「ベストの中のベストのようなアルバムですよ。」「全ての偏見のない音楽好きに」「私の最高の一枚です。」「せつなく、そして美しく…」「ただの『ベスト』に終わらない。」
FACES PLACES (詳細)
globe(アーティスト), 小室哲哉(その他), MARC(その他)
「大人な1枚」「今までにないパワーとドライブ感」「現代社会の閉塞感を歌った見事なアルバム」「小室哲哉の作品群の中でも抜群の完成度です!(マ^▽^)ン」「買って損無い」
The Fragile (詳細)
Nine Inch Nails(アーティスト)
「ダブル・アルバムの幸せ」「こわれもの。」「3000円でこの「贅沢」!?」「最初は分からなかったけど・・・・」「葛藤」
The Downward Spiral (詳細)
Nine Inch Nails(アーティスト)
「ノイズの中に隠れたポップさが。」「絶望の中の悦楽」「電子音が聴き手を圧倒。」「間違いなく名盤」「圧倒的な芸術性」
Things Falling Apart (詳細)
Nine Inch Nails(アーティスト)
「あたしは『THE FRAGILE』よりこっちの方が好きだ」「コアなファンに向けた作品」
「無限の音の闇を聴け!」
Year Zero (詳細)
Nine Inch Nails(アーティスト)
「世界で最もダークなファンク、ヒップホップ」「躁状態の暴走機関車」「冷徹」「デジタル音全開です」「フラジャイルではないトレント!」
Ambient 4: On Land (詳細)
Brian Eno(アーティスト)
「アンビエント 4」「キツイかな?」「Lizard point」「アンビエントシリーズの良作」「これは音です。」
● 鬱音楽
● べすとアルバム
● 教授の所以
● 音楽履歴
● 愛聴CD
● 哀しみと涙の昇華
● Amazonマーケットプレイス-「在庫あり」CD 25選 -
● 大事なものたち
●1996
・「ベストの中のベストのようなアルバムですよ。」
アルバムのタイトルは1996年発売ということで、「1996」と命名されたそうです。坂本さんの名曲を、ピアノ・チェロ・ヴァイオリンのトリオ編成で聴かせてくれます。チェロがジャック・モレレンバウム、ヴァイオリンはエバートン・ネルソンの演奏が多いようです。トリオで聴くと曲の良さがより鮮明に感じとれるのはなぜでしょう。「ラストエンペラー」では、ヴァイオリンが二胡のパートを演じ、それにチェロが重なっていきます。「戦場のメリークリスマス」は、このアルバムのヴァージョンが一番好きです。坂本さん曰く「まあ、一生に一枚作るかっていう種類のアルバムですね。」だそうです。
・「全ての偏見のない音楽好きに」
坂本龍一の選りすぐりの名曲たちをトリオオーケストラでリメイクした名盤。
カテゴリーを越えた定番です。忙しい人も、暇な人も、貧乏な人も、お金持ちの人も音楽が好きなら是非一聴することをお勧めします。20世紀までの地球上の音楽の中でも、かなり良質なものです。
・「私の最高の一枚です。」
CDをたった一枚だけ選べと言われたら、今でも私はこのCDを選びます。坂本龍一の心を揺さぶる名曲を凝縮した一枚です。演奏自体も、チェロ、バイオリン、ピアノの響きがシンプルでいてこの上なく美しい。非常に素晴らしいです。多くの方にこの一枚を落ち着いてゆっくりと味わって欲しいです。 ただ、一点のみ残念なのは、2曲目のRainです。この曲のみはオリジナルの方が明らかに良いと感じました。非常に好きな曲だけにより残念です。
・「せつなく、そして美しく…」
大ヒットしたエナジーフローが好きな人なら間違いないオススメの一枚です。クラシックのフランス印象派にも似た揺らぎが心地よく、心が落ち着きます。忙しく、煩わしく、疲れきった一日の最後に、凪を取り戻してくれる。本当の音楽ってこういうものなんじゃないかな、って思います。私にとって宝物の一枚です。
・「ただの『ベスト』に終わらない。」
何といっても、坂本氏自身が「今後の方向性を示唆している」と語る、『1919』が最高。弦楽器が細かくリズムを刻み、ピアノはその流れを切り裂くように叩き付けられる。そしてバックには、何とレーニンの演説のサンプリングが流れる、透徹とした雰囲気のミニマルな楽曲。CMで使用されたので耳にした方も多いと思うが、これは必聴。
・「大人な1枚」
切ないコード展開を見せたり、ローテンポな曲があったりと、全体的にダウナーで落ち着いた表情を見せている今作。前作と同様、時代を超えた今聞いても、非情にハイレベルなデキになっている。
「FACE」「FACES PLACES」「Can't〜」あたりは、誰でも知っている名曲だろう。一部のシングル曲は、シングルバージョンと別のアレンジで収録されるという、小室アルバム独特の趣向が凝らされている。当然それらの曲はシングルバージョンとは聴き応えが違うが、無理のないアレンジが凝らされているため、新鮮でありながら安心して聴くことができて面白い。
アルバム曲のデキが良いのがglobeの隠れた特徴でもあり、それは今作でも如何なく発揮されている。初めて曲を聴く人には、どれがシングル曲でどれがアルバム曲か分からないぐらいだろう。
ボーカル、ラップ、キーボードの腕前は、各々言わずもがな最上級である。どのアーティストにも真似しようもない、絶大な独創力を持っている。
とにかく雰囲気の良い1枚。90年代を代表する傑作である。
・「今までにないパワーとドライブ感」
J-Popを変革した歴史に残る名盤と言える一枚。
タイトル曲「FACES PLACES」で、KEIKOのシャウトに入る前のタム回しを耳にし、これまで聴いて来た音楽と全く違う衝撃に出会った人は多いはずだ。
小野かをりによるPer.+Drum Kit(3Kitくらい使っているのか?)と、ケンジ・サノによるベースが重層的に重なることにより、今までにないパワーとドライブ感が醸し出されている。
それまでのJ-Popでは、この低音域が活かされた楽曲は少なかったのだが、Eddie DeLena、Stu Brawley、Andrew SchepsなどLAシーンを牽引するエンジニア達が、楽器の持つパワーを劣化させることなく、一つの楽曲にまとめ上げた。
藤井徹貫氏が時々言及している「J-Popの低音域の拡張」は、特にこのアルバムがブレイクスルーになったと言えよう。
最近は、全体に音量が大きいアルバムや、カットオフで同じ帯域で複数の音色の重複を避けている楽曲が主流だが、その手法は画一的になって来ている気がしている。本当の意味で、必要な音を整理できて、場面に応じた聴かせる音を明確にできているだろうか。
その点、このアルバムには今の時代においても手本となるノウハウが詰まっている。
・「現代社会の閉塞感を歌った見事なアルバム」
どこに向かって、何を信じて歩いていけばよいのかわからず、 迷い、悩み、彷徨い続ける現代人の閉塞感を、これほどまで見事に歌い上げた曲はない。 「FREEDOM」を進化させ、 さらに壮大な曲に仕上げた、完成度の高い曲。
出だしの部分を聴いただけで、 涙が出てくるような切なさもあり、そうした中でKEIKOが泣き叫ぶように、 高音で歌っていくのが、 まさに今の社会を象徴しているというか。 現代社会の映し鏡のような見事な曲です。
・「小室哲哉の作品群の中でも抜群の完成度です!(マ^▽^)ン」
総評:ファーストとは対照的な雰囲気の暗いアルバムです。実はシングル曲が5曲も収録されているのですが、アルバム全体としてはマニアックな構成ですね。「FACE」と「Can't Stop」をそのままシングルバージョンで収録していたら、売上はあと50万枚は上がってたと思いますよ。アルバムの表題曲でもある「FACES PLACES」は、作った本人も相当気に入ってるようですね。アルバムごとに違った世界観を表現出来る相変わらずの才能には感心してしまいます。アルバムジャケットを見ただけで、どんな感じのアルバムかが想像出来ましたし。小室みつ子や渡辺美里の詩の影響が強い小室哲哉ですが、彼の書く詩は主語がはっきりしなくて表現も抽象的なものが多いですね。このアルバムでもそういった歌詞は多いですが、個人的には嫌いじゃないです。このアルバムが出た頃は、KEIKOのボーカルが一番上手く聴こえてた絶頂期でもありますね。
・「買って損無い」
2枚目のアルバム。ミリオンの曲を2枚入れての登場!絶好調の小室さんのシングルの曲4枚入ってます。そしてアルバム専用曲もすごくいい感じです。
・「ダブル・アルバムの幸せ」
~「2枚組」というと冗長な感じがするが、これは「ダブル」でお得! という感じのアルバム。まさに可能ならCDチェンジャーで2枚連続で(そしてリピートで)聞きたくなる。トレント・レズナーいわく、前作の「The Downward Spiral」が破壊だとしたら、「The~~ Fragile」はそのバラバラになった断片を拾い集めようとしているような作品とのこと。重い、苦しい、浮遊感、ポップ、攻撃性など、一見相反する要素がしっくり絡み合って、一度聞いてしまったらこの気持ちよさからもう抜け出すことは難しい。ディスクが「1」「2」ではなく「left」「right」になっていて、どっちから聞こうか迷ってしまうところまで、トレントの計算~~に入っているのかもしれない。~
・「こわれもの。」
彼の曲は、ピアノが重要な位置を占めている。NINは一見エキセントリックでもある。しかしそれ一色に染まらないのは、ピアノの繊細な旋律が、根底にあるからだ。その中でも特に「THE FRAGILE」にはそれが生かされていて、極端に言えばピアノのアルバム、とも取れる。ノイジーなギターやディープなシンセ音が無限に広がっていく中で、水の緩やかな流れのように佇むピアノ。このコントラストが「THE FRAGILE」の世界観である。このアルバムの注目曲は、個人的には、表題曲の「THE FRAGILE」と、シングルカットされた「WE'RE IN THIS TOGETHER」である。両曲とも、歌謡ロックの情趣を感じる、日本人にこそツボな曲である。しかし歌謡ロック風でありながら、そこには膨大な狂気が存在する。ガラスが散りばめられたような、美しいハーモニーとともに。今回の激情さの中には、どこか温かみがある。このアルバムは「自己治療」を促したアルバムだと言われている。自分の置かれている状況を説明したいだけなんだと。表現者は常に、産みの苦しみを味わうものだ。しかしその苦しみを経て、最終的には救われる。結局は音楽が、無意識にも彼を日向の方向へと向かわせているのかもしれない。が、最後の曲は「RIPE(WITH DECAY)」(腐る?!)という、またもや完璧なオチを持ってくる鬼才トレントだった…。
・「3000円でこの「贅沢」!?」
このアルバムが出るまで、生きていて良かったです。 聴いた後、本気でそう思いました。 彼氏もいないのに、お産の時は、このアルバムをBGMで生んでしまおう、とまで、考えてしまいました。 自殺を考えている方には、ぜひ聴いてもらいたい魂の叫びの数々が詰まった名盤です。 名盤なんて言葉ではくくれない作品なのですが・・。 ここまで、バラバラな音質を一つの曲にしてしまう天才ぶり。 とんでもない歌声。 そして、プロモもモノクロだったり、歌詞も決して明るくないのに、このアルバムは決して暗くありません。 「生きていてよかった」、「次のアルバムまで死ねない」という、生きる力を鼓舞するアルバムです。 この天才とリアルタイムに生きていることに感謝して、CDががたがたになるまで聴きたいものです。 がたがたになれば、二枚目を購入すればよいのです。 なぜなら、3000円でこの「贅沢」は安すぎるのですから。
・「最初は分からなかったけど・・・・」
初ナインインチがこのアルバムでした。あまりにも難解で、最初はどこがいいのか、正直分かりませんでした。でも、しつこく何度も何度も3ヶ月くらい聴き続けていたら、急にこのアルバムの良さが理解できるようになったのです!!嬉しい!キャッチーな曲は少ないし、とても暗いけど、la merのような美しさと混沌が混じったような曲もあって大作であり傑作です。1曲1曲というよりアルバム全体を通して、一体化した作品なので、時間のある時に全ての雑念を排除して、集中して聴く事をお薦めします。本当にこのアルバムに出会って良かったです。音楽の視野が半端じゃなく広がりました。何回も何回も聴いていくうちにどんどん惹かれていくのが分かります。あれから早8年。未だによく聴いています。
・「葛藤」
2枚組・全23曲手抜きなし。ノイズと爆音とそして静寂…とっつきにくい音楽かもしれないけど、心のもやもやがそのまま音楽になった感じ。あまり入り込みすぎるとこっちまで苦しくなってきます。こんな音楽はNINにしか作れないでしょう、その中でも最高傑作のアルバム。
・「ノイズの中に隠れたポップさが。」
嫌いな人はとことん嫌いだろう。だけど、これ一度はまるとクセになるのです。最初はまったくピンと来ない。だけど、ノイズの中に埋もれたキャッチーなメロディーに気づく頃には既に虜。天才の作品は、常にどこかでポップなもの。NINには他のインダストリアルバンドにはない、どこか引きつけられる不思議なポップさがある。
自己満足で終らない音を作るあたりトレント・レズナーはやはり天才と呼ぶにふさわしい。
・「絶望の中の悦楽」
重層的なメロディー、機械と虫の音、くらーいハミング。使用する音の種類、音の重ね方が非常に独特。評論家の評価も高いし、僕の最も好きなアルバムだが、あまり一般受けしないようだ。十人程度に貸したが、最高だと言ったのが二人で、ほかの人はみな訳わからんと言っていた。
バカみたいな雑音達が、天使のメロディーを悪魔的に奏でています。
・「電子音が聴き手を圧倒。」
前作『Broken』で世に知れわたり、ロックの頂点を確かなものにした、『Nine Inch Nails』(≒Trent Leznor)の期待のフルアルバム。今回は前作とうって変わった作風。前作ほどの激しさは無いにしても、どこを聴いても機械音、ノイズ音、…まさしく前作以上の音の嵐。このバンドの曲を手がけるTrentの憎悪、悲壮感、といったものが、そのまま曲になったともいえる作風。Trent自身のことを歌ったともいえる、聴き手を撲殺するようなMr,Self Destruct(1)、ライブ定番の曲Piggy(2)、ハイテンポ&変則リズムが売りのMarch Of The Pigs(4)、彼らのテクノサイド傑作曲とも言えるシングル曲Closer(5)、聴き手を圧倒するノイズの嵐のごときRuiner(6)、美しいインスト曲A Warm Place(11)、機械音が鳴り響くReptile(13)、暗くてもの悲しいバラードHurt(15)など。このアルバムはかなり聴き手を選ぶ、聴きにくい部類だと思うが、前作同様90年代ロックの名盤の一枚であるに違いない。また、日本盤だけにボーナストラックが追加されている。
・「間違いなく名盤」
NINE INCH NAILSの名を大きく知らしめる事となった作品。一度聴いたら、脳味噌にこびり付いて離れないようなインダストリアルロックの魅力がたっぷり詰まった一枚。
初めてNINを聴く人にとって、このアルバムの①はかなり衝撃的な物だと思うが、一度聴いただけで投げ出さず何度も聴いてみて欲しい。
・「圧倒的な芸術性」
複雑なビートと荒れ狂うディストーションギターがノイズの塊を吐き出し、混沌とした音世界を形成する。その一方で、弱音・無音を効果的に使い、うまくメリハリをつけることで、無限の奥行きを感じさせるサウンドになっている。このように、動と静を最大限の振幅で行き来する手法は、ある意味、クラシックの方法論に近いものがある。
また、各曲の構成は「ヴァース・コーラス」という、古典的形式を大きく逸脱した複雑なもので、トレント・レズナーの独創性が遺憾なく発揮されている。
正直言って、あまり聴きやすい音楽ではないし、個人的にはそれほど好きなわけでもない。しかし、この作品が持つ芸術性は、好き嫌いなどという次元を超えて、聞き手を圧倒する。
・「あたしは『THE FRAGILE』よりこっちの方が好きだ」
『ダウンワード・スパイラル』から5年の歳月を経て発売された『ザ・フラジャイル』。5年はなんと長い歳月であったであろうか…。トレント・レズナーも5年間、様々な苦悩をし、試行錯誤したであろう。だが、これは個人の勝手な意見だが、『ザ・フラジャイル』はあたしが望んでいたものではなかった。その意味ではある種の裏切りだ。あたしはミドルテンポ、スローテンポな曲ではなくもっと焦燥感に貫かれたフィジカルな作品を求めていた。あくまであたしは。だがトレントはやってくれた。このアルバムの「starfuckers inc.」の様々なVERSIONで、焦燥感というややすると表層的なものになりがちなのを力強く、そして重く作り上げてくれた。今は活動休止中なのか、あまり表に出てはこないが、トレントの次なる活動が楽しみである。
・「コアなファンに向けた作品」
『The fragile』のリミックス盤。元が2枚組(アナログだと3枚組)の大ボリュームだったことを考えると本作に収録されている10曲の内3曲が“Starfuckers'inc”だと言うのは少し物足りない気がする。
とは言えTelefon tel avivが関わった“The great collapse”と“Where is everybody?(version)”の出来は素晴らしく、この作品の目玉となっている。でもやっぱりこの内容はマニアックなファン向けだと思う。
・「無限の音の闇を聴け!」
凄いバンドです。としかいいようがないからな。一応プログレッシブメタルに属するらしいがどうだろうか?彼らの構成する音楽はどこか異次元的で不思議な感じです。ブルーズから発生した音楽とは確かに明らかに違う。そう言う意味では進化したメタルなのは事実ですね。残念な事に歌詞も訳詞もないのでネットでファンか何かが掲載しているのを調べるしかないでしょう。でも耳で聴くと言うか、感覚で聴くと言うか、心で聴くと言うかメンバー事態いろんな所から音楽のアイディアを出すと言うだけあってまず聴いてみてはどうかなと言う感じです。
・「世界で最もダークなファンク、ヒップホップ」
そう、ダークであってブラックではない。前作よりリズム重視でノイズ多め。でも従来の作品を聞く人には抵抗はない筈。要所ではキャッチーなメロディーをきかせ、ハートをがっちり鷲掴みするというトレントのお家芸である。歌詞の裏の意味は前作からの反戦反米主義の流れをくむ。今はナインインチのようなインダストリアルバンドにはつらい時期だし正直クリエイティビティの最盛期は過ぎている。しかしだからこそトレントの才能の地力がよくわかる。まぁ、要はサイコーってこと。
・「躁状態の暴走機関車」
巨大な機関車が暗闇の中を軋みながら走り抜けてゆくようなアルバムである。私はここでトレント・レズナーが何を歌っているのか詳しくは分からない。こめられた暗喩やメッセージについても、アメリカ社会やブッシュ政権を危惧・批判し、終末論的な告発をしているらしい、という程度にしか知らない。しかし、あたかも動き出した以上誰にも止めることのできない機関車のように曲ごとに様々に反復されるマシーンビートが、警告の叫びを体現していることを感じることは出来る。「ウィズ・ティース」が風格あふれるNIN流パンクアルバムだとしたら、このアルバムはNIN流ディスコ・ファンクである。スライ・ストーンやプリンス、あるいはディペッシュモードに近い音触である。それでやりきったところが素晴らしい。「フラジャイル」の頃のNINなら、アバンギャルドなストリングスやナチスの行進音を複雑にコラージュしただろうところを、今回はビートの緩急だけで表現したのである。最後の2曲など、アコースティックでミニマムな音にした方がメロディーの良さは際立ったかもしれないところを、キッチュな、悪くいえば安っぽいさぎりぎりのダンスビートを付けることで、アルバムのコンセプトを見事に持続させている。そこに、トレント独自のサウンドデザインのストイシズムを感じさせる。かつての行き詰まるような鬱的な内向性から、躁的なポシティビティに転換したとはいえ、トレントが本質的に持っている完全主義は変わっていない。そしてそこにこれまで同様のある種の窮屈さを感じることもまた真ではある。聞けば来年出る次のアルバムでイヤー・ゼロは完結するとか。待ち遠しいことこの上ない。
・「冷徹」
2007年作。NINにしては比較的短いスパンでのリリース。音はギター減のノイズ増。リズムはパキッとした鋭利な感じ。海外の雑誌(失念)では「Public Enemy + Merzbow」と例えられていました。本作の特徴はシンセ(ソフトシンセ?)を多用した打ち込み系の音が大半を占めていること。とはいってもNIN流のシンセの使い方なのでノイジーな音が大半を占めております。ただ、これまでのNIN特有の爆音ギター(風)ノイズとは異なっていて、乾いた感じのキリキリしたノイズです。そのためかどうかはわかりませんが、最初聴いたとき、音は文句なしなのにあっさりと聴き終わってしまった感があり、これまでの"ノイズが後を引くNINサウンド"とはイメージが違いました。今までのNIN作品は、サウンドは極限の俯瞰で捉えつつ、歌(の内容も含む)は内面の吐露で、その極端なアンバランスがカタルシスを生んでいたと思いますが、本作は(ARGがコンセプトのためか)サウンドも歌詞も全て俯瞰で作ったのではないかと思われ、個人的には冷徹な雰囲気で覆われているように感じました。それが"あっさり"の原因ではないかと思います。ところが、その"あっさり"が繰り返し聴いているとだんだんはまってきます。逆にいうと繰り返しに耐えうる作品といえます。トレントの才能に改めて感服しました。Tr.8カッコイイ!おすすめです。
・「デジタル音全開です」
一見(一聴?!)すると、前作with teethもそうでしたが、キャッチーに聞こえるかもしれませんが、聴けば聴くほど味が出て来るのはナインインチならではです。デジタル音全開、16曲、難なく聴けます。もーとにかくカッコイイ!!これに尽きるのではないでしょうか?!アートワークも凝ってるし、ディスクも凝ってて、やっぱり職人肌ですね、トレントは。
・「フラジャイルではないトレント!」
一聴して思ったのは前作までと明らかに変わったサウンドの手触り。質感。うまく言えないがトレントの基本的な方法論、音楽性は変わっていない、実際いかにもトレントなピアノのフレーズが時折顔をだしたりする。じゃ何が変わったかといえばやはりトレントの精神的な部分なのか?とにかく細部まで気を配られたサウンドというよりなにかひとかたまりがドカンとくるような、それでいて切れ味鋭く繊細でもあるようなサウンドと言えばいいか?以前よりフォーカスを絞って統一されたアルバムだな。コンセプトアルバムといってもいい。そして以前より風通しがよく、素直に自分の才能をヘヴィロックに捧げている感じがする。「ダウンワード・スパイラル」のような病的な作品はもう作れないと思うが、トレントは完全にそんな病的な季節を抜け出し、新たなフェーズに立ち、ここに傑作を誕生させた。このアルバムはトレント・レズナーが現在の音楽界で抜きんでた圧倒的な才能であることを証明している。このまま以前のようにウジウジひとつのアルバムに5年もかけずに突っ走れトレント!
・「アンビエント 4」
1982年発表。オブスキュア(あいまいな)からスタートしたイーノの環境音楽はアンビエント(囲まれる)に突入。本作はアンビエントNo.4としてリリースされた。オブスキュアからイーノを追いかけている人は本作を聴いても微動だに驚かないだろう、が、初めてイーノの作品を聴く時に本作を選んだ方は愕然とするだろう。本作はそういう音楽である(●^o^●)。地球の胎動のような音・水の音も耳をすませば聴こえてくる。まさに『包まれている』状態である。他のレビューアーの方が丁寧に説明されている通り、LP時代にはオーディオ・セッティングについての説明までされていた。
本作だけはiPodというのではなく、立派なオーディオ装置で聴いてみたい作品である。
・「キツイかな?」
はじめに言っておきますけど、キツイ内容かも知れませんよ。イーノのアンビエントもので最初に買ったものがこれだとしたら、その苛立ちたるや相当なものであると思います。でも僕は満点をあげようかと。イーノのアンビエントものは、ピアノを用いた(無いに等しいけど)若干のメロディーを持つものと、音響的なものに大きく分けられるような気がするんですが、このアルバムはまさに後者の代表格でしょう。しかも音響とか言いながら全然ストレンジじゃない。ヘンなものを求める向きにはただ詰まらないだけだと思います。イーノ耳が既に出来あがっている人にとっては、なかなかの珍味なのでは。で、これが良かったという人は、多分「アポロ」もいけるんじゃないかと思うので、そちらもどうぞ。あっちは哀愁あるんで、「オン・ランド」とは作風違いますけども。
・「Lizard point」
イーノのアンビエントもののなかで評価が分かれる作品ですが、私は大好きです...。理屈でこのアルバムを聴いてしまうとなかなか楽しめない気がしますが、単純にアンビエントな音として,お部屋でかけっぱなしにしたりすると別な空間ができあがっているような感覚になります。ジャケットにスピーカーを何台か使用する説明書きがありますが、そういったことをしなくても浮遊感に満ちた世界をたのしむ事ができます。名盤です。
・「アンビエントシリーズの良作」
Ambient2鏡面界と並んで完成度の高い作品です。購入者はがっかりすることはないでしょう。輸入盤なのでこむずかしいライナーノートなど載っていません。純粋に音を楽しめます。地図を拡大印刷したジャケットもかっこよいと思います。
・「これは音です。」
濡れた路面を走る車たち、屋根の掛かった自転車置き場で遊んでいる子供たち、湿度が充満した我が部屋。レコードを聞いているうちに一体化していることに気がつきました。その後何気なしに聞いてみると、ただ変な音が鳴っているだけのものになってしまいました。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。