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▼持っていたい1枚:セレクト商品

Pet SoundsPet Sounds (詳細)
The Beach Boys(アーティスト)

「まさに究極のPET SOUNDS」「CDのレビューから転載ではない」「名盤」「We could live forever tonight」「最高」


Highway 61 RevisitedHighway 61 Revisited (詳細)
Bob Dylan(アーティスト)

「ゾクゾク!」「スピード感あふれる軽快なサウンド」「Dylanの傑作のひとつ」「ディランの分岐点」「このディランは「ネ申」!!」


リボルバーリボルバー (詳細)
ザ・ビートルズ(アーティスト)

「ジャケ&サウンド見事な傑作。」「分岐点」「ビートルズのアルバムを購入するのが初めての方へ」「ジョン・レノンの先見性に脱帽」「現代のリスナーにはこれを薦めます」


モーニング・グローリーモーニング・グローリー (詳細)
オアシス(アーティスト)

「いい歌詞だよね」「特別なバンドの特別なアルバム」「剥き出しの曲達」「当時このアルバム全曲シングル切るって話もあったっけ」「聴き心地がとても良い!」


InnervisionsInnervisions (詳細)
Stevie Wonder(アーティスト)

「ソウルミュージックの金字塔」「神懸かりな作品」「レコードアルバムの最初に購入したものです!」「超えるものを聴いたことがない」「最高」


ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~ (詳細)
ジョン・レノン(アーティスト), ヨーコ・オノ(その他)

「心に残る名作」「なぜジョンは永遠となったか」「洋子さん、どうしたのですか?」「母への呼びかけを壮絶な叫び声で歌う『Mother』」「人間ジョン・レノンがここにいる」


TapestryTapestry (詳細)
Carole King(アーティスト)

「少年の日は遠く」「シンガー・ソングライター・ブームの源になったアルバム」「あなただけのTapestryを…」「名盤は、配信やコピーじゃ意味無いよ。買って飾って眺めて聴くべし。」「時代に寄り添う一枚」


コート・アンド・スパークコート・アンド・スパーク (詳細)
ジョニ・ミッチェル(アーティスト)

「ジョニの華麗なる変身」「デジタル・リマスタリングなし」


We All TogetherWe All Together (詳細)
We All Together(アーティスト)


クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様) (詳細)
キング・クリムゾン(アーティスト)

「永遠のプログレの教則」「オリジナル・マスター恐るべし!!!」「素晴らしきメロディ」「限定盤で無いことを祈る」「クリムゾン・キングの宮殿。」


ザ・ベンズザ・ベンズ (詳細)
レディオヘッド(アーティスト)

「素晴らしい曲揃いの名盤☆」「心打つギターロック」「安い、安すぎる。」「名作」「イイ」


Music from Big PinkMusic from Big Pink (詳細)
The Band(アーティスト)

「リチャード・マニュエルに捧げるレビュー」「若者よ、騙されたと思って聴いてみろ!」「ロックの最高峰」「音楽の本質を求め続けた5人の賢者たち」「最強無敵のアルバムタイトル」


ジョアン 声とギタージョアン 声とギター (詳細)
ジョアン・ジルベルト(アーティスト)

「ジョアン、近年のベスト作」「何度聴いても飽きない」「ジャケ買い・帯買いのボサアルバム」「音・香り・静寂・ギター・声」「これぞボサノバという1枚です。」


TAKE6TAKE6 (詳細)
TAKE 6(アーティスト)

「最強のアカペラ」「さわやかなゴスペル」「100年に一度のグループ」


風街ろまん風街ろまん (詳細)
はっぴいえんど(アーティスト)

「聴きどころが満載」「日本語、そして日本の日常の美しさ」「今も流れる風街ろまん」「聴きどころが満載」「骨太日本」


ひこうき雲ひこうき雲 (詳細)
荒井由実(アーティスト)

「繊細な色彩感」「ユーミンを聴き続けて30年以上経ちました。一番好きなアルバムです。」「感動です!」「今も輝く傑作アルバム」「これを聞かずして、ユーミンを語れるか」


▼クチコミ情報

Pet Sounds

・「まさに究極のPET SOUNDS
両面仕様で、片面がDVD Audio用、もう片面が通常DVDプレーヤー用で、'97年のマルチ・マスターからの5.1chサラウンドはDDのみならず、DTSも収録。その他、高音質96KHz / 24bitでそれぞれstereoとmonoも収録されており、ボーナス曲も5.1chで7曲入り。プロモやメイキングなど、映像特典も満載で、ファンならずとも絶対に買い!のソフトです。

これ一枚あれば、あとは'ヴァージョン違いの'01年版のstereo盤(monoとの2 in 1 CDで発売。'99年発売のものは'97年マスターなので注意。)があれば、音質いまいちのオリジナル・アナログ盤すらも入りません!

・「CDのレビューから転載ではない
DVD Audio でましたよ。ペットサウンズ・セッションズ等からの音源も含む20曲が、モノ・ステレオ(2002リマスター),さらに5.1サラウンドでも収録。音のよさに感動(うちのしょぼいオーディオでも)。また、DVD Audio らしく特典映像として、ペットサウンズ・セッションズのドキュメント、スループジョンBやペットサウンズのプロモヴィデオに、ディスコグラフィーと盛りだくさん。CDとさほど変わらない値段だし、絶対買うべし。

・「名盤
このアルバムは、私が20歳のとき初めて聴いて涙を流した作品です。最近のビーチボーイズへの(やっとの正当な)再評価はうれしい限りですが、個人的にはペットサウンズのみ突出した評価はちょっと・・・と考えているのもホンネ(ビーチボーイズの他のアルバムも素晴らしい!!)。が、そんなことは差し引いてもこれは後世に残すべき作品だと思います。

 このアルバムに興味を持っている方は、とにかく買ってまずは10回聴いてみよう。ちょっと難解な世界が少しづつときほぐされ、美しくも哀しい、そしてメランコリックなブライアンのハートに触れることでしょう。全てのポップ/ロックファン(もちろん全ての音楽ファンにも)に聴いてもらいたい名盤です。

・「We could live forever tonight
『ペットサウンズ』は時間の流れを変えてしまう。それぞれの楽曲がもつ3分なら3分という時間がほんの一瞬に感じられたり、逆にある一秒にも満たない一瞬の響きが永遠の広がりをもつように感じられたりする。

”God only knows”や ”Wouldn't it be nice”は最初に聴いた時から大好きになったが、その他の曲に関しては何度も繰り返して聴いてゆくうちに少しずつその素晴らしさを理解していった。その過程のなかで僕にとって決定的だったのは”Don't talk”の素晴らしさに気がついた瞬間だ。本当に突然、僕はその曲が引き起こす”うねり”のようなものに気づいた。その”うねり”にあわせて時間の流れは伸びたり縮んだりするようだった。それはまるで”永遠の一瞬”ともいえるような瞬間であり、同時に僕が『ペットサウンズ』という音楽に”出会った”瞬間だった。

『ペットサウンズ』はその全編が途切れることのない”永遠の一瞬”の連なりによって成り立っている。僕が感じた”うねり”とは、もしかしたら宇宙のうねりなのかもしれない。

・「最高
 初めは??でしたが、繰り返し聴くとよさが分かってきました。今では事あるごとに聴いています。多分、一生聴けます。

Pet Sounds (詳細)

Highway 61 Revisited

・「ゾクゾク!
もともと僕の聞くジャンルでなかったボブ・ディランが僕にとっては聞きやすい音を作ってくれたと飛びついたのがこのアルバム。初めから「ゾクゾク」しますわ。そのころあんまり一緒にやっているミュージシャンを気にしなかったんですが、マイケル・ブルームフィールドとアル・クーパーがここで一緒にやっているのがその後の2人の活動の原点かと思うと別の意味で感激。当時の僕の周りではこのボブ・ディランの変化に異議を唱えたものはいなかったんですけど・・・。全てウエルカムで「こいつはスゴイ」という評価一色だったんですけどね。

・「スピード感あふれる軽快なサウンド
ハイウェイ61とはブルース生誕の地ミシシッピ州クラークスデールとブルースを広めた地、あるいはロックン・ロール生誕の地として知られるテネシー州メンフィスを結ぶ道です。都会的、インテリ的なイメージから田舎っぽい肉体的なイメージへと変身を遂げて、弾き語りという形式の殻を破った勢いそのままにスピード感あふれる軽快な曲が並びます。Like a rolling stoneは全てのロック・ファン必聴ですね。

・「Dylanの傑作のひとつ
私は彼の最高傑作は自作の「Blonde On Blonde」だと思っているのだが、この作品もそれと紙一重の傑作。イントロ聞こえるだけでゾクゾクする①を筆頭に全曲Dylanのマスターピース。当時はDylanがバックバンドつけてロック演奏した初めての作品とかでいろいろ雑音があったようだが、今聴けば単純に素晴らしいロックアルバム。これも星五つどころか十個でも差し上げたい大名作。

・「ディランの分岐点
単調なリズムにアコースティックギターとハーモニカ、それがそれまでのディランのスタイルでしたが、この作品から本格的にディランはエレクトリック楽器を導入した新しいスタイルを築き始めます。何と言っても『ライク・ア・ローリング・ストーン』はそのイントロから胸が躍る、力強い曲です。フォーク・ロックの幕開けを飾ったこのアルバムの歴史的価値は計り知れません。

・「このディランは「ネ申」!!
僕にとってのディランは、この前にもこの後にも存在しない。ディランは何故この世に生を受けたのか?このアルバムを録音するためにである。と自信をもって言い切れるのが本作だ。"この危険な'存在感'こそがディランだぜ"、"60年代のロックだぜ"と言いたい。とってもシンプルで濃い。フォークロックの歴史的な事始めでもある。名盤に欠かせないこの一曲が、出だしの"Like A Rollin' Stone"だ。徹底的な攻めのサウンドに痺れまくる。マシンガンのように攻撃的な言葉と荒々しいボーカル。ブルースやR&Bをベースにしたバックのパワフルでドラマティックな演奏。完全にディランの作りだす世界に連れ込まれていく。残りの全曲にもこの衝撃は姿と形を変えて引き継がれ僕の脳天を突き刺す。全曲が刺激的で時代の曲がり角を見事に象徴する。本作が無かったらビートルズやストーンズの70年代も存在し得なかっただろう。50代のオヤジ達にはバイブルのような作品。だが今の10代20代の若者にも通じるインパクトがある。ここでのディランは本当に永遠だと思う。魅力的で波乱に富んだあの60年代後半をパッケージングした歌と演奏。素晴らしいリマスターが施されていて、名盤が分厚く瑞々しいサウンドで甦っている。この時代の息吹を飲み込んだ演奏はずっと若者達に聴き継がれて行くだろう。

Highway 61 Revisited (詳細)

リボルバー

・「ジャケ&サウンド見事な傑作。
ビートルズは前作の「ラバーソウル」から音楽が変わりつつある、トップの「タックスマン」はジョージの名作です、見逃せないのがポールのベースです。タイトで非常に格好いいフレーズになっている、「I'm Only Sleeping」ではテープの逆回転を用いた曲になっており。

カセットデッキを再生中にリバースを押し続けると。これと似た音源が実感出来ます。

「Eleanor Rigby」バイオリン、「Got to Get You into My Life」グラスなど、この時代にして、この音楽性はまさに驚きの一言につきます。

サウンド1つをとっても実にビートルズの才能が光る!楽器のプレイもさることながらボーカルも素晴らしくよく完成度の高い名盤です。

中期のアルバムでは、欠かせない最高アルバムですから買っておきたい一品でしょう。

・「分岐点
 あまり自分のことを書くのはどうかと思うのですが、Beatlesの日本公演に行ったこともあるのが生涯の自慢である私としては、このアルバムは、ある面、Beatlesとの関係の分岐点になったものです。上手く説明できないけれど、Beatlesがなければ夜も日も空けぬ時代から、彼らがこうやって変わるもしくは成長するのなら、自分だって、彼らと距離を置いてもいいのではと、中学生の分際で思ったものです。今、古いブルースに凝ってますが、このアルバムをきっかけに全く別の音楽を探してみようと思い、たどり着いたわけです。

 ちょいとわかりにくいかもしれませんが、それくらい、このアルバムは、インパクトがあって、その後のBeatlesとの関わりを変えたことは確かです。 それを肯定的に見るか、否定的に見るかは、それぞれの感性でしょうが、少なくとも私もここで議論されている論点にそっていうなら、最初から順番に聴いてきて、このアルバムで、「理解」を超えて、他に手を出したクチです。 そのことは、今となっては感謝していますけど。

 ちなみに、1967年当時の雑誌を見ると、多くの音楽評論家が、このアルバムの評価に悩み、表現は悪いけど、人気絶頂のBeatlesには逆らえないから、「壮大な実験」とか「時代の先取り」とか、無理して書いてるなあ・・・という感じですね。

・「ビートルズのアルバムを購入するのが初めての方へ
 もし、あなたが、これから初めてビートルズをきちんと聴いてみようと思ってどのCDを買おうか参考にこのレビューを読んでいらっしゃるのならば、「リボルバー」から始めるのはあまりお勧めできません。 もし、ビートルズの全楽曲を集める覚悟が出来ていらっしゃるのあれば、ファースト・アルバムの「プリーズ・プリーズ・ミー」から年代順にビートルズの音楽的軌跡を追体験することをお勧めします。ビートルズのアルバムはそれぞれに持ち味があり、「イエロー・サブマリン」を除くどのアルバムも代表盤に成り得ますから。オリジナル・アルバムからもれたシングル曲は「パスト・マスターズvol.1&vol.2」でフォローしましょう。 そこまでの覚悟がない方にお勧めなのは、ジョージ・ハリスンが選曲した通称赤盤「1962-1966」と青盤「1967-1970」です。ビートルズの数ある編集盤の中ではこれがベストです。ただし、ビートルズは古典的教養として全曲脳に刷り込んでおいても損は無いということだけは付け加えておきます。コスト対効果を考えるなら「イエロー・サブマリン」は外しても構わないかも知れません。 本題の「リボルバー」ですが、私がビートルズが初めての方にお勧めしない理由は、①先に紹介したジョージ選曲のベスト盤に「リボルバー」からは「エリナー・リグビー」と「イエロー・サブマリン」の2曲しか選ばれていない。②しかも、この2曲は「リボルバー」の全体的コンセプトを代表する曲ではない。 すなわち、このアルバムはビートルズの中でもどちらかと言うと特殊なアルバムだと思うのです。19世紀のシューベルトと比肩しうる20世紀最高のメロディーメーカーとしてポール・マッカートニーが才能をいかんなく発揮した「エリナー・リグビー」「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」「フォー・ノー・ワン」が収録されているとは言え、やはり、このアルバムの真骨頂はジョン・レノンとジョージ・ハリスンが実践したサイケデリック・ロックであると思うのです。 歌われている歌詞の内容がサイケデリックであるか否かはともかく、ジョージの「タックスマン」とジョンの「シー・セッド・シー・セッド」の2曲はポップスという形式にかろうじて留まりつつサイケデリックな感覚を音楽的表現にまで昇華した奇跡的な作品です。サイケデリック・ロックに分類される数多くのミュージシャンの残した作品群の中にも「リボルバー」のように真にサイケデリックな音楽的表現に到達しえた作品を私は知りません。アルバムの冒頭の曲に入る前の「one,two,three,four,・・・」という掛け声からすでに衝撃的な音が展開されます。彼らの音楽的アイデアを商品としての音に仕上げたジョージ・マーティンのエンジニアとしての手腕にも注目して頂きたい。

・「ジョン・レノンの先見性に脱帽
アルバム最終トラックの「トゥモロー・ネバー・ノーズ」で使われたサンプリングという手法をいちはやく導入したジョンの先見性には脱帽だ。考えてみればビートルズほど先進的なバンドがいただろうか?プログレ(前衛的、先進的)って意味だが、本当はピンク・フロイドやキング・クリムゾンが出てくる前にビートルズが全てをやりつくしていたのかもしれないなぁ。このサイケデリックな作品にはジョージの曲も3曲収録されているけど彼の曲に耳を澄ましていると彼もまた先見性があったように思えてくる。そして何気なくつぶやくだけで曲のタイトルを決めてしまうリンゴ・スターもある意味先見性があるように思える。ビートルズは芸術性(ジョン、ジョージ、リンゴ)と大衆性(ポール)を高い次元で融合した金字塔だ。

・「現代のリスナーにはこれを薦めます
 66年生まれでBEATLESにのめりこんだのも母がなんとなく買った赤盤がきっかけだった後追い世代の私には、「ついていけなかった」という気分とは少し違いますが、小学生の時初めて聞いた「リボルバー」は確かに理解できませんでした。 20年くらい前の話になりますが、雑誌FMファンの創刊20周年記念号の特集がBEATLESで、武満徹と村上龍の対談が掲載されていました。武満の言葉から、彼が同時代に無理なく理解していたことがわかります。武満による評価は今読んでも違和感がありません。やはり、聴く人が聴くと違うのでしょう。 私も成長するにつれて、はじめはポールのスローテンポの曲が好きでしたが、中学生の頃は「And Your Bird Can Sing」のツイン・ギターがとてもカッコ良く思えたり、高校生の頃は「イエロー・サブマリン」もやっぱりいいなと思えたり、それから、理解不能だったジョンやジョージの曲に完全にはまってしまった時期もありました。 もし、多種多様な音楽を聞き込んでいる現代のリスナーからベスト盤以外で何か1枚薦めて欲しいと言われれば、私は自信を持ってこの「リボルバー」を薦めます。

リボルバー (詳細)

モーニング・グローリー

・「いい歌詞だよね
メロディの美しさばかりにとらわれがちだが、ノエルが書く歌詞ってなんて素晴らしいんだろう。特に好きなのはシャンパン・スーパーノヴァなんだけど、この歌詞は物事を切ないぐらいに達観しすぎてる。本当に素晴らしい歌詞だ。この曲はポール・ウェラーがギターで参加してるけど、最後に素晴らしいギターソロを聴かせてくれる。それが切ない歌詞とあいまって・・・ほんと泣ける・・・。

・「特別なバンドの特別なアルバム
デビューアルバム後のOASISへの周囲の期待はもちろん高かったわけだけれども、彼らはそんなものを遥かに超えた高いレベル楽曲が詰め込まれたこのアルバムをリリースし、驚きとともに高い評価を得た。そして、もちろん売れた、それも全世界で。(売れたとい事は重要。だってこのアルバムがRockのスタンダードになったんだから)

OASISが本当の意味で僕たちみんなのバンドになった記念すべき作品。

内容はというと、全曲良い!1.ハローから12.シャンパン・スーパーノヴァまで、曲調のバランスもとられており、アレンジに関しても、激しさを残しつつ前作までにあった粗さは無く、かといって過剰でもない。

ノエルの素晴らしいメロディ、リアムの歌(前作より上達している)、激しさ、優しさ、他のバンドが持ちえないスケール感、OASISの全てがつまっているアルバムだ。最高!

・「剥き出しの曲達
良い曲が出来たとする。存在するのはコードとメロディーと歌詞だけだ。そしてその曲を殆どそのままの形で叩きつける。そんな方法が通用するのは、現在ではoasisだけだと思う。

センスの良いアレンジも当たり前だが重要である。だけど、手を加える前の段階での曲のクオリティーが群を抜いていたとしたら、もうそれでそれ以上の物は無いのだと思う。

もちろんこのアルバムでもアレンジを加えて我々の前に提示されるモノが、曲である。しかし、このアルバムで感じることが出来るのは、剥き出しのままの曲達である。

もちろん音楽は様々な要素が絡まって出来上がっている物だと思う。リズムでありキーでありエフェクトである。しかし、最後に人の心の捉えるのは、結局の所、歌なのではないかと感じる。

リアムの声を聞いていると、そう思わずには居られない。

・「当時このアルバム全曲シングル切るって話もあったっけ
今更何の説明も必要ないほどの大傑作。この時期のノエルのソングライティングはキレまくってて、B面曲も含めそのクオリティは神がかり的ですらあった。コアなロックファンから洋楽初心者まで幅広く受け入れられ愛され続ける作品であろう。「CDジャーナル」の的はずれな評価は哀れにすら思えてくる。これが食い足りないなんてどうしたらそんな馬鹿なことが言えるんだろう?何百回、何千回と聴いても色あせなることない途方もない名盤。

・「聴き心地がとても良い!
この、『モーニング・グローリー』なんでもファンの間ではオアシス版“ホワイトアルバム”とまで言われているほどの名盤だそうで、実際のところこのアルバムでオアシスはイギリスのみならず世界中にその名を轟かせました。んでそんな前評判もあって非常に期待しながら聴いてみたんですが……いやはや、ビバ! オアシス!このアルバムはまず1曲目からすごい。メロディーが心をがっちり掴んで離さない。すごく聴きやすくて、もうずっと聴いていたい気分になる。本当に心地良いんですよ。マジで。このアルバム、実は収録曲の全てがシングルカットされる予定すらあったというありえないものなんですけれど、なんだかそれも分かる気がしました。捨て曲ゼロ。(まあ唯一5トラック目は若干違和感を感じましたが)なかなかないですよ。捨て曲がほとんどないアルバムなんて。それでなんでこんなに聴き心地が良いのか。異様に文章がはしゃいでいたセルフライナーノーツの中に、その答えはありました。なんでもリアムいわく歌詞でボコボコ韻を踏んでいるらしいんですよ。それにメロディーをあわせたわけだから、聴き心地が良いのも納得。いやはや、意外に大したことのないカラクリはさすが単細胞バンドと思わせましたが、たぶんそこもいい!!!

モーニング・グローリー (詳細)

Innervisions

・「ソウルミュージックの金字塔
リトル・ステイーヴィーと呼ばれていた少年が、前作「迷信」で一気に”ビッグ”となり、今度は”神”に近いところまで行ってしまった、時代やジャンルを超えた傑作。⑤はマイケル・マクドナルドが、⑦はバーブラ・ストライザンドがカバー。(他のアルバムからは「迷信」のBBA、「AS」のジョージ・マイケル&メアリー・J・ブライジ、等々あげればキリがない)彼は弦楽器意外は何でもこなしますが、曲によっての適材適所な人選はさすが。②のDean Praks、David"T"WakerのE・ギター&A・ギターのコンビネーション、⑨ではWillie WeeksのBでのナチュラルなグルーブ。でも、なんといっても名機Arpでの絶妙な上モノ、moogの超有名ベースラインは必聴モノ(1音ずつしか出なかった当時のシンセは、なにせ音が太く、存在感がある)。アメリカのヒットチャートはラップ全盛。でも、ここに歌われている普通の黒人の生活の厳しさは、貧富の差が年々大きくなるこの国では、かえって悪くなっているのではないだろうか。聞く度にそう考えさせられる。

・「神懸かりな作品
Stevie Wonderの最高傑作とも言われる作品。前作"Talking Book"にて成功を得た彼が相当ストイックな環境と覚悟で制作に臨んだ事が音源を通しても伝わってくる。実際この時のStevieは自分自身を世間から隔離した環境の中で、眠るのも惜しいと言うほど音楽漬けの生活を送っていたという。"Talking Book"というアルバムは全ての曲自身が輝きを放ち、尚且つポップセンスに溢れた作品であった。それに代わって今作の"Innervisions"は勿論1曲1曲のクオリティも素晴らしいが、アルバムトータルで見てコンセプチュアルで一貫した輝きに満ちている。曲やアルバムの完成度の高さ、そしてStevieのスピリチュアルなメッセージ。ジャンルの枠に捕われない沢山の音楽の要素が1枚に凝縮した密度の濃い作品だ。

作品全体にピンと張り詰めたような空気が漂い、フィジカルな強さから生み出されるタイトなリズムと破壊力のあるサウンドが洪水の様に押し寄せてくる。そのサウンドは中毒性のある快感に満ちたサウンド。そして極めつけはセンチメンタル溢れる世にも美しい楽曲が上手くその間に落ち着き、アルバムにスピリチュアルで神聖な空気を醸し出している。オープニングから強烈な緊張感の溢れる"Too High"。静謐で神秘的なバラード"Visions"。ファンキーだけれど何処か危険な香りが漂う"Living For The City"。心の琴線に触れるような優しいサウンドが溢れる"Golden Lady"。全てのリスナーをハイにしてしまう"Higher Ground"。この流れは正直度肝を抜かれてしまう。

僕はStevie Wonderの数多くの曲の中で、このアルバム収録の"Golden Lady"が一番のお気に入り。何故かこの曲を聴くと自分の淡い思い出とリンクして切なくなってしまう。気だるいシンセサイザーの音が心の柔らかい部分を突いてくる。

・「レコードアルバムの最初に購入したものです!
名前は、知っていたのですが、このアルバムが発売され、ラジオの特集を聞いて、レコード店にすぐに行き、購入したのがこれです。どの曲も良く、特に、彼が吹くハーモニカはなんとも言えずカッコ良く!自分で曲を書き、演奏もする、限りない才能と可能性を感じました。個人的に好きなのは、TOO HIGH、GOLDEN LADY、DON'T YOU WORRY 'BOUT A THING、HE'S MISSTRA KNOW-IT-ALLが大好きです。前作(TALKING BOOK)からの3作が私にとって、スティービーの最も好きな時期の作品達であり、その中でも本作は最高傑作だと思います。購入して20年以上経つ、今もその思いは普遍です。彼のアルバムを一枚と言われると間違いなく、これです。お勧めします。賞味期限は永久です!!

・「超えるものを聴いたことがない
70年代の彼にはおそらく現世の音楽ファンのために過去の偉人が摂り付いているに違いない。先日のライブではいきなりToo HighからスタートしHigher Groundまでメドレーで生演奏を聴かせてくれた。20年以上何千回このアルバムを聴いてきたものとしては言葉にならぬ感動であった。当時スティービーはほとんど寝ることもなく数ヶ月このアルバム製作に没頭したという。しかも完成直後味覚を失う大事故に遭う。暗示的スピリチュアルな曲がメドレーで歌われている。前作および後の2作もすばらしいが他のアーティストの作品も含めアルバムとしてこれを超えるものを聴いたことがない。POP,POCK,R&Bに興味のあるあらゆる人に聴いてほしい20世紀の遺産である。

・「最高
「Too High」でいきなりこのアルバム世界に引きづりこまれて、以降「Visions」から「Living for the city」、「Golden lady」に流れるあたりに感動し、録音はとても30年以上前のものとは思えません。これからも永久に聴き続けられていく作品であることに間違いありません。

Innervisions (詳細)

ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~

・「心に残る名作
一曲目の「マザー」を聴いて泣いた、と言ったら信じてもらえるだろうか?音楽を聴いて泣くなんて確かにそうそうある事じゃないし、一生に一度もそうチャンスに恵まれない人だって世の中にはたくさんいると思う。でも、僕は確かにジョンの魂の叫びを聴いて涙した。そういう意味ではこの作品ほど心の中に踏み込んできた作品はないと思う。

ビートルズというあまりに巨大な出来事のあとにジョンが放ったのが本作品。この時期のジョンの作品としては「イマジン」の方が有名かもしれないが、僕は圧倒的に「ジョンの魂」の方が好きです。シンプルな演奏とシンプルな楽曲。そして彼の歌声はかなり神がかっている。これ以上もこれ以下もない、ジョンがこれを作ったのは歴史的にみても価値ある事であると思う。

それにしてもこの作品に関してはボーナストラックはいらない。そんなもの付け足すべきじゃなかった。ジョンが生きていたらそんなこと許したろうか。この作品を本当に満喫したい方は、CD-Rに11曲目までコピーして聴くのがよいと思います。「パワー・トゥ・ザ・ピープル」も確かに名曲ではあるがここにボーナストラックとして加えてしまう何というセンスのなさ!

・「なぜジョンは永遠となったか
「すべてを語り、すべてを吐き出す。」これがこのアルバムの全てだ。ジョンはビートルズのメンバーであったから、記憶されるのではない。このアルバムを残したからこそ記憶されるべき人である。孤独だった少年時代、スターとなったことへのむなしさ、元メンバーへの思い、ヨーコと生きていく決意。自分を取り巻く全ての者たちへ、その時点のありのままのジョンの姿がさらし出されている。だから僕らはこのアルバムに感銘を受けた、彼がビートルズであったからではなく、スターだったからでもなく。その意味で永遠にロック史に残るアルバムである。このアルバムでジョンは永遠となった。

・「洋子さん、どうしたのですか?
このアルバムは、★を百個つけたいくらい素晴らしく、人類最高の音楽遺産だと、私は思っているのですが、このリミックスバージョンには、ガッカリしました。このアルバムのリミックス監修に関わった小野洋子さんは、ボーナストラックの追加で全てが台無しになってしまうことが理解出来なかったのでしょうか?マザーのイントロの「日本の鐘」のような深い音も、「西洋教会の鐘」のような軽い音に変わってしまい残念です。今後、ジョンの意志を正確に受け継いだ「オリジナル盤」が、再発売されることを願っています。

・「母への呼びかけを壮絶な叫び声で歌う『Mother』
1970年12月11日発表。

1970年アーサー・ヤノフによって著された『プライマル・スクリーム』にジョンは出会い、約半年間プライマル精神療法を受ける。ジョンの心は幼年期に遡り、両親の離別や母を交通事故で失ったことなど内面に閉じこめていた心の傷と正面から対峙し苦痛と恐怖感を徐々に解き放った。そして出来上がったジョン最初のソロ・アルバムが本作『ジョンの魂』だ。

霧深い鐘の音で始まり、母への呼びかけを壮絶な叫び声で歌う『Mother』、信じないものを列挙する『God』、愛を定義し続ける『Love』と、カラカラに干からび、傷だらけになった天才の心を感じずにいられない作品になっている。『My Mummy's Dead』と歌い続けて終わる最後のナンバーはまさに象徴的で、ジョンの幼年期の傷がいかに深いものであったかを感じる。

『ダブル・ファンタジー』に幸福な人間の魂を、『ジョンの魂』にどん底の人間の魂を感じる。そしてもどちらも同じジョン・レノンという人間の作ったものだということに、彼の偉大さを感じずにはいられない。

・「人間ジョン・レノンがここにいる
初めて聴いたのは25年以上前、高校生のときでした。ビートルズをひと通り聴いてから、ソロアルバムを聴き始めたのですが、このアルバムを聴くまでは特にジョン・レノンが好きというわけではなかった。どういう人なのかはっきりしたイメージがなかったので、好きでも嫌いでもなかった。このアルバムを聴いてジョン・レノンに目覚め(いわゆるレノン・ショック)、のめり込むようになりました。そのあとにビートルズ時代のジョンの曲に戻って行った記憶があります。このレコードには歌詞と今野雄二氏による訳が載っていました。歌詞もですが、訳詞を暗記するほど読んだのはこのときが最初で最後です。それからレーベルのりんごが真っ白だったのですが、なんともこのアルバムには似合っているなあと思ったものでした。本作において特筆すべきことは、ジョンが自分の内から噴き出してくるものを歌ったものでありながら、結果として人間の弱さ、強さ、優しさ、狂気、その他もろもろ、つまり普遍的な人間の姿というものを表現し得ているということです。

ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~ (詳細)

Tapestry

・「少年の日は遠く
16歳、高1の時だから32年前になる。確か初めて買った洋楽(なつかしい響きの言葉)のLP(これも)である。購入したきっかけは、いまでははっきり覚えていない。

とにかくアナログのLPをターンテーブルにおいた日から、半年ほどにわたって、毎日欠かさず聴いた。何度も何度も繰り返し針を乗せ、歌詞もほぼ暗記してしまうほどだった。犬の散歩をしながら、いろんな歌を次々と口ずさんだ。「You've Got A Friend」「So Far Away」「Natural Woman」「Way Over Yonder」「Home Again」あたりがお気に入りだった。

洋楽の聴き始めのころ、ビートルズでもプレスリーでもなく、キャロル・キングだけがなぜこんなにも深く心に滲みたのか。それは今もわからない。

ただ過剰な自意識を抱えていた少年には、キャロルは世界への一筋の通路だった。冬の後には春が来る。恋が終わっても人生は続く。人は人と関わってしか生きていけない。「どんなに不器用でも、不細工でも」。このアルバムを聴きながら、そんなことをとりとめもなく、しかし真摯に考えていたのである。それはやっぱり説明しにくいことだけれども……。

とまれ、厚顔に生き恥をさらしてきたオヤジは、今でも年に何度かこのアルバムを聴く。時折、犬に引っ張られて手のひらに鎖がくい込む感覚が甦ってくるが、もはや少年の日のように口ずさむことはない。ただ、杯を傾けて、酔いに身をまかせるばかりである。

長い時が過ぎた―。しかし、キャロル・キングはここにいる。多くの若いリスナーを獲得しながら……。そのことをオールドファンは静かに喜びたい。

・「シンガー・ソングライター・ブームの源になったアルバム
71年発表の2nd。彼女の代表作であるばかりか、70年代初頭のシンガー・ソングライター・ブームの源になった重要アルバムであり、当然ながら70年代のアルバムとしても絶対にはずす事の出来ないアルバムである。特に日本の音楽シーンには絶大な影響力を与えており、フォークやニュー・ミュージックと呼ばれる一連のシーンにおいて彼女の影響を受けていない者はほとんど皆無だと思う。個人的には彼女の持つ「孤独感」のようなものが苦手であまり聞く事はないが、それだけにごく稀に聞くこの作品は新鮮でその素晴しさはヒシヒシと伝わってくる。名曲しか入っていないが、特に好きなのは1.と3.。これらを聞くと後のシティ・ポップスは彼女が提示したものだと言うことが良く分かる。9.での彼とすぐ分かるジェイムス・テイラーのコーラスも素晴しい。全体的にも土臭さを全く感じさせない、また洗練されていながらも、され過ぎない微妙なラインがこの人の魅力であり、個性。文句無しの一枚なのでベスト盤を買うよりもこちらがお薦めです。

・「あなただけのTapestryを…
ふと疲れた時…何かにもたれかかりたくなった時…そんな時に思わず聴きたくなる優しい香りに満ちた傑作だと思う。しかし、これは決してエンヤの作品から伝わってくるような神々しい大陸的煌めきを放つヒーリング・ミュージック然とした癒しではない。もっと臨場感のある…手にとって伝わる…そんな身近な癒しではないかと思う。何というか、意識して聴き込む類の作品ではなく、自然と聴きたくなる…もっと言えば、それだけキャロル自身が聴かせる作品…そんな気品と魅力を放ち続けている作品だと言える。本作に収録された曲は、リスナー一人一人のTapestryを紡ぐために与えられた素材であり、それらはリスナーの数だけTapestryなり物語なりを彩ってきたはずである。それが、本作が今日まで愛され続けている一番の原因ではないだろうか…。派手派手しさや喧噪とは無縁の佇まいの響きが、リスナーに寄り添っているような安心感を与えてくれるような気もする。7・9・12など、他人に提供しヒットした曲が多く収録されているから名作なのは当然という見方もあるだろうが、ハッキリ言って本作には無駄な曲・埋め合わせ的な曲は全くない。それらの曲だけで判断・納得してしまうのは大きな損失だというのは、2.3.4.11あたりを聴けば明らかだろう。誤解を恐れず言わせてもらえば、幾多の名作アルバムがあるが、本作ほど密度の濃い作品は、そう簡単に出会えるものではないとも言える。正直な話、本作からキャロルに入ると、他のキャロルの作品でも物足りない…そう言っても過言ではない別格の作品だとも思うからだ。今日もこの不朽の名作を耳にした誰かが、また一つどこかで新たなTapestryを織りあげた…そんないつでも寄り添ってくれる優しい色の心の生糸を運んでもらう次の人は、あなたかもしれない。そこから、あなただけのTapestryが生まれるはず…It's not too late…。

・「名盤は、配信やコピーじゃ意味無いよ。買って飾って眺めて聴くべし。
名盤として語り継がれているので、ジャケット自体に風格があります。これを部屋に飾っておけば、オンナノコが部屋に来ても「あらキャロル」ってなもんです。悪い印象には絶対ならない。鉄板です。そんな不純な動機で入ったとしても、中身ももちろん名盤にふさわしい内容。音は楽器の音がちゃんと聴こえる古き良き70年代で、今でもCMやカバーで使用されるので聴いた事のある曲がいっぱい。聴きやすいし、味わいも深い。もちろん歌詞は英語なので分かりませんが、タイトルと曲自体で訴えかけてきます。だから最後は「ナチュラルウーマン」で終わるべき。捨て曲無しのこの名盤になんでボーナストラックをつけるのか、残念です。

それでもこの名盤は買って持っておくべき。趣味の欄に「音楽鑑賞」と書いた事のある人は、おさえとかなダメでしょう。女性ポップスというジャンルがあるとすれば最高峰だと思います。

・「時代に寄り添う一枚
いつ聴いても力強いキャロルキングの歌声が心に沁みる一枚。60年代から走り続け、そしてこのフォロワーが作ろうとも作れない名曲いっぱいのアルバムを作る。彼女が一つのジャンルを作ったとも言える最高傑作です。1曲目から最後まで、何回も何回も聴くほどに味が出てくる作品です。

Tapestry (詳細)

コート・アンド・スパーク

・「ジョニの華麗なる変身
本作は日本では74年発表のジョニの6枚目のアルバム。発表当時「ジョニの華麗なる変身」ともてはやされたものです。変身とは、クルセーダーズのメンバー等のフュージョン、ジャズ、ソウルのミュージシャン、そしてロビー・ロバートソンに至るまで多彩なゲストを起用し、後の「マイルズ・オブ・アイルズ」はもちろん、「夏草の誘い」に至るサウンドの方向性を示したからです。特に2曲目「ヘルプ・ミー」、3曲目「パリの自由人」の軽快さは今聴いても新鮮。しかしながら、後に続く作品の洗練ぶり、素晴しさを知る者としては、まだ本作の時点ではあふれるアイデアを色々試して整理しきれていないという感じは残ります。その点を考慮してもジョニのキャリアを語る上で欠かせない作品と評価できるでしょう。

・「デジタル・リマスタリングなし
内容的には、ジョニの初期のタイトルの例にもれず、傑作だと思います。音楽の幅が広いです。よく見ると、ジョニの初期の一連のタイトルのうち、これと『ドン・ジュアンのじゃじゃ馬娘』との日本盤とは、商品に「デジタル・リマスター」の文字がありません。さらに、『ドン・ジュアンのじゃじゃ馬娘』のほうは、最近輸入盤でデジタル・リマスター盤をみかけましたが、この『コート・アンド・スパーク』は、輸入盤にも、デジタル・リマスター盤はないようです。初期のタイトルがまったくデジタル・リマスターされていないニール・ヤングよりもましですが、なぜか不均等なマスタリングに星三つです。

コート・アンド・スパーク (詳細)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

・「永遠のプログレの教則
有名無名に関わらず多くの先人の方から語り継がれてる今さら説明不要な名盤。個人的には洋楽はビートルズから聴き始めて雑誌等でプログレなる言葉を知り本格的にそのジャンルで初めて聴いたのが本作だった。不気味なSEからいきなりのハードなイントロとエフェクトがかかったVoの(1)に衝撃を受けた。当時('89)自分はヘヴィメタルも経験してはいたが、やはり(1)には驚かされた。一転し静寂の(2)、叙情と悲嘆の(3)、幽玄と耽美の(4)、そして神々しささえ感ずる荘厳な(5)と一部の隙もない構成に、ただただ圧倒されていた。様々な音楽的な要素が無理なく集約されていてしかも強烈な個性として確立している。何をもってプログレと呼ぶかは様々な議論があると思うが(古い時代の特定の作品群を先駆的、革新的という言葉でジャンル分けする矛盾等)、少なくともこの作品はロックの転換期の歴史的意義という重要性もありながら、プログレというジャンルを訪れる時は避けては通れない作品だろう。これからも新たに聴いた人達に衝撃を与え続けるのだろうから…

・「オリジナル・マスター恐るべし!!!
今更何を言う事もない、ロック史上の傑作である。

「アビイ・ロード」をチャートから引きずり降ろした事で有名なアルバムだが、ビートルズが拡大しきったロック・ミュージックにおいて、まだ創造すべき物がある事を示したディスクでもある。 そして、アートワークを含めて、ロック・ミュージックが芸術と成り得る事を証明した作品でもある。

オリジナル・マスターを使用したこのディスクでは、まず音質改善の素晴しさに驚愕した!!! スティックが触るタッチの違いまで聴こえてくるシンバル、マクドナルドのブレスまで聞こえニュアンス豊かに響き渡るウィンズ。

レンジが広くなり分離が良くなった事で、もやもやしたものが一切ない眼前に迫ってくる音像となっている。しかしデジタル的なピリピリしたものではなく暖かみがある。

久し振りに良い音でこの作品が聴けた。まさに30年前にLPで聴いた生々しさ、いや実際はそれ以上だろう。 凡百の新譜より遥かに素晴しい感動を体験できた。

30数年経てこれほどの物を聴けるとは・・・!オリジナル・マスター恐るべし!!!。

・「素晴らしきメロディ
#1の21世紀のスキッツォイドマンは言うまでもなく、良い作品だとして、他の4曲の評価をしてみようと思います。その4曲は全て静かな曲です。悲しく、切なく、哀愁漂うメロディたち。しかし、どこか迫力があり、どこか強みがあります。#1もすごい名曲なんですが、他の曲もひけをとらない、名曲揃いだと思います。

・「限定盤で無いことを祈る
内容については今更とやかく言うアルバムではありません。ここ何年か配給権が移ったりで、これほどのアルバムが普通に店頭に置かれていないのが非常にさびしい思いがします。前回のユニバーサル盤は限定紙ジャケットのみのリリースでした。今回も限定になってしまうんでしょうか?転売目的で買い占める人も多いようで、それはそれでレコード会社としては売れるから喜ばしいことなんでしょうが、プラケースでもいいから普通に流通させてくれることを祈ります。

・「クリムゾン・キングの宮殿。
プログレってジャンルを知りたい人、入門したい人には最初の一枚に是非オススメ。1曲目「21世紀の精神異常者」でノックアウトされること間違いなし!実際僕がそうだったから。壮大な中にジャズの軽快さが入ってるこの曲は無条件でノレます。そして2曲目はフルートが美しく日曜の昼下がりにでも聞きたくなる「I Talk To The Wind]。3曲目は哀愁漂う「Epitaph]。4曲目は迷路に迷い込むように世界観に引きずり込まされる「Moonchild]。そしてラストナンバーは一気に心を解放してくれる「クリムゾン・キングの宮殿」。

最高の物語です。

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様) (詳細)

ザ・ベンズ

・「素晴らしい曲揃いの名盤☆
ギターロックの延長線上にあると言えますが、あくまで他とは一線を画していますね。レディオヘッドが音楽に「聴くものに切実な痛切な何かを感じさせる力」を宿した最初の作品でもあると言えるでしょう。

レディオヘッドの作品から、単純にいい曲揃いのアルバムを選ぶなら個人的にはこのアルバムだと思います。捨て曲がないどころか心に残るような印象的な曲ばかりです。ボーナストラックまでいい曲なので、ぜひ国内盤をお買い求め下さい。

アレンジやギターがカッコイイのも確かなんですが、何よりトム・ヨークの歌が素晴らしいんですよね。本当に本当に美しくて切ないメロディと唯一無二の声・・・。

いわゆる毒素的な要素を持ちながら、同時に普遍的でもある名盤です。

・「心打つギターロック
レディオヘッドのなかではいちばん親しみやすく、ニルヴァーナ以降のロックの世界的流れを決定づけたセカンド・アルバム。アコースティック、エレクトリックがからみ合うギターの美しいメロディに、これまた美しいトム・ヨークの高音ヴォーカルがからみます。トラック3は、ジェイミー・カラムもカヴァーした名曲。ぼくは、ジェイミーのカヴァーよりも、トムの高音ヴォーカルが哀切に響くこっちのオリジナルのほうが好きですね。ライナーはリリース時のまま。ボーナストラック含めて歌詞・対訳つき。

・「安い、安すぎる。
もうこれでもかってくらいいい曲をぶち込みまくったアルバム。トム・ヨークはとにかくマイ・アイアン・ラングがお気に入りくさいけど、僕はプラネット・テレックス、ザ・ベンズ、ブラックスター、そしてボーナスのキラーカーズが好きですね。ライナーノーツにも書いてあるけど、以前より役割がはっきりした3本ギターによるアンサンブルが美しいアルバム。一曲目だけは何故かすでにOKコンピューターの領域に入っているけど。

これを聴いたらぜったいにアストリアでのライブビデオも買うのがおすすめ、少し前にDVDも出たし。この辺の曲はライブテイクでこそ威力を発揮する曲が多い、特にジョニーのギターは感涙モノなのでチェックしといて損なし。収録曲はほとんど演奏してるしね。

・「名作
 正直、僕はradioheadの事がそれ程好きではありません。  90年代の名作アルバムと呼ばれる「OKコンピューター」も良質なアルバムではありますが、昔のprogressive rock bandが目標としていたコンセプトと何が違うのだろうか、とも思ってしまいます。  別に、マスコミや一部の熱狂的なファンが騒ぐほど、斬新なアルバムでは無かったように思います(レベルは高いですが・・)。

 確かに、radioheadは、現存するバンドの中で世界トップクラスの音楽を作っていると思いますが、装飾が過ぎ、本来のロックの形・原点とは異なる音楽を紡ぎだしているように思えてしまいます(私のようなロック好きには特に)。

 しかし、このbendsは違います。「煌びやかな装飾」や「音を多くして良質に見せかけているだけ」の音楽ではありません。

 派手さはありませんし、後のradioheadのアルバムと違って実験性はない「普通のアルバム」ですが、それだけにこのradioheadというバンドの力量が伝わってきます。

 一度聴いただけでは、このアルバムの本質に気付かないかもしれませんが、どうかじっくりと何度もこのアルバムを聴いてみてください。  本物の音楽がどういうものか、伝わってくると思います。

・「イイ
初めて聞いた時は自分の予想を見事に裏切っていて、とても嬉しかったです。個人的には、1stは3本のギターがうねっていて、レディオヘッドのアルバムの中でもかなりロックだと思いました。そしてこの2ndでは、1stのバンドサウンドも顕著に残しつつ、ジャケからは想像も出来ないような美しいメロディが奏でられていて、ほとんど捨て曲がないと言っていいほど完成度が高いと思います。特に4がオススメです。

ザ・ベンズ (詳細)

Music from Big Pink

・「リチャード・マニュエルに捧げるレビュー
こいつは、とても重たいアルバム。レコードをターンテーブルに載せるのさえ重く感じられた。それにもかかわらず、毎日のように聴いてしまう。

・「若者よ、騙されたと思って聴いてみろ!
最初にこのアルバムを聴いたのは、24歳頃だったと思います。普段聴いていたアルバムとは明らかに違う、淡々とした曲ばかりが並ぶアルバムだなあ・・・と思ったのですが、妙にはまってしまって・・・いまだに、このアルバムのどこがそんなに好きなのか、きちんと分析できないのですが、朝に晩に、このアルバムばかりかけて、暮らしていた時期がありました。「疲れた生活の果てに・・・」みたいな印象もあるけど、決して、ワビサビだけのアルバムってわけじゃないし、淡々とした中にも何かが詰まっているというのでしょうか、単純に、「こういうものです」と言い切れる中身じゃないのです。20年弱、聴き続けて、いまだに新しい発見がある、奥の深いアルバムです。おそらく、最近のロックばっかり聴いている人が聴いても、心惹かれるものがあるんじゃないかと思います。別にこのバンドが誕生した歴史的背景など、なんにも知らなくていいから、「騙されたと思って聴いてみな!」と若いリスナーに聴かせてやりたい一枚です!

・「ロックの最高峰
ジャニスもビ-トルズもスト-ンズもディランも好きだった. だけど,このアルバムを聴いた時の衝撃は物凄かった. 無骨なまでにシンプルで不器用な音作り,でも心にズンズン沁みてくる. 幾つかのバンドのアルバムの中で最もバンドらしく,そして精神性が高い. おそらくロック史上最高の名盤.

・「音楽の本質を求め続けた5人の賢者たち
結論から言えば、派手さはないがゆえの実に味わい深い名盤である。痛々しいほど切なさが伝わってくる①…ロマンティックな曲調とソウルフルな歌いっぷりが見事にブレンドされた③…多くのアーティストにカバーされ語り継がれし名曲⑤…ゆったりとしたメロディーが心地よい⑦…無国籍なキーボードで幕を開ける⑧…子守歌的な趣きの⑨…天上の響きを思わせる煌めきを放つ⑪…簡単に各曲の印象を述べてみたが、正直筆舌し難いほどの魅力…強いては聴き手の意識も問われる一枚だと思う。ただ一つだけ断言出来るのは、大衆音楽が産業化・商業化しつつあった時代に、本質を見据え、求め続けて旅をする5人の賢者たちが存在した…という記録が、この一枚に提示されているという真実である。尚、ボーナストラックについては原盤に敬意を表し、コメントは控える事にする。心して聴いてくれる事を願う…You shall be released…。

・「最強無敵のアルバムタイトル
BANDの伝説のデビューアルバム。ディランとのビッグピンクでのセッションとの共通項も多くロック黎明期の貴重な財産です。ここでの楽曲はどれもこれも力強くかつ一生懸命さの大切さを教えてくれる気持ちになります。これもこのアルバムが永遠に語り継がれる大きな要素だと思います。最近のリマスター版を聞くとシンプルでありながら実はその裏で凄い凝った音作りがされているのに気づきました。まだまだ僕はこのアルバムから抜け出せそうもありません。それにしてもこのアルバムタイトルは凄い!翌年にビートルズがアビーロードを出したけどヒントは絶対これですよ。

Music from Big Pink (詳細)

ジョアン 声とギター

・「ジョアン、近年のベスト作
ボサノヴァの特徴であるサウダージ(郷愁、愁い)の感覚を最高に表現できる音楽家ジョアンの近年のベスト作。

これがスタジオ録音で初のソロ・アルバムというのは意外だが、自身によるシンプルなギター伴奏が、彼の囁くような声と唱法の魅力を他のアルバム以上に際立たせている。

若き日のアルバム(たとえばベスト・アルバム「ジョアン・ジルベルトの伝説」)を越える作品はもう現われないだろうと思っていたが、本作は彼のサウダージ感覚に一層磨きがかかった一枚となった。

特に「ジサフィナード」やボサノヴァ第一号「シェガ・ジ・サウダージ」を若き頃のアルバムと聞き比べてみると、円熟期に入った彼の魅力がよくわかるだろう。

ボサノヴァのアメリカ化=商業化を頑なに拒み、あくまでもブラジル!の風土にこだわってきた彼の音楽の魅力は、この一枚を聞くだけでも十分伝わってくる。

・「何度聴いても飽きない
朝、目覚めるとき。昼下がり、お茶飲むとき。夜、一杯やるとき。生活の一部になってしまうほど心地よく、同時にはっきりとした美しさをもっている。耳を澄まして聴いてみれば、静かなギターの中に刻まれる、確かなサンバのリズム。子どもに話し掛けているような、穏やかな優しい声。

こんなに「純粋」な、心安らぐ音には、めったに出逢えないと思う。とろけそうです。評価には、★10コくらいつけたいですね。(笑

・「ジャケ買い・帯買いのボサアルバム
CDの帯コピーに「これより静かなものを求めるなら、ただ沈黙する他ない」(確か)と印象的なコピーが書かれており、併せてジャケットにも惹かれて買ってしまいました。ギター一本と歌のみで静かさの中にも臨場感ある、ボサの世界が拡がっていきます。一生モノの一枚。

・「音・香り・静寂・ギター・声
タイトル通り「声」と「ギター」以外何もない。しかし全てが詰まっているとも言える。短いアルバムである。だから何度も聴ける。でも1回目の時、10回目の時、100回目の時。朝、昼下がり、寝る前。いつも涙が出るのはなんでだろう。

・「これぞボサノバという1枚です。
 イパネマの娘を聴いてからボサノバにはまってます。いろいろ聴きましたが、やっぱりジョビンとジョアンに限ると思いました。このアルバムを聴いたとき、あぁ、これぞボサノバだっと思いました。ボサノバ好きの方でまだこのアルバムを聴いていない方、絶対聞いてください!ボサノバに興味がある方、このアルバムを聴いたら、きっとはまると思います。でも、みんなに紹介したいけど、秘密にしていたいような、そんなアルバムです。 

ジョアン 声とギター (詳細)

TAKE6

・「最強のアカペラ
彼らの完璧なヴォーカル・テクニックとハーモニーには驚ろかされる。70年代に活躍したSingers Unlimitedは多重録音を駆使して驚異的なハーモニーを実現させたが、TAKE 6 はそれをライブで細工なしにこなしてしまう実力を持っている。はっきりしたゴスペルメッセージともの凄いテクニックを持った最強のアカペラ・グループ。

・「さわやかなゴスペル
6人の黒人のコーラス・グループのアルバムである。楽器のない声だけの、すなわちアカペラの曲集である。声のさわやかさ・美しさ、リズムの良さは、ほんとうにほれぼれする。特にIf we everは是非多くの人に聴いてもらいたい。

・「100年に一度のグループ
アカペラという括りでなく単純に音楽として聴いて欲しい。当たり前だが声のみで構成されている。声というのは人間にとって最も安心できる楽器ではないか。というのも、人間が最初に音楽をやり始めたのは声であり、その意味では時代を超えた究極の音楽形態と言える。

ジャズを即興音楽とするならアカペラは真逆の超計画的音楽のはずだが不思議とそれらが同居している。一聴の価値あり。

TAKE6 (詳細)

風街ろまん

・「聴きどころが満載
 はっぴいえんどのオリジナル、3作中の第2作。大瀧7曲/細野4曲/鈴木1曲という構成だが、特に大瀧色が強いわけでもなく、三人三様の持ち味が次第に見えてきた作品。

 まず、細野氏の2大傑作「風をあつめて」「夏なんです」。本作の空気感は、この2曲による所が大きいのかもしれない。音楽の引き出しが多い人だが、この和風な味わいは独特。録音技術の過渡期ながらギターの音質も良好で、不思議と耳に残る響きである。

 鈴木茂氏は、本作で初めて作曲と歌を担当。「花いちもんめ」1曲だけだが、これが完成度の高い佳曲で存在感が十分出ている。代表作の1つと言ってもよく、構成がしっかりしていて聴き応えあり。その後の彼の個性が、既に垣間見えるようでもある。

 さらに大瀧作品も好調。演奏もコーラスもまさにグループ総力戦の「はいからはくち」が圧巻。だが、それ以上に特筆したいのが「颱風」。「颱」の字自体がただならぬ雰囲気を醸し出しているが、内容もそれに劣らず異様なテンションを見せている。台風が来る前の、不安と共に何故かワクワクするあの感じが見事に表現された異色作。

 最後になったが、全体の色合いを左右しているのが松本氏の詩の世界である。「オリンピック以前の東京の原風景」とよく言われるが、地方在住で彼らより後の世代の私が見ても、そういった匂いを感じるのが不思議である。

・「日本語、そして日本の日常の美しさ
風街ろまん、71年の作らしい。こういうバンドのこういうアルバムを聴いていると、やっぱり今の日本の音楽シーンっていうのは消費されて、忘れられていく一方の音楽なんだろうなぁ、と思ってしまうのです。もちろんそうでない音楽もありますが。

今巷に溢れている音楽に比べれば、やはり地味な印象は拭えない。

けれど、何度も聴いてしまうし、何より詩が語りかけてくる。

声高に、直球路線で愛を叫ぶ歌なんてない。語られるは、淡々とした、日々感じたことだったり、自分が見える範囲の私的な世界観である。その詩がとても美しく、かつ、彼らが生きた60年~70年代の光景が目に浮かぶようで、あぁ、日本って、そして日本語って、こんなに綺麗な物だったんだな、と感じる。

曲調的には、フォーク調のが多い。他にカントリー風、ブルース風、ロック風と様々だが、全体的に、春の晴れた日、田舎の家で窓全開で聴きたい、そんな感じです。とても落ち着く。歌詞も曲も、聞き手に押し付ける所が無い。

尚、この紙ジャケ仕様はアマゾンに書いてないですが、ボートラ7曲収録で、

はいからはくち関連が4曲、あしたてんきになあれのリズムトラック、あいうえお、そして、夏なんですのリハーサルテイクが入ってます。全然原曲と違う、夏なんです のリハテイクが原曲より好き。音源は、はっぴいえんどBOX用の最新リマスターされたものです。

全ての日本人に聴いてもらいたい。そんな一枚。

・「今も流れる風街ろまん
はっぴいえんどのセカンドアルバムだがここで全てが完成している。もう一枚出しているのだがそれは契約上のものかと思ってしまう。3枚のアルバムを発表したあとロックへのオマージュを完成させ解散。その中でも傑作の呼び声高いのがこの風街ろまん。ネプチューンの原田泰三そっくりな松本隆、日本の名ギタリスト鈴木茂、顔はともかく才能は止まらない大滝詠一、おじいさんがタイタニックの生き残りの細野晴臣。この四人の中で一番このアルバムに影響を与えているのが細野であると思う。風をあつめて。この歌が輝きを強く放っている。もともと手紙というタイトルであった曲の完成系のものだが、まさしく名曲である。細野自身はもっと高い声で歌いたかったらしいが、ジェイムステイラーを聞いて歌い方を変えたらしい。ちなみに大滝は遠藤賢司という人の歌い方にヒントを得ています。そうとにかく風をあつめて一曲だけでも十二分に聞く価値のあるかなりいいアルバムなのである。

・「聴きどころが満載
 はっぴいえんどのオリジナル、3作中の第2作。大瀧7曲/細野4曲/鈴木1曲という構成だが、特に大瀧色が強いわけでもなく、三人三様の持ち味が次第に見えてきた作品。

 まず、細野氏の2大傑作「風をあつめて」「夏なんです」。本作の空気感は、この2曲による所が大きいのかもしれない。音楽の引き出しが多い人だが、この和風な味わいは独特。録音技術の過渡期ながらギターの音質も良好で、不思議と耳に残る響きである。

 鈴木茂氏は、本作で初めて作曲と歌を担当。「花いちもんめ」1曲だけだが、これが完成度の高い佳曲で存在感が十分出ている。代表作の1つと言ってもよく、構成がしっかりしていて聴き応えあり。その後の彼の個性が、既に垣間見えるようでもある。

 さらに大瀧作品も好調。演奏もコーラスもまさにグループ総力戦の「はいからはくち」が圧巻。だが、それ以上に特筆したいのが「颱風」。「颱」の字自体がただならぬ雰囲気を醸し出しているが、内容もそれに劣らず異様なテンションを見せている。台風が来る前の、不安と共に何故かワクワクするあの感じが見事に表現された異色作。

 最後になったが、全体の色合いを左右しているのが松本氏の詩の世界である。「オリンピック以前の東京の原風景」とよく言われるが、地方在住で彼らより後の世代の私が見ても、そういった匂いを感じるのが不思議である。

・「骨太日本
 今から4・5年前、大学入りたての頃に喫茶店で時間を潰しながらよく聴いてたアルバム。などと言うと、「風をあつめて」の歌詞の様ですが、実際、音楽好きな学生達が楽しんで創っている情景が感じられて、大好きでした。 日本のビートルズと言っても過言ではない彼等ですが、サニーデイサービスやキリンジ、ハナレグミ等、現代の注目ミュージシャンへの影響もはかり知れません。日本的な情緒を匂わせながらも、音は極めて60年代の英米ロックよりであり、明らかにクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングや、ザ・バンド等の影響がかい間見えます。「夏なんです」のギターリフはどう考えても、モビーグレイプと言われる方々も結局は好きなんです。元ネタどうあれ、はっぴえんど唯一無二のサウンドです。 大瀧詠一の1STアルバムが極めてビートルズ以前のポップス、フィルスペクターを匂わせるものであるのに対し、こちらの大瀧氏の歌唱はどう聞いてもバッファロースプリングフィールド。器用な方なんですね。「ロング・バケーション」等の洗練されたAORよりのサウンドとは違った骨太さ、イナタさが濃縮されています。そんな部分にもスティーリー・ダン的な要素を感じてしまいます。 また、カントリーやフォークを独自に煮詰めた細野氏の「hosono house」、現代的な視点からフリーソウルやボッサとも言える鈴木氏の「band wagon」どちらも合わせて大好きです。 はっぴいえんどの1STの出だしのギターサウンドを始めて聴いた時から、洋楽コンプレックスの様なものが氷解された方も多いと思います。

風街ろまん (詳細)

ひこうき雲

・「繊細な色彩感
処女作にはそのアーティストのすべてが含まれているものだ、などと言います。このアルバムでデビューして以降、荒井由実から松任谷由実となり、若い女性のカリスマのようにいわれた時期もあり、いろいろな色合いを見せてきたユーミンですが、私が思うには、最高傑作はこの1枚のような気がします。

「ひこうき雲」で感じる透き通った空気の上にある空、

「曇り空」で感じる湿った空気の中、とても低いところを流れる雲、「空と海の輝きに向けて」で感じる夜の海の上を滑る船の上の月、「雨の街を」で感じる傘を持つ手にかかった雨粒の冷たさ。

パワフルな女性の代表のようにいわれるユーミンではありますが、このアルバムには、

一人の女性としての孤独感、というか世の中との微妙な距離感が表れています。

鈴木茂、細野晴臣、松任谷正隆、林立夫といった最高のミュージシャンと織りなす繊細な色彩の数々。特に鈴木茂のスチールギターのトーンが生み出す空の広がり感と細野晴臣のあまりにもすばらしいベースプレイはこれだけでも絶対に聞く価値ありです。

もしあなたが、音の色彩感というものを感じてみたいと思っていらっしゃるなら、あるいは手練れのミュージシャンの紡ぎ出す空気感というものを味わってみたいとおっしゃるなら、一度お聞きになってはいかがでしょうか。本当にすばらしい一枚です。

・「ユーミンを聴き続けて30年以上経ちました。一番好きなアルバムです。
ユーミンのデビューアルバムです。発売当時、リアルタイムに聞いた時の感動を思い起こしながら、久しぶりに懐かしくこのアルバムを聴いています。

それにしても凄いですね。10代の若さでこれだけ素晴らしい作品を残したという才能に今改めて感心しています。詩も曲も「生まれながらの感性」という言葉では片付けられない高い完成度を持っています。他のアーティストではなかなか聞くことの出来ない個性の煌きが感じられるのは、その後30年以上スーパースターとして君臨し続けた「天才」の到達度の高さなのかもしれません。

彼女によってシンガー・ソングライターという言葉が広まっただけでなく、フォークでも歌謡曲でもない「ニュー・ミュージック」という音楽ジャンルが生まれる切っ掛けになったという功績を考えますと、この記念碑的な意味合いを持つアルバムは今なお燦然とした輝きを放っていると言えましょう。

「雨の街を」を聞いていますと、セピア色に変ってしまった遠いあの頃の日々が思いだされてきます。「ベルベットイースター」や「空と海の輝きに向けて」も同様です。懐かしいですね。

アルバムタイトルの「ひこうき雲」は今聴いても素晴らしいですね。そこに書かれた重くやるせない詩の世界を、バロック音楽で良く使われるコード進行にのせて重くならずに淡々と歌い上げています。ただただ聞き惚れてしまう作品です。名曲と言えますね。拍手!拍手!

・「感動です!
私は十代なのでユーミンの曲などほとんど知りませんでした。1年前レンタル屋でみつけた松任谷由実のベスト版。ベストだし聴いてみるか、と思ったらそれからもうユーミンにはまってしまいました。最初から順にアルバム聴いていこうと思い、このアルバムを聴きました。

もう感動です。かなり昔のアルバムですがまったく古臭くなくて新鮮で驚きました。一曲一曲どれも名曲ばかりです。こんなに詰った中身のアルバムを聴くのは初めてでした。

中でも「雨の街を」、「ひこうき雲」はかなりオススメです。初めて聴いたときは身震いしてしまいました。

数多いユーミンのアルバムの中でも最高峰ではないでしょうか。

・「今も輝く傑作アルバム
このアルバムが発表された73年11月といえば、この業界ではちょうどかぐや姫の「神田川」真っ盛りだった頃で、このような斬新なサウンドに耳を傾ける人がいなかったのも無理なかったでしょう。それにしても、ユーミンは作曲面もさることながら、歌詞の世界にもそれは素晴らしい才能を持っていたものですよね。皆が絶賛する「ひこうき雲」はもちろんですけど、このアルバムで取り上げられる世界は、すべて感性豊かなユーミンが見て聴いて想像した世界を正直に書き綴ったもの。それだけにリアリティがあって、私たちを感動させてくれます。確かに今聴き直してみても歌詞・曲とも古さは全く感じません。そのことについては確かにバックを勤めるメンバー達が豪華とか、アレンジが見事とか言った理由はいろいろあるでしょう。それでも本質的にこのアルバムの名声を支えているのはユーミン自身にほかならないのです。あと、このアルバムではいわゆる谷間の曲が全くないことも驚くべきことだと思います。すべての曲が名曲であるというのは、アルバム作りとして至難の業でしょうし、それが荒井由実時代の4アルバムすべてにまで共通するとは、ただ彼女の才能に感心するほかはないと思います。今でも輝き続ける傑作アルバムと言えるでしょう。

・「これを聞かずして、ユーミンを語れるか
荒井由実時代の4枚のアルバムはどれもすばらしい。ファーストアルバムが故に、荒削りな側面があるが、だからこそ、他のアルバムでは得られない彼女の才能と魅力、そして彼女がめざす歌の世界を味わうことができる。感傷的だが情景が浮かんでしまうほど引き込まれる「ひこうき雲」から、ワンフレーズだけのサビが強烈な印象を残す「そのまま」まで、1曲1曲が評価を問いかけてくるようだ。彼女の魅力は、彼女の感性から生まれる繊細な詞にあることを知らされる。

ひこうき雲 (詳細)
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