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▼よかった。:セレクト商品

とらドラ!1とらドラ!1 (詳細)
竹宮 ゆゆこ(著), ヤス(イラスト)

「ベタなのに新しいラブコメ」「5巻からが真骨頂」「はまった!」「なぜ、大河に萌えなくてはならんのか?ゆゆこ中毒者どもめ。」「凶悪、凶暴、でもドジでマヌケな手乗りタイガーの魅力満載!」


“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (詳細)
野村 美月(著), 竹岡 美穂(イラスト)

「すべての“死にたがりの道化”に捧ぐ」「人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?」「これは面白い」「楽しめました」「言葉というものを大事に考えてくれている著者だと思う」


カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫) (詳細)
中島 義道(著)

「響くひとには響く書」「不幸ではあるが・・・」「ようは「自分なりにとことん考えろ」というメッセージだと理解した」「ありがとう」「怒り方のレッスン」


夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ (詳細)
水野敬也(著)

「シンプルな自己啓発書」「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。」「役に立つ成功本です!」「心があったか〜くなる本」「自己啓発本を笑え!」


63歳・東京外語大3年 老学生の日記63歳・東京外語大3年 老学生の日記 (詳細)
坂本 武信(著)

「【職業】老学生あるいは隠居学生」「チェックメイトに捧げたい一冊(;'Д`)ハァハァ」「大変参考になりました」「ユーモアあふれる老学生日記」「いくつになっても外国語は人生の貴重なパスポート」


自分の小さな「箱」から脱出する方法自分の小さな「箱」から脱出する方法 (詳細)
アービンジャー インスティチュート(著), 金森 重樹(著), 冨永 星(著)

「「箱」の存在を知るだけでも読んだ価値があったってもんです」「コーチングやカウンセリングetc...を学ぶ前に」「箱」「誰でもこの「箱」を持ち歩いている・・・」「考えてみよう」


夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女 (詳細)
森見 登美彦(著)

「傑作!」「この本を手に取るのも何かの御縁」「ステキな物語」「とても楽しい」「可愛いくってあったかい」


働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫) (詳細)
中島 義道(著)

「この本、薦めていいのか?」「働くことがイヤな人が自分の考えを整理するための本」「自分の職場に違和感のある人」「励まされる言葉が時々登場!」「働くことがスキな人に薦めたい」


氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫) (詳細)
木地 雅映子(著)

「"ふつう"、が難しい。」「知的エリートの栄光と悲惨,少女篇」


私の嫌いな10の人びと私の嫌いな10の人びと (詳細)
中島 義道(著)

「中島嫌いにもお薦めのうすくちの一品」「考えることに価値おいている人!一読の価値あり。」「「道徳的権威主義」の暴力性を解明」「最近のでは一番おもしろい。」「平静に読める人だけ・・・」


ガーネットガーネット (詳細)
奥華子(アーティスト), 佐藤準(その他)

「とにかく胸に響く曲」「恥ずかしながら…」「作品のテイストを見事に表現した、「時かけ」テーマ曲」「なぜか引き込まれてしまう」「映画と共に、この主題歌も永遠の生命を得た。かも。」


不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か (光文社新書)不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か (光文社新書) (詳細)
長山 靖生(著)

「危機意識がベースにありながら、楽しい本」「強くお勧め」「好著!社会への思考力を養う叩き台として」「大人のための勉強読本」「非常に読みやすい、継続的な勉強を薦める啓蒙書」


キミキスキミキス (詳細)
エンターブレイン

「現実的で楽しい」「最高の二文字。」「良作」「結構苦戦しました(汗) 」「なかなか良いですよ。」


ひげうさぎ先生のだれでも書ける文章教室ひげうさぎ先生のだれでも書ける文章教室 (詳細)
ひげうさぎ(著)

「「きちんとした文章を書きなさい!」と怒らずにすみそう。」「こういう本を探していました!「簡潔でわかりやすい文を書くコツ」」


CSS完全ガイドCSS完全ガイド (詳細)
エリック・A. メイヤ(著), Eric A. Meyer(原著), クイープ(翻訳)

「網羅性の高さが良い」「オライリーらしくない本」


ブラウザ選択の時代を読み解くブラウザ選択の時代を読み解く (詳細)
スコット グランネマン(著), Scott Granneman(原著), 江村 秀之(翻訳), 小沢 英裕(翻訳), 甲府方 重信(翻訳), 山口 悟(翻訳)

「脱IE」「ブラウザの歴史が丸わかりで良い」


ユニバーサルHTML/XHTMLユニバーサルHTML/XHTML (詳細)
神崎 正英(著)

「HTML初めての人もユニバーサル!」「情報の共有とHTMLに関心のある方へ」「長く使えて、体系的に学べるXHTML/HTMLバイブル」「ホームページの設計をすっきり説明してくれる」「非常にお勧め」


残虐記残虐記 (詳細)
桐野 夏生(著)

「まさに桐野夏生にしか描けない世界」「人間の一筋縄ではいかない屈折を描いて、見事」「衆人環視のなかの弧絶感と想像することの毒」「薮の中」「『解放後』の物語」


I’m sorry,mama.I’m sorry,mama. (詳細)
桐野 夏生(著)

「ちょこっとハード」「新しい境地」「カポーティ「冷血」現代日本版(?)」「こわ~い。でもどこかにいそう。」「純粋邪悪」


日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える (詳細)
表 三郎(著)

「等身大の自分を見つめる」「未来の自分のために」「劇的、かどうかは継続しだい」「日記を書くことが大嫌いだった」「日記のすすめ」


探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)探偵伯爵と僕 (ミステリーランド) (詳細)
森 博嗣(著)

「子供の頃の自分にも読ませてあげたいな~」「児童向けミステリと思って油断した」「相変わらずの余韻」「懐かしい感じ」「待ってました!」


Designing with Web Standards―XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践 (Web designing books)Designing with Web Standards―XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践 (Web designing books) (詳細)
ジェフリー ゼルドマン(著), Jeffrey Zeldman(著), 石田 優子(著), ソシオメディア(著), ミツエーリンクス(著)

「JEFFREY ZELDMAN氏のウェブスタンダードへの線引き本」「正しいウェブページの作り方」「誰でもが見やすいページ作りのために」「ウェブスタンダードに対するイメージの払拭」「バイブルです」


苦しくても意味のある人生苦しくても意味のある人生 (詳細)
加藤 諦三(著)


世界樹の迷宮(特典無し)世界樹の迷宮(特典無し) (詳細)
アトラス

「懐かしく、新しいゲームですね。」「想像力と工夫で楽しむRPG」「システムで楽しませるRPG」「こんな楽しいゲーム、Wizardry振り!!!!!」「喜んで死んでいきましょう!」


言うことを聞かないのはどうしてなの?―スピリッツ・チャイルドの育て方言うことを聞かないのはどうしてなの?―スピリッツ・チャイルドの育て方 (詳細)
メアリー シーディ(著), Mary Sheedy Kurcinka(原著), 菅 靖彦(翻訳)

「新しい肯定的な定義」


▼クチコミ情報

とらドラ!1

・「ベタなのに新しいラブコメ
顔が怖いせいで誤解されている男の子と、激しい性格で恐れられている女の子のラブコメです。文章もキャラクターもすごく魅力的なのですが、何より秀逸なのは主人公とヒロインの関係性。詳しい事情はネタバレになってしまうので書きませんが、「恋人」というよりは「信頼できるパートナー」としての絆を深めていくような感じです。こういう関係のラブコメはあまり読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。

・「5巻からが真骨頂
本作は最初はおそらく今風の設定で人気をねらったものであったような気もします。実際、人気を博し続巻が次々と刊行されていきました。そして5巻目くらい(正確に言うと4巻目からその傾向はあったのだが)から作者は調子をこきます。そろそろ何を書いてもいいだろうと。そしてぶっとびます。怒濤の展開で現在に至る。

上記は私の勝手な想像だが、『とらドラ!』は5巻から、と思っているのは私だけではないはず。

本作の素敵なところは最初は表面でしか捉えることが出来なかった人物像が掘り下げられていくにつれ、いろんな側面が顕現し、内面が暴露されていくことによって第一印象とは全く違うものが見えてきます。にもかかわらずその人物が決してぶれてはいない、という点です。

また、本作の面白いところは読者が本気で登場人物に対して『ムカつく』ことです。このことは他のレビューをみても明らかです。その『ムカつく』ことをさせる言動に対しての理由付けがきちんとあり、また、そのカタルシスも忘れてはいません。

ただ、本作の弱点はその前フリが余りにも長いため、そこに至るまでに読者が息切れを起こしてしまう可能性がある点です。特にこのちょっと癖のある文体(私が思うところこれはマンガ・アニメ文体と言えるものですが)に辟易してしまう人にはちょっと辛いかもしれません。目つぶしのところとかはマンガやアニメならギャグとして捉えられますが、活字でみるとかなりえぐい表現です。一旦脳内でマンガ・アニメ化してから読む必要に迫られます。

1〜4巻は私からすると5巻に至るための前フリではありますが不要なエピソードでもありません。この壮大な前フリをのりこえて怒濤の5巻〜を楽しんでください。オススメです。

・「はまった!
久々にはまった(小説では2年ぶり。ライトノベルでは初)1巻を読んですぐにアマゾンへ4〜8巻を注文した。2、3巻は待ちきれないので本屋へ買いに行った。寝る間を惜しんで読んだ。マンションの横を走る電車の始発を見て今から寝ようかそれとも完徹で会社に行こうか悩んだ。早く読み切りたいのに読み切ることがもったいなくて途中で何度も読み返した。

大河ハッピーエンドになってね!がんばれ大河!

・「なぜ、大河に萌えなくてはならんのか?ゆゆこ中毒者どもめ。
木刀もって深夜に殴りこむ、お嬢様ヤンキーにありがちな行動をとる大河になぜこれほどまでに萌えるのか?破天荒で自由すぎる大河になぜこれほどまでに目が離せないのか?はまった人はきっと竜児属性があるんでしょう。女性視点から書かれているので女性の心理描写主に黒さが目立つ。たいして、男キャラはいいやつばっかり。でも、なぜか大河中毒になっていく。いや、これはゆゆこ中毒なのだろう。

・「凶悪、凶暴、でもドジでマヌケな手乗りタイガーの魅力満載!
 可愛くても凶悪、小さくても凶暴、でもドジでマヌケな手乗りタイガーこと、逢坂大河。 この傍若無人な手乗りタイガーの魅力に尽きる一冊かと。

 「田村くん」のノリとキレの良い文章をそのままに、見事なまでにラブコメ世界を展開してくれます。 主人公は、目つきが悪いが料理が得意で清潔好きの高須竜児。対するは、手乗りタイガーと怖れられる、凶暴な逢坂大河。二人の掛け合いというか、大河の一方的な暴力と理不尽さがまき散らされるものの、その関係が徐々に変わっていく馴れ合いが、何というかたまらなくいいです。 特に、電柱との対決シーンは愉しかったり、心が温かくなったり。 その温かさがラストの会話に繋がるわけで、そういう意味でもいいラストでした。

 ただ物語としては、メインの竜児と大河にだけ比重が置かれて、サブキャラである北村や実乃梨、または竜児の母親の印象が弱いのが勿体なく、少し気になったかと。 それと話としては綺麗にまとまったのでここで終わってもいいと思うのですが……まあ続刊も大いに期待です。

とらドラ!1 (詳細)

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

・「すべての“死にたがりの道化”に捧ぐ
“文学少女”というフレーズと美麗なカバーイラストに食指が動いた人なら読んで損はありません。

・「人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?
客観的に見れば、星3つか4つくらいです。しかし私個人としてはすごく面白く感じたので、星5つです。

この巻は太宰治の作品をもとに話が作られています。作中で「太宰は好き嫌いがわかれる作家で」と書かれていますが、この作品自体も好き嫌いがわかれやすい要素を含んでいます。偶然の一致かもしれませんが、「そこまで踏襲するとは」と思わされました。

ストーリーは最初コメディっぽい感じですが、後半にかけてシリアス度が高くなっていきます。謎が何段階も重なって、ぐいぐい惹き込まれます。(ただし人によっては展開が見え見えかもしれません)

作中では登場人物が長い台詞を一気に喋る場面が多くあります。その中の数カ所では、テンポをもう少し調整したほうがいいように感じました。しかし基本的にはテンポも良いし丁寧に書かれた文章だと思います。

個人的なオススメは、クライマックスあたりの遠子先輩の説得シーンです。(人によって感じ方が大きく変わり、私とは逆にしらけてしまう可能性があるでしょうが)

――それは現実世界を文学世界で例えた解説。――それはとても正しく世界を表現した解説。――それはとてもとても馬鹿馬鹿しい説得。――そしてそれでこそ“文学少女”が本当に真剣に行ったといえる説得。

私はその説得に対し、掛け値無しの賛辞を送りたいです。変人にしか納得できない、変人の全身全霊に。

そのシーンを読んで私は、本当に心踊りました。

後いくつかポイントを挙げますと、挿絵がキレイ系、遠子先輩が可愛い、心葉の過去とこれからが気になる、あざといツンデレ娘が報われそうな気がしない、等でしょうか。

人を選ぶ作品だとは思いますが、一人でも多くの人にこの本を取ってみて欲しいです。

・「これは面白い
うわっ、こりゃ、星五つだなぁ、と思った作品でした。

ライトノベルで、物語をこう「くる、くる」と二度回せている作品は少ない気がします。大体それが不自然な感じになったり、上手く回せても一度だけくるって回すだけとか、そういうのが多いなか、この作品は優雅にくるくると二度回して見せました。みっともない楕円にすることなく堂々と回して見せました。貴重な作品ではないでしょうか。

わけわからないレビューですいません。起承転結の転がとても質がよかったということです。とても面白い作品です。

・「楽しめました
本を食べる妖怪、ではなく自称"文学少女"の天野遠子。元天才美少女作家の井上ミウこと井上心葉(男)この二人を主軸にして話が展開されます。序盤はコメディ色が強く、ありがちな学園コメディ物なのかな?と思いましたが、中盤から終盤に掛けては謎解きや人間の感情が絡み合うシリアスなムードが漂う作品になっていました。しかし、シリアスといっても救い様がないほど暗いわけではなく、ちゃんとした着地点も用意されていて好感が持てましたね。表情豊かな遠子先輩に振り回される心葉君も見ていて微笑ましかったです。私的に見所は最後の説得ですね。遠子先輩が文学少女たる所以が分かるはずですので。文学少女風に感想を言えば、「熟成されたワインの様にほどよい渋みと仄かな甘みを含んだ作品」といった所でしょうか。

・「言葉というものを大事に考えてくれている著者だと思う
既刊3冊を読みましたが、表題にあるとおり、言葉に対し、凄く好奇心があり且つ大事に思ってくれているんじゃないか、と思いました。

ます、汚い言葉は出てきません。それと、修飾語の数では今まで呼んだことのあるライトのベルの中で髄一じゃないかと思えるほどですね。

落ちに若干の物足りなさは感じますが、話の中で筋道を立てようという作者の態度には好感を覚えました。

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (詳細)

カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)

・「響くひとには響く書
 わたしは、他人といるとほとほとくたびれてしまう非常に繊細でくず折れやすい人間なので、この本に登場する「T君」は、まるで自分の生き写しのように思えました。 威圧的で過干渉な親によって神経がか細く出来てしまった独特の感受性を持つ人というのは、少ないながらも確かに存在するんです。もう一時も気が休まることがない人たち。四六時中他人の機嫌に怯え、朝夕に自分の死に恐怖し、この世とは自分とは、一体なんなのか、とくたびれ果てるまで黙考せずにはいられない人たちが。そんな人たちを中島氏は「カイン」と呼ぶ。カインは恐らく一生不幸でしょう。少なくとも世間的な意味での幸福を享受することはないでしょう。それでいいのかもしれない。そんなカインたる自分を愛し信じてあげることこそが崇高なことなのかもしれない。しかし、それができない。そう簡単に心の内奥深くから蝕むこの病は癒えない。この世に自分と同じように、仕様がないほど弱い同類がいることを、この本に確認できたことが嬉しい。

・「不幸ではあるが・・・
この本に書かれている文章ひとつひとつにどれほど助けられたことか。決してこの本で幸せになれることはない。むしろ、さらに不幸になった。しかし、なぜか〝救い〟と呼びたくなってしまう。そういった不思議な性格の本である。

まるで自分に話しかけてくれているような手紙形式がさらに優しい。

・「ようは「自分なりにとことん考えろ」というメッセージだと理解した
 自己中心主義を磨き上げる…いいじゃない。その通りだと思う。世のため、人のためと堂々のたまう人たち。私は皆さんのためになることをしてまーす!と善意にあふれた明るい人たち。その本心は、結局「人のためになっている自分」に満足してるんだけじゃないのと、私なんか、うさんくさく思っちゃう。だったら「そういう自分が誇りなの」とはっきり言えばいいのにと… ただね、思うんだ。私は自分が一番かわいい。でも、いくら自分が大切!自分が一番!って叫んだって、自力のみで生きてるって思うのは大間違いだと。だって、今食べてるお米も、着ている服も、みんな誰かが作ってくれたものだもの。 親は、わが子が安全に、楽に生きていけるよう、レールを敷こうとする。これは親である以上、仕方のない性なんだろうと思う。それによって子どもが傷つくことは、日常茶飯事。この件に関しては、正直なところ、私はあきらめている。

 …などとちまちま考えても、いつかは私も死ぬんだよね、中島先生。それまでの間、私を取り巻くあらゆることを、いろんな角度から徹底的に考えて生きてみます。

・「ありがとう
この本を読んでものすごく救われました。

マジョリティー、すなわち世間一般の「善人」は、T君や僕のようなマイノリティーには「悪人」に見えます。

マジョリティーなんて、薄っぺらい奴等だ。善い人ヅラして、物事の本質を見てみぬ振りしてんだ。

僕は彼らと一緒にはなれません。それはとても苦痛です。でも、中島さんのような僕と同類の人が居てくれることは、少なからず救いとなります。

マジョリティーのクソ共に負けないように生きていきたいです。

・「怒り方のレッスン
今の世の中、普通に生活していても、怒りの感情がわき起こることってたくさんある。しかも、それを抑えていることが非常に多い。怒りという感情について、改めて考えさせられた1冊で、非常に面白かった。なぜ、今、少年達がキレやすいのか、ということにも触れ、怒りの表現方法から、怒りの受け止め方まで、怒りのコミュニケーション方法に非常に共感が持てました。自分を表現する、主張することの大切さ。是非、親や、教師に読んでいただきたい1冊です。

カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫) (詳細)

夢をかなえるゾウ

・「シンプルな自己啓発書
本書はいわゆる「自己啓発書」であり「成功本」と言われるジャンルです。

物語として書かれており、非常にシンプルです。

従ってそのシンプルさゆえに、多くの自己啓発書を読んだ人にとっては物足りなさを感じるのではないかと思いました。

しかし読み進めるに従い、その考えは一転しました。

話の中にも書かれていますが、この本の内容は他の自己啓発書と何ら変わりません。

しかしこの本では、それを実践していない人が多いことを指摘しています。

その事によって、痛いところを指摘され、「ドキッ」とする内容も多々あります。

そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。

多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。

シンプルであるため、読み終えてもきちんと頭に内容が残る構成です。

もちろん初心者にもお勧めです。

本当にシンプルなので、ページ数の割にはすぐに読み切れてしまうのも良い点です。

・「書いてある内容以上に、そこに盛り込まれている工夫も深い。
主人公(標準語)とそのメンターたるガネーシャ(関西弁)のやり取りで織りなされる成功法則本。

あえてメンターに関西弁を話させている意図を、重苦しい話題の軽量化、堅苦しい話題に対する笑いの注入、と解釈しました。翻って、それは読者に対する、

1.読み進めさせるための工夫2.内容を真剣に考えさせない工夫3.内容を受け入れさせる工夫

に転化しています。

読者は、関西人の日常会話を垣間見るかのようなテンポで本書を読み進め、笑い話を聴いているかのように異論、反論を抑制し、場合によってはいわゆる「ツッコミ」に昇華させてしまう。そもそもが笑い話ならば、その内容は素直に受け入れられる。しかし、ただ受け入れられたとしても、黙ってスルーさせないために、各トピックの話題に対する理由を説明すると同時に、過去から現代の偉人、有名人にまつわるトピックを織り交ぜ、印象に残す工夫をしている。

さらに深読みすると、読者の好き嫌いが明確に分かれるであろう成功本というジャンルにおいて、少なくとも笑い話としては「面白かった」と言わせられる工夫は、あえて敵を作らない対策でもあるのかもしれません。

書いてある内容以上に、実はそこに盛り込まれている工夫も深い。そんな意味では、他人に勧めても失敗しにくい、万人受けする成功本だと感じました。

・「役に立つ成功本です!
私は「成功本」の類は片っ端から読んでおりますが、役に立つ度数でいうと相当上位に入ると思います。関西弁を話す象の姿の神様・ガネーシャを登場させることにより、物語が読みやすく仕上がっております。本書のすばらしいところは、「これまで成功本を読んでいるのに、成功していない人」にメッセージを向けられているところです。私が一番響いたのは、「自分を変えたいのなら『意識』を変えるのではなく、『具体的な何か』を変えなければいけない。」というくだり。成功本を読みまくっているのに未だ成功していない自分にはショックでした。読了後、ガネーシャの教えを一つずつ、守っているのは言うまでもありません。

・「心があったか〜くなる本
この本を読んでも、運命や人格は大きく変わらないし、成功者になれるとも思えない。しかし、ガネーシャの課題を、自分を含めた周囲の人間が実践したら…みんな少しずつ「何かが変わる」と思う。朝起きることが苦痛でなくなったり、職場の苦手な同僚とも普通に話せたり。些細なことかもしれないが、こういう積み重ねが人を変えていくんだと思う。

・「自己啓発本を笑え!
…自己啓発。本でもセミナーでも良ければ良いほど、メンターに心酔し、無しには生きられなくなって、いつの間にか信者にとか、弟子入りとか、取巻きにとか、なっているという矛盾に切り込んだ本。出てくる神様「ガネーシャ」はダメ人間(ダメ象?)の類で、少なくともなりたくはない存在、真似したくない存在。それ故自立を促す効果がある。しかし、物語では主人公はこんなダメ象にも次第に心開き心酔してしまう。(それなりに言っていることは正しいからかな?)そんな中での最後の突き放しには天晴れ!そう!!必要なのは自分で自身で立ち上がること。

自己啓発本の矛盾に切り込んだ本。正面からではなくパロディにして鋭く抉る。

しかし、結局私もミズノンノ信者になってしまいそう。やられた。

電車の中で読んでいたら思わず吹き出してしまった、気をつけて。

夢をかなえるゾウ (詳細)

63歳・東京外語大3年 老学生の日記

・「【職業】老学生あるいは隠居学生
ご隠居、坂本氏のエッセー。坂本氏は心筋梗塞で倒れたのを機に会社を辞めます。奥様に家でゴロゴロするなと言われ、東京外国語大学でポーランド語を学ぶことに決めます。理由は「暇つぶし」と「ボケ防止」でした。しかし、いざポーランド語を始めてみると、自身が「ポーランド・オタク」になっていることに気づいたそうです。

本書は「学生生活」と「ポーランド紀行」で構成されています。「学生生活」では好奇心と知識欲旺盛な坂本氏の自画像が描かれています。その中で坂本氏が若者の意見を聞いて若者から何かを学ぼうとする姿勢は評価できます。確かに「最近の若者は...」と愚痴に近いものはないわけではありません。しかし、若者の「悪い点」だけでなく「よい点」と「苦労している点」もしっかり見ており、坂本氏の温かい眼差しを感じることができます。

坂本氏はすでに三度ポーランドを訪れているそうです。「ポーランド紀行」では語学研修の模様、そこで知り合った人々、結婚式、料理、列車の旅などがユーモアに綴られております。

定年退職後の生き方の一つを提示しており、時代のニーズに合った本です。重複する話を整理すれば、すばらしいエッセイストになる素質が坂本氏にはあると思います。

・「チェックメイトに捧げたい一冊(;'Д`)ハァハァ
(;'Д`)ハァハァ 58歳のサラリーマンだった著者が、死にかけて、九死に一生を得て、このままの人生でいいんだろうか?と考えた末、会社をスパッと辞めちまいました。

ポーランドという国の言語を学ぶことを目標とします。そんな彼の体験が書かれた、老大学生の日記です。

ホッカルさんの友人に、チェックメイトという男がいますが、彼も外国語に並々ならぬ興味を抱いているやうで、この本を読んで、士気を高めてほしいです。それと同時に、人間というものの、無限の可能性について、考えたくなります。いや・・・この表現は陳腐すぎるな。人間は、そんな単純なものじゃない。彼は、年を取っても、勉強ができるということを証明するためにやっているんじゃなくて、ただ・・・勉強がしたいだけなんだからな。勉強がしたい・・・って事だけは しっかり伝わったぜ・・・?!勉強ってのは・・おもしれぇからなww

外国語大学に行っておいて、留学しないやつは・・・何のために外大に進学したか分かりません。もちろん、この著者もポーランドのルブランへ、留学するのですが、そのときのエピソードはなかなかドラマチックです。チェックも、その専攻した言語の領域にある、異国の地へ来訪しましょう。旅とは・・・人生とは・・・何なのか・・・そいつを考えたいです。

・「大変参考になりました
坂本さんの2歳年下の僕は、都内の大学の言語文化学科に学士入学し4月から通学する予定です。38年ぶりに大学生になる不安で一杯の気持ちでいるときに、新聞広告でこの本を知り早速購入し半日で読了しました。自分自身の参考になるだけでなく、大変面白い読み物でした。

・「ユーモアあふれる老学生日記
著者は、心筋梗塞になったのを契機として会社を辞め、妻から「濡れ落ち葉はダメ」と釘を刺され、第二の人生を探して大学の門を叩いた。そこでポーランド語に出会った。その奮闘学生日記。

読みやすい文章です。ユーモアがあり読んでいて楽しい。話題も豊富で、著者である坂本武信さんの人柄が出ていて好感が持てます。

・「いくつになっても外国語は人生の貴重なパスポート
 生命保険会社勤務のサラリーマンだった著者は58歳の時に心筋梗塞で倒れ、生死の境をさまよいます。幸運にも一命をとりとめた後、第二の人生をどう生きるかということを思いつめた末に会社をスパッと辞めてしまいます。そして偶然に導かれるように選んだ道は、縁もゆかりも全くなかったポーランドという国の言語を学ぶこと。自らの体験を綴った、まさに老大学生の日記です。

 文筆業を方便(たつき)としている人物ではありませんから、流麗かつ品格あふれるという文章が綴られているというわけではありませんが、その筆致は実に朴訥かつ謙虚。読みやすく、好感のもてるものです。

 心に残ったのは、著者がポーランドのルブリンという街で語学研修に臨んだ際、席を並べたフランス人青年ガエルに頼まれて、ポーランド人女性教師との仲を取り持ったときのエピソードです。青年はこの教師と結婚することになるのですが、著者は縁(えにし)について感慨深げにこう綴っています。

 「これは全く偶然の積み重ねである。彼らの出会いは私が心筋梗塞で倒れたことが発端であったかもしれない。私が偶然にポーランド語を始める。偶然にルブリンに来た。そして偶然にガエルと隣り合う。そして究極の偶然で彼らの出会いの場を設定する。(中略)人生は“偶然”という点を繋ぎ合わせた“曲線”ではないだろうか」(150頁)。

 ポーランドに関心があったわけでもない著者が、たまたま出会った言語にのめりこむことで、どんどん人間関係を広げていく。外国語をパスポートとして著者が世界を開拓していく姿は、私自身の体験にも重なるところがあって強い共感を覚えました。

 大量退職時代を迎えた団塊の世代の全員が著者の人生を真似できるわけではないでしょう。ですが、人生にはいくつになっても幅広い可能性が残されているということを実感できる本書は、佳品であることは間違いありません。

63歳・東京外語大3年 老学生の日記 (詳細)

自分の小さな「箱」から脱出する方法

・「「箱」の存在を知るだけでも読んだ価値があったってもんです
この本は、入社一ヶ月の新人マネージャーと、箱のことを熟知している者達との対話形式で終始話が進むので、主人公にうまく感情移入でき、知らず知らずのうちに「箱」について理解できるようになっています。

この本を読んで、今までいかに自分が箱の中に入っていたか、いかに人を人として見ていなかったかが分かり、とても驚かされました。

この本はビジネス書ですが、ビジネスだけでなく、人間関係全般にとても役立つ良書だと思います。

「箱」を意識して生活するのとしないのとでは、とても大きな差が生まれるのではないかと思います。この本に出合えて本当に良かったと思います。

・「コーチングやカウンセリングetc...を学ぶ前に
今まで読んだ中で一番心を揺さぶられた本です。これまで、Amazonのレビューは書いたことがなかったのですが、思わずこうやって書いてしまうほど、インパクトがありました。「人生観が変わる」という言葉が当てはまる本が、本当にあるとは・・・自分でも驚きです。

・「
細かく例えが付いているのでとても分かりやすく、会話調の話の流れが心地よく読みやすい。

この本を読んだ翌日、いつもの職場の見え方が変わった。トラブルを起こすことが多く「ついてない」と言っている人は、本人が入っている箱がはっきり見えたし、全体的にやる気のない部署のリーダーもまさに箱に入っていた。それと同時に自分が箱に入る瞬間にも気づき、本当に問題は箱にいる時に起こるのだと実感した。

この本に出合えて、自分が抱えている問題は自分のこの行動が原因なんだという事がわかり、解決できるかも・・・と幸せな気持ちになった。(原因は自分ではないと思っていました)管理職の男女が話を進めていくが、私は子供に読ませたいなと感じた。

・「誰でもこの「箱」を持ち歩いている・・・
この本は、まだ「箱」を知らないマネージャーと、「箱」を熟知し教え方のうまいアドバイザーとの対話形式で進められていて、大変読みやすい。自分にとって読み進めるのは辛くもあり、面白くもあった。2週間以上持ち歩き、何度も読み返しました。小さな黄色いメッセージカードがついています。これもなかなか意味深いものがあります。人間関係を改善したいひとには、ぜひお勧めの一冊です。

・「考えてみよう
現在、この著書の第2弾として、『2日で人生が変わる「箱」の法則』が発売されているが、この2つの物語の順序でいえば、『2日で人生が変わる「箱」の法則』   ↓20年『自分の小さな「箱」から脱出する方法」という構想になっている。

私としても、こちらの方が早く出た本であるが、第2弾を読んでから、本書を読むことをおすすめする。

著者がいわんとすることは、奥が深く、主に人間関係についてなのだが、本書を読んだ上で、さらに自分で答えを探る必要がある。

本書の方が、具体例がわかりやすいため、より明確に「箱」について理解できると思う。

自分の小さな「箱」から脱出する方法 (詳細)

夜は短し歩けよ乙女

・「傑作!
ずっと待ってました。

思えば、「四畳半神話体系」が出版されてから実に2年が経過しているわけです。その間、「Seet Blue Age」や「きつねのはなし」と氏の作品は出版されましたが、前者は本作品の1話目のみ、後者は「太陽の塔」で絶賛された独特の文体と世界観から離れ新境地を開拓した作品だったため、作品の出来とは別に物足りなさを感じていました。

というわけで、個人的な気持ちとしては2年間待ったということになるのですが。しかし、この作品を読んだ後は、待った甲斐があったという満足感でいっぱいです。今回は「太陽の塔」のような「不思議な幕引き」や、「四畳半神話体系」のような「実験的構成」も無く、先の2作でいまいちとの判断を下した人にも、納得の行く作品に仕上がってるのではないかと思います。

大げさかもしれませんが、この作品をきっかけに本格的なブレイクを果たすのではという手応えを感じました。

・「この本を手に取るのも何かの御縁
春の夜、先斗町や木屋町界隈。夏の下鴨納涼古本市。秋も終わりの青春闇市たる学園祭@本部構内&吉田南構内。そして、冬。クリスマスを前に浮き足立つはずの四条河原町など。この本を楽しむには、やはり、京都を知っているほうが有利だ。京都で大学生活を送ったり、京都の大学生の生活を知っている人なら、尚よい。

癖のある文体がクセになった。大袈裟でしかつめらしい文章で、荒唐無稽な物語を紡ぐ。好き嫌いは別れるところだろう。物語よりも、この文章が個性だ。全文がパロディのようなノリのよさに釣られ、見知った地名の懐かしさを追うに連れて、最初の読みづらさも減じた。腹の底、心の奥をそうっと温めてくれるようなのどかさがある。偽電気ブランに酔うように、世界で神々と遊び、雰囲気を楽しみたい。

・「ステキな物語
表紙とタイトルに惹かれ、とりあえず1ページ目だけを読んだ時は、その文体に慣れておらず買おうか迷ったものでしたが、買ってその先を少し読めばあっというまに世界に引き込まれてしまいました。

読み終わった後味も甘くて心地よく、とても楽しくて、ステキな物語です。

いい本に出会えたので、いろんな人にオススメしたくなりました。

面白く不思議な登場人物や、不思議な(それでいてこんなことあるか!という文句は言いたくならないほど気持ちいい)出来事がたくさん詰まっているので、サブカルな漫画などが好きな人にも、是非読んでみてほしいです。片想い中の方も、青春真っ只中の方も男女問わず是非!

・「とても楽しい
大傑作。文句なしに今年の恋愛小説ナンバーワン。(大森望 文芸評論家) 天然キャラの女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

 とにかく読んで損無しです。読むほどに引き込まれ、映画を見ている様な感覚に引き込まれて行きます。 是非とも、スタジオジブリの次回作品に推薦したいほど楽しい作品です。  奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々と運命の大回転にほんろうされる、恋愛の行方に引き込まれてみては如何でしょう。

今年最後の恋愛小説にピッタリな作品です。とても楽しい作品ですよ。ご賞味あれ。

・「可愛いくってあったかい
私にとってまるで「本の神様」がめぐり合わせてくれたような、愛すべき本です。有名な作家の本でもいつも「まあ、こんなもんか・・・」くらいにしか思えないのですが、こんなにむさぼるように読んだのは小学生のときに読んだ「太閤記」以来でしょうか。とにかく、かわいい!おもしろい!作者の視点はヒロインへの愛に満ちていて、それがとても私の心を暖かくします。高い教養に裏打ちされた、とんでもなくおバカな笑いが痛快☆すぐにもう一度読み直しましたが、こんなことは人生初です。日本語という言語の無限の可能性を余すことなく操る森見登美彦という才能が、早く世間にお披露目されないか楽しみのような、ずっと秘密にしておきたいような・・・

夜は短し歩けよ乙女 (詳細)

働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)

・「この本、薦めていいのか?
 この本を読むと、そうなんだよ!と共感を覚える所が多く、この人エスパーで、俺の心読んでんじゃねーの?と思った。 この本は、悩んでる人に気づかなかったもう一つの道を教えてくれる。だけど、その道は今いる場所より苦しみに満ちていて、苦しみから解放されたい人には、全然救いにならないような気がしてならない。だけど、苦しみぬいてその道を歩いて行く事は価値のある事だと素直に思える本です。

・「働くことがイヤな人が自分の考えを整理するための本
僕は学生ですがやりたいことが何もないしできれば何もしたくないと思っています。この本は僕のような人が読んで「こう考えていたのは自分だけではなかった」と気づかせると同時に、曖昧だった自らの思考・感情を言語化することに役立ちます。自分が納得できていないまま働くことを要請される日がいつかきます。そのときになんらかの答えを出すのにこの本は一助となるでしょう。

・「自分の職場に違和感のある人
 いつも、どこで勤めても、ここじゃないと思ってしまう人。 なのに会社を辞められないことを恥じてる人。 小説(blog・ホームページ)を書き続けていて、恥ずかしくて消したくなるけどまた書いてしまう人。 それ(小説書くこと、など)を続けるために理由をこじつける人....本の中ではBさんとして登場しますが、そんな人を認めてくれる本です。 哲学を知る前に一度読み、哲学を少し学んでから読み返しました。 一回目には「ふざけてる?」と思っていたかもしれません。 二回目で、「あ、本気なんだ」と思いました。 多分、本物の哲学書でしょう。 くだらない仕事で生計をたてながら、自分はクリエイターだと思って生きていって、いいんです。 哲学する手段は、何でもいいんだから!

 斎藤氏の解説は、この本をだいなしにすると思います。

・「励まされる言葉が時々登場!
 結局何なんだ?と思うこともあるけれど、時々読み返したくなる不思議な本。この人の本はみんなそうである、私にとっては。読み返すと言ってもはじめから全て読み返していたらついていけない。と、言うことでホッとするところにアンダーラインを引いて、自分がガクンと落ち込んだ時その箇所だけ読み返している。

 よく読み返すところは、著者が予備校講師を辞めて単身ウィーンに飛ぶ場面。予備校でたった2年だけしか働いてないのだが、著者は「予備校で2年余り働いたことが私を鍛えてくれた」という。正直言ってビックリ。たった2年の、しかも様々な拘束が圧倒的に少ない予備校教師の2年間の労働がそんなに自信になるのだろうか?と。著者はさらにこうも言う。「ここ(予備校)は自分の居場所ではないと言う思いはどんなにごまかしてもわき上がってきた」と。「体は頭以上のことを知っている」とも。とてもわかる気がする。

 著者は読者を説得させようだとかそんなことは思ってないかもしれないが、思わず唸ってしまう。正解なんてありゃしない、だって人生は不条理なんだもん。そう言っておきながら、不条理と言う安住の地にいることもまた否定する。グダグダたらい回しにしているようだが、本当にそうなのだから仕方ないかもね。

・「働くことがスキな人に薦めたい
 働くことががイヤな4人に対して、著者が仕事の意義を教える形式をとっている。だが、単なる世間常識として「仕事は大切」と言うのではない。著者は気鋭の哲学者だが、かつて10年以上にわたって引きこもりに近い生活を体験した。その論理の鋭さは、引きこもりから脱却するための著者自身の壮絶な葛藤と、豊富な哲学的知識(大変な博識です!)に裏打ちされている。 一例として、なぜ働いて金を受け取るのか、という疑問がある。それに対する著者の答えは、以下の通りになる。仕事には他者による評価が必要であり、仕事に対する他人の評価の中でいちばんわかりやすい尺度は金だからだ。そうはいっても、よい仕事をしたはずなのに金銭的に報われない場合もある。そのときは、社会の不条理をとことん味わえばよい。所詮、この世は不条理なのだ。 そして、人生最後で最大の仕事は「人は(自分は)やがて死ぬ」という不条理を直視することだ、と言う。最後の大仕事(死に向き合う仕事)は、まったく金にならない。どんなに仕事で成功しても、死の不条理からの救いにはならない。むしろ、世間的には成功しなかった人の方が、死ぬことの不条理をごまかしなく見ることができるのだ。 仕事熱心な人ほど、仕事で挫折したときには脆いのではないか。働くことががスキな人こそ、この本を読んで仕事の意義を真剣に考えてみてはいかがだろうか。

働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫) (詳細)

氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)

・「"ふつう"、が難しい。
「氷の海のガレオン」。自分だけが特別かも知れない(でもそうじゃないかもしれない)。自分が孤独なのは天才だからかもしれない(そうじゃないかもしれない)。

自由な言葉を話す家族に囲まれて育ったからこそ、同級生の中で疎外感を持つ11歳の少女杉子。狭い子供の世界の中で、普通じゃないってのはつらいなぁ、と思います。杉子の両親は詩人のようなちょっと変わった人たちだけど、話のエッセンスだけは共感できる人も多いのでは。

書き下ろしの「オルタ」の方は、小説というまでには昇華されていない日記的な(ブログ的な?)、書き方ではあります。でも、母親が必死に娘と、娘の周りの世界を理解しようとしている姿に説得力がありました。6〜7歳の子は確かにこういう孤独な世界を抱えている子もいるかも。

・「知的エリートの栄光と悲惨,少女篇
学校とは無関係に,家で何時の間にか自分の個性を確立してしまい,知的エリートとして周囲から孤立してしまう現象は必ずしも稀ではないのだろう.この場合,個性は非寛容性が強いので,エリート同士の連盟などは考えられない.そして知的水準が高いので,小学校程度の教育を外から与えて貰う必要もない.それだけに,通学してクラスの連中と折り合いをつけるのは苦痛以外の何物でもない... このような事情の女の子の内面を容赦なく散文詩的なスタイルで画き出したのが 氷の海のガレオン である.私にも経験があるのである程度理解できるが,タイトルの意味が不明だし,なぜスズキなど奇妙な名の弟がいるのか一切説明がないので,この世界に入り込んで主体的に味わうことが不可能である.なぜここまで読者を無視できるのかは,作者の勝手かも知れないが納得が行かない.作者自身知的エリート過ぎる為だろうか.

氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫) (詳細)

私の嫌いな10の人びと

・「中島嫌いにもお薦めのうすくちの一品
朝刊の“話題の一冊”コーナーにこの本を見つけ困惑した。しかも発売以来、重刷を重ねているという。中島はマイノリティじゃあなかったのか?それとも時代の波が彼をマイノリティの岡から曳き降ろそうとしているのか?読んでみてちがった。良い意味でずいぶん淡口。まずタイトルからして「10の」というところが、これから10人の身近な例をあげて説明しますよ〜という異例の親切さが感じられて、ちよっと手にとってみようかな(嫌いだけど)という気にさせられる。で、文章は巧いからつるつると読ませる。読んでやっぱりまずいわと言うのは自由である。完食以前に、その濃度ゆえにノドが詰まりむせ返り、語彙の難解さゆえに歯が痛くなり、あげくさらけ出された自らの内腑を見せつけられる破目になる従来の中島の作品とはかなり趣きがちがう。おまけに味に慣れぬ読者のために「箸休め」まで用意されている。自らが教鞭をとる大学の卒業生に向けた「はなむけの言葉」には不覚にも涙ぐみそうになった。言葉の持つ体温ゆえにである。そう言うであろう人をだから私は嫌いなのだと、中島は矛先をむけるが、そこにある温かさは否定できない。中島嫌いの人にあるいは中島入門の書としておすすめしたい一品である。

・「考えることに価値おいている人!一読の価値あり。
著者は、嫌いな人を10パターン上げているが、本の最後に何でも飲み込んで、自分固有の考えを持たない人、自分とは違う意見があると認めない人が嫌いな人 となっていたのでよく理解できた。

最初は、ちょっと戸惑うけど、著者の考え方がわかると、一貫した内容だった。

読みはじめに、巻末を読んでおくとちょっと気持ちが楽に読めるかも。

著者の人付き合い、参考になりました。

・「「道徳的権威主義」の暴力性を解明
本書は、いわゆる「いい人」といわれる10種類の人々の思考様式・行動様式について、その問題点を取り上げて批判したものである。ただ、そうした「いい人」そのものを全否定するというよりは、「いい人」が思考様式を、絶対的に善と考え、その価値観を一方的かつ暴力的に押し付けようとすることへの極めて厳しい異議申し立てといえる。

この点について著者は、「『みんなの喜ぶ顔が見たい』とは、なんと尊大な願望でしょうか!その願望は、結局は自分のまわりの環境を自分に好ましいように整えたいからであって、エゴイズムなのです」(53頁)と述べており、こうした価値観の「押し付け」に関して厳しく批判している。

こうした、一見何の疑いもないような価値観を振り回すような主張が、自らの信念や信条に基づくものというよりは、むしろ如何に計算高い姑息なものであるかに関しても指摘している。「その時代や社会においてなお懐かしさをもって歓迎されるだろう、その意味ですたれていない規範に敏感であり、そういう規範を見出し、そういう規範にのみ留まることにかけては、天才的な直感をもっている」(116頁)

このことは、こうした規範の「安全地帯」に自分を位置づけることで、暴力的にその主張の正当性を確保しようとする態度であり、これはまさに「道徳的権威主義」(moral authoritarianism)ともいうべきものである。このことが、最もよく反映された暴力的な主張が、いわゆる「弱者」に関するものであり、「どうも現代日本ではこの理屈を錦の御旗のように空高く掲げて、それをもってみんなを黙らせることができると思い込んでいる輩が多い」(89頁)と喝破している。

これがいわゆる「弱者利権」が如何に権威的かつ暴力的であるかということの裏づけでもあり、このことは著者が総批判する「いい人」による価値観の押し付けの極致ともいえ、到底容認することはできない。

・「最近のでは一番おもしろい。
中島氏の本をほとんど読んできましたが、 この本には久々に強烈な切れ味を感じました。とても刺戟的。最近のなかでは一番おもしろかった。

・「平静に読める人だけ・・・
読み終えて,正直ちょっと “しまった” と思いました.

うかつに,この本を手に取らない方がいいでしょう.おそらく,怒りで最後まで読めなくなるでしょうから.

でも,なんとも目を引くタイトルじゃないですか.おまけに目次を開くと,・笑顔の絶えない人・常に感謝の気持ちを忘れない人・いつも前向きに生きている人・自分の仕事に「誇り」をもっている人 etcといった通常世間一般では “いい人” と賞される人々が並んでいるんです.

なぜ,これら“いい人”を嫌うのか.その言い分をのぞいてみたくなりました.

読んでみて思ったのは,この日本という社会は,マイノリティに対してなんとも,無情な社会であるということ.思考停止によって産み出される定型を,無自覚に,無邪気に振りかざすことによって,とても暴力的なやりとりが日々行われていると言うことを.

この本を読み終えて,私は,以前より少しこの社会で,生き難くなってしまったかもしれない.そういう意味で, “しまった” という本でした.

私の嫌いな10の人びと (詳細)

ガーネット

・「とにかく胸に響く曲
「時をかける少女」でこの曲を知りました。映画が背景になっているせいでしょうか、『ガーネット』も『変わらないもの』も過去のせつない恋の歌なのに聴いていると、とても前向きな気持ちになります。映画のようなせつない思いをしたわけでもなく、歌詞のような淡い思い出があるわけではないのにどこか懐かしく、胸にまっすぐ届きました。一生大切にしたい曲に出会えさせてくれて、映画に感謝します。

・「恥ずかしながら…
映画で知りました…実を言えばカップリングの「かわらないもの」が心を掴んで離しません。映画は四回見たのですが歌を思えばあのシーンを思い出し、映画のパンフレットを開くと「かわらないもの」が胸をよぎるのです…涙が出ます。44になった私にも少年少女の恋が伝わってきます…この歌は彼女の声で聞くから意味があるのだと思います。

・「作品のテイストを見事に表現した、「時かけ」テーマ曲
 自分もそうだが、「時かけ」のDVDを観てこの曲を購入した人も多いと思う。 どうやら「時かけ」主題歌のアーティスト選考は相当難航したらしく、何人もの有名アーティストが候補にあがりながら消えていったらしい。そんな中、その暖かい曲調とピュアな歌声に、細田監督が惚れこんで決定したのが奥華子というわけだが、その決断は大正解といっていいだろう。 というよりも、あの映画の主題歌はこの「ガーネット」以外に考えられない。エンディングでほかの曲が流れるのが想像できない。 「ガーネット」、そして挿入歌の「変わらないもの」を作詞作曲するにあたり、彼女は「時かけ」の絵コンテを繰り返し読んで、作品の空気感をつかんでいったらしい。そのために曲調はもちろん、詞も完璧に映画のテイストとリンクしている。絶賛された映画に対するこの曲の貢献度は極めて大きい。

 映画を観ると主題歌を思い出し、主題歌を聴くと映画を思い出す。 映像と楽曲、1+1が3にも4にもなっている、理想的なコラボと言えるだろう。

・「なぜか引き込まれてしまう
『時をかける少女』のエンディングにこれ以上ないほど曲と映像がマッチしてと思います。

・「映画と共に、この主題歌も永遠の生命を得た。かも。
基本的には騒々しいものといえる深夜の民放AMラジオから、奥さんのメジャー・デビュー曲「やさしい花」が流れてきた時のことは、今でも忘れられない(余談だが、彼女は『オールナイトニッポン』のジングルを担当している)。その澄んだ歌声はオレの荒んだ心をそっと包み込み、ひととき、あたりを別世界にしてしまった。そして、そんな彼女の歌声、その作り出す音楽に惹かれた細田守監督が、新作アニメーション映画『時をかける少女』の主題歌を彼女にオファー。紆余曲折、試行錯誤の末にできあがったのが、この「ガーネット」、そして―楽曲としては先に作られ、挿入歌となった―「変わらないもの」の2曲。どちらも“『時をかける少女』のための楽曲”、そして“奥華子の音楽”というふたつの要素のどちらからも外れることなく、秀逸な楽曲としてしっかりと立っているのがすばらしい。忘れがたい傑作となった『時をかける少女』という作品の記憶と共に、この2曲は未来のずっと先まで、愛され続けて行くことだろう。

なお、本編で使用された「ガーネット」は、トラック3。そして、予告編で流れる弾き語りの「ガーネット」は、このマキシに収録のトラック1ではなく、『時をかける少女』のサントラに収録されている―奥さんいわく、どうやってもこのテイクを超えるものはできなかった、という―初期テイクだ。

ガーネット (詳細)

不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か (光文社新書)

・「危機意識がベースにありながら、楽しい本
本書も、ベストセラー『下流社会』への回答の一つとして書かれた本のようです。「下流」の人には「自分の頭で考えない。だまされる」という特徴があるのかな? 自分の頭で考えられる人間になろうよ、一緒に勉強しようよ、というのが著者のスタンスのようです。

著者は自分の子供を見つめながら、「お勉強って何だろう」とじーっくり考えます。自分がしてきたこと(古典や小説の乱読)が反省を交えて語られ、微笑を誘う。かと思えば、「ゆとり教育」の性教育が「セックスと避妊」に偏っていることに怒りを露わにする。理科を減らしといてセックスしか教えないなんて、何のための勉強なんだ!という怒り。こういうところは私も強く共感しました。

それにしても、面白い本です。著者の姿勢や文体は基本的には謙虚なのですが、時々エッと驚くことを書く。「そういえば教育勅語に『〜』という文言があった」なんてサラッと書いたり。あんた何時代の人やねん。著者の大きな仕事の一つには漱石研究もありますから、思わず知らず教養がこぼれたりしてるのかな?

我が子の未来、私たちの社会の将来への真剣な危機意識がベースにあるのですが、お勉強するってやっぱり楽しい。豊かに生きるというのはこういうことなのかな、と思わせるものがありました。大満足。

・「強くお勧め
本書は題名の通り勉強論を中心に話が展開するのだが、内容は勉強の方法論に止まらず、ゆとり教育の問題点や読書の功罪等々最近の教育について幅広い内容が網羅されている。

このため、子供の教育や自己啓発に関心の高い方には特にお勧めである。

文体も極めて平易で時々冗談めいた話題も折り込まれているため、一気に完読できるし、読後の心地よさも感じることができた。強くお勧めできる一冊。

著者の本は初読であったが、結構多くの著書を出版しているようなので併せて読んでみたい。

・「好著!社会への思考力を養う叩き台として
父であり、歯科医師である著者の書いた「勉強と社会の捉え方」本です。

前半部分は非常にドキュメントとして読みやすく、切り口も軽快だが、各教科に落とし込んでからは一転、著者の主義主張が並んでいきます。(文章の難易度レベルがかわるので注意が必要です。)

全体的にテーマが定まりきっていない感はありますが、「大人(親)がどう社会と接していくか」という難問に、各教科から挑んでいる姿はとてもよく共感できます。随所に見られる肩肘を張らない口調も好感が持てます。

社会に対する思考力を養うための本として、自分のための叩き台にできる好著です。おすすめします。

・「大人のための勉強読本
この本は、子どもに勉強させるための本じゃありません。大人が勉強の意味を再考し、大人こそ勉強しなければならない主体なのだ、と気づかせてくれる本です。そして、大人が勉強するようになれば、子どもだって勉強するようになるんだと思います。子どもに言わせれば「勉強、勉強って、そういうお前は勉強してるのか?」ということです。

・「非常に読みやすい、継続的な勉強を薦める啓蒙書
いわゆるもっと勉強しよう、本を読もうと言う啓蒙書。啓蒙とは言え、キャリア形成の場などで言われる「自己啓発」のように、脅迫的なものを感じる学習活動を推奨するものではなく、自分自身の課題として継続的に取り組むテーマとしての学習、勉強を薦めている。そこでこの書籍では、日本における勉強、いわゆる受験から子供達の勉強に対する取組などの現状解説から、勉強とはそもそも何なのか?何をどのように学ぶべきなのか?と言う論を展開していく。

啓蒙の書と言うと、堅苦しかったり説教口調だったりと、とっつきにくく耳の痛い内容ばかりと言うことがありますが、この本の語り口はかなり軽妙、かつシャレの利いた文体で、非常に読みやすいです。

まず最初の数章では現在の日本における勉強、もしくはお受験やその類の学習に関する状況をまとめ、それを取っ掛かりとして論を展開し、何をどのように学べばよいのか?勉強とはそもそも何なのか?へと繋いでいきます。

本書の内容の本体は、その「何をどのように学べばよいのか?」に対応する中4章なのですが、「勉強とはそもそも何なのか?」に対応する最初の2章、最終章では「バカの壁」、「下流社会」に関連する話題、論が展開されます。あわせて読んでおくとをお薦めします。理解が深められます。

不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か (光文社新書) (詳細)

キミキス

・「現実的で楽しい
沢山ある恋愛シュミレーションゲームの中でも、『現実的にありうる』ストーリー展開を重視している数少ない作品の中の一つだと思います。 特にそれが顕著に現れているのが『マッチング会話モード』です。相手の話したいネタをこちらで思考しながらうまくコミュニケーションをとっていく、正に現実と変わらない恋愛の基本的な進めかたであり、そこが楽しいのです!そして、極めつけは浮気の現場を彼女に見られた時のシーン。1回目は許して貰えるのですが、2回目はかなり衝撃的な結果が待っています。あまりのリアリティーに驚愕したほどです。{本来やるべきじゃないのですが…(-_-;)}

とにかく、現実的な恋愛ストーリーを楽しみたい方には超おすすめ!攻略本と共にどうぞ!

・「最高の二文字。
このゲームで初めて恋愛シュミレーションというものを知ったのですが、その第一号がこのゲームでよかったと思う。見事なゲーム性、豪華な声優陣、素敵なBGM、はまってしまいました。確かに、自分が狙っている女の子になかなか会えないというのは、ちょっとイライラするけどそれが逆に会えたときの喜びは、感動を覚える。攻略本を見ずとも、恋愛にこだわる人はクリアしたときの感動は何にも変えがたいものがある。そこが恋愛ゲーム、そしてこのゲームの醍醐味だと思う。

声優もなかなかのものだ。コンピューターで録音されたものとはいえ、それがプレイヤーに話しかけてくるのだからもうたまらない!!

なかなか青春できない人、恋愛できない人。そして声優好きな人。このゲーム、やっておかないと絶対後悔しまっせ!!

・「良作
セーブポイント固定やバックログ不可視、手動でリセットするしかないなど操作性に難は有るものの、声優陣やCGはとても魅力的。キャラは好みの問題だと思うが、二見さん(CV.田中理恵)はどうみても銀様なので興味が湧いた方は是非どうぞ。また、主人公のキチガイな言動は印象的でした。シナリオはあまり深くはないので、期待しすぎない方が吉。あくまで甘酸っぱさを売りにしている作品ですので。難易度はやや高め。キャラの出現場所、会話の成立、相手が話題にのるかどうかまでランダムなので中々難しい。それでいてリセット不可だから余計困る。けど、そのお陰で達成感も大きいわけで…。

・「結構苦戦しました(汗) 
今までギャルゲーでプレイするジャンルは、メモオフシリーズやkeyシリーズなどのノベル系でしたが、色々話題にも上っていた本格的恋愛シュミレーションのキミキス買ってプレイしました!感想はとても面白いっす!俺もこんな高校生活送りて〜と思うくらいです!しかし、とても難しく大苦戦してます(結美の2ルートと明日夏の1ルートのみ終了)私みたいに初めてこのジャンルをプレイする人は攻略本を買う事をオススメします。でないと誰がどの場所に来るか、どんな話題が好きか全く不明で焦ります!それとスタート時から攻略対象を一人に絞りプレイする事もススメます。でないと話題の調整ができず、そのままゲームオーバーに‥。しかし今までノベル派できましたがキミキスもバカにできないです!メモリーズオフデュエット、クラナド、そしてこのキミキスが現時点で私のベスト3です!

・「なかなか良いですよ。
このジャンルのゲームの中では一番好きですね。初めて雑誌でこのタイトルの紹介を見たときもそうですが、キャラデザインがとてもいい作品です。キャラもストーリーもそんなに現実離れした設定でもないので、比較的なじみやすかったです。キスをテーマにしているだけあって、いろんなシチュエーションでキスができますが、世の中そう簡単にはいかないもんですね。『マッチング会話』というシステムできちんと恋愛の段階を踏んでいかないと、キスできないのがスタッフさんのしっかりしてるところで・・・かなり実際の恋愛を意識した設定になってます。実際、複数のヒロインを同時に攻略するのはむずかしいのでお気に入りの子を一人づつ進めていくのが基本になると思います。でも、一人につき二つのストーリーがあり、量的には十分でやり応えがあります!残念なのは、これだけ面白いシステムやキャラがあるのに、攻略できる時間が短いこと、OPやゲーム中にアニメーションがなかったのがとっても残念・・('_`。)あと、一人に二つのストーリーがあるのにエンディングが1つだったことです。せっかくエンディングまでは違った展開だったのに、同じものだと勿体無い!でも!苦労の末にたどり着いたエンディングはとっても嬉しいもんです!!!これを見るとさっきの不満はどこへやら・・・、何だかほっとします。

キミキスを買おうかどうしようか迷ってる方、だんぜん買うことをおすすめします!ぜひ一回プレイしてみて下さい。

キミキス (詳細)

ひげうさぎ先生のだれでも書ける文章教室

・「「きちんとした文章を書きなさい!」と怒らずにすみそう。
作文嫌いの小6息子を持つ私が出会うべくして出会った本!ひげうさぎ先生の簡単ないいつけを守るだけ!するとあっという間に表現力豊かな文章が書けます!ひげうさぎ先生の教え子たちの上達した文章に思わず涙してしまったのは私だけではないはず。もちろん子供にも読みやすくて簡単に理解できます。作文嫌いのすべての人へお勧めします。

・「こういう本を探していました!「簡潔でわかりやすい文を書くコツ」
  「もしも作文」や「五感作文」、「4コママンガ作文」、「評論文」などなど、ネタ本(題材集)は、たくさん出ています。  しかし、それを支える、「簡潔でわかりやすい文を書くコツ」を教えてくれる本は少ないです。

 この本は、まさに「文を書くコツ」について教えてくれます(第1章)。自身の20年もの指導の成果を、惜しげもなく公開!あとがきには、参考になった本や影響をうけた先生方の名前が書いてあります。こういうところから、筆者の信頼できる人柄を感じました。

 小学生のお子さんをもつ保護者の方々、作文指導に悩んでいる若手の先生方は、読めば、「なるほど!こう指導すればいいのか!」と膝を打つこと請け合いです。

 文の書き方で悩んでいる一般の方々にもおすすめです。

ひげうさぎ先生のだれでも書ける文章教室 (詳細)

CSS完全ガイド

・「網羅性の高さが良い
~CSSについての本は何冊もあるけれど、ノウハウではなく、網羅的にきっちり書いてある本として、この本は良いです。細かい挙動について、納得できる。CSSの本は何冊か読んだけれど、腑に落ちたと言えるのは初めて。読んですっきりできた。

別のレビュアさんが、「ガイド本であり、技術書ではない解説本」と書かれているが、CSSのテクニックという意味での「技~~術書」ではないが、これはあきらかな技術解説書であり、網羅性の高い、O'Reillyらしいアプローチの一冊と言えると思う。

難点は、著者が、ある程度版組についての知識を仮定している節がある点。事実上そういう技術なので致し方ないが、経験がないとちょっと取っつきにくいかもしれない。ただ、厳密なCSSの動きを理解するには、いずれにせよ必要。

CSSについ~~て、もやもやしたものを感じている人にお勧め。~

・「オライリーらしくない本
オライリーファンの自分としては少しがっかり。タイトルにあるように、これはガイド本。技術書ではない解説本なので、初級者向け。でも、初級者向けなら他の本の方がわかりやすいもの多いので、あえて買う必要はないのかも。強いて言えば、この本の魅力は細かいところまで書かれている点。

「あぁ、そうだったのか。」

とうなずくページが少々。ずばり、買うより立ち読みをおすすめ。

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ブラウザ選択の時代を読み解く

・「脱IE
数あるブラウザーどれが一番いいんでしょう。そんな疑問に答えてくれる書。歴史をふまえながら現状のベストソリューションを提示してくれるのかな。きっと誰もがIEは疲れてるとおもうこの本読んで、脱IEですな。

・「ブラウザの歴史が丸わかりで良い
 この本を読むことで長いブラウザの歴史、各ブラウザの利点と問題点、そしてWindowsに標準で搭載されている、Internet Explorerからの切り替えとしてお勧めするFirefoxというブラウザの特徴、切り替えをすることによるユーザー側のメリットなのかが分かる気がする。 ただ、この本はFirefoxを使わないユーザーにも大変ためになる本で、持ってても困らない一冊であると思う。 (表紙の懐中電灯を持つ "風太君" がすてきなのも、買おうと思った理由なのは内緒)

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ユニバーサルHTML/XHTML

・「HTML初めての人もユニバーサル!
今まで,HTMLは難しそうだと思って、html形式で保存できるワープロソフト等でページを作っていたのですが、ブラウザによってはうまく表示されなかったりして困っていました。また、視覚障害の同僚がいるので、読み上げソフトを使った場合にも分かりやすいページが作りたいと思っていましたが、どうしていいのか分からないでいました。筆者のホームページを見ながらやってみると、論理的で、わかりやすく、「すぐに簡単なページを作ることができました。「ブラウザなどの環境に依存ユニバーサルな文書を共有する」というご意見には頷かされ、この人の書いた本を手元に置いておけば,万全だと思って購入しました。リファレンスの欄を設けているために、ちょっと幅広で手にしっくりこないのが残念ですが,内容にはとても満足しています。視覚障害者用の読み上げソフトを使った場合について記述している本は他に見たことがなかったので、とても助かります。

・「情報の共有とHTMLに関心のある方へ
(1)ユニバーサルな情報共有手段としての正しいHTMLの解説、(2)XML関連の応用も含めた可能性を持つ文書としてのHTML、(3)利用者に適切に情報を伝えるためのウェブの制作方法という観点で、HTMLの全容を解き明かす本格的な HTML 解説書です。

本書は表紙や紙面のレイアウトが示すように、思想書あるいは研究書に近い存在です。平易で実用的な Tips を多数含みますが、それらは一貫した流れの中で登場しています。本書の主眼は知識の切売ではなく、ユニバーサルな情報共有への総合的な理解を深めていくことにあります。著者が HTML の解説を超えて情報のデザインへと筆を進め、アクセシビリティやユーザビリティに頁を割くのはそのためでしょう。

概念の解説に軸足を置きつつ、実務にすぐ役立つ内容も多く紹介する本書ですが、皮相な知識(HTML や CSS のブラウザ実装など)や具体的なアプリケーションの実例にはほとんど触れていません。実務への応用を主目的に購入するのは誤りです。また初心者の最初の1冊にも不向きです。HTML を「正しく使いたい」方に、私は本書をお勧めします。

・「長く使えて、体系的に学べるXHTML/HTMLバイブル
この本は2000に発行されたものですが、2005年の今となっても十二分に活用でき、「前方互換」な本だと思います。人に優しい、機械にも優しいアクセシブルなXHTMLを書くための基礎の基礎から体系的に学ぶ事ができ、今でもずっとリファレンスとして役に立てています。

・「ホームページの設計をすっきり説明してくれる
 この本のいいところは文章がすっきりしていて読みやすいところです。著者の持論であるシンプルでどんな環境でも読めるHTMLと同じく、本書もよく整理されています。簡単なHTMLの説明から入って、スタイルシートによる書式の設定やXML、XHTMLといった発展的な内容まで網羅されています。またホームページを作る際のプランニングなどについても触れられており、一冊おいとけば頼れること間違いなし。 単にHTMLの説明に終わるのではなく、広い意味での情報という観点から著者の意見が述べられており、大変参考になりますよ。

・「非常にお勧め
これは、webデザインとかHTML文書の書き方を例題を使って教える本ではありません。HTML文書を作成するということは何をどのように論理的に構成することを意味するのか?について解説した本です。

HTMLタグについて大体知っていて、仕事、趣味を問わずwebページ作成・管理についてあるていど実務経験のある人に非常に強くお勧めです。

DOCTYPEの意味、タグの性質、CSSの役割、XHTMLの意義、XMLとの関係についてこれだけ体系的かつ明快な記述はなかなか無い。これらをほかの書籍やwebサーフィンからだけで習得するのは難儀だと思う。この本を読んで、あるいは脇におきながら www.w3c.org サイトの文書を見たりHTML validatorを使ったりすれば、そこで何が言ったりされたりしているのかの見通しがぐんと良くなります。

ユニバーサルHTML/XHTML (詳細)

残虐記

・「まさに桐野夏生にしか描けない世界
徹夜度    ★★★★★    話題性    ★★★★★着想     ★★★★☆    作品の重さ  ★★★★★テンポ    ★★★★★    読みやすさ  ★★★★☆謎解き    ★★☆☆☆    感動     ★☆☆☆☆読後感    すこしモヤモヤおすすめ度  ★★★★★

本作品は、まさに桐野夏生にしか描けない世界。

25年前の少女誘拐・監禁事件の被害者で、現在は作家となった「小海鳴海」こと生方景子。彼女の元に出所した犯人から手紙が届き、彼女は失踪。物語は、夫が出版社に彼女の手記を送付するところから始まる。夫の手紙→犯人の手紙→小海鳴海の手記→夫の手紙と、手紙と手記のいという珍しい構成の作品である。

小海鳴海の手記のなかで、彼女が明かさなかった少女誘拐・監禁事件の真実が明らかにされる。

わずか221ページであるが、内容はぎっしり。作者独特の「毒」がきっちり詰まっている。

作品の「重さ」と「テンポ」は通常相反するのだが、本作品の場合、重苦しい内容ながら、ついついページをめくってしまい、私にとって、「幻夜」に続く2作目の徹夜本となった。「OUT」「ダーク」「グロテスク」の作品を楽しめた方には是非お勧めである。

余談であるが、「OUT」の英語版が、日本の小説として初めてMWAが主催するエドガー賞最優秀長編賞にノミネートされた。ノミネートされただけで快挙といえよう

・「人間の一筋縄ではいかない屈折を描いて、見事
 うん、確かに読み始めは「例の事件」が頭をよぎるが、実は中身は全然違うじゃん。 まずは郊外の集合住宅の生活のリアルさが何とも言えない。ああいう母親っているし、ああいう娘との関係というのも、物すごく思い当たる。 で、少女が誘拐された後の書き方がすごーく微妙で、状況がわかってきてからも読者をそらさないのはさすがである。この辺はネタバレになってしまうので詳しくは書かないけど。 助け出された後の周囲の人間の悪意のない嫌らしさも、とてもよく描いている。こういう「タチの悪い善良さ」を体験したことのある人には少々つらいかもしれないが、いつもながら人間を知り尽くしていて、見事というよりほかはない。

・「衆人環視のなかの弧絶感と想像することの毒
私には、これが特定の猟奇的な事件の深層に迫ろうと試みた作品とは思えませんでした。

むしろ、センセーショナルな事件等の当事者として他人の興味本位の想像の対象となるということがどういうことか、を描いた作品だと思いました。

猟奇的な事件などがおきると、当事者に対しては他人の好奇の目と勝手な憶測という毒が集中します。例えば、なんらかの事件について、被害者に同情することも加害者に憤慨することも、無関係な他人が当事者の心情を一方的に想像しつつ正義感を楽しんでいるのであり、要するにセンセーショナリズムという商品を消費しているに過ぎないのです。当事者にとっては当然「毒」の一つにすぎないでしょう。

そんなセンセーショナリズムを中心として渦巻く他人の好奇の目と勝手な想像の暴風雨、そこから弧絶した当事者の心の奥底という台風の目、両者の相容れなさが見事に描かれています。

センセーショナルな事件の当事者として、他人の想像の対象となるという運命を生きてしまった人の弧絶感と想像することの毒性を、洞察力を稲妻のように走らせつつ描いた、力のある作品だと思います。

なお、具体的な事件の被害者の心情に対する配慮が足りないという趣旨のこの作品に対する批判も、その具体的な事件に関連していえば「勝手な想像の毒」の一種だと思います、なんていったら良識ある方に怒られちゃうかな?

・「薮の中
東電OL殺人事件に続き、桐野夏生が挑んだのはなんと新潟少女監禁事件。世の作家が書きたいと切望しながらもあまりの醜聞性に立ちすくむ題材に桐野は敢然と挑む。

「手記の中の小説」という小説、という多重入れ子の構造に、夢と空想と現実が判然とせずに絡み合い、一度提示された仮説が次々と打ち砕かれていく。「意外な真実」であるように思えたことがどれも真実ではないようになる。「柔らかな頬」とおなじく結末はない。どれが真実かも明らかではない。それでも読者は途中で読むのをやめることはできない。

そして、世の誰もが思いながらも口にできないこと、「監禁者と被監禁者の間に愛はなかったのか」という疑問に正面から答えたこと。桐野夏生の真骨頂はここにある。

・「『解放後』の物語
この本を読む前は、主人公の女の子が男の家に連れて行かれて、無事開放されるまでの日々を克明に綴ったものだろう、と当然のように思っていたのだが、それは違っていた。

男の部屋での出来事はせいぜい全体の3分の1程度である。開放された後の話の方が圧倒的に長い。開放後の日々の方がこの物語の本題だったのだ。

幼い頃に監禁された子供は、そのまま殆ど精神的成長が止まってしまうのだろうと漠然と思っていたのだが、それもこの物語では違っていた。

幼い頃に社会から遮断された空間に放り出された事によって、彼女は普通の子供では殆ど考えられないような精神的成熟を遂げる事となる。

このように、この物語は、いくつかの意外性に満ちている。

しかし、最後の章を読んだ後は、何か熱いものがこみ上げてくる。それは幼い頃に特殊な体験をしてしまった事へのやるせない気持ちと、そしてずっと誰にも言えずに胸の中にしまっていた思いをこの目で見てしまったからかもしれない。

残虐記 (詳細)

I’m sorry,mama.

・「ちょこっとハード
桐野氏の「グロテスク」「残虐記」と同時期に書かれた作品です。上の2作が、文字通り人間の内面的な葛藤、心理的な闇を掘り下げたものだとすれば、本作品はそれをアクトアウトした女の話。主人公のアイコは、内面的思索にはふけりません。本能的に行動することのみによって、生きています。心の闇ではなく、行動することのみが存在になってしまったアイコを作り出した「ある社会の闇」を感じる本です。桐野氏のハードボイルドな一面が色濃く出ています。「OUT」よりも、よりハードボイルド。少し猟奇的な描写もみられるので、じくじくと内面葛藤を読むのが好きな方には不向きかもしれません。

・「新しい境地
邪悪の主人公を描きながら、文章はどこか軽やかで、途中から登場する老女たちの描写には笑ってしまいました。これまでの作品と一味違いますが、面白い。

・「カポーティ「冷血」現代日本版(?)
桐野夏生作品は全て読んでますが、新作が出るたびに裏切られることはない。特に「ダーク」以降の作品は、登場人物のほとんど(含む主人公)が救いようのない闇を抱えていて、読みながらその闇に自分を投影することに心地良さを感じる。本作品も快作。T・カポーティの「冷血」を思わせる展開ではありますが、手法は全く別。作者独自の絶妙の間合いで人物が描かれています。良いか悪いか別にして読後感は重い。好き嫌いが分かれるのかもしれません。

・「こわ~い。でもどこかにいそう。
 これほど主人公に感情移入できないお話もめずらしいと思った。サイコホラーではなくミステリーでもなく、でも怖い。怖いやつ。でも読み出したら止まらない。私もあまりよい育ちはしていない方だけどアイ子は本当に最悪だと思った。現実では最悪な環境で育ったからといって悪人になるわけではないと思う。ただの意地悪な人やただの考えの足りない軽薄な人物ではなく根っからの悪人は現実に存在するんだなと大人になってから確信したのでアイ子が本当にどこかにいそうな気がする。こういうタイプの本は私には新しかったので星5つだけれど全ての人におすすめできるかというとそうではないです。文章は軽快で読みやすいけれど内容は重たいです。

・「純粋邪悪
暗黒小説といってもいいほどのハードボイルド小説です。なんといっても語り手は、ずーっと殺人者アイ子の目線。そして、そのアイ子は、誰の子供でもない、邪魔者としてこの世に生まれ落ちただけの人間。モンスターという映画がありましたが、それよりハードな人生です。社会派だけど、問題提起型とはとうていいえない。女は世間と個人としてどうやって戦っていくものか?て感じ?いや、戦っても負けは見えてるんだけど、どうやって、朽ち果てていくのか?っていうのが淡々とかかれているんですね。グロテスク・残虐記の一連のシリーズですが、ここまでいくと、邪悪も一本すじが通ってます。色恋、生き死に、の小説が多い中、結構本格的な小説を読めたなていう充実感があります。

I’m sorry,mama. (詳細)

日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える

・「等身大の自分を見つめる
 日記をつけるというのは、結局心の中にある理想的な自分像などではなく、等身大の自分を見つめるということなのですね。未来の自分を作るためにはまず現在の自分を直視するのが大事で、そのための手段として、日記が非常に有効であると著者は言っているのだと思います。私は家計簿をつけて20年以上になりますが、この本を読んで日記も今年からつけ始めました。ちなみに私は窓の社で見つけたフリーソフト「にっき」を使用しています。テキストのみの簡単なもので、印刷機能はありませんが、キーワードによる検索は可能で十分に目的を果たせるものだと思います。

・「未来の自分のために
日記とは「明日のために今を記録したもの」・・・。

なるほど、読者は未来の自分なのだから、明日のためにとは「未来の自分のため」ということになる。したがって読者が嫌悪するグチや言い訳は書かない。記録だから、具体的な事実を書く。調べればわかるようなことは書かない。

日記には「書くこと」と「読むこと」の2つの効能がある、と著者は熱く訴える。

日記を書くとは、あいまいなものを明確にし、客観化すること・・・。

何に感動したかが言語化されれば、感動を得るためにはどのような行動をとればよいか「考える」ことができる。書くことは、考えることの出発点になる。

日記を読むとは、客観化された内容を再び主観化すること・・・。

人は何を言うかではなく、何をしたかで分かる。それを著者は「本当の自分の発見」と言う。

録音された自分の声を聞くと「これはちがう」と思うが、事実だ。本当の自分に向き合うのは怖いし、恥ずかしい。しかし、存在しない虚像に惑わされて本当の自分を否定しても成長はない。日記を書き、そして読まなければ、自分が何者かは分からないという気持ちになってくる。

まさに、著者の説得にはまってしまった。でも、不思議と悪い気はしないのだ・・・。

・「劇的、かどうかは継続しだい
日記を書くことは人生で3度ほどあった。中学生の時は父からもらったダイアリーがきっかけで、その次は浪人生の時に思い出になるかと思ってだ。三度目となるのが、本書を手にしてからである。実際、日記には興味があったし、大学生活中に何度も書こうとしていた。しかし、実行できなかったのは、真新しい出来事や珍しい体験を日記のためにしようとする意義を見出せなかったからだ。本書は、日記は客観的に綴るべきだ、と述べている。具体的には、自分の起床・就寝時間を記録し、残しておきたい事柄を綴るべきだと言う。具体的な著者の日記を見てみたかった気もするが、本書だけでも充分「日記を書く意義」を発見できる。

・「日記を書くことが大嫌いだった
私は日記を書くことが大嫌いでした。それは、読み返すのがキライだったから。過去の自分は見たくなかったから。

でも、この本を読んで私の日記観が変わりました。「嫌な事は書かない」こと、また今気になる「テーマ」---筆者は「問い」と言っているが-----を書くことによって、読み返すのが楽しくなってきました。

こんなにいろんな「テーマ」が自身の中にあったなんて、日記という小さな媒体を通してもう一つの目で違う自分を発見することが出来ます。

筆者はコンピュターで日記を書くことを推薦していますが、旅の多い私は1日綴りのシステム手帳に書いてます。それは、旅の期間のページだけ抜き取れるので、日記ごと持っていかなくてもいいし、やはり、電気が無いと見れない日記では不便な気がします。

・「日記のすすめ
日記歴30年以上の日記の達人が語る日記のすすめ。「日々の行動を具体的に記録し、その記録を読み返す。さらに、より深く追求したいテーマに関しては『私の○○史』のような圧縮版をつくり、それを読み返す」著者が初めからこの境地に達したわけではない。著者も若い頃は感想を書いたり内省を書いたりしていたが、書くことがなくなったり読み返すのが嫌になって結局役に立たないと悟って止めている。等身大の自分との自己内対話を繰り返す、そのための行動記録であり、読み返しなのだ。

著者は思想史というテーマを置いているが、私はたまたま体調が悪かったのとダイエットの必要性から健康面から記録し読み直すようにしている。テーマは身近な興味あることから始めればいいと思う。私は「パソコン日記」というソフトを購入して著者と同じくパソコンで記録している。最初は大して書くことがないだろうと大きな手帳に書いていたのだが、食事の内容を細かく書きたくなるとすぐに書ききれなくなってしまった。日記を書くことが苦痛でなくなると、あれも書いておこう、これも記録しようときっと思うはずだ。だからやはり著者の言うとおりパソコンで日記を書くことを私もすすめる。

それでは日記を書こう。

日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える (詳細)

探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)

・「子供の頃の自分にも読ませてあげたいな~
本の復権(ルネッサンス)を願い、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と銘打ち、講談社がリリースしている「ミステリーランドシリーズ」に森博嗣が登場です。

自ら探偵伯爵と名乗る男に夏に出会った僕。少し不思議な伯爵や、その秘書チャフラフスカさんと一緒に過ごすうち、友達が行方不明になってしまう。どうやら伯爵は何かを調査しているらしいのだが、やがて危険は僕の身にも... 。というストーリーで、ミステリです。

子供向けというのがあってか、僕という子供の視点から物語が語られている点がこれまでの作品と異なる点。子供だからと誤魔化すのではなく、ちゃんと子供の視点に下り、子供に理解できる言葉で大人の世界を語り、同じ「人」として対等に相手を扱う探偵伯爵と「僕」との会話には、著者のポリシも垣間見れますし、本書の魅力の一つ。

読んでいて、小中学生の頃読んだジュブナイル探偵小説を懐かしく思い出しましたが、構成的にもちょっとした仕掛けもあり、大人でも充分楽しめます(これはこのシリーズ共通だと思いますが)。「ロビィ」「ハンバーガ」等、拘り?の表記もファンはニヤリ。ルビも多めに振られていて子供でも充分読め、また、自分が子供の頃に読んだらきっと楽しめるだろうな、子供の頃の自分にも読ませてあげたいな~と思いました。

山田章博によるイラストも流麗で、挿絵は2色刷り。手にしやすいサイズで豪華でしっかりとした「ミステリーランドシリーズ」の装丁は、この値段に充分見合うでしょう。時々取り出して、再度読んでみたくなる作品だと思います。

・「児童向けミステリと思って油断した
 『探偵伯爵と僕』は講談社が「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」ミステリーランドシリーズとして配本した1冊で、まぁいわゆる小中学生向けのミステリー小説という位置づけです。ちょっとガッチリとした装丁で、文字も大きめ、振り仮名もしっかりと全てにふられている。図書館ではちゃんと児童書のところに保管されています。そんな本です。 まぁ、つまりですね。現代の作家が児童向けに真剣にミステリを書いてくれているというこのシリーズが本当にうらやましいわけですよ。読めよ、少年少女。 で、『探偵伯爵と僕』です……ようやく本題に戻りました……。 いやー、良いですよコレ。 導入部からいかにも児童向けのミステリ本らしいテイストが満載で、実に懐かしく読んでしまいます。ホントに小学生の時に図書室の窓際の本棚に座っているような感じ、図書館で借りた本の湿った匂いまでちょっと嬉しかったり。 正直なところ最後の最後までやっぱり児童向けとしか評価してなかったんですね。面白いけど、ちょっと今のウチには物足りないなぁという感じやったんですが……油断してました……ラストの手紙で評価がドン! とあがりました。☆3から悩んで結局☆5にしました(4.3ぐらいかもしれんけどね)。 実はトリックというかネタとしては、ミステリの定番のネタなんですが、「児童向け」と最後まで信じていただけに、油断としか言いようがないですね。「かつて子どもだった」ウチが、昔からのミステリ好きの方にホンマにお薦めします。

・「相変わらずの余韻
少年少女向けの文体が、作者の世界観とパーフェクトには合致していないように見えてじれったか