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▼ファンタジーといえば佐竹美保の絵:セレクト商品

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge) (詳細)
荻原 規子(著), 佐竹 美保(イラスト)

「素晴らしい!」「秀作勾玉3部作の中でも一番のおすすめ」「見事に再構成されたヤマトタケルの物語」


魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉 (詳細)
ダイアナ・ウィン ジョーンズ(著), Diana Wynne Jones(原著), 西村 醇子(翻訳)

「童話としての面白さの中に女性のエールがあります。」「原作が最高!」「再読に堪える本です」「辛口のHowl's Moving Castle」「ぜったいにおすすめ!!!」


空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE)空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE) (詳細)
荻原 規子(著)

「狭也という主人公の心の機微」「趣味が読書になったきっかけ。」「児童書でここまでハマるとは思ってなかった。」「傑作和製ファンタジー」「この本で荻原規子さんを知りました」


魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女 (福音館創作童話シリーズ)魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女 (福音館創作童話シリーズ) (詳細)
角野 栄子(著)

「七代先まで伝えます」「少女から大人へ」「ちょっと切ないキキ」「やさしく、切ない物語」「ライバルの出現。」


魔女の宅急便〈その4〉キキの恋魔女の宅急便〈その4〉キキの恋 (詳細)
角野 栄子(著), 佐竹 美保(著)

「家宝にします」「大好きなシリーズ。」「あわてすぎでしょうか。」「魔女の恋」


魔女の宅急便〈その5〉魔法のとまり木 (福音館創作童話シリーズ)魔女の宅急便〈その5〉魔法のとまり木 (福音館創作童話シリーズ) (詳細)
角野 栄子(著)

「いよいよ結婚のはずなのに」「ぜひ、読んでください。」「本当に、心が温まりますね。」「気分はコリコの住人」「ラスト2Pで衝撃の展開が!」


虚空の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ)虚空の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ) (詳細)
上橋 菜穂子(著)

「チャグムという人物に引き込まれます」「自分の行動を選び取るとはこういうことなんだ!」「不穏な嵐の予感」


蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31)) (詳細)
上橋 菜穂子(著), 佐竹 美保(イラスト)

「迷いが無い☆5の作品」「魅力的な主人公」「物語の世界を楽しませてくれる。」「それぞれの生きざまに触れて」「シリーズ中、一番好き」


ローワンとゼバックの黒い影 (リンの谷のローワン (4))ローワンとゼバックの黒い影 (リンの谷のローワン (4)) (詳細)
エミリー・ロッダ(著), Emily Rodda(著), 佐竹 美保(イラスト), さくま ゆみこ(翻訳)

「ローワンは共感の持てる主人公です。」「ますますおもしろくなってくる」「半端者達の旅」「フツーの男の子ローワン」


ローワンと魔法の地図  リンの谷のローワン〈1〉ローワンと魔法の地図 リンの谷のローワン〈1〉 (詳細)
エミリー ロッダ(著), Emily Rodda(著), さくま ゆみこ(著), 佐竹 美保(著)

「臆病だけど、最後には社会のために役立つ」「ローワンと魔法の地図リンの谷のローワン」「ローワンと魔法の地図の七つの心」「ローワン大好き☆」「何かを教えられるファンタジー」


ローワンと黄金の谷の謎 (リンの谷のローワン)ローワンと黄金の谷の謎 (リンの谷のローワン) (詳細)
エミリー ロッダ(著), Emily Rodda(原著), さくま ゆみこ(翻訳)

「読みつづけてよかった!」「炉辺の語り部の物語」「とにかく、ローワンが活躍っ!!」「やさしさに満ちあふれている」「見えないところに闇は潜む…」


ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン)ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン) (詳細)
エミリー ロッダ(著), Emily Rodda(原著), さくま ゆみこ(翻訳)

「ジェンダー(男女差)の無い物語の世界」「バクシャーの活躍」「ハラハラ ドキドキです!!」


ローワンと伝説の水晶 (リンの谷のローワン)ローワンと伝説の水晶 (リンの谷のローワン) (詳細)
エミリー ロッダ(著), Emily Rodda(原著), さくま ゆみこ(翻訳)

「子供と共に夢中です」「人間に対する信頼」「ふつうの子どもの物語」「納得のラスト」「さらにローワンは成長して・・・」


鏡のなかの迷宮〈2〉光る石鏡のなかの迷宮〈2〉光る石 (詳細)
カイ マイヤー(著), Kai Meyer(原著), 遠山 明子(翻訳)

「おもしろい・・・」「「地獄」世界の描写には驚きました」


絵本 千の風になって絵本 千の風になって (詳細)
新井 満(著), 佐竹 美保(イラスト)

「この世にのこる人たちにとって」「哲学的要素を含む詩でした!!」「心に残る絵本です」「感動しました。」「千の物語の一つとして」


海賊ジョリーの冒険〈1〉死霊の売人海賊ジョリーの冒険〈1〉死霊の売人 (詳細)
カイ マイヤー(著), Kai Meyer(原著), 遠山 明子(翻訳)

「先の読めない面白さ」「素直に楽しめます」


海賊ジョリーの冒険〈2〉海上都市エレニウム海賊ジョリーの冒険〈2〉海上都市エレニウム (詳細)
カイ マイヤー(著), 遠山 明子(翻訳)

「ラストが楽しみ。」


海賊ジョリーの冒険〈3〉深海の支配者海賊ジョリーの冒険〈3〉深海の支配者 (詳細)
カイ マイヤー(著), Kai Meyer(原著), 遠山 明子(翻訳)

「次の作品も期待してます!という気分に」


不思議を売る男不思議を売る男 (詳細)
ジェラルディン マコーリアン(著), Geraldine McCaughrean(原著), 金原 瑞人(翻訳)

「枠物語の快作」「MMC最高!!」「物語の魅力」「読むほどに引き込まれていく」「ほんとに不思議な物語」


西の善き魔女〈1〉旅立ちの巻西の善き魔女〈1〉旅立ちの巻 (詳細)
荻原 規子(著)

「驚くべき正統派の異世界ファンタジー」「早く続きが読みたい!」「楽しすぎる!」「佐竹美保さんの挿絵の本はすべて読んでいます。」「衝撃でした!」


西の善き魔女〈2〉戦いの巻西の善き魔女〈2〉戦いの巻 (詳細)
荻原 規子(著)

「物語はいよいよ佳境に!」「約束」「序章が終わり、物語は大きく動き出します。」「いつかまとめて枕もとに並べたい…」「いいんですが・・・」


西の善き魔女〈3〉世界の扉の巻西の善き魔女〈3〉世界の扉の巻 (詳細)
荻原 規子(著)

「いったん一区切り。」「「旅立ちの巻」「戦いの巻」よりこの「世界の扉の巻」が好き」「ファンタジーだけど・・・」「うきゃあ」「作者の深い洞察力がわかる」


フェリックスと異界の伝説〈2〉世にも危険なパズルフェリックスと異界の伝説〈2〉世にも危険なパズル (詳細)
エリザベス ケイ(著), Elizabeth Kay(原著), 片岡 しのぶ(翻訳)

「伝説の生き物に会ってみたい!」「大人にもファンタジー初心者にも読みやすい作品の第2部」「新たな敵と仲間も登場☆」「おもしろかったです」


龍使いのキアス龍使いのキアス (詳細)
浜 たかや(著)

「とても好きなお話です」「大好きな本です。」「壮大な物語。失われたものが何なのか、キアスの出生の秘密は?」「モールの巫女『キアス』」


これは王国のかぎ (中公文庫)これは王国のかぎ (中公文庫) (詳細)
荻原 規子(著)

「良質なファンタジー☆」「15歳のアラビアンナイト」「宝物」「変わるものと変わらないもの」「あなたも魔神族に(なった気分に)なれます」


▼クチコミ情報

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)

・「素晴らしい!
はじめて読んだ時の感動が忘れられません。文庫化を待ってたんですが、ノベルス版は値段もお得だし何より読む時腕が痛くならない!(笑)おすすめです。

・「秀作勾玉3部作の中でも一番のおすすめ
本書は、荻原規子氏の手になる勾玉3部作の2番目に位置する物語で、ヤマトタケル伝説を下敷きに幼馴染の少年・少女の成長と大和朝廷の権力をめぐる抗争を描く長編ファンタジーです。3部作はそれぞれ独立した物語ですので、この本から読んでも大丈夫です。(私もそうでした)とにかく本作はストーリーテリングを見ても、キャラクターの立たせ方を見ても、これと言って欠点が見つからない、読み出したらとまらない良作です。これほどの作品が世の中にあまり喧伝されることがなかったのは、ひとつには最初出版されたときに児童書として世に出たからではないでしょうか。しかし、そういう枠にはおさまらない豊穣な物語ですので、新書になったこの機に是非一読をおすすめします。古代日本を舞台にしていると、何やら暗い話のように思われがちですが、勝気な性格の主人公・遠子姫や、女たらしの憎めない好青年菅流(すがる)、いまでいうツンデレ?の像子姫など、明るいキャラクターが大勢登場しますのでご心配なく。むしろ私が感心したのは、マジックアイテム的なギミックをもった3種の神器と少し生々しさのあるメタファーをうまく使って、各シーンをとても印象的にしていることです。オビの台詞も印象的でした「ひとりの手には輝の剣、ひとりの手には闇の勾玉、神代の力を手にしたときに世界の果てに離れてしまった」この一文ですべて表しています。それにしてもこういった良書が新書になる、よい時代になったものですね。

・「見事に再構成されたヤマトタケルの物語
上下纏めて扱う.古事記と日本書紀に語られるヤマトタケルは,首尾一貫したものではない.そこで白鳥(彼の象徴)はもう一度異伝として語り直す必要がある,との意気込みでこの作品は書かれた.初め八つあった勾玉は今は五つしかない上,日高見の国にあるものはわけあって使えない.龍となってむやみな暴力を使うようになってしまったヲグナ(タケルのもとの名)をもとに戻して無益な殺生から救うために,幼馴染のトホコはミノ,イズモ,ヒムカ,まほろばに一つずつ存在する勾玉を集め,'玉のみすまる'としてまとめ,その強烈な呪力でタケルをヲグナに戻そうと考える.トホコは最後に意外な事情で成功するのだが,その途中をここに書くわけには行かない.日本語の強さが印象的で,また,世界有数の豊富な文献に恵まれた日本語の強みをも感じる.著者の代表的傑作である.

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge) (詳細)

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

・「童話としての面白さの中に女性のエールがあります。
この本を読んだのは映画に興味を持ったから原作を読んで見たかったからです。しかし、本の中にこの時代の一人の女性として、作者の胸のうちにある女性への世の中の偏見になんとか抵抗したいという気持ちが、この童話の中に現れていると思います。主人公が突然老婆になり、もう10代の女の子の恥じらいの部分がそっくり無くなり、自由に言いたいことを言ってしまうし、また行動する。そこから幸せをつかんで行く。そんな女性になって欲しいと言う作者の気持ちが伝わります。いろんなところにちりばめられている伏線や引用はさすがイギリスの作家です。3匹の子豚。シンデレラ。3人兄弟は面白い。

・「原作が最高!
映画をみて、空を飛ぶシーン。キムタクの声、動きに感激!でも、原作はもっと楽しい。まず、内容が複雑かつ乙女心の機微をすばらしく描きだしてる。ハウルももっと、いじわるで、繊細でわけわかんないし。恋敵もでてきて、恋模様は複雑かつハイテンション。

ところで、なぜいきなり老婆にされるのだろう?とおもわれませんでしたか?それも、読んでみれば納得。かかしもかかしにされた理由があるんですよ。

まず、読んでみてハウルの世界を深めてください。

・「再読に堪える本です
D.W.Jらしく伏線多数の話でそれを追うので確実に一回は楽しめます。でも更に二度三度と読むと、筋を理解している分、キャラクターの行動の理由や心理を押し図る余裕が出てくるので、今度はそこを追い掛けるのが面白くなります。 ソフィーの数々の行動を振り返ってみれば、むしろハウルって実は素晴らしく寛大な人なんじゃないかと思えてきたりもします(笑)。 まあ私が何度もこの本(原書、訳書ともに)を読んでいるのは、単にソフィーとハウルが好きだからなので、この二人が好きになれなかったら謎解き理解して、はい終わり、になっちゃうわけですけど。(苦笑)

・「辛口のHowl's Moving Castle
ジブリの映画化決定以前の97年に読んでからD・W・ジョーンズに嵌ってしまいました。映画を見て、原作と比較して相違をあれこれあげつらうのは正統な批評の方法ではないと思うので差し控えますが、私は原作派です。ジョーンズの作品の真骨頂、辛めの語り口、ドライなユーモア、そして綿密に張り巡らされた伏線と構成の妙。本作品に於いても、一見関連性のなさそうなさまざまな登場キャラクターが了解不能の行動をとるのに、最後になってそれが一本に収束して、パズルのピースがすっかりはまるように、無駄なく、不足なくおのおのの存在理由を明らかにする様は小気味いい限りです。この収束のエネルギーは読む者を引き込んで一気に最後まで読み通させる力があります。残念なことに映画ではキャラクタのみ温存して、しかも物語の枠組を変えて、ストーリーを単純化し、ロマンス路線に移行してしまったので、最後に遺漏なく組上がるはずの構成が崩れてしまって謎解きの醍醐味も消えてしまいました。映画のかわいい、人の良いだけのソフィーよりも、原作の「若い娘だったら言えもしないしやれもしない」ことをずばずばやってのける、Mrs.Noseのソフィーと、皮肉屋で飄然としたハウル、可愛いいけれど何か凄みを漂わすミステリアスなカルシファーのトリオの会話の妙が楽しめる原作を一読されることをお薦めします。

・「ぜったいにおすすめ!!!
初めて洋書にチャレンジする方、今までいろんな本を読んでいる方、ファンタジー好きの方、ぜひ一度読んでみて下さい。子供の本だと思ってばかにしちゃいけません。そこらの安っぽいファンタジーとは似ても似つかない絶品なんですから!全編に漂うユーモア、名作のパロディがいたるところに顔を出し、さらにひねりが加えられたのがこの本なのです。英国ファンタジーの傑作ですよ!

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉 (詳細)

空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE)

・「狭也という主人公の心の機微
狭也という主人公の心の機微が、古い日本を舞台にして、美しく描かれています。狭由良姫と月代王という高貴な設定。この本を読んで読書が好きになるといいと思いました。古い言いまわしの言葉も出てくるので、これから歴史が好きになるかもしれないし、古い日本の文学を読みたくなるかもしれない。勾玉という古くからある飾り物にも目がいくかもしれない。多くの可能性を秘めた物語は、日本を代表するファンタジーだと言ってもいいと思う。ps.佐竹美保さんの挿絵がついているのでさらに想像をふくらませることができる。

・「趣味が読書になったきっかけ。
はじめてこの本に出会ったのは、中学時代。図書委員の友達の薦めでした。この空色勾玉のおかげで歴史が好きになり、そしてまた本が好きになったのは言うまでもありません。初めて本というものに感動し、その世界に引き込まれました。はじめてその話の続きはどうなったのだろう、と頭の中で考えました。はじめて著者である荻原さんにファンレターを書きました。

その中学生だった私も今は社会人です。最近、このノベルズ版を偶然見つけ思い切って購入しました。はじめて読んでから何年もの歳月が経ったのに、感動と面白さは湧き上がってくる作品です。年齢の差など関係なく、人に本のすばらしさと面白さを教えてくれる本に間違いありません。この本に出合わせてくれた友達には、今でも感謝しきれないほどです。

・「児童書でここまでハマるとは思ってなかった。
荻原さんの作品に出会ったのは中学生か高校生になったばかりのころ。大人になった今でも荻原さんの作品がどうしても忘れられず、つい全巻揃えてしまいました。荻原さんの作品の魅力は、世界観がすごいということ。登場人物の個性や心情、ひとつひとつが文章で無駄なく表現されていて、読んでるだけでその場の雰囲気や風景が見えてくるかのような気がします。それに、作家さんの処女作としては良作と言えるのではないでしょうか。現在は「空色勾玉」に加え、「白鳥異伝」、「薄紅天女」、新作として「風神秘抄」がでてますが、どれもオススメできる一品です!今は文庫本もでているようなので、一度読んで見る事をオススメします。

・「傑作和製ファンタジー
新書版が出ていたことをつい最近知り、嬉しさついでに思わず買ってしまいました。単行本のどっしり構えた感じも好きですが気軽に読むにはやはりこちらですし、新しい形態での出版によりさらに多くの人の手に触れるであろうことが本当に嬉しいですね。

荻原さんの代表作である勾玉三部作、その一作目であることに加え個人的に3つの中でこれが一番好きなので、思い入れはとても強いです。メインの少年少女がなかなか相容れられぬ立場に置かれるのは三部作通しての共通点ですが、不死の民、転生の民という存在の根本から違ってしまうような違いを持った今作の二人の物語は、一体どのような結末を迎えるのだろうかと非常に気になるものでした。それと同時に二人を応援したくなる気持ちも湧き、つい感情移入してしまうのです。もちろん設定だけではなく、人物に魅力があるからこそそういう気持ちを抱くものです。自らの立場に苦悩する狭也、どこまでも純粋な稚羽矢、周りをとりまく味方となる者から敵対する者、人と神の垣根さえ越えて様々な想いや思惑が入り混じり紡がれる物語は非常に壮大で読み応えのあるものです。

三部作はそれぞれ時代も人物も異なり直接的なつながりはほとんど示されない独立した物語として読めますが、せっかくならやはりここからスタートしてほしいもの。是非一度読んでみることをオススメします。

・「この本で荻原規子さんを知りました
 私が始めて読んだ古代日本を舞台にした物語だろうと思います。 登場人物の心の動きや、今では少なくなってしまった美しい自然の描写。読んでいると目の前に景色がひろがり、登場人物が動いているようなかんじです。 不老不死の一族と転生の一族の争い、そして生きることの大切さ。流れる水のように変わる自然。荻原さんの文から、それらを楽しんでほしいと思います。一度は読んで欲しい、非常に読む価値のある本です。

空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE) (詳細)

魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女 (福音館創作童話シリーズ)

・「七代先まで伝えます
魔女の宅急便の三作目。今回は、ケケという女の子の登場で、キキは散々悩みます。その中にもあたたかさがあり、良い感じになっています。これまで同様やさしい作品で、読み終えると心があたたまります。

・「少女から大人へ
久しぶりにストーリーの中に引き込まれる本にであえました。2巻も面白かったのですが、よりキキに感情移入してのめりこめました。この巻ではキキが少し年下の女の子に出会い、「いい子」から変わります。私が中学生・高校生のころ感じた気持ちが、まるで自分のことをみたかのように描かれているので、とてもせつなくなり、読み終わったあとは幸せな気持ちになりました。あの当時に読めたらよかったな。

・「ちょっと切ないキキ
「こんな切ない想い、あったよな~」とすごく懐かしい気持ちで読みました。ライバルが現れて・・それが仕事にも好きな人にもかかわってきて・・でも、その想いをはっきりと伝えることができないでいるキキの切ない想い、痛いほど伝わってきました。「魔女の宅急便」からずいぶん成長したキキに会えます。

・「やさしく、切ない物語
魔女の宅急便3作目は「やきもち」がテーマ。突然現れたちょっとすごい魔法使いケケに翻弄され、何もかもが身につかなくなってしまったキキ。中盤のあることと終盤に聞かされたある事実で思わずホロリときてしまいました。

前2冊とは違い、思わずホロリとなってしまいました。

・「ライバルの出現。
今まで町には魔女はキキだけでした。そこに新しく、ケケという少女が現れます。ちょっと生意気で行動力があり、すぐに町の人の信用を勝ち取って、キキは自分の存在価値に悩み始めます。

最初は生意気なケケに反発しかしなかったキキも次第にケケの中にある違った一面に気付き歩み寄ります。最後は思わず涙が零れてしまいますよ。

相変わらず引き込まれてしまう世界観、文章なので小説を読みなれていない方にもオススメ出来ます。本当にこんな人達のいる町に住めたら幸せだな、というそんな気持ちにさせてくれる、優しいお話です。

魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女 (福音館創作童話シリーズ) (詳細)

魔女の宅急便〈その4〉キキの恋

・「家宝にします
待ってましたの4巻目。文句無しの星5つ。腹の底からオススメします。なんだか、どんどん面白くなっていきますね。とっても深いお話やら、明快で心地よいお話やら。ただ今回はちょっとオセンチだったり、摩訶不思議だったりします。おもわず「エッ!」て言っちゃいますよ。

さぁ!とっとと表紙を開きましょう!

読み終わったとき、貴方はまた一つステキなものを得られますよ。キキのようにね。

・「大好きなシリーズ。
1巻を初めて読んでから10年以上経ちました。最近になって2巻以降も出ていた事を知りました。魔女の宅急便は大好きな物語なので、まとめて一気に読破。今まではちょっぴりもどかしかったキキとトンボの新たな一面というか少しずつ距離を縮めている2人がとても微笑ましいです。巻を追う毎に成長しているキキの変化も絶妙だと思いました。

映画を見た事がない方にもオススメです。

・「あわてすぎでしょうか。
映画の魔女の宅急便を見たときに、もし、このシリーズがはっぴいえんどであるなら、キキとめがねのとんぼが結婚することだと思っていました。ちょうど、ハリーポッターとジニーが結婚するのを予感していたのと同様。話がなかなか進まないのは、子供向けの物語だからでしょうか。映画がとんとん拍子だったので、そのテンポを小説に期待しているのでしょうか。映画で、魔女の宅急便2をやって欲しいと思うのは、私だけでしょうか。

ps.相変わらず佐竹美保さんの絵は、物語に合っていて素敵だと思います。

・「魔女の恋
魔女が、人間の男の子に恋をしてしまうということが、とてもおもしろかった。また、人間が変な偏見を持たずに魔女と仲良くよくできるということに感動した。そして、自分の町にも魔女が来てほしいと思うぐらいおもしろかった。

魔女の宅急便〈その4〉キキの恋 (詳細)

魔女の宅急便〈その5〉魔法のとまり木 (福音館創作童話シリーズ)

・「いよいよ結婚のはずなのに
映画の魔女の宅急便を見たときに、もし、このシリーズがはっぴいえんどであるなら、キキとめがねのとんぼが結婚することだと思っていました。ちょうど、ハリーポッターとジニーが結婚するのを予感していたのと同様。でも、結婚の前後の話がないのは、とても悲しいです。子供向けの物語だからだろうか。

ps.相変わらず佐竹美保さんの絵は、物語に合っていて素敵だと思います。

・「ぜひ、読んでください。
キキととんぼさんのこと、気になっていませんか。キキも二十歳になり、ちょっとずつ大人になります。

買ってすぐに読んでしまいました、本当は書きたいこといっぱいありますがぜひ自分で読んでみてください。こころがほんわかと暖かくなります。

・「本当に、心が温まりますね。
私は今、25歳です。7歳で初めて『魔女の宅急便』の映画を見て好きになり、以来小説も、毎回次の作品を心待ちにしてきました。一緒に成長してきた、という思いが強いせいか、最初の場面や最後の場面、ライとの話を聞いていると、それだけで心にじわっとくるものがあります。

それでも、20年たっても、キキも、ジジも、同じように動き回ります。いまだにそそっかしくて、ささいなことに心を動かすキキです。キャプテン・ゴーゴーの話も素敵です。

「魔法のとまり木」という話も好きです。とんぼさんの熱い語りも、先生をやっている私には心に響きます。

20歳となり、ひとつの節目を迎えたキキの物語を、デッキブラシで飛ぶ姿同様、みんなで共有しあえたらうれしいですね。原作を読んだことのない人も、お勧めできます。映画のキキやジジと同じ2人です。また、だれかに贈りたくなる本です!

角野さんにも、ありがとう、とこの場で申し上げます。きっと何年後かの、次回作にも期待しています。

・「気分はコリコの住人
今年になって初めて原作を読みました。映画を見た時はキキより少し年下だったけど、今はキキよりお姉さん。でもキキの方が着実に大人になっているような…(笑)5巻を最初に読んだせいか始めはちょっと読みにくいかな、と思ったけどだんだん引き込まれて一気に読んでしまいました。もっと早くに読んでいれば、と思う反面今だから理解できるのかなと思いました。 出会えてよかった本の1冊になりました。児童書好きの大人はもちろん、ちょっとなんかモヤモヤするっていう時に読んでみてはどうでしょうか?

・「ラスト2Pで衝撃の展開が!
 宮崎アニメで唯一原作を有し、4年に1冊という寡作ながら現在なお連載を続けているという希な名作。童話というジャンルに入ってはいるが、6年間という成長に従って次第にアダルトな要素が入ってきている。ちょっとだけネタバレをすると、アニメ版ですらはっきりしなかったとんぼとの関係についにダ・カーポが打たれる! 4年後の新刊では、歴史が繰り返されるに違いない! 

魔女の宅急便〈その5〉魔法のとまり木 (福音館創作童話シリーズ) (詳細)

虚空の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ)

・「チャグムという人物に引き込まれます
本書はハードカバーで発売されているものの軽装版です。児童書としてのハードカバーから漢字の分量がやや増え、巻末には新たに書かれた上橋先生のあとがきが添付されています。そして佐竹先生の挿絵もそのまま掲載されています。また軽装版というだけあって、文庫よりは大きいですがハードカバーよりも軽く持ち運べるサイズです。

内容としてはバルサという主人公ではなく、チャグムの足跡を描く外伝という位置づけとなっていますが、世界観はそのままに作品のおもしろさも保たれています。

この「虚空の旅人」でチャグムは海の見える隣国へ旅しますが、読んでいるとまるで自分が海のそばにいるような描写がすばらしいです。また皇太子としてのチャグムが隣国の王子や王女と知り合う物語はハラハラする部分もありつつ、先が気になってしまうおもしろさです。

シリーズを全て読み終えて、個人的にチャグムという人物に惹かれる部分が多いのはやはりこういった外伝のなかで、苦悩の中にあっても心情や行動でその芯の強さが伝わってくるからなのだと思います。バルサとは違った強さを持つ彼の物語は、読み進めるうちに応援したくなったり共感して涙を流してしまったりすることが多いです。

素敵な作品です。

・「自分の行動を選び取るとはこういうことなんだ!
「虚空の旅人」は、皇太子チャグムが主人公で、その成長の物語ともいえますが、チャグムの成長振りがすばらしいのです。この本には、王族からラッシャローと呼ばれる海のジプシー?まで、実にさまざな階層の人が登場しますが、チャグムは、王族の命であれ、漁師の子どもの命であれ、その命に徹底して向き合うことで、自分の行動を選びとっていきます。その切実さ・誠実さに泣けてしまいます。これほど真摯な「選択」はない。大帝国タルシュの侵略の足音も聞こえだし、外伝とはいえ、物語は大きくふくらみ、シリーズのラストに向けての伏線が出てきます。是非ラスト3巻「天と地の守り人」まで読み進むことをお勧めします。

・「不穏な嵐の予感
一作目『精霊の守り人』から3年が経ち、14歳になったチャグムは、星読博士シュガと共に、南方の島嶼部にあるサンガル王国へ向かう。文章を読んでいるだけでも、とても美しい景色が本の中に広がっていくのは、これまでと変わらない。新しい土地サンガルの熱気に満ちた美しさも、もう一つの世界であるナユーグルの幻想的な美しさも。独特の言語を適度に交えるところに異世界情緒を感じてしまうが、描かれる人々は生身の悲しみや痛みや苦しみを抱えている。今回も女の子達がよくがんばっている。そこが私としては嬉しい。また、チャグムの成長が著しく、眩しいほどだ。この先、つらい人生が待ち構えていなければいいのだが。少し心配になってしまった。チャグムも、サンガルや新ヨゴ皇国をも巻き込むような時代のうねりを感じ、物語の続きが非常に気になった。

虚空の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ) (詳細)

蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))

・「迷いが無い☆5の作品
~女用心棒が主人公の守り人シリーズも大好きですが、チャグム皇太子が主人公の旅人シリーズもたまらなく面白いです。チャグムは上等の衣を身にまとい、臣下にかしづかれ、世の中を観ずに傲慢に生きる皇太子ではありません。前作より成長し、15歳の成人の議を終えて大人への第一歩を踏み出したばかりだというのに、父である帝やヨゴ皇国を支配下に置こうとす~~る大国の板挟みに合い、待ち受ける罠の中に飛び込まなければならなくなります。大切に思っている人を失い、身動きのできない状況に追い込まれ、それでも国の民を思う、前編を通して切なさに胸を締め付けられる、そんなすばらしい作品です。~

・「魅力的な主人公
人物がとても魅力的です。ちょっとした仕草や言葉にその人物の人間性がよく表れていてうならされます。

前作『虚空の旅人』では、冷酷無慈悲なサンガル王国の王子や王女との対比をからめて、理想と現実のはざまでもがきながら、自分なりのやり方で皇太子として生きていこうと決意を固めるチャグムが描かれていました。

本作では、さらにそれを推し進め、母国を征服しようと狙う大国タルシュ国の王子との対決が描かれています。理想だけを見つめていればよかった少年時代から、現実との兼ね合いを考えながら民を守り国を守ってしたたかに生きる、チャグムの青年時代の始まりです。

今後、女用心棒バルサを主人公とした<守り人>シリーズとチャグムを主人公とした<旅人>シリーズに分かれて物語は進むようですが、最後には双方のシリーズが融合する雄大な物語になるのでしょうか。とても楽しみです。

・「物語の世界を楽しませてくれる。
 『精霊の守人』でバルサに守られていたチャグムの物語。新ヨゴ皇国の帝である父に疎まれ、暗殺されそうになりながら、15歳になったチャグム皇太子は、英明さと肩入れしたくなるような魅力を持って自分の生きる道を見つけていく・・・。 

 海賊の頭領である少女セナ。帝の『狩人』であるが、チャグムを守るジン。タルッシュ帝国の手先となってチャグムを誘拐したヨゴ人ヒュウゴ。多彩な登場人物も面白く、チャグム皇太子の心の揺れが丁寧に描かれていて読み応えがあった。

 海を泳いでいくチャグム皇太子の前に広がる世界の物語に期待せずにいられない。

 

・「それぞれの生きざまに触れて
  <守り人>シリーズ、外伝の2冊目。15歳になった皇太子チャグムが主人公ですが、すでに<旅人>としてシリーズ化の様相を呈しています。国の内に一触即発の緊張を抱えたまま、他国からの陰謀の渦にも否応なく巻き込まれていく新ヨゴ皇国。チャグムの成長はうれしいのですが、真の対決(内外共に)は、次作以降を待たなければなりません。  これまで児童書というと、どうしても海外の作品に軍配を挙げてきましたが、このシリーズに出会い、考えを変えました。丁寧な世界観の構築。主人公をはじめとする、魅力ある、愛すべき登場人物たち。最近、妙に軽く会話体の多い作品が目立つ中、みごとな心理描写です。それでいて、設定や小物の描写は、そぎ落とされていて冗長なところがありません。惹き込まれてしまいます。 作者が、人間を、愛すべき存在として肯定し、向き合っているのが感じられます。しばらく余韻をかみしめたあと、さあ、今日一日頑張ろう!と素直に思えてしまう一冊です。

・「シリーズ中、一番好き
先日、この「蒼路の旅人」に続く「天と地の守り人」を読み終え、守り人シリーズを全て読み終えたのですが、振り返ってみてもこの「蒼路の旅人」が一番好きな作品です。

本作は外伝という位置づけで主人公のバルサではなく、チャグムの足跡をたどる物語となっています。

「精霊の守り人」の頃よりも成長したチャグムが荒波に巻き込まれていくという話の展開なのですが、なによりもチャグムが苦悩しながらも進んでいく中で上橋先生の心情描写の筆力のおかげで、どんどんチャグムという人物の芯の強さに惹かれ、どんどん引き込まれていきました。

バルサの活躍を描く作品も好きですが、やはり成長過程にあるチャグムにも魅力があるからこそ一番好きなのだなと思いました。

本書は最終巻となる「天と地の守り人」へ続く形となっているので、読み終えたら続く天と地〜を読まずにはいられない流れとなっていますがバルサの旅とチャグムの旅、その二つが再会する感動のラストまであっという間に読めてしまうおもしろさです。

蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31)) (詳細)

ローワンとゼバックの黒い影 (リンの谷のローワン (4))

・「ローワンは共感の持てる主人公です。
佐竹美保さんが挿絵を描く物語は面白いものが多いのはなぜでしょう。ローワンは、バルサほどたくましくはないけど、共感が持てる主人公の一人です。ぜバッグの黒い影が迫っていても、なんだか最後にはなんとかなると思えるのは佐竹美保さんの挿絵のおかげかもしれません。

・「ますますおもしろくなってくる
相変わらず、いつもみã‚"なの輪からはずれて寂ã-そうなローワン。母とストロング・ジョンの結婚式の最中、ずっと嫌な予感に悩まされつつそれでも、å'¨å›²ã¸ã®æ°-遣いからそれã‚'口に出せないまま、大変なã"とになってã-まう。

リンの谷の誰よりもすã"いå†'険ã‚'ç"ŸãæŠœã„てきた彼ですが、だれよりも不思議な能力ã‚'持っている彼ですが、

一見すると、相変わらず誰よりも弱ã€...ã-い、はずれもののローワン。

どうã-て彼だã'がã"ã‚"なにもå'¨å›²ã¨é•っているのか。ã"の巻ではその秘密が明かされます。

そã-て、「å'¨å›²ã¨é•っている」「はずれている」というã"とについてずっとã"だわり続ã'ているローワンと仲é-"é"(そã-て、作è€...も)はå...±ã«æ-...ã‚'続ã'るã"とで何かã‚'つかã‚"でいく。

考えてみると、第一!å·!!»ã‹ã‚‰ãƒ­ãƒ¼ãƒ¯ãƒ³ã¯ãšã£ã¨å'¨å›²ã®èª°ã«ã‚‚似ていない、自分自身に対ã-てずっと悩み続ã'てきまã-た。それは、今回の巻にいたるまでずっと彼につきまとっている悩みです。

今回のæ-...でまた成長ã-たローワン。次の巻がæ-©ãã‚‚楽ã-みです。

・「半端者達の旅
ゼバックの黒い影では、さらわれた妹のアナドを救うためにゼバックの都へ危険な旅をし、リンの300年の歴史の謎が明かされることになります。ロッダは著作をすすめていくうちに思いつきで書き加えたストーリーではなく、はじめからローワンの世界の全体を思い描いていたようで、展開に不自然さはなく、すっと中に入っていけます。何度も村を救った英雄なのにおごらないローワンがいいですね。

・「フツーの男の子ローワン
 フツーの男の子ローワンを描いたシリーズももう4巻目。 なんといっても魅力は、ローワンのフツー度にあるのですが、それでも巻を追うに従って、村人は彼の能力を知っていきますから、彼は「選ばれし者」になっていってしまいます。でも、それでも、ローワンはフツーの男の子として描かれる。作者の腕前のよさです。

 今回など、いよいよ海の彼方の大国ゼバック(3巻目に出てきた種族ね)が攻めてきます。妹を奪われたローワンは仲間とともにゼバックの国に潜入。物語のスケールは大きいのです。だから、ローワンを強い男の子として「成長」させてしまえば、物語展開は簡単なのですが、それをしないのが、すごい。自力だけで、世界を救う英雄なんていない。と、作者は言いたいのかもしれません。

ローワンとゼバックの黒い影 (リンの谷のローワン (4)) (詳細)

ローワンと魔法の地図 リンの谷のローワン〈1〉

・「臆病だけど、最後には社会のために役立つ
リンの村の家畜バクシャー係のローワン。竜が住む山をめざし旅立つ。最後に頼りになるのは臆病なローワン。

長い間、自分の道を歩いていれば、いつか社会の役に立つかもしれない。

風景は人によって思い浮かべる土地が違うかもしれない。北欧を思い浮かべるか、東北を思い浮かべるか。

どんな風景にも合いそうなのんびりとしながら、過酷な自然との戦いの物語。

ps. 第二回本屋のオヤジのおせっかい、中学生はこれを読め!対象作品。

・「ローワンと魔法の地図リンの谷のローワン
リンの谷の住民から浮いた存在、それがバクシャー係のローワンでした。ひょんなことから、臆病で引っ込み思案なローワンが、村の中でも勇敢でたくましい人たちと水の出ない、原因を突き止めるため山に登ることになってしまいました。冒険小説の主人公のような、勇敢ではなく、臆病で引っ込み思案なローワンに全身で惹かれていってしまいました!

とってもおもしろいので是非是非呼んでみてください!

・「ローワンと魔法の地図の七つの心
 7人の強い者が旅立ったときローワンは本当に役に立つのか?と思っていた、最初はクモの森のとき、大男のエリスに弱点があるとは思わなかった!そして、進むたびに強い者が脱落してくる!そんな事がおきても、ローワンは脱落しない!そして、最後にみんな無事に(脱落したもの)リンに!子供にとってドキドキハラハラ!それと、私の好きなキャラは強いストロング・ジョンと陽気なアランです。

・「ローワン大好き☆
ダメダメなローワンが大事村を救う事に。。。。

このお話を読むと色んなことを考えさせられます。弱虫といわれても自分は強い凄いと思っている人よりいろんな事が出来るのかも。ぜひ大人に読んでもらいたいです

短くて読みやすいと思いますぜひよんでみてください☆

・「何かを教えられるファンタジー
この物語の主人公は決して勇気のあったり戦いに強いといった類の主人公ではありません。

主人公、ローワンは何をやっても人より劣り、戦いも弱い、体力もない。俗に言うパッとしない少年です。

でもひょんなことから彼はバクシャーの水が枯れた原因を探す危険な旅にでなければならなくなるのです。

もちろん、そのたびは長く、厳しい旅です。はじめはすぐに怖気づき、仲間の足を引っ張っていたローワンが相次ぐ仲間達の脱落をものともせず、困難に立ち向かっていきます。

そして最後の試練。彼の勇気はついに現実のものになるのです。この瞬間は感動ものでした。

こんなに心の温まるファンタジーは初めてでした。彼の行動に勇気をもらった気がします。

ローワンと魔法の地図 リンの谷のローワン〈1〉 (詳細)

ローワンと黄金の谷の謎 (リンの谷のローワン)

・「読みつづけてよかった!
先に読んだ『デルトラ・クエスト』の触れ込みが“ローワンの作者がおくる・・・”だったので、「ローワンって?」と思って読み始めたのがきっかけです。1巻を読んだ時は「いい作品だけど地味だなぁ」と思いましたが、2巻目に読み進んだのは大正解でした!ぐんと面白くなります!この巻でも相変わらず引っ込み思案なローワンの性格が、今の時代にはかえって大切にしたくなります。なぜか花粉症っていうのがまたいい。。(私もです)(笑)

・「炉辺の語り部の物語
すでに、第1作目の冒険で、英雄に仲間入りしたローワン。この作品の中でも、前回の彼の冒険について、友人で、半分「旅の人」であるアランが物語るシーンがあります。それなのに、あいかわらずのローワンは鼻水をぐずぐず言わせながら(花粉症なの!)あいかわらず自分が「弱虫で何もできない」と落ち込んでいます。

そんな彼だから、新しいなぞに対しても先入観を持たずに取り組んでいけるのかもしれません。

また、この作品が生まれたオーストラリアという地のせいかもしれませんが、「一見無用に見えるもの」「一見、役立たずに見えるもの」そういったものが、実は大地の大きなからくりの中では重要な役割を果たしているんだよ、そういう作者からのメッセージをごく素直に受け取ることができました。

ストーリーはシンプルで、もっとこったお話が好きな人には物足りないかも。けれど、炉辺の語り部の物語としてはこんなあっさりした物語が一番子供たちをわくわくさせてくれるのではないかと思います。

・「とにかく、ローワンが活躍っ!!
一作目同様、すごく読みやすかったです。そして今回は、ローワンが大活躍していますっ!リンの村が、ピンチに襲われます。そして、(旅の人)との交友関係。読み出すととまりませんっ!!はらはら、どきどきしながら、読める本ですっ!! 自分もローワンみたいな記憶力があったらいいんですけどね・・・。おすすめですっ!!

・「やさしさに満ちあふれている
村の英雄になったはずのローワンは、相変わらずの気の小さい少年で鼻水ずるずるの村で唯一の花粉症患者。”旅の人”がやってきて2つの民には疑心暗鬼が生まれ、やがて村を襲った悲劇。旅の人の登場や古い言い伝えで新たな一面が加わりました。ローワンの物語はやさしさにあふれ、単純なようで深いと思います。

・「見えないところに闇は潜む…
今回はリンの村全体をある「見えざる魔物」が襲います。

はじめは早くに帰ってきた「旅の人」の仕業だと思っていたリンの村の人々。しかし、そういっているうちに村中の人たちがまるで何か病気にかかったように眠りこけ何をしても起きなくなってしまったのです。

異変が起きたと察したローワンとアランの二人は旅の人の元へ向かうのです…

このお話はまたもや、ローワンの勇気が村を救います。なぜ、彼だけは謎の眠り病にかからなかったか?

それは村の人々が役立たずとないがしろにしたものに答えはあるのです。

この作品も最後はとにかく壮絶。どんなにすごいかは呼んでみれば実感できることでしょう。

ローワンと黄金の谷の謎 (リンの谷のローワン) (詳細)

ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン)

・「ジェンダー(男女差)の無い物語の世界
 シリーズ5作目になる今回は少し成長したローワンが、シバの予言の詩を頼りに中間達と共に旅に出ます。そして、力を合わせて冒険を成し遂げ、村に平和を呼び戻すというパターンは、今回も同じです。大筋はわかっていても、ぐんぐんと物語の中へ読者を惹き込んでゆく展開や謎解きの面白さ、テンポの良さも変わっていません。

 そういった物語の面白さとは別に、全編を通じて語られている作者のジェンダーに対する意識も見逃せません。最初にこの本を読んだ時に、何か違和感を感じました。それは、登場人物が男性か女性かわかりにくい、というものでした。この本の世界では、役割や発言に男女差はありません。描写されている体格からでさえ判断がつきにくいほどです。特にこの5作目で、強い者だけが選ばれた世界も、弱い者だけが残った世界も、どちらも不完全なものであった事実が明らかになるくだりがあり、どういう個性の者もひとりひとりがその役割を果たす為にいるんだ・・と言う事が語られています。

 小学生くらいならごく当たり前に、大人の人にも難しい理屈抜きに、「男だから」「女だから」が、「あなただから」にスッと変わる本ではないでしょうか。

・「バクシャーの活躍
村の存亡をかけてローワンと仲間が魔の山への苦しい旅をするのですが一番のヒーローは何と言ってもバクシャー達でしょう。欲にとらわれて自然界のバランスをくずしてしまうのはどんなに恐ろしいことか、また村人から怖れられているシバの背負っているものにもふれています。ローワンはずいぶん成長して優しさの中にも強さが加わりました。シリーズがまだ続くことを願っています。

・「ハラハラ ドキドキです!!
1巻からずっと読んでるんですけど、ローワンの成長ぶりがとてもわかりました。意外なメンバーで、大きな恐ろしい敵に立ち向かうんですけど今までの敵より強大で途中、今回は無理なんじゃないかと思いました。でも、メンバーひとりひとりが自分のできることをやり、希望を捨てなかった結果、たくさんの大切なものが失われずにすみました。結果もわりと意外なものがあります。是非、読んで見てクダサイ!!はまります!(^^)!

ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン) (詳細)

ローワンと伝説の水晶 (リンの谷のローワン)

・「子供と共に夢中です
ローワンシリーズは、是非とも子供に読ませたい本の一つです。

この物語は単なるハッピーエンドものではありません。読者をハラハラドキドキさせ時に不安にさせてくれます。子供たちに真の友情とは、愛とはを実感させてくれます。そして、読み終わった後には生きる希望を与えてくれる読み物だからです。

また登場人物の描き方に男女差別が全くない点がとても気に入っています。

・「人間に対する信頼
このシリーズの三作を通じて感じるのは、ローワンが常に人間を信じようとしているところ、そして、何よりも自分の判断や直感を信じようとがんばるところ、そこがローワンという少年の一番の力なのかな、ということです。

今回は、馴染み深いリンの村を離れて、

しかも、まったく自分とは違う民族のそれぞれ対立する種族の代表者とともに、冒険をしなければなりません。今回は本当に一人ぼっちです。

けれど、今回の旅でローワンは大きく成長します。なかなか、しっかりしないいつまでもぐずぐずしていた彼ですが、そろそろやっと、自分の力に気づいてきたみたい。今後が楽しみです。

・「ふつうの子どもの物語
 このファンタジーの主人公である、ローワンは本当に、ごくごくふつうの少年です。不思議な力を持っていたり、王族の末裔であったりといったことはありません。 そんなふつうの少年が、自分の村を遅う危機をどう救っていくかが読みどころ。 『ハリー・ポッター』とは違う味わいをぜひお楽しみください。

・「納得のラスト
伝説の水晶の舞台はリンを遠く離れたマリスの村です。母ジラーの命は風前のともしび、思い掛けない大役、スケールが大きく内面の葛藤もよく描かれていて読みごたえがあります。

・「さらにローワンは成長して・・・
 今回はリンの谷から海辺の国マリスへ。まさか1,2巻でちらっと解説があったマリスの民が半漁人(失礼!)とは・・・!。三つの氏族が反目し合う異文化の人々の中で「水晶の司」の選任役としての重責を担いながらも母を救うべく,毒消しの処方箋を求めて冒険するローワン。巧みな伏線とテンポのよい話運びは変わらず。もしかして今回のテーマは異文化交流?と思わせるような節も。侵略者ゼバックの影も巻ごとに近づいてきて・・・。どこから読んでもいいとは解説の方もかいていますが,やはり巻を追うごとに成長するローワンと版図が広がる世界を楽しむには順を追って読まれる方がよいと思います。先祖の侵略者との戦いがもしかして再び起こるのか?!今後の展開が楽しみ。

ローワンと伝説の水晶 (リンの谷のローワン) (詳細)

鏡のなかの迷宮〈2〉光る石

・「おもしろい・・・
とにかくおもしろい。ファンタジーものが、特に児童書が、ここ数年で急増しましたが、この作品は大人向けのように感じます。静かに壮大に話が進んでいくのも魅力です。暗澹とした世界での生活から、空飛ぶ黒獅子に乗って脱出した少女が次にどこへ向かうのか・・・それはご自分の目で。続きが楽しみです

・「「地獄」世界の描写には驚きました
第1巻『水の女王』続きです。3巻揃って物語が完結するので最初から読んでいかないと物語世界に入り込めません。スケールの大きな世界が描かれてる分、長い描写の部分や西洋史的背景への言及などがあって、低学年の児童には向かないかもしれません。とはいえ、2巻に入って場面が「地獄」になると俄然テンポが速くなってくるので、けっこう楽しめました。「地獄」の描写がマトリックスのマシン・シティのような雰囲気なのでふと連想したのですが、全編を通じてでてくる「石」は命をもった無機物という点でSFの機械生命のファンタジー的読み替えなのかもしれません。第2巻でも謎は広がるばかりで、結論はエジプトに舞台を移した第3巻までおあずけです。

鏡のなかの迷宮〈2〉光る石 (詳細)

絵本 千の風になって

・「この世にのこる人たちにとって
感動しました。ラジオからながれてくるよく耳にしていた「千の風になって」の詩の背景がわかりました。自分が死ぬときも子供たちにこの詩を残してやりたい、そんな気にさせられました。もし仮に、自分が愛する人が死んだときでも、この詩を読んで「明日も生きてみよう」、そんな気持ちになるんだろうと思いました。人間のいのちの大切さ、人への思い、そういったものを多くの言葉を費やさずにストレートに表現しています。

・「哲学的要素を含む詩でした!!
CDも発売され 話題になっている 新井満訳「千の風になって」を絵本で読みました。

 欧米で大変有名な 12行の詩「千の風になって」についての物語。この詩は、マリリンモンローの25回忌の時、映画監督ハワード・ホークスの葬儀の際(ジョン・ウェインが朗読)など、数々の場面で読まれてきた。

 95年 24歳のイギリス軍兵士ステファン青年は、IRA(アイルランド共和軍)テロの犠牲になり、遺言として「ぼくが死んだら 開封してください」とこの 千の風になっての詩を身内に残したそうです。この模様をBBCで流すやいなや1万人以上の人が この詩が欲しいというリクエストが殺到した。

 ご興味のある方は、下記の新井満さんのホームページを併せてご覧下さい。

・「心に残る絵本です
千の風になって 絵本版は、きれいな絵と共に一言一言が、愛を感じるきれいなことばで、こころに訴えかけてくる本です。新聞の天声人語の欄から有名になった話ですが、天声人語を読んだり、月間現代にのっていた記事でこの有名な詩を読むのは「頭」で理解する、という感じだったのに、この本は 「こころ」にきます。

 新井 満さんのストーリーがこころに響いて、涙なくしては読めませんでした。私は身近な人が亡くなったりという体験はしていません。癒しを求めて本を買ったというよりは、知人にさし上げようと思って購入した本でした。でも、読んでいて私の魂がふうと引き込まれていくようでした。

 これからは、吹き渡る風に、星に、花に、草に、私はきっと、人の心を感じるようになると思います。

すごい本だと思います。

・「感動しました。
今この本を読んでいるのですが、とても感動できるお話です!出会いと別れ・・・そして生と死・・・。最愛の人を失う悲しみ・・私もよく分かります!!でも、わすれてはいけないのは「生きる勇気」だと私は思います。

この本を読んで凄く感動しました!!オススメです!

・「千の物語の一つとして
 この絵本を手にとる人、読んでみようと言う人の多くは写真詩集「千の風になって」を御覧になった方でしょう。この詩を読んだ方なら、この詩が特別に限定された誰かに対する言葉ではなく、全ての人に贈られた普遍的な内容の詩であることは御存知のことと思います。読む人が千人いたなら「千の風」の向こうには千の物語があるのです。だからこそグランドゼロでもIRAによるテロの被害者の追悼の席でも朗読されたのでしょう。 この絵本はそんな千の物語の一つに過ぎません。でも、美しくせつない物語です。アメリカ先住民のナバホの人々の苦難の歴史を背景にしたこの物語は佐竹美保さんイラストと相まって、感動的な絵本に仕上がっています。

絵本 千の風になって (詳細)

海賊ジョリーの冒険〈1〉死霊の売人

・「先の読めない面白さ
舞台は架空のカリブ、主人公の少女が水の上を歩いているところから物語は始まります。その姿を想像しただけですごくドキドキしました。何故そんなことをしているかという理由にもビックリ!実在の地名に加えて、タバコ栽培やら歴史などが語られているせいか、ぐっと現実味を帯びている一方で、魔法や不可解な生き物の存在が語られています。このバランス感覚はなかなか面白いし、また登場人物がすごくいい。

「誰がなにをしでかすか、わからない」 久しぶりにそんな楽しみを持って読めました。当たり前のようで、多くの作品は誰が味方で敵か、なんとなくわかるものです。しかしこの作品は、良い悪いも、優しさやずるさ、どうしようもなさも…一人一人がちゃんと持っています。そしてそれぞれ違った目的があるせいで、物語を予想不可能な方向へ運んでいきます。

それから、カイ・マイヤーといえば! なのでしょうか。私は苦手なんですが、気持ち悪いものや、死霊などがごくあたりまえにでてきます…。グロテスクなものが苦手な方はご注意を。でも悪いものは醜く、良きものが美しいというセオリーに乗っからないところが魅力的でもあります。今回は、本当に勘弁してください、といいたくなるような生き物がバッチリ主人公たちに同行します。完結する頃には愛着がわく…?佐竹さんのイラストは本当に見事。この本は絶対手元に置いておきたいと思いました。

・「素直に楽しめます
カイ・マイヤーの新作ということで、楽しみにしていた一冊です。「海賊ジョリーの冒険」というタイトルから「海賊モノか...」と、手元に届きながら、手をつけずにいたのですが、読み始めると止まらなくなりました。主人公のジョリーは14歳の海賊の女の子。海賊の船長に育てられた孤児で、「海の上を歩く」ことができます。ある日、ジョリーの育ての親である海賊バノンがある船を襲ったことから彼女の冒険が始まります。不思議な化け物、正体不明の敵、そして、自分達を導く敵か味方かもわからない謎の男(サブタイトルにもある「死霊の売人」が彼女達を導くのですが、見るからに怪しすぎます。)、淡い恋ともいえないような想いなどなど、お約束と言えばお約束な要素がテンコ盛りなのですが、するするっと楽しむことができます。2巻もこれから読みまーす。

海賊ジョリーの冒険〈1〉死霊の売人 (詳細)

海賊ジョリーの冒険〈2〉海上都市エレニウム

・「ラストが楽しみ。
海に投げ出されたグリフィンを探しに行ったジョリーは、そのまま置き去りにされてしまい...といったところで終わってしまった1巻。一人は確保したから...とジョリーを置いていってしまう死霊の売人って!という感じでしたが、当然そのまま終わるはずもなく、今度は、死霊の売人から聞かされていた敵<暗黒の海>から攻撃を受けたりします。流されるように海上都市エレニウムに連れて行かれ、敵と戦う「英雄」として扱われることに戸惑い、反発を覚えるジョリー。彼女と対照的に、その立場を受け入れ、順応し、得意になっていくムンク。一緒に冒険に行く仲間であるムンクのことも単純に信用できません。徐々に近づいていく戦いの準備をさせられ、その責任の重さを感じ、大きすぎる敵に恐怖するジョリーは、強い意志を持ってはいるものの普通の少女です。誰かを好きになったり、逃げ出したくなったり。どこどこ進んでいくだけの「ヒーロー」ではない、人間味のあるジョリーの、この物語の行方がとても気になります。ラストである3巻が楽しみです。

海賊ジョリーの冒険〈2〉海上都市エレニウム (詳細)

海賊ジョリーの冒険〈3〉深海の支配者

・「次の作品も期待してます!という気分に
ついに、ジョリーとムンクは、深海へと旅立つことになります。ジョリーは平和を取り戻すことができるのか...といったところです。恋愛感情が絡むとやはりだめなのかーという感じで、やっぱり信用できないムンク。そして、突然出てきた、ずっと昔のミズスマシであるという少女アイナ。微妙な答えを繰り返す彼女は敵なのか、味方なのか。そして、過去に一体何があったのか。誰を信用していいのか?どれが本当なのか?ジョリーは手探りするように真実へ近づいていきます。そして、海上でも、戦いは激しさを増していきます。最初に敵を封じたミズスマシはどうなったのか?敵って一体?などなど、これまでの疑問が明かされ、読後すっきり。あぁーこうくるかぁーとかじゃなく、落ち着く。これ大事ですよね。全三巻でそれほど長くなくまとめてくれて、作者に「次も期待してます!」という気分です。

海賊ジョリーの冒険〈3〉深海の支配者 (詳細)

不思議を売る男

・「枠物語の快作
クリケット選手の服装をした風来坊"MMC"。彼は普段、売り物のベッドに横たわって本を読んでいますが、お客に古道具にまつわる奇妙な話を聞かせると、不思議な出来事がおこります。

枠の部分も凝った構造になっていて面白いんですが、中身の物語がまたすばらしい。古道具にまつわる話ということで、因縁話めいたものが多いけれど、どれもスパイスが効いて楽しめます。中でも「戦争ゲーム」の話は最高。

また、版画調の挿絵が物語にぴったりあっています。子供用の甘い絵ではなく、洋画のシーンを絵にしたような感じで感心しました。

・「MMC最高!!
突然エイルサ母娘の前に現れたMMCという謎の男性。彼は本ばかり読んでいるけれども 古道具にまつわる話をしだすと。。。とたんに雄弁になって、お客をぐいぐい引き込むんです。もちろん、読者の私達も。。

11の古道具にまつわる話の中で私が一番ぞくっとしたのは『寄せ木細工の文具箱』。。。でもね。どの話もすごく辛口でシニカル。子ども向けの本とは思えません。イソップのように教訓めいている話、ちょっとロマンティックな話、恐い?話、、、1冊で幾通りも楽しめる ファンタジーだと思います。

・「物語の魅力
児童書コーナーを見ていて、表紙に描かれたそれこそ不思議な男の絵が目に入った。それで本書を手にした。思えば、このときすでに、この本の「不思議」を売られたのかもしれない。ページをめくるにつれ物語の魅力に取り付かれる。次々に語られる古道具の物語は、どれも本当かうそかよくわからない。でも、本当か否かはどうでもいい。久しぶりによい物語に触れることができた。大人にも十分に読み応えがある。

・「読むほどに引き込まれていく
何と言っても、この男の人の話の面白さです。            お店にある品物についての物語を、あるときは恋の物語にからめて、あるときは自分しか考えられなくなった人とからめて、など、その品物はどういう人間の中で存在してきたのかを語ってゆきます。お客はこうして、品物に引かれてゆきますが、私は客以上に引き込まれた行きました。                               この男の人の性格も惹かれるところがあります。          何度も何度も何度も読んでいる本です。 

・「ほんとに不思議な物語
エイルサが図書館で出会った不思議な男は、「リーディング(本の国)」から来たという。うさんくさい目で見るエイルサだが、母親の営む古道具屋に居候した彼が語る物語は、多岐に渡り、非常に興味深い。そして、とても不思議なのだ。

彼が語る物語がひとつの短編となっており、一編一編が十分楽しく読めるのだが、最初から通して読むことをお薦めする。最後の章を読み終えたとき、理由が納得出来るだろう。

不思議を売る男 (詳細)

西の善き魔女〈1〉旅立ちの巻

・「驚くべき正統派の異世界ファンタジー
以前新書版で全5巻+外伝2巻で発売された作品がハードカバーになりました。この1巻には、1巻と2巻が収められているそう。

内容は、異世界ファンタジー。田舎でヒッソリ暮らしていた、主人公の女の子フィリエルは、王女様候補たりえる血を持つ事がわかりますし、宮廷、女子高(修道院?)など、女の子が好きそうな

舞台設定満載(一昔前の少女漫画風ともいう)で、少女向けファンタジーが好きな人には堪らない作品です。

とりあえず、1巻段階では正統派。驚くべき正統派の異世界ファンタジーです。

・「早く続きが読みたい!
タイトルに裏切られ、魔法を使う魔女は出てはきませんが、極上のファンタジーには変わりありません。この作者どくとくの世界が広がって、勾玉ファンには待ってました!と言わせるものがあります。もちろん勾玉ファンの方でなくても十分楽しめます。

物語は、元王女の娘とは知らずに育ったフィリエルが、父親からもらった、母親の形見のネックレスをつけたことら始まります。世界の謎、女王を巡っての争いに巻き込まれ、幼馴染のルーンとの淡い恋を交えながら進んでゆきます。最初のページの詩が謎めいていて、多分、これが世界の謎解きのヒントになっているのではないかと。。。とにかく気になります。

・「楽しすぎる!
富士見ファンタジア文庫、角川スニーカー文庫、電撃文庫・・・普段この辺を読んでいる人にはまずおすすめします。そして、女の子(←大事)と、女の子の頭の中をのぞいてみたい男性におすすめします。勾玉三部作とはやや雰囲気が違いますが、文句なしの面白さです。 壮大な中でも、読者サービス(?)が多く、遊んでいる感じがまたなんとも良いです。

展開は言ってみれば入れ子のような感じです。最後は驚くほど大きな世界へと到達してしまう。広い世界へ、大冒険に出かけましょう!

・「佐竹美保さんの挿絵の本はすべて読んでいます。
この本も、佐竹美保さんの挿絵があることが決め手で購入しました。

挿絵のおかげで、なんとか最後まで読み切りました。ファンタジーで、文章だけで映像を構築できる人と、挿絵の助けで読み進める人がいると思います。

私は後者です。

佐竹美保さんの挿絵の版をおよみになることをお勧めします。

コミックとアニメが気に入った人は、書籍の導入としてはいいかもしれません。

・「衝撃でした!
初めて呼んだとき、ファンタジーが大好きだった私は、魔法をバンバンと使う作品かと思っていたのですが、その予想は大きく外れました。しかし!そんなことが気にならないほど、わたしはこの作品に引かれていきました。童話が大好きな人は、この話しっていると思うところが多いと思います。

主人公フィリエルの成長物語のような感じになっています。

父親である博士と弟子は、いったい何を研究していたのだろう。「十五歳」という、荻原さんの他の作品でもある区切りのようなものが、この作品でもスタートになっていると思います。フィリエルは、博士の弟子は、これからどうなっていくのか・・・。

女性に特にオススメの作品です!

西の善き魔女〈1〉旅立ちの巻 (詳細)

西の善き魔女〈2〉戦いの巻

・「物語はいよいよ佳境に!
グラール王国の北にある小さな村セラフィールドに生まれ育った少女フィリエルは、第2巻「戦いの巻」で、幼なじみの少年ルーンとともに、いよいよ首都メイアンジュリーの王宮に赴きます。華やかな王宮で繰り広げられる女王争い。蛇の杖の正体は?アストレイア神仙女王はどんな秘密を隠しているのか?ディー博士の知り得た知識とは?

舞台が広がり、登場人物も揃いはじめ、物語はますます面白くなってきます。ファンタジーのお約束、竜と竜騎士、ユニコーンも登場します。フィリエルとルーンの恋の行方も大いに気になるところ。読みはじめたら止まりません。非日常を愛し、わくわくしたい方、ときめきたい女の子達にお勧めします。

・「約束
フィリエルは自分とルーンの身を守るために奮闘。レアンドラという人物が徐々にはっきりとしてきます。夢の中にあらわれる手。竜という存在。世界の果て。

ルーンは一体どうなってしまうのか。フィリエルのココロ。ユーシスは、アデイルは・・・。謎の吟遊詩人との遭遇。

読み終わった後に、思わず、ほっとする。それまでのハラハラな展開で、なかなか止められません。

・「序章が終わり、物語は大きく動き出します。
舞台は、修道院や地方の領主館から王宮へ。主人公は、2人の女王候補の権力争いに巻き込まれていきます。そして、その幼馴染であり、互いにヒソカな恋心を抱く相手でもあるルーンも、知らないうちに争いの場に…

前半は、王宮の生活のアレコレや貴族の暮らし振りが見もの。後半はガラっと変わって、ドラゴン、ユニコーンなど、

ファンタジーにはお馴染みの生き物たちが登場する冒険活劇っぽい展開に。貴族や女王たちがたくみに独占している、異端の世界。その謎にも少しずつ近づき始めます。

序章が終わり、物語は大きく動き出します。主人公の女の子が元気で、怖いものなし。守られているだけでなく、大事なものは自分で守る。そんな展開は、爽快で嬉しくなります。

・「いつかまとめて枕もとに並べたい…
ルーンが成長してる?!というのが読み終わっての感想です。ルーンってこんなに感情をあらわにする子だったっけ?けどフィリエルとルーンがラブラブなのは楽しいので良しとします。この作品はコバルトでも出てるみたいですが、私は挿絵の少ない単行本のほうがお勧めですね。コバルトのイラストってきらきらしてるからイメージが固まってしまうから…。

・「いいんですが・・・
とっても楽しくて大好きな本です。特に私はルーンが・・・もう・・・もう・・・大好き・・・なんです。私は友達からクールだね~っていわれましたがルーンほどクールじゃありませんねぇ・・・さて・・・星4つの訳は・・・話の内容もOKなんですが・・・あのフィリエルとルーンのラブラブな所はいただけませんね。個人的に私は戦いと不思議な人物(例えば・・・ルーン?)をめぐるミステリーなどが好きなんですが、2人のあれは・・・ちょっと私の好みではありません。これがなかったら、星5つにしていましたね。

西の善き魔女〈2〉戦いの巻 (詳細)

西の善き魔女〈3〉世界の扉の巻

・「いったん一区切り。
この巻でひとまず一区切りとなります。けれど、まだまだ謎は多いままです。

女王は一体どうしているのか。バードと行ったあの場所は・・・。世界の果ての壁の秘密は一体。ユーシスは、いったいどうなってしまうのか。彼が思い描いたことは・・・。

フィリエルはもとより、ルーンも大きく成長しています。けれど、その分幼い面も沢山あって、読んでいてとても楽しいです。

外伝では、幼いフィリエルとルーンが出てきます。どうしてルーンがフィリエルのことが好きなのか、この話を読んで、なんとなくわかりました。幼いフィリエルはなかなか不思議な発想をしています。けど、結局は優しい子供です。

一番最後の数ページには、十八歳になった二人の様子が描かれています。そのシーンに、思わず微笑んでしまいました。

展開がとても楽しいので、ぜひ見てください!

・「「旅立ちの巻」「戦いの巻」よりこの「世界の扉の巻」が好き
前半分では、東の覇権国ブリギオンがグラール乗っ取りを試みます。グラール国の一大事とレアンドラ、アデイルの王位争いは停戦し、協力してブリギオン国に立ち向かうことになります。コンスタンス女王はフィリエルの勇気に感心し先の2人に加えて彼女も女王位継承権者の1人と認めます。荻原規子さんはアーサー王物語が大好きなのではと思われる箇所が随所に。でも、面白いのは後半の外伝です。フィリエル8歳のとき名前もなかったルーンがやってきます。そしてフィリエルとルーンはいろんな事件や試練があってそれぞれ強烈な個性を持ちながらも仲良くなります。・・この2人の気持ちの通じ方からすると「旅立ちの巻」はやや矛盾があるような気がします。それは外伝があとで付け加えられたからでしょう。フィリエルの養母タビサ・ホーリーのペイルトン町にいた頃の思い出や出来事もすばらしい。

・「ファンタジーだけど・・・
一巻・二巻と読んできて、この三巻一番びっくりしたのはこれってSFだったの?と思わせるところでしょうか。(もちろんファンタジーなのですが・笑)いい意味で期待を裏切られました。この第三巻では主人公の行末に一応決着がついた形になっています。

でも私には「これからが本当の冒険で今まではその為の準備の冒険だったんだ」と思えてなりません。15歳という一番多感な時期に自分の知っていると思っていた事がほとんど通用しない試練の旅に、知恵と勇気と愛と持ち前の体当たり精神(主人公はこれが身を助けていたような・・・)で乗込んでゆく、そして色々な物を手にして戻ってくる、という自分にも覚えのある身近な物語。ハラハラ、ドキドキ、恋と冒険がお好きな方はどうか一度手にとって見て下さい

・「うきゃあ
もーあのラブラブぶりは何って感じですよ。私はどうやら押しの強い男に惹かれやすいらしい あの天邪鬼なルーンがたまりませんなあ 

・「作者の深い洞察力がわかる
他のシリーズに関してもそうですが、童話や神話などへの深い造詣が伺えます。人物や情景の表し方もうまいし、本の世界に引きずり込まれてしまう作品です。ただ勾玉などに比べると、少女コミック的な要素が強い。壮大な構想だけに、そうした要素を入れないと重くなってしまうのでしょうが。それが少し残念です。キャラクターは個性派ぞろい!主人公たちはもちろん、ただのお嬢様ではないアデイルの強烈さにも磨きがかかった感じです。読書が苦手な方でも笑ったりはらはらしながら読むうちに読了してしまいますよ。

西の善き魔女〈3〉世界の扉の巻 (詳細)

フェリックスと異界の伝説〈2〉世にも危険なパズル

・「伝説の生き物に会ってみたい!
夢がいっぱい詰まっている物語です。フェリックスがべトニーたちと再開してまた冒険の旅にでます。そして分水界をこえてべトニーと初めてあった時なぜ言葉が通じたのかが解き明かされます。この物語では人間の世界の動物がその世界では伝説の生き物とされ、人間も伝説の生き物と思われていました。人間の世界では伝説の生き物とされている生き物がこちらの世界では普通の生き物とされています。面白いのでぜひ読んでください。

・「大人にもファンタジー初心者にも読みやすい作品の第2部
「フェリックスと異界の伝説〈1〉羽根に宿る力」に続く、三部作の第2部。「〈1〉羽根に宿る力」の最後で、病気が治り、イギリスに戻ってきた主人公の少年フェリックスは、異界からやってきた悪者に両親を石に変えられてしまい、魔法を解除するため、再び異界に赴く。もちろん、まず(1)を読んでから、本書を読むのがお勧めだけれど、万が一(1)を読まずに先に本書を買ってしまったり、(1)を読んでから時間が経ってお話を忘れてしまっていても、冒頭に(1)での顛末と主な登場人物が説明されているので、本書だけを読んでも楽しめるだろう。ただ、(1)の方が薄いこともあるし、(1)から読み始めた方が当然のことながら、より楽しめる。そして、(1)を読んだら(2)をぜひ読みたくなることは請け合い。(1)に出てきた魅力的なキャラクターに加え、空飛ぶじゅうたんのニンビーや、ランプの精、スフィンクスなど新しい多彩なキャラクターが登場して、飽きずに読める。(1)で出番の多かったブラズルの夫婦、アイアンクローとソーンビークにも新たな展開があったりで、これも楽しい。新しく、人間のキャラクターも登場する。人間界の文明(自動車、印刷技術など)が入り込んでいて、それが異界に混乱を及ぼしていく様子は、人間界の環境破壊なども思わせて、相変わらず実世界を想像させるスタイルは興味深い。主人公のフェリックスは「病弱だったがゆえにわがままなところがありこらえ性がない」という性格設定で、引き続き、いろんな経験から人間的にもより成長していく様子がうかがえるのも楽しい。完結編の出版が待ち遠しい!

・「新たな敵と仲間も登場☆
シリーズ2巻目です☆

フェリックスと一緒にこちらの世界にきてしまったスネークウィードが、フェリックスの両親を石に変えてしまった。フェリックスは二人を元に戻すために、今度はイギリスの分水界から異界に向かう。しかし、異界は前回フェリックスがもたらした印刷技術により、変わってしまっていて……

今回はこちらの世界での事件とも同時進行!魔法の絨毯や魅力的な登場人物も増えたし、やや詰め込みすぎな印象も受けたけど、おもしろかったです!!

今回、散らばったお話の種が、また次回にどう咲くのか楽しみです。

・「おもしろかったです
大人向けではないと思いますが、夢のある作品で1作品目より面白くなっています。『フェリックスと異界の伝説〈1〉羽根に宿る力』で異世界の友人の助けを借りて心臓病が治った人間の男の子フェリックスが前回同様の悪者スネークウィードに石にされてしまった両親を元に戻すため、またまた異世界の友達べトニーや仲間達と異世界を冒険します。今回は、魔法の絨毯やスフィンクスなどでてきたり夢があっていいかんじになってます。

フェリックスと異界の伝説〈2〉世にも危険なパズル (詳細)

龍使いのキアス

・「とても好きなお話です
『ゲド戦記』とどことなく似た感じがあるように思います。巫女見習いのキアスの勇気と行動力に感動。夢中になって一気に読んでしまいます。はじめから最後まで素敵なお話でした。読み終わったときとても気持ちがよいです。感動と満足と。

・「大好きな本です。
日本のファンタジーにも、こんな良作がある、と他の人にも知らせたくなる作品です。

物語の面白さ、独創性だけでなく、登場人物一人一人が人間らしく魅力的なところがこの作品の大きな魅力でもあります。

分厚い本ではありますが、読みやすい文体なので気軽に読めます。ファンタジーが好きな人は、読んで損はしません。

・「壮大な物語。失われたものが何なのか、キアスの出生の秘密は?
モールの巫女キアスの冒険物語。これだけ言いますと、単純っぽく聞こえますが、とてもいりくんだ繊細な物語です。長い話ですが、最後まであきることなく読めます。読み終わったあとは、思わず溜め息をついてしまいました。 絶対に読んでください!

・「モールの巫女『キアス』
 巫女見習いの『キアス』は物語の初めに巫女になれず、神殿を出て行きます。巫女になれなかったショックは大きかったが、キアスは旅立つことを決心します。

 何百年もの間続く、“呪い”を解くために。

 巫女になれなかった見習いが、何百年もの呪いを解くことができるのか・・・。最初はそう思っていました。確かに、キアスには強い力はありません。しかしキアスは、力の差などに負けず、果敢に挑みます! そして1年もの間旅をし、アギオン帝国にかかる呪いの秘密を解いていきます。

 ・・・ところで、少し疑問に思う『龍使いのキアス』という題名。

龍を呼び出せるのは、巫女の中でも最上位です。しかし今、モールの巫女の力が弱まり、龍を呼び出せる人はいません。 何故、見習いのキアスが『龍使い』なのか!?  ・・・そして、モールの巫女の力が弱まった原因。それは、大切な何かが呪いによって失われてしまったからです。 その『失われたもの』とは一体!?

 物語は、思いもしない方向へと進んでいきます!!

龍使いのキアス (詳細)

これは王国のかぎ (中公文庫)

・「良質なファンタジー☆
荻原規子さんの小説は初めて読んだのですが、とても面白かったです!主人公の上田ひろみの一人称で語られる、アラビアンナイトの様な世界。ひろみは失恋の痛手から『上田ひろみ』である自分にうんざりしていた。この世界では彼女は上田ひろみである以前に、ジン(魔神)だった。ジンとして何も知らない彼女は、周囲の人に同調しやすく、万能の様で決して万能ではない新米のジン。弱点もある。人ならず力を手にした彼女だが、ふわふわとどこか頼りなかったりもする。突如訪れた異世界で、ひろみはジンとなり新しい名前を得て、人だった頃とは違う物の見方で物語に参加していくのだ。

佐竹美保さんによる表紙の絵も、巻頭に途切れていない一枚絵として付属してあり、とても素敵☆結構しっかり作られた、良質なファンタジーでした。是非とも続編の『樹上のゆりかご』も、同じ文庫で出して欲しいです。

・「15歳のアラビアンナイト
上田ひろみというどこにでもいそうな15歳の少女が、突然アラビア風な世界の壷から飛び出し、魔人族(ジン)になってしまう、しかも制服を着たままで。荻原規子さんの本は初めて読みましたが、いやー、実におもしろかったです。ジンになったひろみが空を飛んで、空間から物を自在に取り出して、ハールーンやラシードという少年たちを助けて冒険して。ハールーンや、ラシードや、ひろみがどうなるのか。わくわくしながら一気に読めました。

・「宝物
ひとにはそれぞれ不思議と惹かれるものがある。本書がわたしにとってそれである。

この本で荻原規子という一生忘れられないひとを知った。

だれにでもすすめられる本ではないのはわかる。中学生ぐらいが気軽によんで「あー、たのしかった」で終わる本でもある。でも、本書がたまらなく好きである。やさしい世界観、あいらしい表現、あたたかい人々。

この好きという気持ちを年をとっても変わらずに持ち続けていきたい。

・「変わるものと変わらないもの
 何の変哲もない少女ヒロミが、アラビアンナイト世界の魔神ジンになって活躍する冒険物語!ジンになったばかりのヒロミの悪戦苦闘ぶりが、まずコミカルで笑えました。だって、まっすぐ飛ぶことすらできない魔神なんて!でも少しずつ飛ぶことを覚え、物を出すことを覚え、自身を透明にすることを覚え……。物語全編がヒロミの一人称で綴られているため、元の世界とのつながりは絶たれていても、元の世界が全くその姿を隠したりはしないのですよ。 それが不思議でしたね。わくわくする冒険や、恐ろしい王宮の陰謀の中を必死に行動しながら、ジン・ヒロミは少女・ヒロミのままなのですから。いえ、少しずつ成長はしています。徐々に変わってはいます。それでも少女ヒロミのままなのです。 一気に読めました。かなりおもしろかったです。

・「あなたも魔神族に(なった気分に)なれます
最初から予想を超えていた。目覚めた直後、チグリス河口での出現シーンが印象的。文章が素朴ながら、スゥっと物語の世界へ引き込まれていった。一気読了。ファンタジーだからといって、やたら難しい表現や説明をすればいいというのではない。なぜなら、こんなにシンプルなのに、この本のように“風”を感じる作品は少ない。あたし(ひろみ)の冒険譚、もうちょっと読んでいたかった。単純に、面白かったと思う。あなたも、魔人族<ジン>になってみませんか?

これは王国のかぎ (中公文庫) (詳細)
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