「唯一無二」「すげえなぁ」「素晴らしい作品」「暗黒世界へようこそ・・・」「うねるヘヴィネス」
「不変のパンク魂」「死ぬまで聴ける日本で生まれた奇跡のパンク。」「陶酔。」「斬りまくり!」「その後の人生観が変わりました・・・」
Rage Against the Machine (詳細)
Rage Against the Machine(アーティスト)
「後世不出の名盤」「ソリッド」「音楽ファン全てに」「ヘヴィ・ロックの始祖」「レッドゾーンアルバム」
「良作」「SF世界的詩情がたまらない!」「まずはこれを!!」「美しい作品」「大満足」
Siamese Dream (詳細)
Smashing Pumpkins(アーティスト)
「生涯の名盤」「ベストアルバム in my life!」「ヘヴィーでありながら美しいメロディー」「このカボチャども、すごすぎるじゃねーか!!」「捨て曲なし、とはまさにこのこと」
「KOKIAというアーティストの歴史」「もしかして俺だけ?」「僕はこのアルバムでハマりました。」「目を閉じて聞いてみて下さい」「隠れた大物アーチスト」
幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする (詳細)
BLANKEY JET CITY(アーティスト), 浅井健一(その他), 土屋昌巳(その他)
「ブランキー最高傑作」「最高に好きです」「日本のロックアルバムの最高傑作」「ミスチルもJリーグもいらねー。」「第一期・ブランキーの最後の作品」
Ege Bamyasi (詳細)
Can(アーティスト)
「クラウト万歳!」「カンの最高傑作。」「オクラ缶」「入門に最適」「クラウトロックのマックス・エルンスト」
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) (詳細)
ビルスマ(アンナー)(アーティスト), バッハ(作曲)
「歴史的名盤!」「信じるものは自分だけ」「こんなチェロ音楽なら楽しい・・・」「辛口のバッハ」
Our Favourite Shop (詳細)
The Style Council(アーティスト)
「英国音楽史に名を刻まれるべき名作」「ポール・ウェラーはやっぱりスゴイ!!」「DCリーのヴォーカルを聴いてください」「油乗りまくりの一枚」「「シャウト・トゥ・ザ・トップ」の居場所」
Minimum-Maximum (詳細)
Kraftwerk(アーティスト)
「テクノの神様」「ダンサブル!」「ライブが観たくなりました。YMOよりも、クラフトワークが好きだった…。」「待ってました!高音質!」「あの感動を再び......」
Second Edition (詳細)
Public Image Ltd.(アーティスト)
「ここから、はじまったのだ。」「アホウドリが笑う」「Heavey Metal」「Poptones!」「PILの名盤」
「Steely Dan渾身の代表作」「素晴らしいアルバムジャケットに感謝を込めて」「もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら」「匂い立つダンディズム」「完璧と言う言葉に相応しい」
Pink Moon (詳細)
Nick Drake(アーティスト)
「3度めの正直」「つい繰り返し何回も聴いてしまう、不思議な魅力をもったアルバム」「ペシミスティック。」「『Pink Moon』 ~シンガー・ソング・ライター、ニック・ドレイク~」
The Downward Spiral (詳細)
Nine Inch Nails(アーティスト)
「ノイズの中に隠れたポップさが。」「絶望の中の悦楽」「電子音が聴き手を圧倒。」「間違いなく名盤」「圧倒的な芸術性」
「マスターピース!」「女に裏切られた(と思い込んでいる)男の激白集」「シングルマン再発委員会」「甲州街道はもう秋なのさ」「初期RCの最高傑作!」
「メタルと民俗音楽の融合」
NUCLEAR SONIC PUNK (詳細)
TAKUI(アーティスト), 中島卓偉(その他), CJ de Villar(その他)
「本物の「カッコよさ」」「理屈抜きでかっこいい」「未来的パンク炸裂」「ハードロック!」「最高」
オーロラになれなかった人のために (詳細)
スピッツ(アーティスト), 草野正宗(その他), 長谷川智樹(その他)
「ちょっと違ったスピッツをお試しあれ」「宝物です。」「別格本山」「スピッツに慣れたなら♪」「オーロラを持った少年の世界」
川本真琴 (詳細)
川本真琴(アーティスト), 石川鉄男(その他), 岡村靖幸(その他)
「じゃじゃ馬、歌を歌う。」「・」「J-popではない本場のポップス。」「永遠のCDにせよ」「ギターを抱えた猫?小鳥?ねずみ?」
「天才の一言に尽きる。」「最高傑作」「祝復活!岡村ちゃん」「愛情もって、教育されたい!」「文句なしの最高傑作!」
図鑑 (詳細)
くるり(アーティスト), 岸田繁(その他), 佐藤征史(その他), KONIYANG(その他), ジム・オルーク(その他), 根岸孝旨(その他), ナカコウ(その他)
「すごいぞくるり」「岸田の想いが詰まった一枚」「厚」「初心忘れるべからず」「かっこよすぎます」
「ライヴを彷彿とさせる一枚」「びびりました。」「買うなら、まずはこの1枚。」「かなり”E”!この一言に尽きます」「民生のいいとこ盛りだくさん!」
「トンネルを抜けたら空洞です」「なんとなく(満足)できない」「まさに「盛岡冷麺」の味わい」「恐怖の一曲」「大人のロック」
インド古典パーカッション 超絶のリズム (詳細)
民族音楽(アーティスト), ザキール・フセイン(演奏), T.H.ヴィナーヤクラム(演奏), クリシュナン・ヴィシュヴェーシュワル・プラサード(演奏), ゴーヴィンダラーオ・ハリシャンカル(演奏)
「ザキール炸裂!」「これは!!」
● 自分的な名盤
● 3個目リスト・16(歳)Again・All Time Favourits
● Essential Recording 「90年代邦楽」
● インド音楽
● 最近よく聴くもの
● 鬱音楽
● 好きな音楽
● 堕ちていく・・・
● JukeBOX
・「唯一無二」
どこまでも重く沈んでいながらも非常に作り込まれた音、そして圧倒的な演奏とメイナードの変幻自在、オーラを放つVo.に物凄い中毒性があります。レーベルとの訴訟沙汰に勝訴し、メイナードがA Perfect Circleでの活動から戻り、前作から5年以上のインターバルで発売されましたが、これだけの大傑作を創ってくれるとは…AENIMAに比べるとメイナードのVoはよりメロディアスになり、楽器隊が彼の不在の間に相当曲を練っていたからか、楽曲は更に変調の連続から複雑に展開し、静と動の使い分けが見事です。目立たないところでも雰囲気たっぷりのSEを使ったり、エフェクトの使い方も巧みですし、激しさも増してます。1.5.8.12.が自分は特に好きな楽曲です。AENIMAよりもこちらの方がとっつきやすい気がしますし、聴き始めるならこちらからが良いと思います。
・「すげえなぁ」
完全に本家のクリムゾンすら食って、現時点での最高のプログレッシブサウンドを展開していると思います。タブラの名手を師匠に持つダニーの東南アジア的なリズムを含む複雑怪奇な、それでいてとてもテクニカルなドラミング、美麗なメロディを奏で、サウンドに絶妙な「色」を加えるジャスティンのベース、破壊的なリフからエフェクティブなサウンドまでをたった一人で制御するアダムのギター、そしてオズボーン夫人が「数あるロックバンドのフロントマンの中でも5本の指に入るわ」と評し、「怒」「憎」「哀」「美」「官能」までをも幅広く表現するメイナードの声…。これだけのくせ者揃いなバンドなのに、そのサウンドの中では全員が主役であり、全員が脇役にもなる。これはひとえにメンバーが常々発している「個々のエゴを無くす」ことによる結晶なのでしょう。暗くとも美しく、歪んでいてもストレートで、重くとも光のあるようなサウンドを堂々と鳴らし続ける徹底した本当のロック。前作よりさらに「深み」が増し、不可思議な「お遊び」的な要素も減らし、サウンドに「正直」になっていると感じます。メンバーの「キャラ」を徹底して排除するステージングも正解。彼等にはこのまま突き進んでもらいたいものです。
・「素晴らしい作品」
発売当初すぐに買ったので、買ってからもう何年も経ちますが、いまだにしょっちゅう聞いています。Schismの曲やPVがすごいできでびっくりしてCD屋にすぐに買いに走ったのを思い出します。
はっきりいって別格といえるほどのできです。この人たちはほんとにすごいです。お勧めです。
・「暗黒世界へようこそ・・・」
まるで暗黒の世界に堕ちたかのよう妖しく、激しく、美しく音の塊が迫ってくる生まれてこの方こんなモノ聴いたことない・・・まさに異形の作品そして現時点でメタルの最高峰どうぞ一度お聴きあれ・・・
・「うねるヘヴィネス」
現代へヴィロックの王(と、個人的に思っている)の3rd。前作「AENIMA」より、音が広く壮大になったような気がする。もはや何も感じられない糞ロックどもがのさばるなか、このような傑作ができて、本当に生きててよかったと思った。
・「不変のパンク魂」
高校の頃無難なJPOPばっか聴いていた僕は知人に薦められてこのアルバムを聴いてみた。衝撃だった。恋と青臭い正義感をまとった歌に慣れきっていた僕は町田の激情が迸る素っ裸な歌にノックアウトされてしまった。以来僕はずっと町田のファンだ。CDや著書も見つければ即買っていた。10代でデビューしてパンク歌手として名を残し後に作家デビュー。芥川賞までもぎ取ってしまった。でも彼の作品にはこのINUの頃から変わらないパンク魂がずっとありそれが僕を惹きつけて止まない。このアルバムは今から日本語ロックのバンドをやりたい!という人達にぜひ聴いて貰いたい。
・「死ぬまで聴ける日本で生まれた奇跡のパンク。」
とにかく、凄くてカッコ良く、そして妖しい。このアルバムが現実に産み落とされた事自体、日本ロック史の奇跡だと思う。町蔵の詩(歌詞ではなく)、声(ヴォーカルではなく)の生き物っぷりは今聴いても不老長寿の化け物並みに生々しい。そして、忘れてはならないのは、バンドのアレンジと絶妙なアンサンブル。「スリリング」という言葉は、このバンドのサウンドを形容するためにある。ギターの北田氏のプレイやセンスはかなり非凡。当時17かそこらの町蔵は、一体何を思ってこれらの言葉を紡ぎ出し、叫んでいたのか。その答えの出なさ加減までが、どうしようもなくパンクでありロック。死ぬまで聴ける。というより聴かなくなる理由が無い。
・「陶酔。」
こんなに聴きやすいパンクが他にあるだろうか?それでいて凄い威圧感。もう堪らんね。素晴らしい。麻薬みたいなアルバム。最初はちょっととっつきにくいけど、ハマったらもう止まんない。
・「斬りまくり!」
曖昧な欲望しか持てず曖昧な欲望を持て余しいつもお前はTVに釘付け疲れ果ててもうやめられない
ROCKがオリコンと対極に位置していた当時ロンドンやNYに媚びない、日本のオリジナル・パンクがINUでした。町田町蔵は「恐るべき10代」と雑誌に取り上げられていましたがアルバムに散りばめられた詞には、未だに社会を斬るパワーがあります。やはり恐るべし。
ROCKがBGMになって久しい現在、日常へ埋没しそうな心を引き止めてくれます。
・「その後の人生観が変わりました・・・」
初めての出会いは今から22年前の中学生時代。当時、渋谷陽一氏が司会をしているラジオ番組「サウンドストリート」でINUが紹介されて、ポンコツラジオからノイズ混じりに町蔵の特異な声がボクの脳天に衝撃を与えました。中産階級、ロックのクソガキ、俺の存在を頭から打ち消してくれ、おっさんとおばはん・・・オリジナリティー溢れる歌詞に受験勉強中のボクは勉強が手に付かずに「何じゃコリャー」。その次の日には新星堂にカセットを買いに走りました。これを聴かないでいたら生きる道がまた変わってた思います。多分人の海、中産階級の・・・そんな道を疑問も持たずに歩んでいたと。
・「後世不出の名盤」
シンプルなリフ、歪んだベース、トムモレロの変態的なギター、ザックのラップ。レッチリ、フェイスノーモアなどから生まれたミクスチャーロックというカテゴリーを決定的に定義付けたCDといっても過言ではないと思う。大音量で聞くと頭を激しく振らずにはいられない。ロック、メタル、パンクなどカテゴリーを問わずバンドをやっている人は必ず聞くべきと思う。うわべだけでなく心が震える音質。それがこのCDの何よりの特徴だと思う。
・「ソリッド」
レイジの1st.アルバム(92年作品)。このアルバムは、サンプリング、キーボード、シンセサイザーなどは一切使用せず、ギター、ベース、ドラム、そして人間の生声だけで創られている。そのシンプルかつソリッドな音が心にズシズシ響いてくる。この感覚は他のバンドではそうそう味わえない。少し大袈裟な表現かもしれないが、個人的に RAGE AGAINST THE MACHINE というバンドは「20世紀の偉大なる遺産」だと思っている。90年代を生きた証として是非とも持っておきたい1枚である。このアルバムを気に入った方は、DVD『RAGE AGAINST THE MACHINE(同タイトル)』も見ていただきたい。映像のレイジはもっと熱い!↑!
・「音楽ファン全てに」
熱すぎる。この異常なテンションと、メタリックで硬質なバック、そして腰にズンズン来るリズムは聴く者の体を揺さぶるり動かしてしまう。人間の本能を強烈に刺激する音楽なんだろう。偶然このアルバムに出会ったが衝撃的だった。
60〜70年代のロックが最高だと信じて疑わなかった自分だがスピリットは受け継がれ、90年代ににも噴出していた事を認識させて貰った。
僕のようなラップやミクスチャーロックを食わず嫌いしている全音楽ファンにもお勧めしたい1枚。
メロウなAORやソウル、ソフトロック系ばかり聴いている僕が痺れたんだから。
・「ヘヴィ・ロックの始祖」
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは、「ラップ・メタル」というジャンルを「創った」バンドである。彼らの創始したスタイルはあっという間に模倣され、二番煎じどころか百番煎じみたいなバンドが掃いて捨てるほど出てきたが、そいつらとレイジとは、決定的な違いがある。それは、レイジは主張そのものが「重い」、真の意味でのヘヴィ・ロックをやっていたことだった。硬質の意志によって鳴らされた音だからこそ、ここまで生硬に響くのだ。ちなみに、アルバム・ジャケットの「燃える僧侶」は、ベトナム戦争当時、仏教徒弾圧に抗議して焼身自殺した、ディック・クアン・ドゥック師である。
・「レッドゾーンアルバム」
ツェッペリンを完全に意識したギターとドラミングに、ファンキーなベースライン、そしてザックの反社会的なラップ。これらが混ざり合って化学反応を起こし、すばらしいひとつのサウンドを作り上げている。とくにザックの一曲一曲での社会に対する怒りは歌詞がわからなくても十分に伝わってくるはず。アルバム全曲通して、まったく気を抜くことが出来ない。
「ラップメタル」という音楽のジャンルを確立したのがこのアルバムであるといわれているが、このすさまじさを前にすればそんなジャンルわけなどどうでもよくなってしまう。
・「良作」
インタラクティブライブLIMBO-54で演奏された「橋大工」がとても気になり、ライブ直後に買ってしまいました。優しく包まれるような、それでいて攻撃的な歌声は癖になります。他に賢者のプロペラDVDに収録されている「ナーシサス次元から来た人」など名曲が多いアルバムだと思います。
・「SF世界的詩情がたまらない!」
全曲最高!ですが、あえて一番のお気に入りをあげるなら、「ナーシサス次元から来た人」の終末SF的世界観がたまらなく好きです。
あっ、でも、庭師KINGもいい。明治のころアメリカに移民した日本人が総称で「Gardener(庭師)」と呼ばれていたこと(ちなみに中国人は「洗濯屋」)、誠実、丁寧、時間に正確なキャラクターで働き者の代名詞のようになったことが「休まずに KING 働くよ KING」という歌詞で思い起こされ、郷愁を誘ってやみません。
「Moon Time]のコーラス部分も気持ちよく軽いトランス状態にさせてくれます。「救済の技法」の「急げよニューロンの・・・」というコーラス部分はどことなくボルシェビキ革命歌を思わせて士気を高めるのにうってつけ。書き物をしているときのBGMとして最高! 特にSFが好きな貴方なら、絶対に気に入るはず!
・「まずはこれを!!」
現時点での平沢の最高傑作。平沢に興味のある人はまずこれを。最近の活動は、この当時の楽曲のポテンシャルを、保てていないように感じる。
・「美しい作品」
私の、平沢氏初体験の作品。初め独特の歌詞世界と曲構成に圧倒されて辟易したものの、「庭師KING」「MOTHER」の雄雄しいメロディーに引っ張られ、延々とCDをまわし続けることに。全曲美しいという言葉が本当に似合う。メロディーもさることながら、平沢氏の歌声は鼓膜に優しく響く。特に「ナーシサス次元から来た人」の連想力は素晴らしいものがあります。人を選ぶ感はありますが、氏のHPで無料配信されている曲が気に入った方は一度手にとってみてください。キます。
・「大満足」
宮村優子さんに提供した曲のセルフカバー(2と7)が聴きたくて購入しましたが、他の曲もいいですね。特に3が大好きです。何度聞いても飽きない曲を作れるのは並ではできないことです。
・「生涯の名盤」
グランジ、オルタナっていうと日本では猫も杓子もニルヴァーナ。でもスマパンこそ過小評価されすぎなバンド。恥ずかしいったらありゃしない。美しく、激しく、儚い。これだけ曲ごとの振れ幅が大きいのに、全体での統一感は見事。やっぱりビリーの(巧くはないけど)表現力のあるボーカルとイハのひねくれギター、ジミーの爆裂ドラムがあってこそ。一番好きなバンドは、これからもずっとスマパンです。
・「ベストアルバム in my life!」
オルタナティブ・ロックの体現者、Smashing Pumpkins が大躍進するきっかけとなったセカンドアルバム。多彩な楽曲を構成する音・歌詞・エンジニアリング・プロデュースすべてが完璧、というような冷静な分析を抜きにして、世界中で、そして人生の中で一番愛しいアルバム。
日本盤の14曲目はボーナストラック。良質な曲でお得感はあるのだが、アルバム構成からいうと蛇足かも。Luna で止めて泣くべし。
・「ヘヴィーでありながら美しいメロディー」
Smashing Pumpkinsのセカンド「Siamese dream」、ビリー・コーガンのハスキーな歌声が好きだ。それとともに、一つ一つの楽器の音がとても図太い。美しいメロディーを耳にしながら、その音の存在感にはときどきハッとさせられてしまう。完璧なひとつの世界観、彼らの音楽は揺るがない。3曲目「today」は名曲だが、それだけじゃないのがこのアルバムのすごいところだ。この作品のプロデュースはニルヴァーナの「never mind」を手がけたブッチ・ヴィグ、彼の貢献なしではここまでのサウンドにはならなかったかもしれない。
アルバムジャケットのアートワークがけっこう気に入ってしまった。どこか懐かしさを感じさせるグラフィックが彼らの音楽にマッチしている。
・「このカボチャども、すごすぎるじゃねーか!!」
好きなアルバムは数あれど、好きなバンドリーダーは数いれど、ぼくにとって好きなバンドはひとつしかない。スマッシング・パンプキンズ。一人のカリスマに引っ張られたバンドもいいが、メンバー全員が個々に強烈な輝きを放っているバンドの方が、バンドとしては魅力的だ。中でも彼らの第2作であるこの「サイアミーズ・ドリーム」は、あふれる若さと個性、そして完璧な構成をもった、名盤中の名盤。 ビリー・コーガン(Billy Corgan/vo,g)を筆頭に、ジミー・チェンバレン(Jimmy Chamberlin/d)、ジェイムス・イハ(James Iha/g)、ダーシー(D'arcy/b)の4人の才能の結晶が、スマパンの音である。ビリーの、高慢な音楽家には一聴きでボーカル失格の烙印を押されそうなしゃがれ声が大好きだ。ジミーの攻撃的でいて緻密なドラムが大好きだ。ジェイムスの一音一音を大切に選んでひく優しいギターの音色が大好きだ。ダーシーの美貌、そして黙々とひくベースが大好きだ。このバンドが鳴らす音が大好きなのである。 NIRVANAのプロデュースなどで有名なプロデューサー、プッチ・ヴィグのもと、度重なるセッションとビリーの完璧主義の果てに生まれたこのアルバムの魅力は、何といっても絶妙な抑揚のつけ方にあると思う。それは一曲レベルでも、作品としてでも言えることだ。曲の中で幾度も波が寄せては返す。ビリーは腹から搾り出すようなさびた金属音で叫ぶように歌ったかと思えば、次の瞬間は果実酒のとろけるような甘い声でリスナーを包み込む。その満ちひきにあわせて盛り上がっては冷める楽器演奏。さらには攻撃的なロック色の強い楽曲で心臓をばくばくさせたかと思えば、優しい優しい子守唄のように穏やかで美しい楽曲が配置される。このハイ&ローの絶妙なさじ加減、それがぼくを虜にした。 #1"Cherub Rock"のイントロ、ドラムロールからギターが乗っていく、あれを聞いただけで終わりまでヘッドフォンをはずせなくなる。#3"Today"のポジティブな歌詞、歌。#4"Hummer"でのビリーとジェイムスの美しいギターハーモニー。#6"Disarm"の泣きたくなるほど純粋なメッセージと壮大なアレンジ。#9"Mayonaise"がイメージさせる夕焼けに踊る光の結晶たち。#10"Silverfuck"のいたずらっ子のようにおどけたロック。そして最終曲"Luna"の全てを許すかのような夜の訪れまで。 このアルバムには、日が出ては沈み、生まれては死に、その中には幾度も潮の満ちひきがあって、時に起こっては泣いて笑って…そういった生の営みすべてが詰まっているような気がする。
・「捨て曲なし、とはまさにこのこと」
トータル60分以上の、まあ、短いとは言えないアルバムです。……えーと、何から書けばいいんだか正直迷ってます。
激しい曲も静かな曲も、全てがキャッチーにしてメロディック。稀代のソングライター、ビリー・コーガンの才能の多面体。それがこのアルバム。
<1>の激しくも流れるような旋律、聴き手を覚醒していくエモーション、
不滅の名曲<3>のあまりにも美しすぎるメロディと、それを取り巻くディストーションのコントラスト、または<6>のアコースティックながらドラマティックに展開していく音、<8>の最高にスリリングなリフ、<9>の優しさ、暖かさ、<11>の爆発する、バンドマジック…
まだまだ、他の曲についても書きたいことは山ほどあるんだけども、
とにかく完璧なアルバムだと思います。必聴!
あと、最後に蛇足。控えめな音量のマスタリングも心地いいです。最近のCDはどうも、音量大きすぎ=レベル突っ込みすぎで、特にギター主体のロックなんかでは長く聴いているとどうも疲れるんですが、このCDはいい感じです。爆音で聴いても良し!
・「KOKIAというアーティストの歴史」
2004年アテネオリンピック公式応援ソングを歌うことになったKOKIAの2ndアルバム。2004年の彼女の歌と、1999年の彼女の歌は聴いたことがあったのですが、今日、このアルバムを聴いて、また驚かされました。
たくさんの方が書いていますが、「神」であり「巫女」であり、「伝道者」「ヒーラー」であるかのような『世界』がここにはあります。
歌詞はそうじゃないんだけどね。なぜだか。カラオケで歌えるような曲ではありません。彼女にしか歌えない、彼女の声でしか実現できない空間がここにはあります。1stアルバムで見せた「少女っぽい清らかさ」とはまた違う、まったく違う世界です。このアルバムで、また私は彼女への関心が深まりました。
どこから来て、どこへ行くんだろうか。そんな気分です。
・「もしかして俺だけ?」
彼女のラジオを聞いたのが初めての出会いだったんですが、マジ鳥肌立ちました。その時ダメ人間まっしぐらで、一瞬、「癒されるー・・・」と感じたんですが、歌詞をよく聞いたらすんげーへコみました。スターリンとかtheピーズなんかが好きな人が聞いたら別の意味で即買いだと思います。enyaとかが好きな人はきっと、いや絶対癒されることでしょう。明日への活力になるんだろうな~・・・。きれいなメロディーと歌声であそこまでボコボコに殺られたのはこの1枚だけです。
・「僕はこのアルバムでハマりました。」
全く新しいかたちのJ-POPがここにある。 とかく軽いイメージのある「J-POP」という言葉だが、「日本発の至高のポップス」という意味を込めて、あえてJ-POPと呼びたい。しかし、そんな陳腐なカテゴライズなんて、まるで無意味にさせるような力を秘めたアルバムだ。
思わず口ずさみたくなるメロディでありながら、
カラオケ指向を意識した媚びた楽曲ではない。聞き惚れてしまう。虜になる。それが心地よい。
・「目を閉じて聞いてみて下さい」
一曲目の「調和」からいきなり引き込まれます.そして,終りに近づくにつれて,この音楽の持つ深さに気づくはずです.これは昨今流行の癒しを超えた力を持っている音楽です.
このアルバムを聞くときは,ぜひ目を閉じて聞いてみて下さい.目の前に,この曲,この詩が持つ世界が広がって見えます.とにかく魅力あるアルバムになっています.聞いて損はしないです.
・「隠れた大物アーチスト」
このアルバムはまだ2作目のアルバムとは思えない程の雄大で荘厳なスケールを持っています。シングルカットされた曲を含めて、どれもが「ドラマ」を感じる程の素晴らしい出来です。日本の音楽とは違ったアジア的な要素をふんだんに盛り込んだ、新しいタイプのアーチストです。聞いて損はないと思います。きっと、買って聞く事で、KOKIAのファンになることでしょう。今なら先取りできますよ。
・「ブランキー最高傑作」
初心者にはベスト盤『国境線上の蟻』を勧めるが、間違いなくこれがブランキーの最高傑作だ。ファンキーな冒頭の曲からプロデュースも完璧だ。女装したジャケットは、同種の趣向をストーンズやU2がマッチョ批判も兼ねて行っていることを知らないロック批評家の説明不足で、発売当時まったく理解されなかった。
・「最高に好きです」
初めてブランキーを聴いたのはこのアルバムが最初だったけど、購入動機はジャケ買いでした。裏の花を摘んでる写真もなぜか大好きです。歌詞カードを開いてみると、白い裏地に黒色の歌詞というシンプルなものだけれど、その歌詞の素晴らしさからまるで詩集のような印象をうけました。浅井さんの歌詞だからこそここまでうまくいったのでしょう。音楽の方も個人的にはかなり好きですね。<風になるまで>、<青い花>などの名シングルはもちろん、ジャジーな<螺旋階段>もかなり好きです。中村さんのドラムも冴え渡ってます、採譜するのが難しいだろうな~って思わせるほど複雑で、聴いてて気持ちいいプレイです。照井さんのベースプレイはこのアルバムが一番かっこいいと思います、<カモメ>や<砂漠>、!<青い花>などでみせる、はねるような躍動感のあるプレイもいいし、個人的名曲<親愛なる母へ>でも、音量は小さいですがバックでいいプレイしてます。<親愛なる母へ>での浅井さんのアコギの使い方はすごくうまいですよね。あと<砂漠>での、後半のハイテンションなインストプレイはめちゃくちゃかっこいい!だけど1番好きなのは、やっぱり自分も<小さなガラスの空>ですね。歌詞も、メロディーも、アレンジも、何から何まで全部いい!賛否両論のアルバムですが、自分はブランキーのアルバムの中では1番好きなほどのアルバムです!
・「日本のロックアルバムの最高傑作」
なんでこのアルバムのレビューがこんなに低いのか、評価がこんなに低いのかわからない。このアルバムが評価されないのは日本の音楽界の恥だと思う。確かに暗い、絶望的、そしてせつない。一般向けではないかも知れない。たぶん普段洋楽をメインで聴いてるやつらには評価が高いのではないだろうか。最初から最後まで胸をしめつけられる曲が続く。特に「風になるまで」の歌詞、メロディー…涙なしでは聴けない。絶対聴いて欲しい。一回じゃダメだ。歌詞カード片手に何回か聴いて欲しい。絶対心に残る、一生もののアルバムになるはず。
・「ミスチルもJリーグもいらねー。」
これさえあればそれでいいと思ってた。1994年の俺。B-ing系なんて聴くわけねーのさ。もっとも自分がささくれてた時期に発売されたんだよなぁ…。個人的にはザ・青春の音。将来、デラックスエディションみたいなのが出たらいいなーと思うな。もし、アウトテイクとかあったら聴いてみたいし。 内容。嘆きの白のイントロは絶品。達也のバスドラ、ヤバい。かっこイイ!ブランキーはセカンド以降、ドラムが最高にかっこいいのでした…。
・「第一期・ブランキーの最後の作品」
ブランキーを便宜上、各タームで分けるとするとこのアルバムは第一期(文学期)の終焉にふさわしい作品と言える。ちなみに第二期は文学色をあえて払拭し、轟音・爆音路線の音の力を重視した路線にシフトしていったと言える。
タイトルからして「幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする」である。浅井健一の世界を最も端的に表しているのではないだろうか。
轟音で爆音でロッキンな曲が好きなブランキーファンには「地味ー」などと揶揄され、ライブでもあまり演奏される曲が少なかったのですが、このアルバムは「BANG!」と並ぶブランキーの名盤の一枚である。
タワー・オブ・パワーを起用した一曲目から試行錯誤の様子が窺え、全編を抑揚のある曲が並ぶ。中でも白眉はタイトル曲のM-8。「MOTHER」「ディズニーランドへ」「悪いひとたち」「鉄の月」などの人間の暗部と闇を暴いた曲を更に深化させ、とどめの一撃を加えたような一曲である。
「平和の鳩が小さな子どもを埋め尽くした もがき苦しむ子どもは窒息寸前 慌てた母親 バッドを振り回す 気をつけな 動物愛護団体が手錠を ジャラジャラ揺らしながらバスを走らせる」
「誰か僕を傷つけてくれないか もう二度と立ち上がれなくなるほど強く」
浅井健一が抱える世界への違和感とその違和感を感じる自分自身にも自虐的では無く、容赦の無い批判を与える。
リリース当時、文芸評論家の福田和也が「日本のあらゆる文学や洋楽の歌詞などと比べても格段に素晴らしい」と行った趣旨の内容で、「宝島30」誌上で賛辞を与えていた。
・「クラウト万歳!」
カンの作品の中でもっともpopなアルバム。その中のspoonという曲は世界的にヒットした。
彼らの作品のなかでも一・二を争うミニマルなものではないだろうか。完全にシュトックハウゼンを打ち負かした、記念すべき作品であろう。
カンの全作品を聞き終わった後、コンタクテを聞いてみることをお勧めする。なんといってもそこにはルーツがあるのだから。
・「カンの最高傑作。」
ピンチやビタミンCにおける、Jリューベッツァイトの痙攣するかのようなグルーヴィーなドラムス、絡んでくるホルガーの無軌道な心臓音のようなベース、アジアの果てから素っ頓狂なメロディでわりこんでくる蛇毛、他に比較するものは無し、カンを最初に聞くのでしたら、是非ここからどうぞ。初めてのカン体験をする人が逆にうらやましいくらいです。
・「オクラ缶」
初っ端、 『Pinch』が始まった時からすでに不穏を空気が漂ってきます。結局、その空気は最後まで変わる事はないんですが・・・「Vitamin C』 の緊張感溢れるドラムから始まってアンビエントなクライマックスまでの流れにしても、耳をすませばすますほど聴こえてきてしまう水の音や中近東風フレーズにしても、もう不協和音の中で混乱です。こんな作品が70年代頭に作られてたなんてすごすぎです。聴くのをやめられません・・・
・「入門に最適」
カンのアルバムで一番かっこいいのがTago Mago、一番至福の時間すごせるのがFuture Days、一番ポップで聞きやすいのがEge Bamyasi。ほんとにポップなんでカンはこれから聞き始めるといいんじゃないだろうか。ポップといってもヤキの空気みたいなドラムやシューカイの変なベースは充分堪能できます。まあ世界一かっこいいバンドだしね。Sing Swan Songは水の音からはじまって、Future Daysの予兆みたい。ビタミンcはタイトル可愛いけど途中からサイケになります。かなり好き。ほんとに好き。
・「クラウトロックのマックス・エルンスト」
これは過渡期の作品と言うべきか、マルコム期のヘヴィで暗鬱な、沈み込むような鉛色のハンマービートが、ダモさんのいささかなげやりなヒッピー感覚のアイロニーに引っ張られるようにして、徐々に軽みを増して浮き上がってゆく、その途中経過として鬱と躁が同居する奇妙な本作が出来上がった。フリー・ジャズのシュリッペンバッハさんやマンフレッド・ショーフさんのグループで鍛えたヤキさんの変幻自在なドラムに幻惑される「ピンチ」(ダモさんのヴォーカルも見事)、カンの全ての曲の中でも1,2を争う名曲「シング・スワン・ソング」、左とん平さんもビックリのドスの利いた「ヘイ・ユー」が聞ける「ビタミンC」あたりのせつなさが好きだが、時代を平気で30年位先取りしているポップでキャッチーで軽快な3,6,7も素晴らしい。やはり傑作というべきでしょう。
・「歴史的名盤!」
1979年に録音されたCDです。ビルスマの「無伴奏」には90年代に録音されたものもありますが、私はこちらの方をおすすめします。このCDでは全曲古楽器のチェロが使用されています(第6番は5弦のチェロ・ピッコロ)。90年代の録音ではスチール弦を張ったモダン仕様の楽器が使われているので、古楽器の響きが楽しめるのはこちらのCDです。
演奏も軽快で生き生きしたすばらしいもので、何度聴いても聴き飽きません。録音からもう20年以上たつのに、まったく色褪せることなく、新鮮さを保っている驚愕のCD・・・まさにこれは歴史的名盤なのです!
・「信じるものは自分だけ」
'65頃に録音されたニコラウス・アーノンクール盤の主張をさらに徹底させた記念碑的名盤。無伴奏チェロ組曲をチェンバロ版に編曲したグスタフ・レオンハルトからの影響も特筆すべきだろう。ビルスマ盤の特徴は以下の点にある。 1)各舞曲の徹底した性格描写 2)残響の積極的利用 3)古楽器的奏法の追求1)は「組曲」という形式の意味をはっきりさせること、2)3)は「省略された音符」の再現という目的のためである。 つまらない(とわたくしは思う)「無伴奏チェロ組曲」という曲集のイメージを一新した名盤。カザルス・フルニエ系の朗々チェロにうんざりしている方に特にお勧めしたい。 しかしこの名盤、十年前には見向きもされなかったが、レコード・ジャーナリズムは現在一斉に本盤を褒めるようになっている。彼らを信頼してはならない。
・「こんなチェロ音楽なら楽しい・・・」
恥ずかしながら小生、少しチェロを弾きます。今は「無伴奏」に(のみ)取り組んでいます。師からは、フルニエやマーの演奏を参考にしなさいと教えられています。でも好きという点では、ロストロポービッチなども含めて、このビルスマ盤が一番です。とにかく聴いていて楽しいのです。これは直感的感覚であって理屈ではありません。こんな演奏ができたらチェロを弾く事はもっと楽しいだろう・・・・と思いつつ、レッスンに力が入ろうというものです。
・「辛口のバッハ」
バロックチェロの奏法は、バッハの音楽が好きな人でも古楽そのものに馴染みが少ない人にとっては、とっつきにくいかも知れない。しかも無伴奏という曲種自体、省略の美学の上に成り立っている一種の音の裸像であり、演奏者には全くごまかしの余地が残されていないと同時に、聴き手にもそれなりの義務が課されるのはやむを得ない。しかしながら、ひとたび聴こうとする意思を持った人の耳には驚くほど直截的に、その内部に秘められた旋律や和声が響いてくるものだ。アンナー ビルスマの無伴奏は、まさにその格好な例と言える。彼の情熱を秘めた朗誦は、聴く人の耳にへつらう事も無いが、また一方では我々に無限大のバッハのイメージを提供してくれる。
・「英国音楽史に名を刻まれるべき名作」
延々と続く英国音楽史にその名を刻むであろうスーパーグループ、スタイル・カウンシルの2ndであり最高傑作。楽曲バラエティの豊富さ、アレンジの完成度、バンドの音のまとまり…どれを取っても完璧に近く、アメリカの天才ユニット「スティーリー・ダン」後期の各アルバムと互角に亙りあうレベルに到達した仕上がりになっている。絶対的柱であるポール・ウェラーだけに留まらず、ミック・タルボットのキーボード、DCリーのヴォーカルもポール同様立派にアルバムを支えている。アルバムの中身とは直接関係ない話だが、オープニングを飾る「Homebreaker」が何とも気になる存在だ。この曲は国の経済政策によって職を失ってしまった主人公の話。彼の兄は働く為に既に家を出ており、そして主人公もまた同様に家を出る決意をする。父は30年勤めた会社を解雇され、天と自分の女房を罵る毎日。母は息子達の昔の写真を眺めてばかり。政府に愛も力も根こそぎ奪われてしまった彼は「どんな愛も俺の憎しみは消せない」と歌う。この作品は10年前の作品で当時のサッチャー首相の政策を辛辣に批判した歌だが、そう遠くない将来、日本にもこのような話が当てはまる時代が来るのではないか。中央と地方のコントラストは、そうなるべき下地が既に出来上がっている事を証明している。ポピュラー音楽は「頑張れソング」を連発して金儲けをする為の手段ではない。人々の魂から湧上って来る想いを形にし世論を形成させる事だって可能な事を、今のレコード会社各社はもっと認識するべきだ。
・「ポール・ウェラーはやっぱりスゴイ!!」
このアルバムは彼らのアルバムの中で一番始めに買ったアルバムだ。すでに「Speak like a child」や「My ever changing moods」等で知っいてすっかりファンになっていたがそれらとも少し内容を異にする作品だ。今のオアシス、ブラーの先輩でありMODSの先駆者であるWELLERのクリエイターとしての才能があますところなく溢れている。ポップであり、またR&Bの影響を受けている作品群はどれをとっても素晴らしい。社会批判の精神もWELLER独特の表現で重く感じられない。やっぱり、名曲は「Boy Who Cried Wolf」「The Lodgers」「Walls Come Tumbling Down」「Shout To The Top」・・・う~ん。これらに限らずすべてが名曲揃いである。ジャケットも洒落ていて印象的。最後にやっぱり、ポール・ウェラーの太い、力強いボーカルはほれぼれする♪
・「DCリーのヴォーカルを聴いてください」
ジャム、ソロ時代も含めたポールウェラーのキャリアの中でも最高傑作です。とにかくメロディーが素晴らしい。「余裕で軽く作ったんだけど」とでも言いたげなアレンジもビシバシ決まってます。そして、DCリー。彼女のヴォーカルが一番キュートなのもこのアルバムです。
・「油乗りまくりの一枚」
ジャムも含めてポール・ウェラーの最高傑作と言う人も多い本作。確かにアルバムとしての完成度は抜群。
・「「シャウト・トゥ・ザ・トップ」の居場所」
「シャウト・トゥ・ザ・トップ」…やはりこの曲への思い入れが強いのです。現在でこそ、テレビ番組やCMなんかにも使われ、かなり知名度は有りますが、クールな情熱と言うのか、当時、学生だった私にとってはかけがえのない一曲なのでした。確か、英オリジナル盤では収録されず、日本盤レコードでは(M6)と差し替えて収録されていたのですが、周知の通り、CDではラストを飾っています。このアルバムは「〜タンブリング・ダウン」で終わるべきなので、ついつい違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか?この名曲がボーナストラック扱いとは…。とはいえ、ベストではなく、このアルバムで聴きたいし…。いや…。まあ、この曲は私の心の中にある、と言うことで。 さて、「シャウト〜」以外も聴きどころ満載の本作なのですが、前作『カフェ・ブリュ』で感じた、スリリングなワクワク感は薄れたものの、ポリティカルなメッセージ性はそのままに、楽曲の完成度や安定感は高く、よりクールに、より情熱的に、よりスタイリッシュに進化しているように思います。 また、ジャケットのショップは、彼らのルーツや趣味が垣間見れて、なかなか興味深いです。
・「テクノの神様」
考えてみたらKRAFTWERKのLIVEって、あまり聞いたことがなかったです。確か私が中学生の頃に「Computer World」を引っさげて、来日公演を行った時のFM放送位しか聞き覚えがないです。もちろんそれ以降も海賊版などが出回っていたことでしょうが...。KRAFTWERKは、車に乗って、電波にも、列車や人工衛星、電卓、自転車と様々なものに乗り込んでは、素晴らしいテクノを聞かせ続けてくれていたんだな、と再認識。LIVEテイクが、DISC版とあまりアレンジが変わらないので、このCDがベスト版としても機能してしまう素晴らしさ。「DENTAKU」は渋谷でのLIVEテイクで、観客が一緒になって歌ってるのが、何とも面白いし、「Autobahn」は相変わらず素敵で、「Neon Light」の旋律は素晴らしいし、21stの彼らの曲も素晴らしいし...、書ききれません。とにかく聞いてみて下さい。「ボクハ オンガックカ デンタク カタテニ!....」
・「ダンサブル!」
日本を含む各地のライヴ・ソースを集めた2枚組である。
クラフトワークの場合、ライヴ盤というものが成立し得るのか難しいところではある(●^o^●)。このアルバムでも観客の拍手や声が確かに入っているのだが、まるで効果音のように聴こえてしまう。遙か昔に僕も彼らのコンサートに行った一人だが、『Dentaku』を叩きながら演奏した可愛らしさ(謎)がステキではあったが、ライヴはあってもライヴ盤はあり得ない気がする不可思議なバンドである。
ともあれ昔のクラフトワークと比べて一番感じるのは、ダンサブルになった、ということだ。このライヴはとても踊れるアルバムである。(●^o^●)
音色・スタイルすべてが時代に先駆けていたクラフトワークの『音』は今やすべてに偏在する。携帯電話などクラフトワークの『音』の集合体・変形合体のように僕には感じられる。僕らはそれを今感じながら踊っているのだ。
・「ライブが観たくなりました。YMOよりも、クラフトワークが好きだった…。」
~クラフトワークのライブ、聴いていて「懐かしさ」はほとんど感じられず、むしろ「1977年頃に戻されて、最新の音楽を聴かされたような」ショックと喜びを得る事が出来ました。そうですよねえ、YMOよりも、当時最先端だった人たちはみんな「クラフトワーク」を聴いていたんですものね。BOWIEも、ENOも、IGGY~~ POPPだって、皆。YMOも影響は「受けていた」旨、何かのインタビューで読んだ事があります。このライブ、ドイツ語版、英語版等々、全部聴いてみました。存在感が全然違いますね、今の洋楽シーン、J-POPシーンの輩とは。もっと、こうした「独自の音楽スタイルを築いて、常に最新に聞こえるように、切磋琢磨しなさい!」と一喝したくなりました。流行を創り上げた~~伝説のグループの演奏が、古くなく、新しい斬新な「進化した流行」に聞こえた人は多いはずです。是非、一聴をお薦めします!~
・「待ってました!高音質!」
98年のブリッツ、その後幕張でのライブを経てZeppでのステージを観ていて、その合間に3枚の海賊版に手を出し、音質の悪さを我慢して聞いていましたが、★一挙にスッキリ!★2枚というボリュムも嬉しいですし、「DENTAKU」で日本のオーディエンスが合唱している辺り、感動してしまいます。~一曲毎に録音場所が違うのに、同じ会場でのように繋がっていくのがテクノロジーの妙なのです~♪なにしろ、音が綺麗!♪ライブ版にしてベスト版的存在にもなり、全てのクラフトワークマニア必携のアイテムと云えるでしょう!!!
・「あの感動を再び......」
ついに,待望のKraftwerk live CDが出ました!私は,2004年のツアーを見に行った(名古屋)ので,このCDを聞くと当時の様子が脳裏に浮かび上がってきます.改めてじっくり聞いてみると,アルバムThe Mixからもさらに進化しており(→The Mixのレビューに,このアルバムはLiveの音源に近い,と以前書きこみしました...),アルバムTour de Franceに近い音作りになっていることが分かります.また,各々の曲のアレンジも随分進んでおり,彼らKraftwerkのメンバー以外に取り巻きの人たちが(スタッフが)優秀なんだなということも実感させられます.Kraftwerkの初心者にもベストアルバム的な選曲になっているので良いでしょう.唯一無二な存在Kraftwerkに万歳!そしてKraftwerkは永遠に不滅です!このLive CDのみならず,全ての彼らのアルバムを聞くことをお勧めします.次はLive DVDがさらに待望されます.
・「ここから、はじまったのだ。」
発表時は「メタルボックス」というタイトルで、45RPMの12inchビニール盤3枚が缶に入っていた。オーディオマニアのジョンが音質を考慮して敢えてそんなスタイルで発表したのだ。「このアルバムで踊ってほしい」。彼は雑誌のインタビューでそう語った。レゲェが好きだ、とも言っていた。クラッシュ好きな中学生には、正直、理解できなかった。こんな音楽は当時なかったのだ。今でこそ「カンやダブ・ミュージックの影響」としたり顔で言う輩もいるが、発表当時は本当に衝撃的だった、というより「わけわからない」が本音のところだった。こんな肌触りの音楽は皆無だった! とはっきりと言える。だが今思えば確かに、ここから、はじまったのだ。彼にとってはパンクは一通過点でしかなく、ピストルズ時代からもっと先を見つめていたのだ。自分の本当にやりたい音楽。ダブ、オルタナティブ・・・・80年代に切り開いた「テクニックよりアイデア、ロックよりミクスチャー音楽」ニューウェイヴという華を咲かせたひとりに、確実に彼の存在がある。私の音楽遍歴も、ここから跳んだのだ。
・「アホウドリが笑う」
1979年パンク全盛の真っ只中、最高人気バンドSEX PISTOLSをあっさり解散させたジョニー=ロットンがジョン=ライドンの名で再開させたのがパブリック・イメージ・リミテッド(限られた公衆の印象?)だ。
彼らにゴッド・セイブ・クイーンのサウンドを期待していた当時大学生の私は2NDアルバム(つまりこの盤)1曲目ALBATROS(アホウドリ)を聴いてぶったまげた。
トレブルを完全に消した地を這い回るベース、逆にトレブリーなギターピッキングサウンド、不気味なくらい無機質なドラムを配して、孤島の上でアホウドリの首を絞めているようなジョンライドンのボイスだ。PUNKの自己完結と当時言われていた閉塞感を表現したこのアルバムはFLOWERS OF ROMANCEという次のアルバムで、トレードマークの重低音ベースさえも取り去ってしまう。常にリスナー(固定観念をもつパブリック)の期待を裏切り続けたジョンライドンは、この後残念ながら失速し、時代に追いつかれてしまう。そのこともあって、彼(彼ら)が一番異彩を放っていたサウンドがこのアルバムだ。
・「Heavey Metal」
この作品は、私の中では、「最高のヘヴィ・メタルのアルバム」です。ヘヴィ・メタルと言っても、ハード・ロックを基本としたメタル系の音楽とはまったくの別物ですが…「重く」、そして「金属質」な音は、私にとってはヘヴィ・メタル以外の何物でもなかったのです。昔、ジョン・ライドンはインタビューでこんなことを言っていました。「Albatrossのベースラインをギターで弾いたら、ご機嫌なヘヴィ・メタルの曲になるだろうよ。」
ファーストアルバムでは、(ほんの少しだけど)ピストルズ的な印象が残る曲と、ジョンが新たに取り組んだアヴァンギャルドな展開の曲との境目がはっきりとしていましたが、この作品ではまったくそういう印象は受けません。一曲目からラストの曲まで、統一されたひとつの作品として完全に出来上がっています。ジョン・ライドンの作ろうとしていた音の形が、本作で完成したと言っていいでしょう。このバンドのピークは、この作品だった!と私は思っています。(Flowers of Romanceも素晴らしい作品ですが、ベースのジャー・ウォブルが抜けてしまっているので…)
万人が聴いて楽しめる思える作品ではないと思うのですが、間違いなく心に残る作品です。呪文のようなジョンのヴォーカル、神経質で繊細なキースのギター地響きのようなジャーのベース。どこまでが計算で、どこまでが偶然なのかはわからないのですが、彼らの奏でる音が複雑に折り重なって創り出された世界は、美しさすら感じて、聴くたびに引き込まれていきます。
ただ、ベースの破壊力に関しては、アナログ盤の方がはるかに上なので、体験されたい方は、アナログ盤を探して聴いてみてください。
ちなみに、「Careering」は、カーステレオのCMに使われたこともあります。もう20年以上も昔のことだったと思いますが、当時、突然テレビからPILの曲が流れ出してきて、ひっくり返った記憶があります(笑)今だったら何の不思議もないのですが、あの頃、PILの曲がCMに使われるなんて、考えられないことでしたから…
・「Poptones!」
後にも先にもこんなアルバムは出てこないでしょう。一時代の最高傑作です。
1stではまだ"ジョニーロットン"の面影を追う期待に応えるようなヴォーカルもこの2ndで正真正銘"ジョンライドン"に帰っています。「僕はたったふたつの音で曲を作ることができる」とブランク期に吸収した"アバ"の作曲法をレゲエのリズムとキースレヴィンのギターとで調和しています。
ボードレールの詩にインスピレーションを得た1曲目の"Albatross"はまるで日本の三味線の様なノイズに包まれたギターのトレモロが放射状に展開されます。同じく三味線の様なギターで展開される"白鳥の湖"はいかにもジョンライドン的です。後にジョンライドンは様々に形を変え、様々な音を作っていきますが、キースレヴィンと作ったこのアルバムは"Never Mind The Bollocks"と並ぶ音楽史上に今でも燦然と輝く名盤と呼ぶに相応しいアルバムです。
東洋的なノイズを既存の楽器で表現した名盤です。
・「PILの名盤」
ロマンスの花とこのメタルボックスが、PILのファンの間ではマストアイテムとして重用されているが、2ndに当たるこの作品が、実際にPILとしての輪郭をはっきりさせた作品なのだと思う。形骸化するパンクの爪痕を、ジョンがどう考えていたのかはわからない。だが、こう言ったスノッブとも揶揄されそうな音楽に、ピストルズのロットンが志向していたというのは有る意味で逆説的とも捕らえられる。内容はというと、酷く沈鬱な雰囲気を醸し出すベースの上を、のたうち狂ったようにギターがついて回るような、非日常的なダブサウンド。地の底から響き出るようなロットン(ライドン)の声が、なかなか面白い。ある意味で、ジョイディビジョンなどが好きな人には気に入られそうな作風。
●Aja
・「Steely Dan渾身の代表作」
1977年発表。Steely Danの6枚目のアルバムにして最高傑作。
このアルバムからメンバーはドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人となる、が、結果的にそれが良かった。残りのメンバーを各曲毎に超一流ミュージシャンで固め、プロデューサーに頭脳派ゲイリー・カッツ、そして特筆したいレコーディング・エンジニアにロジャー・ニコルズを迎えて彼らの最高傑作が完成したのだ。
複雑なコード進行とそれに絡む腕利き達のプリミティブなフレーズ、そしてそれを記録するレコーディング・エンジニアの驚異的な技術で本作は77年とは思えないくらい音質が秀逸だ。特に表題作とDeacon Bluesは大傑作。聞き逃せない名盤だ。
余談だが彼らのオフィシャル・サイトでは各アルバム毎のレリックを見ることができてなかなかいい。音楽だけでなく『詞』も見てくれよと言われている気がしてならない。知的なアメリカン・ミュージックの代表的傑作。
・「素晴らしいアルバムジャケットに感謝を込めて」
LPからCDに音楽メディアが変わり、最も大きく変わったものの一つがアルバムジャケットだ。LP時代、本作のジャケットはつやつやして硬い感触の上質な素材を使っていた。そして黒の背景の中でわずかに見せる横顔だけで見るものに大きなインパクトを与えたのが、国際的モデルの山口小夜子さんだった。その彼女が今月14日に57歳の若さで亡くなったことを今日の新聞で知った。
僕は昔からジャケットを眺めながら音楽を聴くのが好きだ。だから、僕にとって山口さんは「Aja」音楽の中で重要な“パート”を演じている。約30年に亘り感動を与えてくれたことに感謝するとともに、心から哀悼の意を表したい。
フェイガンが歌う“Aja”は、明らかに“Asia”に聞こえる。アルバム名・曲のタイトルと日本人女性モデル起用の関連性が明らかにコンセプト的であること、そしてこの曲がS.ガッドの永遠の名Drソロとともに本作中ベストであることは、日本人として誇りに思っていいとずっと思っている。
・「もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら」
昨年、ケーブルテレビのMusic AirでSteely Danの"Aja"のMaking ofを放送していました。それまでイージーリスニングなみの気持ちで聴いていたのが、まるで罪であるかのような後悔が走りました。とにかく信じられないほどの深みを持った作品群です。表題曲の"Aja"は、1度さっと聴き、2度目はドラムセクションだけ聴き、3度目はギターセクションだけ、4度目は、、、という具合に続けて何度聴いても全く飽きがきません。もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら、ためらわず、ボクはこの"Aja"を選ぶでしょう。おっとその前にその島には電源はあるのか?
・「匂い立つダンディズム」
いったい今まで何回聴いたのか、カウント不能な位これまで何回も聴いた(これからも聴く)アルバム。特に「ブラック・カウ」「ペグ」「ディーコン・ブルース」がむちゃくちゃ好きである。やっぱり夜聴きたいですね小生は。「ブラック・カウ」・・歌詞の内容は一応都市に暮らす男女を描いているようですが、この曲でのフェイゲンのヴォーカルが私は無性に好きです。めちゃくちゃクールでドライで何かこう鋭利な刃物で「スパッ」と一刀両断に斬るかの如き爽快さを感じます。「ペグ」・・軽快かつ流麗なサウンドはもちろんのこと、リリクスがいいです。某UKアーティストの「RIO」みたいに、容易には手の届かない美しい女性に憧れる心の、リリクスでの表現がサウンドに負けず劣らずクールで最高です。「ディーコン・ブルース」・・この曲もサウンドと互角かそれ以上に歌詞が良い。シブすぎます!「サキソフォンの吹き方を習って/思うままに吹いてみたい/夜通しスコッチ・ウイスキーをあおって、車輪の下で死んでやろうか/人は成功した時世に名を馳せるが、オレはむしろ挫折した時名を得たい/陽が落ちる頃に目覚めては/ヘビのように街を徘徊し/行きずりの女たちとその場限りの甘く苦いゲームに身を任す/こんな、俺だけの世界/これこそを俺のスイート・ホームと呼ぼう」衝動的で退廃的な歌詞ですよね。しかしわたしゃ、この歌詞にどうしようもなく惹かれてしまうんだな。トゥルバドールな生き方ていうのかな。HIPですよね。最高です。
・「完璧と言う言葉に相応しい」
メンバーの脱退等によって、Donald FagenとWalter Beckerの2人となったSteely Danではあるが、実際Steely Danの歴史上、この2人のコンビによる時期こそ、黄金時代と呼んでも過言ではないだろう。そして、この"Aja"というアルバムこそ、彼らを代表する名盤として知られている。この70年代後半という時期は、白人の音楽と黒人の音楽がクロスオーヴァーという形で融合される事が風潮としてあり、このSteely Danも例に漏れず、ホワイトによるユニットでありながら、ソウルフルなグルーヴが前面に押し出された洗練された音楽が特徴だ。
彼等を指し示すのに相応しい言葉は正に「完璧主義」なのだろうと思う。様々なゲストプレイヤーとスタジオで緻密な音を積み上げるその姿勢は、正に職人と言えるべきもので、常に音源の完成度と評価は高い事で知られている。この"Aja"もLarry Carlton、Joe Sample、Chuck Rainey、Steve Gaddと言った誰もが知る名プレイヤーが制作に参加している。ここに収録されている楽曲を聴いていて思うのだが、1音たりとも無駄というものが感じられない。必要最小限の音だけを使用し、まるで空間さえもアンサンブルの一つとして捉え、そして名プレイヤー達の楽器がせめぎ合うように交錯していく。そうして生み出された音源の心地良さは、感嘆を洩らしてしまうほどだ。
最後に、このアルバムの印象的なジャケットも注目せざるを得ない部分だと思う。日本の生んだ国際派モデル、山口小夜子の艶やかなその存在感は、正に"Aja(彩)"という言葉を示すのに相応しいものだと思う。このジャケットがより一層"Aja"というアルバムのコンセプトを、誰の目にも明確なビジュアルとして表現し、この素晴らしい音源の数々を引き締める役割を担っていたように思う。これだけの表現を1枚の写真のみで表現出来る彼女自身もまた、「完璧主義者」なのだと思う。名盤と呼ばれる作品は、更なる完成度を求め、必然的に多くの芸術を引き寄せる力があるように思う。これだけの贅沢な気分にさせられる作品はあまり無い。
・「3度めの正直」
たった二晩で録り終えられたというラスト・アルバムで、収録時間も(ほとんど極端に)短いし、飾りの一切ない、限りなくシンプルな作品です。ここに収められている曲の内、すくなくとも「プレイス・トゥ・ビー」と「パラサイト」の2曲はファースト・アルバムよりも以前に作られていたのに、ここまで発表されていなかったものです。そう思って、この2曲を除いてみると、6曲めの「シングズ・ビハインド・ザ・サン」以外の曲の歌詞がとてつもなくシンプルで短いことがわかります。ひどく落ち込んでいたニック・ドレイクは最後のころの録音で、歌詞が思い浮かばない、ということをいっていたそうですが、そういうことなのかも知れないと思うと、なんだかとても悲しい気がします。
また、このアルバムの内容も以前のものに比べると少し特異で、かなり率直な心情が直接的に歌われているように思います。それが痛々しくもあるんだけど、この透徹したストイックな純粋さは、もう本当に特別としかいいようがないような、何か、ありえないくらいのものに昇華された作品に思えます。
それまではメランコリ-な観察者としてのまなざしの強かったニック・ドレイクが、ただ何かに向かって心情を吐露している作品。ソリッドで、本当に本当に悲しいけど、静かにずっと光りつづける傑作。
・「つい繰り返し何回も聴いてしまう、不思議な魅力をもったアルバム」
ニック・ドレイクの唄、自身が弾くギターとピアノ(A-1)だけで構成された全11曲。収録時間は約28分。つい繰り返し何回も聴いてしまう、不思議な魅力をもったアルバム。冬の朝に熱いお茶を飲みながらよく聴くアルバム。夜更けに聴くのも良いが、ニック・ドレイクの世界に引きずり込まれもうなにも手に付かなくなってしまう。「Horn」(A-5)が特に気に入っている。
・「ペシミスティック。」
ミャンマー生まれ、イギリス育ちの孤高のシンガーソングライター、nick drakeの3rd album。 リリースは72年island recordsから。
聞こえてくるのは儚くて物憂げな歌声と、複雑に爪弾かれるguitarの音色と、ほんのちょっと鳴らされるpianoだけで、他はないです。 「装飾はいらない」とは彼の弁で、切迫した精神が醸し出すリアリティというか、最早偽ることの出来ない苦しいむき出しの心情を、その空気感をこのシンプルな楽曲達から感じずにはいられない。
たった26歳でこの世を去ってしまった彼ですが、その才能は現代ではどんどん評価されていることがとても救いで、稀有な才能を持つシンガーソングライターのパーソナルなアーカイブスを、こうして聞けけるのが嬉しいです。 確かに痛々しく重たいテーマの作品なのですが、リスナーに届けたかったのであろうとても優しいぬくもりも感じられます。
ジャケは一瞬プログレかと思いました。
・「『Pink Moon』 ~シンガー・ソング・ライター、ニック・ドレイク~」
本作は前作『BRYTER LAYTER』とは打って変って、全曲を通してギター(Track1“Pink Moon”のみ彼のピアノが聴ける)のみをバックに淡々と歌いあげていく内容となっている。独特なチューニングのギター奏法と、デッド気味に録音された彼の歌声がリアルな存在感を生んでいる。本作発表後、ニックは26歳の若さで他界。『Pink Moon』は事実上の遺作となった。生きているときはほとんど評価を受けなかったが、エルヴィス・コステロ、ポール・ウェラーなどのブリティッシュ勢や、音響派(ニック・ドレイクの楽曲を音響派がカヴァーしたアルバム『sculpting from drake』がc+j recordingsよりリリース)など、幅広い層のアーティストらに影響を与え続け、今や伝説のフォーク・シンガーとして語られている。
・「ノイズの中に隠れたポップさが。」
嫌いな人はとことん嫌いだろう。だけど、これ一度はまるとクセになるのです。最初はまったくピンと来ない。だけど、ノイズの中に埋もれたキャッチーなメロディーに気づく頃には既に虜。天才の作品は、常にどこかでポップなもの。NINには他のインダストリアルバンドにはない、どこか引きつけられる不思議なポップさがある。
自己満足で終らない音を作るあたりトレント・レズナーはやはり天才と呼ぶにふさわしい。
・「絶望の中の悦楽」
重層的なメロディー、機械と虫の音、くらーいハミング。使用する音の種類、音の重ね方が非常に独特。評論家の評価も高いし、僕の最も好きなアルバムだが、あまり一般受けしないようだ。十人程度に貸したが、最高だと言ったのが二人で、ほかの人はみな訳わからんと言っていた。
バカみたいな雑音達が、天使のメロディーを悪魔的に奏でています。
・「電子音が聴き手を圧倒。」
前作『Broken』で世に知れわたり、ロックの頂点を確かなものにした、『Nine Inch Nails』(≒Trent Leznor)の期待のフルアルバム。今回は前作とうって変わった作風。前作ほどの激しさは無いにしても、どこを聴いても機械音、ノイズ音、…まさしく前作以上の音の嵐。このバンドの曲を手がけるTrentの憎悪、悲壮感、といったものが、そのまま曲になったともいえる作風。Trent自身のことを歌ったともいえる、聴き手を撲殺するようなMr,Self Destruct(1)、ライブ定番の曲Piggy(2)、ハイテンポ&変則リズムが売りのMarch Of The Pigs(4)、彼らのテクノサイド傑作曲とも言えるシングル曲Closer(5)、聴き手を圧倒するノイズの嵐のごときRuiner(6)、美しいインスト曲A Warm Place(11)、機械音が鳴り響くReptile(13)、暗くてもの悲しいバラードHurt(15)など。このアルバムはかなり聴き手を選ぶ、聴きにくい部類だと思うが、前作同様90年代ロックの名盤の一枚であるに違いない。また、日本盤だけにボーナストラックが追加されている。
・「間違いなく名盤」
NINE INCH NAILSの名を大きく知らしめる事となった作品。一度聴いたら、脳味噌にこびり付いて離れないようなインダストリアルロックの魅力がたっぷり詰まった一枚。
初めてNINを聴く人にとって、このアルバムの①はかなり衝撃的な物だと思うが、一度聴いただけで投げ出さず何度も聴いてみて欲しい。
・「圧倒的な芸術性」
複雑なビートと荒れ狂うディストーションギターがノイズの塊を吐き出し、混沌とした音世界を形成する。その一方で、弱音・無音を効果的に使い、うまくメリハリをつけることで、無限の奥行きを感じさせるサウンドになっている。このように、動と静を最大限の振幅で行き来する手法は、ある意味、クラシックの方法論に近いものがある。
また、各曲の構成は「ヴァース・コーラス」という、古典的形式を大きく逸脱した複雑なもので、トレント・レズナーの独創性が遺憾なく発揮されている。
正直言って、あまり聴きやすい音楽ではないし、個人的にはそれほど好きなわけでもない。しかし、この作品が持つ芸術性は、好き嫌いなどという次元を超えて、聞き手を圧倒する。
・「マスターピース!」
理性を無くしてしまう。何にも通らずに、ハートへ直結してくる音楽がここにはある。もちろん、学生の頃の思い出なんかが輪をかけている。だけど、それよりも濃い音楽がここにはある。
清志郎が吹き込んだテイクに、知らずにオーバーダブされていた。ストリングスが入っていた。ドラムが入っていた。だから、清志郎が目指した音楽じゃなかったのかもしれないけれど、アレンジャーの星勝さんが理解してくれていた。なんたってホーンは、たまたま来日していたタワー・オブ・パワー!「スローバラード」は、このアルバムの最終曲だとたまらなくいい。「甲州街道はもう秋なのさ」の次に聴くと、たまらない。
間違ってもフォークではないし、ロックでもない。ソウルミュージックでもない。清志郎が、RCサクセションが、濃すぎる。
最後に、リンコさんの弾くチェロ(ウッドベース)が大好きです。リンコさんがRCに深みを与えてます。
・「女に裏切られた(と思い込んでいる)男の激白集」
初期の「怒りの清志郎」集。激烈な歌詞。同じような体験を持つ人は当分どっぷり嵌まるかもしれません。 メロディーは情緒豊かで美しいので、何度か聴くうちに頭の中でリフレインすることになるでしょう。これなしではいられなくなるかもしれません。 当時ヒモ以下の生活を送っていた清志郎が起死回生を目論見、渾身の思いでレコーディングした曲群。生々しい歌声、凛とした演奏。しかし、全く売れず間もなく廃盤に。後々まで清志郎のトラウマになっていたとは本人の弁(某ロック評論誌20000字インタビューより)。 報われない男の恨み節が、とても美しいメロディーに載せて、満身の力を込めて絞り出すように歌われ、聴く側の心臓を抉ります。覚悟を決めてから再生ボタンを押してください。 アルバムジャケットは臨床心理学で精神分析に実際に使われていた物の1枚で、それを模した裏面は当時の彼らの生活をそのまま再現したもの(某ロック評論誌20000字インタビューより)。因みに歌の内容には全く関係ありません。
・「シングルマン再発委員会」
かつて音楽評論家吉見佑子さんが中心となってこのアルバム「シングルマン」を再発売する運動があったことを知る人はどのくらいいるだろうか。契約の関係で正式にはクレジットされてないがホーンセクションはタワーオブパワーが参加していたり、ストリングスをニューヨークフィルがやっているこのアルバムはRCの東芝からポリドールへの移籍第一弾であったが大いに失敗した。RCは長い沈黙を続ける。清志郎は井上陽水の化け物ヒットの「心もよう」のシングルB面に「帰れない二人」を提供したことで何とか印税で食いつないでいた時期である。吉見さんは甲斐よしひろがパーソナリティーをしていたNHKFMの「サウンドストリート」に出て「今流行っているサザンのいとしのエリーよりもスローバラードだ」と言っていたことが記憶に今も残っている。
・「甲州街道はもう秋なのさ」
この頃の清志郎氏の詞とヴォーカルは本当に純粋です。青いところを全く隠していない潔さが胸を打ちます。
「甲州街道」「秋」「ハンドル」の3語だけで、情景、ひいては心象風景を描写し、「ぼくもうまっぴらだよ」「うそばっかり」といったすごくストレートな拒絶の言葉が、悲痛な声で繰り返されます。
アレンジももの悲しい。アコースティックギターとウッドベースが舗装道路や街路樹だとすれば、重厚で寂しいストリングスはどんより曇った空と秋の冷たい空気なのでしょう。
・「初期RCの最高傑作!」
せつない名曲が満載である。なんといっても「夜の散歩をしないかね」「うわの空」「甲州街道はもう秋なのさ」「ヒッピーに捧ぐ」そして永遠の名曲「スローバラード」である。当時の清志郎の書くメロディーは独特なもので他のアルバムとも一線を画している気がする。また、他の邦楽ミュージシャンと違い日本語を日本語の発音(巻き舌ではない)のままロックやR&Bのリズムに完璧に乗せることに成功しており、後の爆発の基礎もしっかりこのアルバムでこなしている。「スローバラード」という名曲の歌詞をしっかり読んで欲しい。
昨日は車の中で寝た、あの娘と手を繋いで。
市営グランドの駐車場、二人で毛布にくるまって。
カーラジオから「スローバラード」夜露が窓を包んで。
悪い予感のかけらもないさ。
あの娘の寝言を聴いたよ、確かに聴いたんだ・・。
僕ら、夢を観たのさ・・とっても良く似た夢を。
こんなに良い歌詞が他にあるだろうか?他のラブソングといわれる曲の歌詞が酷く幼稚で文学性のカケラもなく感じる・・。
ちなみにRCのレコードにしては録音がいいです。しかも最新リマスターだしね!
・「メタルと民俗音楽の融合」
"Arise"でスラッシュ/デスを極め、"Chaos A.D."で方向性を変えて、本作へ。メタルと民俗音楽の融合により、このバンドはオンリーワンになった。歌詞も政治的な要素が含まれている(らしい)。曲はアグレッシブ。が、このアルバムの後マックス(Vo)はバンドを脱退。
・「本物の「カッコよさ」」
言葉を失うほどにカッコイイ。痺れました。
レコーディングにはStevie Salas、Matt Sorumらが参加しており、演奏だけを一聴すると「洋楽?」と思ってしまいます。しかし、楽曲自体は、邦楽らしいとてもキャッチーなメロディライン。結果、演奏は洋楽、楽曲は邦楽という、非常にインパクトのある作品に仕上がっています。
全体的にパワフルでヘヴィな曲が多く、聴いていると物凄くテンションが上がる反面、疲れます。しかし、その疲れすら「心地よい」と感じさせてくれるのは、やはり、TAKUIの卓越した歌唱力の成せる技なのでしょう。演奏、楽曲、歌唱力、すべてにおいて満点をあげたい。聴いて損はない、というか、むしろ聴かなきゃ損です、このアルバム。
・「理屈抜きでかっこいい」
やば過ぎる、このアルバムは。どんなレビューを書いてもこのアルバムの良さは表現出来ない。とにかく一度聴いてみるべし
・「未来的パンク炸裂」
パンクとは何もがしゃがしゃ煩いものではない。パンクはメロディー的に言えばポップだ。TAKUIはそういうところを上手く理解した上で彼独自のパンクロックを作り上げた。またこのアルバムを聴く事で、何よりもTAKUIの姿勢や歌詞の世界にパンク精神が宿るのだと理解できると思う。このアルバムはWinston Watsonというドラマーや他有名ギタリストにもサポートされたり、プロデュースに(半分)CJ de VIllarを迎えているのにも関わらず、洋楽でも邦楽でもない新鮮な音楽を創作した。また、TAKUIのベースギターも聴く事ができるのでファンとして満足感溢れる1枚だろう。
特にこのアルバムで好きな曲、と選ぶのは難しいが、それは何故かと言うと曲全てあとのものに続いているからだ。なので、このアルバムは全ての曲を続けて聴いて頂きたい。
後のTAKUIの音楽性に比べるとこのアルバムはチャレンジ性旺盛で、またTAKUIの歌唱力を最大限に生かしたものだと思う。歌唱力というより、彼の声の技術というべきなのか、何しろハイレベルな技術を披露している。後のTakuiのクリアな声に対して、このアルバムではハードに歌っているのでそれもTakuiの歌うことに関しての多彩な才能の1つなのだと実感できる。そしてこのアルバムの最後に収録されている「MOTHER SKY」では先程のハードさとのギャップを利用して、彼の歌手としての偉大さを物語っている。TAKUIのハードさと繊細さを1度で知ことができる本当にかっこいい、素晴らしいアルバムだ。
・「ハードロック!」
初めてTAKUIを知ったのは、夜中にやっていた「カフェラサイエンス」という番組だった。彼はギター弾き語りでエアロスミスの‘I DON'T WANT TO MISS A THING’を歌っていた。めちゃくちゃ上手くて、しかも魂が込められていて、思わず釘付けになってしまった。
まずはその番組で宣伝されていた、当時のニューシングル「ピアス」を購入。ヘヴィなバラードに夢中になり、気付いたらフルアルバムを買いにタワレコに走っていた。演奏陣は、元ガンズとかヂルチとかのメンバーらしく、洋楽要素たっぷりに仕上がっている。
そして何よりも抜群のTAKUIの歌唱力にはただただ聴き入るばかり。この頃の表現力にも感心してしまう。デスに近い声でシャウトしたかと思えば、クリアでよく伸びる声でバラードを聴かせる。
日本のハードロックシーンも捨てたもんじゃないですよ。このアルバムは捨て曲はないし、ライブで熱くなれること間違いなし!最近のPOPなTAKUIしか知らない人、邦楽なんてろくなのないと思っている人、是非聴いてみて!
・「最高」
これは、洋楽が好きで邦楽なんかと思っている人にぜひ聴いて欲しい1枚です。彼自身、洋楽を聴いて育ってきただけあって、日本人離れした表現力に驚きました。激しい曲ばかりの中にもメロディーがしっかりしているし、バラードもしっとりとしながらもしっかりロックなかんじもあり、飽きません。作詞・作曲・ギター・ベース・ヴォーカルまでこなす彼は、
これからの日本の音楽界をになうにふさわしいと思います。1回聴けば、はまること必至です。
・「ちょっと違ったスピッツをお試しあれ」
曲数が少ないので、まだ買ってない人も多いと思います。それに、他のアルバムとは毛色も違いますし。確かに"バンド"としてのスピッツのよさは現れていません。でも、その分、草野さんの詞がすごく表に出ている作品だと思います。もう今のスピッツには見られない、すごく純粋でナイーヴな詞達です。
特に"田舎の生活"は絶品ですね。愛する人とのかなわぬ未来の日を夢想する歌ですが、男の人も、女の人もきっとこの曲を聞けば、自分も愛する人とそんな生活をしたいと思わせる歌です。
あと、"海ねこ"も好きな歌です。この世界はいつ終わるかわからないから、だからせめて今日だけは僕の隣にいてという歌です。スピッツの曲にはこんな刹那を主題にした歌が多いですね。
"田舎の生活"と"ナイフ"は、ジャンボリーデラックスでも聞くことができます。とくに"田舎の生活"アレンジがすごく変わっているので、聞き比べてみるのもいいと思います。
・「宝物です。」
スピッツの曲はどれも好きですが、コノCDは私の中で『別格』です。草野さんの優しくて透明感のある唄声が活かされた曲ばかり。懐かしいような、哀しいような、夏休みが終る時の淋しさみたいな。聴いた後、いい映画を見た感覚になりました。心洗われる宝物CDです。
・「別格本山」
他のスピッツのアルバムとは、ちと気色の違う一枚。草野マサムネ氏のヴォーカルが前面にでていて、彼の胸キュン切ない歌声を、たんま~り堪能することができる。とくに、「ナイフ」は妖しいし、ヤバイよね・・。
・「スピッツに慣れたなら♪」
オーケストラ・アレンジのミニアルバム。
スピッツ初心者には若干難易度が高いかと思います。他のアルバムでスピに慣れて、もう一歩ステップアップしたい頃に聴くのがおすすめです。
全体的にしっとりとしたイメージのアルバムですが、1曲1曲が独立した確固たる世界を作り上げています。「田舎の生活」でのどかな田園風景に思いをはせたと思えば、
幻想的な「涙」冷えた中にもいきわたる血の暖かかさを感じるような「ナイフ」この世でないどこかに誘われそうな「魔法」何かを失いつつもひときわ明るい「海ねこ」
それぞれに描かれた5つの世界・・・。共通するのは「切なさ」でしょうか。
・「オーロラを持った少年の世界」
スピッツがブレイク前に発売した唯一のミニアルバム。トータルでも30分にも満たないが、個々の楽曲の出来、そして質の高さは、オリジナルアルバムに匹敵する程のものですね。
このアルバムにはコンセプト的なものを感じます。それはストリングスなどでアルバム全編をオーケストラ色の強いものに仕上げたということからも分かりますね。しかし、それ以上に草野さんが描き出す彼だけの世界観が最も出ているアルバムだからそう思ったりもします。
特に「田舎の生活」がその真骨頂。1曲の中で完全な物語を作り上げ聴くものをその世界へと導く魅力を持っている。
他にもじっくりと、スルメの様に聞かせる曲ばかりで飽きることなく聴けるアルバムです。決してスピッツの中では目立つアルバムでは無いが一度聴けば、離れられない魅力と魔力を持ったアルバムです。
●川本真琴
・「じゃじゃ馬、歌を歌う。」
一枚通して彼女のいろんな面が見れます。彼女を見てると、いつも回りの世界に対して大きな声で自分をぶつけられずにいた子が、思いっきり卵の殻をぶち破ろうとしてる時の一生懸命さを感じる。あまりにも純粋すぎて、素直すぎて、気づいたらそのままパッといなくなってしまいそうな危うさも感じさせる。
彼女にはアルバムに収められていないカップリングの中にもすばらしい曲がたくさんある。「愛の才能」の「早退」、「1/2」の「1」、「桜」の「ドーナッツのリング」など。アルバムしか持ってなくて、彼女の曲を気に入った人は聴いてみる価値があると思います。
・「・」
少女がすっ裸でじだんだ踏んでる感じ。jpopに新しい風を吹き込んだと勝手に思ってます。やっぱ1/2。すごいエネルギーだっ。
・「J-popではない本場のポップス。」
実は欧州ロックファンに聴いてほしい一枚。正直言うと日本のJ-POPファンには馴染みのないスタイルだ。なぜなら川本真琴と言えば歌詞、歌唱力(歌声)が印象強い。多くの女性ファンは彼女の曲に共感しただろう。しかし、このアルバムで川本真琴の印象が変わるかもしれない・・・。個人的にJ-POPとは言えない作品だ。Aメロ・・・Bメロ・・・サビというJ-POP特有の流れは少なく、川本真琴がどれだけ世界のロック、ポップスに影響を受けたか理解できる。
編曲の岡村さんが彼女をよく理解している。
『日本の音楽は終わった』と感じる方はオススメの一枚。
・「永遠のCDにせよ」
ふつう音楽を作って歌うとなると、どんなにわずかであれ虚飾や隠しをしてしまうものであろうが、川本真琴ほど裸の詞を存分に歌いぬいている人は聞いたことがない。 「DNA」・「1/2」は永遠の名曲であると思う;何かしらの方法で、川本真琴の歌が何百年後までも散逸しないように保存してほしい。
・「ギターを抱えた猫?小鳥?ねずみ?」
ギターを抱えて跳ねる女の子、というイメージのある方も多いだろう。彼女は新しいカタチの天使なのだ。しかもちょっとおちこぼれの。どこまでも伸びやかな歌声、身を切るようなせつない歌声、笑っているような歌声、泣いてる歌声・・・・彼女の声は自由気ままに変化する。聴く側は、彼女のはしっこだけでも捕まえようと耳を
すますのだが、川本真琴は誰にも捕えられずに歌い続け、気がついたら疲れて懐で眠っていた、そんな雰囲気だ。そして彼女の音楽に対する姿勢は実に真摯であろうことも汲み取れる。日本にも素晴らしい女の子がいたんだ、ということが確認できる1枚。
●家庭教師
・「天才の一言に尽きる。」
当時(14,5年前くらい)90%以上洋楽しか聞かなかった私ですが、ある日の深夜テレビで「どぉなっちゃってんだよ」のPVが流れるとそのかっこよさにおもわず釘づけになりました。そのうまいのか、うまくないのかわからないけどかっこいい踊り。そして「マンション、マンション。」と踊り歌う彼に心を奪われました。そしてこのアルバムを購入。彼の魅力は歌、踊り、歌詞、曲作りなどいろいろありますが、ギタープレイにもびっくり。ヘタウマすぎます。ジミ―ペイジ以上でしょう。(それはいいすぎ?)彼がいなかったら今の日本の音楽シーンも私の聞く音楽大きく変わっていたでしょう。ありがとう、岡村靖幸!
・「最高傑作」
変態・奇才・天才、岡村靖幸の最高傑作。いや、もはや90年代の最高傑作かもしれない。プリンスに憧れ、気づけばプリンスを越えていた天才。9曲が20曲くらいに感じさせられる楽曲のクオリティ&密度の濃さ。あの桜井和寿が岡村に憧れていたのはあまりにも有名な話だ。
「カルアミルク」や「あの娘〜」が有名な作品であるが、ここでは敢えてその他の佳作・秀作に注目。ソウル、ジャズフレーヴァーなタイトルトラック、「家庭教師」の独創的な独り芝居や、「ステップUP↑」におけるたたみ掛けるようなフリーフェイクなど、既存J-POPの音楽レベルを完全に凌駕する岡村の独壇場の世界が広がっている。
時代に後押しされたかのような「どぉなっちゃってんだよ」の超絶テンションで一気に加速し、「ペンション」の泣きのメロディで締めるまで待ったなしの43分。サーフボードで波乗りする気分で聴いてほしい。傑作です。
・「祝復活!岡村ちゃん」
主に洋楽しか聴いていなかった僕ですが、最近岡村ちゃんにハマってしまいました。
僕の思う、彼のメロディの特徴は一発で心の琴線に響くキラーメロ的A、Bメロと、ぱっと聴いても良いけど、後々になって歌いたくなってしまうほどのスルメ的サビだと思う。
そして、そのメロディセンスを贅沢に使ったネジレまくった曲構成と、邦楽離れしたファンキーでソウルフルな濃いアレンジ。その上に載る、日本語の限界に挑む物凄い歌詞(笑)
そしてそんな彼の最高傑作がコレ。個々に好きな曲はどのアルバムにも入ってますが、アルバムの総合完成度はコレが一番だと思う。個人的には「どうなっちゃってんだよ」「ステップUP↑」「(E)na」なんかが好き。
・「愛情もって、教育されたい!」
「これだけでアルバムいっちょ作れるんじゃない?」というくらいのアイデアをたった1曲にもりもり盛り込んでいる、そんな中身の濃い作品群です。ここまで凝りまくっていれば寡作なのも頷けます。岡村ちゃんは作詞・作曲・表現力と3拍子そろった天才だと認識していますが、言葉の使い方、特に男言葉の操り方が本当に上手いです。タイトルナンバーでの決め台詞「宿題しな、ベイベー」は、その後のエロ台詞以上にエロティックです。
・「文句なしの最高傑作!」
天才岡村の最高傑作がこれであることは、そりゃあ個人個人で好みの違いもあるでしょうが、大よそ皆同意されることでしょう。これって、所謂一発屋アーティストは別にして、傑作と言われる作品を複数出している場合は、非常に稀なケースと思います。それだけ、この作品の濃度が尋常じゃないことを意味していると僕は思います。プリンスのコピー
などと悪意ある人は言いますが、それだけで聞くのを憚るには、余りに惜しいアルバムです。野郎声のバックコーラスと子供声のサンプリングで頭がやられますが、そこも聞き所の一つです。無意識に変さを撒き散らしているところが、巷の似非個性派と明らかに一線を画しているでしょう。主に洋楽好きを痺れさせるのが、この人の凄さですね。
●図鑑
・「すごいぞくるり」
この作品後、所謂商業的な作品への傾倒が始まった"くるり"史上最高傑作。超人的変則メロディーを奏でていたワシントンD.C.出身のDismemberment Planと2000年にカップリングツアーを行っていたこと考えると(その後Dismemberment Planは解散し、くるりはベストアルバムへのRemix参加をしている)、彼らの本質はこの2ndで封印されてしまった。いまだジムオルークの幻影に苦しむ"くるり"。CDの帯に付けられた「すごいぞくるり」のキャッチコピーはまさにこのアルバムのためにあった。
・「岸田の想いが詰まった一枚」
くるりが満を持して放った2ndアルバム。シングルの曲しか聴いたことのない人が聴くとびっくりする位、岸田の深い苛立ちが、ソリッドなサウンドと共にリスナーの耳に襲ってくる。 インストゥルメンタルの曲や、スーパーカーのナカコーのミックス等、くるりがやりたいことを全て吐き出し、かつ、整合性のあるアルバムに仕上がってるのは見事。
シカゴ音響派といわれるジム・オルークのプロデュースも、くるりの世界観の構築に一役買っている。
・「厚」
まさに図鑑のごとく厚いです。音、歌詞、題。生きていくうえでの考え事、悩み事、音の事、そういったものの図鑑。くるりは私たちにヒントを与えてくれているような気がします。
・「初心忘れるべからず」
正直、本作以外はピンとこないのだけど・・・これは別格!3人の若者の心の葛藤や衝動が行き場を見失いながらも爆発している様をそのまま記録したような感じ。実験的でもあり、ポップスでもあり、ジャンルを超えた精神性に訴えるアルバムだと思う。プロデューサー云々で語るのは嫌だけど、ジム・オルークの他作にも通じるものがあり、今作ではくるりとの共同作業によりさらなるマジックを産んでいると思う。当然、本作のクオリティはくるりの才能も十分に表現しているでしょう。傑作です。
・「かっこよすぎます」
他のアルバムも聴いてますがやっぱりこのアルバムが一番ではないでしょうか?とにかく飽きない作品です。7曲目のチアノーゼは寒気がするほどかっこいいです。
●E
・「ライヴを彷彿とさせる一枚」
ジャケットからやられた。今まで出されたのと比べるとかなりワイルド仕立て。素敵に歳を重ねてってるなぁと、楽曲共々思ってしまう。それからこんな大人になりたいなっても思う。
何かで「ライヴを意識しての曲順」って語られていたのを思い出した。ガーっと挑戦的に始まって、やんわりになったなと思ったら、インストゥルメンタルもある。熱く歌った後に脱力あり遊びあり、でも心に染み渡る名曲もあり。まさにライヴそのものな感じがする。実際ライヴで披露された曲もあったので嬉しな気分に浸れたのも事実。
ファンのツボをグリグリさせられる一枚。
・「びびりました。」
「GOLDBLEND」でちょっと疲れちゃってるのかなと思って、なかなか買う気になれなかったんだけど、ライブ映像で「ドースル?」を見て思わず買っちゃた。だらだら生きてるように見えて、結構真面目に頑張っちゃってるところが好きでたまらないんですが、「カスタム」~の後半はそんなところがにじみ出てて気持ち良いです。毎日通勤で聞いてます。個人的には今までで一番好きかも。久ぶりに体にフィットするような長~く付き合えるアルバムに出会えた気がして嬉しくってたまんない(笑)昔の民生好きの友達に思わず電話しちゃったもん。びびりましたっ。最高。
・「買うなら、まずはこの1枚。」
「ソロ・デビューからこのアルバムまで」に限れば「最高の完成度」である。激しく、切なく、胸に迫る。年を重ねるごとに熟成されてゆく「民夫world」を存分に満喫していただきたい。
・「かなり”E”!この一言に尽きます」
最近の奥田民生の活動の集大成みたいなアルバムに仕上がってます。メロディは独特の民生節健在。サウンドは"花になる"みたいにノリノリだったり、"The Standard"みたいなバラードだったり、ときにだるかったりで、全体としてまとまりがあるわけではないけど、19曲