ぎおんごぎたいごじしょ (詳細)
ピエブックス
「辞書、絵本、写真集、小説」「辞書?小説?絵本?写真集?」「ちょくちょく眺めたい本」「GIONGO GITAIGO STORY」「イメージで遊ぶ969語」
津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇 (新潮文庫) (詳細)
筑波 昭(著)
「昭和の影と光」「日本犯罪史上最悪」「憂鬱、村の皆が作った犯罪者。」「貴重な事件記録」「秋葉原事件」
丑三つの村 (徳間文庫) (詳細)
西村 望(著)
「昭和史に残る凶悪事件」
愛され脚をつくる2週間レシピ―寝る前ストレッチで即効キレイ! (詳細)
斉藤 美恵子(著)
「いままでで一番効果あり」「全て実践しなくても。。」「本当にオススメです!!」「とてもいいです。」「約15年ずっと抱えていた左下半身のしびれがとれました」
食卓の向こう側〈1〉 (西日本新聞ブックレット) (詳細)
西日本新聞社「食くらし」取材班(著)
「問題提起」「小児科医杉原のオススメ」「食」
被曝治療83日間の記録―東海村臨界事故 (詳細)
NHK取材班(著)
「これは「生」の記録です」「放射能の恐ろしさ」「貴重な記録」
朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫) (詳細)
NHK「東海村臨界事故」取材班(編集)
「真実がここに」「身体が内側から溶けていく・・・」「最良のドキュメンタリー」「記録しあまねく伝えるべき内容―被爆の恐ろしさ」「現実から目をそらしてはならない」
ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF) (詳細)
スティーヴン・W. ホーキング(著), Stephen W. Hawking(原著), 林 一(翻訳)
「時間と空間」「古典的な名著」「主張はふたつ。噛み砕いて読もう。」「おすすめします」「今世界で一番賢い男?」
「実話を基にしたヒグマと行政区長との闘い」「血も凍る恐ろしさ」「単なるドキュメンタリーを超えた『小説』」「いろいろな「読み方」を誘う」「中間管理職と戦士。」
公開捜査 消えた子供たちを捜して!―続発した行方不明事件の謎 (二見WAi WAi文庫) (詳細)
近藤 昭二(著)
「こんなに多くの子供が消えて居る。−−警察の初動捜査に問題は無かったか?」「これ以上むごい犯罪があろうか・・・」
・「辞書、絵本、写真集、小説」
擬音語と擬態語にあふれた風の街のおはなし。 そして、辞書。 すべての例文に、風の街の住人がすんでいる。
ずきずき:神経的な痛みが、脈打つように断続的に続く様子。 [例文]ジョージの愛犬ザブ。肉球ずきずき。 港でカニにはさまれた。 のように、例文がとにかく面白い。ふとしたときにや落ち込んだときに、開き、言葉に出会い、おはなしに出会える辞書。
・「辞書?小説?絵本?写真集?」
擬音語と擬態語にあふれた風の街のおはなし。 そして、辞書。 すべての例文に、風の街の住人がすんでいる。
ずきずき:神経的な痛みが、脈打つように断続的に続く様子。 [例文]ジョージの愛犬ザブ。肉球ずきずき。 港でカニにはさまれた。
というように、とにかく例文が面白い。ふとした時、落ち込んだときに辞書をひく。擬音語に出会う。おはなしに出会う。風の街の住人の生活に出会う。言葉を調べるだけでなく、ただなんとなく開いて楽しめる辞書。自分に1冊。贈り物として1冊。年齢問わず楽しめる。
・「ちょくちょく眺めたい本」
装丁、デザイン、内容すべてがおしゃれです。書体の選び方やおき方などとてもセンスがよいです。色鉛筆やクレヨンの線、子供のらくがきのような絵や淡い色使いが心をなごませます。最初から順番に読むよりは、すぐ取れるところに置いておき、暇を見つけてはパラパラと眺めていたい本です。
・「GIONGO GITAIGO STORY」
買ってだいぶたちますが、多くの擬音語をやっとマスターしてきました。よく、読むとほんとうにかわいい例文なんです。いろんな風の街に住む人たちのふわふわとした幸せな生活をようやくわかってきました。
ぜひ、人にプレゼントしたい心のこもったかわいい辞書です。
・「イメージで遊ぶ969語」
ページ数が多い割に収録語数969語とは、どういうこと?と思うひともいるかもしれません。その秘密は余白。実に余白の多い辞書です。従来の辞書のように、整然と語句が並んでいる辞書を想像して手に取った人は面食らうことでしょう。
余白というより写真だとか絵なのですが、とにかく擬音語・擬態語があちこちのページの中にちりばめられているといった感じ。例えば蜘蛛がぶら下がっている絵の横に「ぶらん」。ゼリーのような写真の下に「ぷるんぷるん」。絵や写真を眺めているだけでもイメージが伝わりそう。
辞書のような、絵本のような、写真集のような…969のイメージで遊ぶ本です。彼女へのプレゼントにもおすすめです。
・「昭和の影と光」
自分のすむ国ではどのような殺人事件があったのか?という疑問からこの本を読みました。海外の事件はよく知っているけどみたいな、人にはお勧めです。
証言をもとに話が進みます。犯人の年齢ごとに物語があり途中からとまりませんでした。
犯人の風景はいろいろな物語のモデルになっており、昭和という時代の光と影を強く感じました。閉鎖的、集落、女、家族などが複雑に絡み合っていきます。そして人として人間としての原点がありました。殺人というよりは悲劇という感じを感じました。自分としては「これでも人が殺せますか?」という思いです。殺人が簡単に起きてしまう現代こそ読むべき本だと思いました。
・「日本犯罪史上最悪」
岡山の30人殺しの犯罪を追った本です。横溝正史の八つ墓村のモデルにもなった事件です。結核の罹患、優秀なのに、進学の断念、軍国主義の足音、夜這いなどの村の習俗、阿部定事件など、当時の世相、風俗などのついて、記録や証言にもとづいて、細かく検証しています。事件について、知るためにはとても良い本だと思います。しかし、現象の記述にとどめているので、いま一つ、動機について、すっきり迫れていないところがあります。著者は、予断なく、読書に事実を示したかったようですが、著者として、推論だけでも欲しいところです。いづれにしても、この日本犯罪史上空前の事件について、その前後の事情について、詳しく予断なく書かれている本だと思います。犯罪学に興味のある人は必読だと思います。猟銃の所持の許可の問題など、当時と今とあまり変わっていないのがわかります。
・「憂鬱、村の皆が作った犯罪者。」
昭和11年には、有名な事件の阿倍定事件が世をにぎわせ、軍国主義へと向かいつつある世相に笑いをもたらしたのだそうだ。この本は、阿倍定事件に触発された、この事件の主人公の生い立ちや供述を緻密にたどったルポルタージュであると言える。主犯者は、両親が他界した事を切欠に、姉とともに祖母の住む寒村に移り住む。生来、体が弱く登校日数も少ないにもかかわらず成績優秀で、肺病を病む前は周囲の女性の人気もあった。閉鎖的で、陰湿で、排他的な因習漂う寒村での唯一の楽しみと言えば、祭りと婚姻の有無にかかわらず行われる淫行しかなかったのだろう。現に、私も習い事の先生から「農家じゃ女は村の男のものじゃけよ、男からアレを求められたら断ったらおえん。(マジっすか?怖いっ!)若い男は後家に物を持って行って、アレを教えてもらうのが習わしなんで。綺麗な後家やこ、村の男皆にやられよんで陰で馬鹿にしよったんで。」と言われた。この県は、現代でも痴情に長けた当時の名残を残した様な人が多い。又、閉鎖的な地域に住む人間は、実は自分たちの土地や人間関係が嫌いな場合が多い。それ故、どうしても結束力に欠けるので、結束を持たせる為には、絶対的強制力のある団体に属して特権を享受するか、自分たちの中で弱い立場の誰かを攻撃して、そこで団結を図る行動をとりがちだ。排他的になるのも、よそ者が入り、自分たちの価値観や元々脆弱な団結力を崩されるのを極端に嫌うからではないかと思われる。
主犯者も肺病を病み、生活も貧窮となるにつれ、村の中での弱い立場の攻撃される対象となっていき、村の集団に入れず、そこから様々な不満や、強烈な性的衝動がからみ、頼れる姉の嫁入り、村の共有物である筈の女達からも拒まれ、見捨てられ症候群の様になる。陰湿で排他的な寒村で受ける陰湿な嘲笑や差別は相当なものであったと想像できる。主犯者が、学校の先生の勧め通りに街中の中学校に進学していたら、この様な事にはならず、一廉の人物にはなっていただろう。自殺する際の遺書の文章力には驚くばかりである。この事件は、一人の人間が犯罪者になる過程に、様々な不運や偶然が重なる事や、人間の係る環境の影響の強さが分かる。起こるべくして起こった事件だと思う。
・「貴重な事件記録」
内容に古さを感じるのは、事件が起きた昭和13年当時の記録や証言を多数引用しているためで、若い読者はそこに読みにくさを覚えるのかもしれないけれど、逆にそれがこの事件の舞台であり背景となった村とその時代とをリアルに想像させる。 横溝正史が『八つ墓村』のモデルにしたということとは別に、この事件は病気がちな体や不遇な家庭環境、閉鎖的な村と人間関係、あからさまな性への興味などなどが重なり、しだいに犯人の人格がむしばまれていくさまが記され、興味深い。 今で言えば、たぶん一種の人格障害とされたであろう犯人の被害妄想による犯行は、そこにいたるまでの重苦しい情熱を思わせ、舞台を現代の都会に置き換えてみるといっそう怖かったりもする。 人格がまっとうに育つことの難しさを考えさせるという意味では、近年多く出版される異常犯罪レポート本のさきがけともいえる。 ちなみに、本を読みなれている人なら、べつに読みにくくはありません。私はけっこう面白く読みました。
・「秋葉原事件」
将来を嘱望された地方の秀才が転落して社会の冷たさを逆恨みし自己顕示欲を爆発させ、理不尽な大量殺人に走るという構図は、秋葉原の通り魔事件や池袋の通り魔の容疑者(いずれも20代前半)に意外なほど似ている(ちなみに大阪・池田の児童殺傷はかなり異質だ)。当時は戦時体制の暗い世相の中、容疑者の男は、肺病やら夜這いでの愛憎やら狭い村の共同体意識・世間体やらに追い詰められ、結局は村の隣人たちに凶刃・凶弾の矛先が向かった。それに比べ、後者の最近の事件は、都市やインターネット社会での孤独やワーキングプアの問題が影を落とし、結局大都市の通行人を狙うという風に、構図や精神構造は似ていても時代とともに犯罪の形が変わっているところもまた興味深い。一見キワモノ的になりかねない題材だが、抑えた筆致で通し、資料が潤沢で綿密な取材力に脱帽。
・「昭和史に残る凶悪事件」
昭和史に残る凶悪事件、津山三十人殺しを小説化したもの。一応フィクションなので登場人物の名前は変更されていますが、ストーリーは概ね事実に即しており、ドキュメントとしての側面も併せ持っています。吐き気を催すほどに殺害方法が極めて残酷で、主人公の恨みの深さをコレでもかと思い知らされます。ただ、主人公の置かれた状況には同情を禁じ得ないが、皆殺しに至る精神的な経緯については矛盾点が多くて、どう贔屓目に見てもただの逆恨みとしか感じられなかったです。なお、本作は古尾谷雅人の主演で映画化されており、こちらも必見です。
●愛され脚をつくる2週間レシピ―寝る前ストレッチで即効キレイ!
・「いままでで一番効果あり」
今まで骨盤体操モノやら自力整体モノ、エクササイズにマッサージと色々試してきましたが、最も効果があったのがこの本です。まだ初めてから1週間ですが、最初の1日目で明らかに脚のゆがみがよくなりました。
私は腰痛持ちで左足が内側に曲がっていたのですが、数年ぶりに左足のつま先がまっすぐ前を向いていて腰痛も改善されました。
とりあえず2週間続けなければならないのでちょっと面倒だと思ったり、週末はやり忘れたりしますが、それでも全然効果があるし、やはり目に見えて効果があるので頑張ろうという気になります。
また、骨格を改善しても筋肉が偏っていると結局歪みが元に戻ってしまうのですが、その点もちゃんとフォローされているので、体型の改善にも役立つと思います。
脚の形だけでなく、腰痛や背中の痛みにも効果アリです。
・「全て実践しなくても。。」
1週間、2週間とこなすメニューが全く異なります。1週間目は骨を支える筋肉から全身まで骨が正しくあるべき位置を体に覚えさせる。2週間目はその覚えた筋肉が衰えないようにするストレッチ。ちなみに1週間目のメニューで足の形が変わりました!!!(若干O脚気味…)X脚の方用のストレッチ法も載ってますし、写真なので分かりやすいです!
これに私は、高橋ミカさんのリンパマッサージを加えて実践してみました。むくみも取れて足が細くなりました☆目に見えて分かるから飽きない!特に太ももが見違えるほどに細く…それにお尻も心なしか。。♪今まで入らなくて諦めてたサイズのパンツが入るようになりました!
ストレッチどれをとっても簡単な動作ばかりなので(慣れるまで辛いけど…)足やせしたい方!!!とってもオススメです☆
・「本当にオススメです!!」
一昨年夏前に購入し実践しました。最初はポーズ?を覚えるのが大変で、続くかなぁ?と心配でしたが、開始3日で、ひとり目出産後、履けなくなったジーパンが、一気に3枚履けるように!!元々若干O脚気味で、太ももの肉?が外側に張り出していたのですが、これも改善。見た目にもスッキリしました♪そしてやる気が出て、頑張ることができました!!二週間後、体重の変化はほとんどありませんでしたが、脚のラインはキレイになりました。この効果には大満足です!この体操を夜寝る前に行い、翌朝は目覚めがいつもよりスッキリ☆
実は、二人目が欲しいと思ってから1年間以上不妊で悩んでいました。骨盤が歪んでいると妊娠もしにくいそうなのです。でも、この骨盤体操をして歪みが取れたのか?体操を始めて2ヶ月足らずで第二子を妊娠!!私は、この本に出会えたおかげ!と信じ込んでいます(笑)
・「とてもいいです。」
下半身で痩せるというよりきれいになることを目的としているので、すごくよかったです。実際凹脚も治りましたし、それにどんな足がきれいなのかと言うことがよくわかりました。時間がない人は大変かもしれませんが、でもやらないよりは一日一項目でもいいから、続けることが大事に思います。私は今でもテレビを見ながら、どれか好きなエクササイズをやったりします。
・「約15年ずっと抱えていた左下半身のしびれがとれました」
15年ほど前から左の仙骨からつま先にかけての痺れがありました。生活に支障をきたす程ではなかったのですが、疲れやすく長時間の立ち仕事はできませんでした。今までに数えきれないくらいマッサージや整体、針、お灸等の治療を受けましたがそのときだけで、改善するにはいたりませんでした。今回、このこととは別の目的(たれたお尻をなんとかしたい)で購入いたしましたが、最初の一週間の骨盤矯正レシピをこなしているうちにしびれが取れていることに気づきびっくりしています。骨盤を矯正しながら左右の筋肉がバランスよくついてきたから元に戻りにくくなるのでしょう。この本はそういった悩みを抱えている方にもオススメです。
・「問題提起」
おかしが主食の大学生。いびつな食生活と精神疾患、性の早熟の関係。血液から造られ、母親の食べたものがダイレクトに反映する母乳。毎年軽視されていく家庭科の授業。微量ミネラルの重要性。
食生活を考えることは、「20年後の自分を見据える行為である」細胞は毎日入れ替わっています。食を変えれば身体も変わってきます。「もう手遅れ」、「忙しい」と思わずに健全な食生活にとりくむきっかけにしていただきたいと思います。後の巻も是非読んでみてください。
・「小児科医杉原のオススメ」
ずいぶん使い古された「食育」という言葉ですが食は習慣です.習慣がその人間のあり方を規定していきます.
1巻目はまだジャブです.でもここから始める必要があります.ちょっと自分たちの食卓を見直すきっかけづくりになるかもしれませんね.買って損はありません.
・「食」
僕たちの食について考えるきっかけになりました。日本の食は、分岐点にあるようです。
この本は、西日本新聞の記事をまとめたものです。
・「これは「生」の記録です」
日本初の臨界事故での死亡者となった大内氏と、彼の治療に当たった医療団の、迷いながら、苦しみながらも簡単に選べる死ではなく、暗闇を手探りで進むような生にこだわった、「生命とはなにか」「生命力とはなにか」「なにが人を生へとかき立てるのか」をその凄惨さから目を逸らさずにしっかりと見つめた素晴らしいドキュメントでした。
・「放射能の恐ろしさ」
記憶にも新しい東海村の臨界事故。放射線を浴びるとどうなるか?どうなるの?癌?白血病?その程度の陳腐な知識しか持ち合わせておらず、それ以上の知識を得る機会も全くなかった。この本を読むまでは。
放射能によって染色体が破壊されてしまう。全ての生命活動の営みが止まってしまう。再生されない皮膚。機能しない臓器。悪化するばかりの容体。放射能の怖さを、もっと知るべきだし、知らせるべきだと思う。少しは広島・長崎の惨状も思い描けるのではないだろうか。
・「貴重な記録」
初めは、放射性物質ではなく中性子線やガンマ線を浴びたことによる被曝の際、どのような生物学的変化がおきるのかという医学的な興味で読んでいました。染色体の破壊像や、幹細胞の破壊のみならず微小環境の破壊が生体にいかに重大な影響を及ぼすのかについての知見など、その点でも非常に興味深い内容でしたが、治らない患者に、その
状態を維持するだけの処置をすることにどれだけの意味があるのか、本人はどう思っているのだろうかと苦悩する看護婦、医師の姿がむしろ印象的でした。そして最後まで現実から目を背けなかった家族の方々に敬意を抱きました。今回被害にあわれた方々の尊い犠牲から、いろいろなことについて深く考えるきっかけをいただきました。
ご冥福を心よりお祈りしたいと思います。
・「真実がここに」
大内さんの体に起こったことは、私が教科書で学んだ通りのことでした。当時臨界事故のニュースをテレビで見て、助からないと思っていました。しかしこの本を読むことでそんな一言では片付けられない大変な戦いが行われていたことを知りました。延命のためでしかない医療というものについても考えさせられます。何より、突然こんな状況におかれてしまったにもかかわらず、すべてをこういった形で公表してくれた、大内さんの家族の方には頭がさがる思いです。この本を手放すことはないと思います。永久保存します。
・「身体が内側から溶けていく・・・」
1999年の東海村臨海事故被曝患者と医療チームの壮絶・凄絶な83日間の記録。
被爆治療の限界。延命治療はどこまで必要なのか。被爆した大内さんが意識がある内に放った言葉「おれはモルモットじゃない」。被爆直後の様子から、意識を失った後、加速度的に悪化する皮膚の状態・内蔵の状態。
医療チームスタッフのインタビューから、延命治療の是非という重すぎる問題の前に懊悩する家族・スタッフ。致死量を大きく超える放射線を浴び、「医学的」に生存の見込みはほとんどない患者なのに延命治療をする意味は?変わり果てた大内さんの姿を前にして心が揺らぐ。
放射線という現代医学の知識を遥かに超えた悪魔を前にあがき苦しむ様には一抹の虚しさを感じつつ、家族とスタッフの気持ちに通底する、大内さんの奇跡の回復にかけた愛に息が詰まる思いで読了しました。本書のもとになったNHKスペシャルを観ていないので是非再放送を望みます。
・「最良のドキュメンタリー」
日本国内では初の臨界被曝事故における被害者である大内さんの治療記録を中心に、それに関わる人々の苦悩と延命治療のあり方を、関係者の証言を交えてまとめられている。感傷的な表現は抑えられており、ひたすら事実だけが綴られているが、その迫力は圧倒的だ。そして、そこで語られている内容は、あまりに深く、あまりに重い。
最高度の医療資源をもってしても、致死量を大幅に超える放射線を被曝した人は救えない。生存の可能性がまったくの"0"である患者の延命を行うことの意味は?ただ苦痛を伴うだけの延命は一体誰のためなのか?医師がもの言わぬ患者のいのちにどこまで関わることができるのか?
生きることの価値と、死ぬことの価値は、実は誰にも分からない。でもその答えに少しでも近づくために、本書を読んで思索されることをお勧めします。
・「記録しあまねく伝えるべき内容―被爆の恐ろしさ」
人災だったという。運ではない。運命でもない。人災の悲惨な結末がどのようなものであったか、唯一の被爆国である日本で、被爆の恐ろしさを無視した安全教育が徹底されていない国と企業の中で、何が起こったか我々は記憶すべきである。
事故の内容ばかりではない。どのような治療が行われたのか、一体人体は被爆によってどのような影響、どのような損傷を負わされたのか、「遺伝子に傷がつく」ということが何を意味しているのか、我々はその事実を知り、恐ろしさを認識し、新しい世代に語り継ぐべきである。
「憲法9条」云々と論議する前に、きちんとなされるべき教育、守られるべき安全、語り継ぐべき戦争と平和、利益追求の前に徹底されなければならない、一人一人の命の尊厳に対するありようを、もっと自分達の手に取り戻さなければならない。
この本の中の写真を目を背けずに見るべきである。少なくとも大人はきちんと知っておかなければならない。そして、伝えなければならない。あれからまだ、10年も経ってはいない。なのに風化させてはいけないものを、忘れようとさせる者達がいる。少なくとも、記録されたものをこの本で、映像記録で繰り返し伝えて欲しいと思う。
・「現実から目をそらしてはならない」
企業の利益追求のために、効率化の名のもとに作業工程を変更し、いつの間にか危険な領域に踏み込んで起こってしまった臨界事故。当初、被曝した作業者の外観上に目立った外傷もなく、すぐの退院も可能か、と楽観的な時期もあったが、強力な放射線によって細胞の遺伝子がズタズタで、細胞の再生が不可能であることがわかり、起こりうる症状が予測されていたにもかかわらず、手の施しようのない中で格闘せざるをえなかった医療チーム。どんなに先進的な科学技術であっても、我々の想定を超えた脅威があり、その脅威が顕在化すると、想像を超えた悲惨な事故を被る恐れが身近にあるのだということ。また顕在化する確率は小さくても、予め想定できる脅威は、様々な意図的、偶発的な条件が重なり、必ず顕在化する恐れがあるのだということを、常に認識しなければならない。
●ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)
・「時間と空間」
宇宙の始まりから終わりまで、時間と空間の概念など、今では専門的でわかりにくい宇宙論を数式や特別な知識なしで理解できるよう試みた本。でも、やっぱりちょっと難しい。この本を読む上で大事なことはただひたすらイメージすること。全部わかろうとしなくてもいい、ちょっとだけ宇宙の神秘に近づけるそんな本。
・「古典的な名著」
車椅子の天才科学者の本は今でも色あせない。量子力学と相対論の統一を通して、科学が避けて通ってきた「なぜ宇宙が生まれ、現代のような形になったのか」という問いに真っ向から挑む実証主義の代表、ホーキングの偉大さは読むたびに感動する。思えば複雑な宇宙物理学をこれほど一般に分かりやすく説明した人物は当時ではホーキングくらいなものだった。たしかに本書はいくら一般向けとはいえ難しい。訳出も今から見ると古めかしいし、高次元や本書の要の一つである無境界条件と不確定性原理は図で説明しづらく、ホーキングも説明に相当苦労しているようだ。ホーキングは本の中で頻繁に「神」という言葉を使う。彼自身は無神論者だが、神の不要論を唱えながら、あえて物理学が提示する無神論を読者に強要しない。この辺に彼の寛容さをうかがうことが出来る。今では宇宙物理学も進歩して、本書にもいくつか修正が必要になった。それだけ科学は日進月歩で絶えず書き換えられている証だ。今では「エレガントな宇宙」など多くの優れた本がある。しかし本書がなかったら「エレガントな宇宙」も生まれなかったかもしれない。ホーキングが火付け役になって相対論や量子力学が身近になった。一方で単純な誤解で現代物理を一蹴する人もいる。「ホーキング宇宙論の大ウソ」などという勘違い本が出たのも今では懐かしい思い出である。
・「主張はふたつ。噛み砕いて読もう。」
1987年時点での最先端宇宙論を、ホーキング博士が宇宙ファンなどの大衆に向けて語る。 この本でのホーキング博士の主張は、おもにふたつ。独自の「ブラックホール理論」と、「宇宙に対する無境界説」とよばれるものだ。 前者のブラックホール理論とは、すべてを飲み込んでしまうとされたブラックホールは計算の結果、じつは粒子を作ったり放ったりしているというもの。「ブラックホールはそれほど黒くない」(第7章)というセンセーショナルな見出しでその説明がされている。 また、後者の宇宙に対する無境界説とは、「時空は有限であるが、境界をもたない」「宇宙はなめらかな秩序ある状態から出発する」というもの。ここには、人間原理(この世界がこのような姿をしているのは、人間がいるからだという考え方)という哲学的ともいえる考えが深く関わっている。そして物理的・心理的・宇宙論的な3本の矢が、なぜ同じ向きを向いているのかをエレガントに説いていく。 なお、前者のブラックホール理論については、2004年にホーキング博士みずからが「ブラックホールがエネルギーを徐々に放出し、最後には蒸発するという自説に誤りがあった」と認めている。約30年間、自著や自説で保ってきた主張を自らで否定するという態度には、「真実に対して忠実であるべき」という科学者の規範を見ている気がして、素晴らしいなと思う。 大衆向けとはいっても、宇宙論自体がもともと難しいので、まったく知識のない方が宇宙を知る第1冊目としてこの本を手にとるという行為は無謀かもしれない。何冊か宇宙論についての新書やブルーバックスを読んできて、かつ、相対性理論や量子力学もイメージがつかめる方といった方にオススメする。一つ一つをていねいに噛み砕いていけば、宇宙にたいする知識を大きく広めることができる。
・「おすすめします」
現代の宇宙物理学の第一人者である著者が、素人向けにわかりやすく書いた宇宙のお話。表現はわかりやすくてもその内容は難解で、おそらくほとんどの人は理解できないでしょう。私もその一人でした。しかし、宇宙の様々なことを解明しようとする科学者達の挑戦の記録でもあり、また壮大な夢を見ることのできる一冊だと思います。科学は苦手といわれる方でも「読み物」として楽しめること請け合いです。私は6回読み返しました。
・「今世界で一番賢い男?」
あの「ブラック・ホール」の発見者、アインシュタインの後継者的宇宙物理学者である作者が、現在では一般人にまったく理解できない範囲まで遠ざかってしまった宇宙学を簡単に掻い摘んで説明。ちなみにスター・ウォーズの作者であるジョージ・ルーカスはこの本の大ファン。でも、やはり物理のお話なので、まるで大学で宇宙学の初歩授業を受けているような気もしないでもない。
・「実話を基にしたヒグマと行政区長との闘い」
100年ほど前に北海道で現実に起こった残酷なヒグマの事件の小説、筆者の同時代の北海道を扱った小説に「赤い人」があるが、いずれも現代の平和で安全な北海道では想像もできないような世界の話で、非常に興味深く読むことができた。人間(特に女性)の味を覚えた人食いヒグマが人間を襲い、対応が後手後手に回り苦悩する行政区長に同情する。実際にああいった状況に遭遇した場合適切な対応が取れるのかどうか、警察やハンターを総動員して駆除に乗り出すが効果なく、結局は人格的に問題のある孤独な熊打ちが人食い熊を仕留めて、仕事が終わると姿を消すといった存在はカッコ良く、まるで必殺仕事人のようなドラマ性がある。マグロよりもこちらの方がドラマ化をしたら面白いのではないかと思う。
・「血も凍る恐ろしさ」
これはホラー小説ではない。しかし、恐ろしさにおいて、この小説を上回るものに、私はまだお目にかかっていない。 大正4年に、北海道北部の苫前町から奥地に入った六線沢という開拓部落で、実際に起こった、羆(ヒグマ)による男女6人殺害の記録である。
冬ごもりする穴を見つけられずに彷徨する羆を「穴持たず」といい、そのような羆は、雪中に餌を求め凶暴になる。羆は、まず島川宅を襲い、妻と子どもを殺害、妻の遺体を持ち去る。そして通夜の席にまで現れる。集落の者は恐怖の夜を過ごし、警察、軍隊までも出動を要請される。
最後は、銀四郎という老練な熊撃ちと羆のたたかいになるのだが、吉村昭はこの凄惨な事件を、順を追って淡々と書き記す。その筆致が、読む者をも六線沢の現場に居合わせたような臨場感に引き込むのである。
・「単なるドキュメンタリーを超えた『小説』」
大正4年12月、冬眠の時期を逸した一頭の羆(ヒグマ)が僅か2日の間に6人の男女を殺害した。この北海道の開拓村で起こった日本獣害史上最大の惨劇を描いたドキュメンタリー作品である。(羆は日本最大の肉食類であり最大500キロにもなる日本では北海道にしか生息しないクマである)。
当然、凄惨なシーンも描かれているのだが、そこは著者の作品である。抑えた筆致で書かれている。しかし、その淡々とした文章がより一層この事件の恐ろしさを際立たせている。
初めてこの作品を読んだときには、その恐ろしさだけが先にたったのだが、何回も読むうちに、この作品が「羆」という自分達の力ではどうにもならない脅威に遭遇したときの村人達の心の動きと行動、圧倒的な力を前にした「集団」の無力な姿が見事に描かれた「集団劇」ではないかという気がしてならなくなった。そして、この「集団」の無力さは、羆を最後に射殺したのが一人の猟師であることで一層強調されている。
凄惨さだけでなく、こういったことが丁寧に描かれている点が、この作品が単なるドキュメンタリーの範疇を超え、優れた「小説」となっている理由なのであろう。と偉そうなことを言っても、自分が同じ立場になったら村人達の同じなんだろうなぁとは思うのだが…。
私は生まれも育ちも北海道である。祖父母が暮らしていたのは幌加内という山間地であり、父の転勤そして自身の転勤によって40年近く全道を転々としている。20年以上前、この事件の現場も訪れたこともある(既に無人の地ではあるが)。解説の倉本聰氏も触れているが、淡々とした記述の中に厳しさや凄みが感じられる著者の自然描写は素晴らしい。著者のことである。現地に何度も足を運んだに違いない。
・「いろいろな「読み方」を誘う」
慄然とする人食い熊VS餌と紙一重の人間。やるかやられるかのドキュメンタリーとして、当然ながら超一級の作品だが、それだけではない「読み方」を誘うところに著者の筆力を感じる。
スキルもノウハウも情報も経験も持たない「集団」が、未知を前にしての哀しい醜態、滑稽な右往左往。これは「会社」や「組織」という「集団」の中でおこりがちな現象だ。未知の何かとは羆だけではない。羆が象徴したこの「圧倒的な未知」に対して、人がどんなに脆弱な存在となるか、我が身に当てはめてもう一度読み返したい作品。
・「中間管理職と戦士。」
吉村昭の作品は「戦記もの」「医家もの」「天災もの」に大別できるが、その中の「天災もの」のひとつ。
「羆嵐」とは、猟師が羆を射止めた後に吹くという強風。東北から北海道に移民した村人が羆に襲われ、逃げ、助けを呼び、羆を殺してもらう。その濃厚な数日間が描かれる。
主人公は二人。村人を導く者と、羆と対峙する者。
村人を導く者はいわば中間管理職で、周囲を見回しながらよりよい方法を探る。その間の逡巡が興味深い。羆と対峙する者は自らを恃みとして大きな仕事を成し遂げる。しかし周囲からは孤立している。二人とも、同氏の他作品の主人公と同様「俺は成し遂げた。しかし、それがなんだ?」と言っているようだ。
熊が猟師を騙すために自分の足跡を踏んで戻るという「戻り足」のモチーフは、同氏の短編「羆」の中にも見られる。
巻末の倉本聡氏の後書きも秀逸。作品の背景を知りうる情報がうれしい。
●公開捜査 消えた子供たちを捜して!―続発した行方不明事件の謎 (二見WAi WAi文庫)
・「こんなに多くの子供が消えて居る。−−警察の初動捜査に問題は無かったか?」
この本は、新潟県三条市で、失踪当時9歳だった女の子が、9年2か月ぶりに発見された後、同様の未成年者の未解決失踪事件を検証する目的で書かれた、近藤昭二氏(ジャーナリスト)の労作である。 この本で取り上げられて居るのは、1991年10月1日に横浜市旭区で失踪した野村香ちゃん(当時9歳)、1997年6月13日に三重県松坂市に近い斎宮付近で失踪した北山結子さん(当時17歳)、1991年7月24日に、福島県郡山市に近い船引町で失踪した石井舞ちゃん(当時7歳)、1997年6月29日に、岩手県普代村で失踪した金子恵理ちゃん(当時6歳)、1989年3月7日に、徳島県美馬郡貞光町で失踪した松岡伸矢君(当時4歳)、1991年3月15日に、三重県四日市市の富田の自宅から失踪した加茂前ゆきちゃん(当時8歳)、1996年7月7日、群馬県太田市のパチンコ店から不審な男に連れ去られた横山ゆかりちゃん(当時4歳)、の7人である。−−この中の加茂前ゆきちゃんについては、北朝鮮による拉致の可能性が高い。(理由は本書を読んで欲しい) これらの事件の背景は、それぞれに異なるだろう。そして、警察も、努力をして居るだろう。しかし、冒頭に論じられる新潟県三条市の例を読むと、警察の初動捜査、その後の対応に、問題は無かったのかと?考えてしまふ事も事実である。 行方不明に成った子供たちの生還を心から願ふ。
(西岡昌紀・内科医/吉川友梨ちゃん失踪から3年目の日に)
・「これ以上むごい犯罪があろうか・・・」
何ともやるせない読後感だ。ある日わが子が、この本にかかれているように突然目の前から消えてなくなってしまったら…。親としてはまさに気も狂わんばかりの思いだろうが、そうした無念さがひしひしとつたわってくる。驚くのは、通常では考えられないほど、わずかのあいだで、しかもほんの目と鼻の先で忽然と姿を消してしまっていることだ。犯人はほんのわずかのスキをついてことをやってのけているのだ。残忍で耳を疑いたくなるような行為を人はやってのけることができる、それがなにより恐ろしい。早く解決して欲しい、という思いをこめて星5つをそれにしても、これを国家レベルでやった北朝鮮という国は、ほんとにどうしようもない国だ。
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