ベートーヴェン:交響曲第5&7番 (詳細)
クライバー(カルロス)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「私は、かつてこれ以上の名演に巡り会ったことがない。比類なき名演、交響曲第7番第2楽章」「クライバーのベートーヴェン」「惜しいかなカルロス、悲しいかなカルロス」「決して色あせない名演!」「とにかくカッコいいんです」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番・第21番・第25番・第26番 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲)
「最高峰に挙げれる名演」「これがソナチネ!?」
ムソルグスキー:展覧会の絵&チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 (詳細)
ホロヴィッツ(ウラディミール)(アーティスト), ムソルグスキー(作曲), チャイコフスキー(作曲), トスカニーニ(アルトゥーロ)(指揮), NBC交響楽団(演奏)
「終始息詰まるスリリングな演奏」「ホロビッツのオマケ!」「伝説の演奏」「両者全盛期の競演というより激突」
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・スティング&ポリス (詳細)
スティング&ポリス(アーティスト), ポリス(アーティスト), スティング(アーティスト)
「ビギナーはこの2002年新編集盤を、もっとハードなリスナーは1997年盤のほうを」「まさに…」「スティングとポリスを両方聴けちゃうところがすごい」「星5つ、っていうか巨人の打線みたい」「スティングという完成されたジャンルの入門アルバム」
メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他 (詳細)
ハイフェッツ(ヤッシャ)(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), メンデルスゾーン(作曲), ライナー(フリッツ)(指揮), ミュンシュ(シャルル)(指揮), 室内管弦楽団(演奏), シカゴ交響楽団(演奏), ボストン交響楽団(演奏)
「警告!!」「メンデルスゾーンの甘さが苦手という人こそ、是非。」「全体としてのまとまり」「たとえばメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲」「クラシック入門に最適の1枚」
ショパン/ピアノ・ソナタ 第2&3番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲)
「アルゲリッチ依存症(笑)。」「端正なショパン」「圧倒的な存在感」
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>ナ・ハ行の作曲家>ベートーヴェン
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ハ行>ベートーヴェン
Custom Stores>By Artists>クラシック>指揮者別>クライバー
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>ハ行の作曲家>ベートーヴェン
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ナ・ハ行の演奏者>ポリーニ
Custom Stores>By Artists>クラシック>演奏者別>ナ・ハ行>ポリーニ
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>タ・ナ行の作曲家>チャイコフスキー
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ナ・ハ行の演奏者>ホロヴィッツ
クラシック>器楽>協奏曲>作曲家別>サ・タ行の作曲家>チャイコフスキー
クラシック>器楽>協奏曲>演奏者別>ナ・ハ行の演奏者>ホロヴィッツ
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>タ行>チャイコフスキー
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>マ行>ムソルグスキー
・「私は、かつてこれ以上の名演に巡り会ったことがない。比類なき名演、交響曲第7番第2楽章」
カルロス・クライバーは、極端にレパートリーの少ない人で、自信のある曲だけを徹底的に磨き上げて演奏会に上げるというだけでなく、その演奏会自体にも滅多に登場せず、特に晩年は、ほとんど伝説化・神格化された存在となっており、私も大好きな指揮者であった。ただ、現代の指揮者は、オールラウンド・プレーヤーであることを求められ、どんな曲でも短時間で器用にこなしてしまうというクライバーとは対極にある人ばかりのわけだが、そんな一流指揮者たちが、クライバーのようにレパートリーを極端に絞り込んで徹底的に磨き上げれば、クライバーと同じレベルの演奏をできる人はそこそこいるのではないかとの疑問がないわけではない。
しかし、そんな思いを感じないわけでもない私も、クライバーのベートーヴェンの交響曲第7番だけは、かつて、これ以上の演奏には出会ったことがないし、今後も出会えないかもしれないと、素直に絶賛するしかないと思っている。
第7番のクライバーの演奏を絶賛する場合に誰もが挙げる、第4楽章での凄まじいまでに畳み込む熱狂的なフィナーレも確かに素晴らしいのだが、私は、それ以上に、第2楽章の演奏にこそ、誰にもまねのできないクライバーの唯一無二の圧倒的な感性を感じるのである。
第2楽章は、「不滅のアレグレット」といわれ、全曲中の最大の聴きどころなのだが、この第2楽章を、あたかも、とうとうと流れる茫漠たる大河のごとく、こんなにも絶妙なテンポで、こんなにも物寂しく、そして、こんなにも美しく演奏した指揮者を、私は知らない。
ちなみに、「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)では、当然のごとく、第5番、第7番とも、第2位以下に大差を付けたダントツの第1位にランクされており、特に、第7番は、この企画が始まった1983年以降、5回連続で第1位という、驚異的な評価を受けている。
・「クライバーのベートーヴェン」
超有名盤です。ですがこれはクライバーのベートーヴェンです。聴いた後の爽快さは気持ちいいものです。とてもかっこいい演奏です。
・「惜しいかなカルロス、悲しいかなカルロス」
名盤といわれる、カルロス・クライバーの「運命」と「ベト7」を、わたしは、地元の図書館で借りてきた。(あったんだなー、これが) まずは「ベト7」。手持ちのアバド盤(こちらは、8番とのカップリング)と早速聴き比べてみる。 うーん、さすが、名演といわれるだけある。すごくいい。それを印象付けたのが、第1、第4の両端楽章だ。 第1楽章は、テンポを速めに設定し、ティンパニを効果的に響かせることで、より男性的で、躍動感にあふれた音楽になるのだ。アバドのも、悪くないんだけど、テンポが遅めの分、おとなしい感じになっちゃうんだなー。 第4楽章は、随所に浮かび上がるフルートの音色が印象的だった。 「運命」も名演だ。こちらは、ヨーロッパ室内管(指揮者はアーノンクール)のものが手元にあるので、それと聴き比べてみると、やっぱり、こっちの方がいいなあ。 第1楽章の、「ジャジャジャ、ジャーン」という、おなじみのオープニングにも釘付けになったけど、それ以上に印象的だったのが、後半の2楽章だ。 まず、第3楽章は、やや遅めのテンポで、重々しく進行していく。それは、耳にハンデを抱えた、ベートーベンの人生のあがきそのもの。そして、曲は一度トーンダウンして、切れ目なしに、圧倒的な全合奏で第4楽章に突入。ラストは、一気にプレストまで加速して、輝かしいエンディングを迎える。まさに、人生の壁を打ち破った、勝利のおたけび。 クライバーの「運命」からは、これらのことがひしひしと伝わってくるのだ。 手持ちのCEO盤は、オーケストラの編成が小さい分、物足りなさを感じてしまう。 「運命」と「ベト7」という、奇数番号の名曲で、迫力ある演奏を聴かせてくれたクライバー。次に続くのは、第9か、「エロイカ」か?と思っていたら、悲しいかな、クライバーは、去年の7月にこの世を去ってしまったのだ(泣)。この名盤を聴いていると、その死が惜しまれてならない。惜しい。本当に惜しい。もうすぐ没後1周年。改めてご冥福をお祈りしたい。合掌。
・「決して色あせない名演!」
運命のCDで1枚と言えばカルロス・クライバーのこのCDです。冒頭からウィーンフィルのアンサンブルに圧倒されます。フィナーレまで全てにおいて引き寄せれます。7番についても同様ですが、これは他にも名盤ありですね。
・「とにかくカッコいいんです」
「クライバーの第7はカラヤン+ベルリンフィルを超えている」と聞いたとき「ウソだろ」と思った。ぼくにとってベートーベンの7番は絶対にカラヤンだった。特に、終楽章のホルンのスピード感と切れ味は誰も追随できないだろうと....
違った。リズムの大氾濫状態を生み出しながら、それに流されず、ノリの良いロックでも聴くような恍惚感を与えてくれる。とにかくカッコいいんです。一度聴くべし。
●ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番・第21番・第25番・第26番
・「最高峰に挙げれる名演」
ギレリスと比較できるのはこのCDぐらいだろう。当時私は中学3年生であったが、ギレリスの重厚で甘さを控えなおかつベートーベンらしさがあるドイツ的な温かみに惚れた記憶がある。これはそれとはまた違うコンセプトで美しく、鋭くバーンと弾きまくる演奏の中に眩しいばかりの絵の世界に引き込む演奏である。多少ガラスの様に調整されたピアノの音が耳に障るが、彼の勢いの利いたベートーベンはカラヤンの輝かしさに近い物がある。
・「これがソナチネ!?」
第25番の第1楽章、かつてこれほど早く正確にこの楽章を弾いたピアニストがいたであろうか。これには驚いてしまった。凄い。しかし、第21番「ワルトシュタイン」はお勧めできない。1997年にポリーニは「ワルトシュタイン」を再録音しているが、そちらの方が深みのある演奏をしている。其れに対してこちらの演奏は、メカニック的には正確ではあるが、深みに欠けるという、悪い意味でのポリーニ臭プンプンの演奏だ。
●ムソルグスキー:展覧会の絵&チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
・「終始息詰まるスリリングな演奏」
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番:この大人気曲にはアルゲリッチ/コンドラシンやリヒテル/カラヤン盤といった名盤が多いのですが、それらを遙かに凌ぐ歴史的録音です。若きホロヴィッツが駿馬の如く猛スピードでどこまでも邁進してゆくのに対し、トスカニーニのタクトも一切乱れることなく高速で淡々と振られ続けてゆきます。お互い気高く喧嘩をしているように聴こえても、実はトスカニーニが何事にも動じることなくサラリと流しているようにも感じられます。終始息詰まるスリリングな演奏とはまさにこのことで、古めかしい録音状態がなおさら当時の演奏シーンの想像力をかき立ててくれます。
ムソルグスキー 展覧会の絵:展覧会の絵というよりも、むしろある種の戦争映画でも観ているかのような錯覚に陥ります。それほどまでに圧倒的な表現力の豊かさとホロヴィッツの存在感に驚きます。
・「ホロビッツのオマケ!」
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・「伝説の演奏」
トスカニーニのCDという扱いですが、まさにホロヴィッツ全盛期の超人技を聴くためのCDです。特に展覧会の絵は47年スタジオ版もありますが、この51年ライブ版のほうがノイズも少なく圧倒的な演奏になっています。キエフの大門のフィナーレはまさに10本の指で弾いているとは思えないと称された大迫力演奏。チャイコフスキーも演奏終了を待ちきれず拍手喝采する聴衆が華を添えています。
・「両者全盛期の競演というより激突」
41年のスタジオ録音版
録音は悪いですが、トスカニーニとホロヴィッツの録音歴史的名演 両者全盛期の競演というより激突譲らぬ個性と自己主張
・「ビギナーはこの2002年新編集盤を、もっとハードなリスナーは1997年盤のほうを」
1997年発売の同名ベスト盤から数曲をカット、その代わりに、グラミー賞2部門を受賞した『ブラン・ニュー・デイ』からの曲を入れ替えての再発盤。なので、現時点でのスティングのべスト盤としてはどの時期についても最も網羅的です。このアイテム/2002年再発の日本盤が、スティングのキャリアを紹介するにあたって誤解を招く恐れのないという意味で、最も適切で総合的なヴェリー・ベスト盤とも言えるでしょう。輸入盤は歌詞が印刷されていませんが、日本盤は歌詞も対訳もついています。そういう点で、選曲、編集方針は五つ星です。ただ、あとは、ビギナーよりハードなリスナーにとって興味深い曲があるかどうかということです。1997年盤、とくに日本盤と比べると、“ほとんどここでしか聴けない”というレア音源がこの日本盤からはまったくなくなりました。つまり、1997年盤でしか聴けなかった「ロクサーヌ ‘97(パフ・ダディ・ミックス)」――ただし、このミックスはヒップホップ・テイストなので、「ロクサーヌ」オリジナルの崩壊を感じ、拒否反応を示すファンもいらっしゃることでしょう――がこの2002年盤ではカット。1997年の日本盤だけにおまけでついていたCDシングル「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ(日本語ヴァージョン)」もついていません。ですから、2002年盤は、1997年盤から少しリマスタリングが進歩しているかもしれませんが、その後、1997年日本盤と曲目リストをくらべたときに、2002年盤はレア音源がなくて損した、と感じることもあることかと思いますので、よくお考えになって、自分はスティングにそれほどのめりこみそうにないが、でも、ポリス時代を含めたスティングのできるだけ総合的なベスト盤を一枚だけ手に入れたいならば、まちがいなくこのアイテムです。
・「まさに…」
スティングのすべてが分かるよなアルバム。3曲プラスで、さらに良くなった。 夢をありがとう!
・「スティングとポリスを両方聴けちゃうところがすごい」
この1枚でスティングとポリスの両方が聴けちゃうお買い得版。曲は、スティングとポリスで半分半分になっており、あきない。しかしこうして聴いてみると、スティングの生み出す楽曲は本当にクオリティが高いなあと思わさせられます!超お勧めです!EVERY BREATH YOU TAKE狙いで買うのもいいかと思います。
・「星5つ、っていうか巨人の打線みたい」
こんな選曲にしたら捨て曲なんてありえないし、あったら怒るで!って感じですね。だからスティングの作品をポリス時代から通して聞いてみたい入門者にはうってつけです。ただ、僕らみたいな昔からのファンにすると、巨人の重量打線みたいでちょっと辟易しちゃいます。
息ぬく暇もないし、アルバムとしての流れも無いし、だいたいポリスとスティングのソロってやっぱり分けるべきだと思う。スティング自身が目指すコンセプトがあまりにも違いすぎるから。サッカーの名選手と野球の名選手をひとつのチームにしてみました、みたいな。それってどういう意味があんの??
オールド・ファンでこれを買う人ってスティングに個人的に(いや、ストーカー的に)惚れてるか、コレクターくらいじゃないでしょうか。
・「スティングという完成されたジャンルの入門アルバム」
ポリスとスティングのソロを集めた点で、非常に楽しめます。ポリス時代のちょっとクレイジーな感じの曲と、ジャジーな、メロディアスなソロ時代の曲とが違和感なく同居していることがよく感じられるアルバムです。ポリス時代のころ、私は彼らの音楽が好きだったので、ポリスのアルバムはいくつか手元にありますが、ソロになってからは、あまりロックを聴いたりすることもなくなり、映画の主題歌等で活躍を知っている程度でしたが、今回、改めてスティングの音楽が好きになりました。彼らの音楽は、何かに集中している間に流していても、邪魔にならないですね。
●メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他
・「警告!!」
このCDを買う人は少し注意したほうがいいです。このハイフェッツの演奏を聴いた人はほぼ間違いなく呪縛から逃れられなくなります。わたしはこの演奏を聴いて以来、他の誰の演奏を聴いてもがっかりしてしまうようになってしまいました。他に好きなヴァイオリニストがいるのなら、先にそっちから聴いた方がいいと思います。そして最後にこのハイフェッツを聴かないと他の演奏家があたかも良くないかのように思ってしまいます。(決してよくない演奏家のCDなど発売されていないのですから)それくらい聴くものを引き付けて離さない強烈な演奏なんです
・「メンデルスゾーンの甘さが苦手という人こそ、是非。」
チャイコフスキーとメンデルスゾーンの有名なヴァイオリン協奏曲を、20世紀最大のヴァイオリニストの1人、ハイフェッツが弾いています。ハイフェッツの特質は硬質で乾いた音色と圧倒的なテクニック、そしてあくまでクールに歌う感性。
独奏者に高い技術が要求されるのはチャイコフスキーのほうでしょう。ヴァイオリンが主体で歌っているところよりは寧ろ、オケが単純な旋律を奏でている陰で恐ろしい速度で動き回っているところが圧巻です。しかしこの曲の魅力は細かい技巧ではなくて、何と言ってもチャイコフスキー特有の直線的ダイナミズムでしょう。ハイフェッツの演奏はたゆむことないスピードとパワーで見事にクライマックスを演出しており、他では味わえない爽快感溢れた演奏となっています。
それから余りにも名高いメンデルスゾーンの協奏曲。冒頭の甘美なメロディから、ハイフェッツはきりりと端正に斬り込みます。ふわりと震えながら歌い始める叙情たっぷりな演奏に慣れた耳にはしばらく違和感があるかも知れませんが、一度最後まで聴けば速めにテンポ設定されたこの演奏ならではの価値がきっと見つかると思います。メンデルスゾーンはそもそも、バッハとモーツァルトに傾倒した古典主義の人でした。この作曲家の過剰なロマンティシズムに辟易しているという人こそ、ぜひハイフェッツのクールな演奏を聴いてほしいと思います。
・「全体としてのまとまり」
この演奏のどこがすばらしいかというと、聴き終わったあと、この曲が1つのまとまりとしてみえてくるということではないでしょうか。部分にこだわりすぎて全体として崩壊するのではなく、かといってあっさりしすぎるわけでもない。それでいて、曲が終わったとき、あぁ、この曲はこういう構成の曲だったのかと、なんだか整理されたような気分になる。
こういうふうに、曲をわかりやすく聞かせることは、実はかなり高度なことだと思います。なにより、演奏者自身が曲を我が身のように楽曲を理解していなければならない。そしてしっかりと主張しつつ、興奮もしつつ、曲の全体のバランスを失わない・・・・・・うーむ、大名演であると思う。
・「たとえばメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲」
クラシック音楽を聴いてみたいが何から聴けばいいのかわからない、と迷っているような人にお勧めします。
冒頭の美しいメロディはきっとどこかでお聴きになったことがあると思います。でも、この曲の最大の聴きどころは3楽章にあります。ーーどんな分野でもそうだと思いますが、クラシック音楽を楽しむにもコツがあります。少し解説めいたものを書いてみます。
短い序奏のあと軽快なメロディが出てきます。第1主題です。つづいて付点のついたもう少し鋭い第2主題が出ます。ここまでが提示部で、このあと展開部にはいりますが、ソロヴァイオリンが先の第1主題の断片につづけて、新しいテーマ、ゆったりとした第3主題あるいは展開部主題の断片を演奏します。ソロヴァイオリンはすぐ第1主題に戻ってしまいますが、今度はソロヴァイオリンを支えている弦楽器群が、ソロの下でこの新たな展開部主題を演奏しています。展開部はここまでで、ベートーヴェンなどに比べると信じられないほど短い展開部です(たった35小節)。それから再現部にはいりますが、ここでソロヴァイオリンが第1主題を再現している下で、弦楽器群が引きつづきさっき登場したばかりの展開部主題を、今度は断片ではなく完全な形で朗々と演奏します。ここでは両者とも明確に自己主張しているのですが、互いに相手を邪魔するようなところは全くなく、それどころか見事な調和をみせているのには、本当に驚くばかりです。これを<意識して>聴いてみてください。--とても大きな感動を覚えると思います。
(以上のことはクラシック音楽ファンの方には常識だと思いますが、私自身クラシックを聴きはじめた頃のことを思い出してみて、案外こういう基本的なことを教えてもらう機会が少なかったように思いましたので、専門家でもないのに敢えて書かせていただきました)
・「クラシック入門に最適の1枚」
どちらも名曲中の名曲で、知らない人の方が少ないでしょう。(とはいえ、私も初めて聴いたのは約10年前でしたが。)
チャイコフスキーの方について言えば、第1楽章が一番好きです。結婚式のキャンドルサービスなんかでBGMで使ったら、盛り上げること請け合いのこの曲。小さな登り坂を幾つも幾つも登っていくと、突然急な下り坂があらわれて一気に駆け下りていくかのように思われます。徐々に徐々に盛り上げていって、大きな花火を華々しく、というシチュエーションにはぴったり。
メンデルスゾーンについて言えば、日本人好みな短調の旋律。ほんの少しだけ感傷にひたりたい、そんな時にはこちらをどうぞ。どちらの作品もメロディーが覚えやすいので、クラシックの入門としては最適の一枚。
・「アルゲリッチ依存症(笑)。」
これを聴くと、アルゲリッチ依存症になります。彼女の情熱的的な演奏の虜になり、他のピアニストのショパンが物足りなく思えてしまいます。アルゲリッチの深みにはまりたい方、ドタキャンピアニストでも愛さずにはいられなくなりますよ。
・「端正なショパン」
全編にわたり、よく歌いながらも端正な演奏。改めて、アルゲリッチは凄いピアニストだと実感します。ショパンのピアノソナタは、ややもすると激しすぎたりえぐくなったりしますが、そんな気配を全く見せず、情熱的で美しいながらも、きわめて正確にコントロールしているように思います。ディナミークの合間に時折見せる女性的な表情、ニュアンスに、アルゲリッチらしさを感じます。
・「圧倒的な存在感」
CDをちょっと聴いただけで、伝わってくるものがある。そこにはアルゲリッチの圧倒的な存在感を感じることができる。ショパンのピアノ・ソナタは、かしこまった演奏よりも情熱的な演奏の方がピタッとはまると思う。そういう点では、やはりアルゲリッチがベストでしょう。
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