Arnold: Complete Symphonies (詳細)
Malcolm Arnold(作曲), Vernon Handley(指揮)
「マルコム・アーノルドの交響曲の世界を堪能」
バッハ:マタイ受難曲 ハイライツ (詳細)
ミュンヘン・バッハ管弦楽団 リヒター(カール)(アーティスト), ヘフリガー(エルンスト)(アーティスト), エンゲン(キート)(アーティスト), ファーベルク(アントニー)(アーティスト), ゼーフリート(イルムガルト)(アーティスト), テッパー(ヘルタ)(アーティスト), プレープストル(マックス)(アーティスト), ミュンヘン少年合唱団(アーティスト), フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)(アーティスト), リヒター(カール)(指揮), ミュンヘン・バッハ管弦楽団(演奏)
「マタイを気軽に楽しむなら。」「演奏はもちろん文句なしなんですが・・・」
Bach J.S.: Organ Works [Germany] (詳細)
Bach(アーティスト), Walcha(アーティスト)
「モノーラル版選集」
バーンスタイン:交響曲全集 (詳細)
バーンスタイン(レナード)(アーティスト), ルートヴィヒ(クリスタ)(アーティスト), ウィーン青年合唱団(アーティスト), ウィーン少年合唱団(アーティスト), ウェイジャー(マイケル)(アーティスト), バーンスタイン(作曲), イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
バーンスタイン:ユダヤの遺産 (詳細)
アドラー(アーティスト)
Bartók: The Miraculous Mandarin; Hungarian Peasant Songs; Rumanian Folk Dances (詳細)
Bela Bartok(作曲), Ivan Fischer(指揮), Budapest Festival Orchestra(オーケストラ)
Bizet: The Complete Orchestral Works (詳細)
Georges Bizet(作曲), Enrique Bátiz(指揮), Mexico City Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Orquesta Filarmónica de la Ciudad de México(オーケストラ), Royal Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
The Essential Borodin (詳細)
Nicolai Ghiaurov(Bass), Alexander Borodin(作曲), Edward Downes(指揮), Ernest Ansermet(指揮), Georg Solti(指揮), Jean Martinon(指揮), Vladimir Ashkenazy(指揮), Borodin Quartet(合奏), L'Orchestre de la Suisse Romande(オーケストラ), London Symphony Orchestra(オーケストラ), Royal Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Zlatina Ghiaurov(Piano)
ブラームス:ハンガリー舞曲集 (詳細)
アバド(クラウディオ)(アーティスト), ブラームス(作曲), パーロウ(その他), ドヴォルザーク(その他), ヘレン(その他), ジュオン(その他), シュメリング(その他), ガル(その他), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「全曲録音」「しなやかなリズム、このコンビの最良の成果」「格好いい感じはするんだけど・・・」「(・∀・)イイ!!」「スタンダード」
Bridge: The Sea; Enter Spring; Summer (詳細)
Frank Bridge(作曲), James Judd(指揮), New Zealand Symphony Orchestra(オーケストラ)
Debussy: Orchestral Works [Box Set] (詳細)
Guy Dangain(Clarinet), Claude Debussy(作曲), Jean Martinon(指揮), Marie-Claire Jamet(Harp), Jules Goetgheluck(Oboe), ORTF Symphony Orchestra(オーケストラ), Aldo Ciccolini(Piano), Fabienne Boury(Piano), Michel Sendrez(Piano), Jean Marie Londeix(Saxophone), Jean-Marie Londeix(Saxophone)
ドリーブ:コッペリア (詳細)
アンセルメ(エルネスト)(アーティスト), ドリーブ(作曲), スイス・ロマンド管弦楽団(演奏)
John Foulds: Dynamic Triptych; Music-Pictures III (詳細)
John Foulds(作曲), Sakari Oramo(指揮), City of Birmingham Symphony Orchestra(オーケストラ), Peter Donohoe(Piano)
Hindemith: Orchestral Works (詳細)
Paul Hindemith(作曲), Herbert Blomstedt(指揮), Gewandhausorchester Leipzig(オーケストラ), San Francisco Symphony Orchestra(オーケストラ), Bernd Jäcklin(Viola), Eberhard Freiberger(Viola), Geraldine Walther(Viola), Christian Funke(Violin), Karl Suske(Violin)
ヒナステラ:バレエ音楽「パナンビ」 (詳細)
ヒナステラ(アーティスト), ジゼレ・ベン=ドール(指揮), ロンドン交響楽団(オーケストラ), ルイス・ガエタ(語り、Bs.-Br.)(演奏)
「非常に土臭いバレエ音楽」
Ginastera: Harp Concerto; Estancia; Piano Concerto No. 1 (詳細)
Alberto Ginastera(作曲), Enrique Bátiz(指揮), Nancy Allen(Harp), Mexico City Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Oscar Tarrago(Piano)
「病み付き」「格好良いクラシックとは」
ホルスト:惑星 (詳細)
ボールト(エードリアン)(アーティスト), ホルスト(作曲), エルガー(作曲), ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), ロンドン交響楽団(演奏)
「惑星ならまずこれだ!」「惑星と言えばこのアルバム」「2回買い直した名盤」「横綱・ボールト」「本家本元の重みのある演奏」
Boult conducts Holst (詳細)
Gustav Holst(作曲), Adrian Boult(指揮), London Philharmonic Orchestra(オーケストラ), London Symphony Orchestra(オーケストラ)
「Lyritaのボールトのホルスト」
Poulenc: Gloria [Hybrid SACD] (詳細)
Arthur Honegger(作曲), Francis Poulenc(作曲), Mariss Jansons(指揮), Royal Concertgebouw Orchestra(オーケストラ), Luba Orgonasova(Soprano)
Honegger: Symphony No. 5; Symphony No. 3; Pacific 231 (詳細)
Arthur Honegger(作曲), Neeme Järvi(指揮), Danish National Symphony Orchestra(オーケストラ), Danmarks Radiosymfoniorkester(オーケストラ)
Honegger: Symphony No. 3 ("Liturgique"), etc. (詳細)
Arthur Honegger(作曲), Takuo Yuasa(指揮), New Zealand Symphony Orchestra(オーケストラ)
「臨場感たっぷりの明快且つじっくり聴かせる名演」
ハーリ・ヤーノシュ/ハンガリー (詳細)
シカゴ交響楽団(アーティスト), リスト(アーティスト), ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), バルトーク(アーティスト)
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ア行>アーノルド
Custom Stores>By Labels>クラシック>Decca
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ歌手>ハ行の歌手>エルンスト・ヘフリガー
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ハ行>J.S.バッハ
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>ナ・ハ行の作曲家>バーンスタイン
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ハ行>バーンスタイン
・「マルコム・アーノルドの交響曲の世界を堪能」
先日亡くなったイギリス近代音楽の重鎮、マルコム・アーノルド(Sir Malcolm Arnold 1921 - 2006)の作品がDECCAからシリーズでリリースされた。DECCAらしい企画力が発揮されたのを久々に感じさせるものである。当番はイギリス音楽のスペシャリスト、ヴァーノン・ハンドリーによって録音された交響曲全集である。第1番から第9番までの9曲と、弦楽のための交響曲、金管楽器のための交響曲を合わせた全11曲が5枚のCDに収録されている。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルとの金管楽器のための交響曲のみが1979年の録音だが、他は90年代の録音で、音質もとてもいい。ちなみにオーケストラはロイヤル・リヴァプールフィルが第3番と第4番、ボーンマス交響楽団が第9番、弦楽のための交響曲がBBCコンサート管弦楽団、他はロイヤルフィルである。
アーノルドは映画「戦場にかける橋」などの音楽で有名だが、たいへんヴァイタリティあふれる活動を行った作曲家であり、交響曲も重要だ。中でも、一般的に指摘されるように第2、第4、第5の3つの交響曲は代表作といってさしつかえないだろう。アーノルドの作風は独特で、特にブラスセクションに重きのあるオーケストレーションが特徴的だ。スネアドラムやチェレスタの活躍も面白い。その一方でマーラーやショスターコヴィチといった偉大なシンフォニストの影響も垣間見られる。第2交響曲は中にあって温厚な作品で、アーノルドの「田園交響曲」と呼ぶにふさわしい。柔和なメロディライン自体が魅力的だ。第4交響曲の終楽章はフーガから始まるが、やがてアーノルド特有の軽音楽的な洒脱を見せてマーチに至る。このあたりもこの作曲家の醍醐味だろうか。傑作の名高い第5交響曲の第2楽章の耽美的な美しさはこのアルバムの白眉とも言える箇所だ。第6以降はショスタコーヴィチの影響が感じられるようになり、音楽も緊迫感を漂わせる。全般に、映画音楽的な経過句がずっと続くような箇所も多いが、そのような箇所も雰囲気として楽しむことはできるし、“アーノルド節”とでも言えるマーチや打楽器と金管楽器のリズム運動は軽快であったり、重厚であったりして楽しめる。ハンドリーの棒さばきによって、楽器のバランスが十分に考慮されているため、音の濁りがなく、音色自体も鮮やかに収録されている。
・「マタイを気軽に楽しむなら。」
リヒターのマタイについては、何も書くことがない。高潔な演奏、最高の独唱者。この演奏を超えるマタイがこの後生まれることはないだろう。それほどまでに完璧で、人類の大いなる遺産である。
でも現代人は3時間を超える大曲、マタイを易々と聴けるものではない。そこでハイライト盤の出番が出てくる。リヒターのマタイ〜美味しいところ摘み食い〜感覚で聴けて、日々の疲れを癒してくれる。マタイ受難曲初心者にも、入門用としてお薦め。
・「演奏はもちろん文句なしなんですが・・・」
マタイを通して聴くのは、その長さからも忙しい中にあってはなかなか大変なことではある。このCDで、マタイの雰囲気はおそらく大体は伝わってくるとは思う。が、やはり当然のことながらとても物足りない。言葉の意味が理解できていなくても、音楽で語られる物語・場面の絶ちがたい流れが寸断されてしまうのも、それを言っても仕方ないのではあるがやはりとても残念。このCDを聴いて、やはり全曲CDじゃないと!!と、弾みがつくきっかけになりそう。
たとえば、昔録音したマタイのカセットテープを持ってる、でもさすがに伸びてきたからそろそろちゃんとCDを買おうかな、でも、とりあえず抜粋盤でいいかな、なんてことを考えてる人(←自分です)などは最初から全曲盤を買ったほうがいいかもですよ。
●Bach J.S.: Organ Works [Germany]
・「モノーラル版選集」
1950年前後のモノーラル録音。フーガの技法は含まれていない。一部チェンバロの演奏(4つのデュエットBWV802-805)も混じっている。古い録音ではあるが音質には全く問題ない。価格も安いのでステレオ版の12枚組全集(こちらも随分価格が下がった)と併せて持っていても決して損にはならないと思う。
・「全曲録音」
ハンガリー舞曲の全曲録音というのは以外に少ないので、アバドがウィーンフィルでこのような質の高い演奏で全力録音をしてくれたことは非常にありがたいことです。お馴染みのメロディーを軽快に演奏してくれています。原曲はピアノ版ですが、そちらもなかなか面白い曲です。お勧めですよ。
・「しなやかなリズム、このコンビの最良の成果」
アバドは、ウィーンフィル特有のローテーションシステム(リハーサルと本番で違う奏者が出てきたりする)に嫌気がさして、絶縁状を叩きつけてしまい、現在(2004年)ではこのコンビの演奏を聴ける可能性は極めて低くなってしまいました。70年代から大量の録音を残しているこのコンビですが、本盤はその中でも最良の1組ではないかと思います。ウィーン・フィルならではの美音はもちろん、アバドのしなやかなリズム感が素晴らしく、内容が薄くなりがちな第三者の編曲によるナンバーも、飽きさせず聴かせてくれます。いつものムジークフェラインザールではなく、コンツェルトハウスで録音を行っているのも(残響を嫌った?)、成功の一因かもしれません。
・「格好いい感じはするんだけど・・・」
格好いい感じはするんだけど、何か足りない感じがしてしまう。さーっと流れて、音に問題はないんだけどね。ブラームスにしては、元気が良すぎるのかなあ。それとも、僕が歳を食ってしまったか。それで、星1つ落としています。
・「(・∀・)イイ!!」
全体的にテンポは早めで躍動感があります。特に、5番、6番が、力強く、ロマンティックでした。
・「スタンダード」
ブラームスの小品は非常に親しみやすいと思う。ハンガリー舞曲はまさにそうで、誰もが聞いたことがあると思ってしまうメロディなのではないでしょうか。このアバド&ウィーンフィルの録音はくせがなく、そのスタンダードと言える位置にいると思います。
・「非常に土臭いバレエ音楽」
『パナンビ』はヒナステラ21歳の時の若々しい作品。当時の民族音楽運動の影響は明らかだが、その割には抽象的な出来。私は聴くのはこれが初めてだったのだが、名作と云う程ではないにしても、荒々しく腹の底に響いて来る打楽器の乱舞や、一見断片的で散漫な感じもするが、時折切ないまでの盛り上がりを見せる儚気なメロディーラインは印象に残った。臆することなく思い切って音を分厚く積み重ねて響かせている箇所なぞも聴いていて心地が良い。演奏の方もその辺は細部まできっちり目を配っていて好演。
『エスタンシア』は今まで抜粋での演奏しか聴いたことがなかったのだが、やはりヒナステラの代表作と言ったら私もこれを挙げたい。全曲版は声楽や朗読も入ったりしていて(因みに歌詞はナクソスのHPに英訳が載っている。短いのでブックレットに載せておいてくれれば良かったのに。予想していた以上にストレートに素朴な詩でちょっとビックリ)第1曲から何かもう別の作品の様な感じ。憶え易さ、インパクトの強さと云う点では勘所を集めた組曲版の方が上だが、全曲版の方は叙情性が強調されていて、ちょっと武骨な味わいがある。どちらがいいかは人好きずきだろう。演奏も非常にドッタンバッタンとイキが良くて好感触。粗野なバレエ音楽に興味がある向きは是非。
●Ginastera: Harp Concerto; Estancia; Piano Concerto No. 1
・「病み付き」
何枚か違う演奏でヒナステラのピアノ協奏曲を聞いたが、このバージョンよりいいものは無かった... 迫力を求めるならこれが一番です!!
・「格好良いクラシックとは」
アルゼンチンが世界に誇る現代クラシック作家ヂナステラの管弦楽曲を選りすぐり、メキシコ・シティ・フィルが1989年に録音したアルバム。残念ながら、ヂナステラの管弦楽曲は多くなく、代表作というとこの3曲を選ぶことになるのかなと思う。 学生時代に作曲された若さ溢れる民族的バレエ組曲「エスタンシア」(1941年)、現代曲への移行過程でヂナステラの特徴がふんだんに織り込まれた「ハープ協奏曲」(1956年)、そして、より12音的な色合いを強めつつも彼の民族的・原始的魅力が炸裂する「ピアノ協奏曲」(1961年)と、ヂナステラの時代的な変遷を通覧できるのも嬉しい。 「ピアノ協奏曲1番」は、第4楽章が、エマーソン・レイク&パーマー「恐怖の頭脳改革」の「トッカータ」としてリメイクされたことで、つとに有名だ。ELPのファンは是非、原曲を聴くべきである。この格好良さは、他のクラシック作品ではそうお目にかかれない。とりわけ、本アルバムの演奏はスピード感もあって、より一層その格好良さを引き立てている。
・「惑星ならまずこれだ!」
カラヤンのように派手にうちならした惑星もいいかもしれないけど、惑星の本質を知りたければ、まず聴いて欲しい名盤。見た目にごまかされず、素材の美味しさをいかした料理とでもいいますか。とくに木星に共鳴する人にはまず聴いていただきたいですね。何回聴いても飽きないです。素晴らしいのひとこと。
・「惑星と言えばこのアルバム」
~このアルバムが発売になった時すぐに購入し、(当時LPにて購入)いまだにこの1枚を越える演奏に巡り合わないと言っていい。さすがにこの作品に対するボールトの力の入れようは、他の指揮者の追随を許さないと言える。~~惑星というこの作品の、初演指揮者であるからこその思い入れと、プライド、そして何よりもこの作品をライフワークのようにし、大切に育ててきた彼にしかできない素晴らしい演奏に仕上がっている。(ボールトはモノーラル時代から5回にわたりこの曲のレコーディングを行っている。このアルバムは彼にとっての集大成的な意味合いもったレコーディングで有った。~~)又当時、このアルバムが発売されると同時に、多くの指揮者がこのような表現をこの作品に取り入れたのも事実である。このアルバムの音そのものを文章にするつもりは一切ないので、興味を持たれた方は実際に聞いてそのすべてを楽しんでいただきたい。~
・「2回買い直した名盤」
私が吹奏楽をやっていた高校生の頃、惑星といえばカラヤン/BPO。通ぶって、天邪鬼でこのボールトのLPを買いました。しかしまぁ、それはそれは見事な演奏で、皆に宣伝しまくったのを思い出します。その後、当時としては廉価の\2,800でCD化された時もすぐに買い直し、本art盤が出てまた買い直し・・・art盤は音質が向上しているのに感激。特に「火星」「天王星」での遅テンポによる凄絶な迫力が最高です。
・「横綱・ボールト」
先日ラトルの「惑星」を聴いて、なんかピンと来ないなぁと思いつつ久しぶりにこの録音を引っ張り出した。これは、イイ。素晴らしい。さすがボールト、ツボを心得ていらっしゃる。ボールトはもともと、あまりドラマティックな解釈をする人ではないと認識している。この録音でも芝居がかったスペクタクルが用意されているわけでもないが、十二分にスペクタキュラーな演奏が繰り広げられている。オーケストラの響きも、自然ながらゴージャス。最晩年のボールトが遺した、最良の「惑星」だ。「エニグマ変奏曲」は、別カップリングのCDレビューに書いたとおり、私がこの曲を好きになるきっかけとなった録音。「惑星」とのカップリングが素敵かどうかは微妙なところだが…
・「本家本元の重みのある演奏」
実は、今まで惑星は、小澤とかカラヤンのもの(+N響とか、アマチュア)しか知りませんでした。そこへ、本当はこんな演奏があるのを知り、ボールト盤を買ってみました。すでに知っている惑星とはひと味違う、重みのある演奏が、迫ってきた時、この曲の原点を初めて知った気がします。小澤やカラヤンのテクニックもいいけれど、ボールトの骨太な演奏は、この曲を世に知らしめたものとして、歴史の重みを感じさせてくれます。
・「Lyritaのボールトのホルスト」
長らく入手が困難だったアルバムで飛びつきました。「惑星」以外のホルストの管弦楽曲を集めしかもボールト指揮ということで魅力を感じていたものです。特にこの中で「日本組曲」が目当てでした。この曲はあまり録音がないですね。エキゾティックを強調した音楽と思いきや、意外に日本の音楽らしく聴こえたのに驚きました。2番目の曲はどこかの盆踊りに使われているような音楽、そう阪東妻三郎主演の映画「王将」で遠くで聴こえる盆踊りの音楽に似ておりました。ホルストは「惑星」以外の作品はあまり関心が払われていませんが、もっと聴かれていいと思っています。
●Honegger: Symphony No. 3 ("Liturgique"), etc.
・「臨場感たっぷりの明快且つじっくり聴かせる名演」
冒頭の数小節でいきなり引き摺り込まれる。恐らく録音技術の良さもあるのだろうが、音色が非常に明晰で、ダイナミックレンジも凄い。ゆっくりと低音を響かせる場合でも力ずくではなく、飽く迄音の輪郭をきちっと維持した上で、腹の底にずずーんと来る様な音を重ねて来る。整然且つエネルギッシュな点に於てはヤンソンスやヤルヴィの演奏に肩を並べるだろうが、スリリングな劇的変化の面白さと云う点に於てはそれらを上回るかも知れない。何でもこのCDはバーミンガム・ポストの「2004 BEST 5 CLASSIC CDs」に選ばれたらしいが、またひとつ新たな名盤の誕生と云う気がする。交響曲第3番「典礼風」の他、「ラグビー − 交響的運動 第2番」「交響的運動 第3番」「パシフィック231 − 交響的運動 第1番」「夏の牧歌」と云う定番中の定番が収録されており、それぞれ高水準。この値段でこの内容ならば、最近やたらと安い交響曲全集に匹敵するお得な買い物と言えるだろう。
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