インランド・エンパイア 通常版 (詳細)
デイヴィッド・リンチ(監督), ローラ・ダーン(俳優), ジェレミー・アイアンズ(俳優), ジャスティン・セロー(俳優), ハリー・ディーン・スタントン(俳優)
「さらに高次元へ到達したデビッド・リンチ」「リンチ衰え知らず…」「「人の心を変えてしまうくらいの強烈な副作用を持った映画」」「死ぬまで愛すであろう作品」「強烈な映像体験!! 」
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (詳細)
吉田大八(監督), 佐藤江梨子(俳優), 佐津川愛美(俳優), 永作博美(俳優), 永瀬正敏(俳優), 土佐信道(俳優), 山本浩二(俳優)
「他のどの映画とも似ていない不思議な映画」「永作博美さん素晴らしい」「う〜む、解説困難なこの妙〜なカタルシスはなに?」「最高にムカつく映画」「腑抜けどもに効くクスリ」
ダージリン急行 (詳細)
ウェス・アンダーソン(監督), オーウェン・ウィルソン(俳優), エイドリアン・ブロディ(俳優), ジェイソン・シュワルツマン(俳優), アンジェリカ・ヒューストン(俳優)
「天才」「癒し効果バツグンです。」「一目惚れ映画。」「何度も見たい映画」「絆を探す旅」
・「さらに高次元へ到達したデビッド・リンチ」
ロスト・ハイウェイ、マルホランド・ドライブの2作は、その前の作品と比較して、特に難解な作品だった。今度の作品は、さらに難解になっている。デビッドのこれらの作品の特徴として、時間軸の順序がバラバラになっていることと、幻想(心象風景)と現実がいりまじっていることがある。マルホランド・ドライブは、後半に現実がでてくるので、それをベースに紐解けば、前半の心象風景を存分に味わうことができたが、今回の作品は、現実がほとんどでてこないのが読み解くのを非常に困難にしている。
でも、あえて読み解いてみよう。
このストーリーを紐解くベースになるのは、クロル(Krol)という男の動きだ。クロルは、最初の場面でローラ・ダーン演じるニッキーの嫉妬深い夫と同一人物だ。 彼は東欧でサーカス団の動物世話係をしていた。そこでおそらく女(作品中テレビを見てないている女)と結婚して子供もいる。最期に彼らの出会いの場面がある。クロルはサーカス団を経営している悪の象徴ファントムを殺すため、同じ仲間の3人の曲芸師たちから拳銃をもらいアメリカに渡る。女は、部屋で軟禁されているのか、それともひたすら夫の帰りを待っているのかわからないが、彼女が見ているテレビには、3人の曲芸師が夫が好きなウサギに化けて、やはりクロルを待っているのかもしれない。
で、クロルはアメリカに渡り、そこでローラ・ダーン演じる第二の女、スーと出会い、結婚する。スーは、別の男、ビリーと浮気をする。ビリーは、最初の映画の撮影にでてきた若い男優の現実の姿だ。スーは、ビリーとの浮気の結果、妊娠し、それをクロルに告げる。クロルはそれを聞いてスーに暴力を振るい、スーは家を飛び出してビリーの家に行き、ビリーの妻と子供のいる前でビリーとの浮気を告白するが、ビリーから否定され、さらに街へ飛び出す。そこでビリーの妻が追ってくる(ここはどこまでが現実か不明)。ビリーの妻は、スーをドライバーで突き刺す。その結果ビリーの妻は警察の取り調べを受けるシーンが中盤ででている。 スーは深手を負ってよたよた歩きながら、「Hollywood」と書かれた街角の標識を見て、Hollywoodに生きる自分の幻想を見て死んでいく。 この映画の最初の場面は、すべてここのスーの幻想が作り上げたものだ。この幻想のなかではスーは、ニッキーという大金持ちの屋敷に住み、スターへ返り咲くための新しい役に挑んでいる。ジェレミーアイアンズの映画監督は幻想の中だけの人物だ。 この幻想で登場するかなり気持ち悪い東欧のジプシーのオバサンは、幻想から現実に引き戻そうとする予言者であり、彼女の語る2つの小話が、スーの話と重なっている。ニッキーは、役のなかで、デヴォン(現実世界のビリー)と浮気をし始め、これが現実と幻想の境をなくすきっかけとなっていく。ニッキーは、役のなかで、ついにクロルと、彼のサーカス団と出会い、ついに幻想は消えてしまう。そして死ぬ間際に、もう一度幻想のニッキーに戻るのだが、もうそのときのニッキーは、前のニッキーではなく、現実も幻想もすべてわかっている。それは、彼女が自分自身を映画館で見ている幻想のなかの幻想が物語っている。 そして、彼女は、クロルの宿敵であったファントムを自分の手で殺すのだ。ここは、本当に彼女が殺したのかどうかはわからないが、これでスーは自分の人生に決着をつけ、クロルが残したポーランドの妻と幻想世界で出会い、消えていく。 映画のなかで何度も登場する売春婦たちは幻想世界の住民と見るべきだろう。彼女が象徴するのは、浮気をして夫から殴られ、恋人から見捨てられた自分に対する嫌悪感だ。自我が崩壊し、人間のクズである売春婦に成り果ててしまったことを意味している。シルクにタバコで空けた穴から覗けば本当の自分がいる。 あの世にいったスーは、なぜかファントムの屋敷にいる。そこには、ファントムの片足の妹と売春婦たちがいる(マルホランドドライブのローラ・ヘリング、相変わらず美人です)。そこのスーはなぜかとても幸せそうだ。
というのが僕なりの解釈であるけれど、まだまだ不明な点も数多い。ほとんどが幻想世界なので、悪夢をみているような錯覚に陥る。実際、深夜まで見たあと寝ようと思ったけれどなかなか眠れなかった。というか、眠ってないのに、自分の夢の世界に侵食してきたような感覚だ。一番怖かったのはジプシーのオバサン(よどんだ目がトータル・リコールのクワトーのようだ)で、一番ショッキングなのはファントムに顔にかぶさって異様に引き伸ばされたローラ・ダーンの顔だ。女優でここまでやるのはすごい。 あと、映像と音楽の完成度もいままでの作品から明らかにレベルアップしている。はやくブルーレイ版が出てほしい。
・「リンチ衰え知らず…」
最初から終りまで…これでもか…!これでもか…!と言わんばかりに殺られました(苦笑)ここまで飛びっぱなしで戻って来ないリンチ作品は初めてのような気がします。最初から最後まで三時間観る者は多分置き去りにされてしまうと思います。この日は過労で心身ともにばろぼろな状態で観賞しました…途中…ちょっと危ない精神状態になりました(苦笑)。精神状態が不安定な日は避けて観ましょう…?
・「「人の心を変えてしまうくらいの強烈な副作用を持った映画」」
本当に衝撃的過ぎる映画だった。 一日経った今でも興奮と鳥肌が覚めないくらい。 リンチ節としては有名だが、今回も"全ての解釈"を見る人間に委ねてた。 見方によっては全く逆の解釈が出来るし、訳が分らない人には分らないだろう。 個人的には、今まで見た映画の中で一番好きかもしれない。
死を肯定も否定もする恐ろしい内容。 見る人をひと時も休ませない圧倒的な展開。 そして、それらを彩る奇抜で独創的な映像美。 本当に人間の真にせまっている様な 人間の内面を全部えぐり出して 「どうだ?」と問いかけられているような。 でも、そこに何も存在しなかったら・・・?
女性の精神世界 女心の変異 内なる憎悪 定め 生い立ち 願望 夢 「人の心を変えてしまうくらいの強烈な副作用を持った映画」 正にその通りだと思う。副作用というよりも、それが正常な反応かもしれない。しかし、この作品を誰でも観られるかといえば、選ばれた人間だけだろう。リンチ的センスを持つタイプに限るとも言うべきか。
・「死ぬまで愛すであろう作品」
これまでに鑑賞したリンチ作品の中で最も好きな作品となりました。前作「マルホランド・ドライブ」であの独特な空間は完成されたかのように思えましたが、今作はそれを凌ぐ完成度をもっています。1回目の鑑賞時はそのめまぐるしい展開に情報が整理しきれず、最後は解釈を諦め心地よい感覚に身をゆだねてしまいました。(それでもラストは感動!あの高揚感は凄い。)
しかし、ストーリーを完全に理解したい自分はナンセンスと思いながらも要所要所をメモに取り、それらを整合させる作業を行いました。その過程の中でどんどんどんどん扉が開かれ、新たな発見を何度も味わう喜びを得られました。リンチ監督は追及した者に追求しただけの答えを用意してくれているんですね。全てのピースを繋ぎ合わせ、自分なりの解釈を完成させた時、この作品は自分の心の中に深く濃く染み込んでいました。人間の普遍的な感情と深層心理をキーポイントにした前作とは異なり、今作はファンタジー色が強いのですが、その奥深さと巧い見せ方で説得力を与えているんです。この手腕と天性の才能には、ただただ感服するばかりです。素晴らしい!
確かに見る人を選ぶ作品だとは思いますが、ここまでの芸術作品はそうそう無いと思います。初見で合わないと感じた方にも、新たな目線でもう一度鑑賞してほしいです。
・「強烈な映像体験!! 」
昔の古いものから最近の新しいものまで何十年と映画を観続けてきましたが、こんな衝撃を受けたことは初めてです。何て言ったらいいのかわかりませんが、思いっきり顔を殴られたようなショックを受けました。後半は、鳥肌が立ちっぱなし(結構、映像と音響が怖くてホラーっぽいところもあります)。最後は自分の中で、じんわりと訳のわからない感動が広がりました。わかるわからないは別にして、この映画がぶつけてくる衝撃を感じ、強烈な体験ができたことが非常に嬉しく、映像表現としての映画もまだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。はっきり言って映像表現のテクニックは20世紀で出尽くしたと思ってましたから。ベルイマン、アントニオーニも亡くなってしまいましたね・・・。でも僕らにはリンチがいる!!(なんてね。)前作「マルホランド・ドライブ」は、まだ一般映画にとどまっていたように思いますが、本作は全米批評家協会で実験映画的作品賞というのを受賞してまして、確かにここまでくると実験映画とも呼べるかもしれません。映画にわかりやすいエンターテインメントを求める方にはお勧めできませんが、是非多くの方のこの強烈な映像体験をして欲しいなと思います。訳がわからん、金返せ!ということになるかもしれませんが、中には(1%くらいか?)新しい発見、映画の見方が変わるエポックとなる人もいるのではと思います。ちなみに3時間の長さはまったく気になりませんでした(ダメな人は苦痛の3時間になることも想像できますが・・・)。
・「他のどの映画とも似ていない不思議な映画」
山間の農村。事故死した父母の葬式に東京で「女優修業」中の娘(佐藤江梨子)が帰ってくるところから物語は始まる。上京して「成功」した村人の帰還、「都会人」と農村の人々との対比。コメディ映画の導入部としてはきわめて常套的である。『カルメン故郷に帰る』を思い出す人もいるだろう。しかし、その後の展開は破天荒で、他のどの映画とも似ていない不思議な映画になっている。
自己中心的な妹に対してなぜか強く出ることができない兄(永瀬正敏)とその妻(永作博美)、姉の理不尽な暴力と暴言に耐え(ているように見え)る妹(佐津川愛美)。いずれの人物も観客の共感を寄せつけないいびつな個性をそなえており、それでいてどこか憎めない人間味をたたえている。これは原作が舞台劇の脚本であることとも関係があるのかもしれない。ある人物の視点に立てば物語は悲劇以外の何ものでもないが、別の人物の視点に立てばまったく別のジャンルの劇にも見える。それらを総合すると、アイロニーのほろ苦さが際立つ一編の「人間喜劇」として立ち上がってくる。
時にグロテスクで俗悪な道具立てに惑わされるかもしれないが、根本にあるヴィジョンというか物語世界を支えている世界観はほとんどチェーホフを思わせる、と言えば褒めすぎだろうか。
・「永作博美さん素晴らしい」
映画自体とても面白かった。永作博美さんの演技が素晴らしい!おそらく監督が意図したであろう細かいニュアンスを巧みに、本当に巧みに汲み取って演技しているように思います。本当に素晴らしい。文句なしで助演女優賞もの。サトエリもいい女優さんになったと思います。まさにハマリ役。でも地でやってる感じでもない。演技が自然でとても良かった。
・「う〜む、解説困難なこの妙〜なカタルシスはなに?」
主人公が妹に「私を褒める言葉を100個(?)並べて皆の前で叫べ」といびるシーンがあって、当然のことながら妹はじきにつまってしまうのですが、逆に罵る言葉だったら、傲慢、自己チュウ、うぬぼれ、勘違い・・・きり無く溢れ出てきそうなくらいの嫌な女をサトエリが見事に演じきっています。そんな嫌なやつに妹も兄嫁もそして一見屈強そうな兄までも惨めなまでにひれ伏す不条理なストーリーと生々しい描写に途中で少し気分が悪くなったりもしましたが、ラストシーンではいいようのないすがすがしさに包まれました。でもそれは服従するばかりだった妹が奇跡の大逆転をしたからといったものでもないのですね。うーん、どう言ったらいいのかわからないのがじれったいのですが、とにかく暗澹たる気分が続いたあとなせいもあって、なんかやたら気持ちよかったのですね・・・。それがブラックユーモアってもんなのさ、なんてわかったふうなこと言われたって納得はできないので、不思議なカタルシスについてはもう少し自分なりに分析してまた書き込もうと思います。 サトエリの怪演以外にも、兄・長瀬正敏の情けなさっぷりや、皆さん絶賛の兄嫁・永作博美の単純なマゾなんかとは微妙に異なる超自虐キャラ、妹・佐津川愛美の何でも面白がってしまう奇妙な性格とか、とにかくやたらめったらコテコテでしつこいのですが、ぐいぐい引き込まれてしまい、いつもは何度も休憩をはさみながら鑑賞する私も最後まで一気に見てしまいました。少し前にこの吉田監督の手になるショートムービー(男の子はみんな飛行機がすき)を見たときには、ダメだこのカントク・・・なんてつい思っちゃいましたが、この映画を見て考えを改めました。次回作がとても楽しみです。
・「最高にムカつく映画」
ここまでムカつくとかえって清々しいかもしれないです。
ムカつく姉貴、シスコン兄貴、言いなりのお嫁さん。
何もが馬鹿らしい。馬鹿らしいのに、愛しい家族。歪んだ世界が癖になる。
陰気な妹が観客の代わりに、全部を切っていく。才能のない姉、才能のある妹。『お姉ちゃんは最高に面白いよ』
おどろおどろしくても目が離せない。
・「腑抜けどもに効くクスリ」
救いのない物語の中に散りばめられたブラックユーモアを押し付けがましくなく、ごく自然に溶け込ませ、俳優一人一人の個性がぶつかり合わずに活き活きしている。喜怒哀楽の全てが盛り込まれた絶妙なバランスの映画だと思います。
オチは読めるが、展開が実に爽快で、絶望的な物語の結末が嘘みたいに後味が良いものに。途中目を離したくなるような救いのなさがありましたが、その中で永作博美の存在が大きかった。後光が差して見えるぐらい素晴らしい演技。
現代に生きる多くの勘違い馬鹿女を一言で嘲笑うかのような、「お姉ちゃんは面白すぎるよ」は、衝撃的。誰もが「言いたいけど絶対に言えない!」とむず痒い思いをしたことがあるでしょう。「言っちゃった(笑)」と思わずニヤニヤしてしまう爽快さでした。
私は映画を観た後に原作を読みましたが、まだ観てない方には映画から観ることをオススメします。
・「天才」
私は、ウェスアンダーソン監督作品の大ファンなのですが、この作品も期待を裏切らないというか、期待していた以上の素晴らしさでした。映像、美術、小道具、音楽、役者の演技などの全てのディテールから、作り手の伝えたい事のとても細かい部分までが滲み出ています。今、コメディをここまで真摯な物として捉えているのは、彼とベンスティラーくらいではないでしょうか。もはやアートの粋です。美しいです。ジャンルノワール監督(あの画家の息子さん)の「河」を見て、インドで撮るという着想を得たらしいです。ハイセンスっ!!!
いつもの如く、音楽も最高で御座います♪是非。
・「癒し効果バツグンです。」
疎遠になっていた3兄弟が父親の死をきっかけに再会し、絆を深める旅に出るっていうお話なんですが、旅先がインドだし、3兄弟のキャラクターもかなり個性的だし、とっても味わい深いロードムービーです。映像もきれいだし、インドの素朴で暖かい雰囲気にすごく癒されました。
映画館で見たとき、本編が始まる前に10分くらいの短編が上映されたんですけど、こちらもかなり良いです!直接本編と繋がっているわけではありませんが、本編の3兄弟の一人(末っ子)の物語で、恋人役をナタリー・ポートマンが演じています。DVDにもちゃんと収録されているようなので、映画館でこの作品を見逃した人は、ぜひ本編を見る前に、短編の「ホテル・シュヴァリエ」を観ることをおすすめします!
ロードムービー系が好きでわりとよく観るんですが、「リトル・ミス・サンシャイン」もものすごく良い映画なので、こちらもぜひ見てみてください。リトル・ミス・サンシャイン
・「一目惚れ映画。」
劇場予告映像とパンフレットに一目惚れしました。公開前から、HPをチェックしつつ勝手なイメージを膨らませ。。。張り切って映画館に足を運びました。 期待通りっ!!映画はワンシーンごとに見入ってしまうほどの色彩感覚と映像美で進んでいきました。コミカルなリズムで繰り広げられるストーリーの中にも、兄弟の愛情を感じる部分が多々あり、あたたかい気持ちが心に残ります。何度も観たくなる映画です。
・「何度も見たい映画」
映画の予告パンフが気に入ったので映画館へ足を運びました。 見てみたら、なんと言っても主人公の三人がサイコーに良い味出してます!! 映像もワンシーン一つ一つがとてもきれいで、お洒落!ついつい引き込まれます。 特に、三人の顔が並んで映るシーンが大好きo(^-^)oあの何とも言えない三人の表情、最高ですよ。 一人一人はいい大人なのに、三人が一緒にいると子供時代に戻ってるような不思議な空気が出てて、こういうことあるな〜と兄弟がいる人なら絶対共感できる事やシーンが盛り沢山です。 しばらく疎遠だったパッとしない兄弟三人の珍道中は笑えます。本当に笑えます。そして泣けます。で、家族っていいな、兄弟っていいな、と暖かい気持ちになれる映画です。 エンドロールが流れた時に「おもしろい!!!!」って感情が沸き上がってきました。ホントに面白いです。そして音楽もいい!!!!内容と音楽のタブルパンチで5★です。
・「絆を探す旅」
大ケガで包帯にくるまれた長男フランシス,演じるのはオーウェン・ウィルソン。勝手にパスポートを預かったり物を取り上げたり,とにかく弟たちを管理したがる・・・。洒落者の次男ピーターをエイドリアン・ブロディ。なぜかピンクのトランクス一枚で寝る。「ホテル・シュヴァリエ」を書く夢見がちな三男ジャックにジェイソン・シュワルツマン。 淡いフィルターを通した映像は温もりを感じさせ,アジアの湿っぽさを微塵も感じさせない。コメディ要素も持たせながら,異文化への畏敬の念も忘れない。 3人の絆といっても,これ見よがしな描き方はしていない。何も変わりはしないのに,これが兄弟だったんだと思わせる演出。久々に「いい旅をした」と思えるロードムービーに出会った。
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