Kelly at Midnight (詳細)
Wynton Kelly(アーティスト)
「春風に舞うタンポポみたいに……」
The Kenny Drew Trio (詳細)
Kenny Drew Trio(アーティスト)
「ピアノ・トリオの白眉」「過去のドリューの代表作」
Moon Beams (詳細)
Bill Evans Trio(アーティスト)
「リリシズムの極致とも言える美しいバラード集」「静かめジャズ、落ち着きます」「美しい音楽」「第2期ピアノトリオの傑作」「一部ファンからは絶大な支持」
Overseas (詳細)
Tommy Flanagan Trio(アーティスト), Elvin Jones(アーティスト)
「JAZZ界屈指の名バイプレイヤーが燃えに燃えた一枚」「素晴らしいグルーヴ感!」「フラナガンのデビュートリオ作はジャズ史に残る名盤」「ちと無理しすぎでわ」
Portrait in Jazz (詳細)
Bill Evans(アーティスト), Scott LaFaro(アーティスト)
「私のJAZZの始まり。」「老いた父をも惹きこんだ名盤」「クールなアタックとスリルに満ちたアドリブ」「聞き手を引き込む優しい演奏」「軽やかな枯葉もなかなかです」
Ray Bryant Trio (詳細)
Ray Bryant(アーティスト)
「必聴」「ソウルフルで格調高いピアノトリオ」「スウィングするピアノ・トリオ」「上品で軽快」「「金の耳飾り」で決まり」
The Scene Changes (The Amazing Bud Powell, Vol. 5) (詳細)
Bud Powell(アーティスト)
「なんと言ってもクレオパトラが魅力」「やっぱり「クレオパトラの夢」がいい」「マイナー調の美しい曲」「BN最後の名盤」「ジャズの基本では・・・」
Sonny Clark Trio (詳細)
Sonny Clark Trio(アーティスト), Philly Joe Jones(アーティスト)
「ソニークラークタッチの最高傑作」「何回も聴くとわかる良さ」「当時は珍しかったピアノ・トリオの美しさ」「初心者にもお勧めです」「ほんとにええですわ。」
スピーク・ロウ+3 (詳細)
ウォルター・ビショップJr.(アーティスト), ジミー・ギャルソン(演奏), G.T.ホーガン(演奏)
「ピアノ・トリオの渾身の名演」「美しい曲がザクザク」「早くリイシューしてくれ」「素晴らしい名盤」
This Here Is Bobby Timmons (詳細)
Bobby Timmons(アーティスト)
「ボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ」「これは「濃い」ぞ」「これは「濃い」ぞ」「ボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ」「ボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ」
We Three (詳細)
Roy Haynes(アーティスト), Phineas Newborn(アーティスト), Paul Chambers(アーティスト)
「いぶし銀トリオの職人芸」
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All UK Titles
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Bill Evans
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Bud Powell
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>P-R>Paul Chambers
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Hard Bop>General
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Hard Bop>Piano
Custom Stores>By Labels>ジャズ・フュージョン>Riverside
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>Piano
Custom Stores>By Labels>ジャズ・フュージョン>Prestige
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Bebop>Piano
Custom Stores>By Formats>国内盤>ジャズ
・「春風に舞うタンポポみたいに……」
聴きどころは後半3曲。特にフィリーのドラミングがファンタスティック、実に痛快だ。パンパンに張ったスネア。それを本当に強くひっぱたく。スポン、スポンともう皮が破れそうな快音、くだけた楽天的な響き……常にガムシャラなフィリーでもこんな演奏は珍しい。まさに天馬空を行く、彼畢生の名パフォーマンスである。このやかましさと、ノンシャランスがハーモナイズされた“ゴールデンリズム”をとくと堪能あれ!
そういう気ならと、挑発に乗るケリー。タッチがとことん強くなり、好戦的な態度がありあり。スピーカーから飛沫(しぶき)となってほとばしるキラキラした音の粒子。まるで釣り上げた何匹もの魚がピチピチと鍵盤上で躍っているようだ。この敵意むき出し、けんか腰のバトルは、もうスリルと迫力の連続……。 一方、ベースのポールは中立の立場で奮戦だ。両者の間に泰然と立ち、柔らかなラインと弾力のある重低音の“エール”を送る。それが高音のみ軽躁に響くことになりかねない演奏を和ませ、三位一体のテンションの高い作品に仕上げている。もう誰がリーダーでもおかしくない〈トロイカ的名盤〉である。
60年録音。57年頃から62年頃までがケリーの全盛期とされ、まさにピーク時の作。当時の彼を特徴づけるのは、あのワン&オンリーのタッチ、ピンポン球が無邪気に鍵盤を転がるのに似た指の触れ具合だ。その頃、彼の座右には春風が流れ、タンポポの綿毛が空を舞うような感覚で弾いていたのではないかと思えてくる。ゆらゆら気ままに、悦楽と悲しみのはざ間を行ったり来たりするケリー……。
ところが、63年以降、雲行きが怪しくなり、急に陽が翳ったように凋落していく。その原因は同年秋に愛人のダイナ・ワシントンが亡くなったことにあるといわれている。特に晩年の65、66年頃からケリー節は影を潜め、ゲスト参加しても精彩を欠く演奏が続く。
悲しいかな、この「ミッドナイト」とはほぼ別人だ。時折、陽気な乗りを見せるが、そこにはもう春風に舞うタンポポはない。想い出の繭にじっとこもり、かすかな風に枯葉を一、二片ずつ身辺に散らすような風情が忍びない……。
・「ピアノ・トリオの白眉」
ピアノ・トリオの傑作は数多くあるが、このアルバムは50年代に録音されたジャズ・ピアノの白眉といっていい内容である。ケニー・ドリューはチャーリー・パーカーとも共演したことがあるビ・バップ時代から活躍したピアニストだが、若い人にとっては70年代以降ステイープル・チェイス・レーベルの「ダーク・ビューティー」などに代表されるヨーロッパでの活動がおなじみであろう。その流麗でテクニック、リズム、センスとも申し分の無い完成されたピアニストという印象で、デクスター・ゴードンやジャッキー・マクリーンなどとも共演し、独自の感性美あふれるプレイを展開している。しかし、このトリオ・アルバムは後のドリューの功績に決して引けをとらない黒人特有のブルースフィーリングに支えられた粘りとエモーション、さらに力強いタッチなどがすでに聴かれ、50年代最高のピアノ・トリオの演奏を実現させている。「降っても、晴れても」ではビル・エヴァンスとの比較、「ルビー・マイディア」では後のマッコイ・タイナーとの比較などをしても興味深い。ハンク・ジョーンズ、トミー・フラナガン、ソニー・クラーク、ウイントン・ケリー、バリー・ハリスなど優れたピアニストを輩出した50年代だが、ケニー・ドリューの50年代もこれ1枚で当時の最右翼であったことを実証している。
・「過去のドリューの代表作」
1956年の録音だから、もう半世紀近く前のアルバムである。ケニー・ドリューの昔の代表作で、繊細にして優雅なドリューのピアノが楽しめる。曲はキャラバン、カム・レイン・カム・シャインなど、スタンダードな名曲ばかり。ポール・チェンバースのベースとフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムスも、当然ごきげん。センシティヴなドリューのピアノをゆっくり楽しめる名盤。アルファ・ジャズなどから発売されている現代のドリューもいいが、過去のドリューもまた、いい。(松本敏之)
・「リリシズムの極致とも言える美しいバラード集」
このアルバムは、1962年5月から6月にかけて録音されたもので、スコット・ラファロが自動車事故で亡くなった後にチャック・イスラエルがベースに入ったトリオによるものです。
雄弁なラファロのベースとは違い、チャック・イスラエルは控えめでビル・エヴァンスが音楽を形作るのは仕方がないことです。かえってそれがビル・エヴァンスの持っているリリシズムや耽美的な感覚が研ぎ澄まされたようで、美しく印象的なアルバムに仕上がっています。
全編スロー・テンポのバラード集と言ってもいいほど同じような雰囲気を持った曲が続きますが、良く聴きますととても味わいが深くエヴァンスが表わしたかった音楽世界がそこに広がっています。 エヴァンスの代表的なアルバムと言われている 『ワルツ・フォー・デビィ』や『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』とは、一味も二味も違いますね。
アルバムタイトルともなった2曲目の「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」の美しさは比類のないものですね。この繊細な感覚は彼独特のものなので誰も真似が出来ませんし、その後も少しずつ演奏スタイルが変化しましたが、この録音当時の1960年代前後が全盛期だったようですね。
7曲目の「イン・ラヴ・イン・ヴェイン」や、3曲目の「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」、4曲目の「星へのきざはし」、6曲目の「春の如く」も美しさでは引けをとりません。名バラード揃いであるのは間違いないですね。彼の紡ぐ耽美的な音楽世界を是非堪能してください。
・「静かめジャズ、落ち着きます」
ビル・エヴァンスのアルバムの中ではマイナーなほう?かもしれないけど、とにかく深夜にしっとり聴くにはもってこいのアルバムだと思います。キースジャレットの「The Melody At Night, With You」やパットメセニーの「Jim Hall & Pat Metheny 」が好きな人は、絶対気に入ると思います。本当のジャズファンよりも、癒し系サウンドが好きな人のためのアルバムっていう感じがします。
・「美しい音楽」
収録されている曲が全て静かで美しい曲ばかりです。 「全曲、静か」なので聴き込むまではメリハリが無いように感じる方もいると思います。 しかし聴き込めば必ず満足できる内容です。 それと深夜にかけるアルバムとして絶好のアルバムです。 リラックスして眠りにつきたい時などにこのCDが重宝します。 何度聴いても飽きないし、激しい曲が1曲も無いのでプログラムで静かな曲ばかりを選ばなくてもいいし、40分弱という収録時間も丁度良いという、正に眠りにつくためのCDと言ってもいいくらいです。 美しい曲やピアノプレイ、それによって心身ともに疲れがとれて、感動できて・・・。良い事ばかりですね。
・「第2期ピアノトリオの傑作」
スコット・ラファロという最高のパートナーを失ったビル・エバンスにとってラファロに代わるベーシストは現れようがないという思いを持ったに違いない。ジム・ホールとのデュオやデイブ・パイクとの共演など異なったフォーマットにより、ピアノトリオから距離を置くことで、心の痛手を忘れようとしていたようにさえ思える。しかし、チャック・イスラエルという優れたベーシストとの出会いはエバンスに新たなピアノトリオへの挑戦へと向かわせた。もちろんラファロのようなアグレッシブさがない分エバンスのピアノもやさしくバランスが取れたものとなっている。後のゲーリー・ピーコックの繊細さともエディー・ゴメスの重厚さとも違った穏やかでくつろいだ雰囲気が特徴だといえる。 Polka Dots and MoonbeamsのリリカルさやI Fall in Love Too Easily、Stairway to the Starsといったスタンダードのリラックスした演奏は第2期ピアノトリオの傑作として独特のポジションを持った内容に仕上がっている。実際アタックの激しい、ポートレート・インジャズや晩年のYou Must Believe In Springにおける耽美的な世界についていけないリスナーには返って人気の高いアルバムだといえよう。紛れもない個性を持ったピアニストが、時代とともに変化していくことによってわれわれはさまざまなエバンスと出会うことが出来るという僥倖に浴するのである。
・「一部ファンからは絶大な支持」
エヴァンス中では知る人ぞしる,名盤として名高いのがこのムーンビームスでした.ジャケットも人気です
・「JAZZ界屈指の名バイプレイヤーが燃えに燃えた一枚」
ピアノトリオのベスト5に必ず入る超名盤。久しぶりにこのアルバムを聴きたくなってトミー・フラナガンで検索したらやたらとアルバム数が多くてなかなか行き当たらない。というのもサイドメンとして参加した有名なアルバムが次から次へとでてくるから。さすが「名盤請負人」と改めて納得した次第。英語で検索してやっとみつけました。
上の人も書いてますが、このアルバムのエルビン・ジョーンズは本当に凄いです。
JAZZ界屈指の名バイプレイヤーがこのエルビン・ジョーンズのドラムにあおられて燃えに燃えた一枚。
エルビンに負けてたまるかとヒートアップしていくピアノがまた、とっても刺激的。スピーカーから音だけでなくそういったエネルギーまでもが伝わってきます。
・「素晴らしいグルーヴ感!」
言わずと知れたトミフラ57年録音の代表傑作。ストックホルム録音と言う事で、"Overseas"。Cの字を鏤めたジャケットは、往時の名盤ブームの頃は、幻の名盤として名を売った。ちょっと古いファンなら、写真のジャケットよりCのジャケットの方に親しみが湧くはず。
トミフラは70年代以降、日本のレコード会社が主役に仕立ててスターになったけど、基本的には「サキソフォン・コロッサス」や「ジャイアント・ステップス」の脇役として、例えるならデカい歯車を円滑に廻す潤滑剤的役割を上手くこなすいぶし銀的脇役の人。
その彼がエルヴィンのサトルなブラシに鼓舞されて、グルーヴ感横溢の大名盤をものしたのが本作。やっぱ一番好きな曲は、冒頭のカマリロ。とにかく楽しいんだから!
・「フラナガンのデビュートリオ作はジャズ史に残る名盤」
ジャズピアニスト、トミー・フラナガンは、ソニー・ロリンズの"Saxophone Colossus",ジョン・コルトレーンの"Giant Steps"・・・等のセッションに参加したことで有名である。彼の繊細でエレガントなピアノが名盤に華を添えている。名盤請負人とも呼ばれる所以であろう。キャリア後年の円熟したプレイぶりも目映いが、フラナガン初のソロアルバムであるハードバップの香りが漂う本トリオ作の味わいは格別だ。チャーリー・パーカーのRelaxin' At Camalliroから始まり、スタンダーズのChelsea Brideを経て自作の5曲を夾み、最後はWillow Weep For Meで終わる。とても聴きやすい選曲だ。フラナガンのバックを務めるのが、Elvin Jones(ds),Wilbur Little(bs)だ。名ドラマー、ジョーンズ(フラナガンのデトロイト時代からのバンドメート)の参加がこの名盤のキーポイントだろう。彼のポリリズミックなブラシでのプッシュが、甘く流されがちなフラナガンのピアノをハードな方向に導く。微に入り細に入ったスネアでの演出もなかなか手が込んでいる。豪快さが売りのジョーンズのもう一つの面を見た思いだ。ベースのリトルの落ち着いたまろやかなプレイも良い。この三人の静かな一体感に聴いていてどんどん引き込まれてしまう。ジャズの当たり年の1957年8月15日、スェーデンはストックホルムでの録音。このとき三人は、J.J.Johnson Quintetの一員としての訪欧だったらしい。この”無名”のトリオを録音したレコード会社(メトロノーム)のプロデューサーの慧眼に敬意を表したい。フラナガンのピアノをお聴きになろうという方に、まず最初に推薦したい1枚だ。Cだらけの駄洒落ジャケット(Over Cs)と、髪の毛フサフサのフラナガンのポートレイト写真のジャケットの2種類あるが、後者がオリジナルらしい。
・「ちと無理しすぎでわ」
「最優秀助演賞」のトミー・フラナガンが、サイドメンといういつものポジションのみならず、一見目立たないが実は小粋だというプレイ・スタイルまで擲って、マッチョに徹した本盤。ドラムス(エルヴィン・ジョーンズ)が素晴らしいという意見が多いが、逆効果なのでは? ただでさえ気負いに気負っているフラナガンに火をつける悪者になってしまっている気がする。なんせバラードの名曲「柳よ泣いておくれ」まで、こんなに力を入れて弾かなくても。 ということで、「大名盤」という評価はちょっと甘すぎだと思われる。悪いアルバムではないが、フラナガンの真価はこのアルバムではわからない。それがちょっと残念。もう少し地味なバイ・プレイヤーを当てればよかったのに。
・「私のJAZZの始まり。」
私がJAZZ好きになったきっかけのアルバムです(当時はLPでした)。正確にはこのアルバムの中の「Someday My Prince Will Come」。この1曲をFMで聞いたのが私のJAZZの始まりです。「いつか王子様が...」と訳されるこの曲はディズニーの白雪姫の中で使われる曲ですが、「JAZZになるとこんなになるんだ!」と感心したものでした。
その後多くのJAZZを聞きましたが、これほど感動した曲には巡り会っていません。「JAZZ黄金の年」1959年の録音です。表向きはやさしい聞きやすい演奏ですが、とても奥が深く、聞くたびに新しい発見があるのがいいですね。JAZZピアノ好きの方でもし聞いたことがないなら絶対に聞いておくべきです。その時は一度聞いただけで判断しないでください。
・「老いた父をも惹きこんだ名盤」
CDの内容はすでに皆さん書かれており、上乗せすることも削ることも全くないので、私のエピソードを。
私は中学生の時からジャズが好きでしたが、両親は全く興味がない様子でした。車で同乗しているときにJAZZのCDを流すとラジオに切り替えられることもしばしば。
そんな、私が父に車を貸したある日、帰宅した父はどこか上の空です。私が訊ねると恥ずかしそうに「おまえの車で流れてたCD、いいな」と言い出しました。私と父が音楽について話したはじめての会話です。それから父はJAZZを聞き始めました。
父はもう定年近くで、日ごろ音楽を聴くことも少ないのですが、そんな父の心をも揺さぶったこのアルバム。
ぜひとも皆様にも聞いていただきたいと思います。
・「クールなアタックとスリルに満ちたアドリブ」
数あるビル・エバンスの快演のなかでも、最もできのいいアルバムの一つだろう。ベースのスコット・ラファロという天才をパートナーに得て、これまでのピアノ+リズム隊というピアノ・トリオの枠組みから大きく逸脱し、3つの異なった楽器のインタープレイによって曲が展開するスリルはジャズの革命的な出来事といっていい。マイルスのモードやオーネット・コールマンのフリーといった楽想上の革命に比べ一見地味な変革だが、ブロックコード、シンプルトーンのドライブ感、リズムの激しさとどれをとっても過激で強烈なアッタク、霊感に満ちたエバンスのアドリブはその後のジャズピアノのスタイルを決定付けた洗練されたものであった。しかし、マッコイもチック・コリアもキースもやはりこの時期のエバンスの神がかった演奏には及ばない。中でも枯葉はぐいぐいと脳髄にクールかつ鋭く、熱く切り込んでくるピアノのタッチ、ベースの躍動的リズム、ドラムのセンシティブなリズムに圧倒されてしまう。ビル・エバンスのスタンダードはこのアルバムだ。
・「聞き手を引き込む優しい演奏」
彼の奏でる曲は、ガラス細工のような桜のようなある種のはかなさを感じます。 彼のような聞かせ方を弾き方をできる人は聞いたことがありません。 そしてスコット・ラファローとのセッションもこれで最後(この演奏の二週間後にスコット・ラファローは交通事故で亡くなりました)かと思うとよけいに思いいれが強くなります。
落ち込んだときや一人でちょっと寂しい時や、寝る前に落ち着きたいとき等に僕は聞いています。 このアルバムは僕の始めてのJAZZでしたが聞いたとき1回で引き込まれてファンになってしまいました。
クラシックのように肩肘を張らず、ロックのように畳み掛けることも無く、ポップスのように底抜けに明るくない、深く懐の広いJAZZの真の意味での芸術家“アーティスト”!の演奏が聴ける名盤だと思います。僕の拙い文章では伝えきれないので、興味を持った方は是非聞いてください
・「軽やかな枯葉もなかなかです」
枯葉といえば、曇り空で、せつない秋を感じさせる印象がありました。しかし本作のように、晴れた空に、軽やかな足取りで歩む枯葉もなかなかのものです。
枯葉だけでなく、ピアノトリオの楽しさ満載のCDです。これからジャズを聴きたい人にもお薦めだと思います。
・「必聴」
レイブライアントの代表作です。有名な作品はそんなにない彼ですが、このアルバムだけは別格です。超絶技巧でもなく、終始淡々とした演奏ですが味があって、何度聞いても飽きない演奏です。私のお気に入りは1曲目のゴールデンイヤリング。これぞジャズ!といった渋い演奏です。
スタンダード曲が中心ですので、ジャズはあまり聴かない方の入門としてもおすすめですよ。
・「ソウルフルで格調高いピアノトリオ」
レイ・ブライアントといえば伝説的なモントルージャズフェスティバルでの神掛かったソロピアノがあまりに有名だが、この一夜伝説的スター誕生から遡ること15年前にも歴史的名演を残している。トリオによるこのアルバムはゴールデン・イアリングス、エンジェル・アイズ、ジャンゴ、ザ・スリル・イズ・ゴーン といった哀愁味を帯びた印象的なメロディラインを持ち前のゴスペル=ソウルフルなタッチで演じた傑作だ。特に1曲目の ゴールデン・イアリングスの右手のシングルトーンはジョン・ルイスを思わせる格調と完成されたメロディアスな楽想で名演の誉れ高い。オスカー・ピーターソンのような総合性とルイスの簡潔性を持ち合わせた不思議なピアニストである。必要にして十分なテクニックは無駄の無い、それでいてかゆいところに手が届くアドリブの妙味は捨てがたい味わいを持っている。ソウルフルといえばどちらかというと野趣あふれ、下品だがセクシーといったニュアンスだが、そこに格調を感じさせるブライアントはジョン・ルイスとミルト・ジャクソンを要したひとりM・J・Qのようなピアニストなのではないだろうか。ほかにもクリフォード・ブラウンのオリジナル、ダホードなど新鮮味のある選曲がうれしい。
・「スウィングするピアノ・トリオ」
素晴らしくスウィングするピアノ・トリオ・アルバム。 オスカー・ピーターソンをちょっと謙虚にしたような、またはデューク・ジョーダンがほろ酔いで弾いたような、哀愁とエモーションが交錯する。 有名な1曲目「ゴールデン・イヤリングズ」に、「エンジェル・アイズ」と、マイナー・キーが冒頭から2曲続き、アルバムの雰囲気を支配する。5曲目の「ジャンゴ」や6曲目もその流れ。間に挟まる自作曲も、程良い熱気と、趣味のよいくつろぎに満ちている。アドリブはメロディアスで心地よい。 聞いたことのない名前のドラムがいい。いつも一緒に組んで歌伴をしていた人だという。ピアノを引き立てる。普通のジャズ・ドラムなんだけど、役所を心得た気持ちのいいドラム。 音もいい。この1100円シリーズ、5枚買ったが、どれも音はよかった。ライナーは手抜きだが、正しい手の抜き方というか、肝心の音はどれもいい。
・「上品で軽快」
ノリノリ、上品で軽快で、楽しい。ちょっぴり哀愁もあって、僕の愛聴盤。軽くジャズでも聴きたいな、と思う時にはうってつけだ。
・「「金の耳飾り」で決まり」
有名なジャズメンには、「この一曲」がある。マイルスだったらカインド・オブ・ブルー、チェット・ベイカーはマイ・ファニー・ヴァレンタイン、ビル・エヴァンスはワルツ・フォー・デビー。レイ・ブライアントはもちろん「ゴールデン・イアリング」だ。フランク・シナトラ始め多くの歌手やジャズメンがこの曲をやっているが、やはりこの曲の愁眉の演奏はブライアント。ブライアントのピアノ・タッチは、ほれぼれする美しさ。ブライアントはほかにも何枚も素晴らしいアルバムを出しているが、やはり代表作はこのアルバム。珠玉の一枚。(松本敏之)
●The Scene Changes (The Amazing Bud Powell, Vol. 5)
・「なんと言ってもクレオパトラが魅力」
パウエルがBlue Noteに残したリーダーアルバムとしては最後の作品。パウエルは、自身の体調によって好不調の波がありますが、ブルーノートの演奏はどれも高い水準にあると思います。この「シーン・チェンジズ」はすべてパウエルのオリジナル。本人の意気込みもその演奏から伝わってきます。1曲目の「クレオパトラの夢」はかつてCMにも使われ、日本のジャズファンにあまねく知られている曲。アップテンポで憂いを含んだ美しいメロディを弾くそのプレイで聞く者の心をつかんでいきます。クレオパトラ以外の曲もパウエルらしい魅力あふれる曲が多く末永く愛聴盤になるでしょう。
・「やっぱり「クレオパトラの夢」がいい」
この演奏時(’58年)はもうとっくに彼の全盛期を過ぎていた時期で、長年のそううつ病のせいか、演奏もかなり出来不出来が激しかったと言われるが。このアルバムは幸い健康にも恵まれた時期のもので、演奏にも非常に活気が見られる。なんと言っても昔、CM曲にも使われた「クレオパトラの夢」を含む前半部が最高に乗っている。あのうなり声さえ聞きようによってはなぜか演奏にマッチしたようにも聞こえるから不思議である。後半パワーが多少落ちるのが残念だが、彼のごろごろとしたピアノを堪能できるアルバムと言えよう。 私はかつて、このアルバムを聞く夜、雰囲気をつけようと、部屋を暗くして煎りたてのコーヒーを飲みながら思考に耽り、聴いたことがあったが面倒くさくなってすぐにやめた。 何のことはない、いいアルバムはどんなシチュエーションで聴いてもいいのだ。ジャズ愛好家のなかには、この盤を好まない人も多くいるときくが、やっぱり、ジャズの名盤には違いないと個人的には思う。 彼はその後60年代中頃まで多数の録音を残している。晩年の彼は(といってもまだ30歳代だったのだ!)なんとなくよっぱらいの千鳥足ごとく、よろよろとしたピアノタッチで弾いていたが、それはそれで人間臭くて私は好きだ。
・「マイナー調の美しい曲」
バド・パウエルと言えば「クレオパトラの夢」日本人好みのマイナー調の美しい曲。これぞ名曲中の名曲だ。ポール・チェンバース(ベース)、アート・テイラー(ドラム)と夢のようなメンバー。麻薬中毒だったとは信じられない指使い。バド・パウエル、やはり天才だ。(松本敏之)
・「BN最後の名盤」
パウエルの最高傑作は、衆目の一致するところルースト盤「バド・パウエルの芸術」ということになろうが、より親しみやすいという点で、このアルバムはファンにとって欠かせない逸品となっている。親しみやすいからといって、決して安易に作られているわけではない。パウエル一流のブルース・フィーリングに支えられたソロを聴けば、及第点どころか、文句なしに名盤の称号を与えていい作品であることがわかる。「クレオパトラ」のせいか、初心者向けのパウエル作品として紹介されることが多いが、年季の入ったファンをもうならせるだけの骨太なものに仕上がっている。
・「ジャズの基本では・・・」
日本のジャズ初心者が、「ジャズらしい!!!」と納得できて、ジャズが本当に好きになりそうになる「確実」な1枚ですよ・・・
・「ソニークラークタッチの最高傑作」
なんだかんだ言っても「Softly As In A Morning Sunrise」に尽きます。この曲は、名演、名唱を産みだしやすい曲といえますけれど、数あるなかでもこれが(日本人にとっては)最高でしょう。ピアノトリオ好きなら聴いておかないと話しにならない決定的名演奏だと思います。とくに1曲目から順番に聴いていって5曲目で最高潮に達し、6曲目で一息つく、というのが正しい聴き方だと思います。
・「何回も聴くとわかる良さ」
ジャズもぐりな僕にとって、正直最初聴いた時には「Bill EvansやBud Powellに比べると特徴が見えにくくて地味だなぁ」くらいの印象しかありませんでした。全く、今思えば恥ずかしい限りです。
Sonny Clarkの弾くピアノって、音の1つ1つがリズムやメロディを強く主張する「一聴してわかりやすい」タイプではない代わりに、丸みのある音が自然に「スウィング」していて、尚且つ「情緒」があるように思えるんですよね。ジャズの表現に「情緒」なんて言葉を使うのは変な気がしますが、しかしこの言葉が一番しっくりくる気がするんです。その辺が日本で人気があって、アメリカではマイナーな存在である1つの理由なのかもしれません。
大人気曲⑤はもちろん素晴らしいですが、他にも①の熱い演奏や⑦(こっちのテイクの方が個人的に好みなので)の素晴らしいピアノ・ソロなど、聴き処がたくさんあります。
堅実なリズム・セクションが、またClarkの良さを引き立ててくれています。聴く回数を増すごとに、良さが増してくるような素晴らしい作品だと思います。
・「当時は珍しかったピアノ・トリオの美しさ」
1963年にドラッグのやりすぎで、わずか31歳の若さで他界したソニー・クラークが超名盤「クール・ストラッティン」吹き込みの直前に制作した一枚。ポール・チェンバース(ベース)とフィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラム)とのピアノ・トリオだが、当時は地味すぎて全く売れなかったという。名演奏と名高い「朝日のようにさわやかに」のスイングする演奏もいいが、「アイル・リメンバー・エプリル」の静かな美しさも格別。「クール・ストラッティン」もいいけど、1957年当時は珍しかったピアノ・トリオの美しい演奏も聴いて欲しい。(松本敏之)
・「初心者にもお勧めです」
ジャズの初心者には大いにお勧めである。私も、このアルバムとBill Evansの『ワルツ・フォー・デビー』で一気にジャズファンになった。以来20年が経って改めて聴いても、やはり名盤だなと思う。最初に好い盤にめぐり合えたことは幸せだった。 まずはこのジャケット。そして、「鍵盤=音」の色が印象的に示すように、ピアノの音色が素晴らしい。タッチが力強く、良く響く。音が濡れている。この音色は特別で、例えサイドマンで参加していても、すぐにSonny Clarkと分かる色を持っている。そして、アドリブラインのなじみ易さである。最も好きな「時さえ忘れて」では、アドリブラインをすっかり記憶してしまい、20年近くも覚えている。一般に難解と思われているアドリブさえ、親しみやすいのである。 全体の雰囲気はブルーな感じを漂わせ、ジャズを感じる。しかし、それだけに止まらない。ブルーでありながら、詩情を湛えている。このアルバムは脂っこさが程好く、『クール・ストラッティン』よりも好きだ。詩情というと、Bill Evansなど他のピアニストの修飾語で、Clarkには一見似合わない。「朝日のようにさわやかに」やソロで弾く「四月の思い出」などの選曲も理由の一つだが、実は、詩情はClarkの本質で、短い演奏活動の中で半分を西海岸で過ごした経歴に由来するのではないか。「西海岸の連中はフィーリングも違えばジャズへのアプローチも違うんです。彼らは彼らなりのスイングしかしない」と語ったが、クラシックとの融合を図る西海岸のフィーリングがClarkの中で巧くブレンドされて活きている。それが他の東海岸のピアニストと異なる味わいをつけているのではないのだろうか。この時期には例外的なトリオ演奏が録音された理由だろう。
・「ほんとにええですわ。」
「朝日のようにさわやかに」はいいです。他の有名プレーヤーも歌い・演奏しておられますが一番ええかも知れません。この曲はピアノ向きのような気がしますね。日本人受けする演奏といわれておりますが、ようわかりませんが日本人の僕にはぴったりのフィーリングです。ジャケットもクール・ストラッティンに負けず劣らずええ出来だと思っていますが。
・「ピアノ・トリオの渾身の名演」
ピアノ・トリオの傑作は数多いが、ウォルター・ビショップJr.のスピーク・ロウは生涯の畢生の渾身作として、ジャズ喫茶などでも親しまれてきた名盤である。騒音のようなジャズや弱弱しい音楽に辟易した頃、このアルバムがかかるともやもやが一掃され、すっきりしたものだ。ジミー・ギャリソンのベースの音がやたら大きいのが特徴で、やや主役のピアノを食ってしまった感もあるが、これだけ鳴るベースに煽られて、Jrもいつも以上に溌剌としたすばらしいプレイを展開している。バップ時代の名手がモダン・ジャズ・ピアノの歴史に名を刻印したモーメントでもある。
・「美しい曲がザクザク」
バップピアノの名手だがアルバム数が少なく、特にリーダーアルバムが少ないウォルター・ビショップ・Jrの最高傑作。原盤は1961年録音。やっぱり黒人のバップピアノだなあ。と思わせる「濃い」一枚。とにかく選曲がいい。日本のジャズ・ファンなら誰でも好きな「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」「アローン・トゥゲザー」「マイルストーン」などの美しい曲がザクザク。買ってよかったと心から思う一枚。(松本敏之)
・「早くリイシューしてくれ」
昨今、相次ぐ、名盤のリイシューブームである。あの名盤である"Waltz For Debby", Saxphone Collossus","Ballds"...辺りは手を換え品を換え、毎年最低一回はリイシューされてりる。24Bit,ハイブリッド、DSDリマスタリング・・・・名前と値段だけは立派だけど、その実、一昔前のCDとたいして音質的には変わらない。それどころか、楽器が前に出過ぎていて、逆に、五月蠅くて困る物も少なくない。そんな中、有名度が少し落ちる名盤は、残念ながら廃盤状態が続いている。例えば「ハンクモブレー・カルテット」、「オデッセイ・オブ・イスカ」、「ザ・サウンド」等々・・・このウォルター・ビッショプJR.の名盤も廃盤になって久しく、リイシューが待たれる一枚に違いない。チャーリー・パーカーやマイルス・デイビスグループの一員として、ビバップの頃からLPにその名を刻んできたベテランピアニストがビショップだ。その鍛え抜かれたジャズスピリッツはハンパじゃない。バド・パウエル的なフレイジングで弾くピアノはビバップの香りが濃厚に漂わせる。そこに加わるのが、ベースのジミー・ギャリソン。ジョン・コルトレーン・カルテットの重鎮として長くプレーしたギャリソンのぶっといベースの音が、このトリオ作の肝となっている。フロントのビショップのピアノを上手く刺激して相乗効果を揚げている。ドラムスのG.T.ホーガンは余り目立たない。可もなく不可もないプレイぶりである。大抵そういうドラマーは上手と相場がきまっている。私の持っているCDは、オルタネイトテイク3曲がOKテイクの後に入っている奴。できればオリジナルのフォーマットで聴きたい。元々はJazz Timeというレーベルから最初にリリースされ、その後コレクターレーベルブラックライオンから復刻されている。ジャズトリオの隠れた名盤の一枚だ。
・「素晴らしい名盤」
米国のピアニスト、ウォルター・ビショップJr.の初リーダー・アルバムです。ビッショップはこの時点で、デビューから10年ほど経っていましたから、遅咲きの人ともいえるでしょう。サイドマン生活が長かったせいか、この自分が主役のアルバムでは、思う存分ピアノを弾きまくっています(一度に弾く音の数が多い)。しかしこのアルバムの魅力は、ベースのジミー・ギャリソンの参加です。太くて重い音でありながら、爽快な疾走感をもつギャリソンのプレイが、このアルバムを素晴らしい名盤にしているのです。
・「ボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ」
当時ブルーノートと並び、黒人のファンキーな演奏のレコードを出していたリバーサイド・レコードからリリースされた一枚。1960年録音で、「まっ黒」で「濃い」黒人ジャズの代表作であるとともに、バップピアノのボビー・ティモンズの数少ないリーダー盤の中でも最高の一枚。サム・ジョーンズ(ベース)ジミー・コブ(ドラム)も、若々しい力のこもった演奏。「モーニン」は当然としても「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」ですら軟弱さがみじんもない。ほんと50-60年代の黒人のジャズはいいね。(松本敏之)
・「これは「濃い」ぞ」
当時ブルーノートと並び、黒人のファンキーな演奏のレコードを出していたリバーサイド・レコードからリリースされた一枚。1960年録音で、「まっ黒」で「濃い」黒人ジャズの代表作であるとともに、バップピアノのボビー・ティモンズの数少ないリーダー盤の中でも最高の一枚。サム・ジョーンズ(ベース)ジミー・コブ(ドラム)も、若々しい力のこもった演奏。「モーニン」は当然としても「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」ですら軟弱さがみじんもない。ほんと50-60年代の黒人のジャズはいいね。(松本敏之)
・「これは「濃い」ぞ」
当時ブルーノートと並び、黒人のファンキーな演奏のレコードを出していたリバーサイド・レコードからリリースされた一枚。1960年録音で、「まっ黒」で「濃い」黒人ジャズの代表作であるとともに、バップピアノのボビー・ティモンズの数少ないリーダー盤の中でも最高の一枚。サム・ジョーンズ(ベース)ジミー・コブ(ドラム)も、若々しい力のこもった演奏。「モーニン」は当然としても「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」ですら軟弱さがみじんもない。ほんと50-60年代の黒人のジャズはいいね。(松本敏之)
・「ボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ」
当時ブルーノートと並び、黒人のファンキーな演奏のレコードを出していたリバーサイド・レコードからリリースされた一枚。1960年録音で、「まっ黒」で「濃い」黒人ジャズの代表作であるとともに、バップピアノのボビー・ティモンズの数少ないリーダー盤の中でも最高の一枚。サム・ジョーンズ(ベース)ジミー・コブ(ドラム)も、若々しい力のこもった演奏。「モーニン」は当然としても「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」ですら軟弱さがみじんもない。ほんと50-60年代の黒人のジャズはいいね。(松本敏之)
・「ボビー・ティモンズの最高傑作は「濃い」ぞ」
当時ブルーノートと並び、黒人のファンキーな演奏のレコードを出していたリバーサイド・レコードからリリースされた一枚。1960年録音で、「まっ黒」で「濃い」黒人ジャズの代表作であるとともに、バップピアノのボビー・ティモンズの数少ないリーダー盤の中でも最高の一枚。サム・ジョーンズ(ベース)ジミー・コブ(ドラム)も、若々しい力のこもった演奏。「モーニン」は当然としても「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」ですら軟弱さがみじんもない。ほんと50-60年代の黒人のジャズはいいね。(松本敏之)
・「いぶし銀トリオの職人芸」
いずれもその楽器の分野の技を極めた職人的なトリオによる演奏。リーダーはドラムのロイ・ヘインズだが誰がリーダーでもおかしくない実力者同士の息のあったプレイが展開されている。ロイ・ヘインズはバップ期から活躍を始めた名手だが、アート・ブレイキーやマックス・ローチのようなリーダーシップを発揮するタイプではなく、あくまでも脇役として名サポートをしてきたドラマーだ。しかし、決して地味というわけでなく、時に天才的なひらめきや度肝を抜くテクニックを披露し、センシティブなバッキングのセンスは共演者の信頼が厚い。50年代初めのスタン・ゲッツ、60年代初頭のコルトレーンとの共演、チック・コリアの鮮烈なリーダーデビュー作での神業的ドラミングなどジャズの歴史に大きな足跡を残している。本アルバムはこれまた伝説的ピアニスト、フィニアス・ニューボーンJrの参加と若き天才ポール・チェンバースらとのユニットだけに悪かろうはずが無い。After Hoursでのブルースフィーリング、Tadd's Delightで聞かせるのりのよさなど随所に魅力がちりばめられている。 いぶし銀トリオの名人芸を聴かれたい。
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