「聴く価値あり」「デビューにしてすでに怪物。」「最初にしてこの完成度」「イエス風サイケ・ポップ?は失礼か・・・」
Time and a Word (詳細)
Yes(アーティスト)
「飽きのこない愛聴盤です」「タイトル曲は名曲」
The Yes Album (詳細)
Yes(アーティスト)
「YES、ついに確立」「Yes、そのスタイルの確立」「メタモルフォーゼ、そして飛翔するイエスサウンド」「メンバーの一体感を感じられるアルバムです。」「イエスサウンドの完成。」
「うなるイエス」「リマスター効果抜群」「Rhinoからのリマスター版CD」「名盤のリマスター盤しかもボーナストラック付き」「完成されたアルバム」
Close to the Edge (詳細)
Yes(アーティスト)
「究極音質のリマスター版。買い替え必須」「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」「買って損なし!!!」「これぞプログレッシヴロック」「リマスター最高」
「これは単なるリマスター再発盤ではない!」「イエスのアマチュアリズムが炸裂」「プログレの金字塔的大作」「大作至上主義的作品」「賛否両論ある作品だが、30年後の結論として、傑作である。」
「日本盤を買うよりこの輸入盤を...!」「危機と並ぶ名盤」「飽きが来ない名盤」「リマスターはいまいちですがボーナストラックだけで買いです」「ハイテンションの「演奏」重視の傑作」
Going for the One (詳細)
Yes(アーティスト)
「Yes(プログレ)の最後の輝き。」「駄曲なしの傑作」「聴きどころはHoweのスライド・ギター」「こんな録音あったの?」「美しいイエス」
トーマト(紙ジャケット仕様) (詳細)
イエス(アーティスト)
「自己改革の分岐点を飾るアルバム」「プログレポップの代表作」「類型的かつ因習的がプログレか?」「数あるイエスの作品で最もポップでシンプルな作品」「シンプルになったイエス・サウンド」
ドラマ(紙ジャケット仕様) (詳細)
イエス(アーティスト)
「期待を裏切る傑作アルバム」「聴き応えのあるニューイエスサウンドが楽しめます」「苦肉のメンバー交代が、意外にOK」「ワタシはこの作品が好きです!」「プログレッシブロック」
ロンリー・ハート(紙ジャケット仕様) (詳細)
イエス(アーティスト)
「イエスの傑作の一つ」「80年代のベスト5に入るアルバム」「高度なテクニックにポップ感覚が加わった80年代のイエス・サウンド!」「4度でハーモナイズされた印象的なギター」「リズムの巧さに惹かれます。」
「イエス絶頂期の隠れたサードライブアルバム」「90125イエス・メンバーのソロが中心のライブ・アルバム!」
「おクチあんぐりの3枚組みでした(当時)。」「最強のプログレ集団による最高の演奏」「もう、これは神がかってます」「ライブのほうが絶対良いと思われるトラック多い」「プログレ全盛期を知ることができるアルバムです」
「「錯乱の扉」と「儀式」のライヴは一聴の価値あり」「イエスソングス以降の充実した楽曲が詰まった傑作ライブ」「fire bird」「SONGS>SHOWSなのだが・・・」「良いアルバムだが、ファンとしては無念・・・」
Big Generator (詳細)
Yes(アーティスト)
「トレバーラビンの貢献大、そしてトレバーの才能全開アルバム」「デジタルポップ路線のイエス」「POP ROCK」「80年代版ビートルズか。」「7年遅れの「時へのロマン」」
閃光 (詳細)
アンダーソン、ブラッフォード、ウェイクマン、ハウ(アーティスト), ABWH(アーティスト)
「イエスの凄さはわからないけど、これは凄い!」「歴戦の勇者たちの凱旋!イエス・ミュージックの復活!」「発売当時はがっかりしたけど今はお気に入り!~味わい深いアルバムです。」「美しいサウンド」「ほとんどイエスですか?イエス。」
「90125イエスとABWHの突然のユニオンアルバム」「全然古くない,ポップなプログレ」
An Evening of Yes Music Plus (詳細)
Anderson Bruford Wakeman Howe(アーティスト)
「変則メンバーによる新鮮味のあるライブ盤」
「そして、90125イエスが残った・・・。」「隠れた名盤」「『The Calling』がなかなかの出来映え」「快作!!」
Keys to Ascension (詳細)
Yes(アーティスト)
オープン・ユア・アイズ (詳細)
イエス(アーティスト)
「熱気あるサウンドが復活した快作」
ラダー(限定盤) (詳細)
イエス(アーティスト), ジョン・アンダーソン(その他)
「90125YESの終着点」「YES、完全復活」「本当に久々、これぞ「YES」サウンド!」
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●Yes
・「聴く価値あり」
イエスと言えば、「危機」、「こわれもの」、「ザ・イエス・アルバム」などがマスターピースとして世間では評価されています。しかし、これらの作品群に比べ、評価の低いこのイエスのファーストアルバムもひそかに素晴らしい出来なのです。確かにこの作品にはイエス独特の複雑な曲の構成はあまり見られません。しかし、タイトル曲を始めとして美しい曲がいい意味で原石のまま、コーラスや前奏などを効果的に取り入れてアルバムに収められています。一度は聴いてみる価値が十分あります。
・「デビューにしてすでに怪物。」
60年代後半の甘いサイケ・ロック・ポップって感じで、YES的なプログレ作品ではありません。それゆえ、メロディの素晴らしさが前面に出ています。オルガンがフューチャーされている曲が多く、キラキラしたサウンドが特徴です。全曲佳曲ぞろいで、ワクワクするようなハッピーな曲ばかり。特に、7曲目のSweetnessはYESの中でも名曲の一曲だと思います。教会風なオルガンからスタートし、ベースのやさしいグルーヴ、天使のようなアンダーソンの高い声が聴こえてきて、ドラムのエイトビートと続く流れが気持ちいい。思わず、胸が高揚し涙がでてしまいそうな最後のサビ。何もいうことありません。感動する音楽の代表曲ではないでしょうか。YESというとプログレってくくられますが、どうして、どうして、デビューにして最高の名曲を作っているではないですか!
・「最初にしてこの完成度」
ブラボー!このリマスターは大正解!なんかいままでトレブル目一杯あげてもちゃんとききとれなかった、ドラムのゴーストノートまでもビンビンとくるこの快感。ヘッドフォンできき込みたい。このバンド、最初からテクニシャンによるテクニシャンのためのバンドというか、カリカリしたギターもメンバーが代ろうが同じ。歌も同じ。ベースもそう。なんていうとマンネリか?と思われそうですが、叙情的なソフトな曲もあってそのバランスが絶妙。今の彼等とは少々手触りの違う、この作品の頃の彼等の決定盤、ういういしくって最高!
・「イエス風サイケ・ポップ?は失礼か・・・」
69年発表の1st。6.はビートルズ、2.がバーズのカヴァーと何となく初期ディープ・パープルの作品とイメージが被る内容。CSN直系のコーラスとハードなギターを生かしたサイケ・ポップよりのサウンドを聞かせている。言うまでもなく本作には後に発揮されるプログレとしての魅力は薄い。しかしながら演奏、曲などは他の凡庸なサイケ系のグループとは一線を画しており、イエスと思わなければかなり楽しめる内容だと思う。1.は前述のようにモロにCSN風。2.ではピーターのジャズっぽいギターとブラフォードのドラムスがなかなか聞かせる。3.はメランコリックなメロディが美しいフォーク作。シンプルなアレンジが素晴しく、初期の名曲と言っても良いだろう。4.はトニーのオルガンが大活躍する従来のイエスに近い曲。6.はピーターのハードなギターとブラフォードの激しいドラミングからトニーのオルガンへ移行するドラマティックなアレンジがされているが、ヴォーカルが入るといたって普通。7.は美しいメロディとコーラスが聞かれるサイケ・フォークの佳曲。こういう曲が入っているからこの作品は無視できないのだ。
・「飽きのこない愛聴盤です」
イエス初期の作品という事であまり語られることのないアルバムですが、聴き応え十分の傑作だとおもいます。一曲目「チャンスも経験もいらない」は、ソウルシンガーのニーナ・シモンも歌っていますが、ここでは疾走感あふれるプログレナンバーとなっています。
一般的には、「こわれもの」前後の時期が黄金期であり、メンバーもその当時の面々が印象が強いですが、本作ではトニー・ケイのハモンドとピーター・バンクスのギターが冴え渡っていて、プレ黄金期も、素晴らしい充実があったのだと実感しました。 もちろん、クリスのベースラインも生き生きとしていて、手数の多いビルのドラム、妙に男っぽいジョンの歌唱とあいまって、高揚させてくれます。
個人的には、サードアルバムと甲乙つけがたい味を感じる作品です。
・「タイトル曲は名曲」
YESと言うと、感動的な構成力とすごい演奏のプログレバンド印象のですが、初期のこのアルバムはそんな騒がしくありません。ギターもキーボードも有名な人(ハウ&ウェイクマン)になる前です。
タイトル曲とSWEET DERAMはメロディーが印象的な名曲です。私は一年に数回どうしても聞きたくなるので、CDを買ってしまいました。この2曲はお勧めです。
また、この2曲で十分もとの取れる価格ですが、リマスター(確かに・・)でボーナストラック、解説書つきとお得な気分です。
・「YES、ついに確立」
ギターが、ピーター・バンクスからスティーヴ・ハウに交代した3rd。言っておくと、このアルバムに収録されている曲は、ライブでも演奏され続けている曲ばかりだ。
目立つのは、ハウの才能面。作曲に参加し、ギターも弾きまくる。彼の影響か前作よりも曲にメリハリがきき、長尺曲も難なく聴かせる。かつ、各楽器が様々な役割をし、ソロで各人が魅せる。これら、いわば「YESサウンド」が確立されたのがこのアルバム。トニー・ケイのKeyだけちょっと弱めか・・・?
間違いなく聴いておかなければならない1枚。
・「Yes、そのスタイルの確立」
1970年秋ロンドンのアドヴィジョン・スタジオにて録音。ブラッド・メルドーの生まれた年だ。もう前のアルバムである。Yesのスタイルが確立したのがYes3枚目のアルバムである本作だ僕は思う。特にスティーヴ・ハウの加入が彼等のサウンドを完璧にした。ハウの驚異的なギター・テクニック、本作で言えば2の『The Clap』に顕著だが、疲れを知らないでっかい手で繰り出す独特のリフに多くのギター小僧はしびれた。本作ではまだ粗削りさを残していて、それがまたいい味になっている。次作『こわれもの』から加入するリック・ウェイクマンとの超絶技巧な掛け合いの片鱗は随所に見れる。ジョン・アンダーソンの高い声、スティーヴ・ハウの骨太超絶技巧、クリス・スクワイアの理論的リッケンバッカー、そしてスココン・スネア満載のビル・ブラッフォードのドラムと満開寸前の桜の花を見るような傑作である。
・「メタモルフォーゼ、そして飛翔するイエスサウンド」
Yesの商業的な成功と名声は一般的にヒット曲”Roundabout”を含む次作”Fragile”と言われていますが、成功の核になる部分は既に本作に出現しています。すなわちスティーブ・ハウの加入です。次作以降もボーカルと共にバンドの声として活躍するハウですが、本作では特にその才能をしゃぶり尽すかのように彼のギターが華々しいデビューを飾っています。花が開くように華麗なギターワークは弦のベンドを肝とするグルーミーなブルース系のそれではなく、クラシック・ジャズ・カントリー系の音を融合したまさしくフュージョンというべきもので、1、2、4などでは独壇場といった感がある。
また、ハウの数多い所有ギターの中でも別格の扱いを受けている愛器”Gibson ES-175”の音色も素晴らしい。ビートクラブの映像でも観られるように複雑で多様な音色が披露される”Yours Is No Disgrace”はライブではこのギターだけで表現されているのだから凄いとしかいいようがない(スタジオ版はアコギのダブ有)。その他、クリスのプレイは前作まではリズミックなギターと拮抗してギスギスした感があったが、ハウの軽く華やかなギターのおかげで攻撃的な音ながら、ほどよく調和して生き生きと際立っているのがよくわかる。これもハウの加入がもたらした重要な恩恵と言えるだろう。諸事情はともかく、タイトルが示す通り”The Yes Album”こそ、Yesのメタモルフォーゼでありシーンへの高らかな飛翔宣言と言える作品だ。
・「メンバーの一体感を感じられるアルバムです。」
イエスがいよいよその個性を確立した作品です。 一曲目「Yours Is No Disgrace」は、メンバーそれぞれが最大限に持ち味を発揮できる長尺曲で、変化に富んだ構成で見せ場たっぷりです。10分近い曲を全く長く感じさせず、興奮を持続させてくれるのは見事です。 新加入したスティーブ・ハウの存在感も大きく、イエス飛躍期の勢いがパッケージされた名作だと思います。
二曲目の「Clap」ではスティーブがアコースティックギターの個人技を披露しており、四曲目「I've Seen All Good People」は、牧歌的でコーラスの美しいイエススタンダードナンバーが聴けます。 バランスが良く、飽きのこない作品です。リマスター効果も抜群で、長く聴きつづけたいアルバムです。
・「イエスサウンドの完成。」
多種多様のギター類を弾きまくる才人、スティーブ・ハウが加入し、ついにイエスサウンドが完成する。次作以降の黄金期のアルバムがまるでクラシックのようにスコアの完璧な再現を目指すのと比較すると、本作ではときおり即興も交えているのが興味深い。これはやはりクラシックの素養を持つリック・ウェイクマンの加入が大きかったのだと考えさせられる。とはいえ楽曲は粒揃いで、後のライブで取り上げられる曲のオンパレード。「Yours Is No Disgrace」や、「Starship Trooper」等の長尺曲も出現し、いよいよという感じだ。とはいえ、次作以降の圧倒的な作品群と比較した上で星4つ。
・「うなるイエス」
ああ、また再発かあ、とおもいきや、今回は気合い入ってる!凄いぞライノ!よくあるリマスター再発だけど、これは大成功と思います。こうなるとアナログ時代のしかも再発盤から始めた私のフラジャイル歴もこれで終着かも。リアルだなあ、このベースのガリガリ感とモタったブラッフォードのドラムのタイム感。変な組み合わせなんだけど、いい味のワン・アンド・オンリーを作り出してる。プログレ入門盤に最適ですね、これは。当初から散漫という評価でしたが、現在の耳には、それがいい方向に作用している気がします。ボーナス・トラックはマニア以外あんまし効き目、ないかな。
・「リマスター効果抜群」
1971年リリースの中期「YES」の大きな転機になった傑作。彼らの最初の黄金期を飾るメンバーは、ご存知Chris Squire、Jon Anderson、Steve Howe、Bill Bruford、Rick Wakeman。特にキーボードがトニー・ケイからウェイクマンにチェンジしたことによって楽曲全体がよりシンフォニックによりテクニカルになったことが特筆されます。
恥かしながらこれまで旧規格のCDを聴いていた私の耳にとって、このリマスター盤から沸き出てくる音の洪水は大変新鮮で、大袈裟に表現すればまるで新譜を聴いているような思いです。音圧が上がりまた分離が明確になったことは当然ですが、やや高音を強調した感がします。旧規格ではうっかり聴き逃していた音まで耳に飛び込んできます。話題のボーナストラックは、S&Gの「America」と名曲「Roundabout」のアウトテイク。特に加工前といった感じの「Roundabout」は興味深いものがあります。ただこの2曲はあくまでも「おまけ」であって、やはり生まれ変わった本編に集中して耳を傾けてみてください。
アナログ時代からのファンはもちろん、旧規格で歯がゆい思いをしてきた人は、間違いなく「買い」です。またまだ「YES」を聴いたことがない若い世代にとって、1971年という時代に、こんな素晴らしい音楽をプレイしていた彼らに触れることができる「格好の入門編」としてお勧めします。豪華ブックレットも嬉しいプレゼントという感じですね。
・「Rhinoからのリマスター版CD」
日本国伝統の紙ジャケットとは異なるが三つ折りデジパック仕様。オリジナルブックレットの完全な再現に加えて、Bill Martinによるライナーノーツに歌詞付き。ロジャー・ディーンのアートワークも、このパッケージなら浮かばれようというもの。リマスタリングされた音は、70年代のバンドサウンドに相応しく、数値的な情報量よりもライブ感のある音像とざっくりした切れの良さを重視し、名より実質を取ったかのような手堅い出来のCDに仕上がっていると思う。ボーナストラックはファンにはすっかりおなじみの"America"に、スタジオライブ感覚で結構面白いラフミックス版の"Roundabout"。音楽的にはもう何も言うことはないが、久しぶりに聴いてみて、例えばオーケストラの弦のパートをエレピで置き換えたリック・ウェイクマンの"Cans and Brahms"のアレンジの巧みさに感心させられた(ストリングス系のシンセ音などにしてしまうと凡庸この上ないところである)。さすがだ。夢見るような生ギターソロの"Mood for a day"が終わり、突如炸裂する"Heart of the sunrise"のイントロ。その間隙に息づく一瞬の静寂に、このアルバムの語り得ない美しさが集約されているように思う。
・「名盤のリマスター盤しかもボーナストラック付き」
言わずと知れた、YESの最高傑作のひとつ。4thアルバムここからキーボードヒーロー、リック・ウエイクマンが鳴り物入りで加入し、一気にYES全盛に入る。楽曲が美しい音質によって冴える曲が多い為、リマスター盤は最高にお買い得。
このアルバム初体験の人には、もちろん超テクニカルギタリスト、スティーブ・ハウ(ギター)のカントリーフレーズとクラシックの融合した演奏を楽しんでもらいたいし、ジョン・アンダーソンの美しく天使の声のボーカル、クリス・スクワイアーのブイブイベース、天才ビル・ブラッドフォードのテクニカルドラムが最高の楽曲で聴けるので超お勧めです。
・「完成されたアルバム」
たぶんJON ANDERSONがKING CRIMSONのサードアルバム「LIZARD」にゲスト参加してから、かなり影響を受けたのかも知れないと勝手に思ったりもしてます。KING CRIMSONはアドリブ的アレンジなのに比べてYESの場合計算されたアレンジのようにも思えます。最強のメンバーになってメンバーそれぞれの良いところが全て出された傑作アルバムでしょう。この後にも「CLOSE TO THE EDGE」という素晴らしいアルバムがあります。プログレファン?ならこの2枚は買って損はないと思います。これらのアルバムも陶酔出来ます。
・「究極音質のリマスター版。買い替え必須」
アナログ版から数えて、本作を買い換えるのは4回目。1994年度のリマスター版もかなりいい音だったので、これ以上の改善は無理かと思いつつも、今回(2003年度)リマスターを聴いて驚き。音のクリアー感と広がり感が増し、イエスの演奏のすごさがさらに強烈になった。Close to the edgeのイントロの水の音、Siberianの出だしのギターの音を聞けば、いかにこのリマスター版の音がいいかが実感できます。
イエス・ファンで長年聞き込んでいる方も、今回のは買い替え必須です。
・「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」
片手にジャケットを持って、ジャケットを眺めながら聴くのがよいでしょう。間違っても、歌詞とにらめっこはしないこと。訳詞を読んでも意味不明ですし、歌の内容がわからなくても、イエスを聴く上でちっとも障害にはなりません。曲を演奏をサウンドを楽しむことが大事です。ジョン・アンダーソンの声もサウンドのひとつとして楽しむべきです。
・「買って損なし!!!」
この歴史的名盤の内容をとやかく言う必要はないだろう。要は既発盤を持ってる人が買い直す価値があるかだ。私が持っている日本盤(32XD-532)と聴き比べてみた。まず全体の音量は今回のリマスター盤の方がデカイ。導入部のせせらぎなど聞こえ始めるのがおよそ10秒も早かった(1万円以下のCDウォークマンで試聴)。その分、音の分離がはっきりしレンジも広くなった感がある。以前からこのアルバムでのビル・ブラフォードの音量の比率が他のパートに較べて抑えめにミックスされたように思っていた。今回もそれは変わらなかった。あくまで個人的印象だが、本来はもっと固い音で叩く人のように思う。どうだろう。ボーナストラックに関しては、サイモン&ガーファンクルのカバーなどシングル2曲に2,3のオルタネイト。6はジョン・アンダーソンの鼻風邪声バージョンとして聴くと面白い。また8分過ぎに入る逆回転のようなフレーズはかなり新鮮だった。未発表バージョンは、リック・ウェイクマンのキーボードがオリジナルに較べてかなりダサいのもまた一興。本編の完璧さ知るにはいいかもしれない。
・「これぞプログレッシヴロック」
この「危機」という作品を聴き終わった後の感動は、まるで山の頂上に到達し、素晴しい景色を見ているときのような感覚に似ている。 「プログレッシヴ・ロック」は、今となっては様々な形に変化し、拡散しているが、いつ聴いてもこのアルバムは、聴くごとに新しい発見を与え、いつまでも新鮮で飽きさせることがない。
この一枚で、他のプログレグループには無いわかりやすさと素晴しさで、プログレッシブ・ロックの素晴しさを教えてくれる。 このアルバムこそ、真の「プログレッシヴ・ロック」を歴史に築いた決定盤であることに相違はない。
・「リマスター最高」
危機はLP盤、初回CD盤、紙ジャケリマスター盤と買い続け今回が4回目の購入ですが、興味深い貴重なボーナストラックと、表題曲のSE部分や「同志」のスティールギターの最後のグリスアップまでクリアに聞こえる手をかけたリマスターなど、買って損のない内容です。私自身は大満足でした。Rhino万歳!
・「これは単なるリマスター再発盤ではない!」
これまで何回となくリマスター盤とか紙ジャケ盤とかで再発が繰り返されてきたイエスの作品群。だが今回のボーナストラック付の再リマスターシリーズは注目したい。特にこの作品は要注目。まずは1曲目のイントロ。30年来、LP、CDで聴いてきたものは、いきなり例のお経のようなジョン・アンダーソンのヴォーカルではじまっていたわけだが、何と2分間のイントロが追加されているのである。音質も前回のリマスター盤より骨太な印象が強く、個人的には気に入っている。ボーナストラックに関しては、意見の分かれるところだろう。未公開トラックが聴ける楽しみと、オリジナルのコンセプトに徹して欲しかったという思い、ファンの気持はちょっと複雑かもしれない。
・「イエスのアマチュアリズムが炸裂」
このアルバムでは、リック・ウェイクマンは前向きに参加していない。「古代文明」なんてひどいものだ。ボーナス・トラックの仮録りの方が、よっぽどリックの音が入っている。リックのソロの全盛期と重なったためではあるが、「海洋」ツアーも気持ち半分で参加したようだ。そういう流れで、ジョン・クリス・ハウ・アランといった、ほとんと独学でロックのビート・バンド、サイケデリック・ブームメントを渡り歩いた4人のロッカーの力で出来ている。ビルやリックといったクラシックを基本的にマスターした、力のあるミュージシャンが関わっていない。もちろんモラーツも。でも逆にそれが、イエスの曲作りの核であるジョン、ハウが制限なしに好き放題やれることになっていて、イエスファンとしては、そこが何ともうれしいのだ。
2.「追憶」はライブで演奏しなくなってしまったが、このアルバムのテイクで文句ないと思う。完璧である。後半の高揚感なんて、とても気持ちが良い。1.「神の啓示」、4.「儀式」は、今尚本人たちによって、最高の演奏を求めて再演・改編されて続けている名曲。そして、ことあるごとにバンドを出入りしているリックが、当然のごとく再演に協力しているのが、とてもうれしいのである。
・「プログレの金字塔的大作」
アルバム発表当初は、4楽章編成の長い曲が、いかにもプログレ全盛期を象徴していた様に思う。しかし、その内容の豊富さに、レコード針が擦り切れる程、繰り返し聴いた。このリマスター盤が発売されて、喜んで購入した。「神の啓示」の冒頭部分は平坦な旋律の神秘的で、曲全体のファンタジックな展開を予感させる。曲はタイトルからしてものものしいが、イエスの曲の常であるが、歌詞が観念的で、より神秘的な印象を受ける。
「儀式」はライヴのレパートリーとして、演奏される機会が多かったが、全体を締めくくるにふさわしい、ダイナミックな曲だ。曲はジョンが中心となり、ハウやクリスなどと共に作られているが、リックは参加していない。イエスにおけるリックの位置は、才能あふれるキーボードプレーヤーだが、イエスの音楽制作にあまり溶け込んでおらず、素晴らしい演奏だけを聴かせてくれる。リックの創作は、主にソロアルバムでなされている。
プログレの大作の歴史的金字塔だ。
・「大作至上主義的作品」
スタジオ録音版の6作目。前作「危機」の成功により、ますます大作主義の傾向に拍車がかかった問題作。アナログ盤LPの2枚組で片面全てを費やした楽曲が4曲収められるという、この当時でなければ絶対に作り得なかった構成となっている。
評価の分かれ目となっているのは、演奏時間が約20分前後の大作4曲が「冗長」なのか「雄大」なのかということだろう。「危機」と比べると各楽曲の緊張感は確かに薄れ、ロックが本質的に持つ躍動感に乏しい印象を受ける。それ故に、気軽に聴けるという側面も持っており、それを受け入れるか否かによって本作に対する考え方が変わってくるものと思われる。秀作は「神の啓示」と「儀式」であることは多くの方が認めるところで、確かにこの2曲はライヴで!も映える。なお、このEXPANDED&REMASTEREDシリーズでは、「神の啓示」のオープニングがこれまでのものとは異なり、約2分弱にわたり効果音にギターの音が絡むという静かな展開が加えられている。
ボーナス・トラックの2曲はスタジオ・ラン・スルーとなっており、約7割ほどの出来の「神の啓示」と「古代文明」が収められているが、これはコアなファン向きである。
・「賛否両論ある作品だが、30年後の結論として、傑作である。」
またリマスター版がでたわけだね。各リマスター版の音質の比較もどなたかにぜひしていただきたいが、私はそれぞれのバージョンのCDをもっているわけではないのでできない(今、これしか持ってない)。・・・リアルタイムで聞いていたときも、プログレ最盛期にあって、どのものにも(イエス自身の作品も含め)劣るものではないものとして聞いていたが、後に、この作品に賛否両論あると聞いた。否定的意見として、冗漫である、水増しされている、難解だ、などなどの意見があるが、(まあ確かに冗漫という意見はわからぬでもないけど)昔も今も、とても難解には聞こえない。きわめてPOPで色彩豊かな作品である(音の広がりや感触や作品の味に、録音に乗り気でなかったリック・ウエイクマンの貢献が大であると思う。特に1曲目がすばらしい)。『危機』のような緊迫した構成、時間軸で作品が作られてはいないのである。一緒にしてはいけない(ちなみに個人的には「リレイヤー」がベストである)。こうして30年後に聞きなおしてみても、今のさまざまなものを聞いてきた耳においても、新鮮さと、この作品の中でしかひたることのできない空気と彩りと、広がりと豊かさがある。これにひたらねばこのアルバムを聞く耳として損である。イエス初心者にも、気軽に聞く事ができるものであることと、フレッシュな風とイメージをいくつも耳を傾けるものに送る作品である事をお勧めいたします。ひたれよ。
・「日本盤を買うよりこの輸入盤を...!」
文句無しの名盤に、ボーナス・トラック3曲が追加収録されています!特に⑥錯乱の扉(スタジオ・ラン・スルー)はオリジナルより音が生々しく最高です!!そして、購入を考えられている方は高価な日本盤よりこの輸入盤を購入した方が良いでしょう。日本盤は輸入盤を紙ケースで包み、帯と5Pの日本語ライナーを付けただけの輸入盤国内仕様です。英文解説翻訳がどうしても欲しい方以外は500円安いこの輸入盤の方がお薦め!?
・「危機と並ぶ名盤」
リックウェイクマンの代わりにパトリック・モラーツが参加し、危機と同じ構成に戻ったアルバム。でそのモラーツだが、2曲目「サウンド・チェイサー」を聴いていただけばわかる通り、ウェイクマン以上ではないかと思わせられるテクニックを持っており、実はこの時期のイエスの演奏水準は最も高かったのではないかと個人的には思っている。アラン・ホワイトもブラッフォードに比べ個性は薄いが、超絶的なプレイを披露している。そしてこのアルバムはなんと言ってもハウのギター!「錯乱の扉」での彼の演奏はとても真似できる代物ではなく、異常に高いテンションである。また既に言いつくされている通り、「スーン」部分はいつ聴いても鳥肌が立つ(特に最後)。イエスの曲の中でアンダーソンのヴォーカルの美しさが最も際立っている場面であろう。やはり彼なしのイエスなどありえないのだ。
・「飽きが来ない名盤」
私は多分熱心なYesファンではないのでしょう。Yesは25年前から聴き始め、こわれものから始まり危機、究極、サードアルバム、果ては当時の新譜であるビッグ・ジェネレイターまでそれはそれは聞き込んで、今でも一通りCDで購入しましたが、自分ではまずターン・テーブルに載せることはありません。近所のロックバーあたりで流れれば勿論楽しく聞けますが、それらのいわゆるYesの名盤を自発的に聴くことは無くなってしまいました。が、本作だけは別。Yesを聴きたくなったら本作を聴きます。
本作の一曲目は名曲「錯乱の扉」。パトリックのシンセに導かれて幕が開くと、アランの安定したビートの上を各メンバーが楽器をぶつけあう、ストラヴィンスキーあたりの影響も感じさせる、緊張感に満ちた楽曲になっています。派手な前任者のビル・ブラフォードに比べると評価が落ちるアランですが、本作を通して安定したビートで派手なドラミングを披露していて、決して実力的には劣らない、テクニシャンぶりを楽しめると思います。そのアランのドラミングの上でぶつかり合う音の壮観な様は見事の一言だと思います。後半、いわゆる"スーン"の部分は音が飽和した後の緊張の解けた、安らぎに満ちた世界が展開されます。一転して二曲目は各楽器のソロをフィーチャーした、すごいスピードで展開されるジャズロック。スティーヴのギターソロもパトリックのシンセソロも、ブリブリなクリスのベースも格好良い、音が凝縮されたような密度の濃い曲です。三曲目はスローなテンポの佳曲で、ちょっと凡長で構成をもう少し練れば良かったとも思いますが、メロディ自体はきれいでジョンの歌声を堪能することができます。
確かに初めて「Roundabout」を聴いたときにはその格好良さにびっくりしたし、一般的に評価が高い「危機」も聴くべきだとだと思いますが、飽きずに長く聴ける本作がYesでは一押しです。
・「リマスターはいまいちですがボーナストラックだけで買いです」
音質は残念ながら98年のリマスター版に劣ります。というより98年版が良過ぎます。このRHINO版もかなり頑張っていて、これまでに発売された「Relayer」の中では突出した音の良さなのですが、それでも98年版にベールを2枚くらい被せた音です。「Sound Chaser」の冒頭のドラムの乱れ打ちで比較するとよく分かります。98年版では音抜けが良いため一音一音のタッチの違いやドラムのヘッドの弾力の具合までもが分かりますが、このRHINO版では音がべったりとしており、そこまでのレベルには達していません。98年版はホワイトが目の前に見えるようですが、このRHINO版は細かい音の羅列でしかありません。RHINOの関係者は98年版および01年の再発版のどちらも聴いたことがないと思います。聴いていれば超えるものを作ろうとするはずです。名アルバムだけに残念です。98年版の再再発を強く希望します。
しかしこのRHINO版はボーナストラックだけで買いです。 他の方も書いていらっしゃいますが「錯乱の扉」Run-Throughの生々しさは、ファンであればある程、涎ものだと思います。 ミックスを重ねてないため音が良く、ボーカルは、アンダーソンと収録マイクとの距離の微妙な変化まで分かり、ドラムは、ホワイトの凡庸さ(ブラッフォード比)を際立たせる結果になっていますが本編以上に高解像度です。エンディングのアレンジも興味深いです。ファンにとっては贅沢過ぎるオマケだと思います。また、「Sound Chaser」のシングルB面用編集も、潔い編集(前半総カット)が意外にもかっこいいです。
・「ハイテンションの「演奏」重視の傑作」
コンセプト、パフォーマンスすべてにおいてロックの芸術性の頂点を極めたYESがスタイルを踏襲しつつも奔放な演奏力を発揮した作品です。リック・ウェイクマンの後任にテクニシャンのパトリック・モラーツを迎え巧みなアンサンブルに加えジャズ的な即興演奏の爆発力をも活かしています。
「危機」と同様のA面1曲B面2曲の構成ながらサウンドはやや異なり密度の高い、硬質なイメージが強いです。シングルカットされた1曲目の終盤「Soon」や3曲目のオープニングなどリリカルな場面もありますが全体としては息を呑むような演奏が主なように思います。特にスティーヴ・ハウはさえたフレージングと逞しいプレイで大活躍。
もうちょっとタガが外れたら飛び散ってしまいそうなギリギリ感がたまりません。
・「Yes(プログレ)の最後の輝き。」
パトリック・モラーツは自身のソロアルバムが好評だったことにより脱退、代わりにリック・ウェイクマンが復帰、再びシンフォニックな曲調を取り戻した傑作。70年代後半のプログレアルバムとしては出色の出来であり、Genesisの「静寂の嵐」、Renaissanceの「お伽話」、U.K.の1st等とともにプログレ最後の輝きの一つと言えるでしょう。1曲目「Going For The One」は後のポップ化を予感させ、2曲目「Turn Of The Century」ではハウが、3曲目「Parallels」ではウェイクマンが、4曲目「Wonderous Stories」ではアンダーソンがそれぞれ見せ場を作っています。しかし真に語られるべきは5曲目「Awaken」でしょう。アンダーソン自身が究極のYesと認める大曲で、その完成度の高さは「危機」「錯乱の扉」にも劣りません。ハウのギターソロやウェイクマンのパイプオルガンなど、今までの集大成のような一曲でこの一曲だけでお腹一杯になれるはずです。Yesファンだけでなく、全プログレファンにお薦めの一枚。
・「駄曲なしの傑作」
従来のYesに比べて美しいメロディー・ラインの曲が多いとともに、タイトなリズムが特徴的なアルバムである。このアルバムの凄いところは一曲として駄曲がないことである(Additional Trackはその限りではないので念のため)。このアルバムを聞いたとき、昔ながらのファンは一曲目のリズム・カウントとスライド・ギターに面食らいつつ、新しいリズム・フィギュアに驚き、2曲目以降の美しいメロディを聞いて安心し、最後の"Awaken"で感動のピークを迎えるはずである。緊張感という観点では"Close to the Edge"には及ばないが、Yesのキャリアの中でも優れた出来を示す傑作。
・「聴きどころはHoweのスライド・ギター」
なんといっても聴きどころは表題曲でのHoweのスライド・ギター。スライド・ギターと言ってもHoweの場合はハワイアン・ギターをスライドとして使っています。この曲とClose To The EdgeのAnd You And IのスライドはHoweのスライド・ギターのベストプレイだと思います。一曲も駄作なし。傑作。
・「こんな録音あったの?」
私は、今まで、いわゆる”リマスター版”という物を買った事がありませんでした。しかし、今回、初めてこのアルバム『究極』の2003年版リマスター盤を買って、とても良かったと思いました!イエスはとても好きなロック・グループなので他にも良いアルバムはいっぱいありますが、個人的には一番好きな1枚だったので、買おうという気持ちになったのですが、買おうと思った理由は、ボーナス・トラックに注目したからでした。そして、実際に買ってみて、とてもお買い得だなと思ったのは、①~⑤が今までの物より、音のメリハリが良くなっている様に思える点です。それから、ボーナス・トラックが貴重な録音だったからです。特に⑨~⑫のリハーサルという4曲の演奏が、通常版の①~⑤の荒削りな原形になっているというのは、聞いていてとても興味深く、イエス・ファンの方なら、絶対に買って損はないと思います。
・「美しいイエス」
「危機」「こわれもの」「サードアルバム」に次ぐ傑作がこの「究極」だと思う。従来の楽曲に比べ繊細な音が並ぶ。特に「不思議なお話しを」はジョンアンダーソンのエンジェル・ボイスが最大限生きていてとても切なく美しい。このリマスターによってさらに音が洗練されて、おすすめできます。
・「自己改革の分岐点を飾るアルバム」
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・「プログレポップの代表作」
プログレにいきずまったYESが方向転換に作ったアルバムが究極とトーマトである。共にできがすばらしく大成功と思われたがファンがついてきてくれなかった。本当はニュープログレ、プログレポップと、もてはやされなければならなかったのに・・・同じ試みをELPも行ったがこちらは完全に失敗に終わり後世のバンドの評価の差が出ることになる。1曲目から最後の曲までいきつかせることなく聞かせてくれる傑作であり、今の時代だからこそ聞くべき作品である。国内盤は渋谷陽一がLed Zepplinより格下と評したライナーノーツが付いている、そんなことは、有り得ません。
・「類型的かつ因習的がプログレか?」
YESのファンに「トーマトが一番好きだ」と言うと、たいがいキョトンとされ、しまいには馬鹿にされてしまいます。まあ、コアなプログレファンに言わせればこれはプログレではないそうで。
しかし、いま現在聴いても十分通用するほどコンパクトでシンプルですっきりし、素晴らしく美しい佳曲が並んでいる。しかも紛うことなきこれはイエスサウンドで、こんな音楽は他のバンドじゃできゃしない。美しいが、しかし奇怪でへんてこりんな曲のオンパレードと言えなくもないですね。当時はこれぞオリジナリティと思いましたね。擦り切れるほどに聴きました。
なにも無意味に長大で只グダグダとトグロを巻くのだけがプログレじゃあるまいと。常に新しさへ脱皮することこそ本当のプログレッシブとすれば、当時の立ち位置を大きく変えた現状打破の本作は、やっぱり当時プログレッシブだったんだろうなと。
まあ、商業的な失敗が結果として分裂の最期の引き金にはなったんでしょうけれど。でも、「一番好き」が最高傑作とするならば、本作こそ私にとって彼らの最高傑作です。現代でも十分鑑賞に値します。
・「数あるイエスの作品で最もポップでシンプルな作品」
78年発表の11作目。明るく爽やかな1.のイントロだけでこの作品の素晴しさは伝わる。78年頃と言えばパンク/ニューウェイヴの全盛期。イエスは彼らならではの手法で時代に合わせようとしていたことが良く分かる。シンプルでポップな曲の中にイエスのエッセンスをコンパクトに収録した充実の全8曲。プログレの大袈裟さをやや後退させ、その分、躍動感のあるロック的な演奏を強調したサウンドはエネルギッシュなパワーが漲っていて非常に若々しい。直線的なスピード感のある演奏は間違いなく狙ったものだろうが、モロにパンクな曲をやっていても大袈裟なリック・ウェイクマンのシンセが加わることによってどこをどう聞いてもイエスになっている。このサウンドがあの時代にどれくらい受け入れられたかは分からないが、今聞くと本当に魅力的なアルバムだと思う。ファンクやR&Bなどの従来のイエスにはないエッセンスもスパイスとして効いている。リック・ウェイクマンの鍵盤も非常にモダンで本作ではポリ・ムーグの分厚いサウンドが満喫出来る。ヒプノシスによるモダンなジャケットも素晴しく、イエスの中でも個人的には群を抜く最高のものだと思う。ただしジョンによる歌詞は少し病んでいるのでは?と思わせるほどの内容を持っており、非常に意欲的な作品ではあるものの、彼らの限界であったことも確かなのだろう。このメンバーにおける脱プログレ的な極限の作品とも言えるのだが、不思議なことに従来の作品と全く違和感はない。イエス・マジック。
・「シンプルになったイエス・サウンド」
イエスのスタジオ録音9作目。独自の世界観で唯一無二の音世界を構築してきたイエスも、時代の流れには逆らうことは出来なかったと感じる問題作。本作が作られた当時、世はまさにパンク・ムーブメントの波が押し寄せてきた頃で、複雑な構成と雄大な曲想を誇るイエスは、この影響をモロに受けたと言えるであろう。
かつての複雑な曲想は姿を消し、1曲当たりの時間も3分~6分程度と短いもので構成されているのがその表れである。演奏時間20分代の大作にその実力を遺憾なく発揮してきたイエスにとって、この変化は致命的であった。アルバム作りに対するメンバーのモチベーションの低下も、この作品に深い影を落としている。
リハーサル中、「俺のベースは、いい音を出していない」と言って弾くのを突然やめてしまったクリスに対し、「決してそんなことはない」と励ますリック。収録曲「自由の翼」のビデオ・クリップには、そんな光景が映し出されており、バンドそのものが持つテンションが下がりつつある状況であることに疑いの余地はない。
事実、トーマト・ツアーの終了後、バンドの顔とも言えるジョンとリックが揃って脱退している。いささか悲観的なコメントを述べてきたが、個々の楽曲における完成度は決して低いものではない。むしろ、この厳しい状況下で及第点以上の作品を作り上げた彼らの実力を素直に評価したい。
なお、「a輝く明日、b歓喜」「クジラに愛を」「自由の解放」「オンワード」の4曲は、イエス・ファン以外の方にも是非聴いていただきたい秀作である。
・「期待を裏切る傑作アルバム」
ジョンアンダーソン、リックウエークマンというイエスの顔ともいうべき2人が抜け、バグルスのメンバーを加入させて作ったアルバムです。そういうわけで、誰もが失敗作に終わるのを期待していたのですが、イエスのドラマチック性を残しつつ、当時流行したエレクトロニックポップの要素を入れた新しいイエスサウンドともいうべきものを造っています。
前作、前々作で、ポップの要素を入れようとして結局中途半端に終わったのに比べるとずっと良い仕上がりなだけでなく、①などはイエスの名曲ともいえると思います。また、LIVEでは絶対やらない曲ですので、このアルバムでしか聴けない名曲群が揃っているという意味でも貴重なアルバムです。
・「聴き応えのあるニューイエスサウンドが楽しめます」
音楽的な衝突から、ジョンアンダーソン、リックウエイクマンという中心人物が脱退し、「ラジオスターの悲劇」で有名なバグルズのトレヴァーホーン、ジェフリーダウンズが加入して作られた1枚限りのアルバムです。
メンバーの顔ともいうべきアンダーソンが抜けてしまい、どうなることかと思われたイエスですが、70年代前半を思わせるドラマチックな楽曲に80年代当時のエレクトリックなフレーバーを効かせ、逆に「究極」「トーマト」の迷いがふっきれたような聴き応えのあるニューイエスサンドに仕上がっています。
中でも①④はイエス史の中でも名曲に上げられる大作ではと思います。ジョンアンダーソンの熱烈なファンにはお奨めできませんが、プログレファンには十分楽しめるアルバムだと思います。
・「苦肉のメンバー交代が、意外にOK」
ボーカルのアンダーソンとキーボードのウェイクマンが脱退してしまい、苦肉の策として「ラジオスターの悲劇」で売ったバグルスの二人を加入させた作品。「ラジオスター」がすごくポップだったので、期待していなかったが、実際に聞いてみると前作、前々作の迷いが吹っ切れたのか、緊張感にあふれるプログレ曲が立て続けに流れ、驚かされた。
曲の構成、演奏も文句なし。イエスの歴史に残る名盤だと思うが、アンダーソンが参加していない時の曲のため、最近のライブではまったく演奏されないのが寂しい。
このままこの面子でやってもいいかと思ったが、結局、バグルスの二人がバンドになじめず、この作品でひとまずイエスは解散する。
・「ワタシはこの作品が好きです!」
あろうことか、JON ANDERSONとRICK WAKEMANが揃って脱退して不在となってしまったYESの作品。昔からのファンは、2人の不在で必然的に低評価を与えていますが、筆者としては、実はYES作品中3本指に入るくらい聞き込んだ作品であり、素晴らしい作品だと評価しています。
JON、RICK不在の中、前作「トーマト」で紛糾した新しいYES音楽へのアプローチから転換して、あえてYESらしい構成でのアプローチに徹しています。その中にバグルス組の持つ近代的なフレイバーがうまく加味されており、YES様式の中でのポップさ加減が適度に表現されているのではないでしょうか。とりわけ顕著なのが、①④だと思います。④は筆者の中学校3年生時点でのベスト3に入る名曲。個性的なフレーズのドラムラインを必死になって追ったものです。②③の繋がりも秀逸。乾いたベースの響きがとてもグッドです。
JONとRICKのいないYESなんて・・・と、聞かず嫌いをせずに、フラットなキモチで聴いていただきたいと思います。必ず満足いただけると思いますよ!!
・「プログレッシブロック」
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・「イエスの傑作の一つ」
高校生のときに『こわれもの』と一緒に、初めて買ったイエスのアルバム。イエスというバンドのことをあまり知らなかったため、サウンドの異なる二枚を同時に聴いて、多彩なことの出来るバンドだなあと感心して、ファンになりました。
いつの時代でもイエスのアルバムに共通しているのは、曲のメロディの素晴しさ、そして重厚なバックコーラスだと思う。そこが他のプログレと一線を画すところ。前年のエイジアの大ヒットの流れにうまく乗ったこともあり、①がイエス初の全米No.1ヒット(何年か前の日産のCMで流れてた)となり、80年代を代表するアルバムとなった。
とても聴きやすいポップなアルバムになっているので、イエス初心者には最適なアルバムかもしれない(って、友達にこのアルバムから聴かせてから、次に『こわれもの』や『危機』を貸すと、その変容ぶりにかなりビックリするみたい)。
・「80年代のベスト5に入るアルバム」
発表されたのは83年だけどちゃんとアルバムを通して聴いたのは90年。あまりの素晴らしさに言葉を失った。シングル「OWNER OF A LONELY HEART」や「LEAVE IT」はさすがに知っていた。この2曲もアルバムで聴くと気分が変わってくる。
しかしシングル以外の4)「CHANGES」の徐々にもり上がっていく所や7)「OUR SONG」のイントロのカッコいいピアノとあのボーカルの入るタイミングの間。8)「CITY OF LOVE」重厚なベースにあのドラムが絡む絶妙さ。とても日本人が真似できない・・というか血が違うんでしょ。既にプログレと言うよりポップスに近い。
2002年紙ジャケリマスター版が出て、音が良くなって、13年聴き続けている。何度聴いても飽きない。多分一生聴けるでしょ。
・「高度なテクニックにポップ感覚が加わった80年代のイエス・サウンド!」
70年代に頂点を極めたイエスが、80年代に入って再び放った傑作アルバム!初めて「ロンリー・ハート」を耳にした時の、感動が何度聞きなおしても甦ってくる。
技巧的で哲学的なサウンドにのめりこんでいったイエス。ついにはジョン・アンダーソンまでもが去っていった。
残されたクリス・スクワイア達が獲得したポップ・サウンド。そこに、再びジョン・アンダーソンとかつてのメンバーが還ってきた。
ジョン・アンダーソンは、元イエスのメンバーで、従来のサウンドのさらなる追求をおこなっていた。
サウンドの方向性を違えていたイエスのメンバーが再び個性をぶつけあって新たに獲得した新たなイエス・サウンドが、「ロンリー・ハート」に結実した。
80年代のイエス・サウンドは、高度なテクニックに裏打ちされた従来のスタイルにポップな感覚が加わって進化したものだった。イエス独特の”音”はいたるところに示され、長年のファンにとっても大満足の1枚。
ジョンは「ロンリー・ハート」を80年代の「ラウンドアバウト」とインタビューで語っている。傑作アルバムである!
・「4度でハーモナイズされた印象的なギター」
ほとんどバラバラだったこの頃のイエスをまとめ、『ロンリー・ハート』という YES最大のシングル・ヒットを生み出したのはトレヴァー・ラビンとプロデューサーのトレヴァー・ホーンだった。『ロンリー・ハート』で使われたオーケストラ・ヒットや4度でハーモナイズされたギター・ソロは全て両トレヴァーのアイデアだ。
もはやプログレの呪縛を離れ新しいYESになった記念碑的作品。
・「リズムの巧さに惹かれます。」
YES最大のヒット作。プログレの枠を越えてこのアルバムでYESは有名になりました。私もこのアルバムでYESを知りました。どうしても「ロンリーハート」に注目してしまいますが、私はアルバム全体を通してリズム構成の巧さ、複雑さ、かっこよさに惹かれました。"Hold on"の3連リズムの取り方、"Changes"の変拍子、"City of love"のヘヴィなグルーヴなど、ドラムをやっている私にとっては参考になるものばかりです。
●ライヴ
・「イエス絶頂期の隠れたサードライブアルバム」
1985年リリース、このアルバムがリリースされるちょっと前に「90125ライブビデオ」がリリースされ、本作はビデオの姉妹品的な立場でリリースされていた。「90125ビデオ」には「ロンリーハート」等の目玉曲が満載なのに対して、本作は5人のメンバーのソロ演奏に「ホールドオン」と「チェンジズ」を加えて何とか市場にリリースできる体制をとったかのような一般向けではない作品だと当時は思った。当時はビデオのおまけ的な作品だと思っていたが、むしろビデオよりも知らない曲だらけのこちらの方が旨みが多く、当時は聞きまくった記憶がある。トレバーラビンのやたら手数の多いアコースティックソロや「テンパスフライト」のベースソロのフレーズの応用した「ホワイトフィッシュ」(アランホワイトとクリスを中心とした曲)が本作の聴かせ所だと思う。このCDをイエスのページで探していたら12ページ目でやっとヒットした。僕のように20年前に感動を感じたという人はぜひとも再度聴いてみてください。このバンドでリックのパートを任されたトニーケイはきっと辛かったと思う。リックと比較されるし、難しい楽曲をマスターするのは大変だったと思う。
・「90125イエス・メンバーのソロが中心のライブ・アルバム!」
イエスがこれまでにリリースしたライブ・アルバム「イエス・ソングス」と「イエス・ショウズ」特に、イエス・ソングスは、ライブ・アルバムではあるが、スタジオ盤以上の存在感を示すライブ盤で、イエスの脅威のテクニックと強烈な個性を伝えている。この「イエス/ライブ」は、それらのライブ・アルバムとは質的に異なっている。
イエスとして演奏されるのは①ホールド・オン⑤変革のみで、後はメンバーのソロである。②はトニー・ケイ③は、トレヴァー・ラヴィン④は、ジョン・アンダーソン。「究極」に収められている「錯乱の扉」の最終楽章である。⑥は、クリス・スクワイア⑦は、クリスとアラン・ホワイト。
「90125」をリリースした頃のメンバーの個性を知るには良いが、どうもこの時期の!イエスはイエスであってイエスでない、ことを主張しているように感じられる。
・「おクチあんぐりの3枚組みでした(当時)。」
1973年5月リリース まぁこれを聴いた時は魂消たね(文字通りタマゲましたよ)。「こわれもの」や「危機」も聴いていたけれど、「スタジオ盤でしょ?じっくり作ったんじゃないのぉ?」なんて呑気なことを言っていた矢先に発売されたのです。当時3枚組みというのは高校2年生の青年には非常に高価な買い物で、シカゴのカーネギーホール4枚組み以来の決死の覚悟だったのです(スカだったら悔しいからね)。
期待の高まりを抑えられない「火の鳥」の長いオープニングの後、ドッカーンと1曲目が始まってからというもの兄貴と二人でお地蔵さん状態でスピーカーの前に釘付けになってしまった。「これライブ?」等とアホな会話をしつつ、空いた口が塞がらなかった。個人的にはクリス・スクワィァのベースに感激してしまった。当時ポールマッカートニーくらいしか弾いていなかったリッケンバッカーのベースがこんなに凄い音とは思いませんでした。アマバンドを組んで楽器を購入する時期でもあったので、欲しくて堪らなくなりましたが、50歳を越えた今でもまだ買ってません(やっぱ欲しいなぁ)。新加入のアラン・ホワイトが3日位で全曲覚えてツァーに出ていたなんて記事を読むと、生まれつきの才能っちゅうのは羨ましいもんだなぁと感じつつ、「いつか俺だって!」と17歳の青年は熱く自分の将来を夢見たものでした。(?)
LPしか持っていなくて、今回始めてCDを買いました。音がどうのこうのなんて野暮なことは言いません。持ち運びが便利になって何処でも聴けるだけでも満足です。でも、結構凄い音になっているので、やっぱし堪んないっすね。
・「最強のプログレ集団による最高の演奏」
演奏の内容といい量といい、全盛期のイエスにふさわしい、ライブ盤の傑作。音質やバランスはベストとはいえないがそれでもなお余りある素晴しい内容だ。ラウンドアバウトや燃える朝焼けなどはもとより、パペチュアル・チェンジなどは音に厚みがあって音色が多彩になり、オリジナルよりもいいのではないかとさえ思わせる。ビルブラッフォードのドラムソロも聴けるし。メンバーのソロパフォーマンスが一曲づつ収録されているが、特にクリス・スクワイアのベースがうなるthe fishや、リックウェイクマンが惜しげもなくテクニックを披露する〜ヘンリ8世と六人の妻より抜粋〜は圧巻である。yours is no disgraceやI've seen all good peopleなどは、非常にロックらしいノリに仕上がっている。イエスってこんなにライブ栄えするバンドだったのか。これはやはり新ドラマーのアラン・ホワイトによるところが大きい。ハイテンションでエネルギーあふれる快演奏。彼もまた一流のロックドラマーであることはこれを聴いていただければお分かりいただけるだろう。いろんな意味ですごいのはclose to the edge。賛否両論あるらしいけど、この曲をここまで再現しただけでも拍手を送りたい。
しかし、何度聴いても、starship trooperで締めくくられるラストには感極まるものがあるなあ。
長々と書いてしまったけれど、とにかくこのアルバムのすごさは一度聴いてもらえばわかると思う。
・「もう、これは神がかってます」
30年以上前のハナシですよ。当時、彼らハタチそこそこですよ。まだ現役でやってる彼らもある意味スゴいが、本人たちもわかっているはず。「アレを超えるようなものはできないだろう」と。とくにスゴいのは、アラン・ホワイトが、このツアー直前に脱退したビル・ブラッフォードの代わりとして、半ば脅されるようにしてバンドに入れられた(らしい)が、3日間で全部曲を覚えて演奏したということ。イエスファンのあいだでは今でもブラッフォード支持が根強いが、74年頃、町の図書館でこのライヴ盤を何気なく借りて(!)聴いたが最後ブッ飛び、それからイエスにのめり込んだ私としては、ホワイトの評価がイエスファンのあいだでさえ不当に低いと思っている。
イエス時代のライブ音源の少ないブラッフォード在籍時の貴重な演奏(Perpetual Change, Long Distance - Fish)も収録されているし、他の方が書かれているように、Yours is no disgraceなどライヴならではのアドリブも満載で、初期の曲なのに古臭さを感じさせない。Close to the Edge, And You and I, Roundabout, Heart of the Sunrise ...いちいち語る必要なし。「9012ライブ」も「ハウス・オブ」も「シンフォニック・イエス」もそれなりに良いですよ。でも、生粋のイエスファンって、どうしてもこれと他のライブを比べてしまいますよね。好むと好まざるにかかわらず。否が応でも。しょうがないんです。
これは、あの頃、神がかっていたとしか思えない若き天才たちの記録である。
・「ライブのほうが絶対良いと思われるトラック多い」
彼らが、ライブであの複雑な曲を再現するスパーテクなやつ、というのは間違い。スタジオ版でもライブを考えて作っているし、演奏できない曲はスタジオでも録音するのは難しい。うまいだけならほかにもいるかもしれないが、YESはそれだけではない。
聴き所:①シベリアンカートルそれにキーボードソロからペダルステイール、ギターに替えるスリル。メロトロン音程の不安定さが最高に良い。このころはポリシンセがないから、メロトロンと同じフレーズで最後のほうに少し出てくるモノシンセのポルタメントがそれはそれで隠れキャラのような。Studio版ではフェードアウトだが、ステイーブハウの珍しく歌っている(?)ソロをたっぷり入れて終わる完成されたエンデイング。
②The Fish:Fragile版ではモチーフをとりあえず録音しておいた予告編だ。Long Distance,,からギターのハーモニクスのシーケンスをはさんでメドレーになるのはスタジオ版と一緒だが、クリスのリッケンバッカーそれから大展開。このアルバムの中ではダイナミックレンジが一番大きい曲。これだけのために買っても良い。
③Close to the Edge:スタジオ版より自然で緊張感あるギターソロ、ハモンドソロ。コーラスもこちらのほうが良い。E.シタールもライブでやってなるほどという感じがする。
*Yours is No GraceはSteve Howeの指が切れるほど弾きまくるー!Roundaboutはオリジナルスタジオ版が好きでこちらは、特にジョン、Bメロは、、とまあ、人それぞれの楽しみが、発見が、たくさんあるはずです。それにアランホワイトもいいわ。
・「プログレ全盛期を知ることができるアルバムです」
イエスの72年のコンサートツアーの様子を収録したライブアルバムです。LP当時は3枚組という超大作でもありましたが、ファンの関心は、アルバム「危機」収録曲に代表される複雑にして難解な曲を、ライブでも再現できるのかということ。しかし、72年当時といえば、イエスのみならず、プログレ全盛期でもあり、イエスからの回答は、難解な曲を見事に再現するだけでなく、ライブならではの演奏のドライブ感、そして観客の熱狂と共に返してくれる物でした。メンツ的にも、アンダーソン、ハウ、スクワイア、ウェイクマンの最強布陣にDrは、ブラッフォードとホワイトの両方を収録、曲も「危機」「ラウンドアバウト」、メンバーのソロ曲等々、まさにプログレ全盛期を知ることができる内容になっており、プログレのみならず多くのロックファンにお奨めのアルバムです。
・「「錯乱の扉」と「儀式」のライヴは一聴の価値あり」
これはイエスのお馴染みのメンバーからリックが脱退し、代わりにパトリック・モラーツが参加して行われた時のライヴだ。パトリック・モラーツは七色の音を出し、なかなかのテクニシャンだ。クラシックのピアノ音楽のレコードを出すというオファーまであったリックは、和声学などの音楽的知識が強固で、音創りに深みがある。比較すると、モラーツは、音楽的素養の深さよりも、シンセを扱うテクニックに長けている。
収められている「錯乱の扉」や「儀式」といった大曲は、おそらくスタジオにて、何度も試行錯誤を繰り返しながら、創り上げたものだと思われる。これをライヴでやるのは至難だ。それをこの時期のイエスはやり遂げた。この一連のライヴの成功は、日本の全国紙でも取り上げられ、「奇跡的な演奏」を行う超絶技術の持ち主のグループと評された。
一聴の価値は十分にある。全体に、従来のイエスと、少しイメージが事なる。
・「イエスソングス以降の充実した楽曲が詰まった傑作ライブ」
「ドラマ」ツアー終了後にイエスは解散し、イエスの実体のない寂しい時期にリリースされた2枚組のライブ盤、クリスがリミックスを行った影響でベースやドラムのリズム面が強調された音になっており、特に「儀式」のベースソロは圧巻!この曲はこのアルバムの最大の聴き所でこの曲のために僕は購入したようなものだった。「究極」以降の曲はよくできたポップナンバーで、ヒット曲やシングル曲が収録されているが、「錯乱の扉」や「儀式」のような長尺ナンバーでこのバンドの持つ技能が最大限に発揮されていると思う。僕は錯乱の扉のスタジオバージョンで挿入される効果音が余り好きではなくて(ファンの人はすみません)「リレイヤー」はあまり好きではないのですが、このライブバージョンでは効果音がないので、こちらの方がすっきりして聞ける。ハウの弾きまくるギターとクリスのベースとアランのドラムが作り出す混沌としたアンサンブルは最高、選曲に若干不満があるが、70年代を締めくくるライブとして無視できない好盤である。
・「fire bird」
火の鳥から始まる壮大なオープニング。息もつかせないparallels への展開。スティーヴのギターにからみつくクリスのベース。自由奔放なリックのキーボード。突き抜けるジョンの歌声。アランのドラムは底辺を支えている。30年前にこのようなドラマが展開されていたのだ。今、これほどまで荘厳なロックがあるだろうか?黄金期のyesの中でもyessongsとは対極にあるライブだろう。自分としては、こちらのyesの方が好きなのだ。
・「SONGS>SHOWSなのだが・・・」
はっきり言って、パトリック・モラーツの・・いや、「Relayer」の曲が入った”貴重なライブ・アルバム”です。「Gate of Delirium」は”限界ギリギリ”のパフォーマンスです。凄い!!!
・「良いアルバムだが、ファンとしては無念・・・」
YESのライブについて述べれば、海洋地形学物語とリレイヤーのツアーが最も凄まじく、正に神懸り。究極のライブ・アルバムを出せた筈だが、そうはならなかった。本アルバムも決して悪くはないし、楽しめる。しかし、もっともっと凄いテイクが多数存在することを考えれば、このアルバムは無念の一言に尽きる。やる気がなかった筈
のリック・ウエェイクマンはツアーでは、バリバリに弾きまくり、パトリック・モラーツは前任者なんか知ったことかと言わんばかりに自己流の超テクを駆使して突っ走る・・。そんな緊張感が味わえるアルバムになっていれば良かったと思う。・・・念の為、これは贅沢な望みであって、本作に関しては
十分楽しめるアルバム。ファンならば無視してはいけません。
・「トレバーラビンの貢献大、そしてトレバーの才能全開アルバム」
1987年秋リリース、制作当初の段階ではトレバーホーンが関わっていたが、ラビンと意見が衝突しホーンが降りてしまう。結果的には、ラビンがプロデュース、作曲、演奏などで好き放題したいことを自由にやらせてもらったアルバムに仕上げられた。クリスの厚い信頼を受けたラビンにとっては本当に楽しく制作できたに違いない。それに対してジョンは翌年にソロアルバムをリリースしていて、きっとジョンが作った新曲のほとんどがビッグジェネレーターに採用されず、ただ単にボーカリストとしてこの作品に参加したのではと思うほどフラストレーションのたまった作品だったのではないかと僕は推測する。この時期のライブではジョンが「危機」を演奏することを強く主張したが他のメンバーの同意を得られなかったというし、このアルバムがジョンの脱退とABWHの制作につながっていったのだろう。にしてもスティービーニックスに提供する予定だった「ラブウイルファインドアウエイ」(どう考えてもこの曲はニックスには合わないと思う)は名曲だし、「ファイナルアイズ」や「アイムラニング」のようにシングルにはならないが昔からのファンも納得させる長めの曲もよく出来ている。このアルバムは前作ほど話題にならず、更にピンクフロイドの「鬱」とリリース時期が重なり、フロイドの影に回ってしまった感があるが、80年代の傑作アルバムとして手放せない作品である.私事だが、生まれて初めて買ったCDがこれで、音質の良さに感激した思い出があります。
・「デジタルポップ路線のイエス」
美しい夜明けを迎えるかのようなコーラスで幕を明ける“Rhythm Of Love”が、「スティーヴィー・ニックスのために書いた」というのが想像できないほど、イエス的に仕上がっています。前作【90125】がクリスのイニシアチブにより制作され、トレバー・ラビンを右腕として起用した作品に対し、今作はイエスの中でも米国産のイエスを強く感じさせます。“Owner Of A Lonely Heart”がビルボードのシングルチャートで2週連続1位にランキングされちゃったため、というせいもありますが、前作、今作が最もデジタルポップなイエスを思わせます。いかにも80年代的なアプローチと言えるでしょう。ステージ、レコーディングともアンサンブル構成はさすが。
この後、残念なことに商業的にヒットしなかったこと、トレバーがスタジオ、ステージともに人気を博してしまったため、イエスの顔、ジョン・アンダーソンが2度目の脱退を犯します。
・「POP ROCK」
90125から4年間のブランクを経てリリースされたもの。前のアルバムが売れ過ぎたことから、相当のプレッシャーがあったであろう。でこのバンド体制はやはりTREVOR RABIN'S YESと言える。バンド内の政治的関係は売れたことで混乱したと思われる。バンドサウンドはやはりトレバーラビンのギターサウンドを中心とするポップロック路線だ。
でこのアルバムの前作との大きな違いとはやはりワンショット契約だったトレバーホーンの不在であろう。それと『OWNER...』を上回るソロシングルがでなかったこと。このアルバムからは最高位30位と40位しかでていないのだ。セールス面ではミリオンに達したものの、このアルバムがイエスにとって最後のメジャーヒットになってしまった。
バンド内では相当な混乱があったであろう、トレバーラビンのミュージシャンシップに依存してこれから進むのかまたは昔のイエスの方法論に回帰するべきなのか、路線を決定しかねているのがよくわかる。前作『9!0125』の焼き直し的なこのアルバム。明確な次のアルバムへの『ビジョン』が見えていないのがあぶない部分。トレバーのソロアルバムみたいになっているから。というわけでトレバーの才能に。 10点中8点
・「80年代版ビートルズか。」
3曲目から8曲目までは、ビートルズが存続していたなら、80年代にこういう音楽をつくっていただろうという感触(1、2曲目は流行に走り過ぎていてあまり好きではない。YESっぽくもなく、ビートルズっぽくもなく)。3曲目。静寂で思慮深いニュアンスがなんともYESらしい。ビートルズならば、「ディア・プルーデンス」か。4曲目。モータウン調の軽快なポップスだけど、高揚感の処理が巧みでプログレ・バンド最高峰のYESの特徴がよく出ている。6曲目。80年代版「同志」のような内容。牧歌的な雰囲気がよく出ている。ビートルズなら「マザー・ネイチャーズ・サン」か。7曲目。プログレ・バンドならでは。いろいろな音のコラージュの遊び心がありながら、80年代風に明るく突き抜けている。それでいて、どこかトリップ感があるのは、明るいサイケデリック音楽ということか。8曲目。ジョン・アンダーソンお得意の泣ける切ないメロディの曲。レノン・マッカートニーに負けず劣らずのハイ・クオリティ。
「ロンリー・ハート」や「TALK」、「結晶」とは違う、トレバー・ラビン在籍期間のYESで一番好きなアルバム。
・「7年遅れの「時へのロマン」」
3コードのシンプルなロックンロールが,プログレの登場で様式的ピークを迎えるまで,僅か10余年。その創造者としてロックのオプティミズムを支えていたバンドの1つがイエスである。強力なインストとヴォーカルの融合を旗印に,長大で起伏に富んだ曲想と,ハスキーなハイトーン・ヴォイスを兼ね備えた彼らは,『危機』と『こわれもの』の2枚でスターダムへのし上がる。高度な楽識とアイデアを詰め込んだ《作品》が,セールスの上でも正当に評価を受ける。反逆を気取る道化としてではなく,クラシックやジャズがその表現様式ゆえに超えられなかった限界を超える音楽として。ロックの可能性を誰もが信じられた,文字通りのピークだった。やがて押し寄せる商業化のなか,その多くは売り上げと音楽的良心の間で迷走を余儀なくされていく。イエスもまたそうだった。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった打ち込み屋トレヴァー・ホーンに意匠を丸投げした《90125》は,音の全能者たる彼らの,ある意味において悲劇的な降伏だったといえる。最早,過去へ戻るのはアナクロに過ぎず,大衆化は敗北を意味する。難しい立場にいた1980年代の彼らによる,極めてクレバーな解答が本盤だった。僅か8曲に絞られた楽曲は,劇的展開において往時の硬派な姿勢を彷彿させ,【もう一人のトレヴァー】トレヴァー・ラビンの若い感性に寄り掛かり,歪みギターへ依拠したゴリ感の濃い音は,やがて時代を席巻するグランジを予見したようにすら見える。自らの手で全てを練り上げ,粒揃いの楽曲と程良いポピュリズムを絶妙にバランスした本盤こそ,彼らにとっての『時へのロマン』だったのかも知れない。
●閃光
・「イエスの凄さはわからないけど、これは凄い!」
イエスの面々が集まって、イエスみたいなアルバムを作ったのにイエスじゃないというややこしいアルバム。個人的にはイエスには何の思い入れもないので始めて聞いたとき「凄い!!なんて綺麗な曲や!」と思ったのを覚えています。これからジョン・アンダーソンのエンジェル・ボイスにはまり(おっさんやのにこの透明感!)イエス、そしてジョン個人のソロなど色々聴きあさりましたが、このアルバム以上の物はありませんでした。確かにイエス・ファンにはポップ過ぎるし、一般の人には曲が長すぎるかも知れません。でも①のキラキラした音、②の重厚な展開、そして日本のニュースでも使われている⑧のドラマティックな構成は、聴けば聴くほどはまり込む魅力を持っています。まさに音の両面鏡とでも言うべき作品だと思います。
・「歴戦の勇者たちの凱旋!イエス・ミュージックの復活!」
レコード会社との契約で「イエス」を名乗れなかったのですが、これは”イエス”復活を告げるアルバムです。「危機」の頃のメンバー、ジョン・アンダーソン、スティーブ・ハウ、リック・ウエイクマン、ビル・ブラッフォードがバンド名になっています。クリス・スクワイアが、「イエス」に残っています。
イエスの音楽は、「こわれもの」「危機」で頂点を極めた後、大作主義、ポップ指向など音楽的方向性を巡って幾度となく分裂を繰り返してきました。このバンドがイエスを名乗れないことがそれを象徴しているでしょう。
しかし、イエスは完全に復活しました。以前よりも、ずっとポジティブなサウンドとなり、ポップ・フィーリングを内在させたコンセプトなマジック・サウンドを完成させました。歴戦の勇者の凱旋に相応しいアルバムです。
・「発売当時はがっかりしたけど今はお気に入り!~味わい深いアルバムです。」
一般的には賛否が分かれているアルバム。でも私はけっこう好きです、このアルバム。全体的にとてもきらびやかで、清涼感があり、とても聴きやすいと思います。「リレイヤー」以降の雰囲気のものに適度にポップな要素を加えたような感じと言いましょうか。だからといって、イエスの「ロンリーハート」のようにやりすぎていないところも好感が持てます。BGMとしても最高ですし、腰を据えてじっくり聴いても楽しめるアルバムです。
私はクリス・スクワイアが大好きなので、このアルバムが出た頃はとても複雑な気持ちでした。「ああこの曲はクリスのベースで聴きたいな」とか、「この部分はクリスが弾いたらかっこいいのにな」と感じることが多く、トニーのプレイにも非常に違和感を感じ、あまり好きになれませんでした。
しかし時間を置いて聴いてみると結構良いアルバムだと思えるようになりました。トニーレヴィンのベースもこれはこれで的確な演奏と感じられるようになりました。(でもやっぱりクリスに弾いてもらいたいなあ・・・)。
ドライブにはもってこいのキャッチーさと爽やかさもあり、だからといって軽すぎず、日和見的ないやらしさも感じさせないじっくりと楽しむことのできる楽曲群。今では私の「手放すことの出来ない1枚」の仲間入りです。ラッシュのアルバムが好きな人も結構楽しめるかもしれません。
細かいことを指摘すればきりがありませんが(ビルのドラムサウンドとか、リックのキーボードサウンドとか。でもビルのサウンドはちょっとがっかりかな。クリムゾンやUK時代の頃のドラムサウンドが好きなので・・・)、私はこのアルバム結構好きです。特に普段プログレに馴染みのない人は是非聴いてみて!。プログレだからといって変に身構える必要もないとても聴きやすいアルバムだと思いますので・・・。
・「美しいサウンド」
クリス・スクワイアはいないけれど、ベースにキングクリムゾンのスーパーベーシスト=トニー・レビンを迎えたこともあり、それはそれで興味深いデジタル時代のイエスサウンドが展開される。
楽曲自体はポップでキャッチー、難解さはないからプログレ好きには物足りないかも…。「ブラザー・オブ・マイン」や「ザ・ミーティング」などの秀作もあるが、ジョン・アンダーソンのこの時代ならではの馬鹿明るいワールドミュージックを意識した曲が後半に次々と続くのは個人的には閉口する。
このアルバムはジョンのソロ「イン・ザ・シティ・オブ・エンジェルス」の次に位置する作品で、イエスの黄金時代のメンバー4人が参加しているにも関わらずイエス直系のサウンドとは言い難い。ハウやウェイクマンのオリジナル作も収録されているが、ジョンがある程度録音を進めていたものに他のメンバーが途中参加した感じがする。
収録曲の「アイム・アライブ」には、他のメンバーの演奏をもっと大フィーチャーした別(シングル)バージョンがあり、そちらのテイクの方がイエスらしい。ボーナストラックで何故収録してくれないのだろうか…?
・「ほとんどイエスですか?イエス。」
いきなり膝から力が抜けるようなことを言ってますが、当時はスクワイア+旧バグルスらのほうがイエスを名乗ってたもんで、グループ名はこうなっとります。89年のアルバムですが、音のほうは現在のイエスよりはよっぽどイエスです。ベースはトニー・レビンですね。
音は確かにイエスですが、ブラフォードのドラミングひとつとってみてもわかるとおり、もう、プログレとは関係ありません。とにかくイエスの音がすきなんじゃーという人、破綻のないよくできたポップなロックが聴きたい人には星4つですが、危機やこわれもので感動し、プログレッシブな音楽を求めている人にはひょっとしたらものたらないかもしれません。
・「90125イエスとABWHの突然のユニオンアルバム」
4679 1991年春に突如リリースされたイエスの大ヒットアルバム、87年に「ビッグジェネレーター」のリリース後にジョンアンダーソンがイエスを脱退して「ABWH」をリリースした。イエスの名義をめぐってジョンとクリスが裁判で争い、ジョンは敗訴、バンド名を「アンダーソンブラフォードウエークマンハウ」としてリリースしている。本作はこのABWHのセカンドアルバムとしてリリースされる予定だったが、レコード会社が難色を示しリリースが認められなかった。一方でジョンが脱退してボーカル不在の「90125イエス」もイエスの象徴的な存在のジョン抜きではバンドの存続が苦しく、ユニオンのリリースに至った。90125イエスの楽曲はシングルになってヒットした「リフトミーアップ」「せービングユアハート」「ミラクルオブラブ」「ザモアウイリブ」の4曲で、ビッグジェネレーター路線を継承する重厚感のあるナンバーが揃っている。他の楽曲はABWHの楽曲で、「ショックザシステム」「ホールディングオン」「デンジャラス」等好きな楽曲もあるが、ジョンの美意識重視な楽曲はトレバーとクリスの楽曲に比べると見劣りしてしまう。トレバーが94年ごろのインタビューの中でユニオンについて「よくあんな変な作品があんなに売れたと思うよ」と言っていたが、内容よりも話題で売れたと言っても過言ではない内容だと思う。このアルバムのツアーも大成功だったが、ビルとアランの対立等で長続きしなかった。
・「全然古くない,ポップなプログレ」
こわれものがかっこよかったので未明(10年位前かな)に購入.しかしなんとなくあまり聞かなかった.最近ずっとmp3のシャッフル再生にしてる中,今日丁度UNIONの曲が再生された.かっけEEEEEEEEEEE!!
もっと古いモロマニアックなものだと勝手に想像してたんだけど(想像してるなら聞けよ凄いポップで近代的なサウンドでびっくりした.10年以上前のCDなんすねこれ.でもかっけ~~~
・「変則メンバーによる新鮮味のあるライブ盤」
キャリア 30 年以上というバンドともなれば、ライブ アルバムのタイトル数も 1 枚や 2 枚ではなく、新鮮味や驚きが少しづつ色褪せてしまうのも無理はない。それでも、一応イエス名義ではなく ABWH のライブ盤ということになっているこのアルバムでは、B.Bruford、J.Berlin (フレットレス ベースはやはりイエス サウンドではかなり無理があるが) による弾力のある変幻自在なリズム セクションや、予想に反して大活躍している優秀なサポート チーム (キーボードとギター) の尽力もあってか、イエス ナンバーもなかなか新鮮に聞こえる。特に、"Starship Trooper" がよい。ABWH ナンバーはどれも素晴らしい演奏。「ソロ コーナー」はやや退屈。もっと新曲を聴かせて欲しかった。
●Talk
・「そして、90125イエスが残った・・・。」
過去に在籍した重要メンバーが集結した“union”を経て、結局90125メンバーだけが、イエスに残り、制作したアルバム。トレヴァー・ラビンが中心になって、制作されただけあって、1曲1曲の完成度が高い。90125イエス初の組曲も収録され、イエスの看板を汚さぬ配慮も心憎い。
以外に思うかもしれないが、イエスのアルバムの中でも3本の指に入る名盤だったりする。(個人的に・・・。)
・「隠れた名盤」
プロモーションに力を入れなかったレコード会社のせいで、この傑作にあまり注目が向けられませんでした。全体を通してクリアーな透明感は、まさにジャケットの純白を象徴するかのごとく、ピュアでデジタルな音。そしてコーラス。デジタルとは対極にある人間味。それがロジャー・ディーンのロゴではなく、ピーター・マックスの手書きで書かれたYESの文字を意味しているかのよう。このジャケットセンスも良いです。ちなみにピーター・マックスはビートルズのイエロー・サブマリンで有名ですね。
また、このアルバムは全曲をジョンとトレヴァーの共作で、イエス史上でも珍しい製作過程となっています。確執のあった二人だけに、このアルバム制作は特別な意味があったのでしょう。ヴィクトリー(レコード会社)が、しっかりとしたプロモートをしていれば、このコンビはもっと長生きしたかもしれません。この作品の完成度が高いだけに非常に残念です。
・「『The Calling』がなかなかの出来映え」
1994年発表。UNIONツアーでABWHとジョン抜き90125YESは合体(ああ、なんとまだるっこしいメンバー・チェンジの多いバンドなんだろう・・・(T.T))、トレヴァー・ラビン(トレヴァーが2人いるのも分かりにくいなぁ(T.T))とジョン・アンダーソンが協力して作ったのが本作。整頓してメンバーをあげないと分からなくなるので列記してみると、ジョン・アンダーソン(vo)、トレヴァー・ラビン(g)、クリス・スクワイア(b)、トニー・ケイ(key)、アラン・ホワイト(ds)となる。もう少し仲良くやって曲作りしたり演奏できないものかとも思うが、個性が強い人の集団と言うのはこういうものなのなのだろう。とどまるところを知らない。1の『The Calling』がなかなかの出来映えだ。あとは各メンバーがやりたい放題で、まとまりははっきりいってない。『こわれもの』や『危機』の頃を懐かしく感じるファンは僕だけではないでしょう。
・「快作!!」
前作『結晶』で、新旧メンバー8人という掟破りの大所帯で、メンバーの多さが祟ってか、散漫な出来となり、その後、メンバーの衝突、レコード会社移籍や契約上の問題等を経て、90125YESの5人編成に戻った94年のアルバム。80年代以降のイエスの立役者トレヴァー・ラビン在籍時最後(今のところ)のアルバム。結局このアルバムの売上不振でトレヴァーはジョン・アンダーソンに辞めさせられるわけだが、個人的にはかなりいい出来だと思う。オープニングの①The Callingもカッコいいし、⑤Wallsは傑作だと思うし、15分の大曲⑦Endless Dreamも素晴しい出来だと思う。ただ、時代はグランジ全盛期。時期が悪かった。
このアルバムの後、トレヴァー・ラビンが脱退(ジョンによる解雇?)して、ジョン、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、スティーヴ・ハウ、そしてリック・ウェイクマンの全盛時のラインナップの再結成を果たすことになるが…。
・「熱気あるサウンドが復活した快作」
90 年代中盤以降のイエスを導いた功労者、ビリー シャーウッド。あらゆる楽器を弾きこなし、歌もいけるというマルチ プレイヤー。コンピュータ プログラミングされたデジタル サウンドとはまた違った意味で「優秀なソロ プレイヤーによる高度なアンサンブル」という 70 年代型ロック バンドの存在意義を否定しかねない、危険な存在となる可能性もあった。かつて、トレヴァー ラビンがこのバンドに持ち込んだ先進的な創造性に影のように付きまとっていた、強い緊張感やある種の反感を思い起こさせる。だが、自らギター プレイヤーとしての明確なアイデンティティを強く主張し、またサウンド クリエイターとしては、古風な「プログレ」キーボード奏者を無用の存在にしてしまった感のあるトレヴァーとは異なり、ビリーは既存のいかなるプレイヤーも置換しなかった。彼はバンドのデザイナーであり、彼自身が優れたソフトウェアのような存在だったのだ。そしてこのアルバムでは、躍動するリズムと疾走感、近年失われていたバンド サウンドの熱気や活力を見事に蘇らせた。このアルバムで提示された音はさらにシンプルに贅肉を削ぎ落しつつ、やがて傑作『ラダー』として実を結ぶことになる。
・「90125YESの終着点」
エアロスミスやボン・ジョヴィのヒットで知られる名プロデューサー、ブルース・フェアバーンの最後のプロデュースとなった作品。
前作、『オープン・ユア・アイズ』が不完全燃焼に終わった為か、本腰を入れて製作された本作は、洗練されたポップスでもあるが、随所にイエスらしさが現れており、だからこそイエス信者だけでなく、万人にも聴きやすいイエスとなっている。①や⑩など、9分を越える大曲を含むものの、その長さを感じさせない構成力と演奏力はさすがイエスである。③、⑤はイエス流ポップスの最高峰だと思うし、⑥は一般受けしそうなラブソングなど…、『ビッグ・ジェネレーター』以降精彩を欠いていたイエスだが、近年まれに見る傑作といえよう。このアルバムで正式加入したビリー・シャーウッドとイーゴル・コロシェフの二人の若い血の貢献も見逃せない。
しかし、このアルバムを最後に二人は脱退して、2001年に出した『マグニフィケイション』がオーケストラとの中途半端な融合の駄作だった為に、二人の脱退は悔やまれる。なお、こちらの限定盤には往年の名曲2曲のライブがついて通常盤と同じ値段なのでお勧めです。
・「YES、完全復活」
「talk」の頃からYESが好きであるが、リアルタイムで本当に総合芸術的にYESの作品に感動をおぼえたのは、この「ラダー」になる(ジャケットがロジャー・ディーンで内容もそれらしくファンタスティックなのは、もう出ないと落胆していたところだったので。「オープン・ユア・アイズ」にかなりがっかりしていた。)。