「どんな時もまるごと包んでくれるまなざしは温かく。。。 」「心にしみる珠玉の言葉」「とてもすばらしいです。」「どうしてでしょう・・・」「こころの言葉」
愛知県の歴史散歩〈上〉尾張 (歴史散歩) (詳細)
愛知県高等学校郷土史研究会(編集)
世界のたね―真理を追いもとめる科学の物語 (詳細)
アイリック ニュート(著), Eirik Newth(原著), 猪苗代 英徳(翻訳)
「科学史に興味がある人に」「平易に伝えた本。」「科学史に興味がある人に」「かがくのこころ」「専門なのにわかりいい」
シャーロット・ドイルの告白 (詳細)
アヴィ(著), 茅野 美ど里(著), Avi(著)
「途中でやめられない」
ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき) (フォア文庫) (詳細)
青木 和雄(著)
「絶対お奨めです!」「考えさせられました」「そばに置いておきたい一冊」「愛の育まれる場所はどこか」
HELP!キレる子どもたちの心の叫び―青木和雄のカウンセリングファイル (詳細)
青木 和雄(著)
「最高です。」「とても良い」「!」「いいかな」「著者の優しさがしみじみと感じられる良作」
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (詳細)
アガサ クリスティー(著), Agatha Christie(原著), 中村 能三(翻訳)
「大好きな作品」「オリエンタル急行殺人事件の見所」「本ではわからない臨場感が伝わって来ます」「どんどん引き込まれました。」「人間には法律より大切なものがある・・・(;'Д`)ハァハァ 」
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (詳細)
アガサ クリスティー(著), Agatha Christie(原著), 清水 俊二(翻訳)
「最高傑作に相応しい」「余韻」「横溝正史に影響を与えた、クリスティーの最高傑作!」「恐怖」「初めてミステリ小説を読みました」
蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫) (詳細)
芥川 龍之介(著)
「人道的な物語。」「犬が好きなんです。」「画家の視点」「文学って素晴らしい!」「100年も前に書かれた物語が違和感なく読める喜び」
天国までの百マイル (朝日文庫) (詳細)
浅田 次郎(著)
「なめてました。」「涙なしには読めない名作」「大切なものとは?」「泣かされる」「ストレートに行動する」
鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫) (詳細)
浅田 次郎(著)
「浅田次郎作品はまずこれから」「あなたにも起こる、やさしい奇蹟!」「上手としか言いようが無い」「ヤクザと幽霊」「珠玉の小品集」
バッテリー (角川文庫) (詳細)
あさの あつこ(著)
「久々にすごいと思える本に出会った」「読む人による。」「生い立ち」「不健全な家族と野球少年」「冬の朝日の少年」
「二度目はないですよ、瑞垣さん。」「青春小説の王道かもしれない。」「ひとりひとりが主役」「あーすっきりした。」「天藍の空」
「いい本見つけた」「詩人の感性」「銀杏がいっぱいつまってる作品」「池袋村から世界を茶化す遊詩人」「発見と納得と共感がいっぱい」
日本の名詩、英語でおどる (詳細)
アーサー・ビナード(著)
小鳥たち (新潮文庫) (詳細)
アナイス ニン(著), Ana¨is Nin(原著), 矢川 澄子(翻訳)
天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまで (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (詳細)
アミール・D. アクゼル(著), Amir D. Aczel(原著), 吉永 良正(翻訳)
「数が苦を数楽に。」「科学(数学)の進歩とその裏のドラマに一読の価値あり」「数学嫌いのために」「深遠な世界を垣間見る」「フェルマーの最終定理を軸に置いた数学に関するドラマ」
ふるさとの山に向ひて (詳細)
新井 満(著)
誇るべき物語―小説・ジョン万次郎 (詳細)
有明 夏夫(著)
十五歳の遺書―アリスの愛と死の日記 (ユースセレクション) (詳細)
アリス D.(著), Alice D.(原著), 平井 イサク(翻訳)
「悲しい警告」「衝撃的」「ティーンエイジャーのバイブル。」
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫) (詳細)
アレクサンドル デュマ(著), Alexandre Dumas(原著), 山内 義雄(翻訳)
「文句なしの名作。」「寝食を忘れて読みました」「何故モンテ・クリスト伯は復讐をやりとげたか?」「不屈の精神」「人間の真実を描く」
三銃士 (上巻) (角川文庫) (詳細)
アレクサンドル・デュマ(著)
「やっぱり古典は面白い」「語り継がれていく名作です。」「面白い!!」
チョコレート・アンダーグラウンド (詳細)
アレックス シアラー(著), Alex Shearer(原著), 金原 瑞人(翻訳)
「やばいです!」「文句なく、楽しめます」「チョコレート!!!」「チョコレートが食べたい!!!」「とっても素敵なチョコレートのお話」
青空のむこう (詳細)
アレックス シアラー(著), Alex Shearer(原著), 金原 瑞人(翻訳)
「もう・・・」「素直な言葉 を 心がけたいですね」「少年から見たあの世」「是非読んで!絶対読んで!お願い!!!」「哀しいからこそ」
13ヵ月と13週と13日と満月の夜 (詳細)
アレックス シアラー(著), Alex Shearer(原著), 金原 瑞人(翻訳)
「ゴクゴク飲むような感じで読める!」「読み終わるのがもったいない!」「The stolen こんなに面白いんだもの。みんなにも読んで欲しいな」「あっという間に・・・」「一番のお気に入り」
・「どんな時もまるごと包んでくれるまなざしは温かく。。。 」
ことばや文字がまっすぐに、心に迫ってくる、ぶつかってくる、飛び込んでくる、そして 寄り添ってくる。。。それはまるで、大きな手のひらに包まれているよう。そこには、悩みに もがきからまる時も、答えがなかなか見つけられない時も、「にんげんだもの」と、受け止めてくれる大きな心がある。
そして彼の投げ掛けることばの数々は、読む人の心に 無限の種をまいてくれるのです。特に心にずっしり響いてきたのは、「いのちの根」という詩です。なみだをこらえて・・・たえるとき・・・いのちの根がふかくなる。
人は 負けるもんかと踏ん張る時、とうとい尊い根っこを生やしているんですね。ふかくて強い根っこがあってこそ 美しい花が咲くのですね。
・「心にしみる珠玉の言葉」
著者の独特の字体から語りかけられるものには、底知れない力が秘められているように思う。短い文章のなかに人生のエッセンスが詰まっているようで、何度読み返しても感動してしまう。中高生にも是非読んで欲しい。
・「とてもすばらしいです。」
書道を専門的に勉強している大学生です。
・「どうしてでしょう・・・」
一気に読みました。読んでる間中、鼻の奥のほうがツンとしたままでした。
今一番大切な人にこの本を贈りたいと思います。
・「こころの言葉」
「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」相田みつをさんの言葉ですが、失敗したときにこの言葉はホッとします。書家として成功した著者は書を技術でなく、こころをこめて書く事により私たちに感動を与えてくれました。おかげさま人生は21世紀におけるこころの世界の言葉ではないでしょうか
・「科学史に興味がある人に」
科学史についての本。内容はわかりやすくほとんど頭を使わなくても読める。おそらく子供にも理解できそうだ。かといって扱うものははわかりやすいものだけではなく、宇宙論や遺伝子といったことも含まれている。私は知ることは楽しんでいる。そして歴史上の科学者も同じだった。子供たちにもこの気持ちをわかってほしい。そのためにこの本があると思う。保護者の方々、つまらない勉強にへきえきしている子供にぜひ。
・「平易に伝えた本。」
難しいことを難しいまま説明するのはかえって簡単。本当に難しいのは「難解なことを平易に伝えること」。科学というと、ちょっと難解なイメージを抱きがち。そこで本書。数式方程式の類は可能な限り省いて、平易な文体や図示・例示を効果的に使うことで、理論、すなわち「科学がどのような発想に基づいているのか」を説明する一冊です。
科学史についてここまで分かりやすくまとめた本をこれ以外に知りません。ルビも振ってあることだし、小学生のうちに読ませて科学に興味を湧かせるには最適。
・「科学史に興味がある人に」
科学史についての本。内容はわかりやすくほとんど頭を使わなくても読める。おそらく子供にも理解できそうだ。かといって扱うものははわかりやすいものだけではなく、宇宙論や遺伝子といったことも含まれている。私は知ることは楽しんでいる。そして歴史上の科学者も同じだった。子供たちにもこの気持ちをわかってほしい。そのためにこの本があると思う。保護者の方々、つまらない勉強にへきえきにしている子供にぜひ。
・「かがくのこころ」
「どうして、磁石には鉄がひっつくの?」あなたは幼いころ、いろんな人を質問攻めにして困らせた事はありませんか。それとも今、子供の質問攻めに困っているところだったりして?人類は、こういった現象の仕組みがわかるまでに大変長い歳月を費やしています。
現在でも上の質問に正確に答えるためには、ものすごく勉強しなければならないでしょう。一方、普段の生活の中では数学が苦手でも、原子記号が覚えられなくても困る事はありません。しかし、科学の歴史を学べば、ありふれた身のまわりの事から「科学」が出発していることがわかります。そして、そんなことに好奇心を持った人たちが「科学者」だけでなく、黒魔術の研究をしていたり、芸術家だったりすることにも気付くでしょう。この本はきっと、あなたをこれまでとは違う「歴史物語」に導いてくれるはずです。
・「専門なのにわかりいい」
この本は科学や哲学にとっつき難い人にお勧めの本だ。何といっても世界を代表する科学の知識が、一般の人にもわかりやすいように、物語風に記述してある。しかも、いいかげんに単純化したわけではない。しっかりとした註もあり、正確に記している。少し科学をかじった人にもお勧めできる。つまり、理系の人には当たり前のことを文系の人用に解説してある本といってもいい。ということで、文系の科学好き必見の書。
・「途中でやめられない」
上流階級の少女が、たった一人で恐ろしい船に乗らなくてはならなくなるところから、話が始まります。 不気味な船員たちの中で、唯一立派な船長。シャーロットは、船長に心を開き、何でも相談するのですが…。 イギリスからアメリカまでを航海する間に、様々な恐ろしい出来事が起こり、文字通り、手に汗を握りながら読みました。
シャーロットは戸惑い恐れながらも、よく考えて、自分の生きる場所や仲間を自分の力でつかみ取るのです。その力強さに、読んでいる者まで爽快な気分になります。 海や船のことはあまり知りませんが、船の揺れ、空の色、風、水の冷たさ、船倉の暗さや臭いまでリアルに感じることができました。
航海や冒険の話が好きな人にお勧めです。
●ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき) (フォア文庫)
・「絶対お奨めです!」
新聞の広告欄で見かけ、内容に惹かれてすぐに購入しました。こちらは児童向けに書かれた書物ですが、大人が読んでも十分読み応えがあります。児童向けは、娘が母の一言に声を失い、周りの助けにより声を取り戻し、心の温かさについて学んでいく本でしたが、後から文芸書として、母親の目線を入れ、大幅加筆修正された「ハッピーバースデー」も刊行されています。こちらも手元にあるので、これから読みます。両親とのコミュニケーションが減り、心の貧しい子供が増えている世の中だからこそ、これは、絶対に家庭や子供を持つ・持った「親」に是非読んで欲しい、子育てに役立てて欲しい1冊です。
・「考えさせられました」
この本を読んで人に愛されて生きるということは人間にとってとても大切なことであると改めて感じた。声を失った主人公が祖父母や先生、友人や兄…様々な人との触れあいを通じ心の傷を癒し、また強くたくましくなっていく姿に胸を打たれた。人を愛すること・愛されることの大切さ、人と触れあい・支えあうことの大切さ、そして自分の気持ちを受け止めてくれる人がいるという幸せをこの本を読み感じることができた。
・「そばに置いておきたい一冊」
初めて読んだのが確か小二のとき。初めて本を読んで泣きました。誰かに読んでもらいたくって、図書館で借りてきた本を母にわたしました。道徳の教科書みたいな人の感情ではなく、身近にいそうな人ばかりがでてきて、生の人の気持ちに触れられる。自分が納得できる生き方を知れる。何よりも、自分の生き方について考えさせられました。7歳の小さな頭でもその中に、自分はどうやって生きていきたいかという理想像ができたように思えました。その後、ファンタジーが大好きになったり色々しましたが、17歳の今になってもこの作品を、あすかを、愛する気持ちは薄れません。いつまでも読めるし、読めば読むほど意味がどんどんわかってくるように思えます。いつかこの作品を映像でみたいなーというのが私の願いです。
・「愛の育まれる場所はどこか」
小学校中学年の子どもと一緒に読みました。母親の精神的虐待で言葉を失うあすか、そんなあすかのあるかままを受け入れる祖父母との生活。このくだりはとても優しく、自然にあすかを愛する祖父母の姿に涙が滲みました。
その後、あすかは新しい学校に入り、いじめ事件、友の死を経験します。物語は非常にテンポ良く進んでいきます。しかし、物分り良く物事が収まり話が進んでいく分、散漫な印象を受けました。あすかの成長の一エピソードとして重要な部分です。だからこそ、序盤のような丁寧な物語の運びだったらと思いました。
私が最も残念だったのは、あすかの母と祖母の葛藤が描かれていなかった点、あすかの母の人物像が浮き彫りにされていなかった点です。あすかの母のトラウマが、なぜあすかに向かったのか。それがあすかの母と祖母の記述からは分かりませんでした。
このような点を除いても、本書は子どもに何かを考えさせるには十分だと思いました。中学年の子どもは、あすかの生き方に共感し、自分以外の世界に目を向け始めています。愛が育まれる場所はどこか?子どもは本書を読んでそれを自分なりに感じ取ったようです。
●HELP!キレる子どもたちの心の叫び―青木和雄のカウンセリングファイル
・「最高です。」
私は今中学生です。私は5年生の時に、この本を読みました。中でも、「ナイフ」という話が一番印象的でした。詳しいことはあまりよく覚えていないのですが、青木和雄さんの本は全部読ませて頂きました。「ハッピーバースデー」、「ハードル」、「ハートボイス」・・。そのほかにも読みました。めちゃくちゃ感動します。ぜひ!!読んでみて下さい。
・「とても良い」
著者がカウンセリングを担当した方々の体験をもとにした本です。一番印象に残ったのは、やはり「ナイフ」という話でした。その中に登場する無知な教員の暴言に対する『春樹』と母親の怒りには共感せずにはいられませんでした。ある程度の誇張はあるにしても、こういう類の環境が実際にあると思うと嫌になりますね。よくある「甘やかしたから今の子供は凶悪化した」とか「子供が社会性を失った」とか「精神的に弱くなった」とかいう考え一辺倒の主張に疑問をもつための第一歩として丁度良いと思います。
・「!」
私は今中2です。この本を初めて読んだのは、中1の時でした。何回も何回も読みました。とってもいい本だと思います!
「お前は人間の○○だ。」とか色々とひどい言葉がでてきますが、特にこれだけは許せないと思いました。この言葉だけは、あまりにもひどすぎるので○○という形にしてありますが、私はこの言葉を言い放った先生は、ちょっと言葉は悪いかと思うけど、「教育者失格」だと思います。もっとはっきり言えば「人間として最低の大人」だと思います。
・「いいかな」
結構子供の視点を描いているので、子供を育てている主婦なんかは読んだほうがいいでしょう
ただ、被害にあっているのが子供でそれを育てているのはほとんど母親です。そのため、母親の方にしかオススメできません。あと、物語を入れて、子供の訴えを書いていらっしゃるのですが、この物語って、作者が勝手に想像して描いたものなのかな?一応実際にたずねてきた人の話が、書かれています
それを参考にしてみるのも悪くありません
・「著者の優しさがしみじみと感じられる良作」
普段は子供向けの本を書いている著者が大人向けに書いてみたのが本作らしいが、なかなか良かった。まず実話を物語風にアレンジしたエピソードが語られ、それぞれの後に実際に著者がその中の登場人物をカウンセリングした時の様子が続く(全部で5つのエピソード)。カウンセリングを通じて、人々が閉ざされた心を少しづつ開いていく様子が生き生きと描かれており、こちらまでホンワカと心が暖まる。私に続いて本作を読んだ妻は、「ナイフ」の部分でハラハラと涙を流していた。
・「大好きな作品」
クリスティ-は古いと言う人もいますが、この作品は何度読んでも、十分楽しめる作品だと思います。多分、犯人はすぐわかるかもしれません。でも、ポアロが容疑者一人一人と話をし、その中で明らかにされていく事実をたどっていくその過程は、犯人を追求する推理小説としてよりも人間を描いた小説として評価できるのではないでしょうか。
・「オリエンタル急行殺人事件の見所」
とても面白く,読んでいて時間を忘れるほど。犯人の意外さが面白く,意表を突かれた。全員の証言の辻褄が合っていたのも,傷の謎も,盲点を突いているようで面白かった。かなりお勧めします。
・「本ではわからない臨場感が伝わって来ます」
仕事と家庭を持ち、限られた時間で英語と接するのであれば、少々難しくても興味深い作品を選ぶ事が大前提であると考え、悩みに悩んだ末に選んだのがこの作品でした。CDの英語を確実に理解できる事を目標として、わからない内容を原本で確認しながらの毎日ですが、1ページごとに作品のすばらしさが伝わってきます。
・「どんどん引き込まれました。」
私は英語を勉強していますが、ペーパーバッグを読めるほどの能力はけしてありません。それに、この物語にはフランス語もちらほら出てきていて結構難しいです。しかし、内容はとても興味深く、どんどん引き込まれていくのでどうしても先が知りたくって読み進む事ができました。
最後まで読みきれたペーパーバッグはこれが初めてでした。そして、未だにこの本しか読みきったのはありません。元々日本語アガサの本はすきなのですが、オリエント急行はまだ読んだことがなくって結末を知らなかったのも引き込まれるのには良かったと思いました。
推理小説にしては人物像がはっきりしていて、人物の整理が頭の中でしやすく、場面も電車の中だけなので地名もたくさんは出てこないので内容も把握しやすかったです。アガサの小説はどれも予想がつかなく、やっぱりオリエント急行もそうでした。アガサの作品の中では一番好きな作品です。
・「人間には法律より大切なものがある・・・(;'Д`)ハァハァ 」
(;'Д`)ハァハァ ホームズもそうなんだが、殺人事件の犯人が誰かを特定したとしても、その被害者が非情な人間、殺されてしかるべき人間であれば、その罪を黙認する…。法律ではない『正義』というものが存在する…。それこそが名探偵の資質なんだらう。そう思わせる作品である…。
●そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
・「最高傑作に相応しい」
アガサの代表作ともいえる本作品は、プロットがみごとで思わず唸ってしまう。島に閉ざされた10人が1人1人殺され、最後に「そして誰もいなくなった」となるのだが、これは読んでいる者への恐怖心を煽るのに十分である。半世紀前以上に作られたものだが、全く色あせることなく尚輝き続けているのがすばらしい。
・「余韻」
個人的に、「怖い」とは思いませんでした。ひとりひとり、殺されるというより、すっと舞台袖に消えていく、という感じだと思います。でも、なんだかずっと余韻が残る作品だと思います。私は、アガサ・クリスティの作品を初めて読んだんですが、とても感動しました。何年も前に書かれた小説が、全く色褪せてない、信じられません。
・「横溝正史に影響を与えた、クリスティーの最高傑作!」
マザー・グースのメロディに沿って次々に起こる連続殺人を扱った本書は、上質な心理サスペンスが味わえる第一級のミステリー作品で、アガサ・ク リスティー作品中のみならず、ミステリー作品中の最高傑作である。
本書が発表される10年前の1929年、ヴァン・ダインが先んじてマザー・グースのメロディによる連続殺人を扱った『僧正殺人事件』を発表している。その中で扱われたマザー・グースは、「誰が殺したコック・ロビン」「ハンプティ・ダンプティ」など数こそ多いものの、逆に言うと統一性がなくバラバラで、そのため読者には次に何が起きるかの予想がつかないためサスペンス性に乏しい。 これに対し、本書では「10人のインディアン」というひとつの唄を通して全ての殺人を行っており、孤島という密閉空間の中で次に何が起きるかをある程度予想させることで逆にサスペンス感を盛り上げるという点で、本書の方がマザー・グースが持つ不気味さと残酷性を遥かに効果的に使用しており、『僧正〜』を凌ぐ出来映えとなっている。
なお、エラリー・クイーンも同じ構想の作品を考えていたが、クリスティーに先を越されたため断念したとの逸話も残されている。(エラリー・クイーンはその後『靴に棲む老婆』でマザー・グース殺人を描いているが、その中で「そして誰もいなくなった」という見出しの章があるのは、その名残だろう。) また、本書を読んだ横溝正史は、これをきっかけに『獄門島』を執筆するに至ったと、『真説 金田一耕助』の中で述べている。
・「恐怖」
初めて読んだクリスティーです。この一冊で、クリスティーコレクターとなってしまいました。誰がつけた邦題か知らないけれど、とてもミステリアスなこの題名に惹かれ思わず読んだ本です。そして、この題名どおりミステリアスな内容のため、読み終えるまでは、本を閉じることができなかったのを覚えてます。「結末を見ないままだと、私もインディアンの呪いで殺される・・」と、真剣に思いました。殺されないまでも、夢でうなされることは間違いないでしょう。インディアンの歌のとおりに、人が一人づつ殺されていくのですが、それは暴力的な殺人でも、カルト的な殺人でもなく、呪いという超自然的な現象に感じられます。"人の手を越えた現象"という雰囲気がページ全体に流れており、読んでる間、恐怖が神経を突っついてました。肩をたたかれたら叫んだでしょう。もちろん、推理小説としても素晴らしい出来です。トリックは思わず見事、としか言いようがありません。トリックもストーリの読ませ方も最高。お勧め。
・「初めてミステリ小説を読みました」
初めてミステリ小説を読みました、すごく読みやすかったです話の内容に無駄がなく次々に事件が起こり、オーエンにみんなが追い込まれていく最後の一人が不思議な死に方をして「えっ、終わり?」と思いますが最後の後日談みたいなのでちゃんと説明してありスッキリします
・「人道的な物語。」
私は結構いろいろな作家の本を読んできたつもりではありますが、そのなかでも、芥川龍之介の魅力はイマイチつかめないでいました。というのは、芥川はなぜか短編しか書かず、しかもその短編は殆どどこかの文献のアレンジであるからです。長文小説を出すことが作家の前提だろうと思っていた私にとって、彼に魅力を見出すことは困難だったのです。その上知っている限りでは、この短編集の冒頭の「蜘蛛の糸」はほとんどドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の中の挿話「一本の葱」そのままです。私はこの「蜘蛛の糸」を読み始めたときには、まだ、「芥川って所詮こんなものか」などと考えてしまっていました。
しかしそのような失望は、その次に続く彼のさまざまな短編を読むことによって徐々に「楽しみ、感動」に変わってゆきました。この短編集を呼んで考えたことは、彼は非常に人道主義的な作家だということです。
特に、「杜子春」の最後には大きな感銘を受けてしまいました。それまでの、「芥川=短編=中身がない」といった考えが音を立てて崩れていく思いがしました。この短編集の作品は、個人的に引っかかる「蜘蛛の糸」を除けばどれも一級品の短編であるという考えを、読み進めるにつれて進めて行きました。
再び書きますが、「杜子春」は短編でありながら、どんな天才作家の長編にも引けをとらないクオリティーを内包しています。そこには親子の愛という、最も美しい愛の形が、見事なまでに綴られており、私は杜子春とその母親を自らに置き換えることによって、その愛情描写を味わいました。
この本は薄い本なので、全ての作品を読むのはたやすいですが、時間のない人にはぜひ「杜子春」を読まれることをお薦めします。巻末の解説では、「『杜子春』は『蜘蛛の糸』に次ぐ名作である」とありましたが、私的にはこの「杜子春」こそこの短編集の本質であり、心臓部であると思いました。
・「犬が好きなんです。」
この文庫の何がいいって、「白」がいいんですよ。 芥川龍之介というと、教科書になってたり、文学賞の名前になってたりで、いかにも堅い文学、というイメージがあると思われるが、本当の芥川龍之介の文章というのは、スピーディで、内容もエンターテイメントなのだ。本当に文章がうまい。文章がかっこいい。そして作品によっては熱い! 「白」というのは、「白」という名前の白い犬が、仲間を見捨てて逃げたために、黒い姿となって、飼い主にも飼い犬と認められず、石を投げられ、一匹放浪する、という話だ。自暴自棄になった白はなりゆきで子犬を助ける。その時の「白」のセリフったらもう、泣きますよ、あなた。銀牙そこのけの熱さだよ! 食わず嫌いはやめて、芥川龍之介は読むべしです。
・「画家の視点」
この本を見ていると 芥川は 童話を書くにおいても 達人であったことに改めて驚かさせた。芥川の才能の引き出しは 本当に色々とあった事に今 気がついているところだ。
但し 芥川はどのような意図で これらの童話を書いたのかという点は考え直されても良いと思う。本当に 子供用に彼が書いたとは 俄かに思えないからだ。
例えば「蜘蛛の糸」を考えたい。芥川がこれを書いた意図は 抹香臭いお説教ではないと思う。彼が 本当に魅入られたのは 天国と地獄の間に一本の糸が繋がれており その糸を一人の男が登っているという 一幅の風景であったような気がしてならない。 芥川の絵の才能は 河童の屏風絵などでも知られているわけだが そんな画家としての視線が 天国からふわりと落ちていく蜘蛛の糸を凝視しているような気がしてならない。
・「文学って素晴らしい!」
本はボチボチ読むけどほとんど新書中心でまったくの文学音痴、芥川龍之介は知ってるけど直木三十五って誰?というほどのまったくの文学音痴な某(それがし)。
たまには文学に触れてみようかと思った矢先、手頃な短編が収録された本書を手にとってみました。
ハッキリいって素晴らしいですね。珠玉の短編揃いで、ワクワクしたりキュンとしたり、ジュンとしり泣けたり…
嗚呼、文学って素晴らしい!
・「100年も前に書かれた物語が違和感なく読める喜び」
本書に掲載されている短編小説「杜子春」など、およそ100年も前に書かれたものなのに、言葉使い、表現など何の違和感もなく読むことができます。これは日本語の一部は変わっても大半は普遍であるためだと思います。大変うれしいことです。
特に、「蜘蛛の糸」は小学生(高学年)が読んでも、朝読書などで読むことができると思いました。作家の中でもクセがあるかたもおりますが、芥川さんの短編は、非常に文法的にも正しい表現で書かれております。子どもたちにも読んで欲しい、そして読みつがれて欲しい物語です。
・「なめてました。」
正直、浅田次郎はぽっぽやしか読んでなくて、ベストセラー作家だし~映画かなんかにもなってたし~金儲けだけなんじゃないの~?!なんてなめた気持ちで読み始めました。。。。。が!
術中にはまってしまったわけです。凄すぎます。本読んでて泣くことなんてそんなないんだけど、やられました。
眠れなくて、眠くなるために読み始めたはずなのに、明け方にはぼろぼろです。でも何か読後感はすっきりしていて、久しぶりに前向きでさわやかな気持ちのいい朝を迎えることが出来ました。
数日後2回目読んだのですが、今度は冷静に技術的なことに見が向きます。この作家凄いです。
めちゃくちゃに調べてあるだろうにかかわらず、そのことを一切感じさせません。例えば専門的な医者同志の会話が凄く自然に聞こえてくるんです。
ベストセラーはあえて避けるような、私のようなサブカル人間もだまされたと思って1回読んでみてください。
・「涙なしには読めない名作」
初めてこの本を読んだとき、主人公の母親に、病院で亡くなった自分の母の姿が重なり、何度も涙を拭いました。病床で母はこんなことを思っていたんだろうな、あのときああしてやればよかったなという思いがわき上がってきました。
浅田文学のテーマになっているのは、「落魄した人間の誇りの回復」「無償の愛の尊さ」というものだと思いますが、それが見事に絡み合っている作品です。
母を助けたい一心で百マイルの道を走る落ちぶれた息子、その息子が立ち直ることだけを願っている母、二人をいろいろな形で支える人たち、神懸かり的な天才ドクターの登場…。終盤の展開を思い出しただけでも目頭が熱くなる。
多くの人に読んでほしいと思う名作です。
・「大切なものとは?」
メイクが落ちるほど泣きました!ひとりで全部やろうと決めていたのに最後に彼は自分ひとりではできなかったと気付き復活を誓うなんとなく先は読めていた気がしますが涙が止まりませんでした彼の母を想う気持ちにも感動しましたが、彼を支えてきた様々な人たちがこの作品を盛り上げています。大切なものは何かを考えさせられました。
・「泣かされる」
浅田次郎さんは正直な作家だと思う。物語は、当然、虚構ではあるけれど、本音が散りばめられている。マリは、「椿山課長」の知子と同じく、彼の理想の女性だ。マリは、零落れた男に無償の愛を注ぎ、必ず一人前の男に立ち直らせる。愛を与えるだけで何物をも求めず、愛する相手が幸せになってくれることだけをひたすらに願う、母性本能そのもののような女だ。ストーリー自体は、人情話で、バブル崩壊でどん底の貧乏生活に転がり落ちた主人公安男と母親との母子愛に、安男に対するマリの溢れる愛と、多くの人の善意がからむ。マリは勿論、サン・マルコ病院、曽我医師、藤本内科医、長田歯科医、中西社長、刺青を背負った金貸しの片山までもが理想化されているが、それは、反面、現在の世の中にうようよしている、これと正反対の悪徳存在に対する作者の批判と抗議でもある。甘いかもしれないけれど、作中の人間の愛と善意に泣かされる。こんな世の中ならまだ救われる、人生まんざら捨てたものでもないと思わせる。浅田次郎さんは、エリートたちの生き様を風刺しつつ、落ちこぼれ逆境にある人たちに暖かい眼差しとエールを送っている。人生に失敗したり、逆境を経験したことのある人ほど身に沁みる物語である。
・「ストレートに行動する」
悔いを残さないために、何をするか、その勇気を与えてくれる作品です。主人公は、煮え切らない部分もある、平均的な、人物像ですが、心の奥底から、そうしたいと思ったことに、素直に従い、やりたい、やらねばと思ったのならば、やればいいではないか、という思考経路を経て、内なる声に従って行動します。そのストレートさに胸を打ちますし、悔恨をさまざま抱えている者としては、本書の中でその解消ができることに、感謝したいものです。
・「浅田次郎作品はまずこれから」
今や誰もが認める大作家の浅田次郎さん。「でもどれから読んだらいいか分からない」という方はますこの作品はいかがでしょうか?浅田さんはこの作品のようにシリアスものの短編集や、他にも長編、ちょっとコミカルなものや歴史ものなど、そのジャンルは幅広く、それぞれに印象が異なります。もちろんどれから読んでも正解ですが、私のオススメはこれ!
直木賞は伊達ではありません。「買おうかどうしようか・・・?」と思っている方は是非ご一読を きっと損はしません。
・「あなたにも起こる、やさしい奇蹟!」
「あなたにも起こる、やさしい奇蹟」は、著者があとがきで使用している言葉です。この短編集を巧く言い表しているように思いました。人生に棹差して生きてきた人たちが、心のつっかい棒をはずしてみた時に起こる奇蹟。その人にとってだけの奇蹟。人生の中で起きる小さくて大切な奇蹟。そんな話を集めた作品集です。
この本は、短編が8つ収められています。表題作の「鉄道員(ぽっぽや)」は最初の一編で、直木賞受賞作であり、高倉健出演で映画になりました。何と言っても、この一編は見事な作品です。短編ならではの、簡潔で余韻の残る読後感は素晴らしいです。
映画で見た方も是非、原作を味わってほしいと思います。小説の魅力が詰まっていますし、私は映画以上の深い感銘を受けました。 それ以外の作品も、「鉄道員(ぽっぽや)」がお好きになる方なら、どれも好きになるような物語ばかりです。
・「上手としか言いようが無い」
まあ 他のレビュアーの方と ほぼ同様に涙無しに読むのが難しいということを まず言い切ってしまおう。
それにしても 比較的辛口批評も多いこのコーナーで 涙涙の大雨であり 冷静に考えて 何で かように皆さんの紅涙を絞っているのか。
やはり 設定 道具立てが抜群に日本人には効いてしまうのだと思う。
雪国、鉄道、駅、廃線最後の日(定年最後の日にも読める)、仕事一途、無口、娘、茶碗、赤い半纏、
並べているだけで 目頭が熱くなってくるぐらいである。日本人の泣き所をことごとく「攻めている」としか言いようが無い。例えば逆を書いてみると
南国、飛行機、空港、開業日、遊び好き、話し上手、親父、フォーク、白い水着
となり これはどう見ても泣ける話でもなく コメディーの匂いがぷんぷんしているではないか。
そう考えると 誠に浅田次郎は「悪党」であると 目を拭いながら苦笑いしてしまう。
小生も中年男ではあるが たまには 本を読んで泣くことも「誇りに」思わせてしまうような本です。誰かも仰っていますが 電車の中では読まないように。読んじゃって 泣いちゃって 周りの人にじろじろ見られちゃったら 表題をその人に見せてやればよいと思う。向こうも 案外 思い出し泣きをするかもしれませんから。
・「ヤクザと幽霊」
かなり以前にこの本をよんだが、推薦したいと思う。鉄道員という書名だが、この短編集は二種類の話に分かれる。一つは幽霊の話、もうひとつはヤクザの話である。どちらも一般人ではないので、これがファンタジーの素になるのだろうと思う。そのファンタジーがリアルと交渉する所が、この作品の味になっているのだろう。
「ラブレター」は泣けた。二度読んで二度泣けた。たどたどしい不法滞在の中国人女性の手紙が情緒を揺さぶる。 ラブレターを扱った文学は多い。連城三紀彦の恋文もラブレターの話である。また、ジャック・フィニイの「ゲイルズバーグの春を愛す」という作品集の「愛の手紙」などである。 このようなラブレターという仕掛けをつかった作品の中でも
傑作だと思う。
・「珠玉の小品集」
浅田次郎、直木賞受賞作。
映画の方を先に観て、その世界観に親しみを感じ、サントラをよく聴いていたのだけれど、初めて小説版を読んでみました。
この本は短編集になっていて、 ・鉄道員 ・ラブ・レター ・悪魔 ・角筈にて ・伽羅 ・うらぼんえ ・ろくでなしのサンタ ・オリヲン座からの招待状 の八編が収録されています。
鉄道員(ぽっぽや)は北海道・美寄駅から、かつての炭鉱町・幌舞へと続く幌舞線を舞台にした物語。幌舞駅にはたった一人、風の日も雪の日も、奥さんが亡くなった時も、娘さんが亡くなった時も、旗を振り続けた孤独な駅長が定年を迎えようとしていた。そこで起きる一夜の不思議な出来事。 ラブ・レターは、名前にそぐわずポン引きの男の、名義貸しで結婚した外国人女性が亡くなって、それから顛末と手紙について描いた物語。 悪魔は・・・
とこういう調子で、それぞれ舞台も視点も異なる物語が八編続く。北上次郎の解説によれば、読み手によって好きな物語が変わる、リトマス試験紙のような本、らしい。
個人的にも鉄道員、ラブ・レター、角筈にて、うらぼんえ、ろくでなしのサンタ、オリヲン座からの招待状・・・どれも選べない。
・「久々にすごいと思える本に出会った」
たまたま出来た空き時間に、ぶらっと本屋に入り、平積みされていた文庫で一番高く積まれていたので、取りやすかったし、値段も安かったので児童書と知りつつ購入。読み始めて、気付いたらもう読み終わってた。「すごいな」というのが印象。まず、女性が書いたということにすごいと感じた。登場人物がそれぞれ魅力的だし、内容も濃い。巧の精神的な強さに「おらんやろー、そんなやつ」と思われる向きもあるだろうが、プロに行こうと思っている子供たちには巧のような子はいっぱいいるだろう。とにかくすごさに圧倒されて、翌日書店が開くのももどかしく、6巻まで買いに走った私でした。「バッテリー」売れているのは知っていたが、たかが児童書となめてたらえらい目にあった。これが児童書?完全に大人向けの小説やん。最近テレビでたまに見かけるあのおばちゃん、恐るべしやね。参りました。
・「読む人による。」
個人的には好きな作品。野球に興味はなかったが、この作品によって少しは興味を持てたと感じている。どこがそんなに良かったか。それは、心理描写である。とにかく凄いとしか言いようがない。中学生の、少年の、ベースボールプレーヤーとしての心情が、しっかりと描かれている作品だ。それは主人公・巧にしてもそうだし、彼のキャッチャーである豪にしても同じである。私たちが中学生の時に感じたであろう、不安や些細な出来事に対する気持ちなど細かく書いてあり、非常に共感する部分が多かった。 私はこのように思うが、中にはBL的だとか野球小説ではないと考える人もいるだろう。しかし、これから成長していく子供達にとって、こういう小説こそ読まれるべきだと思う。いろいろな世界、考えを知ることにより、豊かで自分なりの思考を持つことができるのではないのだろうか。 これからも、是非この作者に注目していきたい。
・「生い立ち」
「スカウト」(後藤正治 著)と言う本を少し前に読んだ。プロのスカウトは、最高球速や通算本塁打数と言ったスペックは勿論のこと、選手の性格や育った環境も知り抜いておくものだそうだ。"生い立ち"によって培われた人間性が勝負を左右するからである。その為、一般の人とは全く異なるだろうが、私は「一つの才能が(仮に)プロに入るまで」と言う観点を持って読んだ。家庭環境、一緒に居たメンバー、土地柄・・・全てが野球選手として意味があるのだ。
この本には野球選手一人一人に"生い立ち"がある事に思い至らせる力がある。それ程、登場人物の内面描写と台詞が卓越している。
主人公は早熟の天才である。故に中学入学前にしては尋常でない自負と目線を持ち合わせている。あり得ない、かもしれない。だが、彼も3年後には甲子園、6年後にはプロ入りしている年齢なのだ。逆算すれば、おかしくない。
※注意※一部の方が書かれている通り、野球そのもののシーンが多い訳ではないので、野球小説目当ての方はその点斟酌願います。
・「不健全な家族と野球少年」
主人公の巧が抱える孤独感に胸がつまり、何度か泣きそうになった。巧の家族は一見どこにでもある普通の仲の良さそうな家族であるがその内情は不健全でところどころ歪んでいる。人はいいが、仕事一筋で子供のことに関心が薄い父。天真爛漫だが病弱な弟。その弟を大事に思うあまり依存性が高く、また長男の巧を省みない母。そして内に孤独を抱えながらも慣れすぎて自分自身で気がつかない巧。
この一家が、父の転勤によりある田舎町に引っ越してくるところから物語は始まる。環境の変化は個々、あるいは家族の関係を変化させ時に傷みを伴って問題が噴出したりもする。どうか最後には健全な家族になりますようにと願わずにいられないほどに自分は物語にひきつけられ、はまり込んでしまった。野球の中に自分の居場所をみつけ、なんとか自分を保っている巧がバッテリーを組むことになる豪と出会い、どう成長していくかが楽しみである。
・「冬の朝日の少年」
原田巧が好きかどうかで、この物語は決まります。彼の「認められたい、自分を過小評価しないでほしい、馴れ合いはいらない、ただ自分の実力だけを知ってほしい」と言うあまりにもまっすぐ過ぎる、小説だけでは分からないけど、恐らく射抜くような目をしているであろう少年に惹かれ、中学時代の友人を思い出しました。天才の近くにいるのは、冬の朝日の下にいるのと同じです。寒くて寒くてしょうがないのに、きれいで仕方ないから求めてしまう。自分の駄目さ加減、釣り合わなさに不甲斐なく思ってしまい、離れたいのに、それでも離れられない。そんな感じを思い出しました。巧の理解者になりたい豪も、巧がもっとも認めている人間、青波も、彼らの純粋すぎるまっすぐな姿勢には、読んでいる間本当に時間が中学時代に飛んだような錯覚を受けました。
大人になったら、妥協しなきゃいけない事、諦めてしまわなければいけない夢もある。中学生って初めてそれを知る時期です。その時期をどう生きるかで、その後の人生が全然違います。この時点では、まだ巧も豪も中学校には入学しておらず、その事にまだ気付いていません。これを読んで、彼らのその後を追いたくなったら、2巻もお買い求め下さい。
・「二度目はないですよ、瑞垣さん。」
『バッテリー』シリーズ最終巻(第六巻)の最後に出てくる新田東と横手二中の試合を絡め、高校生になった瑞垣君を中心に物語が展開していきます。(主要登場人物も出てきます)
本書は「マウンドへと」と「白球の彼方」の二つに分かれています。
「マウンドへと」はその試合前の風景。巧や門脇君、瑞垣君などのそれぞれの心情が綴られています。緊張感がこちらにも伝わってきます。
大部分を占める「白球の彼方」は、高校生になった瑞垣君の野球やそれを取り巻く人々、そして門脇君に対する心の葛藤があの試合の回想や彼らの幼少時代を織り交ぜながら描かれています。
タイトルにある「二度目はないですよ、瑞垣さん。」はその試合で豪が瑞垣君に告げた一言です。
本書にはそのセリフが何回も出てきて、試合中、そしてそれからの瑞垣君の心にも大きな影響を与えていると思います。
(少しネタバレになります。すみません)瑞垣君や門脇君の選んだ進路に対しては、驚く方が多いかもしれません。賛否両論あるかもしれません。(「白球の彼方」の第一章「バス停で」は 『野性時代』2006年12月号に掲載されているので 彼らのその後をすでにご存知の方も多いと思いますが…)
なぜ彼らがそうしたのか、これからどうなるのかが最後まで細かく、目の当たりにする現実や回想も含めて綴られています。
あさの先生の独特の表現によって、瑞垣くんの心情や彼らがあの試合で何を感じたのかが痛いほど伝わってきて、苦しくなりました。
それでも支えてくれる人がいるしチャンスはある。人は変わっていける。簡単に言えることではないかもしれませんが、希望がある物語ではないでしょうか。人々の「変化」を感じ取れる一冊でした。『野性時代』で驚いていたので、読み終えたときは「ああこうなるのか」と胸に迫るものがありました。門脇君、瑞垣君の“これから”が楽しみになる一冊です。巧や豪も、最後の方できちんと綴られていますよ。
あくまでも瑞垣君が中心ですが、できれば今後、巧や豪たちの心情や“これから”も詳しく知りたいとも思いました。
・「青春小説の王道かもしれない。」
映画にもなった「バッテリー」シリーズのサイドストーリーです。本編ラストでの白球の行方がどうなったのか、あの試合が彼らをどう変えたのかが、ここで明らかにされます。 なんといっても、あの瑞垣が主人公というところが魅力です。吉貞との掛け合いこそないものの、彼の屈折した心理が手に取るように描かれていて、非常に面白かったです。瑞垣にしてみれば、こんなふうに自分を描写されるのはごめんだろうけれど。(笑) あの試合によって大きく道を変えた門脇、野球の(角脇の)呪縛から逃れようとあがきながらも、捨てきれぬ瑞垣。その様子は、一見無思慮に見えて、実はあまりに真摯で大人びていることに、ある種の驚きすら覚えます。今の高校一年生って、ここまで考えるのだろうか? それはつまり、作者・あさのあつこが青春教養小説の書き手である、ということなのでしょう。物語におのずと入り込む読み手へのメッセージが、この作家が大人にも人気がある理由かもしれません。常識ではなく良識、他者ではなく己の望みに従って生きる難しさを、軽々とあるいは苦しみながら乗り越えていく主人公たち。諦めと妥協の中で生きていくことの多い現実に対し、もう少し頑張ってみようか、という気にさせてくれる本です。
・「ひとりひとりが主役」
前にあさの先生がインタビューで、瑞垣視点の話を書きたいとおっしゃっていたので、ずっとこの本が出るのを待っていました。バッテリーの続編、というよりは番外編といった感じかな。二部構成になっていて、二部から瑞垣視点の話になります。バッテリーの主人公、原田巧がいる新田東ではなく、そのライバル校の横手二中から見た「あの試合」がとても新鮮でした。
何度も何度も、暗記してしまうぐらい読んだ「バッテリー」を、もう一度読み返そうと思いました。
・「あーすっきりした。」
「バッテリー」を読み終えた方は、ぜひとも本書を手に取られんことを。「バッテリー」読了後の「もやもや感」が一気に晴れ、まさに「天藍の空」のようです。瑞垣の視点で語られることに、不満を持つ方もいらっしゃるでしょうが、私は、「バッテリー」という壮大な物語に幕を下ろすのに、彼ほどの適任者はいないと思います。大人では絶対だめだし、海音寺では門脇から遠すぎる。かといって、巧や豪では「バッテリー」を6巻で終わらせた意味がない。やはり、瑞垣しかいないのです。作者が、瑞垣を登場させた時点で、「ラスト・イニング」までの構想が出来上がっていたかは不明ですが、「バッテリー」プラス「ラスト・イニング」で、この過去に類を見ない傑作は終焉するのです。もう一度言います、「バッテリー」を読了されて、もやもやを感じているあなたも、感じていないあなたも本書を読みましょう。そして、天藍の空へ行ってみましょう。
どうでもいいことですが、最後まで引っ掛かっていたのが、巧と豪の名前。なぜ、豪球を投げるのが軟投をイメージさせる「巧」(巧投とかってよく言うでしょ)で、キャッチングに巧さをみせるのが「豪」なのか。作者のこだわりなのかなぁ。
・「天藍の空」
とても良かったです。瑞垣の視点で語られる、「バッテリー」その後の話。相変わらずの美しい文章、美しい風景描写です。そして読者を物語に引きずり込む、登場人物の深い深い内面描写。
「あの日」の試合の行方はどうなったのか。どうして瑞垣と門脇は「そんな」選択をしたのか。2年生になった豪と巧はどうしているのか。
少年達、それぞれの想いに、胸が熱くなります。ラスト・イニングを経て、スコアボードに掲載されている「空との約束」で、本当に「バッテリー」は完結するのでしょう。
10年近くの間、私の心を揺さぶって、熱くして、幸せにしてくれた巧、豪、瑞垣、青波、新田東中、横手二中の少年達と、これで本当にお別れなのがとてもさびしいです。
またいつか会える日を楽しみにしています。
・「いい本見つけた」
外国で生まれ育った外国人が日本語で詩やエッセイを書くなんて無茶な話ではないかと思っていたのだが、「エッセイ賞」の受賞を機会に読んでみたら、ものすごく面白かった。こういう人は語学に天賦の才があるんだろうな。言葉に関する観察も面白いが、それ以外の部分も非常にいい。物事を見る視点が生活に密着していて、そこにいろいろな発見がある。「点々のあるとないとでは大違いハケに毛がありハゲに毛なし」なんて狂歌も出てくる。点々はないほうがいいと、中年の読者(私ですが)は鏡を見ながらハゲしく思ったりする。新幹線のレールの幅は、ローマ時代の二頭立ての馬車のサイズ(馬二頭のケツのサイズ)に由来するなんて話も出てくる。通勤の電車のなかで読んでいたんだけど、毎日電車に乗るのが楽しかった。面白くて、ためになって、刺激的、著者の人柄にも好感がもてる。そういうわけで、大満足の一冊。落書きのようなイラストもよい。
・「詩人の感性」
言葉の感覚が鋭くて、何を書いていても品が良い。私らが驚いていてどうする、と舌を巻くほどの博学も、読んでいて気持ちが良い。そのうえ、アンテナはあちこちにはりめぐされ、世界を股にかけてのウオッチングライターはいつも楽しそう。小説へも期待度大
・「銀杏がいっぱいつまってる作品」
星は、4。8点!すごく良かったです。彼の文章には、いつも自分の日本語能力のたらなさに、きずかされます。あと、丁寧にひとつひとつの言葉の意味、語源を調べる楽しみがあること、なんでもそういうことに興味を持つことの大切さにきずかされます。ずっとエッセイ書いていってください。
・「池袋村から世界を茶化す遊詩人」
「ぽこり、ぽこり」という妙な言葉の響きに釣られて手にとってみたら、タイトルどおり読むのが楽しい一冊でした。アーサー・ビナードって誰かいな?最初は気に掛かった著者の正体も、読み進むうちにどうでも良くなってくる。とにかく「いたずらっ子」のような揚げ足取りが刺激的で楽しい。普段使っている「我々の言葉」がこんな風にいじくりまわされてビックリする。「くしゃみ」なんて言葉、いちいち広辞苑で引かないしね。楽しく日本語の再勉強ができる上に英語力までアップするかもしれない。例えば、松尾芭蕉の名句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」。「閑かさや」の一語を「Silent」ではなく「Stillness」だと指摘し、それが何故なのか実に丁寧に解説してくれる。間違いなく英語の理解力が深まりますね。池袋の村を歩く異星人が万華鏡で見た日本を語る、といった感じ。一つ困った副作用は、読み終わるとついこちらも他人の言葉尻をとりたくなってくるところ。けれど、この人にだけは気をつけたほうがいいかもしれない。日本人が日本語を使うことを尻込みさせるところが難点と言えば難点。でもいったいこの人、米国人とは書いてあるけど、もしかしたらポコリポコリとした偽名なのかも?
・「発見と納得と共感がいっぱい」
面白かった! どこぞの外人が書いた、 「日本はこうだけどアメリカは違う」 的な文章ではなく、 日常の中で彼が感じている素朴な疑問から派生する、探究心というか、追い求め方が素晴らしい。 個人的には「あめんぼ」は「雨」に由来していると思い込んでいたので「飴」だったことが新鮮なオドロキ。 あと、擬態語、擬音語が日本はたくさんあるけれど、他の言語はどうなんだろう??ということを常々感じていたので、英語に関してはちょっとスッキリ。
●天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまで (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
・「数が苦を数楽に。」
フェルマーの最終定理を最終的に証明したワイルズの証明に関わった数学者たちへの直接取材を基にしている。しかもフェルマーの最終定理に関して数学史も述べられている。例外もあるが歴史上ほとんどの有名な数学者が登場する。ガロアやアーベルのエピソードがおもしろい。数学に関する本はたくさんあるが、数学者に関する詳しい本はあまりない。フェルマーの最終定理とは、x^n+y^n=z^2(n≧3)を満たす自然数解(x、y、z)は存在しない、というものである。『私はこのことの真に驚くべき証明を発見したが、それを記すには余白が小さすぎる』フェルマーのこのメモに対し世界中の数学者たちやアマチュアが挑戦したが、300年以上解かれることはなく、「解いた人には懸賞金を出す」というお触れまで出た。他に応用できないのに1つの証明のためにたくさんの定理が利用され、たくさんの人が尽力したというのがおもしろい。発見の瞬間ワイルズは「突然、まったく不意に、私はこの信じがたい天啓を得たのです。あんなことは二度と起きないでしょう・・・」涙が溢れ出し、激しい感動にとらわれたという。数学離れが表面化している昨今、この本によって興味、関心がわく人はたくさんいると思う。子どもも大人も数学が好きになると思います。
・「科学(数学)の進歩とその裏のドラマに一読の価値あり」
本書は”Fermat’ s Last Theorem、Unlocking the secret of an Ancient Mathematical Problem ”の全訳です。非常に感動的な一遍のドラマを見るような思いにとらわれる一冊です。数学における研究業績の積み重ね、最大の難問とされる「フェルマーの定理」に対する研究者それぞれのスタンス、長い時間と努力が積み上げられパズルの最後のピースがはめ込まれ定理が証明される瞬間、一度、解決されたかに見えた証明に穴が発見されたときの挫折感、それを乗り越えること、科学をめぐる全てのドラマが込められていると思います。自然科学に携る方々にはぜひ、一読を勧めます。
フェルマーの定理は17世紀から世間に知られていますが、350年以上も誰にも解くことができませんでした。本書ではフェルマーの定理を説く鍵になった何人もの研究者とその業績をかいつまんで説明しながら、プリンストン大学教授のアン!ドリュー・ワイルズがパズルの最後の1ピースをはめ込むまでを描いています。数学者の日々の仕事の泥臭さ、つらさを含みつつも科学が一歩前進することに感動を覚えます。フェルマーの定理の証明を公表したあと、証明の決定的な穴が指摘されます。それを埋めるワイルズ教授の苦悩と発見、その感想には思わず涙が出ました。数学的知識は要求されない内容ですので、特に自然科学に関わる人にお勧めですが、幅広く読まれることを期待します。
・「数学嫌いのために」
僕は学生の頃数学が大嫌いだった。いやいまでも嫌いだ、多分。でも数学者の中には計算が嫌いな人もいる、という話を聞いて、数学の本に興味を持った。非常に高等な数学の世界になると、細かい計算は抜きにしておおまかなイメージを掴むのが大切なのだそうだ。もちろんこの本でも全然訳のわからないことを書いている部分はある。でもその部分は私は文字をなぞるだけにして、無理な理解はしようとはしなかった。それでも十分に楽しめる本である。自宅の本だなにこのような本が一冊ある人を僕は魅力的だと思う。
・「深遠な世界を垣間見る」
本書は、フェルマーの最終定理をアンドリュー・ワイルズが解くまでの流れを、数学の歴史を交えながら書かれたものである。 私は理数系ではないが、それでも、数学の美しさや深遠さを、表層的な柄も垣間見ることが出来たこの本を素晴らしいものだと思う。 様々な数学者たちの築いてきた財産を、天才たちが順繰りに積み上げて、最後に到達したのが、フェルマーの最終定理の証明であったのだ。 フェルマーの最終定理は非常に有名なので、数学が苦手な私でも知っていたが、この証明には20世紀の知を注ぎ込まなくてはならないことを知って、驚いた。 単純で、明快に見える定理の奥深さ…数学の世界の面白さを感じ取るものとして、本書は素敵な一歩を提供してくれるものと私は信ずる。
果たしてフェルマーは、本当に「余白が少ない」から証明をしなかっただけなのか、それとも恐るべき偉大な証明を有していたのか…そんなことを考えるだけでも、数学的ロマンが目の前に広がるようではないか。 数学の得意なあなたも、苦手なあなたも、是非、その数学の魅力な世界を見通してみてはいかがだろうか。
本の内容には一切関わりの無いことではあるが、私のこだわりであるから、一つ述べさせていただく。 実は、私は本書を数年前にも読んだことがあるのだが、その時からこの本を素敵な本だと感じていた。 ただし、前回は通常の本で、今回は文庫で読んだ点が異なり、そのことが私には大きな影響を与えている。 文庫の表紙に気品が全く無いのだ。文庫でない方には気品があったのに。 その点だけが、マイナスであり、この文庫を本棚を彩ってくれる一冊とはしにくい残念な点である。
・「フェルマーの最終定理を軸に置いた数学に関するドラマ」
私が以前読んだサイモン シン著『フェルマーの最終定理』と本書は、内容的に重複する部分が少なくない。両著作とも、フェルマーの最終定理を軸に置いた、ピュタゴラスの時代からの数学に関するドラマと言えるだろう。本書で一番印象に残ったのは、著者が「志村=谷山予想」は「谷山=ヴェイユ予想」でなく、あくまでも「志村=谷山予想」と呼ばれるべきものだと力説していることである。その証拠を提示するとともに、ヴェイユ本人や、ヴェイユの名を関することに貢献したセールを鋭く批判している。ちなみにサイモン シンの著作では、「この予想の正式な名前についてはいろいろと議論もある」が、「はじめの通りに『谷山=志村予想』で呼ぶことにしよう」と言うスタンスである。
●十五歳の遺書―アリスの愛と死の日記 (ユースセレクション)
・「悲しい警告」
面白い本ではありません、しかし一度読む価値はあるでしょう。日記で綴られる彼女の短い人生は他人には馬鹿げて見えるかもしれませんが多くの少年、少女達も気付かぬうちに陥りかねない危険な話です。薬物の恐ろしさを改めて思い知らされました。
ラストはただ虚しいです。
・「衝撃的」
同じ十五歳の時に読んだ本。かなりの衝撃を受けた。友だちのパーティ。ドラッグ。恋。入院。家出。 虐め。そして、謎の死。最後に残ったのは、ドラッグに溺れながらも自分の事を冷静にみつめて書いている日記。これがアメリカで起こった本当の事だと言う事に驚きと悲しさをおぼえた。 アリスと同じ年代の人たちに読んでもらいたい一冊。
面白いとも感動したとも言えない、ただ途中、途中に何度も考えさせられる。感想を言った事で綺麗ごとでしか言えない気がする。だから、とにかく一度読んでほしい。読書の嫌いな人でも、読みやすい日記仕立てになってます。
・「ティーンエイジャーのバイブル。」
「こんにちは、私の日記ちゃん」
文章の始めはこんな挨拶で始まる事が多い。彼女の生活には家族が居て友達が居て、そして日記があった。日記はアリスにとって、何でもはなせる一番の親友である。読んでいるうちに、まるで自分がアリスの親友になった様な気分になっていく。
事の始まりは友達のほんの冗談だった。コーラに入れられたLSD、の一粒。
すでに「アリスの親友」であった自分は、やり場のない激しい怒りを感じずにはいられなかった。
自分から手を出したわけではない。”簡単に薬物が手に入る危険な社会”が、一人の何の罪の無い少女を犠牲にしたのだった。
「薬に手を出すのは個人の自由」・・・そんな認識が広まりつつある現代、忘れてはならない少女の真実の記録。
・「文句なしの名作。」
世の中にはいろいろな名作がありますが、この作品はその中でも自信を持ってお勧めできる作品です。
7巻もありますので、ちょっと長いな・・・と、手が出ない方もおいでかもしれませんね?私もそうだったのですが、読み始めて気づいたらあっという間に読み終わり、結局図書館で全巻読破を3回繰り返し、全巻を購入するまでにいたりました。
この秘訣は、起伏と奇知に富んだストーリィと、その途中途中に織り込まれた歴史的事実のもたらすリアリティでしょうか?まずは1巻だけでも手にとってご覧になってはいかがですか?きっと、私のように気づいたときには全巻読破をなさってますよっ
・「寝食を忘れて読みました」
孤島に1冊だけ本を持っていくとしたら、、、『モンテ・クリスト伯爵』を迷わず選びます。数冊に分かれているので1冊とはいえないかもしれませんが。。。
子供時代に読んでわくわくしたあの『岩窟王』でさへ、『モンテ・クリスト伯爵』の抜粋本と呼ぶには足りなさすぎる! と思わせるほどスケールの大きな物語です。 周囲の人間の欲、嫉妬、虚栄心、裏切りの犠牲となったエドモン・ダンテスの復讐物語ではありますが、ナポレオンの3日天下など歴史的時代背景も織り交ぜた話の展開は読者に息をつく暇も与えません。一見関係なさそうに見える末端の話も奥深いところで繋がっており、このような壮大な物語を創りだしたデュマにひたすら感服するばかりです。
『モンテ・クリスト伯爵』のような素晴らしい文学作品をひとりでも多くの人に読んでいただけることを願ってやみません。
・「何故モンテ・クリスト伯は復讐をやりとげたか?」
この本はとのかく面白い。純真で人を疑うことを知らない主人公ダンテスが冤罪で牢獄に入る物語。そう、物語はそれから、始まる。これは読まないと面白さが分からないから、なんともいえないんですが、偉大な作品には必ず偉大な魂が込められていること。人の醜さ、憎しみ、嫉妬。それらにはまり込んだ人間は底なしに醜くなり、蹴落とすことしか考えられない。これは壮絶な復讐劇でもあるけれど、偉大な魂しか伝えられない純真で誠実で美しい心が表されてる。これを読んで思ったこと。汚い醜い人間には絶対に負けない。偉大な精神を築きあげて、どれだけ、躍起になって人を傷つけようとしてもびくともしない偉大な人間になれというメッセージがこめられてる。何故モンテ・クリスト伯は復讐できたか?それは一番の偉大なメッセージがこめられてる。
・「不屈の精神」
初めて読んだデュマの作品です。これを読んですっかりデュマファンになってしまいました。
嫉妬や出世欲の犠牲となって、無実の罪で投獄されたエドモン・ダンテスの悔しさ、怒り、絶望が痛いほどに伝わってきます。偶然にも隣の牢に聡明な司祭がいた事はダンテスにとって幸運でした。
周りから見放されてしまったときに受ける温情ほど、貴重なものはありません。二人が親子のような感情を持ったのも当然といえましょう。
それにしても14年は長い。その間に気力を失わなかったダンテスもたいしたものです。ダンテスが絶望的な状況からいかにして脱出するのか、そして自分を陥れた者達にどのようにして復讐を果たすのか。
長い小説ですが大変面白かったです。次が気になって止まらなくなります。
ぜひ、ぜひ読んでみてください。
・「人間の真実を描く」
この小説には、実に様々な登場人物が現れる。無垢で無知だったエドモン、憎悪に満ちて復讐に生きるモンテクリスト伯(後のエドモン)、エドモンなしで一人生きることができなかったメルセデス、嫉妬と金銭欲に狂うダングラール、自らの権力と名声を必死で守ろうとするヴィルフォール、愛に盲目になり、いいようにコントロールされるフェルナン・・・。一人一人が人間の現実をありありと描いている。その登場人物の性格は、実は自分や自分の周りにいる人たちの現実であり、読んでいて自らを振り返らずにはいられなくなる。人間の心を深く捉えたデュマに感嘆である。
・「やっぱり古典は面白い」
『三銃士』というタイトル、なんで四人出てくるのに『三銃士』?『四銃士』ではないのか? と思ったことはありませんか。私はずっと思っていました。
実はこれは、『ダルタニャン物語』というシリーズものなのです。『三銃士』はその第一作目。「主人公のダルタニャンが三人の銃士と出会って冒険する」という話なのです。タイトルが主人公の視点でつけられているのです。 日本ではこの『三銃士』だけ有名です。
現代の感覚だとかったるいところもありますが、主人公のダルタニャンは味のある男だし、アトス、ポルトス、アラミスという変な名前の仲間も風変わり。 なんだか古典というにはめちゃくちゃで面白い話です。
・「語り継がれていく名作です。」
私は映画を見て初めて読んだのですが・・とにかく面白いです!!登場人物がありありと目に浮かんできて、あっという間に読んでしまいました☆ダルタニャンと三銃士の友情・・ 涙 涙 です。
時代が変わっても、残っていく名作だと思います。デュマさんの作品は大好きなのでお勧めです♪
・「面白い!!」
いまさら遅ればせながら読みましたがとっても面白いです!!子供にも絶対読ませたい!!(まだいないけど・・・;)
銃士たちのキャラクターもそれぞれいい味を出していて、その会話など、電車の中で読んでいて、つい笑ってしまうほど漫画並に面白いところがあります!
ぜひぜひ!!
・「やばいです!」
まず、チョコレート好きは必ず読むべし!そして、甘党ではないという人も読むべし!
これは単なる児童文学やお楽しみ物語ではありません。大人の無責任さ、子供の大胆さ、そして真実を求めてそれを勝ち取ることの大切さを根底に流しながら一気に終わりまで読めちゃいます。
今の社会、あなたは・私は自分の権利や責任を簡単に
放棄していませんか?あって当たり前のものだと思っていませんか?気がつかないうちに「当たり前」の自由が何者かによって奪われ、それによって自分がどんなに恵まれていたのかを思い知らされる時が来る前に、ぜひ一読を!
・「文句なく、楽しめます」
いろいろな社会問題をユニークな視点で笑い飛ばす視点や、大人の社会の問題を子供の人間関係に置き換えて笑えないジョークにする感性は、さすがアレックス・シアラーとしかいいようがありません。
この本を読みながら思ったことは、「選択する自由」のある素晴らしさです。どんなに良いことであっても、他人の価値観を強制されることは苦痛です。世の中、健康な人がいれば、不健康な人もいる。成功する人がいれば、堕落する人もいる。それはすべて、本人の選択に委ねられるべきだということです。強制されたささやかな安定には、それに甘んじる人は多くても、魅力は感じないということです。
しかし、この本を読み、こんなことを思うのはあまり楽しい読み方ではないと思います。ちょっと無理して意味を探す小説ではないような気がします。きっとこの本は、良くできた娯楽ドラマを見るように、おもしろおかしく読むのが正しい読み方でしょう。あまり、深いことを考えずにお話を楽しむことをお奨めします。
・「チョコレート!!!」
チョコレートが題材のこの本ですが、読んだ後、本当に食べたくなります。チョコレートが!!そしてそのチョコレートはいつも食べるものよりも数倍美味しいんです☆暇なときにゆっくり読みたくて買った本なのに、一気に読んでしまいました!とにかく、おもしろいです。
・「チョコレートが食べたい!!!」
ホントにチョコレートが食べたくなります。チョコレート禁止法という異例の法律ができ、チョコレート、チョコレートと読んでいく内に「そういえばチョコレート食べてないな・・・」と思い、チョコレートを頬張りながら読んでしまう様な本です。アレックス・シアラーさんらしい面白い発想が沢山あって、特に挨拶など小さな所も見所です。
チョコレート好きな人には是非是非読んで欲しい本です。そうでない人もきっとチョコレートが好きになると思います。純粋にチョコレートが好きな気持ち。それのどこがいけないんだ!?と考えさせられます。
・「とっても素敵なチョコレートのお話」
私もチョコレートが大好きなのでこの作品は名前だけで購入してしまいましたが・・・とても奥が深くて面白い!!チョコレートを自由に置き換えると、大人も考えてしまう話になります。チョコレートがくれるちょっぴり幸せな気持ちが味わえる作品です。スマッジャーやハントリーとともにハラハラドキドキの冒険劇を楽しみました。
では、リンゴさくさく気分をどうぞ―
・「もう・・・」
ほんっとに感動しました!!!!!!!言葉に言い表せれないくらい良い本でした。この本の主人公ハリー。ハリーと自分を比べると、自分の今までのバカさに嫌気がさしてしましました。「あ~何で自分はこんなに不幸なんだろ。何で自分だけ…。生きてても良い事がない、なら早く死にたい。生きるって何??人生って何??幸せって何??家族なんて別にいてもいなくても変わらないじゃん。」っと、思っていたのですが、この本を読んでいると普通に1日を家族と一緒に、当たり前のように過ごしているのがものスゴク幸せなことだったんだ・・・家族ってこんなに大切なものだったんだ。家族の大切さ、1日1日の大切さ、人生の大切さをわからせてくれる本でした。なので、この本を買って後悔する事はないと思います。自信を無くした時、何もかもイヤになった時、この本を読むと自分のあやまちに気付き、「よし!!明日からも頑張ろう!!!!!」っと、言う気持ちになれる本だと思います。なので私はこの本をぜひ!!!!!オススメします!!
・「素直な言葉 を 心がけたいですね」
ハリーの視点が恐ろしいほどに明るく、しかしその為か切なく感じてしまいます。 幼いハリーが、死というものに直面して、最初の苦しみから「死」を受け入れていく過程がリアルです。 だけど、決して暗くははいです。 どちらかというと、受け入れていく心の動きが、楽天的で明るい。 でも、その感覚になるまでの葛藤と、残された家族の心のありようが伝わってくるので、涙を流してしまいました。
あなたにとって 大切な家族の突然の死 そして残された者・・・ どう心の整理をつけていけばいいのか・・・
また 大事な 儚い命 この一瞬 「今」を生きていかれることに 感謝したいです。そして 素直な言葉 いつも心がけたいと思いました。
ハリー ありがとう^^読み終ってから暫く 余韻に浸っていたい一冊です。
・「少年から見たあの世」
少年から見たあの世についてわかりやすく書かれていました。外出先や電車の中で読む機会が多かったので読むたびに涙が出るのを抑えながら読みました本当に良い本でした一人でも多くの方に読んでもらいたいと思いました
・「是非読んで!絶対読んで!お願い!!!」
装丁の美しさにひかれ、「平易な内容」とのことで購入しましたが、英語の難易度云々の前に内容が面白くて、あっという間に読んでしまいました。1,2章の場面の描写が素晴らしく、目を閉じるとそこにOther landがあるかのような錯覚に陥るほどでした。登場人物も生き生きとしていて、映画を見ているような感じです。所々に見慣れない単語が出てくることもありますが、それを飛ばしても大意はつかめますので、英語初学者の方にも安心しておすすめできる一冊です。是非読んで下さい!感動しますよ。
・「哀しいからこそ」
日頃忙しくて考えもしない、死後の世界。でも、いつかはみんな死に直面するのですよね。やり残したことがあるから・・・もう一度だけ・・・どの魂もそう思うかもしれませんね。
死がいつかやってくるからこそ、今の自分を大切にしたい。周りの人を大切にしたい。素直に生きたい・・・そんなことを考えさせてくれた一冊です。
・「ゴクゴク飲むような感じで読める!」
表紙の印象からもっと暗くて重い内容を想像していたのですが、決してそんなことはありませんでした。最初は「英語が平易で読みやすい本だな、高校生に紹介できそうだな」というぐらいの気持ちで読み進めていたのですが、途中からは物語にひきこまれて、まるで喉がどうしようもなく渇いたときにペットボトルの中身を飲み干すような感じで、2日間で最後まで読み終えてしまいました。 この本を10代の子だけが読むなんて全くもったいない。20代以上の大人で、英語を勉強しながら、「何かやらなければ!」と日々悩み、道を模索している人にこそ読んでもらいたいと思います。なぜなら、この物語ではThe Stolenというタイトル通り、「若さ」が盗まれ、不当に老いてしまうというテーマを扱っているからです。これって、フィクションだからありえることではなく、子供から大人になるときに、誰しも少しは感じる「虚しさ」のようなものに通じるのではないでしょうか。
私はこの物語を読んで、ただ老いることがとても怖くなりました。それぐらい老いの描写が身に迫ってくるのです。しかし老いること、年を重ねること自体が悪いことなのではないし、幸いにも私は盗まれずに毎年人生を更新していけるわけです。20代には20代なりに、30代には30代なりに、やりたいことを見つけてがんばっていきたいな、うまく年輪を重ねていきたいな、と思いました。英語も本当に平易なので、電車の中で読んでも辞書いらずで手軽です。夢中で一冊読了すれば、自信もつきます。軽く、背中を押してくれる本だと思います。おすすめ!
・「読み終わるのがもったいない!」
あっという間に引き込まれてしまいました。いってみれば「魔女モノ」の王道をいくストーリーで、タイトルと最初の1章で何を「盗られる」のかはすぐわかってしまうのですが、ドキドキ感はまったく損なわれません。途中、読み終わってしまうのがとても惜しくなって、ページをめくる手が滞る始末です。
英語は平易。発話者の一人称で書かれているので、非常に読みやすく、感情移入がしやすい。多少英語が苦手な人でもだいじょうぶ!
・「The stolen こんなに面白いんだもの。みんなにも読んで欲しいな」
若さを失いたくない魔女が狙うのは、若くて疑うことを知らない魂。永遠の命を持つためには手段を選ばない魔女って、邪悪ですね。最後まであきらめない主人公達に拍手。こんなに面白いのになんで翻訳されないのかと思っていたら、やっぱりでましたね。『13ヶ月と13週と13日と満月の夜』。題名が原書とあまりに違うので、最初はきづきませんでした。でもこの台詞、本の中に登場します。英語は3章辺りからぐっと読みやすくなるので、内容の面白さとあいまって、一気に読めます。千円ちょっとでこんなにワクワクドキドキ出来るのはお得。ぜひ読んでね。
・「あっという間に・・・」
一気読みの多い私ですが、この本はその中でも早かったです。次のページをめくるのがもどかしいぐらい・・・ このおばあちゃんと少女という設定が何とも新鮮で・・・ハラハラドキドキの連続でした。ラストはこうなるだろうと思っていても、一筋縄ではいかなくて・・・祈るような気持ちで読みました。
久々の、ジェットコースターファンタジーです。本にどっぷり浸かりたいあなたにはうってつけです。(>_<)
・「一番のお気に入り」
アレックスシアラーさんの作品中私の一番のお気に入りです。
老婆の魔女と少女の対決。楽しくてワクワクドキドキ。本のページ数がなかったら作者の思惑にまんまとはまってしまうところでした。
楽しい本です、是非ともご一読を。
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