Tubular Bells (詳細)
Mike Oldfield(Bass Guitar), Mike Oldfield(作曲), Steve Broughton(Drums), Jon Field(Flute), Mundy Ellis(Vocals), Sally Oldfield(Vocals)
「彼のライフワーク。」「マイク生涯最高傑作」「末永くお楽しみいただけます。」「音楽が聴けるアルバム」「今でも、(だからこそ?)新鮮な音楽。」
Hergest Ridge (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「最後まで聞かずにはいられない音楽」「買って絶対に損なし!」「夢と幻覚の地平線」「ケルトの森」「心安らぐ田園的サウンド」
Ommadawn (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「彼のベストアルバム」「人生の宝物」「これぞロックの名盤!」「脳内小宇宙(コスモ)」「なんという奥深さ」
Incantations (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「LP2枚組の大作がCDだと1枚に」「前期4部作の最後を飾るに相応しい名盤」「買ってよかった〜。」「百聞は一聴に如かず」「過渡期のマイク・オールドフィールド作品」
Platinum (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「夏の夜に、気持ちいい…。」「プラティナム」
QE2 (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「頭のなか 耳に響く音」「柔らかな春の陽光の中に生まれた小さな生命」「英国人気質が満開」
Five Miles Out (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「自分的に最高傑作」「マイク中期のサウンド確立」
Crises (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「月をめぐる名曲は数あれど その五指に入るだろう」「『Tubular Bells』に匹敵する傑作。 吉本ばななもインスパイアされた。」「聴いていると母が「あら、いいわねえ!」」「自分の中ではマイク・オールドフィールドのCDで」「サイモン・フィリップスのドラムスの凄さは1曲目で実感できます!」
Discovery (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「「Tricks of the light」のMTVで知りました」「中期の傑作」「良いアルバムですので是非ご一聴をお願いします!」「To Franceは良いですよお」「爽やか革命」
Islands (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「私の最高の愛聴盤」
Earth Moving (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
Amarok (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「マイクオールドフィールドの集大成的作品」「デジタル世代のマイク」「マイクの最高傑作かも」「スロー・ミュージックを楽しもう!」「彼にしか作り得ないという意味で唯一無比」
Heaven's Open (詳細)
Michael Oldfield(アーティスト)
「 マイケルオールドフィールド唯一の作品です」「さらばヴァージン!」
Tubular Bells II (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「リリース直後は大嫌いな作品でした。」「素晴らしい一大叙事詩」「超有名作の「第2弾」!(1992年作:オリジナル15作目)」
The Songs of Distant Earth (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「心を癒す音楽」「90年代マイクの最高作、かも」「やはり天才。」「もう最高!!」「マッサージを受けながら聴きたくなる1枚」
Voyager (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「また、聴くきっかけになったアルバム」「96年発表の19thはケルト・トラッド味」
Tubular Bells III (詳細)
Mike Oldfield(作曲), Heather Burnett(Vocals)
「Cool!!」「IIIには冬景色がよくにあふ」「ジャンルを超えた傑作」「超進化Tubular Bells」「おおおおおおおお」
Guitars (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「この音色に癒されました」
The Millennium Bell (詳細)
Mike Oldfield(作曲), Robyn Smith(指揮), Mike Oldfield(Guitar), London Session Orchestra(オーケストラ), Camilla Darlow(Soprano), Miriam Stockley(Vocals)
Tres Lunas (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「テクノとして聴いて名盤。」「ゆっくりと流れる川のような雄大さ」「月夜のドライブにどうぞ...。」
Tubular Bells 2003 (詳細)
Mike Oldfield(Bass), Mike Oldfield(作曲), Sally Oldfield(Vocals)
「チューブラーベルズの完成形」「文句なくお勧め」「オリジナル盤を良い音で聴きたいとなると・・・」
Light + Shade (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「孤独の奈落での原点回帰」「天才少年が新しいオモチャを手に入れた」「人生の光と影」「うーん...。」「遥かなる地球の歌Part-2?」
Music of the Spheres (詳細)
Mike Oldfield(アーティスト)
「待望の新作」「長い引きこもりの季節を終えたらしい」「BGM」
・「彼のライフワーク。」
チュブラーベルズは彼のライフワークとなっており、2、3、ミレニアムベル、またリメイクした2003とあります。エクソシストのサウンドとして有名になりましたが、意図するところとしては彼いわく大自然の雄大さ、すばらしさを表現した作品とのこと。マイク・オールドフィールドがフルート、ドラム以外の楽器を演奏し、ケルト、フォーク、フラメンコ、ケチャなどといった様々な民俗音楽を取り入れた壮大な作品です。雄大な気持ちに浸れる作品だと思います。 余談ですが、エクソシストでは本人の了解なしに勝手に映画で使用されたので裁判沙汰になりました(その後和解)。
・「マイク生涯最高傑作」
マイクオールドフィールド ファーストからサードアルバムまでの3部作です。ファーストは、ご存知の方も多いと思います。そうです映画エクソシストに使われた印象深いイントロで始まる曲です。本人の承諾なく 無断使用だったのですが、なんともピッタリきましたね。当然ですね アイルランドの森、妖精とか悪魔の存在も表現したのですから実際の曲は、B面最後まで聞くとわかりますが、アイルランドの情景を自身の使える楽器を全て使用し(全ての楽器は自身のオーバーダビング)で表現した一流の作品です。このアルバムを、作者に無断で売り込むことに成功した当時レコードの通信販売業をやっていた、リチャードブランソン(後のヴァージンレーベルの社長)のその後のサクセスストーリーは有名ですが、この曲なくして、いまのヴァージンアトランティック航空もヴァージンレコードも無かったのでは?当の本人(マイク)は、1年かかりのレコーディング作業による疲労で精神的に危ない状態に陥っていた隙を狙ってという事ですね。曲の構成は、ピアノのイントロAmのキーで始まり、あと転調ー転調でつなげていく8分の7と8分の9で繰り返すミニマル(反復音楽)の先駆者フィリップグラスやジョン・ケージの影響を感じますが、これほど見事なミニマルミュージックは後にも先にも聞いた事ないです。イントロをつくるのにインスパイアされたミュージシャンは、バッハモロだしですから凄く バッハが好きだったのでしょう。 この曲を完成させる 何年かまえ完成時が20歳でしたので、4年くらい前 姉のサリーオールドフィールドといっしょにトラッドフォークデュオ(サリアンジー)ではフーガ二短調をギターソロでやってましたし・・・・チューブラーのイントロも最初は、ギターで作ったと思います。Eの音をペダルトーンとして使いながら適当に弾いていてできたんでしょう(たぶん)私個人は、レコードでいえばB面の終盤 CメジャーのキーからBm転調で演奏される部分が大好きです。
・「末永くお楽しみいただけます。」
ヴァージンレコード第一作として非常に有名なアルバム。しかし、良くもこんなオタクなアルバムを選んだものです。マイク・オールドフィールドが一人でスタジオにこもって多重録音して作った超オタクアルバムです。
このアルバムの不思議なグルーヴ感、美しいギターの旋律等を是非聞いていただきたいと思います。メロディーラインなども以外と聞き易いので、何度でも楽しめます。僕はお勉強のバックミュージックに良く使っていました。聞けば聞くほど愛すべきアルバムになっていくでしょう。リマスターで音もかなり良くなっているので末永く楽しめますよ。
・「音楽が聴けるアルバム」
私はマイクファンです。はっきり言ってこのアルバムは、数百枚ある私のCDライブラリの中のトップ5に入るものです。そしてこのアルバムを好んで聞く人たちは、このアルバムがどんなに素晴らしいアルバムかを他の人に教えようとしたときに、うまく言葉で説明出来ないと思います。(まあ、このアルバムだけに限りませんが)
たまたまヴァージンから発売されているので「ロック」とされていますが、この音楽はジャンルで分類しにくいものです。(「音楽」ってジャンルで分類できればステキですね)そしてこのアルバムは少々の話題性も兼ね備えています。
映画「エクソシスト」のテーマ音楽だったこと。ヴァージンレコードの第一号アルバムだったこと。数百回にも及ぶ多重録音によって一人で完成させたアルバムだということ(多少のハッタリ?が有りとのウワサ...)。
ジャケットもなかなか良いデザインだと思います。このアルバムジャケットや「音楽」に興味がある人には是非聴いて頂きたいアルバムです。
私が感じるこのアルバムの印象は「純粋」とか「透明」という言葉で表されます。
・「今でも、(だからこそ?)新鮮な音楽。」
あの有名な「エクソシスト」のテーマ曲です。
この曲が発表された際、マイクはかなり無名で、映画関係者は無断でテーマ曲にしたそうです。それにマイクはかなり怒ったらしい。「この曲は静かな自然?をイメージしてたのに」ってことらしいです。
でもこの曲でマイクが有名になったのも事実。実際、聴くと、なるほどエクソシストのイメージとは違うなぁと、思いました。
これかけて 寝転んでるといつのまにか寝ちゃってたりします。
やっぱり驚くのは全部自分で演奏してるってこと。すごすぎです。
・「最後まで聞かずにはいられない音楽」
幻想的に始まり、中間のオーボエ旋律が本当に泣かせてくれます。そして、最後に、最初の幻想を取り戻す所は、いつ聞いてもすごいです。
TBとオマドーンの間にはさまれているため、どうしても地味な評価しかされませんが、作曲者自身は「前作(TB)を超えていると思う」と言ったそうです。
私も、この曲は前作を超えていると思います。あくまでも私自身の感想ですが・・・(汗)
ただ、このCDはオリジナル版が収録されているのではなく「Boxed」という特別版のが収録されているらしく、この曲がさらに地味に編集されていて・・・ と、いう意味不明な事になっています。
レコード会社には、早くオリジナル版をCDに収録してもらいたいです。
・「買って絶対に損なし!」
いはゆる、初期三部作の2作目にあたる作品。マイクファンは3枚目のオマドーンをベストにあげる人が多いと思うが、個人的にはこの作品も同じくらい好きだ。ラフカディオハーンが日本文化を好んだように、ケルトと日本の文化には共通点が数多くあり、描き出す心象風景も豊かなものになるのではないか。特にパート1は、まるで朝霧のけぶる川面に船を浮かべて、どこか悲しい不思議の国へと入りこむようなオープニングから、クライマックスの鈴の音をバックにした渾身のギターソロは泣ける。後にも先にも、初めて聞いたときにその静かなる感情の昂ぶりに鳥肌がたち体が震えてしまったのはこの作品しかない。
・「夢と幻覚の地平線」
Mike Oldfield の第2作にあたる本作 Hergest Ridge につけられた邦題がたしかこんなだったと記憶している。音に音を重ねてフーガのように変化していくところは第1作の Tubular Bells と同じで実にMike Oldfield らしい作品であり、遠くの地平線を眺めているようなゆったりとした気分を感じさせる本作に付けられた邦題はよくできている。曲はゆっくりと変化しながらも、Mike Oldfield らしくクライマックスを迎えて終局にいたるところが実に心地よい。個人的には Tubular Bells よりもお勧め。
・「ケルトの森」
この曲の始まりは、ファーストの最後を引き継ぐ形で ストリングス(たぶん当時はやっていたソリーナだと思います 12弦ギターの響きも印象的です。このアルバムでは、ギターソロの出番が無いのが、少し寂しいですがチラっと顔を出す部分があり、そのギターソロが、後のマイクオールドフィールドギター
の片鱗を見せています。ファーストには、無かった ノスタルジックギターの登場です。リコーダーなどの、トディショナルなアコースティック楽器が、一杯使われています。まさに アイルランドの暗い森の中に突入です。
・「心安らぐ田園的サウンド」
チューブラーベルズで一躍有名になったマイク・オールドフィールドの2枚目。1枚目同様ほとんど1人で各種楽器を多重録音しているが、音のほうは一転して、英国トラッドやケルト民俗音楽の影響を濃厚に感じさせる牧歌的な世界が展開されている。つぎのアルバムの「オマドーン」とともに、精神的安寧を得たいときに聴くのに適した作品。
・「彼のベストアルバム」
数ある彼のアルバム中最高傑作だろう。何度も繰り返し聞き、聞くたびにそのよさを味わうことが出来る。彼の音楽はカテゴリーが難しいため、またその演奏時間と音楽性の関係から、日本では広く知られるに至っていないが、実際にはかなりの音楽家が彼の隠れファンなのではないかと思っている。映画音楽で有名な久石譲氏も、私見だがかなり影響を受けているように思う。そういう意味では、もっと広く普通の音楽ファンにも聴いて欲しい。
本作は、前2作より演奏時間が短いが、その分コンパクトにまとまっており、一般の人にも聞きやすい。ケルト音楽、ロック、クラシック、アフリカ音楽など、さまざまな音楽要素が渾然一体となって、全く新しい音楽を作り上げている様子はまさに奇蹟とよぶしかない。
世界で、まるで自分ひとりだけが孤立しているように感じるとき、他者とのかかわり会いに何の意味も感じられないとき、この音楽を聴きつつ、陽の沈んでいくさまをみる。同じことを感じている人が、少なくとももう一人いる。閉じた世界の中にもまた世界があり、それにもきっと価値がある。同じアルバムを買う、多数ではないが少数の人たちがいる。そう感じることで何度救われたことか。
・「人生の宝物」
マイクの音楽でおそらく1番好きなアルバム。無駄な部分がどこにもなく全てが素晴らしく、心を揺さぶる。音楽的に非常に芸術性が高いのに、だからといって難しくはなく、とても素直・素朴で聞く人に感動を与えてくれる。そして1番牧歌的なアルバムだと思う。姉のサリーオールドフィールドのコーラスも素晴らしいし、マイクのエレキ、アコースティックのギターはもちろん、躍動感のあるアフリカンドラムやバグパイプの演奏(これはゲストミュージシャンらしい)も非の打ち所がない。パート1ではチューブラーベルズのように途中で開ける部分があるのだが、そのあとのアコギと絡む笛(?)の楽しそうなところが特にいい。また、後半のベースの盛り上がりとギターの絡みも素晴らしい。そしてパート2では、バグパイプの調べがゆったりと流れて心を癒してくれる。最近の安っぽい癒しブームとは一線を画しているのは聞いてみれば明らかだろう。ラストでは、on hosebackと言われるマイク自身が歌うところがあるのだが、子供の歌声も重なってきてここは泣きそうなくらいグッとくる。また、注意深く聞けば、ここの歌詞には2作目のタイトルであるハージェストリッジということばが出てくることがわかるが、やはりそちらも大したアルバムである。初期三部作は持ってて絶対損はしないと思う。安いしね(^^ヒットチャートのアルバム買うよりも初期三部作を買った方が絶対宝物になるよ!・・・と個人的には思います。音楽好きな人には絶対おすすめ。
・「これぞロックの名盤!」
最初にこの音源を聴いた時、はっきり言ってどうしようもない感動を受け、暫くボーッとしていたのを今でも覚えている。楽曲のセンスもよく、ひとつのメロディを音を重ねる事で違った曲に聴かせる手法には驚かされた。特にパート1の最後の方に行くにしたがって音が厚みを帯び感動的になるのは凄い!ラストでのアフリカン・ドラムの効果も絶大だ。正にロックの名盤に入る1枚である。
・「脳内小宇宙(コスモ)」
初期三部作+アマロックの中から、迷ったけどこれが一番好き。
ありとあらゆる楽器(楽器じゃないものもか?)を用い、音をリズムを組合せる。天才的この人の頭の中はどうなってるんだろう?音はどのようにイメージとして湧き上がるのだろう?この世界観はどうやって築かれるの?
旅先で聞けば、あなたが切なさ3割増になれます。
・「なんという奥深さ」
ポップでもない・ロックでもない・プログレでもない・・。これまでのどの音楽ジャンルにはまりきらない奥深さ。叙情的でも哀愁でもない。これは、何の世界なのだろう。アフリカン・ドラムの醸し出すえもいわれぬ幻想か。そこには、サハラ砂漠があるとでもいうのだろうか。ともかく・・一度耳にして欲しい音楽であることに間違いない。
好き嫌いはその後のこと・・・。
・「LP2枚組の大作がCDだと1枚に」
"Ommadawn"発表後、途中"Boxed"を挟みますが、3年の時をおいて1978年に発表されたのがこの"Incantations"です。"Tubular Bells","Hergest Ridge","Ommadawn"の初期3作が基本的にMike独りで作られたものであるのにたいし、この"Incantations"では、盟友David Bedford(Hergest Ridgeにも参加していましたが)指揮によるオーケストラとクワイアが導入されていたり、Pierre MoerlinのドラムやJabulaによるアフリカン・パーカッションが参加していたりと、より豪勢で開放的な音づくりとなっています。部分的に"Orchestral Tublar Bells"に近いところもありますが、全体を通して聴くとやはりMike Oldfieldならではのものと納得させられます。
この作品は、それまでのLP1枚につき1曲という大作主義の総決算であると同時に、80年代以降の作品にも通じる箇所(Mikeプラスdrumsといった点)が随所にかいま見える興味深い作品です。名作であることはいうまでもありません。この作品発表後、Mikeはバンドとオーケストラを率いた大規模なヨーロッパツアーを敢行し、その模様は"Exposed"に収められています。
・「前期4部作の最後を飾るに相応しい名盤」
1978年にこのアルバムがリリースされたとき,二つのことに驚かされました。まず一つはジャケットです。 そこに写っていたマイク・オールドフィールドは,長かった髪の毛を切り,髭を剃り,こざっぱりしたジャケットを着ており,それまでの世捨て人然としたイメージがまったくなかったのです。まさに「誰?こいつ」って感じでした(^^;)。 そしてもう一つは,曲の長さです。それまでの3枚のアルバムもA面B面で1曲という大曲でしたが,このアルバムはなんと2枚で1曲という更に倍率アップの長さになっていたのです。ちなみにトータルで72分以上あります。 それだけ長いと,アナログ盤の時はA面聴いたらひっくり返してB面,それが終わったらレコードを換えて......と,かなり面倒臭い状況だったので,part1からpart4まで通して聴くことは滅多にありませんでした。 それもあってか,個人的には前3作と比べると評価の低いアルバムだったんですよね。 しかし,こうしてpart1からpart4まで通しで聴くことができるCDで聴いてみると,『Incantations』という曲がPart1からpart4までトータルして一つの曲であるということが良くわかり,改めてこのアルバム(曲)の魅力に気付かされました。じっくり聴いても良いけれど,BGMとして流しても,これがまた気持ちが良いんですよね。
マイク・オールドフィールドの前期4部作の最後を飾るに相応しい名盤です。
・「買ってよかった〜。」
レコードは持ってなく、20年ほど前に買ったCDしか聴いたことがなかった。3楽章?目を聴いて驚きました!!そっか、こうなってたんだ原曲は〜。私と同じく20年ほど前の初期のCDしか聴いたことがない方は、ぜひ買って聴いてみてください。思わず顔から笑みがこぼれます。新鮮な衝撃とでもゆうのか。
・「百聞は一聴に如かず」
もともとマイクの音楽にはクラシック的な側面があるが、このアルバムが1番顕著であるように思われる。そしてこのアルバムこそがマイクの1つの終着点と呼べるだろう。初期3部作にもひけをとらない大傑作。マイクの内へ内へと向かうベクトルが最後に辿り着いた場所。美しさと静謐さに包まれて、深海に沈んだ宝石のように心の奥底でキラキラと輝きを放っている。聞き取れる歌詞から、幻想的な景色の中の夏の朝のような静謐さも併せ持っている。目を閉じれば色々な風景を思い描くことができる。4曲を含む大作で、所々同じメロディーが形をかえ各曲が密接に関係している。特にパート2とパート4のボーカル部分が本当に素晴らしく、深海から響いてくるような美しさを湛えている(パート2の部分ではまたまた!アフリカンドラムが活躍している)。このアルバムを最後に彼の音楽性が変わってしまうのが非常に残念である。有名になったことで厭世的になり精神をやんでしまうことで、次作プラチナム以降彼のベクトルは外へと発散していく。しかし初期4作はクラシックのように後世へと聴き継がれていくべき20世紀の遺産である。初期4部作(チューブラーベルズ、ハージェストリッジ、オマドーン、インカンテーションズ(呪文))、聴いてみればわかります。
・「過渡期のマイク・オールドフィールド作品」
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・「夏の夜に、気持ちいい…。」
個人的意見ですが、夏の夜に、気持ちよい音なのです。ほんとに…。1曲目の組曲のラストで盛り上がる直前のMikeのアコギ、盛り上がり時のPierre Moerlinのドラミングは圧巻。2曲目以降の小品曲の数々も絶品です。
・「プラティナム」
1〜4曲はソロギターがメインの爽快な組曲です。特にラストの「North Star」でのギターソロはとても美しいです。マイク流パンクロックに対する回答といえる「Punkadiddle」やガーシュインのカバー曲「I Got Rhythm」でのウェンディ・ロバーツのボーカルも良いです。シンフォニックな前作も素晴らしいですが、こちらもお勧めしたいです。
●QE2
・「頭のなか 耳に響く音」
私はこのアルバムはLPで持っています。そのなかで、時々、猛烈に聴きたくなるのが、wondrful world です。I−tuneでダウンロードしましたが、やはり、50代世代のくせかコレクションに、このCDも増える予定です。
・「柔らかな春の陽光の中に生まれた小さな生命」
このアルバムが発売された1980年当時は、マイク・オールドフィールドも随分軽くなったなという感想を抱いていた。それでも随所に現れるマイク特有のフレーズに心惹かれるものを感じながらも、初期の三部作にすっかりやられていた自分にとっては食い足りない印象があることも否めなかったのだが・・。
あれからもう30年近くが経過し、改めて聴いてみた感想は、どことなくチープな質感が印象的な『TAURUS 1』の冒頭に懐かしいものを感じながらも、実は意外にしっとりとした肌触りがあることに驚いた。また、激しい曲調の『CONFLICT』や、プリミティヴなリズムの『CELT』のような曲でも、どこか寸止め感とでもいうのだろうか? この頃のマイクの代表作である『PLATINUM』のようなパンチのある感じを保ちつつ、その一方で意識して柔らかな感触を貫いているように聞こえてくるのだ。
実はこの作品を発表した頃、マイクは娘を授かったという。実際、このアルバムの最後の曲『MOLLY』は、彼の娘に捧げられた曲である。ということは、このアルバム全体が、自分の娘に捧げられていると言えないだろうか? 例えば、4曲目に収録された『ARRIVAL』。それは、アバの有名な曲であり、英国豪華客船の到着を表してもいるのだろうが、それ以上に、生まれてきた娘に対して耳元で優しく歌いかける子守唄のように聞こえてこないだろうか? 当然、『SHEBA』や『WONDERFUL LAND』の穏やかなフレーズにしても同じことが言えそうだ。これらの曲は、メロディを耳元で囁き呟くような感じで口ずさめばとてもしっくりくる。あるいは、グロッケンシュピールとギターの絡みが『INCANTAION』を想わせる『MIRAGE』のように、どんなに壮大で時に激しめの展開になったとしても、生まれてきた幼子を恐がらせてはならないのだ(なのでffではなくmfで奏でられる)。勿論、全体的なイメージとしてなら船の入出港を想わせる曲調が多いことは言うまでもないが、アルバム全体に貫かれる、この抑制された柔らかな感触に今では心惹かれるものを感じる。
また、このアルバムは、ポップ・チューンとしての彼の見本市のような側面があり、祝祭的な雰囲気を伝える明るく晴れやかなタイトル曲『QE2』はこのアルバム最大の聞き所だ。そこから大胆でキャッチーなケルト風のフレーズが飛び出すのを耳にすれば、あぁコレが「マイク・オールドフィールド」だと感慨も一入りだし、『TAURUS 1』の途中3分半辺りから・・優しいフォークロア調のフレーズが柔らかな春の陽光に包まれる様に思わず感涙すること必至である。
・「英国人気質が満開」
タイトルは英国を代表する豪華客船クイーン・エリザベス2世号のこと。その就航何周年かを記念してタイトルにつけたらしい。そんなところにもマイクの英国人としての自負が伺われる。
内容も英国人中心で、新顔となる豪華ミュージシャンとの他流試合が展開されており、そのあたりは当時の彼のアルバムと同様の傾向である。
まず、共同プロデュースにはデヴィッド・ヘンツェルが参加。ご存知ジェネシスのブレインである。そしてその人脈からなんとフィル・コリンズが参加し、タイトで存在感あるドラミングを披露している。それから、本作ではコーラスのみの参加だが、抜群の存在感を示し、以後の数作ではリードボーカルに抜擢された歌姫、マギー・ライリーも顔を見せている。
選曲ではtrk4でなんとABB!Aのヒット曲を取り上げているのに驚く。これは偏見や閉鎖心なく貪欲に様々なジャンルの音楽を吸収しようとしたマイクの意思の表れだろう。
以後数枚のアルバムでも続編が製作されることを予告しナンバリングされているtrk1の重厚な出来が本作の充実を示している、マイク中期の作品である。
・「自分的に最高傑作」
1982年作品、一般的にはホールオーツのファミリーマンのオリジナルが収録されているくらいの捉え方かもしれないが、この作品は聞き込めば聞き込むほどに充実した濃厚な味に気がつくようになる。特に①は20分以上の大作だが、密度の濃さはチューブラーベルズ以上だし、前半の荒々しさ、この曲を完成させた時の充足感は相当なものであっただろう。一般受けのためのファミリーマンやカンフー映画風なボコーダーのタイトル曲などもいいが、B面のベストトラックは③だと思う。④のテーマは中国の天台山?、この曲にはカールパーマーが参加している。
・「マイク中期のサウンド確立」
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・「月をめぐる名曲は数あれど その五指に入るだろう」
緑色のジャケット、海の上に浮かぶ月と海岸に佇む人影。哀愁の曲想に絡む透明感のあるVOCALと狂おしいギター。「MOONLIGHT SHADOW」は一度耳にしたら忘れられない1曲である。12インチシングル隆盛の時代、この名曲の12インチシングルも当時ちゃんとありまして、因みに小生は持ってます(自慢)。
このアルバムと次作「DISCOVERY」は永年の愛聴盤なのですが、それにしても「チューブラーベルズ」以外は注目されないですねえ。騙されたと思って一度聴いて欲しいものです。
・「『Tubular Bells』に匹敵する傑作。 吉本ばななもインスパイアされた。」
吉本ばななのデビュー作『キッチン』に収められた『ムーンライト・シャドウ』という短編の題材となった曲、その名も「Moonlight Shadow」が収録されていることで、後々ちょっとした話題になった1983年の作品。もともとが奇跡的な完成度を誇る傑作で、『Tubular Bells』よりも先に聴いて欲しいアルバムだ。
20分を超える大作1「Crises」は、透明感のある美しいメロディとドラマティックな構成力が見事な傑作。2「Moonlight Shadow」は、天国に逝った恋人が月夜に逢いに来るという切ない歌で、4「Foreign Affair」と共にシングル・ヒットした。3「In High Places」はYesのJon Andersonとの共作で、神秘的で浮遊感のある楽曲。
プレイヤー兼プロデューサーとして、売れっ子セッション・ドラマーのSimon Phillipsが参加し、驚くほどクリアな音質と奥行きのあるサウンドに仕上がっている点も見逃せない。そのSimon Phillipsのダイナミックなドラム・プレイは、インスト曲の5「Taurus 3」でも堪能できる。
・「聴いていると母が「あら、いいわねえ!」」
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・「自分の中ではマイク・オールドフィールドのCDで」
今でも一番良く聞いています。大学生だった発売当時友人の薦めでLPレコードを購入しました。どの曲もはずれがないのですが、マギー・ライリーの歌う2曲目、4曲目、ジョン・アンダーソンの歌う3曲目がお気に入りです。
・「サイモン・フィリップスのドラムスの凄さは1曲目で実感できます!」
サイモン・フィリップスのドラム演奏は「801LIVE」で初めて知り、その超絶テクニックにはまいりましたが、この1曲目(LPではA面全部)の後半、まるでジェット機が離陸するようなドラムスは、とても一人で演奏しているとは思えない位凄い! 2曲目以降は趣を変え、メロディアスな「ムーン・ライト・シャドウ」など様々なヴァリエーションを楽しめます。発表当時、あまり話題にはなりませんでしたが、ピンク・フロイドの「エコーズ」にも似た構成で、プログレファンならずとも充分楽しめる作品です。
・「「Tricks of the light」のMTVで知りました」
MTVで偶々見て惹かれ、苦労してこのアルバムを手に入れた(18年くらい前か?)が、今聴いてもその出来の良さに唸ってしまう。トータルアルバムと言うと古いが、「To France」の旋律が他のナンバーでも上手く配され、ひとつのストーリーのように一気に聞かせてしまう。男女それぞれのVOCALを対照的に響かせ、静謐と躍動、知性と野性、様々な切り口で聴く者に迫ってくる。勿論自慢のギターワークも冴え渡り傑作の名に恥じない。前作収録の「MOONLIGHT SHADOW」(これの12インチシングルも探して買ったなあ)と共に、広く受け入れられる要素は充分あるのだが・・・。未だに「チューブラーベルズ」の、と形容される彼のマイナーさが残念である。しかし!良い物は良い、それだけは間違いないのである。こういうのを知られざる名盤と言うのであろう。
・「中期の傑作」
個人的には彼のキャリアの中期(コンパクトな歌モノと大作インストの両面で攻めた時期)はとても好きで、特に「ムーンライト・シャドウ」と本作は大のお気に入り。
やはりマギー・ライリーの透き通るような可憐な歌声とマイクの紡ぎだすノスタルジックなメロディは最高の相性。ここでもtrk1,3,6などで素晴らしい調和を見せる。とにかくメロディが美しいし、マイクのギターもアコースティック、エレキ、どちらも最高である。
また本作にはバリー・パーマーがゲストに招かれ、ライリーと対極に位置するハスキーで太い歌声でアルバムにメリハリをつけている。trk2,7あたりはライブで聴いてみたい気にさせられる。
そして、最後に控えしは大作インストのtrk8。このアルバムをマイクと共同プロデュースしている現T!OTOの凄腕ドラマー、サイモン・フィリップスのシャープで難易度の高いフィルインがサウンドに緊張感をもたらし、そこにマイクのソロが煽情的に乗っかる構図であり、本当に素晴らしい。
プログレファンのみならず、ポップスファンにも聴いてほしい作品。
・「良いアルバムですので是非ご一聴をお願いします!」
別項でレビューを書いているので委細は省略しますが、この作品はメジャーではなくとも素晴らしい作品はたくさんある、ということを証明してくれますので、是非ご一聴をお願い致します。「TRICKS OF THE LIGHT」のMTVを見たという方も数少ないかも知れませんが非常にPOPで良い曲です。甲種お薦めです。
・「To Franceは良いですよお」
実は、CDではなく、ずいぶん前にレコードで買って持ってます。おすすめです。特に「To France」!Moonlight Shadowが好きな人なら、この曲の頭、出だしの部分を聞いただけでゾクっとくるでしょう。POPながら夢幻の世界っぽいって言えばいいのかな、マイク・オールドフィールドでないと出来ない曲です!
・「爽やか革命」
1984年作品、リックフェンやモーリスパートも不参加のためか、前作、前々作にくらべるとやや地味な感じを受けるが、それでもひけをとらないこれも傑作だと思う。ベストトラックはやはり⑧、この曲の初体験は1988年夏にNHKBS放送に登録し、この曲が映像散歩のような番組で流れていたのを聞いたことがきっかけだった。(この番組ではほかにもELOのエルドラドなども流していた。)これがマイクの初体験だった。男声ボーカル曲よりもマギーライリーのボーカル曲の方が爽やかだが、⑦の「ベルに救われた」は特に好き。次作のアイランドで歌うマックスベーコンには絶対に出せない世界だ。
・「私の最高の愛聴盤」
マイクのキャリアの中期には、ポップなメロディの歌モノと、壮大なインスト大作を無理なく1枚のアルバムに収めた名作がいくつかある。その中でも私は本作を推薦したい。とにかく圧倒的に美しく、圧倒的に完成度が高い。
構成としてはtrk1が大作インスト、以降が多彩なボーカリストとともに製作した歌モノ。
trk1は、マイクと、当時の重要なコラボレーターであった現TOTOのサイモン・フィリップス(ドラム)により製作されているが、穏やかなメロディと緊張感ある演奏が完璧な調和を見せる傑作。
後半の歌モノは、とにかくボーカリストがすごい。ボニー・タイラー(trk2)、ケヴィン・エアーズ(trk3)、マックス・ベーコン(trk5)などは、どれも彼らの個性を活かした素晴らしい楽曲で、個人的にはtrk2の美しさ!に感動した。ボニーというと、力任せにロックしていると思われたかもしれないが、これが本当に壮大なメロウな曲。そしてこれが彼女の実直な歌唱にマッチしている。
そして、本作最大の発掘は、まさにマギー・ライリーの再来かと思わせる歌姫、アニタ・ヘジャーランドの活躍だろうtrk4,6,7というアルバムのハイライトで歌声を披露するが、とにかく透明感があり感動的である。trk2のメロディを引き継ぐ形で更に煽情度を増した感動のtrk7は何度聴いても溜息が出る。
正にマイクの中期の代表作だと思う。これがあまり引き合いに出ないところに彼が本当に正当な評価をなされていないということが現れているのではないだろうか。
・「マイクオールドフィールドの集大成的作品」
まず、一曲が60分ということに驚かされる。そして不協和音を狙っているのかと思わせるイントロに面食らってしまうだろう。かと思えば物足りなささえ感じる中盤のメロディー・・・。初めてこの曲を耳にした人は多かれ少なかれこのような印象を受けると思う。このアルバムは彼のファンの中でも評価が分かれているという。酷評される反面、「AMAROKこそ彼の最高傑作だ」と心酔する者も決して少なくない。
それは何故か。私が思うにこの曲は聴く度に表情が変わってくる。攻撃的、牧歌的、気だるげ、おおらか、緻密、壮大、神聖・・・。私一人でもこれだけの印象を持ったのだから、その他数限りない人数分この曲に対する感想は違っていて当然である。私も最初、この曲は正直なじみにくかった。まるごと一曲60分というのもさる事ながら、起伏に乏しいと思っていたのだ。しかし、何回も聴いていくうちに、牧歌的で穏やかなメロディーに幸福感を覚えるようになった。そして終盤のクライマックス。この部分は初めて聴いた時にも深い感動に満たされた。マルチプレイヤー・マイクオールドフィールドの力量にも圧倒されたが、それ以上に音の美しさ、曲の素晴らしさに感動する。その証拠に、聴いている最中、作曲はもちろん楽器のほとんどを彼自らが演奏している事すら忘れてしまう。そして、「AMAROK」は今もなお私の中で変化し続けている。
・「デジタル世代のマイク」
ひとつのことを追いかけ続け、しかもそれで一定の評価を得続けるということは、並大抵のことではない。彼にとっては、初期の成功があまりにも大きかったため、このことはずっと重荷であったはずだ。80年代のポップ路線は、彼にとってはそれ以前の評価との決別という意味もあったに違いない。そしてMoonlight Shadowなどで一定の評価を上げることで、これらの重荷を払拭した結果が、この作品の原点への再アプローチなのだろう。
AMAROKでは、当時可能だったデジタル技術をとことん利用しながら、しかもあらゆるアコースティック楽器を組み合わせて全く独創的な作品を作ることに成功している。CD一枚で一曲というのは、極めて勇気がいることだ。作品を演奏するのも全体を構成するのも大変な作業になる。また、全体を通して聞かせるという強い自信がなければ出来ないことでもある。
この作品は、初期のマイクの作品に馴染んでいない層、つまりデジタル機器が既に身の回りにあふれていた世代に強く薦めたい。音楽の可能性という点であれば、これほどのものはそうは手に入らないだろう。
ひとつの流行という、特定時間内の激しいコピー競争のなかで、新しい音や音楽は急速に古びてしまうのだが、そういったものから独立している音の世界を体験できるはずである。
・「マイクの最高傑作かも」
平成2年の夏にリリースされたマイクの意欲作、チューブラーベル2としてリリースしてもその名に恥じない作品だと思うのだが、マイクはバージンレーベルからチューブラーベル2を出すことを頑なに拒否した。もし本作がチューブラーベル2としてリリースされればおそらく数倍の売り上げを記録したかもしれない。内容は60分を少し超えた曲が1曲だけで、ギターやコンピュータサウンド、歯磨きの音、足音、モーター音、ラストは英国のサッチャー首相に似た声のナレーションとオマドーンのようなエスニック調の展開でラストを迎える。1年前にリリースされた「アースムービン」があまりにもマイクらしくない作品だったので、本作を聞いて溜飲を下げたファンは僕だけではなかったはずだ。
・「スロー・ミュージックを楽しもう!」
コンビニ,ファーストフード,携帯電話,TV,何所に居ても途切れる事を忘れた無意味なBGMの数々。
偶には,BGMを止めて,本物の音楽に身をゆだねて観ませんか?60分間,何もしない。ただ耳を傾けて,心を開放して。めくるめくリズム,メロディー。様々な楽器,音色。夜と昼,四季の移り変わり,人生の喜怒哀楽,様々な時間の流れ。
まるで世界中を放浪しているような気分。
しかし,このCDを最高の物にするのは,貴方の豊かな経験と想像力です。
もう一度,じっくりと味わうという事を,楽しんでみませんか?ジャンルに閉じ込めてしまうには,勿体無い1枚です。
お手軽,簡単,単純,2元論に慣れた人には辛いだろうな!
・「彼にしか作り得ないという意味で唯一無比」
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・「 マイケルオールドフィールド唯一の作品です」
1991年春リリース、次作「チューブラーベルズ2」の大ヒットの影に隠れてしまいがちだが、この作品は「ファイブマイルズアウト」や「クライシス」と肩を並べるほど僕の中では存在感のある作品である。マイケルは「ディスカバリー」のころの雰囲気を狙ったのかもしれない。ボーカルはマイケル自身が歌い、この作品のためにボイストレーニングをしたらしく感情がよく滲み出ている。4曲目と5曲目が当時好きだったが最もはまったのが6曲目、サイモンフィリップスが参加しているが、ドラマーだったらこんな曲でプレイしてみたいと誰もが思うだろう。この作品でチューブラー2の期待が更に高まったのだが、、、、、
・「さらばヴァージン!」
長年在籍し、レーベルそのものと共に成長してきたといっても良いマイクとヴァージンの関係も、本作により解消されることとなった。理由はよく分からないが、やはりビジネスとアートは両立しなかったのかもしれない。そして、マイクがヴァージンへの惜別をこめて製作したのが本作。マイクのなんらかの意思表示かもしれないが、アーティスト名が彼の本名の「マイケル・オールドフィールド」になっている。
本作では、旧友サイモン・フィリップスのサポートを得て、大作trk6とそれ以外の歌モノという構成になっているが、なんと歌モノ5曲のリードボーカルをマイク自身が担当している。
まず歌モノだが、マイクの決して流暢とはいえないが、テンションの強い迫力ある歌声と、思いのほかヘヴィでマイナーなコ!ード展開が中心の前半4曲が印象に残る。そして、それが露払いだったかの如く、満を持して登場するtrk5の爽快なメロディとサウンド、マイクのギターソロに昇天してしまう!このtrk5は名曲!
そして、trk6が約20分にわたってインストで展開されるが「アマロック」の影響を引きづったかのような、予測不能な混沌とした展開が緊張感を生む。個々のセグメントでは優しいメロディやサイモンとマイクの緊張感あるアンサンブルなどがあり、聴く側を引き込む。これも非常に質の高い作品。
この作品でレーベルも一新、そして彼の音楽性もここで変換点を迎える。以降は歌モノと大作インストの組み合わせというアルバムは製作されていない。その意味では本作は彼のキャリアの中期の到達点を示すともいえるだろう。
・「リリース直後は大嫌いな作品でした。」
1992年リリース、チューブラーベルの続編が出るという噂は80年代後半から広がっていて、その間に「アマロック」や「ヘブンズオープン」といった傑作が連続して発表され、「このぶんだとトレバーホーンと共同制作しているチューブラーの続編はすごいものになるのでは」と期待はものすごく膨らんでいた。そして92年秋にリリースされた本作を聞いて度肝を抜かれた。余りにも期待をはずされたと思ったからだ。チューブラーベルズを90年代風にリメークしただけのような印象を受けて失望したのである。その後僕は97年まで約5年間このアルバムを封印し聞かなかった。「ソングスオブディスタントアース」が出てからも聞かなかった。ところが、ふと思い立って97年にこのアルバムを聞いたらすごく良かったのである。気持ちをフラットな状態にリセットして聞くとこれはすばらしい作品なのだ。特にA面終わりに当たる「ザ ベル」は「1」よりもドラマチックになっており、B面の前半部分は幻想性が増している。ラストのバンジョーまで隙のない見事な展開だ。こんな変な作品がマドンナやプリンスを抜いてイギリスで1位になるとは、、マイクとトレバーホーンの共同制作では初めは意志疎通が困難で難航したらしいが、社交的なトレバーは気難しいマイクとの仕事は辛かったに違いない。
・「素晴らしい一大叙事詩」
マイクが、長年慣れ親しんできたヴァージン・レーベルを離れ、WEAへ移籍、そしてなんと、プロデューサーに、元YESのトレヴァー・ホーンを迎えるという大胆なアプローチにより、空前絶後の傑作「Tubular Bells」の続編製作という非常に厳しい課題に自ら取り組んだ意欲作。
いわゆるリメイク的な発想ではなく、あの有名なメロディラインをモチーフにした、変奏曲といったほうがよいだろう。全く前作の予備知識がないリスナーにも楽しんでもらえるほどの分かりやすさがある。
クリアで美しいサウンドとメロディ、例えばブリティッシュ・フォークやケルトのメロディ、バグパイプの導入といった、英国人ならグッと胸に来る様なアレンジをプログレ系アメリカ人とのコラボレーションにより、甘ったるくなく、より洗練されたレベルに引き上げたマイクの才能には脱帽。
オープニングのtrk1から非常に良質なメロディが全編に溢れる。「難解」とか「聴きとおすのが疲れる」といった偏見は一切捨ててもらっていいので、是非聴いてみてほしい。またDVD化されている、エジンバラ城でのライブビデオも併せて鑑賞していただけると、本作の魅力がより多面的に実感してもらえると思う。
・「超有名作の「第2弾」!(1992年作:オリジナル15作目)」
何といっても、彼の「代表作」である「チューブラ・ベルズ」をアルバムの冠に掲げた作品だけあって、結構期待して聴きました。でるぞ、でるぞと云われて、なかなかリリースされなかった本作は、「ヴァージン」レーベルを離れての「発表」と相成りました。
サウンドは「クリア」で聴きやすさがあります。ですが、個人的には他のアルバムと比較して、衝撃度(インパクト)は正直あまり感じられませんでした。(私には、アマロックの方が「インパクト大」でした。)もっと、「ドラマティック」な展開を期待してました。
ま~、もっともこの作品も「平均点よりは上」の作品で、この作品で初めて「マイク・オールドフィールド」の世界に触れられる方には、充分★★★★★(星5つ)になる可能性を秘めた作品であるとは思います。
・「心を癒す音楽」
ちょっと違うマイクが大好きです。マイク・オールドフィールドといえばプログレでアグレッシブ?でも、このアルバムA.C.クラークのSFを下敷きに素晴らしいストーリー・ミュジックに仕上げているのですが。いままでのマイクの曲を聴いた人には評価が分かれるかもしれませんね。いつものマイクのフレーズも演奏されますが優しささえ感じられ、
聴くほどに色々の想いが心に浮かび広がります、それは宇宙であり母なる海でもあるような心安らぐイージーリスニングになっているのです。なお邦題は小説と同じ「遙かなる地球の歌」
・「90年代マイクの最高作、かも」
間違いなく、断固としてマイク・オールドフィールドの音楽が聴ける。「アイランズ」を代表とする中期作品からの連続性がちゃんとあって「なるほどあれがこうなるか」とか。もし初期三部作(もしくは「呪文」までの四作)の印象だけ求めたら違和感を覚えるのかなとも思ったが、それでも「オマドーン」にだってこういうテイストがきちんと入ってたわけで。「マイク=生楽器にこだわる孤高の職人」みたいなのはすでに遥か昔の終わったイメージだし、もともと積極的にテクノロジーを取り入れる音楽家であることを思えば、とても素直に聴ける。というか余計な予備知識がないほうが楽しめるということか。
先にクラークの小説「遥かなる地球の歌」を読んでいてこのアルバムを聴いたのだが、あの長編をよくまとめあげたものだと感心した。冒頭から「おお、これだ」と思わせ盛り上がりつつ、静かに進行、一種宗教的な崇高感とともに幕を閉じる。音楽にあわせて小説の一場面一場面が浮かぶ喚起力、きちんと原作どおりストーリーを展開する構成も見事。原作を読まずとも楽しめるとは思うが、原作好きなら遥かにひたれるだろう。この音色が単なる環境音楽のお約束というわけではなく、クラークが愛した「三つのS」をちゃんと伝えるものだとよくわかるはず。アルバムだけ聴いてるという人もぜひ原作読むことをお勧めする。
間口が広く奥行きが深い。リラックスしたり没入したりとさまざまに楽しめる充実した傑作。星五つ。
・「やはり天才。」
一つ一つのトラックに場面、深い想いがあり、地球を様々な位置から眺めて旅をするような作りになっている。イン・ザ・ビギニングの壮大な始まり、レット・ゼア・ビー・ライトの美しいメロディはやわらかく広がっていくイメージだ。オンリー・タイム・ウィル・テルは、アコースティック・ギター(?)が奏でるシグナルのような音色から、異世界へ導かれる。この異世界から、私達リスナーは様々なものを感じとれるだろう。ハイバルナキアラムの重厚さを感じさせるコーラス・・・。そして次のチューブラーワールドは、どこか現代的な世界だ。クリスタル・クリアは、落ち着きや深さがある。今まで眺めてきた景色、見た世界を振り返り、自己に目を向けている・・・私はそう感じた。最後のア・ニュー・ビギニングは民族のコーラスのようなもので、まさに新たな始まりを思わせる。 実に聞き応えのある一枚だ。
・「もう最高!!」
最初の印象は「エニグマじゃん」。でもよくよく考えると、こっちの方が先なんだよね。すごくきれいなサウンドで、その分マイク独特の風味が無いよね。そういった所で好き嫌いがわかれるんだろうな。ギターでかろうじてマイクと分かるレベル。僕は中学2年の頃に聞いたリアルOmmadawnからのファンなんだけど、はっきり言ってこれは好きです。マイクの最高傑作は文句なくOmmadawnだけど、次点はこれを挙げたい(AMAROKもいいけど)浮遊感覚がすごく、背筋がぞくぞくっと来た。久しぶりだ、この感覚!自分的には10点満点の100万点
・「マッサージを受けながら聴きたくなる1枚」
最初は映画のサントラになっているのかと思ったら、本にインスパイアされて作ったアルバムらしい。宇宙をイメージさせつつ、地球の(土の)においがする。マイクのCDはたくさんもっているが、彼の本流から少しはずれたこれは、モロ癒し系でとても気に入っている。壮大なスケール感と、物語性、映像的な部分、そして彼の優しさが感じられる1枚。これを聴きながら寝るのもよい。
・「また、聴くきっかけになったアルバム」
もう50代後半になってきました。昔のロック、プログレ好きで、古いLPが100枚くらいあります。彼の3部作、そして何枚かのLP。青年時代は、すり切れる位聴いていて、建築の学校卒業と同時に、関心というより余裕がなくなり、距離ができました。
40超えて 遙かなる地球の歌、そして、このVOYGER再度 はまり始めました。
何か、日本人の琴線に響く趣があります。今は、すべて、I−tuneに入れていて、芸術より遠く離れた戦い、仕事の頭からリセットする為に聴いています。 良い音楽は和ませますね。
・「96年発表の19thはケルト・トラッド味」
オールドフィールドは1st「チューブラベルズ」から3rd「オマドーン」あたりまでが最高で、まあ人によってはもう少し後、呪文、クライシス、プラチナムあたりまでが良くて、後はだんだんつまらなくなると言われているようです。
だいたいそのとおりだと思いますが、これはひとつどうでしょうか。オーケストラをフューチャーしたラストの大曲は力がはいってますが、それよりも残りの曲のほうがいいです。ケルトのトラッド曲をアレンジしたものや、その線にそって作曲された曲がちりばめられており、なかなかいい味だしてます.同じケルト・トラッド・ロックのアイオナの諸作とくらべると、ボーカルがなく、メロディーがシンプルで、音が電気的な分、ややイージーにも聞こえますが、シンプルではあって!!も十分魅力的なメロディーラインなので、ケルト好きな方やトラッドのメロディーが好きな人は肩肘はらずに、かけっぱなしにしておくといいのでは?
・「Cool!!」
Mikeのアルバムは「遙かなる地球の歌」あたりから、音楽性が大きく変わって、ENIGMAやDeleriumに代表されるいわゆるクラブ系の音に近くなっていますね。このアルバムも例に漏れずそういうサウンドになっていて、一聴すると「あれっ?Enigma?Delerium?」って所が随所にあって、全体的にMike臭さは薄く、よく言えば洗練されています。でも、やっぱりMikeだなー。昔からのMikeのファンは違和感を感じるかも知れませんが。私はリアルOmmadawnからのファンですが、Mikeの音楽性の変化は歓迎です。やっぱり進化しないとね。(でもやっぱりOmmadawnが一番好きです)このアルバムですが、他のレビュアさんがおっしゃっている様に、寒々しい雰囲気でとってもいいです。新しいTBワールドへ、ようこそ。やっぱりMikeは最高です!!
・「IIIには冬景色がよくにあふ」
ジャケットどおり、全体的に寒ざむとした雪景色のような雰囲気です。 まるで、吹雪の山奥を歩いているような自分を想像してしまいます。 最初の曲の出だしはTubular Bells Iのピアノのフレーズのちょっと アレンジしたようなもので始まり、その後予想に反してちょっとテクノチック (これ古い表現かもしれない)な曲になるので、ちょっと びっくりします。また、音は人工的な硬さがあるのがクセ。 まあ時代の流れで、最近のメジャーなロックミュージックには共通のようなので我慢しなければいけないかあ。でも、 やっぱドラムの音は人間が叩いたものでないと無機質的でイクナイと思いまーす。 何はともあれ私はこのCDがとても気に入りました。 私はまた Tubular Bells I,IIに共通して存在していた曲構成がここでも再現されるのかなと思って聴いてみたのですが、 ほとんど違う独立した構成の新鮮さに感動したーよん。
・「ジャンルを超えた傑作」
ポピュラー音楽はクラシック音楽と比べて、どんなに良いものであっても感動のレベルを超えないと思っていました。しかし、この作品はこの見解を打破するものでした。流れが良く、次第に盛り上がり、終曲の鐘とドラムの果てしない連打は感動的であり、元気が出てきます。
・「超進化Tubular Bells」
彼の出世作であり、またその後のキャリアの中でもライフワークと化した感がある「Tubular Bells」シリーズの最新作。ここ数年の彼のインスピレーションの基になっている「チル・アウト」ミュージックの色濃い、クールで心地よいリズムを基調にしてお色直しされた、あの有名なフレーズが出てくると、やはり興奮を隠し切れません。
全体的には上記のようなダンサブルなサウンドに、マイクの多彩なギターが重なる構成ですが、たとえばtrk7では懐かしい「ムーンライト・シャドウ」を彷彿とさせる優しいメロディと透き通るような女性ボーカルによる歌モノ曲もあったりして、聴きやすくさせる配慮もあります。
エンディングのtrk11では少女の「Far Above the Clouds」という囁きをサンプリングし、その無垢な声と扇情的なマイクのギターがチャネリングをするかのような壮大なサウンドを聴かせます。個人的には本作のハイライトだと思います。
ジャケットが象徴するように、硬質でクールな印象をプラスに捉えれば文句なしの星5つですが、そこにもう一歩入り込めない人もあるだろうな、と考え厳しいようですが星を4つにしました。
・「おおおおおおおお」
以前、深夜番組にザ・ぼんちのおさむがゲストで出ていた。
そこで、おさむは、自己紹介で「おさむちゃんでーす。」と言うのに、「おおおおおおおおおおおおおおおお・・・・」とスタジオ・会場中を動き回った。「おおおおおおおおおおおおお・・・」とそれでも続く。
・・・そして、とうとう「・・・・おさむちゃんでーす。」と言ったのは、番組の終わり近くだった。
チューブラーベルズをザ・ぼんちに例えると
チューブラーベルズ(1973年) 「おさむちゃんでーす」チューブラーベルズ2(1992年)「おおおおおおさむちゃんでーーーーーーす」チューブラーベルズ3(1998年)「おおおおおおおおおおおおおおおお・・・」
チューブラーベルズ3は、「おおおおお・・・」しか言ってない。でも、これは、チューブラーベルズだ。
20世紀最後のチューブラーベルズ。
21世紀は、どうなるか?
続きは機会があれば・・・。
・「この音色に癒されました」
母、そして、一年後に父と見送り。末っ子で思い出が沢山あるなかに、役所に届けに行った車のなか音楽は、ギターズでした。
Embers 生きた証が、一枚の紙切れになってしまったと、しみじみと、この曲を聴く時に、思ったことを、今でも、覚えています。
人生の一節 曲の思い出と一緒に。
・「テクノとして聴いて名盤。」
プログレッシブロック、そしてエクソシストのテーマとして有名なMike Oldfieldですが、今回はテクノユーザーの一人としてレビューをつけたいと思います。
このアルバムではテクノの中でも癒し系のサウンドである「CHILL OUT」に挑戦しているMike Oldfield。それは完全に癒し系の世界となっています。テクノ独特の重低音と、もちろんシンセ、それにピアノに、パーカッション、さらに彼のギターが流れ出すだけで完全に彼の世界に飲み込まれることでしょう。テクノのアルバムとして聴いてもその雰囲気は抜群に「CHILL OUT」のTOPアーティストと並んでもおかしくないほどのCDの完成度になっています。ENIGMAや癒し系音楽なんか聴いている人にぜひ聴いてもらいたい音楽です(歌モノが2曲ほど入っています。)
ジャケからも分かるとおり夜や眠る前にピッタシのアルバムではないでしょうか。プログレッシブを極めているだけあってCD全体のまとまりのよさでは群を抜いています。このアルバムが次のCDの繋ぎ程度で埋もれてしまっているのが残念です。もっとテクノを普段聴いている人に聴いてもらいたい音楽。あと、2枚目のGAME CDは別にいらない気もしましたが・・・
・「ゆっくりと流れる川のような雄大さ」
マイクオールドフィールドは、映画『エクソシスト』のテーマ曲を手がけた人なんですが、当時はどうしても映画のイメージからか、おどろおどろしいサウンドを作る人と思われていたようです。マイクオールドフィールドの音楽は、むりやりジャンル分けすると「プログレッシブロック」になると思いますが、『勢い』とか『激しさ』はあまりありません。むしろ『静寂』とか『癒し』という言葉がしっくりくるような音楽です。『トレス・ルナス』にはゆっくりと流れる川のような、雄大さがあります。
・「月夜のドライブにどうぞ...。」
最近(といっても、作品のインターバルが長い人なので一昔ぐらい前か。)の一連の「チューブラーベルズ」シリーズの狭間での小品的な作品。初期3部作から「呪文」の後に発表された「プラチナム」みたいなところか。今回は、チル・アウトとかいうディスコ系のアレンジだそうで、得意の大作路線もトラッドフォーク系のフレーズもワールドミュージック的なスパイスも薄くなっていますが、マイクのギターフレーズが始まった瞬間、紛れも無い彼の音楽ワールドが始まります。
・「チューブラーベルズの完成形」
「これ以上手を入れる余地があるというのだろうか?」、「偉大なオリジナルの地位はいまだ揺るがず、新たに生まれたものはいまだない」とKevin Maidment(Amazon.co.uk)氏はおっしゃっているが、それは全くの勘違いである。マイクはスコアに手を入れたかったのではなく、最高の演奏をしようとしたのである。vinはバッハの曲をもう録音する必要はないとでも思っているのであろうか?
・「文句なくお勧め」
想像以上の音の良さに驚きました。オリジナルでは聴きとりづらかったパートがくっきりと聞こえ、まるでアレンジが違うかのようです。それでいて不自然なところは全く感じられず、曲の完成度の高さを再認識しました。
「オリジナルを忠実に再現」というコンセプトのようですが、ギタープレイのスキルが上がった分フレーズのつながり等に余裕が感じられます。良い意味で「枯れた」演奏と言えるでしょう。もし10年後に改めて録音したら、更に良いものが聴けるかもしれません。(細かいことを言うと、11.Finaleでソロ楽器を紹介するナレーションが妙に芝居がかっていてちょっと嫌です)
DVD-Audio盤を勧めるご意見もありますが、私は携帯プレーヤーに転送して聴きたいので、迷わず本商品を購入しました。
・「オリジナル盤を良い音で聴きたいとなると・・・」
不朽の超名作「Tubular Bells」の、何と再録音盤!!73年のオリジナル盤を「出来るだけ、可能な限り、良い音で聴きたい」となると、究極がこのパターンになるのかも・・・
再録音なので、当然微妙な違いは随所に有るのですが、ステレオ定位や音色、テンポもアレンジも、何と歪み方まで、オリジナルにかなり近い・・・
だったらオリジナルのトラックを全部バラして、「デジタル・リミックス」すれば良い様なものの、そこはマイク・オールドフィールド、オリジナルの音質自体に不満はかなりあった様です。25周年記念盤で「デジタル・リマスター」をほどこした際、「リミックス」案も出たそうですが、そんな訳で却下。この30周年盤で、なんと「録音し直し」となったのです・・・凄い・・・
「2」「3」と続いたシリーズの続編ではなく、あくまで73年オリジナル盤の再録音です。良い悪いの問題ではありません。
ちなみにDVD-Audio盤も出ていて、そちらは普通の市販DVDプレイヤーがあれば、5.1chでもSTEREOでも視聴可能ですので、そちらの方がお得かもしれません。特に5.1chは、このアルバムにはピッタリのミックスです。
・「孤独の奈落での原点回帰」
いったいマイクに今度は何が起きたのでしょう?まるでスタジオ引きこもりのモラトリアム少年がたった一人でダビングを繰り返してTubularBellsを作った時に回帰しています。
色々いた生身の人間の女声ボーカリストをついに完全に排除してしまいました。TBやハージェストリッジですらお姉さんのサリーの肉声を使って人間らしさを少しだけ残していたのに、ついにヴァーチャルの世界に閉じこもってしまいました。サリー、マギーライリー、アニタヘジャーランド、ペプシ、ミリアムストックリと歴代のボーカリストときっぱりと絶縁を繰り返して、ついに生身の人間と意思疎通が出来なくなったのか?
彼のインタビューや録音風景のビデオでは、他人に自分の頭の中味を説明できずに怒りを爆発させるシーンが多いです。KBやドラムスも対立しない女性プレーヤーが目立ちましたよね。ついにヴァーチャルなシステムやロボットとの共演です。
でも、考えてみれば、これが彼の音楽の原点とも言えるでしょう。自分の頭の中に湧き出てくる自分だけの音楽を楽譜に書きとめるとか他人に演奏して貰うゆとりは彼には無いのです。他人に解説して、限りなく近い音を出してもらうのを待っている間に次のメロディーが頭から溢れ出してしまうからです。自分で全部作った方がアイデアを新鮮な内に形に出来るからです。
この点を意識して今作を聴いてみると、TB、ハージェスト、インカンテーションと非常に近い音楽が多数見受けられます。女声の声帯から生まれる音とか金属ワイヤーや皮の振動の衝撃波や空気と管との摩擦音(といった伝統的な楽器)の代わりにたった一人でコンピュータとソフトウェアを駆使して自分だけの孤独な世界を構築したのでしょう。出来上がった成果物は自然の産物ではないものの、マイク以外の誰にも創造する事のできない彼ならではの、他の誰にも生み出すことの出来ない素晴らしい音楽です。
・「天才少年が新しいオモチャを手に入れた」
もしもMikeが1953年生まれではなくて1986年生まれの19歳で、スタジオにあるギターとピアノに加えて大量のパソコンと各種ソフトを独り占めして好きなだけ使って良いと言われたら、きっと初代Tubular Bellsは何千回のテープダブではなくてこの作品の手法を活用したでしょう。苦手なリズム隊とKBは高級ソフトに任せて得意技に集中できてクォリティは物凄く高められたかも。今回自分で演奏している楽器は下記の通り:ギター = Fendar Start 1963, PRS Signature 1990、 Ramirez Classical 1974、 Fender Precision Bass 1964ピアノ = Steinway Grand 1928ギターはさらに磨きがかかっていて、指10本全部で泣かせたり超高速ではじいたり、つまんだりしながら長々とリフを聴かせてくれます。大満足!
上の楽器以外は男声ボーカルも女声ボーカルも含めて全部パソコンとソフトです。演奏と録音は他人の助っ人皆無です。(KBのアレンジだけは旧友Robin Smithに協力して貰ったけど、アレンジだけで共演なし)
今回の組み合わせは結構斬新かもしれない。同じ曲の中でテクノと本物がどちらも自己主張している。Art in Heavenライブのビッグバンドのプレイヤー全員をMacに交換して設置して、各種ギターとピアノをMike本人とMikeのクローン達が同時に演奏したらきっとこんな音になると思う。(出来っこないけど)
Distant EarthやTB2が好きな人はきっとLightも気に入る。Platinum、TB3、Tres Lunasが好きな人なら(それからDeep ForestやKraft Werkのファンも)Shadeは気に入るでしょう。
わがままやり放題ながらさすがに齢を重ねてリスナーへのサービス精神も学習したのかな?
・「人生の光と影」
デザインを学び始めた頃に出会い。イメージの世界に共に遊び、共に、イメージの世界に生きながら齢を重ねてきた。
オマードンの青春。ハージェストリッジ。草原に遊ぶ犬。イングランド。そしてケルト。古代の記憶。原始の本能、狼を祖先とする牧羊犬。思い出を象徴するかのように、遠く見つめる青年のまなざし。青春の叙情の衝動。さわやかな高原の青い風のような10代。
完成を追い求めるほどに遠く行く完成。最初に、自ら到達すべき高みにと、創造の神の怖さ。無邪気さゆえに知らずに、最初に完成してしまった悲しみ。最初に完成された才能は後退しかない。
アルチュール・ランボー。完成された不完全な詩人。詩作を捨てて、アフリカ大陸に渡ってしまった。
世俗的な成功、名声、いきづまり。そして、孤独な天才が齢を重ね自ら作り出したものに束縛され、そして束縛から逃れるような、おびただしい平凡な作品。
音の余韻に、ヨーロッパの深い青の悲しみ。ピアノの余韻の深み、なぜか、散りばめられた曲想に過去の匂いを感じながら、一時期、消えた深い悲しみのようなものを感ずる。
青春の生きるなかのみずみずしい悲しみから、生きるということに対して、醒めたまなざし。ジャケットの写真に平穏でない自画像。
ミケランジェロのピエタ像。バチカンの青春時代と、晩年のロンダーニのピエタ。そこには、テクニックはなく、自分の思いしかなかった。
自ら作り出した影より遠い地点と行きたいと願うほどに、帰らざるを得なかった悲しみ。今のテクノロジイーを使い彼の原点回帰の答えがLIGHT AND SHADE。
・「うーん...。」
久しぶりの新作で、長年のファンには喜ばしいところなのですが...。TB2003とは打って変わって、Tres Lunas的なチルアウトミュージック/ダンスミュージック的な曲がCD2枚に渡って展開されるのですが、なぜ、2枚組みだったのかは疑問が残ります。LightとShadeとでアレンジの傾向が違うのはわかりますが、極端な色分けされているようにも感じません。インナースリーブはコンセプチュアルなデザインにはなっていますが...。TB2003後の小品集的な位置付けだと感じていますが、Shadeに収められているROMANCEは、単調で彼らしい解釈も特に感じられませんでした。今回は、少し戸惑いを感じます。...の連発とROMANCEの白けで星ひとつマイナスです。
・「遥かなる地球の歌Part-2?」
Light & Shadeだから陽と陰あるいは光と影かと思ったら薄明と暗闇くらいでどちらも根暗で寒々しいです。
Lightの方はSongs of Distant Earthに収録されていても不思議ではないような曲ばかりです。もっとも、今回使用のソフトウェアは洗練されているし、各種のギターやピアノの音は本物のナチュラル音源です。ひょっとしてお蔵入りだったトラックのリサイクルかも。Distant Earthが好きな人はこの1枚だけでも大喜びでペイできます。(Vocaloidというボーカルソフト凄いかも。シンセなのか人間の裏声なのか聞き違えるくらい良く出来てる!)
Shadeの方はレビューに困ってしまう。玉石混交なのか契約条項クリア目的の消化試合なのか?クラフトワークかYMOか、はたまたバグルスのピコピコ音楽?みたいのが混じっています。(良い出来のテクノポップも勿論収録されているけど。)禁じられた遊びのRomanceはおちょくっているのかレーベルの経営者への抗議表明なのか?Platinumでもレーベルへの当て付けプロテストをしたから、きっと今回も遵法闘争なんでしょう。
彼にとって多分初めてのUKスペシャルの2本のボーナストラックも多分勘定あわせでしょう。
嫌いなトラックはプリセットで飛ばして楽しめば十分に堪能できるダブルアルバムです。もう50歳意過ぎてるのに正攻法ではない抗議方法したから星1つ減点!
・「待望の新作」
前作「Light and Shade」以来、約2年振りの新作。今回は、ストリングスを多用したクラシック・ミュージック的なアレンジということで、初期3部作の作風への原点回帰かと話題になっていることに加え、従来のCDに加えてフラッシュメモリでの販売も予定されているらしい。ただ、そういった事が関係しているのか否かの事情は知らないが、当初予定の11月発売が、1月に延期され、さらに3月にまで延期されそうな状態らしい。既に一部のサンプル盤の内容や映像が公開されていることもあり、1日も早く発売される日が待ち遠しい。長年のファンとしての期待を込めて☆5つ。
・「長い引きこもりの季節を終えたらしい」
たまげました。まともじゃん。トレスルナスに続いてついに人間(他人)を一切関与させないでProToolとボーカルソフトだけで作ったLight&Shadeが本物のギター以外は全部電子音という少々気がかりな作り方だっただけにマイクが健全な精神を取り戻してくれたみたいでファンとしては嬉しい。今回はレーベルからしてユニバーサル・クラシックからの発売で、21世紀のクラシックアルバムとの位置づけの作品。電子音もコンピュータも音源としては一切なし(多分)でマイクは作曲とクラシックギターの演奏だけ。コアなファンの人はあちこちに散りばめた初期3部作からのテーマの引用を楽しめるでしょう。オーケストラは相当本格的で大人数を使ってます。共同プロデユーサーはカール・ジェンキンズ。これでミリアム・ストックリーに歌わせたらアデイマスとの合併状態か?TB2のエジンバラ城ライブでも大オーケストラは使ったけど、「クラシック音楽」を最初から目指したアルバムは多分マイクの人生初チャレンジだと思う。音質と音場設計の凝りまくりは見事。ジェンキンズ先生がマイクの通訳をしてオーケストラとマスタリングを仕切ったに違いない。意思疎通障害症候群のマイクにこの大所帯の監督やリーダーシップ発揮は絶対に無理だから。SACD版も絶対に欲しい。Light&Shadeで英国でも愛想を尽かされた感じだったけど、このアルバムならコアなファン、そこそこのファンも新規参入の別ジャンルからの音楽ファンも獲得できるのでは。次作はまたまた振幅を大きくしてロックバンド音楽に回帰して、人気を盛り上げて再来日を果たして欲しい。
・「BGM」
Oldfieldのサウンドには間違いはない。しかし、メリハリが無く、BGMのようだ。
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