「雲」の楽しみ方 (詳細)
ギャヴィン・プレイター=ピニー(著)
「雲の魅力を総合的に描いた決定版!」「雲の魅力を総合的に紹介」「本当に楽しめるようになる!」「雲はどう変化するのか」「空が気になってしょうがない」
世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史 (詳細)
トム・スタンデージ(著)
「飲み物の影響力に驚く」「意欲的な取り組み」
自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心 (詳細)
東田 直樹(著)
「新たな気付きです。」「ほんとに深い内的世界」「無発語児からの愛のメッセージ」「多くの人に読んで欲しい一冊」「精神疾患全般について深く考えさせられる本」
ウー・ウェンさんのおうちで食べようクイック麺 (講談社のお料理BOOK) (詳細)
ウー ウェン(著)
「あたり。」
空中スキップ (詳細)
ジュディ・バドニッツ(著), 岸本 佐知子(翻訳)
「縦横無尽に跳ね回るファンタジックな空想の妙」「人間の想像/創造力って…」「いい本です。」
「スリリングなドキュメンタリー」「感動と安堵と。」「古くて新しい物語」「事実は小説より奇なりとは言いますが」「史上最も有名な裏切り者を巡る物語」
「二つの「みやこ」愛の鷹揚さに惹かれます」「京都へきはる人は必読。」「仰るとおりどす。」「痛快」「「よそさん」の愛を感じる」
ファッション ファッショ マインド編 (詳細)
山田 詠美(著), ピーコ(著)
「厳しくも優しく面白く」「写真が欲しかったなあ」
孤独と不安のレッスン (詳細)
鴻上 尚史(著)
「とっても実用的」「孤独の意味を考えさせられる」「その通り」「哲学的」「参考になる、けれど...」
「「知る」ことが最初の一歩」「重い話だけど多くの人に読んでもらいたい」「少子化問題の陰で、野放し垂れ流し状態の赤ちゃん斡旋」「深刻な問題の告発」「養子の実態に切り込んだルポ」
英語で答える!外国人の「困った質問」―辞書ではわからないQ&A224 (講談社SOPHIA BOOKS) (詳細)
松本 薫(著), ジャン ユンカーマン(著), John Junkarman(原著)
苦い祝宴 (創元推理文庫) (詳細)
S.J. ローザン(著), S.J. Rozan(原著), 直良 和美(翻訳)
「確かにお話は。。。」「急速に変化する中国、早く読まないと」「次作に期待」
人間は考えるFになる (詳細)
土屋 賢二(著), 森 博嗣(著)
「面白かったことあれやこれやありやなしや」「知的なユーモア」「両者の特徴がよくでた軽妙な対談+おまけ付き」「文理がっぷり四つ!」「組み合わせの妙」
彼女はなぜ愛され、描かれたのか―大人のための恋愛美術館 (詳細)
山口 路子(著)
「いろんな作品に会えます」
エンプティー・チェア (詳細)
ジェフリー ディーヴァー(著), Jeffery Deaver(原著), 池田 真紀子(翻訳)
「師弟対決」「眠れぬ夜、ふたたび」「アメリアが主人公、子供の描き方が絶妙」「どうなるのかと・・・」「大興奮」
陰陽師 首 (詳細)
夢枕 獏(著), 村上 豊(イラスト)
「絵本版陰陽師!待望の第2弾っ★☆★」「文章も絵も柔らかい。」「お子様にもどうぞ?」
クリムト (タッシェン・ビッグアートシリーズ) (詳細)
ゴットフリート フリードゥル(著), Gottfried Fliedl(原著)
悩み多き哲学者の災難 (ハヤカワ文庫 NV) (詳細)
ジョージ・ハラ(著), 対馬 妙(翻訳)
「期待はずれ」
私はヒトラーの秘書だった (詳細)
トラウデル・ユンゲ(著), 足立 ラーべ 加代(翻訳), 高島 市子(翻訳)
「読んでいて怖くなりました」「読み応えある内容」「書評」「私たちは進歩できたのか」「必読だと思う。」
犯罪現場は語る 完全科学捜査マニュアル (詳細)
N・E・ゲンジ(著), 安原 和見(翻訳)
家庭で作れる「チャングム」の韓国宮廷料理 (詳細)
ハン・ボクリョ(著)
「充実した内容に感謝!」「面白いです。」「味の奥深さに感動!」「ドラマをより深く」「食文化の参考書として」
ラブ・ファッショニスタ (詳細)
ジュリー ダム(著), Julie Dam(原著), 佐藤 志緒(翻訳)
「最高?!」「Love Manolo」「おしゃれさんには楽しいはず」「ハッピー気分を味わいたい時に・・♪」
「ハードカバーや文庫とはまた違った感じでよかった!」「「本」を楽しむ本。カバーの色の重ね具合も味わって欲しい。」「心、和むよ・・・。」「瘤取りじいさん」「いいですねぇ」
囚人分析医 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (詳細)
アン・ソールター(著), 矢沢 聖子(翻訳)
「聡明な女の大奮闘」
判事の桃色な日々 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (詳細)
トニイ ダンバー(著), Tony Dunbar(原著), 中津 悠(翻訳)
● 読書記録1
● 中島美嘉様好きなら是非聞いて(読んで)欲しい音(文字)たち・・・
● 酒精の息吹!
● 購入予定なモノ
● 買って後悔した本
● ノンフィクション
● キリスト教と聖書
● これから読む
● 出品リスト・本
● 考えさせられる本
・「雲の魅力を総合的に描いた決定版!」
雲の魅力は多角的だ。羊雲、巻雲、入道雲など変化に富んだその形、どんよりとした灰色、輝く白、朝日や夕日に染められた赤など数え切れない色…。しかもそれぞれが刻々と変わり、飽きさせることがない。雲は、水と風と太陽が生み出す物理現象であるとともに、壮大な芸術作品だともいえる。
だが、雲についてもっと知ろうと書店に足を運んでも、雲の写真が多く載っている図鑑的なもの、気象や物理学の範疇で雲の成り立ちを解説するものなど、一つの分野から書かれたものがほとんどで、雲の魅力を多角的な視点から紹介してくれるものはなかなかない。そんな中でようやく見つけたのがこの一冊だ。
雑誌の発行人であり、なおかつ雲をこよなく愛する著者が、なぜ雲はあんなに様々な形をしているのか気象学的な解説から、15世紀イタリアの壁画に登場するレンズ雲など美学の視点、大気の浄化作用など意外な雲(ホントは雨ですね)の効能、さらには時速60キロで移動する長さ1000キロの「モーニング・グローリー」を追う旅まで、楽しい読み物として提供してくれている。また、巻頭には美しいカラー写真、本文中も白黒ではあるが、多彩な写真・図が掲載されていて楽しい。
ふとしたときに空を見上げ、雲の美しさ・面白さに心を動かされた経験のある人には、ぜひお勧めしたい。
・「雲の魅力を総合的に紹介」
羊、鰯、入道…。白、灰色、オレンジ…。形も色も時々刻々と変化する雲は、水と風、太陽が生み出す物理現象であるとともに、地球上に描かれる壮大な芸術作品だ。
しかし、雲についてもっと知ろうと本を探しても、写真付きで分類する図鑑か、図入りで水滴・氷粒の動きを解説する気象の本か、とにかく雲がなぜ様々な色、形を見せて人の心をとらえるのか、多角的に紹介してくれる本がなかなか見つからない。そんな中でようやく見つけたのがこの1冊。
著者は雑誌の発行人であり雲をこよなく愛する素人。しかし、雲への愛情に支えられ、様々な雲の発生する原理から、中世イタリアの壁画に残るレンズ雲の美しさ、雲・雨の大気浄化作用など、ありとあらゆる角度から、雲の魅力を私たちの前に楽しい読み物として差し出してくれる。口絵のカラー写真はもちろん、白黒とはいえ本文中の写真・イラストも多彩で楽しい。
長さ1000キロに連なり、時速60キロで移動する雲「モーニング・グローリー」見たさに、イギリスからオーストラリアまで駆けつける著者。もし空が毎日雲一つない青空だとしたら、どんなに退屈か、という言葉が印象的。もしこの言葉に少しでも共感したら、この本を手にしてほしい。きっと後悔しないはずだ。
・「本当に楽しめるようになる!」
自由研究で天気図を書いたり、山岳部で気象担当をしていたりと天気とよくふれあうことがあったけれども、曇ってよくわからなかった。 積乱雲は特徴的だし、雷を鳴らしてくれるから好きなので、見てすぐに名前をいえたけれども、そのほかの雲は全く区別がつかなかった。みんな同じように見えるのだもの
夏休み、この本を読みながら旅行に出かけた。雲ばっかりの空を飛ぶ飛行機に乗ったし、悪天候に見舞われもした。でも、この本を読んでいたからよりいっそう楽しむことができた。雲の種類を大まかではあるけれども判断することができたから。
雲について詳しくなるだけならば、気象の本を読んだ方がよっぽど楽かもしれない。でも、僕はこの本をお勧めします。雲について努力することなく覚えることができる(読んだだけで雲の10種の名前と成り立ちを言えるようになりました)し、雲に関係するすてきな詩や物語の一節、エピソードなども読むことができます。
「曇ってすてきだよね!」というのではなく、「雲についてもっともっと興味を持ってもらおう」というスタンスの本です。 暇なときに空を見上げることがある人には是非読んでもらいたいです。その暇な時間がもっと有意義なものにできるから!
・「雲はどう変化するのか」
いわゆる気象についての本ではない。愛情こみの雲の見方を教えてくれる。私自身、よく散歩をしていて、雲の形が気になっていた。日本でずっと暮らしているので、天気の変化の基本は判っているつもりだった。しかし、ここで語られているのはもっと細かい変化についてだ。暗記しろ、という本ではなく、雲の変化を読めるようになると気象の変化以上に細かく楽しめるよという指南書なのだ。雲に愛情すら感じてしまう。いかにもイギリス的な表現が時に邪魔になるくらいだが、愛情たっぷりの雲案内なので、だんだんそれも気にならなくなる。雲の見方のとってもいい入門書だと思う。この本を読み始めてから雲の変化を見る時間が間違いなく長くなった。今日も22度ハロ(いわゆる暈です)を目撃。この雲の状態なら出てるかも、と言う目ですでに見ているのだ。外を歩く楽しみが間違いなく増える本だ。
・「空が気になってしょうがない」
これは気象学の本ではありません。純粋に雲を楽しむ為の本です。読んでみてそれを実感しました。それぞれの雲の種類と解説がつくものの、専門的な話ではなく気楽に読める。気楽ではあるものの、読んだあとはしっかりと。雲の名前等の知識が頭に入っていた。そうなったら、空が気になってしょうがない毎日。あの雲は?この雲は?と空を見てしまうようになります。これで至極簡単なストレス解消方法を身につけられますよ。私の場合は写真趣味があるので、空の写真を撮ることが多くなってしまいました。最後の項にある雲の紹介では是非カラーで写真を載せて欲しかったと思う。それが残念だったので星4つにしました。
●世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史
・「飲み物の影響力に驚く」
食べ物や嗜好品の歴史本はかなり出ているが、飲み物だけで世界史を解き明かした本書の狙いがまず面白い。メソポタミア・エジプト(ビール)→ギリシア・ローマ(ワイン)→植民地・大航海時代(蒸留酒)→啓蒙と科学・金融革命の時代(コーヒー)→帝国主義の時代(茶)→グローバリゼーション(コーラ)・・・というわけだが、各時代と飲み物があまりにも深くつながっていることに驚かされる。米国・初代大統領のJ.ワシントンがウィスキーの酒造家でもあったとか、市場経済の祖アダム・スミスがコーヒーハウスを拠点にしていたとか、小ネタもいい味を出している。イギリス人の著者らしく、皮肉の利いたユーモラスな話題も楽しく、厚い本のわりにはあっという間に読めてしまった。できれば飲み物と各時代との相関がわかる年表を付けてほしかったところだが・・・。
・「意欲的な取り組み」
「コーヒー」や「お茶」の歴史を、社会史的な視点から記述した本は多くある。しかし本書のように、飲み物の方から歴史を記述しよう、とする意欲的な取り組みは極めて珍しいのではないだろうか。
ビールやワイン、コーヒーやお茶の歴史はたびたび目にするが、蒸留酒やコカ・コーラの歴史の記述は珍しく、非常に興味深い。
●自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心
・「新たな気付きです。」
私は自閉症児の父親です。この本を読んで、自閉症児の心の中を教えてもらい、とても驚くとともに、納得できることが多くありました。自分の息子を障害児としてかわいそうに感じるのではなく、困難に立ち向かう高い人格を持った一人の人間、息子として接していきたいと思います。こんなことを言いながら、実は私の方が様々なことを教えてもらっていることを改めて気付かせてくれました。感謝します。
・「ほんとに深い内的世界」
自閉症といえば、想像することが苦手で、まして自閉症児が物語を作るなんて論外であるかのように従来語られていました。私もその一人でした。自閉症児のいろいろなこだわり・常同行動・問題行動(?!)etc.この障害をもたない人から見れば不思議な行動の数々の原因を知りたくて、自閉症児本人からの答えを期待して本を購入しました。もちろんその期待は裏切られなかったのですが、彼の哲学的ともいえる深い深〜い内面世界をその文章から知り、ホントに中学生がこれを書いたの!? とものすごい衝撃を受けました。障害があって会話ができないといっても、彼の中にはたくさんの想いがあふれていました。当事者が想いを語る本はこれまで比較的軽度の方のものが多かったと思いますが、発語の無い当事者が想いを語る本は日本では東田君が初めてではないかと思います。ぜひ一読をお勧めします!!
・「無発語児からの愛のメッセージ」
直樹君は,童話などを書いていらっしゃるので,高機能自閉症のお子さんだと思っていました.ところが,友人に,直樹君が出演していたテレビ番組の録画を見せてもらい,びっくりしました.全く会話ができない上に,跳びはねたり,急に大声を出したりする典型的な自閉症のお子さんでした.そんな直樹君が,パソコンで,自分の気持ちを表現しています.外見からは,想像できない,とても知的な内容です.しゃべることのできない自閉症児を持つ親にとって,本当に貴重な言葉です.直樹君,どうもありがとう.
・「多くの人に読んで欲しい一冊」
2007年春に放送されたNHKの番組を見て本を購入しました。 自閉症という障害があるなしにかかわらず、12歳の少年がここまで自分と向き合い気持ちを表現していることに驚かされます。 自閉症を理解するうえでももちろん良い本ですが、子育てや夫婦関係あらゆる人間関係の中で相手を知り思いやる心の大切さに気付かされる本です。
・「精神疾患全般について深く考えさせられる本」
会話表現ができない自閉症の著者がPCを持つことによって自分の意思を表現することができたというものだが、まず健常な人と比べても遜色ないどころか、中学生とは思えないほどの表現力に驚かされた。
そして自閉症患者はそのコミュニケーション力の低さや奇異な行動から知能が低いという偏見をもたれ、差別の対象となりやすいが、実際は患者自身が思っていることと行動が正反対になったり、落ち着きが無かったりパニックになったりするのも本人の意思ではないという。
心と行動を分けて考えるというのは特に東洋医学などでは受け入れにくい考え方かもしれないが、自閉症だけでなく精神疾患全般を知る上でも非常に興味深く、重要な一冊だと思った。
●ウー・ウェンさんのおうちで食べようクイック麺 (講談社のお料理BOOK)
・「あたり。」
中国の古典的な麺から、新感覚パスタまで。早速作ってみましたが、相変わらず、簡単で、おいしい。材料もその辺で見つかるものばかり。汁なしの坦々麺やら、レタス入りのあえそばやら作ってみました。はっきりいって、あたりです。この方のレシピは、はずれが少ないですよ。
・「縦横無尽に跳ね回るファンタジックな空想の妙」
1973年、アメリカに生まれたジュディ・バドニッツの23の短篇を収めた本書は、彼女がニューヨーク大学の創作科に在籍していた1998年に発表した処女短篇集。 ファンタジックなおとぎ話とでもいったたたずまいの世界が、この本の中に折り込まれ、道がいくつも分かれて行くように広がっている気がしました。ラファティの短篇集『九百人のお祖母さん』で読んだコミカルなホラ話に通じる雰囲気の話あり、星新一のショートショートの懐かしい肌触りを連想させる話あり、不思議に奇妙な味わいの話ありと、ヴァラエティに富んだ話の数々。訳者あとがきにあるように、≪この本を読むということは、たとえばラジオのつまみを回して飛び込んでくるいろいろな周波数の電波に耳を傾けるような、見知らぬ遊園地の乗り物に次から次に乗せられるような≫、そういう彩りの変化と奇想の楽しさを体験することができました。 なかでも、次の話がとても面白かったです。 ◎娘が家に連れてきたボーイフレンドが、彼の故郷「イェルヴィル(絶叫町)」のことを、娘の両親にあれこれと話す。その話のとんでもなさに、食卓の雰囲気は一路、最悪に向かって突き進んで行く・・・・・・「イェルヴィル」 ◎登場人物たちの別々の色をした物語が、ほんの束の間、同じ空間を共有しながら織り上げられてゆく・・・・・・「道案内」ならびに「電車」 また、いくつかあった赤ん坊をめぐる話も面白かったな。「産まれない世界」とか「ハーシェル」とかは格別。 訳文は、申し分なし。時々、作者と訳者がペアを組んでひとつの話を創ってんじゃないかと思ったくらい、息がぴったり合ってた(笑)
・「人間の想像/創造力って…」
スゴイ!!と思う。こんなことなんで思いつくんだろうっていう奇想天外な話の連続。 いやはや参った。
ハイジャックされた飛行機で女の人が脱いでいく話の痛快さと、あとは有りがちですが赤ちゃんが出てくる複数の話のなんだか奇妙な・・・コトバにならないキモさと、女子が砂になって風化してってエロスな話のロマンチックさと、、、他にも見所感じ所イパイ。
そしてなんつってもタイトル!!FlyingLeap(飛びながらの跳躍)をこんな「愛らしいアンド意味不明」語に訳しちゃう岸本氏、やぱ流石。本の雰囲気に合ってます。…わかんない、話の方はもっとブラックな味が濃いかも。
いやとにっかく。岸本氏しかりパドニッツしかり、思いついちゃう作れちゃう人って羨ましい。アコガレ。
・「いい本です。」
もう、こういう話が大好きだ。やっぱりアメリカの女流作家はおもしろい。本書には23篇の短編がおさめられている。各編は5、6ページと、とても短いのだが読み応えは充分。バドニッツの描く世界は、そのまま夢の世界である。奇妙で、残酷で、とても刺激的だ。よくまあ、これだけ奇妙なことを思いつくものだと感心した。だって、本書の巻頭作品「犬の日」の一行目を読んで、驚かない人はいないだろう。『犬の着ぐるみを着た男が、ドアの外でクンクンと鳴く』ね?いったいどんな話が広がっていくんだろうと思ってしまうはずだ。言い換えるなら、小説好きならこの一行目を読めば絶対続きを読んでみたくなるはずである。奇妙な世界といえば、真っ先に思い浮かぶのがエイミー・ベンダーなのだが、バドニッツの作品はまた少し違った感触だった。エイミー・ベンダーは奇妙で、ある意味グロテスクともいうべき事象を描きながらも、そこに都会に住む人や自分を見失った人の切実な孤独感を浮き彫りにし、読む者に痛いほどのせつなさを味わわせてくれた。奇妙でありながらも、現実世界にはびこるリアルな感情を直球でぶつけてきた。その点バドニッツは、もっとふっきれているといえる。彼女の描く世界に感傷やせつなさはない。そういったものは極力排除されている。中には感情を揺さぶられる作品、例えば「パーマネント」なんて傑作もあるが、総じて彼女の描く世界はアメリカ南部のトールテールに連なるまったくもって巧妙な法螺話なのだ。中でも傑作だったのが「イェルヴィル」。彼女の家に招かれたボーイフレンドが語るイェルヴィル(絶叫町)での奇妙な生活。これはおもしろかった。映画にすればさぞや素晴らしい作品になるのではないかと思う。おおいに楽しませてもらった。他の作品もおしなべてみな好感触。はっきりいって嫌いな作品は一つもなかった。いい短編集である。
・「スリリングなドキュメンタリー」
裏切り者のはずのユダを肯定的に描いていることから、異端とされ、封印され、もはや完全に失われたと思われていた『ユダの福音書』。ユダはキリストに選ばれた特別な存在で、キリストの意図の下、故意にキリストを引き渡した、という内容だ。勿論、このような文書があったからといって、長年のキリスト教信仰がくつがえるわけでもなく、本書の宣伝はオーバーリアクション気味であることは否めない。しかし、この本自体は、時が経つのも忘れるほど面白かった。ドキドキしながら読めた。本書は『ユダの福音書』について述べたものというよりも、福音書発見から、やっと専門家(修復家や学者など)の手に渡るまでを追ったドキュメンタリー的なものである。エジプトで発見された写本だが、何が書いてあるか専門家でないと読めないので、とりあえず、高値で売ることだけが目指される。当然、古写本に適切な管理状態になど置かれない。利益を追い求める人の間で移動し、せっかく専門家に見せる機会が来ても、価格などの問題からなかなか研究者・研究機関に渡らない。NYの貸金庫で朽ち果てかけたり、一部が盗まれ転売されてしまったり、そうこうしているうちにパピルス写本はどんどん崩れてゆく・・・古美術商、学者、大学、財団などの興味と利害と思惑が絡み合ったスリリングな物語である。
・「感動と安堵と。」
ユダの福音書が発見されて30年近い年月が経過した。そのドキュメンタリーに、ワクワクしながら一気に読了。21世紀になってやっと日の目を見る。もうすぐ発行されるという『ユダの福音書』が待ち遠しい。 キリスト教の牧師として聖書を語りつつ、ユダの存在はいつも戸惑いを覚えるものだった。その中で、イエスが十字架で死んだということは、神のご計画だったと語りつつ、その中で引き金を直接引いたユダはどうなのか?と自問することが多かった。福音書の中でも、イエスとユダとのやりとりは興味深い。隙間があるのは感じていた。その隙間から新しい木漏れ日が差し込んでくる。 新しい解釈の広がりを見せてくれそうな予感が感動として広がり、よくも残存してくれていたという安堵が心を満たした。
・「古くて新しい物語」
30年近く前にエジプトで発見されたという「ユダの福音書」。千数百年前に、裏切り者の視点から書かれたこの古くて新しい物語は、「ユダの裏切りをきっかけとしてイエスは十字架にかけられた」という新約聖書の「定説」を、がらりと変える可能性を持っている。『ユダの福音書を追え』は、その「ユダの福音書」の発見・解読の顛末を記した本だ。
新約聖書とユダの福音書、どちらの物語がほんとうに正しいのかは、きっと誰にもわからない。タイムマシンであの時代に戻りでもしない限りは。
ただ、「ユダがイエスを裏切ったのも、イエスが十字架にかけられたのも、すべてイエスの計画の一部だった」という物語には、これまでの“単純な”定説にはない強い説得力を感じる。そして遠い時代を生きたキリストやその弟子たちが、にわかに血の通った人間として身近に感じられ、わくわくさせられる。
これから発売されるという『原典 ユダの福音書』が待ち遠しい。
・「事実は小説より奇なりとは言いますが」
異端反駁に名を挙げられるなど、かつて存在していて今は失われてしまったと思われていた「ユダの福音書」がいかにして現代に蘇ったかを追うドキュメンタリーです。古美術・古文書のマーケットにおける暗い側面と鑑定した学者のミスにより貴重な古文書が放置されたり痛めつけられ、ぼろぼろに劣化してしまうというはらはらさせられる展開もあります。肝心の福音書の内容は最も重要な部分だけが掲載されているので、欲求不満に陥るでしょうが、The Gospel of Judas(原典 ユダの福音書)の日本語版も6月上旬には発売される予定なので、待ちましょう。かつては「ユダによれば 外典」というユダの福音書を想像した作品もありました。
・「史上最も有名な裏切り者を巡る物語」
キリスト教をよく知らなくても名前くらいは聞いたことがある有名人。史上最も有名な裏切り者と呼ばれたりもする。そのユダを題名に戴く福音書の存在自体は異端の書として知られていたが、実物は既に歴史の闇に消えたと思われていた。そんな書が戦数百年の時を越えて蘇った経緯についての物語である。
キリスト教の文脈がわからないとユダを巡る物語がどういった意味合いを持つのか、この出てきた古文書の何がどうすごいかわかりづらいと思う。
現在の正統的なキリスト教教義ではイエスを裏切った、欺瞞と強欲の象徴とも言えるユダ。そのユダこそがイエスの真の教えを理解した使徒中の使徒という逆転の福音書。それがまたエジプトで発見された後に数々の欺瞞と強欲に翻弄され、歴史から消え去ろうとした時にようやく救い出されて世に見いだされた。物語としてはとても面白い。事実は小説より奇なりとはよく言ったものだ。
ある派の教義では裏切り者とか、悪人とされていても別の派の教義ではその人物こそが正式な教えを体現しているという逆転の論理自体は別に珍しいわけでもない。仏教でも釈迦を裏切ったとされるダイバダッタを崇拝する宗派がかなり長い期間存在していたし、宗教や哲学には価値観を逆転させてこそ見えてくるものがある。
このユダの福音書が見せるものは初期キリスト教の多様性である。イエスという人物の教えが様々な形で様々な地方色を持って広がっていたことを示している。キリスト教のもう一つの可能性を現代において蘇らせたことにこの福音書発見の意味がある。
●都と京
・「二つの「みやこ」愛の鷹揚さに惹かれます」
すでに雑誌に連載されていたとは知りませんでした。この度単行本で「都と京」ルビ「みやこ(と)みやこ」に心惹かれて読ませてもらいました。東京に長らく住んでいて、割に最近になって京都の魅力に憑かれて、懐の深さを、しなやかに語っています。「京都は和風病患者達の聖地」「〈和〉のテーマパーク」と言う比喩、「かゆい所がかゆくなる前にかいてくれるような」イメージ表現も随所に見られて、飽きさせません。そして重層的な奥深さを称えます。 東京も「みやこ」ですが、「東の、みやこ」という意味なのでしょうね。京から見れば「アズマのド田舎であった江戸」であっても頑張って今の東京を築いたわけでしょう。「天皇さんは、ちょっと東京に行ってはるだけ」と言う京都のご老人の言葉を紹介しているのも、実に面白い。「小京都」という言葉は、地方の伝統を維持する都市に使われるが、県庁所在地等が「小東京」言われるのかどうか。どれほどの魅力があるのか、疑わしい。 京都はよく、閉鎖的な所だと言われるが、それは少し違う。「いつかどこかに帰る人」に対しては、とても優しい土地柄です、と肩を持つことを忘れない著者です。 暑かったり寒かったりするのは、決して居心地が良いわけではない、それが快感に思えるようになったら「あなたはもう京都の虜になっているでしょう」とこと。「貞女は二夫(じふ)に見(まみ)えず」と言われるが、東京も京都も(都も京)「どっちも好きなんだもん」と言われる著者の「みやこ」に対する「愛の鷹揚さ」に参ってしまうのです。
・「京都へきはる人は必読。」
前から気になっていた酒井順子さん。やっと読めた。平易な文章で、軽妙なリズム。スラスラと読めるけど、情報量の多さ、確かさ、奥深さに驚き。『信長書店』なんて京都の女の子は知らない。京都を旅しようとしている人に絶対お勧め。でも京都に着いてから読むと最後まで一気に読みたくなるので観光の時間が削られる。必ず旅行前に読みましょう。電車の中では読まない方がいいです。声を出して笑ってしまうので注目されます。
・「仰るとおりどす。」
単なる東京と京都との比較にとどまらず、東京側の人間から見た京都の文化や京都人の心をじっくり分析した上での著者独特の言い(書き?)回しなどは酒井ファンにはたまらないです。私も京都には数回足を運びましたが、「こちら」側から京都を訪れる女性の気持ちを実によく捕えてますよね。彼女の著述には好き嫌いもあるそうですが、私には「よくぞ言うた!」という爽快感がありました。…京都側の方々の意見も伺いたいですね。
・「痛快」
京大と東大の比較論が秀逸です。東大生に対する温かくも辛辣な指摘はおっしゃるとおり!思わず吹き出してしまいました。よくぞ書いてくださいました。
・「「よそさん」の愛を感じる」
京都と東京の比較文明論はかなりあるのだが、酒井氏の場合はあくまでミーハー的京都好き、という観点から実体験を通じて論じている点にとても好感を覚える。京都を観光地として消費してゆく他県人が多い中、単なる「遊び場」として京都を扱わず、東京も京都もそれぞれによい点悪い点があるのだということを平明な文章で語られると、京都人である私も、肩肘張った京都論や、京都に移住したとたんに京都文化にかぶれてしまうような人々とは一線を画した視線を感じる。なかには笑えるエピソードも。たとえば、東京人が京都へ来ると「地方人扱いされる」ことに酒井氏は驚いているが、京都人にしてみれば当たり前のことで、かえってびっくりした(ほとんどの京都人は京都が地方とは思っていない)。また、祇園会と高円寺阿波踊りが比較されているののには、オドロキというよりどうして比較の対象になるのか不思議なばかり。こういった本で、お互いにショックを受け合えばいいのだろうと思う。ただし、事実誤認もいくつかあり。「古川筋商店街」は「古川町商店街」の間違い、錦(市場)を下町と書いているが、京都には下町・山の手という概念はない(あるとすれば「上・かみ」と「下・しも」くらい)。また、牛込のことを都会と書いているが、明治時代の牛込は森が茂った田舎である。泉鏡花が牛込南榎木町から三番町に引っ越してきたときの新聞記事には、「鏡花氏、牛込の田舎を出て麹町へ」といった言葉が見える通り。東京人でも案外土地のことを知らない例である。しかし、あくまで「よそさん」として京都によせる愛は好ましく、京都人も、もう少し「よそさん」に気を遣ってあげるべきだなあ、と思った次第である。
・「厳しくも優しく面白く」
前回も買ったので勿論今回も買いました。ピーコさんのファッションチェック・センスと山田詠美さんのファッションチェック・センスがいい具合に混ざっています。流行りを変な風に着ている人を斬ります。そして基本的なファッションのポイントも教えてくれます。雑誌掲載が終わってしまったということで、この本ももう続きが出ないのかと思うとちょっと寂しいです。
・「写真が欲しかったなあ」
友人から借りて読んだ本。
某ファッション雑誌の連載対談だとは知らず読んだけれど、 こういう対談は大いにやって欲しい。 そして、いわゆる何も考えず流行りしか追わない 日本人のファッションスタイルをどうにかして欲しい!
しかし、その雑誌で載っていただろう写真も載せて欲しかったな。なので★4つ。
・「とっても実用的」
自己啓発に関係する本って言うとどうしても、女性向けの本が多いのですが、この本は男性が読んでも凄く為になる内容が多いです。ですから、借りて読むのではなく、購入して読む価値はあると思います。『ひとり』でいたいけど『仲間』と常にいないと仲間はずれにされそうで怖いと思ったり、『ひとり』でいることにとても不安を持つ人には特にお薦めです。私も、この本を読んで今の生活がとっても楽しくなってすごく嬉しいです。騙されたと思って、一度読んでみてください。きっと読み終わった後には変化が表れると思います。
・「孤独の意味を考えさせられる」
現在うつ病と闘っている者です。
本屋でなんとなく手にとり購入しました。
わたしは普段は特に孤独感を感じることはありませんが時折発作的に自殺願望が芽生えることがあります。が、愛する妻や子もおりますので孤独を感じることはほぼ皆無なのです。でもなんとなくこの本に惹かれました。(まあ、不安は日常的に存在しますが…)
一般に孤独というと「周りに友人がいなくて孤独だ」という状況を思い浮かべますが、この本では「一人でいることはミジメなことだ」という思い込みを「ニセモノの孤独」としており、「本当の孤独=自分との対話」の重要性を説いています。
読みやすいのですがかなり哲学的な内容で、考えさせられる本でした。特に最後のページの最後の文章が印象的です。
------------------------------------これでこの本はおしまいです。
あなたが「本物の孤独」と「前向きの不安」を友として、どうか、生きていけますように。
「本物の孤独」が深く、「前向きの不安」が強ければ強いほど、素敵に生きていけますように。
そして、死なないように。------------------------------------
著者のこの文章を読んでピンと来るものがあれば是非読んでみてください。
・「その通り」
著者は私が普段思っていることを代弁してくれてます。大人だけでなく学生の方にも読んでもらいたいです。一人でいる事の素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたいです。
・「哲学的」
鴻上さんの本は、よく読んでいるのですが、この本に書いてあることはまさに自分が生きていくうえでの教本になりえるものだと確信しました。日本人的に人生を生きることは必要ではないことを改めて認識しました。日本人は80%以上何も感じないまま生きているのではないかと。それが世間神だと。
・「参考になる、けれど...」
著者が、自らの精神の経験を告白しながら、孤独と不安にどのように付き合っていくのかを具体的に教えてくれる、若者に語りかけるような形式の本。年をとっても、孤独と不安は薄まらないどころか強まるばかりなのだ。だからこそ、「前向きの不安」を友として「ひとり」で生きていこう!ということだ。
結構具体的なので、読んでいると役に立つような気がする。ポイントは、とにかく自分を探求しすぎないこと。好きなこと、楽しいことを実際にすることが良い。「不安」は決してなくならないので、不安にフォーカスを当てないことが大切。そのために、人に何か「贈り物(物とは限らない)」をするという著者のやりかたがいいと思った。
安易なノウハウ本でこそないけれど、著者が自ら捜し求めた生きかたは著者にぴったりフィットしていても、読者としては、自分の生きかたはやはり自分が試行錯誤してみつけるしかないのだなあ、と、あたりまえのことに気付かされる。
・「「知る」ことが最初の一歩」
この本の題名の通り、海外に「売られ」ていく日本人の赤ちゃんが今の日本にいる、ということ自体に、まず読者は衝撃を受けると思います。そして、それが戦後間もない頃の話でもなく、現在の日本で起こっているという事実。この本では、そんなことがどうして可能なのか、個別の事例を取り上げながら、現在の法制度の不備について指摘しています。不本意の妊娠・出産をし、何が何だか分からないままに子供を取り上げられてしまう高校生、海外に養子に出され、生みの親に一言でも良いから連絡を取りたいと願いつつも叶わない、多くの子ども達。赤ちゃんを取り巻く現実だけでなく、日本の性教育や児童福祉(特に里親制度が殆ど機能せず、多くの子どもたちが施設で育っていること)の問題点とこれからの課題など、多くのことを考えさせられます。
さらに、養子受け入れ大国であるアメリカの現状、数多くの養子を海外に送り出してきた韓国やその他のアジアの国の現状、それらの国がどのように法制度を整備して来たかなど、これから日本が進むべき道を考えていくにあたってのヒントが沢山ちりばめられています。この本を読んでも答えは出ません。でも、この問題が存在することを知り、何とかしなくてはいけないとみんなが思うこと、それこそが問題解決の第一歩のように感じました。
・「重い話だけど多くの人に読んでもらいたい」
出産直後、訳のわからないうちにサインをさせられ、子供が養子に出された事を後で知った女性がいるというのはもう唖然とするしかなかった。産んでみて顔を見て、やっぱり自分の手で育てたい、そう思う女性だっているはずだ。しかしそれすらできない。女性を商品(赤子)を生み出す腹、としか見てないのはないか?更に、子供が成長して実母に一度でいいから会いたいと言ってきても完全に無視。こんなことは業者ではなく当事者が決めるべき事であるのに。母親には契約書の控えすら渡さないので子供をどこに売ったかも捏造し放題。赤子の事は物のように「用意する」との表現。ひたすら嫌悪感が残った。この本が広まり、もっと取り上げられ、一刻も早く法整備が整う事を願う。余談だが、高校生の娘が大きなお腹で近所を歩くのは恥ずかしいなどと言って出産まで他人の家にあずけ、生まれる前から養子に出す契約を1人で進めたという母親にもうんざりした。親なら何でも口出していいと思っているのだろうか?
・「少子化問題の陰で、野放し垂れ流し状態の赤ちゃん斡旋」
日本がまだ貧しい時代なら、こういう昔話としてあったのかもと思うけど、今の日本でこんな事実が野放しにされてた衝撃は大きかった。健康な赤ちゃんが産まれるという理由で海外から人気であるとしても、国境をまたがる海外養子縁組に対し、政府が野放しで、国連からの警告も無視。更に、2005年3月の国会で取り上げられても、まだ野放しの状態で、努力する兆しも見せない政府。読売新聞の連載に留まらず、書籍になったことは、問題提議として大きな前進だ。国内で子どもの権利条約に沿って、家庭という枠を超え、日本全体で子供を育てていく環境整備をすべきに思う。施設に委ねたり、海外に養子斡旋したり、子供たちの将来を考えたらこのままではいけないと警戒感が生まれる本だ。
・「深刻な問題の告発」
書きたくはない言葉だが「望まれず生まれてきた赤ちゃん」。一方で、子供を望んでも何らかの事情で子宝に恵まれない夫婦。資本主義的用語を使いたくないが、そこに"需要と供給"の関係が生まれ、"赤ちゃん斡旋業者"が暗躍する。昔の話ならともかく、現代の日本でこうした事が行われている事には慄然とせざるを得ない。しかも、斡旋業者が本当に適正(と言うのもおかしいが)な処理をしているか不明である。極論すれば、里親などいないのかもしれない。
しかし、"赤ちゃんポスト"なるものが法律で認められ、これを採用する県が出始めている事を考えると、日本人全体の感覚が麻痺しているのかもしれない。本書では、厚生省の取締り法の甘さを指摘しており、それは確かだと思うが、こうした問題は法だけでなく個人が持つ倫理観の問題でもあろう。10代で安易に妊娠してしまう少女(勿論、相手の男も問題)。そうした少女を邪魔者扱いする家族。ヨーロッパ人が中世日本を訪れて驚いた、「日本人は貧乏よりも規範に反する事を恥とする」文化は何処へ行ってしまったのだろう。
本書は、"赤ちゃん斡旋"の問題を取り上げ、日本人の倫理観を改めて問い直した渾身のリポート。
・「養子の実態に切り込んだルポ」
海外養子のあっせんに切り込んだ良質の新聞連載をもとに新たに書き下ろしたルポ。日本人の子供が海外で人気があり高値で取り引きされているといった、これまで水面下では噂されていても実態のよくわからなかった部分を斡旋業者、養親の取材などを通じて明らかにしている。占領下、その後の沖縄の養子事情はもっと多くの人に知られるべきだ。
・「確かにお話は。。。」
確かにお話は、前作までに比べるとちょっと苦しいのですが、でもおいしいものならこれが一番。リディアの回はいつもおいしそうなのですが、今回は格別です。ピーターと食べる「肉厚のシイタケで囲んだ白くつややかな貝柱の油炒め」、ビルと食べる「柔らかいレーズンと歯ごたえのあるナッツの入った、ナツメグとシナモンが馥郁と香るキャロットケーキ」、H.B.ヤンのところで出される「ゴマをまぶした揚げ団子」、リディアが運ぶ「大根餅」、ビル手作りの「ミーとローフ」。でも№1は、ルーマニアレストランの「ポットロースト」!食べてみたくなること請け合い!
・「急速に変化する中国、早く読まないと」
上海は今がバブル。小説の舞台はニューヨークだけど、大いに関係あり。似ているけどちょっと違う中国と日本。随所に出てくるしきたりは、同じのもあるけど。チャイナタウンで起こる事件は、ちょっと魅力的。行って、飲茶のテーブルに座りたくなるね。
それにしても、すてきな男性ばっかりで(中国人もそうでない人も)、目移りして困りそう。チン・リン・ワンジュ、どうするのよ?こんがらがった謎解きは、飲茶の味と同じく複雑で、深く楽しい。
・「次作に期待」
中国系アメリカ人女性のリディア・チンと白人中年男性ビル・スミスが一作ごとに交互に事件を語っていくこのシリーズ、5作目の本書の語り手はリディア。チャイナタウンの中華料理店での従業員の組合運動に端を発した失踪事件を追いかける。
このシリーズ、リディアが語るときは女性・中国系とどうしても軽く見られがちなハンディを背負いながら、私立探偵としてプロに徹しようとする姿が健気で微笑ましく、ビルが語る回では大人の優しさと余裕、感傷がタップリと味わえ、とても気に入っていました。
ところがこの5作目は、リディアが「女性」ということにあまりにも敏感に反応しすぎています。なんでも一人でやろうとする自立心は大いに結構なこと。また、人種差別・性差別はなくなったことになっているアメリカですが、実はそうではなく、女性が一人前と見做され働いていくことの大変さをリアルに描いているのかもしれません。が、ホンの些細なことに目くじらをたて、周りの人との言い争いを何度も読まされると、かえってリディアの子供っぽさが目立ってきてさすがにゲンナリしてきます。前まではもっと一生懸命さが前面に出ていたんだけどなあ。リディアがもう少し大人の女性になっていることを祈りつつ、次作に期待です。
・「面白かったことあれやこれやありやなしや」
まず一読しないでの感想。楽しかった。そして疲れなかった。読んでないから当然である。私はむづかしい本を読むと眠くなる。頭が痛くなる。今回はそんなことがなかった。これは優しい易しい本である。どれくらい優しいかというと私の妻のように私が風邪をひくと熱すぎる粥をつくってくれるぐらいである。どれくらい易しいかというと「サルでもわかる経済学」くらいである。私はサルでもないし頭が悪いわけではないが両方ともわからない。
表紙の似顔絵が面白い。頭からアンテナを生やした人をぼくはしらないからである。昔のロボットを思い出しつつ膝頭が熱くなった。足がしびれてきたようだ…
このように最高に面白い本であるが、ただ一つの不満はタイトルであります。これはトリッキィであるかのようで大いなる誤謬である。然り、人間はFになったりしない。
・「知的なユーモア」
森博嗣氏が大好きであり、土屋賢二氏の本も好んで読むので、今回のエッセイは一度で二度美味しいという感じでした。全編にわたり、知的なユーモアで溢れており、面白かったです。 個人的な意見としては、もっとお互いの専門的な話しがあったらな、と思います。今回の収録された対談だけでは、お二人にしては軽すぎるかな、と感じました。
疲れた頭を癒すには丁度良い軽さ、面白さだと思います。
・「両者の特徴がよくでた軽妙な対談+おまけ付き」
連載時に立ち読みした感じではそれほど面白いとは思わなかったのですが、まとめて読むと「おっ」という部分が各所にあって面白かったです。
全編を通じて土屋教授の部分はちゃんと「ミステリー」なのに、森助教授のところは「ミステリィ」「メジャ(メジャーのこと)」とかになっているのが笑えます。(校正・編集がしっかりしている、ということでしょう)
『消えたボールペンの謎』土屋賢二“日常の謎”系かと思いきや、いつものナンセンス・エッセイの雰囲気で進んで行き、オチまで予想通り。多少ひねりがなくはないですが、エッセイと同じスタイルにした時点でオチが読まれる、というのがミステリとしては大問題でしょうか。長めのエッセイ、という感じ。
『そこに論点があるか、あるいは何もないか』森博嗣対談の番外編かと思いきや…。どこから読んでも対談なのに、しっかりミステリになっている、という凄い作品。対談じたいも面白いです。ヘタするとそれまでの各対談よりも一番面白いくらい。私にとっては森ミステリの最高傑作です(^^;)
・「文理がっぷり四つ!」
超理系森氏と超文系土屋氏の二人の学者の対談集。それぞれの書き下ろし小説も巻末にあります。
「予想どおりの逆転がないと、エンタテイメントにならない」という森氏の言葉はシンプルだけど、心に残りました。土屋氏も小説でその手法を見事に利用されたようです。
それぞれのファンの方なら楽しめるのではないでしょうか。
・「組み合わせの妙」
このユニークなマッチメークをしたのはどんな編集者なのだろうか?と、その方が興味深いとも言える取り合わせだ。きっと、企画者自身がこのお二人の熱心なファンなのだろう。私もそうなので興味津々で手にとった。 笑わせる哲学者、土屋先生と理系ミステリーの奇才、森先生の対談は確かに面白く読めるものだった。だが、相乗効果と言えるまでに、お二人の個性が噛み合ったかと言うと少し物足りなさも感じた。期待が大き過ぎたせいかも知れないが・・・。 どちらかのファンの方なら、この本から入ってもうお一人の作品に触れるきっかけにするのも良いかも知れない。
・「いろんな作品に会えます」
絵画を見るときにその絵の描かれた背景を知っているのと知らないのとでは面白さが大きく違います。この本では絵画に描かれた女性と画家との恋愛についてあまり知られていない話が載っていて興味が沸きます。ルネッサンス期の絵にしか興味がなかった私ですが、この本で紹介されている作品たちに会いに行きたい気持ちになりました。
ただ残念なのが紹介されている絵が白黒なこと。微妙な色について記述されているのですが、白黒で、絵が小さいため、別の本や資料でその作品をカラーで見てみないと本当にこの本の内容を味わえないように思えます。
・「師弟対決」
2002年度版このミス10 11位。 2001年文春ミステリーベスト10 3位。
<リンカーン・ライム>シリーズの第3作の本作品の見所は、リンカーン・ライムとアメリア・サックスの師弟対決だろう。連続女子学生誘拐犯の容疑者の少年に純粋な心を見いだし、少年を逃がすアメリアと、リンカーンとの追跡劇は、なかなか面白かった。もちろん、作者の特徴である「どんでん返し」と「科学捜査」の面白さも随所にちりばめられた好作品である。また、他のシリーズ作品と比較して、アメリアの内面にフォーカスがあたっている部分が多い印象を受けた。
他の<リンカーン・ライム>シリーズは、「ボーン・コレクター」「コフィン・ダンサー」「石の猿」「魔術師」「12番目のカード」。シリーズ次回作は「The Cold Moon」。
・「眠れぬ夜、ふたたび」
リンカーン・ライムシリーズ3作目は、前2作とやや趣を異にしてサウスカロライナの田舎町が舞台。殺人&女性誘拐の犯人と思しきは16歳の昆虫オタク少年。登場人物も少なめ……これはディーヴァーにしては小品か?と思っていたら甘かった。中程から、いつもの如く圧倒的なスピードとテンポの良いストーリー展開で一気に読ませる。誰が敵やら味方やら、ドンデン返しの連続ワザに加えて、ライム対サックスの追跡劇や、お馴染みレギュラーメンバーや過去の作品の登場人物もシブい場面でチラリと顔を見せたりして、サービスたっぷりだ。エンディングでは、またディーヴァーにやられてしまった……という思いしきり。ボーン・コレクター、コフィン・ダンサーに勝るとも劣らない傑作。
・「アメリアが主人公、子供の描き方が絶妙」
この作品ではアメリアが主人公で、彼女の視点から物語が進行する。精緻な作品構成の一方で少年を描く文体がどの作品にもまして「文学的」出来栄えで素晴らしい。読了感がもっともさわやかなライム・シリーズ。買って損はありません。
・「どうなるのかと・・・」
シリーズ3作目。今回はニューヨークを離れ、アメリカ南部の街が舞台。これまで2作では、ボーンコレクター、コフィンダンサーという強力な敵とライムやサックスの戦いだったが、3作目では趣向を変えて、田舎臭い南部の閉鎖的な街での事件で、敵の正体ははっきりしない。 サックスは窮地に陥り、介護士のトムも銃弾を受けてしまう。これまで室内に籠もってひたすら証拠物件を分析し事件を解きほぐしてきたライムだが、車いすで屋外へ・・・ 好みで言うと、私はコフィンダンサーという強敵との息を呑む対決を描いた前作がベストだけど、ランズデールばりの今回作も案の定、最後まで作者に引きずられてしまった・・・こういう本に読書の醍醐味を感じます。 ところで、1作目のレビューでも触れたのだけど、作者はトレッキーなのか?はたまた偶然か、1作目ではライカー副長とドクター・クラッシャー、2作目でジョーディー、3作目ではスポックという名前が出てくる。次作「石の猿」にもスタートレックの登場人物が現れるのか・・密かな楽しみです。
・「大興奮」
「なんじゃこれッ!!」思わず叫んでしまう面白さ。「マジでっ!」「うわっ!」「そんなアホな・・・」これほど突っ込みの回数が多かった本って今まで無かった。もう終わりかなと思うラスト近くにもあっと驚く仕掛けが用意されていて,直後に訪れるシーンで愕然。 「そ,そんな・・・」と呟くと同時に涙が流れる。でもその直後に訪れる安堵のシーンで「ホッ」心底「良かったぁ」と胸を撫で下ろす。
幾度となく訪れる様々な仕掛けに驚きながら約500ページ一気に読破してしまう。文句無しに面白い!
・「絵本版陰陽師!待望の第2弾っ★☆★」
やっぱりかわいい!趣のある絵が好きで、眼にとまった瞬間にこれは買わねば!買っちゃおうと思いました★
『瘤取り晴明』に続く第2弾です!!私の印象としては、一作目よりも若干絵が多かったような気がしました。なんか得した気分です!文字だけならこんなに穏やかに読めない話だと思いますが、愛嬌のある絵のせいか‥‥怖ろしさはまるでありませんでした(笑)。
やっぱりいい!!首しかない人の絵が書いてあるのに怖くない。←こんな怖いことないですよ(笑)!!怖いどころか、どことなく可愛らしさを 感じてしまいました。読むというよりは眺める感じで秋の夜長にいかがでしょうか??きっと平安の空気が感じられることと思います。これは大満足ですよぉ☆
・「文章も絵も柔らかい。」
昔話を読んでいるような柔らかい語り口調でほのぼのとしています。内容はかなりホラーな作品なのですが、絵が和ませるのでしょうか。和歌や漢文など、興味深く、日本史を学ぶような物語背景も良かったし、「陰陽師」好きではなくても充分楽しめる1冊です。
・「お子様にもどうぞ?」
いつものごとく、安部清明が「とりつかれた」人を助けるお話です。本の半分ぐらいが「絵」の印象です。不思議な平安時代を体験できます。
ただ、ちょっと、パンチが弱かった印象です。文章の量も少ないし、筋もかなり単純です。綺麗な本でしたが、面白さという点では、少し物足らなかったです。そんなに怖い本でもないですし、お子様にも、どうぞ!という感じの本でした。
・「期待はずれ」
ウィトゲンシュタインの伝記からヒントを得たと解説にあったので、期待して購入したのですが、外れでした。ウィトゲンシュタインの考察には、ミステリーのトリックや謎解きの格好の素材があるので、そういう観点でウィトゲンシュタインが引用されているのかと思いきや全然違いました。主人公がウィトゲンシュタインに影響を受けた哲学の教授だというだけです。事件もごく平凡な失踪事件で、謎解きも、スリルも全くありません。ウィトゲンシュタインの読者ならば、思わずニヤリとする場面もありますが、一般読者が面白いと感じられるかどうか、正直疑問です。
・「読んでいて怖くなりました」
残忍で冷酷な独裁者ヒトラーのなかに、これほど紳士的で寛大で親切な側面があり、ユーモアのセンスさえあったというのは正直言って驚きである。
今日、我々がナチスの愚行を批判することはたやすいが、私自身が当時のドイツに産まれていたらどうだっただろう。もしかしたら独裁者ヒトラーの魅力に屈していたかもしれない。著者のトラウデル・ユンゲが戦時中、たいした自覚も政治的意図もなくナチスの中枢で働き、結果として少なからずユダヤ人の大量虐殺に関与していたことへの苦悩は重かったことだろう。
私は彼女と同じ過ちをどこかでしていないだろうか。考えたら怖くなった。
彼女や、収容所で命を落としていったユダヤ人達にたいして哀れみを感じるだけでなく、あろうことかヒトラーにたいしても哀れみを感じてしまった。
いろいろなことを考えさせられる名著だと思う。
・「読み応えある内容」
二十世紀を変えてしまった一人の男。その最晩年を間近でつぶさに見ていた著者が、悪夢から目覚めたのちに描いた「第三帝国」末期の肖像である。巨大な歴史の渦中にあった個人の視点だけに限界はあるが、ヒトラーという男にずっと付いていた人間にしか語れないものを書き残してくれているという点で、非常に興味い内容になっている。回想録としては、後知恵による善悪判断や自己弁護を極力排そうと努力した跡のある文章にも好感が持てる。ナチス時代の知識が多少ないとわかりづらい点もあるが、あの時代を生きた一人のドイツ人の記録としてずっしりとした読み応えのある本だった。ただし、出版協力者の解説で、ユンゲ氏が五十年沈黙を守った、というのは誤り。複数のドキュメンタリー番組で証言しているのを見たことがあり、評者もかなり前から著者のことは知っていた。これも本を売るための戦略なのだろうか? 訳注に関しても、かなりの字数を費やしているにもかかわらず学者の意見すら分かれている点で断定的な解説をしている、など疑問に感じられる点が目についた。
・「書評」
ヒトラーの本については、現在まで多数出版されているがその多くは彼個人の生涯または政治家、軍事的面に重点が置かれて書かれている。しかし、この本はヒトラーの側近者として最後の証人として書かれている点において貴重な資料ともいえるものである。彼女の生い立ちから少女時代に1市民としてナチスをどの様に見ていたかまたヒトラーの秘書になり執務室での1人でいるときのヒットラーの姿又オーバーザルツブルグ内の詳しい様子など他の本ではあまり語られていない詳しい記述が見られる。ただヒトラーの秘書であるがために戦況の状況等に多少の記憶の食い違いがある点やベルリン包囲下からヒトラーの自殺までは戦後生存した他の側近者の証言などで特に新事実の記載は見当たらないがヒトラー自殺後ソ連軍包囲下の脱出、終戦後の彼女の人生までは一気に読んでしまう。
・「私たちは進歩できたのか」
我々はヒトラーについて、書かれたものや、他人の主張によって知るしかない。今そうした知識をすてて、この本だけを読んだとき、彼を残忍な悪魔と断罪することは、おそらく難しいであろう。日本が先の大戦でやってきたことも含め、現在の、全くの非当事者としての立場から、一方的に過去を非難したり懺悔したりすることは易しい。
しかし、この本を読んで判るように、独裁者の中にも礼儀正しく親切な人間が住んでいると同時に、善人の中にも独裁者が住んでいるのであろう。それを前提として、どうやって平和を保ってゆくのか、昨今の世界情勢も合わせ見たときに、ヒトラーの死から60年たとうとする今でも、我々はその答えを見いだせていないことに、今更ながら気づかされる本である。
・「必読だと思う。」
うーん、ヒトラーのこと、ワイマール憲法下、選挙で権力を握り、ファシズムを実施した主軸者。 この近しくいた人の手記、ぜひ読んでおくべきものと思う。ヒトラーの日常の言葉を読むと、何とも言えん気になる。 「30年たてばまた戦争ができる」とヒトラーは言ったとか、この段階でこのような本が更に出るのは大変な意義があるのだと思う。
1-「部分社会」を作ったうえでのファシズムという意味では、オウム真理教の「麻原彰晃」などと同じ。だが、はやり違ったのだなあ、ということ。したことは絶対服従であり、極悪非道の行為なのだが。
その自己愛性?人格障害の度合い、異常性の度合いが、麻原よりは弱かったのだろうと。それから背景事情が異なったので、ナチスはあそこまで大きくなったのだろうと。 逆に麻原よりももっと異様な場合には、まあ千乃正法や、数々ある「遺体カルト」(C-藤田庄市)「ハーレムカルト」のように、実質数十人レベルではじけてしまう。
2-80歳を過ぎての書籍、なんと。自分で清算していくまでにここまでり時間がかかった。 戦後のドイツがおかれた立場と、本人が記憶を正面から見たくなかったこと、その他からか、これだけ時間がかかったのだろうと。 一気に読ませます。
著者はもう亡くなっている。もう十分清算してますよ、もうどんな意味でも罪はないですよ、と言いたい気持ちとなります。 破壊的カルトの中枢部にいて脱会した人にも、是非、是非、読んで欲しい本です。
・「充実した内容に感謝!」
『チャングムの誓い』の豪華で美味しそうなお料理を見ながら、自分でも作ってみたいと思って購入しました。韓流ブームに乗った、薄っぺらな内容の本を想像していた私でしたが、期待以上に充実した内容で、2000円と比較的高価なのも納得です。 宮廷料理のいわれや、当時の女官達の生活、ドラマ撮影時のご苦労なども満載で、ドラマのガイドブック、料理レシピ、宮廷文化の紹介の本としての役割を十分に果たしていると思います。 中には、材料に“アワビ、松茸”など、宮廷料理ならではの高級食材もありますが、日本でも比較的入手しやすい材料で紹介してあるし、代用品も紹介してあるので、家でも本当にできそうです。それに、眺めているだけでも美味しそう。 ドラマを楽しみたい方、料理に興味のある方、ぜひお手元においてください!
・「面白いです。」
ドラマ「大長今」で次々出てくる見るからに美味しそうな料理の数々、折角ならば作ってみたいと思っていたところ、此方の本を知りました。材料的に手に入り難そうなものもあったりしますが、逆に手軽に作れるものも紹介されております。
早速ハン尚宮がタラク粥の代用で作った「カンナン」を作ってみましたが、説明どおりで美味しく作れました。お勧めですよ。
・「味の奥深さに感動!」
チャングムの宮廷料理を観るたびに、韓国の食文化のレベルの高さに毎回感動していました。でも、実際のお味はどうなのだろうか…とあまり期待せずに本書を手にして料理を作ってみたところ、その深い美味しさに二度ビックリさせられました。どれもこれも美味しいけれど、特に60頁のメクチョ(豚肉の味噌漬)は、プロも顔負け、脱帽です…。全頁カラーで日本人に親切な注釈や代用品のアドバイスも随所にみられ、単なる料理本としてばかりでなく、韓国の食物史、食文化への入口としてもとても読み応えのある本だと思います。買って、読んで、作って、本当に損はないと思います!
・「ドラマをより深く」
韓国の宮廷ドラマ、最初はついていけるかしら?と戸惑っていましたが、すべてが新鮮で関心することばかりです。その中でも、やはり「宮廷料理」に目を奪われます。お隣の国のことをこんなにも知らなかった、と気づかされました。チャングムやサングンの食材の智恵に学ぶことがとても多いです。そんな中、この本を知り、さっそく注文しました。ドラマに出てくるレシピと撮影の秘話が書かれてあり、より一層ドラマを楽しむことができそうです。
・「食文化の参考書として」
家庭では作れません。と、材料を見るだけで、作ることはあきらめてしまった。もっぱら見ているばかりの一冊。でも、見ていて飽きない一冊。きっかけはドラマだったが、韓国の食文化、文化史を知る本として、興味深く、面白い。著者の主宰する店で実際に味わった料理は、ほんとにとっても美味しかった。旅行の思い出を刻む一冊にもなった。
・「最高?!」
VOGUE、ELLE、そんな感じのマガジンを愛読書にしている私としては本当に楽しい本でした★それにニックの演出に女の子は誰もが惚れ惚れしますよ。途中で話がぶっ飛びすぎたけど、ファッションの世界好きにはたまらない本です!!星5つです☆★☆★☆
・「Love Manolo」
靴を偏愛するエディターのお話で、マノロが大好きな私には、そりゃ買うでしょ!!(笑)と思い、衝動買い。帰りの電車から読み始め3時間で読み終える。内容はとっても軽くファッションや恋愛もを織り込み、28歳という微妙な年齢に絡めた女性心理も。そしてかーるく推理もいれつつ、ファッションにはかかせない美しいゲイの登場。アメリカならではのドラマや、ファッションのばからしさも刺している。しかし、ストーリーにごてごてした感じがせず、面白く、勢いよく読みきり。あーーお金の糸目をつけず買い物しまくりたい!とも思ってしまった。なんだか、気分を変えたいなと思ったときには最適の本かと思われる。
・「おしゃれさんには楽しいはず」
マノロを愛する1人として惹かれましたが、読んでて楽しい作品でした!シャネル、ドルガバ、ディオール・・・誰しもが知っているブランド名がざくざく。ブランド好きでおしゃれさんならブランド名から登場人物たちの雰囲気がイメージできてとっても楽しいと思います。
ストーリーの細かい点よりも、想像力を膨らませて素敵なお洋服とマノロのパンプスで自分もその場に一緒にいるような楽しみ方ができちゃうところが魅力。大好きなファッション誌をぱらぱらめくるように、ファッションの世界に入っていけちゃいました。
・「ハッピー気分を味わいたい時に・・♪」
海外ブランド好きにはたまらない本です。シャネル本店でのオートクチュール・オーダー?なんてステキ・・・!と、目がハートになっちゃうアナタにオススメします。
ラブストーリーあり、サスペンスのエッセンスもあり、業界舞台裏的なくだりも多く、主人公アレックスと相手役ニックのウィットの効いた?会話も軽快!気分転換して、楽しい気分になりたい時に是非どうぞ!
・「ハードカバーや文庫とはまた違った感じでよかった!」
文庫などの陰陽師シリーズの中にはない良さがこの本にはありますね。文字がびっしり並んでいて文庫には抵抗があるという方も安心です!行間に余裕があるし、挿絵もすごく色合いがきれいで風情があって話にぴったり。たかが絵本…ってナメちゃいけません!!
私は表紙の絵に惹かれて購入しましたが、内容もなるほど良かったです。まぁ言ってみれば、内容も絵も両方とも主役って感じですかね。字を読む気がしないときには、絵を眺めているだけでも楽しめると思います。
・「「本」を楽しむ本。カバーの色の重ね具合も味わって欲しい。」
宇治拾遺物語の「鬼に瘤とらるること」(瘤とりの翁)をもとにして、いつものように清明が難題を解決するのに友人の博雅がからむお話。ほろほろと二人酒を飲み、「いこうか」「いこう」と不思議の世界にでかけて行く、おなじみの展開ではありますが、ここでは最後にこれまでの幾つかの話にでてきた妖怪たちも顔をだし、それがまた微笑ましくもあります。
獏さんの「陰陽師」シリーズのカバーを描いている村上豊さんの絵の、おどろおどろのなかに滑稽味のある雰囲気が獏さんの文となんとも調和してよい雰囲気になりました。文と絵のバランス、がよいのですね。文の間に、情景の想像を膨らませる小さな絵が入る。時間の経過を表すような見開きの、たとえば夜明けの空のような絵が、文章の作った時間の流れを少し変える効果を出す。そして、これは「なに重ね」というのでしょう、表紙の裏に重ねられた色も、一冊を素敵にまとめています。この色だけみていても和みます。版の大きささえ、大仰に大きすぎず、絵が小さくて物足りなくもならず、と考慮されいるようです。一冊の本として、よく完成している本です。「本」を楽しむことができる本、というのもよいものですね。
このまま、絵巻物につくってみせて欲しい、とも思います。読者のわがままですが、実現したら嬉しい。置き場所に困るでしょうけれど。
・「心、和むよ・・・。」
こんなに面白い絵物語は始めてです!作者流のあらすじと挿絵の絵の融合が見事にマッチしています。晴明と博雅のコンビが、鬼達との驚きのやり取りに注目!博雅が吹く笛の音は、鬼達の心を清める力が有ることに気付くはずです。読み終わった時には、心が、スーッと和ませる気持ちになりますよ!
・「瘤取りじいさん」
このお話は瘤取りじいさんの話によく似ています。やはり博雅の笛の音というのはすばらしいらしく鬼達でも涙を流す。晴明も頭がよくきれて、「あ~。こういうことか!」と納得してしまいます。大変おもしろく読ませていただきました。この本は絵がついておりその絵もまたすばらしく、綺麗に書いてあります。
・「いいですねぇ」
鬼に魅入られた人を、晴明と、源博雅が助ける話。今回は、特に源博雅、大活躍です。
いいですねぇ。ほんのりとした、昔話を読んでいるみたいでした。また、挿画が話の雰囲気と大変マッチしていて、盛り上げてくれてます。
話の内容も、文章も、挿画も、出てくる物の怪達も、晴明と博優も、どこか、ずっと遠い昔に聞いた話を読むような、郷愁を誘うような。大人のための昔話です。
・「聡明な女の大奮闘」
「検屍官」ケイ・スカーペッタシリーズが続けすぎで行き詰まった感のある昨今、新プロフェッショナル・ウーマンの登場が頼もしい。女性司法心理学者のマイケル・ストーンは妊娠8ヶ月の身重ながら、矯正施設の性犯罪者やサイコパスに果敢に立ち向かう。自分の気ままな母親の行動の謎を解き、施設所長の娘の心も根気強く解きほぐし…内憂外患の各エピソードが織り上がって行くのが爽快。シリーズ全訳を望む。しかし恋と同棲と出産を、これほど別々に考えることってできるものなのかしらん…。聡明な女ならではの悩み?
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