Adventures of Bumblefoot (詳細)
Ron Thal(アーティスト)
「変幻自在な変態系テクニカルギタリストのデビュー作」
「一見、落ち着いた世界を見せながら…」
「超絶変態ギタリスト、ロン・サールのプレイが爆発!」
Flex-Able (詳細)
Steve Vai(アーティスト)
「Real Steve Vai ですね」「FZの遺産」「記念すべき「元祖変態ギタリスト」のデビュー作」「春先に聴きたい有名ギタリスト<アメリカ>」「記念すべき「元祖変態ギタリスト」のデビュー作」
Chunga's Revenge (詳細)
Frank Zappa(アーティスト)
「これは痛快!ZAPPAのギター」「Chunga's Revenge」「えっ!?「チュンガの復讐」だと思っていた」
I.O.U. (詳細)
Allan Holdsworth(アーティスト)
「アラン入門盤!!」「独自のスタイルが確立されたやはり最高傑作では…」「貧乏な彼が自主制作で出した気合の入った作品」「ホールズワース、入魂の自主制作アルバム」「ギターという楽器を弾くなら絶対聞くベシ」
「ホールズワースのウネウネ全開!」「きらびやかで美しいジャズロック~ホールズワースの流麗なギターが素晴らしい」「アランホールズワース参加のGONGらしい耽美的サウンドが楽しめるアルバムです」「アランホールズワースのギターが華麗に響き渡る!」「ジャズ・ファンの方々も是非聞いて下さい」
HAJI’S KITCHEN (詳細)
ハジズ・キッチン(アーティスト)
「強烈なスコット・スタインの超絶ギター」「へヴィ&速弾き」
「大変趣味の悪いジャケットデザインはさておいて」
Paris (詳細)
Hellborg(俳優), Lane(俳優), Selvaganesh(俳優)
「ノックアウトされよう」「超絶技巧の嵐!嵐!」
Space Eternal Void (詳細)
Eniac Requiem(アーティスト)
「あきれるほどの超絶ギター」「あきれるほどの超絶ギター」
Solitarily Speaking Of Theoretical Confinement (詳細)
Ron Jarzombek(アーティスト)
「これぞ変態ギタリストの極み」
Private Pieces 1986~1987 (詳細)
小川銀次(アーティスト)
「日本を代表する変態ギタリストの傑作」
Jazzpunk (詳細)
David Fiuczynski(アーティスト)
「これは音の暴力です!!!!」「ハイテク・メタ音楽かつ心地よい」「アバンギャルドジャズ」「このアルバムにすがすがしさを感じる自分って変?」「変態度120%のゴッタ煮カバーアルバム!!」
Maghreb & Friends (詳細)
Nguyen Le(アーティスト)
「アジア系ギタリストの繊細な味わい!」
Shiva Recoil (Live/Unlive) (詳細)
Phantom City(アーティスト)
「アヴァンギャルド&幻想的な音の世界」
「Brett Garsedが全曲に参加」
「日本を代表するハードコアなアヴァンギャルドジャズロック」
Oceana (詳細)
Ben Monder(アーティスト)
「光速アルペジオがますます磨かれて」
「新感覚派ギタリスト、ベン・モンダーのデビューアルバム」
Time and Distance (詳細)
Steve Topping(アーティスト)
「あのアラン・ホールズワースが絶賛した超絶ギタリスト」「あのアラン・ホールズワースが絶賛した超絶ギタリスト」「はずれです」
Scorch Trio (詳細)
Scorch Trio(アーティスト)
「北欧が生んだ激辛の香辛料には気をつけろ!」「スカンジナビアン・カレー」
Luggumt (詳細)
Scorch Trio(アーティスト)
「激辛サウンド第2弾」「ノルウェーのフリージャズ地獄、ギター編。」「休む暇を与えないアルバム」
The Name of This Band Is Talking Heads (詳細)
Talking Heads(アーティスト)
「やっとCDで聞けた。。」「首を長くして待っていました!」「独特のポリリズムは今も色褪せません」「I Zimbra」「ライノはやっぱスゴイ」
Discipline (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「バンドの作品です」「先進的なアルバム」「'80年代キング・クリムゾンの第一作目。」「敏腕相棒ギタリストの登場」「ニュークリムゾン、スタート!」
● おすすめ1810
● 超絶技巧!ベトナム系フランス人ギタリストNguyen Le(グエン・レ)特集
● フリー系ギター
● 超変態ギター
● 超絶技巧研究所
● ひらけ☆ココロ
● 主要メンバーで辿るMothers&Zappa(シーク・ヤーブティまで)
● 顔・・・
ミュージック>アーティスト・パフォーマー別>ワールド>その他
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・「変幻自在な変態系テクニカルギタリストのデビュー作」
1994年に発表されたロン・サールのデビューアルバムです。12歳でギターをはじめ、13歳で人に教えていたという成り立ちからして変態です。ねじ曲がったヘンテコなフレーズをとんでもない超絶技巧で弾きこなすという、マニアにとってはたまらない存在です。シュラプネルレコードよりリリース。
楽曲そのものは、テクニカル系あり、ストレートなロックあり、ジャズあり、ブルースあり、ファンクありとまさに変幻自在。逆に言えばロン・サールの本当のルーツな何?と問いたくなるほどの多面性を見せています。ロン・サールをもって「オルタナティヴ系」「グランジ系テクニカルギタリスト」と評する人がいますが、実はよくわかりません(言葉の意味がしっくりこないという面もありますが)。わかりやすく言えば、亡きフランク・ザッパの影響を強く受けているように感じます。ザッパのように演劇まで披露はしないと思いますが、一見人を食ったようなニヒルさと茶目っ気は、間違いなくザッパの流れを汲むものです。当然、ザッパつながりでスティーブ・ヴァイとの共通項もかなり発見できます。
ただ、アルバム自体は世界的に品薄なようで、入手はけっこう困難です。オークションなどでは高価な値段で取り引きされているようですが、中古CDで拍子抜けするほど安く売られていることもあります。変態サウンド好きな方は根気強く探されてみることを勧めます。
ところでロン・サール(名義はバンブルフット)のスタジオライブDVDですが(2004年収録)、現在「バンブルフット」名義のサイトで購入可能です。動くロン・サールが見られる貴重な映像としてお勧めです!ただしケースに納まったものではなく、チープな梱包で届くので驚くと思います。
・「一見、落ち着いた世界を見せながら…」
アルバム「the adventures of bumblefoot」でまさに「衝撃的な」デビューを果たしたロン・サールのセカンドアルバムです。1996年の作品。
デビュー作では「オールジャンル」と言えるほどの幅広い音楽性と両手タップ奏法による脅威的なテクニックを見せつけたロン・サールですが、ここでは何と1曲目を除いて全曲ボーカルにチャレンジして、さらなる多芸ぶりを発揮しています。全曲オールインストだった前作から続けて聴いた人にとっては、まずここで「裏切り一発」という感じです。最初の曲はこのアルバム中唯一のインストですが、曲調はいきなりダークでヘビーなリフで始まるブラックサバス風のハードロックです。おやおや、作風が変わったのかな、という感じでここでも「裏切り一発」。以降、ツェッペリン風あり、ラップあり、アコースティックありと何でもありの世界へと突入していくので、結局はデビュー作でも感じられた彼独特の「おちょくり感覚」が全面を支配することになります。
資料によればロン・サールは自宅のスタジオでほとんどのパートをたった一人で作り上げてしまったということ。まさに「一人ザッパ状態」ということで、その奇才ぶりがいかんなく発揮されている作品です。
・「超絶変態ギタリスト、ロン・サールのプレイが爆発!」
オルタネイティヴ系の超絶変態ギタリスト、ロン・サールが「Bumblefoot」という名義で発表した1998年の作品。Bumblefootという名称は彼のデビュー作でも使用されていましたが、確か皮膚病かなにかの病名だったと思います。そんな名前をバンド名にしてしまうのですから、ロン・サールの趣味の悪さと比類なき変態度がうかがえます。
ロン・サール名義で発表した前作の「Hermit」(1996年)では、少し落ち着いた(?)ハードロック調のサウンドを披露していますが、ここでは冒頭からヒップホップ(?)にも挑戦。ものすごく速いリズムに合わせてロン・サールの叫びが響き渡り、ねじ曲がった変態サウンドが縦横無尽に暴れまわります。かと思えば、いきなり沈んだ曲に移ったり、再びハイテンションのハードロックを披露したりと、相変わらず正体が不明です。
人間の手がアップになっている大変趣味の悪いジャケットデザインといい、相変わらず人を食ったような曲作りといい、やはりフランク・ザッパの影響をいたるところに感じます。ただ、ザッパのようにいきなり演劇をはじめたりしませんから、ご安心を。ロン・サールはギターで再現可能なかぎり、とことん変態を極めるという感じです。そんな意味では、ザッパよりも入りやすい(と言っていいのかな?)と言えるでしょう。前作もそうでしたが、この作品も彼の自宅のスタジオでほとんど1人で作られたようです。ロン・サール名義時代の作品は、現在では入手困難ですが、Bumblefoot時代の作品は彼自身のHPでも直接オーダーが可能です。といっても、数年後はどうなるかわかりませんので、変態サウンド好きの方は早めに入手することを勧めます。
・「Real Steve Vai ですね」
このアルバムのCD化はPassion and warfareがバカ売れした頃です。ヴァイがまだホワイトスネイクにいた頃でしたね。当時のギターヒーロー然とした音を期待してたら頭の中がグチャグチャにされたようなショックがありました。G3のデンバーライブで見せるインプロヴィゼーションの根源はこのアルバムで聞かせる音楽的な節操の無さ故でしょう。今でこそこのアルバムも肯定的に受け止められていますが、当時のギター小僧達はホントに驚きました。だから今更何をやられても驚かないし、ある意味、免罪符的なアルバムです。女性のお喋りにユニゾンするギター、今の若い子は興味ないかな?変態度はこの人の作品の中でも飛び抜けてます。リバーブ感のない音が余計に生々しい。ギター好きには一度聴いてみて欲しいですね。ヴァイの音楽的背景のブ厚さに驚くと思いますよ。
・「FZの遺産」
これがご承知かもしれませんが、STEVE VAIのファーストアルバム。8トラックで録音された自主製作品とは思えないクリアーな音は正に度肝を抜かれました。
彼は凄まじいテクニカルなギターヒーローとして今も君臨していますが、このアルバムは楽曲重視で、彼がいろんな音楽から影響を受けていることがまざまざとわかります。
まるで彼の師匠、フランクザッパのアルバムのような出来です。
その中でも、彼のギターを聴きたい!って人にもお勧めの曲は、Attitude Songです。ライブではおなじみの超凄まじい曲です。
私の個人的に好きな曲は1曲目。面白く楽しい遊び心満載の曲です。
・「記念すべき「元祖変態ギタリスト」のデビュー作」
かつてフランク・ザッパバンドでギタリストを務めた「変態ギタリストの雄」Steve Vaiによる記念すべきソロ第1弾です。1984年発表当時は、アナログ盤ミニアルバムでしたが、CD化にあたって「Leftovers」というタイトルのボーナストラックが4曲追加されて、全15曲構成になっています。ちなみに旧A面が「Flexサイド」、旧B面が「Ableサイド」として位置付けられています。アナログ盤がリリースされた当時はまさに前代未聞の変態ギタリストの登場ということで、マニア筋では異常なほどの高評価を得ていたことはまだ記憶に新しいところです。とにかく「変な曲」「変なギタープレイと超絶技巧」「予測不能な展開」という変態ギタリストにとっては欠かせない3大要素を完璧に備えたギタリストは、Vaiが初めての存在だったことは誰しもが認めることです。
1曲目の「Little Green Men」でのわけがわからないチャット、聴いたことのない変拍子、そしてどこから飛んで来るかがまったく予想できない変態フレーズの嵐、とどれをもっても新鮮な驚きの連続で、個人的には「80年代のジミヘン誕生!」と勝手に興奮していたことを思い出します。そしてこのアルバムの極めつけは「Salamanders In The Sun」で聴かれる国籍不明のうねるような変態ギターでしょう。これだけギターという楽器がもつ表現力を極限まで追求したプレイヤーは、Vai以降出現していないと断言できますし、いまなお第一線を張る限りない表現力には驚きの一語です。いまは亡きフランク・ザッパの遺志を正しく継承するとともに、ギターとしての表現力にあくなき探求心をもつ稀有なプレイヤーが作り上げた素晴らしいアルバムをぜひ聴いていただきたいと思います。
・「春先に聴きたい有名ギタリスト<アメリカ>」
<ガイドライン> 1960年ロングアイランド生まれ。ギターを持った魔術師。ギターの天才でありながら、カバーする範囲は実に多岐に渡る。最近は自己のレーベル=フェイバードネイションを立ち上げてギターミュージックを発展させている。このアルバムはフォステクスの8トラックレコーダー=テープ=で作成したものであるが。その驚異的な質の高さは目を見張るものがある。何度聴いても飽きないマジックが存在するアルバム。
<曲解説>#1 コロボックルみたいなイコライジングされた声がかなりエキセントリックなナンバー。サウンドの洪水=カオス=みたいだが実はきちんと構築されている見事なナンバー。テイスト/スタイルはやはりフランクザッパが見える。妖精達の集会をのぞいているようだ!。
#2 最もわかりやすいギターナンバー。後半のブラスがうまい。#3 彼のユーモアのセンスが光るナンバー。バイのマルチ音楽家=天才ぶり=が良く出たナンバー。とぼけた中に鋭い感性をのぞかせるすごいナンバー。ほわ~~んとしたムードがくせもの。
#4 これがなんだかカンタベリーテイストが感じられるナンバー。不不思議な曲だ。
#5 軽快なナンバーで、ややカントリーテイストあり。一番エンターテイメント色が強い。
<総評> 個性とセンスが他を寄せつけない。存在感が強烈なギタリストの潜在的な能力の深さを見せつけるアルバム。アカデミックな面でもテクニカルな面でもすばらしい人物。10点中10点。
・「記念すべき「元祖変態ギタリスト」のデビュー作」
かつてフランク・ザッパバンドでギタリストを務めた「変態ギタリストの雄」Steve Vaiによる記念すべきソロ第1弾です。1984年発表当時は、アナログ盤ミニアルバムでしたが、CD化にあたって「Leftovers」というタイトルのボーナストラックが4曲追加されて、全15曲構成になっています。ちなみに旧A面が「Flexサイド」、旧B面が「Ableサイド」として位置付けられています。アナログ盤がリリースされた当時はまさに前代未聞の変態ギタリストの登場ということで、マニア筋では異常なほどの高評価を得ていたことはまだ記憶に新しいところです。とにかく「変な曲」「変なギタープレイと超絶技巧」「予測不能な展開」という変態ギタリストにとっては欠かせない3大要素を完璧に備えたギタリストは、Vaiが初めての存在だったことは誰しもが認めることです。
1曲目の「Little Green Men」でのわけがわからないチャット、聴いたことのない変拍子、そしてどこから飛んで来るかがまったく予想できない変態フレーズの嵐、とどれをもっても新鮮な驚きの連続で、個人的には「80年代のジミヘン誕生!」と勝手に興奮していたことを思い出します。そしてこのアルバムの極めつけは「Salamanders In The Sun」で聴かれる国籍不明のうねるような変態ギターでしょう。これだけギターという楽器がもつ表現力を極限まで追求したプレイヤーは、Vai以降出現していないと断言できますし、いまなお第一線を張る限りない表現力には驚きの一語です。いまは亡きフランク・ザッパの遺志を正しく継承するとともに、ギターとしての表現力にあくなき探求心をもつ稀有なプレイヤーが作り上げた素晴らしいアルバムをぜひ聴いていただきたいと思います。
・「これは痛快!ZAPPAのギター」
70年の本作はザッパのギタープレイが全面的にフィーチャーされたストレートなロック・アルバムに仕上っている。ハードにかき鳴らすギターは、まさにザッパ版ハードロックともいえる趣がある。とかく「難解」とのイメージがつきまとうザッパであるが、喰わず嫌いのザッパ初心者も本作を聴けばその偏見が覆されること請け合いである。
・「Chunga's Revenge」
プレイボタンを押すといきなりザッパのギターが火を噴いたようにうなり始める。吸血鬼で知られるトランシルバニアのブギだ。かなり硬派な印象を受けたが、9番のようなちょっと抜けた曲もある。よくザッパは古さを感じさせないとかいわれるが、このアルバムは例外でいい意味で古い感じがする。本気でロックを楽しんでいる様子が伝わってくる。このアルバムのザッパのギターの音色は特にエッジが利いていて好きだ。7曲目のチャンガの逆襲はいいね。ほんとに逆襲って感じがする。
・「えっ!?「チュンガの復讐」だと思っていた」
ご存知、奇才かつ鬼才のフランク・ザッパによる1970年の作品です。ザッパの音楽はとかく難解だといわれますが、ザッパにしては比較的わかりやすく個人的には聴きやすいのではないかと思います。これから初めてザッパを聴こうという奇特な人にお勧めです。
中近東風のフレーズで怪しくスネークインしてくる冒頭の「Transylvania Boogie」がなんと言っても秀逸の出来。エフェクターの使い方などは流石に時代を感じさせますが、発想、プレイ、フレーズなどどこをとっても、やはり尋常ではない怪しい魅力に満ちています。音質の悪さはオリジナル盤によるもので、これも「時代感覚」としてご容赦くださいませ。
ところで、日本盤でははじめは「チュンガの復讐」というタイトル帯がついていたはずですが、再発売では「チャンガの復讐」になっていました。わたし、ずっと騙されていたわけで、赤面の行ったり来たりです…。
・「アラン入門盤!!」
アランのアルバムで一番メジャーなのは多分”ROAD GAMES”。次がこのアルバム”IOU”だと思います。私自身よく輸入盤専門店で探しましたが、全然手に入らないし、そんな時やっと入手できたのがこのアルバムでした。うれしくてレコードの溝が擦り切れるまで聴いてました。最近CDを購入したので懐かしいあの頃を思い出しながらきいてます。
いやもう、抜群にいいアルバムですね。参加メンバー云々はここでは省きますが、VO、G、B、Dr、以外の音が当時から不思議でしかたなかったのがやっと解決できました。全てはやはりアランの仕業だったんですね。まだシンタックスを使ってない時期なので、ギターであれだけ色々な音を出せるというのは、もう化け物です。
ライヴではインストで演奏している1曲目”THE THINGS YOU SEE”、まさにアダルト・コンテンポラリーっぽい雰囲気漂う2曲目”WHERE IS ONE”、6曲目”TEMPORARY FAULT”等いい曲が並ぶ中、私のお気に入りは5曲目の”OUT FROM UNDER”です。曲が始まってから1分47秒後にスライド・バーを使った様な音でソロを流れる様な感じでサラッと弾いてるこの音がたまりません。
友人に聞かせてみたら、このアルバムは自分には難しいという答えが返ってきました。玄人向けのギタリストですが、アランの入門盤には最適だと思います。ギターが好きな人には決して難しい事は無い筈です。
5ツ星以上のアルバムです。たくさんの人に聞いてほしいと思います。
・「独自のスタイルが確立されたやはり最高傑作では…」
自分のやりたい音楽を追求するためにそれまで使用していた機材等も全て売り払って自主制作盤として発売した正に入魂の1作。アランの作品では何百回も聴いている、20年以上の私の愛聴盤。ディストーションがかかっているのか生音なのか何とも判別がつかないようなサウンド、ピアニストだった父親の影響で独自のヴォイシングに至ったコードワーク、ヒネるような誰もやらないスタイルのアーミング、作曲手法もこの作品で完全に確立されたと感じます。未だにこれ以降の作品は本作品の発展形、焼き直しの感じがしてしまうのは私だけでしょうか。セッション参加も多いため、どれから聴くか迷っていらっしゃるアラン未体験の方は本人も「初めてやりたいことができた」とコメントしていた本作からのスタートがよいと思います。
・「貧乏な彼が自主制作で出した気合の入った作品」
アランがふれられることを嫌がる『ベルベット・ダークネス』を除けば、これが実質的なソロデビュー作。赤ん坊のミルク代のためにギターを売ったこともある彼が、自主制作で発表したものだから意欲が強く感じられる。本人とPaul Carmichael(b),Gary Husband(ds),Paul Williams(vo)で録音したもので、歌入りは8曲中4曲。アラン自身による本物のバイオリン・ソロ、Gary Husbandのピアノ・ソロの各1曲を除いて楽器は、すべてギターとベースとドラムのみ。当時のギター・ソロは、早弾きに加えて、アームを使ったスローでメロディアスな部分も多く、このギャップがたまらない。ソロ以外は、お馴染みとなったストリングス系やアルペジオ以外にも、ロックのリフ系、オーケストラ風のリードギター等ギターを最大限に駆使している。また、当時、本人がハマっていたヴァイオリン風のソロは、本物のヴァイオリンと聞き間違えそうになるほど、すごい。最近のアランしか聞いたことがない人には、是非聴いて頂きたい。アランは、この自主制作のアルバムを機会に、飛躍することができた。
・「ホールズワース、入魂の自主制作アルバム」
1982年に当初は自主制作盤としてリリースされた、ホールズワース入魂の作品です。メンバーはテンペスト時代からの盟友Paul Williams(Vo), Paul Carmichael(B), Gary Husband(Ds)という構成です。
ホールズワースファンにとっては釈迦に説法ですが、70年代のホールズワースはテンペストに始まり、ソフト・マシーン、トニー・ウイリアムス・ライフタイム、UK、ゴング、ブラフォードと当時の花形バンドで一躍脚光を集め、その裏では当時のギターキッズに大きな影響を与えました。その筆頭格がエディー・ヴァン・ヘイレンであることはあまりに有名です。しかし、70年代後半になってプログレブームの終焉とともに、ホールズワースは野に下ります。この時期はフランスでフリージャズ界の大御所、ジョン・スティーヴンスと共演したり、ニュー・クリアス時代の盟友、ゴードン・ベックとささやかな作品を出していたのみ。
80年代になって子どものミルク代に困って機材を売り払うなど金銭的にも困窮していたホールズワースが、1982年に自主制作で出したのがこの作品。いままでバンドというシガラミの中で本当に自分がやりたいことができなかった、ホールズワースがまさに自由奔放に表現しているとともに、崖っぷちの人間が開き直ったときの気迫が全面にほとばしっています。まさに鬼神のごとき弾きまくるホールズワースですが、ホットな精神状態とは裏腹に肉体的にもプレイそのものも実にクール。70年代に磨きをかけたウネウネフレーズはここに完成するとともに、独自のコード理論とワイドストレッチ奏法によるキーボードのようなヴォイシングはここで確立されました。
個人的には4曲目「Letters Of Marque」が大好きで何回も聴き直しています。多くの人は「Road Games」を初期の最高傑作とするようですが、個人的には気迫がみなぎるこちらを推薦します。
・「ギターという楽器を弾くなら絶対聞くベシ」
é 'åºè¦ªç¶ãã¢ã©ã³å¸«å ã®å®è³ªã½ããã"ã¥ã¼ããæè£½ã¹ãã©ããã£ã¹ã¿ã¼ã©ã¤ã¯ã®ã¿ã¼ã'ãï¼§ã'ã³ã§ã«ã¸ã¥ã¢ã«ãã¼ã¸ã£ã±ããã'çã¦å¼¾ãã¦ããã¨ãã§ããæç©ãï¼"æ²ãä»-ã¯ã¤ã³ã¹ãã§ããããã®ããããä¸åº¦ããã§ãã
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師å ã¯ï¼ªï½ï½ï½ãµãã¯ã¹ãJï½ï½ï½ã"ã¢ãã'èããªããã³ã"ã!¼ã-ãã®ã¿ã¼ã'è¦ããããã§ãããªããã¼ã-ã©ãã¯ã¢ã¢ã'ã³ã"ã¼ããã®ã¨æ¬¡å...ãéãã¾ããã®ã¿ãªã¹ããªããã®ã¿ã¼ã¨ããæ¥½å¨ã®ç©¶æ¥µã®å½¢ã'èãã¹ãã§ããã§ããã°ã¹ã³ã¢ãæ¢ã-ã¾ã-ããã
・「ホールズワースのウネウネ全開!」
1976年発表のジャズロックの傑作です。この作品の前の「Shamal」を最後にギターのスティーヴ・ヒレッジが脱退して、後任のギタリストとしてヴァージンレコードのツテからアラン・ホールズワースが収まった形になっています。
なんと言っても、アラン・ホールズワースのウネウネギターがこのアルバムでの最大の聴きどころで、特にD「Shadows of」でのプレイでとどめを刺してくれます。ハーモナイザーらしきエフェクターを使ってのソロはうねりにうねっていて、同時期のUKやブラフォードでのソロと比べても最大のうねり方ではないでしょうか。また、この曲の終盤ではアコースティックギターも披露。ドラムとベースが作り出すねちっこいリズムに合わせて、ホールズワースの変態とも言えるソロが奇妙にマッチしています。この曲は元々はホールズワースのソロアルバム「Velvet Darkness」(1976年)に収録されていたものですが、やたら硬質なイメージが強かったこの曲が、ゴングとの融合によって何とも耽美的で怪しく艶めかしい音へと変貌を遂げています。「Velvet Darkness」はリハーサル不足のせいで不完全燃焼の感が強かったのですが、ここではそんな苦い思い出を見事に払拭しているように思います。興味ある人はオリジナル音源と比較しながら聴いてみると面白いと思います。
ホールズワースは「エスプレッソU」と「タイム・イズ・キイ」へゲスト参加していますが、やはりベストプレイとしては、「Shadows of」に尽きるのではないでしょうか。
・「きらびやかで美しいジャズロック~ホールズワースの流麗なギターが素晴らしい」
きらびやかで明るい雰囲気のジャズロックアルバム。テクニカルなリズムセクションとバイブラフォン他多数のパーカッションが奏でるきらびやかなサウンドに、アランホールズワースの流麗でうねりまくるギターによる独特の美しいメロディがのっかっています。
特にアランのソロアルバム「ベルベットダークネス」でも演奏されている「SHADOWS OF」(ベルベット~では曲名が違いますが)の出来が素晴らしく、フルートやアコースティックギター等も効果的に使われており、「ベルベット~」のものより格段に良くなっています。
このほかきらびやかなパーカッション群をフューチュアした「PERCOLATIONS:PART1」では、アラン加入前のGONGを彷彿させる幻想的というか浮遊感のある心地よい音世界に浸れます。またPART2ではピエールのドラムソロも披露されており非常に楽しめます。 とても聴き易く誰でも楽しめる素晴らしいアルバムだと思います。
・「アランホールズワース参加のGONGらしい耽美的サウンドが楽しめるアルバムです」
78年発表のGONGの人気アルバムです。サウンド的には、プログレのフレーバーを含んだJAZZロックですが、ヴィブラフォン奏者が2名いることでも分るとおり、多彩なパーカッションをフューチャーしたGONG唯一無比ともいうべき叙情的かつ耽美的なサウンドが特徴です。ただ、このアルバムを特徴付けているのはやはりアランホールズワースの全面参加でしょうか。いつものうねるエレキギターでGONGらしいサウンドをより強調しているのに加え、ヴァイオリン、アコースティックギターの披露、オリジナル曲も2曲提供と大活躍しています。一聴しただけでは聞き流してしまう可能性のあるサウンドですが、聞き込むうちにはまってしまう独特あるサウンドが楽しめるアルバムです。やや耽美的なJAZZロックの好きな方、そしてアランホールズワースファンにお奨めしたいアルバムです。
・「アランホールズワースのギターが華麗に響き渡る!」
プログレに入る事の多いゴングですが、このアルバムとエクスプレッソ2(共にアランホールズワースが参加ー兄弟アルバム)はプログレの香りも残しつつのジャズロック銘盤。この他にゴング一派とアランホールズワースのコラボレーションはゴングジラ名義の3枚だけなので、興味のある方はそちらも探してみては....。このアルバムが気に入った方はブラッフォードの初期の2枚もお奨めします。
・「ジャズ・ファンの方々も是非聞いて下さい」
もとより根っからのジャズ・ファンだったのに、このバンドのアルバムをほとんど持っているのは、やはり境界線を越えた天才ホールズワースという存在があったお陰だろう。本当に感謝している。ゴングは一般的にデビッド・アレンの「カマンベール・エレクトリック」もしくはラジオノーム3部作が極めつけで、音楽的にもそちらの方が圧倒的に面白いと思うが、洗練されたフュージョン化に向かいだした「シャマール」以降の作品は別働隊のピエール・モランズ・ゴングの諸作も含めていずれもフュージョン・ファン必聴の作品ばかりだ。硬質でクールな響きはアメリカのフュージョンに慣れた耳には新鮮な響きとなって届くであろう。中でもこの作品はホールズワースが初ソロ・アルバム(CTI)で演奏したオリジナル2曲を提供、ゴング独特のパーカッシブなアレンジでカラフルな演奏として蘇った。アメリカのジャズばかり聞いている方々にも是非、一度は聞いてもらいたい作品だ。
・「強烈なスコット・スタインの超絶ギター」
テクニカル系ギタリストを続々と発掘していたマーク・ヴァーニー率いるシュラプネル・レコードが1995年に送り出した激辛HMアルバムです。メンバーはテキサスを中心に活躍するギタリスト、Scott Stineを中心にEddie Head(ボーカル、ギター)、Eddie Ellis(リードボーカル)、Rob Stankiewicz(ドラム)、Derek Blakley(ベース)という構成です。
何と言ってもギタリスト好きにとってはScott Stineによる重厚でありながら変幻自在な超絶プレイが聴きどころです。どこから飛んでくるかまったく予測不能な変態フレーズの連続と、Scott Stine独特の低音弦をシゴキまくるというアクロバティックなプレイは、テクニカル系というよるグランジ/オルタナティヴ系が好きな人にとっては堪らない魅力を放っています。Bumblefoot(ロン・サール)にも通じる変態ギターの数々は、マニアにとってはご馳走の宝庫です。逆に言えば、この手のサウンドに馴染みが薄い人にとっては、強烈な音圧に窒息してしまう危険性を含んでいます。要取り扱い注意の劇薬が充満しているだけに、心して臨んでください。
・「へヴィ&速弾き」
ボーカルは全体的に軽くディストーションが掛かっているので、力量は不明。しかしギターはテクは冴えてます。速弾きフレーズが随所に、惜しげもなく散りばめられていて、キッズは参考になるでしょう。へヴィネス加減も適度で、聞きやすい。
ギターをメインで聴くにはオススメですが、10曲という収録数に関わらず似通った曲があるのと、構成がイマイチな点で★マイナス2です。
●Peat
・「大変趣味の悪いジャケットデザインはさておいて」
アメリカ東海岸を中心に活躍している、バカテク変態ギタリスト、Derek Taylorが中心になって結成された「Crimeny」というユニットによる唯一の作品です。1994年にテクニカルギタリストの殿堂シュラプネルレコードからリリースされています。メンバーはこれまたマニア筋で有名なScott Stine(ベース)とRob Stankiewicz(ドラム)という構成。デレク・テイラーはギターのほかにボーカルもとっています。
前衛的超絶&変態HRという趣のこのアルバムは、まさにデレク・テイラーの独壇場という感じで、始めから最後までノンストップで疾走しながら、曲調はあくまでも陰鬱でダークです。気が滅入るほどの暗黒の世界が目前に広がり、そこにこれでもか!という感じで畳みかけるデレク・テイラーの超絶&変態ギター。恐らくこのような音楽に馴染みのない人にとっては「もう、勘弁してよ」と逃げ出したくなること受けあいです(笑)。そして、最後のトドメは悪趣味にもほどがあるジャケットデザイン。アマゾンさんで買うなら問題ありませんが、CDショップではレジのお姉さんが露骨に顔をしかめるのではないでしょうか。まさに劇薬たっぷりのこの作品は、身体が弱っている人、良識を重んじる人にとっては、大変危険な存在です。
・「ノックアウトされよう」
凄い!凄すぎる。何が凄いっていうと「テンション」の高さだけでもこの映像を見る価値がるっていうほどのもの。2部構成6曲の作品だが、これだけで一時間以上聞かせてしまう内容の濃さはなかなか無い。セット1の出だしはショーン・レーンのフレーズに若干の違和感を覚えるがそれ以降は彼の持ち味が全開。繊細だが勢いのある細かいフレーズの連発と、自身のフレーズをループさせながらのワイルドなインプロと素晴らしい。ヨナス・エルボーグも超絶テクニックでパーカッションやギターとの高速ユニゾン。ノックアウトだ。
インド人パーカッショニスト及びボーカリストの三人はシャクティのヴィナヤクラムの子供で納得の人選。三兄弟による強力なボイスパーカッションのアンサンブルもこのDVDではひとつの見どころとなっている。ショーン・レーンとヨナス・エルボーグ目当てで見ているといつのまにか独特なインドのフレーズと音世界に飲み込まれてしまう好作品。インドのパーカッション「ガタム」の素晴らしい音色にもノックアウトされる。
もう二度とライブで再現されることのないパフォーマンスが見られる喜びをこの映像に感謝。
・「超絶技巧の嵐!嵐!」
北欧が生んだ超絶ベーシストJonas HellborgとハイテクギタリストShawn Laneという「超絶コンビ」がインド人ボーカリストとパーカッショニストを従えてパリで行った壮絶なライブ映像です。正直な話、この超絶コンビによる「インド趣味」は例えばアルバム「Icon」あたりを聴いていてもあまり興味をわかず、個人的には敬遠していましたが、そんな偏見もこのライブ映像を見て吹き飛んでしまいました。とにかく超絶技巧のオンパレードで、知らず知らずのうちに惹き込まれてしまいます。特にHellborgとLaneによる一糸乱れぬ超絶ユニゾンは、あの名盤「Time Is Enemy」あたりで聴かれたポテンシャルにも匹敵するほどの激しさを持っています。
Shawn Laneはエレキ、Hellborgはアコースティックベースと以前とはセッティングは変わっているものの、そのド迫力ぶりには、ただ口をアングリとしながら見守るばかりです。改めてこのコンビの凄まじさに驚嘆するのみです。そうするうちに、CDではあれだけ違和感を感じた「インド趣味」も、自然に受け入れられるようになるから不思議です。少しばかり「イッテしまっている」インド人のボーカル、ひたすら連打されるインドの打楽器など、このコンビにとっては「必然」だったのだと初めて得心できました。
この壮絶なライブ映像を見てから、例えば「Good People in Times of Evil」や「Icon」を改めて聴き直してみると、改めてこのコンビの凄さを再認識できること受け合いです。ちなみにカタログでは「リージョン1」と表示されていますが、実際には「リージョンフリー」になっているようで、国産のDVDプレイヤーでも問題なく再生できます。
・「あきれるほどの超絶ギター」
アメリカで活躍するテクニカル系ギタリスト、Derek Taylorが結成した超絶ユニットによる唯一の作品です。1998年にテクニカル系ギタリストの殿堂・シュラプネル・レコードからリリースされています。メンバーはギター&ボーカルがDerek Taylor、ギターにScott Stine、キーボードにBrett Stine、ベースにDavid Perry、ドラムにRob Stankiewiczという知る人ぞ知ると言われる超絶技巧の持ち主たちの名前がズラリ。プロデューサーはマーク・ヴァーニィーではなくてDerek Taylor自身が務めています。
サウンドとしてはメンバー全員がノンストップで全力疾走しまくるという、超速HMという感じですが、適度にネオクラ風な味付けもあり、Brett Stineのキーボードによる適度なシンフォ系プログレ的な味付けもありと、聴いていて息が詰まるというほどではありません(笑)。むしろ聴き終わった後に感じる妙な爽快感はメンバーのセンスの良さからくるのでしょう。それにしても、Derek TaylorとScott Stineという両テクニシャンによるギターは笑ってしまうほど速いこと!1曲目の「Prelude」では中近東的なエスニカルなテーマを信じられないスピードで難なく弾きこなしているのには、ただ口をあんぐりと見守るばかりです。
さて、例によって入手が困難なアイテムですが、アマゾンUSAあたりだと意外にも安く入手できるようです。ギター好き以外の人にはあまりお勧めできませんが、凡庸な早弾きギターに飽き飽きしている人にとっては格好の刺激剤になること受けあいです。
・「あきれるほどの超絶ギター」
アメリカで活躍するテクニカル系ギタリスト、Derek Taylorが結成した超絶ユニットによる唯一の作品です。1998年にテクニカル系ギタリストの殿堂・シュラプネル・レコードからリリースされています。メンバーはギター&ボーカルがDerek Taylor、ギターにScott Stine、キーボードにBrett Stine、ベースにDavid Perry、ドラムにRob Stankiewiczという知る人ぞ知ると言われる超絶技巧の持ち主たちの名前がズラリ。プロデューサーはマーク・ヴァーニィーではなくてDerek Taylor自身が務めています。
●Solitarily Speaking Of Theoretical Confinement
・「これぞ変態ギタリストの極み」
元Watchtowerのギタリスト、RON JARZOMBEKのソロアルバムです。2002年発表。変態ギタリストと言えば、個人的には真っ先にフランク・ザッパがその始祖ではないかと思いますが、その要素として、1、フレーズがとにかく変である(当たり前ですね)2、その変なフレーズを弾きこなす超絶テクニックをもっている(この点は大変重要です)3、もちろん、楽曲も変である(変拍子なんて連発されたら悶絶ものです)の3つが欠かせない要素ではないかと思います。このRON JARZOMBEKはそのフランク・ザッパ以降の系譜を汲む数少ない「正統派」変態ギタリストです。
・「日本を代表する変態ギタリストの傑作」
かつてRCサクセションのギタリストとして活躍し、幻想的なインストバンド「クロスウインド」の名盤「そして夢の国へ」ではギターという楽器がもてる可能性を極限にまで追求したギタリスト、小川銀次のソロアルバムです。と言ってもおそらく無名に近い存在だと思いますが、ギターで動物や昆虫の声、風や嵐などの自然現象を表現してしまう類まれなテクニックでは、おそらく日本で随一ではないかと思います。新生キング・クリムゾンでギタリストを務めるエイドリアン・ブリューも象の鳴き声などをギターで表現しましたが、守備範囲の広さという点では小川銀次のほうが遥かに上です。
このアルバムはアルバムタイトルが表しているように小川銀次が1986年から87年にかけて個人的に収録した音源を集めたもの。基本はロックギターですが、その圧倒的なテクニックはもちろん、世の中の森羅万象をすべてギターで表現できるのでは、と思われるとてつもない表現力には、ただただ感心するばかりです。フレーズも変態性を極めていますが、けっしておどろおどろしいものにならないどころか、幻想的でメランコリックな世界を我々に提供してくれます。そのあたりの絶妙なバランス感覚が小川銀次の真骨頂と言えるでしょう。ギター好きな方、少しでもギターをいじった経験がある人ならば、彼のすごさをわかっていただけると思います。
小川銀次はふだんはギター専門学校の講師やギタークリニックをしているそうですが、気まぐれにライブもやるとか。自身のサイトでは、「大銀醸」という小川銀次の作品の集大成的なCDボックスセットを通信販売しています(おそらく一般の店舗では入手は難しいでしょう)。興味のある方は、そちらもどうぞ。
・「これは音の暴力です!!!!」
当代きっての変態系ギタリスト、デヴィッド・フュージンスキーが送り出す変態ワールドの極地的な作品です。1999年リリース。パット・メセニー、ジミ・ヘンドリックス、ロナルド・シャノンジャクソン、ジョージ・ラッセル、チック・コリア、デューク・エリントンなどの古今東西、ジャズやロックの名曲をフュージンスキーなりの独自の解釈でプレイしていますが、当然のごとく原曲がもつ固定イメージなどはことごとく破壊され、まったく違う変態ワールドが目の前に広がります。このすがすがしいまでの「暴力性」、「音のダッタイト運動」こそフュージンスキーの真骨頂で、音の変態性を極めたい(?)人にとっては必携のアイテムです。
・「ハイテク・メタ音楽かつ心地よい」
David Fiuczynskiは日本では知名度が低いかもしれないが、知る人ぞ知るといった名手である。本作も輸入盤でしか入手できないが、入荷までの待ち時間に膨れあがる期待を裏切らない名演である。ギタリストとしてのテクニックは神技に近いが、上っ面の技術に終わらない音楽への深い理解を聞き手に感じさせるところが凄い。ジミヘン、P・メセニー、ショパン、スーザなどの名曲のカバーバージョンが収録されているが、David Fiuczynski教授の音楽講座という趣がある。音楽による音楽の解説というメタレベルの解釈・演奏を堪能できるが、シンプルに聴いてもエキサイティングかつ心地よい仕上がりである。ミレニアムで盛り上がる2000年にサイケなジャケットデザインは満点。
・「アバンギャルドジャズ」
真の意味で個性を確立できているミュージシャン。凡庸なコマーシャル音楽とは違う。自分だけの=他人に真似できない境地を開拓。サイケデリックな要素や複雑なリズムパターンなどを過激な演奏で処理。10点中4点 もはやブランドとしてのオリジナルサウンドあくはかなり強い。
・「このアルバムにすがすがしさを感じる自分って変?」
河口湖をめざす暴走族。海芝浦の駅に立つ鉄。廃トンネル見たさに藪中をつき進んでみたり。よその人からどう思われようと、自分の気持ちに正直になるって大切です。とかく「変態ギターちゃん」とくくられてしまいますが、『セールスがどうあろうとも、評論家がどう評価しようとも、とにかく自分は今こう演りたいンダ!』と言う自分の内側から湧き上がる音楽家としての衝動に素直にしたがったらこんなんなっちゃった、、、みたいです。やっぱり変な人です。この演奏が好きになるならないは、勿論個人の好みでしょうが、この人のミュージシャンシップを、自分は支持します。売らんかなで作られた心地の良い音よりも、こころざしの高い音をガンガン響かせてほしい、聞かせてほしい。
・「変態度120%のゴッタ煮カバーアルバム!!」
2000年発表のソロアルバム・・・発売当時はインターネット販売のみでしたので、入手しやすくなって良かった。JAZZPUNKのタイトル通り、よくわからないゴッタ煮状態のカバーアルバムです。カバーと言っても、一筋縄ではいかないアレンジで凄まじく壊れて(?)います。1曲目はパットメセニー、2曲目はジミヘンドリックス、3曲目はショパン・・・とにかくヴァリエーションに富んでいます。ジャケットのダブルネックギターを見ただけで、もう衝動的に買いでした・・・変態ギター炸裂の1枚、すげぇ!!!!
・「アジア系ギタリストの繊細な味わい!」
ベトナム系フランス人ギタリストNguyen Le(グエン・レ)の作品です。サウンドとしてはベトナム民俗音楽風の一辺倒と思いきや、ほかにも中近東風、コンテンポラリージャズ風、南米ラテン風など実にバラエティーに富んでいて、全曲に通じて聴かれるなんともこ気味よいパーカッションとエスニックなコーラスに乗じてNguyen Leの超絶技巧が響き渡るという感じです。それほど弾き倒すという感じではないのですが、一度聴いたら忘れられない独特のフレーズはかなりの個性派という印象を受けます。
Nguyen Leのギタープレイはスコット・ヘンダーソンとアラン・ホールズワースのプレイを足して2で割ったような音作りとよく言われますが、確かに極めて滑らかで繊細なフィンガリングは両巨頭を彷彿とさせます。かといって、たとえば両巨頭と同じアングロサクソン人が同様のことを目指してもおそらく同じ音は出せないでしょう。表現が難しいのですが、音の端々に、音間の微妙な「間」に、ビブラードの微妙なニュアンスに、アジア人らしい繊細さとこだわりがうかがえます。
確かにテクニック的には磐石ともいえるのですが、個人的にはアジア系ギタリストだからこそ出せる、微妙な味わいに注目していただきたいと思います。聴けば聴くほど味わいが出てくる「するめイカ」的音作りは、西欧人にはなかなかできない芸当だと思います。生まれて初めてベトナム風春巻きを食べたときには「?」と思う人も多いかと思いますが、慣れるにしたがって次第に病みつきになるケースが多いと聞きます。実は、私もほとんど毎日のようにこのアルバムにはまってしまっています。
エスニック度★★★★★ 超絶技巧度★★★★★ オリジナリティー★★★★★
・「アヴァンギャルド&幻想的な音の世界」
目立たないながら良質なジャズを発信するフィンランド産のアヴァンギャルド系ジャズ。1996年に行われた「Jazz Happening」と名付けられたジャズイベントのメインアクトを務めた「Phantom City」というユニットによる壮絶なプレイを収めたものです。メンバーは、トランペットが何と近藤等則!ギターがフィンランドを代表するアヴァンギャルド系変態ギタリスト、Raoul Bjorkenheim、ベースにBill Laswell、ドラムにDirk Wachtelaer、クラリネットにAlex Buess、キーボードにPaul Schutzeというひとクセもふたクセもあるプレイヤーが見られます。
曲としてはアブストラクトなアヴァンギャルド系ジャズという感じで、近藤等則がリードする幻想的な世界にサイドを固める若手ミュージシャンたちが負けじと応酬するという構図です。なんとも形容しがたい混沌とした音の世界に突如として近藤等則による叫びが響き渡り、Raoul Bjorkenheimのギターが切り裂くように切れ込んできます。バックを固めるリズム隊による一種呪術的な刻みは、かつてマイルス・デイヴィスが編み出したポリリズムに匹敵するほどの麻薬的な魅力を放っています。
もちろん万人にお勧めできる作品では決してないわけですが、その道のマニアにとっては参加メンバーから言って涎が出てきそうな演奏内容です。例によって入手が難しいようですが、たまに中古ショップで見かけることができますので、発見次第即ゲット!をお勧めします。
・「Brett Garsedが全曲に参加」
オーストラリア出身の超絶ギタリスト、Brett Garsedとあのジンジャー・ベイカーの息子、Kofi Baker(ドラム)とRicc Fierabracciというベーシストが組んだMojoプロジェクトによる作品です。2001年に録音され、2002年にリリースされていますが、レコーディング・ディレクターはBrett Garsedと組んで何枚かの作品を残しているあの「両手タップの怪人」T.J.Helmerichが担当しています。
一応、3人の共作という形をとっているものの、やはりBrett Garsedの超絶技巧が印象的で、中指とピックを使うという独特の変則奏法から生み出されるレガートフレーズは、流麗かつたとえようもない変態性にあふれています。楽曲そのものは意外にもキャッチーで親しみやすいものが並びますが、底辺に流れる変態フレーズはやはりプログレッシヴ・フュージョンの旗手の呼び名に恥じない不思議な世界を現出しています。Brett Garsedのファンは文句なしに聴くべきでしょう。
・「日本を代表するハードコアなアヴァンギャルドジャズロック」
ギターの石川健二とドラムスの田中康裕という2人構成なのになぜか「トリオ」をかたくなに名乗るユニットが2002年と2003年に行ったライブを収録したものです。「Trio96」は1999年にベースとサックスを加えたカルテット構成で「カルテット’99」というこれまたハードコアな作品を発表していますが、ギターとドラムだけのデュオ構成ということで、果たしてどんな音になるのだろうと心配半分で聴いてみました。
ところが聴いてみてびっくり!こちらの勝手な心配はまさに杞憂に終わり、とてもデュオ構成とは思えない何とも厚みのある混沌とした音の世界が繰り広げられています。楽器構成の関係からか前作で支配していた狂気の疾走感こそ蔭を潜めていますが、ギターシンセとドラムシンセを駆使することによって、かえって音の広がりが増したように思えます。作風としては前作と同様、正体不明、国籍不明、ジャンル分け不要のハードコアでアヴァンギャルドなジャズロックという感じ。リーダーでありギタリストである石川健二は、アラン・ホールズワース、マイルス・デイヴィス、ジョン・マクラフリン、そしてECMレーベルの諸作品から強い影響を受けているとか。もちろん万人にお勧めできるという感じではありませんが、凡庸なフュージョンに飽きた人にとっては、格好の刺激剤になること受けあいです。
・「光速アルペジオがますます磨かれて」
NYを代表するコンテンポラリー系ギタリストの第一人者ベン・モンダーの最新作です。レコーディング自体は2004年で2005年に発売されました。2000年に発表された「Excavation」以来の約5年ぶりのアルバムになりますが、この前作でも参加していたドイツが生んだ奇才テオ・ブレックマンが引き続いてボーカルを担当し、また独自の音世界を展開しています。
ベン・モンダーの最大の特徴は何と言っても「光速アルペジオ」にありますが、このアルバムでももちろん健在です。①「Still Motion」からいきなり光速アルペジオが延々と聴かれますが、前作では12弦ギターを駆使していたのに対して、今回は渋くアコースティックギターを使用。コード展開のたびにフレット移動の音が響き渡り、静寂な中にも妙な緊張感をもたらします。ベン・モンダーによる桃源郷を想起させるギターに、今度はテオ・ブレックマンのファルセットを多用した何とも言いようもない幻想的なボーカルが被さり、それからはいつもの幻想的な音の世界へと突入します。
ベン・モンダーのアルバムには必ず1曲だけソロギターをとる曲がありますが、⑥「Room Of Light」がそれで、今回は一見プログレ風の激しいリフに、若干ロバート・フリップを想起させるロングトーンソロはかなり過激で、これまで3枚出ている彼の作品を入れても、ベストプレイとも言える熱演。この曲で聴く者を煽るだけ煽っておいて、最後の曲で静かだけれども、相変わらず目まぐるしいコード展開の曲で冷却化を促すあたりは正直言って「また、やられたー!」という心憎い演出です。いまのところ、2005年のマイベストアルバムの筆頭です。
桃源郷度★★★★、変態度★★★★★、アルペジオ無機質度★★★★(いずれも5★満点)
●Flux
・「新感覚派ギタリスト、ベン・モンダーのデビューアルバム」
NYを代表する新感覚派ギタリスト、ベン・モンダーによるデビュー作品です。オリジナル音源は1995年1月に収録されて同年にカナダでリリースされています。
いまでこそ「NEW TALENTレーベル」の主要作品で引っ張りだこの活躍ぶりを見せるベン・モンダーですが、このデビューの時点ですでに大変個性的なプレイを披露しています。彼のプレイの特徴は何といっても、あまりにも速く個性的な「アルペジオ」。ほぼ全曲にわたってその光速アルペジオが支配し、聴く者を妙なトランス状態へと追い込みます。浮遊感あふれるという点ではビル・フリゼールと共通していますが、頑固にアルペジオで押し通す彼のプレイは誰の追随を許しません。というか、誰も真似しないと思います。
このアルバムでもソロらしいソロはわずか1曲のみで聴くことができますが、かなり暴力的で激しいもの。全体を覆い尽くす静寂な世界に、ただ1回だけいきなり割り込んでくる暴君のようなバイオレンスソロは、かなり異様な世界を現出させています。いずれにしろ、この超個性派プレイヤーの今後は見逃すことはできません。
・「あのアラン・ホールズワースが絶賛した超絶ギタリスト」
クリス・スクワイアやデビッド・クロスなどとの共演で一部マニア筋には知られている、Steve Toppingのソロデビューアルバムです。アラン・ホールズワースが絶賛した、いや絶賛していないとかで話題になっていますが、私が勝手に想像するには、アランさんが絶賛したというならば、それは「早弾きテクニック」ではなく、「異常なまでのオリジナリティー(言い換えれば、誰にも真似できない変態フレーズ)」だと思います。
楽曲自体も結構暴力的でハードなものが目立ちますが、特筆すべきは、予測不可能な捻じ曲がった変態フレーズが随所にあふれているという点。その変態性に関しては、他のギタリストに類似性を求めることは難しいかもしれません。でも、あえて探すとちょうどジョン・マクラフリンの「火の鳥」を初めて聞いたときの印象に似ています。そうです、音自体はそれほどでもないのに、グサグサと刺さってくるような印象が似ています。そんなことを考えていたら、ラストの「Life Divine」という曲はジョン・マクラフリンの曲のカバーでした。
しかし、このSteve Topping といい、ジョン・マクラフリンといい、アラン・ホールズワースといい、3人ともイギリス人。あまり物事を深く考えないアメリカでは、おそらくこんな人材は生まれてこないでしょうね。
・「あのアラン・ホールズワースが絶賛した超絶ギタリスト」
クリス・スクワイアやデビッド・クロスなどとの共演で一部マニア筋には知られている、Steve Toppingのソロデビューアルバムです。アラン・ホールズワースが絶賛した、いや絶賛していないとかで話題になっていますが、私が勝手に想像するには、アランさんが絶賛したというならば、それは「早弾きテクニック」ではなく、「異常なまでのオリジナリティー(言い換えれば、誰にも真似できない変態フレーズ)」だと思います。楽曲自体も結構暴力的でハードなものが目立ちますが、特筆すべきは、予測不可能な捻じ曲がった変態フレーズが随所にあふれているという点。その変態性に関しては、他のギタリストに類似性を求めることは難しいかもしれません。でも、あえて探すとちょうどジョン・マクラフリンの「火の鳥」を初めて聞いたときの印象に似ています。そうです、音自体はそれほどでもないのに、グサグサと刺さってくるような印象が似ています。そんなことを考えていたら、ラストの「Life Divine」という曲はジョン・マクラフリンの曲のカバーでした。
しかし、このSteve Topping といい、ジョン・マクラフリンといい、アラン・ホールズワースといい、3人ともイギリス人。あまり物事を深く考えないアメリカでは、おそらくこんな人材は生まれてこないでしょうね。
・「はずれです」
他のレビュワーの方の評価があまりにも高評価だったんで、買ってみました。うーん、セカンドのジャケットに写っているギターを見て嫌な予感がしていたのだが、だってシングルコイルのSGなんて、リードを得意とするギタリストは使わないから。で、中身だが、はっきりいって下手です。音使いも、最後の曲なんか、思いっきりペンタトニックスケールで、それのどこが他のギタリストには、思いもつかないんですか。この人、下手したらジミー・ペイジより下手ですよ。
・「北欧が生んだ激辛の香辛料には気をつけろ!」
フィンランド出身のアヴァンギャルド系ギタリスト、ラウル・ビューケンヘイムが結成したギター、ドラム、ベースのトリオによるインプロアルバムです。全編でドラムとベースがのた打ち回り、やたらディストーションが効いたビューケンヘイムのギターが最初から最後まで吼えまくるという作品。この作品をジャズとか、ロックといった範疇に押し込めて考えるのは至難の技です。そうです、「Scorch Trio」というジャンルの音楽なのです。
ビューケンヘイムのプレイは聴き方によっては、マーク・リボーとかマルク・デュクレに通じるものがありますが、間違いなく彼のほうが遥かに攻撃的です。かといってヘンリー・カイザーのような茶目っ気は一切なく、あくまでも真摯な態度で我々を攻撃してきます。そのワザはどこから飛んでくるのか事前に予測できないほどスリリングにあふれているのです。
真夏の暑い盛りに、うっかりと青唐辛子入りの30倍カレーを口にしてしまったような破壊力。それでいて、けっして聴く者を飽きさせることのないワザの展覧会。なんだかよく分かりませんが、彼らの音楽を聴くにあたってはそれだけの覚悟が絶対に必要です。これほどまでに疾走感にあふれ破壊力に満ちた音楽にはなかなか出会えないことは間違いありません。
・「スカンジナビアン・カレー」
いきなりドラムスとウッドベースが這いよりながらおそってくる。そしてノイズ(el-B?)が深海魚のエラ呼吸のようにつぶやく。そしてリズム隊によって強化(あるいは崩壊)されたところにギターが瘴気をプンプンにおがせながら、ごぢュごぢュとやってくる。そしてそこは狂熱と音のルツボとなる。
一方、この演奏を聴いていると、インドの延々と続く演奏法に近しいことがわかる。某誌でとなえられていた、”北欧印度化計画”という現象を引き合いにださなくても、確実にそれは進行しているようだ。
・「激辛サウンド第2弾」
フィンランド出身のアヴァンギャルド系ギタリスト、ラウル・ビョーケンヘイムがトリオを組んで送り出した「北欧風激辛カレー」の第2弾。2004年の作品です。
・「ノルウェーのフリージャズ地獄、ギター編。」
アトミックのリズム隊二人とフィンランド人のギタリスト、ラオル ビョーケンハイムのトリオ、04年のセカンド。僕はラオルのことは知らなかったがアトミックのリズム隊二人でこのアルバムを買ったのだが、いや凄いね、うん。アトミックの二人はもちろん凄いのだがラオル君、いや君やるね。ジャック ジョンソン時のジョン マクラフリンをさらに攻撃的にしたような感じかな。ジャズよりロック的なギターだ、かなり前衛だけど。アルバム全編インプロの応酬、息つく暇なし、凄まじいテンションで一気に突っ走る。完全な一発勝負。好きものにはたまらない、それ以外の人には一生縁のない音楽。余談ですがこのバンドを気に入った人にはこのバンドのリズム隊二人の別バンドTHE THINGもお薦め。マッツ グスタフソンとゆうサックス奏者とのトリオでまたすげえのやっとります。いやフリージャズ地獄ですね。
・「休む暇を与えないアルバム」
こ、これはホントにジャズと言ってよいのでしょか。フリージャズな曲もありますが、ここまでやってしまうともはやロックです。CDをかけたのっけから超ハイテンション。アドレナリンが穴という穴から噴出してて、Neil Youngも仰天する轟音アルバムです。ドラムとギターがとどまる事を知らず演奏しているので、ベースの人はさぞ大変だった事でしょう。仰々しいですが、ジャケの骸骨のうめき声の如く、ギターがうなってます。あまりの驚き様に国内版の解説を久しぶりに読んでみたいと思いました。
●The Name of This Band Is Talking Heads
・「やっとCDで聞けた。。」
むかし、LPをレンタルして聞いたとき以来のお気に入りです。ボーナス曲も増えて嬉しい!トーキングヘッズの全てのアルバムと比して、テンションの高さが素晴らしい。生ライブ、見たかった。。トーキングヘッズを聴いたことのない方へ。全然聞きずらいアーティストではないです。私はこのアルバムからスタジオ版を揃えていきました。是非、聞いてみてください。
・「首を長くして待っていました!」
Remain in Lightで、大ブレークした直後に2枚組LPが発売され、躊躇無く買い、CD化を待っていました。ついに発売!しかもボリュームは未発表音源の追加でLP当時の倍近くなり、涙もののCD化です。LP2枚目は、Remain ブレーク直後の選曲でしたが、今回は、当時の日本公演の録音まで追加され、大好きなBorn under Punchesのライブ録音まで入っています。しかし、スタジオ録音の緊張感とリズム感を伝えるパーカッションメンバーが少なく、やや、テンションが低いように感じました。最初のLPに収録されなかった理由が判るような気がします。でも、貴重な音源追加は、ファンにとって大きなプレゼントです。しかもこの価格!日本のポップスでこのボリュームなら、4,000円は下らないでしょう。CCCDで音質を犠牲にしてまで、儲けようとする根性の日本メーカーは、海外メーカーの爪の垢でも煎じて呑みなさい!必携のCDです。
・「独特のポリリズムは今も色褪せません」
リアルタイムで聴いた印象としては「これを単なるパンクと位置づけてはまずい」ということ。奇才デヴィッド・バーン率いるTalking Headsの登場は衝撃的でした。Disc2のライブはSY氏がパーソナリティーを務めるラジオで聴きました。カセットに録音して興奮のあまり毎日聴き込んだのを覚えています。ただ私は彼らの音楽に驚くばかりで、「帝国主義云々」は記憶にないのですが(笑)。しかも、未発表曲がボーナストラックで付いてこの値段は絶対にお得です!
奇才デヴィッド・バーンと変人&変態ギタリスト、エイドリアン・ブリュー(当時はキング・クリムゾンと掛け持ちだったと思います)が結託して作り上げたDisc2では、従来デヴィッド・バーンが引き受けてきたバンドとしての「狂気の部分」の一切をエイドリアン・ブリューに任せることによって、デヴィッド・バーンが自由奔放に歌いまくっているのが印象的です。加えて、しっかりと手の内に入れたアフリカンなポリリズムによって、聴く者をグイグイと引っ張る不思議な魅力を秘めています。しつこいですが、どうしてこれが「帝国主義」に飛躍するのかまるでわかりません(SY氏は当時からヤキが回ったのでしょう)。
シンプルな構成のDisc1も素敵。どっちがいいかを書くのは野暮でしょう。たとえば「サイコ・キラー」は両方に収録されているので、聴き比べるのも一興だと思います。
・「I Zimbra」
まちにまったかいがありました。ボーナストラックつきでこの価格です。個人的にDisc2で聴かれる、大所帯のヘッズの演奏がメチャクチャかっこよいとおもいます。全編、当時ひっぱりだこのブリューの演奏がきけるのが嬉しいですし、大所帯ならではのスリリングなサウンドが愉しめます。やはり、リメイン・イン・ライトがバンドとして一番のりにのっていた時期なのでしょうね。当時の映像があればみてみたいものですね。名盤!!
・「ライノはやっぱスゴイ」
リマスター、ボーナストラック、パッケージに至るまで、いつもながらライノの仕事は素晴らしい。これならCD化を長いこと待たされたファンも納得でしょう。
個人的には前半の「New Wave」セットの4人での演奏に、魅力を感じました。若いバーンのヴォーカルの勢い、バンド全体の冷たい熱気が、とてもカッコイイ。後半の「Remain In Light」セットも、勿論いいが、出来は正直「Stop Making Sense」に及ばないのでは。いずれにせよ、納得のリイシューです。
・「バンドの作品です」
7年ぶりに復活したニュー・クリムゾンのデビュー(?)作。エイドリアン・ブリューという新たな個性を得て、全く異質なクリムゾン・ミュージックが出現している。全編でみられる、各人が織り成す複雑なリズムが一体化したときに感じられる陶酔感が最大の魅力。フリップも7年間色々なことを学んだのだろう。今作は明らかに、「バンド」の作品だ。まず「訓練」をコンセプトに置くこと自体が衝撃である。しかし、2.Frame by Frame 4.indiscipline 7.Disciplineなどにおいては、紛れもなく「訓練」しているのだ。他にも、ブリューがもたらしたエスニックな味付けが効果覿面の1.Elephant Talk、雄大な5.Thela hun ginjeet。3.Matte Kudasaiでの、優雅に流れる時間。また、80年代という時代に適合させているのも、お見事。
・「先進的なアルバム」
いわゆる「80年代クリムゾン」「再結成クリムゾン」の端緒を飾る作品。リーダーのロバート・フリップ(g)自身も、クリムゾン3大傑作のひとつ(他は「宮殿」と「レッド」)と認めており、今なおその先進性はいささかも輝きを失っていない。
かつて村上龍がキューバ音楽について「完璧なグルーブを生み出せるのは、機械のような人間か、人間のような機械である」というような事を語っていたが、まさに80年代クリムゾンは前者に相当し、タイトルの「Discipline(鍛錬)」の言葉どおりバンド全体がリズムマシンのように正確なビートを刻み続けるのが面白い。まさに「ロック版ミニマルミュージック」であると言えよう。
音楽的には、フリップとエイドリアン・ブリュー(g,Vo)の2本のギターの息のあった演奏が聴き所で、同じフレーズをユニゾンしたり、1拍ずらしてエコーのような効果を出したり、ハーモニーを奏でたりと変幻自在である。勿論、ブリューお得意の「象の鳴き声」など効果音的なギターも炸裂している。ある意味、ギターミュージックの極北。ギターで出来ることをやり尽くしている観があり、ギター弾きならば必聴のアルバムと言えよう。
さて、僕が個人的に本作に感動したのは、「これほど前衛的なアルバムをクリムゾン名義で発表したこと」それ自体に尽きる。既に70年代に一時代を築いたバンドが、過去の栄光を捨て去り、なおかつ時代に迎合するわけでもなく、あくまで自己の探求心に基づいて作品を発表する‥‥これは商業音楽の世界では、とてつもなく難しい事だ。旧来のファンの反発も予想されるし、レコード会社との軋轢もあるだろう。下手をしたら、世の中すべてを敵に回しかねない。
「未だ見ぬもの」「新しい美・価値観」を認め、それを世の中に提示する勇気。それこそが芸術家の資質であり、フリップはまさにそれを有する孤高の人である。
・「'80年代キング・クリムゾンの第一作目。」
'80年代キング・クリムゾンの第一作目。初めて加わった2人のアメリカ人と奇才ロバート・フリップがどう絡むか非常に注目された作品。結論としては、今までのファンにとってはイメージが違いすぎたのだと思う。多くの酷評が飛び交った。しかし、私はそうは思わない。この作品に始まる3部作はそれ以前の作品に勝るとも劣らない良さを持っていると思う。むしろ、今聴いてこそ理解できる音と言い換えることも出来るかもしれない。“Matte Kudasai”を除く全ての曲が名作だと思う。
・「敏腕相棒ギタリストの登場」
"Discipline is never an end in itself, only a means to an end" 初期のバンド名DisciplineからKing Crimsonに変化するのには観念的意義が必要だったらしい。フリップ卿らしいが、目指す音楽を達成するにはもう一つ初の試みが必要だった。二人目のギタリストである。選ばれたのは動物の鳴きまね(CMでも演ってました)等、トリッキーな演奏で知られるエイドリアン・ブリュー、しかも初のアメリカ人。二本のギターは拍子の妙でオシロスコープのようにズレたり重なったりを繰り返す"Frame By Frame"や表題曲で真価を発揮する。このように80's KCの成就はブリュー加入による所が大きい。
象の鳴き声とスティックによる華々しい1は新しい才能を紹介する出色のショーケースだ。周りに惑わされないテンポ維持が肝なので、特に2は歌いながらこなさなければならないブリューにとって、正に"Discipline"であったに違いない。超高速バッキングリフでのフリップの集中力と変拍子太鼓の鬼・ブラッフォードのテクは相変わらずだが。また、語りに近い無調のボーカルも特徴だ(14と、本当の会話がサンプリングされている5。5の妙な題名はHeat in the Jungleのテレグラムだそうだ)。フリップが不自由な楽器と認めながらも、愛したギターと奏法に再度敢然と挑み始めた記念すべき作品と言えるだろう。
・「ニュークリムゾン、スタート!」
1981年に発表された新生クリムゾンの第1作です。トーキング・ヘッズでのプレイが冴え渡っていた奇才エイドリアン・ブリューをやはり「強奪」してメインギタリストに迎え、ベースにはスキンヘッドのベース(スティック・ベース)の魔術師トニー・レイヴンを据えて、今までに聴かれなかった大変キッチュな音の世界を作り上げています。
まずは①「Elephant Talk」ではいきなりエイドリアン・ブリューによる象の咆哮が炸裂します。こんなのは以前のクリムゾンでは考えられなかったこと。続く「Frame By Frame」では何とグループ禁断の“ハーモニー”まで出てくる始末です。それにしてもエイドリアン・ブリューの曲がりくねったギターソロは完全に「変態の域」に達していますが、対する御大フリップのプレイは相変わらず冷徹、冷静で機械的ですらあります。この2人のまったくキャラが異なるギタリストが織りなす摩訶不思議な世界は、聴いているうちに妙なトランス状態へと導いていく静かなパワーを感じます。トニー・レイヴンが作り出すスティックによるフレーズも、当時としては斬新で、2人のギタリストが作り出す変態世界に確かな彩りを加えています。
Discipline=鍛錬、訓練と名づけられたこのアルバムがリリースされた当時、御大フリップは「自ら鍛錬を続けることによって、より完成された音楽を作り出すことができる。私のこれまでのプレイは非常に雑で粗野だった。だから、今までの自分のプレイのすべてを捨て去ったうえで新たに鍛錬、訓練を続けながら自分の音楽を志向していくことになるであろう。だからアルバムのタイトルもDisciplineにした」という意味合いの発言をしていました。この発言がどこまで本気でどこまで冗談なのかは、発売後20年以上経ったいまでも分かりませんが、従来のクリムゾンのイメージを完全に打ち破ったのは事実です。また、以前のクリムゾンのイメージを求めてこのアルバムに接した人は、強烈な拒否感を示したことも事実でしょう。そう感じさせた時点で、御大フリップはきっとニヒルな笑みを浮かべたに違いません。個人的には永遠と続く無機質なアルペジオを弾くには、やはり日常の鍛錬、訓練が必要だなと感じましたが。
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