Forse le Lucciole Non Si Amano Più (詳細)
Locanda Delle Fate(アーティスト)
「幻想的な音楽とは」「哀愁のあるメロディに、ゴージャスなサウンドが乗るイタリアン・プログレ。」「加工物的なシンフォニックロックです」
Moonmadness (詳細)
Camel(アーティスト)
「Peter Bardensよ永遠に」「美しいロック~おとぎ話やRPGのような音世界」「間違いなくキャメル最高のアルバム」「オリジナル・メンバーでのラスト作。名曲ルナシーはぜひ聞いてほしい」「「The Snow Goose」と並ぶ名盤。」
Bridge Across Forever (詳細)
Transatlantic(アーティスト)
「素晴らしいのひとこと」「これぞコラボレーション!」「必聴!」
「うなるイエス」「リマスター効果抜群」「僕の頭はこわれもの」「Rhinoからのリマスター版CD」「YES、黄金期突入」
Songs from the Wood (詳細)
Jethro Tull(アーティスト)
「トラディッショナルロック!」「トラッド三部作の最初の作品」「トラッドプログレ」「黄金期に少し回帰?前半は★★★★★(星5つ)!」
「感涙のサパーズ・レディ」「やはり本作がピーター在籍時の最高傑作か?」「ガブリエル在籍時の代表作」「聴かずに死ねない1枚!,」「サパーズ・レディは永遠を奏でる」
SMPTe (詳細)
Transatlantic(アーティスト)
「いいんだけど・・・」「ネオプログレ」「大作志向の方は是非」
Heavy Horses (詳細)
Jethro Tull(アーティスト)
「端整で高貴なサウンド」「トラッドな中に力強い音作り」「中期タルはとても好きなのですが・・・」
Selling England by the Pound (詳細)
Genesis(アーティスト)
「ギターが美しい「シネマ・ショー」」「私にとって一押し」「一連の傑作群のうちの一つ。」「パウンドでイングランドを切り売りしている」「プログレファン誰もが認める傑作」
The Yes Album (詳細)
Yes(アーティスト)
「YES、ついに確立」「メンバーの一体感を感じられるアルバムです。」「聴き手を現実から遊離させるハウのヘンテコ陶酔ギター」「Yes、そのスタイルの確立」「メタモルフォーゼ、そして飛翔するイエスサウンド」
In the Court of the Crimson King (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「もはや語るべきことなど無いが」「2枚目の宮殿」「待ちに待ったオリジナルマスターの素晴らしさに興奮!」「クリムゾン・キングの宮殿。」「CDは2005年以降で」
Metropolis Part 2: Scenes from a Memory (詳細)
Dream Theater(アーティスト)
「そこに一つの物語ありき。」「一枚で何度も美味しい」「音楽史に残る傑作」「「聴く映画」」「ライブ盤も買おう!」
Minstrel in the Gallery (詳細)
Jethro Tull(アーティスト)
「これぞジェスロタルの心髄!隠れた名盤」「隠れた名盤」
The Kindness of Strangers (詳細)
Spock's Beard(アーティスト)
Close to the Edge (詳細)
Yes(アーティスト)
「究極音質のリマスター版。買い替え必須」「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」「買って損なし!!!」「これぞプログレッシヴロック」「リマスター最高」
Storia O Legganda (詳細)
Le Orme(アーティスト)
More Than Meets the Eye (詳細)
Jadis(アーティスト)
「クリアなギターサウンド」
「北欧の幻想美!」
Sagrado Coracao da Terra (詳細)
Sagrado Coração da Terra(アーティスト)
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●Forse le Lucciole Non Si Amano Più
・「幻想的な音楽とは」
的確なドラムのリズムと、ピアノのリリカルな響きが特に印象的であるが、時折効果的に演奏されるフルートの調べや、幻想的なロングトーンギター、ハモンド&ムーグサウンドとが相まって、最高の煌めきをみせている。ツイン・ギター、ツイン・キーボード、ベース、ドラム、ヴォーカルの7人編成から紬出されるメロディアスかつ華麗な楽曲は、イタリアンロックの良い部分のみを抽出・昇華させてつくった蒸留酒のようにエッセンスに満ち溢れている。
・「哀愁のあるメロディに、ゴージャスなサウンドが乗るイタリアン・プログレ。」
‘77年発表の1st。’99年になって突如2ndが発表された。G、Keyを2名ずつ擁する7人編成の大所帯で、そこから連想される通りの、ゴージャスなサウンドで、テクニカルな演奏を披露している。
しかし、よく練られたアレンジと、叙情的でシンフォニックな美しいメロディが、緻密に計算され、単純な大仰さではなく、効果的な演出を忠実に表現するこだわりが、はっきりと感じ取れる。 荒っぽく、チープなテノール風Voが好みを分けそうなところと、やや似たような曲が多いが、クオリティが高く、名盤に相応しい内容である。
・「加工物的なシンフォニックロックです」
出来すぎである。プログレとはかくあるべきという方程式に則ったような作品。アルバムの導入部は、ルネッサンスの名盤「燃ゆる灰」の「Can You Understand」がモトネタではないかと思わせるほど酷似しているが、それでもやはり出来が良い。ぜひ演奏(アンサンブル)してみたいと思わせるくらい、かっこいい。
残念なのは、ヴォーカル曲が弱い点。全曲インスツルメンタルで通せば、キャメル「スノーグース」くらいの評価を受けていてもおかしくない作品。
・「Peter Bardensよ永遠に」
昨年、Peter Bardensがこの世を去った。ちょうどこのアルバムをはじめとするCAMELの一連のリマスター盤の発売を前にしてのことで、ショックは大きかった。特に思い入れの深いこのアルバムでの彼のキーボードプレイは、Andy Latimerの独壇場を許さず、確固としたポジションをキープしている。
このアルバムほどサウンドとジャケットが一致するものも珍しい。淡い夢み心地の色合いそのままに展開する幻想的なサウンドは、ブリティッシュ・プログレと呼ばれるジャンルの中でもGENESISやフランスのTai Phongをまぜ合わせたような浮遊感に溢れている。傑作である。
・「美しいロック~おとぎ話やRPGのような音世界」
まるでロールプレイングゲームのテーマ曲のようなオープニングから、最後まで、とても美しく、ファンタジックな雰囲気のアルバムです。アルバム全編に渡って大々的にフューチュアされているキーボードはとても美しく、ギターも適度に湿り気を帯びた繊細なサウンドでとても良い感じです。エフェクトがかかったようなヴォーカルもひとつの楽器のような使われ方をしており、上手く楽曲に溶け込んでいます。またフルートが非常に効果的に使われており、このアルバムの魅力を増すことに貢献しているように思います。
ジャンル的にはプログレの部類に入るのかもしれませんが、どの曲もメロディが非常に美しく、とても聴きやすいので、普段そういった音楽に馴染みのない人でも、それほど身構える必要はないかと思います。 ブリティッシュロックならではの、美しく、気品に満ち溢れた音楽です。
・「間違いなくキャメル最高のアルバム」
キャメルの・・・。と云うよりアルバムとしての完成度では秀逸である。個人的には6曲目の"Air Born"が最高に気に入っているが、邦題は「ゆるやかな飛行」で、珍しく?ピッタリはまってくる。全体を通してファンタジックでムディーなトーンで覆われており、女性が聞いてもかなりしっくりくるのではないだろうか。アナログレコードに入っていなかった?8曲目以降のボーナストラックもファンならば喜ばれる。ただ1点残念なのは、CD化されたことによってか、低域と中高域のバランスが狂ったようで、アナログ盤にみられた包み込まれるような、やわらかく芳醇な低域がスポイルされてしまったことだ。全体的にレンジが狭くなった感じで時代に逆行する思いだ。キャメルを分からない人間がCD化したのかは知る由も無いがこういった手抜きのCD化は非常に残念だ。
・「オリジナル・メンバーでのラスト作。名曲ルナシーはぜひ聞いてほしい」
76年発表の4作目。オリジナル・メンバーによる最後の作品であり、本作をもってベースのダグ・ファーガスンが脱退する。本作はムーグのシンセが全編で大活躍しており、あの暖かみのある不器用な音色を楽しむには最適だと思う。またオルガンのプレイは特筆ものであり、エレピのプレイなどを含めて鍵盤関係は特に聞き応えがあると思う。作品としては地味なポジションになりそうだが、彼ららしい高水準の楽曲が揃っている。1.の現代音楽的な響きを持ったシンセを中心としたインストは聞き物。キャメルらしいトーンは保ってはいるものの、かなりエキセンントリックで刺激的なサウンドを出している。2.ではメランコリックな演奏にアンドリューの美しいフルートが絡み、直後に物憂気なヴォーカルが登場するキャメルらしい佳曲。この流れはなかなか素晴しい。3.はムーグとハモるギターの音色が美しいインスト曲。キャメルらしいフュージョンっぽい曲であり、この曲のオルガンのソロはキャメルのオルガン・プレイの中でも一、二位を争う出来だと思う。5.は哀感溢れるアンディのヴォーカルが素晴しい曲。プログレを強く意識した複雑な展開はこの時期のキャメルならでは。やはりピーターのオルガンが光っている。6.はピアノをバックに演奏されるフルートによるイントロが素晴しい。ちょっぴり演歌っぽいメロディと変則的なリズムはクリムゾンのファンなら直撃級。ソリーナ?っぽいストリング・マシンの音色も感動的。7.はスティーヴ・ハケットならば「スペクトラル・モーニング」的位置にあるキャメルのインスト曲の代表作の一つ。アンドリューの素晴しいギター・ソロが満喫出来る名曲である。
・「「The Snow Goose」と並ぶ名盤。」
名作コンセプトアルバム「The Snow Goose」でその地位を不動のものとした彼らが余裕を持って制作した4thアルバム。「Mirage」のような荒々しさに前作のような滑らかな感覚でかぶせた本作はファンの間からも人気が高く、前作と共に最高傑作と呼べる作品だ。名曲揃いの本作であるが、その中でも特筆すべきは最終曲「Lunar Sea」。7拍子の疾走が印象的で、本当に月面の湖の上を飛んでいるかのような感覚を味わうことができる。ドラマーのワードが作曲していて、彼のセンスをうかがわせる。プログレファンは勿論のこと、70年代のロックファンは是非とも聴いてほしい一枚だ。
・「素晴らしいのひとこと」
スポックスビアード、フラワーキングス、ドリームシアター、マリリオンのメンバーによるトランスアトランティックのセカンドアルバムです。作曲のクレジットが前作とは違いトランスアトランティックになっています。だからというわけではないのでしょうが、これがトランスアトランティックの音楽だと言える内容になっています。前作は各人の所属バンドの 音がぶつかりあうだけのような印象を持たざるを得ませんでしたが(もちろん、それはそれでスリリングなのですが)、本作では一歩進んでトランスアトランティック独自のスタイルに到達したと言えるでしょう。もちろんフラワーキングスやスポックスビアードっぽい部分もあるにはあるが、フレーバー的でしかないように思います。このアルバムは曲数は4曲ですが、70分以上の収録時間でたっぷりと楽しめるのですが、もっと聴きたいと思わせるほどの作品に仕上がっています。特にトップとラストの26分オーヴァーの二曲が聴きごたえのある曲で、長さをまったく感じさせない作品になっています。時間の経つのを忘れてしまう、まさにそんなアルバムです。
・「これぞコラボレーション!」
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・「必聴!」
1曲目から圧巻のイントロ展開でとにかく聴き応えあり。30分前後の曲が2つあるおかげでアルバム曲数はたった4曲のものの、そのかわりメロディーかつポップの要素もばっちり積み込まれたプログレに脱帽すること間違いなし。2作目ということで各メンバー感のケミストリーもまとまり、それが曲自体よく練られた印象を受ける。マイク・ポートノイ(Dr)のビートもさることならがピート・トラワバス(B)のメロディックかつフックの効いたグルーブ溢れるベースが織り成すリズムにニール・モーズ(Key,Vo)の聴き易い声質が好感を与えてくれる。キーボートもEL&Pを彷彿させるような70年代のプログレのようなスリリングな展開もあれば各メンバーが多大なる影響を受けたビートルズっぽいメロディーやコーラスワークも楽しめる曲も。ロイネ・ストルト(G,Vo)のインプットもあるわりにはミックスのせいか前作に比べて若干なりを潜めた感があるものの全体的には前作を上回るかなりの良作なので、ぜひともプログレファンは聴いてみる価値あり。
・「うなるイエス」
ああ、また再発かあ、とおもいきや、今回は気合い入ってる!凄いぞライノ!よくあるリマスター再発だけど、これは大成功と思います。こうなるとアナログ時代のしかも再発盤から始めた私のフラジャイル歴もこれで終着かも。リアルだなあ、このベースのガリガリ感とモタったブラッフォードのドラムのタイム感。変な組み合わせなんだけど、いい味のワン・アンド・オンリーを作り出してる。プログレ入門盤に最適ですね、これは。当初から散漫という評価でしたが、現在の耳には、それがいい方向に作用している気がします。ボーナス・トラックはマニア以外あんまし効き目、ないかな。
・「リマスター効果抜群」
1971年リリースの中期「YES」の大きな転機になった傑作。彼らの最初の黄金期を飾るメンバーは、ご存知Chris Squire、Jon Anderson、Steve Howe、Bill Bruford、Rick Wakeman。特にキーボードがトニー・ケイからウェイクマンにチェンジしたことによって楽曲全体がよりシンフォニックによりテクニカルになったことが特筆されます。
恥かしながらこれまで旧規格のCDを聴いていた私の耳にとって、このリマスター盤から沸き出てくる音の洪水は大変新鮮で、大袈裟に表現すればまるで新譜を聴いているような思いです。音圧が上がりまた分離が明確になったことは当然ですが、やや高音を強調した感がします。旧規格ではうっかり聴き逃していた音まで耳に飛び込んできます。話題のボーナストラックは、S&Gの「America」と名曲「Roundabout」のアウトテイク。特に加工前といった感じの「Roundabout」は興味深いものがあります。ただこの2曲はあくまでも「おまけ」であって、やはり生まれ変わった本編に集中して耳を傾けてみてください。
アナログ時代からのファンはもちろん、旧規格で歯がゆい思いをしてきた人は、間違いなく「買い」です。またまだ「YES」を聴いたことがない若い世代にとって、1971年という時代に、こんな素晴らしい音楽をプレイしていた彼らに触れることができる「格好の入門編」としてお勧めします。豪華ブックレットも嬉しいプレゼントという感じですね。
・「僕の頭はこわれもの」
1971年リリースのイエスの4作目。トニー・ケイが抜け変わりにリック・ウェイクマンが加入しその理路整然とすら感じる圧倒的な技巧によって大きく変貌する事になりました。元来イエスにあったグルーヴに、スティーヴ・ハウの気宇壮大な浮世離れしたギタースタイルが加味し、更にその演奏面にパズルのピースを埋め込むようにウェイクマンのキーボードが入り絶妙の調和が完成しました。
この一枚は大作3曲と各々のソロ小品で構成されてますが、どれが欠けても成り立たないすばらしい構成で、聴き込んでいくうちにパズルのピースが合わさっていき最終的にはジャケットデザインのような世界観に呑み込まれ包まれるでしょう。
まず「ラウンドアバウト」、「南の空」、「燃える朝焼け」の大曲はまさにピーンと張り詰めたスリリングな展開で度肝を抜かれます。メロディーはわかりやすいのに圧倒的な緊張感で演奏されるその様は、まさに情熱と冷静の間を体感するかのような不思議な体験だ。
そして小品の方は、、リック・ウェイクマンの手腕が光る隙のない「キャンズ・アンド・ブラームス」。アンダーソン作らしい個性的で創意工夫が感じられる「天国への架け橋」。この世のものとは思えないエキセントリックなサウンドのブラッフォード作「無益の5%」。まさに名人芸に艶然と微笑みたくなるようなハウ作の「ムード・フォア・ア・デイ」等等、、どれも1〜3分の短い曲ばかりだが、癖になってリピートしたくなるナンバーが揃ってます。
イエスの金字塔「危機」よりも、個人的に思うイエス最高傑作の「リレイヤー」よりも、、この一枚は中毒性って意味なら高いかもしれません。この一枚の持つ完璧な調和に脳をヤラレたら最後病み付きですね。。今となってはどうしようもないが、そうなっちゃいましたね。。
・「Rhinoからのリマスター版CD」
日本国伝統の紙ジャケットとは異なるが三つ折りデジパック仕様。オリジナルブックレットの完全な再現に加えて、Bill Martinによるライナーノーツに歌詞付き。ロジャー・ディーンのアートワークも、このパッケージなら浮かばれようというもの。リマスタリングされた音は、70年代のバンドサウンドに相応しく、数値的な情報量よりもライブ感のある音像とざっくりした切れの良さを重視し、名より実質を取ったかのような手堅い出来のCDに仕上がっていると思う。ボーナストラックはファンにはすっかりおなじみの"America"に、スタジオライブ感覚で結構面白いラフミックス版の"Roundabout"。音楽的にはもう何も言うことはないが、久しぶりに聴いてみて、例えばオーケストラの弦のパートをエレピで置き換えたリック・ウェイクマンの"Cans and Brahms"のアレンジの巧みさに感心させられた(ストリングス系のシンセ音などにしてしまうと凡庸この上ないところである)。さすがだ。夢見るような生ギターソロの"Mood for a day"が終わり、突如炸裂する"Heart of the sunrise"のイントロ。その間隙に息づく一瞬の静寂に、このアルバムの語り得ない美しさが集約されているように思う。
・「YES、黄金期突入」
Keyがトニー・ケイからリック・ウェイクマンに代わり、ついに黄金期突入。製作期間がなかったため、各個人のソロ曲をその他の4曲の間に挟み、見事に組曲として成立してしまった。
「Roundabout」はもちろん名曲だし、Keyソロの美しさがなんとも言えない「South Side of the Sky」に、「Long Distance Runaround」は短いながら、展開の妙技を聴かせる。そして最後にスリリングなバトルが聴ける「Heart of the Sunrise」で締める。各個人のソロ曲も、各人の個性がよく出ていていい。
BTの「America」は、Yesの斬新なアレンジの仕方と妙な拍が意外にこの曲にマッチして、なぜか不思議と気に入ってしまう。「Roundabout[Early Rough Mix]」は音量に気をつけよう、Roundaboutがどう変わってったのか聴き比べてくらべるといいと思う。
・「トラディッショナルロック!」
本作品とその前後は多くの彼らの作品のなかでも最もトラディッショナルな作品であり彼らの最も充実していた頃のわりと聞きやすいアルバムになっています。女性ファンが少ないためか(ルックスか?)もっと評価しなくてはならない彼らのサウンドはロック史にはなくてはならない存在なのです。映画アルマゲドンで彼らの名前が出てきた時はビックリしましたが偉大なブリティッシュロックの代表的なバンドである彼らを知らない人は早く発見してください。70年代の彼らの作品はどれも個性的で完成度は高く。名盤ぞろいなのですから。
・「トラッド三部作の最初の作品」
77年発表の11作目。この作品は良く言われるトラッド三部作の最初の一枚であり、イアン・アンダーソンの本質に肉迫した内容になっていると思う。この時期のメンバーはイアンの他はマーティン・バレ(g)、ジョン・エヴァン(k)、バリーモア・バーロウ(Dr)、ジョン・グラスコック(b)、デヴィッド・パーマー(k)となっている。ちなみにデヴィッドは後にクラシック・イエス、クラシック・ジェネシスなどの企画盤を発表した人である。この作品、確かにトラッド/フォーク色の強く、そちらのファンに強くアピールできる内容だが、2人の鍵盤奏者がいることからも想像が付くように非常にカラフルなアレンジが聞かれる。トラッドにクラシックのバックを付けたかのような曲はルネッサンスあたりと共通した世界であり、この作品はその手のサウンドを好む人には手放しでお薦め出来る。またタル独特のクセが少ないのもこの作品の魅力の一つか?ジャケットが雰囲気あって結構好きです。
・「トラッドプログレ」
ジェスロ・タルの10th。1977作ついにトラッド色全開。アコギにフルートがぴーひゃら。田舎くさいメロディを織りまぜつつ、演奏はかっちりとしていて非常に高品質のトラッドロックになっています。リズムに躍動感もあり、効果的にシンセも活躍していて、非常に美しく心地よい音像。トラッド・プログレ好きにはぜひ聴いて欲しいアルバムです。
・「黄金期に少し回帰?前半は★★★★★(星5つ)!」
久々に聴き直してみると、①「SONGS FROM THE WOOD」のサウンドなんかは、まるで「パッション・プレイ」の頃のようだ(④「HUNTING GIRL」も)。①~⑤(おそらくレコード時のA面)までは一気に聴けると思う。⑥以降(おそらくレコード時のB面)はちょっと重く、暗い感じの曲が続き、個人的にはあまり聴かないです。(聴く方によって、違うのでしょうが・・・)
個人的には①~④の流れがとても好きです。また、曲の作り込みも丁寧で、芸が細かく、良いサウンドになっております。 裏ジャケット(おそらく)の「切り株の年輪」をレコードにみたてているところが面白いです。ちなみに、⑤「RING OUT,SOLSTICE BELLS」は最新作「Christmas Album」にNEWバージョン(新録)で収録されています。
・「感涙のサパーズ・レディ」
重厚なキーボードによるウォッチャー・オブ・ザ・スカイズで始まるこのアルバムは、最後に23分に及ぶ大作サパーズ・レディにて頂点を極める。
サパーズ・レディは、曲こそ長いが、いくつかの断片に分けられる。ところが曲は、断片的ではなく、統一感と緊張感を最後まで保つ。ラザフォードの美しいギターと甘美なガブリエルの歌に酔う。
趣はイエス、ELP、フロイド、クリムゾンなどの奏でるプログレとは一線を画す。曲は身近で、手の届く場所にあり、旋律が自然に脳裏に焼き付けられる。哀愁を持って、リズミカルに、何より真摯に。
一般のプログレには、一面では音楽そのものを突き放した様な側面もあるが、ジェネシスのプログレ?は、我々に身近だ。
このアルバムと共に、激動の1970年代に想いを馳せる。
・「やはり本作がピーター在籍時の最高傑作か?」
以前のレビューで「月影の騎士がピーガブ在籍時の最高傑作」と書きましたが、前言撤回。やはりこのアルバムが最高傑作ではないかと思い直しました。まずは1曲目「Watcher Of The Skys」。「プログレ」=メロトロンともいわれていますが、この曲ほどそれをあからさまにした曲も少ないのではないでしょうか。そのメロトロンの荘厳なオープニングに始まり、マイクのリズムギターとフィルの正確無比なドラムが刻むビートは強烈です。2曲目「Time Table」は美しいバラードですが、そこはさすがジェネシスといった感じで英国風の独特の湿り気混じったサウンドを聴かせてくれます。個人的にこの曲のピーターのヴォーカルがだいすきです。3曲目「Get 'Em Out By Friday」はピーターにしては珍しく日常的なことを詩にしています。オープニングから変拍子の炸裂する攻撃的な演奏も特徴です。相変わらずのピーター節も炸裂しています。イエスばりのテクニカルな演奏を繰り広げる「Can-Utility And The Coastliners」とハケットの美しいギターインスト「Horizons」をはさみ、いよいよハイライトである「Supper's Ready」が始まります。この曲にはピーター在籍時ジェネシスの全てが詰まっていると言っても過言ではありません。ピーター節炸裂のヴォーカルとロックオペラ調のシアトリカルな歌詞に加え、起伏に富んだ展開、複雑な変拍子、感動的なエンディングと、23分にもわたるジェネシスワールドを堪能できます。ピーター在籍時の作品としては次作「月影の騎士」や「眩惑のブロードウェイ」とも甲乙つけがたいですが、僕は本作を最高傑作に推します。ただしとっかかりには「月影の騎士」をすすめます。
・「ガブリエル在籍時の代表作」
1972年発表のジェネシス第4作。黄金期のメンバー5人になって2作目にしてすでにここまで完成度の高いものをつくってしまいました。1曲目の"Watcher of the Skies"から、最後の23分に及ぶ組曲"Supper's Ready"まで、密度の高い演奏が繰り広げられます。Peter Gabrielのボーカルは変幻自在で、Phil Collinsのドラムはあくまでタイトかつパワフルであり、Mike Rutherfordは12弦ギターとベースにベースペダルまで使ってサウンドを蔭で支え、Tony Banksはメロトロンやオルガンを使って多彩なイメージを描き、ギターのSteve Hackettは印象的なフレーズを次々と奏でていく。また静と動の対比も鮮やかです。これで悪い作品になるはずがありません。
・「聴かずに死ねない1枚!,」
ピーター・ガブリエル在籍時のジェネシスの完成を見たアルバム。ジャケットのへたうまさのイメージも相まって『サパース・レディ』を聴かずに死ぬロック・ファンは可愛そうと思われる名盤。延々と繰り広げられるイマジネーションいっぱいの世界は25年たった今聴いても感動が薄れることがありません。ただし聴くのにエネルギーがいるかも。
・「サパーズ・レディは永遠を奏でる」
ジェネシスのこのアルバムは、普遍性を持った傑作アルバム。スティーヴ・ハケットのホライズンズに導かれて始まる大曲「サパーズ・レディ」は、長さを感じさせないほど密度が濃い。
ゲイブリエルの七変化のヴォーカル、トニー・バンクスの肌理細かいキーボードなど聴き所は満載だ。宗教的な香りも漂うこの曲、このアルバムでジェネシスワールドにはまってください。
・「いいんだけど・・・」
スポックスビアード、フラワーキングス、マリリオン、ドリームシアター。みんな俺の大好きなバンド達だ。そんな素晴らしいバンドのメンバーが集まってできたのがこのトランスアトランティックのファーストアルバムであるSMPT Eである。クレジットを見るとすべての曲でニールモーズが関わっているためか、どうしてもスポックスビアードっぽく感じてしまいます。またギターがフラワーキングスを想い起こさせるようなフレーズを弾いていたりもします。つまりトランスアトランティック独自のサウンドというものがまだ不完全と言えるのです。私は前述バンドすべて大好きなのでまったく問題なく聴けるし、マイニューワールドがとてつもなく好きなんですよ。でも間違いなくトランスアトランティック独自の音楽は未完成と感じる人もいるはずです。でも未熟なわけではないし、スポックスビアードやフラワーキングスをさほど聴き込んでない人や全く知らない人だったら感激できるくらいのことはやっています。もし彼等に少しでも興味を持ったなら是非聴いてみてください。
・「ネオプログレ」
ビッグネームのバンドからのメンバーが集結したからといって傑作ができるわけではないことを証明しているアルバム。在籍しているバンド名なんて関係ない。感動値が高いか低いかだけ。サウンドは『イエス/.ジェネシス』の古めのバンドを下敷きにしたものでビートルズ仕上げ。
<1>が30分を越える楽曲なのではあるが、構成とつめが甘いせいで、途中でだれてしまう。指が早く動いていれば=なんでもいいという=超絶技巧盲信な人は例外だが、すばらしい作品を求めているコアな人にはちとものたりないな。10点中5点
・「大作志向の方は是非」
アメリカン・プログレの世界では泣く子も黙るメンバーによるコレボレーションプロジェクト的な作品。DTのマイク・ポートノイ参加ということでGETいたしましたが、VOCALの弱さ、インスト部分でのまとまりの弱さが目につき、正直言って☆3ツとさせていただきました。
ただ、20分を超える大作が続きますので、そんな作品が好きな方には
こたえられない逸品なのかもしれません。たとえば、ピンク・フロイドのANIMALSが好きなヒト、YESはやっぱり危機だね!てな方など・・・には琴線に響く作品なのかもしれません。
ただ、LTEと比較してしまうと・・・ゴメンナサイ!ですね・・・やはり・・・
・「端整で高貴なサウンド」
'78年発表、ベスト盤も含め、彼らの14作目です。ジェスロタルの作品はどのアルバムも、独自性を持った丁寧で良質な音作りになっている反面、一聴するだけでは違いがよくわからないので、人それぞれ聴いた回数の多いものに愛着を感じ、高い評価するような感じがします。私はこの作品を聴くことが多く、もっとも愛着のあるアルバムです。他のアルバムよりも音に美しさと透明感があるように感じ、彼ら特有の重く変化の激しい楽曲と、端整で上品な楽曲がバランス良く並んでいてとても聴きやすく感じます。ハードロックとプログレとトラッドをブレンドした彼らのサウンドは芸術的で美しく、聴くたびに新鮮な感動を与えてくれます。
・「トラッドな中に力強い音作り」
"天井桟敷…"、"Songs from the wood"など、トラッドな香りのする作品が続いた後に発表され、全体的には再び力強い音作りに戻った感じがします。"Aqualung"的にドラマチックな展開を見せるタイトル曲や多少実験的な"No Lullaby"などに、I. Andersonの意欲がよく表れています。ただ、個人的には彼等得意の小品の方により惹かれているのが正直なところです。詩的でコンパクトなまとまりを持つ"Moth"なんかはJ. Tullのこの手の曲中ベストの出来と思っています。メンバー交替もいろいろあった時期ですが、I. Andersonらしい噛めば噛むほど味わい深い楽曲の多い事に変わりはありません。
・「中期タルはとても好きなのですが・・・」
私は、オンタイムでこの作品を聴いていないので、当時のジェスロ・タルを含めた音楽界の状況はどうなっていたかとかは分かりませんが、個人的にはこのアルバムあまり好きではないです。どちらかと言うと、前作の方が好きです。
確かに、②は名曲だと思います。ですが、①の曲の終わり方は・・・?だし、④はピーター・ガブリエルの「ソールズべリー ヒル」にしか聴こえないです(どっちが先かは分かりませんが)。 彼等としては実験的な作品もある、変化球的なアルバムだったように感じます。アルバムのトータル感が個人的に今ひとつ。
・「ギターが美しい「シネマ・ショー」」
「シネマ・ショー」は約11分の曲だが、この中に多くのエッセンスが凝縮されている。ラザフォードのギターの美しさに魅了され、ガブリエルの甘美な歌に酔ったかと思うと、多彩なキーボードプレイが織り込まれ、後半はシンフォニックな印象になっている。シネマ・ショーはジェネシスの一つの頂点を示していると言える。
アルバムには、不思議な統一感がある。一つの理由は、印象的な短いパッセージが所々に顔を出し、全体を引き締めている。また、シンフォニックな雰囲気が目立つのと、ややポップになっている感がある。
後にヒットメーカーとなる、サビを中心とした明るい曲が特徴のコリンズ節も垣間見る。特に2曲目と3曲目にそれを感じる。
印象として、ガブリエルからコリンズに、バトンを渡しつつあるアルバムであり、その両方の魅力を堪能出来る。
アルバム全体としての、完成度の高い作品だ。
・「私にとって一押し」
30年近く聞き込んでいます。73年の作品でしたがこの頃はロック全体に名版がゾロゾロ出ていた頃で、よき時代に育ったものだといまさらのように感じ入ってます。イエスの危機やフロイドの狂気、ELPの恐怖の頭脳改革のように、誰でも認める最高傑作が存在しないグループですね。侵入からトリックオブザテイルまで常に影の最高傑作といわれてきています。私は全作品好きなので・・・ちなみにこのアルバムはスティーブ・ハケット曰く最高に満足できた代表作とのことです。
・「一連の傑作群のうちの一つ。」
このレビューに↑のようなタイトルを付けたのは、「Foxtrot」(人によっては「Nursery Cryme」)から「静寂の嵐」までの作品は全て紛うことなく傑作であるからです。すなわち、ジェネシスにはイエスでいう「危機」みたいな、誰もが納得して一つと決まるような、『最高傑作』は存在しません。
さて、この作品ですが、前々作や前作に比べて、
ピーターガブリエルが占める割合が減ったように感ぜられます。しかし、そうはいっても「The Battle Of Epping Forest」では例のピーター節が炸裂してますし、オープニングの「月影の騎士」及びラストの「Aisle Of Plenty」では健在ぶりを示しています。(「Cinema Show」から「Aisle~」でハッとさせられるんですよ)
また、一方ではメンバーの演奏技術が一段と向上しています。「月影の騎士」中間部におけるスティーブハケットやフィルコリンズのプレイ、そして「Cinema Show」後半のインスト部の、特にトニーバンクスのプレイは凝った工夫に満ちていて、素晴らしいものがあります。もちろんマイクラザフォードも全編にわたり活躍してます。
そして、なんといっても(これはジェネシスの作品全般に言えることですが)魅力なのはドラマティックかつメロディアスな曲の数々。「Firth Of Fifth」や「After The Ordeal」は感動ものです。シングルヒットした「I Know What I Like」も癖になる名曲でしょう。
・「パウンドでイングランドを切り売りしている」
『Foxtrot』での大作主義から脱却。より個々の曲をロマンティックに仕上げ物語性が増したのが本作。一曲目の『Dancing With The Moonlit Knight』から美しいの一言である。おそらく女性のファンは本作をジェネシスで一番好きなアルバムにあげるのではないかと思う。
僕の人生の座右の銘『I know what I like and I like what I know』はこのアルバムの二曲目『I Know What I Like (In Your Wardrobe)』の歌詞から頂いたものであります。
・「プログレファン誰もが認める傑作」
Genesisがプロの演奏、プロダクションらしくなり、前作よりもスケールアップしているが、一度聞いてすぐに耳に残るというよりも後で気持ちよくなってくる音の為、ハードロック系のリスナーには地味な印象が残るかもしれない。確かにヒット曲のI Know What I Likeのような平凡な曲もあるが、ここに流れるロマンティシズムや美しさはPeter Gabriel脱退後のTrick Of The Tail、Wind And Wutheringやその後ソロに転向するSteve Hackettに通じる物があり、後にフォロワーを生む要素がたっぷり。聞き所としてはSantanaにも負けない泣きのFirth Of FifthのSteve Hackettのギターソロ、Peter Gabrielの演劇風ヴォーカルの面目躍如なThe Battle Of Epping Forest、超名曲Cinema Showなど、昨今のプログレバンドへの影響が大。次回作のThe Lamb Lies Down On BroadwayによってPeter Gabrielのコンプレックス大爆発によってこのアルバムのイメージが一瞬、ぼやけるが、はまると抜け出せない味がある事を保証します。
・「YES、ついに確立」
ギターが、ピーター・バンクスからスティーヴ・ハウに交代した3rd。言っておくと、このアルバムに収録されている曲は、ライブでも演奏され続けている曲ばかりだ。
目立つのは、ハウの才能面。作曲に参加し、ギターも弾きまくる。彼の影響か前作よりも曲にメリハリがきき、長尺曲も難なく聴かせる。かつ、各楽器が様々な役割をし、ソロで各人が魅せる。これら、いわば「YESサウンド」が確立されたのがこのアルバム。トニー・ケイのKeyだけちょっと弱めか・・・?
間違いなく聴いておかなければならない1枚。
・「メンバーの一体感を感じられるアルバムです。」
イエスがいよいよその個性を確立した作品です。 一曲目「Yours Is No Disgrace」は、メンバーそれぞれが最大限に持ち味を発揮できる長尺曲で、変化に富んだ構成で見せ場たっぷりです。10分近い曲を全く長く感じさせず、興奮を持続させてくれるのは見事です。 新加入したスティーブ・ハウの存在感も大きく、イエス飛躍期の勢いがパッケージされた名作だと思います。
二曲目の「Clap」ではスティーブがアコースティックギターの個人技を披露しており、四曲目「I've Seen All Good People」は、牧歌的でコーラスの美しいイエススタンダードナンバーが聴けます。 バランスが良く、飽きのこない作品です。リマスター効果も抜群で、長く聴きつづけたいアルバムです。
・「聴き手を現実から遊離させるハウのヘンテコ陶酔ギター」
1971年リリースのイエスの3作目。今作から加入したスティーヴ・ハウの影響が如実に顕れている一枚でしょう。彼は一見すると気宇壮大なプレイスタイルなので自己本位なタイプと誤解されそうですが、色々彼の作品を漁っていき聴き込むと、実に計算された無駄のない洗練されたプレイヤーです。そんな彼のクール&エキセントリックなギターに酔いましょう。
まずA面の1曲目は「ユアーズ・イズ・ノー・ディスグレイス」。閃光ほとばしるようなキラキラしたメロディに多種多様な音楽要素が加味していて10分近い長尺曲なのに聴き手を退屈させないんです(僕の一番好きなイエスのナンバーだ^^)。お次の「クラップ」はハウのacoustic guitarソロだ。彼独特の魅力が詰まっていて、僕をどっか別の空間へ連れて行ってくれる曲だ。君もそうなることを祈る。A面ラストは大作の「スターシップ・トゥルーパー」。曲想に引きずり込まれますね。ラストへ向かって無碍に広がる音空間はすばらしく、とりわけハウのギターソロは感動を呼びます。
続いてB面は実にイエスらしい?「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」。イエスらしいコーラスの妙が愉しめます。この曲なんかは本当に個性的で多分他のバンドなんかがやったら即鼻つまみモノになりそうなナンバーだが、ジョン・アンダーソンのロック離れした歌声とスティーヴ・ハウの前提がまずロックを凌駕してるスタイルがあるからこそ輝きを持つ名曲だと思いますね。2曲目はトニー・ケイのピアノタッチが印象的な「ア・ヴェンチャー」。地味ながら中々味わい深いです。ラストを飾るのは9分近い大作「パーペチュアル・チェンジ」。まさにプログレの目覚めといわんばかりの変拍子と起伏のある展開。心の振幅が揺れっぱなしでこの手の音楽好きにはすこぶる心地好いナンバーですね。
この一枚は色んな意味でイエスというバンドの良い所どりの作品なので、イエス入門に最適です!!
・「Yes、そのスタイルの確立」
1970年秋ロンドンのアドヴィジョン・スタジオにて録音。ブラッド・メルドーの生まれた年だ。もう前のアルバムである。Yesのスタイルが確立したのがYes3枚目のアルバムである本作だ僕は思う。特にスティーヴ・ハウの加入が彼等のサウンドを完璧にした。ハウの驚異的なギター・テクニック、本作で言えば2の『The Clap』に顕著だが、疲れを知らないでっかい手で繰り出す独特のリフに多くのギター小僧はしびれた。本作ではまだ粗削りさを残していて、それがまたいい味になっている。次作『こわれもの』から加入するリック・ウェイクマンとの超絶技巧な掛け合いの片鱗は随所に見れる。ジョン・アンダーソンの高い声、スティーヴ・ハウの骨太超絶技巧、クリス・スクワイアの理論的リッケンバッカー、そしてスココン・スネア満載のビル・ブラッフォードのドラムと満開寸前の桜の花を見るような傑作である。
・「メタモルフォーゼ、そして飛翔するイエスサウンド」
Yesの商業的な成功と名声は一般的にヒット曲”Roundabout”を含む次作”Fragile”と言われていますが、成功の核になる部分は既に本作に出現しています。すなわちスティーブ・ハウの加入です。次作以降もボーカルと共にバンドの声として活躍するハウですが、本作では特にその才能をしゃぶり尽すかのように彼のギターが華々しいデビューを飾っています。花が開くように華麗なギターワークは弦のベンドを肝とするグルーミーなブルース系のそれではなく、クラシック・ジャズ・カントリー系の音を融合したまさしくフュージョンというべきもので、1、2、4などでは独壇場といった感がある。
また、ハウの数多い所有ギターの中でも別格の扱いを受けている愛器”Gibson ES-175”の音色も素晴らしい。ビートクラブの映像でも観られるように複雑で多様な音色が披露される”Yours Is No Disgrace”はライブではこのギターだけで表現されているのだから凄いとしかいいようがない(スタジオ版はアコギのダブ有)。その他、クリスのプレイは前作まではリズミックなギターと拮抗してギスギスした感があったが、ハウの軽く華やかなギターのおかげで攻撃的な音ながら、ほどよく調和して生き生きと際立っているのがよくわかる。これもハウの加入がもたらした重要な恩恵と言えるだろう。諸事情はともかく、タイトルが示す通り”The Yes Album”こそ、Yesのメタモルフォーゼでありシーンへの高らかな飛翔宣言と言える作品だ。
●In the Court of the Crimson King
・「もはや語るべきことなど無いが」
ついに出た羨望のCDと言えよう。現在ではあまりに高騰した感のあるアナログ盤オリジナル1stプレスですが、初期のアイランドレーベルはプレスが非常に悪く、音質的に満足できるモノは現在ではほとんど無いのではと思われます。その点、今回のオリジナルマスターによるCD化は、ほぼ完成した感のあるデジタルリマスター技術も相まってオリジナルアナログ盤をついに凌いだ(?)・・・とも言えるのではないだろうか。高品位なCDPでの再生が条件となるが、安価なCDPでも大きな遜色なく聴けるのがCDの利点。ソフトの価格もリーズナブルで◎やがてSACD化されるのも遠くないと思われるが、そうなればアナログ盤は確実に過去のモノとなるだろう。自分的には「グッドコンディションの“宮殿”を探す日々はこれで終わった」と思っております。
・「2枚目の宮殿」
2枚目のCDです。正直言うと、何枚も同じCDを買う人の気が知れなかったんですけれど、これを買って納得しました。音質が素晴らしい。21世紀の精神異常者のイントロのノイズがはっきりと聴こえますし、マイケル・ジャイルズのドラムは今までのCDではぼやけていた部分がクリアに聴こえます。あと、何だかよくわからなかったムーンチャイルドの後半部分もしっかりと聴こえます。それが、このお手頃価格。付属の解説書も、英語が読めれば、色々と付いているLP発売当時の雑誌等々の切り抜きも楽しめると思います。 混沌の始まりを想起させる21世紀の精神異常者に始まり、一転して穏やかな表情を見せる風に語りて、静まり返った美しさを湛えるエピタフ、幻想的なムーンチャイルド、アルバムのラストを飾るに相応しい荘厳なクリムゾンキングの宮殿。 クリムゾンの古いCDしか持っていない方にも、これからクリムゾンを聴いてみようと言う方にも、お勧め出来るアルバムです。
・「待ちに待ったオリジナルマスターの素晴らしさに興奮!」
内容は、ビートルズの「アビー・ロード」をヒットチャートから引きずりおろした事が物語っており、あらためて言う必要は無いでしょう。問題は、ヴァージンの倉庫から発見されたオリジナルマスターの素晴らしさです!まず、冒頭のスキゾイドマンの出だしから、SN比が高く、個々の音の分離が良く、綺麗に聴き分けられるのです。従来盤の音の塊であったものが、エネルギー感を損なわずに聴く事ができるのには、正直言って、これ程凄いとは思いもよりませんでした。しかもCDレーベルは、マニアには伝説の初版LPのピンク色!憎い心配り。聴き始めたら、最後まで身動き出来ず、全神経を耳に集中しました。24ビットHDCD規格なので、いずれ、SACDも出るのでしょうね(SACDマスタリングなのですから)。でも、今は、このCDで満足です。SACDが出れば、きっと買う事になるでしょうが。 素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!
・「クリムゾン・キングの宮殿。」
プログレってジャンルを知りたい人、入門したい人には最初の一枚に是非オススメ。1曲目「21世紀の精神異常者」でノックアウトされること間違いなし!実際僕がそうだったから。壮大な中にジャズの軽快さが入ってるこの曲は無条件でノレます。そして2曲目はフルートが美しく日曜の昼下がりにでも聞きたくなる「I Talk To The Wind]。3曲目は哀愁漂う「Epitaph]。4曲目は迷路に迷い込むように世界観に引きずり込まされる「Moonchild]。そしてラストナンバーは一気に心を解放してくれる「クリムゾン・キングの宮殿」。
最高の物語です。
・「CDは2005年以降で」
pink island盤も入れて比較しました。2点のアナログ 日本盤P10115A(リイシュ-) UK盤ILPS9111(マト2/2)3点のCD 1990バージンジャパン 2003紙ジャケ日本盤 2005US盤 アナログ音源はCDに録音して使用。5つのスキゾイドマンをそれぞれ10分割し当家のオーディオで判定した。(アナログはSPU Classic、ラックスマン550という普通の組み合わせで再生しコンピュータに取り込んだ。) 音のクリアさにおいては2005US盤=UK盤ILPS9111>1990バージンジャパン=2003紙ジャケ日本盤(この2枚は同じものではないかと思われる)>日本盤P10115A。低音は2005US盤>アナログUK盤(僅差)>>>残りの3だった。定位に関しては2005US盤が優れていた。つまり2005US盤はオリジナルマスターテープを使用したとされるILPS9111とほぼ同様の音質であり高価なオーディオセットにも十分通用する音と考える。驚くことにP10115A UK盤ILPS9111の差がわからないという仲間もおり、おそらくコンピュータに付属するオーディオで楽しんでいるためだろうと思われる。私個人はMP3に落としてもこの二つのアナログメディアの差を感じた。結論だが、大きなスピーカのある方は2005年以降のCDで楽しむのがよいと思う。今回2005US盤を聴くまではUK盤ILPS9111(マト2/2)がもっともすばらしい音だった。そして2005US盤にフィルタリングの形跡(高音<低音)を感じるため現時点においてもUK盤ILPS9111がこのアルバムの標準的なバランスの音を提供するメディアと考える。しかし現在このLPを手にし鑑賞するのはかなり投資が必要であり2005年US盤こそが全世界的標準音質と考えて良いだろう。今後フィルタリングを施さずにオリジナルマスターからCD化されればもはやバージョン更新の必要はないだろう。
●Metropolis Part 2: Scenes from a Memory
・「そこに一つの物語ありき。」
現代ハードプログレッシブ・ロックの巨匠=Dream Theaterのコンセプトアルバム。この作品は、ロック界では言わずと知れたDream Theaterの第二作、「Images & Words」に収録されている「Metropolis Part 1」の続編であり、この曲に見られるような「彼ららしさ」を演出しているアルバムである。
収録時間77分の作品全体として一つの物語が完結していて、大まかに二部に分かれる。その物語が実に面白い。あらすじは次のとおりである。
主人公が毎晩悩まされる悪夢の原因を探る為、催眠療法を受ける。催眠状態で主人公が見たものは、自分の前世の実に不条理な死であった…
そこに一つの物語ありき。
極限状態にある主人公の微妙な感情、不安と安堵の交錯…、数々の物語を、テクニカルで、そのくせ繊細な、「音楽」という言葉を持ってリスナーに語りかける、そこがこのアルバムのすばらしいところだ。曲中、前作「Metropolis Part 1」のリフがいたるところに出てくるのも面白い。ジョーダンルーデスのピアノも美しい。複雑な変拍子におけるユニゾンも、聴く者を魅了する。まさに感動の連続。
音楽が好きという方へなら、自信を持ってお勧めできる一枚である。
・「一枚で何度も美味しい」
Dream Theaterの最高傑作として知られている「Images and Words」が多くの名曲を有するという点で名盤であるのに対し、この作品はアルバム全体を通しての作品性の高さという点での名盤であると言える。このアルバムには名曲というに相応しい名曲こそ無いものの、その完成度の高さは「ロック史上最高のコンセプトアルバム」「名曲無き名盤」などとさえ言われているほど。その壮大な作品性(ストーリー面に於いても、音楽面に於いても)から、一度聴いただけではその真髄を理解するのは難しいという欠点こそあるものの、逆に聴けば聴くほど味の出てくる、食べ物に喩えれば「スルメイカ」とも言うべき美味しさも兼ね備えており、歌詞カードを片手に綿密に練られたストーリーを愉しむも良し、メンバーの超絶技巧振りに驚嘆するも良し、Frank ZappaやRushなどの影響を見つけてニヤニヤするも良しと、様々な楽しみ方で聴き入ることができる。一枚で何度も美味しい傑作なので、是非とも繰り返し聴いて欲しい。
・「音楽史に残る傑作」
名作「IMAGES AND WORDS」に収録されていた名曲"METROPORIS PART 1"の歌詞。〜1つの愛が産まれる度に、もう1つの愛は死んでいく〜を壮大に発展させたコンセプト・アルバム。
テーマは 「輪廻転生」。毎晩立ち表れる1つの悪夢、その正体を見極めようと催眠療法士の力を借りる主人公ニコラスが、半世紀の時を経て自分の前世"ヴィクトリア"が辿った愛憎と欺瞞に満ちた物語を体感していく。
深みのある歌詞に呼応する緊迫したインスト・パートと、声色ではなく、歌い方を変える事によって各登場人物の複雑な心理を描写するジェイムズ・ラヴリエ(vo)渾身のパフォーマンス・・。曲を構成する全ての要素が幾重にも絡み合い、破綻することなしに一大叙事詩を形成している。
メロディ・パートを物語の進行に応じて絶妙な形で使い回し、アルバムに途絶えることのない流れを形成した構築技法は(目新しいモノではないと言え)やはり圧巻だ。
マイク・ポートノイ(dr)、ジョン・ミュング(b)、ジョン・ペトルーシ(g)の人間離れした演奏力は相変わらずで今更大きな驚きはないが、本作から加入したジョーダン・ルーデス(key)の常軌を逸した超絶テクニックが脳幹を揺さぶる。
物語の第二幕、#8"HOME"から衝撃の真実(クライマックス)#12"FINALLY FREE"に至るまでの展開は息を呑むほどドラマティック、最早1つの生命として躍動している。私の音楽感を変えた歴史的名作。
・「「聴く映画」」
素晴らしいコンセプトアルバムです。歌詞、メロディともに文句のつけようがありません。The Spirit Carries Onはマジで泣けます!ギターソロで昇天!ペトルーシのソロセンスには脱帽です。全曲素晴らしいです。是非聴いてみて下さい(彼等の音楽についていける方)。DVDも凄いです!
・「ライブ盤も買おう!」
すごいアルバムです!このアルバムを出す前までは厳しい面もあったみたいだけど、起死回生のアルバムを作った。すごいバンドだ。
・「これぞジェスロタルの心髄!隠れた名盤」
ノスタルジックなあまりにも美しいアルバム!最後の最後まで計算されつくした音の絵巻物!タルの心髄はこの作品につまっている。永遠に色褪せない永遠の宝物です。
・「隠れた名盤」
日本での彼等の評価はちょっと低すぎる!ジェラルドやアクアラングが評価されるのはごもっともでしょうが、イアン・アンダーソンの心髄を聴けるまぎれもない傑作こそ本作であります。生ギターと生ストリングス美しさは絶品であり、このグループの大いなる魅力なのであります。聞き終えた後にしばらくの放心状態になることをお約束しましょう。彼らの作品のなかでは最もトラディッショナルなアルバムであり、このバンドのメッセージが強く伝わってきます。完成度は高い!
・「究極音質のリマスター版。買い替え必須」
アナログ版から数えて、本作を買い換えるのは4回目。1994年度のリマスター版もかなりいい音だったので、これ以上の改善は無理かと思いつつも、今回(2003年度)リマスターを聴いて驚き。音のクリアー感と広がり感が増し、イエスの演奏のすごさがさらに強烈になった。Close to the edgeのイントロの水の音、Siberianの出だしのギターの音を聞けば、いかにこのリマスター版の音がいいかが実感できます。
イエス・ファンで長年聞き込んでいる方も、今回のは買い替え必須です。
・「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」
片手にジャケットを持って、ジャケットを眺めながら聴くのがよいでしょう。間違っても、歌詞とにらめっこはしないこと。訳詞を読んでも意味不明ですし、歌の内容がわからなくても、イエスを聴く上でちっとも障害にはなりません。曲を演奏をサウンドを楽しむことが大事です。ジョン・アンダーソンの声もサウンドのひとつとして楽しむべきです。
・「買って損なし!!!」
この歴史的名盤の内容をとやかく言う必要はないだろう。要は既発盤を持ってる人が買い直す価値があるかだ。私が持っている日本盤(32XD-532)と聴き比べてみた。まず全体の音量は今回のリマスター盤の方がデカイ。導入部のせせらぎなど聞こえ始めるのがおよそ10秒も早かった(1万円以下のCDウォークマンで試聴)。その分、音の分離がはっきりしレンジも広くなった感がある。以前からこのアルバムでのビル・ブラフォードの音量の比率が他のパートに較べて抑えめにミックスされたように思っていた。今回もそれは変わらなかった。あくまで個人的印象だが、本来はもっと固い音で叩く人のように思う。どうだろう。ボーナストラックに関しては、サイモン&ガーファンクルのカバーなどシングル2曲に2,3のオルタネイト。6はジョン・アンダーソンの鼻風邪声バージョンとして聴くと面白い。また8分過ぎに入る逆回転のようなフレーズはかなり新鮮だった。未発表バージョンは、リック・ウェイクマンのキーボードがオリジナルに較べてかなりダサいのもまた一興。本編の完璧さ知るにはいいかもしれない。
・「これぞプログレッシヴロック」
この「危機」という作品を聴き終わった後の感動は、まるで山の頂上に到達し、素晴しい景色を見ているときのような感覚に似ている。 「プログレッシヴ・ロック」は、今となっては様々な形に変化し、拡散しているが、いつ聴いてもこのアルバムは、聴くごとに新しい発見を与え、いつまでも新鮮で飽きさせることがない。
この一枚で、他のプログレグループには無いわかりやすさと素晴しさで、プログレッシブ・ロックの素晴しさを教えてくれる。 このアルバムこそ、真の「プログレッシヴ・ロック」を歴史に築いた決定盤であることに相違はない。
・「リマスター最高」
危機はLP盤、初回CD盤、紙ジャケリマスター盤と買い続け今回が4回目の購入ですが、興味深い貴重なボーナストラックと、表題曲のSE部分や「同志」のスティールギターの最後のグリスアップまでクリアに聞こえる手をかけたリマスターなど、買って損のない内容です。私自身は大満足でした。Rhino万歳!
・「クリアなギターサウンド」
自分はこれまでイギリスのロックはほとんど聴いたことがなかったのですが、エイジアやジェネシスといったアーティストをたまたま聴いて、とても良かったので、似たようなサウンドの音楽をやっているバンドはいないかなと思い、このアーティストのアルバムを買ってみたのですが、大当たりでした。
とにかくギターサウンドが奇麗です。自分はもともとゲームミュージックが好きなのですが、そういったインスト好きの方や(歌は少し入っていますが)今、流行のロックサウンドに満足していない方にはオススメです。ただ、歌モノという分類ではないと思うので、歌が好きなのであればエイジアやジェネシスをオススメします。
・「北欧の幻想美!」
スウェーディッシュ・プログレ・バンドの'75年リリースの1st。ひたすら幻想的で美しいギターとキーボード。スウェーデン語の歌の響きが、その美しさに輪をかけている。たまたまCD化されていたこのアルバムを見つけ、ジャケットのアートワークの不思議な絵に惹かれ購入したが、1曲目の「MUSIKEN AR LJUSET」から繰り広げられるギターとキーボードの"美しき奏"にノックアウトされてしまった。キーボードはスウェーデンの澄んだ冬の情景を浮かばせ、その中でギターは暖かさを感じさせる。歌もメロディもとにかく素晴らしい。北欧特有の透明感が堪能出来る作品。
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