。ある程度年齢を重ねた監督だからこそ出来たテーマだと思います。
悲しい話の間に、面白いエピソードを入れているのが良かった。たぶん、狂言を挟んで能を上演するのと同じ配慮だと思います。観客思いの演出に、作家としての質の高さを感じました。
・「悩める女性は美しい」
5人の女性のそれぞれの仕事、家族、愛、将来の不安、等を丁寧に描いていきます。オムニバス方式ですが、それぞれの話がわずかに交差しているのが好きです。女性に強くお勧めしたい映画です。もし、あなたが女性で、金曜日の夜に、何となく人生にむなしさを感じたら、何となく不安を感じたら、これを観てください。
ホリーハンターの話が一番印象に残ってます。
・「あなたも観ればわかるかも」
さすがは世界を代表する文豪の息子だと思いました。アプローチが文学的。なのにとても洗練された映像で、入りやすく分かりやすい。長編映画第一作目とは思えません。といっても、59年生まれの監督はこの時41歳。カメラマンやTVシリーズなどで下積みを経た後、満を持してのデビューとなりました。
ヨーロッパ映画のようだと思われた方が多いようですが、私にはラテンアメリカの香りがします。(監督はキューバ出身)かの国々と違って、生命が大地とそれほど離れていないような、初々しさ。同じくらい繊細な表現でも、基となる文化的な背景が異なるのです。
例えば、ホリー・ハンターが演じたキャラクターも、ヨーロッパ女性なら、心情的に割り切れたと思