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▼最近買ったCD(〜2007.4):セレクト商品

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 (詳細)
庄司紗矢香(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), メンデルスゾーン(作曲), チョン(ミュンフン)(指揮), フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「すばらしきヴァイオリンの響き」「バイオリンの音色」「庄司紗矢香が生かされていない録音」「スルメのような、聴けば聴くほど惚れていく演奏かな」「演奏は素晴らしいが、録音は最悪。」


プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番 (詳細)
庄司紗矢香(アーティスト), ショスタコーヴィチ(作曲), プロコフィエフ(作曲), ツィガーノフ(その他), ゴラン(イタマール)(演奏)

「★5つでは足りない」「ファンタスティック」「プロコフィエフに近づけました」「非の打ちどころがない素晴らしい演奏です!!」「紗矢香最高!」


ベートーヴェン:交響曲第6番ベートーヴェン:交響曲第6番 (詳細)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ムラビンスキー(エフゲニ)(指揮)

「ベートーヴェンの交響曲第6番、第7番の最良のCD」「確かに数ある名演の一角を成す。」「最低のディジタル録音」


Schoenberg: Verklärte Nacht; Pelleas und MelisandeSchoenberg: Verklärte Nacht; Pelleas und Melisande (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Arnold Schoenberg(作曲), Daniel Barenboim(指揮), John Barbirolli(指揮), Simon Rattle(指揮), Birmingham Contemporary Music Group(オーケストラ), City of Birmingham Symphony Orchestra(オーケストラ), English Chamber Orchestra(オーケストラ), New Philharmonia Orchestra(オーケストラ)


平成風俗(初回限定盤)平成風俗(初回限定盤) (詳細)
椎名林檎×斎藤ネコ(アーティスト), カリソメオーケストラ(演奏), ナダタルオーケストラ(演奏), マタタビオーケストラ(演奏), コノヨノオーケストラ(演奏), コマエノオーケストラ(演奏), ノラネコオーケストラ(演奏), アノヨノオーケストラ(演奏)

「洗練された秀作」「美しい。」「・・・こりゃ高級風俗だね」「素敵です…」「私は納得。」


ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 (詳細)
ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)(アーティスト), ドヴォルザーク(作曲), チャイコフスキー(作曲), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「圧倒的な音色と音量の快感」「未だにこの曲最高の名演」「さらば!「スラヴァ」‥。」「不滅の名盤」「永遠の古典」


ベートーヴェン:トリプル・コンチェルト & ブラームス:ダブル・コンチェルトベートーヴェン:トリプル・コンチェルト & ブラームス:ダブル・コンチェルト (詳細)
ブラームス(作曲), ベートーヴェン(作曲), セル(ジョージ)(指揮), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮), リヒテル(スヴャトスラフ)(演奏), オイストラフ(ダヴィッド)(演奏), ロストロポーヴィッチ(ムスティスラフ)(演奏), クリーヴランド管弦楽団(演奏), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「旧ソ連の演奏家が組んだ一期一会のモニュメンタル」「買いの一枚。」「唖然とする名演」


ベートーヴェン:チェロソナタ第3番&第4番&第5番ベートーヴェン:チェロソナタ第3番&第4番&第5番 (詳細)
ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), リヒテル(スビャトスラフ)(演奏)

「厳しく男らしい演奏。」「全盛期の2人ががっぷりよつに組んだ演奏が聴けます」「二人の巨人的演奏家が組んだ記念碑的演奏」


ブラームス:チェロソナタ集ブラームス:チェロソナタ集 (詳細)
ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)(アーティスト), ブラームス(作曲), ゼルキン(ルドルフ)(演奏)

「朝の運動」


ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 (詳細)
ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)(アーティスト), ショスタコーヴィチ(作曲), プロコフィエフ(作曲), ワシントン・ナショナル交響楽団(演奏)

「解釈に説得力はありますが・・・」「拾いきれない響きと音色」「ロストロポーヴィッチの指揮はどれも愚鈍」


Shostakovich: Symphony No. 5 [Hybrid SACD]Shostakovich: Symphony No. 5 [Hybrid SACD] (詳細)
Dmitry Shostakovich(作曲), Mstislav Rostropovich(指揮), London Symphony Orchestra(オーケストラ)

「脳ミソしびれますよ。」「脳ミソしびれますよ。」


マーラー:交響曲第9番マーラー:交響曲第9番 (詳細)
コロンビア交響楽団(アーティスト), マーラー(作曲), ワルター(ブルーノ)(指揮)

「感動のひとこと」


マーラー:交響曲第9番マーラー:交響曲第9番 (詳細)
マゼール(ロリン)(アーティスト), マーラー(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「「死」の9番ならこれを聴け!!」「マーラーは哀しいドラマを描くもん、とどなたが決めはったんでっしゃろ?」


マーラー:交響曲第9番マーラー:交響曲第9番 (詳細)
ノイマン(ヴォーツラフ)(アーティスト), マーラー(作曲), チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「最晩年はなりふり構わず自己主張をしてマーラー像を示してくれたノイマン先生の最期のそっけないほど自然な終楽章」「美しさが光る名演」


マーラー:交響曲第9番マーラー:交響曲第9番 (詳細)
井上道義(アーティスト), マーラー(作曲), 新日本フィルハーモニー交響楽団(演奏)

「すごい演奏。」


Respighi: Fontane di Roma, Pini di Roma, etc / KarajanRespighi: Fontane di Roma, Pini di Roma, etc / Karajan (詳細)
Tomaso Albinoni(作曲), Luigi Boccherini(作曲), Ottorino Respighi(作曲), Herbert von Karajan(指揮), Berliner Philharmoniker(オーケストラ), Wolfgang Meyer(Organ)

「すごいね」「やっと手に入れました!」


ワーグナー:6大オペラ全曲ワーグナー:6大オペラ全曲 (詳細)
コロ(ルネ)(アーティスト), ウィーン楽友協会合唱団(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱団(アーティスト), ウィーン少年合唱団(アーティスト), シカゴ交響合唱団(アーティスト), ニルソン(ビルギット)(アーティスト), モル(クルト)(アーティスト), マーティン(ジャニス)(アーティスト), ノーマン(ジェシー)(アーティスト), レズニック(レジーナ)(アーティスト), ベイリー(ノーマン)(アーティスト)

「ものすごく重たくて長い。」


Puccini: TurandotPuccini: Turandot (詳細)
Giacomo Puccini(作曲), Herbert von Karajan(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Barbara Hendricks(Vocals), Francisco Araiza(Vocals), Gottfried Hornik(Vocals), Heinz Zednik(Vocals), Katia Ricciarelli(Vocals), Piero de Palma(Vocals), Plácido Domingo(Vocals), Ruggero Raimondi(Vocals), Siegmund Nimsgern(Vocals)

「幻想美溢れるトゥーランドット」


ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番 (詳細)
マズア(クルト)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), フランス国立管弦楽団(演奏)

「バソン・フランセ最高!」


ベートーヴェン:交響曲第6番&第8番ベートーヴェン:交響曲第6番&第8番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)


ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」 (詳細)
シュミット=イッセルシュテット(ハンス)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「王道はスタンダード・スタイルから」「イッセルシュテット」


ベートーヴェン:交響曲全集ベートーヴェン:交響曲全集 (詳細)
ザールブリュッケン放送交響楽団 スクロヴァチェフスキ(スタニスラフ)(アーティスト), ダッシュ(アネッテ)(アーティスト), シンドラム(ダニエラ)(アーティスト), エルスナー(クリスティアン)(アーティスト), ツェッペンフェルト(ゲオルク)(アーティスト), バイエルン放送合唱団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), スクロヴァチェフスキ(スタニスラフ)(指揮), ザールブリュッケン放送交響楽団(演奏)

「最高のプレゼント」


ベートーヴェン:交響曲全集II~第4番・第5番「運命」・第6番「田園」ベートーヴェン:交響曲全集II~第4番・第5番「運命」・第6番「田園」 (詳細)
ヴァント(ギュンター)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), 北ドイツ放送交響楽団(演奏)

「第5が苦手な方のために」


ベートーヴェン:交響曲第6番 / シューベルト:交響曲第5番ベートーヴェン:交響曲第6番 / シューベルト:交響曲第5番 (詳細)
ベーム(カール)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「最強の組み合わせ」「交響曲第6番 田園」「素晴らしい,本当に素晴らしい」「ベームさんの人柄がにじみ出た名演」「田園といえばこの一枚」


ベートーヴェン:交響曲第6番/スメタナ:交響詩「我が祖国」から「モルダウ」ベートーヴェン:交響曲第6番/スメタナ:交響詩「我が祖国」から「モルダウ」 (詳細)
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), スメタナ(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「異色の”田園”」


▼クチコミ情報

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲

・「すばらしきヴァイオリンの響き
脱いだ帽子をふたたびかぶることができません。庄司さんの作品の読みの深さ・確かさ、そして彼女の努力・熱意、そして庄司さんの音が渾然一体となって聴者を包み込みます。チャイコフスキーもメンデルスゾーンも称える作品になっています。天晴れです!

・「バイオリンの音色
他のレビューにもありましたが、確かに音は良くない。とくにオーケストラの音が薄っぺらくて、これがチョンさんの指揮かと疑うほどです。しかしバイオリンの音色は素晴らしいと思います。技巧に走らず、スピード感があるわけでもありませんが、高音の伸びは最高だと思います。これはしっかりマイクに収まっています。メンデルスゾーンもチャイコフスキーも、どちらも名演だと思います。

・「庄司紗矢香が生かされていない録音
ヴァイオリンを前面に押し出した録音と、ホール全体の響きを重要視した録音があるが、この録音は後者で最近の録音には珍しくヴァイオリンとオケが一体化してしまっているコンサートホールの2階席で聴くような録音しかしこれだけでは庄司紗矢香の演奏を否定するものにはならず、一音一音を全身全霊で紡いでいるのはうかがい知れるだろうこの録音によって彼女の誠実でエネルギッシュなヴァイオリンが色あせて感じられるが、これは演奏者もしくは録音したエンジニアの好みによるものなのか?

・「スルメのような、聴けば聴くほど惚れていく演奏かな
他のレビューアーが述べているように、録音としては誉められたものではありません。これでマイナス1☆。

ただ、演奏はこのマイナス面をカバーしてあまりあるような気がします。最初は、録音の悪さが気になっていたのですが、繰り返し聴くうちに、だんだんと、遅めのテンポ、繊細な音楽の作りがわかってきて、スルメのような、聴けば聴くほど惚れていく演奏かな、と思いました。

万人受けしないと思いますが、個人的には大好きな演奏です。リマスタと次回作を期待しています。

・「演奏は素晴らしいが、録音は最悪。
 『情熱大陸』で庄司紗矢香さんを観て興味を持ち、オフィシャルサイトで試聴しました。クラシックの初心者なので、テクニック面の詳しいことは分かりませんが、庄司紗矢香さんも伴奏も文句の付け様が無い素晴らしい演奏だと思います。しかし、録音は、素人がちょっと試聴しただけで「これは酷い」と分かってしまうほど酷過ぎます。内にくぐもって聞こえます。

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 (詳細)

プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番

・「★5つでは足りない
★10個くらいあげたい。そんな演奏である。第1番の出だしからただならぬ雰囲気が漂い、徐々にエネルギーが増加し、一気に昇華してプロコフィエフの世界が爆発する。20歳そこそこの女性ヴァイオリニストが弾いているとは到底思えないほどの音楽的密度の高さと音の多様さにただただ圧倒されるばかりである。

実はこのディスクを買うきっかけとなったのはぶらあぼというTakeFreeの音楽情報雑誌を何気なくぱらぱらとめくっていてふと評論が目にとまった時。ジャケットの写真が掲載されていたのだが、彼女の顔つきに何故か分からないがぴんときて、「これは何かやってくれそうな顔をしている」と直感的に感じたのである(ヴァイオリニストに多いつり目型の顔をしていたということもあるが…。)

果たして私の直感の予想は裏切られなかった。何を隠そうプロコフィエフのヴァイオリンソナタを聴くのはこれが初めてだったが(ぉい!)、頭の中が真っ白になり、気が狂わんばかりの興奮を覚えるような演奏など滅多にお目にかかれない。これは間違いなくあまたあるであろうこの作品の演奏においても抜きんでた演奏であると、何の疑いもなく確信できた。実際後日クレーメルとアルゲリッチによる同作品のディスクを購入したのだが、庄司紗矢香の時のような興奮は全く感じられなかった(2人のファンの方申し訳ありません。飽くまでこの作品に関してということです)。

それから伴奏のイタマール・ゴランの名演も忘れてはならない。彼のピアノによって庄司紗矢香のヴァイオリンがより奔放に歌うことができているのである。この二人の音楽性が見事に融和して結実した音楽なのである。

一般的には第2番の方が有名なようだが、是非このディスクで第1番を聴いていただきたい。あなたの一生でかけがえのない音楽的経験になることはお約束する。

・「ファンタスティック
実を言うとプロコフィエフのバイオリンソナタは今まで聴いたことがありませんでした。正直言ってショスタコビッチを聴きたくて買ったのです。勿論、ショスタコも鳥肌ものの素晴らしさだったのですが、ついでに聴いていたはずのプロコフィエフに最近はどんどんはまってしまっています。こんないい曲をどうして今まで聴き逃していたんだろうと反省するほどです。それにしても、紗矢香さんの音の素晴らしさには本当に驚かされます。五嶋みどりさんの透徹した澄み切った音とは全く対照的な驚くほどの多彩な音たちに感動するばかりです。これほど多彩な表現が緊密なバランスを保って寸分の狂いもなく表現されるためには、膨大な精神力と緻密な計算が必要なはずです。それをこの若さでやってのけるというのは驚異としか言いようがないでしょう。聴けば聴くほどその抵抗しがたい魅力にはまらざるをえません。とにかく買うべし。そして最低5回は聴くべし。絶対に後悔はさせません。

・「プロコフィエフに近づけました
今まで難しくてよくわからず、親しめなかったプロコフィエフですが、庄司さんのライブ演奏に衝撃的に感動してから自分なりに楽しめるようになりました。目から鱗でした。TV番組や雑誌のインタビューやコンサートパンフレットに寄せるコメントを拝見すると、庄司さんが曲の解釈を自身なりに深くなさっており、それを支えるテクニックだけではない知識量や勉強量や努力があることがわかります。その蓄積から生まれる感動の演奏で、プロコフィエフさえ私のような素人にも魅力を教えてくださるのだなあと感謝です。CDを楽しんでいる方、一度ライブ演奏を聴かれること、おすすめします!人気でチケット入手は難しいですが、それもできるだけ生の音に近い前のほうの席で。

・「非の打ちどころがない素晴らしい演奏です!!
これまでに様々なアーティストの演奏を聴きましたがここまで緊張感の漂うプロコフィエフらしい演奏はありませんでした。とても20歳のヴァイオリニストが演奏しているとは思えないほど素晴らしいと思います。

・「紗矢香最高!
紗矢香さんの演奏は、ずっと聴いていますが、ここに来て、更に円熟味を増したように感じます。滑らかな演奏、とても素晴らしかったです。

プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第6番

・「ベートーヴェンの交響曲第6番、第7番の最良のCD
クラシック・ファンである私は、十代のなかばから、もうすぐ50歳に成る今日まで、ベートーヴェンの交響曲第6番、第7番を、生演奏と録音(LP、CD、テレビ、ラジオ)で、数え切れない程、聴いて来た。その数え切れない程聴いた中で、この2曲の最も良い演奏は、どれであったかと問はれれば、私は、迷ふ事無く、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルのこの録音と答える。本当である。ワルターの「田園」も、フルトヴェングラーの第7も、ムラヴィンスキーのこの2曲の演奏には、全く及ばない。較べ物に成らないのである。試しに聴いて頂きたい。私は、第6番(「田園」)の方は、1979年、ムラヴィンスキーが最後に来日した際、東京と横浜で、彼の生演奏に接して居る。その演奏は、私の忘れる事の出来無い思ひ出と成って居るが、この第7番も、本当に素晴らしい。(特に、第1楽章のゆっくりとしたテンポは、何と素晴らしい物だろうか。)この2曲に関する限り、私は、ムラヴィンスキー以外の指揮者の演奏からは、常に失望以外の何も感じないのである。--ムラヴィンスキーの音楽の特質は、そこに秘められた彼の孤独である。孤独こそは、モーツァルトにおいても、ブルックナーにおいても、そして、チャイコフスキーにおいても、ムラヴィンスキーの音楽を彼の音楽にたらしめて来た彼の芸術の秘密である。そして、それは、彼のこの「田園」と第7においても、同様に、決定的な特質と成って居る。--このCDを聴けば、それが感得される筈である。

・「確かに数ある名演の一角を成す。
どうも頭の中にレッテルが‥‥。昔は電力事情の悪さからロシア物の名盤は無い、と一部の評論家から叩き込まれて偏見があったがとんでもない話だ。この田園は素晴らしい。1982年、初期のデジタル録音であるがデジタル臭は無い。充分な奥行き感と明瞭な音質が心地よい。ムラビンのベトは3番、4番がイチオシ!と言われてきたが何のその。多分シンフォニーはチャイコとショスタコとべトはムラビンの得意中の得意、3本の指に入るものだったんでは。ところで田園は数多くの名演がある。ワルター、ショルティ、クリュイタンス、クライバー(エーリッヒ)、などなど。好みの問題でどれが1位かは決めかねるところ。べトが起死回生を成し遂げたハイリゲンシュタットの自然の美しさと安らぎの心情を演奏の中に感じ取れたら、それが名演ではないでしょうか。その1枚として組するものと思います。さて、第7の方はモノラル録音で其れなりの音。「舞踏の権化」としては割りと悠然とした演奏だが確固とした造形力に支えられている。

・「最低のディジタル録音
マイクロフォンがクラリネットのすぐそばにおかれているのか、クラリネット協奏曲状態であり、まともなバランスで録音されていない。

もっと良い録音、演奏は山ほどある。

購入に値しないと思う。

ベートーヴェン:交響曲第6番 (詳細)

平成風俗(初回限定盤)

・「洗練された秀作
待ってましたの椎名林檎ソロ名義。賛否両論ある様ですが、このアルバムに昔の椎名林檎を求めるのは如何なもんかと思います。昔の曲をこれだけ聴き応えあるアレンジに仕上げたのは素晴らしい。一曲目ギャンブルから鳥肌がたちました。

私は個人的に、彼女の創る和製ジャズな雰囲気が好きです。美しい。音楽が商売に成り下がってしまったこの時代、彼女の音楽はやはり凛とした力強さを感じますね。

・「美しい。
このアルバムは映画のためのアルバムです。アルバム世界に沿う楽曲をと考えた時に、収録の過去楽曲が浮かんだというのは非常に納得のいく話。一足先に映画を観ましたが、ぴったりしっくりとくるのですもの。

だから過去の楽曲の使い回しという表現は適切ではないように思います。映画に合うように、更に楽曲を育てているのです(賣笑に似たものがありますが、あの雰囲気が必要だったことも理解ができます)。

とても壮大で、贅沢な音。林檎の声の力を存分に感じられます。「過去のCDレンタルすれば事足りるじゃん」なんて思ってたら後悔します。一回聴いてみるべき。

・「・・・こりゃ高級風俗だね
確かに、既存の曲が大半を占めています。昔の林檎が復活した訳でもありません。しかし、映画「さくらん」の話が無かったら、きっとソロ名義をしなかったし、映画前提な部分も多少なりともあるのでそこは妥協すべきだと思います。そして、本作の個人的な感想。かなり良かったです!元々、KSKからファンになった僕としては、前編オーケストラアレンジな本作はまさにツボでした。特にギャンブルは衝撃的!シングルカットしてもええんでない?レベルです。アレンジが売笑エクスタシーのまんまのような曲もあったのですこし残念でしたが、どの曲も美しいものばかりです。本作は林檎をこれから識る人にも良いと思います。タイトルセンスも毎度の事ながら粋です。「この世の限り」も、このアルバムの中にあるからこそ輝ける曲だと思います。やっぱり、林檎嬢はアルバムアーティストであり、才能はずば抜けている事を再確認させられました。買う価値はかなりありますよ!!

・「素敵です…
TVで歌っていらっしゃるのを見て感動しまして、聴いてみました。素晴らしく美しかったです。ただ歌詞はほとんど日本語で良かったかと思います。やっぱり林檎さんですし…

・「私は納得。
基本的に今回のアルバムは東京事変や従来の椎名林檎の作品と一線を画すと思います。斎藤ネコの影響が多分にあり、全体的にシックで感じです。でも、相変わらず本を読んでいるような椎名林檎の作詞は見事で、私の中では1,2位を争う作品です。ファッション的な、きれいな曲調が流行っている現代にあって、私には“大”納得の作品でした。

平成風俗(初回限定盤) (詳細)

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

・「圧倒的な音色と音量の快感
オーケストラに一歩も引けを取らないロストロポーヴィッチの太くまろやかで、しかも強いチェロの圧倒的な音色と音量は快感でさえあり、カラヤンの指揮は曲のツボを心得た巧みさとチェロと対決するかのような激しさを見せている。いわば両巨匠は火花の散るような熱い協演を展開しているのだが、そのことが逆に芝居がかっている、という辛口の批評をこうむる一因にもなっている。しかし、演奏の語り口のうまさという意味ではこれを凌ぐものはざらにない。ベルリンフィルはここでもすばらしい技巧を披露している。この演奏は巨匠たちの時代を物語るひとつのモニュメントでもある。

・「未だにこの曲最高の名演
 ロストロポーヴィッチはこの曲を何回録音しているのだろうか。私が知っているだけでジュリー二、小澤征爾のものがあるが、カラヤンと録音したこのCDが今でも最高の名演であると思う。

 役者が揃っている。堂々として、聞かせどころを心得ていて、安心して聴いていられる。スラブ音楽のお国なまりなどは期待する方が間違っているというものだが、メランコリックなメロディの憂愁とした情感はたっぷり聴かせてくれるし、この曲が第1級の名曲であることを証明してくれる名演である。

 音質も最新の物と比較すれば奥行きに乏しいかもしれないが、聴き始めてしまえばまったく気にならない。むしろ後年小澤とエラートに入れたものより良いくらいだ。 この曲が好きな人はもちろん、「え、チェロの協!奏曲なんてあるの」なんて言ってまだ聴いたことのない人にも絶対のお薦め盤である。

・「さらば!「スラヴァ」‥。
大好きな音楽家がまた去ってしまいました‥。2007年4月27日、20世紀を代表する偉大なチェリストであるロストロポーヴィチが亡くなりました。享年80歳。‥音楽家としては勿論ですが、私は彼の人柄が大好きでした! ソルジェニーツインを匿ったとして祖国を追われてしまい、彼としては辛い日々を過ごした事もあったでしょうが、そんなことは感じさせない温かくて優しい彼の奏でるチェロは、私にとってかけがえのない日々の慰めでした‥。訃報を知る少し前に彼の指揮する「チャイコフスキーの悲愴交響曲」を聴いていたばかりで、まさか突然に彼が亡くなってしまうなんて…。彼の指揮するチャイコフスキーは私のお気に入りだが、やはりチェリストとしての彼は「カザルス、フルニエ、シュタルケル、そしてフォイアマン」と共に忘れられない素晴らしい存在だと思います。‥この巨匠カラヤンと競演した「ドボ・コン」はヴィルティオーソ・チェリストとしての彼が聴ける貴重な録音でしょう‥! 今までどれだけ彼の演奏に慰められ、助けられたことでしょう‥。ご冥福をお祈りいたします‥。(合掌)

・「不滅の名盤
豪快で迫力満点の名演である。これを越える演奏が将来現れることはまずないだろう。文句なしにお薦めの一枚である。

・「永遠の古典
チェロという楽器の持つ凛々しさを味わうなら、これに優る曲はありません。そんな珠玉の名曲に巨匠同士が真っ向からぶつかりあっているこのCD。メロディーは覚えやすいし、見せ場には事欠かないこの作品は“永遠の古典”と言ってもいいでしょう。シェークスピアの作品を題材とした現代最高の脚本家と役者による一大スペクタクルの記録、そういってもいいかもしれません。

ドヴォルザークを世に紹介したブラームスをしてこんな作品をチェロで作れるのなら、私も作れば良かったと言ったとかか言わないとか。アメリカに渡った後の作品ですので、現代の日本人には他のクラシックよりも馴染みやすいかもしれません。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 (詳細)

ベートーヴェン:トリプル・コンチェルト & ブラームス:ダブル・コンチェルト

・「旧ソ連の演奏家が組んだ一期一会のモニュメンタル
 リヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチはそれぞれ旧ソ連出身で20世紀最高の演奏家と謳われた人々である。その彼らが組んで録音した一期一会の演奏がここに収められたベートーヴェンの三重協奏曲とブラームスの二重協奏曲である。 ベートーヴェンの三重協奏曲は「英雄交響曲」や「熱情ソナタ」と同時期に作曲された近代的協奏曲の可能性を広げようとした野心的な作品であるが、他の傑作に比べると聴き劣りがするのは否めない。第一楽章の楽想も平板で単純であるし、三つの楽器の用い方も十分にそれぞれの魅力が発揮されていない霊感に乏しいものである。第二楽章の叙情的美しさや第三楽章の華やかで火花散る協奏的応対など素晴らしい部分も見られるが、全体としては傑作とは言い難い。そのため、今日では名演奏家の協奏の醍醐味を鑑賞する時ぐらいしか演奏されない。また、つまらない演奏になってしまう事も少なくはない。その点、このディスクの演奏は心配ない。いや、むしろ三人の演奏家の偉大さとこの曲の魅力を最大限引き出した演奏と言えるだろう。ピアノパートはアマチュアピアニスト、ルドルフ大公のために書かれたと言われ、終始他の楽器に比べ地味な存在だが、リヒテルはそれを確実に、かつ繊細に受け持っている。オイストラフ、ロストロポーヴィチも力強く、風格に溢れた素晴らしい演奏をしている。そして、バックのカラヤン、ベルリンフィルも作品を歪曲せず、三人の演奏家に私淑するように謙虚に誠実に努めている事も伺えよう。カラヤンは大変この録音時に気を使ったそうだが、それが良い意味でプラスに働いたのかもしれない。 他方、ブラームスの二重協奏曲は大変な傑作である。クララ・シューマンの手紙にちなんで別名「和解の協奏曲」と呼ばれ、当時不和な仲にあったヨアヒムとブラームスの仲違いが解消された作品である。元々、交響曲第5番になるはずだった曲であるためか、堅固なゴチック的構成、渋みを備えた淡い色彩、古風な響きといったいかにもブラームスらしい質実剛健で威厳に満ちた内容である。このような内容のため、当時は後世には残らないだろうと評価する声が多かったが、その推測に反し、比類のない傑作としてこのように残されたのはこの曲の素晴らしさを証明するのに余りある事である。この曲をオイストラフとロストロポーヴィチは力強く、大変ロマンティックに魅力を余すところなく伝えている。第一楽章、第三楽章のスケールの大きさ、深々とした響き、圧倒的な表現力は言うまでもなく素晴らしいが、第二楽章の優しさと包容力に溢れた対話もまるでブラームスとヨアヒムが文字通り親密に「対話」しているかのようである。とりわけ、中間部のチェロとヴァイオリンがアルペジオで応答する部分で顕著に感じる。ブラームスの芸術はこのように親密に語りかけるような素朴な美しさが底に流れていると私は思うが、それが日本人の気質に合うのではないかと思う。 この録音は演奏家の一期一会のモニュメンタルであると同時に、それぞれの楽器の魅力に触れるのにこれ以上ない録音でないかと思う。今年、ロストロポーヴィチも亡くなり、前世紀の旧ソ連の偉大な演奏家はすべてこの世から去ってしまった。彼らを追悼すると共に、今は無き偉大な芸術としての音楽を偲ぶ意味でぜひじっくり耳を傾けて頂きたい。

・「買いの一枚。
絶対音楽に関しては素人のブラームス好きの私が言うのも何だが、このCDからは、ベートーベンからブラームスに受け継がれたドイツの冷ややかな気候から生まれた喚起と退廃的ですらある暗い情熱を聞き取ることができて興味深い。演奏はスリリングで、鳥肌が立つこともしばしば。買いの一枚だ。

・「唖然とする名演
この2曲にはそれぞれたくさんの演奏があるが,このCDの演奏はどちらも最高の名演の一つ。特にベートーヴェンのトリプルコンチェルトはこれ以上の演奏は考えられない程,心に深くしみいる名演奏だと思う。

ベートーヴェン:トリプル・コンチェルト & ブラームス:ダブル・コンチェルト (詳細)

ベートーヴェン:チェロソナタ第3番&第4番&第5番

・「厳しく男らしい演奏。
この2人によるベートーヴェンのチェロソナタはどの曲も「太く、硬い音」に支配された、極めて硬派なものです。美しく歌うというより、ゴツゴツしています。しかし、2人の脂の乗り切った時期の演奏ですので、技術的には鉄壁であり、なんの不安もありません。ベートーヴェンから「男」を感じてみたい方にお勧めの演奏です。

・「全盛期の2人ががっぷりよつに組んだ演奏が聴けます
ベートーヴェンによるチェロソナタの人気曲である第3番を含むアルバムです。名曲であるだけに、やはり、名演奏家で聞きたくなります。であれば、全盛期のロストロボーヴィチとリヒテルのコンビはいかがでしょうか。このアルバムの素晴らしさは、チェロソナタだけに、ロストロボーヴィチの演奏が全面に立っているとはいえ、リヒテルも、それをがっちりと受け止め、しっかり、自分の音を主張しているということでしょうか。ベートーヴェンが、第4番について「ピアノとチェロのための自由なソナタ」と題したとおりの競演になっています。その中でも、聞き物は、全盛期の2人のダイナミックな演奏が激突する、豪気な第3番でしょうか。何れにせよ、ベートーヴェンのチェロソナタファンであれば、お勧めのアルバムです。

・「二人の巨人的演奏家が組んだ記念碑的演奏
 リヒテル、ロストロポーヴィチはそれぞれピアノ、チェロで不世出の巨人的演奏家であるが、二人が組んだ演奏は少ない。代表的な録音としてはこのベートーヴェンチェロソナタ全集と同じくベートーヴェンの三重協奏曲ぐらいであろう。ただ、これら残された録音は比肩するものが未だに現れない金字塔的演奏である。このベートーヴェンチェロソナタのそのスケールが限りなく大きく、雄渾で力強い、求心力のある演奏にはただただ圧倒されるのみである。 第3番でのまさに壮年期の二人が火花を散らすような緊張感と情熱が満ち溢れた演奏は曲想に合ってか比類なきものである。一方、ベートーヴェンの晩年に差し掛かる過渡期に作曲された第4番と第5番はベートーヴェンを全面的に手助けし、人間的にも彼の支えとなったエルディーテ伯爵夫人に捧げられた曲であるが、全体に晩年を予見する悲哀に満ちた色彩と深い響きに支配された大変な傑作である。幻想的で自由な形式の第4番での演奏はリヒテル、ロストロポーヴィチがそれぞれ得意とする曲想もあってか、大変ロマンティックで素晴らしい。また、第5番の壮大な第一楽章での堂々とした風格、宗教的な第二楽章での表現、フーガから成る第三楽章での厳しい演奏。まさに最後のチェロ協奏曲に相応しい巨人的演奏である。 今年はリヒテル没後十年、ロストロポーヴィチが他界した年である。この二人の巨人的演奏家を偲ぶ意味でも彼らが残した記念碑的演奏に耳を傾けていただきたい。

ベートーヴェン:チェロソナタ第3番&第4番&第5番 (詳細)

ブラームス:チェロソナタ集

・「朝の運動
元気なおっさんたちが微笑んでいるジャケットに惹かれ買ってしまったがやはり楽しそうに弾いているのがなによりで聴きやすいです音の世界にに没頭するというよりはおっさんたちのいい音を聞いているという感があります。

ブラームス:チェロソナタ集 (詳細)

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

・「解釈に説得力はありますが・・・
この指揮者とオケの生演奏を東京文化会館の大ホールで聴きました。とても、大きな編成で、東京文化会館のステージにギュウギュウに奏者が詰まっているというほど、演奏者がたくさんステージ上に並びました。演奏は、このCDとほとんど変わりませんでした。ロストロポーヴィチのショスタコ5番の解釈は説得力があります。曲の悲劇生を丹念に紡ぎだしているという感じで、楽曲(解釈)だけを評価すれば5つ星です。でも、オケが良くない。このオケは、「ナショナル」という冠をつけているが、国立の楽団ではない。ただ、アメリカ合衆国大統領の就任式で国歌等を演奏するのは、慣例としてこの楽団の仕事になっているらしい。その割に、楽団の音色、響きは発展途上のオケのままという感じ。音色というか響きに滑らかさがなく、ざらざらしていて埃っぽい、当然透明感がなく、第3楽章などは聴くに堪えない音を出している。何とか、第4楽章の演奏で、その不満を多少解消してはくれるが、それはオケの演奏技能によるものではなく、ロストロポーヴィチの解釈によるものだ。ロストロポーヴィチのショスタコーヴィチに対する共感は並々ならぬものがある。第4楽章が、決して浮き足だった楽観的な雰囲気にならないのは彼の指導力、指揮者としての統率力によるものだろう。だが、できれば、彼の指揮で別のもっと優れた楽団による演奏を聴いてみたいものである。1994年にワーナーに再録音した新盤についてのレヴューも、ご参考にして下さい。

・「拾いきれない響きと音色
ロストロポーヴィチが指揮をすると、そのオケの音色が変わります。学生オケですら彼が指揮をするだけで濃密で多彩な表現をもった集団に変貌します。しかしその素晴らしさは生演奏で聴かないとわかりません。録音ではホールの響きや音色の変化を拾いきれないのです。このCDも、拾いきれていません。ですので、ロストロポーヴィチ指揮による生演奏の凄みを知らない人にとっては、鈍重な弦楽器の厚ぼったい響きに歯切れの悪さを覚えるだけになってしまうのも無理はありません。ショスタコの5番はLSOライブの録音で辛うじて生演奏のイメージをつかめると思います(基本的な解釈はこのCDの演奏と変わりません)。

・「ロストロポーヴィッチの指揮はどれも愚鈍
確か、ロストロポーヴィッチの指揮デビューは、パリ管弦楽団を指揮してのR.コルサコフ「シェエラザード」だった気がする。それはまだ面白い出来だったのだが、その後の指揮は愚鈍としか言いようが無い。スケールの大きい表現という方もいるかもしないが、ゾウガメのような演奏しかない。プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」を聴いても分かるが、歌うというよりただのろいだけなのである。もちろん、チェリストとしての彼は世界一であることを踏まえての発言であるが、この人に指揮者は向かない。

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 (詳細)

Shostakovich: Symphony No. 5 [Hybrid SACD]

・「脳ミソしびれますよ。
この盤は、とあるCDショップで試聴して、気が付いたら購入していた…といったヤツです。試聴(運良く全部聴けたんですよ!)の段階で、思わず『すげ-』と溜め息交じりの感嘆符が口から出て行きましたからねぇ…今までこんなアプローチ、解釈での演奏は初めてで、こういうことは、今となってはロストロポーヴィチ以外にできないのではないでしょうか?彼は、ショスタコーヴィチとも親交があったようで、ロシア革命以後の暗黒の時代を体験した者にしか表現し得ない要素を感じますし、我々素人にも容易に感じとることのできる表現を『これでもか』とばかりに搾り出し尽くしているなぁ、と感じました。好みは分かれるでしょうが、そういう嗜好の問題を超えて、『これがショスタコーヴィチの音楽だ!』と云わんばかりの演奏で、『洗練』とか『上品』といった単語とは無縁の、ある意味問題作とも云えそうな1枚です。演奏もその解釈に追従した天晴れな内容で、ロンドン響のメンバーのレベルの高さを改めて感じますし、はっきり云ってメンバー全員『キレキレ』です。録音もクリアーで立体感抜群!まるでライブ盤の如きの臨場感です。数ある『ショスタコの5番』の名演奏の中でも、この盤は間違いなく上位にランクインすると思いますよ。私的にもこの盤と出逢えたことで、この曲に対する概念とランクが完全に入れ替わりましたから…この価格でこの内容は安すぎるかも。本来『革命』とは無縁の曲ですが、聴き手のどこかしらの部分にきっと『革命』を起こしてくれるでしょうね。

・「脳ミソしびれますよ。
この盤は、とあるCDショップで試聴して、気が付いたら購入していた…といったヤツです。試聴(運良く全部聴けたんですよ!)の段階で、思わず『すげ-』と溜め息交じりの感嘆符が口から出て行きましたからねぇ…今までこんなアプローチ、解釈での演奏は初めてで、こういうことはロストロポーヴィチ以外にできないのではないでしょうか?彼は、ショスタコーヴィチとも親交があったようで、ロシア革命以後の暗黒の時代を体験した者にしか表現し得ない要素を感じますし、我々素人にも容易に感じとることのできる表現を『これでもか』とばかりに搾り出し尽くしているなぁ、と感じました。好みは分かれるでしょうが、そういう嗜好の問題を超えて、『これがショスタコーヴィチの音楽だ!』と云わんばかりの演奏で、『洗練』とか『上品』といった単語とは無縁の、ある意味問題作とも云えそうな1枚です。演奏もその解釈に追従した天晴れな内容で、ロンドン響のメンバーのレベルの高さを改めて感じますし、はっきり云ってメンバー全員『キレキレ』です。録音もクリアーで立体感抜群!さすがライヴレコーディングですね。これは、演奏も録音も、あのバーンスタインの盤を超えるかも…数ある『ショスタコの5番』の名演奏の中でも、この盤は間違いなく上位にランクインすると思いますよ。私的にもこの盤と出逢えたことで、この曲に対する概念とランクが完全に入れ替わりましたから…この価格でこの内容は安すぎるかも。本来『革命』とは無縁の曲ですが、聴き手のどこかしらの部分にきっと『革命』を起こしてくれるでしょうね。

Shostakovich: Symphony No. 5 [Hybrid SACD] (詳細)

マーラー:交響曲第9番

・「感動のひとこと
マーラーの9番は、ずっと避けてとっていました。個人的に最終楽章は、ばばばぁあんと盛大に終わりたい。なので9番は、静かに染みいるような終わり方で若かりし頃の私は、受けつがたいものがあったのですが50歳にもなりますと人生を色々経験し、先の見える部分が見えてきます。不思議と体が9番を聞くことに要求され聞いてみました。リマスターなので音も良く実に なんとも心に染みる演奏。ただただ心がうたれ感動。なにも言えません。

生きることに少し疲れている貴方、是非聞いてみて下さい。希望がもてますよ。

マーラー:交響曲第9番 (詳細)

マーラー:交響曲第9番

・「「死」の9番ならこれを聴け!!
何だ!!この第4楽章は・・・。美しい。震えが来る程美しい。感動を通り過ぎてア然とする。何十、何百という天使が舞い降りてくる。そういえば、第三楽章の終わりの突然のテンポアップはまるでのたうち回る肉体のようだった。

・「マーラーは哀しいドラマを描くもん、とどなたが決めはったんでっしゃろ?
ひとことでいうと、感傷を排した明朗でダイナミックな演奏。音場の立体感や音色のクリアさは1980年代の録音であることを考えると、かなり優秀な部類と思えます。

マーラーは悲劇的で、激しい感情の明滅を軸として演奏されることが多いように思えますけども、マーラーブームが始まる前頃のこの録音、暗さがない。純粋に器楽を楽しんで指揮、演奏している音色は特にウィーンフィルの弦セクションが限りなく美しく、テンポのよさと相俟って、クラシックのよさを堪能させてくれる。やや重低音の録音が弱く、ヴァイオリン中心の録音か。

一楽章の、マーラーの心臓病の不整脈を示すといわれるハープのソロの箇所も晴朗で、どんどんフレーズが進んでいくのには、普段わてが愛聴するジュリーニ盤(シカゴ)では止まってしまうかのようにビッグバンを迎える箇所との余りの違いにちょっと苦笑してしまうほどですけども、とにかく、各パートのソロが頻出するマーラーではこの九番に限らず、ウィーンフィルの名人芸がたまらない演奏です。終楽章も、死への誘いや白い天使、というドラマ性とは無縁で、純粋器楽の表現力を堪能すべき演奏。今となっては、マゼールによるアンチテーゼのようなマーラー全集はどれも面白いが、特に5番が白眉と思います

マーラー:交響曲第9番 (詳細)

マーラー:交響曲第9番

・「最晩年はなりふり構わず自己主張をしてマーラー像を示してくれたノイマン先生の最期のそっけないほど自然な終楽章
ノイマン先生最晩年の録音で、圧倒的な立体感あるホール反響も生々しい好録音となったですがな。このアダージョの3日後やったかな、ウィーンでノイマン先生が亡くなった、という感慨を抜きにして本盤を聴くのは難しい。ノイマン先生の最晩年のマーラーサイクル(7, 8番は未完)を全て聴かしていただいて、ようやくこの演奏の意味するところが凡人のわてにも分かってきた。

白眉は1楽章。つややかな弦ときらびやかな金管は、最晩年の2, 5, 6番と同様に、ノイマン先生らしからぬ強い自己主張を表現しておる。録音のよさもあいまって、ソロ楽器の位置までつぶさに分かるし、クライマックスの迫力が凄い。2楽章は意外とややテンポは速く、6番の2楽章の解釈を想起。3楽章はフツー(ジュリーニでも、レニーでも、バルビローリでもこの楽章の方向性だけはさほど変わらん)。

そして終楽章。物足りない、あるいは死を目前としたノイマン先生が体力的な理由で、適当に切り上げたのかも、と思うとりました。ここには、ジュリーニ先生のシカゴでの慟哭やアバドのベルリンでの激しい感情のさざなみはないですわな。ほいで、わては考えた。魂が滅びゆく、はかない生の体現する美は本当に雄弁なのかどうかを。 ノイマン先生の解釈は、(結果的に)あと数日となった自らの有限の生をも達観したような、最期になっていわゆるノイマンらしい、自己主張を抑えた音楽の自然な流れを重視した解釈。でもほれが、最晩年のノイマン先生の1, 3番でのボヘミアの自然の心から楽しむような純朴さに通じているような気がしてきて、凡人のわても今日はこの終楽章に強く感情移入いたしました。ジャケットの老いたノイマン氏の数点の写真が実に含蓄があって好きです。宝物になりそうな名盤

・「美しさが光る名演
ノイマンの死去直前に録音された、最後の録音。録音セッションでは逸話が残された。本人の希望によって予定になかった9番の録音が急遽なされたこと、そしてそれまでのノイマンの録音姿勢とは異なる特別な熱心さが団員を驚かせたとある。そして、その直後、誰も予想もせずに息を引き取ったのである。9番の録音を希望したことと直後に息を引き取ったこととの因果関係など想像を聴き手に膨らませてくれる。しかし、そのようなエピソードに頼らなくても十分水準の高い演奏になっている。ノイマンの身体、息遣いと一体になったかのように音楽が自然に流れている。奇をてらうこともない、いわば正統派とも言える演奏だ。オケもノイマンの呼吸と一体化しているように、無理がない。しかし、マーラーのグロテスクさは影を潜め、極めて美しい音楽となっている。メロディを流れるように歌い上げられている様は、死のグロテスクさは影を潜め、美しさ、輝きに溢れたもので、ノイマンの死への美しい憧憬を想像させる。自然の美しさがそのまま死の美しさだと言えるような演奏だ。

マーラー:交響曲第9番 (詳細)

マーラー:交響曲第9番

・「すごい演奏。
マーラーの交響曲第9番ニ長調は、私がもっとも好きな交響曲のひとつである。そのマー9にまた素晴らしい録音が増えた。

演奏は完璧であり、特に破綻はない。新日フィルはがんばった。素晴らしい。そして井上道義の解釈もすばらしい、おおむね。1カ所、個人的には、ちょっとなー、という解釈がないわけではないが、ま、それはさておき、と言ってしまってよいだろう、というくらいの、名演、名盤と言って良いだろう。

お勧め。

マーラー:交響曲第9番 (詳細)

Respighi: Fontane di Roma, Pini di Roma, etc / Karajan

・「すごいね
しっかりとしたオーケストラに、巨匠の指揮。まず、その華やかな音の構築に気付く。パリの作曲家ラヴェルの影響を大きく受けたレスピーギのほんりょうを確実に聴き取る事が出来る一枚。つまり、これを聴きなさいってこった。

・「やっと手に入れました!
店頭では在庫が無く、何年も探していたCDです。特に「ローマの松」の中の「アッピア街道の松」はテレビでカラヤンが指揮するのを見て大好きになった曲でした。オーケストラの迫力はさすがカラヤン&ベルリンフィル!他の曲も手抜きなく、録音の音質も良いのですが、残念なのはアナログ録音ということで音量が小さいということです。これは仕方ないことなのですが、最近のCDを聞き慣れた私には少々残念です。約50年前のトスカニーニ指揮の同曲のディスクと同程度です(勿論音質は良いが)。カラヤンがデジタルで再録音していてくれればなー!残念

Respighi: Fontane di Roma, Pini di Roma, etc / Karajan (詳細)

ワーグナー:6大オペラ全曲

・「ものすごく重たくて長い。
ショルティ+ウィーンフィルないしシカゴ響他による、ワーグナーの指輪を除く主要6大オペラのCDである。21枚組+1枚ボーナスCDである。ものすごく重たくて(ケース、解説込みで2.1 kg)そしてものすごく長い(再生時間、ボーナスCD抜きで21.7時間)。このCD集は、オペラのライブを録音したものではなく、スタジオないし演奏会形式のライブ録音なので、アナログ録音であっても比較的音質が良い。オペラのライブでないため、盛り上がりに欠く、どちらかといえばドライな印象を受けるかもしれない。

個人的には、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「ローエングリン」、「タンホイザー」は素晴らしいと思う。「トリスタンとイゾルデ」は、カルロス・クライバーのほうが好きかな。

ワグネリアンなら持つべき21枚だろう。☆5

●「さまよえるオランダ人」(2枚、138分45秒)シカゴ響他、1977年(Deccaのクレジットから判断、以下同じ)、アナログ録音

●「タンホイザー」(3枚、187分39秒)ウィーンフィル他、1971年アナログ録音

●「ローエングリン」(4枚、222分46秒)ウィーンフィル他、1987年ディジタル録音

●「トリスタンとイゾルデ」(4枚、239分21秒)ウィーンフィル他、1961年アナログ録音

●「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(4枚、255分26秒)シカゴ響他、1997年ディジタル録音

●「パルジファル」(4枚、260分10秒)ウィーンフィル他、1973年アナログ録音

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Puccini: Turandot

・「幻想美溢れるトゥーランドット
帝王カラヤンの我儘振りを発揮した歌手の意志まったく無視のプッチーニシリーズ第2弾。しかしカラヤンの作り出す世界とはなぜかくもこう美しいのか、ため息なしでは聴けません。まず第一幕における、多種多様な打楽器や木魚などを用いたオリエンタルな効果音は雰囲気充分ですし、ほかの盤では一切聴くことができません。またドミンゴ、ライモンディ、ヘンドリックスという布陣も完璧というか鉄壁です。しかしなによりすごいのはそれらの布陣を恐れることなく自分の世界に組み込んで、単なるチェスの駒にしてしまうカラヤンの計算ずくの構築技量でしょう。これが第二幕に入るといよいよすさまじくなり、あろうことかリリコ・スピントのリッチャレッリをタイトルロールに起用してしまいます(そのせいで本来のリリコ役であるリュー役にはヘンドリックスのスープレッドがキャスティングされてしまった)。以前のライヴ録音ではドラマティックソプラノを選んでいますから、故意であることはミエミエです。この霞がかったような彼女の声に、異常な残響音がこもる楽器類が加わり、果てはパイプオルガンまでを伴って鳴り響きます。このド迫力に匹敵するのはビーチャム指揮「メサイヤ」におけるアーメンコーラスくらいでしょう。一方、三幕のうって変わった静けさもまた特筆すべきもの。これら終曲までの一連の耳から描かれる中国絵巻はまるでジョン・カルショーの録音盤を聴いているかのよう。リッチャレッリのあまりに幻想的すぎるトゥーランドットのせいでファーストチョイスには向きませんが、持っていて一番手が伸びる盤だといえるでしょう。

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ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番

・「バソン・フランセ最高!
ベートヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」という曲は、9曲あるベートーヴェンのシンフォニーのうち、たぶん、ホルンおよび木管楽器のソロが一番美しく、ある意味、「ベートヴェンのオケコン」のような要素があると言っても良いだろう。つまり、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、そして、ホルン、に綺麗な旋律のソロが沢山ある。

ところで、非常にお恥ずかしい話、私は漫画「のだめカンタービレ」を読むまで、ドイツ式のファゴットと、フランス式の、いわば、バソン・フランセの違いを認識していなかった。現在までにフランス式のバソン・フランセはかなりのオーケストラからなくなってしまい、現在、フランスのいくつかのオケで、正直「ほそぼそと」存続しているに過ぎない。

この演奏を聴いて驚いたのは、このバソン・フランセのソロである。最初は、「なんじゃ、このテナ・サキソフォーンみたいな音は」と思っていたのだが、落ち着いて聴くと、確かにドイツ式のファゴットではなく、バソン・フランセのようである。どこか、ひなびた感じがすばらしい。

指揮はマズアだが、いわゆるドイツ式の「田園」に聞き飽きたかたには、非常に面白い演奏、録音と思う。お勧め。

ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」

・「王道はスタンダード・スタイルから
ベートーヴェンの「運命」と言えば、クライバーの指揮したCDがすっかりお馴染みとなってしまった。私もクライバーの演奏は好きだが、あれは異端的な名演で、スタンダード・スタイルとしてはこのS=イッセルシュテットの方を推す。適度な重厚さ、抑え目な甘美さを伴った男らしさ、オールド・スタイルの面目躍如である。古楽器派の名演による様々な物も色々とあるだろうが、ベートーヴェンの交響曲演奏はS=イッセルシュテットをこそ聴いてスタンダード・スタイルについてのイメージを確立してから様々な演奏を聴き比べして見る事が王道だと、私は確信している。 このアルバムでは「田園」とセットで、ひょっとしたらこちらの方が名演かも知れないが、まあそれはそれ、古きよき日のウィーン・フィルの音色をじっくりと御堪能あれ。

・「イッセルシュテット
この5番は特に凄い。出だしの動機から厳格な雰囲気です。2・3楽章と力強く、伸び伸びとしており、終楽章のゆっくりと、しかし内面は全力で駆け抜けるような、重厚なだけではない、イッセルシュッテットの往年の素晴らしい表現力に私は惹かれます。6番も、スタンダードな演奏ではあるのでが、これも、全体を見通してのバランスで、メロディーラインを綺麗に歌わせ、中々の出来だと思います。ウィーンフィルもこのような重厚なベートヴェンの音が出せるとは思ってもいなかったです。さすが巨匠の貫禄といったところですかね。巨匠にしか出せないVPOの数あるなかの、一つの音の出し方だと思います。

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲全集

・「最高のプレゼント
スクロヴァチェフスキのベートーヴェンは評判以上に良かったです。試しに先ず3番の第一楽章から聞いてみました。テンポ、旋律の美しさ、メリハリ、非常にやる気のある演奏です。第9も聴いてみました。フルトヴェングラーの録音を新しくしたような演奏です。フルトヴェングラーのバイロイト祝祭管弦楽団の演奏と比べて遜色ないです。細かいところまで丁寧ですが、演奏自体はどちらかといえば迫力があり、(圧倒的な迫力はないが、オリジナル楽器なので無理もない)説得力があります。迫力と繊細さ、充分、計算尽くされて、それを芸術的に実現しているところがすごいです。この人は天才と言っていいでしょう。第9を聴いて久しぶりに興奮しました。割と地味なオーケストラ(ミネアポリス交響楽団、ハレ管弦楽団)で活動していた人ですね。巨匠不在の時代にクラッシック音楽ファンへの最高のプレゼントです。

追記大絶賛しましたが、評価は全く変わらないのですが、ジョン・エリオット・ガーディナーほどの緊張感と緻密さはないです。廉価版なので、あしからずf(^^;)

ベートーヴェン:交響曲全集 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲全集II~第4番・第5番「運命」・第6番「田園」

・「第5が苦手な方のために
この第5は別物である。クラシックを聴き込んだ方には怒られるかもしれないが、本物はこっちだと思う。はっきり言って第5はこれまで、どこが良いのか全くわからなかった。とにかく苦手だった。ヴァントのこの録音を聴いた方は、初めはなんと稚拙な演奏と思うかもしれない。第5の重厚さをどこへ消し去ったのだと怒りを感じるかもしれない。しかし、後でついた「運命」という表題や有名な『ダダダダーン』というフレイズを基礎知識にこの第5を聴いた人は少なくあるまい。ヴァントの演奏は、この“有名な”第一楽章をアッサリとやりすごす。

第二楽章からの美しさ、これは比類ないものだ。この演奏で第一楽章を聴いて違和感を覚えた方の大半は、そこからの美しさを聴いて、今まで聴いた第5が、いずれもベートーヴェンの美しい構成力とは程遠いものと気づかれるのではないか?第一楽章は、この美しい交響曲の提示部としてこそ本質があると気づかないだろうか?褒めすぎだろうか?私は何度もクライバーの名盤と聴き比べてみた。クライバーの演奏が素晴らしいことは一切否定しない。でも私にとっての第5は、ヴァントである。この第5で、ベートーヴェンに心底恋してしまった。第5は恋の曲である。

なおこの感想は、第6「田園」を聴く前のものであることも付け加えたい。さらに強調しておくが第4も、生命感あふれる珠玉の演奏である。正直、人に教えたくない。

ベートーヴェン:交響曲全集II~第4番・第5番「運命」・第6番「田園」 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第6番 / シューベルト:交響曲第5番

・「最強の組み合わせ
ベートーヴェンの交響曲の中で、第6番:田園はカール・ベーム&ウィーンフィルの組み合わせが最高だと思います。ゆったりとしたスピード、ウィーンフィル伝統?の癖のあるホルンの響き、もうメロメロです!演奏(録音)されてから30年以上経ちますが、これを超える作品は無い!と私は思います。

・「交響曲第6番 田園
中学2年のレコード時代以来約30年振りに同じCDを聴きました。それまでにいろいろな組み合わせの田園を聞きましたが、ベーム&ウィーンフィルのこの組み合わせの田園が最高。ゆったりした曲調から、田舎ののどかな情景が脳裏に浮かびます。

・「素晴らしい,本当に素晴らしい
私はベートーヴェンが好きだ特に田園が大好きだだから,いろいろな演奏を聴いているその中で,これが一番好きだ

カール・ベームという人は,料理人に例えると「素材のよさを生かすために,細かい作業を怠らず,最後まで手を抜かず丁寧に仕上げる和の職人(頑固親父)」みたいなところがあるけど,この演奏はまさにその典型だと思います。田園風景の細かい描写,例えば小川の水面に反射する日光のきらめきや,葉についた水滴の輝き,そういった細かいものまで一つ一つ丁寧に描き出した演奏だと思います。

田園という曲は,まさに「癒し系」の最たる曲ですが,テンポ感が重要であると思います。速すぎると当然落ち着かないわけですし,遅目でも妙に気ぜわしく落ち着かない演奏もあります。かったるいと感じる演奏もあります。このベーム/VPOの演奏は「ゆったり」とした演奏で,田園の世界観に心からゆっくりと(どっぷりと)浸ることのできる絶妙の演奏だと思います。

VPOの潤いのある響き,艶のある響きもまた絶品です。指揮自体は好きな演奏は他にもあるのですが,このVPOの響きを聴いてしまうと,他が物足りなく感じてしまうのは私だけでしょうか。

美しい,本当に美しい「田園」です。田園が好きな人,癒されたい人には絶対のおすすめです。ベートーヴェン,ありがとう。ベーム,ありがとう。VPO,ありがとう。そう感謝したい曲,感謝したい演奏です。

ちなみに,シューベルトの方は興味がないので聴いていません。ファンの方,ごめんなさい。

・「ベームさんの人柄がにじみ出た名演
やっぱ「田園」はベームさん。高校時代レコードを購入して以来大ファンです。ベームさんの人柄がにじみ出たような演奏です。ふくよかなウィーンフィルの音色も曲調にベストマッチです。第二楽章最後が、本当の鳥のさえずりに聞こえるのはこの演奏くらいじゃないかな。

・「田園といえばこの一枚
ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」といえば、おそらく数百枚のCDが過去出ていると思いますが、ウィーンフィルのしなやかさ、円熟のカール・ベーム氏のこの演奏はベスト盤です。LP時代に買って、ジャケットに水彩画のような田園風景が描かれていたと記憶しています。クラシック初心者に「田園」を薦めるといったら間違いなくこの演奏を推薦します。

ベートーヴェン:交響曲第6番 / シューベルト:交響曲第5番 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第6番/スメタナ:交響詩「我が祖国」から「モルダウ」

・「異色の”田園”
1952年のスタジオ録音盤。

音楽自体がすばらしく美しく、ベートーヴェンの交響曲の中でも奇数番号とは一線を画した評価をされる事の多い曲ですが、フルトヴェングラーのこの録音を聴けば、そんな”先入観”が一気に吹っ飛んでしまうかも知れません。

とにかく「田園」という表題を気に掛けない、迫力ある演奏です。だから、第5楽章の結尾の感動は他の演奏ではなかなか得られないものだと思います。

この曲の曲想を生かした(例えばワルター+コロンビア響)演奏も良いとは思いますが、このフルトヴェングラーも聴く価値あり。多分お気に入りの一枚になると思います。

ベートーヴェン:交響曲第6番/スメタナ:交響詩「我が祖国」から「モルダウ」 (詳細)
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