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▼我が愛しのブリティッシュ・プログレ:セレクト商品

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)太陽と戦慄(紙ジャケット仕様) (詳細)
キング・クリムゾン(アーティスト)

「いや〜驚きました・・・」「“バイオレンス・クリムゾン”」「Larks' Tonguesは男性、Aspicは女性」「ゼリーの中の雲雀の舌」「70年代クリムゾンの金字塔」


狂気(SACD-Hybrid)狂気(SACD-Hybrid) (詳細)
ピンク・フロイド(アーティスト)

「開放感」「かなり大きめのリアスピーカーが要ります」「あまりに見事な音に対しあまりにおそまつな解説」「スルメだね」「あらためて、すごかった」


Close to the EdgeClose to the Edge (詳細)
Yes(アーティスト)

「究極音質のリマスター版。買い替え必須」「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」「買って損なし!!!」「これぞプログレッシヴロック」「リマスター最高」


Pawn HeartsPawn Hearts (詳細)
Van der Graaf Generator(アーティスト)

「ロック史上最高傑作品」「壮大かつ濃密な傑作」「chilling vocal」


In a Glass HouseIn a Glass House (詳細)
Gentle Giant(アーティスト)

「個人的にはGGの最高傑作!!」「前作と並ぶ最高傑作。」「めまいがしそうなほど緻密」


ジェラルドの汚れなき世界ジェラルドの汚れなき世界 (詳細)
ジェスロ・タル(アーティスト)

「凄まじい完成度に聴きやすさまで兼ね備えた大傑作。」「フォークテイストの傑作」「天才が力の限りバカをやるとこうなります」


Rain DancesRain Dances (詳細)
Camel(アーティスト)

「モダンでポップな名作」「このあたりのキャメルが好き」「地味ながら飽きのこないアルバムです」「カラフルな雨」


Ashes Are BurningAshes Are Burning (詳細)
Renaissance(アーティスト)

「ドビュッシーの引用もあるノーカット盤」「このアルバムから始まるルネサンス快進撃」「名盤!!!」「プログレファンだけでなく全ての人に聴いていただきたい名盤。」「非の打ち所のない名盤」


SixSix (詳細)
Soft Machine(アーティスト)

「softsの最高傑作?」「従来盤の音質に不満だった方は是非買い換えを」「softsの最高傑作?」「知的で品がある大人のジャズロック」


Elastic Rock/We'll Talk About It LaterElastic Rock/We'll Talk About It Later (詳細)
Nucleus(アーティスト)

「彼等のベスト2枚」「クラブユースOKです」


The Rotters' ClubThe Rotters' Club (詳細)
Hatfield and the North(アーティスト)

「これほど美しい音世界にはめったに耳にできない大傑作」「カンタベリーの最高傑作」「所謂名盤」「さわやかな疾走」「プログレッシブロック、カンタベリーサウンドの傑作」


National HealthNational Health (詳細)
National Health(アーティスト)

「ナショナル・ヘルスのファーストアルバム。(1978年作)」


Leg EndLeg End (詳細)
Henry Cow(アーティスト)

「何度聴いても飽きない名盤!!」「フリスは昔はやせててたんだ」


In the Land of Grey and PinkIn the Land of Grey and Pink (詳細)
Caravan(アーティスト)

「これぞイギリス!!」「カンタベリー・ミュージックの雄、キャラバンの最高傑作」「カンタベリーミュージック」「過去の遺物」


Unorthodox BehaviourUnorthodox Behaviour (詳細)
Brand X(アーティスト)

「超絶技巧軍団のデビュー作!」「British Jazz Rock 史上においての重要作品はこれだ」「パーシー・ジョーンズのベース!!」「妖しいサウンドが心地よいBRANDXのファーストアルバムです」「Unorthodox Behaviour (Brand X) (rock-progressive rock)」


Valentyne SuiteValentyne Suite (詳細)
Colosseum(アーティスト)

「ジョン・ハイズマンの目から鼻へ抜けるような才気がヒシヒシと感じれる大傑作」「なんと言ってもタイトルチューン」「コラシアムは最高」「高い演奏力を示した作品」


ホワイト・ゴッデスホワイト・ゴッデス (詳細)
エニド(アーティスト)

「優雅でクラシカルな調べ」


アサイラムアサイラム (詳細)
クレシダ(アーティスト)

「へヴィに、ドラマティックになった2nd」「へヴィに、ドラマティックになった2nd」


Chapter Three Vol.2Chapter Three Vol.2 (詳細)
Manfred Mann Chapter Three(アーティスト)


恐怖の頭脳改革(K2HD紙ジャケット仕様)恐怖の頭脳改革(K2HD紙ジャケット仕様) (詳細)
エマーソン・レイク&パーマー(アーティスト)

「やっとデタデタSACDマルチ」「買い直し」「3人が織り成す至高のサウンド」「これをたった3人の演奏だと思えるか?」「血管がブチ切れそうなテンションの高い演奏が魅力の名盤」


FoxtrotFoxtrot (詳細)
Genesis(アーティスト)

「感涙のサパーズ・レディ」「やはり本作がピーター在籍時の最高傑作か?」「ガブリエル在籍時の代表作」「聴かずに死ねない1枚!,」「サパーズ・レディは永遠を奏でる」


デッドウィングデッドウィング (詳細)
ポーキュパイン・ツリー(アーティスト)

「多くの人に聴いてほしい傑作」「現代最高のプログレ!!」「20世紀の空気を現在に持ち込んだ精緻な音世界」「次のKCの音?」「デス声のないOPETH」


Unbranded: Music from the EEC SurplusUnbranded: Music from the EEC Surplus (詳細)
Parallel or 90 Degrees(アーティスト)

「挑戦的プログレ」「THE TANGENTへとつながるシンフォ作」


Greek VariationsGreek Variations (詳細)
Neil Ardley(アーティスト)


U.K.(紙ジャケット仕様)U.K.(紙ジャケット仕様) (詳細)
U.K.(アーティスト)

「誤った期待で未だに正当な評価を得ていない名盤」「大英帝国の誇りを感じさせるプログレッシブロックの名盤」「奇跡のバンド」「奇跡のバランス」「寒い夜に、暖房のない部屋で聴くべし。」


▼クチコミ情報

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

・「いや〜驚きました・・・
キング・クリムゾンの曲が車のCMに使われるなんて・・・こんな選曲ができるCMプロデューサーは、きっと私と同年代で熱烈なクリムゾンファンに違いありません。多くのファンを驚かせたと同時に、King Crimson て何者・・・?と思われた方もいらっしゃるでしょう。

1969年の衝撃的なデビュー以来、現在もアルバムがリリースされ過去の音源がいまだに若いファンを増やし続けているプログレッシヴ・ロックの筆頭で、ピンク・フロイドと並んで常に頂点に君臨する、まさにモンスターグループです。

CM曲になっている「イージー・マネー」が収録されているこのアルバムは1973年発表の6作目で、内容は作曲半分、即興半分の前衛的超テク頭脳派音楽共同体ロックといった感じでしょうか・・・。けれどロック好きなら難しく構えることはありません。

作品数も多く、メンバーも演奏もその時代によって違うのでどれから聴けば良いという答えもありません。

どうぞ気楽に、興味を持たれたこの作品からお試しください。そして、ショボいロックなんかひれ伏してしまうほどの圧倒的な音世界を体感してください。

・「“バイオレンス・クリムゾン”
デビュー作『クリムゾン・キングの宮殿』で世界中を驚かせたキング・クリムゾンは、2nd以降幾多のメンバー・チェンジを繰り返しながらアルバムを発表しては来たものの、1stのインパクトがあまりにも大きすぎたばかりにその呪縛から逃れられずにいた。しかしビル・ブラッフォード、ジョン・ウェットン、デビッド・クロス、ジェイミー・ミューアという個性の強いアーティストを集合させたロバート・フリップが、起死回生ともいうべき強烈な作品でその1stの亡霊を完全に払拭したのが通算6作目となったこのアルバムだった。優美でメランコリックな側面と暴力的とも言える側面を併せ持ったこの作品は、無駄な贅肉を削ぎ落とした強靭な肉体を連想させるくらいにゴツゴツした作風であり、これは後々のクリムゾンを形容した“メタリック・クリムゾン”の原型とも言うべきサウンド・コンセプトの上に成立している。特にビル・ブラッフォードとジェイミー・ミューアのパーカッションが暴風雨のように暴れまくる様は圧巻。その合間に登場するデビッド・クロスのバイオリンも、非常に高いテンションをキープしている。元UKのエディ・ジョブソンのバイオリンは華麗なイメージがあると思うが、デビッド・クロスのそれはもっと幅が広く重心が低い。天才的なプレイヤーだと感じる。この作品によってクリムゾンは、『宮殿』だけではない別な側面がある事を世界的に認知され、本当の意味でのビッグ・グループに昇格したとも言える。しかしながらジェイミー・ミューアは後のロンドン公演で負傷、脱退せざるを得なくなり、最強のメンバーを集めたこの布陣での活動は短命に終わってしまった。

・「Larks' Tonguesは男性、Aspicは女性
以下は筆者の解釈です。Larks' Tonguesはひばりの舌、硬いが、しかし実は繊細なものを、aspicはゼリー状の料理、暖かくて柔らかい包容力のあるものを、それぞれ表象しています。ジャケットは、太陽たる男性と月の女性を表象しています。Larks' Tongues in Aspic part1は、はっきりとしない、ためらいがちなスタートから、すこしづつ夢中になっていく様を、PART2は反復運動の後に絶頂へと達する様を表象しています。途中の4曲ですが、男性の感情・本性を表現しています。book of saturdayは表面的なやさしさを、EXILEは気障さと弱さを、EASY moneyはずるさを、talkingdrumは凶暴さをあらわしています。このアルバムはこういったことをものすごく高度なレベルで抽象化した、類まれな作品です。したがって毒蛇がどうとか、「太陽と戦慄」いう日本語題名は実はまったく関係ありません。もっともこの題名は有名になったという意味では大成功ですね。

・「ゼリーの中の雲雀の舌
このアルバムの頃のバンドの状態などは他の方々が書いているので、省略します。

長いヴァイオリンのイントロはこのアルバムを聴く度にワクワクさせてくれます。Larks' Tongues In Aspic ! なんて素晴らしい曲だ!パート1とパート2でサンドイッチ状態の他のタイトル曲以外のチューンも、ジョンの渋い声とビルの素晴らしいドラムとデビッドの綺麗に奏でるヴァイオリンとミューアの複雑怪奇なパーカッションが完璧なハーモニーを作り出しています。クリムゾンと言えば、1stのイメージが強いですが、このアルバムは全く違うバンドだと思って聴いてください。

このアルバムはタバコや麻薬のように、やめられなくなります。

・「70年代クリムゾンの金字塔
1stアルバム「クリムゾンキングの宮殿」以降のアルバムの中でも、特に完成度の高い作品。新たにバイオリンを導入し、ハード&メタルなサウンドに独特の哀愁感を漂わせている。ビル・ブラッフォードの小気味良いドラムスの「トーキング・ドラム」も聴き所。

Liveで必ずと言っていいほど演奏される、「太陽と戦慄part1、2」はクリムゾンの中でも名曲中の名曲。緊迫感満点の演奏とメロディラインにまさに「戦慄」させられる。「土曜日の本」「イージーマネー」など、Liveでもお馴染みのナンバーが目一杯つまっており、30年経過したとは思えない名盤である。

太陽を表現したシンプルかつ印象的なデザインの紙ジャケ仕様も、懐かしのLP時代を思い出させてくれてVeryGood!(もちろん大きさは全然違うけどww)

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様) (詳細)

狂気(SACD-Hybrid)

・「開放感
心臓の鼓動の音から始まるあまりにも有名な、あまりにも売れたアルバムです。本来ポピュラー・ミュージックであるロックを、芸術作品と呼ぶことを可能にした作品だとも思います。

自分はThe Wallが一番好きな人間なんですが、やはりこのアルバムの凄さは語られている通り、もしくはそれ以上だと思います。

あまりに完成されたサウンド・プロダクションと、情緒的で優しいメロディは、壁も天井も地面も消えたように、現実に自分の居る空間から解放され、壮大な異空間、もしくは宇宙の中に解き放たれたような気分にさせてくれます。アルバムの流れも完璧に作られていて、本当の傑作とは何かを教えてくれます。

5.Moneyや8.Us And Themも好きですが、自分のこのアルバム内のベスト曲は4.Timeです。あまりにも王道だとは思いますが…時計の音のSEからのミステリアスで惹き込まれるようなイントロ、切ないメロディに絶妙の女性コーラス、そしてD・ギルモアの“鳴くギター”によるギターソロ…上に書いたように自分が現実の空間から解放されていくような気分になります。

あらゆるジャンルを超えて、音楽が好きな人ならば必ず聴いてみるべきアルバムだと思います。

・「かなり大きめのリアスピーカーが要ります
この5.1ch版狂気を実際に聴いて感じたのは、かなり高いスペックのサラウンドスピーカーが要るという事です。通常のドルビーサラウンド/DTS音声ソフトの場合、リア・スピーカーは、補助的にミックスされたサラウンド音声を受け持つ為のものなので、大きなスピーカーはそれほど必要ではありませんが、このソフトはリアスピーカーもメインスピーカー並みのスペックを必要とします。また、リアの音量や音質をかなりシビアに設定してバランスを整えないと、良さが生きてくれません。でも、うまく設定した時の音は圧巻です。個人的にはシンセ音が縦横無尽に飛び交う「望みの色を」が最もサラウンド向きだと思います。

・「あまりに見事な音に対しあまりにおそまつな解説
立川直樹はレコードの時代からPFのご意見番として専属ライター的な扱いで仕事をしているが、中身のない解説は不要。和久井光司もしかり。「クリストーマスにインタビューしたことがある」程度で誇らしげに書いている事は感想文。レコード会社のディレクター氏ももう少し考えて(ないのだろうな)人選するか、歌詞対訳のみか、レコーディングデータをもっと詳しく(音響が売りのSACDなんだからね)載せるとか商品価値、セールスポイントに沿った仕事をして欲しい。よくあるでしょう、試写会に呼ばれたタレントのコメントを載せた新作映画の広告を。あれ読むと観る気がしなくなるのと一緒です。

・「スルメだね
ディープパープルのライブインジャパンと言うお決まりのコースからすぐにこのアルバムに入り、以後ほぼ1年半このアルバムだけで過ごした高校浪人時代、一日三回はアナログで聞いていたと思う。お陰で全ての曲を歌詞カードなしで歌える様になってしまった。バックの話し声までコピーしようとしていた。筒井康隆が最初に傑作に出会う事程不幸なことはないと書いていたが正にその罠に嵌ってしまったのであった。このトラップから逃れるのにはクリムゾンキングの宮殿との出会いまで待つ必要があった。傑作には傑作で。この二作のお陰でこちんこちんのプログレ頭になって、この巨大な穴からはその後10年程抜け出る事が出来なかったのだ。それ位の傑作である。しかし、作りそのものはイージーリスニングと言っても良い程万人受けする作品である。

・「あらためて、すごかった
初めて「狂æ°-」ã‚'耳にã-た小学ç"Ÿã®é ƒã‹ã‚‰æ•°ãˆã€ä½•百回アルバムã‚'è'いてきた。

「神秘」~「エコーズ」~「クレイジー・ダイヤモンド」~「ドッグ」と流れる音楽推移(批判はあるだろうが)では大地の広がりのようなものã‚'感じたが、「狂æ°-」はそれとは種別ã‚'異にã-たè¿'未来的な感覚がする。

ã"のSACD版ã‚'è'き、メンバーの強い意欲が感じられた。エンジニアリングã‚'æ‹...å½"ã-たアラン・ãƒ'ーソンの才能もå"抜ã-たものだろうが、何といってもR・ウォーターズの詩とW・ライト、D・ギルモアの音楽性がマッチã-ている。ã"のï¼"人が噛み合わなくなってくる「アニマルズ」あたりから、本来のãƒ"ンク・フロイドからはずれていった。

緻密な計ç®-で作られたã"のアルバムは、より高å"è³ªãªï¼£ï¼¤ã§è'くのが一番だとï!¼³ï¼¡ï¼£ï¼¤ç‰ˆã§æ„Ÿã˜ãŸã€‚今まで以上にç'°ã‹ãªéŸ³ã®é...åˆ-が耳にå...¥ã£ã¦ãã‚‹ã€‚またDVDでç'¹ä»‹ã•れた女性コーラスの微妙なエコーがよくわかる。

ã-かã-LPであれば、「虚空のスキャット」の余韻ã‚'残ã-たままB面にレコードã‚'裏è¿"すという心地よい「é-"」があったのがCDだとすぐに「マネー」に遷るのが残念だ。面å€'くさくてもあの「é-"」が好きだったã‚"だã'ど。

狂気(SACD-Hybrid) (詳細)

Close to the Edge

・「究極音質のリマスター版。買い替え必須
アナログ版から数えて、本作を買い換えるのは4回目。1994年度のリマスター版もかなりいい音だったので、これ以上の改善は無理かと思いつつも、今回(2003年度)リマスターを聴いて驚き。音のクリアー感と広がり感が増し、イエスの演奏のすごさがさらに強烈になった。Close to the edgeのイントロの水の音、Siberianの出だしのギターの音を聞けば、いかにこのリマスター版の音がいいかが実感できます。

イエス・ファンで長年聞き込んでいる方も、今回のは買い替え必須です。

・「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)
片手にジャケットを持って、ジャケットを眺めながら聴くのがよいでしょう。間違っても、歌詞とにらめっこはしないこと。訳詞を読んでも意味不明ですし、歌の内容がわからなくても、イエスを聴く上でちっとも障害にはなりません。曲を演奏をサウンドを楽しむことが大事です。ジョン・アンダーソンの声もサウンドのひとつとして楽しむべきです。

・「買って損なし!!!
この歴史的名盤の内容をとやかく言う必要はないだろう。要は既発盤を持ってる人が買い直す価値があるかだ。私が持っている日本盤(32XD-532)と聴き比べてみた。まず全体の音量は今回のリマスター盤の方がデカイ。導入部のせせらぎなど聞こえ始めるのがおよそ10秒も早かった(1万円以下のCDウォークマンで試聴)。その分、音の分離がはっきりしレンジも広くなった感がある。以前からこのアルバムでのビル・ブラフォードの音量の比率が他のパートに較べて抑えめにミックスされたように思っていた。今回もそれは変わらなかった。あくまで個人的印象だが、本来はもっと固い音で叩く人のように思う。どうだろう。ボーナストラックに関しては、サイモン&ガーファンクルのカバーなどシングル2曲に2,3のオルタネイト。6はジョン・アンダーソンの鼻風邪声バージョンとして聴くと面白い。また8分過ぎに入る逆回転のようなフレーズはかなり新鮮だった。未発表バージョンは、リック・ウェイクマンのキーボードがオリジナルに較べてかなりダサいのもまた一興。本編の完璧さ知るにはいいかもしれない。

・「これぞプログレッシヴロック
 この「危機」という作品を聴き終わった後の感動は、まるで山の頂上に到達し、素晴しい景色を見ているときのような感覚に似ている。 「プログレッシヴ・ロック」は、今となっては様々な形に変化し、拡散しているが、いつ聴いてもこのアルバムは、聴くごとに新しい発見を与え、いつまでも新鮮で飽きさせることがない。

 この一枚で、他のプログレグループには無いわかりやすさと素晴しさで、プログレッシブ・ロックの素晴しさを教えてくれる。 このアルバムこそ、真の「プログレッシヴ・ロック」を歴史に築いた決定盤であることに相違はない。

・「リマスター最高
危機はLP盤、初回CD盤、紙ジャケリマスター盤と買い続け今回が4回目の購入ですが、興味深い貴重なボーナストラックと、表題曲のSE部分や「同志」のスティールギターの最後のグリスアップまでクリアに聞こえる手をかけたリマスターなど、買って損のない内容です。私自身は大満足でした。Rhino万歳!

Close to the Edge (詳細)

Pawn Hearts

・「ロック史上最高傑作品
この作品を聞かずに何を聞く? というくらい最高の一枚です。最近、再結成し日本にも来ましたが、そのライブも衰える事なく素晴らしいの一言。

・「壮大かつ濃密な傑作
イギリスのプログレバンド、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイターの4th。1971作一般的にVDGGの最高作とされるアルバム。どこかスペイシーなハモンドの音色に、ピーター・ハミルの個性的な歌声が響きわたり、不思議な壮大さが広がってゆく。サックスも入ってジャズロック的な要素もありながら、絡みつくような濃密さが音にあり、気持ち悪い一歩手前という雰囲気が、つまりはとても個性的でもある。KING CRIMSONにも匹敵する音の強度と、アヴァンギャルドな感覚を有してたたみかけるこの質感は、後のイタリアのヘヴィプログレなどにも影響を及ぼしたと思われる。全3曲という大作志向のアルバムで、とくに後半の23分の組曲が圧巻だ。2005年リマスター盤には、未発曲やバージョン違いなど5曲をボーナス追加。

・「chilling vocal
Peter Hammillのsoloはとても好きだったけど、Peter Hammillが並行してやってたこのバンドのアルバムは聴かず嫌いだった。Peter Hammillのアルバムにかなりハマっていた時には、これほどのsoloアルバムを作るという事は、余程バンドがつまらないなのか、、とさえ想像してた。いい曲はsolo用に温存して、、みたいな。実際、そういう時期もあったかもしれないけれど、少なくともこのアルバムはかなり充実してる。バンドの演奏は大仰だけれど、決して悪くはない。Peter Hammillは時々、物凄く力強く歌う。でも彼のchilling vocalは良い。大仰な演奏にもハマってる。

中間部のカオスがたまらなくカッコいい、A plague of lighthouse keepers。シンセのアルペジオ。構成は複雑というか、詰め込みというか、構築された感じではないような気がするけれど、そのほうがPeter Hammillのやや神経質な声には似合ってる。

Pawn Hearts (詳細)

In a Glass House

・「個人的にはGGの最高傑作!!
一部コアなファンの心をつかんで離さない伝説のプログレバンド、GGの4作目です。

ボーカルは弱い気がしますが、変拍子の重なる複雑なリズムとそれを自然にこなす高度なテクニック、そして楽曲自体の魅力は名状しがたいものがあります。

70年代のプログレに興味のある方には、是非体験していただきたいと思います。

とりわけ、3曲目のWAY OF LIFEは名曲です。

・「前作と並ぶ最高傑作。
3兄弟の長男フィル・シャルマンが脱退し、彼らの「剛」の部分が強く出てきたアルバム。メンバーの脱退・交代などがあると普通は音楽性が大きく変化してしまったりするものであるが、彼らの場合は驚くほど変化がない。さすがと言うべきだろう。前作「Octopus」がクラシカル・オカルティックな「柔」の部分が強く出た傑作だったのに対し、本作は鋭利なジャズっぽさやヘヴィなハードロック的な曲調に特徴を持つ「剛」の傑作と言うことができるだろう。1曲目のクロスリズムなどはGGではもはや定番とはいえ、やはり圧巻である。そして2曲目の複雑なポリリズムは拍子を数えることすらままならない。3曲目はスピード感あるハードロックから優美なバロックアンサンブルへと変化するお決まりのパターン。これは1作目からずっと受け継がれている。4曲目はオープニングのヴォーカルから複雑なクロスリズム、そして圧巻なヘヴィロックへと突き進んでいく。クラシカルな5曲目で落ち着いた後は、エレピやサックス、アコギにヴァイオリンまでもが複雑に絡み合うジャジーな大作6曲目に酩酊。聴きやすさもありGG初心者にも薦められるアルバムだ。

・「めまいがしそうなほど緻密
73年作。メンバーが一人脱退。ロック、ジャズ、クラシック、古楽、現代音楽、フォーク…何でもありの、曲調がコロコロ変わる作風は更にさえわたり、全体像がなかなか把握できない、万華鏡のような音世界。いつも以上に、音の配置や奥行きに対するこだわりを感じる作品。「THE RUNAWAY」はあっちこっちへ翻弄し聞き手を嘲笑う、もぐら叩きのような曲。デリケートなボーカル、鋭いサウンドで次々入り乱れる演奏陣。急に現れるリコーダー、奥の方で響くような聖歌風コーラス、マリンバのソロなど印象的な場面がツギハギ、パズルのように組合わさる。「AN INMATES LULLABY」は可愛らしいマリンバやビブラフォン等と囁きかけるボーカルが甘美な眠気を誘う。「WAY OF LIFE」序盤は聞いてるこっちが蹴つまずきそうなアンサンブルで突っ走る。暗い海底を潜行するような場面から鋭い輝きを放って飛びかかるムーグがカッコイイ。だが、美しいボーカル・リコーダー・弦楽・オルガンのクラシカルな展開へ急変。更に序盤の疾走が戻り中盤の浪漫と交錯するも、最後は荘厳なオルガンが全て飲み込む。「EXPERIENCE」は優雅な歌声、クラシカルだが、ミラーハウスの中で迷うような奇妙な演奏。ベース・バイオリン・オルガン等の輪唱。教会音楽風ボーカル部が出現するも、今度は荒くれロックンロールが割り込む。様々なモチーフが混迷。「A REUNION」は優しい歌と弦楽に抱かれ、うっとりする曲。「IN A GLASS HOUSE」はジェスロタルとPFMが同時にやってきたような魅力溢れる曲。煌めくアコギ、しなやかに踊るバイオリン、牧歌的ながらもスリリングな演奏に興奮。ボーカルはほのぼの。タイトなドラムとともに歌メロがスピードアップし駆け出す場面がたまらん!後半ヘヴィになるかと思いきや、聖歌がちらつき、ロカビリーまで…。

In a Glass House (詳細)

ジェラルドの汚れなき世界

・「凄まじい完成度に聴きやすさまで兼ね備えた大傑作。
AB面計45分で一曲という究極の大作とも言える本作。全米2週連続1位!を記録。前作「Aqualung」で見せた文学性の高い歌詞、コンセプトに演劇性が加わり、べらぼうに高いメンバーの演奏力によって披露される一糸乱れぬアンサンブルは45分という長さを感じさせることは全くなく、この手の大作にありがちな聴き辛さもなく、最高傑作という形容にふさわしい作品です。新聞型のジャケットも有名。いまだに勘違いをしている人も多いようですが、ジェラルド・ボストック君が書いたと言われているこの詩ですが、全てイアン・アンダーソンの作り上げた「でっちあげ」です。よくジャケットの新聞のなかを見ると、ジェスロ・タル新作を発表といった感じの内容が書かれています。(当時は英国のメディアもすぐには気づかなかったとか。素晴らしい詩だ!とボストック君を賞賛したらしいですが。)しかし、彼らがここまで徹底してこのアルバムを作り上げたのは理由があり、前作を意図せずにコンセプトアルバム扱いされたことが気に入らなかったようです。(当時はプログレ隆盛時代ですので、コンセプトアルバムは「流行り」でした。)そのため一世一代のでっちあげで当時のロックシーンを皮肉ってみたのでしょう。

・「フォークテイストの傑作
このアルバムはものすごく長い組曲で構成されていますが、パッションプレイほど難解でもないので割と聞きやすいです。ハードロックの傑作をアクアラングとするとフォークの傑作は間違いなく本作でしょう。最後まですんなりと聞ける名盤。

・「天才が力の限りバカをやるとこうなります
多分この作品、「小難しそう」「面白そうなんだけど、ちょっとなあ…」と手を出しかねているロック・ファンは少なくないと思います。無理もない話です。CD一枚を通して全一曲という大作だし、8歳の少年が書いた詩に曲をつけたという伝説が実はネタだったという人を食ったエピソードも普通じゃありませんから。

だけど少しでも興味がおありなら、騙されたと思って聴いてみて下さい。英国フォークありハード・ロックありドラム・ソロあり、フルートが大音量のギターと互角に渡り合うかと思えば子守唄みたいに静かで叙情的なパートも飛び出して、一瞬の退屈も感じません。「え?もう終わったの?」聴き終わった時には思わずそう呟いてしまうと思います。イアン・アンダーソン(リーダー)のじじ臭いヴォーカルも慣れてしまえばかわいいものです。もっともこの人、何から何までじじ臭いのですが。

何より凄いのは、アイデアとテクニックの展覧会のような凄まじい内容なのに聴いている内になぜか「こいつらバカじゃねーか!?」と思わず吹き出しちゃうこと。そうなんです。天才が力一杯バカなことをやると、こんな風になるんです。バカがバカをやってもつまんないけど、天才がバカをやるとむちゃくちゃ面白いんです。そもそも、これだけの力作でありながら冒頭でいきなり「これを終わりまで聞かなくても、いっこうにかまわない」(対訳:イーリファー・コダマ/UNICUL)なんて歌っちゃうんですから人を食うにも程があります。

あ、念のためお断りを。私、ボーナス・トラックは基本的に無視しちゃうのでこのレビューは本編のパート1・パート2にしか触れてません。

ジェラルドの汚れなき世界 (詳細)

Rain Dances

・「モダンでポップな名作
77年発表の5作目。本作よりキャラバンより移籍したリチャード・シンクレアが参加し、メル・コリンズがゲスト参加している。この新しい血の流入はキャメルに絶大な変化をもたらし、一部の曲ではかなりモダンでポップなアプローチが聞かれる。特にメル・コリンズのサックスはサウンドに力強さを与えていて聞き物だと思う。リチャードはまだ彼らしいヴォーカルを聞かせてはおらず、曲作りにもほとんど参加していないが、既に見事なベース・プレイを聞かせており、この変化への貢献は大きそうだ。7.にはブライアン・イーノもシンセなどで参加。このアルバムに華を添えている。次作も名盤だが、本作はその布石という位置付けではなく、別物と捉えた方が良い名作である。1.は前作の延長線上の曲。演奏、メロディに更に磨きが掛かった感じがあり、ゲストで参加しているメル・コリンズの迫力のあるサックスのプレイが聞き物だ。2.は今までの彼らからするとかなりモダンな響きを持った名曲。従来とは一味違ったポップさを強く感じる。3.はフルートとアンドリューのヴォーカルの寂し気なメロディが印象的な佳曲。4.はキャメル流ポップスを極めたと言っても過言でない名曲。モダンで爽やかな雰囲気はパイロットなどのグループにかなり近く、それが違和感なくキャメルのサウンドとして収まっているのは凄い。この曲はファン以外の人には特に聞いてほしい。5.もキャメルらしい泣きのメロディが聞いた名曲。6.はメンバー全員の共作。シティ・ポップスのような洗練された演奏が聞き物だが、ジャズっぽく響くサックスとエレピは特筆ものだと思う。8.も従来のキャメルとはちょっと違ったリズム感を感じる曲。演奏を引っぱっているのはリチャードのベースのようだが、その上をギターやシンセが流れるような美しいソロを聞かせている。タイトル曲の9.は名作『スノー・グース』を思い起こさせる佳曲。

・「このあたりのキャメルが好き
キャメルというと『スノーグース』や『ミラージュ』が有名だが、彼等がプログレ本道の組曲や大作の後に作った『レインダンス』と『ブレスレス』は、今でも時々聴く愛聴盤。ジャケットのイメージのせいもあるが、『レインダンス』と『ブレスレス』は、大人の感覚で、夜で、ジャージーで、つややかな印象が残る。

1曲目「ファーストライト」にはソプラノサックスでメル・コリンズが参加。クリムゾンの究極の一品「スターレス」にも加わってるが、彼が参加した曲に外れなし。静かなギターのアルペジオから始まり、ベースとドラムスが加わって一気に華やかなキャメルワールドに突入。主旋律をキーボードが奏で、それをギターが引き継ぎ、躍動感あるベースラインをバックにメル・コリンズのサックスが華麗に響き渡って曲が終わる。じつにグッドです。3曲目「テルミー」はそれまでのキャメル・ミュージックの弱点だったボーカルパートを新参加のベーシスト、リチャード・シンクレアが補って、いい雰囲気のボーカルチューンに仕上がっている(彼の『RAIN DANCE』と『BRETHLESS』への貢献度は大)。5曲目「UNEVENSONG」と「SKYLINES」はスリリングで躍動感溢れる彼等ならではのプログレチューン。「ELKE」とラストに置かれたタイトル曲「レインダンス」では、しっとりと叙情的なメロディーを聴かせてくれる。ブリティッシュバンドならではのサウンドメイキングであり、メロディーセンスです。ブリティッシュロック好きは要チェックの1枚です。

・「地味ながら飽きのこないアルバムです
Camelのアルバムをどれか1枚薦めるとしたら、一般的にはBreathlessにするべきだとは思いますし(「グース」は特殊なアルバムなので)、私も今だによく聞きますが、それ以上によく聞くのが本作。地味な印象なのは、アルバムを代表するような長めの名曲が無いせいでしょうが、あっさりした演奏ながら中身は濃く、飽きが来ないアルバムです。歌いたがりのラティマーの歌が控えめのため、BGMとしても使いやすいのが特徴。特に好きなのが1曲めFirst Lightで、同じメロディをキーボードとギターとサックスのソロで各1回演奏するだけのシンプルな構成ながら、それが実に良いです。ゲストのメル・コリンズが光ってます。

・「カラフルな雨
キャメルは1977年リリースの本作からベーシストがダグ・ファーガソンからリチャード・シンクレアへ変わります。その影響は本作を聴けば判然としていて、シンクレアの表情豊かなベースプレイとヴォーカルが見事に楽曲達に反映されています。そしてもう一人の立役者、メル・コリンズ・・・。この人の吹きっぷりは実に鮮やかで、その何色にでも変化するホーンの音色はとても親しみやすくかつ心地いいです。この二人の参加によって一段押し上がったキャメルのサウンドを愉しむ事ができます。次々と飛び出すカラフルなチューンの数々は実になじみやすく万人に愛される一枚でしょう。

[1],[4]のようなキラキラ光って心躍る愉しい曲もあれば、[3」の「Tell Me」なんかは心の表層部から深層部に向かってじわじわと染みるものがあるようなリリシズムもあり、キャメルらしいインスト曲「One of These Days I'll Get an Early Night」は実にテクニカルで聴き応え抜群で、「Elke」みたいな神秘的なインスト曲もある。。多様多彩で飽きませんね。個人的に特に愛聴してるのは[5]の「Unevensong」。リズム陣とラティマーのギター、メルのサックスすべて生き生きとしていて本当に心地いいナンバーだ。

この作品の持つ柔軟性は聴く人を選ばない魅力がありますね。美しいジャケットを眺めながら聴こう!

Rain Dances (詳細)

Ashes Are Burning

・「ドビュッシーの引用もあるノーカット盤
私はルネッサンスが大好きです。特にこのアルバムは曲も粒揃いであり、この頃のアニー・ハズラムは澄んだ声の伸びがどの曲でも素晴らしく、そしてラストのアルバムタイトルナンバーは所謂プログレ的な楽曲をドラマティックに決めて最高の仕上がりです。 ただ、以前に購入した国内盤CDは、At The Harbourでのドビュッシーの引用がカットされていて、えらくがっかりしたものでした。 今回、ふと思いついてUK盤を買い直してみると、ちゃんとドビュッシーの引用が残っているではないですか。やはりこれが無いといけません。せっかくピアノ練習の虫?ジョン・タウト氏が頑張っているんだし、「燃ゆる灰」とのつながりも断然このノーカット版のほうが良いです。 また、ジャケットの写真も、国内盤CDは旧US盤用の写真を使っているのですが、はっきり言ってUK盤の写真のほうがアニーの表情が明るくて断然かわいい。今から購入される方は気をつけたほうがいいでしょう。

・「このアルバムから始まるルネサンス快進撃
美の極致と評判の高い73年発表の4thアルバムですが、大幅なメンバーチェンジがあったため、このメンバーでは2枚目。LP発表当時の邦題は「燃ゆる灰」。この超名盤アルバムから5つ星連発のルネサンス怒涛の快進撃が始まります。初めてルネサンスを聴く人はこれから聴くのがいいと思います。紅一点アニー・ハズラムの美しく初々しいボーカルはそのルックスもあって、プログレ界の妖精とかアイドルとか呼ばれたそうです。今はもちろんおばさんですけどね。曲のほうはタイトル曲を始め、クラシックの美しさにいろどられた傑作ばかりです。ドビュッシーそっくりの曲もありますが、原曲のよさを壊すものではないので許してあげましょう。もちろん美しいばかりではなく、ロックとしての魅力も十分の隙のない演奏です。特にタイトル曲のもりあがりは今聴いてもすごいです。これで感動したら次は75年の「Scheherazade」探しましょう。

・「名盤!!!
個人的にフェイバリットな女性ヴォーカルの一人であるアニー・ハズラムを擁するRENAISSANCEの、名作の呼び声高い1973年発表の作品です。どうやらプログレとしてカテゴライズされているように見えますが、彼等の音楽はPINK FLOYDやYES、GENESISやELPなんかとは異なり、フォーク・トラッドをベースとしたものであり、牧歌的な趣を感じ取れます。

ですが、それが単にフォーク・トラッドの枠に収まらなかったのは、彼等があまりにもドラマチックな曲を構成しうる作曲能力とそのドラマツルギーを見事に演出しうるアニー・ハズラムの天使のヴォーカルを有していたからでしょう。

『劇的』そう、彼等の音は三次元的な音空間を創出し、あたかも目の前にドラマが演じられているような錯覚さえ起こす力を有しています。⑥には彼等の全てが凝縮されています。因みに⑥にはWISHBONE ASHの天才ギタリスト、アンディ・パウエルが参加しており、見事にドラマツルギーを演出しています。

彼は曲の後半で凄まじくメロディアスなギターソロを披露しています。

・「プログレファンだけでなく全ての人に聴いていただきたい名盤。
これは超名盤ですね。基本的に駄作なしの彼らですが、中でもこのアルバムはポピュラリティ・完成度という点で抜きん出ていると思います。僕がいつも思うことはこのバンドがプログレというジャンルに押しくるめられるのがあまりにも悲しいということです。プログレというジャンルから想像する難解さからは全く無縁のサウンドです。特にこのアルバムはそうした傾向が強いと思います(次作以降は若干プログレ風味が増しますが)。確かに組曲風の曲調だったり、テクニカルなアンサンブルなどプログレ風なところはありますが、彼らの根幹にあるのはいかにも英国的といった感じなポップ風味です。ピアノとタイトなリズムセクションが這いずり回るイントロからルネッサンスの顔であるアニー・ハズラムの透明な歌声が響き渡るフォークへと変わる1曲目、天上へと連れて行かれそうなアニーの歌声とピアノの伴奏がとにかく美しい2曲目、透明感あふれるコーラスが魅力的な3曲目、弦楽器、管楽器、ピアノとアニーのソプラノヴォイスが絶妙にマッチした4曲目、ドビュッシーの「沈める寺」を引用した哀愁漂う5曲目、プログレ的展開を見せ、最後にゲストのアンディ・パウエルが究極の泣きのギターを披露する6曲目と全曲名曲揃いです。全編を通した英国田園的な雰囲気もたまりません。特に6曲目は彼らの代表曲で、アンディ・パウエルのソロは個人的泣きのギターソロBest10に入ります。カーペンターズが好きな方にも間違いなく気に入ってもらえるはずです。是非紅茶とともにこの味わいをどうぞ。

・「非の打ち所のない名盤
 アニー・ハズラムをボーカルとした新生ルネッサンスの二枚目のアルバムで、曲そのものの完成度もさることながら、美しいアニーのヴォーカルが特徴的です。 クラシックとフォーク、そしてロックが無理なく融けあって、ドラマティックな世界を構成しています。 最大の聴きものはやはり貫禄のある大作の6曲目ですが、無駄のない美しい小品2、4も私の好みです。 また、5曲目のAt The Harbour(渚にて)は、漁師の妻たちが夫の無事を気遣いながら帰りを待つものの、男たちは海に飲み込まれてしまうというストーリーになっていますが、旅や仕事に出た愛するものの帰還を待つ恋人というモチーフは、アイリッシュトラッドに良くみられます。こうした曲にもこのアルバムのトラッド色がよく現れていると思います。 もちろんケルトコーナーに置かれるアイリッシュミュージックにくらべればコテコテの伝統味はなく、ジョンタウトのクラシカルなキーボードや、ジョン・キャンプのロック的なベースの効果もあって、清浄でありながら親しみやすい独特の音世界を創り上げています。 歌詞、メロディー、アレンジ、構成どれをとっても非の打ち所のない名盤だと思います。

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Six

・「softsの最高傑作?
 およそ駄作の無いCBS盤(3rdから7th),その中でもこの6thを個人的には一推しする。ここにはK.エアーズのサイケなポップセンスも、R.ワイアットのヴォーカルやユーモアも無い。あまつさえ前作でE.ディーンがぬけて、フリーキーなジャズテイストも後退している。にも関わらず本作を高く評価するのは、ここでの密度の濃い、複雑なニュアンスに富んだ演奏がソフツ全作の中で、最も高い領域に達していると思うからである。 本作の肝となるミュージシャンは、多くの指摘通り、新規加入のK.ジェンキンスだと思う。ジェンキンスがソフツに持ち込んだ変拍子の坦々としたリフレインは、彼の吹くオーボエと共にソフツをソフツたらしめる独特の浮遊感をもたらした。

 またM.ラトリッジとの鍵盤対鍵盤、あるいは鍵盤対オーボエというせめぎ合いが、演奏全体にスリリングな緊張感を与えている。

 後半のスタジオ録音は、パルス信号の如きエレクトリックピアノのリフレインでスタートするが、それは既にジャズでもロックでもない、ソフトマシーンミュージックとでも呼ぶしかないものだ。この方向性はソフツがフュージョン化したため進められることなく終わるが、むしろ今日のアンビエントテクノ等に影響が及んでいるのではなかろうか。

 いずれにせよ、この傑作がファンの間でいまいち不人気なのは不思議でしょうがない。なお14「Chloe And The Pirates」は、上記した要素を全て含むソフツ屈指の名曲だ、御一聴を。

・「従来盤の音質に不満だった方は是非買い換えを
本作の内容については私自身従来盤の際に書いているし、先のレビュワーも触れているので、ここではリマスタリングされた音質面についてのみ触れたい。結論から先に言えば、従来盤をお持ちの方にとっても買い換えの価値は大きいと思う。以前の霞がかかった様に判然としなかった音(これをカンタベリー的と思うのは誤解でしょ)が画期的にクリアーになっており、各楽器間の粒立ちがよくなった為、ソフツ特有の複雑に音が重なり合うサウンドが一層味わい深いものになっている。一つだけ具体例を上げると、スタディオ録音冒頭の複数のエレキピアノによるモワレ状のミニマル・サウンドが更に奥行きと拡がりを持ち、このグループの独自性に改めて目を開かれた思いだ。 なおグループ名をヴィジュアル化したジャケット・ワークは、紙ジャケ化により本来の雰囲気を幾分取り戻している。

・「softsの最高傑作?
 およそ駄作の無いCBS盤(3rdから7th),その中でもこの6thを個人的には一押しします。確かに3rdには、R.ワイアットがヴォーカルをとる「ムーンインジューン」が入っていたり、最近の発掘音源は3rd発表の70年前後の作品が多かったりします。また6thは、庇を借りて母屋を取った感の有るK.ジェンキンスが新規加入とソフツファンの心証もいまいちかも。けれど演奏の練れ具合、インタープレイの密度の濃さは6thが一番だと思います。特にパルス信号による現代音楽的表現は、昨今のアンビエントテクノを思わせ彼らの方法論が決して過去のものではない証拠です。 1stから3rdのファンにも是非聞いて欲しい一枚です。

 

・「知的で品がある大人のジャズロック
 1stから3rdくらいまでのソフトマシーンを求めると違和感を覚えるかもしれませんが、ジャズロックが好きな人にとってはたまらないアルバムでしょう。内容は変則的で、ライヴ音源とスタジオ録音のもので構成されています。

 ライヴ音源の方は録音状態がとても良いです。とても70年代初頭のライヴとは思えません。カールジェンキンスと、マイクラトリッジの演奏もスリリングでなかなか良い感じです。全体的に漂う単なるジャズ・フュージョンではない、これぞブリティッシュジャスロックと言いたくなる雰囲気はとても味わい深く、一度はまるとやめられなくなります。私はこのライヴ盤結構気に入っています。 スタジオ録音の方は、ミニマル音楽的なアプローチでせまるマニアックなオタクゴゴロをくすぐるミステリアスなジャズロックがメインです。

 ソフトマシーンの作品の中での評価はあまり芳しくない部類のようですが、ジャズロックのアルバムという観点からすればとても良いアルバムだと思います。知的で品があるジャズロックサウンド満載です。

Six (詳細)

Elastic Rock/We'll Talk About It Later

・「彼等のベスト2枚
この頃の英ジャズ・シーンとエクスペリメンタル・ロックの人脈の美味しい処を凝縮したメンツによる快作2枚のカップリング。おそらく同じ時期に作曲/レコーデイングされたものらしい統一感がある。ここでのイアン・カー、ジョン・マーシャルらの演奏には覇気があり、クリス・スペデイングもまるでラリー・コリエルばりにフュージョンしていて面白い。この後彼等の幾人かはジャック・ブルースらのセッションに投じる訳だが、ジャックのソロを聴いて、バックの音が気になった人は本作も納得するでしょう。Nucleusはこの2枚と次のソーラー・プレクサス、またイアンのソロ、ベラドナ辺りがベスト。外れはありません。とにかく当時としては新鮮な音作りであり、徹底して硬派。身が締まる名作群です。BGOのシリー!ズは音も良く、ジャケさえきっちりリメイクされれば申し分ないんですが。

・「クラブユースOKです
お薦めは1stである「Elastic Rock」の方。印象としては聴きやすくなった「ビッチェズ・ブリュー」と言ったところか。スペディングのgtはマクラフリンを想起させ、その気で聴いているとB.スミスのssもどこかしらウェイン・ショーターの演り方を彷彿とさせるから不思議。ジョン・マーシャルのエッジの効いたシンバルやハイハットもデジョネットほどではないにしろ、全体を巧く引き締め、程よい緊張感を創りだしている。とは言うものの決してイージーでもイミテーションでもなく、綿密に練りこまれた構成、変拍子やウィットに富んだメロディ、時折垣間見せる郷愁感はブリティッシュ・ジャズシーンに革命を起こしたとされるイアン・カーならではものと言える。よくプログレやフュージョン辺りで引き合いに出されるが、もっと幅広い層に聴かれるべき作品。特にジャイルズ・ピーターソン経由のブリティッシュ・ジャズ、ECM、「キリマンジャロ~」以降のマイルスが好きな方にこそ、是非。2ndの方は様々なエフェクターを駆使した色彩豊かな印象。ソウルやファンク、ロックの要素を増した感がある所、まさにプログレ。初期のカンに通ずる所もあろうが、どこかしら消化不良気味。

Elastic Rock/We'll Talk About It Later (詳細)

The Rotters' Club

・「これほど美しい音世界にはめったに耳にできない大傑作
 ハットフィールドのセカンドアルバム、先行シングル盤のB面曲がアルバムに収録されるなど曲が足りなかったかったり、急造気味に製作されたのかななどど推測したが、内容は一瞬たりとも気が抜けないような傑作に仕上げられている。その中でも特に、幻想的な雰囲気を醸し出すデイブのキーボードとフィルのテクニカルなギターの超絶ユニゾンが聞けるマンフスは圧巻、とぼけた味のあるシンクレアのボーカルが冴える「シェアイット」やフィルミラーのギターソロ曲もジャケットの色合いにマッチする淡白い雰囲気で優しく包み込まれているようなサウンドが心地よい。前作もすばらしい出来だが、ジャケット通りのおどろおどろしさがあってリラックスしてきけないサウンドなのでこちらに軍配が上がってしまう。ピプのインタビューではこちらの方が前作よりも低予算で早く完成したと話していた。3rdアルバムも計画されたがシンクレアの離婚問題等でバンドは解散したらしい。同時代のグループには見られない知性と高い演奏技術、そして高い作曲能力を持っていた稀有なグループといえるだろう。ボーナストラックのライブは「アフターズ」に収録されたレインボウコンサートホール閉館ライブだが、「リトルレッドレコード」に収録されていたフィルミラーの曲がライブで生き生きと演奏されている。このライブトラックも最高

・「カンタベリーの最高傑作
カンタベリーミュージックには、数々の名盤がありますが、本作を含むハットフィールドの2枚とナショナルヘルスの2枚は絶対に外せない傑作。ついでにギルガメッシュの1枚目も。本作は、なんと言ってもリチャード・シンクレアのヴォーカルにより、一番、親しみやすいですね。淡々とした演奏の果てにオアシスのように現れる歌は快感です。演奏では、デイブ・スチュワートのキーボードを強調する人が多いですが、ハットフィールドの特徴は、むしろフィル・ミラーのギターとカンタベリー最高のドラマー、ピプ・バイルの演奏にあり、まだあまり聞き込んでいない方は、ぜひパイルのドラムスに気をつけて聞いてほしいですね。

・「所謂名盤
この作品、聴いたことがある人で好きにならなかった人を見たことがありません。絶対的な名盤というのはこういう作品のことを言うのでしょう。デイブ・スチュワートの印象的な気持ち良く歪んだオルガンとジミー・ヘイスティングスの静と動の対比が鮮やかなフルート、リチャード・シンクレアの朴訥な、少し間の抜けた感じもするヴォーカルが大好きな私も、好きにならないわけが無い、まごう事無き傑作です。牧歌的で美しいメロディとせめぎ合うテンションの高い演奏が交互に顔を出す本作を聞くと、至高の時間を過ごせます。シャープなドラミングも聴き物だし、温かみ溢れる女性コーラスも外せません。良く聴くとちょっと突っかかるような変なフレーズを弾いているギターも、本作の音世界に溶け込んで、見事に構成物の一つとして輝いています。

月並みなフレーズですが、未だ本作を聴いていない人は、幸せです。これからこのサウンドを体験することができるのですから。

・「さわやかな疾走
美しい疾走感である。一曲目からして、美しいメロディーの上を走る演奏と、シンクレアの歌声に多くの人に魅了されるのではないだろうか。どれもこれも名曲ばかりであり、その完成度は非常に高い。まさにカンタベリを代表するバンドアルバムであることは間違いない。

聴けば健やかな気持ちになれる、純粋で真っ直ぐ美しいアルバム。本作は、まさにその姿そのものだ。ちなみに、このアルバムのライブバージョンもついているので、お得である。案外ヘビーな演奏をしていて、驚く人も多いかも。

・「プログレッシブロック、カンタベリーサウンドの傑作
 プログレッシブロックの中でも、英国のカンタベリー音楽の傑作だと思います。ゴングやキャラバン、そしてソフトマシンの共通したサウンド、そしてミュージシャンたちの活動を総称してカンタベリー音楽と呼ぶとしたら、その典型のような作品で、クールな展開の中に温かみを感じさせます。後半のユアマジ?ステイ・・・のメロデイは

荘厳なイメージがとても印象的。これぞカンタベリーサウンドという感じがします。デイブスチュアートのオルガン、またピプパイ?のシャープなドラミングも聞きごたえ十分です。ヴォーカルはキャラバンのリチャードシンクレア。ぜひお勧めの名盤ですよね。

The Rotters' Club (詳細)

National Health

・「ナショナル・ヘルスのファーストアルバム。(1978年作)
 このアルバムも星5つくらいあげてもよいのですが、次作のほうが完成度が高いので、あえて差をつける意味での星4つです。

 「ハットフィールド・アンド・ザ・ノース」と比較すると、前者が歌中心であるのに対して、こちらは楽曲指向が打ち出されており、個人的には違うバンドの印象を持っており、どちらかというと「ナショナル・ヘルス」の方が好きです。(メンバーがほとんど一緒なので、よく聴くと一緒なのだが・・・)また、プログレっぽさでの完成度では、「ブラッフォード」よりも好きです。(トータル的には、ブラフォードのサウンドの方が明るいので、ブラッフォードの方が好きですが・・・) ベースにニール・マーレイが参加しております。

National Health (詳細)

Leg End

・「何度聴いても飽きない名盤!!
本の紹介をみて購入しました。期待と先入観が強かったせいか、1回きいて、それ以降1年間聞きませんでした。久しぶりに聞いてみてびっくり!! CDは熟成するんですね〜。それ以来、愛聴盤となってます。クリス・カトラーのドラムが最高に好きです。他の演奏も曲も、もちろんいいですよ。所々に入る即興演奏がいいアクセントになっていて、作曲された曲を盛り上げています。ちなみに、eastsidedigital盤はリミックスされており(一部、追加録音もあり)、ReR盤とは音が全然違います。east〜盤は音が全体的に固まっており、もっちりした感じ。ReR盤は各楽器の分離がよく、からっとした感じです。ReR盤がオリジナルミックスとのことですが、最初に聴き込んだeast〜盤の方に思い入れがあります。まあどちらも好きなんですけど...。

・「フリスは昔はやせててたんだ
私にとっては、ハットフィールズの諸作より、カンタベリーを感じる作品です。中学の時入手しましたが、2曲目以降聞きませんでした。けど、今は違います。最初から最後までとてもかっこいい。ピンクフロイドの「狂気」のB面のエンデイングに向かっての盛り上がりかたを、本作のエンデイングにも感じます。カンタベリーシーンのベストいくつには絶対はいってくると思います。

Leg End (詳細)

In the Land of Grey and Pink

・「これぞイギリス!!
ソフトマシーンと共にカンタベリーシーンを代表するバンド、キャラヴァンの3rdアルバムにして最高傑作。ジャケットの美しさも特筆モノ。「Golf Girl」「Winter Wine」等良質な小品を含むA面も文句のつけようがないくらい素晴らしいが、このアルバムの核は何と言ってもB面1曲の「Nine Feet Underground」。デイブ・シンクレアのくぐもったオルガンとリチャード・シンクレアの甘いヴォーカルが遠いイギリスへといざなってくれる最高の名曲。私的にですが、もしも聴いてイギリスの風景が鮮明に浮かぶアルバムランキングというものがあるならば、このアルバムは間違いなく10本の指に入ります。カンタベリーやプログレという枠を超え、ブリティッシュ好きならば必聴の一枚。

・「カンタベリー・ミュージックの雄、キャラバンの最高傑作
カンタベリー・ミュージックといえば、70年代にはイエス金栗ELP桃風呂などに押されっぱなしでしたが今や多くのファンに愛されています。そのなかでも人気の高いキャラバンの、これは71年LP発表の3rdアルバムです。キャラバンの最高傑作といえばこれを挙げる人が一番多いでしょう。

しかし初めて接する方、先にあげたようなグループの「衝撃力」のようなものを期待してはいけません。70年代初期のレコード会社と同じまちがいを犯すことになります。

ここで聴けるのは流れるようになめらかな美しいロックです。ジャケどおりの淡い世界にたゆたう感じです。テクや「これでもか」的な演奏ではありません。音楽的高度さやセンスのよさをみせつけるのではなく、あくまで曲のよさに奉仕するための手段としているようにも感じます。

LPの時にB面全部をつかっていた20分をこえる最終曲が特にいいです。

・「カンタベリーミュージック
最初聞いた時は良さが深くはわからなかった=ナショナルヘルス、エッグなどを聞く内にようやく数年後理解できた。背後にある『ヒッピー思想』『トラッドフォークとジャズとクラッシックのブレンド』『気品のある歌い回し』『ユーモア感覚』『ファンタジー志向』『サイケデリア』などもろもろのものが見えた瞬間はじけた。わざと歪ませたオルガンのサウンド、フルートなどクラシカルな味わいもあるわけで、やっぱり味わい深いなと最近再認識した。10点中10点ファンタジーをこよなく愛する人におすすめ

・「過去の遺物
こんなへナチョコアルバムをかつてLPで大枚2000円も出して買った自分が懐かしくもあり、愚かしくもある。チンタラチンタラした音をもっともらしく聞かせてくれます。同じ時期にCrimsonがやっていたことを考えると、才能のない人間が集まっても結局はたいした事にはならないという典型。

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Unorthodox Behaviour

・「超絶技巧軍団のデビュー作!
ピーガブが抜けた後のジェネシスでフィル・コリンズはヴォーカルを担当していましたが、彼はもともと凄腕ドラマーでもあったので、そっちでのキャリアも積みたいと思っていました。そんな時誘われたのがこのバンドでした。そのため、実際にはこのバンドはフィル中心のバンドではありません。勘違いされてる方もいるようなので先に述べておきます。メンバーはフィルに加えて世界屈指(イギリスではなくて)の超絶技巧を持つフレットレス・ベーシスト、パーシー・ジョーンズ。エッジの効いた速引きギタリスト、ジョン・グッドサル。妖しい音色のミニムーグを操るロビン・ラムリーの4人です。当時、フィルとパーシーのコンビはイギリス最強のリズム隊とでも呼ばれていたそうです。アルバムは疾走感あふれる「Nuclear Burn」で幕を開けます。その後はその緊張感をほぐすかのようなゆったりとした曲が続きます。そのため次作「Morrocan Roll」や「Livestock」ほどのインタープレーの応酬はないですので、もっと超絶技巧を楽しみたい方には上記のアルバムの方をお薦めします。

・「British Jazz Rock 史上においての重要作品はこれだ
アメリカのウエザーリポートに対するイギリスからの答えがこれだ、みたいな文句で当時売られていたような気がしますが、全然比較できませんねえ今考えると。でこの作品はイギリス人のジャズ職人の屈折したねじれた感覚を見事非凡なテクニックに乗せて表現することに成功した希有な作品。具体的にはやはり、フレットレスベースで摩訶不思議な変態サウンドを出す個性派のパーシージョーンズ、この人がサウンド全体のカラーを決めている。ドラムがのちポップスターになってブレイクするフィルコリンズ。ミニモーグとローズ担当のロビンラムレー、この人のシンセソロは無茶で過激です。このアルバムがアメリカのダウンビート紙で絶賛されたのは、音楽性がほかのバンドと似てなかったことが大きい。あとすごいとこはある種のカオスっぽいバンド全体のかもし出すパワーとグルーブ=はちゃめちゃパワー、が全体に流れていること。どんなリズムも軽々とこなすドラムの力量も見のがせない。フィルはジェネシスでは発散しきれない自由なインプロビゼーションをここで解消してたにちがいない。そんなわけでBrand X=無印変態商品なのではないかとさえ思える。おもちゃ箱をひっくり返してしまったようなあのおったまげ感覚=音楽には非常に大切=ハプニング感覚が随所に出ている。また彼等独特の無国籍サウンド=かなりフェイクまるだしもいい味だしてて最高=たぶん彼等なりのパロディー。現在ブランドXのようなバンドはなかなかない、トライバルテックが唯一とアダムホルツマンとドレッグスとサイモンフィリップスだけか?テンションの高いJazz Rockが最近少ないとお嘆きの方々に昔のマハビシュヌみたいに火花散らすインタープレイをお届けするブランドXぜひとも聴いていただきたい作品です。

・「パーシー・ジョーンズのベース!!
プログレのドラマーはどうしてもジャズ系のアプローチをしてみたくなるもののようだ。ビル・ブラッフォードの「One Of A Kind」もしかりだが、そういったアプローチで最も素晴らしい作品を残したのがジェネシスのフィル・コリンズの創ったこのBRAND Xだと思う。特にデビュー作の本作は素晴らしい出来映えだ。

特に変拍子を多用した中のパーシー・ジョーンズのベースは必聴に値する。フレットレス・ベースの極地はこのアルバムの彼の演奏だと断言したい。「Euthanasia Waltz」と「Born Ugly」が特に傑作。

・「妖しいサウンドが心地よいBRANDXのファーストアルバムです
ジェネシスのフィルコリンズが参加していたことでも知られる、英国のJAZZロックバンドの75年発表のファーストアルバムです。BRNADXはキャッチーなメロディがあるわけでも、各人のソロプレイをフューチャーしているわけでもないのですが、彼らを特徴付けるのは、変拍子をいとも簡単にキープするdrのフィルコリンズ、エッジの効いたギターを聞かせるジョングッドサル、浮遊感のあるkeyのロビンラムリー、そしてこのバンドのキーともいえる妖しげなbのパーシージョーンズという4人の職人が創り出す英国気質だしまくりのミステリアスサウンド。一旦はまった時の居心地のよさは、米国発のWRとは、また違った魅力があります。JAZZロックファンお奨めのアルバムです。

・「Unorthodox Behaviour (Brand X) (rock-progressive rock)
ジェネシスのフィル・コリンズと、超絶技巧フレットレスベーシスト、パーシー・ジョーンズらによるカルテット。ロックにジャンル分けされますが、自分的にはフュージョンだと思います。緊張感あるスリリングな演奏を見せてくれます。ガチャガチャしたうるささはないですが、ナイーブな時には向かないかも。気分の良いときにも、沈み込みたいときにも楽しめる、不思議なサウンドです。個人的には大好な部類です。

Unorthodox Behaviour (詳細)

Valentyne Suite

・「ジョン・ハイズマンの目から鼻へ抜けるような才気がヒシヒシと感じれる大傑作
ジョン・ハイズマン(drums), デイブ・グリーンスレイド(Hammond Organ, Vibes),ディック・ヘクストール・スミス(saxophone), ジェイムス・リザーランド(guitars, vocals)トニー・リーヴス(bass guitars), 1969年作

・「なんと言ってもタイトルチューン
クリス・ファーローがお好きな方には申し訳ないが、彼が苦手な僕としてはこれは愛聴盤。なんと言ってもタイトル・チューンが白眉の出来。でも当時こんなものがよく流行ったなあと・・時代を感じる。JAZZ?ROCK?やや宗教音楽っぽいし。何でも飲み込む時代であったような。いい時代に生きたものだと感謝感謝。今から考えたらこのような雰囲気のジャンルは定着しなかったんですね。ハードロックは少々歪ではありますがヘビメタ系で確固たる地位を占めていますし、クリムゾン・イエス的な音はプログレという名称を今も頂いておりますし、「ジャズ+ロック」のこの音は今はあんまり聞きません。是非ともお若い方は聞いてください。

・「コラシアムは最高
1969年に発売されたコラシウムの第2作目、 このCDはディジタルリマスターで発売。 ブラスが入っていたので、イギリスのBS&Tとかシカゴとも呼ばれました。 ブラス ジャズ ロックの最高峰。私としては、プログレッシブ ロックと呼ぶには少し抵抗があります。ジョン ハイズマンのドラムスは最高にいかしてます。 ディック

ヘックストール スミスのサックスは英国ナンバー ワン間違い無し。ジェームス リザーランドのギターも素晴らしい。 #1. The Kettle,#2. Elegy, #3. Butty's Blues, #5. Valentyne Suite, #6. Theme One#7. Theme Two, 7曲入りコンセプト アルバムですが、 これほど良く出来た コンセプト 作品は珍しいほど、最高の出来上がりです。

・「高い演奏力を示した作品
69年発表の2nd。一般的に彼らの代表作とさける作品であり、素晴しい演奏と高い完成度を誇る。1.はレイジーなメロディが印象的なブルース・ロック風の曲。唸るベースも素晴しい。2.はヴォーカルとリードを分け合うヘクストール・スミスのサックスが素晴しい曲であり、バックに付くストリングスも良い味を出している。3.はデイヴ・グリーンスレイドのオルガンが良い味を出しているビッグ・バンド・ジャズっぽい曲。バックに付くブラス・セクションもらしい雰囲気を出している。4.はフルートが登場するブルース・ロック。渋いヴォーカルがたまらない。5.からは説明の必要のない彼らの代表曲。5.はビック・バンド・ジャズにプログレ風味の哀愁メロを加えたかのようなコラシアムならではの曲。バロックとジャズを融合したかのようなグリーンスレイドのオルガンも聞き物。6.は初期ルネッサンスを思わせる儚いコーラスが美しい、フォークをベースにしたハード・ロック。7.の中盤からのサックスのフレーズは一度聴いたら忘れられないほど印象的であり、この作品の価値を大きく上げていると思う。尚、本作成後、ギタリストが、デイヴ・クレムソンになり、ベースのトニー・リーブスも脱退した。この作品のアメリカ盤『The Grass Is Greener』に収録の「緑なす草原」はギターがデイヴのものに差し換えられている。現行のCDには両方のバージョンを含んだものもあるので選択は好みにあわせて慎重に。コラシアムの音は今の耳で聴くと若干古臭く感じる場合もあるかもしれないが、それはこの時代の音楽に耳が慣れていないだけのことであり、このサウンドが理解出来ないうちは60〜70年代の音楽は分からないと思って良いと思う。そして演奏面では確かに本作が最高傑作だが、クリス・ファーロウの奇跡のヴォーカルが満喫出来る次作『Daughter of Time』も素晴し過ぎるので合わせて聴くべきだと思う。

Valentyne Suite (詳細)

ホワイト・ゴッデス

・「優雅でクラシカルな調べ
英国のシンフォニックロックバンド、エニドのアルバム。70〜80年代をへて、いったん活動を停止したかに思われたエニドが復活をとげた作品。初期作のようなたたみかける大叙情はないものの、優雅でクラシカルな質感は彼らならでは。ゴドフリーのたおやかなシンセワークと、繊細なピアノの響きにうっとりしつつ、ときおり聴かせるメロウなギターのフレーズも心地よい。初めて聴くのならまずは初期作を推すが、こうして紙ジャケ再発されて、エニドの各アルバムが手に入るようになったのは喜ばしいことだ。

ホワイト・ゴッデス (詳細)

アサイラム

・「へヴィに、ドラマティックになった2nd
 前作の良さを継承しつつ、更にレヴェル・アップした2nd。 まず、ポップで親しみやすいメロディはそのままに、より起伏のある、変化に富んだ曲が増えた。

 ややオルガン一辺倒に感じられたサウンドも、本作ではギターも存在感を増し、更に、大胆にストリングスを導入したのが功を奏し、その結果、へヴィさとドラマティックさが強調され、全体的にメリハリを効かせる事に成功している。 オルガン・ロックの名作とされるだけの、十分な内容に仕上がっている。

・「へヴィに、ドラマティックになった2nd
 英国出身のプログレ・バンドの、’71年発表の2nd。 前作の良さを継承しつつ、更にレヴェル・アップしている。 まず、ポップで親しみやすいメロディはそのままに、より起伏のある、変化に富んだ曲が増えた。 ややオルガン一辺倒に感じられたサウンドも、本作ではギターも存在感を増し、更に、大胆にストリングスを導入したのが功を奏し、その結果、へヴィさとドラマティックさが強調され、全体的にメリハリを効かせる事に成功している。 オルガン・ロックの名作とされるだけの、十分な内容に仕上がっている。

アサイラム (詳細)

恐怖の頭脳改革(K2HD紙ジャケット仕様)

・「やっとデタデタSACDマルチ
DVD−Aマルチの登場以降待ちに待っていたSACDマルチがついに登場。DVD−A衰退の現在、今後を考えるとSACDマルチでしょう。音質も良好SACDはハイブリッド仕様なので通常のCDプレーヤーでもCDとしてなら再生出来ます。ただ『Brain Salad Surgery』は、かなり以前から音質の良いリマスターが多々あるので音質に限って評価すれば、それほどのインパクトは無いと思います。

DVD−A版との大きな差は、冒頭Jerusalem がAlternate Mixで無いこと。このミックスは、ボーカルが全くの別テイクで荘厳な曲にマッチしたボーカルバージョンなのでボーナストラックとしてでも是非入れて欲しかった。

難点を云えば、他の方も言っていましたが、私もSACD探しました・・カバーも無しに詰め込んでしまうこの入れ方は無いと思う。本セット購入者にとってメインディスクなんだからね。

とはいえ、SACDを含む3枚でこの価格は大満足。

・「買い直し
4面見開きジャケットに3CD、ブックレット。DISK 1はオリジナル・アルバム, DISK 2は,アルバム未収録曲や別テイク、別MIXをたっぷり。DISK 3はハイブリットSACD。SACD層には2chと5.1MIXを収録。このサラウンドはいけてます。音もいいし、この値段なら買い!

・「3人が織り成す至高のサウンド
発表当時(私は大学生)は当然アルバムで、ジャケットの表(骸骨マーク)の両開きを開くと、そこにはメディウサが待っていて、あなたを石に変える...。そんな凝ったジャケットが違和感がない程、聴く者を異次元へと運んでくれる素晴らしいサウンドが詰まっている。

数種類のキーボード類を自由自在に操るK.エマーソンの超絶的なテクニック。ドラムス、パーカーションから果ては中国のドラまで叩きまくるK.パーマーの迫力。ヴェルベット・ボイスとベース・ラインの美しさが光るG.レイク。

この3人が織り成すサウンドが、予想も付かず息をもつかせない展開を見せて、聴く者に圧倒的な衝撃を与えてくれる。まさに「恐怖の頭脳改革」。アパートに住んでいた当時の友人は本作を自室で何度も聴いたため、隣人から変な目で見られたそうである。まさに、プログレッシブ・ロックを代表する記念碑的名作。

・「これをたった3人の演奏だと思えるか?
ELPのアルバムには捨て曲とまではいかないが、いわゆる「あんまり…」と言った感じの曲が一枚アルバムに一曲は入っていたりする(タルカスのB面とか…)。しかしこのアルバムと1stだけは特別。そういう曲が一曲も無い。教会の雰囲気っぽい「エルサレム」やパーカッシヴな「トッカータ」、アコースティックな「still‥」など小品の出来もさることながら、何と言ってもやはり「悪の教典」は圧倒的。いわゆる大作の中でもトップクラスの長さをほこる本作であるが、約30分もの間聴き手を全く飽きさせることなく最後まで突っ走る。そしてこの曲ではエマーソンがベースパートを弾き、レイクがエレキギターを弾くなど演奏力が向上している点も見逃せない。しかし何よりもたった3人でこのような分厚い音を出せたということに敬服である。キーボード奏者ならこのアルバムでのエマーソンの演奏は必聴であろう。

・「血管がブチ切れそうなテンションの高い演奏が魅力の名盤
73年発表の5作目。一般にEL&Pの最高傑作とされるアルバムであり、日本でも『恐怖の頭脳改革』の邦題で長年親しまれている。EL&Pはこのアルバムに先立って自らのレーベル、マンティコアを設立。様々な意味で絶好調だった頃の作品なだけに悪いはずもない。彼らの作品の中でも極めて美しいメロディを持った賛美歌のような1.や代表曲「悪の教典#9」は絶対に聞いておくべき。3.のバラードもグレックらしい美しい曲である。演奏のテンションが物凄く高く、アルバム全体から湯気のようなものが立ち上っている感じ。何度聞いても聞く方のこちら側にも力が入ってしまう作品というのも実はかなり珍しい。ムーグによるファンファーレやトリッキーなノイズなど、当時シンセをここまで動的に使いこなした人物はいないと思う。カール・パーマーもシンセ・パーカッションを導入している。とにかく彼ららしい作品ということなるとこのアルバムが最適。作詞にはピート・シンフィールドが参加している。

恐怖の頭脳改革(K2HD紙ジャケット仕様) (詳細)

Foxtrot

・「感涙のサパーズ・レディ
重厚なキーボードによるウォッチャー・オブ・ザ・スカイズで始まるこのアルバムは、最後に23分に及ぶ大作サパーズ・レディにて頂点を極める。

サパーズ・レディは、曲こそ長いが、いくつかの断片に分けられる。ところが曲は、断片的ではなく、統一感と緊張感を最後まで保つ。ラザフォードの美しいギターと甘美なガブリエルの歌に酔う。

趣はイエス、ELP、フロイド、クリムゾンなどの奏でるプログレとは一線を画す。曲は身近で、手の届く場所にあり、旋律が自然に脳裏に焼き付けられる。哀愁を持って、リズミカルに、何より真摯に。

一般のプログレには、一面では音楽そのものを突き放した様な側面もあるが、ジェネシスのプログレ?は、我々に身近だ。

このアルバムと共に、激動の1970年代に想いを馳せる。

・「やはり本作がピーター在籍時の最高傑作か?
以前のレビューで「月影の騎士がピーガブ在籍時の最高傑作」と書きましたが、前言撤回。やはりこのアルバムが最高傑作ではないかと思い直しました。まずは1曲目「Watcher Of The Skys」。「プログレ」=メロトロンともいわれていますが、この曲ほどそれをあからさまにした曲も少ないのではないでしょうか。そのメロトロンの荘厳なオープニングに始まり、マイクのリズムギターとフィルの正確無比なドラムが刻むビートは強烈です。2曲目「Time Table」は美しいバラードですが、そこはさすがジェネシスといった感じで英国風の独特の湿り気混じったサウンドを聴かせてくれます。個人的にこの曲のピーターのヴォーカルがだいすきです。3曲目「Get 'Em Out By Friday」はピーターにしては珍しく日常的なことを詩にしています。オープニングから変拍子の炸裂する攻撃的な演奏も特徴です。相変わらずのピーター節も炸裂しています。イエスばりのテクニカルな演奏を繰り広げる「Can-Utility And The Coastliners」とハケットの美しいギターインスト「Horizons」をはさみ、いよいよハイライトである「Supper's Ready」が始まります。この曲にはピーター在籍時ジェネシスの全てが詰まっていると言っても過言ではありません。ピーター節炸裂のヴォーカルとロックオペラ調のシアトリカルな歌詞に加え、起伏に富んだ展開、複雑な変拍子、感動的なエンディングと、23分にもわたるジェネシスワールドを堪能できます。ピーター在籍時の作品としては次作「月影の騎士」や「眩惑のブロードウェイ」とも甲乙つけがたいですが、僕は本作を最高傑作に推します。ただしとっかかりには「月影の騎士」をすすめます。

・「ガブリエル在籍時の代表作
1972年発表のジェネシス第4作。黄金期のメンバー5人になって2作目にしてすでにここまで完成度の高いものをつくってしまいました。1曲目の"Watcher of the Skies"から、最後の23分に及ぶ組曲"Supper's Ready"まで、密度の高い演奏が繰り広げられます。Peter Gabrielのボーカルは変幻自在で、Phil Collinsのドラムはあくまでタイトかつパワフルであり、Mike Rutherfordは12弦ギターとベースにベースペダルまで使ってサウンドを蔭で支え、Tony Banksはメロトロンやオルガンを使って多彩なイメージを描き、ギターのSteve Hackettは印象的なフレーズを次々と奏でていく。また静と動の対比も鮮やかです。これで悪い作品になるはずがありません。

・「聴かずに死ねない1枚!,
ピーター・ガブリエル在籍時のジェネシスの完成を見たアルバム。ジャケットのへたうまさのイメージも相まって『サパース・レディ』を聴かずに死ぬロック・ファンは可愛そうと思われる名盤。延々と繰り広げられるイマジネーションいっぱいの世界は25年たった今聴いても感動が薄れることがありません。ただし聴くのにエネルギーがいるかも。

・「サパーズ・レディは永遠を奏でる
ジェネシスのこのアルバムは、普遍性を持った傑作アルバム。スティーヴ・ハケットのホライズンズに導かれて始まる大曲「サパーズ・レディ」は、長さを感じさせないほど密度が濃い。

ゲイブリエルの七変化のヴォーカル、トニー・バンクスの肌理細かいキーボードなど聴き所は満載だ。宗教的な香りも漂うこの曲、このアルバムでジェネシスワールドにはまってください。

Foxtrot (詳細)

デッドウィング

・「多くの人に聴いてほしい傑作
このバンドにカテゴリーは必要ないでしょう

音が鳴り始めたら、『デッドウイング』の世界に引きずりこまれます。周りの空気が変わる音まるで映画を見ているかの様です。時に激しく時に美しく…エッジの効いたギターもけして『やかましさ』がないのが不思議。ドラマティックに盛り上げています。ピアノ、メロトロンの美しい音は癒されます、さらに『歌モノ』といっていい程歌メロは耳に残ります。プログレ初心者にもお薦めできます

ただ良い音楽がここにあるそれだけでいい

アルバム一枚通しても何度でも聴ける。また一曲ずつ取り出しても素晴らしい(どの曲が、というのが難しい。すべて良い)

つたないレビューで申し訳ない…ただ、聴いてもらえば私の言わんとしてる事が理解していただけるでしょう

初回限定で過去の曲が収録されたCDが付いてますが、日本盤には本編と合わせて2曲のボーナストラックも付いてて(これも美味)お値段は通常盤と同じでお買い得です

・「現代最高のプログレ!!
ポーキュパインツリーの初の国内盤がついに発売!この時をどれほど待っていたか・・・既に彼らの総キャリアは19年目に達しておりその音は既に現代プログレの重鎮としての貫禄すら漂わせている。アルバム全体の構成も素晴らしく、飽きることなく最後まで聴くことが出来る。彼らのサウンドを評価するときによく言われるのは90’sピンクフロイドだが、彼ら自身はそういった固定観念に囚われることを嫌い貪欲なまでに全てのジャンルを取り込んでいる。彼を規定することは非常に難しくサイケ、プログレ、ヘビィーロック、テクニカル・メタルいかようにも解釈でき、かつそのどれにも属していない。重厚で激しいサウンドの中にメロディアスで繊細な部分を併せ持つ。演奏でだけで聴かせるのではなく、歌だけで聴かせるのでもない。この最高にカッコいい独自のサウンドは彼らにしか出すことはできないし彼等の真似をしようとしてもそれは失敗に終わるだろう。

このアルバムは非常に聴きやすいため、プログレ入門用としても最適である。特にハードロックファンやメロディック・メタルファンは違和感なく受け入れることができるだろう。

・「20世紀の空気を現在に持ち込んだ精緻な音世界
ヤマアラシの木、がバンド名なのでしょうか。

緻密な構成、卓越したプログレッシブな演奏を存分に堪能できる作品だと思います。1曲1曲が丁寧に練り上げられていて、長尺な曲もだれることなく楽しめますし、結構程よい長さの曲が揃っていて、満足でした。また、メロトロンをはじめとしたキーボードが効果的であり、独特な音世界を展開しています。印象としては、欧州の湿気を伴ったDTか、80年代PINKFLOYDの現代版、ヘビィで洗練されたARENA・・・に近いものを感じました。DTがかもし出すひっくり返るような超絶インストバトルではないのですが、世界を作り出す巧みな演奏であり、その音世界は、彼ら独特のものであり、広くプログレファン、ハードロックファンに認知されるべき、稀有な存在ではないでしょうか。

尚、本作にはボーナスCDがついており、未発表曲は「ヘイロー」のライブ音源等も収録されており、永年に亘るファンにも、筆者のように、本作品が初であるファンにも大満足のいく作品になっていると思います。大変お勧めです。

・「次のKCの音?
かのロバートフリップやジョンウェットン、はたまた、RUSHのニールパートらにも賞賛されるプログレバンドの本邦デビューアルバムです。ロバートフリップが賞賛したためばかりではないでしょうが、drのギャヴィンハリソンはKCのLINEUP7に加入するという、まことしなやかな噂が。で、サウンドですが、ギルモアフロイドに似ているといわれるとおり、リーダーのスティーブンウィルソンのエッジの効いたG&voを中心にしたサウンドなのですが、そこに、keyによる浮遊感のある空間も加わり、時には、ジェネシスばりの叙情的なメロディ、そして、時には、DTのようなハードメタリックなサウンドと、非常に多彩で、これは、もう、ポーキュパインツリーオリエンティッドとしかいいようのないサウンドになっています。しかも嬉しいのは、最近のプログレハードバンドのように、決して、テクに頼ることなく、ソフトの部分で、きっちりプログレしていること。遅れてやってきたビッグネームの傑作アルバムです。プログレファンであれば、是非、一聴を。

・「デス声のないOPETH
 1st発表が'91年というUKのベテランバンド、PORCUPINE TREEの新作。

 PORCUPINE TREEはスティーヴン・ウィルソン率いる4人組なのですが、この人物は、

・OPETHの「BLACKWATER PARK」「DELIVERANCE」「DAMNNATION」の3作品のプロデューサー ・OPETHのミカエル・オーカーフェルトとDREAM THEATERのマイク・ポートノイと新バンドを結成する ・ORPHANED LANDの次作のプロデュースを行なう

という風に説明すると、普段メタルを主に聴いている人が興味をもたれるかもしれませんね。

 メタラー目線で解説すると、これはまさに「デス声のないOPETH」ですね。OPETHの最新作「GHOST REVERIES」を聴いて感動して、OPETHが新境地を開拓したと言っても過言ではない「DAMNNATION」を聴いても退屈しない感性を持っている人なら「墓場まで持って行きたい」と思えるほどの作品かもしれませんよ。

 「GHOST REVERIESを70年代ぐらいにレイドバックさせた」ような@A、心の底から癒される、美しすぎるB、再びヘヴィなC、ゆったりとした曲調ながら、中盤のメタリックな盛り上がりが秀逸なD、ここまではほぼ完璧。後半はメロウな曲が多め。特に終わり3曲は「DAMNNATION色」が強いです。

 なんともいえない不気味な雰囲気をかもし出しているジャケットも素敵。

 今年のベスト10には入りそうな気がします。

デッドウィング (詳細)

Unbranded: Music from the EEC Surplus

・「挑戦的プログレ
 英国出身のプログレ・バンドの、’99年発表作。 ツイン・キーボードを要する上、ゲスト参加で、IQ、JADIS、JOHN WETTON BAND等で活動しているMARTIN ORFORDがフルートを吹いている。 ツイン・キーボード編成でありながら、他のパートも同等に演奏しているのでバランスがよく取れている。また、派手なシンセサイザーに偏らず、ピアノ、オルガンを積極的に使用しているのも評価できる。 しかし、本作の特徴は、プログレ界ではタブー視されるであろうジャングル・ビート・サウンドを取り入れている点だ。 けれども、その取り入れ方が実に巧く、不自然さを感じさせない。一聴しただけだと、やや戸惑いを覚えるが、その巧妙さにすぐ気が付く。 アクセント程度に抑えているのもあり、ヴィンテージのキーボードのサウンドと調和している。 センスの良さもあるが、安易に奇抜さを狙っただけなのではなく、しっかり考えて作られているのが要因だろう。 さらに、楽曲自体の出来もクォリティが高い。 大胆かつ細心を具現化した、挑戦的にも映る意欲作に仕上がっている。 

・「THE TANGENTへとつながるシンフォ作
英国のシンフォバンド、パラレル・オア・90・ディグリーズのアルバム。2000作シンフォニックリスナーの間では、今やTHE TANGENTの方が有名かもしれないが、Keyのアンディ・ティリソンのメインバンドはこちらなのだった。やはりタンジェントに通じる美しいシンセワークと、ややハードめのギターによるシンフォニックサウンドで、90年代以降の英国シンフォの知的な構築性が聴ける。ドラムもデジタリィな雰囲気があり、あえてモダンなテイストを出そうとしているがやはりそこかしこにかつてのプログレへのリスペクトが垣間見える。曲は8分、10分は当たり前で、ラストは25分の大曲。泣きのギターが美しいシンフォ曲や、サイケ気味にはじける曲など、随所にアンディ・ティリソンという人間のこだわり性が発揮されている。

Unbranded: Music from the EEC Surplus (詳細)

U.K.(紙ジャケット仕様)

・「誤った期待で未だに正当な評価を得ていない名盤
このアルバムの出自を誤解している人が多い(いや、自分の思い入れを大事にしたい傲慢からそう誤解したいのであろう)が、このアルバムはエディー・ジョブソンという恵まれない天才の才能をプロデュースして有名にさせたいと、ジョン・ウェットンが思って結成したバンドであって、キングクリムゾンの残滓から生まれたのではない。(その後のエイジアも然りで、どうもジョン・ウェットンという人はイマイチ有名に成れ切れていない才能あるキーボディストを盛り立てるのが好きらしい。ちょうど、ドラマーを見付けてくるのが天才的なジェフ・ベックみたいなもんか?) 上記のような経緯で、まず決まっていたメンバーは、ジョンとジョブソン。 ドラマーはつい先日まで「あれ以上のコンビネーションは後にも先にも生まれないだろう」と後年にギタープレイヤー誌にジョンが語った程絶妙に息が合ったプレイをキングクリムゾンで披露していたビル・ブラフォードにすんなり決定。 この二人の呼吸はこのアルバムでも遺憾なく発揮され「何をどうしたら、こんなに奇数拍子がグルーブするん?!」と驚嘆するほどリズムが格好良い!

 当初のジョンのアイデアは「キーボドを中心としたトリオ編成」であったので、この3人でリハ&曲作りを開始。 この中途で「ギターが入った方が良いのでは?」というEGレコード側の助言を聞き入れるかたちでギターを入れる亊に。当初の発想が上記の通りなのでギタリストは念頭に無く人選に困っていたジョンを見かねてか、ビルが自分のソロプロジェクト用にキープしていたアラン・ホールズワースを(半分仕方なく?)推奨。(後にやっぱり!という感じでブラッフォードはアランを連れてソロプロジェクトの為さっさと脱退してしまいます) これ故なんですね、アランのギターが、どこか後録音っぽいのは(実際、後でオーバーダブしたものと思われる)。 処が、これが功を奏して(いると私は思います)、アランのギターが自由奔放に疾走していて、これが実に格好良くかつ気持ちいい!  個人的にはアラン・ホールズワースのベストプレイが、このアルバムの中に詰まっていると思います。

 個人的には 8:Mental Medication でのジョブソンのKeyとアラン先生のGtのインタープレイが最高に好きっす(^_^)

・「大英帝国の誇りを感じさせるプログレッシブロックの名盤
1978年発表のスーパーバンドU.K.のファーストアルバム・・・プログレッシブ/ジャズロックファン必聴の一枚!!ジョンウェットン(B)・アランホールズワース(G)・ビルブルフォード(Dr)・エディジョブソン(Key/Vln)によるテンションが高いサウンドが堪能出来ます・・・僕にとっては、永遠の愛聴盤!!一曲目の「インザデッドオブナイト」は初めて聴いた時痺れました。「アラスカ」から「タイムトゥキル」の流れは本当素晴らしい・・・アランホールズワースはこれ1枚で脱退したので、貴重なアルバムです!!

・「奇跡のバンド
1978年というと、クリムゾンしかりイエスしかりで70年代初期から巻き起こったプログレッシブロックも終えん期に突入した時期。当時の記憶では「イギリスが生んだ最高のメンバーによるスーパーバンド」という宣伝帯がジャケットに巻かれていた記憶があります。なぜだかプログレ色をひた隠しながら、売ろ