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▼なんでもあり2:セレクト商品

Band Of GypsysBand Of Gypsys (詳細)
Jimi Hendrix(アーティスト)

「聞けば聞くほど味が出るアルバム」「アナログ時代の思い出再び!」「初めて行ったアメリカでの衝撃」「バンド オブ ジプシーの作品」


Clube da EsquinaClube da Esquina (詳細)
Milton Nascimento / Lo Borges(アーティスト)

「ミナスの大地に根ざした豊かな音楽」「音楽 そして 人生」「ブラジル版風街ろまん」


音の神秘―生命は音楽を奏でる (Mind books)音の神秘―生命は音楽を奏でる (Mind books) (詳細)
ハズラト・イナーヤト ハーン(著), Hazrat Inayat Khan(原著), 土取 利行(翻訳)


クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (サンマーク文庫)クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (サンマーク文庫) (詳細)
ジッドゥ クリシュナムルテイ(著), J. Krishnamurti(原著), 大野 純一(翻訳)

「クリシュナムルティの思想と瞑想」「真の対話」「境界のない観察」「一貫した何か」「わかりにくい?」


ヘンリー・ダーガー 非現実の王国でヘンリー・ダーガー 非現実の王国で (詳細)
ジョン・M. マグレガー(著), John M. MacGregor(原著), 小出 由紀子(翻訳)

「図版がきれいで見やすいです」「これは誰にも見せるつもり無く描かれた世界」「*ヘンリー・J・ダーガー ダーガーのココがすごい!*」


老子(全)―自在に生きる81章老子(全)―自在に生きる81章 (詳細)
王 明(翻訳)

「読みやすく、奥が深い」


アラビアのロレンス 完全版アラビアのロレンス 完全版 (詳細)
デビッド・リーン(監督), ピーター・オトゥール(俳優), オマー・シャリフ(俳優), アレック・ギネス(俳優), アンソニー・クイン(俳優), ホセ・ファーラー(俳優), アンソニー・クエイル(俳優)

「変わらず新鮮な映像」「こんな映画はもうできないだろうなあ。」「時を経て不滅の輝きを増す金字塔」「この美しい虚構!」「面白いです。」


ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践 (詳細)
地橋 秀雄(著)

「心の清浄道としてのヴィパッサナー瞑想」「瞑想、マジいい。」「日本人のためのヴィパッサナー独学書」「人生を変え得る一冊」「ヴィパッサナー瞑想の普及にとって重要な書」


コンプリート・レコーディングスコンプリート・レコーディングス (詳細)
ロバート・ジョンソン(アーティスト)

「古くて懐かしくて新しい、奇妙な音」「まさしく至高の音楽」「最初は失敗だと思った・・・」「戦前ブルーズ大音量作戦!」「聞くことによって【ブルーズ】が深い興味となる。」


名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス (詳細)
チャーリー・パーカー(アーティスト), タイニー・グライムス(演奏), クライド・ハート(演奏), ジミー・バッツ(演奏), ハロルド・ドッグ・ウエスト(演奏), マイルス・デイビス(演奏), ディジー・ガレスピー(演奏), アーゴンヌ・ソートン(演奏), カーリー・ラッセル(演奏), マックス・ローチ(演奏)

「いつか必ずバードの凄さに気づく!」


バッハ:マタイ受難曲バッハ:マタイ受難曲 (詳細)
ゼーフリート(イルムガルト)(アーティスト), ミュンヘン・バッハ(合)(アーティスト), テッパー(ヘルタ)(アーティスト), ヘフリガー(エルンスト)(アーティスト), バッハ(作曲), リヒター(カール)(指揮), ミュンヘン・バッハ管弦楽団(演奏)

「リヒターのひたむきな祈りが伝わってくる」「バッハのマタイ受難曲での最高の演奏は、今なお、58年録音のリヒター盤だと思っています。」「聴き手を福音書の世界に引きずり込む」「究極の1曲」「これぞバッハ」


Sketches of SpainSketches of Spain (詳細)
Miles Davis(アーティスト), Gil Evans(アーティスト)

「スペインとジャズの出会い」「Another Side Of Miles Davis」「マイルスの演奏力、エヴァンスの構成力」「アランフェス協奏曲」「マイルスの演奏力、エヴァンスの構成力」


ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本 (mind books)ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本 (mind books) (詳細)
ラム・ダス(著), ラマ・ファウンデーション(著), 吉福 伸逸(翻訳), スワミ・プレム・プラブッタ(翻訳), 上野 圭一(翻訳)

「全ての人に」


バド・パウエルの芸術バド・パウエルの芸術 (詳細)
バド・パウエル(アーティスト), ジョージ・デュヴィヴィエ(演奏), カーリー・ラッセル(演奏), アート・テイラー(演奏), マックス・ローチ(演奏)

「モダン・ジャズ・ピアノのスタンダード盤」「ビバップの巨人、曲の対話集」


華厳とは何か華厳とは何か (詳細)
竹村 牧男(著)

「無限に広がる縁起の世界。」「ややわかり難い」


禅と日本文化 (岩波新書)禅と日本文化 (岩波新書) (詳細)
鈴木 大拙(著), 北川 桃雄(翻訳)

「鈴木大拙に出合った事 」「屁理屈から脱出するために」「素晴らしい。」「日本文化の一端(例えば茶道とか剣道とか)に現在触れている方は必読?」「禅を考える上では、非常に参考になる。」


ライヴライヴ (詳細)
ダニー・ハサウェイ(アーティスト)

「感動を呼ぶ名作」「ベースギター経験者は必聴!」「世界遺産ですね。」「べたぼれ」「音楽に携わる全ての人々への1枚。」


Are You Happy?Are You Happy? (詳細)
BLANKEY JET CITY(俳優)

「俺はくちづけ!」「オフショットに胸キュン!」「こんなに良いLIVEは他にはないです」「ライブDVDで最強!!!」「リアル・ドキュメント」


スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books) (詳細)
イドリース シャー(著), Idries Shah(原著), 美沢 真之助(翻訳)

「邦訳された真理の泉」「寓話的な短編集」「読めば感じるものがあります。」「ぶっとび!」


トランジショントランジション (詳細)
ジョン・コルトレーン(アーティスト), マッコイ・タイナー(演奏), ジミー・ギャリソン(演奏), エルヴィン・ジョーンズ(演奏), ロイ・ヘインズ(演奏)

「心と思考の瘤コルトレン」「苦しみへと旅立つ前の最後の輝き」「究極の「至上の愛」」「最高傑作だと思う。」「In Full Flow」


ショパン:12の練習曲ショパン:12の練習曲 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「ショパンのエチュードの演奏の最高峰の1つ」「これ以上なにをお望みですか?」「歴史的名盤」「これ以上のショパンはない断言します」「バイブル」


エゴン・シーレ―ドローイング水彩画作品集エゴン・シーレ―ドローイング水彩画作品集 (詳細)
ジェーン カリアー(著), Jane Kallir(原著), Ivan Vartanian(原著), 和田 京子(翻訳)

「シーレ本の決定版です!」「必見ナリ」「全てが分かります。」「画集に対して満足をどこに求めるか」


なしくずしの死(MORT A CREDIT)なしくずしの死(MORT A CREDIT) (詳細)
阿部薫(アーティスト)

「生前の代表作であり、ファン必携の作品。」「都市に生きる者のBGM」「美しき予兆」「サックスをやめたい人の音」


ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集 (詳細)
デュトワ(シャルル)(アーティスト), モントリオール交響合唱団(アーティスト), ラヴェル(作曲), モントリオール交響楽団(演奏), ハッチンズ(ティモシー)(演奏)

「ラヴェル最初の一枚はこれしか無い」「「ダフニスとクロエ」の「夜明け」が絶品!一度聴くべし!」「後のも先にもラヴェルはデュトワ」「華麗で気品溢れる決定盤」「入門者の感想」


ドロップアウトのえらいひとドロップアウトのえらいひと (詳細)
森永 博志(著)

「好きなもの、と好きじゃないけど堅実なほう」「好きなもの、と好きじゃないけど堅実なほう」「稀代の聞き上手」「自分の人生を見直す本」「かっこいい生き方」


▼クチコミ情報

Band Of Gypsys

・「聞けば聞くほど味が出るアルバム
昔、高校生のころ、このアルバムを買ったときは思わず失敗だと思いました。JIMIにしては地味だし(笑)。いろんな有名なアーティストがこのCDが一番だと言い張る気持ちが全然わからなかったものです。

しかし、成長するにして自分の固定観念がなくなり、久しぶりにアルバムを聞いたとき、このアルバムの奥深さ、演奏の凄み、信じられないようなアイデア、躍動するリズム、シンプルながら飽きさせないアレンジ・・・・全てにおいて、わたしをノックアウトしたアルバムです。

・「アナログ時代の思い出再び!
この音源を初めて聴いたのは確か高校生の頃。当然アナログ盤です。あえて私が言及するまでもなく「Machine Gun」のソロを初めて聞いたときは、一体何が起きているのか、これ本当のギターなのか、別にとった録音テープなのか、もしかしたらボーカルなのか、どっちにしても全くわかりませんでした。空前絶後の演奏という言葉はこの曲のためにあります。後刻、映像で確認して、またしても驚いた次第です。ジミヘンの場合、ウッドストックの「星条旗よ永遠なれ」が話題になりますが、彼の気合が注入された音源としては、「Machine Gun」がベストと思っています。音源そのものは何度かCD化され、また別バージョンも出回っているので新味はありませんが、入門編(ちとキツイ?)、とにかく音で驚きたい人にはお勧めです・

・「初めて行ったアメリカでの衝撃
このアルバムを初めて聴いたのは1980年夏のブルックリン。それまで日本でパープルヘイズやヘイ・ジョーなどを聴いて、凄いとは感じても、実は心に染み込んではいなかったジミですが、ブルックリンのスラム街で聴いたマシンガンが初めて自分の心の中にジミを染み込ませてくれました。それから20年以上たった今、毎日ニュースを見ながらこの曲が頭の中で鳴り響いています。

・「バンド オブ ジプシーの作品
エクスペリエンスならぬ、ジミーの新たなユニット、バンド オブ ジプシーの作品。エクスペリエンスのような音の派手さはありませんが、渋みのある味があります。ジミーの要望で黒人のみのバンドを結成したのが、バンド オブ ジプシーです。いつもと、違うジミーの世界をどうぞ。

Band Of Gypsys (詳細)

Clube da Esquina

・「ミナスの大地に根ざした豊かな音楽
音楽を通じて形成されたコミュニティ「街角クラブ」。クラブ会員の音楽はどれも美しく、フワッとして透明でジャンルを突き抜けています。その萌芽がつまった本作は、そのメロディ、コード感、音色、歌声のすべてが特別な存在感を放っています。出会いと呼べる数少ない音楽の一つです。良心に誓って。

・「音楽 そして 人生
物心のついた頃から音楽を聴き始めていた。僕は小学生の時分にスティービーワンダーやディジーガレスピーを大好きだと公言して憚らぬ自他共に認める早熟であった(笑)

何時頃からだろう、音楽を聴くときに新鮮味を失い始めていたのは。大人になるにつれ、レコード一枚の CD一枚の重みを感じなくなってしまっていた。昔はバイトで稼いだ給料でCDを買うべきか、それとも腹を満たすべきかと、いつも迷った挙句CDを選んでいた気がする。

好きが功を奏し僕は音楽に携わる仕事に就いた。

恵比寿の、とある卸業者屋の事務所で次に出店する店舗の販売用のCDを選んでいた時のことである。僕はそこの社長に、音楽に対する独断と偏見と思いをぶちまけ、たのむから良い音楽を売りたいんだとのたまわった。そんな僕の乾いた心の一面を嗅ぎ取ったのか、社長はスッ、と席を立つと倉庫の奥に行き一枚のCDを持ってきてくれた。

「○○さん。これが僕の人生を変えた一枚です。」と差し出された一枚が、この「CLUBE DA ESQUINA」だった。その音楽がスピーカーから流れ出たその瞬間。まさに僕の人生も変わったのである。

全てを含む一枚。思春期の若者から翳りを感じてきた大人まで。音楽と人生の豊かさを教えてくれます。

・「ブラジル版風街ろまん
このアルバム、ブラジル版「風待ろまん」って感じかな?

たとえば普遍性をもった曲を書く大滝 → ミルトン一筋縄にはいかない技巧を凝らした曲を書く細野 →ロー細野の絶妙で変幻自在なアレンジ→ヴァギネルのアレンジ鈴木茂の繊細かつ野蛮なギター → トニーニョのジャジーかつロックなギター

松本隆の人間味あふれるドラム → ロベルチーニョのための効いてて、独創性あふれるドラム

あと自分の曲は自分でボーカルとってたり、自分のコードバッキングがメインなSSW的な部分とか。いろんな人がいろんな楽器を担当したりするとことか通じるものがある。ミルトン、ロー、ベト、トニーニョ、ヴァギネル、ロベルチーニョたちがみんなでアイデアを出し合ってまごごろ込めて作ったん㡊??ろうな感じがします。

ミキシングが洗練されてないところがホームメイドな雰囲気をかもし出してる。

かれらのことをクルビ・ダ・エスキーナっていうみたいなんだけど、日本語に訳したら街角クラブ。まさに街にあふれるおしゃれと叙情を表現してるとこなんか、まさに風街ろまんだよね。

はっぴいやシュガーベイブと同じで、これがブラジルのおしゃれロック(色物じゃない)の金字塔だ!歴史的名盤。ロックファン絶対必聴!

これ、なんで日本版ないのか不思議でしょうがない。

Clube da Esquina (詳細)

クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (サンマーク文庫)

・「クリシュナムルティの思想と瞑想
クリシュナムルティの研ぎ澄まされた感覚と透明な知性が感じられる本。読んでいる自分も透明な心境に高められるように感じる。お勧めしたい良書です。

・「真の対話
インド・カリフォルニア・ヨーロッパと三編の構成からなる。日記自体の内容は三つのスタイルで描かれている。

①自然描写(観ることが即ち瞑想である観察者なき観察の記録)②瞑想の言葉③探求者たちとの対話

神秘主義者、瞑想家、宗教家、哲人、……クリシュナムルティは彼自身に対して称された、いかなる<名称>をもすべて否定しました。初めて読まれた方は厳しいという印象をもたれるかもしれません。彼は自我の構造を鏡のように<ただ>映します。愛という言葉は陳腐になってしまいましたが、言葉の正確な意味で本当の愛を味わえると感じました。20世紀に現れた、稀有な個性を是非味わってください。

・「境界のない観察
クリシュナムルティの数ある著作の中からどれか一冊と言われたなら、迷わず本書を選ぶだろう (いや、迷わずと言うのは嘘だが)。彼の「語り」の特徴的なスタイルが、見事に美しい一冊の本に結晶していると思う。自然や情景に対する開かれた感性によって生まれた、瑞々しく生き生きとしたその状況描写は、しばしばクリシュナムルティの“教え”そのものよりさらに直接的、体感的に彼自身の「見る」プロセスを読者に伝達しているのではないかとさえ思える時があるほどだ。

・「一貫した何か
自分自身の人生は、自分自身で歩む。現実から逃避しないように、自己憐憫にひたらないように、過去に戻らぬように、注意深く自分自身の思考を観察して理解していく。すると、その延長線上にある、自分の内面の鏡である「周り、周囲、世界」を見つめられるようになり、その意味を理解できるようになる・・・。(これであってますでしょうか?)

思うに、この方は、現実や科学や物質的な世界における努力というものを、否定してはおられないのではないかと・・。むしろ、その逆ではないのでしょうか?ただ「努力して偉いヒトになる」というのを、否定されたのだと思います。

私の好きな「才市さん」の世界と一緒だな、と思いました。みんな言われることは同じですよね。頑張って生きてみようと思います。生きるのが面白くなりました。

・「わかりにくい?
レビューをみて購入してみたが、彼の著作では、他のもののほうが私にはわかりやすく(コメンタリーなど)、このひとならこの一冊として推す事はできない。最後の教団解散宣言はすばらしい、と思った。

クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (サンマーク文庫) (詳細)

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

・「図版がきれいで見やすいです
この日本語版の画集がとうとう出て、外国語が出来ない私にもやっと読めるようになりました。ほかの画集に収録されていない絵がたくさん載っています。かなり残酷なものもあります。

ダーガーの絵はとても大きく、紙がうすっぺらく、しかも両面に描かれているので本に載せるのは大変だろうと思うのですが、この本は私が持っている中では一番鮮やかで見やすいです。ジョン・マクレガー氏の解説は、フランス語版のものとほぼ同じようです。それにしても、収録されているのはほんの一部に変わりありません。全部見てみたいものです。

・「これは誰にも見せるつもり無く描かれた世界
ヘンリー・ダーガー(米1921~1973)という人物は知的障害施設を16で出所、71歳まで病院の下働きを勤めた市井の人であり、いわゆるアウトサイダーアーチストの中でも不遇の人生を送ったといいます。ある日、写真家である彼の家主が、人知れず永年人知れず創作し続けていた作品群を発見します。それは何千頁にもわたる日記や記録。そして15巻・1万5千頁にもおよぶ非現実の王国を描いた絵画だったのです。それらは雑誌等からの写しを含めた子供たちを主役にした残酷な戦争の物語だったのです。まさに誰にも見せるつもりも無く描かれた孤独の作品群。他のレビュアーが指摘されてますが、世田谷美術館の展覧会で実物を観たのですが、薄っぺらな大きな紙に描かれた世界は危うくも異様であり、アニメを彷佛とさせる少女らが戦火に逃げまどう世界は、現代アートとして紹介されても違和感がありません。ヴィトンのデザインでも知られる現代美術作家・村上隆が現代美術にアニメのモチーフを持ち込みましたが、その昔こんな作品が人知れず描かれていたとは...闇に葬られず本当に良かった。認められず不遇のアーチストには希望と勇気をくれます。

・「*ヘンリー・J・ダーガー ダーガーのココがすごい!*
*ヘンリー・J・ダーガー ダーガーのココがすごい!*1「1万5千145ページという世界最長編級の物語を誰にも知られずに書き続けた」ひとつの話でココまで長いともはやいやがらせ!?しかし読者を想定していない作品に対して苦情は無用。指輪物語も真っ青戦争模様!!1450万人の兵が押し寄せるってどうよ!?2「度を越した子ども虐殺描写」保育士のワタクシが、「ダーガーが好き」といおうものなら、PTAの要注意人物になること間違いなし。大人が子ども奴隷を虐殺しまくる話の絵が延々と続きます。子どもを虐殺する悪いグランデリニア軍を子ども奴隷解放を訴えるキリスト教徒が倒す?という勧善懲悪的な話のはずだが…。3「表情と繰り返しの面白さ」雑誌のトレースだから、大概はにこにこしているんだけど、驚いた顔とか苦痛の顔はなぞる原画がないもんだからダーガーオリジナルの顔になっているんだけど、それが時々突拍子のない劇的な変顔になっていて笑えます。同一の少女が10人ほど並んでいる不気味さは満点!写真やイラストをなぞってコラージュみたいに絵を作り上げるというテクニックも天才的だし、色使いも妙にかわいくって変な感じ。そして、ダーガーのドキュメンタリー映画が公開されるんです!あの絵が動きます!しかもナレーションはロリコン界のカリスマ、ダゴタ・ファニング!これはやりすぎだ!

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で (詳細)

老子(全)―自在に生きる81章

・「読みやすく、奥が深い
老子の本というと、スピリチュアルヒーリングを意識した大胆な意訳本が多いですが、この本は、できるだけ原文に近く、解説がなくても読めるように、という方針で作られました。実際に本文はとても読みやすく、詩のような文体なので雰囲気を損ないません。おそらく原文も尊重されていることと思います。しかし、文字を追うのは簡単でも、そこに隠された深い意味を読み取るのは自分です。この本があまり注目されないのは、少し高めの値段設定が災いしているような気がします。個人的には、持ち歩いていつでも読めるように、文庫サイズにして欲しかったと思います。

老子(全)―自在に生きる81章 (詳細)

アラビアのロレンス 完全版

・「変わらず新鮮な映像
雄大な自然と登場人物の個性を存分に描くカメラワークといい、輻輳するストリー展開といい、変わらぬ新鮮さを感ずる。テレビが大型化し、プロジェクタも普及した今日、是非みたい作品だ。

・「こんな映画はもうできないだろうなあ。
20年ほど前、留学先のアメリカで再上映され、好評ロングラン中でした。いつもよりスクリーンの幕がどんどん左右に広がっていって、思わず席を2,3列後ろに移して観た記憶があります。クレジットロールで拍手が上がるのを聴いて、やはり映画はこの国に根ざしてるんだなと羨ましい思いでした。ビデオ、DVDとメディアは変わっても、この作品の中身は色褪せません。そう遠くない将来にまた、大画面で観れる時代が来ることを願ってます。デビット・リーンはコンラッドの「ノストローモ」を構想中だったと何かで読みましたが、是非、観たいものでした。

・「時を経て不滅の輝きを増す金字塔
ただただ、感服するしかない、素晴しさ。

ピーター・オトゥール ロレンス アレック・ギネス ファイサル王子 オマー・シャリフ アリ酋長 アンソニー・クイン アウダ・アブ・タイ それぞれの複雑な内面を巧みに演じる、凄さ。感服。

砂漠、ラクダ、戦場、爆破、アラブ、アカバ、ダマスカス。撮影の美しさ、迫力は、絶品。感服。

歴史を描き切るシナリオの、洞察力。今日でも、不滅の輝きを、増すばかり。

之を観ずに、映画は、語れない。必見。

・「この美しい虚構!
 アラビアのロレンスとは一体何者か。一言で言えば、第一次大戦での欧州戦線の後方かく乱のため、アラブに送り込まれた英国の特殊工作員なのである。 彼は秘密軍事顧問としてアラブをひとつにまとめる工作を施し、トルコへの戦闘、攻撃を指揮し、ほぼ独力で砂漠の英独代理戦争に勝利を呼び込んだ功労者なのである。 彼の余生は謎に包まれている。 陸軍では、この砂漠の反乱の功績によって高級将校の地位にのぼったはずなのに、戦後は名を変え、空軍の最下級兵に身をやつしているのだ。 その死についても、暗殺説は今も根強くのこっている。まるでダイアナ元妃の交通事故のように。 ただ、映画の出来はパーフェクトだといいたい。 工作員とはいえ、人間である以上、アラブに独立を与えるという美しい理想(それが夢想だと知っていても)を胸に秘めて行動の情熱とした、という仮説には納得したい。 リーダーには、そういう損得を超越した部分がなければ、アカの他人はついてくるものではない。 アラブの民にしても、英国を利用するという計算だけではなく、ロレンスの持つ夢想に魅せられたとしても不思議ではないのだ。 「嘘だとわかっていても、あえて騙されてやりたくなる美しい虚構」は確かにある。 たとえば大東亜共栄圏に夢を託したアジアの独立運動家が多数いたこともそうだし、敗戦後も帰国せずアジアの独立戦争に身を投じた旧日本軍人らがいたという事実もその類だろう。 白人の支配から脱する「アジア人のアジア」という悲願は、代わりに日本がやってくるのを承知でも、抗いがたい魅力があったはずなのだ。 私はモノクロでは黒澤明の「七人の侍」を、そしてカラーでは本作を映画表現の金字塔としてとらえている。

・「面白いです。
日本映画もべらぼうにお金と時間を使って面白いものつくってほしい。

アラビアのロレンス 完全版 (詳細)

ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

・「心の清浄道としてのヴィパッサナー瞑想
 本書の最大の特色は、心の清浄道としてヴィパッサナー瞑想を位置づけ、説明している点である。 心の清浄道というのは、聞きなれない言葉である。例えば、特定の人物に対する怒りを感じたとしよう。その怒りや憤りを覚えること自体が、苦しみではないだろうか? 大抵の人は、頭にくるその人物が自分に怒りをもたらしたのであって、自分が悪いわけではない、と考えてしまう。だが実は、その怒りは自分の心の汚れが生み出したもので、心をきれいにすることによって、怒りがもたらした苦しみから解放されるのである。その方法を心の清浄道と呼んでいる。ヴィパッサナー瞑想は、苦を乗り越えていくシステムであり、神秘体験・至高体験を目指すものではない。すべての苦が完全に乗り越えられた状態こそが心の平安であり悟りなのだ、とも強調されている。

 この本は大きく3つの部分から構成される。清浄道としてのヴィパッサナー瞑想の成り立ち(序章〜三章)、瞑想の技法(四章〜五章)、心の掃除法(六章〜終章)の3つである。 成り立ちではブッダの瞑想経験、九次第定・七覚支の瞑想システム、認知プロセスモデル、サマーディとの関係を解説。 瞑想の技法では、サティの基礎技術つまり地道な気付きの技術を身→受→心→法と段階的に進める方法を解説。特に心随観(心の可視化)ではどのように自分の心を対象化すればいいのか具体的に示されている。 心の可視化によって汚れ(貪瞋痴)への対応が可能になり、心の掃除のための具体的な方法が示される。それが、慈悲の瞑想と12の方法である。そこには神秘的なものなど何もなく、実際に自分の苦を軽減し、幸せに生きるための方法が示されている。

 印象深い言葉は「心の便所掃除」である。いつも使っていて、いつの間にか汚れてしまっている心(便所)。それを綺麗にするためには、常に汚れに気づき掃除を行う必要がある。便所掃除(清浄道)ははじめいやな仕事と思えてしまうが、それこそが本当に大事な仕事であることがよくわかる。

 怒りに苦しむ人、ヴィパッサナー瞑想を志す人にお勧めする。

・「瞑想、マジいい。
かなりマニアックな著作かと思いきや、けっこう広く読まれているみたいですね。私も仏教書は色々と読んでいますが、本書は山のような仏教書の中でも、特にきわだっている感じがやはりします。日本仏教に馴染んでいる人間には、目からウロコな新しさと素敵さを感じさせてくれるヴィパッサナー(まだ上手く発音できない)瞑想、といえばスマナサ−ラ長老の深遠で明快な著作で十分なんじゃないの、と最初は思いましたが、間違ってました。なにより、悩める普通の日本人(むろん、もともと頭のいい人なんでしょうが)が一生懸命にこの瞑想法の奥義を会得し、それを多くの人に伝えるための工夫をしてきた結果、うまれてきたのがこの本、というのがポイントでしょう。瞑想により得られるメリットから(究極的には〈安心〉ですが)、ありえそうな疑問(欲望なくしたら人間らしくないんじゃない?とか)まで、本当にわかりやすくて、自分の身心にストンと入ってくる。あと、「あとがき」がちょっと感動的でした。できれば本書を全部よんでから、瞑想の意義を理解した後で読んでほしいですね。著者の仏教に対する本気さが、しみじみと味わえるのではないかと思います。

・「日本人のためのヴィパッサナー独学書
 地橋先生のアドヴァイスは的確だ、特に日本人の精神性に合った指導をされていますので瞑想初心者やヴィパッサナーの翻訳本にしっくりこない方にお勧めの本です。お蔭様で私は、この瞑想法で人生を豊かにそして実りあるものに出来ました。 生涯活用する瞑想実践書として活用したいと思います。

・「人生を変え得る一冊
 「たとえわずかであっても、実践した分量に比例して、どなたでも確実に、人生の苦しみを減らすことができる道が示されたのです。」P236 著者が、力強く言明しているこの言葉が何よりこの瞑想の素晴らしさを伝えているのではないでしょうか。この本は、約2500年前にブッダ自らが実践して悟りを開いたと言うヴィッパサナー瞑想の理論と実践法を、瞑想歴30年に達しようかという著者が、自らの経験と実績を礎石として綴った原始仏教実践の書です。日常的な苦を確実に軽減して行くことから始まって、果ては「悟り」という、ちょっとスグには信じがたい境地にまで達しようという瞑想システム。この瞑想システムを諸科学からの引用を駆使し、コンピュータ用語による巧みな比喩を用いることによって、論理的かつ明快に解説しています。第三章においては、瞑想による超集中状態を理論的に解説しており、瞑想に興味津々という方には垂涎モノの内容となっています。しかし、超集中状態だけで、心が清らかにならなければ何の意味もないとする原始仏教の徹底したリアリズムは、原始仏教に馴染みのない方にとって、驚きを禁じ得ないものとなるでしょう。 そして本書は、ヴィッパサナー瞑想のみならず、「心の清浄道」としてのブッダの瞑想システム全体に総合的に言及しており、如何にして、自分の心を良い方向に、善なる方向に組替えて行くのかが丁寧に説かれています。ブッダの瞑想システムは心を清らかにする道であるという基本精神をしっかりと理解し、実践し始めるならば、今現在どんな状況にあっても、確実に苦しみを軽減し、より良い幸福な人生を築いていくことが出来るのではないでしょうか。そして、本書は、この瞑想システムを正しく理解する上で欠かせない一冊になると想います。

・「ヴィパッサナー瞑想の普及にとって重要な書
タイ、ミャンマー、スリランカなどでヴィパッサナー瞑想の本格的な修行を積んだ著者は、さらに日本で多くの人びとに厳格かつ懇切丁寧にこの瞑想の指導を重ねてきた。それらの全経験が本書の随所に活かされている。日本人でヴィパッサナー瞑想の修行を志す人々の疑問や迷いや躓きを知り尽くした著者が、それらに応えるべく渾身の力を込めて本書を書いた。これまで他書では必ずしも明確ではなかったマハーシ方式の瞑想法が、分かりやすく詳しく語られ、入門者にとっても経験者にとっても座右におくべき本となるであろう。

本書ではまた、ヴィパッサナー瞑想とは何か探る章や、サマーディとな何かをめぐってサマタ瞑想(止)とヴィパッサナー(観)との違いを理論的に明らかにしていく章も充実している。

ダンマの世界と概念の世界の違いについては仏教にとってなじみのテーマだが、ヴィパッサナー瞑想では、その識別を実践的にここまで厳密に体験していくのかと、読者に衝撃を与える。また、日本には主にサマタ(止)瞑想が伝わったが、ヴィパッサナー(観)では、サマタのサマーディが必要条件であっても到達点ではないとされるもの驚くべき事実である。

さらに本書ではヴィパッサナー瞑想の「心を観る瞑想法」についても詳しく語られている。これは、心理療法に携わる人びとにもぜひ読んで欲しい。ヴィパッサナー瞑想が、潜在意識を浮上させ自覚化していくきわめて優れた方法であり、しかも心理療法にない深さと広がりをもった実践法であることが、理解してもらえるだろう。

日本へのヴィパッサナー瞑想の導入が、まだまだ充分とはいえない中、本書はこの瞑想法の普及に重要な役割を果たすであろう。

ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践 (詳細)

コンプリート・レコーディングス

・「古くて懐かしくて新しい、奇妙な音
ブルーズに興味を持ってマディ・ウォーターズやアルバート・キングを聴いてみたんだけど、ぼくには良さがわからなかった。ロバート・ジョンソンに至ってはさらにマニア向けの、聴きづらいアーティストだと聞いていたので期待はしてなかったんだけど、これにはやられた。美しいとは間違っても言えないけど、なぜか胸を締めつけてやまない声。

ひとりで弾いてるのに音を重ねているように聴こえるギター。しかもそれはテクニックを見せつけるような曲芸的なギターテクではなく、あくまで音楽のために弾かれるテクニック。70年も前の音楽なのに、斬新な印象を受ける。初めて聴く曲なのに、懐かしい印象を受ける。

たぶん彼の音楽がいろんなアーティストに影響を与えていて、無自覚のうちに間接的に彼の音楽を聴いてきたからなんだろう。

・「まさしく至高の音楽
 このアルバムを購入したのは確か高校生の頃でした。例によってアメリカルーツ音楽のディスクガイドを読んで、硬質でワケの分からない文章を書く評論家の「ブルース聞くならまずはマディかロバジョンだ!」「ロバートの音楽が理解できない奴はロックとは何たるかを理解することはできない!」みたいな宣伝文句に乗らされて購入したのですが、音楽的知識も素養もなく、あまり耳の肥えていない高校生にその価値が理解できるはずもなく、モノラルでノイズが入る上に、アコースティック・ギターの弾き語りで「kindhearted woman」のダウナーなイントロを聴いた瞬間、「とんでもないもの買ってしまったなぁ…」と後悔した記憶があります。 ロバート・ジョンソンはロックに関わらず、全てのポピュラーミュージックのルーツをたどって行けば必ず到達する人物でありますが、その音楽は非常に排他的だと思います。クラプトンやレッチリのカヴァーを聞いて、いきなりこのアルバムを購入された方は、困惑された方も多いのではないでしょうか? 多くのディスクガイドでブルース初心者に購入が必須とされるロバートジョンソンのアルバムですが、決して初心者向けの音楽ではないように思います。 「今朝起きたら、ブルースが人間みたいに歩いていた」(preachin blues) まだ僕は朝に目が覚めてもブルースを見たことがありません。修行が足りないんでしょうか?―でもロバートは説教する。 「ブルースは寒気をもよおす嫌なヤツ。まだ経験ないんだね、経験しない方がいいよ」

 ロバート・ジョンソン―それは、ブルースのみならず、ロック、ポップス、ジャズ等、多様な音楽を消化し、そして、奥深いロバートの「詩歌」を理解するには多くの人生経験が要求されるであろう―至高の音楽であることに間違いありません。 

・「最初は失敗だと思った・・・
CDを買って1年半…良さが分かってきた気がする。聴いているとなぜか落ち着く。

・「戦前ブルーズ大音量作戦!
ぜひ大音量で聞いてみてください・・・2冊もついているぶ厚いブックレット(歌詞・対訳付)の一節にそうあります。そこでそのとおりにしたところ、普通の音量で聞いた時と全く印象が変わり、驚きました。現代の、ドラムやベースがしっかりしたロックを聴きなれていると、ギター一本で歌う彼の曲は確かに最初「地味」に聴こえました。しかし大音量で聴くと(もちろん普通の音量でも素晴らしいですが)まるで彼の魂の叫びが直接胸になだれ込んでくるようでした。本当に驚きでした。

波乱で短いロバート・ジョンソンの生涯でレコーディングされた、別テイクも多数含むほぼ全ての曲が2枚のCDに収められています。私は最近ブルーズに目覚めた初心者ですが、マディ・ウォーターズの次にこれを購入し、感動してもう何度も繰り返し聴いています。私も、CREAMの有名なカヴァー(というよりアレンジ版)『クロスロード』が大好きで、元になった曲に興味を持ち、とある番組で少し流れてとても良かったので購入しました。その『クロスロード・ブルース』をはじめ、遥か昔の南部の風景が見えるような、20代とは思えない切ない歌声とギター。時折小さく聴こえる「カチ、カチ」という音は、ボトルネックが当たる音なのでしょうか。そんな小さな部分も含め、聴けば聴くほど様々な表情を見せてくれるアルバムです。ブルーズ入門者にも聴き込んだマニアにも、ブルーズやロックに興味を持つ全ての人に聴いてほしい、音楽の原点がここにあります。

・「聞くことによって【ブルーズ】が深い興味となる。
最初に断って置くが、何番目の曲が良いとかあの曲が最高とかは、ここでは差し控えたい。ロバートジョンソン...彼は、彼が生きていた当時の流行歌を吸収し自分なりに消化...その、センスは、ずば抜けている。勿論、自分のオリジナリティーも持ち合わせている。辛い労働はせず、女の所に潜り込む...だからこそあのギターの音色は完成していったのだろう。

でも必ずしも彼は今の現状を良しとしなかっただろう。Cross Road(四辻)で魂を売る...彼なりの重い十字架を背負っての言葉。自分の良心があっての言葉。

人それぞれ、生き方や生活文化、家庭環境で曲を聴いた感想はまちまちだが、人生に打ちのめされたとき、失恋、家庭の事情.....ふとロバートジョンソンを聞いてみる...

そこには、明日への活力、希望など微塵も無くただ延々と当時の実情が歌われている~言葉が分らなくとも時には涙するかもしれない...そうそれが【ブルーズ】だから。

あぁ最後の勝負も勝ち目無し......

コンプリート・レコーディングス (詳細)

名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス

・「いつか必ずバードの凄さに気づく!
パーカーことバードはジャズファンからも「録音の悪さ」や「フレーズが非感情的」という先入観から、偉大ではありますが敬遠されがちなジャズミュージシャンの1人です。私もジャズを聴き初めの頃、このアルバムを購入しましたが、さっぱり良さ・凄さがわからず、40年代の録音ということもあってパチパチするのが嫌いでした。しかしせっかく購入したのだからというせこい考えから聴き続けていくうち、どんなに録音の音が悪くてもバードのサックスだけはくっきりと浮かび上がり、それこそ「レッドクロス」のようなテンポの速い曲でも「ナウズ・ザ・タイム」のようなゆったりとしたブルースでも、バードは自由奔放に独特の太く柔らかい音色でアドリブを吹きまくっていることに気づき、そこからはパーカーの他のアルバムも買い捲り、パーカーにますます引かれる一方です。他のアルバムもよく聴くのですが、必ずといっていいほど、このサボイのマスター2枚組やダイアル盤に戻ってきますので、パーカーを聞こうと思っているなら絶対必聴・必携です。

名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス (詳細)

バッハ:マタイ受難曲

・「リヒターのひたむきな祈りが伝わってくる
これは二種類あるリヒターのセッション録音のうち58年に録音した旧盤の方で、今でも同曲の決定盤と謳われているものだ。今では時代考証の成果を踏まえた古楽器による演奏が主流になっているが、演奏スタイルの古さを越えて、訴えかけてくる感動の大きさは他の録音を圧倒している。ヘレヴェッヘ盤など最近の古楽器による録音の洗練された合唱の透明感や、ビブラートを抑制したソリストのくっきりとした歌唱に接した後では、このリヒター盤のミュンヘンバッハ合唱団は素人だなという感は否めないし、ソリストのオペラティックで感情表現の濃厚な歌唱は重たく感じてしまうのも確かだ。しかし、虚飾を排し、しなやかで実直そのものの音色からは、ひたむきな祈りが伝わってくる。もはや演奏スタイルが時代遅れだということだけで、このかけがえの無い名演奏を聴かずに済ましてしまうのは、あまりにも勿体無い。マタイ受難曲がお好きな人には、ぜひ一度は接してもらいたい名盤の一つである。

・「バッハのマタイ受難曲での最高の演奏は、今なお、58年録音のリヒター盤だと思っています。
先日、ヘルンスト・ヘフリガーが87歳で亡くなったという新聞記事を見ましたので、不世出のエヴァンゲリストとしての名声を彼が確立したこのリヒターのマタイを真剣に聴き通しました。生真面目な性格が伺える端正な演奏は、第1級の福音史家と言えましょうし、テノールソロでの劇的な表現力は、リヒターの持っているバッハ観に即したものだと思いました。

オルガニストとして著名だったリヒターが、かくも素晴らしい演奏を31歳の時に残したと思うと、その年代で到達したこれだけの高い精神性に驚かされますし、バッハも42歳という一番円熟した時だからこそこれだけの金字塔とも言える大作を残せたのだと思いました。

アリアとレチタティーヴォがマタイの音楽構造の中心をなすように思えますが、コラールを歌うミュンヘン・バッハ合唱団の素直な発声は、この厳しい受難曲にあって聴くものの救いとなっていますし、その美しい旋律と和声はバッハの残した多くの音楽の中でも輝いている作品群だと思います。

キート・エンゲンは豊かで威厳のある声でイエスに相応しいと思ってきましたが、感情移入する際の音程の揺れ幅が少し気になりました。もっともヘフリガー、ゼーフリート、テッパー、エンゲン、フィシャー=ディースカウ、そしてリヒターと皆30代という若い年齢でこれだけの演奏を残したという功績は忘れてはいけないと思います。

・「聴き手を福音書の世界に引きずり込む
この受難曲では聖書のテキストに加え、詩篇や賛美歌などの外部のテキストからの素材も織り交ぜて歌う。とりわけ長大な導入部で、リフレインのように「どこに?」「誰を?」と繰り返し問い掛ける合唱が印象的。外部からの雑音を遮断して、計三時間半、音楽と正対して打たれてほしい。キリスト教の信仰はこれほどまでに偉大な賛美を生み出すものか。

・「究極の1曲
よく、「無人島にたった1曲のみをもって行くことが許されているとしたら何を持っていくか」といったような想定で一番好きな曲、または一番必要な、かけがえのない曲は何か、というような質問をしますが、そんなときには、私は躊躇ためらいなく、このリヒターのマタイ受難曲を選びます。2曲許されるとしたら、これにやはりリヒターのヨハネ受難曲を加えます。  マタイ受難曲は、人類にとって、また私にとっても、またく特別な曲です。人間の魂の奥深くにこれほど語りかけ、魂を揺るぎ起こさせ、浄化してくれる曲は他にありません。そのマタイ受難曲の中でもこのリヒターの演奏は特別です。

 リヒターはバッハを演奏するために生まれたような人ですが、そのリヒターの全演奏の中でも、このマタイとヨハネは頂点に輝いている存在です。マタイはこの後にも録音しており、それも捨てがたいですが、リヒターの原点となったこちらの演奏を敢えて録ります。

 無人島…云々はありそうもない想定ですが、私は自分が死んだときは、自分がアレンジした“音楽葬”にすることを決めていますが、その中心はもちろんこの曲にしています。

・「これぞバッハ
バッハなんて退屈で古臭い音楽だと思っていた高校生のころ、友人に薦められてこのCDを初めて聴きました。

…圧倒されました。なんという生命力。なんという瑞々しさ。なんという緊張感。自分のバッハに対する無知、先入観を恥じました。

作曲者、演奏者の厚く実直な信仰心に満ち溢れ、それでいて実に暖かく包容力のある名曲、名演奏です。音楽を愛するすべての方に聴いていただきたいと思います。

バッハ:マタイ受難曲 (詳細)

Sketches of Spain

・「スペインとジャズの出会い
マイルス・デイビスの実験精神が、スペインとジャズ、クラッシックとジャズなどアポリアと思われていた組み合わせを見事に一体化させた好例である。ビ・バップ、クール、ハード・バップ、モード、エレクトリックジャズと常に時代をリードし、新しいジャズのあり方を模索してきたマイルスであるが、ギル・エバンスとのコラボレーションは、ともすると独善的なコンボによる、構成に流されがちなモダンジャズにとって、オーケストラゼーションというもう一つの大切な音楽性を知らしめる役割を果たしている。中でも、この作品は、カインド・オブ・ブルーの直後ののりに乗ったマイルスのソリストとしての一面をクローズアップさせながらも、エバンスのペンによって、新たなジャズ音楽の可能性を示唆している。個人的には、素晴らしい音楽ながら、コルトレーンの「至上の愛」同様、心して聴かなければならないタイプなので、ついつい敬遠勝ちになっていしまうが、名盤である事には変わりない。後のチック・コリアのスパニッシュモードの基になっているコンセプトに注目したい。

・「Another Side Of Miles Davis
ギル・エバンス・オーケストラとマイルスが競演した第3作にして最高傑作。(第1作は『マイルス・アヘッド』、第2作は『ポーギー・アンド・ベス』)本作の白眉は何と言ってもアランフェス協奏曲(Concierto De Aranjuez (Adagio))だ。当初のLPには未収録だったConcierto De Aranjuezのパート1・2をボーナス・トラックとして加えたことでより一層魅力が増した。ロドリーゴのこの名曲はギター曲として有名だ。アレグロ・コン・スピリト→アダージョ→アレグロ・ジェンティーレの3楽章からなるこの曲の第2楽章をギルはアレンジしたわけだが実に見事だ。その中でソリストとしてペットを吹くマイルスはまさに『Another Side Of Miles Davis』である。しかしながらそこにはやはりマイルスのあの『音』が鳴っている。マイルスの残したアルバムを聴けば聴くほど、本当に同じ人の残した作品だろうかと思うほど音楽的レンジが広い。そしてものすごく多作だ。それでいながらマイルスのあの『音』は偏在し続けている。凄いことだ。この作品はそう言ったマイルスの作品群の最も『端』に位置した傑作である。

・「マイルスの演奏力、エヴァンスの構成力
スペインの盲目の作曲家にしてギタリストのロドリーゴの「アランフェズ協奏曲」をマイルスは16分もの長さで繰りひろげる。こんな長さの曲を全くダレることなく演奏できたのは、全盛期のマイルスのたぐいまれな演奏力、センスに加えて、名アレンジャー、ギル・エヴァンスの構成力。当時は誰も発想しなかったような企画で、現在でも斬新な企画だ。目を閉じて聴くと、スペインの乾いた大地が広がる。天才演奏家マイルスと天才アレンジャー、ギル・エヴァンスの歴史に残る共同作業。「カインド・オブ・ブルー」と並ぶマイルスのコロンビア時代の傑作。スペイン風のジャケットのデザインも見事。(松本敏之)

・「アランフェス協奏曲
マイルスデイビスのことをよく知らなかった頃、この曲を聴きました。ジャズとも、クラッシックとも、ポピュラとも違い、心休まる思いがしました。それ以来、マイルスデイビスの曲も聞くようになりました。今でもNo1はアランフェス協奏曲です。

後に、製作のいきさつをラジオの解説で聞きました。製作のいきさつは、だからこうなんだという感想を持ちましたが、忘れてしまいました。

・「マイルスの演奏力、エヴァンスの構成力
スペインの盲目の作曲家にしてギタリストのロドリーゴの「アランフェズ協奏曲」をマイルスは16分もの長さで繰りひろげる。こんな長さの曲を全くダレることなく演奏できたのは、全盛期のマイルスのたぐいまれな演奏力、センスに加えて、名アレンジャー、ギル・エヴァンスの構成力。当時は誰も発想しなかったような企画で、現在でも斬新な企画だ。目を閉じて聴くと、スペインの乾いた大地が広がる。天才演奏家マイルスと天才アレンジャー、ギル・エヴァンスの歴史に残る共同作業。「カインド・オブ・ブルー」と並ぶマイルスのコロンビア時代の傑作。スペイン風のジャケットのデザインも見事。(松本敏之)

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ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本 (mind books)

・「全ての人に
この本を全ての人に。ビーヒアナウ。つまり、今ここにいるということ。ラムダスの本を読もうと思っている方はまず初めにこの本を読んで下さい。ラムダスが名誉やお金すべてを手に入れた人でしたが、メキシコで出会った幻覚きのこによって360度、人生をゆるがす体験をします。そこから、自分を見つめ、インドに旅に出ます、そしてマハラジとの出会い。何回でも読み返すことのできる本です。とても為になる沢山の言葉も記してあります。是非、沢山の人に読んでもらいたいです。

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バド・パウエルの芸術

・「モダン・ジャズ・ピアノのスタンダード盤
ジャズ・ピアノが根強い人気を博しているのはビル・エバンス以降のモードを消化し、さらにスタンダードな演奏が心地よいキース・ジャレットやマッコイ・タイナーなどのテクニシャンの存在に拠る部分が大きい。ピアノの表現の幅はソロからデュオ、トリオ、4,5といったコンボ、さらにはオーケストラのキーマンまですべての演奏形態にまで及ぶ。それだけに音楽の全体を支配するバーサータルな存在なのであろう。従って、常に革新、変革していくバックボーンとして関わってきたピアノはますます重要度をキープしていくことと思われる。しかし、もう一つ忘れてはならないこととして、モダン・ジャズの黎明期にピアノが果たした役割である。パーカー、ガレスピーというホーンの2大イノベーターの影に隠れがちだったが、セロニアス・モンクとパウエルの残したピアノの異なった可能性である。モンクはさておき、パウエルの左手のコンピングと右手のメロディ・ライン、インプロビゼーションの天才的なひらめきはビ・バップからモダン・ピアノ・トリオへの道を開いてくれた。40年代末から53年までの演奏を集めた本アルバムこそ、モダン・ジャズ・ピアノのスタンダード盤として愛聴されるべき傑作アルバムである。

・「ビバップの巨人、曲の対話集
BirdとはCharlie Parkerの愛称。BudとBird、共にビバップ革命の巨人であり戦友ともいえます。本作はParker没後約2年半後、1957年10月~1958年1月の録音、Bud絶頂期の鬼気迫る演奏では無いものの、作曲家としてのParkerへ敬意に満ちた内容です。それは曲を通じて対話しているかのようにも思えます。BUD POWELL : piano, GEORGE DUVIVIER : bass, ARTHUR TAYLOR : drums全作曲: CHARLIE PARKER (但し②はD. GILLESPIEと共作、⑭はD. GILLESPIE - K. CLARKE)

バド・パウエルの芸術 (詳細)

華厳とは何か

・「無限に広がる縁起の世界。
 NHK「こころの時代」での連続講義をもとにしたもので、華厳の入門書としては比較的わかりやすい。といっても、宗教・哲学の話なのでかなり覚悟して読まなければならない。

圧巻は第8章「響き合い無限」に説かれる「重重無尽の縁起」。華麗な「インドラの網」やソシュールの記号論を連想させる「十銭を数える法」のたとえなどで無限に広がる華厳の雄大な縁起の世界を説いている。第9章の部分と全体の関係を扱う「六相円融義」も眼からうろこが落ちる新鮮なものの見方である。

印象に残った言葉(第12章)「華厳の縁起は対象的世界のこととして受け止められるべきものではなく、自分もその中にある世界全体のこととして考えられるものでなければなりません。 それは、自己から世界を見る見方をひるがえして、世界から自己を見る見方をとるということです。」

・「ややわかり難い
華厳経に興味を持ち、本書と鎌田茂雄著「華厳の思想」を求めました。初めに「華厳の思想」を読み、次に本書を読みました。「華厳の思想」は他の仏典や比喩による西欧哲学との比較等も行い、華厳経を構造的かつ体系的に解説しており、極めてわかりやすいと思いました。また仏教史上における、華厳経の位置づけも良く理解できました。その後本書を読んでみましたが、華厳経の経文の解説が中心であり叙述が平板で、「華厳の思想」では、解説してある用語についても、何の説明も無いため、わかり難いと感じました。もしも、先に「華厳の思想」を読んでいなければ、読了する気にならなかったでしょう。華厳経の概要を取り敢えずざっと把握したいという読者(小生もそうですが)には、「華厳の思想」で十分ではないかと感じました。

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禅と日本文化 (岩波新書)

・「鈴木大拙に出合った事 
英語で書かれた物を翻訳するかたちである為、日本人向けに書かれたどの禅の本よりも現代日本人に理解しやすい物である。日本の歴史を彩る武将、僧侶、芸術家から夜盗までの精神の真髄を、西洋哲学と対比しながら美術・武士・剣道・儒教・茶道・俳句の章に分けて論じる。獅子の子落としの如き異常な方法論の歴史。武士道の意味。わび、さびの価値。そしてもっとも驚くべきは俳句の章で、芭蕉の「古池や・・・」の句を静寂の句と理解する90%の日本人の過ちを指摘する部分である。 今後世界と対する世代必読の書。

・「屁理屈から脱出するために
僕は日本文化論自体には興味がなかったが、鈴木が訴えたいのも「日本には禅の精神が宿っている」という自我自賛ではないのだと思う。日本文化を通して「禅」を知らしめること、これが鈴木の本心ではないだろうか。では「禅」とは何か。僕が感じ入ったのは、科学との対比で「禅」を論じている部分である。つまり、物事の仮称である言葉を重視する科学

とは反対に、物事の実態である経験を重視するのが禅である、と言う部分である。社会が複雑になればなるほど、経験を経ることなく軽口をたたく機会が増すが、そういう今だからこそ、経験を重視する「禅」から学ぶべきことがあると思う。

・「素晴らしい。
禅とは何か?そんなことがカンタンに分かってしまえるわけがないのだが、興味のある人は、この本から、読み始めることをおすすめします。60年前の本とはとても思えない、、本当に素晴らしく、人生観が変わるとも思うほど、、

・「日本文化の一端(例えば茶道とか剣道とか)に現在触れている方は必読?
日本文化の一端(例えば茶道とか剣道とか)を習得されようと努力されている方は必読?と思います。禅が日本文化にどのように浸透しているかを感じることができると思います。ずいぶん前日本の武術をたしなんでいたとき読みました。私は日本文化に全く素養のない1理系の人間に過ぎません。しかし内容は決して難しすぎるということは有りませんでした。

・「禅を考える上では、非常に参考になる。
現在、鈴木大拙は、学問的にはもうダメになってきている。しかし、なぜダメになってきたかというと、それは鈴木大拙の研究を参考に、他の人々が、研究を行ったからで、現在の禅研究にとって、鈴木大拙は、非常に重要な人物である。「禅と日本文化」について考えるにあたって、もっとも良い土台になる本であると思う。「必読」という言葉が似合う本だ。

禅と日本文化 (岩波新書) (詳細)

ライヴ

・「感動を呼ぶ名作
Donny Hathawayの傑作とも言われる名盤"Live"。元々Donny Hathawayの作品は全てが名盤と呼ばれる程クオリティが高い。それは彼の持つ豊富な知識と高度な演奏能力、そして天才的な音楽観が為せる業だったのだろうと思う。だが、この"Live"というアルバムはそれだけでは完成しない。この"Live"の特徴として、録音された会場が小さなライヴハウスという事がある。バンドと客の距離が近く、アクションに対するリアクションが手に取るようにはっきりと聴こえてくる。そして呼吸の止まるようなファンキーで熱を持った演奏が否が応にもオーディエンス達の心を高揚させる。ライヴの持つ熱気、オーディエンスの歓声、会場内に高まる期待や感情の渦が一つ一つ詳細にゾクゾクするほど伝わってくる。

"The Ghetto"のイントロでは、観客達の手拍子が突然表の拍を叩くグループと裏拍を叩くグループとに自然に分かれる。ラストの部分では女性と男性に分かれたオーディエンス達による2パートのコーラスの上へDonnyのヴォーカルが乗っかっていく。Donny Hathawayの歌を中心にバンドも観客も全てが一体と化した雰囲気が漂う。自分もまるで会場内にいるかのように、その様子を熱中して聴きこんでしまう。そう、この音源を聴くリスナーでさえもこの音楽と一体と化してしまう。

これだけ多くの人の心を掴む理由は、やはりDonny Hathawayというアーティストの真摯な音楽と歌への想いと、彼自身が持つ大きな優しさという2つだと思う。包容力のある彼の暖かい音楽が全ての人の心へ大きな感動を呼び起こし、これだけの名盤が生まれたのだと思う。全ての曲が素晴らしい作品であるけれど、僕はその中でも"Little Ghetto Boy"が一番好きだ。最後のフレーズ"Everything has got to get better"の部分はいつ聴いても胸に熱いものが込み上げてくる。

・「ベースギター経験者は必聴!
 とても邪道な聴き方とは思っているのですが、私はいつもこのアルバムの歌とベースばかり聴いています。 子供の頃ZEPのJ.P.ジョーンズのベースプレイに感銘を受け、そのルーツを探している過程で出会ったこの作品。ここで聴けるウィリーウィークスのベースラインは素晴らしい。初めて聴いた時に「これだよ、これ!」と心の中で叫んだものです。音色、フレージング、心地よいグルーヴ、文句の付けようのないベースプレイです。特にラストで聴けるベースソロ。スラップや速弾きをやらなくたってこれだけかっこいいソロができるんだよっていうお手本。 ブリブリのジャックブルースやバキバキのエントウィッスルやクリススクワイアも好きですが、結局こういうソウルフルで艶っぽい演奏に最後は行き着いてしまいます。 私にとってはジェリージェモット、チャックレイニーなんかと同様、ただただ、聴き惚れるばかりのベーシストです。 単なる音楽好きのみならず、ベースギターの経験者は一度は聴いておくべきアルバムだと思います。

・「世界遺産ですね。
 賞賛の言葉が見当たらない。何を言っても言い尽くせない。そういう音楽が皆さんもこの世に幾つかはあるのでしょうけれど、全人類が感動する音の瞬間がここに詰っています。今ごろ聴いて恥ずかしいと思うと同時に、聴く機会が巡ってきて幸せでした。彼の歌、オルガン、バック陣の完璧な演奏は「神が降りてきた瞬間」のようだ。ジェラス・ガイ泣きます。2、8のバンド演奏、卒倒します。早叩きのドラマー、スラップオンリーのベースマン、テクニックを誤解しているギタリスト達、襟を正して聴くが良い。これが人間が心地良いと感じる音楽なのだ。

・「べたぼれ
他のレビュアーの方も既に書かれているとおり、最高の一枚です。比較的小さなホールで録音されたと思われるこのライブ盤は、サウンド、演奏、楽曲、観客のノリ全てが化学反応をしているようです。彼の声と、フェンダー・ローズのエレピ。バンドのグルーヴ。だれしもこの演奏、場を生で共有したいと感じるでしょう。打ち込み、ループ等の最新の機材もいいけど、人間の作り出す暖かい音、リズムの良さを感じられるアルバムです。

・「音楽に携わる全ての人々への1枚。
ヴォーカルやバンドを始めて十数年経つのですが、このアルバムを聴くたびに歌を歌うということ、楽器を演奏すること、バンド、ライヴ、空気(雰囲気)など、色々なことを考えさせられます。音楽に必要なモノ全てがこの1枚に入っているって言っても過言ではない!全ての音楽のジャンルを超えて後世に語り継がれ、人々に愛されるであろう1枚です。33歳の若さで散っていったダニー・ハサウェイ。ですが彼の歌は永遠です。彼の娘、レイラ・ハサウェイはジャズのフィールドで素晴らしい活動をしてます。顔も似ていて声の深みがまた父親譲りで(笑)、初めて耳にしたときは泣けてしまいました。。とにかく絶対聴きなさい!の1枚っ!

ライヴ (詳細)

Are You Happy?

・「俺はくちづけ!
これは最高ですね。一曲目のDIJは爆発です、そして「くちづけ」・・・これほどかっこいい歌を聴いたのは初めてでした。買って損は絶対にしないでしょう。Are you happy?Blankyに出会え僕は幸せです。

・「オフショットに胸キュン!
真夏の暑さよりも熱かった!ブランキーの代々木ライブ、当時仕事で見にいけなかった私は、ビデオ見て悔し涙したものですっ。若かりし日の3人のオフショットは、あまりにもラブリーで胸キュン。

・「こんなに良いLIVEは他にはないです
はじめてこの作品を見たときから もう何年も経過しますが今見ても本当に良い作品です ライブ自体が盛り上がりすぎて中断もあったようですが 中断後のライブも本当にオーディエンスの盛り上がり メンバーのグルーブ感 BJCのライブの中では最高ではないでしょうか? まだ 見たことの無い人は 是非みてください絶対に損はないと思います ベンジーの声が透き通るように出ていて達也氏のドラムは半端じゃないほど 暴れまくっています そしてそれを支える 無口な殺し屋 照井氏 まるで この会場にいるかのような最高のカメラワークと選曲 何から何まで最高のライブDVDです

・「ライブDVDで最強!!!
ブランキーの市販のライブDVDではこのDVDが一番ではないでしょうか?説明は入りません!絶対見るべし!!!!

・「リアル・ドキュメント
極暑の中、待ち続けたファンのテンションが1曲目になって制御不能に。何人もの女性がセキュリティによって運ばれていく。その結果ライブは一時中断。それも納得の、1曲目の興奮はこの映像にしっかりと収められています。この1曲目だけで充分に『買い』ですね。オマケ(というには長すぎる)のドキュメントムービーも見ごたえあり。MONKEY STRIPには適いませんが、お奨めの一本です。

Are You Happy? (詳細)

スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)

・「邦訳された真理の泉
そのむかし『ヘブン』という雑誌があった。それとも『JAM』だったか。そのどちらかの何号目だったかは忘れたが、数日前に届いた本書に収められている物語の一部が掲載されていた。訳者の名前は違っているがおそらく同一人物だろう。奥付を確認したら1996年初版発行とある。この二十年あまり、未刊の必読書として何度となく話題にしてきたものを、刊行されて11年も経ってからようやく気付いたとは、あまりにも不覚である。

『ヘブン』の頃は高校生だった僕も四十代半ばを迎えてしまったが、当時これらの物語から受けた鮮烈な印象は少しも色褪せない。その眩さに圧倒されながら一夜で読み通し、今日も読み返した。……訳者のもうひとつの名前を調べてみたら、ようやく隅田川乱一であることが判明した。しかも本書が刊行された翌年、46歳で亡くなっている。残念だ。彼はいま「風の両腕に抱きかかえられている」といえるのだろうか。

もうすぐ夜が明ける。今日は隅田川乱一名義の選集『穴が開いちゃったりして』を探しに行こう。

・「寓話的な短編集
短編の話が集められていて、読みやすいのですが内容は寓話的であり、何かの知恵を暗示しているような話が収められています。一つ一つの話は受け取る人に対して自分がもっている問題への鍵となることをインスピレーションとして与えるかもしれません。そんなことを感じさせてくれる話です。

・「読めば感じるものがあります。
寓話的な短編が集められていて、一つ読むだけでも何らかのインスピレーションを感じることができます。お勧めします。

・「ぶっとび!
「寓意に満ちている」とは、こういう話のことだろう。物語の飛躍がものすごく、共に精神も飛翔する。

編者イドリス・シャーはOSHOの「私が愛した本」で薦められている。OSHOの講話の中の、ムラ・ナスルディンのおはなしが好きな人にオススメ!

スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books) (詳細)

トランジション

・「心と思考の瘤コルトレン
私もそうだったように多くの方が最初コルトレーンミュージックに接した時、難解でとっつきにくいしろものとして敬遠するようです。でも何故か「目の上のたんこぶ」という感じで心と思考の中に住んでしまい、離れなくなるという経験を持つことになります。私の場合ジャズを聴き始めた十代の頃から生活の節目節目に現れては消えという続きです。例えば、若くて向こうっ気の強い時代、転職して新しい勤め先の社員寮に引っ越しした日にこれから先が見えず、孤独でぼんやりしている時にFM放送で気を紛らわしている時、突然耳に飛び込み懐かしく元気づけられたり、又時が過ぎ仕事がうまく行かず心身症で入院したりの壮年時、病院内で同じコルトレーンファンと出会い話が合いお互いに励ましあったりという具合で自然と座右のミュージッシァンとなってしまいました。中でもこのアルバムは、激しさと沈着さ渋さが同居してトレーンの揺れ動き前進する時代の最高傑作だと思います。この中の唯一のバラード「DEAR RORD」は何回聴いても心にしみいる名演奏です。でもコルトレーミュージックは、無理矢理人に奨めるものではなく、人それぞれの感じ方もあり静かに時々味わうべき苦いコーヒーのようなものだとも思います。

・「苦しみへと旅立つ前の最後の輝き
1965年6月10日・16日、ルディ・ヴァン・ゲルダーによってニュージャージー、イーグルウッド・クリフのヴァン・ゲルダー・スタジオにて録音。コルトレーンの死は1967年7月17日なので正に末期と言える。

残された時間が少ないことを予想しているかのような類い希な集中力。このアルバムを聴くとそう思わずにはいられない。特に6月10日に録音された1-3の集中力。粗放にテナーが展開し、いつ尽きるか予想も出来ない展開の『Transition』。ハッとするような静けさを持つ『Welcome』。そして再度走り出す5部から成る組曲『Suite』の凄さはもうコルトレーンしか表現しえなかった『奇跡』としか言いようがない。

この後、コルトレーンは死の年まで苦しみににも似た音へと向かっていく。1965年以降の『クル・セ・ママ』、『アセンション』、『オム』、『メディテイションズ』、『コズミック・ミュージック』。そのいずれも苦しい。このアルバムはそういった苦しみへと旅立つ前の最後の輝きに思える。

・「究極の「至上の愛」
「至上の愛」と「アセンション」の間に位置するフリー突入前夜という時期の作品になるが、このアルバムの魅力はこの微妙な時期ゆえの所産といえると思う。フリー・フォームに可能性を求め始めたトレーンが史上最強のカルテットの中だからこそある「美」と「技」とそして「拘束」(これが肝心)によって生み出されたギリギリの産物といえると思う。アセンション以降では求めにくい「美しさ」がここには確かにある。それは又この後抜けていくマッコイ、エルビンに依るところが大きいということだろう。①③での「至上の愛」を抜け出ようとするトレーンのフレーズは何回聴いても胸に刺さってくる程快感である。これを聴いてしまうともはや「至上の愛」は単なる“予告編”で、物足りないものになってしまう。それぐらい完成度は高いと思う。②はその間にあって(エルビンはいないが)“Ballads”を上回る饒舌なテナーをトレーンが聴かせてくれる。私にとってもうこれはすべてバランスのとれたトレーンの究極の一枚である。

・「最高傑作だと思う。
John Coltraneの最高傑作!!!と言い切っていいと思う。何回聴いても興奮する。モーダルなフレーズからフリークトーン連発する1曲目が素晴らしい。こんなにもフリークトーンが美しい、と思えるのは極めて稀だ。勿論swinging!!!1曲目が終わるとすかさずもう一回replayしてしまう。勿論大音量で。時々Dear Lordも聴く。美しいテーマ。アドリブではこのテンポが力強くて好きだ。15年前に初めて聴いたけど、年を重ねるごとに余計興奮してしまう、気がする。あの時のCDよりremaster盤の方が音はclearだ。もう一回言わせて頂く。これは最高傑作だ。

・「In Full Flow
Brilliant stuff from the master saxophonist! He seemed to be a driven man, and it is just inspiring to listen to. It is inspiring because as you listen you start to share his vision of some sort of shimmering, quivering, searing musical heaven. Apparently he hated explaining his music to journalists claiming that music should speak for itself. Listening to this I think he is right. He just comes across as a driven man, on some sort of Quixotic musical quest, and he just carries you along in his dreams.

He recorded this just after a Love Supreme, and it bears obvious similarities. But you can never have too much of a good thing.

トランジション (詳細)

ショパン:12の練習曲

・「ショパンのエチュードの演奏の最高峰の1つ
この CDには色々な感想があるようですが、私の感想を書かせてもらいます。

技巧に偏っているという意見を見ますが、もともとこのショパンのエチュードは高度な技巧の上で如何にそのメロディーを歌わせるかの練習曲ですよね。それに曲に題名をつけることを好まなかったショパンはもともとあの有名な「別れの曲」とか「革命」とか「木枯らし」とかも、題名はつけていませんよね。それは、後の人が勝手につけたもので、映画やその他の影響で、その曲の雰囲気をこうだと決めつけるのは良くないように思います。私はむしろこのポリーニの演奏はそういった後から付いてきたもの完全に排し、全く違う次元で彼の完璧な技巧のもとにショパンが真にこのエチュードに求めたであろうメロディーを追求したものであるように思います。

もちろん、他の演奏者のエチュードも良いものがたくさんあります。私も好きな演奏が他にもいくつもあります。それは人の好みもあるでしょう。ケンプとバックハウスのベートーベンのソナタがどちらもすばらしい演奏であるのと同じだと思います。間違いなくこのCDはショパンのエチュードの最高峰の1つだと思います。

・「これ以上なにをお望みですか?
あれは30年以上前、私がまだ貧乏学生の頃、ふらりと寄ったレコード屋の店先で見つけたこのレコードの帯には「これ以上なにをお望みですか?」とひとことだけ書かれていた。その「ひとこと」に惹かれて、生まれて初めて私はクラッシック音楽のLPを買った。

そして聴いてぶったまげた!こんなことが本当に人間にできるのだろうか・・・と。あまりの衝撃に来る日も来る日も聴き続けて、とうとうLPレコードが擦り切れてしまい、半年後には新しく買いなおした。

それ以来私はポリーニにはまり、ショパンにはまり、クラシック音楽の世界に引きずり込まれてしまった。

今では私の書斎には500枚を超えるクラッシック音楽のCDがある。クラッシク音楽は私の心のささえである。ある時は癒され、ある時は叱咤激励され、ある時はあまりの感動に涙し・・・と数え切れないほど多くのことを、たくさんの作曲家の音楽から学んだ。

良い音楽は人生を豊かにしてくれる・・・私にとって全ては「この1枚」から始まった。ポリーニに「ありがとうと」言いたい。あなたのこの演奏は「人類の文化遺産」です。ショパンにも「ありがとう」と言いたい。自分の命を削りながら、心に染み入る良い音楽をいっぱい作曲してくれて。

そしてまだ、このCDを聴いたことのない若い人にこの言葉を送ります。「これ以上なにをお望みですか?」

・「歴史的名盤
1960年ショパン国際ピアノコンクール優勝者。審査委員長のルービンシュタインに「テクニックは此処にいる審査委員の誰よりも巧い」っと言わせたエピソードは余りにも有名。そんなポリーニの1972年の録音。完璧な演奏。テクニック、表現解釈、パワー、スピード、音色、どれをとっても文字通り「完璧」。エチュードの録音は数多くあるが、これが一番! 自信を持って明言できる。間違いなく、歴史に残る名盤である。

・「これ以上のショパンはない断言します
僕が究極のショパン演奏と思っている演奏が二つある。一つが本アルバム。もう一つがディヌ・リパッティのブザンソンである。二つの演奏はショパンの対極にありながらどちらも聴くたびに感動と新発見と驚きを覚えずにはいられない。

10指の完全なコントロール。これこそがポリーニを表現する最も適切な言葉ではないだろうか。これ以上のテクニックを持った練習曲が今後現れるとは僕にはとても思えない。

これ以上のショパンはないと断言します。

・「バイブル
ポリーニの様に、賛否両論の激しいピアニストも珍しい。同じ頃にショパン・コンクールで優勝したアルゲリッチなら、こんなに貶す人はいないだろう。”機械”、”冷徹”、云々。。。でも、じっとこの演奏に耳を傾けて欲しい。ショパンのエチュードの数学的な美しさ、そして歌が溢れているではないか!ミケランジェリの元で研鑽を積んだポリーニのテクニックとニュアンスが、鍵盤に思い切りぶつけられている様を見て、激しく感動せずにはいられない。こんなに正確に、こんなに生き生きとエチュードを弾けるピアニストは、そうはいるまい。一曲目が余りに強烈な印象なので、テクニックだけのピアニストと言われがちだが、他のピアニストのエチュード集等と較べてみると、飛びぬけて速い訳ではない。ミケランジェリの様に、無駄なものをそぎ落とし、かつポリーニ自身の透明な感覚が、これらの曲を鮮やかに浮かび上がらせているのではないだろうか。

ショパン:12の練習曲 (詳細)

エゴン・シーレ―ドローイング水彩画作品集

・「シーレ本の決定版です!
こんなシーレ画集の登場をずっと待ってました。資生堂の本店の本棚で見かけてすぐに買いに行ってしまいました。和書なので、膨大な文献や資料に基づいて日本語でわかりやすく解説してあります。掲載作品もドローイング作品はもちろん、学生時代の習作や同時期の作家達の作品や、シーレに影響を与えたクリムトの作品も収録しているので、当時のシーレの置かれていた環境がよく理解できます。改めて理解するとシーレのドローイングは更に新鮮に感じました。シーレの入門書としても最適ではないでしょうか。このボリュームと丁寧な装丁と編集、値段も手頃に感じてしまいます。文句無しです。

・「必見ナリ
シーレの画集の中で私はこの本が一番気に入っています。短い生涯の中で残され、当時は批判さえ浴びさせられた絵。シーレの絵から学ぶものは大きい。彼の描く絵はエロティックで大胆。この絵をみてどう感じるかはあなた次第。少々値は張るけど、みる価値はあると思います。

・「全てが分かります。
なかなかここまで詳しくエゴン・シーレについて書かれている本はないと思います。油彩は少ないけれど、水彩・ドローイングに関しては彼に関する本の中でもかなり上位を占めていると思います。彼の作品を紹介するだけではなく、彼の生い立ちや考え方についても詳しく書かれているので、読んでみるだけの価値はあります。シーレファンなら必見です。この本は裸婦を描いたものが多いのですが、ただ単にエロスを求めているのではなく、彼の精神的な成長とともに確実に芸術性を高めているのが分かります。そういった彼の小さな変化にも目を配ると、よりいっそうシーレの魅力にはまるでしょう。

・「画集に対して満足をどこに求めるか
既に数冊シーレの画集は所有しているが、非常に豊富な作品掲載量と日本語テキストに惹かれて購入。

確かに画集として比較的手頃な価格と作品掲載量は素晴らしい。テキストの内容にも文句は無いし、単行本サイズも個人的には見易くてよい。ただ、不満足があるとすれば印刷の"色味"というか"質感"というか言葉で表現しにくい部分。印刷の質も紙質も、”製品クオリティ”としては決して悪いとは言えない物。にも関わらず、シーレの絵を見ている手応えが全く無く、適切な言葉が見つからないが、”のっぺらぼう”な印象。ただただ明るく鮮明で平坦なこの画質は、実物を肉眼で見た時の印象とはかけ離れている。クラシックムービーをデジタルハイビジョンで見た時のような、違和感(雰囲気の欠如?)に近い感じか。。。画集に対する好みや考え方に左右される問題かとは思いますが、少なくとも私は、シーレの作品が好きであるにも拘らず楽しめませんでした。和書であるため、美術書コーナーがある書店では大体見かけます。一度中を見てからでも遅くはないかと。

エゴン・シーレ―ドローイング水彩画作品集 (詳細)

なしくずしの死(MORT A CREDIT)

・「生前の代表作であり、ファン必携の作品。
1975年10月、コジマ録音。1枚目は同名コンサートより抜粋。「マスターテープ不良のためレコードよりdcs-900B A・Dコンバータ、24ビットを使用して収録した」とあり、全編微細なスクラッチ・ノイズが入っている。収録時間が長いので、レコードはもともと音が良くなかった。それを割り引いて聴いて欲しい。此処にあるのは「彗星パルティータ」の様な、若き天才の迸る才能の煌めきではない。虚無という暗闇に飲み込まれまいと戦い、惰性という退廃に染まるまいと厳しく自己制御に打ち込む、荒行者の姿である(と僕は思っている)。その真摯な姿は胸を打つが、痛々しくて凝視し続けていられない(それは僕の甘さのせいだ)。聴く者に「聴くのなら最後まで付き合えよ」という覚悟を迫る演奏だ。そういう質的変化があると思う。なお、2枚目1曲目のソプラニーノのよる演奏の後半、哀愁を帯びた美しいメロディーが繰り返されるのが印象的。とにかく、薫ちゃんを聴こうとする人は、「彗星パルティータ」の次にこれをどうぞ。

・「都市に生きる者のBGM
フリージャズは難解か?難解なものをわざわざ聴く必要は無い。難解になるのはそこに意味を見いだそうとするからだ。それも自分の経験と知識の範囲内で。それでは答えなど見つかるはずは無い。答えはいつも宙に舞っているとディランも言っていたではないか。今夜のデートはどこぞの小洒落たジャズクラブで「ジャズ」でも聴こうか・・・だなんてそんなのカッコいいか?「ポパイ」や「ホットドッグプレス」の時代は戻らない。東京の冬の風が冷たくなってきた。背中にゾクゾクと沁みてくる。そんな時こそハードボイルドなフリージャズが似合う。阿部の音は高層建築の間に吹き交うビル風だ。都会のエコーだ。フリージャズを難解なものとして遠ざけるな。都市に生きる者のBGMでいい。阿部薫、あんたカッコいいぞ!

・「美しき予兆
阿部薫の音色は美しい。それは彼が晩年使用していたギターやハーモニカにおいても同様である。そこには物語はなく、純粋な行為としての音があるだけだった。このアルバムに記録されたアルトサックス、ソプラにーノによるインプロビゼーションは30年近くたった今もそのことを雄弁にかたっている。とはいえ、ソプラにーノ・インプロビゼーションに哀歌を感じてしまうのはいいすぎでしょうか。

・「サックスをやめたい人の音
阿部薫は、きっと、本当は、サックスをやめたかったのだろう。自分は、彼の音をこのアルバムではじめて聞いたけれど、どうしても、そんな風にしか聞こえなかった。ロックにしろ、ジャズにしろ、やめる為にプレイしているミュージシャンは、アンダーグラウンドには少なからず居る。止めたければ止めればいいのにと思う人もいるのだろうが、ロックもジャズも自己矛盾を抱えない人には、成り立ち得ないものなのかもしれない。もし、そうなら、ここには本当のジャズの姿の一つがある。

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ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集

・「ラヴェル最初の一枚はこれしか無い
これを聴かずして何を聴く?というくらい、定番中の定番、デュトワ/モントリオール響のラヴェル管弦楽曲集です。ラヴェルのオーケストラ作品の中でも、とりわけゴージャスで完成度の高い「ダフニス」と「ラ・ヴァルス」が収録されている上、知名度の高い「ボレロ」と「亡き王女~」までもが入っているのですから、実にお買い得な一枚でしょう。

演奏についてですが、まずは素晴らしい音の透明度と、精緻なオケのテクスチャーに驚かされます。このディスクを聴くと、他のオケの演奏が、モヤに包まれたように聞こえるかも。ラヴェルの音楽は、音楽史上でも最高峰の、緻密な音の洪水ですから、こういったアプローチは極めて妥当でしょう。(「時計職人」とあだ名されるラヴェルですから、恐らく頭

 に描いていたのは、こういう精緻で完璧なサウンドのはず)

かと言って冷たい無機質な演奏という訳では全くなく、特に木管の色気、金管のたおやかさなど、うっとりと夢見心地にさせてくれます。弦楽器の色気、艶やかさは言うまでもなく。

最高の音楽、最高の解釈、最高の演奏、最高の音質。ちょっと褒めすぎたかも知れませんが、現在の所入手できる

ラヴェルのディスクで最高の一枚。入門者にこそお薦めです。

・「「ダフニスとクロエ」の「夜明け」が絶品!一度聴くべし!
フランス音楽の凄さが堪能できる1枚。クラシック音楽を食べず嫌いの人にこそ、聴いていただきたいCDである。特にクラシック音楽界随一の名演出家・デュトワの棒によるこの「ダフニスとクロエ」の「夜明け」は、一聴に値する。感性の塊のようなこの演奏は、安物の映画音楽に飼い慣らされたクラシック嫌いのジェネレーションにも、きっと大きなインパクトを与えるに違いない。他の作品もいずれもデュトワの絶妙の語り口によって絶品に仕上げられているが、やはり曲の持つ魔力は「ダフニスとクロエ」の「夜明け」には敵わない。小生はオケでコントラバスを30年以上弾いているが、普段は自宅ではクラシックは滅多に聴かない。しかし、本演奏を聴くと鳥肌が立ってしまう。それほど凄い演奏である。

・「後のも先にもラヴェルはデュトワ
1980年ごろの録音で、さすがに最新のものと比べるとダイナミックレンジで劣りますが、デュトワの黄金期のラヴェル。素晴らしいの一言です。「ダフニスとクロエ」は、この第2組曲で感動して、彼の全曲盤を聴いて欲しいです。

・「華麗で気品溢れる決定盤
これを聞かずに何を聞くというような事を書いていらっしゃる方がおりますが、まさにその通り、昔から何度も再発されている名盤中の名盤です。自分は中学の時に学校の部活の先輩からカセット(!、ロンドンから出てたんです!)を借りて、何回も繰り返し聞きました。20年以上経った今CDで聞いても、その感動は全く衰えません。一番のお薦めはスペイン狂詩曲ですが他の演奏もすばらしい。目玉の「ボレロ」も悪くないのですが、最後の方の盛り上がってきてここぞという時に、バスチューバがどう聞いても音を外してます。結構ずっこける人もいるかも。ただ、ボレロの録音は沢山あれど、優秀な部類の演奏である事は確かです。ダフニスとクロエも良いのですが、第二組曲だけなので同じコンビの全曲盤も聞いてみて下さい。デュトワとモントリオール響の演奏全般に言えると思うのですが、激しい、ダイナミックで剛直なリズムなのに、決して優雅さと気品を失わないのは本当に素晴らしいと思います。

・「入門者の感想
ボレロのCDが欲しくて、入門者におすすめのレビューに従って購入しました。ボレロは勿論のこと他の4曲もとても良かったです。ボレロはスコアも見たくなりました。ダフニスとクロエ、「パントマイム」でのクロエの踊りを見てみたくなりました。一番良かったのは最後のラ・ヴァルスです。幽霊が出てきそうな出だし、それ以降も明るく華やかなホールというより幽霊の舞踏会というイメージです。でも体は自然に三拍子を取ってしまいます。ラベルと言えば弦楽四重奏曲のCDも欲しいのですが、いいCDがみつかりません。

ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集 (詳細)

ドロップアウトのえらいひと

・「好きなもの、と好きじゃないけど堅実なほう
最高。モチベーションがあがります。もっと好きに生きてもいいんだよって、言ってもらった気がします。自分の常識だけで考えて、マイナスなことを考えていたら、いつまでも今のままですから。よむべき。

・「好きなもの、と好きじゃないけど堅実なほう
最高。モチベーションもあがるし、情報量も増えます。人には、人生の分かれ道が何度も何度もあると思います。友達に誘われた、イベントに行く。行かない。なんて小さなものもそう。それを選ぶか選ばないかで、大きく変わるものなんですよね。

だとしたら、この本はよむべし。そして実際に彼らに会いたいですね。

・「稀代の聞き上手
 森永博志という人の類い稀なインタビュアーとしての才能がなければこの本は成立しなかったのではないかと痛切する。勿論ここに登場する「ドロップアウトのえらいひと」たちの個々人がいかにも魅力的であり輝いていることが大前提ではあるが、その魅力を引き出しているのは他ならない森永さんである。 古くは柳ジョージの自伝「敗者復活」も森永氏の能力なくしては世に出なかった作品であるし、矢沢永吉の「成り上がり」を糸井重里がまとめた後で、何をしても「成り上がり」と比較対象にされる時期にたとえ向うからやってきた企画であっても受けて立つ森永博志の姿勢に対して敬意をはらいたい。 何をしても生きていけるし、どんな仕事をしても表現者である人は表現者であること。その普遍性をこの本から感じれば人生なんてなんとでもなるものだと思うのである。

・「自分の人生を見直す本
 この本を読んで思ったのは、自分の好きなことを自由にやることのできるすごい人たちの考え方を学べるバイブルだと思いました。必要な学校にいるか、それとも不必要な学校にいて、安定した職につくか?などこれからの人生について考えさせられました。

 自分が本当にやりたいことを極めてそれで飯を食っていけるっていう生き方がすごくかっこいいなぁと改めて思わされました。チャールズ・ブゴウスキーの詩ではないけれど、この本には「ルールはないが、ヒントはある。」みたいな感じの本です。J・Dサリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」と同様に若いうちに読んでおくべき本だと思います。

 ぜひ、読んでみて人生について考えてください。

・「かっこいい生き方
 この本を読んで、思ったのは今の自分がどんな立場にいるのかということを考えさせられました。必要な学校にいて、やりたいことができているのか?不必要な学校にいて、安定した職に就くのを求めるのか?

とにかく、好きなことやって、飯が食えるってかっこいいということを改めて認識させられました。チャールズ・ブゴウスキーの詩ではないけれど、この本には生き方の「ルールはないが、ヒントはある」っていうことを思わされました。サリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」と同様に若いうちに読んでおくバイブルだと思います。

 ぜひ、一度読んでみて、本当のかっこよさを探してみては?

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