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▼ピアノ曲集(近代):セレクト商品

Satie: L'Oeuvre pour piano, Vols. 1 & 2Satie: L'Oeuvre pour piano, Vols. 1 & 2 (詳細)
Erik Satie(作曲), Aldo Ciccolini(Piano)

「スタンダード」「旧録音全集。」


Satie: Complete Piano Works [Box Set]Satie: Complete Piano Works [Box Set] (詳細)
Erik Satie(作曲), Cristina Ariagno(Piano)


3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集 (詳細)
ロジェ(パスカル)(アーティスト), サティ(作曲)

「音楽のアールデコ」「ロジェの演奏が抜群」「20年たったらまたおいで!」「雨上がりのグノシェンヌ」「サティのワールドは先が読めない」


エリック・サティ・ピアノ作品集エリック・サティ・ピアノ作品集 (詳細)
ビル・クウィスト(アーティスト)

「サティワールド全開!!」


プーランク:ピアノ曲集プーランク:ピアノ曲集 (詳細)
ロジェ(パスカル)(アーティスト), プーランク(作曲)

「本物のフランス音楽の息吹を感じたいあなたに」「素晴らしい!」「もしもピアノが弾けたなら」「深夜にワインを飲みながら聴くには最高の音楽」「$フランス的エスプリ$」


ドビュッシー:ピアノ作品全集第1集ドビュッシー:ピアノ作品全集第1集 (詳細)
アース(モニク)(アーティスト), ドビュッシー(作曲)

「やわらかく、あたたかな音と香りに満ちたドビュッシー」「クラシックに一味。」「いいねえ」「素晴らしきドビュッシーの世界」


ドビュッシー:ピアノ作品全集第2集ドビュッシー:ピアノ作品全集第2集 (詳細)
アース(モニク)(アーティスト), ドビュッシー(作曲)


ラヴェル:ピアノ全集(1)ラヴェル:ピアノ全集(1) (詳細)
フランソワ(サンソン)(アーティスト), ラヴェル(作曲), バルビゼ(ピエール)(演奏)

「『鏡』を聴いてみて下さい」「ラヴェル録音史上に燦然と輝く,永遠の金字塔」


ラヴェル:ピアノ作品全集ラヴェル:ピアノ作品全集 (詳細)
アース(モニク)(アーティスト), ラヴェル(作曲), マリンカ(イナ)(演奏)

「名盤」「ラヴェル・ピアノ曲集の最高傑作(?)」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「心に沁みます」「いいねえ」


スクリャービン:ピアノ・ソナタ集スクリャービン:ピアノ・ソナタ集 (詳細)
ベクテレフ(ボリス)(アーティスト), スクリャービン(作曲)


ホロヴィッツ・プレイズ・スクリアビンホロヴィッツ・プレイズ・スクリアビン (詳細)
ホロヴィッツ(ウラジミール)(アーティスト), スクリャービン(作曲)

「最後のトラックは最後に聴こう」「練習曲嬰ニ短調op.8-12」


フォーレ:ピアノ作品全集(1)フォーレ:ピアノ作品全集(1) (詳細)
ユボー(ジャン)(アーティスト), フォーレ(作曲)

「静謐な美しさ」


フォーレ:ピアノ作品全集(2)フォーレ:ピアノ作品全集(2) (詳細)
ユボー(ジャン)(アーティスト), フォーレ(作曲)

「練習にも役立つ」「いいんじゃない」


シェーンベルク作品集シェーンベルク作品集 (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), シェーンベルク(作曲), クラフト(ロバート)(指揮), CBC交響楽団(演奏), ベーカー(イズラエル)(演奏), ジュリアード弦楽四重奏団(演奏)

「からくりを解く一歩手前までくる」


ラヴェル:ラ・ヴァルスラヴェル:ラ・ヴァルス (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), ベルク(作曲), クルジェネーク(作曲), ウェーベルン(作曲), ラヴェル(作曲), ドビュッシー(作曲), ブロット(ボリス)(指揮), キャンベル(ジェームズ)(演奏)

「乾いた音と湿った感性」


ラフマニノフ:ピアノ作品集ラフマニノフ:ピアノ作品集 (詳細)
アシュケナージ(ウラディーミル)(アーティスト), ラフマニノフ(作曲)

「まさしく待望の録音」「渾身の一作。」


ラフマニノフ:前奏曲集ラフマニノフ:前奏曲集 (詳細)
リヒテル(スビャトスラフ)(アーティスト), ラフマニノフ(作曲)

「求めていたラフマニノフが!」「リヒテルの遺産の一つ」


プロコフィエフ:ピアノソナタ第1,4,6番プロコフィエフ:ピアノソナタ第1,4,6番 (詳細)
ブロンフマン(イェフィム)(アーティスト), プロコフィエフ(作曲)


プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第2、3、5、9番プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第2、3、5、9番 (詳細)
ブロンフマン(イエフィム)(アーティスト), プロコフィエフ(作曲), ブロンフマン(イェフィム)(演奏)

「現代人のいらだちを受け止めてくれる演奏」


プロコフィエフ:戦争ソナタ集プロコフィエフ:戦争ソナタ集 (詳細)
アシュケナージ(ウラジミール)(アーティスト), プロコフィエフ(作曲)


ヒンデミット:ピアノ・ソナタ集ヒンデミット:ピアノ・ソナタ集 (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), ヒンデミット(作曲)

「第3番の最終楽章のフーガ。このフーガにグールドは現代のフーガを感じたのではないか」「あなたもグールドが好きになります。」「グールドらしい選曲ですね。」


バルトーク : 「ミクロコスモス」Sz.107(全曲)バルトーク : 「ミクロコスモス」Sz.107(全曲) (詳細)
マルタ・ルキン(アーティスト), バルトーク(作曲), モッシャリ(カロリー)(演奏), コチシュ(ゾルタン)(演奏)


バルトーク:ピアノ曲集バルトーク:ピアノ曲集 (詳細)
コチシュ(ゾルターン)(アーティスト), バルトーク(作曲)

「緊張感のバランスが最高」「コチシュの世界を堪能!」「ハンガリー魂を日本人の耳に」「野蛮さと若さの結合」「異国の香りのする力強い表現力」


ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ストラヴィンスキー(作曲), プロコフィエフ(作曲), ブーレーズ(作曲), ヴェーベルン(作曲)

「思い出の名盤。」「歴史的録音!」「LP2枚分を1CDに収録した超お買い得品!」「ポリーニの偉業」「史上空前の演奏」


ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版)ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版) (詳細)
サイ(ファジル)(アーティスト), ストラヴィンスキー(作曲)

「神の手」「「オ」プティミズム!」「プリペアードピアノをどう評価すべきか」


▼クチコミ情報

Satie: L'Oeuvre pour piano, Vols. 1 & 2

・「スタンダード
~チッコリーニはイタリア人だがフランス音楽に深い造詣を持ち、ドビュッシーのピアノ曲も完成度の高い演奏で全集を完成している。サティはチッコリーニのレパートリーの中核となるもので作品全曲は録音当時、世界初の快挙だった。その後、何人かのピアニストがサティに挑み、現在ではフランスのピアノ音楽のなかでも、一番に人気のある曲目となっているが~~、このチッコリーニの演奏は現在でもなお第一に推薦しうるものである。サティの作品演奏に欠かせない諷刺や衒い、鋭く、毒を吹くんだ皮肉から、心なごませるユーモアまで、すべてが完璧なまでに表現されている。連弾曲も多重録音によってひとりで弾いており、その意味でもチッコリーニによるサティピアノ音楽の完全な集成である。CDの音質もデジタルリマ~~スターによって優れたものになっている事も付け加えておきたい。~

・「旧録音全集。
これはチッコリーニの旧録音ピアノ曲全集。新録音全集の方は「夢見る魚」他、こっちには収録されていない曲もたくさん演奏しているので、サティのピアノ曲をまとめて聴きたい場合は、黄色い箱入りの新録音全集を買った方がいいと思います。(新録はペーパースリーヴですが、こちらはプラケース)ブックレットには必要最小限のデータと、フランス語の解説。

Satie: L'Oeuvre pour piano, Vols. 1 & 2 (詳細)

3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集

・「音楽のアールデコ
 サティを「ヒーリング音楽」と評価する人が多いですが、聴き手に優しい「ヒーリング音楽」「イージーリスニング」「ラウンジ」の類ではありません。好き嫌いが分かれるのも無理はありません。私は「音楽のアールデコ」だと思います。直線と幾何学模様で構成されるアールデコは、クールで無機質なのに、ユーモアと叙情性が有るところが魅力ですが、サティにもそれを感じます。普通のクラシックは感傷的過ぎるし、現代音楽はあまりにも理性的・構築的で叙情性が無さ過ぎる。私にとってサティはとてもバランスが良いです。

 パスカル・ロジェの演奏は、技術は何も文句の付け様が無く、詩情豊かに弾いています。

 サティが好きな人は必聴。サティは好きじゃなくても、パスカル・ロジェの演奏を聴くだけでも価値が有ります。

 アンビエントやエレクトロニカ、ジャズのファンにもお薦めです。

・「ロジェの演奏が抜群
パスカル・ロジェのサティ・アルバムはこれと他に、3つある。これはその中でもまずはじめの聴いたらよさそうなアルバムだ。録音状態が良いです。また、とてもねばりがあり、繊細で、力強い演奏です。このアルバムが気に入ったなら、他のアルバムを買うのも良いのではないでしょうか。一応、書いておきます。「エリック・サティ:ピアノ曲集『諧謔の時代』」と「エリック・サティ:スポーツと気晴らし」と「エリック・サティ:4手のためのピアノ作品集」です。

・「20年たったらまたおいで!
 サティについて 何かを語ることには勇気がいる。人それぞれで 思い入れが全く違うような気がするからだ。

 一時期、そう 1980年代半ばに サティは 日本で ブームだった。映画や芝居などには 必ずといってよいほどサティが使われていたものだ。ポルノ映画ですら サティがかかったと言う。 ジムノぺディやグノシエンヌなどは ちょっと陳腐に聞こえたほどである。それほど サティに溢れた時代があった。

 それから20年たった。

 今サティを聴いていて思うことは 20年前には 何も聴けていなかったのではないかということである。今でも「癒しの音楽」とも紹介されるらしいが その割にはシュールな音楽なのだと思う。そう見えないのは「白い音楽」と評された サティの悪巧みなのかもしれない。

 今なお 聴けていないものが沢山含まれている。更に20年を待たなくてはならないのか。

・「雨上がりのグノシェンヌ
1985年のことだったと思うが、パスカル・ロジェの来日公演を聴きに行った。ベートーベンのソナタとサティの小品集を組み合わせたプログラムで、当日は雨が降っていた。仕事の都合で遅刻し、ベートーベンを聴き損なった私は、後半のサティだけを聴いた。あのころはサティ・ブームで、ことさらに無表情な演奏を好む向きもあったが、ロジェは自然な抑揚をつけ、情感のこもった演奏を聴かせていた。グノシェンヌ第5番の主題など、弾むような愉悦感があった。曲目が終わると、一人の女性が、ステージにかけより、彼に花束をプレゼントした。彼女は握手を求めて手を差し出したが、彼はサッとその手を取り、甲にキスをした。その動作がごく自然だったので、「さすがフランスの男は違ったものだわい」と感心してしまった。会場から外に出ると雨が上がっていた。水たまりをよけながら、何やら楽しい気分で歩いたのを覚えている。

・「サティのワールドは先が読めない
サティ 嫌われ者しかし天才的な音楽感覚を持ったこのお方の最高傑作がこのジムノペディこの曲は何回も聴いていても飽きません 何回も聴いているとまた違うものが見えてくるサティの人間性が溢れた曲 このサティは実は世界一長い曲を作った張本人でもあります「ヴェクサシオン」という曲です CD化はされておらず演奏された人も聴いた人もごくわずかそれもそのはずなんとこの「ヴェクサシオン」18時間もある超大作です しかもめっちゃ気持ち悪くて不気味な曲あれを一時間、2時間も聴けば間違いなく精神が崩壊します

3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集 (詳細)

エリック・サティ・ピアノ作品集

・「サティワールド全開!!
あまりにも有名な「家具の音楽(生活空間の中に必要に応じて位置する家具のような音楽)」ですが、実は自分は初めて聞きました。最初はやはり馴染めない人の方が多いかもしれません。しかしこうは思う筈です。「普通のメロディではないなぁ」と。それも良い意味で普通と違っているので、何回も繰り返し聞いているとそのどこと無く漂う雰囲気にすっかり虜になっていることでしょう。悲しげであったり、切なさであったり、優しい感じ、荘厳な感じ、ドラマティックな展開とボリュームは十分です。是非新しい世界に足を踏み入れてみて下さい。勿論クラシック的なものに興味の無い方にもお薦めします。

エリック・サティ・ピアノ作品集 (詳細)

プーランク:ピアノ曲集

・「本物のフランス音楽の息吹を感じたいあなたに
プーランクピアノ曲集のCDを、子供のコンクール課題の曲想をつかむ目的でいろいろ購入して聴き比べてみたが、これ以上のものはなかった。訴えてくるものが、スケールが、音色の美しさが、どんな同じ曲集のCDよりダントツに素晴らしかった!子供が同じスケールの大きさで弾くには無理があるとしても、同じ曲でこんなにも印象が美しくなる弾き方があるって事を教えるためにも買ってよかったと思う。なにより、プーランクに対する興味が初めて沸いた!ロジェのエスプリを真似できたらどんなに素敵かしら・・・これならずっとかかっていても飽きない素晴らしいCDだ。

・「素晴らしい!
ロジェよりプーランクのピアノ曲集をうまく表現できるピアニストがいないだろう。すべての曲は素晴らしい強さを表して、とても感動しています。ピアニストの友達も近いうちにプーランクの曲を演奏会で弾くために、このCDを毎日聞いて練習するそうです。本当にお勧め!

・「もしもピアノが弾けたなら
ここに聴けるような趣味の良さを感じさせる音楽を自ら奏でることができたならどんなに素晴らしいだろう。大昔に習っていたエレクトーン(というより当時はオルガンに近かったが)をずっと続けていたら、少しは足元にでも近づけただろうか。ピアノを志す人々にとってはひとつの里標にもなるであろう名演奏だが一聴衆の耳にもフランス音楽の様々なヴァリエーションに通底している何かが香気深く立ち込めているように響く。音色の透明感は録音の良さか。いずれにせよ、ふと何処かで耳にしたらその音源をどうしても探したくなるようなそんな優れた作品だと思う。

・「深夜にワインを飲みながら聴くには最高の音楽
パスカル・ロジェが、プーランクの精神をよくくみ取って、重くならず、しかもフランス風のしゃれた曲想を、軽々と弾いている。録音も、ピアノに近づきすぎず、気持ちのよい残響があり、しかもリアル感のある、優秀録音である。ステレオ装置がよければ、それだけ心地よくなる、変なお化粧のないよいCDである。何度聞いても飽きない演奏で、夜遅くにこのアルバムをワインを飲みながら聴ければ、最高であろう。一生の友となりうるアルバムである。

・「$フランス的エスプリ$
新古典主義的作曲家陣の中でもハイセンス なプーランク。15Improvisationsに関してはロジェの解釈が納得。自分の中でプーランク=ロジェというほど彼はプーランクをエレガントに料理しています♪文句なし☆5

プーランク:ピアノ曲集 (詳細)

ドビュッシー:ピアノ作品全集第1集

・「やわらかく、あたたかな音と香りに満ちたドビュッシー
 ドビュッシーのピアノの透きとおったやわらかさ、ほのかなあたたかさが、心地よく伝わってくる二枚組のCD。同じピアニストによる『月の光〜ドビュッシー:ピアノ名曲集』がとても素晴らしかったので、曲の重複を差し引いても購入する価値ありと考えました。

 結果は、当たり! 前述の抜粋盤(二枚組CD)に比べて、曲の解説がずっと丁寧で充実していたこともありますが、同じ音源の演奏のはずなのに、こちらのオリジナル二枚組盤のほうが、アースのピアノの音がクリアーでやわらかみがあると感じました。どうしてこういうことが起こるのか、私の気のせいなのか、CDの質のせいなのか、原因は分からないのですが。

 CD1(収録時間 73:16)では、『夢』と、『ベルガマスク組曲』の四曲「前奏曲」「メヌエット」「月の光」「パスピエ」が、本当に素敵な演奏で魅了されました。 CD2(収録時間 69:33)では、『喜びの島』がよかった。ゆったりとしたテンポで広がっていく音楽のファンタジア。わくわくしました。

 手頃な値段でドビュッシーのピアノ曲を聴いてみたい方には、同じアースの『月の光〜ドビュッシー:ピアノ名曲集』がおすすめ。幅広く、色んなドビュッシーのピアノ曲を味わってみたい方には、こちらの第1集、ならびに、第2集の『ドビュッシー:ピアノ作品選集』がおすすめです。

 録音は、1970年12月〜1971年4月。パリ、リバン聖母教会にて。

・「クラシックに一味。
私が「クラシックピアノを聴きたい!」と思って初めて選んだのがドビュッシーのこのCD。(ピアノ作品が全て収録されているし、もちろん第2集も合わせて買いました。)なぜドビュッシーだったかと言うと、映画監督の岩井俊二さんがドビュッシーを好きらしく、彼の映画音楽にも影響していると思ったため。(私は彼の映画音楽が好きです。)ドビュッシーの音楽は、クラシックに一味加えたという感じで、より個性的で独特な印象を受けます。軽快で優しい曲が多く聴きやすいと思います。クラシックはちょっと苦手という人にもお勧めだと思います。

・「いいねえ
いろんなとこで見かけるなぁ。モニク・アースこの人のゆっくりめな曲がかなり好き。逆にちょっと激しい曲は割と微妙。まったくもって個人的なこのみですけどね

入ってる曲をみるとドビュッシーを聴きはじめるのにはじめはこれからいこうととはすすめられないかも。月の光とか亜麻色の髪の乙女とか一発でぐっとくる曲がないからなぁ。何度も聴いていい感じになる曲ばかり。アラベスクとか夢は違うだろうけど

・「素晴らしきドビュッシーの世界
私が初めてドビュッシーの作品を聞いたのはオケでの演奏であった。オケならではの壮大に、豊かに広がるドビュッシーの世界も素晴らしいが、それとはまたひと味違う、ピアノならではの繊細で透明なドビュッシーの世界に心洗われる思いである。(思わずため息・・)モニク女性ならではの柔らかなそれでいて芯のあるタッチ、目を閉じて聞き入れば無限に広がって行くようだ。星4つの理由は、これから演奏家の聞き比べをしようと思っているからで、今後マイランクがどうなっていくか楽しみである。

ドビュッシー:ピアノ作品全集第1集 (詳細)

ラヴェル:ピアノ全集(1)

・「『鏡』を聴いてみて下さい
もちろん水の戯れも良いしその他の曲も良いです。たっぷりの響かせ、たっぷりと歌ったラヴェルです。ピアニッシモはかすれず、フォルティッシモは破れない、こういうのをたっぷりとした響きである、と教えられます。フランソワのスケールの大きさに涙するばかりです。 1960年代前半で、フランソワの体調がおかしくなる前の録音なので、テクニックにも破綻がないように思われます。厳密な意味で、というより、あら捜しすればそれはわかりませんが、私にはフランソワに関してはそういうことは不必要だと思っています。 全集の1では、あえて『鏡』をお勧めいたします。第一曲『蛾』の第一音のなんと丁寧な響きでそのまま引き込んでくれることか。ギーゼキングのさらさらしすぎた弾き方とは違います。『道化師の朝の歌』では、三連符のところではテンポを動かしてはいますが、それが却ってせかせかしない動きというものを表現していて、これもフランソワの世界に引き込まれてしまいます。その他、聴き所はいっぱいあります。 ただし、いくつかあるフランソワ名物の内の一つ、譜読みの間違いは第一曲にも健在でした。再現部の約11小節くらい前の小節で、左手AS-ASの八分音符の分散オクターブを、その一オクターブ半上のF-Fと弾いているのです。どうやら、ヘ音記号を見落としたのかな??さもなければ、フランソワの使用楽譜にはト音記号のままだったのか、それとも、「作曲家」フランソワの感興がそのように弾いてしまったのか、謎です。この点を赦せない方は、この演奏の評価は低く見積もると思います。私はこのことで、曲の流れを阻害されませんでした。だから星が5つになってしまうのです。 フランソワの幻想の世界をお楽しみください。

・「ラヴェル録音史上に燦然と輝く,永遠の金字塔
 マルグリット・ロン最後の高弟,サンソン・フランソワは,前世紀半ばに活躍した名手。酒と煙草を愛し,録音の殆どは一発録り。気が乗らないと聴くにたえない演奏を平気でするムラッ気の多さを持ち合わせた,天衣無縫な気質の持ち主であった。そんな生活が災いして短命に終わった上,晩年の演奏にはロレツの回らなくなった酷いものも多い。それでもなお,彼のピアノがひときわ燦然と輝いて見えるのは,その破天荒な生き様そのままの,精気に富んだ即興的なピアニズムの故であり,まさにこの点において,彼の演奏は【天才】と呼ぶに相応しい,霊的な魔力を備えたものであった。『クープランの墓』冒頭の「前奏曲」に聴ける,絶妙という以外にいかなる形容も拒否するアゴーギクは,もはや音符では再現不可能な代物。ますます専門化し,丁寧に譜読みする余り生気を失ったラヴェルが溢れる現在,例えそのムラッ気と冒険的な曲解釈のゆえに総合点において星ひとつ減ろうとも,彼のラヴェルは永遠に輝きを失うことはないだろう。

ラヴェル:ピアノ全集(1) (詳細)

ラヴェル:ピアノ作品全集

・「名盤
初めてコンサートで「水の戯れ」を聴いた衝撃から約2年が経ちますが,私のラヴェル熱は冷めるどころかこの「アース盤」で更に燃え上がってしまいました。笑初めて聴いた印象は,甘い。かといって甘ったるいわけではなく,心地よい音色。テンポの正確さの中に漂うフランスらしさというかアースらしさというか,とにかく音がきれいです。

マ・メール・ロアの第一曲「眠れる森の美女のパヴァーヌ」が音で見ると一番美しいです。

全体的に見ると,「クープランの墓」と「ソナチネ」が個人的にいいなと思います。アース晩年のレコーディングとのこともありミスタッチも結構ありますが,そんなこと気にさせないほど聴き手を引き込みます。

こうやって文章を読むより,聴いたほうが早いかもしれませんね。。

とにかく,アース盤は今まで出会ったラヴェルの中で最良と,私の中で高い地位を誇っています。ラヴェルを初めて聴く人は,絶対アース盤です。

・「ラヴェル・ピアノ曲集の最高傑作(?)
 数年前からラヴェルの大ファンになりました。僕が今までに聞いたラヴェルの演奏の中では、もっとも素晴らしいです。もっとも、まだラヴェル歴が少しですから確かなではありませんが、一番「アース」の演奏が素晴らしいように思います。名盤なのも納得です。

 選曲も完璧だと思います。僕自身の、ラヴェル・ピアノ曲ランキングNO・4まで全て収録されています。 あなたの一生の曲に、出会えるのではないでしょうか? 

・「亡き王女のためのパヴァーヌ
まず最初に、自分は元来はハードロック/ヘヴィメタルをこよなく愛するような嗜好の人間であります。しかしながら、このピアノ曲集は時折激しく聴きたくなることのある作品です。ラヴェルは素晴らしいと思わされました!他のピアニストのラヴェル集は聴いていないし、そもそもクラシックの知識がカケラも無いのでそこら辺はなんとも言えませんが。

読書する時や寝る時に聴くと精神が癒されます!!(*^_^*)

・「心に沁みます
私がラヴェル好きになったきっかけの1枚です。

スルメではありませんが、聞けば聞くほど味が出てきます。

和声や作曲技法などの細かいことはよくわからないのですが、

ラヴェル独特の、ひや〜っとした清涼感のある響きがなんともいえません。

私のお気に入りは「古風なメヌエット」「クープランの墓」ですが、

どの曲も良いです。

ラヴェル自身がオーケストラに編曲している曲もたくさんあるので、

それらとの聞き比べも楽しいと思います。

・「いいねえ
ラヴェルのピアノのアルバムがあんまり見当たらないような気が・・・自分が探す場所が悪かったのかもしれないですけどね。その中でこのアルバムはやっと見つけた一枚。

亡き王女のためのパヴァーヌと水の戯れしかしらなかった自分にとってけっこうな衝撃だったなぁ。アースは相変わらず無難な弾き方をするけどそこがいいのかもね(あくまで個人的な意見)けどこの人のゆっくりめの曲は好きだぁ

ラヴェル:ピアノ作品全集 (詳細)

ホロヴィッツ・プレイズ・スクリアビン

・「最後のトラックは最後に聴こう
誰が何と言おうとこのアルバムのキモは最終トラックにあり。スクリアビンも好んで演奏したというイケイケノリノリの前奏曲8-12。途中からたがが外れて楽譜を無視して加速する場面はまさに鳥肌。「東京でのガタピシライブ」「中気でトレモロが弾ける」などと失礼なことを口にしやがった御仁がいたものだが、この演奏を聴いて恐れ入ってもらいたいものだ。

・「練習曲嬰ニ短調op.8-12
このディスクの白眉は、なんと言っても最終トラック「練習曲嬰ニ短調op.8-12」。この曲は恐らく、スクリアビンの作品の中で、最もわかり易く且つ演奏効果の高い曲です。右手の威厳あるオクターブに始まる旋律は、曲の終わりに至るまで終始ドラマティックで、暗い情熱を感じさせる名曲です。録音は1982年、ロイヤル・フェスティバル・ホールです。ホロヴィッツはこのライブで、圧倒的なクライマックスを作り上げています。

一方同ディスクの他の曲は、スクリアビン独自の神秘主義的な傾向が表れた曲が多数を占めます。仕方のないことですが、これらの中には50年代の古い録音も多数あり、録音機材のハードウェア的な限界から、ホロヴィッツの魔術的な音色を捕らえきれてはいません(なので星4つ)。

ホロヴィッツ・プレイズ・スクリアビン (詳細)

フォーレ:ピアノ作品全集(1)

・「静謐な美しさ
フォ-レの作品の特徴でもある微妙に変化していく和声が、鋭過ぎることなく純粋な美しさをもって奏でられていて、美しい。全体的に静謐な印象で、柔らかく耳を流れていくのだけれど、確実に楽曲それぞれの個性をとらえている、素晴らしい名演。

フォーレ:ピアノ作品全集(1) (詳細)

フォーレ:ピアノ作品全集(2)

・「練習にも役立つ
フォーレやシューマンを得意としているピアニストだけあって、繊細で的確に弾かれている。変な抑揚がついておらず、丁寧な曲に仕上がっているので、聴くだけでも素敵なCDだけれど、フォーレのピアノ曲を練習している人にも参考になる1枚。

・「いいんじゃない
フォーレのピアノ曲はショパンのピアノ曲が好きな人は気に入ると思う。

舟歌は、ドラマティックでとくに3番がよかった。  ○小品集では、幻想曲がよい。             ◎前奏曲集 激しさがめだつ。             ○ヴァルツ・カプリス ヴァルツとはワルツのこと。ショパンのワルツだと言われても疑わないかもしれない。印象が似ている。違うのは、和音が多い点。◎ジャン・ユボーの演奏もすばらしかった。

フォーレ:ピアノ作品全集(2) (詳細)

シェーンベルク作品集

・「からくりを解く一歩手前までくる
1964年1月2日から1965年11月18日までのべ10日間で録音。新ウィーン学派の中心的存在アーノルド・シェーンベルグのピアノ作品集。12音階を用いた彼の作品についてはおそらく説明の必要はないだろう。グールドがバッハを読み解くアプローチと同じアプローチでこのピアノ曲集に挑んだことは当然の事のように感じられる。そしてグールドはそのからくりを解く一歩手前まではこの中で行っていると思う。

しかし、この10年後ポリーニはその謎を全て解く演奏をして見せる。

シェーベルク没後100年の1974年5月ミュンヘンでポリーニにはこれらの曲集を録音する。10指の完璧なコントロールで解かれた12音階の構築物はそこでついに全てのカタチをみせてくれる。是非ともそちらも聴いて欲しい(●^o^●)。

シェーンベルク作品集 (詳細)

ラヴェル:ラ・ヴァルス

・「乾いた音と湿った感性
ポリー二の名演があるにも拘らず,この乾いた音が織り成すヨーロッパの危機感のようなものは,やはり尋常ではないと思います.バッハの世界もグールドなら,これもまたグールドの真骨頂ではないでしょうか.本来聞きやすいはずの近代ピアノ曲ですが,聞かず嫌いのためにも,こういう演奏が大切に思います.現代人にとってはもしかしたら必須の演奏かもしれません.凡庸な現代の演奏を聞くよりも遥かに充実感があります.

ラヴェル:ラ・ヴァルス (詳細)

ラフマニノフ:ピアノ作品集

・「まさしく待望の録音
ラフマニノフの 楽興の時(6曲) 幻想的小曲集(5曲) 断片 前奏曲(遺作) ここはすばらしいところ ヴォカリーズ を収録。最後の2曲は歌曲の編曲モノ。

実に素晴らしい内容でした。アシュケナージはラフマニノフの主要なピアノ作品を録音済みですが、これらは幻想的小曲集の一曲、「鐘」を除けば、未だ録音されなかったもの。ラフマニノフの若き日の傑作「楽興の時」は私の大好きな曲集で、いままでルガンスキー、ガヴリーロフ、ラレードなどを聴いていたのですが(それらもいい演奏だったのですが)、やはりアシュケナージの演奏は含蓄が深いというか、音楽の色合いがたいへん吟味されています。第1曲アンダンティーノの哀しく切ない夜想曲的なたゆたい・・・、第2曲アレグレットの中間部の寄せては返すような波模様の曲想の輝き、第4曲プレストの多様な曲の表情変化、そして終曲マエストーソのドラマチックな音の広がり・・・それらがぬくもりのある艶やかな音色で繰り広げられます。この曲集の決定盤といっていいに違いない!幻想小曲集も第1曲「エレジー」から霊感に満ちた演奏でマジカル。こぼれるような美しい時間の持続に身をまかせてしまいます。ちなみに末尾に収められたヴォカリーズはゾルタン・コチチュが編曲したもの(ラフマニノフ自身は意外にもこの曲のピアノ独奏版を遺していない)。このコチシュ版はまあ、最初聴いているうちはわりとフツーの編曲だな。。。と感じるのですが、終結部の1分間にきらめくような夢想的な美しい仕掛けが・・・!なるほど、このアルバムの終曲にふさわしい、と。本当にいいです。このアルバム。感涙。

・「渾身の一作。
近年は演奏会でピアノ・ソロを聴く機会がないが、ファンにとってはうれしいディスクである。柔らかなタッチは至福の極地であり、さまざまな苦難を乗り越えてきたアシュケナージだからこそ出せる「味」が感じられる。ラフマニノフに特に大きな尊敬の念を抱いているアシュケナージにとって、ラフマニノフのピアノ作品を録音することには、とりわけ意味があると思われる。哲学的な細部にこだわりすぎず、曲全体の有機的統一感を重んじるアシュケナージの演奏は、聴く者がどれだけ幸せになれるかを考えながら弾いていると感じられる。近年リサイタルを開かないのも、そのためであろう。酷使された手は、もしかすると、リサイタルにはきびしいのかもしれない。わずかなミスで聴く者に満足感を与えられないのだとしたら、リサイタルを開かないことは、アシュケナージ自身のプロ意識なのかもしれない。しかし、こうしてディスクを通して彼の演奏に触れることができるのは、ファンにとってはうれしい限りである。

ラフマニノフ:ピアノ作品集 (詳細)

ラフマニノフ:前奏曲集

・「求めていたラフマニノフが!
色々なピアニストの前奏曲を聴きましたが、このレーベルはラフマニノフ前奏曲の魅力を堪能出来る素晴らしい作品に仕上がってます。楽譜に忠実でありながらリヒテルのその素晴らしい音楽性によって「これがあの曲か!?」と思わせる程の魅力ある演奏です。

面白いのはラフマニノフ自身がどう演奏したかなどお構いなしに楽曲の持つ魅力を引き出している所でしょうか。明らかにラフマニノフ自演やアシュケナージより美しいです。少なくとも私はそう感じます。日本でも人気高いOp.23-5などは間違いなくこの演奏が最高です。

またアシュケナージと比較して聴くのも面白いでしょう。どちらが良いという訳ではありませんが、リヒテルを聴いた後にアシュケナージを聴くと、アシュケナージはつぶさに楽曲を分析して意識して演奏しているという点がくっきり見えてきます。リヒテルの演奏はダイレクトに心に届くので、技巧も何も感じなく、全てが音楽の中の必然であるかの様に感じます。アシュケナージの演奏もかなりハイレベルにまとまっているのですが、根本的な音楽に対するアプローチが違う様に感じます。

ラフマニノフ愛好家は勿論のこと、興味をお持ちの方であれば是非一度聴いてみてはいかがでしょうか?

・「リヒテルの遺産の一つ
ベートーヴェンの“テンペスト”等と同様に、リヒテルの偉大さを知るには格好のアルバムです。ラフマニノフの前奏曲集はショパンの前奏曲集とよく比較されますが、全曲集となるとその録音はとても少なく、これだけでも如何に困難な技術を要するかがわかります。このリヒテル盤も全集ではありませんが、1959年(41歳時)に録音された作品23-2,5と32-2を加えれば計16曲となります。内容はあまり情緒に流されることなく曲の骨格をしっかりと表現したものとなっており、結果それが曲の美しさや力強さを聴く者の心にダイレクトに伝えてくれます。もちろん、リヒテル56歳時のテクニックは完璧この上ありません。今となっては願いが叶いませんが、是非全曲録音してほしかったです…。

ラフマニノフ:前奏曲集 (詳細)

プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第2、3、5、9番

・「現代人のいらだちを受け止めてくれる演奏
プロコフィエフの持つ現代人のいらだちをあるがままに受け止めてくれる曲相を素直に表現した演奏で、燻し銀の好演である。

プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第2、3、5、9番 (詳細)

ヒンデミット:ピアノ・ソナタ集

・「第3番の最終楽章のフーガ。このフーガにグールドは現代のフーガを感じたのではないか
ピアノ・ソナタ第1番が1966年10月13日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ、第2番が1966年12月、1967年1月 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ、第3番が1973年2月18日 トロント、イートンズ・オーディトリアムで録音。完成までに6年余の試行錯誤を経ている。

グールドのディスコグラフィを調べればすぐに分かることだが、グールドが偏愛した作曲家が三人いると僕は思う。一人は当然バッハだ。そして二人目はシェーンベルク、三人目がこのヒンデミットだ。ヒンデミットについては、単にこのピアノ・ソナタにとどまらず、ホルン・ソナタ (1939)を1975年7月3,5日に、バス・チューバ・ソナタ (1943)(1955)を1975年9月3,4日に、トランペット・ソナタ (1939)を1975年1月6日に、ホルン・ソナタ (1943) を1976年2月9,10日に、トロンボーン・ソナタ (1941)を1976年2月22,23日にいずれもトロント、イートンズ・オーディトリアムで録音している。これは尋常ではない。

では、グールドはヒンデミットのどこにここまで惹かれたのだろうか。僕はヒンデミットの一つの中心音の調的な支配力のもとで、斬新な和音や半音階を駆使する作法だと思う。特に有名な、12のフーガからなるピアノ曲『ルードゥス・トナーリス』に使われている音列は、基音Cから徐々に不協和となる、と言う構造を持ち(C-G-F-A-E-Es-As-D-B-Des-H-Fis)、彼のこのような理論が典型的に示されている。そしてこのピアノ・ソナタ第3番の最終楽章のフーガ。このフーガにグールドは現代のフーガを感じたのではないか、と思う。すばらしい演奏だ。

・「あなたもグールドが好きになります。
バッハの作品ゴールドベルク変奏曲、イギリス組曲、フランス組曲等と比べても勝るとも劣らない演奏だと思います。グールドが歌っている声が好きです。音楽愛好家の方の中では、この鼻歌?が耳障りだとおっしゃる方もおられるでしょうが、私はあまり気にしません。どちらかというと、私自身興がのると好きなフレーズなど、一緒に歌いたくなりますから。だからこの演奏であなたもグールドが、そして今まで取っ付きにくかったヒンデミットさんが好きになりますよ。

・「グールドらしい選曲ですね。
バッハを偏愛したことで知られるグールド曰く、ヒンデミットは現代における類稀なフーガの遣い手であるという。音楽評論家でも何でもない私にはこれが本当なのかどうかちょっと判断が付けられない。しかし、確かにヒンデミットのピアノ曲は、曖昧模糊としたものが多い現代音楽の中ではひときわすっきりとしたフォルムを保っており、骨組みまで透き通って見えるような独特の透明感がある。グールドがこのメジャーとは言えない作曲家を好んで取り上げた理由はよく分かる。

ヒンデミットのピアノ曲は基本的に調性を持たないが、リリカルかつ知的な響きを常に帯びており、現代音楽特有の聴きづらさはほとんどない(管弦楽などになるとちょっとマニアックな印象が濃くなることは否めないにせよ)。部屋のBGMとして流しても結構オシャレなので、現代音楽に興味はあるがどうも敷居が高くて、という方はこのアルバムから入ると良いのではないかと思う。

ヒンデミット:ピアノ・ソナタ集 (詳細)

バルトーク:ピアノ曲集

・「緊張感のバランスが最高
~生命力があふれていて、ひたむきで、テクニックはなんの問題もないんだけどなんとなく危うげな、それも若さのひとつで。ジャケットも録音もすばらしいし、あらゆる要素が"ベスト"というわけではないのかも知れないけど、全体として絶妙なバランスのとれた一枚。これが日本で録られたというところにもなんだか、一期一会を感じます。バルトークはいまひ~~とつ苦手だったのだけど、「組曲」や「杖踊り」など、とても気に入った曲ができて、いくつかは自分でも弾いてみたいと思ってます。しばらくは以前から持ってた他のバルトークのCDも楽しめそうです。今年のピアノアルバムで一枚選ぶとしたら、これです。(ほとんどジャケ写買いでしたが)~

・「コチシュの世界を堪能!
民族色豊かな曲揃いで特に舞曲ではコチシュならではの個性が感じられる。大胆かつ繊細、時に心弾む軽やかな音色は聴くものの心を捉えることであろう。

・「ハンガリー魂を日本人の耳に
私は西紀二十世紀最大の作曲家はバルトークだと思っている。何と言っても私にはポピュラー音楽など、クラシック音楽の芸術性の高さや精神性の深さに較べれば児戯にしか見えないし、そんな私から見ればポピュラー音楽の大スター等評価出来ないからだ。生前彼の最人気曲だったアレグロ・バルバロ、彼のピアノ曲の最高傑作である唯一のピアノ・ソナタ、弦楽合奏用にも編曲されている親しみ易いメロディーのルーマニア民族舞曲。バルトークのピアノ曲入門に此れ以上無い程の選曲だ。奏者はバルトークと同じ祖国で録音当時新進気鋭のゾルタン・コチシュ。録音場所は日本は東京の荒川区民会館。「日本人よ、バルトークをもっと聴いてくれ。」と言わんばかりの内容ではないか。此れを聴かねば日本人音楽ファンとしての名も廃ろうと云う物だ。バルトークが熱い魂でハンガリーを愛した様に、我々も此れを聴きながら祖国日本を愛そうではないか。

・「野蛮さと若さの結合
バルトークとコダーイがフランスで音楽活動を盛んに行っていた頃、とある音楽評論が彼らのことを「ハンガリーの野蛮人バルトークとコダーイ」と書かれたに対し、当てつけのようなタイトルで発表した「アレグロバルバロ」が痛快。当方は4種類所有(コチシェの新旧版、ラーンキ版、シャーンドル版)しているが、この版が最も野蛮なエネルギーを感じさせる演奏。一方で、「民謡による3つのロンド」は夢見るような甘い調べとダンスする音とが心地よい。のだめ漫画版のニナ・ルッツ音楽祭編で、のだめがレッスンを受けられなかった「組曲」も入っており、確かに彼女に演奏させるとさまになりそうな曲。

全体を聞いて感じられることは、微妙なテンポの揺れの心地よさ。このあたりのテンポの緩急は若い時分のコチシェの演奏の方が、再録の本人版やシャーンドル版のある程度、意識的に作ったようなテンポの緩急と比べると実に自然である。曲順も実によく、アレグロバルバロで一気に世界に引き込み、夢見るような民謡調、現代音楽風作品、耳なじみよい舞踏曲で締めるところも素晴らしい構成である。

最後に一つ指摘すべきは録音。会場はスタジオではなくホールを使用し、デンオン(今はデノン)自慢のPCM録音だが、激しい曲については、どう聞いても歪み一歩手前であり(コチシェのタッチも多少つぶれ気味だが)、ホールのエコーも拾ってか、迫力満点。

プログレファンは当然、アレグロバルバロがEL&Pの「未開人」の本歌であることはご承知のことと思うが、このCDはプログレファンにも最も推薦できるバルトークである(値段も安いし)。

・「異国の香りのする力強い表現力
コチシュの演奏するバルトークの世界力強くそして 時には繊細な素晴らしい演奏でした。さすが天才ピアニスト♪ 感動

バルトーク:ピアノ曲集 (詳細)

ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章

・「思い出の名盤。
 まったく個人的なことですけど、私はこのアルバムに衝撃を受けてピアノの先生になりましました。こんな驚異的なアルバムは他には聞いて事がありません。 まず、ペトルーシュカ。この拷問的かつ残酷なテクニックを要求する曲を余裕綽々でポリーニは演奏しています!(しかも随所に遊びさえ入れながら!!)

 さらにすごいのがプロコの第7番。私も弾いたことがありますが、全曲通じてあのような緊張感を持続させることは至難の業です。 ヴェーベルンも構造云々より水晶のようなきらめきを湛えた名演です。 

 そして白眉がブーレーズ先生の第2ソナタ。それまで知的のイメージが強かったポリーニが異常なまでの興奮を引き出しています。(これは人間業ではありません!!!)

・「歴史的録音!
ポリーニの才能が遺憾なく発揮された超名盤です。

特に、「ペトルーシュカからの三楽章」では、この曲の一つの理想を示していると思います。目もくらむような輝かしく色彩豊かな音色。難曲を完璧に弾きこなす驚異的な技巧。これを超える演奏はありえないのでは?

プロコフィエフも、技術的には全く問題なく、余裕で弾いています。しかし、あくまで私の主観的感想ですが、ポリーニの伸びのあるタッチが曲にマッチしていない(特に三楽章)のではないかと感じました。

・「LP2枚分を1CDに収録した超お買い得品!
LP時代は、ストラヴィンスキーとプロコフィエフが片面ずつで1LP、そしてもう1枚はウェーベルンが前菜でブーレーズがメインディッシュとして収録されたもの。どれも若きポリーニが超絶技巧で弾きこなしております。ブーレーズ作品は、師匠メシアンの奥様イヴォンヌ・ロリオが弾く事ができず、悔し涙にくれたという、師匠の恩を仇で返すような若きブーレーズらしさと、いつもの冷徹さを飛び越えた迫力充分な作品。このCDでは、ウェーベルンが最後になっていますが、ポリーニの圧倒的な熱情いっぱいのブーレーズの後、短くも美しいウェーベルンで、聴き手の気持ちを静めてくれる(ポリーニが弾くとウェーベルンも緊張感一杯ですが)という構成か?とにかくこれは、買うしかありません。

・「ポリーニの偉業
ポリーニの(再)デビューアルバムとなった“ペトルーシュカ”と“戦争ソナタ”を含むこのアルバム。躍動感にあふれ、正確な打鍵で濁りのない音が湧き出てくるペトルーシュカ。あまりにも軽快なテンポのため、標題をいつしか忘れてしまいそうな戦争ソナタ。両曲共に相当な難曲ですが、それをまったく感じさせないところにこの演奏の醍醐味があります。後のシェーンベルク・べルク・ノーノなど、聴かず嫌いの人が多い【近代音楽のピアノ曲】の数々をハイクオリティーな演奏によって我々に紹介〜親しみやすくしてくれたという点でも、このアルバムを始めとした数々の活動内容はポリーニの地味な偉業だと思います。

・「史上空前の演奏
「ペトルーシュカ」といえば、難曲中の難曲ともいえる曲で、普通の人なら譜面を見ただけで弾くことを断念させられる曲である。だが、ポリーニはあの「ペトルーシュカ」を何事もなかったのようにすらすらと弾く。多少なりともピアノを弾く者なら嫉妬を抱かずにはいられない演奏。ある種のスポーツ的快感すら感じさせる。

ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 (詳細)

ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版)

・「神の手
「春の祭典」が1曲のみ。31分間の作品。しかしこれ以上はいらない。神の手から紡ぎ出される音は、重厚で狂気に満ちてさえいる。多重録音による作品は、長い年月をかけて完成された。機が熟するまでに時間がかかったらしい。これは聴くべき作品だ。聴いて絶対に損はないと思う。

・「「オ」プティミズム!
 ストラヴィンスキィと言えば「オ」プティミズム系の旋律を作曲したことで有名だが、その楽しさを ファジル・サイは余す所無く 表現しきっている。これほど 心身ともに楽しくなってくるピアノ演奏が在ろうか!

 超絶演奏ならポリーニ・カツァリスといった名手が居るが、彼らのように 楽譜に忠実に演奏しようとする余り ストラヴィンスキィ的「オ」プティミズムを 表現し切ることは不可能でしょう。

 そういう意味でも 真面目で責任感が強く 普段 騒がない、A型性格 つまり、鬱病に成り易いor自殺しやすい 方々に 是非とも 聞いてもらいたい 素晴らしい 音楽と その表現だ!

 ファジル・サイのテクニークのレヴェルの高さについては 今更 私が書くことも無いでしょう。素晴らしいです。

 逆の「ペ」シミズム系は何と多い事か!スクリャービン・ラフマニノフ・ショパン・ベートーヴェン・・・挙げ出したら切が無い。

 そういう音楽も必要だけど、日本人は古来から「ハレ」によって禊・祓いをしてきたはずだ、現代人には「ハレ」が少な過ぎるのだ。

 さあ、天岩戸に閉籠もっていないで、この音楽で禊ぎ・祓い、「ハレ」に成ろうではないか! それこそ 今の日本に必要な事だろう?

・「プリペアードピアノをどう評価すべきか
他のレビューアが書いているように、ファジル・サイによる、4手バージョンをもとにした、ピアノ(プリペーアドピアノを含む)多重録音による「春の祭典」、である。オリジナルのオーケストラ版とも、単なる4手ピアノ編曲とも異なる、一種独特の空気を生み出している。

上記のような「設定」を知らずに聞き始めると、「いったいこの人何本手があるのか」、という印象を受けるくらい多重録音そのものはうまく出来ている。ただし、古典的なピアノ演奏の多重録音ではなく、現代音楽における演奏法であるところのプリペーアドピアノを含む多重録音なので、こういった演奏に聞き慣れない私のような人には「ピアノ演奏」として聴いてしまうと非常に違和感があるのは確かだ。

また、通常のオーケストラ版ではD-トランペットやEs-クラリネットといった様々な管楽器や打楽器の色彩に隠れてしまう微妙な和音が、このCDでは非常にきちんと表現されている。「結構綺麗な和音を使っているのね」、と認識を新たにした。ブージー&ホークスのオーケストラ版スコアが実家にあるので、次の帰省の時に持って帰り、色々と「確認」するつもりだ。

うめき声が録音されているピアノのCDは基本的に大嫌いなので、4☆とする(うめくくらいなら、ちゃんと発声してテナなりバリトンのパートで多重録音されてはいかがか)。

ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版) (詳細)
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