バンド・オブ・ブラザース コンプリート・ボックス (詳細)
ダミアン・ルイス(俳優), デヴィッド・シュワイマー(俳優), ロン・リヴィングストン(俳優), ドニー・ウォールバーグ(俳優), スコット・グライムズ(俳優), スティーヴン・スピルバーグ(その他), トム・ハンクス(その他)
「全巻を1度に揃えたい方や、保管場所を取りたくない方にとっては、このBOXが最良の選択」「戦争モノではなく人間ドラマ」「アメリカ製ドラマの豊かさ」「考えさせられます。。。」「テレビドラマでここまで戦場が描けるのか」
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫 (詳細)
塩野 七生(著)
「ハードカバー版との違い」「ローマの不思議再発見」「ハードカバー版を持っている人にも」「塩野 ローマ史学の始まり」「読みやすく面白い」
ROME[ローマ] コレクターズBOX (詳細)
ケヴィン・マクキッド(俳優), レイ・スティーブンソン(俳優), キアラン・ハインズ(俳優), ケネス・クラナム(俳優), ジェームズ・ピュアフォイ(俳優)
「TVドラマは勿論 映画をも超えた壮大な映像叙事詩」「主人公は意外な人物」「現実のローマかくありしと思わせられる逸品」「「ROME」を見てから死ね…というくらい、お勧めです!」「共和制末期のローマの風俗・文化の的確な描写+優れた脚本・撮影+俳優達の熱演」
戦場のヴァルキュリア(通常版) (詳細)
セガ
「セガのゲーム自体始めて購入したが」「大作らしい大作」「今までにない感じ」「新感覚SLG!」「イ、イーディ可愛すぎる」
バンド・オブ・ブラザーズ (詳細)
TVサントラ(アーティスト), モイエ・ブレナン(アーティスト), ゾーイ・ケイメン(アーティスト), マイケル・ケイメン(アーティスト)
「あの感動がよみがえる!」「私のお気に入りです」「生きることの尊さ、偉大さを学びました。」「音楽版「バンド・オブ・ブラザーズ」」「感動を呼ぶ壮大なオーケストラサウンド」
大聖堂 (上) (SB文庫) (詳細)
ケン・フォレット(著), 矢野 浩三郎(翻訳)
「大聖堂建設のドラマが目に浮かぶようです」「中世ヨーロッパが舞台の大抒情詩です!」「中世社会ののぞき窓」「それぞれの大聖堂」「傑作」
ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best (詳細)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
「お手頃価格になって帰って来ました。」「こんなゲームは初めてだ」「ゲームを超え。」「夢物語。」「I wonder I am Wander(私がワンダになれるとは)」
● 塩野七生の「ローマ人の物語」の世界をビジュアルで楽しめる作品リスト
● 気になるアニメとか漫画とか(今しばらく購入予定のないもの)
● これ見とこ
● 好きな作家,本
● 世界史(読み物)
● ローマ参考資料
● 通勤読書2005
● DVD
・「全巻を1度に揃えたい方や、保管場所を取りたくない方にとっては、このBOXが最良の選択」
「バンド・オブ・ブラザース」は、以前にもBOXで発売されたことがありますが、最近では単品の形でしか、新品がなかなか手に入らなくなっていました。全部で10話あり、それぞれを1話完結物としてとらえることもできますが、どの話を観ても面白く、また、全体を通して大きなストーリーが構成される仕組みになっていますので、すべての巻を1度に揃えたいという方にとっては、これは注目に値する商品です。
このBOXには5枚のDVDが収められていますが、いずれも1枚ずつ、スリムケースに収められています。箱の厚さも含め、背幅が通常のDVDケース3枚分にも満たないため、保管に場所を取りません。また、1枚ずつ揃えるよりも価格が安くなっていますので、まとまったお金を出しても構わないという方なら、購入されても損はないと思われます。特に、“豪華な装丁のずっしりとしたBOXが欲しかった”という方でなければ、これが最良の選択であると言えそうです。
たいへん人気のあるシリーズなので、内容をご存知の方も多いと思われますが、光の白さと影の黒さの対比がくっきりした、美しい映像を楽しめるDVDです。爆撃で粉々になった土がぱらぱらと舞う様子や、頭上をかすめる銃弾の音もたいへん怖く、リアル感にあふれていますので、鑑賞の際には、(住宅事情の許す範囲で)できるだけ大きな音でご覧になることを、お勧めいたします。
・「戦争モノではなく人間ドラマ」
1話1時間程度で全10話のドラマ。E中隊と呼ばれる隊員を中心に展開される。
戦争モノというと、どうしても戦闘シーンに目が行きがちだが今作は実は人間ドラマである。
軍隊といえども会社と同じく、鬱陶しい上司(上官)、使えないヤツ、頼りになる仲間、嫉妬、不満、その他いろいろ。
非常に激しい戦闘シーンもあるが、隊員の一人をクローズアップする淡々とした話もある。10話を通して戦争が終結するまでの深いドラマが見れる。
徐々に成長していく隊員や、階級が上がる上官、死んでいく仲間、新しく入る新兵などとても2時間の映画では表現できない内容だ。
そういう意味では「プライベート・ライアン」よりも遥かに心に残り、制作者であるスピルバーグやトム・ハンクスもかなり力を入れているのがわかる。
プライベート・ライアンが好きなら一度は観て欲しい。
・「アメリカ製ドラマの豊かさ」
入念に練られたシナリオ,凄まじい物量が投入されているセットやCGと,ここまでコストをかけて丁寧に作れば,十分世界市場でペイするものができるだろう。 当時の証言インタビューを入れ,このドラマをまるでドキュメンタリーのように装わせている点など,ある種の価値観の押しつけが巧妙に差し挟まれているのは,少々気になる(ま,「後期」スピルバーグだもんね)。 タイトルが示す,そんな勧善懲悪な連帯の幻想よりも,バストゥーニュ以降の疲弊した状況の中で,あれほど結束した仲間達がお互い生き延びるために,セコイいじめや差別をしてしまう殺伐とした雰囲気や,トラウマの問題もチラッとだが描かれていたのはよかった。 なにより,当時は無名に等しかった役者陣が非常に良い仕事をしていて,改めて米製ドラマの層の分厚さに感銘を受ける。
・「考えさせられます。。。」
”戦争”という政治的行為について、考えさせられます。この物語10話は、実際の戦闘やその合間にある友情・人間関係を描いたもので、その戦闘のリアルさ、残酷さの表現はすばらしいものがあります。その為に戦闘の不条理さ、ひいては戦争そのものの不条理さ・虚しさをより感じました。いろいろな戦争映画を見てきましたが、この作品は是非見て欲しい作品のひとつです。
ヨーロッパ戦線について、少し知識があるとより楽しめるかとおもいます。
・「テレビドラマでここまで戦場が描けるのか」
戦争映画はオールスターの大作とひとつのエピソードで反戦や人間ドラマを訴えるものが多く、このようにひとつの中隊が多くの戦場を経験しながら終戦まで戦う姿を、複数の主人公を設けて描くにはテレビの方が適しています。印象的なエピソードをはさみながら、激戦地ばかりを経験するE中隊の兵士をじっくり描いています。実話が元になっているので元E中隊にいた本人たちの証言も挿入されますが、最後まで名前を明かさず、最終回で証言の名前が明らかになり、どの俳優が演じていたかがわかるのも印象的です。戦闘シーンは凄まじい迫力で、並みの戦争映画よりもお金と時間をかけています。一度、観始めると必ず最終回まで観てしまいます。BOXセットはしばらく入手できませんでしたし、この機会に買っておいて損はありません。
●ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫
・「ハードカバー版との違い」
私はこの本をハードカバー版と文庫本番の両方を持っている。両者の違いは何か。分冊になっている、本の体裁が違う点はもちろん、1番大きな違いは、文庫本版でだけ読める、その冒頭の、感動的な「『ローマ人の物語』の文庫本化に際しての、著者から読者にあてた長い手紙」という小文の存在であろう。私が知らなかった文庫本という形式の出版の歴史そのものから説き始めて、文庫本化に望む作者としての矜持を示してくれる。この小文を読めるだけでも、この文庫本版ローマ人の物語(1)は買う価値があると思う。
本文の内容については、既に多くのReviewerが書いている通り、すばらしいものであり、まさに巻を置くことあたわずの境地に多くの人を引き込んでくれるものと確信するが、ここではこれから「ローマ人の物語」を読み始める人のために、「『ローマ人の物語』の文庫本化に際しての、著者から読書にあてた長い手紙」の存在を指摘させていただいた。
・「ローマの不思議再発見」
大学受験以来、忘却の彼方にあったローマ史ですが、これが非常に面白い。
「ギリシアが高度な文化や政治制度を持っていたにも関わらず衰退する中、なぜローマだけが際限なく発展したのか?」。ギリシアとローマを対比させながらその謎に迫ります。
著者の堅苦しくなく、ウィットに富んだ語り口により、僕がかつて世界史を学んで(詰め込んで?)いたときには、覚えにくい文字の羅列でしかなかった古代ローマや古代ギリシアの人々が非常に身近にいきいきと感じられます。
第1巻と第2巻は、カエサルも5賢帝も登場しませんし、史料も少ない上に、非常に長い期間(建国~ポエニ戦争前まで)を扱っていますので、著者も大変苦労されたと思いますし、若干盛り上がりには欠けますが、副題のとおり「一日にしてなら」ないのがローマであり、「ゆっくりと、しかし着実に」発展したローマの特徴が非常によく分かるよう工夫されていて楽しめました。
なぜ、ローマだけが発展したのか?他者に寛容な多神教、王政と貴族政と民主制のいいとこどりをしたような政治体制、戦争で敗かせた相手をも取り込んで「ローマ化」する貪欲さ・・・
著者はこれらを「ローマの開放性」と表現し、これこそがローマを発展させた源であるとしています。
僕たちは、「文明の衝突」が叫ばれ、他者に対する非寛容と硬直した価値観による対立が益々エスカレートする現代に生きています。
そうした現代だからこそ、古代ローマの開放性を再評価する必要があると感じます。日本も同じ多神教をベースとしていますから、日本人である僕たちこそ、共感を覚えることも多いはずです。
次の巻も読まずにはいられない、楽しみながら「温故知新」できる、そんな本です。
・「ハードカバー版を持っている人にも」
ハードカバー版はかなりの大きさであるので、この洒落た文庫本は携帯に最適である。文庫独自のデザインと筆者からの冒頭の一文は、ハードカバーをお持ちの方にもおすすめしたい。
建国の父ロムロスから始まる物語は、その後の巨大なローマ帝国への萌芽を含んでいるのが興味深い。歴史を知らずともこの物語から入っていけば良い。
なお、キリスト教を背景に持つ欧米の歴史学者と違い、塩野氏は日本人の精神文化である多神教を肯定する立場である。そして作家らしく学者にはない想像力も発揮する。それらが多神教ローマに好意的でかつ魅力的な物語になったひとつの要因だろうと思う。
・「塩野 ローマ史学の始まり」
2002年に文庫で出た際に 一気に何冊か読んだ。面白かったが 面白すぎて 読みとばした点を反省した。5年後の今 再度 今度はゆっくり読み始めたところだ。
塩野の「ローマ人の物語」は 塩野という一大歴史小説家のライフワークに止まらず 日本で書かれた歴史小説の中でも 屈指の名作だ。司馬遼太郎という歴史小説家を持っている我々として 司馬に加えて塩野を持っているという点は 紛れもなく世界に誇りうる事だと思っている。 これは 僕のナショナルズムがなせる発言ではない。実際 世界を見回しても 司馬や塩野のように 歴史学とエンターテイメントを上手に統合して 誰が読んでも面白い歴史書を書いた人は余り居ない。
本書は そんな「ローマ人の物語」を高らかに開幕する書である。塩野は本書で このシリーズのテーマを明快に語っている。
「なぜ ローマ人だけがあれだけの大をなすことが出来たのか」
21世紀を迎えた僕らにとっても このテーマは 実は非常に身近な話なのだと思う。2000年たっても 人間はさほど変わっていないし 進歩もしていない。それが僕らに対する痛烈な指摘でもあるのだ。
・「読みやすく面白い」
いかに簡単に分かりやすく書くか、をテーマにしているような理解しやすい文章で思わず引き込まれる。ただでさえカタカナの名前や地名だらけで馴染みにくいので著者も相当に文章そのものに気をつかってくれているように感じる。ローマがどのように生まれ大きくなっていったか、その鍵は「敗者でさえもローマに同化させる」という一点につきるようだ。この戦略がなければ破壊されたアルバの街の名門ユリウス家も途絶えていたことになる、あのカエサルもローマの懐の深さが生んだものだったとは驚いた。地図も丁寧でローマやアテネを訪れたことがある人ならば「あ〜だからあの丘にこんな建物があるんだ」ということがリアルに理解できて面白みも増すとおもいます。
・「TVドラマは勿論 映画をも超えた壮大な映像叙事詩」
WOWOWでTVドラマとして放送されていたのを何の予備知識もなく観た。「ローマ」という漠然としたタイトルなので安っぽい歴史ものかと思いきや、あまりに壮大な物語でぶっ飛んだ。製作費が200億円以上というのだから最早TVドラマの枠を超えているのは勿論のこと、映画では上映時間という制限があるが、TVシリーズということで長時間に渡って表現できるという利点もある。まるで最高級な大河テレビを観ているかのようだ。「ローマ」は映画やTVドラマの枠を超え、最高の映像を提供してくれると思う。残酷シーンさえ抑えれば学校の授業に使いたいくらいだ。しかし長い!!テレビ放送時に録画をしようとして長さに断念したがDVDBOXで全話が一度に揃うのは有難い。
・「主人公は意外な人物」
古代ローマと云えば、「グラディエーター」を見た程度の方もいれば、塩野七生さんの「ローマ人の物語」の愛読者まで幅広い層の人々がいるでしょう。 そうした、知識面や古代ローマへのイメージの多様な人々を満足させるように作られている、希有な歴史ドラマです。 エンターティメントな部分もさることながら、考証面の細かさ(奴隷とローマ市民との対比や、宗教儀式の描写等)も素晴らしいものがあります。 古代ローマを描いての考証の細かさでは、コミックの「クリスタル・ドラゴン」も健闘してますが、実写で見せられるのでは迫力がちがいます。 全話を通して見るとわかりますが、最終話の最後のシーンで主人公が誰だったのか気付かされますが、それまでの群像劇も楽しめます。
・「現実のローマかくありしと思わせられる逸品」
本来、史実に表れてこないローマの姿そのものが、忠実に再現されており、ここに出てくる人々は、良い意味でも悪い意味でも、実際にそこに生きていた人として、活き活きと描きだされている。
主人公は、カエサルでも、オクタビアヌスでもなく、一介のローマ軍兵士二人であり、彼らの生涯と視点を軸に、それら英雄たちと絡ませることにより、一層、当時のローマというものを等身大で描き出すことに成功したように思える。本来、架空の登場人物などの色づけには不要論を唱える私も、むしろ、これを切り離してみることこそがフィクションであるかのように思え、見応えという点では、実際のローマかくありし・・・と思わざるを得ないほどの仕上がりである。
史実としては、多少、面白おかしく作ってある部分もあるが、街には、ローマ人ばかりではなく、様々な人種が、普通に、各々の民族衣装のままで溢れており、この都市が、雑多な人種の集合体であったことがわかる。史実には現れてこないであろうローマのマフィア同士の抗争など、その凄惨ぶりは目を覆わんばかりで、さらにローマの女同士の争いもまた、上流社会も日本の大奥の比ではなく、売春婦のそれも「陽暉楼」や「吉原炎上」の比ではなく・・・、とにかく人間の値段が限りなく安価であることに驚かされる。(その割には警察権力がまるで登場してこなかったところを見ると、ローマには「防衛」はあっても、「治安」という概念は無かったのではないだろうか。)
「貞操観念」、「同性愛」、「拷問」、「人権」・・・・、思えば、キリスト教的倫理観が浸透する前であり、即ちそこは「理論上考えられること」は何でもありの世界なのである。この点は、いくら古代のギリシャ・ローマに「民主主義の原型」を求めようとも、そこにあるのはまごうことなき古代国家であり、しょせん古代社会は古代社会だな・・という感を強くする。一部、R-15指定になるのもやむを得ないといえよう。
・「「ROME」を見てから死ね…というくらい、お勧めです!」
この『ROME』は本当にお勧めです。少しでもこの作品が気になってレビューなどで情報を集められている方は、どうぞ迷うことなくご覧ください。「古代ローマの知識はあまりなく、知っているのはシーザーとかクレオパトラくらい…」という人から、「やっぱりローマ軍といえばこの楯だね〜。ギリシアの丸型に比べるとこの長方形スタイルと持ち手のつき方がなんとも…」と細部にまで造詣の深い人まで、幅広く楽しめる極上のドラマに仕上がっています。制作費を200億以上かけた画面は見事に古代ローマの世界を再現しており、その中で展開するドラマは非常に見ごたえたっぷりです。この作品では、カエサルやアントニウスなど歴史に名を残した連中の政権争いはもちろんのこと、普通の古代ローマ物では描かれないような、歴史の表面には出ない女性や庶民の姿が描きこまれています。女性ならではの方法で策略をめぐらして政治的な流れをコントロールしていくカエサルの姪アティアや、庶民階級の出身でローマ第13軍団の百人隊長ヴォレヌスとその配下の軍団兵プッロが家族や女性や仕事のことで悩み、政権争いに巻き込まれていきながら、困難な状況下でも固い友情を培っていく姿など、登場人物が織り成す人間模様が本当にリアルな古代ローマの世界を作り上げています。特にヴォレヌスとプッロの戦友同士の友情物語は人間ドラマとして非常に秀逸で、政権争いのドロドロで陰惨になりがちなこの物語を明るく救ってくれていました。
英語のことわざで「ナポリを見てから死ね」というのがありますが、「ROMEを見てから死ね」と言い換えたいくらいの、本当にお勧めの作品です。
ちなみに、本編は全22話ですが、特典ディスクに古代ローマ社会や登場人物についての解説がいくつかついています。これもしっかり作ってあって、ヘタな歴史番組なんかよりもいいデキですので、こちらも忘れずにご覧ください。
・「共和制末期のローマの風俗・文化の的確な描写+優れた脚本・撮影+俳優達の熱演」
塩野七生氏のローマ人の物語シリーズの第5巻「ユリウス・カエサル ルビコン以後」に相当する時代が背景の超大作。共和制末期の兵士・元老院階級や庶民の風俗・文化の再現に惜しみなくコストをかけている。まだ皇帝たちの建築ラッシュの前のローマの街の様子、特に庶民の生活が、住居、信仰、スラム街、ギャング同士の争い等、よく描かれている。上流階級の家の作り等は塩野氏の本でも紹介されていたが、それも含めて、犠牲の血をあびる壮絶な儀式、頼りとする奴隷との信頼関係、結婚、オクタヴィアヌスが後に綱紀粛正を徹底せざるを得なかった風紀の乱れ(その彼自身の嗜好もほめられたものではないが)等、何れも百聞は一見に如かずだ。
ローマ人の生活を忠実に再現しつつ、軍団出身の男性2人の熱い友情及び周囲の人々を巻き込む波乱万丈な物語と女たちの争い(特にオクタヴィアヌスの母アティア対ブルータスの母セルウィリア)とにスポットをあてるために、大きな逸脱はないが史実を脚色している。明らかに史実と違う点もある。しかしそんなこともあったのではないかと思わせる、歴史との接点をしっかり保った脚本が素晴らしい。塩野氏の本ではアティアは全く触れられていなかったが、本作では重要人物でその造形が面白い。あと、アントニウス、クレオパトラ、オクタヴィアヌスと彼を支えるアグリッパ等若きローマの指導者は私が持っていたイメージ通りでしたね。オクタヴィアは貞淑な人と思っていたので、本作では意外に思う場面もある。俳優達はチネチッタ・スタジオを中心にした撮影のため2年間イタリアに滞在したという。エキストラもイタリア人。イタリア人スタッフのプロの仕事とイタリアでの撮影が映像に歴史の奥深さを与えている。
大規模な戦闘シーンがもっとあればとも思うが、今後古代ローマの映像作品の規範となる秀作であることは間違いない。
・「セガのゲーム自体始めて購入したが」
2周クリアしましたが、最高ですね。二コニコ動画で見た感じでは戦闘はごり押しゲームかな?と思いきや、かなり戦略性が必要で難易度もそれなりにあります。このゲームの戦闘は動画を見るだけと、実際やるのでは大きく面白さが違うのがミソです。
キャラクターも水彩画タッチで感情移入できますし、新しい試みの戦闘はもちろん、固定キャラでない普通の志願兵全員にもきめ細やかなキャラ設定や声優の声が当てられており、セガの意欲作であると感じました。また、1つ1つのストーリーがメニューに戻った時に、本のコマ形式になっており、それを選ぶとそのストーリーを繰り返し何度でも見れるのもユーザー視点になっていて好感をもてました。自分は結構読み飛ばしたりするので、何回も見れるのは非常に助かりました。BGMもFFTやFF12担当の崎元さんが作曲なさってるので、神曲のオンパレード。
また、タクティクスオウガのトレーニングみたいな感じで、「遊撃戦闘」というのがあり、ゲームに詰まった時には、遊撃戦闘で自分の好きな時にお金や経験値を稼いでレベルアップや兵器開発ができるので初心者の方でも問題ないと思います。ゲームバランスもとてもいいです。そして2周クリア後に初めて手に入る武器、2周目で追加される断章や新たな兵士や勲章、HARDモードの追加など、やり込み要素も多いのでやり応えあります。
最後に、戦ヴァルの制作スタッフの前作であるサクラ大戦シリーズファンの方は、もちろんの事、俺みたいにサクラ大戦はやった事ないけど、FFTとかタクティクスオウガ、信長の野望みたいなシュミレーション好きな人や、RPGの雰囲気が好きな人(ドラクエ、テイルズ、FFなどの雰囲気が好きな人)にもおすすめです。また当方、ゴールデンアイやパーフェクトダーク、レジスタンスなどのFPSを完全クリアしてるFPS好きですが、結構やり応えある難易度でしたのでFPSが好きな人でも、新鮮なゲームとして(あくまでS・アクションRPGですが)入り込みやすいかと思います。久々の大作でした。
絵もサガフロ2調の優しい感じのタッチで温かみがありますので、結構万人に受け入れやすいゲームなんじゃないかと思います。個人的にこの作品にめぐり合えた事を感謝すると同時に、多くの人に遊んでもらいたいですね。大ヒットして有名になって、続編・スピンオフなどシリーズ化して欲しいですね。
・「大作らしい大作」
クリアしたのでレビューさせていただきます。
まず、ボリュームについて。これは文句無しです。サブイベントを無視してただクリアするだけでも30時間程度はかかりますし、各戦闘で最高評価を得ようとやり込むと、相当長い間遊べるんじゃないでしょうか。
演出については、中途半端な手抜き感が一切無く、個性的なグラフィックとゲームの雰囲気にマッチした音楽が物語を盛り上げます。
シナリオについては個人で感じ方が違うと思うので良いかどうかは書きませんが、少なくとも王道が好きな人なら最後まで目を離せずに楽しめる出来だと思います。演出が素晴らしいので、多少ベタなシーンでも見入ってしまいます。ただし、戦闘が難しめなので、ストーリーを間を空けずに続けて見たい人には少しキツいかもしれません。
キャラクターについても、クセの強いイロモノな感じのキャラクターはメインキャラにはいないので、多くの人が親しみを持てると思います。サブキャラクター達にもそれぞれ細かく個性付けがされているのも良かった。
戦闘についてですが、ここまで難易度の高いモノだとは思っていませんでした。何度も死んで覚えるゲームという印象ですね。初見でセーブ・ロードも無しで余裕なんて戦闘はほとんど無かったです。ただ、戦後評価を気にしなければ絶対にクリア出来るレベルなので、攻略サイトなどに初めから頼るのはオススメ出来ません。これはどのシミュレーションゲームにも言えることですが、自分でクリア方法を探す事がこういったゲームの楽しみの一つであって、初めから用意されている答えを見て問題を解いてもつまらないし意味が無いと思います。とにかく、戦闘は非常にやり応えがあり、素直に面白いです。
完全オリジナルタイトルと言う事で、当初は若干の不安がありましたが、フタをあけてみると相当練られて作られており、製作スタッフの努力が感じられる、非常に良いゲームでした。PS3を持っているなら、やってみて損は無いと思いますよ。
・「今までにない感じ」
最初はスパロボみたいな戦略ゲームかなと思ってたら全然違いました
フィールドでキャラクターを動かすことができ照準を合わせる事もでき隠れたりと今までにない戦略ゲームなのでとても面白いです
サブキャラも満足でとても楽しめ結構むずいのでやりがいのあるゲームです
・「新感覚SLG!」
まず勘違いしている人がいるようですがこのゲームはSLGの移動、攻撃等をアクション要素を取り込んでみたというだけなので、棒立ちの敵とただひたすら撃ち合うだけで面白くないとか言う人はすなおにFPSをお楽しみください
キャラクター、絵柄等は好みによるでしょうが個人的にはやわらかくて好きですアクション制が多少あるにしろ戦闘は基本SLGとかわりませんキャラを移動させて、攻撃をしてターン終了の繰り返しですしかし今までのSLGと違い升目にとらわれず草むらに身を伏せて隠れる土嚢の裏に隠れるなどして適からの攻撃を軽減させる移動力の高い偵察兵に敵の位置を確認させて、突撃兵で攻撃を仕掛けるこのように戦略性が深いです
単純に自分の腕で撃ち合って敵をばったばった倒すというFPS的な感覚ではないですあと今までどおり升目状のSLGがすきだー!って人には多少あわないかもしれません
・「イ、イーディ可愛すぎる」
戦場のヴァルキュリア、まぁ、今更ですが、イーディ可愛過ぎ。
続編とかでは無いですが、イーディとセルベリアの断章的なものが、有料でダウンロード出来るので、試して見てください。
・「あの感動がよみがえる!」
大きな話題と感動を呼んだ「バンド・オブ・ブラザーズ」のサントラです「プライベートライアンコンビ」のトム・ハンクスとスティーブン・スピルバーグが製作総指揮にあたり話題となりました。プライベートライアンで描き切れなかった続編的な物語で、舞台は第二次大戦下のドイツ占領下のヨーロッパ。ノルマンディー降下作戦から始まりドイツ降伏までの戦いを忠実に再現した長編戦争ドラマです個人的には、悲しくも戦い続けなければならないように聞こえるオープニングが大好きで買ってしまいました。買って損はないはずです
・「私のお気に入りです」
ドラマの素晴らしさに惹かれてDVDを全巻購入し、哀愁漂うメインテーマに惹かれてCDを購入しました。
戦いたくはないが戦わざるを得ない「兄弟の様な固い絆のE中隊」。時には勇ましく、時にはもの悲しく、彼らの心情を見事に表現した素晴らしい曲ばかりです。
メインテーマはTVでもBGMに使われる事が多くなりましたので御存じの方も多いと思いますが、一度フル演奏で聞いてみて下さい
ドラマDVDと共にお薦め出来るサントラです。
・「生きることの尊さ、偉大さを学びました。」
バンドオブブラザーズのメインテーマを聴くと、その悲しげながらも荘厳なメロディーに誰でも強烈な印象を与えられるはずです。戦争、人類の悲しさ、希望・・・様々なことを語りかけてくるようです。戦いたくなくても、戦わなければならない・・・。我々は何故争ってしまうのか、という事を考えさせられるような壮大な音楽が凝縮された素晴らしいCDであると思います。是非本編のほうもご覧になってみてください。サントラだけでも購入価値があると思います。私の最もお気に入りの作品&音楽の1つです。
・「音楽版「バンド・オブ・ブラザーズ」」
これは、劇中使用曲をただ寄せ集めただけのありがちなサントラではありません。「バンド・オブ・ブラザーズ」の世界観を「音楽」で表現した、見事な作品だと思います。
メインテーマは、一度聴いたら生涯記憶に残る、と言っても過言ではない名曲ですが、この名曲がアルバムの中で決して浮いてないところが、全体のクオリティの高さを物語っていると思います。
全編オーケストラ演奏のアルバムは個人的にはじめてでしたが、聴いていてとても心地よく、これが戦争ドラマのサントラであることを忘れるほど。夜寝る前、朝の目覚め、ドライブ時と、どんなシーンにもはまる、意外な掘り出し物でした。(第1話のラストシーンで流れる2曲目は、出勤時に聴いていくと、すごくやる気がでます)
「いや、それでも俺はメインテーマだけで充分だから」という人でも、20曲中、オリジナルを含めた4曲がメインテーマ関連なので、満足できると思います。
この作品に5つ星以下をつけることは失礼すぎて、自分には出来ません
・「感動を呼ぶ壮大なオーケストラサウンド」
戦争に存在するスタティックな部分とドラスティックな部分を表現する上で非常に効果的な音楽であると感じました。これまでにサントラを一度も購入したことはなかったのですが、このドラマおよび音楽の素晴らしさ故にサントラを購入するに至りました。音楽を聴くたびにドラマの場面場面が鮮烈に蘇ります。
・「大聖堂建設のドラマが目に浮かぶようです」
私は趣味でローマ・カトリックの研究をしているのですが、とある本屋でこの作品を見つけて、初めの方を見てみたら面白そうだったので買いました。物語は12世紀のイングランドを舞台に、大聖堂を建てることを夢見る建築職人のトムが放浪の末にキングズブリッジという土地に落ち着いて大聖堂建築に着手するというのが大筋なのですが、先程書いた建築職人のトムを始め、修道院と大聖堂の再建に情熱を燃やす修道院長、立身出世のための権謀術数を張り巡らす司教とそれに荷担する領主、その犠牲で親を殺され、必死で家名の再興を図る姉弟など、様々な立場の登場人物の夢や欲望が大聖堂を巡って入り交じります。もちろんそういう愛憎劇だけでなく、ちゃんと大聖堂建設の現場もきめ細かく描写されておりまして、文章を読むだけで棟梁が図面を引き、作業を指図し、職人や人夫たちが働いている様子が生き生きと頭に浮かんできます。専門的な用語についても素人にも分かるように説明がされていますが、それでも大聖堂について説明している本を読んで多少の知識を付けてから読んだ方がより内容を楽しむことができるでしょう。
・「中世ヨーロッパが舞台の大抒情詩です!」
私がはじめてケン・フォレットの作品と出会ったのは、「自由の土地を求めて」でしたがそのときの興奮と感動があまりに大きかったため、逆に裏切られるのが怖くて「大聖堂」にはなかなか手を出せないでいました。しかしさらに大きな興奮と感動そしてスケールのでかさに度肝を抜かれてしまいました。・・・最高でした。小説って偉大だなあ、とあらためて感心させられました。この本に出会えて、最高によかったです。お薦めです。
・「中世社会ののぞき窓」
おもしろい本だ。ストーリーに意外性があって、主人公の運も二転三転、上、中、下、三冊の大冊を息もつかせず読ませる工夫に富んでいる。それに加えて、イギリス地方の中世社会をのぞき見るという異文化観察の楽しみがある。評者はこの後者の方に惹かれて読んだのだが、期待にそむかぬ面白さだった。修道院の組織と運営、農民生活や飢えの様子、暴力や殺人や戦争の描写、職人集団の組織と意思決定法、等々、興味深い描写がいたるところにあり、明らかに著者は中世社会の実態を目に見るように描くことを、この作品の「売り」にしようとしていることがわかり、実際それは成功している。これらの描写のほとんどには、小説だから当然明示されてはいないが、きっとなんらかの文献の裏付けがあるのだろうと推測できる書きぶりである。それで思わずにいられないのは、この本に登場する準主人公格の魅力的な二人の女性のことである。この二人の(たぶん)下級貴族は極めて意志的で独立不羈、男顔負けの活躍なのだが、このような女は果たして中世イギリスに存在し得たのか、これだけは著者の創作なのか、それとも現代よりも中世の方がこのような存在は多かったのか、この点がはなはだ気になるのである。著者には、経済的、社会的環境ばかりでなく、心性の点でも中世を忠実になぞった作品を次には期待したいものである。
・「それぞれの大聖堂」
大聖堂を作る話と、それにまつわる人々の長い長い物語り。トムビルダーや修道院長が失敗しても、焼き討ちされても、それでも負けずにくじけずに知恵をしぼって大聖堂建設を目指していく様が心地よかった。その周辺人物のエリンとジャックの親子、トムビルダーの子供達、などなどキャラクターが本当に面白い。敵役もなかなか見事に敵役で、本当に、手に汗握って一気よみしました。 訳文もわざと?すこし古くさい言葉を使って中世らしさを出している。訳者にとってもこの本は、大聖堂だったのかもしれません。こういう名訳が読めなくなったのが残念です。
・「傑作」
ファンタジー小説やゲームにはヨーロッパ中世風の世界観を持つ物が多い。日本人はこれらを通して膨大な量の「ヨーロッパ中世」を消費しており、親しみを感じてさえいる。
だが、実際のヨーロッパ中世とはどのような時代だったか、と問われると、その知識の乏しさに愕然とするほか無い。ヨーロッパの歴史のうち、実に1000年ほどが中世に分類されるにもかかわらず、この長さに見合った知識をすらすらと喚起できる方はごくわずかだろう。遠い昔に世界史の授業で覚えた固有名詞や、何かの映画かテレビで見た情景を断片的に思い出せる位だという方が多いのではないだろうか。その意味で、我々日本人にとってもヨーロッパ中世は「暗黒時代」なわけだが、この原因の1つに、この時代を案内してくれるような面白い本が手に入りにくい事が挙げられるのではないかと思う。(中世到来以前のローマ帝国時代を一気に身近にした塩野七海氏の著作のような)
しかし、12世紀の英国を舞台に、人々が大聖堂にかける夢を描いたこの「大聖堂」は、幸運な例外と言えるだろう。我々にはなじみの薄い時代を舞台に、政治・信仰・愛・歴史といった多様なテーマを同時に扱いながらも、これを大聖堂建立という一本の主題を中心に置いてまとめ上げる手腕は見事と言うほか無い。そして、娯楽性の高いストーリーを読み進めながら、同時に舞台となった中世イギリスの時代(特に、大衆の生活や、政治と宗教の緊張関係)を垣間見られるのは、現実を下敷きにした時代小説の醍醐味である。
本作のように、ファンタジーが生み出す幻影に優る説得力を持つ中世歴史小説には、なかなかお目にかかれない。小説として極めて面白い上に、中世の一端に触れることが出来る。お勧めである。
●ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best
・「お手頃価格になって帰って来ました。」
金額が発売当時の半額以下になった事で、ずっと買いやすくなりました。なので、「ちょっとだけ興味がある」なんて人も手を出しやすくなったのではないでしょうか。
どの巨像も魅力的で、初めて対峙した時は本当にドキドキします。最初のプレイは、攻略本やサイトに頼らずに自力で弱点を見付けて、巨像を倒す事をオススメします。ひっそりと身を潜めて巨像のユニークな動きを観察するのも楽しいですよ。手に汗握る戦闘を体験してみて下さい^^
またフィールドも余計な敵はいないし、愛馬のアグロに乗って何処までも駆けて行くのも気持ちがいいです。グラフィックだけでなく、風や水の音が本当にリアルです。私はついつい建物の美しさに魅入ってしまいました^^
・「こんなゲームは初めてだ」
この作品、すごいです。
ストーリーは世界に散らばる巨像を探し出し倒していくという、いたって単純なんだけど巨像に出会った時のドキドキ感はたまりません。
BGMは愛馬アグロの息と大地を駆ける蹄の音。。しかし、巨像に出会った途端BGMが流れる。
そして、巨像に苦労して登ると・・より一層ドラマチックなBGMに変わり、バトルに手に汗握ります。
巨像に振り落とされまいとしがみつき、弱点に到達したと思ったら握力が尽きて落ちて・・何度も何度も自分の何倍もの巨大な巨像に立ち向かう・・。
武器も小剣と弓だけです。もちろん必殺技なんかありません。(笑)でも、、苦労して苦労して巨像を倒した時の喜びは計り知れません。涙モノです。
巨像とのバトルのシーンはさながら映画のようで、特に巨像にしがみ付いている時は凄まじい迫力と臨場感に思わずコントローラーが汗ばみます。こんな体験はこのワンダと巨像が初めてです。
とにかく唯一無二のゲーム。そして世界観。
素晴らしいと思います。
・「ゲームを超え。」
このゲームはゲームの枠を超えた美術品と言っても過言では無いでしょう。その理由はPS2の限界にまで挑戦したという圧倒的な映像美や建物や服、巨像などのかつてない素晴らしいデザイン、効果音はもちろん、独特の臨場感を生み出す重厚な音楽。剣の光を頼りに広大かつ精密にシームレスに作られた世界を、"生きている"馬に乗り駈けていく爽快感。圧倒的な巨像の迫力とその巨像を地形や勇気と知恵、時には愛馬を使い一体一体倒していくのはまるでひとつの神話を自らの力で創りあげているようだ。広大な世界にたった1人の人間。孤独を感じる事もあるが逆にこの孤独感がいい。世界をまるまる独り占めにした気分だ。物語はあまり多くを語らずも、切なく、深い意味を私達に与えてくれるであろう。唯一無二のゲームなので賛否両論の本作だがこの文を呼んで少しでも興味を持ったのなら価格も安くなっているので一度、この素晴らしい美術品を手にしてみてはいかがだろうか?気にいったのならば、この作品はあなたにとっての宝になるのは言うまでもない。
・「夢物語。」
少年の頃に夢見た何か大きいものへの憧れを思い出させてくれる素敵な作品です。巨像との闘いはホントに大迫力で、強烈に感覚に訴えかけるものがあります。まさに自分がワンダになり、巨像と闘っているような、擬似体験ができる感じですね。このゲームのもつ魔力というか、人をひきつける魅力は強烈で、プレイを終えてしばらくは夢から覚めたばかりのような妙な現実感のなさが、頭に残ります。プレステ2だからこそできる、まさにハードの進化の恩恵を、いいカタチで結晶化した素晴らしいゲームです。少年の頃に夢見たファンタジーの世界にひたって、しばらく忙しい現実から離れたい大人の人にこそ、プレイしてもらいたいゲームです。
・「I wonder I am Wander(私がワンダになれるとは)」
このゲームの80%は、人っ子一人いない荒野を愛馬と共に駆けずり回る、寂しくも楽しい孤独な時間から成っています。トカゲの尻尾を手に入れようとして、弓矢でトカゲの尻尾だけを狙うが、たまに本体に命中してしまったり、馬の方へ誤射して馬に逃げられたり、操作しているのは自分という事を棚に上げて主人公「ワンダ」に突っ込みまくりです。
戦闘は70%頭脳戦。「適当にガチャガチャやっていたらなんとなく倒せた」という事がないので、倒した時の充実感はかなりの物です。今までどんなかっこいいアクションゲームの主人公を操っても(例えば「Devil May Cry」シリーズの「ダンテ」とかでも)チキンな戦い方しか出来なかった私が、巨鳥の翼にしがみついたまま空を飛ぶとか、流鏑馬(やぶさめ)とか、生涯果たせそうになかった「一遍やってみたかった事」をいくつも達成しました。
緻密に作り込まれた設定や世界観を惜しみなくヴィジュアルで見せつけながら、それを言葉で説明するという事をほとんどせず、ストーリーもキャラクターも半分はプレイヤーによって創られるという手法もいいです。
欠点は激しい目の疲労や3D酔いを引き起こす事。オプションで「画面明度」と「カメラ操作速度」を最低にすると多少ましになりますが、個人的に最も有効だった対策は、「1日に何体も巨像を倒さない事」でした……。
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