DRAMA (詳細)
lostage(アーティスト), 五味岳久(その他)
「最高の強度を持ったロック・アルバム」「未知!」
「血が沸き、肉踊る!」「自分的には」
さぁ、旅を始めよう (詳細)
LOST IN TIME(アーティスト), 海北大輔(その他), 大岡源一郎(その他)
「新境地、迷いは消えた」「紛れもなく」「旅を始めたい」「何処が良いのか…」
The Piano It's Me (初回限定盤) (詳細)
SUEMITSU & THE SUEMITH(アーティスト), SUEMITSU atsushi(その他), 石渡淳治(その他)
「こんな歌のすべて」「スエミツ初のアルバム」「爽快なピアノ・ロック」「やっぱピアノかっけぇ〜な〜!!」「神秘的」
rainbow album (詳細)
Sunbrain(アーティスト)
「旋律の魔法」「ここちよい浮遊感の中に潜む独特のねじれ感がいい」
The World e.p. (詳細)
9mm Parabellum Bullet(アーティスト), 菅原卓郎(その他)
「正真正銘ロックンロール」「買って損なし」「圧巻」「今も素晴らしいしけど、これからもっと進化する。」「いやいや……」
脳みそショートケーキ (詳細)
つしまみれ(アーティスト)
「爆裂!3人かしまし娘」「『脳みそショートケーキ』」「つしまみれ」
Scratch (詳細)
木村カエラ(アーティスト), Jez Ashurst(その他), 渡邊忍(その他)
「「モデル」からアーティストへ」「J−POPではなくなった」「最高です。」「ゲッ! 起きた!」「いいねぇ はまりそうです」
「すごくいい、だけれど」「淡々と、しかし情熱溢れる音」「個人的2007年ベスト!」「すごく良い音楽たちです」「それでも、これはやっぱりクラムボンなんだな」
GOLDEN GRAPEFURUIT(初回限定盤)(DVD付) (詳細)
LOVE PSYCHEDELICO(アーティスト)
「素敵なロック・アルバム」「O.K!」「ワールドワイド」「丁寧な制作姿勢が伝わってくる。」「デリコクオリティ」
「夏のサントラ」「青と夏の風、水、刹那さ。」「おだやかな確信に満ちていて・・」「曽我部の夏に逃げ込む夏」「色んな意味で」
アルファベータ vs. ラムダ (詳細)
OGRE YOU ASSHOLE(アーティスト)
「上り調子の勢い、そのままに」「中毒」「異形の才覚ほとばしる。」「ヘッドフォンで聴いてほしい」「世界の解体と新解釈がオルタナティブだ」
MONT BLANC (詳細)
ASPARAGUS(アーティスト)
「始まりの終わり」「気持ちのいいロック」
ギタリストを殺さないで (詳細)
bloodthirsty butchers(アーティスト), 吉村秀樹(その他), 小松正宏(その他), 射守矢雄(その他)
「完全に□になったブッチャーズ」「安心する」「音楽は世界のことば」「最近買ったものの中ではナンバーワン」
HOME(通常盤) (詳細)
Mr.Children(アーティスト), Kazutoshi Sakurai(その他)
「近年のアルバムの中では一番」「リアルタイムで見ていない中高生の意見」「「彩り」は名曲です。」「It's a Mr.Children。」「ミスチル」
YUKARI TELEPATH (詳細)
コールター・オブ・ザ・ディーパーズ(アーティスト)
「紡ぐ作業」「最高傑作2」「綺麗な音像」「遊び心に火をつけて」「今何処?」
GOLDEN LOVE (詳細)
□□□(アーティスト), HALCALI(アーティスト)
「ヒップホップを根底にした、21世紀のフリッパーズ・ギター」「最高級のポップアルバム」「全方位的アルバム」「予感はしてたけど。」
ANDROID 〜like a house mannequin〜 (詳細)
VOLA & THE ORIENTAL MACHINE(アーティスト), アヒトイナザワ(その他)
「ショッキングアルバム」「次作はこのアルバムを越えられるか?」「曲順(再」「中毒った。」「クエバイイヤン!」
世界で一番嫌いなこと (詳細)
セカイイチ(アーティスト)
「答えなんてあると思うなよ」「ナチュラルミュージックの極み」
C.O.W.(CHECK OUT WORLD) (詳細)
MO’SOME TONEBENDER(アーティスト), 百々和宏(その他), 武井靖典(その他)
「おもろい!」「この狂騒!この爆音!待ってました!!」「何これ?余裕で過去作品越えじゃん!最高!」「賛否両論、上等!」「デ・デ・ディスコ・・・パアアアンク!!!」
ワルツを踊れ Tanz Walzer (詳細)
くるり(アーティスト), 岸田繁(その他)
「帰り道」「非常に良作」「手段」「全て正しい」「だから音楽って素晴らしい。」
地球の裏から風が吹く (詳細)
eastern youth(アーティスト), 吉野寿(その他)
「結成20年目の金字塔」「社会で闘うとわかる。」「野良犬、走る」「ヒリヒリしとる」「ジリジリとした焦りが無い」
「トンネルを抜けたら空洞です」「なんとなく(満足)できない」「まさに「盛岡冷麺」の味わい」「恐怖の一曲」「大人のロック」
In The Beta City (詳細)
Naht(アーティスト)
「上のレビューのとおり」「ずば抜けてかっこいい」「久々の新譜に、涙・・・。」「もっと売れろ。笑」「約7年ぶりのアルバム」
Panorama Vision (詳細)
Caravan(アーティスト)
「魂のブルース・アルバム」「本当に伝えたい気持ち」「シンプルで心にスーッと染み入る」「いいアルバムですが・・・」
J-POP>アーティスト別>ら・わ行>ら>LOVE PSYCHEDELICO
Custom Stores>By Formats>CD+DVD>全般
Custom Stores>By Formats>CD+DVD>ポピュラー音楽
Custom Stores>By Labels>J-POP>ビクターエンタテインメント
J-POP>アーティスト別>は行>ふ>bloodthirsty butchers
J-POP>アーティスト別>ま行>み>Mr.Children
Custom Stores>By Labels>J-POP>エイベックス
・「最高の強度を持ったロック・アルバム」
いや。これを待っていた!前作「PLAY WITH ISOLATION」があまりに素晴らしい出来だったのでこのアルバムの報が届いた時に早く聴きたくて仕方が無かった。で、しかもやはり予想以上に鋭く、タフなロックが鳴っていて喜びもひとしお。
まずロックが少しでも好きならばこのlostageの音に触れてみて欲しい。多少なりとも好みの差はあるはずだが、しかしまだ若手なのにこれだけの個性、ロックとしての艶、鋭さ、冷気、強度を持ったバンドは稀である。
今作は勢いのある2曲から始まり、これらの曲はすこぶるキャッチーなのだが、そこから先はうねりを上げるようなlostageのディープな世界が広がっていてはき捨てるように歌うボーカル、鋭角なギター、どっしりと響くリズム隊とぐつぐつ煮詰めたような極上のロックがこれでもかと流れてくる。また、ミドルの曲が多いと思いきや、途中でアップテンポの曲が入ってきたりと緩急の付け方が見事でロック・アルバムとしてかなり魅力的なものになっている。
また歌詞の部分は語感重視で、実にすっきりとした歌いまわし、だが良く歌詞を見ると刺激的な言葉や、現実を風刺するような歌詞が載っていてこれまた良い。やはりロックは人生応援歌や安易なラブソングに侵食されてはいけないな、ということをこのlostageから再確認した。やはり本人の思っていること、思いついたこと、感じたことを出してこそ、だ。
兎にも角にもまずは音源を聴いて、ライブに行ってlostageを感じて欲しい。一部の人間だけにこの音はとてももったいないし、もっと評価されるべき。だからこそメジャーなのだろうし、「こどもたち」のような普遍的な、だけど尖っている名曲を書いたのだろう。この曲は是非入り口にしてもらいたい。
・「未知!」
何ていうか、"未知な感じ"のアルバム。"未知"じゃなく、"未知な感じ"。しかしこの言葉で誤解しないで欲しいのは、このアルバムは単に、"新しい感じを装った既製音楽の焼き直し"ではないと言うこと。しつこく言うけどそれは違う。lostageの音楽は他の何ものでもない。そういう堂々たる風格と気品があるのです。じゃあなんで全くの未知じゃないのか?、それは聴いて頂ければ解ると思います。どこか懐かしい、そんな感じ。よくナンバーガールがこれまでのバンドとして引き合いに出るようですが、私的には個性的なボーカルとリズムラインがブランキーを思わせるような…(というのは私だけかも知れませんが。)楽曲全体にただよう不思議な緊張感と哀愁帯びた美しさは秀逸。しかしそれだけにアルバムとしての構成の甘さと、たまに感じるボーカルの一本調子さが少し気になってしまい、★は4つにしました。とはいえ、彼らの今後はかなり楽しみです。ひとつリクエストするなら、ぜひインスト曲も聴いてみたい!(本当に一曲一曲が美しいですから!!)"未知"なる才能と可能性、面白いバンドの登場です。
・「血が沸き、肉踊る!」
BAZRA1年半ぶりの新作。以前よりも注目度が低くなり残念。しかしこの作品、まごうことなき傑作である。
まずBAZRAに関してはインディーズの「ひょうろくだま」と「アホォリズム」がべらぼうに良すぎて以下、何を出してもそれと比べられ雑誌などでも「日和っている」等書かれていたこともあり私自身も「アホォリズム」が最高傑作だと思いっていてそれは今でも変わっていない。しかし音自体は毎回良かった。ただ出てきた時の衝撃度が高すぎただけのこと。
その殻をブチ破ったのが前作「BAZRA」で曲の振り切れ具合も演奏の熱も進化していて非常に凛としたロック・アルバムになっていた。しかし個人的にはメロディの幅に狭さも感じて、唯一そこだけは不満だった。
そこを完全に解消してくれたのが今作「フトサマス」である。メロディと勢いが完全に混ざり合っていて聴き応え充分な上に演奏がやたらシンプルでスッキリしている。特にメロディに関してはかなり秀逸。ガチガチに縛られたものでなく、自由に飛び回ってる気がする。「バブル」のぐつぐつ煮えてるような沸騰感、「白と黒」の跳ね具合、「静かな情熱」で見せる美メロとそれを際立てる演奏・・・最高である。BAZRAのアルバムで顕著だった「ジャンル・アレンジを変えずに幅広い作風」が復活、また廃盤となった「ひょうろくだま」から「体温」を再録。これもまた今のBAZRAによる熱のこもった演奏となっている。若干BPM速めになっとる。
しかし「ひょうろくだま」は名盤なので廃盤はもったいないなあ。もう少しいろんな人に聴いて貰いたいBAZRA、まずは今作をじっくりどうぞ。
・「自分的には」
悪くはないのだがアルバムによって印象が違いすぎる気がします。前作『バズラ』と聴き比べると音が軽い(ギターが特に)。『ひょうろくだま』『バズラ』のような音のが彼等らしいと思いました。
・「新境地、迷いは消えた」
最高傑作、本当にそう思えるアルバムです。去年、榎本が抜けて一時期心配もしましたが、表現者としての海北大輔は自分の軸を見つめて大きな一歩を踏み出した、そんな爽快感を持つ一枚。「旅立ち前夜」のギターのストロークから、一気に腹の底を揺さぶる声が届けられ、甲子園の熱闘からインスパイアされたという「最後の一球」、そして出口のないこの時代に対するアンサーソング「26」へとこの頭の3曲の流れはLOST IN TIMEの新次元。個人的には「然様ならば」は涙必至の1曲。「カッターナイフ」は確かにラブソング。最近、日々に迷っている人はこの一枚を聴くと確実に前に進めると思います。
・「紛れもなく」
最高傑作だと思います。きのうのことのような少し後ろ向きな、過去から抜け出せないような彼らから、明日への誓い、生きる強さを教えられるとは…(笑)。このアルバムは、毎日に追われ大切な何かを忘れかけている人に聞いて欲しいです。親父への感謝をあそこまでストレートに歌っているのもカッコイイと思いました。一緒に聞いていた彼が現代のさだまさしみたいだね、と自分と全く同じことを思っていたのが笑えました。個人的には頑張っているサラリーマンのおじさま方に聞いて貰いたいと思いました。
最後に、こんな歌を歌っている若いバンドがいる日本はまだまだ捨てたもんじゃないと思えます。もっと、沢山の人に聴いて貰いたいです。
・「旅を始めたい」
初期からのファンには賛美両論なニューアルバム。だけど自分も同じ初期からのファンとしてこれを肯定したい。
まず音楽的にも歌的にもそして歌詞も前作のそれとはまったく違うもっといえばバンドが代わったかと思うくらいストレートになっていて以前のようなナイーブな感じは消え、怒髪天の様なオーソドックスなロックになっている。増子兄であればピッタリなのだが海北大輔としては非常に不似合いな感じだ。また、音飾の面でも少々鮮やかになった感じもする。キーボードが入ったからかな。
正直昔からのファンの中にはこのテンションに引く人もいるかもしれない。けど自分的にはこの「がむしゃら感」がグッと来たというか・・・。「最後の一球」「カッターナイフ」など異様にメロディーがいいし、「まだ故郷には帰れない」を聴いてるとあまりの切迫感に胸を打つ。「告白」なんかは青春パンクみたいな曲だが都合のいい言葉は決して歌わず、逆に「車輪の下」では怒りをぶちまけたような激情の一曲になっている。
このアルバムには以前の後悔や内省、繊細さや3ピースならではの魅力は無いに等しい。しかしそれとタメを張るくらいの熱さと男らしさがある。これを聴く限り海北大輔は自分自身の可能性にチャレンジしてみたくなったのだと思う。それが言いか悪いかは別として衝動のままに行動するのは正しいし、応援したい。本当に旅は始まったばかり。そして聴き手に旅を始めさせるアルバムなのだ。
個人的にこれを聴いて「格好悪いことは最高に格好良いんだな」、と思った。非常にすがすがしい。
・「何処が良いのか…」
某ラジオ局にて宣伝していたのでどんなものかと買ってみたものの…何処が良いのか全くわかりません。上手くないです。一曲目を10秒くらい聴いて嫌になりました。近年の買い物の中で一番損しました。
・「こんな歌のすべて」
まず一言。日本語詞は大正解!これは日本語が好きだから云々ではなく末光氏の言葉の選び方、乗せ方が非常に綺麗で格好がいいからである。
末光氏の音楽が他のピアノロックと違って聞こえるのは「攻めの姿勢」の賜物である。いや、他のピアノロックの方々も攻めの姿勢はあると思うのだが末光氏の場合それが音楽にはっきりと現れて伝わりやすくなっているのだ。
特に「Saga」という曲には圧倒される。メロディや曲構成が洗練されておりその上で言いたいことだけを言いました的な歌詞を落とし込むセンス。末光氏の言い回しには余計な装飾が無い。それが音楽と合ってると思う。
締めが「Allegro Cantabile」になっているのもいい。新曲とシングル曲を分けていてそれで最新シングルだから最後に収録されたのだろうがこれがまたいい。「こんな歌のすべて」−このフレーズを含む曲を最後に置く事でアルバムの完結を感じた。
なんだかべた褒めみたいになってしまったが「センスのある音楽」を聴きたい人にはお勧めしたい音楽だ。
・「スエミツ初のアルバム」
シングルにしてもいいんじゃないか、くらいにいい曲が多いです。なんといっても、ピアノの音がかっこよすぎます。しっとりとではなく、躍動感溢れるリズムが頭から離れません。1曲1曲がとても丁寧なつくりで、アレンジなどもとても細かいのがよく分かります。私が今まで聞いたアルバムの中で一番の出来かもしれません。
・「爽快なピアノ・ロック」
ピアノ弾き語りのロック歌手、SUEMITSU & THE SUEMITHのメジャー1stアルバムです。全曲メロディアスな良い曲ばかりです。正直、良くこれだけ良い曲を集めたな、という印象です。ロックといっても決して重苦しくなく、むしろ軽やかで開放感があるので、聴いていてとても心地よいです。楽しげにピアノをプレイしながら歌うSUEMITSUさんの姿が浮かんでくるようです。シングル曲を最後に配置している構成も良いと思います。お勧めです!
・「やっぱピアノかっけぇ〜な〜!!」
このアルバムは前のとは違い日本詞の曲ばっかです!前のアルバムも良かったですが、今回もかなり良いです♪シングルの曲も入っているので初めて買う人にはオススメです!!僕が知っている中で最高のピアノマンです♪♪
・「神秘的」
1曲目のThe Piano It's SUEMITSUを聞いたときとてもそう思いました。しかし2曲目以降はSUEMITSUの良さが存分に出た作品がずらり。どれも心地よく耳に残る楽曲が多く、歌詞カードを見ながら聞くと、詩もまたいい。曲順が変則的で、アルバムの最後に発売順にシングルが入っている。シングルを最後に持ってきたことで、新曲を主に楽しめるのではないか。オススメはあえてなし。というか、ほとんど良くて特別オススメと言える楽曲を選べない。去年デビューし、2007年は大きな飛躍を遂げると思われる彼のメジャー1stアルバム。新しい音楽に出会えるかも
・「旋律の魔法」
彼らがデビューしてから随分時間が経ったが、ようやくデビューアルバムである。ここまで長かったなあ・・・と思いつつ。
彼らの最大の武器はメロディとハーモニー。「僕&Harmony」なんて曲を作るくらいである。本人たちもそこには絶対の自信を持っているのだろう。全くぶれがない。そして曲がいい。とにかくいいのだ。
「emotion」「wishmen」などまるで流れるような演奏、メロディセンスである。更に素晴らしいのはアレンジもいいということだ。ポップスとロックの中間のようなアレンジなのだがこれがまた絶妙。バンド・グルーヴと心地よさが溶け合っていて正に職人技。また「不埒な男」など変り種の曲が入っていたり、「クライテリア」では絶妙なクールさを発揮とアルバム曲の聴き応えも抜群で更に彼らを好きになれる一枚。
そして「Go To Fly」。この曲のメロディ、特にサビは神懸っておりアレンジも前述のポップス×ロックな感じになっていて最高の気持ちよさを生んでいる。中々ないくらい美しいメロディなので是非聴いてほしい。100万売れても良いくらいのキャッチーな名曲だと思うが・・。
・「ここちよい浮遊感の中に潜む独特のねじれ感がいい」
今朝届いたニューアルバムをさっそく車のCDプレイヤーに放り込んで走っていたら、あまりの素晴らしさにすっかり虜になってしまった。そのアルバムは『rainbow album』という。北海道出身の南ヤスヒロと丸谷学の傑出したコンポーザー2人のユニット『sunbrain』のファースト・アルバムだ。sunbrainにはsun(太陽)とrain(雨)が含まれている。その間のb=bridge(橋)=rainbow(虹)がこのアルバムのタイトルというわけだ。彼らの音楽のイメージは虹色かな。虹のような多彩な演奏に乗せて繰り出されるそのメロディはコンポーザー・ユニットという名に恥じない美しいメロディー。彼らの創りだすメロディーの数々にはアンディー・パートリッジやピート・ハムを思わせる瞬間がある。高音部のきれいな端正なヴォーカルの魅力も大きく、ファルセット気味になるところが素敵だ。
とにかく聴いていて心地よいアルバム。ここちよい浮遊感の中に潜む独特のねじれはデビュー時のキリンジにちょっと似ている。そう。デビューアルバムでこれだけの完成度はキリンジ以来かもしれない。
THANK YOU FOR THE MUSIC!
彼らのオフィシャルサイトで全曲試聴が可能です。http://www.sunbrain.jp/
こんな素晴らしいユニットを紹介してくれた札幌の魚珠さんに感謝しなければならない。
・「正真正銘ロックンロール」
陳腐な言葉だが、ミッシェル・ガン・エレファント以来、「衝撃」を受けたバンド。日本でトップクラスのライブ・バンドと評されている事も頷けるくらい、そのサウンドと歌詞に魅力がある。アジカン、エルレ、ナンバーガール、そしてミッシェルさえも超えるバンドへ成長する可能性を秘めた、ロックンロールバンド。今が聞き時だ!
・「買って損なし」
名前すら知らなかったんですけど、タワレコで視聴して、これは!って。ロック全開なんやろうけど、決して、リズムや勢いだけじゃない何かを感じた。それは詩かもしれないし、見た目かもしれない。突き上げる衝動みたいな・・・ライブパフォーマンスがすごいっ!ってオビに書いてたんで、是非、ライブで生の彼らの演奏聴いてみたい。これからも注目していきたいと思った。
・「圧巻」
一曲目のThe Worldを聞いたとき僕は、体の中から何か熱い物が込み上げてきて、すごい衝動に掻き立てられた。
・「今も素晴らしいしけど、これからもっと進化する。」
インディー時代の作品よりもメンバーの演奏技術が向上し非常に素晴らしい曲に進化しました。今回の再レコ曲に関しては色々音の大きさなんかを調整されてるのでライブとはまた違った感じですが、それが彼らの良さを引き出していると思います。
間違いなく彼らはこれから進化していって私たちに更なる衝撃を与えるでしょう。
・「いやいや……」
将来 大物になる。 荒々しく それでいて 滑らかに。 これから さらに 期待したい。
・「爆裂!3人かしまし娘」
これは是非、爆音で聴いて欲しい素晴らしくふざけた音楽だ。インパクトは抜群、そして下地も充分。
実につかみ所のない、形容するのが難しいバンド。オルタナ性あり、パンク性あり、はたまた「脳みそショートケーキ」という曲ではラップのような歌い回しもしており実に豊かな音楽性を感じさせる。一曲だけバラードを入れるところも実ににくい。
歌詞のインパクトがかなり強いので、インパクト先行バンドに見られてしまう危険性も含んでいるのだがよくよく演奏を聴くと実にしっかりと鋭く、グルーヴ感たっぷりの骨太な、かつ柔軟な演奏に唸らされる。またメロディに時々郷愁感を感じさせる部分もあって、懐は深い。
歌詞はかなり異常な感じなのだがロックに載せて歌うにはピッタリの歌詞だろう。人によっては引く人もいるかもしれないが(下ネタもある)、よくよく読むと核心を突く言葉や素敵な歌詞もあり、過激一辺倒にならないところも魅力的である。
聴けば聴くほどハマってしまう中毒性たっぷりの刺激音楽。この調子で更なる興奮と狂熱を目指して欲しい。
・「『脳みそショートケーキ』」
つしまみれの新アルバム『脳みそショートケーキ』。これは知名度が高くなって来た、そしてつしまみれ自信が大人になってきたという事もあるのでしょうか、とても洗練されたものとなりました。
1. エアコンのリモコン2. バカ元カレー3. 脳みそショートケーキ4. 良いテンポです。5. キューティービューティーキューピー6. ママのうた7. パンクさん
このタイトルを見ても、「笑い」と「インパクト」が含まれているのがよくわかります。特に「バカ元カレー」「脳みそショートケーキ」「良いテンポです。」に見られる言葉遊びのセンスは、「大喜利心(そんな言葉ありませんが)」をくすぐられます。「ショートケーキ」に似た言葉で何かおもろい言葉ないかな・・?とか(笑)
魅力のひとつである、「エロ」と「あぶなさ」は押さえ、初めての人に聞きやすくなっています。「良いテンポです。」なんかは旧バージョンのほうが好きなのですが、いろいろと事情があると思いますので仕方ないでしょう。自分としてはもっと爆発してほしいと思いますが、そのへんはライブで、という事なのでしょう。
長くなりましたので短くまとめますと、つしまみれは、「エロ」と「笑い」と「危なさ」をちりばめた歌詞を迫力ある演奏と、エンターテイメント性あふれるパフォーマンスで、つまらない日常に刺激とモチベーションを与えてくれる、“表現者”だと思います。
・「つしまみれ」
全体的にポップになった感じがしますが、歌詞のえげつなさは、つしまみれらしさが大いに見られます
個人的には前作の海老原が大好きなのですが、海老原のようにベースの演奏力の高さが目立ってます。いや、演奏力は3人とも高いです
今作も大いにロックンロールしていて次回作が気になります
個人的には「脳みそショートケーキ」「バカ元カレー」がかなりツボです
期待も込めて星は四つで
・「「モデル」からアーティストへ」
木村カエラの事は、失礼ながら「モデル出身のタレントが、活動の一環として音楽をやっている。」ぐらいにしか思っていなかった。つまり、アーティストと認識していなかった。 その印象が変わったのが、モード学園のCMで流れていた「TREE CLIMBERS」その曲が収められているという事で、アルバムを購入。聴いてみると以前の思い込みが間違っていた事が分かった。 ヴォーカルとして表現能力が豊かだし、なにより声質が澄んでいて透明感があるため、聴いていてとても心地いい。自分の場合、歌のうまさよりも声質の好みを重視するので、彼女のクセの無いクリアな歌声はとても好感が持てた。
オススメはやはり「TREE CLIMBERS」そして「Snow dome」もいい。「アーティスト」木村カエラの今後の活動に注目していきたいと思う。
・「J−POPではなくなった」
これはモデルによるポップス作品ではなく一人の歌い手によるロックアルバムである。
全曲いい、単純に。でもいいだけでは終わっていない。説明が難しいが優れたロックシンガーは形式だけの気持ちいいぜ!的なものだけじゃなく所謂「空気感」と「純度」を持ち合わせているもの。このアルバムでは3枚目にして遂にそれが確立された気がするのだ。(モデルから歌手になった人をロックシンガーと呼ぶのには抵抗があったが「TREE CLIMBERS」を聴いてそうも言えなくなった。)
作家陣が豪華云々よりも今回は木村カエラの成長を祝したい。「ワニと小鳥」「きりんタン」「Magic Music」など、独自の詩が増えており1stと比べると大分作詞の幅と言葉選びが上達してるなと思った。もちろん作家陣は豪華だ。NIRGILISなど意外な組み合わせもある。そのなかでもクラムボンのミトによる「neverland」は特に秀逸だ。前作の提供曲でも思ったが「合わなさそう」と思える曲調を敢えてぶつけるこの人のセンスは凄い。それに見事に応える彼女も凄い。「TREE CLIMBERS」の次にこのアルバムで好きな曲。一曲目「L.drunk」も格好いい。
2ndからクオリティは高かったが近作で更に一皮抜けた印象。次はBuffalo Daughterあたりの曲提供を聴いてみたい。
・「最高です。」
木村カエラの最新アルバム「Scratch」ですが、非常に彼女自身の個性が表れている作品だと思いました。収録曲全てが良いです。中には彼女自身の見方やその歌詞にこめた思いが伝わってくるものあります。まず買って損はないと思われます。(自分で言うとなんか変な感じがしますが・・・・)
・「ゲッ! 起きた!」
このアルバムは全体的にカエラの明るめな歌声が雰囲気を良くしてますね。タイトルは12曲目から取ってます。あまりにもおかしかったので、レビューのタイトルにしてしまいました(笑)さすが、カエラの英語の発音は違いますね。元気にしてくれる曲が多いので、ドライブで聞くのもいいと思いますよ。
・「いいねぇ はまりそうです」
普段は洋楽のHR/HM中心に聴いている僕だけどこれはハマりそうだ!「TREE CLIMBERS」の印象的なサビに惹かれこのアルバムを手にしたけれど意外とポップなことをやっているなぁというのが第一印象。ヴォーカルが非常にストレートなのは賛否両論だろうけど僕は好きやね。カエラのファン的には弾ける様なポップな曲が魅力なんだろうけど個人的にはバラードの「DOLPHIN」が圧巻!おすすめです!
・「すごくいい、だけれど」
サラウンドのような初期のころのポップさはないです。何度も何度も繰り返して聞くと本当によさがわかってきて気がつくと口ずさんでいたりします。必要最低限の音と楽器だけで本当にシンプルな演奏なのだけれど、本当にいいです。てん、」から取り組んできたことのより進歩した形なのかもしれません。
悲しい歌、というわけでもないのだけれどどこかに漂う寂しさのような雰囲気が好きです。
・「淡々と、しかし情熱溢れる音」
このアルバム、価格を下げるためにメンバーがいろいろと試みたという。ラジオで知ったのだがやはり誠実だ。
とても表情豊かなアルバムだ。基本的には淡々とリズム良く進むのだが緩急を付けるようにアップテンポとミドルテンポを組み合わせた前半、そして後半、畳み掛けるようにディープな曲が続き、引き込まれる。正にタイトルの「Musical」に恥じない傑作と云いたい。
静かに抑えるように歌うのがほとんどだが、中には「Carnival」のような刺激的な曲もあり、「Bass,Bass,Bass」はミトがムーディに歌う異色な曲。と面白い冒険心も健在。派手ではないかも知れないし、メディアの注目度からすれば以前の方が上だったかもしれないがそれでもこの作品は素晴らしく、長く長く聴けるであろうCDと思える。
ちなみに「Gould」というのはピアニストの名前だそうだ。
・「個人的2007年ベスト!」
どんな言葉で言い表せば良いのか…兎に角、良い唄と良い音楽が、ここにはあるんです。日本の音楽は、つまらないなんて言う思考停止な人物像と言うのは、メディアが作り上げた虚像であると信じたいのですが、もしもそんな不憫な方が実在するならば、これを聞けと言いたい。良くも悪くも何も感じられなければ不感症としか言い表せないです。カスな、お笑い芸人が作ったCDや、グラビアアイドルが片手間に作ったCDとは同じ、ディスクでも価値は同価値じゃ無いです。僕は、仮に5000円でも買います!大傑作!
・「すごく良い音楽たちです」
遅ればせながら聞いたMusical。 すごく良いです。一つ一つの曲がいろんな音楽であって、でもクラムボンという一つの音楽にまとまっている感じです。今では頭の中でMusicalの音楽たちが鳴り響いています。
・「それでも、これはやっぱりクラムボンなんだな」
前作『てん、』はまったく同じ曲群をモノラル/ステレオの2ヴァージョンでそれぞれ録音し、2枚組という形で発表したこれまでにない実験的な意欲作だった。そして、今年発表された通算7作目となる本作で、クラムボンはついに日記や手紙を書くかのようなあのささやかな生活的叙情性で歌を包み込むことをやめた。このアルバムを埋め尽くすのは、“Merry go round!”や“Carnival”といったアブストラクトかつファンタジー的なタイトルを冠した楽曲であり、「ここじゃないもっといい場所に」「ここでは誰もが鳥になる」「あの雲のむこう/そのまたむこうがわへ」といった逃避的な匂いのする言葉の数々である。サウンド面でもこれまでのダイナミズム至上主義は影を潜めていて、ともすれば閉鎖的な印象すら受けかねない。まるで夢を見ているときのような、変な閉塞感と安心感みたいなものが全体に漂っている。そんな感覚だ。13分にも及ぶ文字通りの“Long Song”は本作の空気を象徴する圧巻中の圧巻。長ったらしいと思われるかもしれないが、絶対に聴く価値がある。 どうやらクラムボンは自身の音楽的触れ幅を広げようとしているようだ。前作と本作の2作品で自由度を引き上げた音楽性がこの先どういったところに収まるのか、いったいどこに行き着こうとしているのか、それを想像するだけで次作への期待が高揚するのは止められない。そして、そこには不思議なくらい不安感や懐疑的な気持ちがまるでないのだ。それがどれだけすごいことか、お解りだろうか。このバンドとファンを繋いでいるものが他でもない「信頼」であること。クラムボンがクラムボンであり続けること。作品にクラムボンとしての血を通わせること。そのずっとずっと根源的な部分に触れることのできる良い作品だと思う。僕は、クラムボンを信頼しています。
●GOLDEN GRAPEFURUIT(初回限定盤)(DVD付)
・「素敵なロック・アルバム」
いや、最高傑作でしょう。とにかくサウンドも流れもソングライティングも全ていい。個人的には今年を代表するロック・アルバムのひとつだと思う。
まず今までのデリコと違うことは「ロック度」。数年前のデリコのシングルを聞けば解るがそれらとくらべて明らかに音が太い。つまりはデリコのポップス・テイストを削ったような印象なのだ。だがしかしそれが明らかにいい方向に変わってると思う。
今作ではほぼ全ての曲が攻め気でアッパーで開放的なのだが明らかに新鮮。で、重要なのが全く空回りをしておらずむしろ音楽の純度が上がったとすら思える。「Freedom」はイントロからぐっと引っ張りサビではじける様な曲で、このアルバムを象徴するような曲。大きく叫ぶ「フリーダム」って言葉がマッチしている。また個人的に好きなのが「Goodday,celebration」。サビの韻が効いた歌い回し、吐き捨てるようにつぶやく「Love」という言葉。デリコには珍しいヒリヒリした曲でかなりお気に入り。と、ちゃんと新機軸があるのが素晴らしい。
これは初心者にも常連にも新鮮に響くであろう幸福な一作。これでデリコはまた進化したと思う。今までで一番聴いてます。時間も短めなのでサクッと聴けてガツンと響くであろうことうけあい。
・「O.K!」
4年ぶりのスタジオアルバムと言うことで、どうなっているのか少し不安でしたが、最初の1曲目で、そんな心配は吹っ飛びました。 つややかなヴォーカル、失踪するギターと言い、LOVE PSYCHEDELICOのあの世界は健在です。と言うか、ハードなところはさらに過激に、ソフトなところはさらにやさしくとひとまわりもふたまわりも大きくなり、進化したと言う感じです。 DVDの出来も良い出来です。最近はCDにDVDが必ず付くと言う感じですが、彼らの本アルバムの場合、おまけではなく、この素晴らしい音世界を表すためにはどうしてもDVDがあったほうが良いと判断して付けたという感じでCDアルバムの方と良くマッチしています(内容は見てのお楽しみ!)。 このアルバムを引っさげてのライヴで彼らにまた会いたいと思います。 復活です!
・「ワールドワイド」
復活を期待した今回のアルバム。Vを超えることは出来たのか?僕はかなりいい角度から入っていると思う。聴けば聴くほど良いと思えるアルバム。世界に向けた2人のとても強いメッセージがこめられた作品。これほど自分達の道を明確にし、着実にたどっているグループは無い。素晴らしいの一言。Vほどネガティブな感じは無く、とてもさわやかに仕上がってます。飽きの来ない傑作。一家に1枚です。
・「丁寧な制作姿勢が伝わってくる。」
ラブ・サイケデリコは2000年にデビューしたロック・デュオである。 時折日本語の混じる英語詞のヴォーカルが特徴で、サウンド全体は非常に洋楽的だが、ただの欧米ロックの物まねに終わってないところがすごい。 ヴォーカルのKUMIは決して美人とは言えないが、それでも人を魅了するだけのだけの力が彼女の歌そのものにあることを、不細工であることが逆に証明している。 メジャーな存在のわりには寡作で、この最新アルバムがやっと4枚目である。 商業ベースにせかされず、いい物を作って自信作だけをだしていこうという姿勢が感じられてたいへんよい。 初回限定版に付属のDVDは、アルバムの中からの3曲と「Mind across the universe」の計4曲のビデオクリップ、それにアメリカロケの「Freedom」のメイキングからなっている。 通して観る作りではなく、チャぷターメニューから選んで再生するようになっており、しかもそれぞれにオープニングが付いている。 連続して観るにはクドいが、「ひとつひとつが大切な作品」というスタンスは伝わってくる。
・「デリコクオリティ」
待望のニューアルバム、首を長くして待っていたのは私だけではないでしょう。そして待った甲斐が充分あったといえる仕上がりになっていると思います。デリコのスタイルはそのままに、しかし様々な遊びや試みを取り入れているように感じられました。彩り豊かで非常に味わい深い12曲、聴き終える頃には爽やかな充足感が胸を満たしてくれます。そしてまた聴きたくなる。これこそデリコクオリティ!個人的にはRainがとっても気に入りました。迷わずオススメしたい一枚です!
●blue
・「夏のサントラ」
曽我部恵一の作品にはいつも「風景」と「ドラマ」が宿っている。ここへ来て八ヶ月、と短いタームで届けられたので若干心配になったものの、いつもの如くまたもや風景に満ちた良作を生み出してくれた。
このアルバムは、前作がポップネスに満ちた優しいアルバムだとしたらその反動で寂しさや空しさを含んだセンチメンタルな一作だ。現在の甘すぎる、都合のいいことを歌いすぎるポッポス、又はロックに対する異議申し立てな意味合いも、もしかしたら含んでいるかもしれない。
一曲目がそれを表しているだろう。タイトルだけ見れば希望的な歌か?と思えるが実際はもの悲しさを感じさせる、しっとりとした曲になっており、ラストで歌われる「hot love、cold city」というフレーズが耳に残る。また「スウィング時代」という曲は実にタイトなロックチューンで、歌詞もタイトルの通り時代性を感じさせる深みを感じる歌詞になっている。
もちろん、それだけではなく「LOVE SONG」等とびっきりスウィートな曽我部ぶしも有り、夏にピッタリの爽やかな「センチメンタルな夏」有り、と今作はパッと聴きでのれるキャッチーな曲が多い。この辺も前作の反動なのかな?と思える。
ベテラン歌手とは思えぬみずみずしさ、且つアンチ精神を含んだとても良いアルバムになっていてやはりこの人の才能は尽きないな、と。10曲とはいえ、ふり幅が広いので飽きずに楽しめます。
・「青と夏の風、水、刹那さ。」
元サニーデイ・サービスのフロントマン、曽我部恵一のソロ。 本人が主催のrose recordsからは53枚目のリリース。
音は昭和っぽくて青臭いblues、rock、punkやpopという感じで、ちょっと一括りにはできないのだけど、彼の歌が彼の作品の何よりものアイデンティティになっています。 "blue"というタイトルは曲の青い感じだけでなく、夏の風や水、夏特有のセンチメンタルな雰囲気が表現されています。
各種メディアで彼が言っているとおり「カテゴライズを取っ払ってもっと気楽に」みたいな、自由な考え方が生き方にも作品にも出ていて、肩の力を抜いて安心して聴けます。 その辺は下北のおっさんであり、一児の父親であり、レーベル主催者である彼の貫禄のなせる業なんでしょうか。
こんなに真っ当に愛やら恋やら歌うおっさんのステキさときたら。
・「おだやかな確信に満ちていて・・」
「人はだれでも 記憶の果てに 未来に開く宝箱を 隠しているのさ」
夏の終わりの日にふさわしい【夢を見ていた午後】。
夏と、過ぎ行く夏と、そこにいた私たちへの思い。 曽我部さんの歌は、人への信頼に支えられているように思う。
夏がもう本当に終わろうとしている今日、聴けてよかった〜!
・「曽我部の夏に逃げ込む夏」
曽我部の口から「夏」「海」「君」といったフレーズが繰り出されるだけで遠くへ意識が飛んでしまうような人間狂喜乱舞必至の作品。
曽我部の「夏」とは、海の家から流れてきそうな、能天気で、チャラチャラしたものでもないのは勿論、海岸で夕陽が落ちるのを眺めながらやたらめったに感傷に浸るものでもない。つまり、サザンやJack Johnsonが拾えなかった夏のディテールがすべて詰まっている。
曽我部の楽曲の主人公は、何故大した理由も無いのに海に向かうのか。それがどうして夏なのか、しかもうだるような、湿り気を帯びた日だったりするのか。もしくは、寝苦しい真夜中に何でこうも恋心が募るのか、無性に走りだしたくなるのか、そして、独りよがりな感じなのか――『blue』は全編それ。「海が見たい」とつい歌ってしまう自身の原風景を再認識し、向き合い、そして決着をつけてしまったかのようだ。
・「色んな意味で」
ブルーになりました 夏のプール帰りの気だるさが漂うという点では夏には向いているかもしれないけど正直これはがっかりですまあファンは全肯定しちゃうんだろうけど
・「上り調子の勢い、そのままに」
フェス、イベントに出てよりスキルアップし、海外公演も終え、最高の状態でドロップされた今作。OGREはいわゆる近頃の若手ロックバンドの中でも独自の色合いを持つバンドだと思います。
USインディロックに影響を受けたであろう特異なギターロック。ニューウェーブとオルタナを一緒くたにしたようなあの感覚。モデスト・マウス、フガジなどに影響を受けたと公言してるように今回でもあの音が聞こえます。ただ、前回よりも音が太くなり、メロの幅もかなり広がった感じ。何より歌がインディっぽい感じではなく、歌心がある歌へ変化をしてます。
多分、今までで一番完成度が高く、広がりのある作品です。にしても最近いい若手ロックバンドが多いなー。
・「中毒」
これは一度聴いて好きになったら中毒になってしまう類の音楽だ。若手にしてこれほどの個性を持つバンドはなかなかいないだろう。個人的にはゆらゆら帝国に通ずるエッセンスを感じる。
まずボーカルの声がいい。いいというか、個性的であり鋭くもあり儚げでもあるという唯一無二なボーカルの存在だけで成り立てると思えるほど個性がある。1stに「ユーレイ」という曲が入っていたが正に幽霊に近い(と書くと失礼か・・・)。
更にそのボーカルの持ち味を際立てているのがこれまた個性的な詞のセンス。しかもこのアルバムでは過去の作品よりも鋭さと皮肉っぽさが増してると感じられた。「マスク」の詞なんか特にそうだと思う。異議申し立てみたいな精神を感じた。
曲調も、かなりいい。アレンジも非常にシンプルかつ抜けのいい仕上がりになっておりかなり気持ちよく聴けるスッキリしたロックアルバムになってると思う。ただ、アレンジはシンプルだが曲調に関しては彼ら流のひねくれ具合が発揮されててその妥協のなさにも実に頼もしさを感じる。 曲と詞が完全にリンクしてるというか。
前作のアルバムや去年のミニアルバムよりもキャッチーになってて聴きやすい。いうなればコアな部分とポップな部分が同居してるような。個人的にはOGREの金字塔にして入門にもバッチリな作品になったかと。実際もう何回も繰り返し聞いてる。正に中毒性たっぷりの圧倒的な個性、だと思う。
特に「コインランドリー」は超名曲!
・「異形の才覚ほとばしる。」
一音一音目が離せない幾何学のように複雑で巧みなギターロック。しかしキモはダンス!ダンス!の先にヤラレル奇天烈なギターのつまびき。そんでもって有り得ないのは中村一義ばりの歌唱方を体得しまくってるVo出戸の、伸びやかでしたたかな声!叫び!バラード!日本語なのに英語リンキング。どこか別の世界に誘われるいびつなロック。とんでもなく巧みなバンドアンサンブル。この異形は、昔のインディーズが最強だった時代を末恐ろしいクオリティとエネルギーで完全に新記録更新を打ち立てているだろう。さあ、このギターロックで踊れ!
・「ヘッドフォンで聴いてほしい」
独特なリズム、共鳴し合うギター、存在感のあるベース、高らかに響く歌声。それらが絶妙に融合した楽曲の数々に私はハマりました。「コインランドリー」「フラッグ」「ラムダ・ラムダ・ラムダ」が特におすすめです。
このCDは1度や2度聴いただけではわからない奥深さがあります。是非静かな場所でヘッドフォンで聴いてほしいです。
・「世界の解体と新解釈がオルタナティブだ」
ミドルテンポからアップテンポの軽快なロック・チューン。だが、ドラムは変則的な叩き方をし、ギターは意表をつくフレーズを紛れ込ます。そしてVo.は、マイクから一歩下がったような不明瞭な声で、こちらを不安にさせるような歌い方をする。歌詞は、いくらにでも解釈できるような抽象的な内容で、確かに見える世の中を不定形におとしめる。 ベルベット・アンダーグラウンドやソニック・ユースの流れにのった系列の音だ。こんな本格的なオルタナティブ・ロックに日本語の歌詞が載るなんて、今までなかなか無かった。Vo.のへろへろな歌い方は、トーキング・ヘッズやカーズにも一脈通じるところがある。 いいわー。
・「始まりの終わり」
昨年末、ベースの山下潤一郎が惜しまれつつも脱退し、ビークルとのスプリットツアーに伴い、新たに元SHORT CIRCUITの原直央をベースに迎え新生ASPARAGUSは動き出した。
昨年夏からライブでは既にお馴染みの『WITH THE WIND』は跳ねるようなドラムや軽やかなギターのカッティングが秀逸。既発曲の『YES』『NO』『DEAD SONG』はアレンジも新たに、さらに高みを目指すのだと言わんばかりの完成度で鳴らされています。
彼らは「自分たちが良いと思える音楽を鳴らす」ことに腐心し、それは彼らと彼らの音楽を愛するすべての人にとって、とても幸福な結論を導き出していると思えるのです。『SILLY THING』に歌われているのは、今の彼らの姿そのものといって差し支えなくそこには、音楽と戯れていることが至上の喜びなのだと衒いなく言ってのける幸福なバンドマンの姿だけがあるのです。
ほんとは理屈なんかどうだっていい。今すぐ、この音に触れて欲しい。そうすればきっと、すべてがわかるはずだから。
・「気持ちのいいロック」
最近とみに注目度を帯びてきたアスパラガス。キャプヘジ時代から渡邊忍のソングライティングには定評があった。それがここ最近ますますクローズアップされている感じがあるがまず一つはピザのコンピに参加したり、ビークルとスプリット作品をやったり、また精力的なライブ活動などじわじわと広がってきた部分がある。それともう一つは木村カエラへの曲提供、バックバンド。これが非常に相性がよくあの名曲「TREE CLIMBERS」を作曲したのも渡邊忍。確かな実力によって知名度を地道に上げて来たアスパラガス。
だからこそ今、このアルバムを聴いて欲しい。どこから聴いてもおいしい、パキッとしたロックサウンドが鳴っている。ただそれはソフトということではなく、実際はアグレッシブで攻撃的な曲もあり「JERK」という曲はまさに持ちうるエネルギーの全てを注ぎ込んだような曲で、歌詞も実に攻撃的。またシングルにもなった「YES」は聴きやすいメロディーに憂うような歌詞が光る名曲。ただ、歌詞の全てがネガティブということではなく「I FLY」などはちから強く、希望を感じる歌詞&曲調になっておりネガとポジを巧く混ぜ合わせている印象。で、そこが信用できるのだ。
サウンド自体も幅広くフレッシュで聴きやすくかつコアなリスナーにも対応できるような作りこみもされており、この機会にもっと多くの人に聴いてもらいたい傑作。
・「完全に□になったブッチャーズ」
ブッチャーズ2年ぶりのニューアルバム。
そもそも前作は正に4人になって最高潮!みたいなテンションの高い作品だったがインストの多さも含め実験的な作品であった。なので本質が見えにくかったのだ。しかし今作、正にその実験が実を結んだ傑作である。隙が全くない。
まずこのアルバムは全ての曲において同じ空気が流れている。ここ数作はそういう感じではなかったので3人の頃に近いのかな。また前作はサビを丸々田渕ひさ子が歌う曲がありそれが個人的に微妙だったのだが今回はその不満点も解消、あくまでメインでは歌わず違和感は消えた。2人で歌う「ギタリストを殺さないで」も次第にハマって来てしまった。
このアルバムを聴いて思うことはやはりブッチャーズのロックは唯一無二であり、次第にメディアからの注目度が下がってる今、伝えなければいけないということ。特に「yeah#1」なんかは絶対キャッチーだと思う。確かにゴツゴツとしてるがサビの「Yeah」を繰り返す所の開放感が非常に良いのだ。またブッチャーズは地味ながら色々な人々がリスペクトの意を上げているのでその才能を確認する意味でも是非。バッキバキのロックンロールが鳴ってます。
・「安心する」
なぜ、こんなにもうるさく、こんなにもざっくりしているのに、こんなにも気持いいのだろう。不思議だ。常に何らかの雑音が鳴っている、時に吉村英樹の声さえも雑音かもしれない、しかしこの音のカーテンに包まれると、安心すら感じる。自分をとりまく何かから守ってもらっているような感覚。いままで幾多のロック音楽を聴いてきたが、こんなことを感じるバンドは他にいなかった。なぜ、日本人は、彼らの音を、歌を聴かないのか。なぜ、日本人は、彼らの存在を大切にしないのか。それもまた、僕には不思議なのだ。
・「音楽は世界のことば」
ビートルズが「Yeah Yeah Yeah」と日本の音楽文化を開国してから40数年。未だに「邦楽ロック=ださい」と偏見を持つ奴がいる。かくいう自分もそうだった。そんな過去の僕を葬ってくれたのがブッチャーズ。日本人でもこんな詩を唄えるんだ。日本人でもこんな風にギターを唄わせられるんだ。
赤ん坊だった僕の世界は広がった。イースタンユースやバンドアパート……日本にはすげぇバンドがいっぱいだ。僕を待っていてくれた。
音楽は世界のことば。今日も僕らは「Yeah」と叫ぶ。
……レビューになってないね、これ(笑)とにかく「洋楽派」にも聴いて欲しいバンドです。(洋/邦で価値観が分けられるのが、日本音楽界のおかしいとこだこどもん)
・「最近買ったものの中ではナンバーワン」
長年聴いてるけど結成20年のバンドが今になってこんなアルバムを出してくるとはいったいどういうモチベーションなんだ。いまさらですがこれは名盤です。
特にYEAHは振り切れてます。やわらかいカミソリのような音で全編明るく血管ぶち切れた感じ+大人の余裕。
なんか深い部分ですでに日本のバンドじゃないみたいなところがちらほら。今までと何が変わってこうなったんだ(笑)40歳過ぎて(失礼)こんなアルバムを出すなんてあんたらすごすぎる。
このバンドはいつも思うけど実は彼ら固有の新しいジャンルなんじゃないかと。基本的に他の人たちがやると破綻しそうな部分も「味」に聴こえてしまう。でもその理由がわからない。
いつのまにかゴージャスじゃない無骨な味を田淵ひさ子嬢の存在が増幅させてます。洗練よりも素朴な声とかガキューン、ドッカーンな音の壁を作りつつ「でも根暗」とかその辺がどうも彼女にとって天職のように思えるんだけど、どうだろう。
・「近年のアルバムの中では一番」
非常にこなれた、すっきりしたアルバムである。ベテランらしく洗練されたメロディーとアレンジ、気負いの無いボーカル。「彩り」に代表されるように毎日を生きる糧となるような、メッセージ性。どこをとっても美味しい、アルバムの見本のようなアルバムである。
ただ、このアルバムが他のベテランと大きく違う点は「冒険心」の有無である。歌詞を見てれば判るが基本的に愛や恋、人生をただ楽観的に歌った歌ばかりではなくポジティブな中にもネガティブな言葉を混ぜている。ミスチルのこういう所が信用できる。
音的に引っかかったのは「ポケットカスタネット」。最初はまったりしているんだが後半のほうでいきなりの急展開、ミスチルでこういうパターンの曲は少ないので新鮮。また「通り雨」は初期のミスチルらしい原点回帰のようなナンバー。「あんまり覚えてないや」は歌詞と曲調のハマリ具合が凄い。一番好きな締めかも。
まあこんなことをつらつら書き殴っておいて一番好きなのは「フェイク」なんだけどね・・・。私は基本的にあまのじゃくだから。この「フェイク」のような曲をポンといれてしまうのも冒険心だなあ・・と思う。あの流れで「似せて作ったマガイモノ」とは。最高。
15周年に発売するアルバムだけあって奇しくも集大成のようなアルバムになった。非常に満足だ。それ以外なし!
・「リアルタイムで見ていない中高生の意見」
今まで様々な面を見せてきてくれたミスチル。今回の「HOME」でどのような一面が見られるのか非常に楽しみである。親としての目線や夫としての目線が感じられる曲は勿論、フェイクなどのブラックなナンバーも織り交ぜて色彩豊かなアルバムになってくれるのではないだろうか。
以下はCDに対してのレビューではなくなってしまうし、書くべきことではないと思うのだが……我慢できなかったので少し言わせてほしい。国語のテストで「作者はこの作品を通して何を伝えたかったのだと思いますか」という問題をよく見かけるが、正直「んなもん作者にしかわかんねーだろ」と言いたくなる。作品から受け取った感情が、本当に作者(作曲者)が伝えたかった感情なのかは作者本人にしか分からない。「フェイクでは素が出ていた」と感じる人もいるだろう。個々が何を感じようとそれはかまわない。でもそれが本当に素なのかは桜井にしか分からないことだ。じゃあ「しるし」や「箒星」は大衆向けに作られた作品で、素ではないのかというと、それだって本人にしか分からないだろう。(因みに私は全部素なんじゃないかと思うが)例えば「深海」というアルバムだって、あの時の桜井の素であったとしても、今の桜井の素では無いかもしれない。大事なのはそれが素であるかとか一般向けであるとかそういうことじゃなくて、その曲を聴いてどう思ったかではないのだろうか。単に「フェイクは好きだけどしるしは嫌い」「昔のミスチルは好きだけど今のミスチルは嫌い」って感情にそれらしい理屈をつけてるだけじゃないのか。
色々な場所で「リアルタイムのミスチルを知らない中高生は〜」とか言われるが、その中高生から言わせてもらうと、余計な知識やら固定観念のない世代のほうが純粋に曲を聴けることもあるのではないか。逆に名作と言われている曲だって好きではない人間もいるんだし。HOME発売後は、曲やアルバム構成そのものに対する批評・感想が読めることを期待している。
・「「彩り」は名曲です。」
僕は今、街の本屋さんでアルバイトをしています。目の前に並べられた単純作業の繰り返しですが、それでも、それの繰り返しによって、お客さんが喜んでくれるのが何より嬉しく、軽く生き甲斐すら感じます。そんな中、「彩り」の歌詞が、非常に今の僕の心境にシンクロし、グッと来て、何回も聞いて、心の中で涙しています。『深海』『ボレロ』『Discovery』などで、スター(ピエロ)であることに対する葛藤などについて、常人では体験し得ない様々な苦難を乗り越えてきた桜井さんですが、今は、「普通の人」として、音楽を奏でているような、ただ、純粋に音楽を楽しんでいるような、力の抜けた凄みを感じます。明/暗や速/遅の幅が無く、社会に対する問題提起もあまり無く、極めてニュートラルな、日常にフィットした傑作です。もしもミスチルに、刺激やメッセージ性を欲するのならば、過去の膨大な作品群が、それを余り無いほど補ってくれるのは間違いありません。
・「It's a Mr.Children。」
今回の作品ではMr.Childrenの成長を感じました。
今までのアルバムと比べてよりいっそうあったかいアルバムになっています。タイトルのHOMEは、まさにぴったりという感じ。
昔、桜井さんは見たことも会ったこともないファンの人から「ファンなんです」と声をかけられるのが嫌で嫌でしょうがなかったらしいです。ちょうど『ALIVE』の頃でしょうか。けど、今回のアルバムの中にある『彩り』を聞いて思いました。
「あっ、自分たちがMr.Childrenの曲を聞いていつも励まされ、日々成長して行く中で、実はMr.Children自身も常に変化し、成長し続けているんだなぁ。」と。『彩り』はきっと、あの頃の桜井さんにはたぶん描けなかった詞だと思います。そういう意味でも、『彩り』は今、1番最高の作品になり得ると思います。
歌詞がストレートに胸に来ます。。。
いつでも変わることなくその時代を生きて、ありのままに表現している、そんなMr.Childrenに僕らはずっと魅かれ続けて行くのではないでしょうか。
常に変化し、進化しているMr.Children。これからも目が離せません。
・「ミスチル」
Mr.Childrenというバンドは、15年という活動の中で何度も大きな変化をしたバンドだ。AtomicHeart以前は彼らの若さが全開かつ青い曲が多かったがそれ以降は桜井の内面的な苦悩や社会への批判的な姿勢が曲に入り名曲と言われる曲が多く作られた。最高の名盤の深海、セールスの最盛期のBOLEROの頃にまさにロックな感情が爆発しマシンガン〜やタイムマシン〜、ALIVEなどの感傷的なものや、ご存知名もなき詩、TomorrowNeverKnows、everybodygoesなどの名曲が生まれた。しかし終わりなき旅をリリースした頃から彼らの姿勢は変わってきた。闇雲に真実とは何かを見出そうとするよりも、今目の前にある 足元に転がっているものが本当に幸せなものではないのかと気づいたのだ。QからIt's a wonderful world、シフクノオト、I LOVE YOU、そして今作HOME。些細なものが幸せと、ささやく様に力強く暖かく主張する今の彼らの音楽の、まさに完成形のアルバムだと思う。昔のミスチルが好きな人は今の丸くなった彼らを評価しない人が多い。しかし昔の彼らの音楽も、今の彼らの音楽も、場所は違えど私達の生活のどこかに必ずリンク出来る音楽であると思う。日常の中の何気ない時に聞くと、このアルバムの真価を感じることが出来るだろう。
・「紡ぐ作業」
“ディーパーズは初期”という声をよく耳にする。
表面上は確かに初期の音からはかけ離れてきているように思える。
ナパームデスやドリームシアター、フランク・ザッパ、スワーヴドライバー、、、。ナラサキの作業は、膨大な自身のルーツを紡いでゆくことに他ならない。その証拠にアルバムが出るたびに、懐の広さというものを認識させられる。
究極のポップ・メロディによって紡がれていく様々な音楽。
実はそのスタンスは初期から全く変わっていないと思うのだが。
・「最高傑作2」
SUBMERGE以来の傑作だと思います。ただ方向性がSUBMERGEとは違う方向に向かっていて同じ次元で評価できるものではないと思います。初期から聴いているファンには納得できないものがあるかもしれませんが、少なくとも確実に進化していると思います。内容はといえば相変わらずメタルやエレクトロニカ、ラテンなどさまざまなジャンルが入り混じってますが、Wipeoutの三味線や、Water birdの轟音ギターからサビでいきなり電子音になるなどのオリジナリティもすばらしいです。
・「綺麗な音像」
前作から5年ぶりのディーパーズのアルバム。5年も経つと大体音の感じも変わってるのだがディーパーズも例外ではない。
で、それが嫌と言うとそうでもなく割りとすんなりと聴ける。全体的に抑え目で静かな曲が多いのだがいきなり轟音になったりするので侮れない。また、メロディも磨きがかかっていて全体的に神秘的なイメージを漂よわせている。特に「zoei」「Hedorian Forever」あたりは美しさも感じる程。
後かなり効果的だと思うのが歌詞カードについてる挿絵、というかイメージイラスト?これが曲のイメージを膨らませてくれていて色々と想像が出来る。全体的に深海、あるいは退廃的な未来を髣髴とさせた。アルバムのイメージカラーはやはり「蒼」だろう。色々と感じは変わっていたが私は充分楽しめた。NARASAKIの声は相変わらず良いな〜。
・「遊び心に火をつけて」
5年ぶりの新作。 あいもかわらずビューティフル・シューゲイザー・ヴァイオレンス。 その中にも、今まで以上にポップであったり、今まで以上にメタルであったり。 冗談のような音を、尋常じゃない音数で、本気で遊んでいます。
・「今何処?」
今のDeepersだからか、コンセプトに沿っているからなのか平均的には凪いだサウンド。今までの音と比べるとエフェクトもデス声も影を潜め、ジャケットに滲み出ているように理路整然とした作風です。個人的には物足りないけども、敢えてこれを出したことは逆に賞賛されるべき?ポテンシャルの計り知れないバンドだけに何を出してきてもおかしくはないのかも・・・
・「ヒップホップを根底にした、21世紀のフリッパーズ・ギター」
聴いていて、とにかく楽しいですね。ひさしぶりに心が躍りました。ヒップホップを取り入れた音楽は数多いのですが、洋楽には、他人の悪口言いまくりの暗いものが多いし、邦楽には、ヒップホップと言えないほど曲がJ−POP化し、歌詞で、洋楽とは正反対に、家族、恋人、友だちへの感謝のことばばかりを並べた生活第一主義的なものが多い。そういう中身が陳腐化したヒップホップの状況のなかで、洋楽の「ザ・ゴー!チーム」のこれまでの二作品とともに、このアルバムも、異彩を放つヒップホップ・アルバムだ、と思います。素人臭さを残すヴォーカルの声質、いろんな音楽に通暁し、それらをごちゃまぜで表現している秀才ぶりがフリッパーズ・ギターを思い起こさせますが、まずは、この□□□の音楽に耳を澄ませましょう。
・「最高級のポップアルバム」
随分前から名前の奇抜さで知っていたがラジオ出演の際に流れた曲が気になり今回のアルバムで初めて聞いた次第。
で、こんなに面白いグループがいたのか!という印象。間違いなく新しいし、気持ちいいし、未体験という点でこれほどまでに初めて感を味わったのは久々だし、そう思う人も大勢いるのでは?と思う。このグループのジャンルを定義するのは困難だし、する必要もない。まさにこのユニットそのものがジャンルのような、強烈な独自性をもっている。唯一ついえるのは、この作品が最高にポップなアルバムだと感じる、ということだ。
ポップといえば、すぐ共感を求めるいやらしさや安易な感情移入を狙ったものが多いがそこからは完全に逸脱していてただただ「気持ちのよい衝動」を楽しめる印象。かと思えばいとうせいこうとタッグを組んだ「おばけ次元」では風刺的な歌詞が耳をつんざき、刺激的な一面も感じさせるのが良い。また基本的にはラップ(といってもコテコテではなく、若干ラフなもの)が中心だがそれ以外にもHALCALIをフィーチャーした綺麗な「COSMIC DANCE」あり、またストレートでインパクトのあるポッポチューン「真夏のラストチューン」あり、常に一定のテンポでラップし続ける「INNER LIGHT」あり(またこのラップが小気味良い!)、バラエティに富んでいるのもありがたいところ。
最新型のポップ・ミュージックとあえて呼んでしまいたくなる一作。多くの人がこの音楽を愛してくれればそれは事実になっていくだろう。
・「全方位的アルバム」
前作に比べ、トラック/リズムともに緻密で、音が太い。ゲストに、いとうせいこう、HALCAL、サブマリンを迎えていたり、谷村新司の「青空」をサンプリングしたりして、非常にゴージャスな仕上がりになっている。メジャーデビューして初めてのアルバムということで、不特定多数のリスナー向けとしても成立している。ただ、『ファンファーレ』のようなポップな歌ものが好きだった人には敬遠されがちかもしれない。ヒップホップ要素の強い曲が多いからだ。 けれど、そういった過去の作品への愛が故、このアルバムを聴かないのはあまりにもったいない。「真夏のラストチューン」位しか完璧な歌ものはない。けれど、ヒップホップと言っても、あくまで口口口のフィルターを経て紡ぎ出された曲なので、ポップさを兼ね備えていて、聴けば聴く程味が出てくる。そもそも、口口口自身が職人的と発言する位、トラック作りにはこだわりを見せているのであり、今作は彼らのバックボーンのヒップホップに正面から対峙している。つまり、口口口が丸裸の曲がまとめられているといっても過言でない。それゆえ、こんなに素直な作品はないと思う。 歌詞に関しても、ヒップホップ要素が込められているので、曲に慣れてきたら、リリックの読解でも楽しむ事ができる。「サブマリンのせい」で歌われるアンヴィバレントなリリックなんて最高だ。それ以外にも、どれだけでも視点を変えて楽しむことのできる、全方位的な2007年に於ける最高のアルバムの一枚!!
・「予感はしてたけど。」
非常にHip Hopに接近なアルバムになりましたね。「GOLDEN KING」からそのような予感はありましたが。
完全な歌ものは「真夏のラストチューン」だけになります。「ファンファーレ」が好きな方にはちょっと違和感を覚える感じではあります。僕もどっちかというと「ファンファーレ」派です。
が、その歌ものの「真夏のラストチューン」はかなりの良曲。□□□らしい、きらきら感が眩しい名曲です。やりすぎ!ってぐらいポップです。「ファンファーレ」好きもこの曲には納得出来ると思います。
また、「GOLDEN KING」でも収録の「Starflight」。こちらもかなりの名曲。「パーティ」の流れを受け継ぐ、どこか切ない歌です。ひとりの夜に空を見ながら聴いたりすると泣けてくるかも。。。
また、HALCALIやいとうせいこう、サブマリンが参加している曲も面白いです。特にfeaturing HALCALIの「COSMIC DANCE」もキーボードが印象的な良曲。
でもトータルするとやっぱり「ファンファーレ」の方が僕は好きです。「ファンファーレ」を期待して買うと肩透かしを食らうかもです。
●ANDROID 〜like a house mannequin〜
・「ショッキングアルバム」
これは・・・物凄い妖しくて、艶があって狂気も詰まった最高のアルバムだ。こういう感じのバンドは最近減少してるのでこういうバンドが出てくるのはいいことだ。精神的ではなく実際に狂気を振りまいてくれる音を出すバンド・・・最高。
とにかく全曲いい。イマイチな曲が無い。敢えて言えば「夢診断」のリミックスは結構浮いているが逆に私はアナーキーな曲達の中にこういう電子的な音を入れることによりバランスが取れたと思う。だた人によっては「?」な方もいるかも。
音楽的には前作の特徴を引きつぎずつ幅を広げた感じ。所謂ニューウェーブであるがエキゾチックな感じもするし、笛の音が入っていたりと既存の物との差別化は済み。アヒト流のニューウェーブ。とにかく踊りたい・艶のあるロックを聴きたい人には完全にお勧め。基本的にノリはいいので結構どんな人でもはまれるんじゃないかな〜。
ちなみに「羽根の光」はアルバム・ミックスの方が断然いい。待ってて良かった〜。しばらくはこれで踊り狂い続けられそうだ。次回作も期待。
・「次作はこのアルバムを越えられるか?」
前2作を買ってハマった人なら確実に買いです。ハズレがありません。羽根の光リリース時にアヒトがインタビューで、「隠し球、まだまだありますよ。」と言っていたけど、まさにその通りでした。ギターやベース、ドラムの音のバランスも良いので耳コピも容易にできますね。
・「曲順(再」
01. ORIENTAL MACHINE 02. Mexico Pub 03. WAITING FOR MY FOOD 04. 羽根の光 (album ver.) 05. MIND CONTROL 06. FOOD'S NEXT 07. blue song 08. 夢診断(カルテ.......無し.......mix.) 09. ト☆キ☆メ☆イ☆テ★ tonight flight 10. The counterattack of the dreamer(夢見人の逆襲)
・「中毒った。」
このアルバムが初体験のVOLA!!始めは,ちょい狂乱な感じなだけか...?としか思わなかったけど,聞き込んでみたらどんどんハマる!!!良さがわかる年齢層は高めかな。中学生の自分が聴いたら???で終わりそう。。
全体像は,すんごい前向きなイメージがあって,通して聴くとかなりすっきりする。狂ってる感があるのに自分でも変な感じ。ノリの良さはまあじでハンパない。踊って狂って叫んで...ほ-んと最高。
アヒトの声は艶があって大好き。この声が苦手だったらキツいかな。でも何回も聴いてみてほしい,このアルバムは。印象はどんどん変わってくはず。
演奏というか,アレンジというか..曲ひとつひとつの完成度は高いと思う。荒削りって感じはなくって,豪華な素材がミックスされて,さらにひとつのまとまりとして形作られてるというか。。ひとつの楽器の音に注目して曲聴くのもおもしろいと思う。
ハマる人にはハンパなくくるこのアルバム。ライブで聴きたい---!!
・「クエバイイヤン!」
フェスのステージで、不慣れにギターを弾いて、踊って、立ったままドラムを叩く、そのアヒトの自由さに、もう釘付けになり、CDを聴いてみました。ビックリするほど、中毒です。多彩な気持ち悪い音楽が気持ち良すぎます。特に、ライブでも盛り上がる「Mexico Pub」がたまらないです。おススメしたいようで、したくない、そんなアルバムです。
・「答えなんてあると思うなよ」
まさに、答えがないメッセージアルバム。「花の色は真っ白く濁ってた」「何にも持ってないけど全てがあったんだ」「未完成を造り上げる」対比や矛盾によって綴られる日常を暖かでアコースティックな音色とデジサウンドが作り出す音楽にのせて歌う、「世界で一番嫌いなこと」。真実のど真ん中を抉るのではなく、回りから浮き彫りになっていくような感触だ。「勇気の花」「微熱少年」「アンテナ」。どこをとっても無機質な情熱に溢れている。どの曲も言い得て妙というか、言葉のひとつひとつが、核心を突かずして心に響く。リズムだらけのインスト曲もまた象徴的である。実験的でありいい意味で欠落感も感じるが、岩崎の絶妙な歌声はもちろん、アレンジや小谷美紗子をはじめゲストミュージシャン達も素晴らしく、確実に名盤といえる作品ではないだろうか。
「微熱少年」の一節「答えなんてあると思うなよ」繰り返すように曖昧なまま過ぎていく日々のなか、なんだか、この言葉に救われた気がする。
・「ナチュラルミュージックの極み」
セカイイチ1年半ぶりのニューアルバム。前々作、前作とは異なるエッセンスの作品となった。
セカイイチはその良さを伝えるのが難しいバンドの一つだ。なぜなら彼らの個性というのははっきりと判るものではなく、内側からにじみ出てくるような、独特の個性なのだ。いってしまえば、彼ら自身が個性的だからとしか今の自分では表現できない。
このアルバムは今までの土臭く熱いロックから一転、少しクールダウンしたようなゆったりしたサウンドと平熱に戻ったような冷静な歌詞が目立つと感じる。特に頭の3曲、「勇気の花」「さいぎしん」「微熱少年」の畳み掛けが凄い。全く特別なことや奇抜なことをやってないし、過激でもないのにとてもインパクトや鋭さを感じる質感の3曲になっている。サウンドもゆったりした、でも切れのあるちょっと他にはない質感なのでとても新鮮だし、また歌詞の世界も今まで以上にシニカルで情熱的なのだ。「さいぎしん」という曲は楽曲自体はまるで水のように艶やかで流れるようなサウンドなのだが、正に水をさすように歌詞が苦く、批評性のあるものになってて驚く。そしてこのアルバムの後編では前半の押しから一転、引くかのように静かで内省的な部分も多く含んだ前半以上にしっとりとした楽曲で締められている。
このアルバムでキーポイントとなっているのはシングルにもなった「RAIN/THAT/SOMETHING」という曲だと思う。この曲は真ん中に入っているのだがちょうど軸のような、一本の太い芯みたいな役割を担っている感じがするのだ。また曲調的にもこのアルバムで一番キャッチーなため、正にブレークポイントというか、何かが弾けたような感触を味わえる絶妙な配置だ。
個人的にこのアルバムは派手ではないが、クールなのに温かいエッセンスを感じるセカイイチの最高作の一つになったと思う。かなり中毒性の高いアルバムかと。
・「おもろい!」
勇氏が全面的にしきり通した今作、アルバムの流れとしては過去最高ではないでしょうか?トリガーハッピーだした後に思ったことは、こんだけ混沌としてくると、かいさ、、んの不安がよぎったのですが、、、彼らは混沌としたまま転がり続けます(笑)百々氏と勇氏がガチンコで創作する隣で筋トレにいそしむ武井、絶妙なバランスでモーサムは危険な空気を維持し続けるのです!
・「この狂騒!この爆音!待ってました!!」
モーサムとエレクトロニクスとの融合がここまで凄いとは・・。全ての曲が凄まじく狂ってます(笑
雷の音が轟く「INTRODUCTION」で始まり、語るように歌う「Bad Summer Day Blues」で盛り上がり、「Interlude #1」をはさんで、爆音疾走の「L.O.V.E」。「ルルル」は歌詞が面白い。笑えます。あの"ジャック”のその後が語られてるのも面白い。どこか懐かしい曲調の「パーティは続くよ」ここでまた爆音で壊れ気味な曲「Young Lust」、なんだかほのぼのな「Interlude #2」をはさみ、またもや爆音で始まる「エンゲルロージー」。”僕らはもう帰れない”と繰り返す「Lost In the City」から、不穏な雰囲気を感じさる「PERFECT」。ぶっ壊れた疾走感の「ハラヒレ」。ずっしり重たい「18(eighteen)」。そして、"あの曲"をスロー再生したような奇妙な曲「SLOW PLAY」。
とにかくノれる曲が多く、最近のモーサムはおとなしくなったと思ってた人もきっと満足するはず。「LIGHT,SLIDE,DUMMY」と「TRIGGER HAPPY」が合わさったような感覚でした。次はどんな展開になるのか予測不能で驚きに溢れてるアルバムです。こんなに聴くのが楽しいアルバムは久しぶり。
一面真っ白で変なマークのついたジャケットも目を引くでしょう。歌詞カードも密かにショッキングな内容。牛が・・・(笑
・「何これ?余裕で過去作品越えじゃん!最高!」
過去に、バンドのポテンシャル以上の傑作アルバムを作ってしまったり、大名曲を一曲作ってしまい、ファンにその幻影を追い求め続けられ、セルアウトしていく、バンドは数知れずですが、この怪作を作った、モーサムトーンベンダーは過去作を必ず越えてくる上、ファンの予想通り来ないと言う普通じゃ考えられない、バンドです。そうとう、しんどいんだろうなと容易に想像出来ます。もう頭打ち?状態の、プライマルスクリームよりも、よっぽど、エクストリームです。今作を例えるならば、アンダーワールドの、ライブに、イギーポップと、プリンスが飛び入りで参加してきたような?もう、わけわかんないですが、兎に角クレイジーです。Birthdayの2ndや東京事変3rdに満足出来なかった方は是非!モーサム印?な、ガレージロックンロールもあり、実験的なポップもありで、最凶です。
・「賛否両論、上等!」
このアルバム、モーサムを少しでも知ってるのなら驚かざるを得ない内容だ。しかしそれでもモーサムらしい傑作と私は判断する。
このアルバムの特徴といえば判り易いところだと打ち込みによるアシッド&ダンスナンバーがアルバムの半分を占めてることと、後の曲がすべて「Rockin Luuuula」に通ずるようなハードなロックナンバーであること、この二つだろう。
まず打ち込みといっても「TRIGGER HAPPY」のようなロック色が強いものではなくどこらかというとポップ色・クラブ色の強い打ち込み、だと言っておく。もちろんギターやドラムの音も入っているがそれを含んででポップサイドに振り切れている。更に混乱させるのが後述のハードなロックナンバーの応酬だ。いつものリスナーに対する保険、かと思いきやまるで打ち込みナンバーの逆を行くようにこちらも振り切れたナンバー揃いでますます聴く者を混乱させる。
で、気づいたのだがこのアルバム、実にモーサムらしいのだ。モーサムの音楽といえばロックの強度、ひねくれ、混沌が主に感じるところなのだがこのアルバムにはそれらすべてが全力で入っているではないか。
このアルバムはモーサムの不敵さが存分に感じられる大胆な傑作かと。「安定」を鳴らさないモーサムによる新しい進化の形がここにある。
最後に、このアルバムは本当にバラバラなので全曲レビューさせてください。INTRODUCTION:不穏な感じで始まるらしいイントロ。Bad Summer Days Blues:サイケな打ち込みに語りが入り、更にバックで歌う最大混沌曲。Interlude#1:つなぎの曲。これは次の曲に合わせた感じ。L.O.V.E.:個人的に一番キャッチーなロックナンバー。メロディアスでもある。ルルル:アニメのEDになってもいいくらい、郷愁感があふれている。パーティは続くよ:打ち込みの曲では一番キャッチーでポップス風味。Young Lust:武井靖典参加曲。暴れてる声と音が楽しい。Interlude#2:こちらはつなぎでも単体で楽しめる感じのインタールード。エンゲルロージー:途中でフェイドアウトする曲。「and now closing」の叫びが気持ちいい。Lost in the City:打ち込み曲の中でもディープ。詩も曲もループしていて正にモーサムの混沌を一番判り易く表現していると感じた。メロディも綺麗です。PERFECT:つなぎかと、思いきや本格的なインスト。ハラヒレ:酔っ払ってテンションが高くなったかのような陽気でシニカルな曲。18(eighteen):ミドルテンポのグランジナンバー。歌詞に注目。SLOW PLAY:これでラスト。歌詞は付いてないが実際には呟く様に歌っている。
脳が揺さぶられる極上のロック・アルバム、是非聴いてみて欲しい。
・「デ・デ・ディスコ・・・パアアアンク!!!」
肩すかしナアシ!trigger happy以降のブっ飛んだ部分だけをかき集めてミキサーにかけて大噴射。喧しさはここんとこ随一。しかも腰あたりにキュンとくる20世紀的せつなさあり。おまけにこの盤、後半にいけばいくほどよくなるじゃん。歌詞はヘニャヘニャ・ビートはギンギンデジタルビートと思いきやどんどんリフ鋭くなっていってワア!コリャロック=パンクだあ! で、終曲は謎っぽく意味深。big-sみたいのばっかりをたっぷりと聞きたいと思ってた人には至福盤。ステッカーとると真っ白けのノッペラボウになんのかな?コレ・・・
・「帰り道」
もう10年近く前になるだろうか。「東京」でメジャーデビューを果たしたくるりの岸田が、「虹」をリリースする直前のインタビューでドヴォルザークについて語っていた。音が耳に入ってきてワーッとなった、ということを言っていたように記憶している。今回、ライナーノーツを書いた山崎氏の文章にも、そのドヴォルザークの名前が出てくる。
ドヴォルザークというと、分からない人には分からないかもしれない。代表作は「新世界から」。全国の小学校で下校時に流れる、切なくもちょっと温かいメロディと言えば、ピンと来る方も多いだろう。私たちの年少時代において記憶を紐解く鍵となる、偉大な作曲家である。
くるりを聴いてどこか懐かしさと悲しみを覚えるのは、その夕暮れ時のイメージとピッタリ重なるからだろう、と私は思う。赤く照らされた帰り道。想うは、続く明日への楽しみであったり、終わる今日への悲しみであったり。ひとつ蹴った小石の行き先を、自分の道と重ねてみたり。消える友達の影を追ってみたり。甘酸っぱさを覚えたあの頃に流れてきたメロディが、ドヴォルザークであった。
くるりの音楽は、見事にそこに重なってくる。「ばらの花」しかり「JUBILEE」しかり。今作品はウィーンでレコーディングされているため、一見ストリングスの方に耳が行きがちだが、実はもっと根底の部分で音を奏でているように思う。それは、最終バスを乗り過ごしたあの人に向けて、あのバスに乗ればまだ間に合うと思っている人に向けて、岸田が歌っているからだ。ストリングスは夕暮れの赤に過ぎない。セピア色に染まった思い出を探り出し、あの帰り道をゆっくりトレースしながら、私たちはこのアルバムに耳を傾けるのである。
・「非常に良作」
くるり久々の名盤!! 僕はくるりのアルバムとしてはもしもし〜team rockまでが好きで、 最近では個々の曲では好きな曲も有るのですが、 アルバムとして好きなものは有りませんでした。 NIKKIは結構好きですが。
リードシングルのJUBILEEが最高だったので、 かなり期待をしていたのですが、 反面期待を裏切られる気もしていました。 ですが、結果完全に前者でした。 ほんとに最高。
ブレーメンは岸田さん曰く、 「国歌みたい」 らしいですが、たしかにそれくらいのスケールの曲です。 でも同時に普遍的ともいえる曲の良さがこの曲にはあります。 JUBILEEと同じくアルバムの核を成す曲。
そして、言葉はさんかく こころは四角 もう曲全体からグッドメロディが感じられます。 そして何か切ない。。
他にもコンチネンタルなど、 昔のくるりを彷彿とさせるような楽曲もあり、 本当に良いアルバムです。
ウイーンでのレコーディングで、 なおかつ岸田さんがクラシックに傾倒しているという情報があったので、 またワールズエンズみたいに好きな音楽を大胆に取り入れた感じになるのかと危惧(?)していたけど、 今回は普通にロックでしたね。 しかも相当にバランスのいい音を鳴らしている。
このアルバムを聴いてると今の岸田さんは、 とても優しい気持ちでいっぱいなんだと思う。 前作NIKKIでなんとなくそういうバイオリズムになりつつあるのかなと思ったりしていましたが。
最高のアルバムですが、 不満を一つ挙げるとしたらitunesの予約でしか手に入らない曲があったこと。 基本的にパッケージが欲しい自分は結局両方買ってしまいました。 出費が痛い。。。 ボーナストラックだし、仕方ないのかもしれないですが・・・。 まぁそれはさておき、非常に良いアルバムです。 いくら不満があっても、このアルバムの評価に星4をつける気にはなれないです。
・「手段」
オーケストラを取り入れた曲というのは、「オーケストラの演奏が後ろで鳴っている」ことに満足して、曲としてのバランスを欠いていることが往々にしてある。特に、邦楽に多い印象。しかしこのアルバム、非常に上手くオーケストラの演奏を取り入れている。必要な分だけ使い、必要の無いところは使わない。当たり前のことが当たり前に出来ている。
どこかのインタビューで岸田は、ギターは一つの手段であるという考えに立ち返って作曲したと語っていた。オーケストラという大きな集団を一つの手段として適切に運用して見せたのは、見事。
・「全て正しい」
「ロックとオーケストラとの融合」
そのお題目には大した意味はない。
ホーンと融合したロック、ストリングスと融合したロック、そしてオケと融合したロック。それらは気がつくか気がつかないかのうちに既に成されていること、散々耳に流し込まれてきた形式であり、真新しい要素も面白い要素も、コピー的な大々的な勢いも、改めて言うほどのものがそこにあるとは思えない。
では今回のくるりの面白さはどこにあるか?
それは『さよならストレンジャー』にあった、あの日本の緩さなのだろう。市電、むやみに四角い建物、そして裏路地がそこここにあるあの空気。一歩間違えると日本のあの街と融合してしまうような、その緩さと都市感。市電から降り立ったその瞬間のセピアを表現する、くるりはそういう存在だったことを再確認させてくれる、ごくごくありふれた作品になっている。
クラシックに用いられる楽器は、ありとあらゆる大陸を超えているというその事実を忘れずにいれば、このアルバムの愉快さをのんびりと楽しめるはず。ベランダでのんびりと缶ビールを空けながら。軽い日曜日の出来事のように。
・「だから音楽って素晴らしい。」
聴きました!聞いている間もそのあともしばらくのあいだ鳥肌が…。 演奏してる本人たちが楽しんでるっていうのが伝わってくるアルバム。CDの帯のとこに 「今、僕たちには喜びに溢れた音楽が必要だ。」とあったけれど、まさにそれを体全身に感じさせる音たちだったです。 音楽を聴いていて私は何が幸せって、人生を生きている素晴らしさ・喜びを噛みしめさせてくれる時間があるっていうことなのだけれど、くるりのこのアルバムにはその力をひしひしと感じました。(ライナーノーツにも「意味や正しさを超えた音楽の肯定の力」、「音楽を聴く時に感じるあの独特の楽観性」とあったように。)皆さんも是非聴いて下さい!!
・「結成20年目の金字塔」
先行シングル「沸点36℃」は久々に突き抜けたアップナンバーで大満足だった。やはりイースタンはこれだよ!と言いたくなる様な、改心のシングルだった。
そこから一ヶ月、いよいよ到着した渾身のニュー・アルバムがこの「地球の裏から風が吹く」である。正にイースタンの真骨頂といえる充実の内容だ。
ここのところイースタンは疾走感のある音像からどっしりと構えたような、どちらかといえばミドルテンポの楽曲が多くなっていて、実際このアルバムでも半数がそれだったりするのだが今回、後の半数はまた以前のような、激しく疾走感のあるナンバーになってるのがミソだ。これによってバランスが取れ、正直今が最高では?と言ってもいいほどバンドとしてトータリティとカタルシスに溢れた作品になっている。
個人的に特に好きなのは「野良犬、走る」と「白昼の行方不明者」。吉野寿の書く歌詞というのはいつの時も深みや、悲しみ、前に進もうという意思が篭っているが、この2曲はそこから更に突き抜けたインパクトを感じる。「野良犬、走る」のサビでまるでくたくたになった長距離走者が歌ってるような必死で熱い歌声、だがそれは絶望ではなく精一杯の希望を託してる気がして。だからこそ心のど真ん中まで直に響く歌、演奏が出来るのだと思う。
個人的にこのままイースタンが知る人ぞ知る音楽で終わって欲しくはない。この3人が叫び、演奏し続ける限り私はずっとこの音楽を聴き、推していきたい。
・「社会で闘うとわかる。」
俺はサラリーマン。 おそらく吉野さんから見たら、『ケッ!』 という存在かもしれない。 でも俺は俺のフィールドで死ぬ気で戦ってる。 会社の為? 家族の為? ふざけんな! 俺の為だ! 仲間と思ってた奴は結局、利害共有だったし、誰もがみんな自己保身だ。 孤独だし、辞めそうだよ。内心は。 吉野さん、あなたと同じだよ。 だから、だからこそ。 この歌を届けてくれて、ありがとう。 俺にはあなたの戦いとその道すがらに見る風景の描写に聞こえるよ。俺も同じ風景を見てます。
・「野良犬、走る」
移籍しての第一弾。ミドルテンポの曲が続きそして、音圧がいい気持ちになる。リズム隊は相変わらず太く、手数の多いドラムと宙を彷徨うようなベースラインはすばらしいです!そして、ギター。前作もそうだが、少し手法が変わった面もあり、一音一音がくっきり聞こえる。リズムを刻むギターも最高だ。詩の方は「心の唄」。吉野氏はじめ、eyのみなさんには励まされる。「生まれたくて生まれたんじゃないと、拗ねて世界に唾を吐いて楽になったか?」少し、楽になりましたよ・・。「夜に小さな音で一人で聴いていたいアルバム。」eyのみなさん、素敵なアルバムありがとう。ずっと、続けて下さいね。
・「ヒリヒリしとる」
泣けるという表現は嫌いだし、共感できるほど万人向けな歌詞ではないのに、突き刺さる。走れ。野良犬。
・「ジリジリとした焦りが無い」
悪くないアルバム。でも足りない。eastern youthに求めてるのはコレじゃないだろうと思ってしまった。安定してしまっている。別のレビューの方も言われているが、癒しじゃないだろう、と。人様には諦めているかのようにみせて、内面ではジリジリと焦燥感が焦げ付いているような感覚が良さだったように思える。次に、期待したい。
●空洞です
・「トンネルを抜けたら空洞です」
空洞です。このアルバムは、質のいい曲を、ただ単に一つのdiscに収めただけではない、と思います。
今までだと、例えば「発光体