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▼おすすめ土方さん:セレクト商品

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) (詳細)
司馬 遼太郎(著)

「男子必読の一冊」「憧れの生き様」「目に見える表現で」「新撰組文学の金字塔」「長編時代小説入門に最適!」


土方歳三副長「トシさん」かく描かれき (ダ・ヴィンチ特別編集)土方歳三副長「トシさん」かく描かれき (ダ・ヴィンチ特別編集) (詳細)
今川 美玖(編集), 別冊ダヴィンチ編集部(編集)

「決定!土方歳三カルト本?」「土方ファン必見のオススメ本事典★」「”土方歳三本”ガイドブック」「土方ファン入門書として最適では?」「買い、です★」


北走新選組 (花とゆめCOMICS)北走新選組 (花とゆめCOMICS) (詳細)
菅野 文(著)

「箱館新選組を満喫♪」「新しい新選組の魅力」「「新撰組」に心打たれました!」「これは秀作でしょう」「侍とは」


バラガキ―土方歳三青春譜 (講談社文庫)バラガキ―土方歳三青春譜 (講談社文庫) (詳細)
中場 利一(著)

「理想の歳三!」「面白い!」「喧嘩上等!」「笑えます!」「この作者だからこその新撰組-案外、実像に近いかも」


殺生石 (カッパノベルス)殺生石 (カッパノベルス) (詳細)
富樫 倫太郎(著)

「悪役が魅力的でした」


黒龍の柩 (上)黒龍の柩 (上) (詳細)
北方 謙三(著)

「幕末物へのチャレンジ、実に面白かった」「漢(おとこ)とは」「異国の地で一人読む、北方謙三」「北方謙三、新撰組土方歳三を描く!」「土方 格好いいぞ」


新選組斬人剣―小説・土方歳三 (講談社文庫)新選組斬人剣―小説・土方歳三 (講談社文庫) (詳細)
早乙女 貢(著)


土方歳三〈1〉試斬 (徳間文庫)土方歳三〈1〉試斬 (徳間文庫) (詳細)
峰 隆一郎(著)

「ダメになる快感ってあるよねぇ。」


みぶろ (ベスト時代文庫)みぶろ (ベスト時代文庫) (詳細)
奈良谷 隆(著)


上意討ち (新潮文庫)上意討ち (新潮文庫) (詳細)
池波 正太郎(著)

「短編集」


輪違屋糸里 上輪違屋糸里 上 (詳細)
浅田 次郎(著)

「傑作」「浅田版「藪の中」と思いきや・・・・・。」「毒性や・・・」「最高傑作!」「心に染み入る一品です」


新選組幕末の青嵐新選組幕末の青嵐 (詳細)
木内 昇(著)

「青春と言うより、望郷や愛着。」「すごく良かったです。」「地に足のついた好著。」「言う事なし」「隊士たちを近くに感じます」


歳三往きてまた歳三往きてまた (詳細)
秋山 香乃(著)

「函館新選組と土方歳三の物語。」「強烈な磁力を帯びた男」「新しい角度。」「前作より磨きがかかってる!」「土方さんこそ皆の光です!」


銀魂 (第8巻) (ジャンプ・コミックス)銀魂 (第8巻) (ジャンプ・コミックス) (詳細)
空知 英秋(著)

「なんでこんなにおっさんが」「一生の不覚…」「これまでで一番面白い」「アニメ化決定!!ぜひTVでもアニメ化を!!」「面白いです☆」


箱館売ります―幕末ガルトネル事件異聞箱館売ります―幕末ガルトネル事件異聞 (詳細)
富樫 倫太郎(著)

「夢中になりました。」「日本を売り渡してはいけない。」「「もうひとつの幕末」が見えてくる」


火星の土方歳三 (ソノラマ文庫)火星の土方歳三 (ソノラマ文庫) (詳細)
吉岡 平(著)

「あまりにベタな題名に気づくのが遅れた!」「星の数が足らん!?」「あなたがおおむね40歳以上で」「これ面白い」


▼クチコミ情報

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

・「男子必読の一冊
『竜馬がゆく』が人間の生き様を、『峠』が武士の生き様を描いた作品であるならば、漢の生き様を描いたのが本作『燃えよ剣』。組織作りの才能と動乱の世に生まれた男としての信条を、一つの美学にまで昇華させ、そしてそれを新選組という徒花で表現してみせた土方歳三。思春期の男子が読もうものなら、人生観そのものを揺るがされかねない名作です。

「史実」がどう、とかの批判もあるでしょうが、そもそもそんな批判が出ること自体、本作に描かれた土方歳三がいかに活写されているか、それがいかに多くの読者の心を震わせたかを物語っていると言えるでしょう。幕末小説、司馬小説の入り口として自信を持って推奨いたします。

・「憧れの生き様
幕末を扱った小説はたくさんあるが、表舞台でなく裏舞台でしかもひょっとしたらただの犯罪者でしかなかったかもしれない土方歳三の生き様に魅せられる一冊です。表に出たがる近藤勇の影で新選組を操り、規律に厳しく隊士に対して冷酷な反面、お雪に対しては子供のように無邪気でありまた愛情こまやかに感じる。

新選組副長 土方歳三、実は恥ずかしがりやで人に対して優しく、それが上手く表現できない。また、世の中の時流に乗れてない自分に気付いていながら自分の生き方を最後まで貫き通す不器用な人物と感じた。

めまぐるしく価値観が変わり自分の行く先さえ見とおせないと思える現代において、土方の生き様に共感を覚えまた憧れ、私としては珍しく何度も読み返した作品(上・下巻)でした。

・「目に見える表現で
司馬遼太郎氏の小説は「古めかしく難しい」と勝手に思いこんでいた。それが、この夏の旅行の際、駅で「新潮文庫の一〇〇冊」から何となく購入して電車の中で読んだ。あまりにおもしろくて、五時間の旅があっという間だった。終わりに近づくにつれ、悲しくて切なくて、このままでは電車の中で号泣してしまうと思い、続きはホテルで読んだ。

土方歳三とはこんな男だったのか・・・・・立ち会いのシーンやお雪とのひととき、新撰組の終焉の場面などはあまりに生々しく、映像で見るよりはるかに真に迫っている。すばらしい本に出会えたと感謝している。

・「新撰組文学の金字塔
初めて新撰組を知った中1の時から、幾度となく読み返している私の定番中の定番。新撰組ものは色々とあるけれど、この本を超える一冊にはいまだめぐり会ったことはない。とにかく土方さんが格好良いの一言。喧嘩師で茨垣のトシから始まり、新撰組を強くしようとする鬼の副長しての情熱と孤独、ロマンチストな一面も大フィーチュア。これぞ男の中の漢!自分の世界ありすぎ!こうなるともう幕末という時代背景も彼の輝く舞台装置としてしか見られなくなっちゃいます。司馬さんはあとがきで「男の典型をひとつずつ書いてゆきたい」とおっしゃっていましたが、まさにそれに成功している。同時代の作品として「竜馬がゆく」などもありますが、竜馬が前向きな陽のエネルギーとするならば、新撰組と土方はどうしたって時勢に流されゆく陰の存在。しかしそのパワーたるやすさまじく、滅びの美学の哲学を見事に体現している。私はその後者の方により強いシンパシーを感じます。そして土方さんを誰よりも理解している沖田総司とお雪さんとのからみがまたすばらしい。この本を読んで、土方さんだけでなく他の隊士にも興味を持ったら、姉妹版といってもいい「新撰組血風録」もお勧めします。とにかく、土方歳三の剣・恋・死を描き切った歴史的名作です!!

・「長編時代小説入門に最適!
学生時代は歴史が苦手だったので、時代小説は難解と思い込み、はたち迄全く読んだことがなかったのですが、00年前後のはたちになる頃NHKの「その時、歴史が動いた」で土方歳三を知り、その後に「御法度」の映画を見、新選組のことがもっと知りたくなり、まずは短編の「新選組血風録」を読み、本書ですっかり時代小説の虜になりました。この本でも映画でのビートたけしの土方は想像つかないですが(笑)武田真治の沖田はぴったりイメージ通りだなと思いました。この上巻では土方が夜市の祭礼で女を強姦(ころし)にゆくというくだりはえっ!?てかんじだし、前半のお雪に出会うまでの女性の扱いが、今迄時代小説を読んだことがない私にはヒドい男ぶりに衝撃でしたが(でも、これも時代小説の醍醐味)新選組の結成後はまさしくハードボイルドな世界!最初に読んだ頃は天然理心流 北辰一刀流 神道無念流といった剣道の流派で育ちの環境や学問・武芸のレベルがわかるとか、長州 土州等が日本のどこにあるか全く知らないし、人名や地名等これらのことが慣れるまで少し時間がかかりましたが、こういったことも読んでいくうちに理解していくのでとても勉強になります。

毎年夏に出る新潮文庫100冊の小冊子にも毎年登場し、男性が好きな本NO.1によく本書が選ばれているのが本当に納得!で強く 美しく 時に優しく 自分にも厳しくストイックな生き様に、私もこのような人間になりたいと思い、今までの考え方や価値観が変わっていったように感じます。(私は女だけど)この本に出会い、次の年には時代おくれになったり、1回読んだら簡単に理解でき、飽きるような旬な作品・作者を読むのではなく、読む前に人物・時代・社会背景等を自分の目で確かめ、時代を超えても歳を重ねても読むたびに新しい発見がある「登場人物の魅力」がある作品を選ぶようになりました。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) (詳細)

土方歳三副長「トシさん」かく描かれき (ダ・ヴィンチ特別編集)

・「決定!土方歳三カルト本?
とうとうこんなトシさん本まででちゃったわけね?多分これを手にとる人種はすでに土方歳三に半端な思い入れではない人々だろう。なんと言っても歳三関係の映像、漫画、小説を網羅。そして書評は堂々たる歳三への愛と偏執に満ちたもので読み応えは十分である。さらに話題の「風光る」の著者渡辺氏と新撰組研究者の山村氏の対談は、興味深い。

漫画家のほうが論理的な推察をしている印象を受けた。少女漫画と侮るべからず。その他、歳三ゆかりの地の紹介からグッズの紹介、付録は歳三シール。こんな本(すばらしきカルト本?)が出版されるなんて・・・ありがとう今川さん、ダ・ヴィンチ編集部さんよ。快挙とよばせていただこう。

・「土方ファン必見のオススメ本事典★
土方ファン初心者には便利なオススメ本事典な一冊。編集者もファンなので、ファン目線で紹介してくれているのでわかりやすい。小説だけでなくマンガもあり、かなり幅が広い。これはちょっとどうかな・・・という本には本音でしっかり評価してくれている。ほとんど小説などの紹介なのが残念だが、最後に史料本も少し紹介してある。

小説の感想、評価はかなり真に迫っていると思う。最後の方にある渡辺多恵子と山村竜也の対談も、喧嘩越しでおもしろい。

・「”土方歳三本”ガイドブック
一言で言えば”土方歳三を読む”ための本です。数ある土方さんに関する書籍の中から、歳さんファン歴○○年の編集部の方々が選びぬいた著書を紹介し、1冊ずつコメントをつけてくださっています。小説・資料本だけに限らず、コミックも含まれており、活字はニガテな方とか、マンガで手っ取り早く歳さんのカッコよさを知りたいというような方にも分かりやすいと思います。「歳さんのことを知りたいけど、何から読んだらいいんだろう?」という方、まずはこの本を一読されることをオススメします。

・「土方ファン入門書として最適では?
以前までは新選組を単なる幕府の犬だと蔑視していた。けれど大河ドラマや漫画などの影響でその人間模様に少し興味を持ち始めた。私が興味を持ったのは「土方歳三」という人物の魅力的な生き方。土方の事をもっと読みたい。そうは思っても片っ端から新選組の書物を読み漁る労力と時間も惜しい。amazonで早速検索してこの本を購入。

新選組を描いた小説、コミック、映像の詳しい内容と、評価が参考になる。何より「作中土方濃度」で、その作品における土方の描かれ方が分かり易く、土方ファン初心者にはうれしい。参考にして早速「燃えよ剣」を買い、どっぷり土方ワールドにはまる毎日です。

書籍への評価が内容の大半なので、個人的には、もう少し

色々なものを特集してほしいとは思いましたが…。

・「買い、です★
風光るのファンなので、この本を見たんですケド、面白かったです★新選組関連の書籍っていっぱいありますケド、この本を読んでさらに迷っちまいました。渡辺先生のインタビューがこれまたおもしろい☆

土方歳三副長「トシさん」かく描かれき (ダ・ヴィンチ特別編集) (詳細)

北走新選組 (花とゆめCOMICS)

・「箱館新選組を満喫♪
数ある新選組モノの中にも、いきなり箱館戦争を取り上げる漫画はなかなかありません。けれど新選組と土方さんを愛する多くのファンなら、きっとこの時期の彼らをじっくり追いかけてみたいはず!そんな読者の想いと作者の想いが、がしっとリンクする短編集です。

三篇の収録作のうち「碧に還る」は野村利三郎のお話。新選組局長・近藤勇に最後まで従い、箱館に転戦して土方歳三のもとで果敢に戦って命を落とした利三郎の憧憬と、それに真っ直ぐ向かって生きた姿が爽快に描かれています。

「散る緋」は最後の新選組隊長・相馬主計のお話。野村利三郎と共に近藤勇の最期に深く関わり、同じく箱館に転戦し土方の下に戦いその死を乗り越えた彼が、維新後も新選組隊士としての誠を貫いた上で、新選組の名に殉じた姿は、壮絶な切なさを感じさせます。

「殉白」は、土方歳三主役で、伝習隊隊長にして箱館新政府の陸軍奉行をつとめた大鳥圭介とのからみが描かれた作品。鬼副長と恐れられた土方さんの根っこの部分の繊細さや優しさが、大鳥圭介の視点から箱館戦時下の立居振舞いを通して、泣けるくらい美しく表現されているのが印象的でした。

雑誌掲載分はすべて収録されていないので、まだまだ商業誌で描かれていない新選組像を見せてほしいと思わせる一冊です。

・「新しい新選組の魅力
新選組といえば、池田屋事件をはじめとする京都での活躍が有名です。しかし、彼らの魅力はそれだけじゃない。あまり知られていなけれど、こんな魅力的な人たちがいたんだよ!と、この作品は訴えています。

内容は鳥羽伏見~函館戦争までを、野村利三郎・相馬主計・土方歳三の3人の視点で追っていくもの。史実をすごくよく調べていて、それを上手くまとめてらっしゃいます。創作は抑えながらも、ストーリーは抜群だと思います。絵も綺麗な上に迫力があって、戦闘シーンなどは少女漫画らしからぬ雰囲気です(笑)

土方さんが少し女性的な気がします。『燃えよ剣』などの喧嘩師のイメージが強い方は、少し戸惑うかもしれません。しかし読んで損はない作品だと思います。何より野村・相馬好きな私にはたまらないです(笑)名前の公開されていない隊士達も、よく読むと誰が誰だか見当がついて面白いですよ!

・「「新撰組」に心打たれました!
たいてい新撰組と聞けば、近藤・土方や沖田の活躍した頃が有名ですが、その後の没落期の話となるとあまりピンとは来ませんよね。そんな「その後」の部分をとてもカッコ良く描いています。武士とは強くあり潔くありその一瞬に賭ける心意気が魅力的です。新撰組もまたそんな武士でありたいと願う者たちの集まりなのだということをマンガで表現できるのは凄いことだと思いました。少女マンガなだけに登場人物たちは皆カッコ良いのですが、作者の画のうまさがとても効果的に活かされていて人物の表情や重みのあるセリフをさらに引き立てています。あまり有名でない人物までも魅力的に見えてしまうから不思議。ストーリー構成もよく練られていて、読後感がとてもずっしりと来ます。まさに新撰組に心打たれます!

・「これは秀作でしょう
かっこいい・・・。とにかく、登場人物全員がかっこいい。切なくて泣けてくるくらいに。「碧に還る」の野村利三郎、「散る緋」の相馬主計、そして「殉白」の土方歳三。雑誌は読んでいないので、"はなゆめで新選組・・・大丈夫?"と思っていたのだけれど、とんでもない思い違いでした。作者自身、北へ向かってからの新選組が特に大好きで、土方歳三を愛していると言い切るだけあって、人物の内面までしっかりと描いています。彼らの中の"新選組"が、痛いくらいに届いてきます。普段はあまり描かれない野村と相馬の二人が描かれているのも、嬉しい限り。箱館戦争とその後を取り上げたコミックというのも、珍しいのではないでしょうか。

絵は、繊細な中にも力強さを感じさせます。

1冊で終わっているのが惜しい! もっともっと、彼女の手によるたくさんの、幕末に生きた男たちのエピソードが読みたいと思います。

・「侍とは
一般的に多く取り上げられている京都での新撰組としてではなく、官軍となりそれでも意思を貫くために函館へとむかってからの話が史実に忠実に描かれています。何のために戦うのか、新撰組とはなんなのか、また土方歳三とは何なのか・・・激動の時代の中、人や形を変えてきた新撰組、しかしそのなかにどんなに時が経っても変わらないものがあって・・。

土方さんにとっての新撰組、近藤さんの存在いろんなものが繊細でかつ大胆な美麗な絵で綴られています。土方さん好きも新撰組好きも管野さん好きのかたも要チェックです。

北走新選組 (花とゆめCOMICS) (詳細)

バラガキ―土方歳三青春譜 (講談社文庫)

・「理想の歳三!
色んな新撰組関連の小説を見てきましたがこんなに理想の土方さんを書いてくれる小説は初めてでした。沖田に一杯食わされる土方さんが可愛くてたまらないです。

・「面白い!
自分の中で「燃えよ剣」に並ぶ面白さ。それぞれのキャラクターが際立っていて、生き生きとした躍動感を感じる。土方と沖田のやり取りが面白く、池田屋までで終わっているのが非常に残念。好みが分かれる作品かもしれないが、だからこそ嵌る人は嵌る。そんな作品です。

・「喧嘩上等!
「またこのクソ餓鬼は..今度は何やったんだょ?」と親近感のもてる本でした。喧嘩大好きで“絵に書いたようなツッパリ”的な青年土方が、鬼副長へと成長していく話です。

「新選組や土方副長が好きだから。」と言うわけでもない、普通の人でも大いに楽しめる一冊ではないでしょうか。

・「笑えます!
難しい歴史の出来事や用語などはあまり出てこないので肩の力を抜いて読む事が出来ました。 土方さんの言葉使いが悪い!でもそこに爽快感があって気持ちいいんです。短気でちょっと変わった性格の沖田総司との会話も面白い。

新選組を楽しく読みたいという方にぜひお勧めです!

・「この作者だからこその新撰組-案外、実像に近いかも
中場さんです。前科モンの悪ガキです。新撰組って、食いっぱぐれのゴロツキ集団と紙一重。年齢的にいっても渋谷のチーマーなわけでしょ。有名な小説や映画に描かれている颯爽とした規律正しい武士集団は絵空事なわけで、同じような生活を体験してきた人が身内感覚で書いた本書の方が実像に近いんじゃないかと。

リンチや殺人を観念的にじゃなくて身体感覚で肯定してしまっているところに拒否反応を示す人はいるかもしんない。でも、当時の彼らが基本的に着の身着のままで、褌一丁のことの方が多かった、なんてのはホントだろうし、それを書いたらイメージ悪くなってお話になんない、っていうのが世間一般の新撰組本なんで、それをとっ外したと

ころに本書の爽快感があるんだよね。悪ガキの青春談なんで、土方歳三の伝記にしなかったのは正解。

映画「仁義なき戦い」が好きな人はどうぞ。井筒監督が映画化したそうなお話です。

バラガキ―土方歳三青春譜 (講談社文庫) (詳細)

殺生石 (カッパノベルス)

・「悪役が魅力的でした
時は幕末。ドラゴンが封じ込まれている殺生石を求め、来日したフリーメソーンの魔術師と怪人。殺生石を守るのは、数百年を生き続ける陰陽師。その争いに、アイヌの恋人たち、そして、土方歳三、大鳥圭介などが絡んできて、敵味方に分かれて争うことに。

妖術VS陰陽術、怪物VS土方の剣、アイヌ人たちの運命、裏幕末史、など読みどころ満載です。有名どころのキャラクターが沢山でてきますが、悪役が一番魅力的でした。その魅力に引き込まれ、厚いわりには、一気に読める本でした。

殺生石 (カッパノベルス) (詳細)

黒龍の柩 (上)

・「幕末物へのチャレンジ、実に面白かった
北方謙三の作品は、正直なところ、現代モノより時代モノの方が格段に面白いとおもう。特に、「破軍の星」は最高傑作ではないかしら。いずれにしても、ども作品も(これは現代モノにも通じることだけど)悲しく孤独で、破滅的。一瞬の華やかさが、かえってその後の悲劇的な結末を鮮やかにするような構成になっており、選ばれる題材の歴史的人物も、当然そのような末路をたどる人たちになっている。

だから、土方か。だから、新選組かと、読み始めた。時代物は、その時間が既に終わり、我々は多くの事実を「知っている」と言う制約の中で、ストーリーが組み立てられるという予定調和のようなお約束がある。これまでの北方の時代物も基本的にはその枠はこえてなかった。さぁ、その北方が、この土方と新選組をどう料理するのか、と、ありきたりにはしないだろうと思いつつ、どうしても通俗的にならざるを得ないのではないかとある種心配もした。

でも、さすがだった。一読して、なるほどこう来たか。北方は、時代物を史実に忠実に描くふりをしながら、ここに我々時代モノ好きがほのかに期待する、レバ、タラを持ってきた。巧妙に巧妙に伏線を張って。いやぁ、感心したなぁ。途中の土方の語りは小気味よく、主人公が語りすぎとの批判もあるようだけど、北方フアンはこの語りをリズムにして、どんどんと物語に入って行くのではないか。

これは、なかなかの作品でした。

・「漢(おとこ)とは
久しぶりに司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」を読んだのだが余談の多さに読む気を失い「黒龍の柩」を読み返すことにした。

・「異国の地で一人読む、北方謙三
自分から行きたかったでもない、なんでこんな国にいるのか。そんな中、久しぶりに北方謙三の作品を読んだ。気がつけば、20年以上読んでいない。期待していた夜と全く違っていた。時の流れは怖いと思います。以前の匂いを求めても詮無い事である。ただ、日本恋しい中、一人暮しの身には、この作品面白かった。

・「北方謙三、新撰組土方歳三を描く!
ハードボイルド作家として「男」を描き続け、歴史物も手に染めている北方謙三が新撰組と土方歳三を材に取り上げるのは不思議ではない。読みどころは再三描かれてきた「新撰組」を、著者流にどう料理するかという点だろう。上巻は池田屋事変の最中から始まり、鳥羽伏見戦後、江戸に帰還するまでが描かれる。司馬遼太郎は「燃えよ剣」で、倒幕・佐幕といった政治向きの話はかかわらず、剣の道のみに生きる人物として土方歳三を描くが、本作の“北方”土方は勝海舟、小栗忠!順、坂本竜馬といった論客たちと交わり、影響を与えられつつ、日本をどうするべきか、どう生きるべきか、新撰組をどうしていくべきか模索する人間として描かれる。司馬作品では鳥羽伏見での敗走後は、甲州鎮撫隊や近藤勇との訣別などの展開が駆け足になり寂寥感を伴うが、本作ではこの段階で土方は江戸でも激しく模索する。上巻の前半で、土方歳三と負けず劣らず、新撰組総長の山南敬介が活躍するのが新鮮(2004年のNHK大河ドラマ「新撰組!」での山南の描き方に近いかもしれない)。史実では隊規違反の咎を受け切腹させられる人物だが、土方と思いを同じにする聡明な人物として描かれており、切腹に至る決着をどうつけるのか、と変な意味で心配してしまった。沖田総司と、彼と同じ病を患う娘との交情シーンや、ストーリーの随所に現れる白刃による殺陣シーンはいかにも北方調で印象的だった。クールで聡明な土方歳三という基本スタイルは変わっていないが、新たな一面を見せる“北方”土方も悪くない。

・「土方 格好いいぞ
作者:北方謙三、題材:土方歳三、タイトル:「黒龍の柩」この3つは、なかなかつながらないのですね。

新撰組・土方歳三といえば、司馬遼太郎作品である「燃えよ剣」が秀逸ですが、敢えて先行する秀作と同じ題材を選択するというのは、いかにも覚悟の上という強い意思が伝わってきます。

北方先生は既にたくさんの歴史小説を脱稿されているので、歴史小説家に分類することに異存はないのですが、元々の出自が歴史分野でないことを考えると、その文章のスピード感や、一人ひとりのキャラクターの描き込みの力は、さすがだなあと言わざるを得ません。

上巻では、池田屋事件から徳川慶喜の恭順に従い新撰組が江戸に撤退するまでのストーリーです。おそらく歴史小説に「史実」からはみ出すことを求めない方にとっては「ナンセンス」な設定が各所に盛り込まれていますが、結果的な史実がこの作品に描かれた背景に基づいて進んでいたとしたら、面白かったんだろうなという夢にあふれた物語になっています。この作品の通りなら、函館まで転戦した土方の意図も、確かに「自分の居場所のない新勢力への抵抗」というだけに止まらない「理想」を掲げての内乱だと読み取ることができます。

土方と「あの人」が出会って理想を語り合っていたなんて、幕末モノ好きな人にとっては、「そう来たか」か「ふざけるな」か極端な読後感が出て来そうですね。

北方先生の歴史モノに共通の「壮大な国家観」、「リアルでスピード感あふれる殺陣や戦闘シーン」は、この舞台でも充分に堪能できます。

黒龍の柩 (上) (詳細)

土方歳三〈1〉試斬 (徳間文庫)

・「ダメになる快感ってあるよねぇ。
新撰組モノは何くれとなく手を出してきましたが、中でも隆慶一郎“節”とでもいいたくなる丁丁発止の作品。エンターテイメントとしても名品ですが、歳三の懊悩、煩悩が丁寧に書かれていると思う。「勤皇も佐幕もワシャ分からん」その通り!当時、確たる思想の元で行動していたのはせいぜい坂本竜馬くらいだったのでは?肝心な将軍様さえウロウロしているんじゃぁ、人斬りに殉じた彼の生き方の方がよほど共感できる。情愛に飢えていた幼少の記憶をバネにして、己が居場所をこじ開けようとする歳三。一方で、策も巡らし、自分の野望のためには暗殺、謀殺構わない。いよいよクライマックスへ!ってところで3巻が終わってしまいました。もしや未完の作品でしょうか?ああ、続きが無いって殺生だと思わせられますよ。

土方歳三〈1〉試斬 (徳間文庫) (詳細)

上意討ち (新潮文庫)

・「短編集
この本は短編集です。ある女性が好きな男性の名を騙って恋文を出し、女性をその気にさせる悪党を名前を使われた男性が不憫に思い、女性に替わって悪党を成敗する「偽恋文」の話が好きです。他にも毛色の違う「上意討ち」が収録されていますが、「偽恋文」は話の終わり方がとても綺麗で痛快です。

上意討ち (新潮文庫) (詳細)

輪違屋糸里 上

・「傑作
参った。「壬生義士伝」の泣かせっぷりにはいたく感動したが、これは更に読み物として上回る傑作。全ての登場人物に愛を与え命を吹きこみ、史実からここまで引き出すその筆力にただ脱帽。

号泣とまではいかぬが、読むほどに心に染入る刹那さ。「だあれもうらむのやぁない。」という台詞を思い出す度、胸が締め付けられる。一言一句逃さず読んで欲しい一冊だ。

・「浅田版「藪の中」と思いきや・・・・・。
非常に多くの語り手がいて、てんでに少しずつ違う見解をしゃべっている。どれ一つとして的はずれではなく、かつどんぴしゃの正解ではない。叙述的な地の文(客観的な正解を書く部分)が非常に少ない構成でありながら読者が破綻しない。これが浅田次郎の力量ということだろうか。なんだか芥川龍之介の藪の中のようだと思って読み進めていくと、芹沢鴨殺害に向かって流れが急速に集約されていく。さてこのクライマックスの語り手はというと・・・・・。書いてしまうとネタバレなので伏せるが、私にとっては意外な人物であった。壬生義士伝も読み返すと巧いと思ったが、初読では感動が先に来た。今回は「巧い」が先に来たという印象。壬生義士伝とは、題材こそ近いがやはり別物。でも自信を持って人に勧められる本といえる。

・「毒性や・・・
 読んでいてホントにそう呟きたくなるほど、物語はどうしようもなく悲しい方へ転がっていきます。時代の波に飲み込まれれていく新選組と、彼らに関わった女たち。誰もが魅力的に描かれています。芹沢一派がここまでフィーチャーされた新選組モノも珍しいのではないのでしょうか。やられたっって感じです。

・「最高傑作!
浅田作品に失敗作はありません。新撰組の知られざる世界が又ひとつ明かされ、上下巻とも一気に読み終えることができました。糸里のひたむきな、尚かつ意志の強さには女として見習うべきことがたくさんあります。「壬生義士伝」に次ぐ最高傑作!ベストセラー間違いなしの作品です。 

・「心に染み入る一品です
新撰組の物語には珍しく、「芹沢鴨の一味」それも女性の目から捉えた傑作。幕末という男が主役に躍り出ているこの時代を真摯に生き抜いてきた、女性の強さと内に秘めた儚さ、そして誰にも見せない弱さを浅田流の語り口調で切々と書き連ねられています。読む進めるほどに切なく、心に響きます。「だぁれも恨むのやない。ご恩だけ心に刻め・・・」。読破後はこの一言が胸に染み入ります。現代の人たちが無くしてしまった、大和魂と大和撫子の姿がこの物語には溢れています。現代の若い人達に是非読んで欲しい書物です。

輪違屋糸里 上 (詳細)

新選組幕末の青嵐

・「青春と言うより、望郷や愛着。
好きです。新選組の関係者が、上洛前から鳥羽伏見後までの間の出来事を、その折々に各人の目線で語る、というスタイルをとっています。割合分厚い本で、どうだろう、500ページ弱、というと随分多い部類に入るのでしょうか。それだけのページ数を、一度あたり約10ページという分量でそれぞれが語り進めてゆきます。

作品としては、土方歳三の「暗闇」で始まり「鳥羽伏見」で終わるというように、土方や試衛館メンバーに主軸が置かれていますが、これはこの作品の後に出た「地虫鳴く」という作品が伊東派に主眼を当てた作品であったためもあるかと思います。私は「地虫鳴く」の方を先に読んだのですが、そちらと併せて読むと、語り手が偏っている(私はあまりそうは感じなかったのですが)理由が納得できるかもしれません。タイトルに「新選組 幕末の青嵐」とあるだけあって、語るのは新選組メンバーと幕府側(鵜殿、山岡、清河)だけなのですが、そんな中で一人だけ、佐藤彦五郎が要所要所に登場します。彼の立ち方が、私はとても好きでした。将軍でも、会津公でもなく、彼を俯瞰として取り入れたことを、私は高く評価します。彼でよかった。

新選組の大まかな動きを頭に入れておいた方が読みやすい作品ではありますが、いい作品です。おすすめします。そしてできれば、「地虫鳴く」も読んでみてください。しっかりした小説です。

・「すごく良かったです。
以前から気になっていて、最近やっと購入ましたが、目次を見てビックリ。章が変わるごとにメインとなる人物も次々と交代していくので、様々な視点から読んでいけるのが面白いです。文章自体は割と淡々としているのに、後半になるにつれ泣けてきます…。

山南さんが総司の前で流した涙。平助が最期に遺した言葉。源さんが何度も反芻した故郷への思い。自分の居場所をようやく見つけ、さらに土方さんに深い信頼を寄せるまでに変化した斎藤。総司が最後に嬉しそうに語った話。最後の最後まで、戦い抜いた土方さん…。

他にも左之助、新八、近藤さん…。其々の思いが、じわじわと胸にきます。間に挿入されている写真にも感動。切なくもスッキリした読後感でした。良い青春小説!買って良かったです。

・「地に足のついた好著。
 本当にいい作品だった。 一度図書館で借りて、尚且つ購入した。 作者は女性らしい。女性なのに、というのは、誉め言葉と受け取って欲しい。 私は女性の書く、いわゆる”新選組もの”を信用していない。特に、今は何度目かのブームがまだ続いている。どうしても色眼鏡で見てしまうのは、それだけ作品のレベルもピンキリであり、キリの方がどちらかといえば目立つように思うからだ。 だがこの作品は、非常にぶれなく、偏りなく、淡々と短いエピソードを重ねる形ながら、何ともいえず胸動かされる新選組物語である。非常によく事実を読み込み、凝縮し、配置した、危なげのない構築である。 特に、意外かもしれないが平助と斎藤一の絆がいい。 そして、組の崩壊後、北上する土方と再会したその瞬間の斎藤一の第一声。このためだけにでも、私にはこの本を買った価値がある。

・「言う事なし
短編集。見出しを書こうと思ったのですが、あまりの多さに省略します。最初、男性の作者と思いました。女性の書かれる新撰組は「異性」を意識して、いかに隊士を美しく描こうという気持ちのある作品が多く見られますが。これは、違う!と、言いきれるほど、良かった!多摩時代から、鳥羽伏見後のところまで、各人の目線で物語が進んでいきます。1人の心情に囚われていないので、色んな視点から”新撰組”という組織を見ることができます。面白いというべきか、1人だけに固まった思想などを読んでいるわけでないので、良き悪き新撰組をこの一冊で読んでしまえるって感じでしょうか。少々金額が高いので、迷いましたが、それなりに満足させられました。

・「隊士たちを近くに感じます
今まで新選組にはほとんど興味がなかったです。でもこれは歴史物が苦手な私でも、しみじみ読めました。会社にいるといろんな人間関係に惑わされたり、流れに逆らえなかったりします。そういうときのことを個人個人の心情で見ているような気がしました。なおかつ、その中でも自分を貫いていく彼らの姿勢に、本当に頭の下がる思いがしました。沖田はすべてを見抜き、土方さんは憎まれ役を買って出る。でもその裏にはとてつもない優しさがある。こういう人間を身近に感じられる本を、ずっと待ち望んでいました。

新選組幕末の青嵐 (詳細)

歳三往きてまた

・「函館新選組と土方歳三の物語。
この小説の一番の魅力は、京では隊士達に「鬼副長」と恐れられた土方歳三が、函館では「慈母」と慕われるようにまでなる、その過程が丁寧に描かれていることではないかと思います。主に「王政復古の大号令」以降の土方さんと新選組をロマンたっぷりに描いた作品です。「京都新選組」も好きなのですが、「函館新選組」がメインの小説を読みたい、と思っていた私にとっては、大切な一冊になりました。何といっても、涙もろく隊士皆に愛される土方さんに出逢えたのが嬉しくて…。土方さんの優しさ、厳しさ、強さ、弱さ…。土方さんの人物像や心情が、しっかり描かれています。

少年隊士に対する土方さんの優しさ。斎藤さんとの付かず離れずの関係。島田さん、相馬さんらの土方さんへの敬慕。近藤さんや総司に対する土方さんの思い…。好きなエピソードは、いっぱいあるのですが、特に玉置良蔵という少年隊士とのエピソードは本当に感動しました…。また、細布子という女性とのエピソードや、土方さん・近藤さん・総司の3人の固い絆など、泣ける場面がいっぱいあります…。もちろん、クスッと笑ってしまうような場面もあって、そこもお気に入りです。

決してドライではない、ウェットな人間くさい土方さんに出逢える感動作。切なく熱く、胸に染み入ってくる良い作品です。文章も読みやすいですし、「函館新選組」が好きな方・興味のある方に、特におすすめしたい一冊です…!

・「強烈な磁力を帯びた男
 土方歳三を主人公にして戊辰戦争を描いた力作。全編を通して土方は強烈な磁力を帯びた男として書かれていて、かれに従って幕軍についてさいごまで戦ったさまざまな男たちの、戦う理由と意義の中核を成す存在となってゆく様子が、ときにはユーモアに満ち(?)た、そして鮮烈な文体で描写してあり、土方のファンにはたまらないと思う。

 いわば戊辰での敗者をつづった小説であるのに読後感が爽やかなのは、土方のみならず、登場人物それぞれに見せ場があり、その感情の奔流がわたしたち読者の胸を熱くさせ、精一杯生きたかれら維新のヒーローたちに惜しみない拍手を送りたくなるからだと思う。

・「新しい角度。
幕末ものは中立〜男性視点で書かれる物が多く、女性視点ものはまだ珍しい。土方が女性的かな?と思うところは少々あったが、これまでの幕末ものと比べて新しい風を感じた。私個人は同著者の「獅子の棲む国」の方が好きだが、土方歳三を軽く小説で読んでみたい、後半生を大まかに知りたい、という女性にお勧め。お勧めとして星5つ。

・「前作より磨きがかかってる!
私は「新撰組 藤堂平助」を読んでから本書を読みました。前作は平助と土方さんの視点だけを変えていたけど今回はいろんな人の視点も含めていたのが良かったです。私はこの人間くさい土方さんが好きです。巷で一般的な土方さん像はヒーロー過ぎて人間味がない気が・・・。やっぱり言葉や態度で示してくれなきゃわかんないこともあるんです。自分の気持ちを押し殺すのも魅力のひとつなんですけどね。あと、戦時中の人々の心情もひしひしと伝わりました。原田や泰助・相馬などのエピソードを読むたびに胸が締め付けられます。とにかくお勧めです。

・「土方さんこそ皆の光です!
新選組もその活動の絶頂期を終え、鳥羽・伏見の戦で大敗を喫する。そこからこの物語は始まる。負傷した近藤勇に代わり指揮をとる歳三は、すでに武士の時代(刀と刀による一騎打ちの時代、そしてサムライ精神の時代)が終わろうとしているのを実感する。しかし、それでも彼自身はその武士道を捨てることはできない。最後まで誠の武士道精神を貫くべく、北へ北へと転戦していく。

土方歳三を主人公としている小説であるが、次々と登場する他の新選組隊士たち(山崎丞、沖田総司、斉藤一、島田魁、相馬主計、市村鉄之助などなど)や、榎本軍の人間たちがそれぞれに魅力的なキャラクターとして描かれており、それぞれの人物に感情移入できる。また土方歳三が、生涯を賭けた親友の近藤勇は、寛大で懐の大きな好人物として描かれており、「こういう人だからこそ、いろんな人がこの人についていこうと思ったのだな」と納得できる。幼なじみで、いろんな修羅場をくぐり抜けてきた二人の別れる流山の場面は、涙を誘う。京都時代に「鬼の副長」と呼ばれたものの、もともと多摩時代にはもっと人間的で優しくてよくも悪くも優男だったのではないかと想像しているが、それが京都で新選組を結成してからは、鉄の規律で隊士に恐れられた。しかし、その厳しい規律は、自分自身を律するためのものだったのではないだろうか。優しく甘いだけの「歳さん」ではいられないので、心を鬼にして副長という役職に徹したのではないだろうか。その点、鳥羽・伏見の後、敗走を続ける中で、近藤勇が亡くなり、新選組副長という役柄を演じる必要がなくなったせいか、いろんな人間の死を乗り越えて生きているせいか、徐々に仏のような情け深い人間に変化していく。史実にもあるように、まさに「慈母のように」隊士たちに慕われ、「この人のためなら命を投げ出しても構わない」と皆が思うような人物へと昇華していく・・・。

血も涙もないと思われていた京都副長時代の土方はどこへやら、本書の土方は随所で涙を流す。近藤勇との別れの夜、切腹を覚悟して介錯を頼む勇に、歳三は泣いて抵抗、その涙を勇が手で拭う場面。そして勇の助命のために身の危険を顧みず単身江戸へ戻り、屈辱に耐えながら勝海舟に頭を下げる。しかしその甲斐もなく勇は晒し首となり、自責の念にかられて苦しみ、部下の前ではクールに振る舞ってこそいるが、一人部屋に篭って一晩中泣き通す。女性にも一切手を出さずに、当時は辺境の地であった北海道まで行く。そんな彼は自分を慕ってついてくる隊士たちを自身の子供に接するかのように労い、戦のときは先頭に立って闘い、軍神と崇められ、自身の信じる士道の手本ともいうべき生涯を閉じる。

鬼副長時代のクールな土方歳三が好きな人にはあまり向かないかもしれないが、人間土方歳三に触れることができる貴重な作品。会津での戦いが詳しいこと、勇への想いが丁寧に描かれているのも嬉しい。土方歳三ファンはもちろん、新選組初心者で土方歳三に興味が湧いてきた人にはオススメの一冊。ただし、鳥羽・伏見以降の物語なので、それ以前の話は別な本で読んでからがよいと思う。

本文中に沖田総司の言うこのセリフ「土方さんこそ、皆の光です」が、まさに本書を象徴している。

歳三往きてまた (詳細)

銀魂 (第8巻) (ジャンプ・コミックス)

・「なんでこんなにおっさんが
JFAT(ジャンプ・フェスタ・アニメ・ツアー)でのアニメ上映が決まってから初めての単行本。それをきっかけに今まで注目してなかった人も、この第8巻から買い始めようとする人がいるはずですが、ハッキリ言ってそれはオススメできないですね。それは、この巻が第7巻の後半からスタートした長編の中盤からスタートしている点と、また第9巻へと続く別の長編がこの巻の結びとなるので、この独特の世界観を知っていなければ初めての読者には多少敷居が高く感じられる点からです。

なので、これから読み始める人ならせめて第1巻ぐらいは読んでおくことを勧めたい。

しかし、このシリーズのいくらかを見たことがある人であれば手放しでオススメできます。

銀さんの時折光るカッコ良さ、随所に散りばめられたギャグはそのまま。つまり最高水準。さらに今回は神楽のパピーや、長谷川、松平のおっさんなど、全体的におっさんの登場が多いのも特徴ですね。「少年誌でこれかよ」と思わせるぐらいのおっさん含有率の高さにびっくり。あとこの巻から急に神楽の表情が豊かになりはじめました。かなり泣いてる。

「違ーよ アイツは もっとこう 謙虚な奴だったよ」

・「一生の不覚…
しまった…「銀魂」で号泣しちゃったよ…。だって第六十三訓の最後の方の銀さん、凄くさみしそうじゃん。銀さんは親はいないんだろうか。なんだか妙に胸にグッと来る話でした。次の六十四訓は爆笑。

・「これまでで一番面白い
 私は『銀魂』の中でもこの第八巻が一番良いと思う。まさに絶好調である。笑えるだけではなくて、神楽の手紙には泣ける。この作者はすばらしい才能を持っている。

・「アニメ化決定!!ぜひTVでもアニメ化を!!
以前にもましてギャグが冴えてきたと思います。以前は戦闘シーンになると、だいぶギャグが減ってしまいましたが、今回は戦いながらもギャグは面白く、なおかつ、かっこよくえがかれていて、とても読みごたえがありました。作者のレベルが上がってきていることが実感できます。絵も前より上手になりましたね。また、ギャグだけで終わるのではなく、あらすじやお話の芯がしっかりとしているので、読んで共感したり、納得のできる作品です。ありとあらゆる世代の人に楽しめる作品なので一人でも多くの人に読んでほしいです。できれば、フェスタだけでなくテレビでのアニメ化を強く希望します。声優さんが誰になるのか楽しみです。

・「面白いです☆
今のジャンプの中ではかなり面白い方だと思います。絵も見やすいですし、キャラも憎めない人たちばかりで好きです。全体的にはギャグなのに時々感動するお話もあって、なかなか泣かせてくれますね…。でもちょっと下ネタが多い気が…。

銀魂 (第8巻) (ジャンプ・コミックス) (詳細)

箱館売ります―幕末ガルトネル事件異聞

・「夢中になりました。
徹夜して本を読んだの久しぶりでした。ほんとにこの作品は面白かったです。箱館戦争と実在の人物をとても上手く使っていて、歴史小説と言う堅苦しさがなく、創作小説として凄く楽しめました。善悪がはっきりしている所が読みやすいです。

土方歳三がとっても素敵で、色々新選組も読んだけど、この作品の土方が一番好き。鬼の副長ではなくて、母のように慕われていた雰囲気が出ています。

・「日本を売り渡してはいけない。
 人は、追い詰められると正常心がなくなる。その以上となった心は、後世にまで影響を与えてしまうことがある。

箱館の300万坪の土地が99年の貸し出しとなる。それは、そこを足場に北海道を手に入れようとするロシアの陰謀だった。しかし、追い詰められた蝦夷政府は、その愚に気づかない。

それを阻止しようとする、薩長の遊軍隊。しかし、彼らの力だけでは、阻止は難しい。そして、更なる困難が・・・。

土方歳三に、その計画を見つけられる。

日本の未来を左右するこの事件、大いなる興味を持ち、読み終えました。

・「「もうひとつの幕末」が見えてくる
戊辰戦争の陰に、函館を買収しようとたくらむロシアの暗躍ありー。一般的にあまり知られていないガルトネル事件をすくい取り、新しい形のエンタテイメントに仕上げているのが新鮮だった。事件に絡む登場人物たちもロシア、官軍・江戸脱走軍と3者3様の視点で対等に物を言っているのが気持ちいい。新選組の土方歳三も非常においしい役どころで登場。今年の大河の舞台・幕末のもうひとつの顔が見えてくる、タイムリーな一冊としておすすめです。

箱館売ります―幕末ガルトネル事件異聞 (詳細)

火星の土方歳三 (ソノラマ文庫)

・「あまりにベタな題名に気づくのが遅れた!
新撰組の土方歳三は好きだ。火星シリーズ(by E・Rバローズ)はとっても大好きだ。あまりのベタな題名に気づくのが遅れたが、土方歳三が「あの」火星、バローズが描いた火星(バルスーム)で活躍する!という小説。いやぁ、そうくるかぁ・・・。正直そう思う。

だが考えて見ればジョン・カーターだってインディアンに追い詰められて火星に転移するのだ。函館で戦死した土方歳三の魂が火星にいったとしてもおかしくはない。それに南北戦争と戊辰戦争はほぼ同じ年代だ・・。

ストーリーはオリジナルと同じく主人公の一人称で語られる、つまり土方歳三自らが語る冒険談ということになる。江戸弁調の口調がややすわり心地が悪い(もう少し工夫があればなぁ)。展開も、新撰組ということにこだわりすぎたかもしれない。個人的にはもう少しヒロインとの二転三転の上、ラストでの「わたしの族長さま~」というバローズ風展開(ワンパターンとも言われるが)があればよかったな、とは思う。赤色人、緑色人だけではなく、マイナーな黄色人、黒色人も登場する。ジョン・カーターやデジャー・ソリスが登場するかは、ぜひ読んで確認してほしい。

あの火星シリーズの世界を舞台にした小説がいまさらながら読めるとは、その題材の選び方がただただうれしい。少なくともバローズファン、火星シリーズファンならチェックしたい。

E・E・スミスのレンズマンシリーズに材をとった古橋秀之の「サムライレンズマン」といい、本作といい、スペースオペラ時代の名作SFを舞台にした小説が、こうして日本で書かれているのはとても驚きだし、ファンとしてとても光栄に思う

・「星の数が足らん!?
いうことなし! です。私(40台なかば)のように、「またかよ、原作をおちょくるだけのオマージュものか!」なんて早合点している人こそ読んでみてください。ここには、バロウズを愛した私たちと同年代の著書ならではの原作への尊敬がいっぱいつまっていることが実感されるはずです。頁をめくるたびに、ツボにはまること間違いなしです。

いやー、日本人にうまれて本当によかった。というのが心からの感想です。ある意味、日本限定・火星シリーズ外伝といって言い過ぎではないと思います。

・「あなたがおおむね40歳以上で
バローズと一言いってからこの題名を聞いて、ピンときた人は、迷わずに買いましょう。後悔することはありません!

オマージュではありますが、パロディではありません。多分、バローズの火星シリーズに一度は夢中になったことのある(現もしくは元を問わず)少年へ夢のようなひと時を約束できます。

・「これ面白い
バローズと一言いってからこの題名を聞いて、ピンときた人は、迷わずに買いましょう。後悔することはありません!

オマージュではありますが、パロディではありません。多分、バローズの火星シリーズに一度は夢中になったことのある(現もしくは元を問わず)少年へ夢のようなひと時を約束できます。

火星の土方歳三 (ソノラマ文庫) (詳細)
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