旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1) (詳細)
萬屋 直人(著)
「個人名の登場しない小説。」「すばらしい作品でした!」「最高!」「とても面白かったです」「心温まる」
神様のメモ帳 (電撃文庫 す 9-4) (詳細)
杉井 光(著)
「僕はここにいる。」「日常から起こりうることが」「西尾維新ファンです」「ニート探偵というイロモノと思いきや、しっかりした良作」「それでも面白かった」
C3-シーキューブ (電撃文庫 み 7-7) (詳細)
水瀬 葉月(著)
「ごめんなさい…」「シリアスながらも笑える」「前作より、ラブコメ度アップでスタートです」「読まないと、の…呪うぞ!!」「水瀬 さんの新シリーズです」
RIGHT×LIGHT―空っぽの手品師と半透明な飛行少女 (ガガガ文庫 つ 2-1) (詳細)
ツカサ(著), 近衛 乙嗣(イラスト)
「心情が良く描けてます」「設定や背景も良く面白い作品」
塩の街―wish on my precious (電撃文庫) (詳細)
有川 浩(著)
「切なくも美しい」「好みは分れるやもしれませんが。」「極限の街で生まれるラブストーリー」「良いです」「こわっ!」
キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (詳細)
時雨沢 恵一(著), 黒星 紅白(著)
「世界の白黒両面がわかる本」「美しくて儚いもの」「旅がしたくなります」「現代のガリバー旅行記」「初めてのライトノベル」
アリソン (電撃文庫) (詳細)
時雨沢 恵一(著)
「本質的な意味での「良作」」「宝を見つけたとき、どう思ったか?」「読んで損はしない」「作者さんが好きなので買ってみたら…」「戦争。」
リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫) (詳細)
時雨沢 恵一(著)
「アリソン続編、やっぱり出た」「遂にアリソンの続編出たぁ~~」「さすが時雨沢さん!!」「ヴィルそっくりなリリア」「王子様とお姫様の物語。」
学園キノ 2 (2) (電撃文庫 し 8-22) (詳細)
時雨沢 恵一(著)
「また帰ってきた…破壊的作品」「どこまでパロディぶりを進めるやら」「危険!取り扱い注意」「公式やりたい放題パロディ。」「学園キノ2」
空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1) (詳細)
奈須 きのこ(著)
「文庫版は豪華に追加されて素晴らしい」「劇場アニメ化に先駆け・・・」「お手頃価格!」「凄惨だが味わい深い作品。」「登場人物みんな物知りすぎ(笑)」
ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-3) (詳細)
アサウラ(著)
「石岡くん・・・」「筋肉刑事」「庶民派学園シリアス・ギャグアクション」「大爆笑+実はすごくカッコいいシリアス・ギャグアクション」
●旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1)
・「個人名の登場しない小説。」
本は年齢の割に読んだ方だと思いますが、一切個人名の出てこない小説は記憶の中では初めてです。まず、舞台設定が非常にいいです。おそらく日本、それも北海道でしょうが、具体的には名前が出てこないので分かりません。世界中は『喪失症』に蝕まれつつあります。名前が消え、誰もその人の名前を思い出せなくなり、次にその人を撮影した写真が消え、その人の身体の色彩が消え、陰が消え、最終的には存在が消えてしまいます。この設定も十分におもしろいのですが、話自体はおもしろおかしく、しかし何処か淡々と書かれ、けっして湿っぽくはなりません。主人公とヒロインは最後まで『少年』と『少女』ですまされています。他の登場人物も、名前はなく、必要以上に感情移入することがありません。それでも、大切な場面では彼らの目線で話を追える文体が特徴的です。文章とイラストがわりと合っているので、イメージもしやすいです。自分は題名で惚れて購入したのですが、内容も十二分でした。非常に満足しているので、星五つ。
・「すばらしい作品でした!」
本屋でたまたま見かけ、挿絵が気に入り衝動買いしてしまったのですが、中身はそれ以上の物でした!全てを捨てて旅に出た少年と少女の道中の様子や、その地その地で出会った人々との出会いや別れが時にもの悲しく、時にコミカルに描かれています。文章も簡潔で読み安く、かつ心情などはしっかり表現されています。さらに喪失病という病による背景と世界観。どれをとっても素晴らしい出来だと思います!特に少年と少女の会話やほんわかした雰囲気が自分的にはかなり好きです。物語はまだ続きそうな感じはしますが、続刊が出るとなるとどうでしょうか…少年と少女の最期を見る事になるとすれば正直自分はこのままで終わっても…複雑ですね(苦笑)でもそれくらい考えてしまう話です。あったかく、でもとても切ないような、そんな気持ちにさせてくれる本です。新しい本をお探しの方には是非おすすめします。
・「最高!」
私が見た電撃作品の中では一番好きな本です!「喪失症」という病気にかかった少年と少女がこの世の果てを目指して旅をする話です。出会った人たちの暖かさ、主人公たちの思い、別れの切なさ・・・すべてが折り重なってこの作品ができています。読んで損はありません!ぜひ読んで見てください!
・「とても面白かったです」
人物名は全く出ない珍しい小説。喪失症と呼ばれる現象が起きて名前が、人が消えていく世界。主人公は「少年」と「少女」。…あと「カブ君」(笑)二人と一台の旅物語です。比率的には笑い40%、悲しみ20%、切なさ10%、青春20%、根性10%かな(●^∀^●)少年少女の絡みだけでも面白いのに、旅先で出会う人達との絡みがとても面白かったです!じーさん達とか、秘書さんとか(・∀・★)是非、一読してみてください!
・「心温まる」
本は直感で買うことにしています。この作品も見た瞬間にびびびっときた作品です。設定はほかの方が書いているように、喪失症によって滅んでいく世界を旅するというものです。最初は重いものかとも思ったんですが、とても穏やかな気持ちにさせてくれる作品でした。迷っているなら買ったほうがいいと思います。
・「僕はここにいる。」
ニート探偵というキャラ設定から昨今の安っぽい萌え重視の話かと思いきや、蓋を開けてみると実は結構シリアスで感動できるストーリー。しっかりした世界観、完成された展開、そして圧倒的な文章力・表現力。やられた。読んでいて気持ちが高ぶるのを抑えきれなかった。16歳の冬の、傷だらけの青春物語。非常にオススメです。
・「日常から起こりうることが」
普通の学生にほんとにあるかないかの貴重な体験を描いてます。
主人公が彩夏という女の子と話すようになって(女の子から会話ふっかけてきます)だんだんと打ち解けていくのですが、その途中で大変な、ほんとに大変なことが起こってしまいます。
その中で主人公が自分へと立ち向かう姿勢を綺麗かつ現実的に描写している作品です。
ぜひ読んでみてください。
注)たぶんこれで完結なので、誰でも読み始めることができます
・「西尾維新ファンです」
作品自体の評価は皆々様と同じなので割愛(良作
ひとつ、書きたかったことは作中の彼女、西尾維新作品の登場人物『病院坂黒猫』と『玖渚友』を足して割った感じ。と、読中読後、終始思っていました。
・「ニート探偵というイロモノと思いきや、しっかりした良作」
ひきこもりがちの少年と、ひきこもりで毒舌の、クマさんパジャマな美少女のニート探偵アリスとの萌えな小説かと思ってましたが、これはいい意味で不意打ちな面白さでした。 出てくる登場人物が個性的で、しかもほとんどニートというステキっぷり。彼らが路地裏のラーメン屋にたむろって居るシーンの会話が凄い愉しげ。山手線ゲームのお題とか笑った笑った。
物語としては、あまり起伏があるわけではないのだけど、シリアスとギャグとのバランスが良いです。笑える小ネタもありと、小気味よい会話のおかげで、ほどよい感じでテンポ良く読ませてくれます。 (ニート)探偵が出てくるぐらいなので、事件も当然発生し、前半のニートの自虐的なネタっぷり(でも前向き)からは想像付かないほど、後半は重苦しい展開になります。 結末もハッピーエンドというわけではないのだけど、最後のオチが凄く良く、救われた感じです。これも良い意味で裏切ってくれました。 ボーイミーツガールな、しっかりした良作でしたね。
・「それでも面白かった」
石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」と桜庭和樹の「GOSICK」を合体させたような話です。主役の二ート探偵の一人称が女の子なのに「僕」だったりと最近流行りの妙なキャラ付けがあまり気に入りませんでしたが内容は楽しめると思います。
・「ごめんなさい…」
ツボでした☆(笑シリアスな内容あり、笑いあり、ちょっと…グロい表現あり。表紙のヒロイン・フィアがとてもいい味を出してます。ただ、この作品は読む人によって意見が分かれる可能性が…。まだ2巻しか出ていないので、この先どうなるか分かりませんが現段階では星5つ
・「シリアスながらも笑える」
シリアス4割でギャグ4割、2割はいろいろです。
いろんな要素を詰め込んでますが、十分に面白いと思いました。
キャラクターで買う人もいるかもしれませんが、内容も面白いのでしっかり読んでください。
・「前作より、ラブコメ度アップでスタートです」
内容】主人公の少年の元に宅配便にて、奇妙な箱が到着する。奇妙な箱は、呪われていて、残酷で、不幸で、わがままでお煎餅が好きな女の子でした。そこから、物語は始まります。
批評】出だしが、オーパーツラブというマイナーな小説にそっくりです。(まあ、出だしだけですし、良くある出会いのシチュエーションです)多少読者を凹ませるダークな内容もありますが前作が、グロくて濃い内容だっただけに、ずいぶん軽い印象を受けました。前作がラブコメ3割、救いの無さ4割、ダークさ3割だとしたら今作はラブコメ5割、救いの無さ1割、ダークさ1割、主役の少年の人の良さ3割で構成され、万人受けしやすい内容になったような気もします。ぶっちゃけ、普通のラブコメ小説でした。読みやすいし面白く、王道です。
・「読まないと、の…呪うぞ!!」
まず内容はそこそこに表紙買いした作品なので、イラストに関して不満はなかったです中には際どいイラストもありましたが、全体的に綺麗で好みなテイストでしたね♪
内容はと言うと、あらすじ的にもそこそこの内容だと思って読みましたが、コレが結構楽しめました私の好みに合ってたんだと思います作者的には明るすぎず暗すぎずって辺りを目指して書かれた作品らしく、そのため両極端な作風じゃなかったのが良かったのだと思います♪笑えるところは普通に笑えましたし、バトルなどシリアスなところも良かったですいい具合にメリハリ効いてたと私は思いました♪
特にヒロインが事あるごとに言う口癖(?)「呪うぞ」のフレーズ個人的にはすごいツボです(苦笑
・「水瀬 さんの新シリーズです」
著者いわく、銀水瀬(灰色)ということで、すこしダークな作品です。呪われた道具は年を経て、意思を持ち人の姿になれる、この作品の世界です。主人公の所に転がり込んできた呪われた道具をめぐり話が展開されます。代償を求める所や一部の登場人物がダークです。イラストレーターは、さそりがためさんです。私は、読みやすく面白かったです。
●RIGHT×LIGHT―空っぽの手品師と半透明な飛行少女 (ガガガ文庫 つ 2-1)
・「心情が良く描けてます」
良質のエンターテインメントでした。「おお、このキャラがここに関わってくるか」と驚きつつラストまで。ただ、これは私の好き嫌いですが、擬音の使い方にやや改善の余地があるように思います。でも面白かったです。
・「設定や背景も良く面白い作品」
よくある魔術物ながら、ヒロイン【アリッサ】の生い立ちや主人公【遠見啓介】の魅力や「右手の呪い」など、楽しめそうな要素が多分にある。本巻では【友月未由】や【冬上雪絵】が強敵として登場するが、もとよりクラスメイトなので今後の展開も楽しみなところ。シリアスパートはなかなかヘヴィな印象で結構ハラハラもする。特に友月のストーリーは鬱展開である。アリッサと因縁深い【ジン】の悪役振りも良い意味で胸くそ悪い。それに比べて学園パートの飄々としたところとのギャップがバランス良く、今後に期待できる作品である。
●塩の街―wish on my precious (電撃文庫)
・「切なくも美しい」
電撃文庫さんはいつも良作が多いですが、今回の大賞作であるこの作品は個人的に群を抜いているような気がします。
この【塩の街】というタイトルからは少し想像しづらいですが、これは良質なラブストーリーであり、ファンタジーだと私は思います。久しぶりに途中ページを捲るのを止められなくなりました。総合的にみても面白かったです。
特に主人公達の気持ちが痛いくらい切なくて・・・ラスト近くは思わず泣いてしまいました。これがデビュー作とは思えないほど文章的にも描写も表現力も豊かで、尚且つ読み易かったです。イラストも世界観と合っていてかなり良かったと思います。かなり幅広い層にお勧め出来る作品ですが、特に恋愛小説好きの女の子にお勧めです。
・「好みは分れるやもしれませんが。」
個人的には、とてもよかったと思います。他の方々のレビューを読むと、本当に好き嫌いのわかれる話なんだなぁとは思いますが。
ギリギリの状況でだんだんと惹かれていく気持ちや、綺麗な感情がとても上手に書かれていたと思います。きびしめの評価の方が多いようですが、私的には数少ない本当のお気に入りの中の1冊です。
切なくて、綺麗で、透明で、壊れそうで、そんな印象の世界観が、とても素敵です。
・「極限の街で生まれるラブストーリー」
人が少しずつ塩に変わってしまうという、突飛と言えばかなり突飛な物語だが、それを丁寧に切なく描いている。描かれた7つのシーンの中で、特に最初のエピソードがよかった。大きな重いリュックサックを背負って海を目指す青年視点で始まり、エピソードの終わり近くで、この本全体のヒロインである真奈の視点に切り替わる。青年の口から語られる切ない物語と、ラストの海のシーンが印象的だった。
・「良いです」
おもしろいです。秋庭さんと真奈の関係がだんだん縮まっていくとことか。どきどき せかせか わくわく はらはら ・・・って感じですかね?(伝わってますかね?)えっと、絵が不評ですが、私は好きですよ。秋庭さんとかかっこいいし。男前だし。真奈ちゃんの性格には好感が持てますね。今時めずらしい、こう、宝物のような??お互いにお互いのことを想ってるんですよねぇ・・・。ラブコメ大好きの私にはもってこいのお話。いや、ちゃんとSFの部分もいい感じですよ?はい。何度読み返したことか・・・・・。
・「こわっ!」
迫り来る塩害。実際に起こったらマジ怖い!自分の体が塩になってしまったら。考えられます?じわじわ死に近づく恐怖…。作者が何を言いたいのか考えて見てください。
●キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))
・「世界の白黒両面がわかる本」
こんな本を見たのは初めてで本当にはまりました。まさに人生や社会や国家の中で必ず遭遇する問題をストーリー化した読み物です。
本の中の一つ一つの物語は私に色んな事を考えさせてくれました。私は以前、人の心がわかればいいな思ってましたが、それは間違いでした。たしかに相手の事をすべて理解することが出来ますが、それ以上に色んな問題が生じるでしょう。個人的には「レールの上の三人の男」が一番好きでした。自分のやっている事を無駄かどうか、そしてその目的をもう一度確かめられた気がします。他にもこの本を読むと、政治や人生色んな物事のいい方と悪い方両面がよくわかります。そして、この本の特別なところはたくさんの問題を考えさせてくれるわりに、どれ一つ答えがないって言うところです。たぶんそれは一人一人の答えが違うから絶対的な答えがなくて、本当の答えを見つけられるのは自分だけかもしれませんね。
ただ、この本の唯一つ悪い点と言えば、ストーリーにあまり関連性がないところですね。
・「美しくて儚いもの」
一つの国に滞在する期間は三日間。長く、そして短い。故に、主人公キノと相棒のモトラドは正義感を振りかざすでもなく物事を客観的に見聞きし、去っていく。
他のライトノベルと違い萌えや燃え、大冒険でもなければSFでもない。
淡々と、静かに物語は進んでいく。
キノは旅先にある矛盾やおかしな事を、我々読者に代わって代弁してはくれない。けれど、それ故に読者はそこにある矛盾した社会体制や、おかしな国民に気付かされる。自分で考えることが出来る。
読書とは文章を読み、考える。と定義するならばこの作品は非常に意義のある作品だと思います。
・「旅がしたくなります」
主人公キノがバイク(モトラド)で旅をする物語。武器はパースエイダー(武器)のみ。一カ国には3日間だけ滞在するというのがキノのポリシー。
それぞれの国にはいろんた人達がいる。思想や宗教などみんな違った文化があって面白い。一話ごとそれぞれの国での出来事で分かれているので読みやすいです。
第一話「人の痛みが分かる国」第二話「多数決の国」第三話「レールの上の三人の男」第四話「コロシアム」第五話「大人の国」第六話「平和な国」
が掲載されています。
おすすめは第五話の「大人の国」です。この話しはキノが旅に出ることになった理由が書かれているので是非読んでほしいです。
・「現代のガリバー旅行記」
キノは旅をする。キノが行く先々にはさまざまな「国」が待っている。
キノが旅をするそれぞれの「国」は、それぞれの価値観に基づいて作られて運営されている。その価値観はとても極端であったり、本能的であったりもする。その旅の過程は、さながらガリバー旅行記を読んでいるようにも思えた。ただその世界観は現代のRPGゲーム風に、あるいはSF風にアレンジされているので好き嫌いははっきり出そうに思う。
若いうちに異文化を経験するべきだ、国際交流するべきだと、言ったところで実際には多くの人がそういった経験が出来るわけではない。費用がかかる。機会がない。
個人的にはこういった本こそ、教育の現場で使ってみたらどうだろうか?と思う。
・「初めてのライトノベル」
はじめて「キノの旅」に出会ったのはオススメライトノベルが書いてあった雑誌かなんか。
・「本質的な意味での「良作」」
まず、その文章が印象に残る。淡々として、しかし丁寧に風景を描写する。むしろ風景のみを描写するが故に、淡々としているのかもしれない。例えるなら説明文のような印象を受ける。心情はあっさりと流す。しかし、それ故に強い個性を持つキャラクターの会話が映える。キャラの描写を会話に絞り、周りを丁寧に描写することで、
物語世界全体をバランス良く描いたという印象を受けた。
そして構成力。全てがなめらかに繋がっている。どこにも凹凸がない。つまり、過不足が全くない展開なのだ。意外なところに伏線があり、それは必ず回収されている。読者は驚きながらも、不条理さを全く感じることなく読み進めることが出来るだろう。
キャラクター、ストーリー展開、その他素材はそう目新しい物ではない。しかし、この二つの特徴がこの作品を他とは代え難い物としている。とある作家の言葉を借りれば
「『何を書くか』はもう出尽くしている。作家の仕事は『どう書くか』だ」
読み終わった時にわき上がってくる、何とも言えない満足感は読んだ者にしか解らない。
・「宝を見つけたとき、どう思ったか?」
まず序章に流れる謎のメッセージ。これ、ラストまで読んだ後、もう一度読み直してみると・・・泣けます。私はうるっときました。細かな部分もきちんと読むと、後で分ったとき少し嬉しくなる作品。
この話には二つの国が出てきて、言語も文化も違ってて、過去に何度も戦争してて、よーするにただいま冷戦状態なんだなって事が序盤でわかりやすく説明されます。軍人だけど行動はけっこう破天荒で、かわいいのになんだか男らしい(?!)アリソン。逆に真面目でどっちかというと地味なんだけど実はかなり天才のウィル。
この二人のやりとりがまず魅力です。アリソンがウィルの前だとたま~に見せる「女の子」な部分も、読者の方は「ああ・・なるほどね♪」って思うはず。宝を探す旅・・というより「冒険」なので、空中戦や銃撃戦なんかもあります。軍人の経験を生かしたアリソンの行動もなかなか面白いです。
他にも様々なキャラクター達が鍵になっています。長編なのですが、一気に読んでしまいました。そして・・・宝を見つけた二人はそれぞれ全く異なる反応を示します。どちらがおかしい、という事はないのですが、それが大事なんじゃないかと。読者はこの宝の正体を見て、それぞれどう感じるのか?
がっかりするのか、感動し涙をこぼすか、それとも何も感じないのか・・・全ては読んで決まることです。ちなみに私は最初、「ああ、そうなんだ・・」ぐらいなもんでしたが、2周目、あの序章のメッセージを読んでから読み直して涙ぐみました。そんな感じ方もあり・・かな?いずれにしよオススメの文庫ですよ。
・「読んで損はしない」
素直におもしろいと感じました。キノの旅のような短編のかたちをとってはいませんが、それと同じぐらい読みやすい本でした。中盤で話しの結末がなんとなく見えてくるような感もありましたが、そこに行くまでのストーリーが漫画を読んでいるようにそのときの場面や情景がわかりやすく、なにより面白かったです。
面白いだけではなく、何かを考えさせられる、本としてすばらしい物だと思います。
・「作者さんが好きなので買ってみたら…」
『キノの旅』もおもしろかったですが、こちらの『アリソン』もとてもおもしろい内容でした。まず驚いてほしいのは時雨沢氏の文章力。小学生の方にもわかりやすく、かといって子供っぽい書き方ではないんです。ここまですごい小説を読んだのははじめてです。ストーリー中にあったちょっとした出来事でも、実は後のほうでは意味があったり、など巧妙なストーリー展開はさすが、という感じです。
たまにギャグがあったりと、ずっと重い感じのストーリー、という訳ではないので、「本はあまり好きじゃない」という人にも、どんどん読める内容だと思います。絵やキャラクターも魅力のひとつです。
・「戦争。」
良かったと思います。こういう話は好きですね。作者の時雨沢さんはおもしろくて好きですし、挿し絵の黒星さんはファンですし。かなり楽しめました☆戦争とは言っても、恐い話じゃない。これがまた楽しい。「宝」は、なかなか予想出来るものじゃないですよね。ファンタジーなのに、リアルで。読んで損はないと思いますよ☆
●リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)
・「アリソン続編、やっぱり出た」
時雨沢氏の人気シリーズ、「アリソン」の続編となる本作。アリソン3から18年後を舞台とし、主役はアリソンの子供リリアとベネディクトとフィオナの子供トレイズとなっています。
話の内容はアリソンと同じように、二人が旅行に出かけて陰謀に巻き込まれる・・・といった、ある意味王道ともいえるものです。しかしながら、繊細な描写と適度に盛り込まれたユーモアが、この作品を他の作品と一線を画した物としています。話の展開の持って行きかたにやや強引とも取れそうな部分がありましたが、さして気にならない程度でスラスラと読むことができます。今回もいろいろと伏線がはってそうで、これからの話がどうなるか非常に気になります。次巻が今から待ち遠しいです。
なお、前作「アリソン」とリンクしているところが多く、それを読んでから本作を読んだほうがいいでしょう。
・「遂にアリソンの続編出たぁ~~」
このノベルは、発売すれば普通にその週の文庫本売り上げランキングTOP10に入ってくる「キノの旅」シリーズの作者である時雨沢氏おなじみの短編連作ではない長編作品「アリソンⅠ~Ⅲ」の続編です♪だからできることなら「アリソン」から読んだほうが何倍もこの作品を楽しめますよ。なんと言ってもリリアはアリソンの娘なんですからあたりまえですよね(^o^)b
内容は題名のとおりリリアとトレイズという幼馴染二人の旅の中での経験を描いたアドベンチャーストーリーです。これ以上説明しようが無いんですよね、頭悪くてスンマセンm(__)m時雨沢作品のファンの方はおなじみのあとがきもお楽しみに(笑)また奇想天外なことをやっちゃってます(^^;黒星紅白氏のイラストもサイコーです!
あと、マンガばっかり読んでて活字ばっかの本に抵抗があるという方にも全然読みやすいと思うんで是非ススメたいですね。
・「さすが時雨沢さん!!」
ラブコメあり、冒険あり、もちろんあとがきも健在です。テンポのよいギャグも含まれていて、読書初心者に最適。内容は「アリソン」の続編で、内容も前作とリンクしていて前作から読んだほうがわかりやすいと思います。その他の詳細は買ってからお楽しみに…
・「ヴィルそっくりなリリア」
リリアの茶色の目と目元は、ヴィルそっくりです。これでもかってくらいに、フィオナとベネディクトの子供であるトレイズがリリアに自分が王子である事を言わないのがじれったいです。面白いので読んでみてください
・「王子様とお姫様の物語。」
って、感じです。作中(シリーズ全巻中)にも2度この言葉が出てきています。前作の「アリソン」は色々な冒険があったり、人間関係があったり、恋愛あったりで、アドベンチャーストーリーの王道を突き進んでましたが、この作品はちょっと違う感じです。
前作のアリソンとヴィルは少し変わった生い立ちで、その上他の少年少女にはないものを持っていて、彼らの発想やアイディアは読んでいてとても面白かったです。しかし、今作のリリアとトレイズは、ごく普通に育てられていて(?)、特別なものもない、少なくとも考え方は、どこにでもいる普通の少年と少女でした。それゆえ、二人っきりになってお互いをやや意識したり、言いたい事も言えない事もあっり、一人で鬱々と悩んでいたりしているのが描写されていて、なんというか、色々と共感したり、一言言ったやりたくなったりしましたよ。とことん客観的に記述しているのに・・・やっぱりこの作者はすごいです。前作の二人は世界の中心にいて、世界を引っ張っている感じでした(特にアリソンが)。しかし今作の二人は世界の中心にいるけれど、二人は動かないまま、世界がぐるぐると激しく回ってる感じがします(特にリリアが)。そんなわけで受けた印象が、「王子様とお姫様」、です。
見所は前述のものに加え、リリアの成長とトレイズの活躍です(逆はあまりなかったです)。
私は個人的に、この作品が大好きです!
・・・なんかシリーズ全体の感想みたいになってしまいましたね・・・
・「また帰ってきた…破壊的作品」
「学園キノは、あなたにとって『キノの旅』イメージ崩落の原因の一つになります」「適当な推計によると、読破者は非読破者に比べ、シズを白い目で見る確立が約2倍から4倍高くなります」と、帯に書いてあるので、心当たりがある方はやめておきましょう。
今作は『キノの旅』のパロディ的作品の第二弾ですが、前作よりは『学園キノ』としてちゃんとまとまっている話だと思いました。もちろん突き抜け方は異常なのですが、単純に作品として面白い。『キノの旅』『アリソン』を知っていて、この手の作者のギャグを許せる方なら、買っても損は無いと思います。
また、作者がアニメ好きだということからか、アニメに関するパロディがそこかしこに見られます。最近話題の、某全力アニメのパロディが出てきた時は大爆笑しました。探せばもっとあるのかもしれないので、そこも楽しい箇所のひとつ。
予告通り新キャラも登場し、ますますハチャメチャ感が際立ってきています。例の新キャラが、まさかあんな風に出てくるなんて思ってもみなかったので、時雨沢先生のアイディアには脱帽しました。ほんと、楽しい作者さんです。
「まじめに読む気がなくなるほど、ばかばかしい作品」であることに間違い無いのですが、何故か引き込まれてしまう。なんというか、もう中毒のようなものなのかもしれません。楽しかったので、星は5つです。このパロディを許せて、作者に突っ込むことが大好きな方にオススメですよ!
・「どこまでパロディぶりを進めるやら」
前巻でのパロディぶりはこちらを始めあちこちで賛否両論ありまして、私も評価に悩みましたが、今回は読む前からそういう作品だと心の準備が出来てましたから、前巻よりは素直に楽しんで読めました。あと挿絵も前巻より大幅に増えていて、陸太郎やサモエド仮面、ワンワン刑事の外見が見られるのも良し。 パロディぶりは相変わらず健在で、更には他のアニメなどの要素もパロディ化して随所に散りばめ、更には更には作者自身の作品「アリソン」までネタにしてしまう辺り、見事と言うべきか呆れるべきか迷います。 今回は新キャラクター、黒島茶子先生も登場し、更にはエルメスと木乃の出会い、サモエド仮面が主役の話などが掲載されてます。ちなみにサモエド仮面が主役の話でサモエド仮面がちゃんと事件を解決してると、「こんなのサモエド仮面じゃない」と思ってしまうのは私だけでしょうか?
・「危険!取り扱い注意」
キノの旅と同じだと思って読むと、キャラ崩壊が激しくかなり驚きます。だけど、キノの旅を読んでいるからこそ分かるネタもあり、パラレルワールドと思って読めば笑えること間違い無しです。1巻共々オススメです。
・「公式やりたい放題パロディ。」
うわぁ出たよ続編が。原作者による公式爆走パロディ第二段。
今回は「キノの旅」関係の新キャラ登場。作中の演劇では「アリソン」の物語までやりたい放題に「学園キノ」アレンジ。ありとあらゆる濃い方面のオマージュも1巻以上に盛りだくさん。
1巻ほど不条理展開ではなくちょっとだけ落ち着いた印象。あくまで比較の問題で、ですが。1巻が割と嫌いじゃなかった人はまぁそれなりに楽しめると思います。
・「学園キノ2」
「好き嫌いが分かれる本である」という事は、一巻のから解かっている事なので置いておきますが、とても面白かったです。
一巻より少しテンポは劣るものの、適度なパロディ具合とギャグで笑わせてもらいました。あんまり言うとネタバレになりますが、今回は新キャラも登場して(あの子です)賑やかで楽しかったです。一巻と今回の二巻、一番違う所は書き下ろしが本文の大半を占めている事。雑誌を買ったりして読んでいた人も楽しめると思います。あとは、今回は挿絵が多くて黒星さんのファンで読んでいる方も十分に満足できます。ただちょっと黒星さんの絵柄が変わってきているので複雑ですが・・・・。
・「文庫版は豪華に追加されて素晴らしい」
ストーリーや感想に関してはノベルスで相当書き込まれてますので割愛。値段が文庫版という事で今までの奈須作品に比べて手頃なので未だに奈須作品知らないが、ちょっと読んでみるか的な人にはちょうど良い品。表紙は当然武内氏の書き下ろしとなり、彩色にMORIYA氏が起用されています。原画はノベルスの上巻がポーズ、背景共にとても素晴らしいと思いますが、これはこれで式が格好良い。それに僕はTYPE−MOONスタッフのグラフィッカーの中ではMORIYA氏の彩色が一番好みなので嬉しい限りですが。そして今回文庫化にあたっての一番の見どころは何と言っても綾辻行人先生の解説でしょう。奈須きのこ先生が綾辻先生に影響を受けたのは何かしらの関連雑誌などで知られてますが、その綾辻先生の奈須きのこ作品に対する解説、これだけで買う価値ありです。しかも綾辻先生の解説はとにかく面白い。まあこれは僕が綾辻先生の作品がとても面白いと思っているからかもしれませんが、ノベルスでの笠井潔先生の解説に比べて分かり易かったのは確かです。笠井先生の解説は正直難しくて最後まで読めなかったです。ノベルス持ってる人も気にいるかと思うのでこの解説は是非読んでみると良いでしょう。しかしながら残りの(中)、(下)の解説には菊池先生、笠井先生と続くので、笠井先生の解説が文庫版ではどのようになるになるのか、出来ればノベルスの時より難しくない内容だと良いなと思います。あとはノベルスには付属されていた栞が有ったら嬉しかったですね。初めて読む人にはこの時間系列のややこしさは酷なので。
・「劇場アニメ化に先駆け・・・」
やっと文庫で発売ということで、三ヶ月連続で出るみたいですね。12月には劇場版も公開されることですし、劇場版に興味を持った人or読み直したい人には嬉しいことですね。まぁ、放映場所が新宿のみなので、見に行ける人は少ないと思いますが・・・。
・「お手頃価格!」
挿入絵が入り、持ち運びもしやすくなり書き下ろしの表示。まさに完璧。本文にも修正を加えたとあとがきに書いてありました。まあオリジナルを読んでないので自分は分からなかったのですが(笑) ま…完全版と言ってもいいでしょうね。劇場化され注目作品、話題沸騰です。文庫化にあたり絶対に売れます。是非買ってみては?
・「凄惨だが味わい深い作品。」
最近、やや疲れ気味。通勤電車で堅い本は今はちょっとしんどい。暇つぶしに小説でも、と手にとったのがコレ。ここ十数年どの新刊文芸書よんでももひとつツマラナイし、期待はずれ率がほぼ100%。期待度ゼロで、とにかく疲れない軽いやつを!というつもりで表紙でチョイス。
・「登場人物みんな物知りすぎ(笑)」
文庫化したのを期に読んでみました。上・中・下で1,000ページを越える読み応えのあるものでした。文章は特につまることなくスラスラ読めましたよ。
一番気になったのは登場人物の思考が「くどい」こと。彼らの喋る台詞のひとつひとつもそうだし、何より発想そのものが「くどい」。(「くどい」ってどういうことだと言われると、なかなか説明がしにくいのですが、あえて言うと、)自分の下す判断や行動のもとをたどっていくとその理由や動機があるわけで、そこをこれでもかというぐらいネチネチと突き詰めて判断・行動している類の人間かと。なぜそのような判断を下すのか(あるいは下したのか)、なぜそのような行動に出るのか(あるいは出たのか)を自問自答しているようなもんで、普通の人なら疲れるから適度に無視する部分ですね。でも、そういうところがキャラクターの魅力だと思います。人によっては気持ちが悪く感じたり、うっとおしいと思ったりするかもしれません。ただ、きっとこの世界観を描くにはこういう類の人間を登場させなければいけなかったんでしょう。ピッタリといえばピッタリ。
本作に対して「文章が稚拙」という評価がありますが、私はそうは思いませんでした。「文章が稚拙」という人がどの部分を指しているのかわかりませんが、必要以上に文法的な正しさを求めるのは無粋ですし、その逸脱もまた作品の一部(さらには表現方法の一手段)なのだと思うからです。
●ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-3)
・「石岡くん・・・」
半額弁当に情熱を注ぐ熱血コメディ。
半額弁当を買おうと手を伸ばした佐藤洋は突然何かに吹っ飛ばされ床に倒れていた。そこは半額弁当をめぐって戦いが繰り広げられる<狼>たちの戦場だった。
主人公の洋は「氷結の魔女」と呼ばれる先輩、槍水仙に出会ったことをきっかけとして半額弁当に対する情熱に目覚め、その想いは最終的に確固たるものになります。その他のキャラも個性的で、洋の戦いにおいての成長に重要な役割を果たします。
一つ一つのギャグがとにかく面白くて爆笑です。シリアスな雰囲気での戦闘、その目的が半額弁当というギャップがこの作品においての根源的な笑いの要素です。
読後感も非常に爽快で久々に楽しめた作品でした。
・「筋肉刑事」
レビュータイトルは気にしないでください。
この物語は半額になった弁当をめぐる熱き戦いの様子を描いた作品です。と、言っても別に血や臓物が飛び散ったりみたいなのではなく、もっと爽やか感じ(例:夕焼け空の下、河原で殴り合って最後は土手に寝転がりながら…っぽいやつ?)な内容です。とにかく読み終わった後は純粋に面白かったって思いました。なんとなく『学校の階段』を読んでるような感じかな?
・「庶民派学園シリアス・ギャグアクション」
と背表紙に書いてある通り、そして他の方が書いてある通り半額弁当を獲得するために様々な男女が争う話です。
自分は数えるほどしかライトノベルを読んだことがないので他と比べることはできませんが、これは面白い!ところどころに入れられた小ネタ、お笑いで言う「てんどん」的な手法、ライトノベルで声を出して笑ってしまいました。もちろん周りにはキモがられました。
ヨー・アンタ、真のジャズマンなら読むべきだぜ?
・「大爆笑+実はすごくカッコいいシリアス・ギャグアクション」
半額弁当を懸けて死闘を繰り広げる物語。
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